JP2000291840A - 複合高圧管 - Google Patents
複合高圧管Info
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- JP2000291840A JP2000291840A JP9545299A JP9545299A JP2000291840A JP 2000291840 A JP2000291840 A JP 2000291840A JP 9545299 A JP9545299 A JP 9545299A JP 9545299 A JP9545299 A JP 9545299A JP 2000291840 A JP2000291840 A JP 2000291840A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 均一で高い耐内圧強度を有し、リサイクル性
に優れた複合高圧管を提供する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニル樹脂を前流2軸押出機11
に供給し、その先端の押出金型12および冷却金型13を用
いて、同樹脂を内層管に賦形した。次いで、延伸ポリ塩
化ビニル樹脂補強層用シートを所要幅にスリットしてな
る2本の補強層用テープを、スパイラルワインダー14を
用いて、管の長手方向に対してそれぞれ±60度となる
ように交互に巻回した。次いで、このテープ巻回樹脂管
を押出被覆金型15を通過させつつ、この上に後流異方向
2軸押出機16より押し出した熱可塑性塑性樹脂を外層と
して被覆した後、冷却水槽17で冷却した。長手方向に対
して対称な角度で1層ずつ補強層シートが巻回された複
合高圧管が得られた。
に優れた複合高圧管を提供する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニル樹脂を前流2軸押出機11
に供給し、その先端の押出金型12および冷却金型13を用
いて、同樹脂を内層管に賦形した。次いで、延伸ポリ塩
化ビニル樹脂補強層用シートを所要幅にスリットしてな
る2本の補強層用テープを、スパイラルワインダー14を
用いて、管の長手方向に対してそれぞれ±60度となる
ように交互に巻回した。次いで、このテープ巻回樹脂管
を押出被覆金型15を通過させつつ、この上に後流異方向
2軸押出機16より押し出した熱可塑性塑性樹脂を外層と
して被覆した後、冷却水槽17で冷却した。長手方向に対
して対称な角度で1層ずつ補強層シートが巻回された複
合高圧管が得られた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高内圧強度が要求
される高圧パイプやホースなどに用いられる複合高圧管
に関する。
される高圧パイプやホースなどに用いられる複合高圧管
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水やガスといった媒体を輸送する
ためのライニング管には、鋼管もしくは硬質ポリ塩化ビ
ニル管やポリエチレン管といった樹脂管が用いられてき
た。鋼管は高内圧強度や優れた耐クリープ性を有する
が、耐震性に乏しい、錆の発生や腐食といった欠点を有
している。このため、最近では硬質ポリ塩化ビニル管や
ポリエチレン管などの合成樹脂管が用いられることが多
い。
ためのライニング管には、鋼管もしくは硬質ポリ塩化ビ
ニル管やポリエチレン管といった樹脂管が用いられてき
た。鋼管は高内圧強度や優れた耐クリープ性を有する
が、耐震性に乏しい、錆の発生や腐食といった欠点を有
している。このため、最近では硬質ポリ塩化ビニル管や
ポリエチレン管などの合成樹脂管が用いられることが多
い。
【0003】その一例として、特開平10−22598
8号公報には、結晶性熱可塑性樹脂からなる中空加工物
をダイとフォーマーの間からクランプで引っ張って軸方
向および周方向に延伸成形することで管状体を製造する
に当たり、該フォーマーとして断面の曲率半径が0.5
mm以上の複数の凸部を周側面に設けたものを用いる樹
脂管状体の製造方法が提案されている。
8号公報には、結晶性熱可塑性樹脂からなる中空加工物
をダイとフォーマーの間からクランプで引っ張って軸方
向および周方向に延伸成形することで管状体を製造する
に当たり、該フォーマーとして断面の曲率半径が0.5
mm以上の複数の凸部を周側面に設けたものを用いる樹
脂管状体の製造方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら合成樹脂
管は、非常に優れた耐震性や耐衝撃性を有するものの、
内圧強度が小さい、耐クリープ性が乏しいといった欠点
を有しているため、高圧下での使用は困難である。
管は、非常に優れた耐震性や耐衝撃性を有するものの、
内圧強度が小さい、耐クリープ性が乏しいといった欠点
を有しているため、高圧下での使用は困難である。
【0005】本発明の目的としては、上記従来技術の欠
点を解消することにあり、媒体を通過させる内層と、内
圧に対して優れた強度を有する補強層とから構成される
複合高圧管を提供することにある。
点を解消することにあり、媒体を通過させる内層と、内
圧に対して優れた強度を有する補強層とから構成される
複合高圧管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の複合高圧管は、合成樹脂からなる内
層と、内層に巻回された延伸熱可塑性樹脂シートからな
る補強層とから構成され、補強層の巻回方向が管の長手
方向に対して所要角度をなすことを特徴とするものであ
る。
め、請求項1記載の複合高圧管は、合成樹脂からなる内
層と、内層に巻回された延伸熱可塑性樹脂シートからな
る補強層とから構成され、補強層の巻回方向が管の長手
方向に対して所要角度をなすことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2記載の複合高圧管は、合成樹脂か
らなる内層および外層と、内外層間にて内層に巻回され
た延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成さ
れ、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角度
をなすことを特徴とするものである。
らなる内層および外層と、内外層間にて内層に巻回され
た延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成さ
れ、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角度
をなすことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の複合高圧管は、請求項1ま
たは2記載の複合高圧管において、延伸熱可塑性樹脂が
結晶性樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂からなることを
