JP2000290843A - モータ駆動式フライヤの発電システム - Google Patents

モータ駆動式フライヤの発電システム

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JP2000290843A
JP2000290843A JP11097582A JP9758299A JP2000290843A JP 2000290843 A JP2000290843 A JP 2000290843A JP 11097582 A JP11097582 A JP 11097582A JP 9758299 A JP9758299 A JP 9758299A JP 2000290843 A JP2000290843 A JP 2000290843A
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flyer
yarn
motor
package
unwinding
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JP11097582A
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Isao Nagao
勲 長尾
Hiroshi Takada
寛 高田
Kenichi Inada
健一 稲田
Manabu Tanaka
学 田中
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッケージから糸を解舒して加撚を行う際に用
いられるフライヤを、フライヤ駆動モータによって積極
的に回転駆動させる構成のモータ駆動式フライヤに対し
て適用される発電システムを提供すること。 【解決手段】フライヤFを用いてパッケージPから糸を
解舒して加撚を行う多重撚糸機Tにあって、フライヤを
駆動するフライヤ駆動モータM3を備え、前記多重撚糸
機におけるスピンドル回転駆動系と静止系とに、相対的
回転運動を電気エネルギーに変換して出力する発電手段
GMを設け、前記発電手段の電気出力によって前記フラ
イヤ駆動モータを回転駆動させるようにしたモータ駆動
式フライヤの発電システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パッケージから
糸を解舒して加撚を行う際に用いられるフライヤを、フ
ライヤ駆動モータによって積極的に回転駆動させる構成
のモータ駆動式フライヤに対して適用される発電システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来、パッケージから糸
を単に解舒する場合、あるいは、多重撚糸機のようにパ
ッケージから糸を解舒して加撚を行う場合、パッケージ
から解舒される解舒糸に伴って回転し、解舒糸をガイド
するように構成されているフライヤが用いられている。
この従来のフライヤは、パッケージから解舒される糸の
張力によって回転するように構成されているものであっ
て、所謂消極駆動方式(フリー回転方式)のものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の消極駆動方
式によるフライヤは、パッケージにおける糸の解舒位置
(解舒点)が上部側に移っている場合には、解舒張力が
低く、糸の解舒位置が下部側に移っている場合には、パ
ッケージ表面を擦りながら解舒されるので、解舒張力が
高くなり、さらには、パッケージの巻き径が大きい段階
では、解舒張力が低く、パッケージの巻き径が小さくな
ると解舒張力が高くなるものであって、糸の解舒期間中
における張力の変動が大きな問題として指摘されてい
た。
【0004】このように、糸の解舒時に張力変動が生じ
ると、低張力時にはバルーンが広がってしまい、例え
ば、四重撚糸機にあっては、内側バルーンと外側バルー
ンとが接触し、糸切れの大きな原因となっていた。
【0005】さらにまた、パッケージから糸を解舒する
場合、解舒糸がパッケージ外層に対して擦られる状態で
解舒されるため、糸の解舒時に張力変動が生じると、毛
羽発生の大きな原因ともなっていた。
【0006】そこで、この発明は、従来指摘されている
上記する問題点を解決しようとするものであり、フライ
ヤに回転駆動源を直結することにより、糸の解舒速度に
同期させてフライヤを積極的に駆動させ、パッケージの
上端側および下端側の糸解舒位置並びにパッケージの巻
き径のいかんに係わらず張力変動を抑え、バルーン変動
を抑えて、糸切れの原因を抑制しようとするフライヤ装
置に対して、該フライヤを駆動させるための発電システ
ムを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、フライヤを用い
