JP2000290836A - ポリウレタンウレア弾性繊維 - Google Patents

ポリウレタンウレア弾性繊維

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JP2000290836A
JP2000290836A JP9717999A JP9717999A JP2000290836A JP 2000290836 A JP2000290836 A JP 2000290836A JP 9717999 A JP9717999 A JP 9717999A JP 9717999 A JP9717999 A JP 9717999A JP 2000290836 A JP2000290836 A JP 2000290836A
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hydrotalcite
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polyurethaneurea
phosphate
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Yoshinori Morifuji
義紀 森藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリウレタンウレア弾性繊維重量に対して、
表面に燐酸エステルが付着しているハイドロタルサイト
を0.5〜10wt%含有するポリウレタンウレア弾性
繊維及び表面に燐酸エステルが付着しているハイドロタ
ルサイトが、ポリウレタンウレア組成物の重量に対して
0.5〜10重量%混合されているポリウレタンウレア
紡糸原液を紡糸することを特徴とするポリウレタンウレ
ア弾性繊維の製造方法。 【効果】 本発明の、表面に燐酸エステルが付着してい
るハイドロタルサイトはポリウレタンウレア紡糸原液の
フィルター詰まりを抑える。本発明のハイドロタルサイ
トを含有するポリウレタンウレア弾性繊維は染色処理後
も優れた耐塩素脆化性能を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐塩素脆化性能に優れ
たポリウレタンウレア弾性繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機ジイソシアネートと高分子量
ジオールで調整されたイソシアナート末端のプレポリマ
ーにジアミンで鎖長伸長させて得られるポリウレタンウ
レア弾性繊維は公知であり、ポリアミド繊維やポリエス
テル繊維と交編されファンデーション、ソックス、パン
ティストッキング、スポーツウェア等、多分野に伸縮機
能素材として使用されている。
【0003】しかしながら、ポリウレタンウレア弾性繊
維が使用された衣料製品を塩素漂白剤に曝した場合やポ
リウレタンウレア弾性繊維を使用した水着を有効塩素濃
度0.5〜3ppmの殺菌用塩素水中に繰り返し曝露す
るとポリウレタンウレア弾性繊維の弾性機能の著しい低
下や断糸をきたすことが知られている。ポリアミド繊維
とポリウレタンウレア弾性繊維とから成る衣料製品にお
いては染料の変褪色をもきたす。
【0004】耐塩素脆化性能向上策として、微生物によ
る劣化の起きないポリエーテ ル系ポリウレタン弾性繊
維の耐塩素脆化性能の向上のために0.1〜1μmの酸
化亜鉛を添加する方法(特公昭60−43444号公
報)、ハイドロタルサイト類化合物を添加する方法(特
開昭59−133248号公報)、粒径5μm以下の酸
化マグネシウム、酸化アルミニウムを添加する方法(特
公昭61−35283号公報)、0.05 〜3μmの
酸化マグネシウムと酸化亜鉛との固溶体を添加する方法
(特開平6−81215号公報)が開示されているが、
以下の問題点があった。
【0005】ポリアミド繊維とポリウレタンウレア弾性
繊維とからなる水着において、水泳プールの水中に含ま
