JP2000290877A - 撥水網状体およびその製造方法 - Google Patents
撥水網状体およびその製造方法Info
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- JP2000290877A JP2000290877A JP9705199A JP9705199A JP2000290877A JP 2000290877 A JP2000290877 A JP 2000290877A JP 9705199 A JP9705199 A JP 9705199A JP 9705199 A JP9705199 A JP 9705199A JP 2000290877 A JP2000290877 A JP 2000290877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光の透過性および通気性をよくし、また網目
の開口サイズに分布が発生している場合でも防水性およ
び通気性を確保することができるようにする。 【解決手段】 1μm以上であって1.5mm以下の開
口長を有する多数の孔が2次元的に並列形成された網状
体に、撥水塗装を施して撥水網状体を形成するようにし
ている。
の開口サイズに分布が発生している場合でも防水性およ
び通気性を確保することができるようにする。 【解決手段】 1μm以上であって1.5mm以下の開
口長を有する多数の孔が2次元的に並列形成された網状
体に、撥水塗装を施して撥水網状体を形成するようにし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、網あるいはレー
スなどの網状体に防水性能、撥水性能を持たせるように
した撥水網状体およびその製造方法に関する。
スなどの網状体に防水性能、撥水性能を持たせるように
した撥水網状体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】防水性と通気性を確保することができる
素材としては、スキーや登山用品用として知られる素
材、ゴアテックス(登録商標)などの化学繊維がある。
この種の化学繊維においては、0.2μm程度の細孔を
形成し、水と水蒸気とのサイズの違いによる透過性の相
違を利用して、通気性と防水性を確保するようにしてい
る。
素材としては、スキーや登山用品用として知られる素
材、ゴアテックス(登録商標)などの化学繊維がある。
この種の化学繊維においては、0.2μm程度の細孔を
形成し、水と水蒸気とのサイズの違いによる透過性の相
違を利用して、通気性と防水性を確保するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の化学繊維は、
生地厚さを薄くできるという利点を有しているが、細孔
サイズが小さいために、光の透過性が悪い、使用中に目
が塞がり、通気性と防水性能が低下するという欠点を有
している。
生地厚さを薄くできるという利点を有しているが、細孔
サイズが小さいために、光の透過性が悪い、使用中に目
が塞がり、通気性と防水性能が低下するという欠点を有
している。
【0004】また、これらの素材においては、細孔サイ
ズを均一にすることが重要であり、例えば0.2〜1μ
m径程度の大きさまで細孔サイズに分布が出ると、水滴
浸透の発生率が高まり、防水性能は極端に低下する。
ズを均一にすることが重要であり、例えば0.2〜1μ
m径程度の大きさまで細孔サイズに分布が出ると、水滴
浸透の発生率が高まり、防水性能は極端に低下する。
【0005】また、本出願人は、特願平8−23371
6号などにおいて、表面に官能基をもつ微粒子と、該微
粒子の表面の官能基と化学結合できる官能基を有し、そ
の分子内には撥水性の官能基を持つカップリング材と、
前記微粒子を結び付けるバインダ樹脂と、該バインダ樹
脂の溶剤を有効成分とする撥水塗料に関する出願を行っ
ており、この撥水塗料によれば、水に対して150°以
上の接触角を容易に達成することができる。
6号などにおいて、表面に官能基をもつ微粒子と、該微
