JP2000291133A - 制振建築構造 - Google Patents
制振建築構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柱と梁で囲まれた構面を大きく占有すること
なく、従来と同等の制振効果を発揮することができる制
振建築構造を提供する。 【解決手段】 柱部材2、梁部材3およびエネルギー吸
収部材5から構成される制振建築構造1について、梁部
材3の材端部3bの断面剛性を材軸方向中央部3aの断
面剛性より小さく設定し、地震等により建物に水平変位
が生じた場合の柱梁接合部の回転が大きくなるようにす
る。エネルギー吸収部材5は、梁部材3の材端部3bが
接合される柱梁接合部の隅角部に配置し、柱梁接合部の
回転に伴って早期に降伏させ、塑性変形によるエネルギ
ー吸収能力を発揮させる。
なく、従来と同等の制振効果を発揮することができる制
振建築構造を提供する。 【解決手段】 柱部材2、梁部材3およびエネルギー吸
収部材5から構成される制振建築構造1について、梁部
材3の材端部3bの断面剛性を材軸方向中央部3aの断
面剛性より小さく設定し、地震等により建物に水平変位
が生じた場合の柱梁接合部の回転が大きくなるようにす
る。エネルギー吸収部材5は、梁部材3の材端部3bが
接合される柱梁接合部の隅角部に配置し、柱梁接合部の
回転に伴って早期に降伏させ、塑性変形によるエネルギ
ー吸収能力を発揮させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、地震等により構
造物が水平変位を生じた際に地震のエネルギーを吸収
し、構造物の揺れを小さく抑える制振建築構造に関する
ものである。
造物が水平変位を生じた際に地震のエネルギーを吸収
し、構造物の揺れを小さく抑える制振建築構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】地震や風等による建築物等の揺れを低減
するための制振構造においては、主要構造物と制振部材
を明確に分ける方式が一般的である。
するための制振構造においては、主要構造物と制振部材
を明確に分ける方式が一般的である。
【0003】例えば、特開平6−57820号公報記載
の発明では、座屈拘束ブレースの芯材に低降伏点鋼材
を、柱と梁には高降伏点鋼材を用いることで、地震エネ
ルギーを座屈拘束ブレースに集中させ、主要骨組の塑性
化を防止している。
の発明では、座屈拘束ブレースの芯材に低降伏点鋼材
を、柱と梁には高降伏点鋼材を用いることで、地震エネ
ルギーを座屈拘束ブレースに集中させ、主要骨組の塑性
化を防止している。
【0004】また、特開平7−158315号公報記載
の発明では、スリットを設けた鋼板からなる弾塑性ダン
パーを、構面内に設置された壁と梁(あるいは柱)との
間に配置している。この場合も同様に、地震エネルギー
はスリットを設けた鋼板からなる弾塑性ダンパーに集中
し、主要骨組の塑性化を防止している。
の発明では、スリットを設けた鋼板からなる弾塑性ダン
パーを、構面内に設置された壁と梁(あるいは柱)との
間に配置している。この場合も同様に、地震エネルギー
はスリットを設けた鋼板からなる弾塑性ダンパーに集中
し、主要骨組の塑性化を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの発明によれ
ば、大きな制振効果が期待できる。しかし、これらの発
明では、制振部材としての座屈拘束ブレースや弾塑性ダ
ンパーが、柱と梁で囲まれた構面を占有するため、居室
内に制振部材の一部が突出したり、窓等の開口部を設け
られないなど、計画上の問題がある。
ば、大きな制振効果が期待できる。しかし、これらの発
明では、制振部材としての座屈拘束ブレースや弾塑性ダ
ンパーが、柱と梁で囲まれた構面を占有するため、居室
内に制振部材の一部が突出したり、窓等の開口部を設け
られないなど、計画上の問題がある。
【0006】従って、実設計では建物のコア回りにしか
制振部材を配置できないなど、制振構造の性能を十分発
揮できていない。このような問題に対して、特開平10
−37301号記載の発明では、柱梁接合部の隅角部に
エネルギー吸収部材を配置することで、計画上の問題の
解決を図っている。
