JP2000291650A - エンコーダ付転がり軸受ユニット - Google Patents

エンコーダ付転がり軸受ユニット

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JP2000291650A
JP2000291650A JP11105283A JP10528399A JP2000291650A JP 2000291650 A JP2000291650 A JP 2000291650A JP 11105283 A JP11105283 A JP 11105283A JP 10528399 A JP10528399 A JP 10528399A JP 2000291650 A JP2000291650 A JP 2000291650A
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cylindrical portion
rotating
rolling bearing
cylindrical
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JP11105283A
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Hideo Ouchi
英男 大内
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向寸法の小型化とセンサ27の出力向上
との両立を図る。 【解決手段】 エンコーダ16は、被検知部38を設け
る為の第一円筒部17と、内輪10に嵌合固定する為の
第二円筒部18との直径を等しくして、これら両円筒部
17、18の軸方向両端縁同士を直接連続させる事によ
り、全体として単一円筒状に形成する。これら第一、第
二両円筒部17、18同士の間に段部を形成する為の円
輪部等を省略した分、上記被検知部38の軸方向寸法を
確保しつつ、上記エンコーダ16全体の軸方向寸法を小
さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るエンコーダ付
転がり軸受ユニットは、例えば自動車用自動変速機を構
成する回転軸を支承すると共にこの回転軸の回転速度を
検出する為に、この自動車用自動変速機に組み込んだ状
態で利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機を構成する回転軸を
ケーシングの内側に回転自在に支持すると共に、この回
転軸の回転速度を検出する為に、エンコーダ付転がり軸
受ユニットが使用される。この様なエンコーダ付転がり
軸受ユニットは、上記ケーシングの内側に上記回転軸を
回転自在に支持する為の転がり軸受と、この転がり軸受
を構成する内輪及び外輪のうち、回転輪である内輪に支
持固定したエンコーダとから成る。
【0003】この様なエンコーダ付転がり軸受ユニット
の使用時には、回転輪である上記内輪を上記回転軸に外
嵌固定すると共に、静止輪である上記外輪を上記ケーシ
ングに内嵌固定する。更に、上記外輪或はケーシング等
の使用時にも回転しない部分に支持したセンサの検知部
を、上記エンコーダの被検知部に対向させる。この状態
で上記回転軸と共に上記エンコーダが回転すると、上記
センサの出力が変化する。このセンサの出力が変化する
周波数は、上記回転軸の回転速度に比例する。従って、
このセンサの周波数を、このセンサから導出したハーネ
スを通じて制御器に入力すれば、上記回転軸の回転速度
を検出できる。そして、この様に検出した回転軸の回転
速度から、上記自動変速機の切り換えのタイミング等を
求める事ができる。
【0004】又、上述の様なエンコーダ付転がり軸受ユ
ニットの具体的構造として特開平4−25613号公報
には、図5に示す様なエンコーダ1を組み込んだものが
記載されている。回転輪である内輪の端部に外嵌支持す
るこのエンコーダ1は、軟鋼板等の磁性金属板にプレス
加工、折り曲げ加工等を施す事により、断面クランク形
で全体を円環状に形成している。即ち、この様なエンコ
ーダ1は、請求項の第一円筒部に相当する大径円筒部2
と、同じく請求項の第二円筒部に相当する小径円筒部3
と、これら両円筒部2、3の端縁同士を連続させる円輪
部4とを備える。又、上記大径円筒部2の軸方向(図5
の左右方向)中間部には、それぞれが除肉部である、軸
