JP2000289183A - グラビア印刷用シリンダ及びグラビア印刷版 - Google Patents
グラビア印刷用シリンダ及びグラビア印刷版Info
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- JP2000289183A JP2000289183A JP10246099A JP10246099A JP2000289183A JP 2000289183 A JP2000289183 A JP 2000289183A JP 10246099 A JP10246099 A JP 10246099A JP 10246099 A JP10246099 A JP 10246099A JP 2000289183 A JP2000289183 A JP 2000289183A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 銅メッキ層を簡易な方法で、かつ下地銅メッ
キ層やシリンダの基体等の下地層を傷付けることなく剥
離できるようにする。 【解決手段】 バラードメッキ法によって銅メッキ層1
6を形成したグラビア印刷版10Aであって、シリンダ
11の基体の円周面と側面との角縁を含む位置に円周面
と側面の一部を切り欠いた溝部11aを形成し、溝部1
1a内にブロック41を着脱自在に嵌合する。銅メッキ
層16の剥離時には、ブロック41を引き起こすこと
で、下地銅メッキ層14及びシリンダ11の基体を傷つ
けることなく、かつ銅メッキ層16の角縁が切れてしま
うことなく、銅メッキ層16を簡易に剥離できる。
キ層やシリンダの基体等の下地層を傷付けることなく剥
離できるようにする。 【解決手段】 バラードメッキ法によって銅メッキ層1
6を形成したグラビア印刷版10Aであって、シリンダ
11の基体の円周面と側面との角縁を含む位置に円周面
と側面の一部を切り欠いた溝部11aを形成し、溝部1
1a内にブロック41を着脱自在に嵌合する。銅メッキ
層16の剥離時には、ブロック41を引き起こすこと
で、下地銅メッキ層14及びシリンダ11の基体を傷つ
けることなく、かつ銅メッキ層16の角縁が切れてしま
うことなく、銅メッキ層16を簡易に剥離できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷に使
用されるグラビア印刷用シリンダと、このグラビア印刷
用シリンダにバラードメッキ法によって銅メッキ層を形
成したグラビア印刷版に関するものである。
用されるグラビア印刷用シリンダと、このグラビア印刷
用シリンダにバラードメッキ法によって銅メッキ層を形
成したグラビア印刷版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、シリンダにメッキ層を形成し
た従来のグラビア印刷版の一例を示す外観斜視図であ
り、図12(a)、(b)は、それぞれ図11のグラビ
ア印刷版10の側面図及び正面図(一部に断面を含む)
である。シリンダ11は、中空円柱形状に形成されると
ともに、両端側面に、装置側に回転自在に取り付けるた
めの支持部12を備える。このシリンダ11は、鉄、鋼
又はアルミニウム等の金属材料から形成されたものであ
る。図13は、シリンダ11上に積層された銅メッキ層
等の層構成を詳細に示す断面図である。シリンダ11の
円周面上には、ニッケルメッキ層13が形成されてい
る。ニッケルメッキ層13は、耐食性を付与するための
ものであり、電気メッキ法により層厚が約5〜10μm
程度に形成される。
た従来のグラビア印刷版の一例を示す外観斜視図であ
り、図12(a)、(b)は、それぞれ図11のグラビ
ア印刷版10の側面図及び正面図(一部に断面を含む)
である。シリンダ11は、中空円柱形状に形成されると
ともに、両端側面に、装置側に回転自在に取り付けるた
めの支持部12を備える。このシリンダ11は、鉄、鋼
又はアルミニウム等の金属材料から形成されたものであ
る。図13は、シリンダ11上に積層された銅メッキ層
等の層構成を詳細に示す断面図である。シリンダ11の
円周面上には、ニッケルメッキ層13が形成されてい
る。ニッケルメッキ層13は、耐食性を付与するための
ものであり、電気メッキ法により層厚が約5〜10μm
程度に形成される。
【0003】ニッケルメッキ層13上の下地銅メッキ層
14は、全体の層の厚みを調整するものであり、電気メ
ッキ法により層厚が約50〜100μm程度に形成され
る。そして、下地銅メッキ層14の形成後に、その表面
を研磨する。次いで、この下地銅メッキ層14上に剥離
層15が形成される。剥離層15は、上層と下層とを層
間分離しやすくするためのものであり、アセレン酸や銀
等からなる。例えば、硝酸銀溶液や定着液の廃液から金
属置換反応を応用して銀の被膜を形成する。そして、こ
の剥離層15上に層厚が約100〜200μmの厚みで
銅メッキ層16を形成する。
14は、全体の層の厚みを調整するものであり、電気メ
ッキ法により層厚が約50〜100μm程度に形成され
る。そして、下地銅メッキ層14の形成後に、その表面
を研磨する。次いで、この下地銅メッキ層14上に剥離
層15が形成される。剥離層15は、上層と下層とを層
間分離しやすくするためのものであり、アセレン酸や銀
等からなる。例えば、硝酸銀溶液や定着液の廃液から金
属置換反応を応用して銀の被膜を形成する。そして、こ
の剥離層15上に層厚が約100〜200μmの厚みで
銅メッキ層16を形成する。
【0004】以上のようにして、シリンダ11の表面に
下地層メッキ層14を形成し、研磨仕上げをした後、剥
離層15を形成し、その上層に銅メッキ層16を形成す
る方法はバラードメッキ法と称され、この銅メッキ層1
6はバラード銅メッキ層と称されている。この銅メッキ
層16上には、電子彫刻法、すなわち電気信号により彫
刻針(ダイヤモンド針)かレーザ光を用いて彫刻する方
法により、所定の画像を凹状のセル16aの集合として
形成する。
下地層メッキ層14を形成し、研磨仕上げをした後、剥
離層15を形成し、その上層に銅メッキ層16を形成す
る方法はバラードメッキ法と称され、この銅メッキ層1
6はバラード銅メッキ層と称されている。この銅メッキ
