JP2000290991A - 地盤改良工法 - Google Patents
地盤改良工法Info
- Publication number
- JP2000290991A JP2000290991A JP11095705A JP9570599A JP2000290991A JP 2000290991 A JP2000290991 A JP 2000290991A JP 11095705 A JP11095705 A JP 11095705A JP 9570599 A JP9570599 A JP 9570599A JP 2000290991 A JP2000290991 A JP 2000290991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- rod member
- flow path
- fresh water
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライムの排出を抑制しつつ、土壌中に適切
に地盤改良体を形成することができる地盤改良工法を提
供する。 【解決手段】 連通した第1のノズル50、これと同心
状の第2のノズル52、第1および第2のノズル50、
52より上流側に位置する第3のノズル56、および、
さらに上流側に位置する第4のノズル58がロッド部材
12の先端に形成されている。ロッド部材を地中に挿入
することにより地盤を掘削し、所定の深度まで当該ロッ
ド部材12を挿入後、瞬結性硬化材のA液およびB液を
第1および第2のノズルから噴射し、かつ、所定の圧力
の清水を第3のノズルから噴射しつつ、ロッド部材12
を回転させながら、漸次引き戻して、地中の所定の領域
に硬化材を含む地盤改良体を造成する。第4のノズル5
6から、噴射による清水の到達距離が、第3のノズル5
6のものよりも小さくなるように清水が噴射され、ロッ
ド部材12と周囲の土壌との間の空隙に清水のカーテン
が形成される。
に地盤改良体を形成することができる地盤改良工法を提
供する。 【解決手段】 連通した第1のノズル50、これと同心
状の第2のノズル52、第1および第2のノズル50、
52より上流側に位置する第3のノズル56、および、
さらに上流側に位置する第4のノズル58がロッド部材
12の先端に形成されている。ロッド部材を地中に挿入
することにより地盤を掘削し、所定の深度まで当該ロッ
ド部材12を挿入後、瞬結性硬化材のA液およびB液を
第1および第2のノズルから噴射し、かつ、所定の圧力
の清水を第3のノズルから噴射しつつ、ロッド部材12
を回転させながら、漸次引き戻して、地中の所定の領域
に硬化材を含む地盤改良体を造成する。第4のノズル5
6から、噴射による清水の到達距離が、第3のノズル5
6のものよりも小さくなるように清水が噴射され、ロッ
ド部材12と周囲の土壌との間の空隙に清水のカーテン
が形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤改良工法に関
し、より詳細には、ジェットグラウト工法により土壌中
に改良体を造成可能な地盤改良工法に関する。
し、より詳細には、ジェットグラウト工法により土壌中
に改良体を造成可能な地盤改良工法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の改良、地中に支保層や止水層
を造成するために、水ガラスおよびセメントミルクを高
圧噴射するして、所定半径の円柱状の地盤改良体(硬化
層)を形成する手法や、瞬結性の2液性硬化材を用い
て、これらを高圧噴射する手法が用いられてきている。
瞬結性の2液性硬化材を用いる例として、特公平7−5
6133号公報には、ロッドの先端側壁に設けられた第
1のノズル、当該第1のノズルの下流側に同心円状に配
置された第2のノズルおよび第3のノズルが形成され、
ロッドを所定の距離だけ地盤中に挿入した後に、第1の
ノズルより清水を、第2のノズルより2液性瞬結硬化材
のA液を、第3のノズルより2液性瞬結硬化材のB液を
噴射し、当該ロッドを回転しつつ引き戻し、これによ
り、所定の半径の地盤改良体を造成する技術が開示され
ている。この技術においては、第1のノズルから噴射さ
れる清水により、硬化材による改良体を造成すべき領域
が、硬化材の噴出に先立って整序され、次いで、その噴
射跡に瞬結性硬化材が噴射され、これにより高められた
攪拌混合効果によりより完全な固結効果を得ることがで
きるようになっている。
を造成するために、水ガラスおよびセメントミルクを高
圧噴射するして、所定半径の円柱状の地盤改良体(硬化
層)を形成する手法や、瞬結性の2液性硬化材を用い
て、これらを高圧噴射する手法が用いられてきている。
瞬結性の2液性硬化材を用いる例として、特公平7−5
6133号公報には、ロッドの先端側壁に設けられた第
1のノズル、当該第1のノズルの下流側に同心円状に配
置された第2のノズルおよび第3のノズルが形成され、
ロッドを所定の距離だけ地盤中に挿入した後に、第1の
ノズルより清水を、第2のノズルより2液性瞬結硬化材
のA液を、第3のノズルより2液性瞬結硬化材のB液を
噴射し、当該ロッドを回転しつつ引き戻し、これによ
り、所定の半径の地盤改良体を造成する技術が開示され
ている。この技術においては、第1のノズルから噴射さ
れる清水により、硬化材による改良体を造成すべき領域
が、硬化材の噴出に先立って整序され、次いで、その噴
射跡に瞬結性硬化材が噴射され、これにより高められた
攪拌混合効果によりより完全な固結効果を得ることがで
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その一方、近年、この
ような地盤改良体の造成にともなって、地上に排出され
る排泥(スライム)の処理が大きな社会問題となってい
る。すなわち、従来のような水ガラスおよびセメントミ
ルクを噴射する手法、或いは、2液性瞬結硬化材を噴射
する手法においても、ロッドと地盤との間の空隙を通っ
て、硬化材を含むスライムが地上に排出される。このよ
うなスライムは、産業廃棄物となり、その処理のために
は多大なコストが必要となっている。特に、硬化材を含
むスライムは、固化するため、その処理自体が容易では
ない。
ような地盤改良体の造成にともなって、地上に排出され
る排泥(スライム)の処理が大きな社会問題となってい
る。すなわち、従来のような水ガラスおよびセメントミ
ルクを噴射する手法、或いは、2液性瞬結硬化材を噴射
する手法においても、ロッドと地盤との間の空隙を通っ
て、硬化材を含むスライムが地上に排出される。このよ
うなスライムは、産業廃棄物となり、その処理のために
は多大なコストが必要となっている。特に、硬化材を含
むスライムは、固化するため、その処理自体が容易では
ない。
【0004】このため、スライムの排出自体を抑えつ
つ、土壌中に地盤改良体を造成することが望ましい。し
たがって、本発明は、スライムの排出を抑制しつつ、土
壌中に適切に地盤改良体を形成することができる地盤改
良工法を提供することを目的とする。
つ、土壌中に地盤改良体を造成することが望ましい。し
たがって、本発明は、スライムの排出を抑制しつつ、土