方向に長いスリット状の透孔5を多数、円周方向に亙り
等間隔で形成する事により、これら円周方向に隣り合う
透孔5同士の間に、それぞれが充実部である多数の柱部
6を形成している。これにより、上記大径円筒部2の軸
方向中間部に、磁気特性が円周方向に亙り交互に且つ等
間隔に変化する被検知部38を設けている。そして、上
記公報に記載されたエンコーダ付転がり軸受ユニットの
場合、上記小径円筒部3を上記内輪の端部に外嵌固定し
た状態で、上記大径円筒部2をこの内輪(及び外輪)の
端面から軸方向に突出させている。この様な状態で上記
エンコーダを組み付ける理由は、上記大径円筒部2が転
がり軸受を構成する複数の転動体と干渉するのを避ける
為である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
エンコーダ3を組み込んだ従来のエンコーダ付転がり軸
受ユニットの場合には、以下の様な問題点がある。即
ち、自動車用自動変速機を構成するケーシングの内側
等、設置スペースの限られた空間に組み込むエンコーダ
付転がり軸受ユニットの場合には、軸方向に亙る寸法を
小さくしたいとの要望がある一方で、回転速度を検出す
るセンサの出力を大きくしたいとの要望もある。上述の
様なエンコーダ1を組み込んだエンコーダ付転がり軸受
ユニットの場合、軸方向に亙る寸法を小さくする為に
は、内輪(及び外輪)の端面から突出した上記大径円筒
部2の軸方向寸法を小さくする必要がある。一方、上記
センサの出力を大きくする為には、上記大径円筒部2の
軸方向寸法を大きくして、この大径円筒部2に設ける被
検知部5の軸方向寸法を十分に確保する必要がある。こ
の為、上記エンコーダ付転がり軸受ユニットの軸方向寸
法の小型化とセンサの出力向上とを両立させる為には、
上記エンコーダ1の形状を工夫する必要がある。
【0006】そこで、先ず、上記図5に示したエンコー
ダ1の構造に就いて検討すると、このエンコーダ1を構
成する各部のうち、大径円筒部2は被検知部38を設け
る為に、小径円筒部3は内輪(回転輪)に対する十分な
嵌合強度を確保する為に、それぞれ一定の軸方向寸法が
必要である。又、このうちの小径円筒部3の先端部(図
5の左端部)内周面には、先端側に向かう程直径寸法が
大きくなる方向に傾斜した円すい凹面状のテーパ面部1
9(面取り)を形成している。この様なテーパ面部19
は、上記小径円筒部3を上記内輪の端部に圧入する際の
案内面として必要である。この為、上記小径円筒部3の
内端部には、上記テーパ面部19を形成する為に、一定
の軸方向寸法を確保する必要がある。ところが、上記エ
ンコーダ1を構成する各部のうち、円輪部4並びに、こ
の円輪部4の内外両周縁と上記小径、大径両円筒部3、
2の端縁との連続部に存在する折れ曲がり部7、7は、
上記エンコーダ1を断面クランク形に形成した事により
生じた部位であり、このエンコーダ1の機能を確保する
上で必ずしも必要ではない。従って、上記エンコーダ1
として、上記円輪部4及び上記各折れ曲がり部7、7を
省略した形状を採用すれば、これら各部位4、7が存在
する部分の軸方向寸法Lを、エンコーダ付転がり軸受ユ
ニットの軸方向寸法の縮小と、回転速度を検出するセン
サの出力向上とを図る為に利用できる。本発明のエンコ
ーダ付転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑みて
発明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエンコーダ付転
がり軸受ユニットは、静止側周面に静止側軌道を有し、
使用時にも回転しない静止輪と、この静止側周面と対向
する回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する
回転輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転
動自在に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪にこ
の回転輪と同心に支持されたエンコーダとを備える。
又、このエンコーダは、全体を磁性金属板により造られ
て、第一円筒部と、この第一円筒部に設けた被検知部
と、上記回転輪の端部に嵌合固定自在な第二円筒部とを
有するものであり、このうちの被検知部は、上記第一円
筒部の少なくとも一部に複数の除肉部を円周方向に亙り
