JP2000291056A - 油圧式掘削機のブーム取付装置 - Google Patents

油圧式掘削機のブーム取付装置

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JP2000291056A
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hydraulic excavator
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pin
mounting device
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正二 竹内
Tomio Teranaka
富雄 寺中
Taiichiro Kitatani
泰一郎 北谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フートピン側方のサイドカバーを取り外すこ
となく、車両の外部からフートピンの挿入及び引抜き作
業を容易に行える油圧式掘削機のブーム取付装置を提供
する。 【解決手段】 下部走行体上に旋回自在に設けたレボフ
レーム3にブーム18をフートピン11により着脱可能
に取り付けると共に、フートピン11の側方部に配設さ
れたタンク及び機器等の搭載機器を覆うサイドカバー1
3を設けた油圧式掘削機のブーム取付装置において、フ
ートピン11の軸線N−Nの延長上に搭載機器の非配置
スペースを設けると共に、軸線N−Nの延長上にあたる
サイドカバー13の部位に、少なくともフートピン11
を挿入可能な大きさを有する開口部14を設ける。開口
部14は、搭載機器を点検及び/又は整備できる所定の
大きさを有してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式掘削機のブ
ーム取付装置に関し、特には、フートピンの着脱を容易
にした油圧式掘削機のブーム取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な油圧式掘削機では、下部走行体
の上部に上部旋回体が旋回自在に搭載されており、上部
旋回体の前部にブーム、アーム及びバケットをそれぞれ
揺動自在に連結した作業機が装着されている。この作業
機を操作し、下部走行体で走行することにより、土砂の
掘削及び積み込み等の作業を行うようになっている。
【0003】図7,8は、油圧式掘削機の作業機の基端
側にあるブームの取付構造を示している。同図に示すよ
うに、ブーム38の基端部38aは、下部走行体21上
に搭載された上部旋回体22のレボフレーム23に互い
に対向して立設された左右1対のブラケット32a,3
2bの所定の孔にフートピン31を挿入することによ
り、回動自在に取り付けられている。
【0004】一方、上部旋回体22には、作業機20の
他に運転室24、燃料タンク27、作動油タンク28及
び油圧機器29等が旋回半径内に納まるように、狭い円
形状のレボフレーム23上に隙間を最小にして配置され
なけばならない。このため、フートピン31が挿入され
るブラケット32a,32bの側方部に、特にフートピ
ン31の軸心方向の引抜き通路上に、作動油タンク28
等を配置することを余技なくされている。さらに、これ
らのタンク27,28及び油圧機器29等はレボフレー
ム23の外側面に設けられたサイドカバー33等で被覆
されている。
【0005】このような油圧式掘削機では、輸送又は整
備時にブーム38を上部旋回体22から取り外す必要が
あり、このためにフートピン31をブラケット32a,
32bから引き抜かなければならない。しかし、フート
ピン31の引抜き通路上に作動油タンク28及びサイド
カバー33等が配置されているので、ブーム38を取り
外す時は、これらの作動油タンク28やサイドカバー3
3を予め取り外さなければならない。したがって、作業
が煩雑で、作業時間が多くかかるという問題がある。こ
のため、フートピンの挿入及び引抜きが容易にできるよ
うに、従来からタンクや機器等の形状及び設置場所に関
するいくつかの先行技術が提案されている。
【0006】建設機械のブーム取付装置の先行技術とし
て、例えば特開平10−18347号公報によれば、図
9に示すように、上部旋回体22のレボフレーム23に
1対のたて板ボス34a,34bが設けられている。1
対のたて板ボス34a,34bの間にブーム38の基端
部ボス38aを挿入し、たて板ボス34a,34bの孔
と基端部ボス38aの孔にフートピン31を着脱可能に
枢着している。また、上記1対のたて板ボス34a,3
