JP2000289191A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JP2000289191A
JP2000289191A JP10175799A JP10175799A JP2000289191A JP 2000289191 A JP2000289191 A JP 2000289191A JP 10175799 A JP10175799 A JP 10175799A JP 10175799 A JP10175799 A JP 10175799A JP 2000289191 A JP2000289191 A JP 2000289191A
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JP
Japan
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head
fixing
pressing
projection
recording head
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JP10175799A
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Nobuaki Okazawa
宣昭 岡沢
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置調整可能に取り付けられた記録ヘッド
を、限られたスペース内に効率良く配置できるようにす
る。 【解決手段】 一方のヘッド側面には取付ベース6側に
止着される止着突片40を設け、反対側のヘッド側面に
はノズル列設方向に離隔した状態で複数設けられて取付
ベースに当接する当接突片45,46と、取付ベース側
に向けて押圧される押圧突片44とを設ける。止着突片
及び押圧突片を当接突片よりもヘッド先端側に近い位置
に配置して、止着突片及び押圧突片と当接突片との間に
高低差を付け、尚且つ、止着突片と押圧突片のノズル列
設方向の位置をずらして形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
プリンタ等のインクジェット記録装置に用いる記録ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェット記録装置では、
記録ヘッドを取付ベースに取り付け、印字確認を行いな
がら、位置調整機構によりノズル開口部の位置を合わせ
る。この位置調整機構は、例えば、キャリッジに設けた
カムとレバーとにより構成され、レバーを調整すること
によりカムが動き、カムに当接した記録ヘッドをノズル
プレートの面方向に移動させる。
【0003】最近の記録装置は、高画質化及び低価格化
の要求が強く、この要求に対応して複数の記録ヘッドを
搭載したヘッドユニットを構成する試みがなされてい
る。例えば、1ヘッドあたりの色数を1〜2色程度に制
限した記録ヘッドを3つ以上用意し、各記録ヘッドを主
走査方向に並べて取り付けている。この構成により、4
色や6色或いはそれ以上の色数を使い分けることが容易
になり画質の向上が図れる。さらに、1つ1つの記録ヘ
ッドが担う色数が少ないので、記録ヘッドの歩留まりが
向上し、結果的に記録ヘッドを安価に提供することがで
きる。
【0004】また、複数の記録ヘッドを副走査方向に並
べてラインヘッドユニットを構成することも考えられて
いる。例えば、一つの記録ヘッドの一端のノズル開口部
と隣り合う記録ヘッドの他端のノズル開口部との副走査
方向の位置をドットピッチに合わせるようにして複数の
記録ヘッドを並べて配置している。この構成では、長尺
なヘッドユニットが比較的安価に構成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構成
の位置調整機構は、キャリッジに設けたカムとレバーと
により構成されているので、比較的広い取付スペースを
要する。特に、複数の記録ヘッドを取り付けた構成を採
用した場合には、各記録ヘッドのそれぞれに対して位置
調整機構を設ける必要があり、位置調整機構が必要とす
るスペースが一層大きくなってしまう。
【0006】そして、位置調整機構が占めるスペースが
大きくなると、これを含めたヘッド周りの構成が嵩張っ
てしまい記録装置の大型化を招いてしまう。また、個々
のヘッドを位置調整した後に、キャリッジに固定すると
き、ノズル列の傾きを調整する必要があるが、隣り合う
ヘッド間のノズル列間距離が長いと、傾き調整精度を非
常に小さく(即ち、高精度に)しなければならず、更に
大型化を招くことになる。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、位置調整可能に取り付けられた記
録ヘッドを、限られたスペース内に効率良く配置できる
インクジェット式記録ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、複数のノズル開口部を列設した流路ユニットを
先端部に取り付け、基端部分を取付ベースに取り付ける
ヘッドケースを備えたインクジェット式記録ヘッドにお
いて、ノズル開口部の列を挟んで両側に位置する一方の
ヘッド側面には、取付ベース側に止着される止着突片を
設け、他方のヘッド側面には、ノズル開口部の列設方向
に離隔した状態で複数設けられて取付ベースに当接する
当接突片と、基端側に向けて押圧される押圧突片とを設
け、止着突片及び押圧突片を当接突片よりもヘッド先端
側に近い位置に配置して、止着突片及び押圧突片と当接
