JP2000292521A - Gps受信装置 - Google Patents

Gps受信装置

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JP2000292521A
JP2000292521A JP11097713A JP9771399A JP2000292521A JP 2000292521 A JP2000292521 A JP 2000292521A JP 11097713 A JP11097713 A JP 11097713A JP 9771399 A JP9771399 A JP 9771399A JP 2000292521 A JP2000292521 A JP 2000292521A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/24Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星データとの同期確立を早期に行えるよう
にし、測位を開始するまでの時間を短縮することのでき
るGPS受信装置を提供する。 【解決手段】従来の同一衛星内フレーム同期の場合
(a)は、6秒毎に出現するサブフレーム中に存在する
同期確立用データを複数取得する必要がある。それに対
して、本発明の衛星間フレーム同期確立処理の場合
(b)は、複数のGPS衛星からの衛星データ中の同期
確立用データ同士の一致を判断するため、従来の6秒に
相当する時間が、それら複数の衛星データの送信タイミ
ングの差分時間のみとなる。そして、この差分時間は、
GPS衛星の高度のずれなどを考慮しても約20ミリ秒
である。そのため、従来の同一衛星内フレーム同期の場
合に比べて、最低限(6秒−20ミリ秒)分だけは早期
にフレーム同期が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS(Global P
ositioning System )の人工衛星からの電波を受信し
て、その受信地点の位置を検出するためのGPS受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アメリカ軍用に開発されたGPS
を利用して、自動車等の位置を検出することが民間用に
おいても盛んになされている。GPSにおいて衛星捕捉
から測位までの概略は次のようである。すなわち、現在
時刻とGPS受信装置の現在位置とから、上空に存在す
るGPS衛星を推定し、推定されたGPS衛星の軌道情
報からドップラー効果の影響を考慮して受信周波数を推
定する。こうして最低3個のGPS衛星の捕捉に成功す
ると、測位可能となる。測位を行うには、GPS衛星か
ら送信されるデータ(以下、衛星データと呼ぶ。)に対
して同期を取り、衛星データ中に含まれる時刻情報を取
り出し、GPS受信装置内の現在時刻とに基づいて[衛
星〜GPS受信装置間の距離]を測定する。それと共
に、衛星データ中の詳細軌道情報(エフェメリスとも呼
ばれる)を取り出して衛星位置を計算する。この衛星位
置を3個(理想は4個)のGPS衛星に対して計算し、
各衛星の位置および送信時刻とに基づいて、3つあるい
は4つの連立方程式を立て、その解を収束計算を行なう
ことにより数値的に求める。
【0003】上述した詳細軌道情報は通常4時間程度有
効である。そのため、GPS受信装置内にバックアップ
メモリを持ち、詳細軌道情報を保持しておけば、短時間
の電源オフ状態が存在しても、その後、詳細軌道情報を
再度収集する必要がない。したがって、GPS受信装置
は、短時間電源オフ後の再起動においては衛星データ中
からは時刻情報を取り出すだけでよいため、測位開始時
間を早くできる。このような再起動を一般に「ホットス
タート」と呼んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このホ
ットスタートで時刻情報を取り出すにも、衛星データに
対して同期を取る必要がある。ここで、衛星データのフ
ォーマットについて説明する。図5に示すように、衛星
データは1フレームが5サブフレームで構成されてお
り、さらに1サブフレーム(=6秒)は10ワードで構
成されている。各サブフレームの最初のワードはTLM
ワードであり、次のワードはHOW(ハンドオーバーワ
ード)である。したがって、送信データ中においてサブ
フレームの現れる間隔、すなわち6秒毎にTLMとHO
Wが出現することとなる。
【0005】GPS衛星から送信されるデータに対して
誤同期を防止しつつ同期を確立するためには、(TLM
ワード内にある)サブフレーム先頭のプリアンブルコー
ドの確認、(HOW内にある)サブフレームID及びパ