4bの一方側に運転室24を、また他方側に燃料タンク
27、作動油タンク28A及び油圧機器29等の搭載機
器を配置している。そして、フートピン31の軸心の延
長線と合致する作動油タンク28Aの部位を、この延長
線上に移動させるフートピン31が干渉しない空間部2
8aに形成している。これにより、フートピン31の引
抜き作業時には、引き抜くフートピン31を上方から目
視しながら、引抜き操作を容易に行うことができると、
記載されている。
【0007】また他の先行技術として、例えば実開昭6
3−61460号公報によれば、図10に示すように、
旋回体42に図示しないクッション材を介して載置され
た運転室43の側面位置で、ブーム47がフートピン4
1により旋回体42に揺動可能に取り付けられている。
そして、このフートピン41を打ち抜くときのために、
フートピン41の端面と対面する運転室43の側壁44
に孔45を備えている。そして、フートピン41の端面
に接触又は近接させたクッション材46を、運転室43
の側壁44に設けた孔45に取り外し可能に係合させて
いる。これにより、油圧式掘削機の作業時、運転室43
の揺れが運転室43とフートピン41との間のクッショ
ン材46により防止されると、記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には、以下のような問題がある。特開平10−
18347号公報に開示された技術では、フートピン3
1の引抜き作業時には、引き抜くフートピン31を上方
から目視しながら引抜き操作を行うことができるが、レ
ボフレーム23の外周部で搭載機器等を覆うサイドカバ
ー(図7のサイドカバー33相当)とたて板ボス34
a,34bとの間のような狭い場所では、フートピン3
1に引抜力を充分にかけられず、よってフートピン31
を引き抜くことは非常に困難である。
【0009】また、実開昭63−61460号公報に開
示された技術では、フートピン41の端面に接触又は近
接させたクッション材46を、運転室43の側壁44に
設けた孔45に取り外し可能に係合させており、油圧式
掘削機の作業時に運転室43の揺れがクッション材46
により防止されている。しかし、フートピン41を取り
外すことに関する記載はなく、もし仮に運転室43の上
記孔45を使用してフートピン41を取り外すとして
も、この孔45が小さいので、運転室43の中から孔4
5を介してフートピン41を打ち抜くことも又は引き出
すことも非常に困難である。また、フートピン41を打
ち抜いた後で外部に取り出す作業についても記載されて
いないので、開示された先行技術ではフートピン41の
挿入及び引抜き作業を容易に行うことは解決されていな
い。
【0010】本発明は上記従来の問題点に着目し、フー
トピン側方の搭載機器及びサイドカバーを取り外すこと
なく、車両の外部からフートピンの挿入及び引抜き作業
を容易に行える油圧式掘削機のブーム取付装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、本発明に係る油圧式掘削機のブーム
取付装置の第1発明は、下部走行体上に旋回自在に設け
たレボフレームにブームの基端部をフートピンにより着
脱可能に取り付けると共に、フートピンの側方部に配設
されたタンク及び機器等の搭載機器を覆うサイドカバー
を設けた油圧式掘削機のブーム取付装置において、フー
トピンの軸線の延長上に搭載機器の非配置スペースを設
けると共に、軸線の延長上にあたるサイドカバーの部位
に、少なくともフートピンを挿入可能な大きさを有する
開口部を設けた構成としている。第1発明によると、フ
ートピンの軸線の延長上に搭載機器の非配置スペースを
設けると共に、軸線の延長上にあたるサイドカバーの部
位に、少なくともフートピンを挿入可能な大きさを有す
る開口部を設けたので、サイドカバーを外したり開放す
ることなく、車両の外部から開口部を通してフートピン
の挿入及び引抜き作業を行うことができる。したがっ
て、サイドカバーを外す等の煩雑な前作業を必要とせ
ず、さらにフートピンに充分な挿入力及び引抜き力を加
えることができるので、フートピンの挿入及び引抜き作
業を容易に、短時間で行うことができる。
【0012】第2発明は、第1発明において、開口部は
搭載機器を点検及び/又は整備できる所定の大きさを有
する構成としている。第2発明によると、開口部は搭載
機器の点検及び/又は整備ができる所定の大きさを有す
るので、サイドカバーを外したり開放することなく、車
両の外部から開口部を通してフートピンの挿入及び引抜
きの作業を行うことができると共に、この開口部を利用
して搭載機器の点検及び/又は整備作業を行うことがで