制振部材を配置できないなど、制振構造の性能を十分発
揮できていない。このような問題に対して、特開平10
−37301号記載の発明では、柱梁接合部の隅角部に
エネルギー吸収部材を配置することで、計画上の問題の
解決を図っている。
【0007】しかし、柱梁接合部は剛接合されているた
め、隅角部では変形が小さく、エネルギー吸収部材の効
きも悪く、従来と同等の制振効果を得るには、隅角部の
広い領域にエネルギー吸収部材を配置する必要がある。
このことは、結果として居室内に制振部材の一部が突出
し、柱と梁で囲まれた構面を占有することになる。
め、隅角部では変形が小さく、エネルギー吸収部材の効
きも悪く、従来と同等の制振効果を得るには、隅角部の
広い領域にエネルギー吸収部材を配置する必要がある。
このことは、結果として居室内に制振部材の一部が突出
し、柱と梁で囲まれた構面を占有することになる。
【0008】本願発明は、上述のような従来技術におけ
る課題の解決を図ったものであり、柱と梁で囲まれた構
面を大きく占有することなく、従来と同等の制振効果を
発揮することができる制振建築構造を提供することを目
的としている。
る課題の解決を図ったものであり、柱と梁で囲まれた構
面を大きく占有することなく、従来と同等の制振効果を
発揮することができる制振建築構造を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明の制振建築構造
は、梁部材の柱梁接合部近傍の断面剛性を材軸方向中央
部の断面剛性より小さく設定することで、地震等により
建物に水平変位が生じた場合の柱梁接合部の回転が大き
くなるようにし、かつ前記柱梁接合部の隅角部に柱梁接
合部の回転に伴って変形し、エネルギーを吸収するエネ
ルギー吸収部材を配置したことを特徴とするものであ
る。
は、梁部材の柱梁接合部近傍の断面剛性を材軸方向中央
部の断面剛性より小さく設定することで、地震等により
建物に水平変位が生じた場合の柱梁接合部の回転が大き
くなるようにし、かつ前記柱梁接合部の隅角部に柱梁接
合部の回転に伴って変形し、エネルギーを吸収するエネ
ルギー吸収部材を配置したことを特徴とするものであ
る。
【0010】すなわち、本願発明では梁部材の柱梁接合
部近傍の断面剛性を材軸方向中央部の断面剛性より意図
的に小さくすることで、柱梁接合部の隅角部の変形を大
きくし、それによって隅角部に配置したエネルギー吸収
部材の効きを良くすることで、柱と梁で囲まれた構面を
大きく占有することなく、従来と同等の制振効果を発揮
できるようにしている。
部近傍の断面剛性を材軸方向中央部の断面剛性より意図
的に小さくすることで、柱梁接合部の隅角部の変形を大
きくし、それによって隅角部に配置したエネルギー吸収
部材の効きを良くすることで、柱と梁で囲まれた構面を
大きく占有することなく、従来と同等の制振効果を発揮
できるようにしている。
【0011】梁部材の接合部近傍の断面剛性を低減させ
る手段としては、材端部の断面にテーパーを設けて徐々
に細くなるようにしたり、材端部だけ断面を小さくした
り、あるいは材軸方向中央部と材端部とで異なる断面形
状として材端部の断面剛性が小さくなるようにすればよ
い。
る手段としては、材端部の断面にテーパーを設けて徐々
に細くなるようにしたり、材端部だけ断面を小さくした
り、あるいは材軸方向中央部と材端部とで異なる断面形
状として材端部の断面剛性が小さくなるようにすればよ
い。
【0012】また、梁部材や柱部材の断面形状について
は、H形鋼等のH形断面材、角形断面材、円形断面材、
多角形断面材、また中空または中実等特に限定されず、
またこれらの任意の組み合わせが可能である。
は、H形鋼等のH形断面材、角形断面材、円形断面材、
多角形断面材、また中空または中実等特に限定されず、
またこれらの任意の組み合わせが可能である。
【0013】梁部材と柱部材の接合部は必ずしも剛接合
とする必要はなく、接合部自体も変形する半剛接合とし
てもよい。また、エネルギー吸収部材は、梁の上下のい
ずれの位置に設けても、あるいは上下両方に設けてもよ
い。
とする必要はなく、接合部自体も変形する半剛接合とし
てもよい。また、エネルギー吸収部材は、梁の上下のい
ずれの位置に設けても、あるいは上下両方に設けてもよ