リティのチェックなど、サブフレーム単位でのデータ同
期確認が必要である。したがって、フレーム同期によっ
て同期確立を行うためには、最低限、1サブフレーム分
(6秒)以上の時間を要していた。つまり、6秒毎に出
現するプリアンブルコード及びパリティを取得して、そ
れらの一致を判断する必要がある。この場合、1ワード
が0.6秒であるため、TLMとHOWの2ワードを取
得するのに1.2秒要する。したがって、一致を判断す
る2フレーム分のプリアンブルコード及びパリティを取
得するには、少なくとも7.2秒かかることとなる。
【0006】そこで本発明は、上記の問題に鑑みなされ
たものであり、ホットスタート時の衛星データとの同期
確立を早期に行えるようにし、本来の目的である測位を
開始するまでの時間を短縮することのできるGPS受信
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1記載のGPS受信装
置は、複数のチャンネルにおいてそれぞれGPS衛星を
捕捉することができ、その捕捉したGPS衛星からの衛
星データから取り出した時刻情報と、GPS受信装置側
にて計時した現在時刻とに基づいて、GPS衛星と現在
位置(GPS受信装置)との間の距離を測定する。また
衛星データに含まれる詳細軌道情報(エフェメリス)を
取り出して衛星位置を計算し、さらに前記測定した距離
を加味して、GPS受信装置の位置を算出する。
【0008】また、前記衛星データから取り出した詳細
軌道情報を記憶しておくことで、いわゆるホットスター
トを実行できる。すなわち、詳細軌道情報は一般に4時
間程度有効であるため、短時間の電源オフ状態が存在し
ても、その後、再起動した場合、記憶されている詳細軌
道情報が所定の有効期間内に取得されたものである場合
には、新たに衛星データから取り出すのではなく、その
記憶されている詳細軌道情報を用いて前記測位を行う。
これにより、GPS受信装置は、短時間電源オフ後の再
起動においては衛星データ中からは時刻情報を取り出す
だけでよいため、測位開始時間を早くできる。
【0009】但し、このホットスタートで時刻情報を取
り出すにも、衛星データに対して同期を取る必要があ
る。そこで請求項1に係るGPS受信装置は、この同期
確立に関して特徴的な処理を行う。すなわち、詳細軌道
情報が記憶されている複数のGPS衛星を所定時間内に
捕捉できた場合には、その複数のGPS衛星からの衛星
データ中の所定データ同士の一致を判断して衛星データ
に対するフレーム同期を確立するのである。これを「衛
星間フレーム同期確立処理」と呼ぶこととする。
【0010】従来は同一衛星からの衛星データを構成す
る複数フレーム中の所定データ同士の一致を判断してフ
レーム同期を確立していた。これを「同一衛星内フレー
ム同期確立処理」と呼ぶこととすると、本発明の衛星間
フレーム同期確立処理は、従来方式である同一衛星内フ
レーム同期確立処理に対して、次のようなメリットがあ
る。
【0011】すなわち、従来の同一衛星内フレーム同期
の場合は、上述したように、6秒毎に出現するサブフレ
ーム中に存在するプリアンブルコード、サブフレームI
D及びパリティを取得するためには、TLMとHOWの
2ワードの取得に1.2秒要することを加味すると、少
なくとも7.2秒かかることとなる。それに対して、請
求項1に係る衛星間フレーム同期確立処理の場合は、複
数のGPS衛星からの衛星データ中の所定データ(従来
と同じTLM内のプリアンブルコードとHOW内のサブ
フレームID及びパリティ)同士の一致を判断するた
め、それら複数の衛星データを受信できればよい。
【0012】ここで、衛星間フレーム同期確立処理を行
うために複数のGPS衛星を捕捉する場合に要する時間
を考えてみる。GPS衛星と地上にあるGPS受信装置
との距離は、約20200Km〜約25800Kmであ
る。この差の5600Kmによる電波の到達時間の変動
は約18.7ミリ秒である。そして、GPS衛星間の時
計の同期変動は1ミリ秒以内に制御されているため、両
者を合わせた19.7ミリ秒が複数の衛星データの送信
タイミングの最大ずれ時間である。
【0013】したがって、TLMとHOWの2ワードを
取得するのに1.2秒要することは従来と同じである
が、従来の同一衛星データにおけるサブフレーム出現間
隔の6秒に対して、請求項1に係るGPS受信装置では
約20ミリ秒となるので、最低限「6秒−20ミリ秒」
すなわちほぼ6秒分だけは早期にフレーム同期が実現で
きる。このようにホットスタート時の衛星データとの同
期確立を早期に行えれば、本来の目的である測位を開始
するまでの時間を短縮することができる。