間欠的に(一般的には等間隔に)形成し、これら円周方
向に隣り合う各除肉部同士の間に充実部を形成する事
で、上記第一円筒部の少なくとも一部の磁気特性を円周
方向に亙り交互に(一般的には等間隔に)変化させたも
のである。又、上記第二円筒部を上記回転輪の端部に嵌
合固定した状態で、上記第一円筒部の少なくとも一部
を、上記回転輪の端面から軸方向に突出させている。特
に、本発明のエンコーダ付転がり軸受ユニットに於いて
は、上記第一円筒部と上記第二円筒部との直径をほぼ等
しくして、これら第一、第二両円筒部の軸方向端縁同士
を直接連続させる事により、上記エンコーダを単一円筒
状に形成している。
【0008】
【作用】上述の様に構成する本発明のエンコーダ付転が
り軸受ユニットの場合、エンコーダは、第一円筒部と第
二円筒部との直径をほぼ等しくして、これら第一、第二
両円筒部の軸方向端縁同士を直接連続させる事により、
このエンコーダを単一円筒状に形成している。即ち、本
発明のエンコーダの場合には、前述の図5に示した従来
構造のエンコーダ1が備えていた様な、円輪部4及び折
れ曲がり部7、7を省略している。この為、これら円輪
部4及び折れ曲がり部7、7を省略した分だけ、被検知
部を設ける第一円筒部の軸方向寸法を大きくしつつ、エ
ンコーダ全体の軸方向寸法を小さくできる。この為、回
転速度を検出するセンサの出力向上と、エンコーダ付転
がり軸受ユニットの軸方向寸法の小型化との、両立を図
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。各種機械装置への組み付け状態
で、ケーシング等の使用時にも回転しない部分に内嵌固
定する静止輪である外輪8の内周面(静止側周面)に
は、静止側軌道である外輪軌道9を形成している。又、
上記各種機械装置への組み付け状態で、回転軸等の使用
時に回転する部分に外嵌固定する回転輪である内輪10
の外周面(回転側周面)には、回転側軌道である内輪軌
道11を形成している。そして、この内輪軌道11と上
記外輪軌道9との間に、それぞれが転動体である複数の
玉12を、転動自在に設けている。
【0010】又、上記各玉12は、合成樹脂製で冠型の
保持器13により、転動自在に保持している。この保持
器13は、円環状のリム部14の軸方向片面(図1の右
面)に複数のポケット15を設けて成る。上記各玉12
は、これら各ポケット15内に、これら各ポケット15
の開口部を弾性的に押し広げつつ挿入し、挿入した状態
でこれら各ポケット15内に転動自在に保持される。図
示の例の場合、転がり軸受ユニットへの装着状態で、上
記保持器13のリム部14は、次述する回転速度検出装
置と反対側に位置させて、この回転速度検出装置との干
渉を防止している。
【0011】又、上記内輪10の一端部(図1の右端
部)外周面には、回転速度検出装置を構成するエンコー
ダ16を支持固定している。このエンコーダ16は、軟
鋼板等の磁性金属板により、全体を単一円筒状に形成し
ている。又、この様なエンコーダ16の一端寄り部分
(図1の右端寄り部分)には、それぞれが除肉部であ
る、軸方向に長いスリット状の透孔5を多数、円周方向
に亙り等間隔で形成する事により、これら円周方向に隣
り合う透孔5同士の間に、それぞれが充実部である多数
の柱部6を形成している。これにより、上記エンコーダ
16の一端寄り部に、磁気特性が円周方向に亙り交互に
且つ等間隔に変化する被検知部38を設けている。即
ち、本例の場合、上記エンコーダ16のうち、上記被検
知部38を形成した部分を含む一端側部分を第一円筒部
17とし、上記被検知部38を形成した部分よりも他端
側(図1の左端側)の部分を、上記内輪10の一端部に
外嵌固定自在な第二円筒部18としている。又、上記第
二円筒部18の他端部内周面には、他端縁側に向かう程
直径寸法が大きくなる方向に傾斜する、円すい凹面状の
テーパ面部19を形成している。この様なテーパ面部1
9は、次述する様に上記第二円筒部18を上記内輪10
の一端部に圧入する際の案内面として機能する。この
為、上記テーパ面部19の開口端縁の直径は、上記内輪
10の一端部外周面の直径よりも大きくしている。
【0012】上述の様なエンコーダ16を上記内輪10
の一端部に外嵌固定する際には、上記第二円筒部18を
上記内輪10の一端部外周面に、上記テーパ面部19に
より案内しつつ圧入する。この様な圧入作業は、上記第
