JP2000290896A - 偽造防止用紙および偽造防止用紙用スレッド - Google Patents

偽造防止用紙および偽造防止用紙用スレッド

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JP2000290896A
JP2000290896A JP9746899A JP9746899A JP2000290896A JP 2000290896 A JP2000290896 A JP 2000290896A JP 9746899 A JP9746899 A JP 9746899A JP 9746899 A JP9746899 A JP 9746899A JP 2000290896 A JP2000290896 A JP 2000290896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基紙に複数本のスレッドを抄き込んだ偽造防
止用紙と偽造防止用紙用スレッドを提供する。 【解決手段】 本発明の偽造防止用紙は、基紙2に複数
本のスレッド3を平行に抄き込んで設けた偽造防止用紙
であって、上記基紙は、該スレッドを間欠的に露出する
表出部6と該表出部間であって該スレッドを間欠的に覆
う被覆部7とを備え、少なくとも隣接する2本のスレッ
ドの当該表出部と被覆部が、用紙の端部からの同一位置
において同一状態または異なる状態に現れていることを
特徴とする。表出部に2本以上のスレッドを含ませるこ
と、スレッドを模様または文字入りとすること、スレッ
ド間やその周辺に透かし模様5を設けることもできる。
本発明の偽造防止用紙用スレッドは、その表面に模様ま
たは文字が印刷されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スレッドを備え
た偽造防止用紙および偽造防止用紙用スレッドに関し、
詳しくは基紙に光輝性スレッド等を複数本抄き込んで高
度の偽造、改ざん防止効果を図った偽造防止用紙および
それに使用する偽造防止用紙用スレッドに関する。この
ような偽造防止用紙は、商品券、ギフト券、証明書、チ
ケット、投票券、切符、ラベル等の各種セキュリティ媒
体に使用することができる。
【0002】
【従来技術】各種セキュリティ媒体の偽造防止策とし
て、種々のスレッドを用紙に抄き込む手法がある。この
ようなスレッドによる偽造防止手段は用紙を製造する段
階において設けられるので、カラーコピーやスキャナー
取込み、製版印刷等による方法での偽造は困難である。
しかし、各種セキュリティ媒体が実際に使用される現場
においては十分な真偽判定が行えるとは限らないため、
コピー等の偽造手法と合わせて、真正のスレッドに似せ
た偽造スレッドを単純に貼り付けただけの方法による粗
悪な偽造品においても本物として流通してしまう可能性
がある。従って、スレッド自体だけでなく、スレッドの
セキュリティ媒体への抄き込み方法においても偽造防止
効果を高める必要がある。
【0003】このような光輝性スレッド等入りの偽造防
止用紙については、特開平6−306799号、実用新
案登録3028886号(実願平8−1625号)、特
開平7−207599号公報等がある。しかし、いずれ
の先行技術も1本のスレッドまたは光輝性細片を基紙に
抄き込んだもので複数本のスレッドを抄き込んで高度の
偽造防止を図った技術は見られない。また、本願出願人
による特開平10−71759号公報には、以上の観点
からスレッドを窓部から表出するように入れたウィンド
付きスレッド用紙等のスレッド入り用紙の種々の態様を
提案しているが、上記偽造手法に対しては万全の対策を
施したものとは言えない。そこで、本発明はスレッドを
複数本使用してその抄き込み形態を種々設けることによ
り偽造、改ざん防止の一層の困難化を図った。さらに、
スレッド自体に模様または文字の印刷を施して偽造防止
効果を高めたものも提案し、これら各種のスレッドの同
種または異種を組み合わせて使用することにより、一層
の偽造防止効果を図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、基紙に複数本のスレッドを平
行に抄き込んで設けた偽造防止用紙であって、上記基紙
は、該スレッドを間欠的に露出する表出部と該表出部間
であって該スレッドを間欠的に覆う被覆部とを備え、少
なくとも隣接する2本のスレッドの当該表出部と被覆部
が、用紙の端部からの同一位置において同一状態に現れ
ていることを特徴とする偽造防止用紙、にある。かかる
偽造防止用紙であるため、偽造、改ざんが困難である。
【0005】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込んで設
けた偽造防止用紙であって、上記基紙は、該スレッドを
間欠的に露出する表出部と該表出部間であって該スレッ
ドを間欠的に覆う被覆部とを備え、少なくとも隣接する
2本のスレッドの当該表出部と被覆部が、用紙の端部か
らの同一位置において異なる状態に現れていることを特