い。
【0014】エネルギー吸収部材の形態は、特に限定さ
れず、例えば棒状、板状、ブロック状等の各種弾塑性ダ
ンパーや、オイルダンパー、摩擦ダンパー、鉛ダンパ
ー、高減衰ゴム製ダンパー等を用いることができる。
れず、例えば棒状、板状、ブロック状等の各種弾塑性ダ
ンパーや、オイルダンパー、摩擦ダンパー、鉛ダンパ
ー、高減衰ゴム製ダンパー等を用いることができる。
【0015】また、エネルギーの吸収については、圧縮
または引張等、特定の一方向にのみ作用するものと、両
方向あるいは複数方向に作用するものがあり、これらに
ついても特に限定されないが、隅角部に配置した場合に
おいて、できるだけ占有部分の小さいもの、あるいは従
来の梁の占有断面内に納まるようなものが望ましい。
または引張等、特定の一方向にのみ作用するものと、両
方向あるいは複数方向に作用するものがあり、これらに
ついても特に限定されないが、隅角部に配置した場合に
おいて、できるだけ占有部分の小さいもの、あるいは従
来の梁の占有断面内に納まるようなものが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の制振建築構造
の一実施形態を示したもので、(a) は全体図、(b) は柱
梁接合部近傍の詳細を示す正面図、(c) はそのA−A断
面図、(d) はB−B断面図である。なお、作図上、柱2
や梁3の断面を大きく描いており、現実の寸法関係とは
異なっているが、実際には通常の柱梁架構の寸法に準じ
て設計される。
の一実施形態を示したもので、(a) は全体図、(b) は柱
梁接合部近傍の詳細を示す正面図、(c) はそのA−A断
面図、(d) はB−B断面図である。なお、作図上、柱2
や梁3の断面を大きく描いており、現実の寸法関係とは
異なっているが、実際には通常の柱梁架構の寸法に準じ
て設計される。
【0017】図1の実施形態における制振建築構造1で
は、梁部材3の材端部3bの断面剛性を中央部3aの断
面剛性より低減させるため、材端部3bにテーパーを設
けている。
は、梁部材3の材端部3bの断面剛性を中央部3aの断
面剛性より低減させるため、材端部3bにテーパーを設
けている。
【0018】また、柱梁接合部の隅角部に、接合部の回
転に伴う変形に対してエネルギーを吸収するエネルギー
吸収部材5を配置している。これら梁部材3と柱部材2
との接合部およびエネルギー吸収部材5の接合部にはダ
イアフラム4を設けている。
転に伴う変形に対してエネルギーを吸収するエネルギー
吸収部材5を配置している。これら梁部材3と柱部材2
との接合部およびエネルギー吸収部材5の接合部にはダ
イアフラム4を設けている。
【0019】接合部近傍の梁部材3の断面形状について
は、断面剛性を低減させればよいので、上記のように断
面にテーパーを設ける他、断面形状そのものを変化させ
てもよい。
は、断面剛性を低減させればよいので、上記のように断
面にテーパーを設ける他、断面形状そのものを変化させ
てもよい。
【0020】梁部材3と柱部材2は必ずしも剛接合とす
る必要はなく、接合部自体も変形する半剛接合としても
よい。また、エネルギー吸収部材5は、梁3の上下のい
ずれの位置に設けてもよく、上下両方に設けてもよい。
る必要はなく、接合部自体も変形する半剛接合としても
よい。また、エネルギー吸収部材5は、梁3の上下のい
ずれの位置に設けてもよく、上下両方に設けてもよい。
【0021】図2に、本願発明による制振建築構造(タ
イプ1)と、比較例として接合部近傍の梁部材端部の剛
性を低減させない場合の制振建築構造(タイプ2)との
制振効果の差を示す。ここで、柱部材2の断面および梁
部材3の中央断面およびエネルギー吸収部材5の性能は
両タイプとも同一とする。
イプ1)と、比較例として接合部近傍の梁部材端部の剛
性を低減させない場合の制振建築構造(タイプ2)との
制振効果の差を示す。ここで、柱部材2の断面および梁
部材3の中央断面およびエネルギー吸収部材5の性能は
両タイプとも同一とする。
【0022】地震等により建物に水平変位が生じた場
合、本願発明によるタイプ1では、梁部材3の材端部3
bの断面剛性が低いため、柱梁接合部の回転角R1 が大
きくなり、エネルギー吸収部材5も早期に降伏する。
合、本願発明によるタイプ1では、梁部材3の材端部3