【0014】ところで、上述の説明では、詳細軌道情報
が記憶されている複数のGPS衛星を所定時間内に捕捉
でき、さらにその複数のGPS衛星からの衛星データ中
の所定データ同士が一致していれば前記同一衛星内フレ
ーム同期を行うこととしたが、複数のGPS衛星を所定
時間内に捕捉できても、その複数のGPS衛星からの衛
星データ中の所定データ同士が一致しない場合も考えら
れる。したがって、その場合には、請求項2に示すよう
に、記憶手段に記憶されている詳細軌道情報を消去し、
新たな詳細軌道情報を取得する。
【0015】一方、詳細軌道情報が記憶されている複数
のGPS衛星自体を、所定時間内に捕捉できない場合も
ある。したがって、その場合は請求項3に示すように、
上述した「同一衛星内フレーム同期確立処理」を実行す
ればよい。すなわち、まずは新規方式である「衛星間フ
レーム同期確立処理」を試み、それが実行できないよう
な状況であれば、従来方式の「同一衛星内フレーム同期
確立処理」を実行するのである。このようにすれば、条
件を満たせば、短時間で起動可能な衛星間フレーム同期
確立処理を行って、そのメリット(測位開始が早期化さ
れる)を享受でき、条件を満たさなくても、従来通りの
同一衛星内フレーム同期確立処理ができるため、最低
限、従来と同等の測位開始までの時間は確保できる。
【0016】なお、GPS衛星を捕捉するための捕捉手
段は、少なくとも4つのチャンネルを有していることが
好ましい。これは、GPS衛星の位置に関して経度、緯
度、高度の3次元測位を行うためには、GPS受信装置
における時刻誤差を考慮した場合、最低4つの衛星デー
タが必要だからである。
【0017】また、衛星間フレーム同期確立処理を行う
ために捕捉すべき複数のGPS衛星は少なくとも3つで
あることが好ましい。理論上は2つでもフレーム同期を
確立できるが、より信頼性の高い同期確立を実現するた
めには、3つ以上で行うことが適切だからである。
【0018】ところで、捕捉手段による衛星捕捉に際し
ては、請求項6に示すような手法を採用することが考え
られる。すなわち、衛星データから取り出した概略軌道
データ(オルマナック)及び測位手段にて測位された
(従前の)GPS受信装置の位置と、現在時刻とに基づ
いて飛来予測したGPS衛星をサーチするのである。仮
に、前回、GPS受信装置の電源がオフされてから今回
の起動時までの間に、全くGPS受信装置が移動されて
いなければ、これらに基づいて予測したGPS衛星を捕
捉できる可能性が高い。したがって、飛来予測せずにサ
ーチする場合に比べて捕捉できるまでの時間が短縮でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0020】図1は一実施例としてのGPS受信装置2
の概略を示すブロック図である。GPS受信装置2は、
GPS衛星からの電波を受信するアンテナ12と、高周
波処理回路14と、データ復調回路16と、メモリ18
と、中央演算処理装置(本図ではCPUと記載)20
と、リアルタイムクロック(本図ではRTCと記載)2
2とを備えている。
【0021】高周波処理回路14は、アンテナ12にて
受信された衛星電波を増幅するもので、同時に受信信号
より低い周波数の中間周波に変換する。また、データ復
調回路16は8CH分備えられており、これにより最大
で8個のGPS衛星からの電波を並列に復調可能とす
る。
【0022】メモリ18は、後述する処理を実現するた
めのプログラムが格納されたROM18aや、測位演算
に必要な変数の記憶領域として用いられるRAM18b
や、受信した衛星データ中より得た詳細軌道情報(エフ
ェメリス)、概略軌道情報(オルマナック)及び測位さ
れた位置などを電源がオフされた状態でも記憶するため
のバックアップメモリ18cからなる。
【0023】ここで、GPS衛星から送信される衛星デ
ータのフォーマットについて図5を参照して説明する。
衛星データは30秒周期で送信されるものであり、図5
(a)に示すように、1フレーム(=30秒)が5サブ
フレームで構成されている。さらに1サブフレーム(=
6秒)は10ワード(=300ビット)で構成されてい
る。
【0024】各サブフレームの最初のワードはTLMワ
ードであり、次のワードはHOW(ハンドオーバーワー
ド)である。残りのワードについては、第1〜第3サブ
フレームの場合は詳細軌道情報(エフェメリス)である
が、第4,5ワードについては概略軌道情報(オルマナ
ック)その他のデータが含まれている。
【0025】図5(b)に示すように、TLMワード
は、その先頭に、サブフレームの先頭識別コードである
プリアンブルコード(16進で8ビット固定)があり、
