JP2000292111A - 姿勢位置測定装置及び測定方法 - Google Patents
姿勢位置測定装置及び測定方法Info
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Abstract
タ処理を簡素化し、高速検出を可能とする。 【解決手段】 姿勢位置測定装置50内の計測領域に3
軸磁界センサであるセンサ1を配置する。2組の第1及
び第2のコイル10及び20により、計測領域にZ軸と
X軸に平行な向きを持った2種類の一様磁界hX及びh
Zをそれぞれ発生させる。一様磁界により、センサ1の
ローカル座標系(U,V,W)で測定した磁界を、グロー
バル座標系(X,Y,Z)に変換して姿勢を測定する。両
端に巻いた1対のコイルである第3のコイル30に互い
に逆方向の電流を流すことにより線形勾配磁界を発生さ
せ、位置を測定する。
Description
及び測定方法に係り、特に、一様磁界と線形勾配磁界を
用いる3次元の位置及び姿勢を高速に測定できるように
した姿勢位置測定装置及び測定方法に関する。
勢の非接触計測は、人体運動のキャプチャ等のマンマシ
ンインターフェースの基礎となる技術であり、重要性が
増してきている。物体の姿勢と位置を同時検出する技術
には、複数のカメラで撮りこまれた画像よりデータ処理
を行う光学式と、物体に取り付けた磁気センサによりダ
イポール磁界発生装置からの磁界を測定する磁気式があ
り、モーションキャプチャ等に利用されている。
ーを取り付け、これを複数のカメラで撮影し、得られた
データから3次元位置を計測する。磁気式を用いて計測
する方法はいくつかあるが、その多くは、ダイポール磁
界を用い、位置及び姿勢の検出に複雑な計算を要するも
のであった(F.H.Raab, E.B.Blood, T.O.Steiner, H.R.J
ones: Magnetic Position Tracker.IEEE.Trans.,Vol.AE
S-15,NO.5,pp.709-717(1979)、及び、阿刀田、中村、富
澤、横山、今田:計測自動制御学会論文集、Vol.34, N
O.5, pp.445-453(1998)等参照)。
測定方法では、標点が重なったり陰に隠れた場合、正確
なデータを得ることが困難である。一方、磁気式では、
光学式のようにセンサの隠蔽によって困ることが無いも
のの、距離算出のための複雑な非線形方程式の計算を必
要とするため、データ処理に時間がかかるという問題が
あった。なお、光学式の測定の場合も、同様に、データ
処理に時間がかかっていた。
て一様磁界と線形勾配磁界とを用い、姿勢検出用に一様
磁界を、位置検出用に線形勾配磁界を利用することで、
磁界の大きさに関する簡単な一次方程式により姿勢と位
置とを検出するようにして、データ処理を簡素化し、高
速検出を可能とすることを目的とする。
方法に比べ、計算アルゴリズムが極めて容易となり、モ
ーションキャプチャ等による3次元コンピュータグラフ
ィックスの製作時間の短縮化を図るとともに、スポーツ
医学、娯楽用ソフト製作などへの利用化を目的とする。
によると、センサの姿勢及び位置を測定する姿勢位置測
定装置であって、第1の軸方向に一様磁界を発生する第
1のコイルと、第1の軸方向と直交する第2の軸方向に
一様磁界を発生する第2のコイルと、直交する3軸方向
に線形勾配磁界を発生する第3のコイルとを備え、前記
第1及び第2のコイルで発生された磁界によりセンサの
姿勢を測定し、前記第3のコイルで発生された磁界によ
りセンサの位置を測定する姿勢位置測定装置を提供す
る。
磁界センサの姿勢及び位置を測定する姿勢位置測定方法
であって、第1の軸方向と、第1の軸方向に直交する第
2の軸方向とに、それぞれ一様磁界を発生し、発生され
た各々の一様磁界により磁界センサの姿勢を測定し、直
交する3軸方向に線形勾配磁界を発生し、発生された線
形勾配磁界により磁界センサの位置を測定するようにし
た姿勢位置測定方法を提供する。
明図を示す。図1(A)はグローバル座標系を、図1
(B)はローカル座標系を図示している。
系を(X,Y,Z)座標系とし、図1(B)では、センサ
1自身のローカル座標系を(U,V,W)座標系と定め