れている塩素によってポリアミド繊維の染料が変褪色す
ることを防ぐため、酸性(pH3〜6)で染色された後
にタンニン液による染料固着処理(pH3〜4.5)が
施されている。酸性での染色及びタンニン液によるポリ
アミド繊維に染着した染料の染料固着処理によって、ポ
リウレタンウレア弾性繊維に添加された上述の耐塩素脆
化性能向上剤が繊維から溶出して耐塩素脆化性能の低下
が見られていた。
【0006】更に、これらの添加剤をポリウレタンウレ
アの紡糸原液に添加すると、二次凝集が生じて紡糸フィ
ルターの目詰まりや、紡糸時の糸切れが増加する。特開
平3−292364号公報には、ハイドロタルサイトの
表面に脂肪酸のコーティングを施して、二次凝集を防ぐ
方法が開示されているが不十分であった。特開平10−
168657号公報には、ポリオルガノシロキサンまた
はポリオルガノシロキサンとポリオルガノハイドロジェ
ンシロキサンとの混合物で被覆されたハイドロタルサイ
ト及び/または他の塩基性金属アルミニウムヒドロキシ
化合物が二次凝集しにくい事が開示されているが、まだ
不十分であった。
【0007】国際公開第98/36112号公報には、
2価金属M2 + とアルミニウムを含み、アルミニウムに
対する2価金属M2 + のモル比が1〜5である複合酸化
物粒子がポリウレタンウレアに対し0.5〜10重量%
含有されていることを特徴とする弾性繊維が開示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸性
(pH3〜6)での染色条件下や染色後のタンニン液
(pH3〜4.5)による染料固着処理を行った後も長
期間にわたり優れた耐塩素脆化性能を有するポリウレタ
ンウレア弾性繊維を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、表面に燐酸エステルが付着しているハイ
ドロタルサイトをポリウレタンウレア弾性繊維の全重量
に対し0.5〜10重量%含有させたポリウレタンウレ
ア弾性繊維が優れた耐塩素脆化性能を有し、ハイドロタ
ルサイトの二次凝集によるフィルター目詰まりや紡糸
時、整経時の糸切れが極めて少ないため安定した生産が
できることを見い出した。
【0010】即ち、本発明は、ポリウレタンウレア弾性
繊維の重量に対して、表面に燐酸エステルが付着してい
るハイドロタルサイトを0.5〜10重量%含有するポ
リウレタンウレア弾性繊維である。以下、本発明を詳細
に説明する。燐酸エステルによるコーティングは国際公
開第98/36112号公報に記載されているが、ハイ
ドロタルサイトへの燐酸エステルのコーティングは記載
されていない。しかし驚くべきことに、このハイドロタ
ルサイトへの燐酸エステルのコーティングがハイドロタ
ルサイトの二次凝集によるフィルター目詰まりや紡糸
時、整経時の糸切れを著しく少なくし、また、タンニン
液によるポリウレタンウレア弾性繊維からの脱落が少な
いので優れた耐塩素脆化性能を示す。
【0011】本発明のハイドロタルサイトは、例えば、
特公昭46−2280号公報に記載された、アルミニウ
ム源物質とマグネシウム源物質とを混合して加熱反応さ
せ、前2者がCO2 を含有しない原料の場合、CO2
いは炭酸塩を添加する方法により得られるものである。
ハイドロタルサイトの添加量は、製品に要求される耐塩
素脆化性能を満たす量であればよく、全ポリウレタンウ
レア弾性繊維の重量に基いて1〜10重量%が好まし
く、より好ましくは2〜6重量%である。
【0012】本発明に用いる燐酸エステルとしては、モ
ノエステル型、ジエステル型或いはこれらの混合物のい
ずれでもよいが、1つのエステルに付随する直鎖又は分
岐したアルキル基の炭素原子数が4〜30のものが好ま
しい。燐酸エステルの例としては、ブチルアシドフォス
フェイト、2−エチルヘキシルアシドフォスフェイト、
ラウリルアシドフォスフェイト、トリデシルアシドフォ
スフェイト、ステアリルアシドフォスフェイト、ジ−2