層16上には、電子彫刻法、すなわち電気信号により彫
刻針(ダイヤモンド針)かレーザ光を用いて彫刻する方
法により、所定の画像を凹状のセル16aの集合として
形成する。
【0005】この後、最上層に層厚が約5μm程度のク
ロムメッキ層17を形成し、表面に耐印刷力を付与す
る。すなわち、グラビア印刷版10は高速回転されると
ともに表面に付着したインキをドクターでかき取るの
で、表面の十分な強度が必要だからである。以上によ
り、グラビア印刷版10が形成される。
ロムメッキ層17を形成し、表面に耐印刷力を付与す
る。すなわち、グラビア印刷版10は高速回転されると
ともに表面に付着したインキをドクターでかき取るの
で、表面の十分な強度が必要だからである。以上によ
り、グラビア印刷版10が形成される。
【0006】グラビア印刷の終了後は、シリンダ11の
再利用のために、クロムメッキ層17を含む銅メッキ層
16を剥離する。図14及び図15は、銅メッキ層16
の剥離方法の一例を示す図である。先ず、図14(a)
に示すように、グラビア印刷版10の角縁(円周面上の
側面側角部)近傍を、タガネやノミ等の先端が鋭利な工
具20でたたいて銅メッキ層16を裂き、同図(b)に
示すように銅メッキ層16を持ち上げて銅メッキ層16
と下地銅メッキ層14とを分離する。
再利用のために、クロムメッキ層17を含む銅メッキ層
16を剥離する。図14及び図15は、銅メッキ層16
の剥離方法の一例を示す図である。先ず、図14(a)
に示すように、グラビア印刷版10の角縁(円周面上の
側面側角部)近傍を、タガネやノミ等の先端が鋭利な工
具20でたたいて銅メッキ層16を裂き、同図(b)に
示すように銅メッキ層16を持ち上げて銅メッキ層16
と下地銅メッキ層14とを分離する。
【0007】続いて図15(a)に示すように、この銅
メッキ層16の分離部分の端部をペンチ等で挟んでグラ
ビア印刷版10の軸方向に向けて引き、銅メッキ層16
を帯状に剥離する。次に、同図(b)に示すようにグラ
ビア印刷版10を回転させて銅メッキ層16をグラビア
印刷版10の軸方向と直交する方向に引き、下地銅メッ
キ層14から分離する。その後、同図(c)に示すよう
にグラビア印刷版10の側面に残存する環状の銅メッキ
層16を取り去る。その後は、下地銅メッキ層14を研
磨等によって調整した後、再度、銅メッキ層16及びセ
ル16aを形成する。これによりシリンダ11を再利用
することができる。
メッキ層16の分離部分の端部をペンチ等で挟んでグラ
ビア印刷版10の軸方向に向けて引き、銅メッキ層16
を帯状に剥離する。次に、同図(b)に示すようにグラ
ビア印刷版10を回転させて銅メッキ層16をグラビア
印刷版10の軸方向と直交する方向に引き、下地銅メッ
キ層14から分離する。その後、同図(c)に示すよう
にグラビア印刷版10の側面に残存する環状の銅メッキ
層16を取り去る。その後は、下地銅メッキ層14を研
磨等によって調整した後、再度、銅メッキ層16及びセ
ル16aを形成する。これによりシリンダ11を再利用
することができる。
【0008】図16(a)〜(d)は、それぞれ従来の
グラビア印刷版における銅メッキ層16の剥離方法の他
の一例を示す断面図である。先ず、図中(a)の例(特
公昭60−5477号公報)では、シリンダ11の側面
の中央部に凹部を設け、この凹部内に非導電性部材を充
填して非導電部31(図中、斜線部)を設ける。これに
より、非導電部31には銅メッキ層16が形成されな
い。グラビア印刷後は、側面の銅メッキ層16と非導電
部31との境目にノミ等の工具を挿入して、この部分か
ら銅メッキ層16を剥離する。
グラビア印刷版における銅メッキ層16の剥離方法の他
の一例を示す断面図である。先ず、図中(a)の例(特
公昭60−5477号公報)では、シリンダ11の側面
の中央部に凹部を設け、この凹部内に非導電性部材を充
填して非導電部31(図中、斜線部)を設ける。これに
より、非導電部31には銅メッキ層16が形成されな
い。グラビア印刷後は、側面の銅メッキ層16と非導電
部31との境目にノミ等の工具を挿入して、この部分か
ら銅メッキ層16を剥離する。
【0009】また、同図(b)の例(特公昭62−16
189号公報)では、シリンダ11の側面に導電性テー
プ32を貼り付け、この導電性テープ32上にまで銅メ
ッキ層16を形成し、グラビア印刷後は、導電性テープ
32を剥離すれば銅メッキ層16を剥離することができ
る。さらにまた、同図(c)の例(特開昭61−417
88号公報)では、シリンダ11の円周面側の端部に導
電性(金属)テープ32を貼付し、この導電性テープ3
2上に銅メッキ層16を形成する。導電性テープ32
は、シリンダ11の外端部より外側に突き出るように貼
付する。そして、グラビア印刷後は、導電性テープ32
を剥離すれば銅メッキ層16を剥離することができる。
189号公報)では、シリンダ11の側面に導電性テー
プ32を貼り付け、この導電性テープ32上にまで銅メ
ッキ層16を形成し、グラビア印刷後は、導電性テープ
32を剥離すれば銅メッキ層16を剥離することができ
る。さらにまた、同図(c)の例(特開昭61−417
88号公報)では、シリンダ11の円周面側の端部に導
電性(金属)テープ32を貼付し、この導電性テープ3
2上に銅メッキ層16を形成する。導電性テープ32
は、シリンダ11の外端部より外側に突き出るように貼
付する。そして、グラビア印刷後は、導電性テープ32
を剥離すれば銅メッキ層16を剥離することができる。
【0010】さらには、同図(d)の例(特開昭61−
263754号公報)では、シリンダ11の側面に非導
電性部材33を取り付ける。これにより、非導電性部材
33上には銅メッキ層16は形成されない。グラビア印
刷後は、側面の銅メッキ層16と非導電性部材33との
境目にノミ等の工具を挿入して、銅メッキ層16を剥離
する。
263754号公報)では、シリンダ11の側面に非導
電性部材33を取り付ける。これにより、非導電性部材
33上には銅メッキ層16は形成されない。グラビア印
刷後は、側面の銅メッキ層16と非導電性部材33との
境目にノミ等の工具を挿入して、銅メッキ層16を剥離