bの断面剛性が低いため、柱梁接合部の回転角R1 が大
きくなり、エネルギー吸収部材5も早期に降伏する。
【0023】一方、梁部材3の材端部の剛性を低減させ
ないタイプ2では、柱梁接合部の回転角R2 は小さく、
エネルギー吸収部材5がすぐには降伏しない。制振効果
を発揮させるには、エネルギー吸収部材5を早く降伏さ
せることである。従って、本願発明による制振建築構造
は梁部材端部の剛性を低減させない場合に比べ大きな制
振効果を発揮する。
ないタイプ2では、柱梁接合部の回転角R2 は小さく、
エネルギー吸収部材5がすぐには降伏しない。制振効果
を発揮させるには、エネルギー吸収部材5を早く降伏さ
せることである。従って、本願発明による制振建築構造
は梁部材端部の剛性を低減させない場合に比べ大きな制
振効果を発揮する。
【0024】図3および図4は本願発明の制振建築構造
において、梁部材3がH形鋼の場合について種々の柱梁
接合部の例を示したものである。(a) では、梁部材3の
材端部3bの下側にテーパーが付いており、その断面が
小さくなった部分を利用して棒状のエネルギー吸収部材
5を水平に配置している。
において、梁部材3がH形鋼の場合について種々の柱梁
接合部の例を示したものである。(a) では、梁部材3の
材端部3bの下側にテーパーが付いており、その断面が
小さくなった部分を利用して棒状のエネルギー吸収部材
5を水平に配置している。
【0025】(b) では、梁部材3の材端部3bの下側に
切欠きが形成された形になっており、その部分を利用し
てエネルギー吸収部材5を斜めに配置している。(c)
は、梁部材3については(a) と同じであり、エネルギー
吸収部材5を上側に配置した場合である。
切欠きが形成された形になっており、その部分を利用し
てエネルギー吸収部材5を斜めに配置している。(c)
は、梁部材3については(a) と同じであり、エネルギー
吸収部材5を上側に配置した場合である。
【0026】(d) は、梁部材3の材端部3bが断面の小
さいH形鋼からなり、その上下にエネルギー吸収部材5
を水平に配置している。(e) は、梁部材3の材端部3b
のフランジを切り取ることで材端部3bの断面剛性を減
少させている。
さいH形鋼からなり、その上下にエネルギー吸収部材5
を水平に配置している。(e) は、梁部材3の材端部3b
のフランジを切り取ることで材端部3bの断面剛性を減
少させている。
【0027】(f) は、梁部材3の材端部3bの上下にテ
ーパーを付け、上下にエネルギー吸収部材5を配置した
場合である。図4はブロック状のエネルギー吸収部材6
を配置した場合である。
ーパーを付け、上下にエネルギー吸収部材5を配置した
場合である。図4はブロック状のエネルギー吸収部材6
を配置した場合である。
【0028】(a) では、梁部材3の材端部3bの下側に
テーパーが付いており、その断面が小さくなった部分に
エネルギー吸収部材6を嵌め込むような形で配置してい
る。(b) では、梁部材3の材端部3bの下側に切欠きが
形成された形になっており、その部分にエネルギー吸収
部材6を嵌め込むような形で配置している。
テーパーが付いており、その断面が小さくなった部分に
エネルギー吸収部材6を嵌め込むような形で配置してい
る。(b) では、梁部材3の材端部3bの下側に切欠きが
形成された形になっており、その部分にエネルギー吸収
部材6を嵌め込むような形で配置している。
【0029】(c) は、梁部材3については(b) と上下逆
の関係にあり、エネルギー吸収部材6を上側に配置した
場合である。(d) は、梁部材3の材端部3bが断面の小
さいH形鋼からなり、その上下にエネルギー吸収部材6
を水平に配置している。
の関係にあり、エネルギー吸収部材6を上側に配置した
場合である。(d) は、梁部材3の材端部3bが断面の小
さいH形鋼からなり、その上下にエネルギー吸収部材6
を水平に配置している。
【0030】(e) は、梁部材3の材端部3bの上下にテ
ーパーを付け、その下側にエネルギー吸収部材6を配置
した場合である。(f) は、(e) と同様、梁部材3の材端
部3bの上下にテーパーを付け、その上下にエネルギー
吸収部材6を配置した場合である。
ーパーを付け、その下側にエネルギー吸収部材6を配置