壌中に適切に地盤改良体を形成することができる地盤改
良工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、その内
部に一以上の流路を備えるとともに、先端に、当該流路
と連通した一以上のノズルが形成されたロッド部材を地
中に挿入することにより地盤を掘削し、所定の深度まで
当該ロッド部材を挿入後に、硬化材を何れかのノズルか
ら噴射しつつ、当該ロッド部材を回転させながら漸次引
き戻すことにより、地中の所定の領域に硬化材を含む地
盤改良体を造成する地盤改良工法であって、前記ロッド
部材に、前記一以上のノズルよりも上流側に配置され、
かつ、清水の流路と連結された他のノズルが形成され、
前記ロッド部材の引き戻し時に、前記他のノズルから清
水が噴射することにより、前記ロッド部材と周囲の土壌
との間の空隙に清水のカーテンが形成されるように構成
されたことを特徴とする地盤改良工法により達成され
る。本発明によれば、他のノズルから噴射される清水に
よりカーテンが形成されるため、それより下流側のノズ
ルから噴射される硬化材等により切削された土壌を含む
スライムが、カーテンより上流側に移動することが抑制
される。したがって、スライムが地上に排出される量を
抑えつつ、地中の所定の領域に硬化材等からなる地盤改
良体を造成することが可能となる。
部に一以上の流路を備えるとともに、先端に、当該流路
と連通した一以上のノズルが形成されたロッド部材を地
中に挿入することにより地盤を掘削し、所定の深度まで
当該ロッド部材を挿入後に、硬化材を何れかのノズルか
ら噴射しつつ、当該ロッド部材を回転させながら漸次引
き戻すことにより、地中の所定の領域に硬化材を含む地
盤改良体を造成する地盤改良工法であって、前記ロッド
部材に、前記一以上のノズルよりも上流側に配置され、
かつ、清水の流路と連結された他のノズルが形成され、
前記ロッド部材の引き戻し時に、前記他のノズルから清
水が噴射することにより、前記ロッド部材と周囲の土壌
との間の空隙に清水のカーテンが形成されるように構成
されたことを特徴とする地盤改良工法により達成され
る。本発明によれば、他のノズルから噴射される清水に
よりカーテンが形成されるため、それより下流側のノズ
ルから噴射される硬化材等により切削された土壌を含む
スライムが、カーテンより上流側に移動することが抑制
される。したがって、スライムが地上に排出される量を
抑えつつ、地中の所定の領域に硬化材等からなる地盤改
良体を造成することが可能となる。
【0006】本発明の別の実施態様においては、その内
部に少なくとも二以上の流路を備えるとともに、略先端
に、一以上の第1の流路群と連通した一以上の第1のノ
ズル群、および、第1のノズル群よりも上流側に配置さ
れた、第2の流路と連通した第2のノズルが形成された
ロッド部材を地中に挿入することにより地盤を掘削し、
所定の深度まで当該ロッド部材を挿入後、前記第1の流
路群を介して供給された硬化材を第1のノズル群から噴
射し、かつ、第2の流路を介して供給された所定の圧力
の清水を第2のノズルから噴射しつつ、前記ロッド部材
を回転させながら、漸次引き戻すことにより、地中の所
定の領域に硬化材を含む地盤改良体を造成する地盤改良
工法は、前記第2のノズルよりも上流側に配置され、か
つ、第2の流路と連通した他のノズルであって、噴射に
よる清水の到達距離が、第2のノズルのものよりも小さ
くなるような他のノズルが形成されたロッド部材を用い
て、前記ロッド部材の引き戻し時に、第2のノズルとと
もに前記他のノズルからも、清水を噴射することによ
り、前記ロッド部材と周囲の土壌との間の空隙に清水の
カーテンが形成されるように構成されている。本実施の
態様によれば、第2のノズルから噴射される清水により
水切削がなされ、周囲の土壌が切削されて、スライムが
生じるが、当該第2のノズルよりも上流側の他のノズル
から噴射される清水のカーテンにより、ロッドと周囲土
壌との空隙が略遮断される。したがって、スライムが当
該カーテンを超えて移動することを抑制することができ
る。
部に少なくとも二以上の流路を備えるとともに、略先端
に、一以上の第1の流路群と連通した一以上の第1のノ
ズル群、および、第1のノズル群よりも上流側に配置さ
れた、第2の流路と連通した第2のノズルが形成された
ロッド部材を地中に挿入することにより地盤を掘削し、
所定の深度まで当該ロッド部材を挿入後、前記第1の流
路群を介して供給された硬化材を第1のノズル群から噴
射し、かつ、第2の流路を介して供給された所定の圧力
の清水を第2のノズルから噴射しつつ、前記ロッド部材
を回転させながら、漸次引き戻すことにより、地中の所
定の領域に硬化材を含む地盤改良体を造成する地盤改良
工法は、前記第2のノズルよりも上流側に配置され、か
つ、第2の流路と連通した他のノズルであって、噴射に
よる清水の到達距離が、第2のノズルのものよりも小さ
くなるような他のノズルが形成されたロッド部材を用い
て、前記ロッド部材の引き戻し時に、第2のノズルとと
もに前記他のノズルからも、清水を噴射することによ
り、前記ロッド部材と周囲の土壌との間の空隙に清水の
カーテンが形成されるように構成されている。本実施の
態様によれば、第2のノズルから噴射される清水により
水切削がなされ、周囲の土壌が切削されて、スライムが
生じるが、当該第2のノズルよりも上流側の他のノズル
から噴射される清水のカーテンにより、ロッドと周囲土
壌との空隙が略遮断される。したがって、スライムが当
該カーテンを超えて移動することを抑制することができ
る。
【0007】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1のノズル群が、第1の流路に連通したノズルと、
第2の流路に連通したノズルとを有し、それぞれに、2
液性瞬結硬化材のA液およびB液が供給される。或い
は、前記第1のノズル群が、第1の流路に連通したノズ
ルと、第2の流路に連通したノズルとを有し、それぞれ
に、水ガラスおよびセメントミルクが供給されてもよ
い。本発明の他の実施態様においては、前記第2のノズ
ルの周囲に、当該第2のノズルと同心状に配置され、か
つ、圧縮空気を通す流路に連通した圧縮空気用ノズルが
形成され、前記第2のノズルから清水が噴射されるとと
もに、前記圧縮空気用ノズルから圧縮空気が噴射され
る。
記第1のノズル群が、第1の流路に連通したノズルと、
第2の流路に連通したノズルとを有し、それぞれに、2
液性瞬結硬化材のA液およびB液が供給される。或い
は、前記第1のノズル群が、第1の流路に連通したノズ
ルと、第2の流路に連通したノズルとを有し、それぞれ
に、水ガラスおよびセメントミルクが供給されてもよ
い。本発明の他の実施態様においては、前記第2のノズ
ルの周囲に、当該第2のノズルと同心状に配置され、か
つ、圧縮空気を通す流路に連通した圧縮空気用ノズルが
形成され、前記第2のノズルから清水が噴射されるとと
もに、前記圧縮空気用ノズルから圧縮空気が噴射され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
第1の実施の形態にかかる地盤改良工法を実施するため
の装置の概略を示す図である。図1に示すように、地盤