特徴とするものである。
たは2記載の複合高圧管において、延伸熱可塑性樹脂が
結晶性樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂からなることを
特徴とするものである。
【0009】本発明で用いられる延伸熱可塑性樹脂シー
トとは、少なくとも管の長手方向に延伸された熱可塑性
樹脂を主成分とする材料から構成されるシートを指す。
トとは、少なくとも管の長手方向に延伸された熱可塑性
樹脂を主成分とする材料から構成されるシートを指す。
【0010】上記熱可塑性樹脂は、特に限定されるもの
ではないが、例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リビニルアルコール、低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピ
レン、プロピレンランダム共重合体、プロピレンブロッ
ク共重合体、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)等が挙
げられる。これらの熱可塑性樹脂のうち、延伸を行うこ
とにより特に引張物性の向上する、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリビニルア
ルコール、ポリオレフィン系樹脂などの結晶性樹脂を用
いることが好ましい。その中でも、延伸後の弾性率が高
い、ポリエチレン、就中、結晶性の高い高密度ポリエチ
レンが好適に用いられる。
ではないが、例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リビニルアルコール、低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピ
レン、プロピレンランダム共重合体、プロピレンブロッ
ク共重合体、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)等が挙
げられる。これらの熱可塑性樹脂のうち、延伸を行うこ
とにより特に引張物性の向上する、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリビニルア
ルコール、ポリオレフィン系樹脂などの結晶性樹脂を用
いることが好ましい。その中でも、延伸後の弾性率が高
い、ポリエチレン、就中、結晶性の高い高密度ポリエチ
レンが好適に用いられる。
【0011】熱可塑性樹脂には、必要に応じて結晶核
剤、架橋剤、架橋助剤、滑剤、充填剤、顔料、異種の熱
可塑性樹脂等が配合されてもよい。
剤、架橋剤、架橋助剤、滑剤、充填剤、顔料、異種の熱
可塑性樹脂等が配合されてもよい。
【0012】結晶核剤は、特に結晶性樹脂を用いる場
合、結晶化度を向上させる目的で添加されるものであっ
て、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン等が挙げられ
る。
合、結晶化度を向上させる目的で添加されるものであっ
て、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン等が挙げられ
る。
【0013】架橋剤、架橋助剤は、上記熱可塑性樹脂の
うち、特にポリオレフィン系樹脂を使用する場合におい
て、ポリオレフィン系樹脂の分子鎖を部分的に架橋し、
延伸熱可塑性樹脂系樹脂シートの耐熱性やクリープ性能
等を向上させる目的で添加されるものであって、その架
橋剤としては、例えば、ベンゾフェノン、チオキサント
ン、アセトフェノン等の光重合開始剤が挙げられ、架橋
助剤としてトリアリルシアヌレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、ジアリルフタレート等の多官
能性モノマーが挙げられる。
うち、特にポリオレフィン系樹脂を使用する場合におい
て、ポリオレフィン系樹脂の分子鎖を部分的に架橋し、
延伸熱可塑性樹脂系樹脂シートの耐熱性やクリープ性能
等を向上させる目的で添加されるものであって、その架
橋剤としては、例えば、ベンゾフェノン、チオキサント
ン、アセトフェノン等の光重合開始剤が挙げられ、架橋
助剤としてトリアリルシアヌレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、ジアリルフタレート等の多官
能性モノマーが挙げられる。
【0014】上記架橋剤の使用に替えて、電子線照射や
紫外線照射による架橋手段を採用してもよい。
紫外線照射による架橋手段を採用してもよい。
【0015】電子線照射や紫外線照射による架橋手段に
は、ポリオレフィン系樹脂に上記架橋剤や架橋助剤等を
添加し、好ましくは1〜20Mrad、より好ましくは
3〜10Mradの電子線、もしくは、好ましくは50
〜800mW/cm2 、より好ましくは100〜500
mW/cm2 の紫外線を照射するという方法が挙げられ
る。このような架橋工程は、後述する延伸工程と同時
に、もしくは、延伸工程に引き続いて行えばよい。
は、ポリオレフィン系樹脂に上記架橋剤や架橋助剤等を
添加し、好ましくは1〜20Mrad、より好ましくは
3〜10Mradの電子線、もしくは、好ましくは50
〜800mW/cm2 、より好ましくは100〜500
mW/cm2 の紫外線を照射するという方法が挙げられ
る。このような架橋工程は、後述する延伸工程と同時
に、もしくは、延伸工程に引き続いて行えばよい。
【0016】上記方法によって架橋を行うことにより、
延伸ポリオレフィン系樹脂シートのクリープ性能が向上
し、複合高圧管を使用する際の内圧に対するクリープ性
能が向上するので、特に内層用樹脂にクリープ性能の低
いポリオレフィン系樹脂を使用する場合は、延伸ポリオ
レフィン系樹脂シートは架橋されていることが好まし
い。
延伸ポリオレフィン系樹脂シートのクリープ性能が向上
し、複合高圧管を使用する際の内圧に対するクリープ性
能が向上するので、特に内層用樹脂にクリープ性能の低
いポリオレフィン系樹脂を使用する場合は、延伸ポリオ
レフィン系樹脂シートは架橋されていることが好まし
い。
【0017】延伸熱可塑性樹脂シートは、シート状に加
工された熱可塑性樹脂シートを延伸して得られる。この
熱可塑性樹脂シートの作製手段は、特に限定されるもの
ではないが、例えば、Tダイ法による押出成形、カレン
ダー法によるロール成形等が挙げられる。
工された熱可塑性樹脂シートを延伸して得られる。この
熱可塑性樹脂シートの作製手段は、特に限定されるもの
ではないが、例えば、Tダイ法による押出成形、カレン
ダー法によるロール成形等が挙げられる。
【0018】また、熱可塑性樹脂シートを連続的に延伸
する手段は、特に限定されるものではないが、例えば、
加熱された熱可塑性樹脂シートを、速度の異なるロール
間で延伸する方法、互いに異なる方向に回転するロール
間に加熱された熱可塑性樹脂シートを挟み込み、厚さを