一円筒部17の一端縁に押し当てた圧入治具の押圧力に
基づいて行なう。尚、この様な圧入治具による圧入作業
の際、この圧入治具の押圧力により上記エンコーダ16
が変形しない様に、このエンコーダ16の各部の寸法を
規制しておく。
【0013】一方、上記外輪8の一端部(図1の右端
部)内周面には、センサキャリア20の基端部(図1〜
2の左端部)を内嵌固定している。このセンサキャリア
20は、SPCCの如き軟鋼板等の磁性金属板製のカバ
ー21と、このカバー21の内側に保持された合成樹脂
製の保持部材22とから成る。このうちのカバー21
は、断面クランク形で全体を円環状に形成したもので、
軸方向中間部に形成した円輪状の突き当て板部23の内
周縁部に嵌合筒部24を、外周縁部に保持部25を、そ
れぞれ形成している。そして、このうちの嵌合筒部24
を、上記外輪8の一端部内周面に締り嵌めで内嵌すると
共に、上記突き当て板部23を上記外輪8の一端面に突
き当てた状態で、上記カバー21を上記外輪8に結合固
定している。尚、この様なカバー21は、次述するセン
サ27を支持する役割の他、上記エンコーダ16を保護
する役割を有する。
【0014】又、上記保持部25は、断面L字形で全体
を円環状に形成している。そして、この保持部25の円
周方向の一部内側に、合成樹脂製の保持部材22を保持
固定している。尚、図示の例では、上記突き当て板部2
3に複数(図示の例では3個)の透孔26、26を設け
ると共に、これら各透孔26、26内に上記保持部材2
2を構成する合成樹脂の一部を進入させて、この保持部
材22と上記カバー21との結合強度を確保している。
又、上記保持部材22の内側には、センサ27を包埋支
持している。このセンサ27の構造は、磁束の変化に対
応して出力を変化させるものであれば特に問わないが、
図示の例では、アクティブ型のものを使用している。即
ち、上記センサ27を、ホール素子、磁気抵抗素子等の
磁気検出素子と波形整形回路とから成るパッケージ28
と、上記磁気検出素子に流れる磁束を供給する、希土類
により直方体状に形成した永久磁石29とを組み合わせ
る事により構成している。尚、上記カバー21を構成す
る保持部25の円周方向の一部で、上記センサ27の近
傍部分には、この保持部25の先端側(図1〜2の右端
側)に開口する切り欠き30を設けている。そして、こ
の切り欠き30を通じて、上記センサ27の検出信号を
取り出す為の、図示しないハーネスを導出自在としてい
る。
【0015】又、上述の様なセンサ27を支持したセン
サキャリア20を上記外輪8の一端部に支持固定した状
態で、上記センサ27の検知部は、上記エンコーダ16
の被検知部38とラジアル方向に亙る微小隙間を介して
対向する。更に、この状態で、上記カバー21を構成す
る保持部25の先端縁が、上記エンコーダ16の一端縁
よりも軸方向にδだけ突出する様に、各部の寸法を規制
している。この理由は、上記センサキャリア20と上記
エンコーダ16とを下に向けた状態で、本例のエンコー
ダ付転がり軸受ユニットを平面状の台等の上に置いた場
合に、上記エンコーダ16の一端縁がこの台等の上面と
接触して破損するのを防止する為である。尚、上記δの
値を大きくし過ぎると、転がり軸受ユニット全体の軸方
向寸法が嵩んだり、或は上記エンコーダ16の被検知部
38の軸方向寸法が小さくなって上記センサ27の出力
が低下する為、上記δの値は無闇に大きくできない。従
って、転がり軸受ユニットを構成する各部材の加工精
度、及びこの転がり軸受ユニットのアキシャル隙間等を
考慮して、アキシャル隙間分だけこの転がり軸受ユニッ
トを構成する内輪10と外輪8とを相対変位させても、
上記δが、絶えず0[mm]<δ<0.6[mm]の範囲に
収まる様に規制すれば、極端な寸法精度維持によるコス
ト上昇を抑えつつ、上記エンコーダ16の破損防止を図
る上からは好ましい。
【0016】上述の様なエンコーダ付転がり軸受ユニッ
トの使用時には、上記外輪8をケーシング等の固定部分
に内嵌固定すると共に、前記内輪10を回転軸等の回転
部分に外嵌固定する。尚、図示の例では、上記外輪8の
他端面(図1の左端面)に設けた保持孔31に、スプリ
ングピン32の基半部を挿入保持している。上述の様に
外輪8をケーシング等の固定部分に内嵌固定する際に
は、上記スプリングピン32の先半部を、上記固定部分
の一部に形成した別の保持孔若しくは切り欠き等に係合
