JP2000290631A - ラミネート用接着剤組成物 - Google Patents
ラミネート用接着剤組成物Info
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Abstract
せ、内容物を充填保存した場合も、ボイル、レトルト等
の高温殺菌処理した場合にも内容物に影響を与えないラ
ミネート用接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 主としてポリオールとポリイソシアネー
トとから成り、ポリオール及び又はポリイソシアネート
中にポリエステル樹脂を含有する二液型ラミネート用接
着剤組成物であって、該ポリエステル樹脂の脂肪族酸に
基づくエステル結合濃度が接着剤固形分1グラム当たり
2ミリグラム当量以下であることを特徴とするラミネー
ト用接着剤組成物。
Description
由来のポリエステル結合濃度が、ある規定された範囲の
ポリエステル樹脂を用いるラミネート用接着剤組成物に
関する。更に詳しくは、各種プラスチックフィルム、金
属あるいはガラス蒸着フィルム、金属箔等をラミネート
して、主として食品の包装材料に使用する複合フィルム
を製造する際に用いる、主としてポリオールとポリイソ
シアネートよりなる二液反応型ドライラミネート用接着
剤のポリエステル成分として有用な、樹脂中の脂肪族酸
由来のポリエステル結合濃度を接着剤固形分に対し2m
g当量/g以下となるポリエステル樹脂を用いたラミネ
ート用接着剤組成物に関する。
ックフィルム、金属、ガラス蒸着フィルム、金属箔等を
多層ラミネートして複合フィルム化した材料が使用され
てきた。これらの各種プラスチックフィルム、金属、ガ
ラス蒸着フィルム、金属箔等を貼り合わせる方法として
は、一方の材料面に接着剤を塗布後、溶剤を蒸発乾燥除
去し、他の材料を加熱、圧着しながら積層するドライラ
ミネーションと呼ばれる技術がある。この技術は、任意
のフィルム同士を自由に貼り合わせることができ、目的
に応じた性能を有する複合フィルムを得ることができる
ため、高性能が要求される食品の包装材料の製造に広く
用いられている。
チックフィルム、アルミ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フ
ィルム、シリカ蒸着フィルム、及びアルミ箔に対する接
着性、(2)トンネリングを防ぐための初期接着性、
(3)接着剤の硬化速度、(4)ポットライフ、(5)
耐内容物性、(6)ボイル、レトルト耐性等に対して高
い性能が要求される。更に最近では、接着剤由来の各種
不純物が内容物へ移行し香りや味覚に悪影響を与えるこ
とのない、(7)低臭味性が重要視されるようになって
きた。
反応型ポリウレタン系接着剤である。この接着剤の主た
る成分としては、高分子末端に水酸基を有するポリオー
ル成分とイソシアネート基を有するポリイソシアネート
成分からなり、水酸基とイソシアネート基との反応によ
りウレタン結合を形成し硬化する。具体的には、ポリエ
ーテルポリウレタンポリオールや、脂肪族酸由来のポリ
エステル結合濃度が接着剤固形分に対し2〜4mg当量
/gになるようなポリエステルポリオール、ポリエステ
ルポリウレタンポリオール又はこれらの二種以上の混合
物とポリイソシアネート化合物を組み合わせたものが知
られている。
しては、多価アルコールとジカルボン酸より得られる末
端水酸基のポリエステルポリオール、ポリエステルポリ
オールと有機ジイソシアネートより得られるポリエステ
ルポリウレタンポリオール、ポリエーテルポリオールと
有機ジイソシアネートから得られるポリエーテルポリウ
レタンポリオール、ポリエステルポリオールとポリエー
テルポリオールの混合物と有機ジイソシアネートから得
られるポリエステルポリエーテルポリウレタンポリオー
ルが挙げられ、これらはいずれも2官能以上のポリオー
ルである。