徴とする偽造防止用紙、にある。かかる偽造防止用紙で
あるため、偽造、改ざんが困難である。
【0006】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第3は、基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込んで設
けた偽造防止用紙であって、上記基紙は、該スレッドを
間欠的に露出する表出部と該表出部間であって該スレッ
ドを間欠的に覆う被覆部とを備え、当該表出部と被覆部
に2本以上のスレッドが含まれていることを特徴とする
偽造防止用紙、にある。かかる偽造防止用紙であるた
め、偽造、改ざんが困難である。
【0007】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込んで設
けた偽造防止用紙であって、少なくとも隣接する2本の
スレッドはその模様または文字が紙層を透して視認でき
る程度の紙料によって基紙に埋め込まれていることを特
徴とする偽造防止用紙、にある。かかる偽造防止用紙で
あるため、偽造、改ざんが困難である。
【0008】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第5は、基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込んで設
けた偽造防止用紙であって、少なくとも隣接する2本の
スレッドのうちの1本のスレッドは、基紙を間欠的に露
出する表出部と該表出部間であって該スレッドを間欠的
に覆う被覆部とにより交互に基紙表面に現れ、他の1本
のスレッドは、その模様または文字が紙層を透して視認
できる程度の紙料によって基紙に埋め込まれていること
を特徴とする偽造防止用紙、にある。かかる偽造防止用
紙であるため、偽造、改ざんが困難である。
【0009】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第6は、基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込んで設
けた偽造防止用紙であって、複数のスレッド間あるいは
その周辺に透かし模様が設けられていることを特徴とす
る偽造防止用紙、にある。かかる偽造防止用紙であるた
め、偽造、改ざんが困難である。
【0010】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第7は、偽造防止用紙に抄き込んで使用するための樹脂
フィルム基材からなるスレッドであって、スレッドに模
様または文字が印刷されていることを特徴とする偽造防
止用紙用スレッド、にある。かかる偽造防止用紙用スレ
ッドであるため、偽造、改ざんが困難な偽造防止用紙に
好適に使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】スレッドを窓部に表出するように
入れた偽造防止用紙は、例えば基紙に光輝性スレッド等
を抄き込んだタイプの用紙であって、基紙が光輝性スレ
ッドを間欠的に露出する表出部(ウィンド)と、該表出
部間で光輝性スレッドを間欠的に覆う被覆部とを備えた
ものが知られている。この構成の偽造防止用紙は、多筒
式抄紙機の一つの抄き網部上に、スレッドと同じ幅かそ
れより広幅の小さな凸部を設け、この凸部の上にスレッ
ドを載せた状態で紙料液を供給することによって製造で
きる。つまり、このようにすれば、凸部のない位置では
スレッドが紙料液で挟まれるので被覆部が形成され、凸
部の位置ではスレッドが紙料液の下面側から露出するの
で表出部が形成される。
【0012】上記の構成のようなウィンド付きスレッド
用紙においては、光輝性スレッド等が表出部において間
欠的に露出しているので、コピーした場合でも金属色が
再現されないことから偽造防止できる。また、偽造品か
どうかを見るために用紙の端面を確認する必要がなく、
しかも、光輝性スレッド等が基紙からはがれてしまうの
を防止できる。
【0013】以下、本発明の実施形態を図面を参照して
説明することにする。図1は、本発明の偽造防止用紙の
第1の実施形態を示す図である。図1(A)はその平面
図、図1(B)は、図1(A)のA−A線における断面
を示している。図1のように、本発明の偽造防止用紙の
第1の実施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き
込んだ構成であって、基紙2には、スレッド3を間欠的
に露出する複数の表出部6と、各表出部間でスレッド3
を間欠的に覆う被覆部7とを備えている。表出部6はス
レッドと同幅でもよいが、それより広幅としてスレッド
3の両サイドを透かし部8となるようにすることで、抄
造時に発生するスレッドの公差(ブレ)を透かし部によ
り吸収することができる。
【0014】この第1の実施形態では、表出部6と被覆
部7とが複数本のスレッドに対してスレッド端における
用紙の端部からの同一位置において同一状態に現れてい
る特徴がある。すなわち、紙端からxの位置においては