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の図14
に示した銅メッキ層16の剥離方法では、ノミ等の工具
20によって銅メッキ層16をたたくと、工具20の刃
先が下地銅メッキ層14にまで到達してしまい、図17
に示すように下地銅メッキ層14やシリンダ11の基体
が傷つき、表面が凹凸になってしまう場合があるという
問題があった。この凹凸が生じたままで次の銅メッキ層
16を形成した場合は、グラビア印刷時にドクターが表
面から離れて印刷汚れを発生させたり、ドクターを傷付
けてしまう場合があるという問題があった。さらに、傷
がシリンダ11の基体にまで到達した場合は、シリンダ
11の基体(鉄等)が露出してしまうので、シリンダ1
1の保管時等に基体が腐食してしまうという問題があ
る。
に示した銅メッキ層16の剥離方法では、ノミ等の工具
20によって銅メッキ層16をたたくと、工具20の刃
先が下地銅メッキ層14にまで到達してしまい、図17
に示すように下地銅メッキ層14やシリンダ11の基体
が傷つき、表面が凹凸になってしまう場合があるという
問題があった。この凹凸が生じたままで次の銅メッキ層
16を形成した場合は、グラビア印刷時にドクターが表
面から離れて印刷汚れを発生させたり、ドクターを傷付
けてしまう場合があるという問題があった。さらに、傷
がシリンダ11の基体にまで到達した場合は、シリンダ
11の基体(鉄等)が露出してしまうので、シリンダ1
1の保管時等に基体が腐食してしまうという問題があ
る。
【0012】しかし、この剥離作業は、たとえ熟練者で
あっても下地銅メッキ層14に全く傷をつけないで銅メ
ッキ層16を剥離することは困難である。よって、銅メ
ッキ層16の剥離後は、下地銅メッキ層14の補修(再
メッキ、研磨等)を行う必要があった。このため、剥離
作業が煩雑となり、時間がかかり、コストが高くつくと
いう問題があった。
あっても下地銅メッキ層14に全く傷をつけないで銅メ
ッキ層16を剥離することは困難である。よって、銅メ
ッキ層16の剥離後は、下地銅メッキ層14の補修(再
メッキ、研磨等)を行う必要があった。このため、剥離
作業が煩雑となり、時間がかかり、コストが高くつくと
いう問題があった。
【0013】一方、図16の(a)、(b)及び(d)
の方法では、シリンダ11の側面側から銅メッキ層16
を剥離するので、シリンダ11の円周面の下地銅メッキ
層14や基体に傷が付くことは防止できるが、シリンダ
11の側面側から銅メッキ層16を剥離しようとする
と、側面と円周面との角縁で銅メッキ層16が折れ、切
れてしまうという問題があった。これは、シリンダ11
の角縁には電気メッキ時に電流集中が発生するので、メ
ッキ厚が厚くなるとともに、銅メッキ層16自体が硬く
てもろいからである。また、図16(c)に示す方法で
は、導電性テープ32を円周面側に貼付しているので、
導電性テープ32上の銅メッキ層16は他の部分より盛
り上がってしまい、グラビア印刷時に支障が生じるとい
う問題があった。
の方法では、シリンダ11の側面側から銅メッキ層16
を剥離するので、シリンダ11の円周面の下地銅メッキ
層14や基体に傷が付くことは防止できるが、シリンダ
11の側面側から銅メッキ層16を剥離しようとする
と、側面と円周面との角縁で銅メッキ層16が折れ、切
れてしまうという問題があった。これは、シリンダ11
の角縁には電気メッキ時に電流集中が発生するので、メ
ッキ厚が厚くなるとともに、銅メッキ層16自体が硬く
てもろいからである。また、図16(c)に示す方法で
は、導電性テープ32を円周面側に貼付しているので、
導電性テープ32上の銅メッキ層16は他の部分より盛
り上がってしまい、グラビア印刷時に支障が生じるとい
う問題があった。
【0014】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、銅メッキ層を簡易な方法で、かつ下地銅メッキ層
やシリンダの基体等の下地層を傷付けることなく剥離で
きるようにすることである。
題は、銅メッキ層を簡易な方法で、かつ下地銅メッキ層
やシリンダの基体等の下地層を傷付けることなく剥離で
きるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、バラードメッキ法によって銅
メッキ層を形成してグラビア印刷版として用いられるグ
ラビア印刷用シリンダであって、基体の円周面と側面と
の角縁を含む位置に前記円周面と前記側面の一部を切り
欠いた溝部を形成し、前記溝部内にブロックを着脱自在
に嵌合したことを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、バラードメッキ法によって銅
メッキ層を形成してグラビア印刷版として用いられるグ
ラビア印刷用シリンダであって、基体の円周面と側面と
の角縁を含む位置に前記円周面と前記側面の一部を切り
欠いた溝部を形成し、前記溝部内にブロックを着脱自在
に嵌合したことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載のグラ
ビア印刷用シリンダにおいて、前記基体の前記溝部に前
記ブロックを嵌合させたときに、前記基体の前記側面の
中央側における前記ブロックと前記溝部との間に、前記
ブロックの取外し時の工具挿入用の隙間が形成されるよ
うにしたことを特徴とする。
ビア印刷用シリンダにおいて、前記基体の前記溝部に前
記ブロックを嵌合させたときに、前記基体の前記側面の
中央側における前記ブロックと前記溝部との間に、前記
ブロックの取外し時の工具挿入用の隙間が形成されるよ
うにしたことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のグラビア印刷用シリンダを用いたグラビア印刷
版であって、前記グラビア印刷用シリンダの前記基体と
前記ブロックとの境目であって前記基体の前記円周面
側、及び前記側面側の少なくとも前記円周面側の一部を
導電性充填材で充填し、前記基体の前記円周面及び前記
側面の円周面側の一部に剥離層及び銅メッキ層を順次積
層し、前記銅メッキ層上にセルを刻印し、前記セルが形