させ、静止輪である上記外輪8のクリープ防止を図り、
クリープに基づき前記ハーネスが断線する事を防止す
る。この様に、本例のエンコーダ付転がり軸受ユニット
を組み付けた状態で、上記回転軸等の回転部分が回転す
ると、前記センサ27の検知部の近傍を、前記エンコー
ダ16の第一円筒部17に形成した透孔5と、円周方向
に隣り合う透孔5同士の間に存在する柱部とが交互に通
過する。この結果、上記センサ27内を流れる磁束の密
度が変化し、このセンサ27の出力が変化する。この様
にしてセンサ27の出力が変化する周波数は、上記回転
部分の回転数に比例する。従って、上記センサ27の出
力を上記ハーネスを通じて図示しない制御器に送れば、
上記回転部分の回転速度を検出できる。
【0017】上述の様に構成し作用する本例の場合、エ
ンコーダ16は、被検知部38を設ける部分である第一
円筒部17と、回転輪である内輪10に嵌合固定する為
の第二円筒部18との直径を互いに等しくして、これら
両円筒部17、18の軸方向端縁同士を直接連続させて
いる。即ち、本例のエンコーダ16の場合には、前述の
図5に示した従来構造のエンコーダ1が備えていた様
な、円輪部4及び折れ曲がり部7、7を省略している。
この為、これら円輪部4及び折れ曲がり部7、7を省略
した分だけ、上記被検知部38を設ける上記第一円筒部
17の軸方向寸法を確保しつつ、上記エンコーダ16全
体の軸方向寸法を小さくできる。この為、上記センサ2
7の出力向上と、エンコーダ付転がり軸受ユニットの軸
方向寸法の小型化との両立を図れる。
【0018】次に、図3は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合、センサキャリア20を構
成するカバー21の嵌合筒部24を、外輪8の一端部内
周面に形成した大径段部33に内嵌固定している。一
方、エンコーダ16aを構成する第一円筒部17には、
それぞれが除肉部である、この第一円筒部17の一端縁
(図3の右端縁)側に開口する軸方向に長い切り欠き3
4を多数、円周方向に亙り等間隔に形成し、これら円周
方向に隣り合う切り欠き34同士の間に、それぞれが充
実部である多数の舌片35を形成している。これによ
り、上記第一円筒部17に、磁気特性が円周方向に亙り
交互に且つ等間隔に変化する被検知部38aを設けてい
る。尚、本例の場合、上記被検知部38aを構成する多
数の除肉部として、それぞれが上記第一円筒部17の一
端縁に開口する切り欠き34を採用した為、上述した第
1例で各透孔5の軸方向長さを大きくしたのと同様の効
果、即ち、被検知部38aの軸方向寸法を大きくしてセ
ンサ27の出力を向上できる効果が得られる。この様な
被検知部38aを有するエンコーダ16aを組み込んだ
エンコーダ付転がり軸受ユニットの場合も、上述した第
1例の場合と同様の作用に基づき、回転軸等の回転部分
の回転速度を検出できる。
【0019】又、本例の場合には、エンコーダの先端縁
から、円周方向に連続するリム部をなくし、上記第一円
筒部17の一端縁に開口する多数の切り欠き34を形成
した事に伴い、上記各舌片35を形成した部分の軸方向
に亙る剛性が低くなり、上記エンコーダ16aを内輪1
0に圧入する荷重に耐えられなくなっている。この為、
上記エンコーダ16aを構成する第二円筒部18の他端
縁(図3の左端縁)に、圧入治具を押し当てる為の外向
フランジ状の鍔部36を形成している。更に、本例の場
合、この様な鍔部36を形成した事に伴い、上記第二円
筒部18を上記内輪10の一端部外周面に形成した小径
段部37に外嵌固定し、上記鍔部36が複数の玉12の
転動面と干渉するのを防止している。その他の構成及び
作用は、上述した第1例の場合と同様である。
【0020】次に、図4は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合、センサキャリア20を構
成する合成樹脂製の保持部材22の一端部(図4の右端
部)内周面に、内向フランジ状の覆い部39を形成し、
この覆い部39をエンコーダ16aの一端縁に対向させ
る事により、このエンコーダ16aの一端縁を保護して
いる。尚、本例の場合も、上記エンコーダ16aの先端
縁と上記覆い部37との間隔δを、前述した第1例の寸
法δと同様に、大きくなり過ぎない様に規制している。
その他の構成及び作用は、上述した第2例の場合と同様
である。
【0021】尚、上述した各例では、何れも回転輪が内