スレッド3aに対してもスレッド3bに対しても共に表
出部であり、紙端からyの位置においてはスレッド3a
に対してもスレッド3bに対しても共に被覆部となって
いる。ただし、基紙2は、スレッド3の両端部分がいず
れのスレッドに対しても被覆部7として構成されている
ことが好ましい。スレッドの端部が露出しているとスレ
ッドの剥離が生じるからである。使用するスレッドの幅
は用紙の使用目的にもより特に制限されないが、0.2
mm〜5mm程度のものが通常使用される。複数のスレ
ッドの幅は同幅である必要はなく、また色調、光学特
性、発色特性、磁気特性等をそれぞれ変えることも任意
である。このように、セキュリティ媒体に2本以上の複
数のスレッドを導入することにより、偽造スレッドを単
純に貼り付けるような方法は偽造コストが増大し、工程
が複雑となるため、偽造抑制効果が増大する。
【0015】図2は、本発明の偽造防止用紙の第2の実
施形態を示す図である。図2(A)はその平面図、図2
(B)は、図2(A)のA−A線における断面を示して
いる。図2のように、本発明の偽造防止用紙の第2の実
施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き込んだ構
成であって、基紙2は、スレッド3を間欠的に露出する
複数の表出部6と、各表出部間でスレッド3を間欠的に
覆う被覆部7とを備えていることは第1の実施形態と同
一ある。この第2の実施形態では、表出部6と被覆部7
とが複数本のスレッドのうちの少なくとも隣接する2本
のスレッド間において、スレッド端における用紙の端部
からの同一位置において異なる状態に現れている特徴が
ある。すなわち、紙端からxの位置においてはスレッド
3aに対しては表出部、スレッド3bに対しては被覆部
となっている。ただし、基紙2は、スレッド3の両端部
分が被覆部7として構成されていることが好ましいのは
第1の実施形態と同一であり、以下の実施形態において
も同様である。このように、表出部をいわゆる千鳥状に
設ける場合は、用紙を積み重ねた場合のスレッド部の盛
り上がりを低減することができ、印刷加工を容易にし、
巻き取り用紙の取扱い時における巻崩れを防止すること
ができる。
【0016】図3は、本発明の偽造防止用紙の第3の実
施形態を示す図である。図3(A)はその平面図、図3
(B)は、図3(A)のA−A線における断面を示して
いる。図3のように、本発明の偽造防止用紙の第3の実
施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き込んだ構
成であって、基紙2は、スレッド3を間欠的に露出する
複数の表出部6と、各表出部間でスレッド3を間欠的に
覆う被覆部7とを備えることは第1の実施形態と同一あ
るが、この第3の実施形態では、1つの表出部6と被覆
部7には2本以上のスレッド3a,3bが含まれている
特徴がある。このように、1つの表出部に複数のスレッ
ドを設ける場合、表出部の折り曲げ強度低下を補うこと
ができる。
【0017】図4は、本発明の偽造防止用紙の第4の実
施形態を示す図である。図4(A)はその平面図、図4
(B)は、図4(A)のA−A線における断面を示して
いる。図4のように、本発明の偽造防止用紙の第4の実
施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き込んだ構
成であるが、基紙2は、スレッド3を間欠的に露出する
表出部を持たず、スレッドはその模様または文字が紙層
を透して視認できる程度の紙料21によって基紙に埋め
こまれている特徴がある。このような埋め込みスレッド
に印刷模様または文字を設けておけばスレッド上の紙料
の調整により、スレッドの模様等を視認することができ
る。スレッドに対する印刷模様の印刷面は、偽造防止用
紙券面の表面からでも裏面からでもさらには両面からで
も視認できるように適宜選択すればよい。このように複
数のスレッドを全て用紙内に埋め込むとスレッドを構成
する材料を外観から識別することが困難となるため、1
本のスレッドを機械認識型とした場合、もしくは種類の
異なる機械認識型スレッドを併用した場合、どのスレッ
ドがどのような機械認識されるかを解析することが困難
となる効果がある。
【0018】偽造防止用紙は、通常白色等の明るい基紙
が使用されるので、本来光の透過性がある。したがって
紙の表面から入射した光がスレッドまで到達すれば、ス
レッドからの反射光が生じ、スレッドの表面に着色剤に
よる模様または文字があれば着色剤による吸収が生じ、
吸収のあった反射光は他の部分と分光特性が異なるので
人の目でも判別することができる。通常、偽造防止用紙
には、104g/m2 程度の紙が使用され、薄い紙料2
1側が35g/m2 程度であれば、スレッド上の模様を
十分に観察したり判別することができる。また、厚い紙
料側が70g/m2 程度であってもスレッド上の模様ま
たは文字は、明瞭さは劣るが観察したり判別することは
できる。
【0019】図5は、本発明の偽造防止用紙の第5の実