粒子の表面の官能基と化学結合できる官能基を有し、そ
の分子内には撥水性の官能基を持つカップリング材と、
前記微粒子を結び付けるバインダ樹脂と、該バインダ樹
脂の溶剤を有効成分とする撥水塗料に関する出願を行っ
ており、この撥水塗料によれば、水に対して150°以
上の接触角を容易に達成することができる。
【0006】しかしこのような、超撥水性を有する撥水
塗料を用いて、網あるいはレースなどの網状体に撥水塗
装を行おうとした場合、網目が比較的大きな金属製の網
状体の場合はまだしも、網目が0.5mm以下のものは
目詰まりが起こるという問題があり、また一般に広く用
いられるポリカーボネート、アクリル、ABS樹脂など
のプラスチック材料から成る網材に対しては、溶媒によ
る網材自体の溶解が問題となって、製作すらおぼつかな
い。
塗料を用いて、網あるいはレースなどの網状体に撥水塗
装を行おうとした場合、網目が比較的大きな金属製の網
状体の場合はまだしも、網目が0.5mm以下のものは
目詰まりが起こるという問題があり、また一般に広く用
いられるポリカーボネート、アクリル、ABS樹脂など
のプラスチック材料から成る網材に対しては、溶媒によ
る網材自体の溶解が問題となって、製作すらおぼつかな
い。
【0007】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、光の透過性がよく、防水性および通気性をと
もに兼ね備え、かつ各種雑貨、製品への適用を想定する
ことができる撥水網状体を提供することを解決課題とす
る。
たもので、光の透過性がよく、防水性および通気性をと
もに兼ね備え、かつ各種雑貨、製品への適用を想定する
ことができる撥水網状体を提供することを解決課題とす
る。
【0008】また、この発明は、撥水塗料を汎用のプラ
スチック材料からなる網状体あるいは網目の小さな網状
体にまで塗布することができる撥水網状体の製造方法を
提供することを解決課題とする。
スチック材料からなる網状体あるいは網目の小さな網状
体にまで塗布することができる撥水網状体の製造方法を
提供することを解決課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、1
μm以上であって1.5mm以下の開口長を有する多数
の孔が2次元的に並列形成された網状体に、撥水塗装を
施して撥水網状体を形成するようにしている。
μm以上であって1.5mm以下の開口長を有する多数
の孔が2次元的に並列形成された網状体に、撥水塗装を
施して撥水網状体を形成するようにしている。
【0010】請求項2の撥水網の製造方法に関する発明
では、1μm以上であって1.5mm以下の開口長を有
する多数の孔が2次元的に並列形成された網状体に、ガ
ラスビーズまたはポリテトラフルオロエチレンを撥水粉
とした撥水塗料を用いたディッピング法によって撥水塗
装を施すようにしたことを特徴としている。
では、1μm以上であって1.5mm以下の開口長を有
する多数の孔が2次元的に並列形成された網状体に、ガ
ラスビーズまたはポリテトラフルオロエチレンを撥水粉
とした撥水塗料を用いたディッピング法によって撥水塗
装を施すようにしたことを特徴としている。
【0011】撥水粉としてガラスビーズを用いた場合
は、請求項3に示すように、撥水塗料の固形分率を5〜
30wt%とし、溶媒の比重を0.6〜1.6とするよ
うにしたほうが望ましい。また、溶媒としては、請求項
5に示すように、たとえば、ヘプタンを用いる。
は、請求項3に示すように、撥水塗料の固形分率を5〜
30wt%とし、溶媒の比重を0.6〜1.6とするよ
うにしたほうが望ましい。また、溶媒としては、請求項
5に示すように、たとえば、ヘプタンを用いる。
【0012】また、撥水粉としてポリテトラフルオロエ
チレンを用いた場合は、請求項5に示すように、撥水塗
料の固形分率を5〜35wt%とし、溶媒の比重を0.
6〜1.6とするようにしたほうが望ましい。溶媒とし
ては、請求項6に示すように、例えばフッ素系溶剤を用
いる。
チレンを用いた場合は、請求項5に示すように、撥水塗
料の固形分率を5〜35wt%とし、溶媒の比重を0.