減少させながら管の長手方向に伸長させる、いわゆる圧
延方法等が挙げられる。これらの方法は、一つの方法の
単一回のみで実施されてもよいが、2回以上段階的に繰
り返して実施されてもよい。また、上記延伸工程を2回
以上実施する場合、複数の延伸方法の組合せで実施され
てもよい。特に、比較的厚い熱可塑性樹脂シートを延伸
する場合には、一旦、上記圧延を行った後、延伸を行う
ことが好ましい。
する手段は、特に限定されるものではないが、例えば、
加熱された熱可塑性樹脂シートを、速度の異なるロール
間で延伸する方法、互いに異なる方向に回転するロール
間に加熱された熱可塑性樹脂シートを挟み込み、厚さを
減少させながら管の長手方向に伸長させる、いわゆる圧
延方法等が挙げられる。これらの方法は、一つの方法の
単一回のみで実施されてもよいが、2回以上段階的に繰
り返して実施されてもよい。また、上記延伸工程を2回
以上実施する場合、複数の延伸方法の組合せで実施され
てもよい。特に、比較的厚い熱可塑性樹脂シートを延伸
する場合には、一旦、上記圧延を行った後、延伸を行う
ことが好ましい。
【0019】延伸前の熱可塑性樹脂シート(延伸原反)
の厚さは、得られる複合高圧管の用途や延伸倍率等によ
って決定されるものであって、特に限定されるものでは
ないが、好ましくは0.5〜15mm程度である。シー
トの厚さが0.5mm未満では、延伸熱可塑性樹脂シー
トの厚さが薄くなり過ぎるため、次工程の積層作業など
における取扱性が低下して作業が行い難くなり、15m
mを超えると、延伸負荷が大きくなり過ぎるため、延伸
装置が不必要に大きくなるだけでなく、延伸作業が難し
くなるおそれがある。このような延伸原反から得られる
延伸熱可塑性樹脂シートの厚さは、50〜1000μm
程度となる。
の厚さは、得られる複合高圧管の用途や延伸倍率等によ
って決定されるものであって、特に限定されるものでは
ないが、好ましくは0.5〜15mm程度である。シー
トの厚さが0.5mm未満では、延伸熱可塑性樹脂シー
トの厚さが薄くなり過ぎるため、次工程の積層作業など
における取扱性が低下して作業が行い難くなり、15m
mを超えると、延伸負荷が大きくなり過ぎるため、延伸
装置が不必要に大きくなるだけでなく、延伸作業が難し
くなるおそれがある。このような延伸原反から得られる
延伸熱可塑性樹脂シートの厚さは、50〜1000μm
程度となる。
【0020】延伸熱可塑性樹脂シートの幅は、複合高圧
管の口径、巻回角度、後述の巻回方法によって適宜選択
されるものであって、特に限定されるものではない。比
較的幅の狭い延伸熱可塑性樹脂シートを用いる場合は、
幅広のシートを所要幅にスリットして用いればよい。
管の口径、巻回角度、後述の巻回方法によって適宜選択
されるものであって、特に限定されるものではない。比
較的幅の狭い延伸熱可塑性樹脂シートを用いる場合は、
幅広のシートを所要幅にスリットして用いればよい。
【0021】延伸熱可塑性樹脂シートの延伸倍率は、用
いられる結晶性熱可塑性樹脂の性状によって必要延伸倍
率が決定されるものであり、特に限定されるものではな
いが、好ましくはその長手方向に10倍以上、より好ま
しくは20倍以上延伸されているものがよい。延伸熱可
塑性樹脂シートの長手方向の延伸倍率が10倍未満であ
ると、必要強度や弾性率が得られ難くなるおそれがあ
る。また、幅方向の延伸を行うと、長手方向の延伸が抑
制され、長手方向に10倍以上延伸することが難しくな
るおそれがある。
いられる結晶性熱可塑性樹脂の性状によって必要延伸倍
率が決定されるものであり、特に限定されるものではな
いが、好ましくはその長手方向に10倍以上、より好ま
しくは20倍以上延伸されているものがよい。延伸熱可
塑性樹脂シートの長手方向の延伸倍率が10倍未満であ
ると、必要強度や弾性率が得られ難くなるおそれがあ
る。また、幅方向の延伸を行うと、長手方向の延伸が抑
制され、長手方向に10倍以上延伸することが難しくな
るおそれがある。
【0022】本発明の複合高圧管において、内層は、輸
送媒体を通過させるためのものである。従って、内層に
用いられる合成樹脂の種類は、輸送媒体の種類によって
適宜選択され、例えば、延伸熱可塑性樹脂シートに用い
られるものと同様の熱可塑性樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、各種ゴム、熱可塑性エラストマーなどが挙げ
られるが、特に制限されるものではない。また、内層の
肉厚についても、輸送媒体の種類や、使用内圧もしくは
用途によって適宜選択される。
送媒体を通過させるためのものである。従って、内層に
用いられる合成樹脂の種類は、輸送媒体の種類によって
適宜選択され、例えば、延伸熱可塑性樹脂シートに用い
られるものと同様の熱可塑性樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、各種ゴム、熱可塑性エラストマーなどが挙げ
られるが、特に制限されるものではない。また、内層の
肉厚についても、輸送媒体の種類や、使用内圧もしくは
用途によって適宜選択される。
【0023】本発明の複合高圧管には、内層および延伸
熱可塑性樹脂シートを外力から保護するために、外層が
設けられていてもよい。外層に用いられる樹脂は、用
途、使用状況などによって適宜選択され、内層と同様の
合成樹脂が使用可能であるほか、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂等も使用できる。外層の肉厚も、内層と同
様、用途、使用状況などによって適宜選択される。
熱可塑性樹脂シートを外力から保護するために、外層が
設けられていてもよい。外層に用いられる樹脂は、用
途、使用状況などによって適宜選択され、内層と同様の
合成樹脂が使用可能であるほか、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂等も使用できる。外層の肉厚も、内層と同
様、用途、使用状況などによって適宜選択される。
【0024】内層に用いる合成樹脂と外層に用いる合成
樹脂は同じものであってもよいし、異なるものでもよ
い。また、内層および外層に用いられる合成樹脂と、延
伸熱可塑性樹脂シートとは、何らかの接着手段によって
固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい
が、複合高圧管に内圧もしくは外力が負荷された際に、
複合高圧管の変形を小として高内圧強度が得られるよう
にするためには、内層および外層に用いられる合成樹脂
は、延伸熱可塑性樹脂シートと接着性を有するものであ
ることが好ましい。
樹脂は同じものであってもよいし、異なるものでもよ
い。また、内層および外層に用いられる合成樹脂と、延
伸熱可塑性樹脂シートとは、何らかの接着手段によって
固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい
が、複合高圧管に内圧もしくは外力が負荷された際に、
複合高圧管の変形を小として高内圧強度が得られるよう
にするためには、内層および外層に用いられる合成樹脂
は、延伸熱可塑性樹脂シートと接着性を有するものであ
ることが好ましい。
【0025】また、継ぎ手部分などで管端に輸送媒体の
内圧が付与される場合と同様に、内層および外層に用い
られる合成樹脂は、延伸熱可塑性樹脂シートと接着性を
有するものであることが好ましい。
内圧が付与される場合と同様に、内層および外層に用い
られる合成樹脂は、延伸熱可塑性樹脂シートと接着性を
有するものであることが好ましい。
【0026】延伸熱可塑性樹脂シートは、必要に応じ
て、その接着性を向上する目的で、物理的もしくは化学
的手段による表面処理が施されてもよい。その表面処理
には、例えば、サンドブラスト等のエンボス手段や表面
部分の局所的加熱手段によって、延伸熱可塑性樹脂シー
ト表面に微細な凹凸を形成する物理的な表面処理法が、
作業の容易性等の理由で好適に用いられる。
て、その接着性を向上する目的で、物理的もしくは化学
的手段による表面処理が施されてもよい。その表面処理
には、例えば、サンドブラスト等のエンボス手段や表面
部分の局所的加熱手段によって、延伸熱可塑性樹脂シー
ト表面に微細な凹凸を形成する物理的な表面処理法が、
作業の容易性等の理由で好適に用いられる。
【0027】本発明の複合高圧管には、本発明の効果を
損なわない範囲で、他の構成要素をも付加してもよい。
損なわない範囲で、他の構成要素をも付加してもよい。
【0028】例えば、本発明の複合高圧管において、対
称な角度に積層される2層の延伸熱可塑性樹脂シートの
間に、合成樹脂からなる層が設けられていてもよい。
称な角度に積層される2層の延伸熱可塑性樹脂シートの
間に、合成樹脂からなる層が設けられていてもよい。
【0029】また、内層および外層は各々種類の異なる
合成樹脂にて2層以上設けられてもよいし、補強層も2
層以上設けられていてもよい。さらには、補強層を2層
以上積層する場合、管の長手方向に対する巻回方向は互
いに異なっていてもよい。
合成樹脂にて2層以上設けられてもよいし、補強層も2
層以上設けられていてもよい。さらには、補強層を2層
以上積層する場合、管の長手方向に対する巻回方向は互
いに異なっていてもよい。
【0030】本発明の複合高圧管は、延伸熱可塑性樹脂
シートを管の長手方向に対して所定の角度だけ傾けて積
層状に巻回することにより、特に周方向を強化し、内圧
が外力に対して高強度を発現することを主効果とするも
のである。内圧や外力に対する強度を大きくするために
は、延伸熱可塑性樹脂シートの巻回角度(傾き角)は、
複合高圧管の長手方向に対し30〜90度の範囲である
ことが好ましく、45〜70度の範囲であることが更に
好ましい。
シートを管の長手方向に対して所定の角度だけ傾けて積
層状に巻回することにより、特に周方向を強化し、内圧
が外力に対して高強度を発現することを主効果とするも
のである。内圧や外力に対する強度を大きくするために
は、延伸熱可塑性樹脂シートの巻回角度(傾き角)は、
複合高圧管の長手方向に対し30〜90度の範囲である
ことが好ましく、45〜70度の範囲であることが更に
好ましい。
【0031】なお、延伸熱可塑性樹脂シートの積層角度
は、適宜選択されるものであるが、延伸熱可塑性樹脂シ
ートを隙間なく積層する場合には、複合高圧管の断面形
状に対するシート幅によって角度が決定されるため、注
意が必要である。また、延伸熱可塑性樹脂シートは、隙
間なく積層されていることが好ましいが、若干の隙間が
ある状態で積層されていてもよい。
は、適宜選択されるものであるが、延伸熱可塑性樹脂シ
ートを隙間なく積層する場合には、複合高圧管の断面形
状に対するシート幅によって角度が決定されるため、注
意が必要である。また、延伸熱可塑性樹脂シートは、隙
間なく積層されていることが好ましいが、若干の隙間が
ある状態で積層されていてもよい。
【0032】また、複合高圧管の長手方向に対して傾い
て積層される延伸熱可塑性樹脂シートの他に、長手方向
に沿って積層されてなる層が設けられていてもよい。こ
の層は、長手方向を強化し、主に自重によるたわみを小
さくする効果がある。
て積層される延伸熱可塑性樹脂シートの他に、長手方向
に沿って積層されてなる層が設けられていてもよい。こ
の層は、長手方向を強化し、主に自重によるたわみを小
さくする効果がある。
【0033】周方向の巻回に用いる延伸熱可塑性樹脂シ
ートの枚数は、シートの厚みや延伸倍率、複合高圧管に
要求される性能によって、適宜選択されるが、各々異な
る延伸倍率や厚みの延伸熱可塑性樹脂シートを用いても
良い。
ートの枚数は、シートの厚みや延伸倍率、複合高圧管に
要求される性能によって、適宜選択されるが、各々異な
る延伸倍率や厚みの延伸熱可塑性樹脂シートを用いても
良い。
【0034】複合高圧管の断面形状は、特に制限されな
いが、重量に対する耐内圧強度、耐外力強度の効率がよ
い、円形断面や、角(コーナー部)にRを設けた略正方
形断面のものが好ましい。複雑な断面形状では、延伸熱
可塑性樹脂シートの積層が困難となる。
いが、重量に対する耐内圧強度、耐外力強度の効率がよ
い、円形断面や、角(コーナー部)にRを設けた略正方
形断面のものが好ましい。複雑な断面形状では、延伸熱
可塑性樹脂シートの積層が困難となる。
【0035】本発明の複合高圧管の製造方法としては、
特に限定されるものではないが、例えば、内層となる合
成樹脂管を前工程で製造しておき、延伸熱可塑性樹脂シ
ートを、その合成樹脂管の表面に積層する方法が挙げら
れる。
特に限定されるものではないが、例えば、内層となる合
成樹脂管を前工程で製造しておき、延伸熱可塑性樹脂シ
ートを、その合成樹脂管の表面に積層する方法が挙げら
れる。
【0036】中空状の内層を得る方法としては、通常、
パイプやホースの製造で行われる、押出成形を行えばよ
い。
パイプやホースの製造で行われる、押出成形を行えばよ
い。
【0037】延伸熱可塑性樹脂シートを周方向に積層す
る方法としては、所望の角度から延伸熱可塑性樹脂シー
トを巻回する、いわゆるスパイラルワインディング法
や、比較的細い幅に調整された延伸熱可塑性樹脂シート
を、編組しつつ巻回する、いわゆるブレード法などが挙
げられるが、これに制限されるものではなく、製造量、
製造速度、複合高圧管の口径などの条件によって適宜選
択すればよい。
る方法としては、所望の角度から延伸熱可塑性樹脂シー
トを巻回する、いわゆるスパイラルワインディング法
や、比較的細い幅に調整された延伸熱可塑性樹脂シート
を、編組しつつ巻回する、いわゆるブレード法などが挙
げられるが、これに制限されるものではなく、製造量、
製造速度、複合高圧管の口径などの条件によって適宜選
択すればよい。
【0038】スパイラルワインディング法は、延伸熱可
塑性樹脂シートをマンドレルである内層に、その長手方
向に対して一定の角度を保ちつつ連続的に巻回する方法