突片との間に高低差を付けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のものは、前記複数のノズ
ル開口部を、副走査方向に列設したことを特徴とする請
求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドである。
【0010】ここで、「走査方向」とは、記録紙に対す
る記録ヘッドの相対的な移動方向を意味し、記録ヘッド
を記録紙の幅方向に移動可能に構成し、記録紙を幅方向
と直交する紙送り方向に移動可能に構成した記録装置で
は、「主走査方向」が記録ヘッドの移動方向に相当し、
「副走査方向」が紙送り方向に相当する。
【0011】請求項3に記載のものは、前記止着突片及
び押圧突片をヘッドケース側面の範囲内に収めた状態で
形成し、紙送りローラを、ヘッドケースを挟んで副走査
方向に対向する位置にそれぞれ配置したことを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載のインクジェット式記録
ヘッドである。
【0012】ここで、「ヘッドケース側面の範囲内」と
は、鍔部を除いたヘッドケース本体の側面におけるノズ
ル開口部列設方向の一端から他端までの範囲を意味す
る。
【0013】請求項4に記載のものは、前記止着突片の
止着規定面は、止着固定部中心よりもヘッドケース側面
の外側方向の位置まで少なくとも形成されていることを
特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のイン
クジェット式記録ヘッドである。
【0014】請求項5に記載のものは、前記止着突片と
押圧突片の各ノズル開口部列設方向の位置をずらして形
成したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
に記載のインクジェット式記録ヘッドである。
【0015】請求項6に記載のものは、ヘッドケースの
基端部分をノズル開口部の列設方向に延出して鍔部を突
設し、この鍔部に前記当接突片を設けたことを特徴とす
る請求項1から請求項5の何れかに記載のインクジェッ
ト式記録ヘッドである。
【0016】請求項7に記載のものは、取付ベース表面
から止着突部を突設し、この止着突部に止着突片を当接
させることにより、記録ヘッドの取付位置を規定するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1から請求項6の
何れかに記載のインクジェット式記録ヘッドである。
【0017】請求項8に記載のものは、前記止着突部に
固定ねじが螺合する固定ねじ受部を形成し、固定ねじと
止着突部とにより止着突片を挟持するように構成したこ
とを特徴とする請求項7に記載のインクジェット式記録
ヘッドである。
【0018】請求項9に記載のものは、取付ベースに押
圧ねじが螺合する押圧ねじ受部を形成し、この押圧ねじ
受部に螺合した押圧ねじを押圧突片に当接させて押圧突
片を取付ベース側に押し付けるように構成したことを特
徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載のインク
ジェット式記録ヘッドである。
【0019】請求項10に記載のものは、複数の記録ヘ
ッドを副走査方向に並べて配置したことを特徴とする請
求項1から請求項9の何れかに記載のインクジェット式
記録ヘッドである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0021】まず、図1を参照してインクジェット式記
録装置の記録機構1について説明する。ここで、図1
は、記録機構1を主走査方向から見た概略構成図であ
る。
【0022】例示した記録機構1は、主走査方向に長尺
な案内軸2により支持されて主走査方向に沿って移動す
るキャリッジ3と、このキャリッジ3に取り付けられて
キャリッジ3と共に移動するヘッドユニット4とを備え
ている。
【0023】キャリッジ3は、インクカートリッジを保
持可能なカートリッジ保持部5を内側に備えた部材であ
る。
【0024】そして、ヘッドユニット4は、取付ベース
6に取り付けられており、取付ベース6をキャリッジ3
に止着するように構成してある。このキャリッジ3は、
タイミングベルトを介してステップモータに接続されて
おり(いずれも図示せず)、主走査方向に沿って往復移
動できるように構成されている。
【0025】ヘッドユニット4は、記録ヘッド10と、
プリント基板11と、インク供給路形成部材12と、フ
ィルタユニット13と、インク導入針14とから概略構
成される。
【0026】記録ヘッド10は、内部に圧電振動子15
(圧力発生素子の一種,図2参照)を収納し、基端部分
に鍔部16を突設したヘッドケース17と、このヘッド
ケース17の先端面に接合される流路ユニット18とを
備えて構成される。プリント基板11は、プリンタコン
トローラからの電気信号を圧電振動子15に供給するた
めの部材であり、ヘッドケース17の基端面側に載置さ
れる。インク供給路形成部材12は、ヘッドケース17
側とは反対側のプリント基板11の表面側に取り付けら
れる部材であり、内部にはインク供給路を形成する。フ
ィルタユニット13は、インク流路の途中にフィルタを
配設した部材である。インク導入針14は、インクカー
トリッジ内に挿入される中空状の部材であり、フィルタ
ユニット13の表面から突設してある。
【0027】ヘッドケース17に接合される流路ユニッ
ト18は、図2に示すように、流路形成板21を挟んで
一方の側面にノズルプレート22を、他方の側面に弾性
板23をそれぞれ積層して構成する。
【0028】ノズルプレート22は、ドット形成密度に