てパッケージから糸を解舒して加撚を行う多重撚糸機に
あって、前記フライヤを駆動するフライヤ駆動モータを
備え、前記多重撚糸機におけるスピンドル回転駆動系と
静止系とに、相対的回転運動を電気エネルギーに変換し
て出力する発電手段を設け、前記発電手段の電気出力に
よって前記フライヤ駆動モータを回転駆動させるように
したモータ駆動式フライヤの発電システムを構成する。
【0008】さらに、この発明では、前記発電手段が、
前記多重撚糸機のスピンドル回転駆動系における回転円
盤部に対し、同心円状に交互に配置したS極素子、N極
素子からなる永久磁石と、前記永久磁石に磁界ギャップ
を隔てて対向するように前記多重撚糸機における静止系
に設けた界磁部材とからなるモータ駆動式フライヤの発
電システムを構成するものである。
【0009】さらに、この発明では、前記フライヤ駆動
モータの駆動および制御のための制御基板を、前記多重
撚糸機における静止系に設けたモータ駆動式フライヤの
発電システムを構成するものである。
【0010】さらに、この発明では、前記フライヤ駆動
モータによるフライヤの回転速度を計測する回転速度計
測手段を設け、設定された回転速度との比較を行うと共
に、その変化の割合に応じて新たな回転速度を自動的に
設定するようにしたモータ駆動式フライヤの発電システ
ムを構成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明になるモータ駆動
式フライヤの発電システムについて、図面に示す具体的
な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1は、この発
明になるモータ駆動式フライヤの発電システムを四重撚
糸機に適用した具体的な構成例を示すものであって、図
1Aは、フライヤ装置を四重撚糸機に適用した具体的な
構成例の全体を示す概略的な側断面図、図1Bは、パル
ス計測用カウンターの具体例を示す概略的な平面図、図
1Cは、発電手段における永久磁石配列ディスクの具体
例を示す概略的な平面図である。図2および図3は、多
重撚糸機における解舒糸の解舒態様例を説明するための
概略図であり、図2は、二重撚糸機に対する適用例を示
すものであって、図2Aは、糸の解舒位置がパッケージ
の上部側位置P1に位置する状態を示す概略的な側面図
であり、図2Bは、糸の解舒位置がパッケージの下部側
位置P2に位置する状態を示す概略的な側面図である。
図3は、四重撚糸機に対する適用例を示すものであり、
図3Aは、糸の解舒位置がパッケージの上部側位置P1
に位置する状態を示す概略的な側面図であり、図3B
は、糸の解舒位置がパッケージの下部側位置P2に位置
する状態を示す概略的な側面図である。
【0012】一方、図4および図5は、パッケージから
糸を解舒する場合における張力変動の状態を示す張力波
形図であり、図4は、パッケージが大径時(φ135 〜φ
133 程度) である場合における張力波形図を示すもので
あって、図4Aは、従来の消極的駆動方式によるフライ
ヤを用いた場合の張力波形図であり、図4Bは、積極的
モータ駆動方式のフライヤ装置を適用した場合の張力波
形図である。図5は、パッケージが小径時(φ48〜φ46
程度) である場合における張力波形図を示すものであっ
て、図5Aは、従来の消極的駆動方式によるフライヤを
用いた場合の張力波形図であり、図5Bは、積極的モー
タ駆動方式のフライヤ装置を適用した場合の張力波形図
である。
【0013】図6は、多重撚糸機の基本的な構成を説明
するための概略図であり、二重撚糸機の一錘部分を示す
概略的な斜視図である。
【0014】まず、図6にもとづいて、二重撚糸機にあ
って一錘の撚糸ユニットTUの具体的構成について説明
する。この一錘の撚糸ユニットTUは、スピンドル装置
61と巻取装置62とを含むものからなっている。前記
スピンドル装置61は図示されない静止盤とスピンドル
軸63に固定された回転盤64とを有している。磁石吸
引で静止状態を保つ静止盤上に載置された給糸パッケー
ジSPから解舒される糸Y1 は、テンション装置65に
入って所定の張力が付与され、静止盤の下方での回転盤
64の高速回転によりバルーンさせられ、上方のバルー
ンガイド67に至るようになっている。そして、テンシ
ョン装置65から回転盤64に至るまでに一回の撚りが
入り、回転盤64からバルーンガイド67に至るまでに
もう一回の撚りが入り、合計二回加燃され、所謂、ダブ
ルツイストの加撚処理がなされた撚糸Y2 を供する。な
お、図6に示す実施例において、各錘のスピンドルは、
それぞれスピンドル駆動源68を備えた単錘駆動型の撚
糸ユニットを構成する。
【0015】一方、前記巻取装置62は、前記撚糸Y2
を巻取パッケージ69に巻き上げるものである。前記撚
糸Y2 は、ガイドローラ70、71およびフィードロー