改良装置10は、ロッド部12と、ボーリングマシン1
4とを備えている。ロッド部12は、最下部(最下流
部)に配置され、土壌を切削する羽根ピットや、必要に
応じて水や硬化材を噴射するノズルを有するモニター1
6、モニター16から順次接続されたロッド18−1、
18−2、…18−nおよび最上部(最上流部)に配置
されたスイベルジョイント20からなる。ロッド18お
よびモニター16は、その内部に、2液性瞬結硬化材の
A液を連通させるための第1の経路21と、2液性瞬結
硬化材のB液を連通させるための第2の経路23と、清
水を連通させるための第3の経路25と、それぞれ連通
する流路を備えた三重管構造となっている。
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
第1の実施の形態にかかる地盤改良工法を実施するため
の装置の概略を示す図である。図1に示すように、地盤
改良装置10は、ロッド部12と、ボーリングマシン1
4とを備えている。ロッド部12は、最下部(最下流
部)に配置され、土壌を切削する羽根ピットや、必要に
応じて水や硬化材を噴射するノズルを有するモニター1
6、モニター16から順次接続されたロッド18−1、
18−2、…18−nおよび最上部(最上流部)に配置
されたスイベルジョイント20からなる。ロッド18お
よびモニター16は、その内部に、2液性瞬結硬化材の
A液を連通させるための第1の経路21と、2液性瞬結
硬化材のB液を連通させるための第2の経路23と、清
水を連通させるための第3の経路25と、それぞれ連通
する流路を備えた三重管構造となっている。
【0009】第1の経路21は、高圧ポンプ22と連結
され、さらに、高圧ポンプ22は、上記A液を収容した
第1の硬化材タンク28と連結されている。第2の経路
23は、高圧ポンプ24と連結され、さらに、当該高圧
ポンプ24は、上記B液を収容した第2の硬化材タンク
30と連結されている。また、第3の経路25は、高圧
ポンプ26と連結されている。水タンク32には清水3
4が充填され、この清水が高圧ポンプ26に供給される
ようになっている。
され、さらに、高圧ポンプ22は、上記A液を収容した
第1の硬化材タンク28と連結されている。第2の経路
23は、高圧ポンプ24と連結され、さらに、当該高圧
ポンプ24は、上記B液を収容した第2の硬化材タンク
30と連結されている。また、第3の経路25は、高圧
ポンプ26と連結されている。水タンク32には清水3
4が充填され、この清水が高圧ポンプ26に供給される
ようになっている。
【0010】図2(a)に示すように、モニター16
は、ボーリングマシン14のチャッキングクランプ38
(図1参照)にてチャッキングされるような径(たとえ
ば、φ60.5mm)を有し、かつ、ボーリングマシン
14のステップ距離、すなわち、1ストロークでチャッ
キングしたモニター16を上昇/下降させることができ
る距離と略等しい長さ(たとえば、3m)を備えてい
る。また、モニター16は、第1の経路21と連通する
第1の流路42、第2の経路23と連通する第2の流路
44、および、第3の流路25と連通する第3の流路4
6を備えている。モニター16の一端には、土壌を切削
するための羽根ピット48が設けられている。図2
(a)および図2(b)に示すように、先端からやや上
流側には、第1の流路42から供給される2液性瞬結硬
化材のA液を噴射する第1のノズル50が配置され、か
つ、これと同心状に、第2の流路44から供給される2
液性瞬結硬化材のB液を噴射する第2のノズル52が設
けられている。また、第1および第2のノズル50、5
2の位置より所定の距離だけ上流側に、第3の流路46
と連通し、供給される清水を噴射する第3のノズル56
が形成され、さらに、その上流側にも、第3の流路46
と連通し、供給される清水を噴射する第4のノズル58
が形成されている。たとえば、第4のノズル58と第3
の流路46との間には、第4のノズル58から噴射する
清水の圧を制御するための流量制御弁などが設けられて
いても良い。
は、ボーリングマシン14のチャッキングクランプ38
(図1参照)にてチャッキングされるような径(たとえ
ば、φ60.5mm)を有し、かつ、ボーリングマシン
14のステップ距離、すなわち、1ストロークでチャッ
キングしたモニター16を上昇/下降させることができ
る距離と略等しい長さ(たとえば、3m)を備えてい
る。また、モニター16は、第1の経路21と連通する
第1の流路42、第2の経路23と連通する第2の流路
44、および、第3の流路25と連通する第3の流路4
6を備えている。モニター16の一端には、土壌を切削
するための羽根ピット48が設けられている。図2
(a)および図2(b)に示すように、先端からやや上
流側には、第1の流路42から供給される2液性瞬結硬
化材のA液を噴射する第1のノズル50が配置され、か
つ、これと同心状に、第2の流路44から供給される2
液性瞬結硬化材のB液を噴射する第2のノズル52が設
けられている。また、第1および第2のノズル50、5
2の位置より所定の距離だけ上流側に、第3の流路46
と連通し、供給される清水を噴射する第3のノズル56
が形成され、さらに、その上流側にも、第3の流路46
と連通し、供給される清水を噴射する第4のノズル58
が形成されている。たとえば、第4のノズル58と第3
の流路46との間には、第4のノズル58から噴射する
清水の圧を制御するための流量制御弁などが設けられて
いても良い。
【0011】図2(b)から理解できるように、本実施
の形態においては、第3のノズル56の断面形状は、6
角形などの多角形であり、また、第4のノズル58の断
面形状は、矩形ないし方形である。さらに、本実施の形
態においては、第4のノズル58の径は、第3のノズル
56のものよりも小さくなっている。無論、ノズルの断
面形状はこれに限定されるものではなく、第3のノズル
56の断面形状を円形としても良いし、第4のノズル5
8の断面形状も、他の多角形ないし円形としても良い。
また、本実施の形態において、第4のノズル58は、第
3のノズルの50cmないし1mだけ上流側に形成され
ているが、この距離は、これに限定されるものではな
く、以下に詳述するような第4のノズル58から噴射さ
れる清水によりカーテンが形成され、スライムの上昇を
抑制するような位置であれば良い。ロッド18も、ボー
リングマシン14のチャッキングクランプ38(図1参
照)にてチャッキングされるような径(たとえば、φ6
0.5mm)を有し、かつ、ボーリングマシン14のス
テップ距離と略等しい長さ(たとえば、3m)を備えて
いる。また、ロッド18には、第1ないし第3の経路2
1、23、25とそれぞれ連通する第1ないし第3の流
路(図示せず)が設けられている。
の形態においては、第3のノズル56の断面形状は、6
角形などの多角形であり、また、第4のノズル58の断
面形状は、矩形ないし方形である。さらに、本実施の形
態においては、第4のノズル58の径は、第3のノズル
56のものよりも小さくなっている。無論、ノズルの断
面形状はこれに限定されるものではなく、第3のノズル