である。巻回を行う際、複合高圧管の性能を損なわない
範囲で、延伸熱可塑性樹脂シートは重なっていてもよい
し、若干の隙間が生じても良い。延伸熱可塑性樹脂シー
トを隙間なく、かつ、重なりなく巻回する場合には、延
引熱可塑性樹脂シートの幅とマンドレルの外径によつて
巻回角度が決定される。スパイラルワインディング法に
よって形成される補強層は奇数層であるよりも、複合高
圧管の長手方向に対して±同角度となるように交互に偶
数層が形成されていることが好ましい。
塑性樹脂シートをマンドレルである内層に、その長手方
向に対して一定の角度を保ちつつ連続的に巻回する方法
である。巻回を行う際、複合高圧管の性能を損なわない
範囲で、延伸熱可塑性樹脂シートは重なっていてもよい
し、若干の隙間が生じても良い。延伸熱可塑性樹脂シー
トを隙間なく、かつ、重なりなく巻回する場合には、延
引熱可塑性樹脂シートの幅とマンドレルの外径によつて
巻回角度が決定される。スパイラルワインディング法に
よって形成される補強層は奇数層であるよりも、複合高
圧管の長手方向に対して±同角度となるように交互に偶
数層が形成されていることが好ましい。
【0039】ブレード法は、比較的幅の小さい複数の延
伸熱可塑性樹脂シートを編組しつつ巻回する方法であっ
て、得られる複合高圧管の設計上での内圧強度はスパイ
ラルワインディング法によるものとほぼ同等であるが、
以下に示すような長所を有する。
伸熱可塑性樹脂シートを編組しつつ巻回する方法であっ
て、得られる複合高圧管の設計上での内圧強度はスパイ
ラルワインディング法によるものとほぼ同等であるが、
以下に示すような長所を有する。
【0040】まず、製造時において、周全方向から均一
な張力が付与されつつ巻回が行われるため、マンドレル
の位置ズレが発生し難い。その結果、延伸熱可塑性樹脂
シート同士の隙間が発生し難く、ウィーピングが発生す
る可能性が低い。また、延伸熱可塑性樹脂シート同士が
互いに固定し合うため、局所的な歪みが生じ難く、結果
として高内圧強度となる。さらには、輸送媒体によって
複合高圧管に高い内圧が負荷された場合、内層に比して
高強度である延伸熱可塑性樹脂シートが編組角度が大き
くなるように移動し、このことによって複合高圧管の破
壊が遅延される効果も有している。この効果は、内層に
比較的クリープ性の悪い合成樹脂を用いた場合、顕著で
ある。
な張力が付与されつつ巻回が行われるため、マンドレル
の位置ズレが発生し難い。その結果、延伸熱可塑性樹脂
シート同士の隙間が発生し難く、ウィーピングが発生す
る可能性が低い。また、延伸熱可塑性樹脂シート同士が
互いに固定し合うため、局所的な歪みが生じ難く、結果
として高内圧強度となる。さらには、輸送媒体によって
複合高圧管に高い内圧が負荷された場合、内層に比して
高強度である延伸熱可塑性樹脂シートが編組角度が大き
くなるように移動し、このことによって複合高圧管の破
壊が遅延される効果も有している。この効果は、内層に
比較的クリープ性の悪い合成樹脂を用いた場合、顕著で
ある。
【0041】ただし、以上の内容は、延伸熱可塑性樹脂
シートを同密度で巻回した場合に、スパイラルワインデ
ィング法と比較したものであって、巻回方法は成形速度
や複合高圧管の口径によって適宜選択される。
シートを同密度で巻回した場合に、スパイラルワインデ
ィング法と比較したものであって、巻回方法は成形速度
や複合高圧管の口径によって適宜選択される。
【0042】本発明の複合高圧管において、口径は特に
制限されず、内径10mmから30mmといった比較的
小口径のものから、300mmから500mmといった
大口径のものまで製造可能である。また、内層の長手方
向の断面形状および周方向の断面形状は特に限定されな
い。
制限されず、内径10mmから30mmといった比較的
小口径のものから、300mmから500mmといった
大口径のものまで製造可能である。また、内層の長手方
向の断面形状および周方向の断面形状は特に限定されな
い。
【0043】(作用)請求項1記載の複合高圧管は、叙
上のように、合成樹脂からなる内層と、内層に巻回され
た延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成さ
れ、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角度
をなすものであるので、延伸熱可塑性樹脂シートによっ
て、内層がほぼ均一に補強された複合高圧管が得られ
る。
上のように、合成樹脂からなる内層と、内層に巻回され
た延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成さ
れ、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角度
をなすものであるので、延伸熱可塑性樹脂シートによっ
て、内層がほぼ均一に補強された複合高圧管が得られ
る。
【0044】請求項2記載の複合高圧管は、合成樹脂か
らなる内層および外層と、内外層間に介在されて内層に
巻回された延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とか
ら構成され、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して
所要角度をなすものであるので、延伸熱可塑性樹脂シー
トによって、内層および外層がほぼ均一補強された複合
高圧管が得られる。
らなる内層および外層と、内外層間に介在されて内層に
巻回された延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とか
ら構成され、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して
所要角度をなすものであるので、延伸熱可塑性樹脂シー
トによって、内層および外層がほぼ均一補強された複合
高圧管が得られる。
【0045】請求項3記載の複合高圧管は、請求項1ま
たは2において、延伸熱可塑性樹脂が結晶性樹脂を主成
分とする熱可塑性樹脂からなるものであるので、延伸に
よる分子配向性が高く、延伸による引張物性向上の効果
が大きいため、より高い内圧強度の複合高圧管が得られ
る。
たは2において、延伸熱可塑性樹脂が結晶性樹脂を主成
分とする熱可塑性樹脂からなるものであるので、延伸に
よる分子配向性が高く、延伸による引張物性向上の効果
が大きいため、より高い内圧強度の複合高圧管が得られ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非限定的な実施例
を挙げることにより、本発明を具体的に説明する。
を挙げることにより、本発明を具体的に説明する。
【0047】(実施例1) 補強層用シートの製造 熱可塑性樹脂組成物として、重合度1000の塩化ビニ
ル重合体粉末に、安定剤としてメルカプト系有機錫安定
剤3重量部、滑剤として低分子PEワックス3重量部、