ラ72を経てトラバースガイド73に至る。前記撚糸Y
2 は、前記トラバースガイド73で綾振りされ、クレー
ドルアーム74に支持され、巻取ドラム75に転接する
巻取パッケージ69に巻き取られる。
【0016】この種の二重撚糸機における1メートル毎
の撚数は、次式によって表される。撚数=〔回転盤の回
転数(rpm) ×2〕/ヤーンスピード(m/min)なお、上式
におけるヤーンスピードは、巻取装置の巻取速度によっ
ており、回転盤の回転数は、スピンドル装置のスピンド
ル軸の回転数によっている。
【0017】上記する一錘の撚糸ユニットは、フィラメ
ント糸用給糸パッケージによる構成のものと、スパン糸
用給糸パッケージによる構成のものとがあり、いずれに
対してもこの発明になるフライヤ装置を適用することが
できる。
【0018】以下、この発明になるモータ駆動式フライ
ヤの発電システムについて、図1〜図5にもとづいて詳
細に説明する。図1は、フライヤ装置FAを四重撚糸機
Tに適用した具体的な構成例である。この図1に示す実
施例において、フライヤ装置FAを備えた四重撚糸機T
は、第1の回転駆動系構成部11と、第2の回転駆動系
構成部12と、第3の回転駆動系構成部13と、静止系
構成部14とを含むものからなっている。
【0019】前記四重撚糸機Tにおける第1の回転駆動
系構成部11は、スピンドルレール15に対してベアリ
ング機構16を介して設置されているスピンドル17
と、前記スピンドル17を回転駆動するための第1の回
転駆動源18と、前記スピンドル17に取り付けられて
いる外ポット構造体19とを含むものからなっている。
より具体的には、前記第1の回転駆動系構成部11にお
ける第1の回転駆動源18は、モータM1であり、モー
タベルト20によって前記スピンドル17を約8000
〜10000rpm程度で回転できるように構成されて
いる。
【0020】前記スピンドル17の上端部側17aに
は、外ポット構造体19が固定的に取付けられており、
該外ポット構造体19は、前記モータM1によって、約
8000〜10000rpm程度で回転できるように構
成されている。前記スピンドル17の上端部側17aに
は、軸方向にのびる解舒糸通路21が設けてあり、前記
外ポット構造体19には、放射方向にのび、該外ポット
構造体19の外部に貫通する解舒糸通路22が設けてあ
る。前記外ポット構造体19の外表面19aは、上部に
向けてラッパ状に広がった形状をしている。
【0021】一方、前記四重撚糸機Tにおける第2の回
転駆動系構成部12は、前記スピンドル17に対し、ベ
アリング機構23を介して取り付けてある回転プーリ体
24と、前記回転プーリ体24を回転駆動するための第
2の回転駆動源25と、前記回転プーリ体24に対して
マグネットカップリング機構26A、26Bを介して磁
気連結されている内ポット構造体27とを含むものから
なっている。より具体的には、前記第2の回転駆動系構
成部12における第2の回転駆動源25は、モータM2
であり、モータベルト28によって前記回転プーリ体2
4、マグネットカップリング機構26A、26Bを介し
て前記内ポット構造体27を約3000〜10000r
pm程度で回転できるように構成されている。前記内ポ
ット構造体27の回転方向は、前記外ポット構造体19
の回転方向に対して逆向きに設計されている。
【0022】前記内ポット構造体27における基部27
Aは、ベアリング機構29を介して前記スピンドル17
に支持されており、該基部27A側には、放射方向にの
び、前記内ポット構造体27の外部に貫通する解舒糸通
路30が設けてある。さらに、基部27A側には、後述
する永久磁石31を配置するための永久磁石配置ディス
ク32が固定的に取り付けてある。前記永久磁石配置デ
ィスク32に配置される永久磁石31の配列態様例を図
1Cに示す。前記永久磁石31は、前記四重撚糸機Tの
スピンドル回転駆動系における回転円盤部に対し、同心
円状に交互に配置したS極素子31Sと、N極素子31
Nとからなっている。
【0023】前記内ポット構造体27は、前記基部27
Aから上方に向けてのびていて、上端側において開口す
る筒状のポット部27Bを備えており、前記筒状のポッ
ト部27Bの内周面によって後述する内バルーンIBの
軌道を規制するように構成されている。
【0024】一方、前記四重撚糸機Tにおける静止系構
成部14は、前記スピンドル17の軸心上にパッケージ
Pを支持するパッケージ支持部33と、前記パッケージ
支持部33に支持されたパッケージPの外周囲に所望の
間隔をおいてカバーを形成するチーズカバー部34とを
含むものからなっている。
【0025】前記静止系構成部14は、静止用マグネッ
ト手段35A、35Bとによって、前記第1の回転駆動
系構成部11および前記第2の回転駆動系構成部12の