56の断面形状を円形としても良いし、第4のノズル5
8の断面形状も、他の多角形ないし円形としても良い。
また、本実施の形態において、第4のノズル58は、第
3のノズルの50cmないし1mだけ上流側に形成され
ているが、この距離は、これに限定されるものではな
く、以下に詳述するような第4のノズル58から噴射さ
れる清水によりカーテンが形成され、スライムの上昇を
抑制するような位置であれば良い。ロッド18も、ボー
リングマシン14のチャッキングクランプ38(図1参
照)にてチャッキングされるような径(たとえば、φ6
0.5mm)を有し、かつ、ボーリングマシン14のス
テップ距離と略等しい長さ(たとえば、3m)を備えて
いる。また、ロッド18には、第1ないし第3の経路2
1、23、25とそれぞれ連通する第1ないし第3の流
路(図示せず)が設けられている。
【0012】このように構成された地盤改良装置の作動
につき以下に説明する。まず、モニター16および複数
のロッド18を接続したロッド部12を、ボーリングマ
シン14を用いて回転させつつ土中に挿入する。モニタ
ー16の先端に形成されたビット48により地盤が掘削
され、これにより、ロッド部12が次第に地中に挿入さ
れる。図3(a)に示すように、モニター16の先端が
所定の深度まで到達すると、ポンプ22、24、26を
作動させて、第1ないし第3の流路21、23、25
に、それぞれ、2液性瞬結硬化材のA液、2液性瞬結硬
化材のB液、清水を供給する。これにより、図2に示す
第1のノズル50より2液性瞬結硬化材のA液、第2の
ノズル52より2液性瞬結硬化材のB液が噴射される。
また、第3のノズル56および第4のノズル58から清
水が噴射される。
につき以下に説明する。まず、モニター16および複数
のロッド18を接続したロッド部12を、ボーリングマ
シン14を用いて回転させつつ土中に挿入する。モニタ
ー16の先端に形成されたビット48により地盤が掘削
され、これにより、ロッド部12が次第に地中に挿入さ
れる。図3(a)に示すように、モニター16の先端が
所定の深度まで到達すると、ポンプ22、24、26を
作動させて、第1ないし第3の流路21、23、25
に、それぞれ、2液性瞬結硬化材のA液、2液性瞬結硬
化材のB液、清水を供給する。これにより、図2に示す
第1のノズル50より2液性瞬結硬化材のA液、第2の
ノズル52より2液性瞬結硬化材のB液が噴射される。
また、第3のノズル56および第4のノズル58から清
水が噴射される。
【0013】ポンプを作動させた後、図3(b)に示す
ように、ロッド部12を回転させつつ上方に引き戻す。
ここで、第3の流路25に、所定の圧力(たとえば20
0〜500kgf/cm2)にて清水を供給することに
より、第3のノズル56および第4のノズル58より清
水が噴射される。図3(b)に示すように、第3のノズ
ル56から噴出した清水により、ロッド部12を回転し
つつ引き戻すのにしたがって、ノズル56が通過した領
域の土壌(符号301参照)が高圧に噴射された水によ
り切削され、当該領域が整序される。次いで、第3のノ
ズル56よりも下流側に形成された第1のノズル50お
よび第2のノズル52から、第3のノズル56からの清
水により整序された領域に、所定の圧力(たとえば20
0〜500kgf/cm2)にて瞬結硬化材のA液およ
びB液が噴射され、その噴射過程において混合された瞬
結硬化材が上記領域に充填され、土壌改良体(符号30
2参照)が形成される。
ように、ロッド部12を回転させつつ上方に引き戻す。
ここで、第3の流路25に、所定の圧力(たとえば20
0〜500kgf/cm2)にて清水を供給することに
より、第3のノズル56および第4のノズル58より清
水が噴射される。図3(b)に示すように、第3のノズ
ル56から噴出した清水により、ロッド部12を回転し
つつ引き戻すのにしたがって、ノズル56が通過した領
域の土壌(符号301参照)が高圧に噴射された水によ
り切削され、当該領域が整序される。次いで、第3のノ
ズル56よりも下流側に形成された第1のノズル50お
よび第2のノズル52から、第3のノズル56からの清
水により整序された領域に、所定の圧力(たとえば20
0〜500kgf/cm2)にて瞬結硬化材のA液およ
びB液が噴射され、その噴射過程において混合された瞬
結硬化材が上記領域に充填され、土壌改良体(符号30
2参照)が形成される。
【0014】また、上述したように、本実施の形態にお
いては、第3のノズル56の上流側に、第3の流路25
と連通した第4のノズル58が形成されている。したが
って、第3の流路25に所定の圧力にて清水が供給され
ることにより、第3のノズル56から清水が噴射される
とともに、第4のノズル58からも清水が噴射される。
本実施の形態においては、図4に示すように、第3のノ
ズル56から噴射される清水の到達距離L1が、第4の
ノズル58から噴射される清水の到達距離L2よりも十
分に大きくなるように、ノズルから噴射される流体の圧
力および量が調整されているのが好ましい。たとえば、
このために、上述したように第4のノズル58の径を第
3のノズル56のものよりも小さくし、かつ、その断面
形状を調整する。また、前述したように、第4のノズル
58に向かう清水の流量を調整するために、第3の流路
25において第4のノズル58の近傍に、流量制御弁
(図示せず)を設けても良いことは言うまでもない。な
お、第4のノズル58から噴射される清水の到達距離L
2は、ロッド部12により穿孔される穴の径よりも若干
大きいのが好ましい。
いては、第3のノズル56の上流側に、第3の流路25
と連通した第4のノズル58が形成されている。したが
って、第3の流路25に所定の圧力にて清水が供給され
ることにより、第3のノズル56から清水が噴射される
とともに、第4のノズル58からも清水が噴射される。
本実施の形態においては、図4に示すように、第3のノ
ズル56から噴射される清水の到達距離L1が、第4の
ノズル58から噴射される清水の到達距離L2よりも十
分に大きくなるように、ノズルから噴射される流体の圧
力および量が調整されているのが好ましい。たとえば、
このために、上述したように第4のノズル58の径を第
3のノズル56のものよりも小さくし、かつ、その断面
形状を調整する。また、前述したように、第4のノズル
58に向かう清水の流量を調整するために、第3の流路
25において第4のノズル58の近傍に、流量制御弁
(図示せず)を設けても良いことは言うまでもない。な
お、第4のノズル58から噴射される清水の到達距離L
2は、ロッド部12により穿孔される穴の径よりも若干
大きいのが好ましい。
【0015】さて、第3のノズル56からの高圧にて噴
射された清水により、土壌が粉砕され、これにより、た
とえば、図3(b)に示す領域301から上方に、粉砕
された土壌からなるスライムが向かうことが理解でき
る。また、第1および第2のノズル50、52から噴射
された瞬結硬化材により、当該硬化材を含むスライムも
上方に向かう。本実施の形態においては、第4のノズル
58から、その到達距離がロッド部12により穿孔され
る穴の径よりも大きなL2となるように、清水が噴射さ
れる。したがって、ロッド部12が回転することによ