施形態を示す図である。図5(A)はその平面図、図5
(B)は、図5(A)のA−A線における断面を示して
いる。図5のように、本発明の偽造防止用紙の第5の実
施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き込んだ構
成であるが、少なくとも隣接する2本のスレッド3a,
3bのうちの1本のスレッドは、基紙を間欠的に露出す
る表出部6と該表出部間であって該スレッドを間欠的に
覆う被覆部7とにより交互に基紙表面に現れ、他の1本
のスレッドはその表面模様が紙層を透して表面または裏
面から視認できる程度の薄い紙料21によって全体が基
紙に埋めこまれている特徴がある。この場合は、偽造ス
レッドを単純に貼り付けるような手法で偽造する場合
に、外観上異なる状態のスレッドをそれぞれ再現する必
要があり、偽造コストの増大、工程複雑化により偽造防
止効果が増大する。
【0020】図6は、本発明の偽造防止用紙の第6の実
施形態を示す図である。図6(A)はその平面図、図6
(B)は、図6(A)のA−A線における断面を示して
いる。図6のように、本発明の偽造防止用紙の第6の実
施形態では、基紙2にスレッド3を複数本抄き込んだ構
成であるが、複数のスレッド間あるいはその周辺に透か
し模様5が設けられていることを特徴とする。この場
合、少なくとも隣接する2本のスレッド3a,3bのう
ちの1本のスレッドは、基紙を間欠的に露出する表出部
6と該表出部間であって該スレッドを間欠的に覆う被覆
部7とにより交互に基紙表面に現れる状態となっている
ことが偽造、改ざんを困難にする点で好ましい。偽造防
止用紙にこのように透かし模様5を設けることにより、
スレッドに似せた偽造スレッドを単純に貼り付けただけ
の方法では偽造することができず、透かし模様を形成す
るような手のかかる偽造、改ざんを行う意欲を減退させ
る効果がある。
【0021】次に、本発明の偽造防止用紙の製造状態を
説明する。図7は、スレッド入り偽造防止用紙を抄き込
む状態を示す図である。図7(A)はスレッドに平行な
断面、図7(B)は、図7(A)においてスレッドに直
角なC−C線における断面、図7(C)は、同様D−D
線における断面を示している。図示のように、このスレ
ッド入り用紙は、スレッド3と同幅あるいはそれよりも
広幅のすき網部の凸部9aを抄紙機のすき網部9に適宜
な間隔で設け、この凸部9aの上にスレッド3を載せた
状態で紙料液2aを供給することによって製造できる。
つまり、このようにすれば、凸部9aと凸部9aの間の
位置ではスレッド3が紙料液2aで挟まれるので被覆部
7が形成され、凸部9aの位置ではスレッド3が最下面
となるので、抄紙機のすき網から用紙を剥離した際に
は、スレッド3が表面に現れて表出部6が形成される。
すき網部の凸部9aを図7(D)のように、スレッド3
と同幅にする場合はスレッド3の両側に透かし部8が入
らないことになる。また、スレッドをまたぐような広幅
とする場合は、透かし部が入り装飾的効果を高め、前記
のようにスレッドのブレを吸収することができる。ま
た、複数のスレッド間あるいはその周辺に透かし模様5
を設ける場合は、凸部9aと同様にすき網部に模様状の
凸部を形成すれば良い。
【0022】次に、本発明に使用する偽造防止用紙用ス
レッドの各種について説明する。 <ホログラムスレッド>ホログラムスレッド3とは、ス
レッドの表面または裏面にホログラム(または光回折格
子)パターンを有するスレッドをいう。基材フィルム上
に設けるホログラム層(または光回折格子層であっても
よい)は、基材フィルム上に、紫外線硬化型樹脂組成物
等のホログラム形成層を塗布した後、別の工程でレジス
ト樹脂にホログラム露光を行いエッチングによりパター
ン形成したホログラム型版をニッケルメッキしてメッキ
面にホログラムマイクロエンボスを移し取って作製した
ホログラム型版を押しつけてホログラムを複製すること
が行われる。ホログラム型取りした塗工樹脂に対しては
紫外線を照射して硬化させる。連続した工程では、ホロ
グラム型版はロール状に形成される。
【0023】なお、紫外線硬化型樹脂組成物としては、
不飽和エチレン系モノマーと不飽和エチレン系オリゴマ
ーを適宜混合したものに増感剤を添加した組成物等が使
用される。ホログラム層形成は光硬化以外の工程でも可
能であり、この場合には、アクリル樹脂、ポリスチレン
樹脂、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂も使
用される。ホログラム層自体は5μm以下の厚みに形成
するのが通常である。このような、ホログラムパターン
を有するスレッドは複製が困難であるため、偽造防止効
果がより高いと言える。
【0024】<光輝性スレッド>光輝性スレッド3とし
ては、アルミ箔等の金属箔を用いたりあるいは基材フィ
ルムにアルミやニッケル、クロム、銀等の光輝性の金属
蒸着をしたり、ホログラム(または光回折格子)パター
ンを有するスレッドを用いたりすることができる。アル
ミ箔を用いた場合、カラーコピーすると光輝性スレッド