のトリメチロールプロパンに3モルの有機ジイソシアネ
ートを付加して得られるアダクト、3モルの有機ジイソ
シアネートに1モルの水を反応させて得られるビュレッ
ト、または3モルの有機ジイソシアネートの重合で得ら
れるイソシアヌレート等の結合形態を有する多官能の有
機ポリイソシアネートが使用され、又、ポリイソシアネ
ートとポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ルまたは必要によりこれらと低分子ポリオールを反応さ
せて得られるポリウレタンポリイソシアネート化合物が
主として使用されている。
配合比率は接着剤の種類により異なるが、一般的には水
酸基/イソシアネート基の当量比が1/1〜1/3の割
合で加えられ、希釈溶剤として酢酸エチルを加えて、固
形分20〜35%、粘度12〜20秒(ザーンカップ#
3)で使用される場合が多い。
に内容物を充填し保存した場合、あるいは内容物の品質
保持のために内容物を充填後ボイル、レトルト等の高温
殺菌処理を行った場合に、接着剤由来の各種不純物が内
容物に移行することがあり、これが、内容物本来の香り
や味に悪い影響を与えることがある。
は、ポリエステル樹脂の合成時に副生成する比較的低分
子量のエステルオリゴマーが挙げられる。
に移行してしまい、内容物本来の香りや味に悪い影響を
与える場合、その解決策としてはエステルオリゴマーを
予め除去しておくことが考えられるが、ポリエステル樹
脂の合成時に副生成する多種多様なエステルオリゴマー
を除去することは従来の公知の方法では容易でない。ま
た、従来のポリエステル樹脂の合成方法では、比較的低
分子量のエステルオリゴマーの生成を充分抑制する方法
は未だ得られていないのが現状である。
問題点を解決するための接着剤組成物を提供することに
あり、接着剤由来のエステルオリゴマーが内容物に移行
せず、内容物を充填保存した場合も、ボイル、レトルト
等の高温殺菌処理した場合も内容物に影響を与えないラ
ミネート用接着剤組成物を提供することにある。
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ポリエステル樹
脂中の脂肪族酸由来のポリエステル結合濃度が特定の値
以下であるラミネート用接着剤組成物を見出し本発明を
完成した。即ち、本発明の構成は、主としてポリオール
とポリイソシアネートとから成り、ポリオール及び又は
ポリイソシアネート中にポリエステル樹脂を含有する二
液型ラミネート用接着剤組成物であって、該ポリエステ
ル樹脂の脂肪族酸に基づくエステル結合濃度が接着剤固
形分1グラム当たり2mg当量/g以下であることを特
徴とするラミネート用接着剤組成物である。
が分子量300以上のポリカルボン酸を含有する、ポリ
エステルポリオール又はポリエステルポリウレタンポリ
オールであるラミネート用接着剤組成物である。
ルがアルキル側鎖を有するグリコールを含有する、ポリ
エステルポリオール又はポリエステルポリウレタンポリ
オールであるラミネート用接着剤組成物である。
成分とポリイソシアネート成分とから成り、ポリオール
成分及び又はポリイソシアネート成分中にポリエステル
樹脂を含有する二液型ラミネート用接着剤組成物であっ
て、該ポリエステル樹脂の脂肪族酸に基づくエステル結
合濃度が特定値以下であるラミネート用接着剤組成物で
ある。
エステル樹脂は、ポリエステルポリオール、ポリエステ
ルポリオールが有機ジイソシアネート等のポリイソシア
ネート化合物でウレタン化された、ポリエステルポリウ
レタンポリオール、ポリエステルポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリエーテルポリウレタンポリオー
ル、又はそれら二種以上の混合物が好ましい。
多塩基酸と多価アルコールを反応して得られるもので、
その脂肪族酸に基づくエステル結合濃度が接着剤固形分
に対し2mg当量/g以下である。より好ましくは1.