り、第4のノズル58からの清水がカーテンとして機能
し、スライムが上昇することを抑制する。すなわち、図
5に示すように、清水「W」により粉砕された土壌から
なるスライム501や、硬化材「A+B」などの混入し
たスライムは、第4のノズル52から噴射された清水に
より形成されるカーテンWCにより上昇が抑制される。
したがって、不必要にスライムが地表面に排出されるの
が防止される。また、第4のノズル52の形状を方形或
いは矩形にすることにより、充分なカーテン効果を得る
ことができる。
射された清水により、土壌が粉砕され、これにより、た
とえば、図3(b)に示す領域301から上方に、粉砕
された土壌からなるスライムが向かうことが理解でき
る。また、第1および第2のノズル50、52から噴射
された瞬結硬化材により、当該硬化材を含むスライムも
上方に向かう。本実施の形態においては、第4のノズル
58から、その到達距離がロッド部12により穿孔され
る穴の径よりも大きなL2となるように、清水が噴射さ
れる。したがって、ロッド部12が回転することによ
り、第4のノズル58からの清水がカーテンとして機能
し、スライムが上昇することを抑制する。すなわち、図
5に示すように、清水「W」により粉砕された土壌から
なるスライム501や、硬化材「A+B」などの混入し
たスライムは、第4のノズル52から噴射された清水に
より形成されるカーテンWCにより上昇が抑制される。
したがって、不必要にスライムが地表面に排出されるの
が防止される。また、第4のノズル52の形状を方形或
いは矩形にすることにより、充分なカーテン効果を得る
ことができる。
【0016】本実施の形態によれば、ロッド部12が回
転しつつ上昇する(引き戻される)のにしたがって、上
流側に形成された第3のノズル56から噴出される清水
により、周辺の土壌が切削され、その下流側に形成され
た第1のノズル50および第2のノズル52により、瞬
結硬化材のA液およびB液が、水切りにより整序された
領域に噴射されて混合され、対応する領域に硬化材を含
む地盤改良体が造成される。その一方、最上流側に配置
された第4のノズル58からも清水が噴射され、これが
カーテンとして機能し、スライムがカーテンより上に上
昇することが略防止される。したがって、不必要にスラ
イムが地表面に排出されることを防止できる。
転しつつ上昇する(引き戻される)のにしたがって、上
流側に形成された第3のノズル56から噴出される清水
により、周辺の土壌が切削され、その下流側に形成され
た第1のノズル50および第2のノズル52により、瞬
結硬化材のA液およびB液が、水切りにより整序された
領域に噴射されて混合され、対応する領域に硬化材を含
む地盤改良体が造成される。その一方、最上流側に配置
された第4のノズル58からも清水が噴射され、これが
カーテンとして機能し、スライムがカーテンより上に上
昇することが略防止される。したがって、不必要にスラ
イムが地表面に排出されることを防止できる。
【0017】次に、本発明の第2の実施の形態につき説
明を加える。この実施の形態においては、RJS工法と
称されている地盤改良工法に、本発明を適用している。
図6は、第2の実施の形態にかかる地盤改良工法を実施
するための装置の概略を示す図である。第1の実施例と
同様に、地盤改良装置10は、ロッド部112と、ボー
リングマシン114とを備えている。第1の実施の形態
と同様に、ロッド部112は、最下部(最下流部)に配
置され、土壌を切削する羽根ピットや、必要に応じて水
や硬化材を噴射するノズルを有するモニター116、モ
ニター116から順次接続されたロッド118−1、1
18−2、…118−nおよび最上部(最上流部)に配
置されたスイベルジョイント120からなる。この実施
の形態において、ロッド118およびモニター116も
3重管構造であり、内部に形成された3つの流路は、硬
化材を供給するための第1の経路121、圧縮空気を供
給するための第2の流路123、および、水を供給する
ための第3の経路125に、それぞれ連通している。ま
た、モニター116やロッド118の径および長さは、
第1の実施の形態のものと同様である。
明を加える。この実施の形態においては、RJS工法と
称されている地盤改良工法に、本発明を適用している。
図6は、第2の実施の形態にかかる地盤改良工法を実施
するための装置の概略を示す図である。第1の実施例と
同様に、地盤改良装置10は、ロッド部112と、ボー
リングマシン114とを備えている。第1の実施の形態
と同様に、ロッド部112は、最下部(最下流部)に配
置され、土壌を切削する羽根ピットや、必要に応じて水
や硬化材を噴射するノズルを有するモニター116、モ
ニター116から順次接続されたロッド118−1、1
18−2、…118−nおよび最上部(最上流部)に配
置されたスイベルジョイント120からなる。この実施
の形態において、ロッド118およびモニター116も
3重管構造であり、内部に形成された3つの流路は、硬
化材を供給するための第1の経路121、圧縮空気を供
給するための第2の流路123、および、水を供給する
ための第3の経路125に、それぞれ連通している。ま
た、モニター116やロッド118の径および長さは、
第1の実施の形態のものと同様である。
【0018】第1の経路121は、高圧ポンプ122を
介して、グラウトミキサ140と連結されている。この
グラウトミキサ140には、グラウトタンク142から
の硬化材(セメントミルク)が供給されるようになって
いる。第2の経路123はコンプレッサ124に連結さ
れ、第3の経路125は、高圧ポンプ126に連結され
ている。高圧ポンプ126には、タンク132からの清
水134が供給されるようになっている。
介して、グラウトミキサ140と連結されている。この
グラウトミキサ140には、グラウトタンク142から
の硬化材(セメントミルク)が供給されるようになって
いる。第2の経路123はコンプレッサ124に連結さ
れ、第3の経路125は、高圧ポンプ126に連結され
ている。高圧ポンプ126には、タンク132からの清
水134が供給されるようになっている。
【0019】図7に示すように、本実施の形態において
は、モニター124の先端からやや上流側に第1の流路
と連通した第1のノズル150が配置され、かつ、第1
のノズルと同心状に、第2の流路と連通した第2のノズ
ル152が配置されている。これらノズル150、15
2より所定の距離だけ上流側に、第3の経路と連通した
第3のノズル154と、当該第3のノズル154と同心
状の、第2の流路と連通した第4のノズル156が配置
されている。さらに、本実施の形態においては、これら
ノズル154、156より所定の距離だけ上流側に、第
3の流路と連通した第5のノズル158が形成されてい
る。第1の実施の形態と同様に、第5のノズル158の
径は、第3のノズル154のものよりも小さいのが好ま
しく、また、第3の流路において、第5のノズル158
から噴射する清水の圧を制御するための流量制御弁が設
けられていても良い。
は、モニター124の先端からやや上流側に第1の流路
と連通した第1のノズル150が配置され、かつ、第1