3の部分が黒く複写され、ホログラムパターンを用いた
場合、光輝性スレッド3の部分が虹色に写るので、それ
ぞれ偽造防止を図ることができる。さらに、ホログラム
パターンを有する光輝性スレッド3は、フィルム基材上
に、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂またはエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体等の透明性を有する樹脂からなるホログラ
ムパターンを形成し、その上にアルミニュウム等の金属
蒸着層を形成したものを細幅にスリットして用いること
ができる。
【0025】<印刷加工スレッド>印刷加工スレッド3
は、プラスチックフィルムや金属箔フィルムあるいは光
輝性フィルムの表面または透明な基材の裏面に模様や文
字の印刷を施してから、細幅に裁断してスレッドにした
ものである。このようにスレッドにあらかじめ印刷加工
を施しておくことにより、表出部においては直接模様や
文字を鮮明に観察することができ、被覆部では被覆して
いる紙料を透してスレッドに印刷された模様、文字を異
なる色調、濃度で観察することができるので、その色
調、濃度の違いにより真偽をより確実に判断することが
できる。このように模様または文字入りスレッドは、通
常のスレッドと異なり印刷パターンを有することから偽
造、改ざんを一層困難にする効果がある。
【0026】図8は、印刷加工スレッドの実施形態を示
す図である。印刷加工スレッドは、基材フィルム、着色
印刷、オーバープリントの積層順を適宜選択することが
できるので各種の実施形態があるが、主な実施形態を挙
げれば図8のようになる。図8(A)は、透明基材フィ
ルム31tの一方の面にプライマー層31pを介して着
色印刷32を裏刷りし、さらに着色オーバープリント3
2pを施した実施形態、図8(B)は、透明基材フィル
ム31tの一方の面に着色印刷32を直接裏刷りし、さ
らに透明オーバープリント32pを施した実施形態、図
8(C)は、着色基材フィルム31cの一方の面に着色
印刷32を直接表刷りし、さらに透明オーバープリント
32pを施した実施形態であり、それぞれ断面図を示し
ている。いずれも矢印側が偽造防止用紙の表面側とな
り、例えば小文字で「ABC」と印刷した場合は、表面
から観察した場合はいずれの場合も図8(D)のように
見えることになる。なお、オーバープリント32pは設
けなくても良いが、着色印刷層が最外層となる場合は、
耐久性がやや弱くなることになる。着色印刷32とオー
バープリント32pまたは基材フィルム31の色の組み
合わせにより独自の色彩効果を発揮することができる。
このような細かい模様や文字の印刷パターンが形成され
たスレッドを「模様または文字入りスレッド」と呼ぶこ
とにする。
【0027】基材フィルムとしては、例えば、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムを始めとするポリエステル
フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム、ポリサルホンフィルム、ポリフェニレンサルファ
イドフィルム、ポリカーボネートフィルム、セルロース
系樹脂フィルム、これら各種の樹脂フィルムに金属蒸着
を施したフィルムなどのほか、コンデンサー用紙やアル
ミ箔フィルムあるいはアルミ箔との積層フィルムを使用
することができる。基材フィルムの厚さとしては、1〜
200μm、抄き込み部に凹凸を生じないためには薄い
基材が良く、好ましくは、10〜50μmの厚さが推奨
できる。
【0028】これらの基材に印刷を施すためには、グラ
ビア、オフセット、シルクスクリーン印刷等が行われ
る。連続した巻き取り状のフィルムに連続的な工程で印
刷を施す場合には輪転グラビア、オフセット輪転、輪転
シルクスクリーン印刷が好ましく行われる。使用する印
刷インキとしては抄紙工程における耐水性と偽造防止用
紙を各種の目的に使用した場合におけるある程度の耐熱
性等を備えるものであればよく、着色剤としても耐水性
等の要件を満たせば顔料系、染料系のいずれであっても
よい。基材フィルムへの直接の印刷では十分な接着力が
得られない場合は、前記のようにプライマー層を介して
印刷することが行われる。さらに印刷層の保護のために
印刷パターン上にオーバープリントを設けることも通常
行われる。なお、模様または文字は直接印刷以外の類似
の手段で施すこともでき、例えば転写印刷方法や感熱転
写印刷、エンボス方法等があり、これらが本発明の実施
形態から除外されるものではない。
【0029】<印刷加工ホロスレッド>ホログラムを有
するフィルムに印刷を施したスレッドで、ホログラムと
印刷とによる複合した偽造、改ざん防止効果が生じる特
徴がある。図9は、印刷加工ホロスレッドの実施形態を
示す図である。印刷加工ホロスレッドにも各種の実施形
態があり、図9(A)は、基材フィルム31の一方の面
に着色印刷32を表刷りした後、他方の面にホログラム
層33の加工を施し、さらにホログラム層上にアルミ等