輪である場合に就いて述べたが、本発明は、回転輪が外
輪であるエンコーダ付転がり軸受ユニットにも適用でき
る事は言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明のエンコーダ付転がり軸受ユニッ
トは、以上に述べた通り構成され作用する為、回転速度
を検出するセンサの出力向上と転がり軸受ユニット全体
の小型化との両立を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、部分断面
図。
【図2】センサキャリアを構成するカバーの斜視図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す、部分断面
図。
【図4】同第3例を示す、部分断面図。
【図5】従来構造に組み込むエンコーダの1例を示す部
分断面図。
【符号の説明】
1 エンコーダ 2 大径円筒部 3 小径円筒部 4 円輪部 5 透孔 6 柱部 7 折れ曲がり部 8 外輪 9 外輪軌道 10 内輪 11 内輪軌道 12 玉 13 保持器 14 リム部 15 ポケット 16、16a エンコーダ 17 第一円筒部 18 第二円筒部 19 テーパ面部 20 センサキャリア 21 カバー 22 保持部材 23 突き当て板部 24 嵌合筒部 25 保持部 26 透孔 27 センサ 28 パッケージ 29 永久磁石 30 切り欠き 31 保持孔 32 スプリングピン 33 大径段部 34 切り欠き 35 舌片 36 鍔部 37 小径段部 38、38a 被検知部 39 覆い部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01D 5/245 G01D 5/245 H R G01P 3/488 G01P 3/488 F C D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止側周面に静止側軌道を有し、使用時
    にも回転しない静止輪と、この静止側周面と対向する回
    転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転輪
    と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在
    に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪にこの回転
    輪と同心に支持されたエンコーダとを備え、このエンコ
    ーダは、全体を磁性金属板により造られて、第一円筒部
    と、この第一円筒部に設けた被検知部と、上記回転輪の
    端部に嵌合固定自在な第二円筒部とを有するものであ
    り、このうちの被検知部は、上記第一円筒部の少なくと
    も一部に複数の除肉部を円周方向に亙り間欠的に形成
    し、これら円周方向に隣り合う各除肉部同士の間に充実
    部を形成する事で、上記第一円筒部の少なくとも一部の
    磁気特性を円周方向に亙り交互に変化させたものであ
    り、上記第二円筒部を上記回転輪の端部に嵌合固定した
    状態で、上記第一円筒部の少なくとも一部を上記回転輪
    の端面から軸方向に突出させているエンコーダ付転がり
    軸受ユニットに於いて、上記第一円筒部と上記第二円筒
    部との直径をほぼ等しくして、これら第一、第二両円筒
    部の軸方向端縁同士を直接連続させる事により、上記エ
    ンコーダを単一円筒状に形成した事を特徴とするエンコ
    ーダ付転がり軸受ユニット。
JP11105283A 1999-04-13 1999-04-13 エンコーダ付転がり軸受ユニット Pending JP2000291650A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100436847C (zh) * 2001-11-22 2008-11-26 日本精工株式会社 带传感器的滚动轴承
EP2913679A3 (en) * 2002-10-28 2015-12-09 NSK Ltd. Bearing apparatus with sensor and rolling bearing with sensor

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