6〜1.6とするようにしたほうが望ましい。溶媒とし
ては、請求項6に示すように、例えばフッ素系溶剤を用
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施形態について説明する。
明の実施形態について説明する。
【0014】図2は、基板1の上に滴下された水滴2の
模式図であり、図3は基板1の撥水性能の尺度となる接
触角の測定原理を示す模式図である。
模式図であり、図3は基板1の撥水性能の尺度となる接
触角の測定原理を示す模式図である。
【0015】撥水性能の評価尺度には、図3に示す接触
角θが用いられる。接触角θを測定する際には、図2に
示すように、基板1の上に水滴2を垂らして行う。接触
角θとは、図3に示すように、水滴2が基板1と接する
2点のうちの一方の点での接線と基板表面とのなす角度
をいう。この接触角が150°を超えるときに、基板1
は超撥水性能を示すという。接触角θが大きくなるにつ
れ、水は水膜から水滴になり、150°を超えた場合真
球になる。
角θが用いられる。接触角θを測定する際には、図2に
示すように、基板1の上に水滴2を垂らして行う。接触
角θとは、図3に示すように、水滴2が基板1と接する
2点のうちの一方の点での接線と基板表面とのなす角度
をいう。この接触角が150°を超えるときに、基板1
は超撥水性能を示すという。接触角θが大きくなるにつ
れ、水は水膜から水滴になり、150°を超えた場合真
球になる。
【0016】接触角が非常に大きい超撥水性材料を網、
またはレースなどの網状体に塗布またはコーティングす
ると、水滴の大きさより網またはレースの目の大きさが
小さいと、水滴が網またはレースに弾かれるので、網目
を通過できなくなる。この性質を利用すると、水の進入
を阻止する用途や水を汲み置きする用途に網状体を適用
することができる。
またはレースなどの網状体に塗布またはコーティングす
ると、水滴の大きさより網またはレースの目の大きさが
小さいと、水滴が網またはレースに弾かれるので、網目
を通過できなくなる。この性質を利用すると、水の進入
を阻止する用途や水を汲み置きする用途に網状体を適用
することができる。
【0017】(実施形態1)一般に、水滴のサイズとい
えば、数ミリ径程度を連想させるが、水を超撥水材料の
上に垂らして、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察して
みたところ、最も小さなもので数10μm径の水滴を観
察することができた。また、撥水材料の上で水蒸気から
の水滴の成長を観察すると、水滴の形成が2〜3μmか
ら始まるとことがわかる。図3に示したように、撥水材
上での水滴の高さhは、接触角をθとすると、h=r
[1+sin(θ−π/2)]程度となるので、下限値
が1μm程度の開口長(孔幅)を有する網状体を用いれ
ば,撥水網を構成することができる。
えば、数ミリ径程度を連想させるが、水を超撥水材料の
上に垂らして、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察して
みたところ、最も小さなもので数10μm径の水滴を観
察することができた。また、撥水材料の上で水蒸気から
の水滴の成長を観察すると、水滴の形成が2〜3μmか
ら始まるとことがわかる。図3に示したように、撥水材
上での水滴の高さhは、接触角をθとすると、h=r
[1+sin(θ−π/2)]程度となるので、下限値
が1μm程度の開口長(孔幅)を有する網状体を用いれ
ば,撥水網を構成することができる。
【0018】ここで、網の開口長とは、網またはレース
などの網状体の開口(孔)を最短部分で図った平均的な
長さをいう。すなわち、(開口)孔が円形状の場合は、
開口長とは孔の内径をいい、開口が方形形状の場合は、
開口長とは図5に示すように、方形孔の短辺の長さをい
う。以下においては、網状体の開口長を網目サイズと呼
称する。
などの網状体の開口(孔)を最短部分で図った平均的な
長さをいう。すなわち、(開口)孔が円形状の場合は、
開口長とは孔の内径をいい、開口が方形形状の場合は、
開口長とは図5に示すように、方形孔の短辺の長さをい
う。以下においては、網状体の開口長を網目サイズと呼
称する。
【0019】図1は網目サイズと目詰まり率との関係を
示す実験結果である。この場合、網状体に塗布する撥水
塗料は、ガラスを粉砕したガラスビーズを撥水粉として
用い、その固形分率は5wt%とした。目詰まり率は、
顕微鏡観察下における塗膜形成部の面積を顕微鏡の視野
面積で除した比を百分率で表している。
示す実験結果である。この場合、網状体に塗布する撥水
塗料は、ガラスを粉砕したガラスビーズを撥水粉として
用い、その固形分率は5wt%とした。目詰まり率は、
顕微鏡観察下における塗膜形成部の面積を顕微鏡の視野
面積で除した比を百分率で表している。
【0020】図1の実験結果によれば、網目サイズが1
μmより小さくなると、目詰まり率が50%を超え、網
としての性質を確保できないことから、1μmを網目サ
イズの下限値とした。
μmより小さくなると、目詰まり率が50%を超え、網
としての性質を確保できないことから、1μmを網目サ
