JP2000291478A - 車両のエンジン自動停止時の制御装置 - Google Patents

車両のエンジン自動停止時の制御装置

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JP2000291478A
JP2000291478A JP11099085A JP9908599A JP2000291478A JP 2000291478 A JP2000291478 A JP 2000291478A JP 11099085 A JP11099085 A JP 11099085A JP 9908599 A JP9908599 A JP 9908599A JP 2000291478 A JP2000291478 A JP 2000291478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気温センサの省略、それによる部品点数の
削減、及び、部品コスト削減の実現。 【解決手段】 エンジンの冷却水温を検出する手段と、
エンジンの吸気温を検出する手段と、前記エンジンの冷
却水温と該エンジンの吸気温との温度差を検出する手段
と、を備え、該温度差が所定値以下のときに、前記吸気
温に基づいて外気温を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外気温を検出する
センサを持たない車両における外気温推定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、信号待ちのときや渋滞時などの車
両の停止時に、所定の停止条件が成立したときにエンジ
ンを自動停止させ、所定の再始動条件成立したときにエ
ンジンを再始動させる技術が提案され、すでに実用化さ
れている。このようなエンジンが自動停止する技術で
は、特に外気温が極めて低い場所や、冬季などの季節時
の極低温時にエンジンを自動停止してしまうと、エンジ
ンのみの余熱では暖房が効きにくくなり、車内の快適性
が損なわれてるといった問題があった。
【0003】又、暖房装置の送風ファンを作動させたま
までエンジンが長時間停止すると、車載のバッテリが過
放電していわゆるバッテリ上がりの状態となり、再始動
が困難になるという問題もあった。
【0004】そのため、このことを考慮して、特開昭5
8−140442号公報では、外気温が所定温度未満の
ときには、エンジンの自動停止制御を行わないようにす
る技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外気温
を検出するためには、一般には専用の外気温センサが必
須のものとなり、部品点数の増加、及びそれに伴うコス
トアップが生じてしまう。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、外気温センサを専用に設置することな
く、通常、車両に常設されている外気温センサ以外のセ
ンサを有効に利用することにより外気温を推定すること
で、特別に外気温センサを設置することを省き、部品の
削減及び、それによるコスト削減が実現できる車両の外
気温推定装置を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外気温を検出するセンサを持たない車両における外
気温推定装置において、エンジンの冷却水温を検出する
手段と、エンジンの吸気温を検出する手段と、前記エン
ジンの冷却水温と該エンジンの吸気温との温度差を検出
する手段と、を備え、該温度差が所定値以下のときに、
前記吸気温に基づいて外気温を推定することにより、上
記課題を解決したものである。
【0008】一般に、エンジンは停止させて十分に時間
が経過するとエンジン自体は当然に冷える(外気温と同
様の温度となる)。このときのエンジン水温Wと吸気温
Kは、通常、外気温とほぼ同じ値を示す。この状態から
エンジンをスタートさせる(コールドスタート)のは、
少なくとも1日1回は発生すると予測でき、このときの
エンジンの冷却水温とエンジンの吸気温との温度差を検
出し、該温度差が所定値以下のとき、つまり、前述した
コールドスタート直後と判断できるときに、吸気温に基
づいて外気温を推定するようにするものである。
【0009】なお、エンジンの冷却水温を検出するに
は、市販されている車両にすでに常設となっているエン
ジン冷却水温センサを使用すればよく、また、エンジン
の吸気温を検出するには、前記同様に常設となっている
エンジンの吸気温センサを使用すればよい。
【0010】このようにすることで、一般に車両に常設
されている吸気温センサ、及びエンジンの冷却水温セン
サを有効に利用することにより外気温を推定することが
できるので、特別に外気温センサを専用に設ける必要が
なくなる。そのため、部品の削減、及び、それによる部
品コスト削減が実現できる。又、1日の最初のエンジン