続いてTLMメッセージ、予約ビット、パリティなどが
含まれている。また、図5(c)に示すように、HOW
は、その先頭に、TOWメッセージ(データ送信時刻:
サブフレームの送信時刻を規定するものであり、サブフ
レーム毎に1加算される)があり、それ以外にもサブフ
レームIDや調整用ビットあるいはパリティなどが含ま
れている。なお、HOWのパリティは25ビット目から
30ビットまでの6ビットで構成されているが、この内
の29,30ビット目は必ず0にされている。そして、
調整用ビットは、この29,30ビット目を0にするた
めのものである。
【0026】なお、実施例と特許請求の範囲との対応関
係は以下の通りである。特許請求の範囲の「捕捉手段」
としては、アンテナ12、高周波処理回路14、データ
復調回路16が相当し、「計時手段」としてはRTC2
2が相当する。また、「距離測定手段」、「測位手段」
及び「同期確立手段」としてはCPU20が相当し、
「記憶手段」としてはバックアップメモリ18cが相当
する。
【0027】続いて、GPS受信装置2の動作について
説明する。図2のフローチャートに示すように、GPS
受信装置2が起動されると、まずデータ復調回路16の
CH0〜7に捕捉させるGPS衛星を設定する衛星割付
処理が行なわれる(S10)。この衛星割付処理とは、
GPS受信装置2の上空を飛来すると予測されるGPS
衛星をCH0、CH1、……CH7と割り付けることで
ある。なお、このとき飛来すると予測される衛星は、R
TC22の時刻(現在時刻)と、バックアップメモリ1
8cに記憶されている概略軌道情報(オルマナック)、
及び以前GPS受信装置2が起動されていた時の最後に
測位され、やはりバックアップメモリ18cに記憶され
ている位置(概略の現在位置)とから算出する。仮に、
前回、GPS受信装置2の電源がオフされてから今回の
起動時までの間に、全くGPS受信装置2が移動されて
おらず、且つRTC22の時刻も大幅に狂っていなけれ
ば、これらから算出される飛来予測は、信頼性の高いも
のとなる。こうして、算出された衛星が最大8個データ
復調回路16のCH0〜7に割り付けられる。なお、事
情に応じて割付数を8個未満としてもよい。
【0028】続くS20では、S10にて割り付けたG
PS衛星の詳細軌道情報がバックアップメモリ18cに
あれば、それを読み出す。この際、全てのGPS衛星に
対する詳細軌道情報が存在する場合もあれば、一部のG
PS衛星に対する詳細軌道情報しか存在しない場合もあ
る。もちろん、どのGPS衛星に対する詳細軌道情報も
存在しない場合もある。
【0029】そして、S30,S40では、S10にて
捕捉対象のGPS衛星を割り付けたCH毎に所定の処理
を行う。概略的に説明すると、CH毎に衛星の捕捉や衛
星データの収集などを行い、定期的にCH毎に捕捉状況
やデータ収集状況あるいは収集データの取り込みなどを
行う。
【0030】ここで、衛星毎に行われる処理(S40)
について、図4のフローチャートを参照して説明する。
最初のステップS401では、バックアップメモリ18
cに該当するGPS衛星についての詳細軌道情報が記憶
されているか否かを判断する。そして、詳細軌道情報が
記憶されている場合には(401:YES)、GPS衛
星を捕捉したか否かを判断し(S402)、まだ捕捉し
ていなければ(S402:NO)、S408へ移行して
衛星をサーチする処理を行い、その後、本ルーチンを抜
ける。
【0031】ここで、S408にて行なわれる衛星サー
チ処理について、図5のフローチャートを用いて説明す
る。本処理が起動されると、まずS4081にて衛星周
波数の初期設定が行なわれる。これは捕捉対象となるG
PS衛星について各キャリア受信周波数(以下、単に受
信周波数という)f0を算出するもので、仰角を算出し
たときと同様、RTC22の時刻(現在時刻)と、バッ
クアップメモリ18cに記憶されている概略軌道情報
(オルマナック)、及び以前GPS受信装置2が起動さ
れていた時の最後に測位され、やはりバックアップメモ
リ18cに記憶されている位置(概略の現在位置)とか
ら算出する。
【0032】こうして受信周波数f0が設定されると、
S4082に進み、C/Aコード同期位相サーチを行な
う。GPS衛星からの航法メッセージは、スペクトル拡
散信号として送信されており、C/Aコードは、航法メ
ッセージの変調に用いられている符号の一つであり、
「1」「0」を所定の配列で1023個並べたものとな
っている(この「1」「0」の1つ1つをチップとい
う)。航法メッセージを取り出すためには、キャリアに
どのような位相でC/Aコードが乗せられているかを検
出する必要がある。これには捕捉対象とする衛星のC/