成された前記銅メッキ層上にクロムメッキ層を積層した
ことを特徴とする。
に記載のグラビア印刷用シリンダを用いたグラビア印刷
版であって、前記グラビア印刷用シリンダの前記基体と
前記ブロックとの境目であって前記基体の前記円周面
側、及び前記側面側の少なくとも前記円周面側の一部を
導電性充填材で充填し、前記基体の前記円周面及び前記
側面の円周面側の一部に剥離層及び銅メッキ層を順次積
層し、前記銅メッキ層上にセルを刻印し、前記セルが形
成された前記銅メッキ層上にクロムメッキ層を積層した
ことを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項3に記載のグラ
ビア印刷版において、前記基体の側面側における前記銅
メッキ層は、略環状に形成されるとともに、前記基体と
前記ブロックとの境目を含む領域に切り欠き状の前記銅
メッキ層の未形成領域を設けたことを特徴とする。請求
項5の発明は、請求項4に記載のグラビア印刷版におい
て、切り欠き状の前記銅メッキ層の未形成領域は、前記
導電性充填材上に非導電性塗料を塗工することにより形
成したものであることを特徴とする。
ビア印刷版において、前記基体の側面側における前記銅
メッキ層は、略環状に形成されるとともに、前記基体と
前記ブロックとの境目を含む領域に切り欠き状の前記銅
メッキ層の未形成領域を設けたことを特徴とする。請求
項5の発明は、請求項4に記載のグラビア印刷版におい
て、切り欠き状の前記銅メッキ層の未形成領域は、前記
導電性充填材上に非導電性塗料を塗工することにより形
成したものであることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明においては、シリンダの角縁の
溝部内にブロックが嵌合されているので、ブロックの少
なくとも一部を含む範囲に銅メッキ層を形成すれば、ブ
ロックを溝部から取り出すことで、銅メッキ層を剥離す
ることができる。請求項2の発明においては、基体の側
面の中央側におけるブロックと溝部との間の隙間に工具
を挿入し、ブロックを押し上げることによって、銅メッ
キ層の剥離時に、簡易にブロックをシリンダの溝部から
取り出すことができる。
溝部内にブロックが嵌合されているので、ブロックの少
なくとも一部を含む範囲に銅メッキ層を形成すれば、ブ
ロックを溝部から取り出すことで、銅メッキ層を剥離す
ることができる。請求項2の発明においては、基体の側
面の中央側におけるブロックと溝部との間の隙間に工具
を挿入し、ブロックを押し上げることによって、銅メッ
キ層の剥離時に、簡易にブロックをシリンダの溝部から
取り出すことができる。
【0020】請求項3の発明においては、シリンダとブ
ロックとの境目を導電性充填材で充填して銅メッキ層を
形成するので、シリンダとブロックとの境目も含めて銅
メッキ層を均一に形成することができる。そして、シリ
ンダの溝部内からブロックを取り出すことで、銅メッキ
層を剥離することができる。請求項4の発明において
は、基体の側面側の銅メッキ層の一部の領域に、銅メッ
キ層の未形成領域が切り欠き状に設けられる。したがっ
て、シリンダの溝部からブロックを取り外すときに、銅
メッキ層がこの切り欠き状の部分から容易に裂けるよう
になる。請求項5の発明においては、非導電性塗料を塗
工した領域が、銅メッキ層が形成されていない切り欠き
状の領域となるので、銅メッキ層の領域と銅メッキ層が
形成されていない切り欠き状の領域とを簡易に形成する
ことができる。
ロックとの境目を導電性充填材で充填して銅メッキ層を
形成するので、シリンダとブロックとの境目も含めて銅
メッキ層を均一に形成することができる。そして、シリ
ンダの溝部内からブロックを取り出すことで、銅メッキ
層を剥離することができる。請求項4の発明において
は、基体の側面側の銅メッキ層の一部の領域に、銅メッ
キ層の未形成領域が切り欠き状に設けられる。したがっ
て、シリンダの溝部からブロックを取り外すときに、銅
メッキ層がこの切り欠き状の部分から容易に裂けるよう
になる。請求項5の発明においては、非導電性塗料を塗
工した領域が、銅メッキ層が形成されていない切り欠き
状の領域となるので、銅メッキ層の領域と銅メッキ層が
形成されていない切り欠き状の領域とを簡易に形成する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
グラビア印刷用シリンダの一実施形態において、円周面
と側面との角縁を示す斜視図である。また、図2は、シ
リンダ11に固定されるブロック41を示す側面の断面
図である。さらに、図3は、図1のシリンダ11を示す
図であり、(a)は正面の断面図(図3(b)中、A−
A断面)であり、(b)は側面図である。
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
グラビア印刷用シリンダの一実施形態において、円周面
と側面との角縁を示す斜視図である。また、図2は、シ
リンダ11に固定されるブロック41を示す側面の断面
図である。さらに、図3は、図1のシリンダ11を示す
図であり、(a)は正面の断面図(図3(b)中、A−
A断面)であり、(b)は側面図である。
【0022】図1において、シリンダ11の外形は、図
11で示すものと同様であり、中空円柱外形を有する。
そして、基体の円周面と側面との角縁を含む位置(片
側)には、その基体の一部を略四角柱状に切り欠いた溝
部11aが形成されている。溝部11aの縁部は全周に
わたり面取りされている。この溝部11aには、ブロッ
ク41が着脱自在に嵌合する。ブロック41は、鉄鋼、
銅若しくはアルミニウム等の金属又は樹脂から形成され
ており、図2に示すように、素材41aが銅自体である
ときは不要であるが、それ以外の素材41aであるとき
は表面全面に銅メッキ41bが施されている。ブロック
41は、シリンダ11の溝部11aに嵌合したときは、
図1中、ブロック41の底面側を除いて隙間なく嵌合さ
れる。ブロック41の底面側とシリンダ11の溝部11
aとの間には、ヘラ等を挿入可能な隙間S(図5(b)
参照)が形成される。
11で示すものと同様であり、中空円柱外形を有する。