スタート時に必ず(条件が成立して)チェックできると
いう点で有益である。
【0011】請求項2に記載の発明は、外気温を検出す
るセンサを持たない車両における外気温推定装置におい
て、エンジンの吸気温を検出する手段と、車速を検出す
る手段と、を備え、前記車両が所定の車速以上で、且
つ、所定時間以上走行したときにおけるエンジンの吸気
温に基づいて外気温を推定することにより、同様に上記
課題を解決したものである。
【0012】なお、エンジンの吸気温に基づいて外気温
を推定する際に、「車両が所定の車速以上で、且つ、所
定時間以上走行したとき」に行うようにしたのは、後述
する実施形態のところで詳述するが、発明者が車両を一
定車速以上で、且つ所定時間以上走行させると、エンジ
ンの吸気温が外気温と一定の差を持った値に収束してい
く(安定していく)特性があることを実験により見いだ
したからである。
【0013】このようにすることで、請求項1と同様、
外気温センサを設けずに済み、部品の削減、及び、それ
による部品コスト削減が実現できる。又、運転中に環境
が変化しても追随してチェックできる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、さらに、前記車両が所定の車速以上で、且つ、所定
時間以上走行したときにおける平均車速を検出する手段
と、前記エンジンの吸気温と該平均車速とに基づいて外
気温を推定することにより、同様に上記課題を解決した
ものである。
【0015】この発明は、請求項2の発明をより実用的
なレベルでより具体化したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0017】本実施形態では、所定の停止条件が成立し
たときにエンジンを自動停止させるとともに、所定の再
始動条件が成立したときに該自動停止したエンジンを再
始動させるシステムを備えた車両を一例として説明す
る。なお、本発明は、特にこのエンジンを自動停止・再
始動を行う車両に限定されるものではない。
【0018】また、本実施形態では自動変速機搭載車に
ついて説明するが、前記同様、特にこれに限定されるも
のではなくマニュアルトランスミッション(MT)搭載
車や無段変速機(CVT)搭載車でも本発明は適用でき
る。
【0019】まず、本実施形態が適用される駆動システ
ム構成、及びエンジン制御、エンジン自動停止制御を行
う際の信号の入出力関係を図2を用いて説明する。
【0020】図2において、1は車両に搭載されるエン
ジン、2は自動変速機である。このエンジン1には該エ
ンジン1を再始動させるためのモータ及び発電機として
機能するモータジェネレータ3が、該エンジン1のクラ
ンク軸1aに、クラッチ26、チェーン27及び減速機
構Rを介して連結されている。なお、エンジンスタータ
をモータジェネレータ3と別に設け、エンジン始動時
に、スタータとモータジェネレータ3を併用したり、極
低温時にはスタータを専用に使用してもよい。
【0021】減速機構Rは、遊星歯車式で、サンギア3
3、キャリア34、リングギア35を含み、ブレーキ3
1、ワンウェイクラッチ32を介してモータジェネレー
タ3及びクラッチ28の間に組込まれている。
【0022】自動変速機用2のオイルポンプ19は、エ
ンジン1のクランク軸1aにクラッチ26、28を介し
て直結されている。自動変速機2内には前進走行時に係
合される公知の前進クラッチC1が設けられている。
【0023】符号4はモータジェネレータ3に電気的に
接続されるインバータである。このインバータ4は、ス
イッチングにより電力源であるバッテリ5からモータジ
ェネレータ3への電気エネルギの供給を可変にしてモー
タジェネレータ3の回転速度を可変にする。また、モー
タジェネレータ3からバッテリ5への電気エネルギの充
電を行うように切り換える。
【0024】符号7はクラッチ26、28の断続の制
御、及びインバータ4及びバッテリ5のスイッチング制
御等を行うためのコントローラ(以後、説明するエコラ
ンECU)である。
【0025】このコントローラ7は、エンジン及び自動
変速機等をコントロールするエンジンECU(電子制御
装置)80とリンクしている。
【0026】エンジンECU80及びエコランECU7
には各種センサ群90からの入力信号が入出力される。
【0027】各種センサ群は、例えば、エンジン回転速
度NEを検出するエンジン回転速度センサ91、エンジ
ン冷却水温Wを検出するエンジン冷却水温センサ92、
トルクコンバータのタービン回転速度センサ93、アク
セル開度を検出するアクセル開度センサ94、エンジン
の吸気温を検出するエンジン吸気温検出センサ95、シ
フトポジションを検出するシフトポジションセンサ9
6、イグニッションスイッチIGの状態を検出するセン
サ97、車速を検出する車速センサ98、自動停止走行
モード(エコランモード)のスイッチセンサ99等であ
る。
【0028】これらのセンサの信号はエコランECU