Aコードと同形式のC/Aコードをデータ復調回路16
内で発生させ、且つC/Aコードの位相を変更させつ
つ、受信したスペクトル拡散信号との相関値を測定する
ことにより行なう。
【0033】S4082の処理の結果、同期が取れたか
どうかを判定し(S4083)、同期が取れていれば
(S4083:YES)、本処理ルーチンを終了して図
3の処理に復帰する。一方、非同期であれば(S408
3:NO)、S4084に進み、受信周波数を変更す
る。このS4084にて周波数を変更させる態様として
は、はじめはS4081にて設定された受信周波数f0
よりも少し(例えば1kHz)高い周波数f1にし、同
期が取れなければ、今度は逆に受信周波数f0よりも少
し低い周波数f2にし、それでも同期が取れなければ、
周波数f1よりも更に高い周波数f3にする、等が考え
られる。但し、周波数f0からある程度かけ離れた値に
なったら、再びf0に戻し、周期的にサーチすると良
い。
【0034】つまり衛星捕捉サーチ処理においては、各
衛星の受信周波数を推定し、推定した各周波数について
C/Aコードの同期位相サーチを行ない、同期が取れな
ければ受信周波数を変更することにより、キャリア周波
数のサーチ及びC/Aコードの同期位相サーチを並行し
て行なう処理となっている。
【0035】図3の処理説明に戻り、S402にて肯定
判断、すなわち衛星を捕捉している場合には、S403
へ移行して同期確立用データを収集したかどうかを判断
する。この同期確立用データとは、図5を参照して既に
説明した衛星データフォーマット中における、TLMワ
ード内のプリアンブルコードと、HOW内のTOWメッ
セージ、サブフレームID及び29,30ビット目のパ
リティ(=0)を指す。同期確立用データの使用に先立
って、TLM、HOWそれぞれのパリティが正常である
ことを確認する。
【0036】この同期確立用データを収集できていない
場合には(S403:NO)、衛星データの収集を(続
けて)行い(S407)、その後、本ルーチンを抜け
る。また、同期確立用データを収集できた場合には(S
403:YES)、このGPS衛星を「測位使用仮可
能」とする(S404)。
【0037】また「衛星間フレーム同期確立処理」によ
っては早期に測位開始できなかった場合のために、「同
一衛星間フレーム同期確立処理」によって、時刻データ
を収集できたか否かを判断し(S405)、収集できて
いなければ(S405:NO)、そのまま本ルーチンを
抜けるが、時刻データを収集できていれば(S405:
YES)、このGPS衛星を「測位使用可能」としてか
ら(S406)、本ルーチンを抜ける。
【0038】なお、S404あるいはS406における
具体的な処理としては、例えば「測位使用仮可能」であ
ることを示す識別フラグあるいは「測位使用可能」であ
ることを示す識別フラグを、当該GPS衛星に対して設
定し、RAM18aに記憶しておくことが考えられる。
【0039】一方、最初のステップS401にて否定判
断、すなわちバックアップメモリ18cに該当するGP
S衛星の詳細軌道情報が記憶されていない場合には(4
01:YES)、GPS衛星を捕捉したか否かを判断し
(S409)、まだ捕捉していなければ(S409:N
O)、S413へ移行して衛星をサーチする処理を行
い、その後、本ルーチンを抜ける。なお、このS413
にて行なわれる衛星サーチ処理は、S408の処理と同
じであり、すなわち図5のフローチャートに示す処理を
実行することとなる。
【0040】衛星を捕捉している場合には(S409:
YES)、S410へ移行して詳細軌道情報を収集した
かどうかを判断する。詳細軌道情報を収集できていない
場合には(S410:NO)、衛星データの収集を(続
けて)行うが(S412)、詳細軌道情報を収集できた
場合には(S410:YES)、このGPS衛星を「測
位使用可能」とする(S411)。なお、このS411
における具体的な処理はS406と同じである。以上が
衛星毎処理である。
【0041】図2の処理に戻り、S50では、S40に
て実行される衛星毎処理による結果に基づき、「測位使
用仮可能」とされているGPS衛星が3個以上あるか否
かを判断する。3個以上あれば(S50:YES)、そ
の「測位使用仮可能」とされたGPS衛星毎の同期確立
用データ(TLMワード内のプリアンブルコードと、H
OW内のTOWメッセージ、サブフレームID及び2
9,30ビット目のパリティ=0)が一致するか否かを
判断する(S60)。
【0042】これらの同期確立用データが一致しない場
合には(S60:NO)、S70へ移行して、「測位使
用仮可能」とされたGPS衛星についての詳細軌道情報
をバックアップメモリ18cから消去し、さらに「測位
