JP2000292053A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線をリサイクル可能に配線すると共
に、貯蔵室内の冷気漏洩を防止する冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 制御基板収納部5の外箱2とこれに対向
する内箱1とを貫通して配線される電装品のリード線1
2の周囲を覆い、断熱材充填時、その断熱材3の発泡圧
力により縮径するリード線カバー部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の断熱箱体
内のリード線の配線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の冷蔵庫の一例を示す側面断
面図、図8は図7に示すA部の拡大断面図である。この
従来の冷蔵庫は、外箱2の背面上部に形成された制御基
板収納部5に設置された制御基板7、全て図示していな
いが断熱仕切壁4によって区画された各貯蔵室6にそれ
ぞれ設けられた温度センサ8や、ファンモータ9及び冷
却器10、冷蔵庫の底部後方に設置された圧縮機11等
を備え、制御基板7と温度センサ8、また制御基板7と
ファンモータ9及び圧縮機11はそれぞれリード線12
を介して接続されている。各リード線12は、内箱1と
外箱2にそれぞれ設けられた穴13,14,15を貫通
し、内箱1と外箱2との間を配線されて制御基板収納部
5の外箱2の穴16をそれぞれ貫通している。各穴13
〜16には、発泡ウレタン等の断熱材3を充填したとき
に制御基板収納部5や貯蔵室6に洩れないようにシール
材15が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の冷蔵庫では、リサイクル可能なリード線12は
断熱材3内に埋没しているため、使用済み冷蔵庫の解体
時、リード線12を摘出するのが非常に困難であった。
この課題を解決するものとして、内箱1と外箱2との間
に筒体を設けてその筒体にリード線12を通す技術が特
開平4−225776号公報に開示されているが、筒体
に対して冷気シールがなされていないために、冷気が外
部に洩れる恐れがあった。
【0004】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、リード線をリサイクル可能に配線すると
共に、貯蔵室内の冷気漏洩を防止する冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
冷蔵庫は、外箱に形成された制御基板収納部を有する冷
蔵庫であって、その制御基板収納部の外箱とこれに対向
する内箱とを貫通して配線される電装品のリード線の周
囲を覆い、断熱材充填時、その断熱材の発泡圧力により
縮径するリード線カバー部を設けたものである。
【0006】本発明の請求項2に係る冷蔵庫は、内箱と
外箱との間に配置されるリード線を、電装品の設置位置
に応じて内箱と外箱或いは何れか一方に密閉状態で固着
するシート材を設けたものである。
【0007】本発明の請求項3に係る冷蔵庫は、電装品
の設置位置に応じて決定されるリード線の配線経路を示
す配線表示部を内箱と外箱の各両面或いは何れか一方の
両面に設けたものである。
【0008】本発明の請求項4に係る冷蔵庫は、配線表
示部は、内箱と外箱の各両面或いは何れか一方の両面に
対向させて形成されたスリットからなっているものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1を示す冷蔵庫の要部詳細断面図、図2は図1にお
けるA−A断面図である。なお、図7及び図8で説明し
た従来例と同一又は相当部分には同じ符合を付し説明を
省略する。図において、21は例えば半円筒状に形成さ
れた軟質系樹脂(例えばポリスチレンフォーム)を対向
させてなるリード線カバー部で、制御基板収納部5に設
置された制御基板7に接続される内箱1と外箱2との間
のリード線12を覆った後、双方を粘着材22で固定す
る(図2参照)。23は内箱1と外箱2の各穴13,1
6にリード線12を貫通させたときに形成される隙間を
密閉するシール材で、これは、断熱材充填時の洩れを防
止するためである。前記リード線12は、銅や錫等を芯
線とし、ポリエチレンや塩化ビニル、フッ素樹脂等で被
覆したものである。
【0010】前記のように構成された本実施形態の冷蔵
庫においては、例えば、貯蔵室6の所定位置に設置され
た温度センサ8やファンモータ9等からのリード線12
を束ねて内箱1の穴13に通した後、その穴13をシー
ル材23でシールし、次いで、内箱1と外箱2間の厚み
分のリード線12をリード線カバー部21で覆って双方
を粘着材22で固定し、リード線12の先端部側を外箱
2の穴16に貫通させてその穴16をシール材23でシ
ールする。そして、内箱1を外箱2に嵌合して冷蔵庫の
箱体を組み立てたとき、図1に示すように内箱1と外箱
2との間のリード線12がリード線カバー部21によっ