7、又は、エンジンECU80に入力される。なお、前
述したようにエコランECU7とエンジンECU80は
相互間でこれらのセンサ入力信号を通信できるようにな
っている。
【0029】また、後述するが、エコランECUには、
エンジン冷却水温センサ92、エンジン吸気温センサ9
5、車速センサ99等に基づいて外気温を推定する機能
及びその推定した外気温をメモリに更新する機能(外気
温メモリ)がある。
【0030】なお、本実施形態では外気温を検出する外
気温センサは装備されていない。
【0031】又、本実施形態では、このような構成によ
って所定のエンジン停止条件が成立したときに自動停止
制御を行い、また、所定の再始動条件が成立したときに
はエンジンの再始動をする制御が行われる。
【0032】エンジン1の停止条件は例えば「車速が
零」、「アクセルオフ」、「ブレーキオン」、「シフト
ポジションが被駆動ポジションである」、「外気温が所
定値以上」などがあげられる。また、再始動条件は例え
ばこれらのエンジン停止条件のうちいずれかの条件が未
成立になったときがあげられる。なお、上記条件は一例
であるので、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】このようにエンジンの停止条件の1つとし
て「外気温が所定値以上」を導入したのは、特に低温時
にはバッテリの充電受け入れ性能の低下、バッテリの効
率的な放電特性の悪化、エンジンフリクションの増加な
どにより、エンジン始動性が低下すると考えられるため
である。つまり外気温が所定値より低いときにエンジン
の自動停止制御を中止することでバッテリ上りを防止
し、さらにまた、深放電による寿命低下を防止するため
である。
【0034】この外気温に関する停止条件を満足してい
るか否かを判断するために、本発明に係る外気温の推定
が適用される。
【0035】先ず、本発明に係る外気温の推定の第1の
実施形態について説明する。
【0036】エンジンを停止してから十分に時間が経過
した場合には、エンジン自体は当然に冷える(外気温と
同様の温度となる)。この状態からエンジンをスタート
する行為(コールドスタート)は、一般的には少なくと
も1日1回は発生することと予測できる。そのコールド
スタート時に限ってはエンジン水温Wと吸気温Kがほぼ
同じ値になり、それは、外気温に一致しているといえ
る。
【0037】そのため、本実施形態では、エンジンの冷
却水温Wとエンジンの吸気温Kとの温度差を検出し、該
温度差が所定値以下のときに、吸気温Kに基づいて外気
温Gを推定する(吸気温=外気温とみなす)ようにす
る。又、このときの外気温は、ほぼ吸気温、エンジン水
温と一致するので、予め設定されていた外気温の推定値
をここでリセット(基準点出し)することにも使用でき
る。そして、外気温のメモリ値を更新するようにする。
【0038】このようにすることで、一般に車両に常設
されている吸気温センサ125、エンジンの冷却水温セ
ンサ123を有効に利用することにより外気温を推定す
ることができる。そのため、部品の削減、及び、それに
よる部品コスト削減が実現できる。
【0039】この方法は、発進時に少なくとも1日1回
は外気温Gを測定できるという点でも有益である。
【0040】次に第2の実施形態について説明する。
【0041】第2の実施形態においても、第1の実施形
態と同様に、車両には外気温センサが搭載されていな
い。第2の実施形態ではすでに市販されている車両には
常設されている車速センサ99と、第1の実施形態にお
いても利用したエンジン吸気温センサ125と、から出
力されるそれぞれの検出値を基にして外気温を推定す
る。この方法は、主に走行中において環境が異なってき
たときの外気温検出(の更新)に有益なものである。
【0042】ここで外気温の推定を、図3〜図7の実験
データの結果に基づいて詳細に説明する。
【0043】図3〜図7はそれぞれ横軸に時刻t、縦軸
に車速v、及び温度Temをとり、吸気温K、エンジン冷
却水温W、車速V、外気温Gをそれぞれ示している。
【0044】本実施形態では外気温を推定することがメ
インであるため、その推定が方法の妥当性を説明するた
めに、あえて図3〜図7では外気温の値も載せてある。
【0045】先ず、図3〜図5を説明する。
【0046】図3〜図5はそれぞれの図同士では車速が
異なるが、各図中では車速一定(定速)走行を行ってい
る。固定速度をそれぞれここではV1、V2、V3とす
る(V1<V2<V3)。なお、平均車速は、それぞれ
車速が固定速度となっているため、それぞれV1、V
2、V3となる。図3〜図5でグラフが上下にゆれてい
るのはリアルタイムの生の検出値をとっているためであ
る。
【0047】図3〜図5に示されているグラフ線は、V
a、Vb、Vcは車速、Wa、Wb、Wcはエンジン冷
却水温、Ka、Kb、Kcは吸気温、Ga、Gb、Gc
は外気温を示している。