イズの下限値とした。
【0021】図4は網目サイズと浸透率(漏水率)との
関係を示す実験結果である。ここでいう浸透率とは、図
5に示すような茶漉しのような水貯め形状をなした網状
体に、10cc程度の容量をもつ注射器で水を注ぎ、1
分後に漏れた水の重量を計測し、この漏れた水の重量の
注水した水の重量に対する比を百分率で示したものであ
る。網状体に塗布する撥水塗料は、ガラスを粉砕したガ
ラスビーズを撥水粉として用い、固形分率は5wt%と
した。
関係を示す実験結果である。ここでいう浸透率とは、図
5に示すような茶漉しのような水貯め形状をなした網状
体に、10cc程度の容量をもつ注射器で水を注ぎ、1
分後に漏れた水の重量を計測し、この漏れた水の重量の
注水した水の重量に対する比を百分率で示したものであ
る。網状体に塗布する撥水塗料は、ガラスを粉砕したガ
ラスビーズを撥水粉として用い、固形分率は5wt%と
した。
【0022】この図4に示す実験結果によれば、浸透率
は、1.5mmの網目サイズを境界にして50%以上に
急激に立ち上がるために、1.5mmを網目サイズの上
限値とした。
は、1.5mmの網目サイズを境界にして50%以上に
急激に立ち上がるために、1.5mmを網目サイズの上
限値とした。
【0023】(実施形態2)網目サイズが0.5mmよ
り大きなものを網状体とする場合は、撥水塗料の塗装方
法を特に指定しなくても目詰まりを発生させることなく
撥水塗装を行うことができる。また、網状体を金属材料
で構成した場合は、撥水塗料を特に指定しなくても、材
料の溶解を発生させることなく撥水塗装を行うことがで
きる。
り大きなものを網状体とする場合は、撥水塗料の塗装方
法を特に指定しなくても目詰まりを発生させることなく
撥水塗装を行うことができる。また、網状体を金属材料
で構成した場合は、撥水塗料を特に指定しなくても、材
料の溶解を発生させることなく撥水塗装を行うことがで
きる。
【0024】しかし、網目サイズが0.5mmより小さ
い場合や、汎用プラスチック材料を網状体として用いる
場合は、特願平8−233716号などに示された従来
の既知材料をそのまま用いたり、通常行われるスプレー
塗装、刷毛塗り、ガン塗装などの塗装方法では、前述し
た問題を発生させることなく撥水塗装を実行させること
はできない。
い場合や、汎用プラスチック材料を網状体として用いる
場合は、特願平8−233716号などに示された従来
の既知材料をそのまま用いたり、通常行われるスプレー
塗装、刷毛塗り、ガン塗装などの塗装方法では、前述し
た問題を発生させることなく撥水塗装を実行させること
はできない。
【0025】そこで、この実施形態では、ディッピング
塗装(浸し塗装)を採用する。ディッピング塗装は、複
雑な形状を有するものに対しても細部まで撥水加工を施
すことができる。
塗装(浸し塗装)を採用する。ディッピング塗装は、複
雑な形状を有するものに対しても細部まで撥水加工を施
すことができる。
【0026】溶媒型の撥水塗料は、大きくは、撥水粉、
バインダ、およびこれらの濃度調整を行う溶媒から成
る。さらに、撥水粉の分散性を高めたり、塗膜の寿命を
延ばすために用いられる添加剤、基板との密着性を高め
る下塗り材料が加えられる場合もある。
バインダ、およびこれらの濃度調整を行う溶媒から成
る。さらに、撥水粉の分散性を高めたり、塗膜の寿命を
延ばすために用いられる添加剤、基板との密着性を高め
る下塗り材料が加えられる場合もある。
【0027】この実施形態では、撥水粉として、ガラス
ビーズあるいはPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)系ビーズを用いる。
ビーズあるいはPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)系ビーズを用いる。
【0028】ただし、溶剤の比重は、0.6〜1.6程
度とし、表面張力は16〜22dyn/ cm2 程度とし
たほうが好ましい。実際に、ガラスビーズおよびPTF
E系ビーズを用い、溶媒の比重をいろいろ変えて目詰ま
りが発生する/発生しない網目サイズの境界を調べる
と、図6に示すような実験結果が得られる。溶媒の比重
が0.6より小さくなると、揮発性が高くなりすぎて、
短時間で揮発してしまい、ディッピング塗装の塗料とし
て使用することができない。また、溶媒の比重が1.6
より大きくなると、目詰まりする網目サイズの境界が、
先の図4の実験結果から規定した網目サイズの上限1.
5mmより大きくなってしまう。
度とし、表面張力は16〜22dyn/ cm2 程度とし
たほうが好ましい。実際に、ガラスビーズおよびPTF
E系ビーズを用い、溶媒の比重をいろいろ変えて目詰ま
りが発生する/発生しない網目サイズの境界を調べる
と、図6に示すような実験結果が得られる。溶媒の比重
が0.6より小さくなると、揮発性が高くなりすぎて、
短時間で揮発してしまい、ディッピング塗装の塗料とし
て使用することができない。また、溶媒の比重が1.6
より大きくなると、目詰まりする網目サイズの境界が、
先の図4の実験結果から規定した網目サイズの上限1.