きる。したがって、サイドカバーを外す等の煩雑な前作
業を必要としないので、搭載機器の点検及び/又は整備
作業も容易に行うことができる。
【0013】第3発明は、第1又は第2発明において、
レボフレームのフートピン挿入部にフートピンをピン孔
に導入するガイドを設けた構成としている。第3発明に
よると、レボフレームのフートピン挿入部にフートピン
をピン孔に導入するガイドを設けたので、フートピンの
挿入時に、このガイドによりフートピンがピン孔に導入
され、ピン孔に挿入され易い。したがって、サイドカバ
ーを外したり開放したりすることなく、フートピンの挿
入作業を更に容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態に
ついて、図1乃至図6により説明する。また、この実施
形態では小旋回型油圧式掘削機(以下、油圧式掘削機と
言う。)10を例にとって説明する。図1は、本発明に
係る油圧式掘削機のブーム取付装置が適用される油圧式
掘削機10の側面図であり、図2は図1のA−A断面図
である。
【0015】図1,2において、油圧式掘削機10の下
部走行体1の上部には上部旋回体2が旋回自在に搭載さ
れている。上部旋回体2の下部に設けたレボフレーム3
上には、運転室4と、エンジン5a等を内蔵するマシン
キャブ5と、カウンタウエイト6と、燃料タンク7と、
作動油タンク8とが搭載されている。さらに、レボフレ
ーム3の中央部には互いに対向して左右1対の山形状の
ブラケット12a,12bが立設されており、左右1対
のブラケット12a,12bの間に作業機20の一部を
なすブーム18の基端部が挿入され、フートピン11に
より揺動自在に装着されている。ブーム18と、図示し
ないアームとバケットとを有する作業機20はそれぞれ
ブームシリンダ19、図示しないアームシリンダ及びバ
ケットシリンダの伸縮によって揺動されるようになって
いる。また、運転室4の後方には燃料タンク7が、また
フートピン11の引抜き通路の後方及び下方にはそれぞ
れ作動油タンク8及び油圧機器9が配置されており、こ
れらのタンク7,8及び油圧機器9はフートピン11を
ブラケット12a,12bに対して挿入する時又は引抜
く時にフートピン11に干渉しないように配置されてい
る。
【0016】図3は、図1のB−B断面図である。同図
において、レボフレーム3に装着される作業機20のブ
ーム18の基端部18aは、レボフレーム3上に対向し
て立設された左右1対のブラケット12a,12bにブ
ートピン11によって回動自在に取り付けられている。
すなわち、左右1対のブラケット12a,12bの間に
ブーム18の基端部18aを挟持し、それぞれのピン孔
12c,18b,12cを整合してフートピン11を挿
通することにより、ブーム18はブラケット12a,1
2bに揺動自在に装着される。
【0017】また、車両の右端部のレボフレーム3上に
は、サイドカバー13が立設されていて、サイドカバー
13の下端部はレボフレーム3上にボルト13aにより
固定されている。また、サイドカバー13の上部から車
体中心方向に向かうボンネット15が、前記マシンキャ
ブ5(図1参照)に開閉自在に取着されている。これら
のサイドカバー13及びボンネット15により、作動油
タンク8及び油圧機器9が完全に被覆されている。
【0018】さらに、フートピン11の軸線(ブラケッ
ト12a,12bのピン孔12c,12cの中心線)N
−Nの延長上にあるサイドカバー13の部位には、フー
トピン11の挿入、引抜き、及び作業員が機器等を点検
及び整備できる所定の大きさ(直径D)の開口部14が
設けられている。開口部14は、フートピン11の挿入
又は引抜き時に使用する治具を挿入できるようになって
いる。
【0019】図4は、図3のZ視図である。同図に示す
ように、ブラケット12bの右側面(マシンキャブ5内
に面する側)のピン孔12c下方には、ブートピン11
をピン孔12cに導入するために、ピン孔12cと同芯
に半円形のガイド12dが設けられている。
【0020】また、図5,6は、それぞれ開口部14の
盲栓16、及び開閉蓋17の取付図を示している。開口
部14が使用されていない時は、開口部14は盲栓16
又は開閉蓋17等の遮蔽手段により塞がれている。
【0021】次に、作用効果について、図1乃至図4に
より説明する。図1,2に示すように、燃料タンク7、
作動油タンク8及び油圧機器9は、フートピン11をブ
ラケット12a,12bに対して挿入し又は引抜く時
に、フートピン11に干渉しないような位置に配設され
ているため、従来のように、フートピン11の挿入又は
引抜き時に、燃料タンク7、作動油タンク8及び油圧機