−エチルヘキシルフォスフェイト、オレイルアシドフォ
スフェイト等が挙げられる。 より好ましくは、1つの
エステルに付随する直鎖又は分岐したアルキル基の炭素
原子数が8〜20のものであり、ステアリルアシドフォ
スフェイトが最も好ましい。
【0013】燐酸エステルを付着させる方法として例え
ば、以下の方法がある。 (1)ハイドロタルサイトと
燐酸エステルを直接加熱する方法、(2)有機溶剤に溶
解させた燐酸エステルをハイドロタルサイトに直接噴霧
又は混合処理後有機溶剤を除去する方法、(3)燐酸エ
ステルを、溶解させたポリウレタンウレア溶液中で分散
処理する方法、(4)ハイドロタルサイトを含有するポ
リウレタンウレア溶液に燐酸エステルを添加混合する方
法。
【0014】燐酸エステルの付着量は、ハイドロタルサ
イトに対して0.1重量%以上が好ましい。0.1重量
%未満の場合、良好な効果を発揮しがたく、10重量%
を越えても効果は殆ど向上しない。燐酸エステルを、ポ
リウレタンウレア弾性繊維を紡糸する以前の紡糸原液の
段階で、ハイドロタルサイトの表面に付着させた場合、
タンニン液処理後の耐塩素脆化性能を一層向上させる効
果の他に、紡糸原液中でハイドロタルサイトの二次凝集
を抑制する効果をも有するため紡糸原液のフィルター詰
まりが減少し、紡糸中の糸切れを減少させる効果もあ
る。
【0015】本発明のポリウレタンウレア弾性繊維は、
有機ジイソシアナートと実質的に線状の高分子ジオール
とで調整されたイソシアナート末端のプレポリマーに多
官能性活性水素原子を有する鎖伸長剤および単官能性活
性水素原子を有する末端封鎖剤を1段または多段階に反
応せしめて得られる分子内にウレタン基を有する重合体
に、必要に応じて添加剤を添加したポリウレタンウレタ
重合体組成物及び表面に燐酸エステルが付着しているハ
イドロタルサイトを含むポリウレタンウレア紡糸原液を
乾式紡糸、湿式紡糸等のより製造される。
【0016】ポリウレタンウレア弾性繊維の別の調製の
方法としては、上述の両端にヒドロキシル基をもち分子
量600〜5,000である実質的に線状の重合体と有
機ジイソシアネ−トとからなるイソシアネート末端のプ
レポリマ−に多官能性活性水素原子を有する鎖伸長剤と
単官能性活性水素原子を有する末端停止剤とを反応させ
ながら紡糸して得られるものである。この場合、表面に
燐酸エステルが付着しているハイドロタルサイトは、紡
糸前のいずれの段階で添加してもよい。
【0017】本発明のポリウレタンウレアの製造原料の
一つである高分子ジオールとしては、両末端にヒドロキ
シル基を持つ分子量400〜3,000の実質的に線状
の高分子体であり、例えばポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテト
ラメチレングリコール、ポリオキシペンタメチレングリ
コール、炭素数1〜8の直鎖状またはランダム状にエー
テル結合している共重合ポリアルキレンエーテルジオー
ル等のポリエーテルジオールが挙げられる。
【0018】本発明のポリウレタンウレアの製造原料の
一つである有機ジイソシアナートとしては、例えば脂肪
族、脂環族、芳香族のジイソシアナートの中で、反応条
件下で溶解または液状を示すものすべてを適用できる。
例えば、メチレン−ビス(4−フェニルイソシアナー
ト)、メチレン−ビス(3−メチル−4−フェニルイソ
シアナート)、2,4−トリレンジイソシアナート、
2,6−トリレンジイソシアナート、m−及びp−キシ
リレンジイソシアナート、α,α,α’,α’−テトラ
メチル−p−キシリレンジイソシアナート、m−及びp
−フェニレンジイソシアナート、4,4’−ジメチル−
1,3−キシリレンジイソシアナート、1−アルキルフ
ェニレン−2,4及び2,6−ジイソシアナート、3−
(α−イソシアナートエチル)フェニルイソシアナー
ト、2,6−ジエチルフェニレン−1,4−ジイソシア
ナート、ジフェニル−ジメチルメタン−4,4−ジイソ