回転期間中、静止した状態に維持されるようになってい
る。
【0026】さらに、前記静止系構成部14は、前記第
2の回転駆動系構成部12における永久磁石配置ディス
ク32に配置してある永久磁石31に対し、磁界ギャッ
プGを隔てて対向するように配置した界磁コイルからな
る界磁部材36を含むものからなっており、前記永久磁
石31と、前記界磁部材36とによって発電手段GMを
構成する。また、前記静止系構成部14には、前記フラ
イヤ駆動モータの駆動および制御のための制御用基板3
7が組み合わされている。
【0027】前記静止系構成部14は、パッケージ支持
部33の上端部側33aに対して取付けられていて、後
述するパルス計測用カウンター38に応答する、例え
ば、光センサー等による検知手段39を含むものからな
っている。この発明の好ましい実施例にあって、パルス
計測用カウンター38は、例えば、図1Bに示すものの
ように、フライヤ支持体40に固定的に取り付けたディ
スク部材によって形成されており、ディスク部材を適度
の角度間隔をおいて複数の放射線で分割した形態のもの
からなっている。このパルス計測用カウンター38は、
例えば、1周30カウントあるいは1周6カウントのも
のとして設計される。
【0028】一方、前記四重撚糸機Tにおける第3の回
転駆動系構成部13は、この発明の要部をなすものであ
る。前記第3の回転駆動系構成部13は、前記スピンド
ル17の軸心上に回転軸心が一致するようにフライヤF
を支持するフライヤ支持体40と、前記フライヤ支持体
40に取り付けてあるテンサー41と、前記フライヤ支
持体40との間にワンウェイクラッチ機構42を介在し
て前記フライヤFを回転させるためのフライヤ回転駆動
手段FRMを含むものからなっている。
【0029】この発明において、前記フライヤ回転駆動
手段FRMは、糸の解舒にともなって連動して回転する
とともに、糸の解舒速度に同期して前記フライヤを積極
的に回転駆動させるためのものである。すなわち、前記
フライヤ回転駆動手段FRMは、モータM3でなるフラ
イヤ回転駆動源43と、前記フライヤ回転駆動源の回転
軸43aに対して組み合わされたワンウェイクラッチ4
2とを含むものからなり、前記フライヤFが、前記フラ
イヤ回転駆動源43の回転軸43aおよびワンウェイク
ラッチ42を介して連結されている。
【0030】このように、フライヤFとモータM3でな
るフライヤ回転駆動源43とをワンウェイクラッチ機構
42を介在して連結(フライヤが速い方はフリー回転)
してフライヤ回転駆動手段FRMを組み込むことは、図
2Aおよび図3Aに示すようにパッケージPの上部側位
置P1を解舒する時には、フライヤ速度が速く、解舒張
力が低いことに着目してなされたもので、この時の速度
をモータM3にフィードバックすることにより、パッケ
ージPの上部側以外を解舒する時には、フライヤの回転
が先行するため解舒張力が掛からず、従って、解舒張力
は、パッケージ径に関係なく、また、パッケージPの上
部側位置P1並びに下部側位置P2に関係なくほぼ一定
となる。
【0031】上記する具体的な構成例として、前記第3
の回転駆動系構成部13に対して、図1Aおよび図1B
に示すようなパルス計測用カウンター38が設けてあ
り、このパルス計測用カウンター38と前記静止系構成
部14に設けてある検知手段39とによって、前記フラ
イヤ回転駆動手段FRMにおけるモータM3をフィード
バック制御するようになっている。
【0032】上記する構成になるフライヤ装置FAを備
えた四重撚糸機Tにおいて、パッケージPから解舒され
る糸Y1は、フライヤFのヤーンガイド部Fa、第3の
回転駆動系構成部13に設けたテンサー41、チーズカ
バー34と内ポット構造体27との間の筒状空隙、第2
の回転駆動系構成部12の内ポット構造体27に設けた
解舒糸通路30、第1の回転駆動系構成部11のスピン
ドル17に設けた解舒糸通路21、外ポット構造体19
に設けた解舒糸通路22およびバルーンガイドBGを通
過して、巻取装置において巻き取られる。
【0033】この場合、前記パッケージPから解舒され
る糸Y1は、テンサー41から内ポット構造体27まで
の間にあっては、内バルーンIBの軌跡を形成し、外ポ
ット構造体19からバルーンガイドBGまでの間にあっ
ては、外バルーンOBの軌跡を形成する。前記パッケー
ジPから解舒される糸Y1は、前記フライヤ装置FAを
含む第3の回転駆動系構成部13、内ポット構造体27
を含む第2の回転駆動系構成部12、外ポット構造体1
9を含む第1の回転駆動系構成部11およびバルーンガ
イドBGを通過する過程において4回の撚りが加えられ
た撚糸Y2を供することになる。
【0034】次いで、この発明になるモータ駆動式フラ
イヤの発電システムについて、図4Aおよび図4B、図