器9を取り外す必要はない。また、図3に示すように、
フートピン11の軸線(ブラケット12a,12bのピ
ン孔12cの中心線)N−Nの延長上にあるサイドカバ
ー13の部位に、開口部14を設けているため、フート
ピン11の挿入又は引抜き時に、サイドカバー13やボ
ンネット15を取り外したり開放する必要はない。さら
に、図4に示すように、ブラケット12bの右側面のピ
ン孔12cの下方に半円形のガイド12dを設けている
ので、フートピン11をピン孔12cに挿入する際に、
ブートピン11の先端部の導入及び挿入が容易である。
したがって、レボフレーム3に対してブーム18を容易
に取り付け又は取り外すことができる。
【0022】また、開口部14は作業員がマシンキャブ
5内の作動油タンク8及び油圧機器9等の機器を点検及
び整備するために覗いたりあるいは手を差し込んだりで
きる所定の大きさを有しているので、この開口部14を
通してフートピン11の挿入又は引抜きだけでなく、機
器の点検、整備作業を容易に行うことができる。
【0023】以上のように、本発明に係る油圧式掘削機
のブーム取付装置によれば、レボフレームにブームを着
脱する時に、レボフレームに取り付けられた燃料タン
ク、作動油タンク、油圧機器及びサイドカバー等を取り
外したり開放することなく、作業者が車体の外部から、
サイドカバーに設けられた開口部を通してフートピンの
挿入及び引抜き作業を行うことができる。したがって、
レボフレームにブームを容易に着脱できるので、作業性
の向上及び作業時間の短縮化の効果が極めて大きい。ま
た、開口部を通して機器の点検、整備作業を容易に行う
ことができるので、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧式掘削機のブーム取付装置を
適用した油圧式掘削機の側面図である。
【図2】同、図1のA−A断面図である。
【図3】同、図1のB−B断面図である。
【図4】同、図3のZ視図である。
【図5】同、サイドカバーの開口部の盲栓の取付図であ
る。
【図6】同、サイドカバーの開口部の開閉蓋の取付図で
ある。
【図7】従来技術に係る油圧式掘削機のブーム取付装置
の一例の上面図である。
【図8】同、図7のY視図である。
【図9】従来技術に係る油圧式掘削機のブーム取付要部
の他例の側面図である。
【図10】従来技術に係るフートピン部の一例の断面図
である。
【符号の説明】
1,21…下部走行体、2,22…上部旋回体、3,2
3…レボフレーム、4,24…運転室、5…マシンキャ
ブ、6…カウンタウエイト、7,27…燃料タンク、
8,28,28A…作動油タンク、9,29…油圧機
器,10…油圧式掘削機、11,31…フートピン、1
2a,12b,32a,32b…ブラケット、12c…
ピン孔、12d…ガイド、13,33…サイドカバー、
14…開口部、15…ボンネット、16…盲栓、17…
開閉蓋、18,38…ブーム、18a,38a…基端
部、18b…ピン孔、19…ブームシリンダ、20…作
業機、28a…空間部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に旋回自在に設けたレボフ
    レーム(3) にブーム(18)をフートピン(11)により着脱可
    能に取り付けると共に、フートピン(11)の側方部に配設
    されたタンク及び機器等の搭載機器を覆うサイドカバー
    (13)を設けた油圧式掘削機のブーム取付装置において、
    フートピン(11)の軸線(N-N) の延長上に搭載機器の非配
    置スペースを設けると共に、軸線(N-N) の延長上にあた
    るサイドカバー(13)の部位に、少なくともフートピン(1
    1)を挿入可能な大きさを有する開口部(14)を設けたこと
    を特徴とする油圧式掘削機のブーム取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧式掘削機のブーム
    取付装置において、開口部(14)は搭載機器を点検及び/
    又は整備できる所定の大きさを有することを特徴とする
    油圧式掘削機のブーム取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の油圧式掘削機の
    ブーム取付装置において、レボフレーム(3) のフートピ
    ン(11)挿入部にフートピン(11)をピン孔(12c) に導入す
    るガイド(12d) を設けたことを特徴とする油圧式掘削機
    のブーム取付装置。
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