5mmより大きくなってしまう。
【0029】したがって、ガラスビーズおよびPTFE
系ビーズを撥水粉として用いた場合、溶媒の比重は0.
6〜1.6の範囲ものを使用するべきであることが判明
した。
系ビーズを撥水粉として用いた場合、溶媒の比重は0.
6〜1.6の範囲ものを使用するべきであることが判明
した。
【0030】また、図7は、撥水塗料の固形分率(wt
%)をいろいろ変化させて目詰まり発生/非発生の網目
サイズの境界を調べた実験結果を示すものである。固形
分率が、5wt%よりも小さくなると、ガラスビーズ、
PTFEビーズの場合とも、撥水粉の定着性が不充分になっ
て撥水性を十分に発揮することができない。また、固形
分率が35wt%よりも高くなりすぎると、粘性が増大
し、乾燥を待つまでもなく、瞬時に目詰まりを起こすこ
とになる。また、ガラスビーズの場合は、固形分率が3
0wt%を超えると、図4に示した網目サイズの上限条
件1.5mmよりも、目詰まり発生/非発生の網目サイ
ズの境界が大きくなり、使用に適さない。PTFEビーズの
場合は、固形分率が50wt%を超えるまでは、目詰ま
り発生/非発生の網目サイズの境界が網目サイズの上限
条件1.5mmを超えることはない。
%)をいろいろ変化させて目詰まり発生/非発生の網目
サイズの境界を調べた実験結果を示すものである。固形
分率が、5wt%よりも小さくなると、ガラスビーズ、
PTFEビーズの場合とも、撥水粉の定着性が不充分になっ
て撥水性を十分に発揮することができない。また、固形
分率が35wt%よりも高くなりすぎると、粘性が増大
し、乾燥を待つまでもなく、瞬時に目詰まりを起こすこ
とになる。また、ガラスビーズの場合は、固形分率が3
0wt%を超えると、図4に示した網目サイズの上限条
件1.5mmよりも、目詰まり発生/非発生の網目サイ
ズの境界が大きくなり、使用に適さない。PTFEビーズの
場合は、固形分率が50wt%を超えるまでは、目詰ま
り発生/非発生の網目サイズの境界が網目サイズの上限
条件1.5mmを超えることはない。
【0031】したがって、ガラスビーズを撥水粉として
用いた場合は、固形分率は5〜30wt%の範囲に入る
ようにする。また、PTFEビーズを用いた場合は、固形分
率は、5〜35wt%の範囲に入るようにする。
用いた場合は、固形分率は5〜30wt%の範囲に入る
ようにする。また、PTFEビーズを用いた場合は、固形分
率は、5〜35wt%の範囲に入るようにする。
【0032】また、溶剤の表面張力は、水の表面張力よ
り小さく設定する必要があり、16〜22dyn/ cm
2 の範囲に入るようにする。
り小さく設定する必要があり、16〜22dyn/ cm
2 の範囲に入るようにする。
【0033】これら、比重、表面張力、撥水塗料の固形
分率に関する条件を満たす溶剤として,比較的に容易に
入手できるものは、ガラスビーズに対しては例えば、ヘ
プタン(比重:0.68、表面張力19.6dyn/ c
m2 )であり、PTFE系ビーズに対してはフッ素系溶剤で
ある。
分率に関する条件を満たす溶剤として,比較的に容易に
入手できるものは、ガラスビーズに対しては例えば、ヘ
プタン(比重:0.68、表面張力19.6dyn/ c
m2 )であり、PTFE系ビーズに対してはフッ素系溶剤で
ある。
【0034】ヘプタンを溶剤とし、撥水粉をガラスビー
ズとし、その固形分率を5wt%とした場合、1μm 〜
1.5mmの網目サイズを有する、プラスチック材料の
網状体に、ディッピング法を用いて、問題なく撥水塗装
を行うことができた。同様に、フッ素系溶剤を用い、撥
水粉をPTFE系ビーズとし、その固形分率を30wt%程
度とした場合も、ディッピング法によって、1μm 〜
1.5mmの網目サイズを有するプラスチック材料の網
状体に問題なく撥水塗装を行うことができた。
ズとし、その固形分率を5wt%とした場合、1μm 〜
1.5mmの網目サイズを有する、プラスチック材料の
網状体に、ディッピング法を用いて、問題なく撥水塗装
を行うことができた。同様に、フッ素系溶剤を用い、撥
水粉をPTFE系ビーズとし、その固形分率を30wt%程
度とした場合も、ディッピング法によって、1μm 〜
1.5mmの網目サイズを有するプラスチック材料の網
状体に問題なく撥水塗装を行うことができた。
【0035】なお、ディッピング法では、泡が一般に問
題になるが、この場合溶媒の表面張力を低めに設定して
いるために、泡の発生を抑制することができた。
題になるが、この場合溶媒の表面張力を低めに設定して
いるために、泡の発生を抑制することができた。
【0036】なお、撥水塗膜を形成する基板(この場合
は網状体)を守るためには、撥水塗料をできるだけ薄く
塗装し、しかもできるだけ速やかに乾燥させることが重
要であるが、網状体を撥水塗料に浸けるだけで、撥水塗
装が行われるディッピング塗装は、この点でも他の塗装
方法に比べ有利である。塗装を薄く形成するためには、
撥水性能が低下しない程度まで固形分率を低下させれば
よい。より速乾性を得るために、ディッピング塗装後、