対応したピッチで複数のノズル開口部24…を副走査方
向に並べて開設した板状部材である。流路形成板21
は、ノズル開口部24とそれぞれ連通する複数の圧力室
25と、各圧力室25の一端に連通した複数のインク供
給部26と、このインク供給部26によって各圧力室2
5と連通する共通インク室27を形成した板材である。
この共通インク室27は、副走査方向に沿って長尺に形
成され、長手方向のほぼ中央にはインク供給管28の先
端部が連通する。弾性板23は、ステンレス板29上に
高分子体フィルム等の弾性体膜30をラミネート加工し
た二重構造であり、圧力室25に対応した部分のステン
レス板29をエッチング加工して、圧電振動子15の櫛
歯先端15aが当接するアイランド部31を形成してあ
る。
【0029】なお、図1に示すように、ノズルプレート
22から鍔部16までの高さH1は、紙送りローラ32
の直径よりも少し長く設定してある。この紙送りローラ
32は、給紙ローラ32aと排紙ローラ32bとからな
り、ヘッドケース17を挟んで副走査方向の一端側に給
紙ローラ32aを配置し、他端側に排紙ローラ32bを
配置する。この紙送りローラ32は、複数個の短尺ロー
ラを主走査方向に並べて構成しても良いし、1本の長尺
なローラによって構成しても良い。
【0030】上記の構成を有するヘッドユニット4で
は、インクカートリッジがカートリッジ保持部5に保持
されると、インク導入針14がインクカートリッジ内に
挿入されて、このインク導入針14を通じてインクカー
トリッジ内のインクがフィルタユニット13に導入され
る。
【0031】フィルタユニット13内に導入されたイン
クは、フィルタによって異物が除去された後、インク供
給路形成部材12内のインク供給路に供給される。この
インク供給路には、ヘッドケース17に設けたインク供
給管28の基端部28aが連通しており、インク供給路
内のインクはインク供給管28を通じて流路ユニット1
8の共通インク室27に供給される。この共通インク室
27内のインクは、圧力室25に供給されて圧力室25
を満たす。
【0032】そして、圧電振動子15を伸長させること
により、弾性板23がノズルプレート22側に変形して
圧力室25内のインクを加圧する。このインクの加圧に
よって、ノズル開口部24からインク滴が吐出する。
【0033】次に、記録ヘッド10について説明する。
まず、ヘッドケース17について詳細に説明する。ここ
で、図3はヘッドケース17の外観斜視図、図4はヘッ
ドケース17を基端面側から見た斜視図である。
【0034】これらの図に示すように、ヘッドケース1
7は、流路ユニット18が接合される先端面35を副走
査方向に長く主走査方向に短い長方形に形成したブロッ
ク状部材である。そして、このヘッドケース17の側面
の基端部分を、基端面36に連続させた状態で副走査方
向、即ち、ノズル開口部24の列設方向に延出すること
により鍔部16,16を突設してある。この鍔部16
は、ヘッドケース17をキャリッジ3に取り付ける際に
使用する部分である。
【0035】なお、以下の説明では、便宜上、ヘッドケ
ース17を、鍔部16と、この鍔部16を除いた略直方
体状の部分とに区別し、略直方体状の部分をケース本体
37ということにする。
【0036】このヘッドケース17は、例えば、合成樹
脂によって成型してあり、ケース本体37の内部には、
圧電振動子15を収納する収納空部38を形成してあ
る。この収納空部38は、主走査方向側に狭く副走査方
向側に長尺な細長い開口形状の空部であり、先端面35
から基端面36に亘ってヘッドケース17内を貫通させ
た状態で設ける。本実施形態では、2つの収納空部3
8,38を主走査方向に並べて形成してある。
【0037】なお、図2に示すように、この収納空部3
8の先端開口部38aには、ヘッドケース17に取り付
けられた流路ユニット18のアイランド部31が臨んで
いる。このアイランド部31は、先端開口部38aの長
手方向に並んだ状態で配置されている。従って、ノズル
開口部24もまた、先端開口部38aの長手方向に並ん
だ状態で開設されている。
【0038】収納空部38に隣り合わせて収納空部38
の開口長手方向のほぼ中央にはインク供給管28を設け
る。このインク供給管28は、収納空部38に対応して
1本ずつ形成され、収納空部38の外側、即ち、収納空
部38とヘッドケース外面との間に形成してある。
【0039】このインク供給管28は、上記したよう
に、カートリッジ保持部5にセットされたインクカート
リッジのインクを流路ユニット18に供給するためのイ
ンクの通路であり、基端部28aがヘッドケース17の
基端面36から筒状に突設しており、先端部が流路ユニ
ット18の共通インク室27に連通している。
【0040】鍔部16,16の基端面(図3における上
面)には、棒状の位置決めボス39,39を突設する。
この位置決めボス39は、ヘッドケース17に載置され
るプリント基板11の位置決めを行ったり、インク供給
路形成部材12をヘッドケース17に取り付ける際の基
準となる部分である。なお、インク供給路形成部材12
のヘッドケース17への固定は、シールゴム(図示せ
ず)をインク供給管28の基端部28aに設置し、イン
ク供給路形成部材12に形成されたフックをヘッドケー
ス17に懸けることにより行う。
【0041】図4に示すように、ノズル開口部24の列
を挟んで一方のヘッドケース17の側面、より詳しく
は、ケース本体37の側面におけるノズル開口部列設方
向の一端から他端の範囲内には、止着突片40を突設す
る。この止着突片40は、図7に示すように、取付ベー
ス6からカートリッジ保持部5とは反対側に突設された