た。図1(B)は、計測領域内の任意の場所に3軸磁界
センサであるセンサ1を配置し、その感度軸を表す局所
座標系であるローカル座標系(U,V,W)を表してい
る。
明では、センサ1の姿勢計測のためにX軸とZ軸にそれ
ぞれ平行な一様磁界hX、hZを利用する。この一様磁
界h X、hZは、ヘルムホルツコイル形のコイル等によ
って発生させることができる。
せる。つぎに、このときの計測領域内の任意の位置に配
置されたセンサ1により、センサ1の位置でのローカル
座標系における磁界SZ=(huz,hvz,hwz)を
計測する。これから、U,V,Wの各軸に付随する基底ベ
クトルのZ成分(auz,avz,awz)を次式によっ
て求めることができる。同様にしてX軸に平行な一様磁
界hXを発生させ、同様の計算によって、U,V,Wの各
軸に付随する基底ベクトルのX成分(aux,avx,a
wx)を次式によって求める。
式の様に定まる。
列ベクトル式(aux,avx,aw x)、(auz,a
vz,awz)及び求めるべき(auy,avy,
awy)は、大きさ1で、互いに直交する性質を持つ。
よって、以下のようなベクトルの外積の式(3)によっ
て、基底ベクトルの直交関係から、実測により(1)及
び(2)式で求めたX成分及びZ成分を用いて、Y成分
(auy,avy,awy)を求めることができる。
(4)のように、ローカル座標系である(U,V,W)座
標系で測定した磁界を、グローバル座標系である(X,
Y,Z)座標系の成分に変換することができる。
サ1の位置決定には、大域的な線形勾配磁界を用いる。
すなわち、位置についてのX成分はX軸方向に、Y成分
はY軸方向に、Z成分はZ軸方向にその強度が直線的に
変化するような磁界を用いる。
ghXの分布図を示す。この分布は、Y方向及びZ方向
にそれぞれ勾配を持つ線形勾配磁界ghY、ghZにつ
いても同様である。このような線形勾配磁界は、直線上
にある同値逆極性の一対の磁気ダイポールによってその
中間領域・内部領域に生成することができる。このよう
にして得られる線形勾配磁界の対称点を改めて、グロー
バル座標系(X,Y,Z)の原点とすれば、線形勾配磁界
ghXと位置Xの関係はghX=kXの関係にあり、線
形勾配磁界ghXが求まれば、センサ1の位置のX成分
を容易に算出することができる。なお、kはコイル定数
とセンサ感度で決まる比例定数である。位置のY成分、
Z成分も、同様に算出することができる。つまり、線形
勾配磁界ghY、ghZにより、得られた磁場ベクトル
成分と位置座標の各成分の比例関係により、センサ位置
は容易に求めることができる。
備える各コイルの説明図を示す。図3(A)は、Z軸に
一様磁界を発生させる第1のコイル10を、図3(B)
は、X軸に一様磁界を発生させる第2のコイル20を、
図3(C)は、線形勾配磁界を発生させる第3のコイル
30を図示している。
組のコイル(第1のコイル10、第2のコイル20)
は、中央にもコイルが配置されており、計測領域にZ軸
とX軸に平行な向きを持った2種類の一様磁界hX及び
hZを発生させるものである。後述する実験及び計算の
ように、第1のコイル10及び第2のコイル20の各両
端のコイルは、例えば、50ターン、中央のコイルは、
例えば、31ターン(0.62倍)として、電流は同方
向に流れるようにすることができる。
を発生させる第3のコイル30は、両端に巻いた1対の
コイルに互いに逆方向の電流を流すことにより線形勾配
磁界を発生させるものである。このような1対の角形コ
イルにより、X、Y、Z軸の方向に線形勾配磁界を発生
することができる。後述する実験及び計算では、この両
端のコイルは、共に、例えば、20ターンであり、電流
は互いに逆方向に流れる。コイルに流れる電流は、例え
ば、正弦波交流で周波数は50Hzであり、2組の一様
磁界発生用コイルに流れる電流は、例えば、78mA、
勾配磁界発生用コイルに流れる電流は、例えば、950
mAとすることができる。発生した磁界は、測定領域内
の任意の位置に配置されたフラックスゲート(例えば、
感度10V/G、分解能2×10-5G、dc〜1kHz)によって測定
した。なお、センサ1自身の向きは(U,V,W)=(0,
0,1)、つまり、W方向がセンサ1の方向と定義し