5Aおよび図5Bに基づき、従来の回転駆動源を有しな
いフリー回転式のフライヤ装置と対比し、解舒張力の変
動の関係について比較して検討する。
【0035】図4は、横軸が時間であって、縦軸が張力
をあらわすグラフであり(以下、同様)、パッケージP
が大径(φ135 〜φ133 程度) の状況における解舒張力
の変動を示す張力波形図であって、図4Aは、従来の回
転駆動源を有しないフリー回転式のフライヤ装置による
解舒張力の変動を示すグラフであり、図4Bは、この発
明の回転駆動源を有する積極回転式のフライヤ装置によ
る解舒張力の変動を示すグラフである。一方、図5は、
パッケージPが小径(φ48〜φ46程度) の状況における
解舒張力の変動を示す張力波形図であって、図5Aは、
従来の回転駆動源を有しないフリー回転式のフライヤ装
置による解舒張力の変動を示すグラフであり、図5B
は、この発明の回転駆動源を有する積極回転式のフライ
ヤ装置による解舒張力の変動を示すグラフである。
【0036】これらの図4Aおよび図4B、図5Aおよ
び図5Bからも明らかなように、パッケージPの巻径の
いかんにかかわらず、図4Bおよび図5Bに示すこの発
明の回転駆動源を有する積極回転式のフライヤ装置によ
る解舒張力は、解舒期間中(パッケージの上部側位置P
1および下部側位置P2との間の往復走行期間中)ほぼ
一定であり、図4Aおよび図5Aのグラフに示す従来の
回転駆動源を有しないフリー回転式のフライヤ装置によ
る解舒期間中の解舒張力の大きな変動と比べて飛躍的な
結果をもたらすことが判明された。
【0037】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明のモータ駆動
式フライヤの発電システムによれば、多重撚糸機の回転
円盤部の回転を利用して発電することができ、外部から
の電力供給を必要としない駆動力を得られる点において
極めて有効に作用するものといえる。
【0038】さらに、この発明になるモータ駆動式フラ
イヤの発電システムによれば、それぞれの撚糸部におい
て独立した制御が可能となって、安定した解舒と撚糸加
工が可能である点においても極めて有効に作用するもの
といえる。
【0039】さらにまた、この発明になるモータ駆動式
フライヤの発電システムによれば、パッケージから糸が
解舒されるにともない巻き径が減少するに従い回転数が
増加するフライヤの回転数制御が確実に行えるようにな
った点においても極めて有効に作用するものといえる。
【0040】さらに、この発明になるモータ駆動式フラ
イヤの発電システムによれば、糸を解舒する最適な回転
速度でフライヤを駆動することが可能となると共に、糸
が急に回転されてもその糸に追随してフライヤが回転す
るために、糸に過分な張力を与えずに解舒することがで
き、糸切れを可及的に防ぐことができる。
【0041】さらにまた、この発明になるモータ駆動式
フライヤの発電システムによれば、パッケージ下部に巻
かれた糸を解舒する時には、該フライヤ装置により糸を
剥ぐように解舒するので、糸がパッケージ表面に巻き付
きながら解舒される従来の解舒方法に比べて、糸の毛羽
立ちが防止出来ると共に、バルーンが変動することなく
安定する点においても極めて有効に作用する。また、内
側バルーンIBと外側バルーンOBとが形成される四重
撚糸機においては、解舒の際の張力変動による内側バル
ーンIBと外側バルーンOBとの接触を防止することが
でき、糸切れを防止し得る点においても極めて有効に作
用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になるフライヤ装置を四重撚
糸機に適用した具体的な構成例を示すものであって、図
1Aは、当該フライヤ装置を四重撚糸機に適用した具体
的な構成例の全体を示す概略的な側断面図であり、図1
Bは、パルス計測用カウンターの具体例を示す概略的な
平面図、図1Cは、発電手段における永久磁石配列ディ
スクの具体例を示す概略的な平面図でありである。
【図2】図2は、多重撚糸機における解舒糸の解舒態様
例を説明するための概略図であって、図2Aは、二重撚
糸機に対する適用例であり、糸の解舒位置がパッケージ
の上部側に位置する状態を示す概略的な側面図、図2B
は、同じく二重撚糸機に対する適用例であり、糸の解舒
位置がパッケージの下部側に位置する状態を示す概略的
な側面図である。
【図3】図3は、多重撚糸機における解舒糸の解舒態様
例を説明するための概略図であって、図3Aは、四重撚
糸機に対する適用例であり、図3Aは、糸の解舒位置が
パッケージの上部側に位置する状態を示す概略的な側面
図、図3Bは、同じく四重撚糸機に対する適用例であ
り、糸の解舒位置がパッケージの下部側に位置する状態
を示す概略的な側面図である。
【図4】図4は、パッケージから糸を解舒する場合にお