した場合である。(f) は、(e) と同様、梁部材3の材端
部3bの上下にテーパーを付け、その上下にエネルギー
吸収部材6を配置した場合である。
【0031】図5は、本願発明の制振建築構造におい
て、梁部材3としてH形鋼を用い、柱梁接合部近傍でフ
ランジの幅方向にテーパーまたは切欠きを設け、梁材端
部の断面剛性を小さくした場合の例を示したもので、
(a) は正面図、(b) 〜(e) はそれぞれ異なる実施形態を
示す平面図である。
て、梁部材3としてH形鋼を用い、柱梁接合部近傍でフ
ランジの幅方向にテーパーまたは切欠きを設け、梁材端
部の断面剛性を小さくした場合の例を示したもので、
(a) は正面図、(b) 〜(e) はそれぞれ異なる実施形態を
示す平面図である。
【0032】(b) では、梁部材3の材端部3bについ
て、フランジの幅方向両側にテーパーを付け、その部分
にブロック状のエネルギー吸収部材6を配置している。
(c) は、材端部3bのフランジ幅方向両側を切欠き状に
切り取り、その部分にエネルギー吸収部材6を嵌め込む
形で配置している。
て、フランジの幅方向両側にテーパーを付け、その部分
にブロック状のエネルギー吸収部材6を配置している。
(c) は、材端部3bのフランジ幅方向両側を切欠き状に
切り取り、その部分にエネルギー吸収部材6を嵌め込む
形で配置している。
【0033】(d) は、材端部3bのフランジを幅方向に
所要幅で切り取り、その部分に棒状のエネルギー吸収部
材6を水平に配置している。(e) は、(d) と同様に、材
端部3bのフランジを幅方向に所要幅で切り取り、その
部分にエネルギー吸収部材6を嵌め込む形で配置してい
る。
所要幅で切り取り、その部分に棒状のエネルギー吸収部
材6を水平に配置している。(e) は、(d) と同様に、材
端部3bのフランジを幅方向に所要幅で切り取り、その
部分にエネルギー吸収部材6を嵌め込む形で配置してい
る。
【0034】この他、梁部材3の断面形状その他、種々
の組み合わせが考えられるが、これらはいずれもエネル
ギー吸収材5が天井内あるいは床位置に十分納まる形に
なっており、柱と梁で囲まれた構面を占有することな
く、制振効果を発揮させることができる。
の組み合わせが考えられるが、これらはいずれもエネル
ギー吸収材5が天井内あるいは床位置に十分納まる形に
なっており、柱と梁で囲まれた構面を占有することな
く、制振効果を発揮させることができる。
【0035】
【発明の効果】本願発明の制振建築構造では、梁部材の
柱梁接合部近傍の断面剛性を材軸方向中央部の断面剛性
より小さく設定することで、地震等により建物に水平変
位が生じた場合の柱梁接合部の回転が大きくなる。この
ことを利用して、柱梁接合部の隅角部に配置したエネル
ギー吸収部材を早期に降伏させ、あるいは早期に機能さ
せることができ、大きな制振効果が期待できる。
柱梁接合部近傍の断面剛性を材軸方向中央部の断面剛性
より小さく設定することで、地震等により建物に水平変
位が生じた場合の柱梁接合部の回転が大きくなる。この
ことを利用して、柱梁接合部の隅角部に配置したエネル
ギー吸収部材を早期に降伏させ、あるいは早期に機能さ
せることができ、大きな制振効果が期待できる。
【0036】また、柱梁接合部の隅角部に配置するエネ
ルギー吸収部材は、早期に降伏させ、あるいは早期に機
能させることができるため、比較的小さな部材でエネル
ギー吸収効果が得られ、柱と梁で囲まれた構面の占有が
少ない。
ルギー吸収部材は、早期に降伏させ、あるいは早期に機
能させることができるため、比較的小さな部材でエネル
ギー吸収効果が得られ、柱と梁で囲まれた構面の占有が
少ない。
【0037】さらに、材端部において断面剛性を小さく
するため、梁部材端部の断面自体を小さくした場合にお
いて、その部分にエネルギー吸収部材を納めるようにす
れば、構面の占有が実質的になくなり、室内側への突出
がなく、開口部その他設計の自由度も増す。
するため、梁部材端部の断面自体を小さくした場合にお
いて、その部分にエネルギー吸収部材を納めるようにす
れば、構面の占有が実質的になくなり、室内側への突出
がなく、開口部その他設計の自由度も増す。
【図1】本願発明の制振建築構造の一実施形態を示した