加熱送風を塗装面に施すようにしてもよい。
は網状体)を守るためには、撥水塗料をできるだけ薄く
塗装し、しかもできるだけ速やかに乾燥させることが重
要であるが、網状体を撥水塗料に浸けるだけで、撥水塗
装が行われるディッピング塗装は、この点でも他の塗装
方法に比べ有利である。塗装を薄く形成するためには、
撥水性能が低下しない程度まで固形分率を低下させれば
よい。より速乾性を得るために、ディッピング塗装後、
加熱送風を塗装面に施すようにしてもよい。
【0037】なお、上述した撥水塗料を用い、ローラを
用いる印刷塗装によって、網状体に撥水塗膜を形成する
ようにしてもよい。
用いる印刷塗装によって、網状体に撥水塗膜を形成する
ようにしてもよい。
【0038】(適用例1)図8は、上記のようにして形
成した撥水網状体によって水くみ容器、花挿し4を構成
した適用例を示すものである。
成した撥水網状体によって水くみ容器、花挿し4を構成
した適用例を示すものである。
【0039】(適用例2)図9は、上記撥水網状体によ
って剣山のような花止めを必要とする花器5を構成した
適用例を示すものである。
って剣山のような花止めを必要とする花器5を構成した
適用例を示すものである。
【0040】(適用例3)図10は、上記撥水網状体に
よって傘6を構成した適用例を示すものである。
よって傘6を構成した適用例を示すものである。
【0041】(適用例4)図11は、上記撥水網状体に
よって網戸7を構成した適用例を示すものである。
よって網戸7を構成した適用例を示すものである。
【0042】(適用例5)図12は、水の勢いが強い場
合を考慮した適用例を示すものであり、このような場合
は、同図に示すように、撥水網を複数枚重ねて、2枚目
以降の撥水網で水の侵入を防止するようにすればよい。
このように、撥水網を複数枚重ねて使用する例として
は、図10に示した傘、図11に示した網戸、さらには
アーケードなどが適している。撥水網を重ねる際、スペ
ーサを介在させて撥水網間に空間を形成するようにした
ほうが、より防水性を確保することができる。
合を考慮した適用例を示すものであり、このような場合
は、同図に示すように、撥水網を複数枚重ねて、2枚目
以降の撥水網で水の侵入を防止するようにすればよい。
このように、撥水網を複数枚重ねて使用する例として
は、図10に示した傘、図11に示した網戸、さらには
アーケードなどが適している。撥水網を重ねる際、スペ
ーサを介在させて撥水網間に空間を形成するようにした
ほうが、より防水性を確保することができる。
【0043】(適用例6)図13では、撥水加工を行っ
ていない網と、前述のようにして撥水加工を施している
撥水網状体とを重ねて、防水性を強化するようにした適
用例を示すものである。この場合も、スペーサを介在さ
せて撥水網間に空間を形成するようにしたほうが、より
防水性を確保することができる。
ていない網と、前述のようにして撥水加工を施している
撥水網状体とを重ねて、防水性を強化するようにした適
用例を示すものである。この場合も、スペーサを介在さ
せて撥水網間に空間を形成するようにしたほうが、より
防水性を確保することができる。
【0044】(適用例7)図14は、洗濯物を干す物干
し場の上方に、4本の支柱8によって支持された撥水網
を配設して、物干し場を雨から防ぐ雨よけカバーを構成
した例を示すものである。
し場の上方に、4本の支柱8によって支持された撥水網
を配設して、物干し場を雨から防ぐ雨よけカバーを構成
した例を示すものである。
【0045】(適用例8)振動や水の勢いを利用して、
水の流れの通過/遮断を切り替えるバルブ機能を有する
ものにも撥水網状体を適用することができる。すなわ
ち、発生する振動の強さに応じて網目サイズを選ぶよう
にすれば、振動のない状体では水が流れず、振動が発生
すると水が網状体の網目を介して細かい水滴となって流
れるバルブ機能を達成することができる。したがって、
水を利用するオブジェなどに本発明の撥水網を適用する
ことができる。
水の流れの通過/遮断を切り替えるバルブ機能を有する
ものにも撥水網状体を適用することができる。すなわ
ち、発生する振動の強さに応じて網目サイズを選ぶよう
にすれば、振動のない状体では水が流れず、振動が発生
すると水が網状体の網目を介して細かい水滴となって流
れるバルブ機能を達成することができる。したがって、
水を利用するオブジェなどに本発明の撥水網を適用する
ことができる。
【0046】(適用例9)本発明の撥水網では、通気性
と防水性を兼ね備えた網状体を実現することができるの
で、本発明の撥水網を、靴、衣料品、スポーツ用品など
に適用するようにしてもよい。最外側を含む外気接触側
に近い部分に本発明の撥水網を用いるのみで、外からの
水の侵入を阻止し、水蒸気となった汗を外に放出するこ
とが可能になる。したがって、インナーに吸湿材料を用
いるようにすれば、快適なスポーツ用品を実現すること
ができる。
と防水性を兼ね備えた網状体を実現することができるの
で、本発明の撥水網を、靴、衣料品、スポーツ用品など