5mg当量/g以下である。脂肪族酸に基づくエステル
結合濃度が接着剤固形分に対し2mg当量/gを越える
と、合成上副反応によるエステルオリゴマーの生成量が
多くなり、そのエステルオリゴマーの内容物への移行量
も多く、味覚の変化や臭気が問題となる。
料をも使用することができる。例えば、コハク酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボ
ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、1,3−シクロペン
タンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ナフタル酸、
ビフェニルジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)
エタン−p,p’−ジカルボン酸及びこれらジカルボン
酸の無水物あるいはエステル形成性誘導体;p−ヒドロ
キシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香
酸及びこれらのジヒドロキシカルボン酸のエステル形成
性誘導体、ダイマー酸等の多塩基酸を単独であるいは二
種以上の混合物で使用することができる。本発明では、
脂肪族酸に基づくエステル結合濃度を下げるために、多
塩基酸の少なくとも一部として分子量300以上のポリ
カルボン酸を使用することが好ましい。更に好ましく
は、分子量400以上のポリカルボン酸である。ポリカ
ルボン酸としては、ダイマー酸を挙げることが出来る。
ル酸などのC18の不飽和脂肪酸のディールスアルダー
型2量化反応による生成物であり、不飽和結合に水素を
添加し飽和させたものなど種々のものが市販されてい
る。代表的なものは、C18のモノカルボン酸0〜5重
量%、C36ダイマー酸70〜98%およびC54のト
リマー酸0〜30重量%からなるものである。
れをも使用することができる。具体例としては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、、メチルペンタンジオール、ジメチルブタンジオー
ル、ブチルエチルプロパンジオール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、1,4−シク
ロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、トリエチレングリコール、ポリカプロラクトンジ
オール、ダイマージオール、ビスフェノールA、水素添
加ビスフェノールA等のグリコール類、プロピオラクト
ン、ブチロラクトン、ε−カプロラクトン、δ−バレロ
ラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等の環状エ
ステル化合物の開環重合反応によって得られるポリエス
テル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール等の活性水素原子を2個有する化合物
の1種または2種以上を開始剤としてエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチ
レンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフ
ラン、シクロヘキシレン等のモノマーの1種または2種
以上を常法により付加重合したポリエーテル類等の多価
アルコール成分を単独であるいは二種以上の混合物とし
て使用できる。
子量の比較的大きいグリコールを使用することが好まし
い。分子量の比較的大きいグリコールとしては、公知で
あれば何れをも使用することが出来る。例えば、1,6
−ヘキサンジオール、トリエチレングリコール、ポリカ
プロラクトンジオールやダイマージオール等が挙げられ
る。ここでダイマージオールとは上記で説明したダイマ
ー酸を還元させて得られるものである。
ル側鎖を持つグリコール類を使用することで接着剤のエ
ステルオリゴマーの量を低減することを可能にした。ア
ルキル側鎖を有するグリコール類としては、ネオペンチ
ルグリコール、メチルペンタンジオール、ジメチルブタ
ンジオール、ブチルエチルプロパンジオール等を挙げる
ことが出来る。
エステルポリウレタンとして使用することもできる。ウ
レタン化に用いられる有機ジイソシアネート類として
は、芳香族ジイソシアネート(ジフェニルメタンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、低分子グリコール類と前記芳香族ジイソシアネー
トとのプレポリマー等);脂肪族ジイソシアネート
(1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート、エチレングリコール、プロピレン
グリコール等の低分子グリコール類と前記脂肪族ジイソ
シアネートとのプレポリマー等);脂環族ジイソシアネ
ート(イソホロンジイソシアネート、水添化4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、メチルシクロヘキ
シレンジイソシアネート、イソプロピリデンジシクロヘ
キシルー4,4’−ジイソシアネート、低分子グリコー