【0048】なお、図3〜図5は、車速が時刻t1より
若干前に発生しており、エンジン冷却水温Wのグラフか
ら明らかなようにエンジン自体はすでに十分な暖機が完
了している状態のデータである。
【0049】吸気温Ka、Kbは、図3,図4に示され
ているデータでは車速が発生する時刻t1付近で一時的
に上昇している現象があるが、これはまだ車速が十分に
発生していないため、エアの単位時間当りの吸入量が少
ないため、吸気温が(エンジンの熱によって)上昇し易
い環境にあるためである。
【0050】前述したように、図3〜図5では車両は定
速走行をしているため、エンジン冷却水温Wa、Wb、
Wcが急激に上昇したり、低下したりするということは
なく、やがてほぼ一定の値で落ち着く傾向を見せる。
【0051】吸気温Ka、Kb、Kcの推移は、車両の
平均車速V1、V2、V3が異なる場合でも、ある車速
以上の一定車速で連続走行すると、どの吸気温も外気温
に近づき、最終的に外気温と一定の差をもった値のTem
θ1、Temθ2、Temθ3(吸気温の収束温度)となって
落ち着いている。このときの吸気温Kと外気温Gとの間
における一定差をそれぞれH1、H2、H3とする。
【0052】この吸気温Kと外気温Gとの差H1、H
2、H3は、図3〜図5からも明らかなようにその一定
車速V及び外気温Gに依存していることがわかる。即
ち、このことは換言すると、外気温ごとに、車速Vと、
外気温G及び吸気温Kの差Hを、例えば図8(後述)に
示されるようにマップ化しておけば、吸気温Kと車速V
とから外気温Gが求められることを意味する。
【0053】次に、図6、図7に車速が一定ではなく、
ある範囲内で変化する場合における外気温G、車速v、
吸気温K、エンジン冷却水温Wの関係について説明す
る。
【0054】図6は車速をv8〜v10の範囲で、ま
た、図7は車速をv8〜v10の範囲で(意図的に)変
化させており、その平均車速がそれぞれV4、V5のと
きの図である。
【0055】図6、図7におけるグラフ線は、前記同
様、横軸を時刻t、縦軸を車速v、及び温度Temとして
おり、Vd、Veは車速、Wd、Weはエンジン水温、
Kd、Keは吸気温、Gd、Geは外気温をそれぞれ示
している。
【0056】図6、図7は共に、車速が一定の範囲内で
変化しているので、それに影響されて吸気温Kd、Ke
も脈動しながら変化している。これは車速が変化(加速
度が変化)することによりエアの単位時間当りの吸入量
が変化するためと考えられる。しかしながら、吸気温K
d、Keは小さな脈動をしながらも図3〜図5(車両が
一定の速度で走行している場合)と同様に車両が所定の
車速以上で、且つ、所定時間以上走行した場合には吸気
温は外気温Gd、Geに近づき、最終的に外気温と一定
の差H4、H5をもった値のTemθ4、Temθ5(吸気温
の収束温度)となって落ち着いて行っていることがわか
る。
【0057】次に第3の実施形態について説明する。
【0058】図8は横軸に車速、縦軸に温度を表した外
気温を推定するためのグラフ(マップ)である。
【0059】図8において、点A1、点A2、点A3は
それぞれ図3〜図5にて説明した一定車速で走行したと
きの車速、及び吸気温の収束温度を表した点である。ま
た、点B1、点B2はそれぞれ、図6、図7にて説明し
たある範囲で車速が変動したときの平均車速、及び吸気
温の収束温度を表した点である。
【0060】これらの比較より、図3〜図5にて説明し
た車速V1、V2、V3で定速走行した結果得られたデ
ータから作成した吸気温ライン上に、車速を一定範囲内
で変化させた場合での平均車速V5、V4の計測結果が
丁度乗っていることが確認できる。つまり、このことか
ら、車速が所定値以上であれば、たとえ一定車速で走行
していない場合であっても、その平均車速をとることに
より、図3〜図5の論法をそのまま拡張・適用できるこ
とがわかる。
【0061】従って、結局、車速Vが所定値以上で所定
時間以上走行したときにおける平均車速(V1〜V5)
と吸気温Kがわかれば、(必ずしも一定車速でなくて
も)該吸気温Kに基づいて(図8に示すようなマップよ
り)外気温Gを推定できると言える。
【0062】このようにすることで、車両に常設されて
いる吸気温センサ125を有効に利用することにより外
気温を推定することができ、特別に外気温センサを設置
しなくてもよくなり、部品点数の削減、及び、それに伴
う製造コスト削減ができる。
【0063】なお、このように外気温が推定できること
によって、上記実施形態のように、エンジンの自動停止
制御の条件の1つとして考慮できるほか、例えば外気温
が低いときに室内温との差を見ることによりブロワ暖房
性能が低下していると考えられる場合に、ドライバに寒
さを感させてしまうと思われる状況であると判断するこ
とによって、エアコンのより高性能な自動制御に利用す
ることもできる。
【0064】次に上記第1〜第3実施形態に基づく制御