ステアリン酸カルシウム2重量部、および可塑剤として
DOP(ジオクチルフタレート)3重量部を配合したポ
リ塩化ビニル樹脂組成物を用いた。このポリ塩化ビニル
樹脂組成物を異方向2軸押出機にて180℃で混練し、
Tダイより押出すことにより、肉厚2mmのポリ塩化ビ
ニル樹脂シートを得た。
ル重合体粉末に、安定剤としてメルカプト系有機錫安定
剤3重量部、滑剤として低分子PEワックス3重量部、
ステアリン酸カルシウム2重量部、および可塑剤として
DOP(ジオクチルフタレート)3重量部を配合したポ
リ塩化ビニル樹脂組成物を用いた。このポリ塩化ビニル
樹脂組成物を異方向2軸押出機にて180℃で混練し、
Tダイより押出すことにより、肉厚2mmのポリ塩化ビ
ニル樹脂シートを得た。
【0048】このポリ塩化ビニル樹脂シートを、速度1
m/分で繰り出し、120℃の加熱炉内を通過させ、速
度10m/分で引き取り、延伸倍率10倍、厚み0.3
mmの延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートを得た。繰り出し
と引き取りはピンチロールで行った。
m/分で繰り出し、120℃の加熱炉内を通過させ、速
度10m/分で引き取り、延伸倍率10倍、厚み0.3
mmの延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートを得た。繰り出し
と引き取りはピンチロールで行った。
【0049】次いで、この延伸ポリ塩化ビニル樹脂シー
トを、ライン速度を20m/分で、一方を200℃、他
方を50℃に温調した2対のピンチロールに、両面が交
互に200℃のロールに接触するように、挟み込みなが
ら通過させ、延伸ポリ塩化ビニル樹脂シート表面の粗面
化を行った。この延伸ポリ塩化ビニル樹脂シート表面の
凹凸を表面形状測定器(日本真空技術製Dektak−
303)で測定したところ、中心線表面粗さRaは3μ
mであった。
トを、ライン速度を20m/分で、一方を200℃、他
方を50℃に温調した2対のピンチロールに、両面が交
互に200℃のロールに接触するように、挟み込みなが
ら通過させ、延伸ポリ塩化ビニル樹脂シート表面の粗面
化を行った。この延伸ポリ塩化ビニル樹脂シート表面の
凹凸を表面形状測定器(日本真空技術製Dektak−
303)で測定したところ、中心線表面粗さRaは3μ
mであった。
【0050】延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートを内層に接
着するため、接着用シートを延伸ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートの両面にラミネートした。接着用シートには、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体(重合度780、メルカプ
ト系有機錫安定剤3重量部を配合)を、インフレーショ
ン成形で厚み0.05mmのシート状に成形したものを
用いた。この接着用シートを連続的に延伸ポリ塩化ビニ
ル樹脂シートにラミネートし、延伸複合シートを得た。
この延伸複合シートを補強層用シートとして用いた。
着するため、接着用シートを延伸ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートの両面にラミネートした。接着用シートには、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体(重合度780、メルカプ
ト系有機錫安定剤3重量部を配合)を、インフレーショ
ン成形で厚み0.05mmのシート状に成形したものを
用いた。この接着用シートを連続的に延伸ポリ塩化ビニ
ル樹脂シートにラミネートし、延伸複合シートを得た。
この延伸複合シートを補強層用シートとして用いた。
【0051】複合高圧管の製造 予め成形済みのポリ塩化ビニル樹脂管(積水化学工業
製、外径114mm、肉厚6mm)の外周に、補強層用
シートを幅114mmにスリットしてなる2本の補強層
用テープを、複合高圧管長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を遠赤外線加熱炉に入れ、表面温度が170
℃になるまで加熱することにより、内層となるポリ塩化
ビニル樹脂管に補強層用シートを融着させた。こうし
て、複合高圧管長手方向に対して対称な角度で各1層ず
つ、ほぼ隙間なく、補強層シートが巻回された、本発明
による複合高圧管が得られた。
製、外径114mm、肉厚6mm)の外周に、補強層用
シートを幅114mmにスリットしてなる2本の補強層
用テープを、複合高圧管長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を遠赤外線加熱炉に入れ、表面温度が170
℃になるまで加熱することにより、内層となるポリ塩化
ビニル樹脂管に補強層用シートを融着させた。こうし
て、複合高圧管長手方向に対して対称な角度で各1層ず
つ、ほぼ隙間なく、補強層シートが巻回された、本発明
による複合高圧管が得られた。
【0052】(実施例2) 実施例1と同様の操作により延伸複合シートからなる
補強層用シートを製造した。
補強層用シートを製造した。
【0053】複合高圧管の製造 図1に本発明の複合高圧管を製造するための製造装置を
示す。
示す。
【0054】図1において、11は前流異方向2軸押出
機、12はその先端の押出金型、13は冷却金型、14はスパ
イラルワインダー、16は後流異方向2軸押出機、15はそ
の先端の押出被覆金型、17は冷却水槽、18は引取機であ
る。
機、12はその先端の押出金型、13は冷却金型、14はスパ
イラルワインダー、16は後流異方向2軸押出機、15はそ
の先端の押出被覆金型、17は冷却水槽、18は引取機であ
る。
【0055】上記構成の複合高圧管製造装置において、
熱可塑性塑性樹脂を前流2軸押出機11に供給し、その先
端の押出金型12および冷却金型13を用いて、同樹脂を内
径114mm、肉厚6mmの内層管に賦形した。次い
で、上記補強層用シートを幅179mmにスリットして
なる2本の補強層用テープを、スパイラルワインダー14
を用いて、内層管に管の長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を押出被覆金型15を通過させつつ、この上に
後流異方向2軸押出機16より押し出した熱可塑性塑性樹
脂を外層として被覆した後、冷却水槽17で冷却した。
熱可塑性塑性樹脂を前流2軸押出機11に供給し、その先
端の押出金型12および冷却金型13を用いて、同樹脂を内
径114mm、肉厚6mmの内層管に賦形した。次い
で、上記補強層用シートを幅179mmにスリットして
なる2本の補強層用テープを、スパイラルワインダー14
を用いて、内層管に管の長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を押出被覆金型15を通過させつつ、この上に