ル類と前記脂環族ジイソシアネートとのプレポリマー
等);及びこれらの二種以上の混合物が挙げられる。
に前記の多価アルコールを使用することができる。ま
た、これらのポリエステル、ポリウレタンには、前記の
多価アルコール成分をブレンドして使用することもでき
る。
に別の良好な態様として、公知のリン酸類又はその誘導
体が併用できる。これによって、接着剤の初期接着性が
向上し、トンネリング等のトラブルを解消することがで
きる。
としては、例えば次亜リン酸、亜リン酸、オルトリン
酸、次リン酸等のリン酸類、例えばメタリン酸、ピロリ
ン酸、トリポリリン酸、ポリリン酸、ウルトラリン酸等
の縮合リン酸類、例えばオルトリン酸モノメチル、オル
トリン酸モノエチル、オルトリン酸モノプロピル、オル
トリン酸モノブチル、オルトリン酸モノ−2−エチルヘ
キシル、オルトリン酸モノフェニル、亜リン酸モノメチ
ル、亜リン酸モノエチル、亜リン酸モノプロピル、亜リ
ン酸モノブチル、亜リン酸モノ−2−エチルヘキシル、
亜リン酸モノフェニル、オルトリン酸ジ−2−エチルヘ
キシル、オルトリン酸ジフェニル亜リン酸ジメチル、亜
リン酸ジエチル、亜リン酸ジプロピル、亜リン酸ジブチ
ル、亜リン酸ジ−2−エチルヘキシル、亜リン酸ジフェ
ニル等のモノ、ジエステル化物、縮合リン酸とアルコー
ル類とからのモノ、ジエステル化物、例えば前記のリン
酸類に、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド
等のエポキシ化合物を付加させたもの、例えば脂肪族又
は芳香族のジグリシジルエーテルに前記のリン酸類を付
加させて得られるエポキシリン酸エステル類等が挙げら
れる。
二種以上用いてもよい。含有させる方法としては単に混
ぜ込むだけでよい
て、接着促進剤を用いることもできる。接着促進剤には
シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、
アルミニウム系等のカップリング剤、エポキシ樹脂等が
挙げられる。
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメチルジメトキシ
シラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン等のアミノシラン;β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン等のエポキシシラン;ビニ
ルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン等のビニルシラ
ン;ヘキサメチルジシラザン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン等を挙げることが出来る。
えば、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブト
キシチタン、ブチルチタネートダイマー、テトラステア
リルチタネート、チタンアセチルアセトネート、チタン
ラクテート、テトラオクチレングリコールチタネート、
チタンラクテート、テトラステアロキシチタン等を挙げ
ることが出来る。
ては、例えば、アセトアルコキシアルミニウムジイソプ
ロピレート等が挙げることが出来る。
ているエピ−ビス型、ノボラック型、β−メチルエピク
ロ型、環状オキシラン型、グリシジルエーテル型、グリ
シジルエステル型、ポリグリコールエーテル型、グリコ
ールエーテル型、エポキシ化脂肪酸エステル型、多価カ
ルボン酸エステル型、アミノグリシジル型、レゾルシン
型等の各種エポキシ樹脂が挙げられる。
て、接着剤層の耐酸性を向上させる方法として公知の酸
無水物を併用することもできる。
物、コハク酸無水物、ヘット酸無水物、ハイミック酸無
水物、マレイン酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水
物、ヘキサヒドラフタル酸無水物、テトラプロムフタル
酸無水物、テトラクロルフタル酸無水物、トリメリット
酸無水物、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノテトラ
カルボン酸無水物、2,3,6,7−ナフタリンテトラ
カルボン酸2無水物、5−(2,5−オキソテトラヒド
ロフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボン酸無水物等が挙げられる。
いずれの形態であってもよい。溶剤型の場合、溶剤は主
剤及び硬化剤の製造時に反応媒体として使用され、更に
塗装時に希釈剤として使用される。使用できる溶剤とし
ては例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテ
ート等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メチレンクロリ
ド、エチレンクロリド等のハロゲン化炭化水素類、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルスルホアミド等が挙げられ
る。これらのうち通常は酢酸エチルを使用するのが好ま
しい。
塗工方法で塗布されても差し支えないが、一般的にはグ
ラビアロール塗工方式で塗布される。本接着剤の塗布量