のノズルと同心状に、第2の流路と連通した第2のノズ
ル152が配置されている。これらノズル150、15
2より所定の距離だけ上流側に、第3の経路と連通した
第3のノズル154と、当該第3のノズル154と同心
状の、第2の流路と連通した第4のノズル156が配置
されている。さらに、本実施の形態においては、これら
ノズル154、156より所定の距離だけ上流側に、第
3の流路と連通した第5のノズル158が形成されてい
る。第1の実施の形態と同様に、第5のノズル158の
径は、第3のノズル154のものよりも小さいのが好ま
しく、また、第3の流路において、第5のノズル158
から噴射する清水の圧を制御するための流量制御弁が設
けられていても良い。
【0020】このように構成された地盤改良装置におい
て、まず、ロッド部112を、ボーリングマシン114
を用いて回転させつつ地中に挿入する。これにより、モ
ニター116の先端に形成されたビット148により地
盤が掘削される。モニター116の先端が所定の深度ま
で到達すると、ロッド部12を回転させつつ上方に引き
戻すとともに、ポンプ122、コンプレッサ124およ
びポンプ126を作動させて、第1ないし第3の流路1
21、123、125に、それぞれ、セメントミルク、
圧縮空気および清水を供給する。たとえば、セメントミ
ルクは約400kgf/cm2、圧縮空気は約7kgf
/cm2、また、清水は約200kgf/cm2の圧に
て供給される。これにより、図7に示すように、第1の
ノズル150から硬化材CMが噴射され、また、その周
囲の第2のノズル152からは圧縮空気ARが噴射され
る。また、その上流側に形成された第3のノズル154
からは清水Wが噴射され、その周囲の第4のノズル15
6からは圧縮空気ARが噴射される。
て、まず、ロッド部112を、ボーリングマシン114
を用いて回転させつつ地中に挿入する。これにより、モ
ニター116の先端に形成されたビット148により地
盤が掘削される。モニター116の先端が所定の深度ま
で到達すると、ロッド部12を回転させつつ上方に引き
戻すとともに、ポンプ122、コンプレッサ124およ
びポンプ126を作動させて、第1ないし第3の流路1
21、123、125に、それぞれ、セメントミルク、
圧縮空気および清水を供給する。たとえば、セメントミ
ルクは約400kgf/cm2、圧縮空気は約7kgf
/cm2、また、清水は約200kgf/cm2の圧に
て供給される。これにより、図7に示すように、第1の
ノズル150から硬化材CMが噴射され、また、その周
囲の第2のノズル152からは圧縮空気ARが噴射され
る。また、その上流側に形成された第3のノズル154
からは清水Wが噴射され、その周囲の第4のノズル15
6からは圧縮空気ARが噴射される。
【0021】第3のノズル154および第4のノズル1
56から噴射される清水および圧縮空気により、その周
囲の土壌が切削されて整序される。次いで、第1のノズ
ル150から噴射されたセメントミルクが、当該整序さ
れた領域に充填され、土壌改良体(図7の符号702参
照)が造成される。本実施の形態においても、第3のノ
ズル154および第4のノズル156の上流側の所定の
位置に、清水を噴射する第5のノズル158が形成され
ている。このノズルからの清水の到達距離は、第1の実
施の形態と同様に、下流側に形成されるノズルによる清
水の到達距離よりも十分に小さくて良い。この第5のノ
ズル158から噴射される清水により、カーテンWCが
形成され、水切削により粉砕された土壌を含むスライム
(符号701参照)が、当該カーテンに遮られ、それよ
り上側に上昇することが抑制される。したがって、本実
施の形態によれば、羽必要にスライムが地表面に排出さ
れることを防止できる。
56から噴射される清水および圧縮空気により、その周
囲の土壌が切削されて整序される。次いで、第1のノズ
ル150から噴射されたセメントミルクが、当該整序さ
れた領域に充填され、土壌改良体(図7の符号702参
照)が造成される。本実施の形態においても、第3のノ
ズル154および第4のノズル156の上流側の所定の
位置に、清水を噴射する第5のノズル158が形成され
ている。このノズルからの清水の到達距離は、第1の実
施の形態と同様に、下流側に形成されるノズルによる清
水の到達距離よりも十分に小さくて良い。この第5のノ
ズル158から噴射される清水により、カーテンWCが
形成され、水切削により粉砕された土壌を含むスライム
(符号701参照)が、当該カーテンに遮られ、それよ
り上側に上昇することが抑制される。したがって、本実
施の形態によれば、羽必要にスライムが地表面に排出さ
れることを防止できる。
【0022】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、前記第1の実施の形態においては、2液性終結硬化
材のA液およびB液が、第1のノズルおよび同心状に形
成された第2のノズルから噴射されているが、硬化材は
これに限定されるものではなく、水ガラスおよびセメン
トを、第1のノズルおよび第2のノズルから噴射しても
良い。また、この場合に、二つのノズルが必ずしも同心
状に形成されている必要もない。
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、前記第1の実施の形態においては、2液性終結硬化
材のA液およびB液が、第1のノズルおよび同心状に形
成された第2のノズルから噴射されているが、硬化材は
これに限定されるものではなく、水ガラスおよびセメン
トを、第1のノズルおよび第2のノズルから噴射しても
良い。また、この場合に、二つのノズルが必ずしも同心
状に形成されている必要もない。
【0023】また、前記実施の形態においては、清水に
よる切削を行うノズルより上流側に、当該清水の流路と
連通した他のノズルを設け、このノズルから噴射される
清水によりカーテンを形成するように構成されているが
これに限定されるものではない。たとえば、別個に新た
な清水の流路を設け、当該流路を介して供給された清水
をノズルから噴射してカーテンを形成するようにしても
よい。
よる切削を行うノズルより上流側に、当該清水の流路と
連通した他のノズルを設け、このノズルから噴射される
清水によりカーテンを形成するように構成されているが
これに限定されるものではない。たとえば、別個に新た
な清水の流路を設け、当該流路を介して供給された清水
をノズルから噴射してカーテンを形成するようにしても
よい。
【0024】さらに、ロッド部の引き上げ時に清水によ
る切削(いわゆる水切り)を行うものに本発明を適用し
ているが、ロッド部の挿入時にプレカットを行うもの
に、本発明を適用しても良い。この場合には、ロッド挿
入時に生じるスライムの排出を効果的に防止することは
できないが、ロッド引き上げ時に、硬化材の混入したス
ライムの排出を抑制することは可能となる。
る切削(いわゆる水切り)を行うものに本発明を適用し
ているが、ロッド部の挿入時にプレカットを行うもの
に、本発明を適用しても良い。この場合には、ロッド挿
入時に生じるスライムの排出を効果的に防止することは
できないが、ロッド引き上げ時に、硬化材の混入したス