後流異方向2軸押出機16より押し出した熱可塑性塑性樹
脂を外層として被覆した後、冷却水槽17で冷却した。
【0056】内外層用の熱可塑性塑性樹脂には、実施例
1で用いたポリ塩化ビニル管を3mm角状に粉砕したも
のを、押出機バレル温度、金型温度共に180℃の条件
で押し出したものを用いた。補強層用シートは上記の如
き延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートからなる。
1で用いたポリ塩化ビニル管を3mm角状に粉砕したも
のを、押出機バレル温度、金型温度共に180℃の条件
で押し出したものを用いた。補強層用シートは上記の如
き延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートからなる。
【0057】こうして、図2に示す、複合高圧管長手方
向に対して対称な角度で1層ずつ、ほぼ隙間なく、補強
層シートが巻回された、外径119mm、肉厚8.5m
mの、本発明による複合高圧管が得られた。図2におい
て、21は内層、22は補強層、23は外層である。
向に対して対称な角度で1層ずつ、ほぼ隙間なく、補強
層シートが巻回された、外径119mm、肉厚8.5m
mの、本発明による複合高圧管が得られた。図2におい
て、21は内層、22は補強層、23は外層である。
【0058】(実施例3) 補強層用シートの製造 熱可塑性樹脂として、非強化ポリエチレンテレフタレー
ト(三菱レイヨン製押出用、以下PETと略記する)を
用いた。PETを2軸押出機にて265℃で混練し、T
ダイより押し出すことにより、肉厚2.7mmのPET
シートを得た。
ト(三菱レイヨン製押出用、以下PETと略記する)を
用いた。PETを2軸押出機にて265℃で混練し、T
ダイより押し出すことにより、肉厚2.7mmのPET
シートを得た。
【0059】このPETシートを、速度1m/分で繰り
出し、120℃の加熱炉内を通過させ、速度20m/分
で引き取り、延伸倍率20倍、厚み0.2mmの延伸P
ETシートを得た。繰り出しと引き取りはピンチロール
で行った。
出し、120℃の加熱炉内を通過させ、速度20m/分
で引き取り、延伸倍率20倍、厚み0.2mmの延伸P
ETシートを得た。繰り出しと引き取りはピンチロール
で行った。
【0060】次いで、この延伸PETシートを、ライン
速度20m/分で、一方を240℃、他方を80℃に温
調した2対のピンチロールに、両面が交互に240℃の
ロールに接触するように、挟み込みながら通過させ、延
伸PETシート表面の粗面化を行った。この延伸PET
シート表面の凹凸を表面形状測定器(日本真空技術製D
ektak−303)で測定したところ、中心線表面粗
さRaは3μmであった。
速度20m/分で、一方を240℃、他方を80℃に温
調した2対のピンチロールに、両面が交互に240℃の
ロールに接触するように、挟み込みながら通過させ、延
伸PETシート表面の粗面化を行った。この延伸PET
シート表面の凹凸を表面形状測定器(日本真空技術製D
ektak−303)で測定したところ、中心線表面粗
さRaは3μmであった。
【0061】延伸PETシートを内層に接着するため、
接着用シートを延伸PETシートの両面にラミネートし
た。接着用シートには、ポリエステルエラストマー(東
レ・デュポン社製ハイトレル)をカレンダー法により厚
み0.05mmに成形したものを用いた。この接着用シ
ートを連続的に延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートにラミネ
ートし、延伸複合シートを得た。この延伸複合シートを
補強層用シートとして用いた。
接着用シートを延伸PETシートの両面にラミネートし
た。接着用シートには、ポリエステルエラストマー(東
レ・デュポン社製ハイトレル)をカレンダー法により厚
み0.05mmに成形したものを用いた。この接着用シ
ートを連続的に延伸ポリ塩化ビニル樹脂シートにラミネ
ートし、延伸複合シートを得た。この延伸複合シートを
補強層用シートとして用いた。
【0062】複合高圧管の製造 予め成形済みのポリ塩化ビニル樹脂管(積水化学工業
製、外径114mm、肉厚6mm)の外周に、補強層用
シートを幅179mmにスリットしてなる2本の補強層
用テープを、複合高圧管長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を遠赤外線加熱炉に入れ、表面温度が260
℃になるまで加熱することにより、内層となるポリ塩化
ビニル樹脂管に補強層用シートを融着させた。こうし
て、複合高圧管長手方向に対して対称な角度で各1層ず
つ、ほぼ隙間なく、補強層シートが巻回された、本発明
による複合高圧管が得られた。
製、外径114mm、肉厚6mm)の外周に、補強層用
シートを幅179mmにスリットしてなる2本の補強層
用テープを、複合高圧管長手方向に対してそれぞれ±6
0度となるように交互に巻回した。次いで、このテープ
巻回樹脂管を遠赤外線加熱炉に入れ、表面温度が260
℃になるまで加熱することにより、内層となるポリ塩化
ビニル樹脂管に補強層用シートを融着させた。こうし
て、複合高圧管長手方向に対して対称な角度で各1層ず
つ、ほぼ隙間なく、補強層シートが巻回された、本発明
による複合高圧管が得られた。
【0063】性能評価試験 実施例で得られた複合高圧管、および比較例として内管
のみからなる高圧管において、内圧破壊試験を行い、性
能を評価した。
のみからなる高圧管において、内圧破壊試験を行い、性
能を評価した。
【0064】図3に示すような測定装置を用いて、長さ
1000mmの高圧管の両端部を測定用治具31で固定
し、管内にポンプ32で圧を付与し、管の破壊内圧を測定
した。5kgf/分の速度で昇圧し、昇圧不可能もしく
は降圧した時点の内圧を破壊内圧として求めた。
1000mmの高圧管の両端部を測定用治具31で固定
し、管内にポンプ32で圧を付与し、管の破壊内圧を測定
した。5kgf/分の速度で昇圧し、昇圧不可能もしく
は降圧した時点の内圧を破壊内圧として求めた。
【0065】試験結果を表1に示す。
【0066】
【表1】 表1から、本発明による複合高圧管が優れた破壊内圧性
能を有することが判る。
能を有することが判る。
【0067】
【発明の効果】請求項1および2記載の複合高圧管は、
合成樹脂からなる内層もしくは内外層と、内層に巻回さ
れた延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成
され、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角
度をなすものであるから、内層がほぼ均一に補強され、
高内圧強度を有する複合高圧管が得られる。
合成樹脂からなる内層もしくは内外層と、内層に巻回さ
れた延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成