柱状の止着ボス41(本願発明における固定ねじ42受
部に相当)に固定ねじ42によって止着される部分であ
る。
【0042】この止着ボス41に止着されることによ
り、止着突片40は、取付ベース6に固定される。そし
て、この止着突片40を設けた側のヘッド側面は、止着
突片40と止着ボス41の先端面とが当接することによ
り、取付ベース6に対する高さ、即ち、ヘッドケース1
7の厚み方向(図7における上下方向に相当)が位置決
めされる。
【0043】本実施形態の止着突片40は、固定ねじ4
2の軸部42bが嵌合可能な略U字状の溝を形成した板
状部材であり、ヘッドケース17の先端側に寄せた位置
に設けてある。ヘッドケース17の先端面35からの止
着突片40までの寸法は、固定ねじ42の頭部42aと
の関係で規定してある。即ち、図7に示すように、固定
ねじ42によって止着突片40を締め付けて固定した際
に、固定ねじ42の頭部42aの頂部が、ノズルプレー
ト22の外側表面(記録紙Pと対向する面)の近傍であ
ってこの外側表面から突出しない位置に設定してある。
【0044】この構成では、固定ねじ42の頭部42a
がノズルプレート22のすぐ近くに位置しているので、
固定ねじ42の視認が容易であり、ドライバーを嵌合さ
せる際の位置合わせも容易である。このため、固定ねじ
42を締め込む際の作業性を向上させることができる。
そして、固定ねじ42の頭部先端が、ノズルプレート2
2の外側表面よりも少し奥に位置しているので、ノズル
プレート22を記録紙P(記録媒体の一種,図1参照)
に接近させても固定ねじ42が記録紙Pに接触せず、記
録に支障を来すことがない。
【0045】また、図4に示す止着突片40の止着規定
面40aに関し、本実施形態では、副走査方向側から見
て、止着規定面40aのエッジ40a´が必ず固定ねじ
42の軸中心(止着固定部中心)よりもヘッドケース1
7の側面の外側方向(ヘッドケース17の側面から離隔
する方向)の位置に来るように止着規定面40aを設け
る。このように構成することで、止着規定面40aのエ
ッジ40a´が固定ねじ42の軸中心よりも内側、即
ち、ヘッドケース17の側面寄りに位置した状態で固定
ねじ42を締め付けた際に生じる不具合、即ち、止着規
定面40aのエッジ40a´を支点にしてヘッドケース
17が傾いてしまう不具合を、簡単な構成で効果的に防
止することができる。
【0046】一方、ノズル開口部24の列を挟んで反対
側に位置するヘッド側面には、図3に示すように、2つ
の当接突片43(45,46)と、押圧突片44とを突
設する。
【0047】当接突片43は、取付ベース6に当接する
部分であり、基端側に寄せた位置に設けてある。そし
て、この当接突片43を取付ベース6に当接させること
で、当接突片43を形成した側のヘッド側面の取付ベー
ス6に対する高さが規定される。
【0048】この当接突片43は、一方の鍔部16に設
けた第1当接突片45と、この第1当接突片45から副
走査方向(ノズル開口部24の列設方向)に離隔し、ケ
ース本体37における他方の鍔部16との境界部分に設
けた第2当接突片46とからなる。
【0049】第1当接突片45は鍔部16の側面の先端
部分を側方(主走査方向)に向けて突出させて形成して
あり、第2当接突片46はケース本体37を側方に突出
させたブロック状部分によって形成する。そして、これ
らの第1当接突片45の基端面45a及び第2当接突片
46の基端面46aが、取付ベース6との当接面とな
る。
【0050】尚、第1当接突片45及び第2当接突片4
6に関し好ましくは、ヘッドケース17の副走査方向の
両極(両端部)に位置させることが望ましい。
【0051】押圧突片44は、第1当接突片45と第2
当接突片46との間であって、ケース本体37の側面に
突起状に形成される。即ち、ケース本体37の側面にお
ける副走査方向一端から他端の範囲に設ける。この押圧
突片44は、図7に示すように、押圧ボス47(本願発
明における押圧ねじ受部に相当)に螺合した押圧ねじ4
8によってキャリッジ3側(基端側)に押圧される部分
である。
【0052】本実施形態の押圧突片44は、上記の止着
突片40と同様に、押圧ねじ48の軸部48bが嵌合可
能な略U字状の溝を形成した板状部材であり、ヘッドケ
ース17の先端側に近づけた位置に設けてある。
【0053】ヘッドケース17の先端面35から押圧突
片44までの寸法は、止着突片40と同様に、押圧ねじ
48の頭部48aとの関係で規定してある。即ち、図7
に示すように、押圧ねじ48によって押圧突片44を押
し付けた際に、押圧ねじ48の頭部先端が、ノズルプレ
ート22の外側表面よりも少し奥に位置するように、止
着突片40の形成位置を設定してある。
【0054】なお、押圧突片44と止着突片40は、い
ずれもケース本体37の側面の範囲内に設けてあるが、
図4に示すように、押圧突片44と止着突片40の各副
走査方向の位置をずらして形成してある。
【0055】また、図7に示すように、ヘッドケース1
7の先端面35から押圧突片44までの寸法と、先端面
35から止着突片40までの距離はほぼ同じであり、当
接突片43との間には高低差を設けてある。
【0056】次に、図5を参照してプリント基板11に
ついて説明する。ここで、図5は、プリント基板11を
ヘッドケース17の基端面側に載置した状態を示す図で
あり、(a)はプリント基板11側から見た平面図、
(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【0057】プリント基板11は、導体パターンを形成
した略長方形状の板材である。このプリント基板11の