て覆われた状態となる。この状態で、箱体の所定箇所か
ら発泡ウレタン等の断熱材3を充填すると、そのリード
線カバー部21は、断熱材3の発泡圧力により縮径し、
内部のリード線12との間隙をなくす。断熱材3が固化
したときはその断熱材3により固定される。
【0011】このように、内箱1と外箱2との間のリー
ド線12を覆ったリード線カバー部21が断熱材3の発
泡圧力によりリード線12との間隙をなくすので、制御
基板収納部5と貯蔵室6間の空気の流れは阻止され、こ
のため、冷気洩れによる貯蔵室6内の温度上昇や制御基
板収納部5内の結露を防止できるという効果がある。
【0012】また、使用済み冷蔵庫の解体時には、内箱
1と外箱2との間のリード線12がリード線カバー部2
1によって断熱材3と分離された状態になっているの
で、制御基板7側のリード線1をニッパやカッター等で
切断した後、貯蔵室6側から容易に、しかもリード線カ
バー部21が軟質であるためにリード線12の被覆を傷
付けることなく引き抜くことができ、リード線12をリ
サイクルできるという効果がある。
【0013】なお、前記の実施形態1では、半円筒状に
形成された軟質系の樹脂を対向させてなるリード線カバ
ー部21を用いて内箱1と外箱2との間のリード線12
を断熱材3から分離するようにしたが、より柔軟性のあ
る発泡ゴム等をリード線カバー部に用いてもよい。例え
ば、図3及び図4に示すように、発泡ゴムからなるリー
ド線カバー部21aの一端をリード線12と共に内箱1
の穴13に挿入してその穴13を貯蔵室6側から密閉
し、内箱1と外箱2間の厚み分のリード線12を覆って
粘着材22で固定し(図4参照)、箱体を組み立てる際
に他端をリード線12と共に外箱2の穴16に挿入して
その穴16を制御基板収納部5側から密閉する。
【0014】この場合、シール材23が不要になるので
作業工程が軽減し、リード線カバー部21aが軟らかい
ので、断熱材3の発泡圧力によるリード線カバー部21
aとその中のリード線12との間隙が確実になくなり、
また、冷蔵庫解体時には、前述の如くリード線カバー部
21aが軟らかいので、リード線12の引き抜きをより
容易に、しかも被覆を傷付けることなくできるという効
果がある。
【0015】また、リード線カバー部に軟質系の樹脂や
柔軟性のある発泡ゴム等を用いたことを述べたが、これ
らに代えて紙をリード線カバー部に用いてもよい。リー
ド線カバー部に紙を用いた場合、内箱1と外箱2の各穴
13,16には隙間ができるので、前述したシール材2
3でその隙間を塞ぐ。
【0016】この場合も断熱材3の発泡圧力により、紙
のリード線カバー部とその中のリード線12との間隙が
なくなるので、貯蔵室6からの冷気が洩れるということ
がなくなり、冷蔵庫解体時のリード線12の引き抜きも
容易にできるという効果がある。
【0017】実施形態2.図5は本発明の実施形態2を
示す冷蔵庫の要部詳細断面図、図6は図5におけるC−
C断面図である。なお、図1乃至図4で説明した実施形
態1と同一又は相当部分には同じ符合を付し説明を省略
する。図において、24は例えば片面に粘着材を有する
紙テープやポリエステルテープ等からなり、内箱1を外
箱2に嵌合して形成される内箱1と外箱2間の空間を配
線経路とする電装品のリード線12をその間に充填され
る断熱材3から分離するシート材で、例えば、図5に示
すように貯蔵室6側から内箱1の穴13aを貫通させた
リード線12に対しては、内箱内壁とで囲むようにシー
ト材24の両端部をその内壁に固着すると共に、穴13
aの周囲に固着してその穴13aを塞ぐ。また、外箱2
側に配線されたリード線12に対しては、外箱内壁とで
囲むようにシート材24の両端部をその内壁に固着す
る。
【0018】25は内箱1及び外箱2の内壁に切り込み
を入れて形成された一対のスリットである。このスリッ
ト25は、リード線12の固定位置と配線経路を示すも
ので、その間隔は、併設されたリード線12の幅より広
くなっている(図6参照)。26は前記スリット25に
対向して内箱1及び外箱2の外壁に設けられたスリット
である。このスリット26から内側に配線されたリード
線12の配線経路が分かるようになっている。
【0019】実施形態2においては、内箱1の穴13a
を通ってリード線カバー部21a側に至るリード線12
及び外箱2側に配線されてリード線カバー部21a側に
至るリード線12を、内箱1と外箱2の内壁にそれぞれ
刻印された一対のスリット25間に収まるようにそれぞ
れシート材24の両端部で内壁に固着し密閉状態にす
る。内箱1側の穴13aに対してはその周囲に固着して
穴13aを塞ぐ。この状態において断熱材3が充填され
たときは、シート材24によりリード線12への侵入と
貯蔵室6側への流出が阻止される。
【0020】このようにリード線12を内箱1と外箱2
の各内壁に設けた一対のスリット25間にシート材24
でそれぞれ固着して密閉しているので、断熱材3から分
離することが可能になる。さらに、内箱1と外箱2の外