され、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角
度をなすものであるから、内層がほぼ均一に補強され、
高内圧強度を有する複合高圧管が得られる。
【0068】請求項3記載の複合高圧管は、請求項1ま
たは2において、延伸熱可塑性樹脂が結晶性樹脂を主成
分とする熱可塑性樹脂からなるものであるので、より高
い内圧強度の複合高圧管が得られる。
たは2において、延伸熱可塑性樹脂が結晶性樹脂を主成
分とする熱可塑性樹脂からなるものであるので、より高
い内圧強度の複合高圧管が得られる。
【0069】また、本発明による複合高圧管は、ガラス
繊維や金属といった非有機材料による強化を行わないも
のであるため、リサイクルが行い易い構成である。
繊維や金属といった非有機材料による強化を行わないも
のであるため、リサイクルが行い易い構成である。
【図1】本発明による複合高圧管の製造に用いられる装
置の概略構成を示す図である。
置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明による複合高圧管の構成の1例を示す図
である。
である。
【図3】本発明による実施例、比較例の管状体の評価に
用いる測定装置を示す図である。
用いる測定装置を示す図である。
11:2軸押出機 12:押出金型 13:冷却金型 14:スパイラルワインダー 15:押出被覆金型 16:2軸押出機 17:冷却水槽 18:引取機 21:内層 22:補強層 23:外層 31:測定用治具 32:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA01 AA02 BA15 CB04 CB14 CC04 CC07 DA07 DB03 DB11 4F100 AH02H AH04H AH08H AK01A AK01B AK01C AK03H AK15 AK15G AK22G AL01G BA02 BA03 BA04 BA06 BA10A BA10C BA13 BA22 CA04 CA05 CA19 CB03 DA11 DD31 EC03 EH51B EJ37B GB90 JA11B JB16B JK01 JL16
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂からなる内層と、内層に巻回さ
れた延伸熱可塑性樹脂シートからなる補強層とから構成
され、補強層の巻回方向が管の長手方向に対して所要角
度をなすことを特徴とする複合高圧管。 - 【請求項2】 合成樹脂からなる内層および外層と、内
外層間にて内層に巻回された延伸熱可塑性樹脂シートか
らなる補強層とから構成され、補強層の巻回方向が管の
長手方向に対して所要角度をなすことを特徴とする複合
高圧管。 - 【請求項3】 延伸熱可塑性樹脂が結晶性樹脂を主成分
とする熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1
または2記載の複合高圧管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9545299A JP2000291840A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 複合高圧管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9545299A JP2000291840A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 複合高圧管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000291840A true JP2000291840A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14138097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9545299A Withdrawn JP2000291840A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 複合高圧管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000291840A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007534525A (ja) * | 2004-04-27 | 2007-11-29 | エーゲプラスト ヴェルナー シュトルマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 配向させたストリップによるポリマー体の強化 |
| CN103542189A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-29 | 江苏奇一科技有限公司 | 用于油气管网的连续纤维增强热塑性复合管道及其生产工艺 |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP9545299A patent/JP2000291840A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007534525A (ja) * | 2004-04-27 | 2007-11-29 | エーゲプラスト ヴェルナー シュトルマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 配向させたストリップによるポリマー体の強化 |
| EP1755866B1 (en) * | 2004-04-27 | 2014-06-11 | egeplast Werner Strumann GmbH & Co. KG | Process for the manufacture of a multi-layered polymer body |
| CN103542189A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-29 | 江苏奇一科技有限公司 | 用于油气管网的连续纤维增强热塑性复合管道及其生产工艺 |
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Effective date: 20060222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Effective date: 20081203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20090218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |