JP2000290403A5 - - Google Patents

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例えば、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等のポリグリセリン類、及びこれらをアルコール成分の原料とし、酸成分として、脂肪酸、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等との、モノ、ジ、トリエステル、ポリエステル等から選ばれる少なくとも一種のエステル、又はソルビタンと上記脂肪酸とのエステル、又はエチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、及びこれらの縮重合物と上記脂肪酸とのエステル、又は脂肪族ヒドロキシカルボン酸として、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等と、炭素数10以下の低級アルコールとのエステル、又は多価カルボン酸として、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸等と脂肪族アルコールとのエステル、又はこれらエステルの変性物として、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等が挙げられる。
好ましくは、これらのなかから少なくとも2種類の粘度差(以後50℃での測定、差が少なくとも3センチポイズ)のあるものを選定し混合使用する。より好ましくは、上記に加え、「高粘度の物/低粘度の物」の重量混合比を「0.5/10〜9/1」の範囲で混合使用するのが良い更に好ましくは、上記粘度差が少なくとも10のものであって「高粘度の物/低粘度の物」の重量混合比が「1/9〜5/5」の範囲のものを混合使用するのが良い。3種以上混合する場合は、該全添加量の内、少なくとも5重量%以上添加する物の内、どちらかの2成分が上記条件を満たしていれば良い。それが好ましい理由は、フイルム表面にブリードアウトする速度及び量が均一化され、経時的にも平均化され、相乗的に都合良く作用する為と思われる。
C−3:上記A−2を80wt%に、上記A−1の水添共重合体(カルボニル基の97モ
ル%以上を水添処理したもの)20wt%を上記と同様に混合した組成物100重量部に、上記添加剤B−3を4重量部とB−6を3重量部上記と同様に混合した組成物。
C−4:上記A−1が85重量%に、ポリ4―メチルペンテン−1系共重合体(前述D−1)15重量%を上記同様に混合した組成物100重量部に、上記添加剤B−6を4重量部とB−7を3重量部上記と同様に混合した組成物。
C−5:上記A−3が80重量%に、エチレン−ビニールアルコール共重合体(上記D−4)20重量%を上記と同様に混合した組成物100重量部に、上記B−3を4重量部、B−2を3重量部同様に混合した組成物。
製品そのもの、包装時特性、使用時特性、保存特性、その他に関する本発明で数値化した特性以外の数値化が困難な、参考チェックポイントは、官能的な性能も含む以下の項目を出来るだけ満たすことが実用上(使用者の総合評価)重要である。
(1)小巻ロールのエージング保存性(30cm幅で50m巻きの箱に入れた製品を30℃、関係湿度65%下で30日保存時):ロール端部からの添加剤滲みだし、フイルムの適度な剥離性、フイルム表面のべとつき等に問題がないこと。
(2)ロールの箱からの引き出し性:フイルム端部が伸び、静電気がひどく発生しなくて、手・箱等にスックしなく、且つフイルムが展張し易く手で掴みやすい事、引き出し抵抗性が適度であること。
(3)カツト性:フイルムが展張したままで皺がよることなく、適度な抵抗で、心地良く(軽い音もたて)、伸びて永久変形することなく、正確にカット出来ること。
(4)フイルム展張性:切断後のフイルムが皺よったり、重なったりすることなく、被包装物にうまくラッピング出来ること。
(5)密着性:容器(磁器、合成樹脂製とも)の種類に関係なく、又は容器なしでも、フイルム−容器間、フイルム−被包装物間、フイルム間同士で重なった部分が膨れあがることなく、密着すること、又それが低温保存中、加熱中でも外れてこないこ
と。
(6)耐熱性:加熱中に、裂けたり、溶融して穴があいたり、フイルムが内圧に負けて伸び異常に膨れあがらないこと。
(7)保存中及び加熱中に、味・衛生性、食品に臭いや添加剤が移ったり、フイルムの破片が混入したりしないこと。
(8)加熱後、フイルムを簡単に除去出来ること、フイルム同士が溶着して剥離出来なくなったり、内容物や容器(特に合成樹脂製)に溶着し汚さないこと。
(9)使用後の廃棄処理に問題が少ないこと。
実施例4〜7のフイルムの延伸安定性は問題がなかった。次にこれらのフイルムを、30℃のエイジングルームで1週間処理した後、30cm幅の紙管に約50m巻いた小巻ロールに仕上げ、市販の家庭用ラップ(旭化成工業(株)の塩化ビニリデン系樹脂製専用の)の箱に入れ、包装テストを実施した。
包装テストは、市販の電子レンジ加熱用磁器(又は、プラスチックス)製容器にライスを盛り上げ、その上にカレーを乗せ、電子レンジで加熱時間を種々変えて、サンプル繰り返し数n=5で、実施した。最初に、上記の本実施例フイルムを収納したそれぞれの箱で、ラッピングしたその結果、箱からの引き出し性は、実施例4〜7のフイルムは、市販の塩化ビニリデン系樹脂製フィルム(以下、市販PVDC製と略する)の場合と同様に適度な抵抗で正確に所定量引き出せたが、比較例1(以下、比1と記す)のフイルムは、箱から出過ぎたり、静電気が発生してあちこちにくっついたりして、好ましくなかった。比較例2(以下、同比2と記す)のフイルムは、明らかにべとつき過ぎで、箱の一部にくっいたり、手にまとわりついたりして、不具合いであった。
次に、実施例1と同様にして延伸温度、延伸倍率をそれぞれ調整した後、同様に加工
し、表3に示す特性を有する平均厚み9.0μmの延伸フイルムを得た。延伸性はいずれも良く、大きな問題はなかつた。又、回収層を追加した実施例12は表から略してあるがやはり好ましい結果を有しており、加工性も含め、実施例と大差なく諸特性ともいずれも好ましい範囲内にあった。
これらのフイルムを、実施例1と同様に評価した但し実施例17の特性は、引張弾性率/加熱収縮率/加熱収縮応力/耐熱性/密着仕事量の順に、それぞれ40/18/90/205/18(単位は略する)であった包装テストの結果、実施例13,14.15,16、17は、何ら問題なく使用出来、いずれも本発明の好ましい範囲内のものであった。同様に電子レンジでの加熱テストも問題はなかった。
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