ライムの排出を抑制することは可能となる。
【0025】また、前記実施の形態においては、ロッド
部材を縦方向に地中に挿入しているが、これに限定され
るものではなく、岩盤に向けて水平方向或いは地中に斜
め方向にロッド部材を挿入する工法に、本発明を適用す
ることも可能である。さらに、本明細書において、一つ
の部材の機能が、二つ以上の物理的部材により実現され
ても、若しくは、二つ以上の部材の機能が、一つの物理
的部材により実現されてもよい。
部材を縦方向に地中に挿入しているが、これに限定され
るものではなく、岩盤に向けて水平方向或いは地中に斜
め方向にロッド部材を挿入する工法に、本発明を適用す
ることも可能である。さらに、本明細書において、一つ
の部材の機能が、二つ以上の物理的部材により実現され
ても、若しくは、二つ以上の部材の機能が、一つの物理
的部材により実現されてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、スライムの排出を抑制
しつつ、土壌中に適切に地盤改良体を形成することがで
きる地盤改良工法を提供することが可能となる。
しつつ、土壌中に適切に地盤改良体を形成することがで
きる地盤改良工法を提供することが可能となる。
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる
地盤改良工法を実施するための装置の概略を示す図であ
る。
地盤改良工法を実施するための装置の概略を示す図であ
る。
【図2】 図2は、第1の実施の形態にかかるモニター
の部分略断面図および部分略正面図である。
の部分略断面図および部分略正面図である。
【図3】 図3は、第1の実施の形態にかかる地盤改良
工法の手順を説明する図である。
工法の手順を説明する図である。
【図4】 図4は、第1の実施の形態にかかる第2のノ
ズルおよび第3のノズルから噴射する清水の到達を説明
する図である。
ズルおよび第3のノズルから噴射する清水の到達を説明
する図である。
【図5】 図5は、第1の実施の形態にかかる地盤改良
工法の手順を説明するための図である。
工法の手順を説明するための図である。
【図6】 図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる
地盤改良工法を実施するための装置の概略を示す図であ
る。
地盤改良工法を実施するための装置の概略を示す図であ
る。
【図7】 図7は、第2の実施の形態にかかるモニター
による地盤の切削等を説明するための図である。
による地盤の切削等を説明するための図である。
10 地盤改良装置 12 ロッド部 14 ボーリングマシン 16 モニター 18 ロッド 20 スイベルジョイント 42 第1の流路 44 第2の流路 46 第3の流路 50 第1のノズル 52 第2のノズル 56 第3のノズル 58 第4のノズル
Claims (5)
- 【請求項1】 その内部に一以上の流路を備えるととも
に、先端に、当該流路と連通した一以上のノズルが形成
されたロッド部材を地中に挿入することにより地盤を掘
削し、所定の深度まで当該ロッド部材を挿入後に、硬化
材を何れかのノズルから噴射しつつ、当該ロッド部材を
回転させながら漸次引き戻すことにより、地中の所定の
領域に硬化材を含む地盤改良体を造成する地盤改良工法
であって、 前記ロッド部材に、前記一以上のノズルよりも上流側に
配置され、かつ、清水の流路と連結された他のノズルが
形成され、前記ロッド部材の引き戻し時に、前記他のノ
ズルから清水が噴射することにより、前記ロッド部材と
周囲の土壌との間の空隙に清水のカーテンが形成される
ように構成されたことを特徴とする地盤改良工法。 - 【請求項2】 その内部に少なくとも二以上の流路を備
えるとともに、略先端に、一以上の第1の流路群と連通
した一以上の第1のノズル群、および、第1のノズル群
よりも上流側に配置された、第2の流路と連通した第2
のノズルが形成されたロッド部材を地中に挿入すること
により地盤を掘削し、所定の深度まで当該ロッド部材を
挿入後、前記第1の流路群を介して供給された硬化材を
第1のノズル群から噴射し、かつ、第2の流路を介して
供給された所定の圧力の清水を第2のノズルから噴射し
つつ、前記ロッド部材を回転させながら、漸次引き戻す
ことにより、地中の所定の領域に硬化材を含む地盤改良
体を造成する地盤改良工法であって、 前記ロッド部材に、前記第2のノズルよりも上流側に配
置され、かつ、第2の流路と連通した他のノズルであっ
て、噴射による清水の到達距離が、第2のノズルのもの
よりも小さくなるような他のノズルが形成され、 前記ロッド部材の引き戻し時に、第2のノズルとともに
前記他のノズルからも、清水を噴射することにより、前
記ロッド部材と周囲の土壌との間の空隙に清水のカーテ
ンが形成されるように構成されたことを特徴とする地盤
改良工法。 - 【請求項3】 前記第1のノズル群が、第1の流路に連
通したノズルと、第2の流路に連通したノズルとを有
し、それぞれに、2液性瞬結硬化材のA液およびB液が
供給されることを特徴とする請求項2に記載の地盤改良
工法。 - 【請求項4】 前記第1のノズル群が、第1の流路に連
通したノズルと、第2の流路に連通したノズルとを有
し、それぞれに、水ガラスおよびセメントミルクが供給
されることを特徴とする請求項2に記載の地盤改良工
法。 - 【請求項5】 前記第2のノズルの周囲に、当該第2の
ノズルと同心状に配置され、かつ、圧縮空気を通す流路
に連通した圧縮空気用ノズルが形成され、前記第2のノ
ズルから清水が噴射されるとともに、前記圧縮空気用ノ
ズルから圧縮空気が噴射されることを特徴とする請求項
2に記載の地盤改良工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095705A JP2000290991A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 地盤改良工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095705A JP2000290991A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 地盤改良工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000290991A true JP2000290991A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14144932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11095705A Pending JP2000290991A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 地盤改良工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000290991A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336256A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Eikou Sangyo Kk | 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 |