使用仮可能」を取り消す(識別するためのフラグをリセ
ットする)。その後、S30へ戻り、S40の衛星毎処
理へ移行する。
【0043】それに対して、同期確立用データが一致す
る場合には(S60:YES)、短縮モードで測位を開
始する(S70)。すなわち、3個以上のGPS衛星間
の同期確立用データが一致したことで各衛星のフレーム
同期が確立したと判断し、測位処理に移行するのであ
る。
【0044】一方、「測位使用仮可能」とされているG
PS衛星が3個未満であれば(S50:NO)、今度は
「測位使用可能」とされたGPS衛星が3個以上あるか
否かを判断する(S90)。「測位使用可能」とされた
GPS衛星もやはり3個未満であれば(S90:N
O)、S30へ戻り、S40の衛星毎処理へ移行する。
【0045】それに対して、「測位使用可能」とされた
GPS衛星が3個以上ある場合に(S90:YES)、
通常モードで測位を開始する(S100)。すなわち、
同一衛星の複数のサブフレームの先頭部分にある同期確
立用データ同士が一致するか否かを判断して、一致すれ
ばフレーム同期が確立したと判断し、測位処理に移行す
る。
【0046】このように、本実施例のGPS受信装置2
によれば、従前に取得した詳細軌道情報を記憶しておく
ことで、いわゆるホットスタートを実行できるのである
が、このホットスタートで衛星データから時刻情報を取
り出すにも、衛星データに対して同期を取る必要があ
る。そこで、この同期確立に関し、所定時間内に実行さ
れた衛星毎処理の結果、測位使用可能なGPS衛星(具
体的には、詳細軌道情報が記憶されており、同期確立用
データを収集できた衛星)が3個以上あり(S50:Y
ES)、それらの同期確立用データが一致すれば(S6
0:YES)、それで各衛星のフレーム同期が確立した
ものと判断する。
【0047】このような「衛星間フレーム同期確立処
理」を実行すれば、従来の「同一衛星内フレーム同期確
立処理」、すなわち同一衛星からの衛星データを構成す
る複数フレーム中の所定データ同士の一致を判断してフ
レーム同期を確立する処理に対して、非常に早期にフレ
ーム同期が実現できる。これを図6を参照してさらに説
明する。
【0048】すなわち、従来の同一衛星内フレーム同期
の場合は、図6(a)に示すように、6秒毎に出現する
サブフレーム中に存在する同期確立用データを取得する
ためには、TLMとHOWの2ワードの取得に1.2秒
要することを加味すると、少なくとも7.2秒かかるこ
ととなる。
【0049】それに対して、本実施例で説明した衛星間
フレーム同期確立処理の場合は、図6(b)に示すよう
に、複数のGPS衛星からの衛星データ中の同期確立用
データ同士の一致を判断するため、TLMとHOWの2
ワードの取得に1.2秒要することは同じであるが、従
来の6秒に相当する時間が、それら複数の衛星データの
送信タイミングの差分時間のみとなる。そして、この差
分時間は、約20ミリ秒となる(理由は上述したので繰
り返さない)ので、従来の同一衛星内フレーム同期の場
合に比べて、同じタイミングでデータ収集を開始した場
合、最低限「6秒−20ミリ秒」すなわちほぼ6秒分だ
けは早期にフレーム同期が実現できる。このように衛星
データとの同期確立を早期に行えれば、本来の目的であ
る測位を開始するまでの時間を短縮することができる。
【0050】なお、本実施例では、衛星間フレーム同期
確立処理を行うための「測位使用仮可能」なGPS衛星
として3個以上必要(S50)であることを前提とす
る。これは、理論上は2個でもフレーム同期を確立でき
るが、より信頼性の高い同期確立を実現するためには、
3つ以上で行うことが適切だからである。
【0051】また、本実施例においては、まずは新規方
式の「衛星間フレーム同期確立処理」を試みるが、それ
が実行できないような状況であれば、従来方式の「同一
衛星内フレーム同期確立処理」を実行している。このよ
うにすることで、条件を満たせば、短時間で起動可能な
衛星間フレーム同期確立処理を行って、そのメリット
(測位開始が早期化される)を享受でき、条件を満たさ
なくても、従来通りの同一衛星内フレーム同期確立処理
ができるため、最低限、従来と同等の測位開始までの時
間は確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるGPS受信装置のブ
ロック図である。
【図2】 GPS受信装置のCPUにて実行される衛星
データ受信処理を示すフローチャートである。
【図3】 衛星データ受信処理中で実行される衛星毎処
理を示すフローチャートである。
【図4】 衛星毎処理中で実行される衛星サーチ処理を
示すフローチャートである。