そして、基体の円周面と側面との角縁を含む位置(片
側)には、その基体の一部を略四角柱状に切り欠いた溝
部11aが形成されている。溝部11aの縁部は全周に
わたり面取りされている。この溝部11aには、ブロッ
ク41が着脱自在に嵌合する。ブロック41は、鉄鋼、
銅若しくはアルミニウム等の金属又は樹脂から形成され
ており、図2に示すように、素材41aが銅自体である
ときは不要であるが、それ以外の素材41aであるとき
は表面全面に銅メッキ41bが施されている。ブロック
41は、シリンダ11の溝部11aに嵌合したときは、
図1中、ブロック41の底面側を除いて隙間なく嵌合さ
れる。ブロック41の底面側とシリンダ11の溝部11
aとの間には、ヘラ等を挿入可能な隙間S(図5(b)
参照)が形成される。
【0023】ブロック41の下側寄りには、ブロック4
1をシリンダ11にネジ止めするためのネジ穴41cが
貫通して形成されており、ブロック41がシリンダ11
の溝部11aに嵌合したときに、ブロック41のネジ穴
41cと重なる位置、すなわち溝部11aを構成する面
であってシリンダ11の側面と平行な面に、メネジ11
b(図5(b)参照)が形成されている。これにより、
ブロック41をシリンダ11の溝部11aに嵌合させた
後、ネジ止めすることでブロック41がシリンダ11に
一体化するように固定される。このとき、シリンダ11
の円周面とブロック41の上面は、同一面上に配置され
る。
1をシリンダ11にネジ止めするためのネジ穴41cが
貫通して形成されており、ブロック41がシリンダ11
の溝部11aに嵌合したときに、ブロック41のネジ穴
41cと重なる位置、すなわち溝部11aを構成する面
であってシリンダ11の側面と平行な面に、メネジ11
b(図5(b)参照)が形成されている。これにより、
ブロック41をシリンダ11の溝部11aに嵌合させた
後、ネジ止めすることでブロック41がシリンダ11に
一体化するように固定される。このとき、シリンダ11
の円周面とブロック41の上面は、同一面上に配置され
る。
【0024】次に、シリンダ11に銅メッキ層等を形成
してグラビア印刷版を形成する方法について説明する。
シリンダ11に形成する銅メッキ層等の層構成として
は、図13に示したものと同様である。図4は、シリン
ダ11に下地銅メッキ層14を形成した状態を示す図で
あり、(a)は溝部11a側端部を示す正面図、(b)
は側面図である。図中(a)において、シリンダ11の
支持部12にスリーブ51(2点鎖線部)を被せて、図
13に示したニッケルメッキ層13及び下地銅メッキ層
14を形成する。図4(b)において、斜線部領域は、
側面の下地銅メッキ層14を形成した領域を示す。
してグラビア印刷版を形成する方法について説明する。
シリンダ11に形成する銅メッキ層等の層構成として
は、図13に示したものと同様である。図4は、シリン
ダ11に下地銅メッキ層14を形成した状態を示す図で
あり、(a)は溝部11a側端部を示す正面図、(b)
は側面図である。図中(a)において、シリンダ11の
支持部12にスリーブ51(2点鎖線部)を被せて、図
13に示したニッケルメッキ層13及び下地銅メッキ層
14を形成する。図4(b)において、斜線部領域は、
側面の下地銅メッキ層14を形成した領域を示す。
【0025】次に、このシリンダ11の溝部11aにブ
ロック41を嵌合させ、ネジ止めにて固定する。なお、
シリンダ11の溝部11a内に下地銅メッキ層14を形
成したときに、ブロック41が溝部11a内に隙間なく
嵌合する大きさに形成されている。ブロック41の嵌合
後は、シリンダ11の溝部11aとブロック41との間
の境目(シリンダ11の溝部11aの外縁の面取りを含
む部分)に、銀ペースト等の導電性充填材34を塗布す
る。図5は、導電性充填材34を塗布した状態を示す図
であり、(a)は平面図、(b)はシリンダ11の溝部
11a部分の断面図、(c)は側面図を示す。導電性充
填材34は、シリンダ11の溝部11aとブロック41
との間の境目のうち、シリンダ11の円周面側には全て
塗布するが、側面側では円周面側の一部のみで良い。
ロック41を嵌合させ、ネジ止めにて固定する。なお、
シリンダ11の溝部11a内に下地銅メッキ層14を形
成したときに、ブロック41が溝部11a内に隙間なく
嵌合する大きさに形成されている。ブロック41の嵌合
後は、シリンダ11の溝部11aとブロック41との間
の境目(シリンダ11の溝部11aの外縁の面取りを含
む部分)に、銀ペースト等の導電性充填材34を塗布す
る。図5は、導電性充填材34を塗布した状態を示す図
であり、(a)は平面図、(b)はシリンダ11の溝部
11a部分の断面図、(c)は側面図を示す。導電性充
填材34は、シリンダ11の溝部11aとブロック41
との間の境目のうち、シリンダ11の円周面側には全て
塗布するが、側面側では円周面側の一部のみで良い。
【0026】この導電性充填材34は、シリンダ11の
溝部11aとブロック41との境目からメッキ液等が入
ることを防止するとともに、シリンダ11とブロック4
1との間の境目をなくして面一にする役割を有する。導
電性充填材34の硬化後は、導電性充填材34の円周面
側を研磨し、シリンダ11とブロック41との境目に段
差等が生じないようにする。
溝部11aとブロック41との境目からメッキ液等が入
ることを防止するとともに、シリンダ11とブロック4
1との間の境目をなくして面一にする役割を有する。導
電性充填材34の硬化後は、導電性充填材34の円周面
側を研磨し、シリンダ11とブロック41との境目に段
差等が生じないようにする。
【0027】続いて、図13で示すものと同様に、下地
銅メッキ層14上に剥離層15及び(バラード)銅メッ
キ層16を積層する。これにより、グラビア印刷版が作
製される。図6は、以上のようにして作製したグラビア
印刷版10Aを示す図であり、(a)は正面のブロック
41近傍の断面図、(b)は側面図を示す。さらに図7
(a)、(b)は、それぞれ図6(a)、(b)のブロ
ック41近傍をより詳細に示す図である。剥離層15及
び銅メッキ層16の形成時には、下地銅メッキ層14の
形成時と同様にスリーブ51を被せて行う。