長さはヘッドケース17の副走査方向の長さの2倍程度
であり、その幅はヘッドケース17のケース本体37の
幅(主走査方向の長さ)の約1.5倍程度である。
【0058】このプリント基板11の長手方向中央から
一端側の部分には、鍔部16の基端面に突設された位置
決めボス39が貫通するボス用開口部51,51や、2
列の収納空部38の基端開口部を臨ませることができる
程度の大きさの長方形状のテープ用開口部52、並び
に、インク供給管28の筒状基端部28aが貫通可能な
供給管用開口部53,53等を開設してある。また、長
手方向中央から他端側の部分には、ドライバICやコネ
クタ等を実装する実装部54を設ける。
【0059】また、ヘッドユニット4とは反対側となる
プリント基板11の表面には、テープ用開口部52の長
手側の開口縁に沿って複数の接続端子55…を並べた状
態で設ける。この接続端子55は、プリント基板11と
圧電振動子15とを導通させるフレキシブルテープ用の
端子であり、プリント基板11に形成した導体パターン
の端部でもある。
【0060】そして、プリント基板11をヘッドケース
17に取り付けるには、位置決めボス39,39をボス
用開口部51,51に挿通させると共にインク供給管2
8,28の筒状基端部28a,28aを供給管用開口部
53,53に挿通させてプリント基板11をヘッドケー
ス17の基端面36側に載置する。この載置状態で、テ
ープ用開口部52を通じて引き出されたフレキシブルテ
ープの一方の端部を、半田付けによって接続端子55…
に接合する。
【0061】次に、上記のヘッドユニット4の取り付け
について説明する。図6に示すように、本実施形態で
は、3つの記録ヘッド10(10A,10B,10C)
を主走査方向に並べた状態で、取付ベース6に取り付け
る。
【0062】そして、この記録ヘッド10の取り付け
は、図7に示すように、取付ベース6に突設した止着ボ
ス41及びこの止着ボス41に螺合する固定ねじ42
と、取付ベース6に突設した押圧ボス47及びこの押圧
ボス47に螺合する押圧ねじ48とによってなされる。
【0063】止着ボス41は、上記したように止着突片
40が止着される部分であり、この止着ボス41の先端
面には、固定ねじ42の軸部が螺合する雌ねじ(本願発
明における固定ねじ受部の一種)を設ける。そして、止
着ボス41の先端面に止着突片40を載置した状態で固
定ねじ42を締め込むことにより、止着突片40は止着
ボス41と固定ねじ42の頭部とによって固定される。
この止着突片40の固定によって、止着突片40側のヘ
ッドケース17(即ち、記録ヘッド10)の厚み方向の
位置が規定される。
【0064】押圧ボス47は、押圧ねじ48が螺合する
部分であり、先端面には押圧ねじ48が螺合する雌ねじ
(本願発明における押圧ねじ受部の一種)を設ける。こ
の雌ねじに螺合した押圧ねじ48の頭部によって、押圧
突片44を基端側である取付ベース6側に押圧する。こ
の押圧突片44は、単に押圧力を発生させる部分であり
ヘッドケース17の厚み方向の位置決めには関与してい
ないため、押圧ねじ48で押圧された状態において、押
圧突片44の基端面と押圧ボス47の先端面との間には
隙間が形成される。
【0065】なお、この押圧突片44側の厚み方向の位
置は当接突片43(45,46)で規定する。即ち、押
圧突片44を取付ベース6側に押圧することによって、
第1当接突片45(図7(b)参照)及び第2当接突片
46(図7(a)参照)がこの取付ベース6に当接し、
押圧突片44側の位置が決定される。
【0066】以上のように、この記録ヘッド10は、止
着突片40と止着ボス41との接合部と、第1当接突片
45と取付ベース6との当接部と、第2当接突片46と
取付ベース6との当接部との3点でヘッドケース17の
厚み方向の位置が規定される。さらに、記録ヘッド10
における止着突片40側は止着突片40を止着ボス41
の先端に当接して固定ねじ42で締め付けることにより
位置を固定し、当接突片43側は押圧突片44を押圧ね
じ48によって取付ベース6側に押圧することにより位
置を固定する。
【0067】従って、ねじ42,48と突片40,44
とによって記録ヘッド10が固定できるので、記録ヘッ
ド10の周辺のわずかな領域を使用して記録ヘッド10
を固定することができる。この場合において、本実施形
態では、ヘッドケース17に突設した鍔部16の側面に
第1当接突片45を設けたので、第1当接突片45から
第2当接突片46までの距離を長く設けることができ
る。このため、記録ヘッド10を安定させた状態で固定
することができる。
【0068】また、止着突片40及び押圧突片44を当
接突片43よりもヘッドケース17の先端側に近づけた
位置に形成し、止着突片40及び押圧突片44と当接突
片43との間に高低差を付けているので、止着突片40
が止着される止着位置及び押圧突片44が押圧される押
圧位置が、当接突片43の当接位置よりも記録ヘッド1
0の先端側に位置する。このように、止着位置及び押圧
位置と、当接位置との間に高低差を付けたので、記録機
構1を主走査方向に往復移動させた際において、加速度
に起因する記録ヘッド10の先端部分の首振りを確実に
防止することができる。
【0069】さらに、各記録ヘッド10の位置調整を行
う場合には、固定ねじ42と押圧ねじ48とを軽く締め
て、ノズルプレート22の面方向に移動可能なように記
録ヘッド10を仮組みし、この仮組状態でアライメント
装置にセットして各記録ヘッド10の精密な位置を決定
することができる。
【0070】例えば、仮組状態でアライメント装置の治
具により記録ヘッド10を挟んで、固定ねじ42の軸を
中心にして記録ヘッド10を回動させて位置を決定し、