た。
10と線形勾配磁界を発生させるコイル30は、共用し
ても良いし、別々にしてもよく、適宜の設計とすること
ができる。また、測定において各コイル10、20及び
30に流す電流は、一度に流すのではなく、それぞれ別
に流すこともできるが、各一様磁界及び線形勾配磁界
は、第1、第2及び第3のコイル10、20及び30の
いずれか又は全てを、時分割又は周波数分割により動作
させることで磁界を発生し、磁界センサの姿勢又は位置
又はこれら両方を適宜測定することもできる。さらに
は、第1又は第2のコイル10又は20の一方のみに電
流を流し、1つの一様磁界を発生し、残りの一方に対す
る一様磁界を地磁気で代用しても良い。
構成図を示す。ここでは、図4の姿勢位置測定装置50
は、立方体の形状をした枠をベースとしている。この姿
勢位置測定装置50は、Z軸及びX軸に一様磁界を発生
させる第1及び第2のコイル10、20、線形勾配磁界
を発生させる第3のコイル30及びセンサ1を備える。
姿勢位置測定装置50は、各コイル10、20、及び3
0に電流を流す正弦波発振器等の発振器OSCとパワー
アンプに接続されている。また、センサ1は、姿勢位置
測定装置50内に置かれ、その信号は、フラックスゲー
ト磁束用アンプで増幅され、マルチメータで測定され
る。この枠には、図3(A)、(B)及び(C)のよう
な3組のコイルが取り付けてある。なお、原理的には、
一様磁界の向く軸の方向と、線形勾配磁界を規定する3
つの軸方向は、共有しても、共有されなくても良い。
ついての実験結果及び計算結果について説明する。ま
ず、一様磁界について説明する。
明図を示す。センサ1の姿勢を計測するためには、計測
領域内全域で磁界の方向ベクトルが一様でなければなら
ず、この確認をする必要がある。そこで、センサ1が移
動するためのレールを枠で作成し、X軸とZ軸に平行な
一様磁界をそれぞれ発生したときの磁界のX,Y,Z成分
を測定範囲−20≦X,Y,Z≦20で5cmごとに測定
した。
示す。この図は、X軸に平行な一様磁界を発生したとき
の磁界のX成分を示す。X軸上を移動させた場合、対角
線上に移動した場合の両方でほぼ一定であり、その誤差
は1%未満であることが分かる。
示す。この図は、Z軸に平行な一様磁界を発生したとき
の磁界の正規化されたZ成分を示しているが、図7と同
様の結果が得られた。計測領域全域で磁界の方向ベクト
ルはほぼ一様であり、その一様性は姿勢計測において十
分だということがわかる。
図8に、X座標と磁界ghXの関係についての計算結果
の説明図を示す。
を、1m隔てて対向配置させて線形勾配磁界を発生した
ときのX座標とX成分ghXの関係についての計算結果
を示している。X座標の位置が−20≦X≦20及び0
≦Z≦20のときにXとghXが比例関係にあることが
分かる。また、同範囲でZが変化してもグラフの勾配は
一致している。これは、Yが変化しても同様である。こ
のことからghXがXのみの関数であることが分かる。
YとghY、ZとghZの関係も計算結果は同様の傾向
が見られる。
明図を示す。図10では、線形勾配磁界のX成分とgh
Xの関係説明図を、図11に、線形勾配磁界のZ成分と
ghZの関係説明図を示す。これらの図は、勾配磁界の
X,Y,Z成分を測定範囲−20≦X,Y,Z≦20で5c
mごとに計測し、それらの線形性を検証したものを示し
ている。図10からわかるように、X座標とghXは比
例関係にあり、YおよびZを変化させてもグラフの傾き
はほぼ一致しており、ghXがXのみに依存した関数で
あるが分かる。角形コイルの対称性からY成分ghYに
もghXと同様のことが言える。また、図11からもわ
かるように、Z座標とghZも比例関係にあり、ghZ
がZのみの関数であることが分かる。これにより、
(4)式の関係が−20≦X,Y,Z≦20の範囲で十分
成立することが確認できる。
勢で配置し、その測定値を実際の位置および姿勢と比較
した結果を示す。 実験1 設定値 センサ位置 (X,Y,Z)=(13,8,−5) センサ姿勢 (aX,aY,aZ)=(1,0,0) (センサがX正方向を向いている状態) 測定値 センサ位置 (X,Y,Z)=(12.9,7.7,−5.