壁にリード線12の配線経路を示す一対のスリット26
が設けられているので、使用済み冷蔵庫の解体時、リー
ド線12の配置が容易に分かり、また、内壁側にも前記
スリット26と同じ位置に一対のスリット25が設けら
れているので、カッター等で容易に、しかも内部のリー
ド線12を傷つけることなくその部分の内箱1を剥がす
ことができ、その場合、シート材24に付着したリード
線12が露出されるので容易に引き出すことができると
いう効果がある。
【0021】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、制御基板収納部の外箱部分とこれに対向する内箱
とを貫通して配線される電装品のリード線の周囲を覆
い、断熱材充填時、その断熱材の発泡圧力により縮径
し、覆ったリード線との間隙をなくすリード線カバー部
を設けたので、内箱側と制御基板収納部間の空気の流れ
は阻止され、このため、冷気洩れによる内箱側の貯蔵室
内の温度上昇や制御基板収納部内の結露を防止できると
いう効果がある。また、使用済み冷蔵庫の解体時には、
内箱と外箱との間のリード線がリード線カバー部によっ
て断熱材と分離された状態になっているので、リード線
を容易に引き抜くことができ、リード線をリサイクルで
きるという効果がある。
【0022】本願の請求項2の発明によれば、内箱と外
箱との間に配置されるリード線を、電装品の設置位置に
応じて内箱と外箱或いは何れか一方に密閉状態で固着す
るシート材を設けたので、リード線を断熱材から分離で
き、このため、使用済み冷蔵庫の解体時には、リード線
を容易に引き抜くことができ、リード線をリサイクルで
きるという効果がある。
【0023】本願の請求項3の発明によれば、電装品の
設置位置に応じて決定されるリード線の配線経路を示す
配線表示部を内箱と外箱の各両面或いは何れか一方の両
面に設けたので、リード線の配置が容易に分かり、この
ため、使用済み冷蔵庫の解体時には、その配線表示部を
目安に内箱や外箱を汎用工具でリード線を傷つけること
なく切断でき、その場合、シート材に付着したリード線
が露出されるので容易に引き出すことができるという効
果がある。
【0024】本願の請求項4の発明によれば、内箱と外
箱の各両面或いは何れか一方の両面に対向させて形成さ
れたスリットを配線表示部としているので、リード線の
配置が容易に分かり、使用済み冷蔵庫の解体時、内側に
も同一位置にスリットが設けられているので、汎用工具
で容易に、しかも内部のリード線を傷つけることなく切
断することができ、その場合、シート材に付着したリー
ド線が露出されるので容易に引き出すことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を示す冷蔵庫の要部詳細
断面図である。
【図2】 図1におけるA−A断面図である。
【図3】 他の実施形態を示す冷蔵庫の要部詳細断面図
である。
【図4】 図3におけるB−B断面図である。
【図5】 本発明の実施形態2を示す冷蔵庫の要部詳細
断面図である。
【図6】 図5におけるC−C断面図である。
【図7】 従来の冷蔵庫の一例を示す側面断面図であ
る。
【図8】 図7に示すA部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 内箱、2 外箱、3 断熱材、5 制御基板収納
部、6 貯蔵室、7 制御基板、8 温度センサ、12
リード線、13 内箱の穴、16 外箱の穴、21
リード線カバー部、22 粘着材、23 シール材、2
4 シート材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱に形成された制御基板収納部を有す
    る冷蔵庫であって、その制御基板収納部の外箱とこれに
    対向する内箱とを貫通して配線される電装品のリード線
    の周囲を覆い、断熱材充填時、その断熱材の発泡圧力に
    より縮径するリード線カバー部を設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 内箱と外箱との間に配置されるリード線
    を、電装品の設置位置に応じて内箱と外箱或いは何れか
    一方に密閉状態で固着するシート材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 電装品の設置位置に応じて決定されるリ
    ード線の配線経路を示す配線表示部を内箱と外箱の各両
    面或いは何れか一方の両面に設けたことを特徴とする請
    求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 配線表示部は、内箱と外箱の各両面或い
    は何れか一方の両面に対向させて形成されたスリットか
    らなることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
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