この決定した位置で固定ねじ42と押圧ねじ48とを強
く締め込んで記録ヘッド10を固定する。
【0071】このように本実施形態では、固定ねじ42
と押圧ねじ48の締め具合により、記録ヘッド10の状
態を、位置調整可能な仮組状態と位置を固定した固定状
態とに変えることができる。この場合において、仮組状
態を固定状態にするためには固定ねじ42や押圧ねじ4
8を締め込むだけで良いので、記録ヘッド10の位置調
整作業を容易に行うことができる。また、仮組状態で決
定した記録ヘッド10の位置をずらすことなく固定する
ことができる。
【0072】さらに、固定状態とした後でも仮組状態に
戻すことができるので、正規の位置からずれた位置で固
定されてしまっても、固定ねじ42や押圧ねじ48を緩
めるだけで仮組状態に戻すことができる。従って、位置
調整をやり直すことができ、製造歩留まりを向上させる
ことができる。
【0073】そして、本実施形態では、記録ヘッド10
をキャリッジ3側に押し付けるための止着突片40と押
圧突片44とを、ヘッドケース17のケース本体37の
側面の範囲内に収めてあるので、固定ねじ42や押圧ね
じ48等といった、先端側に突出し勝ちな部材もケース
本体37の側面の範囲内に収めることができる。従っ
て、鍔部16には、取付ベース6と当接する当接突片4
3を設ければ済む。
【0074】この構成により、鍔部16の表面から先端
側に突出する部材をなくすことができるので、鍔部16
を薄く構成することができる。また、本実施形態の鍔部
16は、取付ベース6と当接するだけであるので、この
当接力に抗する程度の剛性があれば足りる。この点でも
鍔部16の厚さを比較的薄くすることができる。
【0075】このように鍔部16を比較的薄く設けるこ
とができるので、鍔部16と紙送りローラ32とが当接
してしまうことを防止することができる。このため、紙
送りローラ32をヘッドケース17の直ぐ近くに配置す
ることができ、給紙ローラ32aと排紙ローラ32bと
の配設間隔を短くすることができ、両ローラ間の記録紙
Pの平面度を高くすることができる。従って、記録され
た画像の画質を向上させることができる。
【0076】さらに、本実施形態では、止着突片40と
押圧突片44の副走査方向の位置をずらして形成してあ
るので、隣り合う記録ヘッド10同士の配設間隔を狭め
た際に、止着突片40(止着ボス41)と押圧突片44
(押圧ボス47)とが互いに干渉しない。
【0077】このため、図6に示すように、記録ヘッド
10,10同士の間隔を狭くした状態で記録ヘッド10
を密に配設することができる。
【0078】従って、記録機構1における主走査方向の
幅を狭く構成することができ、記録機構1をコンパクト
に構成できる。そして、記録機構1の主走査方向の幅を
狭くできることから、記録範囲に対しての記録機構1の
移動範囲を短くすることができ、記録速度の高速化や記
録装置の小型化にも寄与することができる。
【0079】なお、上記の実施形態において、当接突片
43は第1当接突片45と第2当接突片46の2つ設け
ているが、この当接突片43の数は、3つ以上であって
も良い。
【0080】ところで、上記した実施形態では、複数の
記録ヘッド10…を主走査方向に並べたものを例示した
が、上記の記録ヘッド10の鍔部16は、第1当接突片
45や位置決めボス39等を設ける分の面積があれば足
りるので、ケース本体37からの突出長さを短くするこ
とができる。この点に着目すれば、記録ヘッド10…を
副走査方向に並べてコンパクトなラインヘッドを構成す
ることができる。
【0081】図8に例示したラインヘッドでは、鍔部1
6の突出長さをケース本体37における副走査方向の長
さの半分未満にしてある。そして、3つの記録ヘッド1
0D,10E,10Fを副走査方向に並べた第1ヘッド
列と、2つの記録ヘッド10G,10Hを副走査方向に
並べた第2ヘッド列とを備えており、第1ヘッド列の主
走査方向に隣り合わせて第2ヘッド列を配設している。
【0082】さらに、第2ヘッド列を構成する各記録ヘ
ッド10は、第1ヘッド列を構成する記録ヘッド10,
10同士の間に配置してあり、第1ヘッド列の記録ヘッ
ド10…と第2ヘッド列の記録ヘッド10…とにより、
副走査方向に連続させてインク滴(ドット)を形成でき
るように構成してある。
【0083】具体的には、第1ヘッド列を構成する記録
ヘッド10D,10Eの間には、第2ヘッド列を構成す
る記録ヘッド10Gを配置してあり、第1ヘッド列を構
成する記録ヘッド10E,10Fの間には、第2ヘッド
列を構成する記録ヘッド10Hを配置する。
【0084】この場合において、鍔部16の突出長さを
ケース本体37における副走査方向の長さの半分未満に
してあるので、鍔部16,16同士が重合しないので、
一列に並べた記録ヘッド10…により各ヘッド列を構成
することができる。そして、記録ヘッド10を位置調整
可能に取り付ける取付機構が止着突片40や押圧突片4
4及び当接突片43(図3参照)からなる簡素な構成で
あるので、各ヘッド列を主走査方向に近付けた状態で密
に配設することができ、ラインヘッドの小型化が図れ
る。
【0085】なお、上記した各実施形態では、止着突片
40を固定ねじ42によって固定するように構成したも
のを例示したが、当該部分については、熱カシメや金属
製の楔部材を打ち込んで固定するように構成しても良い
し、接着剤で固定しても良い。そして、本実施形態のよ
うに、ねじによる固定方法を採用した場合には、上記し
たように、ねじの締め具合によって記録ヘッド10の取
付状態を、調整可能状態と固定状態に変えることができ
る。さらに、一旦固定状態にした記録ヘッド10を、ね