の蒸着層34を設けた形態である。ホログラム層は印刷
加工前に設けてもよい。この実施形態の場合は、全面ア
ルミ蒸着層34を設けるので、スレッドの光輝性は高く
なるが、スレッドの下面は隠蔽されることになる。
【0030】図9(B)は、基材フィルム31にホログ
ラム層33の加工を施した後、当該ホログラム層上に透
明蒸着層35の形成を行い、さらに当該透明蒸着層35
上に着色印刷32を裏刷りで設けた形態である。この実
施形態の場合は、透明蒸着層35を設けるので、ホログ
ラム層により光の回折光が生じる他、透明蒸着層を透し
て、その下側の印刷層や紙基材を観察できる効果があ
る。図9(C)は、基材フィルム31にプライマー層3
1pを介して着色印刷32を裏刷りで施した後、当該印
刷面にホログラム層33の加工を施し、さらにホログラ
ム層上にアルミ蒸着層34を設けた形態である。この実
施形態の場合も、全面アルミ蒸着層34を設けるので、
スレッドの光輝性は高くなるがスレッド下面は隠蔽され
ることになる。また、スレッドが抄き込まれた状態で印
刷面が基材フィルムの下面にあるので、印刷部の保護の
効果が高くなる。いずれも矢印側が偽造防止用紙の表面
側となる。使用する印刷インキとしては前記の条件を満
たすほか、ホログラムの輝きを阻害しないためには、透
明性のあるインキが好ましい。
【0031】蒸着層34は、表面からの光を全反射させ
る目的の場合は不透明な反射層として形成し、その場合
の金属蒸着には、アルミニュウム、クロム、ニッケルあ
るいは銀、金等の光輝性の単一成分の金属か青銅、真
鍮、白銅等の合金等を使用する。アルミ蒸着等の場合
は、100Å〜2000Å程度の厚みに形成するが、好
ましくは200Å〜1000Å程度の厚みである。合金
は着色もしくは薄膜の反射率を調整する場合に用いられ
るが、金属化合物を使用する場合は、その選択により透
明または半透明の蒸着層にできる効果がある。これには
金属あるいは合金の酸化物、硫化物等の金属化合物を使
用することができ、硫化亜鉛(ZnS)、酸化チタン
(TiO2 )、フッ化マグネシウム(MgF2 )、チタ
ン酸バリウム(BaTiO2 )等が好ましく使用され
る。
【0032】<示温スレッド>基材フィルム上に、温度
変化により可逆的に変色する示温材料を塗布または印刷
して形成したスレッドであって、加熱や気温の変化ある
いは手に持った際の体温で変色し温度が下がればまた元
の色に戻るので真正品か偽造品かを容易に識別すること
ができる。このような示温性を示す材料は、電子供与性
有機化合物とフェノール性水酸基を有する化合物と、こ
の二化合物の呈色反応を減感する不揮発性の化合物をの
三成分を必須成分とし、このような化合物をビヒクル中
に直に溶解または分散するか、微小カプセルに内包した
ものをビヒクル中に分散したものを印刷インキとして使
用することができる。このような示温材料は無色から有
色へ、あるいは有色から無色へと顕著な色変化を示すこ
とで従来の熱変色性素材と異なり、透明性があるため下
地を視認できる特徴もある。また、このような着色料に
一般の染料、顔料等を添加することにより有色から有色
へと変化させることもできる。
【0033】例えば、電子供与性呈色性有機化合物とし
ては、3−ジエチルアミノ,6−メチル,7−クロルフ
ルオラン、フェノール性水酸基を有する化合物として、
ビスフェノールA、減感化合物としてステアリルアルコ
ール、ビヒクルとしてマイクロクリスタリンワックスを
適宜量加え、100°Cに加熱溶融して均質化した材料
による印刷物は、20°Cで赤色を呈し、50°Cに加
熱することにより無色に変化し、20°Cに戻すと再び
赤色になる可逆性を示す。また、電子供与性呈色性有機
化合物としては、クリスタルバイオレットラクトン、フ
ェノール性水酸基を有する化合物として、没食子酸ラウ
リルエステル、減感化合物としてミリスチルアルコー
ル、ビヒクルとしてマイクロクリスタリンワックスを適
宜量加え、100°Cに加熱溶融して均質化した材料に
よる印刷物は、20°Cで無色を呈し、50°Cに加熱
することにより青色に変化し、20°Cに戻すと再び無
色になる可逆性を示す。この他、材料の選択範囲や組み
合わせが各種あり、色調や温度範囲を制御することが可
能である。
【0034】<蛍光スレッド>基材フィルム上に、光の
刺激を受けて蛍光を発光する材料を塗布または印刷して
形成したスレッドであって、受光時に発光する狭義の蛍
光と光を蓄えて刺激停止後に発光する燐光とがある。有
機蛍光材料は狭義の蛍光、無機蛍光材料は蓄光に属する
ものが多い。ルモゲンLイエロー、ルモゲンブリリアン
トイエロー、ルモゲンブリリアントグリーンは、ブラッ
クライトの紫外線を受けて、黄色ないし緑色の蛍光を発
光する有機蛍光材料として知られている。また無機蛍光
材料としては、ZnS:Cu(緑)、(Zn,Cd)
S:Cu(黄)、CaS:Bi(青)、(Zn,Cd)
S:Cu(橙)、(Zn,Cd)S:Cu(赤)等を使
用することができる。
【0035】<磁気スレッド>基材フィルム上に、磁性