ける張力変動の状態を示すものであり、横軸が時間であ
って、縦軸が張力をあらわす張力波形図であり、図4A
は、パッケージが大径時(φ135 〜φ133 程度) である
場合における張力波形図であり、従来の消極的駆動方式
によるフライヤを用いた場合の張力波形図、図4Bは、
パッケージが大径時(φ135 〜φ133 程度) である場合
における張力波形図であり、この発明になる積極的駆動
方式のフライヤ装置を適用した場合の張力波形図であ
る。
【図5】図5は、パッケージから糸を解舒する場合にお
ける張力変動の状態を示す張力波形図であり、図5A
は、パッケージが小径時(φ48〜φ46程度) である場合
における張力波形図であり、従来の消極的駆動方式によ
るフライヤを用いた場合の張力波形図、図5Bは、パッ
ケージが小径時(φ48〜φ46程度) である場合における
張力波形図であり、この発明になる積極的駆動方式のフ
ライヤ装置を適用した場合の張力波形図である。
【図6】図6は、多重撚糸機の基本的な構成を説明する
ための概略図であり、二重撚糸機の一錘部分を示す概略
的な斜視図である。
【符号の説明】
FA フライヤ装置 T 四重撚糸機 11 第1の回転駆動系構成部 12 第2の回転駆動系構成部 13 第3の回転駆動系構成部 14 静止系構成部 17 スピンドル 18 第1の回転駆動源 19 外ポット構造体 M1 第1のモータ M2 第2のモータ M3 第3のモータ 21 軸方向にのびる解舒糸通路 22 放射方向にのびる解舒糸通路 25 第2の回転駆動源 26A、26B マグネットカップリング機構 27 内ポット構造体 30 放射方向にのびる解舒糸通路 31 永久磁石 31S S極永久磁石素子 31N N極永久磁石素子 32 永久磁石配置ディスク IB 内バルーン OB 外バルーン 34 チーズカバー部 35A、35B 静止用マグネット手段 36 界磁部材 37 制御用基板 GM 発電手段 38 パルス計測用カウンター 39 検知手段 41 テンサー 42 ワンウェイクラッチ機構 FRM フライヤ回転駆動手段 43 フライヤ回転駆動源 43a 回転軸 Y1 パッケージから解舒された糸 Y2 加撚処理糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 健一 京都府京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機械株式会社本社工場内 (72)発明者 田中 学 京都府京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 4L056 AA42 BD05 BD25 BD58 CA06 CA51 DA33 DA52 EA12 EA32 EA43 EB12 EB18 EC03 EC53 EC85

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライヤを用いてパッケージから糸を解
    舒して加撚を行う多重撚糸機にあって、前記フライヤを
    駆動するフライヤ駆動モータを備え、前記多重撚糸機に
    おけるスピンドル回転駆動系と静止系とに、相対的回転
    運動を電気エネルギーに変換して出力する発電手段を設
    け、前記発電手段の電気出力によって前記フライヤ駆動
    モータを回転駆動させるようにしたことを特徴とするモ
    ータ駆動式フライヤの発電システム。
  2. 【請求項2】 前記発電手段が、前記多重撚糸機のスピ
    ンドル回転駆動系における回転円盤部に対し、同心円状
    に交互に配置したS極素子、N極素子からなる永久磁石
    と、前記永久磁石に磁界ギャップを隔てて対向するよう
    に前記多重撚糸機における静止系に設けた界磁部材とか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動式
    フライヤの発電システム。
  3. 【請求項3】 前記フライヤ駆動モータの駆動および制
    御のための制御基板を、前記多重撚糸機における静止系
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動
    式フライヤの発電システム。
  4. 【請求項4】 前記フライヤ駆動モータによるフライヤ
    の回転速度を計測する回転速度計測手段を設け、設定さ
    れた回転速度との比較を行うとともに、その変化の割合
    に応じて新たな回転速度を自動的に設定するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動式フライ
    ヤの発電システム。
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