に適用するようにしてもよい。最外側を含む外気接触側
に近い部分に本発明の撥水網を用いるのみで、外からの
水の侵入を阻止し、水蒸気となった汗を外に放出するこ
とが可能になる。したがって、インナーに吸湿材料を用
いるようにすれば、快適なスポーツ用品を実現すること
ができる。
【0047】なお、本発明の撥水網状体で釣りの浮き、
雨天練習場の屋根、雨天遊技場の屋根を構成するように
してもよい。さらに、本発明の撥水網状体を、その他の
各種雑貨、製品に適用するようにしてもよい。
雨天練習場の屋根、雨天遊技場の屋根を構成するように
してもよい。さらに、本発明の撥水網状体を、その他の
各種雑貨、製品に適用するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】第1発明によれば、1μm以上であって
1.5mm以下の開口長を有する多数の孔が2次元的に
並列形成された網状体に、撥水塗装を施して撥水網状体
を形成するようにしているので、通気性および防水性を
有する化学繊維より開口サイズが大きくなり、これによ
り光の透過性および通気性がよくなり、また網目の開口
サイズに分布が発生している場合でも防水性および通気
性を確保することができる。
1.5mm以下の開口長を有する多数の孔が2次元的に
並列形成された網状体に、撥水塗装を施して撥水網状体
を形成するようにしているので、通気性および防水性を
有する化学繊維より開口サイズが大きくなり、これによ
り光の透過性および通気性がよくなり、また網目の開口
サイズに分布が発生している場合でも防水性および通気
性を確保することができる。
【0049】第2発明によれば、1μm以上であって
1.5mm以下の開口長を有する多数の孔が2次元的に
並列形成された網状体に、ガラスビーズまたはポリテト
ラフルオロエチレンを撥水粉とした撥水塗料を用いたデ
ィッピング法によって撥水塗装を施すようにして撥水網
状体を製造するようにしている。すなわち、超撥水性を
有する撥水塗料を用いたディッピング法(浸し塗装法)
によって撥水塗装を施すようにしているので、網状体に
薄い塗膜を細部までむらなく形成することができるよう
になる。
1.5mm以下の開口長を有する多数の孔が2次元的に
並列形成された網状体に、ガラスビーズまたはポリテト
ラフルオロエチレンを撥水粉とした撥水塗料を用いたデ
ィッピング法によって撥水塗装を施すようにして撥水網
状体を製造するようにしている。すなわち、超撥水性を
有する撥水塗料を用いたディッピング法(浸し塗装法)
によって撥水塗装を施すようにしているので、網状体に
薄い塗膜を細部までむらなく形成することができるよう
になる。
【図1】網目サイズと目詰まり率との関係を示すグラフ
である。
である。
【図2】基板の上に滴下された水滴の模式図である。
【図3】基板の撥水性能の尺度となる水の接触角の測定
原理を示す模式図である。
原理を示す模式図である。
【図4】網目サイズと浸透率との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図5】この発明の撥水網状体で構成した茶漉しを示す
図である。
図である。
【図6】溶媒の比重と目詰まりが発生する網目サイズの
境界を示すグラフである。
境界を示すグラフである。
【図7】撥水塗料の固形分率と目詰まりが発生する網目
サイズの境界を示すグラフである。
サイズの境界を示すグラフである。
【図8】この発明の撥水網状体で構成した花挿しを示す
図である。
図である。
【図9】この発明の撥水網状体で構成した花器を示す図
である。
である。
【図10】この発明の撥水網状体で構成した傘を示す図
である。
である。
【図11】この発明の撥水網状体で構成した網戸を示す
図である。
図である。
【図12】この発明の撥水網状体を重ねて使用した例を
示す図である。
示す図である。
【図13】この発明の撥水網状体を通常網に重ねて使用
した例を示す図である。
した例を示す図である。
【図14】この発明の撥水網状体で構成した物干し場の
雨よけカバーを示す図である。
雨よけカバーを示す図である。
1 基板 2 水滴 4 花挿し 5 花器 6 傘 7 網戸 8 支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 正家 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 太田 健仁 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 立石 和義 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 水野 誠一郎 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 西 千恵美 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 嶋田 礼子 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 塚本 康弘 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 舩越 宣博 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 4D075 AB01 CA36 CA38 DA21 DB31 DC38 EA07 EB02 EB18 EB56 4L031 BA19 BA33 DA00 4L033 AC03 CA17