シアナート、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシ
アナート、ナフチレン−1,5−ジイソシアナート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート、メチレン−
ビス(4−シクロヘキシルイソシアナート)、1,3−
及び1,4−シクロヘキシレンジイソシアナート、トリ
メチレンジイソシアナート、テトラメチレンジイソシア
ナート、ペンタメチレンジイソシアナート、ヘキサメチ
レンジイソシアナート、イソフォロンジイソシアナート
等が例示される。
【0019】好ましくは、メチレン−ビス(4−フェニ
ルイソシアナート)である。本発明のポリウレタンウレ
アの製造原料の一つである、多官能性活性水素原子を有
する鎖伸長剤としては、例えばヒドラジン、ポリヒドラ
ジド、ポリオ−ル、エチレンジアミン,プロピレンジア
ミン等のポリアミン、ヒドロキシルアミン、水等を用い
ることができる。
【0020】本発明のポリウレタンウレアの製造原料の
一つである、単官能性活性水素原子を有する末端停止剤
としては、例えば、ジエチルアミンのようなジアルキル
アミン等が用いられる。これらの鎖伸長剤、末端停止剤
は単独でまたは2種以上混合して用いてもよい。上記ポ
リウレタンウレア組成物には、所望により、公知のポリ
ウレタンウレア組成物に有用である特定の化学構造を有
する有機または無機の配合剤、例えば、ガス黄変防止
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ポリテトラフルオロエ
チレン、オルガノポリシロキサン、ポリエステル変性シ
リコン、ポリエーテル変性シリコン、アミノ変性シリコ
ン、等を単独、又は必要に応じて任意に組み合わせ配合
することもできる。
【0021】本発明のポリウレタンウレア弾性繊維は、
そのまま裸糸として使用してもよく、ポリアミド繊維や
ポリエステル繊維や綿等の従来公知の繊維で被覆して被
覆弾性繊維として使用することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を実施例で更に詳しく説明
するが、これに限定されるものではない。 (破断強伸度の測定方法)引張試験機(オリエンテック
(株)製UTM−III−100型)により20℃、6
5%RH雰囲気下で把持長5cmの原糸を1000%/
分の引っ張り速度で破断強伸度の測定をする。
【0023】(原糸の耐塩素脆化性能の評価方法) <ナイロン交編染色想定処理>50%伸長下に190℃
×1分間乾熱セットした原糸を準備する。Irgala
n Black BGL200(バイエル(株)製)2
%owf量、硫安12gを9リットルのイオン交換水に
溶解し酢酸でpH4に調整した染浴にてセット後の原糸
を50%伸長下に染色し、次いで50%伸長のまま18
0℃×1分間乾熱セットする。
【0024】イオン交換水6リットルにタンニン酸(ハ
イフィックスSA、大日本製薬(株)製)4.5g及び
酢酸2.7gを加えた液に上記染色セットの終了した
原糸を50%糸長下に浸漬し25℃から1℃/分の昇温
速度で80℃まで昇温しそのまま20分間処理を続け
る。 <水泳プールを想定した耐塩素脆化性能評価>次亜塩素
酸ナトリウム液をイオン交換水で希釈して有効塩素濃度
3ppmとし、クエン酸と燐酸水素ナトリウムの緩衝溶
液でpH7に調整した塩素水を30℃に温度調節した浴
に、ナイロン交編染色想定処理の終わった原糸を50%
伸長下で1サイクル6時間の間隔で浸漬し、経時的に破
断強度の変化を追跡して浸漬処理前強力対比で保持率を
算出する。
【0025】強力保持率が50%になる時間τ1 / 2で
耐塩素脆化性能を評価する (紡糸原液のフィルター詰まり性評価方法)ポリウレタ
ンウレア紡糸原液を3リットル/Hrの一定流量で直径
10mmの10μmナスロンフィルター(日本精線
(株)製)を通過させ0.1Hr後の送液圧力P(0.