【図5】 衛星データのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図6】 従来の同一衛星内フレーム同期確立処理と本
発明の衛星間フレーム同期確立処理の比較を説明するた
めのタイムチャートである。
【符号の説明】
2…GPS受信装置 12…アンテナ 14…高周波処理回路 16…データ復調回路 18…メモリ 18a…ROMm 18…RAM 18a…バックアップメ
モリ 20…中央演算処理装置 22…リアルタイムク
ロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチャンネルを有し、該各チャンネル
    において各GPS衛星をサーチすることにより、所定数
    のGPS衛星を捕捉可能にした捕捉手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記捕捉手段によって捕捉されたGPS衛星から送信さ
    れるデータ(以下、衛星データと称す。)に含まれる時
    刻情報を取り出し、前記計時手段にて計時された現在時
    刻に基づいて、前記衛星データを送信したGPS衛星と
    現在位置との間の距離を測定する距離測定手段と、 前記衛星データに含まれる詳細軌道情報を取り出して衛
    星位置を計算し、前記距離測定手段にて測定した距離を
    加味して、現在位置を算出する測位手段と、 前記詳細軌道情報を記憶しておく記憶手段と、 を備え、 前記測位手段は、前記記憶手段に詳細軌道情報が記憶さ
    れている場合には、当該記憶されている詳細軌道情報を
    用いて前記測位を行うホットスタートを実行可能に構成
    されているGPS受信装置において、 前記ホットスタートを実行する際、前記詳細軌道情報が
    記憶されている複数のGPS衛星を前記捕捉手段によっ
    て所定時間内に捕捉できた場合には、当該複数のGPS
    衛星からの衛星データ中の所定データ同士の一致を判断
    して衛星データに対するフレーム同期を確立する衛星間
    フレーム同期確立処理を実行する同期確立手段を備えた
    ことを特徴とするGPS受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のGPS受信装置において、 前記詳細軌道情報が記憶されている複数のGPS衛星を
    前記捕捉手段によって所定時間内に捕捉できたが、当該
    複数のGPS衛星からの衛星データ中の所定データ同士
    が一致しない場合には、前記記憶手段に記憶されている
    詳細軌道情報を消去し、新たな詳細軌道情報を取得する
    ことを特徴とするGPS受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のGPS受信装置にお
    いて、 前記同期確立手段は、 前記詳細軌道情報が記憶されている複数のGPS衛星を
    前記捕捉手段によって所定時間内に捕捉できなかった場
    合には、所定のGPS衛星からの衛星データを構成する
    複数フレーム中の所定データ同士の一致を判断して衛星
    データに対するフレーム同期を確立する同一衛星内フレ
    ーム同期確立処理を実行することを特徴とするGPS受
    信装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載のGPS受信
    装置において、 前記捕捉手段は、少なくとも4つのチャンネルを有して
    いることを特徴とするGPS受信装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載のGPS受信
    装置において、 前記衛星間フレーム同期確立処理を行うために捕捉すべ
    き複数のGPS衛星は少なくとも3つであることを特徴
    とするGPS受信装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか記載のGPS受信
    装置において、 前記記憶手段には、前記衛星データから取り出した概略
    軌道データ及び前記測位手段にて測位された当該GPS
    受信装置の位置も記憶可能であり、 前記捕捉手段は、前記記憶手段に記憶されている概略軌
    道データ及び当該GPS受信装置の位置と、前記計時手
    段にて計時された現在時刻とに基づいて飛来予測された
    GPS衛星をサーチすることを特徴とするGPS受信装
    置。
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