Claims (6)
- 【請求項1】 1μm以上であって1.5mm以下の開
口長を有する多数の孔が2次元的に並列形成された網状
体に、撥水塗装を施して成ることを特徴とする撥水網状
体。 - 【請求項2】 1μm以上であって1.5mm以下の開
口長を有する多数の孔が2次元的に並列形成された網状
体に、ガラスビーズまたはポリテトラフルオロエチレン
を撥水粉とした撥水塗料を用いたディッピング法によっ
て撥水塗装を施すようにしたことを特徴とする撥水網状
体の製造方法。 - 【請求項3】 前記ディッピング法において、撥水粉と
してガラスビーズを用いた場合、前記撥水塗料の固形分
率を5〜30wt%とし、溶媒の比重を0.6〜1.6
とするようにしたことを特徴とする請求項2記載の撥水
網状体の製造方法。 - 【請求項4】 前記溶媒は、ヘプタンである請求項3記
載の撥水網状体の製造方法。 - 【請求項5】 前記ディッピング法において、撥水粉と
してポリテトラフルオロエチレンを用いた場合、前記撥
水塗料の固形分率を5〜35wt%とし、溶媒の比重を
0.6〜1.6とするようにしたことを特徴とする請求
項2記載の撥水網状体の製造方法。 - 【請求項6】 前記溶媒は、フッ素系溶剤である請求項
5記載の撥水網状体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9705199A JP2000290877A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 撥水網状体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9705199A JP2000290877A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 撥水網状体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000290877A true JP2000290877A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14181873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9705199A Pending JP2000290877A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 撥水網状体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000290877A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015034396A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 独立行政法人土木研究所 | 舗装路面の凍結抑制用撥水材組成物、凍結抑制舗装体及び舗装路面の凍結抑制方法 |
| JP2021126801A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 日本特殊塗料株式会社 | 通気耐水部材、及び通気耐水部材の製造方法 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP9705199A patent/JP2000290877A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015034396A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 独立行政法人土木研究所 | 舗装路面の凍結抑制用撥水材組成物、凍結抑制舗装体及び舗装路面の凍結抑制方法 |
| JP2021126801A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 日本特殊塗料株式会社 | 通気耐水部材、及び通気耐水部材の製造方法 |
| JP7565158B2 (ja) | 2020-02-12 | 2024-10-10 | 日本特殊塗料株式会社 | 通気耐水部材、及び通気耐水部材の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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