1Hr)と2Hr後の送液圧力P(2.0Hr)から下
記(1)式で表される圧力上昇率Prを測定する。
【0026】 圧力上昇率が小さいことが目詰まりの少ないことを意味
している。 (丸編み地の回復率測定方法)丸編み地を繊維の編み込
み方向に長さ20cm、巾5cmの短冊状に裁断したも
のを引っ張り試験機の把持間隔10cmに合わせて、把
持部位をマークペンで記しておき80%伸長繰り返し3
回後の回復率を測定する。浸漬後の丸編み地は水洗し乾
燥した後測定する。
【0027】
【実施例1】紡糸原液(a)に未コーティングのハイド
ロタルサイトを4重量%添加した紡糸原液(b)、ハイ
ドロタルサイト重量に対して、2.0重量%のステアリ
ン酸をコーティングしたハイドロタルサイトを4重量%
添加した紡糸原液(c)、ハイドロタルサイト重量に対
して2.0重量%のブチルアシドフォスフェイトをコー
ティングしたハイドロタルサイトを4重量%添加した紡
糸原液(d)、ハイドロタルサイト重量に対して2.0
重量%のラウリルアシドフォスフェイトをコーティング
したハイドロタルサイトを4重量%添加した紡糸原液
(e)、ハイドロタルサイト重量に対して、2.0重量
%のステアリルアシドフォスフェイトをコーティングし
たハイドロタルサイトを1重量%添加した紡糸原液
(f)、ハイドロタルサイト重量に対して、2.0重量
%のステアリルアシドフォスフェイトをコーティングし
たハイドロタルサイトを4重量%添加した紡糸原液
(g)、ハイドロタルサイト重量に対して、2.0重量
%のステアリルアシドフォスフェイトをコーティングし
たハイドロタルサイトを8重量%添加した紡糸原液
(h)を調整した。
【0028】これら(a)〜(h)の紡糸原液を用いて
常法に従って乾式紡糸を行ない、それぞれ40d/4f
のポリウレタンウレア弾性繊維A〜Hを製造した。各々
の紡糸時の目詰まりの挙動(圧力上昇率Pr)、紡糸安
定性、繊維の耐塩素脆化性能について表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示されるように、燐酸エステルでコ
ーティングされたハイドロタルサイトは目詰まりが抑制
されているため耐塩素脆化性能の優れた原糸を安定に紡
糸できることが分かる。ここに紡糸性とは、糸切れ無く
安定に紡糸出来るか否かを意味しており、◎:優れる、
○:良好、△:やや劣る、×:劣るで表す。
【0031】
【実施例2】実施例1の各原糸A,C,G,Hをナイロ
ン50d/17fと各々のフィーダー数54、ゲージ数
28、針本数2916本、口径3.4インチの丸編み機
で丸編み生地を編成し、乾熱190℃で1分間セット
後、2%owfのIrgalanBlack BGL2
00(バイエル(株)製)を投入し、硫安、酢酸でpH
4に調整した染浴にて95℃で30分染色し、その後、
タンニン酸(ハイフィックスSA、大日本製薬(株)
製)0.75g/リットル及び酢酸0.45g/リット
ルを加えた浴に、上記染色セットの終了した丸編み地を
浸漬し25℃から1℃/分の昇温速度で 80℃まで昇
温しそのまま20分間処理を続けた。その後、180℃
×1分間乾熱セットした。仕上がり生地は巾135c
m、長さ50mで、ポリウレタンウレア弾性繊維の混率
は18%、目付は280g/m(m目付)であった。
【0032】染色工程でのポリウレタンウレア繊維中の
耐塩素脆化向上剤の残存量を求めるために、丸編み地か
らポリウレタンウレア繊維を約1g引き抜き、原子吸光
法で求めた。またこれらの丸編み地の耐塩素脆化性能に
ついて次の方法で評価した。pH7、温度30℃、有効
塩素濃度3ppmに調整された塩素水浴に丸編み地を繊
維の編み込み方向に長さ20cm、巾5cmの短冊状に
裁断したものを50%伸長した状態で1サイクル6時間
として浸漬し、引っ張り試験機により80%伸長繰り返
し3回後の回復率で評価した。
【0033】耐塩素脆化向上剤の残存量と編み地の塩素
水浸漬後の回復率について表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】表面に燐酸エステルが付着しているハイド
ロタルサイトは酸性条件での繊維からの溶出が抑制され
ており耐塩素脆化性能良好なることが分かる。
【0036】
【発明の効果】本発明の、表面に燐酸エステルが付着し
ているハイドロタルサイトはポリウレタンウレア紡糸原
液のフィルター詰まりを抑える。本発明のハイドロタル
サイトを含有するポリウレタンウレア弾性繊維は染色処
理後も優れた耐塩素脆化性能を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタンウレア弾性繊維の全重量に
    対して、表面に燐酸エステルが付着しているハイドロタ
    ルサイトを0.5〜10重量%含有するポリウレタンウ
    レア弾性繊維。
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