は、固形分で1.5〜5g/m2、好ましくは、2〜4
g/m2の塗工条件で使用される。塗布量が少なければ
少ないほど、接着剤から内容物への溶出は少なくなる
が、接着物性を確保することが難しくなるため、上記の
塗布量が好ましいと考える。
より更に詳細に説明するが、本発明は以下の例に限定さ
れるものではない。尚、例中「部」とあるのは「重量
部」を示す。
由来するエステル結合濃度ゼロのポリエステルウレタン
ポリオール) 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、精留管、水分分離器
等を備えたポリエステル反応容器に、イソフタル酸の3
4.0部、1,6−ヘキサンジオールの19.9部、ペ
スポールHP−1000(東亜合成社製脂肪酸ダイマー
ジオール、OH価=196mgKOH/g)の46.1
部および酢酸亜鉛の0.03部を仕込み、精留管上部温
度が100℃を越えないように徐々に加熱して内温を2
40℃に保持した。酸価が1.5mgKOH/gになっ
たところで10mmHg以下に減圧し、1.5時間保持
してエステル化反応を終了し中間体ポリエステルポリオ
ールを得た。
100部に対し、イソホロンジイソシアネートの5.6
部を加え120℃に加熱して遊離のNCO基が実質的に
なくなるまでウレタン化の反応を行い酢酸エチルで希釈
して不揮発分50%、25℃でのガードナー粘度T−U
2のポリエステルウレタンポリオール溶液を得た。これ
をポリオールAとする。
由来するエステル結合濃度1.1mg当量/gのポリエ
ステルウレタンポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の34.0部、1,6−ヘキサンジオ
ールの35.8部、エンポール1061(ヘンケルジャ
パン社、ダイマー脂肪酸 酸価=196mgKOH/
g)の30.2部および酢酸亜鉛の0.03部を仕込
み、精留管上部温度が100℃を越えないように徐々に
加熱して内温を240℃に保持した。酸価が5mgKO
H/gになったところでキシレンを加え水分分離器を用
いて同温度でキシレンをリフラックスさせ酸価2mgK
OH/g以下までさらに反応を続けた。10mmHg以
下に減圧し、1.5時間保持してキシレンを除去し、エ
ステル化反応を終了し中間体ポリエステルポリオールを
得た。
100部に対し、イソホロンジイソシアネートの7.0
部を加え120℃に加熱して遊離のNCO基が実質的に
なくなるまでウレタン化の反応を行い酢酸エチルで希釈
して不揮発分50%、25℃でのガードナー粘度Uのポ
リエステルウレタンポリオール溶液を得た。これをポリ
オールBとする。
由来するエステル結合濃度1.3mg当量/gのポリエ
ステルウレタンポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の34.0部、エチレングリコールの
7.7部、1,6−ヘキサンジオールの22.3部、エ
ンポール1061(ヘンケルジャパン社、ダイマー脂肪
酸 酸価=196mgKOH/g)の36.0部および
酢酸亜鉛の0.03部を仕込み、精留管上部温度が10
0℃を越えないように徐々に加熱して内温を240℃に
保持した。酸価が5mgKOH/gになったところでキ
シレンを加え水分分離器を用いて同温度でキシレンをリ
フラックスさせ酸価2mgKOH/g以下までさらに反
応を続けた。10mmHg以下に減圧し、1.5時間保
持してキシレンを除去し、エステル化反応を終了し中間
体ポリエステルポリオールを得た。
100部に対し、イソホロンジイソシアネートの5.8
部を加え120℃に加熱して遊離のNCO基が実質的に
なくなるまでウレタン化の反応を行い酢酸エチルで希釈
して不揮発分50%、25℃でのガードナー粘度U−V
のポリエステルウレタンポリオール溶液を得た。これを
ポリオールCとする。
由来するエステル結合濃度1.7mg当量/gのポリエ
ステルウレタンポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の32.0部、セバチン酸の8.6
部、1,6−ヘキサンジオールの35.4部、エンポー
ル1061(ヘンケルジャパン社、ダイマー脂肪酸 酸
価=196mgKOH/g)の20.0部および酢酸亜
鉛の0.03部を仕込み、精留管上部温度が100℃を
越えないように徐々に加熱して内温を240℃に保持し
た。酸価が5mgKOH/gになったところでキシレン
を加え水分分離器を用いて同温度でキシレンをリフラッ
クスさせ酸価2mgKOH/g以下までさらに反応を続
けた。10mmHg以下に減圧し、1.5時間保持して
キシレンを除去し、エステル化反応を終了し中間体ポリ
エステルポリオールを得た。
100部に対し、イソホロンジイソシアネートの4.0
部を加え120℃に加熱して遊離のNCO基が実質的に
なくなるまでウレタン化の反応を行い、これを酢酸エチ
ルで希釈して不揮発分50%、25℃でのガードナー粘
度Xのポリエステルウレタンポリオール溶液を得た。こ
れをポリオールDとする。
由来するエステル結合濃度1.2mg当量/gのポリエ
ステルポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の23.5部、テレフタル酸の23.