を示す材料を塗材として塗布または印刷して形成したス
レッドであって、磁石や鉄粉等に対して反応するため、
真正品か偽造品かを容易に識別することができる。磁性
材料の高保持力材料としては、BaFe1 2 1 3 、γ
−Fe2 3 、Co−γ−Fe2 3 、Fe3 4 等が
あり、低保磁力材料としては、センダスト合金、Ni−
Znフェライト、Mn−Znフェライト、Mo−パーマ
ロイ粉等がある。これらの磁性体の粒径が、数十nm〜
数μmのものを、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の
高分子樹脂バインダー中に溶解分散して使用することが
できる。
【0036】なお、上記の各スレッドを抄き込む際は、
熱溶解温度60〜80°Cの水可溶性バインダー等から
なる接着層を裏面に備えたものを用いることができる。
このように構成すれば、偽造防止用紙が完成した状態で
スレッド3が基紙2に接着するので、基紙2と光輝性ス
レッド3の密着性が向上する。
【0037】
【実施例】(実施例)以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。 <印刷加工スレッドの作製>偽造防止用紙用スレッドの
基材フィルム31として、透明な厚み16μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製「ルミ
ラーS−28」)に、グラビア印刷で以下の仕様による
印刷を施した。 ・プライマーコート プライマー剤(ザ・インクテック株式会社製「THFプ
ライマー」(ポリエステル、塩酢ビ樹脂混合系))を版
深の浅いグラビア版を使用して0.6g/m2にコート
した。 ・着色パターン印刷 「ABC」の小文字の組み合わせからなるパターンを赤
色のインク(ザ・インクテック株式会社製「着色OPニ
スレッド」(塩酢ビ樹脂系))を使用して裏刷りで印刷
した。印刷版にはグラビアダイレクト版を使用した。 ・着色パターン印刷後、薄青色の着色オーバープリント
用ニス(ザ・インクテック株式会社製「着色OPニスブ
ルー」(塩酢ビ樹脂系))を使用してオーバープリント
コート32pを行った(図8(A))。 以上のようにして印刷されたスレッドをスリッター機を
使用して、2mm幅に細断して、偽造防止用紙用スレッ
ドとした。
【0038】<印刷加工ホロスレッドの作製>偽造防止
用紙用スレッドの基材フィルム31として、透明な厚み
16μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ
株式会社製「ルミラーS−28」)にホログラム層33
を形成したものを使用した。ホログラムパターン形成に
は、紫外線硬化性アクリル樹脂(三菱化学株式会社製
「ユピマーLZ065S」)を使用して、基材フィルム
上にグラビアリバースコート法で、1.5g/m2 に塗
工した後、ホログラムパターン型版を熱エンボスしてパ
ターンを写し取り、紫外線照射してホログラムの凹凸パ
ターンを完全に保持できるようにした。その後、酸化チ
タン(TiO2 )を使用して、ホログラム層33上に、
透明蒸着層35を厚み450Åに形成し、さらにその上
に「ABC」の小文字のパターンを赤色のインク(ザ・
インクテック株式会社製「着色OPニスレッド」(塩酢
ビ樹脂系))を使用して裏刷りで印刷を行った(図9
(B))。その後、印刷加工スレッドと同様に、スリッ
ター機を使用して、2mm幅に細断して、偽造防止用紙
用スレッドとした。
【0039】<偽造防止用紙の抄造>上記で製造した印
刷加工スレッドと印刷加工ホロスレッドの1本ずつの2
本が図3のように偽造防止用紙に現れるように、表出部
6がピッチ10mm×幅30mm、被覆部7がピッチ1
0mmで繰り返される抄き網パターンの抄紙機で、90
kg/四六版の上質紙に抄造した。なお、被覆部7の上
部の紙料が35g/m2 、被覆部の下部の紙料が69g
/m2 となるように抄き網部の凸部の高さを調整した。
このようにして完成した偽造防止用紙は、被覆部におい
ても印刷加工スレッド、印刷加工ホロスレッドのいずれ
の場合も小文字を識別することができ、表出部において
は印刷加工ホロスレッドの輝きが見られ、また、ホログ
ラムスレッドの表出部では、ホログラムパターンを通し
て小文字印刷が見えるため、後刷りで印刷を加えたもの
と確実に判別が可能であり、偽造防止用紙として有用に
使用することができた。
【0040】
【発明の効果】以上に詳述のように本発明の偽造防止用
紙は、複数本のスレッドが諸種の抄きこみの態様で抄き
込まれているので、単純な手法により偽造するには偽造
コストが増大、工程が複雑化するため偽造が困難である
ほか、真券の解析もコスト的、作業的に困難となり、従
来の偽造防止用紙に比較して格段の偽造、改ざん防止効
果を有する。また、本発明の偽造防止用紙用スレッドに
は、模様や文字の印刷がされているので偽造防止用紙の
複製を一層困難なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の偽造防止用紙の第1の実施形態を示