じ42,48を緩めることにより調整可能状態に戻すこ
とができ、位置調整をやり直すことができる。
【0086】また、以上は、複数の記録ヘッド10をキ
ャリッジ3に取り付ける例を説明したが、1つの記録ヘ
ッドであっても本発明を適用することができる。
【0087】また、圧力発生源として圧電振動子15を
用いた記録ヘッド10を例示したが、どのような種類の
圧力発生源を用いた記録ヘッド10にも本発明は適用す
ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。
【0089】請求項1から請求項3に記載の発明によれ
ば、一方のヘッド側面には取付ベース側に止着される止
着突片を設け、他方のヘッド側面には、ノズル開口部の
列設方向に離隔した状態で複数設けられ、取付ベースに
当接される当接突片と、基端側に向けて押圧される押圧
突片とを設けているので、記録ヘッド周辺のわずかな領
域を使用して記録ヘッドを固定することができる。この
ため、記録ヘッドを限られたスペース内に効率良く配置
できる。
【0090】また、止着突片及び押圧突片を当接突片よ
りも記録ヘッドの先端側に近づけて形成し、止着突片及
び押圧突片と当接突片との間に高低差を付けているの
で、止着突片が止着される止着位置及び押圧突片が押圧
される押圧位置が、当接突片の当接位置よりも先端側に
位置する。そして、止着位置及び押圧位置と、当接位置
との間に高低差を付けているので、記録機構を主走査方
向に往復移動させた際において、加速度に起因する記録
ヘッドの先端部分の首振りを確実に防止することができ
る。
【0091】さらに、止着突片及び押圧突片を、ノズル
開口部の列を挟んで対向するヘッドケース側面の範囲内
に収めた状態で形成して、紙送りローラを、ヘッドケー
スを挟んで副走査方向に対向する位置に配置しているの
で、ヘッドケースにおける先端部分に位置する止着突片
と押圧突片とがヘッドケース側面の範囲内に収まり、こ
れらの止着突片及び押圧突片が障害とならず、紙送りロ
ーラをヘッドケースに接近させて配置することができ
る。
【0092】これにより、紙送りローラ同士の配設間隔
を短くすることでき、ローラ間に位置する記録媒体の平
面度を高めることができる。従って、画像の高画質化を
図ることができる。また、紙送りローラの配設間隔を短
くできることから、記録装置の小型化にも寄与する。
【0093】請求項4に記載の発明によれば、止着突片
の止着規定面は、止着固定部中心よりもヘッドケース側
面の外側方向の位置まで少なくとも形成されているの
で、止着固定部で固定した際に生じるヘッドケースが傾
く不具合を、簡単な構成で効果的に防止することができ
る。
【0094】請求項5に記載の発明によれば、止着突片
と押圧突片の各ノズル開口部列設方向の位置をずらして
形成したので、隣り合う記録ヘッド同士の配設間隔を狭
めても止着突片と押圧突片は互いに干渉しない。
【0095】このため、止着突片と押圧突片とを主走査
方向に重合させることができ、記録ヘッド同士の間隔を
狭くした状態で密に配設することができる。
【0096】従って、記録機構における主走査方向の幅
を狭く構成することができ、記録機構をコンパクトに構
成できる。そして、記録機構の幅を狭くできることか
ら、記録範囲に対する記録機構の移動量を少なくするこ
とができ、記録速度の高速化や記録装置の小型化にも寄
与することができる。
【0097】請求項6に記載の発明によれば、ヘッドケ
ースの基端部分をノズル開口部の列設方向に延出して鍔
部を突設し、この鍔部に当接突片を設けたので、当接突
片同士の配設間隔を長くすることができる。このため、
記録ヘッドを安定させた状態で固定することができる。
【0098】請求項7から請求項9に記載の発明によれ
ば、固定ねじが螺合する固定ねじ受部を形成した止着突
部を取付ベース表面から突設し、この止着突部に止着突
片を当接させ、取付ベースに押圧ねじが螺合する押圧ね
じ受部を形成し、この押圧ねじ受部に螺合した押圧ねじ
を押圧突片に当接させて押圧突片を取付ベース側に押し
付けるように構成したので、止着突部に止着突片を当接
させることで、止着突片側における記録ヘッドの厚み方
向の位置が規定できる。このため、記録ヘッドの取付作
業が容易である。
【0099】また、固定ねじと押圧ねじの締め具合によ
って、記録ヘッドの状態を、位置調整可能な仮組状態と
位置を固定した固定状態とに変えることができる。この
場合において、仮組状態から固定状態に変える場合に
は、固定ねじや押圧ねじを締め込むだけで済みので、位
置調整作業を容易に行うことができる。また、仮組状態
で決定した位置を変えることなく固定状態に移行させる
ことができるので、位置合わせ精度の向上が図れる。
【0100】さらに、固定状態とした後でもねじを緩め
ることで仮組状態に戻すことができるので、ずれた位置
で固定されてしまっても位置調整をやり直すことがで
き、記録ヘッド無駄に廃棄することなく、製造歩留まり
を向上させることもできる。
【0101】請求項10に記載の発明によれば、記録ヘ
ッドの位置調整可能に取り付ける取付機構が止着突片や
押圧突片及び当接突片からなる簡素な構成であるので、
副走査方向に長尺なラインヘッドを複数の記録ヘッドに
よって構成した際に、各記録ヘッドを密に配設すること
ができ、ラインヘッドの小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置の記録機構を主走査
方向から見た概略構成図である。
【図2】流路ユニットの部分を拡大して示した断面図で
ある。
【図3】ヘッドケースの外観斜視図である。
【図4】ヘッドケースを基端面側から見た斜視図であ