5部、アジピン酸の7.8部、エチレングリコールの
4.9部、ネオペンチルグリコールの9.2部、ブチル
エチルプロパンジオールの31.1部および酢酸亜鉛の
0.03部を仕込み、精留管上部温度が100℃を越え
ないように徐々に加熱して内温を240℃に保持した。
酸価が15mgKOH/gになったところでキシレンを
加え水分分離器を用いて同温度でキシレンをリフラック
スさせ酸価2mgKOH/g以下までさらに反応を続け
た。10mmHg以下に減圧し、1.5時間保持してキ
シレンを除去し、エステル化反応を終了しこれを酢酸エ
チルで希釈して不揮発分50%、25℃でのガードナー
粘度X−Y2のポリエステルポリオール溶液を得た。こ
れをポリオールEとする。
酸に由来するエステル結合濃度2.8mg当量/gのポ
リエステルウレタンポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の38.8部、アジピン酸の7.7
部、セバチン酸の15.2部、エチレングリコールの
6.2部、ネオペンチルグリコールの19.6部、1,
6−ヘキサンジオールの12.5部、および酢酸亜鉛の
0.03部を仕込み、精留管上部温度が100℃を越え
ないように徐々に加熱して内温を240℃に保持した。
酸価が5mgKOH/gになったところでキシレンを加
え水分分離器を用いて同温度でキシレンをリフラックス
させ酸価2mgKOH/g以下までさらに反応を続け
た。10mmHg以下に減圧し、1.5時間保持してキ
シレンを除去し、エステル化反応を終了し中間体ポリエ
ステルポリオールを得た。
100部に対し、イソホロンジイソシアネートの5.0
部を加え120℃に加熱して遊離のNCO基が実質的に
なくなるまでウレタン化の反応を行い酢酸エチルで希釈
して不揮発分50%、25℃でのガードナー粘度Tのポ
リエステルウレタンポリオール溶液を得た。これをポリ
オールFとする。
酸に由来するエステル結合濃度2.6mg当量/gのポ
リエステルポリオール) 調製例1で用いたものと同様のポリエステル反応容器
に、イソフタル酸の23.1部、テレフタル酸の23.
1部、アジピン酸の16.5部、エチレングリコールの
10.3部、ネオペンチルグリコールの9.9部、1,
6−ヘキサンジオールの17.1部および酢酸亜鉛の
0.03部を仕込み、精留管上部温度が100℃を越え
ないように徐々に加熱して内温を240℃に保持した。
酸価が15mgKOH/gになったところでキシレンを
加え水分分離器を用いて同温度でキシレンをリフラック
スさせ酸価2mgKOH/g以下までさらに反応を続け
た。10mmHg以下に減圧し、1.5時間保持してキ
シレンを除去し、エステル化反応を終了しこれを酢酸エ
チルで希釈して不揮発分50%、25℃でのガードナー
粘度Uのポリエステルポリオール溶液を得た。これをポ
リオールGとする。
ては以下のポリイソシアネート(1)及びポリイソシア
ネート(2)を使用した。
(イソフォロンジイソシアネート)のイソシアヌレート
体からなるポリイソシアネートであり、ヒュルスジャパ
ン株式会社製のVESTANAT T1890を酢酸エ
チルで不揮発分75%に希釈したものを使用した。不揮
発分は75.0%、NCO%(溶液)は13.1%、B
型粘度は1020mPa・s、脂肪族酸に由来するエス
テル結合濃度は0ミリグラム当量/gであった。
シリレンジイソシアネート)のトリメチロールプロパン
のアダクト体からなるポリイソシアネートであり、武田
薬品工業株式会社製のタケネートD−110Nを使用し
た。不揮発分は75.1%、NCO%(溶液)は11.