3) センサ姿勢 (aX,aY,aZ)=(0.99,0.01,
0.05) 実験2 測定値 センサ位置 (X,Y,Z)=(2.2,−6.7,0.6) センサ姿勢 (aX,aY,aZ)=(−0.01,0.9
7,−0.23) 設定値 センサ位置 (X,Y,Z)=(1.5,−6,1) センサ姿勢 (aX,aY,aZ)=(0,0.97,−0.
25)
設定値と測定値はほぼ一致していることが分かる。一
方、センサ1の位置に関しては1cm弱の誤差がみられ
たが、これは、今回実験に使用した3軸フラックスゲー
トの各軸のセンサが空間の同一点になく、これを同一点
として取り扱った事が主な原因であると考えられる。こ
のセンサ1の位置を標定すれば一層精度のよい測定が可
能となる。
界と線形勾配磁界とを用い、姿勢検出用に一様磁界を、
位置検出用に線形勾配磁界を利用することで、磁界の大
きさに関する簡単な一次方程式により姿勢と位置とを同
時に検出することができ、データ処理を簡素化し、高速
検出を可能とすることができる。
用いる方法に比べ、計算アルゴリズムが極めて容易であ
り、モーションキャプチャ等による3次元コンピュータ
グラフィックスの製作時間の短縮化を図るとともに、ス
ポーツ医学、娯楽用ソフト製作などへの利用化をするこ
とができる。
図。
ルの説明図。
の説明図。
図。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】センサの姿勢及び位置を測定する姿勢位置
測定装置であって、 第1の軸方向に一様磁界を発生する第1のコイルと、 第1の軸方向と直交する第2の軸方向に一様磁界を発生
する第2のコイルと、 直交する3軸方向に線形勾配磁界を発生する第3のコイ
ルとを備え、 前記第1及び第2のコイルで発生された磁界によりセン
サの姿勢を測定し、前記第3のコイルで発生された磁界
によりセンサの位置を測定する姿勢位置測定装置。 - 【請求項2】前記センサは、3軸磁界センサであること
を特徴とする請求項1に記載の姿勢位置測定装置。 - 【請求項3】前記第3のコイルは、一対の角形コイルを
有し、 各々の前記角形コイルにそれぞれ逆方向に電流を流すこ
とで、直交する3軸方向に勾配磁界を発生することを特
徴とする請求項1又は2に記載の姿勢位置測定装置。 - 【請求項4】前記第3のコイルは、前記第1又は第2の
コイルの一部又は全部により共有されて構成することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の姿勢位置
測定装置。 - 【請求項5】磁界センサの姿勢及び位置を測定する姿勢
位置測定方法であって、 第1の軸方向と、第1の軸方向に直交する第2の軸方向
とに、それぞれ一様磁界を発生し、 発生された各々の一様磁界により磁界センサの姿勢を測
定し、 直交する3軸方向に線形勾配磁界を発生し、 発生された線形勾配磁界により磁界センサの位置を測定
するようにした姿勢位置測定方法。 - 【請求項6】第1、第2及び第3のコイルのいずれか又
は全てを、時分割又は周波数分割により動作させること
で磁界を発生し、磁界センサの姿勢及び/又は位置を測
定することを特徴とする請求項5に記載の姿勢位置測定
方法。 - 【請求項7】第1又は第2の軸方向のいずれかの一様磁
界として、地磁気を用いることを特徴とする請求項5又
は6に記載の姿勢位置測定方法。 - 【請求項8】前記直交する3軸方向は、それぞれ第1の
軸方向、第2の軸方向、及び、第1並びに第2の軸方向
に直交する第3の軸方向であることを特徴とする請求項
5乃至7のいずれかに記載の姿勢位置測定方法。
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