銅メッキ層14上に剥離層15及び(バラード)銅メッ
キ層16を積層する。これにより、グラビア印刷版が作
製される。図6は、以上のようにして作製したグラビア
印刷版10Aを示す図であり、(a)は正面のブロック
41近傍の断面図、(b)は側面図を示す。さらに図7
(a)、(b)は、それぞれ図6(a)、(b)のブロ
ック41近傍をより詳細に示す図である。剥離層15及
び銅メッキ層16の形成時には、下地銅メッキ層14の
形成時と同様にスリーブ51を被せて行う。
【0028】この後は、前述と同様にと銅メッキ層16
上に電子彫刻によりセル16aを形成し、その上層にク
ロムメッキ層17を形成する。グラビア印刷時は、グラ
ビア印刷版10Aの円周面に段差等が存在しないので、
ドクターの当たりを良好にし、印刷不良等を発生させな
い。グラビア印刷後は、銅メッキ層16を剥離して、シ
リンダ11を再利用する。図8(a)、(b)は、銅メ
ッキ層16の剥離手順を説明する図である。先ず、シリ
ンダ11とブロック41とを結合しているネジを外す。
そして、図中(a)に示すように、シリンダ11の溝部
11aとブロック41の底面部との間には、ドライバ等
のへら状の工具52を挿入可能な隙間Sが形成されてい
るので、この隙間Sに工具52を挿入し、図8(a)
中、B方向に引き起こす。
上に電子彫刻によりセル16aを形成し、その上層にク
ロムメッキ層17を形成する。グラビア印刷時は、グラ
ビア印刷版10Aの円周面に段差等が存在しないので、
ドクターの当たりを良好にし、印刷不良等を発生させな
い。グラビア印刷後は、銅メッキ層16を剥離して、シ
リンダ11を再利用する。図8(a)、(b)は、銅メ
ッキ層16の剥離手順を説明する図である。先ず、シリ
ンダ11とブロック41とを結合しているネジを外す。
そして、図中(a)に示すように、シリンダ11の溝部
11aとブロック41の底面部との間には、ドライバ等
のへら状の工具52を挿入可能な隙間Sが形成されてい
るので、この隙間Sに工具52を挿入し、図8(a)
中、B方向に引き起こす。
【0029】これにより、図8(b)に示すようにシリ
ンダ11の溝部11aからブロック41が分離され、こ
れに伴って銅メッキ層16のうちブロック41上にある
部分が他の部分から切り離される。この後は、ブロック
41を把持して図15(a)に示すようにシリンダ11
の軸方向に移動させれば、銅メッキ層16を帯状に分離
することができる。さらに、図15(b)及び(c)に
示す方法により、銅メッキ層16をシリンダ11から分
離することができる。
ンダ11の溝部11aからブロック41が分離され、こ
れに伴って銅メッキ層16のうちブロック41上にある
部分が他の部分から切り離される。この後は、ブロック
41を把持して図15(a)に示すようにシリンダ11
の軸方向に移動させれば、銅メッキ層16を帯状に分離
することができる。さらに、図15(b)及び(c)に
示す方法により、銅メッキ層16をシリンダ11から分
離することができる。
【0030】以上の方法によれば、従来例で示したよう
にノミ等の工具20によって銅メッキ層16をたたかな
いので、銅メッキ層16の下層の下地銅メッキ層14や
シリンダ11の基体を傷つけることはない。また、ブロ
ック41をシリンダ11から分離することにより、銅メ
ッキ層16のうちシリンダ11の円周面と側面との角縁
にある部分をブロック41上に設けた状態のままで銅メ
ッキ層16を剥離することができるので、銅メッキ層1
6が円周面と側面との角縁で折れたり切れてしまうこと
がなく、確実に銅メッキ層16を剥離することができ
る。
にノミ等の工具20によって銅メッキ層16をたたかな
いので、銅メッキ層16の下層の下地銅メッキ層14や
シリンダ11の基体を傷つけることはない。また、ブロ
ック41をシリンダ11から分離することにより、銅メ
ッキ層16のうちシリンダ11の円周面と側面との角縁
にある部分をブロック41上に設けた状態のままで銅メ
ッキ層16を剥離することができるので、銅メッキ層1
6が円周面と側面との角縁で折れたり切れてしまうこと
がなく、確実に銅メッキ層16を剥離することができ
る。
【0031】図9は、本発明の他の実施形態を説明する
図であり、ブロック41近傍における側面図である。図
5で示したように、シリンダ11の溝部11aにブロッ
ク41を固定した後にシリンダ11とブロック41との
境目を埋めるように導電性充填材34を設けたが、本実
施形態では、さらにその後、導電性充填材34のうち側
面側のシリンダ11とブロック41との境目の一部に非
導電性塗料35を重ねるように塗工する。これにより、
非導電性塗料35が塗工された領域は、電気メッキ時に
導通しないので、銅メッキ層16が形成されない。
図であり、ブロック41近傍における側面図である。図
5で示したように、シリンダ11の溝部11aにブロッ
ク41を固定した後にシリンダ11とブロック41との
境目を埋めるように導電性充填材34を設けたが、本実
施形態では、さらにその後、導電性充填材34のうち側
面側のシリンダ11とブロック41との境目の一部に非
導電性塗料35を重ねるように塗工する。これにより、
非導電性塗料35が塗工された領域は、電気メッキ時に
導通しないので、銅メッキ層16が形成されない。
【0032】図10は、図9の状態から銅メッキ層16
を形成した状態を示す図である。銅メッキ層16は、側
面側では略環状に形成されるが、その内側外縁は非導電
性塗料35の領域を通るように形成される。これによ
り、シリンダ11の側面の銅メッキ層16の内側外縁で
あってシリンダ11とブロック41との境目には、銅メ
ッキ層16の未形成領域16bが切り欠き状に設けられ
る。これにより、銅メッキ層16の剥離時には、シリン
ダ11からのブロック41の分離に伴って切り欠き状の
未形成領域16bから銅メッキ層16に亀裂が入るの
で、銅メッキ層16の剥離のきっかけとなる。したがっ
て、過大な力を必要とせずに、より容易に銅メッキ層1
6を剥離することができる。
を形成した状態を示す図である。銅メッキ層16は、側
面側では略環状に形成されるが、その内側外縁は非導電
性塗料35の領域を通るように形成される。これによ