| JP2007056477A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Toko Corp | 高圧噴射工法 |
| JPWO2006051865A1 (ja) * | 2004-11-11 | 2008-05-29 | 栄興産業株式会社 | 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 |
| US7874766B2 (en) | 2008-07-10 | 2011-01-25 | Daiei Sangyo Co., Ltd. | Jet-mixing method and jet-mixing apparatus |
| WO2015182635A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 有限会社大翔化学研究所 | 地盤改良工法 |
| JP2019167750A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | ライト工業株式会社 | 高圧噴射攪拌工法 |
| KR102692025B1 (ko) * | 2023-11-10 | 2024-08-06 | 이규웅 | Cip 천공홀과 동시주입관을 이용한 차수용 그라우팅 공법 |
| KR102700824B1 (ko) * | 2023-10-26 | 2024-08-29 | 이규웅 | Cip벽체 그라우팅 장치 및 이를 이용한 흙막이 차수 시공방법 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP11095705A patent/JP2000290991A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2006051865A1 (ja) * | 2004-11-11 | 2008-05-29 | 栄興産業株式会社 | 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 |
| JP2006336256A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Eikou Sangyo Kk | 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 |
| JP2007056477A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Toko Corp | 高圧噴射工法 |
| US7874766B2 (en) | 2008-07-10 | 2011-01-25 | Daiei Sangyo Co., Ltd. | Jet-mixing method and jet-mixing apparatus |
| WO2015182635A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 有限会社大翔化学研究所 | 地盤改良工法 |
| JP2016006270A (ja) * | 2014-05-28 | 2016-01-14 | 有限会社大翔化学研究所 | 地盤改良工法 |
| JP2019167750A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | ライト工業株式会社 | 高圧噴射攪拌工法 |
| JP7058154B2 (ja) | 2018-03-23 | 2022-04-21 | ライト工業株式会社 | 高圧噴射攪拌工法 |
| KR102700824B1 (ko) * | 2023-10-26 | 2024-08-29 | 이규웅 | Cip벽체 그라우팅 장치 및 이를 이용한 흙막이 차수 시공방법 |
| KR102692025B1 (ko) * | 2023-11-10 | 2024-08-06 | 이규웅 | Cip 천공홀과 동시주입관을 이용한 차수용 그라우팅 공법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3884018B2 (ja) | 軟弱地盤改良装置 | |
| JP2004346734A (ja) | 高速噴流体を用いる急結剤噴射装置 | |
| JP2000290991A (ja) | 地盤改良工法 | |
| WO2016051858A1 (ja) | 地盤改良工法 | |
| JP3048044B2 (ja) | 地盤改良工法及びその装置 | |
| JP2005324283A (ja) | 噴射ノズル及びこれを用いた噴射装置 | |
| KR100462977B1 (ko) | 고압젯트분사 혼합처리방법 및 장치 | |
| JP6271240B2 (ja) | 地盤改良方法および装置 | |
| KR20210067906A (ko) | 초 대구경 고압분사 그라우팅용 선단 모니터 장치 | |
| JP2000017649A (ja) | 地盤改良工法 | |
| EP1520936A2 (en) | Boring method and apparatus | |
| JPS594006B2 (ja) | 地盤改良方法 | |
| JP2007077739A (ja) | ジェットグラウト式地盤改良工法 | |
| JP2011241538A (ja) | 中心孔を取り囲んだ多孔ノズルによる噴射装置を使用した地盤改良工法および地盤改良装置 | |
| JP3887557B2 (ja) | 地盤改良工法及びそのモニター機構 | |
| JP3289745B2 (ja) | 軟弱地盤の地盤改良工法 | |
| JP3886433B2 (ja) | 地盤硬化層造成工法と装置 | |
| JP2008081942A (ja) | 地中壁の通水部施工方法 | |
| JP5782601B2 (ja) | 改良体造成方法 | |
| JP3886507B2 (ja) | 地盤硬化材注入工法 | |
| JP3388219B2 (ja) | 高圧噴射撹拌混合装置およびこれを用いた高圧噴射撹拌混合工法 | |
| KR200228331Y1 (ko) | 지반개량장치 | |
| JP2006249847A (ja) | 地盤硬化材注入工法とその装置 | |
| JP2865653B1 (ja) | 粘性土地盤における硬化材注入工法 | |
| JP2008069549A (ja) | 地中固結体造成装置および地中固結体造成工法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060329 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080226 |