5%、B型粘度は510mPa・s、脂肪族酸に由来す
るエステル結合濃度は0ミリグラム当量/gであった。
シアネートを用いて、抽出試験並びに味覚試験を行っ
た。これらの試験を行うための接着剤塗膜、および味覚
試験を行うためのパウチの作成方法、抽出試験方法およ
び味覚試験方法をそれぞれ以下に示す。
方法〕75μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム(東レ株式会社製ルミラー)に、下記の表
1に示したように、接着剤を配合し、接着剤の塗膜の厚
さが固形分換算で100μmとなるように接着剤をアプ
リケーターで塗布して、接着剤塗膜を作成した。これを
50℃に加温されたデシケーター中で5日間養生し、抽
出試験を行うための接着剤塗膜検体を得た。
の食品、添加物等の規格基準、第三、器具及び容器包
装、B、1過マンガン酸カリウム消費試験に則って行っ
た。上記の抽出試験用の検体を5cm×10cmの大き
さに裁断し、100mlの蒸留水に浸して、温度95℃
で30分間にわたり、検体から水への抽出を行った試料
を、上記の規定方法で過マンガン酸カリウム消費量の測
定を行った。過マンガン酸カリウム消費量が高いほど、
接着剤から内容物である蒸留水に移行するエステルオリ
ゴマーを主とする溶出有機物質量が多いとみることがで
きる。
法〕下記の表2に示したように、接着剤を配合し、既に
ラミネートされている12μmのPETフィルムと9μ
mのアルミ箔のアルミ箔面に、接着剤を塗布量3.5g
/m2−固形分となるように塗布し、溶剤を揮発させた
後に、70μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィ
ルムとラミネートし、50℃で5日間養生し、ラミネー
トフィルムを得た。このCPPフィルム面を、温度20
0℃、圧力1kg/cm2の10mm幅のバーシールで
ヒートシールし、内寸130mm×100mmの空パウ
チを作成した。この空パウチの中に蒸留水を100ml
投入し、上記の条件でヒートシールを行い内寸120m
m×100mmの蒸留水を充填したパウチを作成し、そ
れを120℃で30分間レトルト処理した後に、50℃
で3日間養生し、味覚試験の検体を得た。ここで、12
μmのPETフィルムは、東洋紡績株式会社製のE−5
100、アルミ箔は、東洋アルミニュウム工業株式会社
製のアルミ箔、CPPフィルムは、東レ合成フィルム株
式会社製のトレファンNO ZK−93Kをそれぞれ使
用した。
を解体し、内容物を味覚試験用のガラスビカーに移す。
次に、予め決めておいた、煙草を吸わない20歳から5
9歳までのパネル5人によって、内容物の味覚の評価を
行った。評価は、蒸留水を基準として、それに対する味
覚を、同等、苦い、甘い、酸い、まずいの5種類に規格
化した。
試験の結果を表3、4に示した。尚、75μmPETフ
ィルム単体の過マンガン酸カリウム消費量は、0.1p
pmであった。又、表1〜表4に於ける、配合比は、ポ
リオール/ポリイソシアネートの配合比を表す。
接着剤層から内容物に移行するエステルオリゴマーが極
めて少ないため、内容物充填後の保存時やボイル、レト
ルト等の高温殺菌処理後に問題となるエステルオリゴマ
ーの溶出に伴う内容物本来の香りや味の変化を最小限に
押さえることができ、低臭味性の包材を製造することを
可能にした。
Claims (3)
- 【請求項1】 主としてポリオールとポリイソシアネー
トとから成り、ポリオール及び又はポリイソシアネート
中にポリエステル樹脂を含有する二液型ラミネート用接
着剤組成物であって、該ポリエステル樹脂の脂肪族酸に
基づくエステル結合濃度が接着剤固形分1グラム当たり
2ミリグラム当量(以後、単位:mg当量/g)以下で
あることを特徴とするラミネート用接着剤組成物。 - 【請求項2】 ポリオールが分子量300以上のポリカ
ルボン酸を含有するポリエステルポリオール又はポリエ
ステルポリウレタンポリオールである請求項1に記載の
ラミネート用接着剤組成物。 - 【請求項3】 ポリオールがアルキル側鎖を有するグリ
コールを含有するポリエステルポリオール又はポリエス
テルポリウレタンポリオールである請求項1又は請求項
2に記載のラミネート用接着剤組成物。
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