り、シリンダ11の側面の銅メッキ層16の内側外縁で
あってシリンダ11とブロック41との境目には、銅メ
ッキ層16の未形成領域16bが切り欠き状に設けられ
る。これにより、銅メッキ層16の剥離時には、シリン
ダ11からのブロック41の分離に伴って切り欠き状の
未形成領域16bから銅メッキ層16に亀裂が入るの
で、銅メッキ層16の剥離のきっかけとなる。したがっ
て、過大な力を必要とせずに、より容易に銅メッキ層1
6を剥離することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、グラビア印刷
用シリンダからグラビア印刷版を形成した場合は、シリ
ンダからブロックを分離することで銅メッキ層を剥離す
ることができる。したがって、工具によって銅メッキ層
をたたかないので、銅メッキ層の下層の下地銅メッキ層
やシリンダの基体を傷つけてしまうことを防止すること
ができる。これにより、下地銅メッキ層の補修作業を削
減し、製造コストの低下を図ることができる。さらに、
熟練を必要とせずに簡易に銅メッキ層を剥離することが
できる。また、ブロックをシリンダから分離するとき
は、銅メッキ層のシリンダの円周面と側面との角縁にあ
る部分をブロック上に設けた状態のままで銅メッキ層を
剥離することができるので、銅メッキ層が円周面と側面
との角縁で折れたり切れてしまうことがなく、確実に銅
メッキ層を剥離することができる。
用シリンダからグラビア印刷版を形成した場合は、シリ
ンダからブロックを分離することで銅メッキ層を剥離す
ることができる。したがって、工具によって銅メッキ層
をたたかないので、銅メッキ層の下層の下地銅メッキ層
やシリンダの基体を傷つけてしまうことを防止すること
ができる。これにより、下地銅メッキ層の補修作業を削
減し、製造コストの低下を図ることができる。さらに、
熟練を必要とせずに簡易に銅メッキ層を剥離することが
できる。また、ブロックをシリンダから分離するとき
は、銅メッキ層のシリンダの円周面と側面との角縁にあ
る部分をブロック上に設けた状態のままで銅メッキ層を
剥離することができるので、銅メッキ層が円周面と側面
との角縁で折れたり切れてしまうことがなく、確実に銅
メッキ層を剥離することができる。
【0034】請求項2の発明によれば、銅メッキ層の剥
離時には、工具を用いてシリンダの溝部からブロックを
簡易に取り出すことができる。請求項3の発明によれ
ば、シリンダとブロックとの境目も含めて銅メッキ層を
均一に形成することができる。
離時には、工具を用いてシリンダの溝部からブロックを
簡易に取り出すことができる。請求項3の発明によれ
ば、シリンダとブロックとの境目も含めて銅メッキ層を
均一に形成することができる。
【0035】請求項4の発明によれば、シリンダの溝部
からブロックを取り外すときに、銅メッキ層が切り欠き
状の銅メッキ層の未形成領域から容易に裂けるので、過
大な力を必要とせずに銅メッキ層を容易に剥離すること
ができる。請求項5の発明によれば、銅メッキ層の未形
成領域である切り欠き状の部分を簡易に形成することが
できる。
からブロックを取り外すときに、銅メッキ層が切り欠き
状の銅メッキ層の未形成領域から容易に裂けるので、過
大な力を必要とせずに銅メッキ層を容易に剥離すること
ができる。請求項5の発明によれば、銅メッキ層の未形
成領域である切り欠き状の部分を簡易に形成することが
できる。
【図1】本発明によるグラビア印刷用シリンダの一実施
形態であり、円周面と側面との角縁を示す斜視図であ
る。
形態であり、円周面と側面との角縁を示す斜視図であ
る。
【図2】シリンダに固定されるブロックを示す側面の断
面図である。
面図である。
【図3】図1のシリンダを示す図であり、(a)は正面
の断面図であり、(b)は側面図である。
の断面図であり、(b)は側面図である。
【図4】シリンダに下地銅メッキ層を形成した状態を示
す図であり、(a)は溝部側端部を示す正面図、(b)
は側面図である。
す図であり、(a)は溝部側端部を示す正面図、(b)
は側面図である。
【図5】導電性充填材を塗布した状態を示す図であり、
(a)は平面図、(b)はシリンダの溝部の断面図、
(c)は側面図を示す。
(a)は平面図、(b)はシリンダの溝部の断面図、
(c)は側面図を示す。
【図6】グラビア印刷版を示す図であり、(a)は正面
のブロック近傍の断面図、(b)は側面図を示す。
のブロック近傍の断面図、(b)は側面図を示す。
【図7】(a)、(b)は、それぞれ図6(a)、
(b)のブロック近傍をより詳細に示す図である。
(b)のブロック近傍をより詳細に示す図である。
【図8】(a)、(b)は、銅メッキ層の剥離手順を説
明する図である。
明する図である。
【図9】本発明の他の実施形態を説明する図であり、ブ
ロック近傍における側面図である。
ロック近傍における側面図である。
【図10】図9の状態から銅メッキ層を形成した状態を
示す図である。
示す図である。
【図11】シリンダにメッキ層を形成した従来のグラビ
ア印刷版の一例を示す外観斜視図である。
ア印刷版の一例を示す外観斜視図である。
【図12】(a)、(b)は、それぞれ図11のグラビ
ア印刷版の側面図及び正面図(一部に断面を含む)であ
る。
ア印刷版の側面図及び正面図(一部に断面を含む)であ
る。
【図13】シリンダ上に積層された銅メッキ層等の層構
成を詳細に示す断面図である。
成を詳細に示す断面図である。
【図14】(a)、(b)は、銅メッキ層の剥離方法の
一例を順を追って示す図である。
一例を順を追って示す図である。
【図15】(a)、(b)及び(c)は、銅メッキ層の
剥離方法の一例を順を追って示す図である。
剥離方法の一例を順を追って示す図である。
【図16】(a)〜(d)は、それぞれ従来のグラビア
印刷版における銅メッキ層の剥離方法の他の一例を示す
断面図である。
印刷版における銅メッキ層の剥離方法の他の一例を示す
断面図である。
【図17】下地銅メッキ層やシリンダの基体が傷つき、
表面が凹凸になった状態を示す断面図である。
表面が凹凸になった状態を示す断面図である。