る。
【図5】プリント基板をヘッドケースの基端面側に載置
した状態を示す図であり、(a)はプリント基板側から
見た平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図であ
る。
【図6】記録ヘッドを取り付けたキャリッジを取付ベー
ス側からみた斜視図である。
【図7】(a)は図6におけるA断面図、(b)は同じ
くB断面図である。
【図8】複数の記録ヘッドを副走査方向に並べて配置し
て構成したラインヘッドの説明図である。
【符号の説明】
1 記録機構 2 案内軸 3 キャリッジ 4 ヘッドユニット 5 カートリッジ保持部 6 取付ベース 10 記録ヘッド 11 プリント基板 12 インク供給路形成部材 13 フィルタユニット 14 インク導入針 15 圧電振動子 16 鍔部 17 ヘッドケース 18 流路ユニット 21 流路形成板 22 ノズルプレート 23 弾性板 24 ノズル開口部 25 圧力室 26 インク供給部 27 共通インク室 28 インク供給管 29 ステンレス板 30 弾性体膜 31 アイランド部 32 紙送りローラ 35 ヘッドケースの先端面 36 ヘッドケースの基端面 37 ケース本体 38 収納空部 39 位置決めボス 40 止着突片 41 止着ボス 42 固定ねじ 43 当接突片 44 押圧突片 45 第1当接突片 46 第2当接突片 47 押圧ボス 48 押圧ねじ 51 ボス用開口部 52 テープ用開口部 53 供給管用開口部 54 実装部 55 接続端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル開口部を列設した流路ユニ
    ットを先端部に取り付け、基端部分を取付ベースに取り
    付けるヘッドケースを備えたインクジェット式記録ヘッ
    ドにおいて、 ノズル開口部の列を挟んで両側に位置する一方のヘッド
    側面には、取付ベース側に止着される止着突片を設け、 他方のヘッド側面には、ノズル開口部の列設方向に離隔
    した状態で複数設けられて取付ベースに当接する当接突
    片と、基端側に向けて押圧される押圧突片とを設け、 止着突片及び押圧突片を当接突片よりもヘッド先端側に
    近い位置に配置して、止着突片及び押圧突片と当接突片
    との間に高低差を付けたことを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記複数のノズル開口部を、副走査方向
    に列設したことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記止着突片及び押圧突片をヘッドケー
    ス側面の範囲内に収めた状態で形成し、 紙送りローラを、ヘッドケースを挟んで副走査方向に対
    向する位置にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記止着突片の止着規定面は、止着固定
    部中心よりもヘッドケース側面の外側方向の位置まで少
    なくとも形成されていることを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載のインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記止着突片と押圧突片の各ノズル開口
    部列設方向の位置をずらして形成したことを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れかに記載のインクジェット
    式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 ヘッドケースの基端部分をノズル開口部
    の列設方向に延出して鍔部を突設し、この鍔部に前記当
    接突片を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5
    の何れかに記載のインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 取付ベース表面から止着突部を突設し、
    この止着突部に止着突片を当接させることにより、記録
    ヘッドの取付位置を規定するように構成したことを特徴
    とする請求項1から請求項6の何れかに記載のインクジ
    ェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記止着突部に固定ねじが螺合する固定
    ねじ受部を形成し、固定ねじと止着突部とにより止着突
    片を挟持するように構成したことを特徴とする請求項7
    に記載のインクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 取付ベースに押圧ねじが螺合する押圧ね
    じ受部を形成し、 この押圧ねじ受部に螺合した押圧ねじを押圧突片に当接
    させて押圧突片を取付ベース側に押し付けるように構成
    したことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに
    記載のインクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 複数の記録ヘッドを副走査方向に並べ
    て配置したことを特徴とする請求項1から請求項9の何
    れかに記載のインクジェット式記録ヘッド。
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