もので、(a) は全体図、(b) は柱梁接合部近傍の詳細を
示す正面図、(c) はそのA−A断面図、(d)はB−B断
面図である。
もので、(a) は全体図、(b) は柱梁接合部近傍の詳細を
示す正面図、(c) はそのA−A断面図、(d)はB−B断
面図である。
【図2】柱梁接合部における梁材端部の断面剛性を小さ
くした本願発明の場合(タイプ1)と、梁材端部の断面
剛性を小さくしていない場合(タイプ2)を比較した図
であり、(a) および(b) はそれぞれタイプ1およびタイ
プ2の柱梁接合部におけるせん断力Qと回転角Rの関係
を示すグラフ、(c) および(d) はそれぞれタイプ1およ
びタイプ2の柱梁接合部における変形形態の説明図、
(e) はタイプ1とタイプ2のエネルギー吸収特性を比較
したグラフである。
くした本願発明の場合(タイプ1)と、梁材端部の断面
剛性を小さくしていない場合(タイプ2)を比較した図
であり、(a) および(b) はそれぞれタイプ1およびタイ
プ2の柱梁接合部におけるせん断力Qと回転角Rの関係
を示すグラフ、(c) および(d) はそれぞれタイプ1およ
びタイプ2の柱梁接合部における変形形態の説明図、
(e) はタイプ1とタイプ2のエネルギー吸収特性を比較
したグラフである。
【図3】エネルギー吸収部材として棒状部材を用いた場
合の柱梁接合部近傍の各種形態を示した正面図である。
合の柱梁接合部近傍の各種形態を示した正面図である。
【図4】エネルギー吸収部材としてブロック状部材を用
いた場合の柱梁接合部近傍の各種形態を示した正面図で
ある。
いた場合の柱梁接合部近傍の各種形態を示した正面図で
ある。
【図5】本願発明の制振建築構造において、梁部材とし
てH形鋼を用い、柱梁接合部近傍でフランジの幅方向に
テーパーまたは切欠きを設け、梁材端部の断面剛性を小
さくした場合の例を示したもので、(a) は正面図、(b)
〜(e) はそれぞれ異なる実施形態を示す平面図である。
てH形鋼を用い、柱梁接合部近傍でフランジの幅方向に
テーパーまたは切欠きを設け、梁材端部の断面剛性を小
さくした場合の例を示したもので、(a) は正面図、(b)
〜(e) はそれぞれ異なる実施形態を示す平面図である。
1…建築制振構造、2…柱部材、3…梁部材、3a…梁
部材中央部、3b…梁部材端部、4…ダイアフラム、5
…エネルギー吸収部材(棒状)、6…エネルギー吸収部
材(ブロック状)
部材中央部、3b…梁部材端部、4…ダイアフラム、5
…エネルギー吸収部材(棒状)、6…エネルギー吸収部
材(ブロック状)
Claims (1)
- 【請求項1】 梁部材の柱梁接合部近傍の断面剛性を材
軸方向中央部の断面剛性より小さく設定することで、地
震等により建物に水平変位が生じた場合の柱梁接合部の
回転が大きくなるようにし、かつ前記柱梁接合部の隅角
部に柱梁接合部の回転に伴って変形し、エネルギーを吸
収するエネルギー吸収部材を配置したことを特徴とする
制振建築構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098509A JP2000291133A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 制振建築構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098509A JP2000291133A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 制振建築構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098509A patent/JP2000291133A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102817414A (zh) * | 2012-08-03 | 2012-12-12 | 东南大学 | 空间桁架型梁柱连接结构 |
| CN102817414B (zh) * | 2012-08-03 | 2014-07-09 | 东南大学 | 空间桁架型梁柱连接结构 |
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