10A グラビア印刷版 11 シリンダ 11a 溝部 12 支持部 13 ニッケルメッキ層 14 下地銅メッキ層 15 剥離層 16 (バラード)銅メッキ層 16a セル 16b (銅メッキ層16の)未形成領域 17 クロムメッキ層 34 導電性充填材 35 非導電性塗料 41 ブロック 41b 銅メッキ 41c ネジ穴 52 工具 S 隙間
Claims (5)
- 【請求項1】 バラードメッキ法によって銅メッキ層を
形成してグラビア印刷版として用いられるグラビア印刷
用シリンダであって、 基体の円周面と側面との角縁を含む位置に前記円周面と
前記側面の一部を切り欠いた溝部を形成し、前記溝部内
にブロックを着脱自在に嵌合したことを特徴とするグラ
ビア印刷用シリンダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のグラビア印刷用シリン
ダにおいて、 前記基体の前記溝部に前記ブロックを嵌合させたとき
に、前記基体の前記側面の中央側における前記ブロック
と前記溝部との間に、前記ブロックの取外し時の工具挿
入用の隙間が形成されるようにしたことを特徴とするグ
ラビア印刷用シリンダ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のグラビア
印刷用シリンダを用いたグラビア印刷版であって、 前記グラビア印刷用シリンダの前記基体と前記ブロック
との境目であって前記基体の前記円周面側、及び前記側
面側の少なくとも前記円周面側の一部を導電性充填材で
充填し、前記基体の前記円周面及び前記側面の円周面側
の一部に剥離層及び銅メッキ層を順次積層し、前記銅メ
ッキ層上にセルを刻印し、前記セルが形成された前記銅
メッキ層上にクロムメッキ層を積層したことを特徴とす
るグラビア印刷版。 - 【請求項4】 請求項3に記載のグラビア印刷版におい
て、 前記基体の側面側における前記銅メッキ層は、略環状に
形成されるとともに、前記基体と前記ブロックとの境目
を含む領域に切り欠き状の前記銅メッキ層の未形成領域
を設けたことを特徴とするグラビア印刷版。 - 【請求項5】 請求項4に記載のグラビア印刷版におい
て、 切り欠き状の前記銅メッキ層の未形成領域は、前記導電
性充填材上に非導電性塗料を塗工することにより形成し
たものであることを特徴とするグラビア印刷版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246099A JP2000289183A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | グラビア印刷用シリンダ及びグラビア印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246099A JP2000289183A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | グラビア印刷用シリンダ及びグラビア印刷版 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289183A true JP2000289183A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14328085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10246099A Pending JP2000289183A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | グラビア印刷用シリンダ及びグラビア印刷版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289183A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006055461A1 (de) * | 2006-11-24 | 2008-05-29 | Johannes Bauer Logistik-Systeme Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Öffnen und Abziehen einer Ballardhaut von einem Tiefdruckzylinder |
| JP2015085541A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 凸版印刷株式会社 | グラビア印刷用シリンダのメッキ層の除去装置及び除去方法 |
| JP5881799B1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-03-09 | 株式会社堀地工作所 | グラビア版ロールのバラード鍍金剥離装置 |
| JP2016037037A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | ナベプロセス株式会社 | グラビア印刷用シリンダーロール |
| JP2016221828A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 凸版印刷株式会社 | グラビア印刷用シリンダのメッキ層の除去方法及び除去装置 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10246099A patent/JP2000289183A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2016037037A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | ナベプロセス株式会社 | グラビア印刷用シリンダーロール |
| JP5881799B1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-03-09 | 株式会社堀地工作所 | グラビア版ロールのバラード鍍金剥離装置 |
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