す図である。
【図2】 本発明の偽造防止用紙の第2の実施形態を示
す図である。
【図3】 本発明の偽造防止用紙の第3の実施形態を示
す図である。
【図4】 本発明の偽造防止用紙の第4の実施形態を示
す図である。
【図5】 本発明の偽造防止用紙の第5の実施形態を示
す図である。
【図6】 本発明の偽造防止用紙の第6の実施形態を示
す図である。
【図7】 スレッド入り偽造防止用紙を抄き込む状態を
示す図である。
【図8】 印刷加工スレッドの実施形態を示す図であ
る。
【図9】 印刷加工ホロスレッドの実施形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 基紙 2a 紙料液 3 スレッド 5 透かし模様 6 表出部 7 被覆部 8 透かし部 9 すき網部 9a すき網部の凸部 21 薄い紙料 31 基材フィルム 31c 着色基材フィルム 31t 透明基材フィルム 31p プライマー層 32 着色印刷 32p オーバープリント 33 ホログラム層 34 蒸着層 35 透明蒸着層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、上記基紙は、該スレ
    ッドを間欠的に露出する表出部と該表出部間であって該
    スレッドを間欠的に覆う被覆部とを備え、少なくとも隣
    接する2本のスレッドの当該表出部と被覆部が、用紙の
    端部からの同一位置において同一状態に現れていること
    を特徴とする偽造防止用紙。
  2. 【請求項2】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、上記基紙は、該スレ
    ッドを間欠的に露出する表出部と該表出部間であって該
    スレッドを間欠的に覆う被覆部とを備え、少なくとも隣
    接する2本のスレッドの当該表出部と被覆部が、用紙の
    端部からの同一位置において異なる状態に現れているこ
    とを特徴とする偽造防止用紙。
  3. 【請求項3】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、上記基紙は、該スレ
    ッドを間欠的に露出する表出部と該表出部間であって該
    スレッドを間欠的に覆う被覆部とを備え、当該表出部と
    被覆部に2本以上のスレッドが含まれていることを特徴
    とする偽造防止用紙。
  4. 【請求項4】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、少なくとも隣接する
    2本のスレッドはその模様または文字が紙層を透して視
    認できる程度の紙料によって基紙に埋め込まれているこ
    とを特徴とする偽造防止用紙。
  5. 【請求項5】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、少なくとも隣接する
    2本のスレッドのうちの1本のスレッドは、基紙を間欠
    的に露出する表出部と該表出部間であって該スレッドを
    間欠的に覆う被覆部とにより交互に基紙表面に現れ、他
    の1本のスレッドは、その模様または文字が紙層を透し
    て視認できる程度の紙料によって基紙に埋め込まれてい
    ることを特徴とする偽造防止用紙。
  6. 【請求項6】 基紙に複数本のスレッドを平行に抄き込
    んで設けた偽造防止用紙であって、複数のスレッド間あ
    るいはその周辺に透かし模様が設けられていることを特
    徴とする偽造防止用紙。
  7. 【請求項7】 上記複数本のスレッドが模様または文字
    入りスレッドからなることを特徴とする請求項1から請
    求項6記載の偽造防止用紙。
  8. 【請求項8】 上記複数本のスレッドがホログラムスレ
    ッド、光輝性スレッド、印刷加工スレッド、印刷加工ホ
    ログラムスレッド、示温スレッド、蛍光スレッド、磁気
    スレッド、模様または文字入りスレッド、から選ばれた
    同種または2種以上のスレッドの組み合わせからなるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6記載の偽造防止用
    紙。
  9. 【請求項9】 上記スレッドが、紙料と接する部分に接
    着層を備えることを特徴とする請求項1から請求項8記
    載の偽造防止用紙。
  10. 【請求項10】 偽造防止用紙に抄き込んで使用するた
    めの樹脂フィルム基材からなるスレッドであって、スレ
    ッドに模様または文字が印刷されていることを特徴とす
    る偽造防止用紙用スレッド。
  11. 【請求項11】 樹脂フィルム基材の表面にホログラム
    パターンまたは光回折格子パターンを有することを特徴
    とする請求項10記載の偽造防止用紙用スレッド。
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