フローを説明する。
【0065】図1において、ステップ200ではエンジ
ンがスタートしてこのルーチンが回り始める。ステップ
210では、エンジン冷却水温Wと吸気温Kの温度差を
検出し、該温度差が所定値a以下か否かを判断する。こ
こで、温度差が所定値a以下であると判断された場合に
は、ステップ220へ進み吸気温Kを外気温Gとみなし
て外気温のメモリ値を更新する。ステップ210にて、
エンジン水温Wと吸気温Kとの温度差が所定値aより大
きいと判断された場合には、ステップ230へ進み前回
の外気温メモリ値を流用するようにする。
【0066】なお、エンジン冷却水温Wと吸気温Kとの
温度差の検出は、どちらの温度が高くても温度差が所定
値a以内の差であればよいので、ここでは(エンジン水
温−エンジン吸気温)の絶対値を取るようにしている。
【0067】ステップ240では、車両が所定の車速以
上で、且つ、所定時間以上走行しているか否かを判断す
る。この条件が成立しない場合にはここのステップでル
ープし、成立した場合には、ステップ250へ進み、吸
気温、該所定時間における平均車速のマップによって外
気温を推定するようにする。そして、外気温メモリ値を
決定する。
【0068】ステップ260では、イグニッションIG
がオフか否かを判断する。イグニッションIGがオフに
なったときには、その時点で決定されている外気温をメ
モリしてこのルーチンを終了する。なお、イグニッショ
ンIGがオンのままであるときには、ステップ240へ
戻り、外気温を推定するモード内をループする。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、特別に外気温センサを
専用に設けることをなくすことができ、部品の削減が実
現、及び、それによる部品コスト削減が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の外気温を推定する実施形態
の制御内容の一例を示すフローチャート
【図2】本発明が適用された車両のエンジン駆動装置の
システム構成及び、エンジンECU、エコランECUへ
の入出力信号の関係を表した図
【図3】固定車速V1のときにおける吸気温、エンジン
冷却水温、外気温を横軸に時間、縦軸に車速及び温度に
沿って示した図
【図4】固定車速V2のときにおける吸気温、エンジン
冷却水温、外気温を横軸に時間、縦軸に車速及び温度に
沿って示した図
【図5】固定車速V3のときにおける吸気温、エンジン
冷却水温、外気温を横軸に時間、縦軸に車速及び温度に
沿って示した図
【図6】車速がある一定の範囲内で変化した(平均車速
V4)ときにおける吸気温、エンジン冷却水温、外気温
を横軸に時間、縦軸に車速及び温度に沿って示した図
【図7】車速がある一定の範囲内で変化した(平均車速
V5)ときにおける吸気温、エンジン冷却水温、外気温
を横軸に時間、縦軸に車速及び温度に沿って示した図
【図8】横軸に車速、縦軸に温度を表した外気温を推定
するためのグラフ(マップ)
【符号の説明】
1…エンジン 2…自動変速機 3…モータジェネレータ 4…インバータ 5…バッテリ 7…エコランECU 19…オイルポンプ 40…エコランスイッチ 80…エンジン制御ECU 85…車速 123…エンジン冷却水温センサ 125…エンジン吸気温センサ G…外気温 W…エンジン冷却水温 K…吸気温

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気温を検出するセンサを持たない車両に
    おける外気温推定装置において、 エンジンの冷却水温を検出する手段と、 エンジンの吸気温を検出する手段と、 前記エンジンの冷却水温と該エンジンの吸気温との温度
    差を検出する手段と、を備え、 該温度差が所定値以下のときに、前記吸気温に基づいて
    外気温を推定することを特徴とする外気温推定装置。
  2. 【請求項2】外気温を検出するセンサを持たない車両に
    おける外気温推定装置において、 エンジンの吸気温を検出する手段と、 車速を検出する手段と、を備え、 前記車両が所定の車速以上で、且つ、所定時間以上走行
    したときにおけるエンジンの吸気温に基づいて外気温を
    推定することを特徴とする車両の外気温推定装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 さらに、前記車両が所定の車速以上で、且つ、所定時間
    以上走行したときにおける平均車速を検出する手段と、 前記エンジンの吸気温と該平均車速とに基づいて外気温
    を推定することを特徴とする車両の外気温推定装置。
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Cited By (6)

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