JP2000292524A - レーダー装置及び類似装置 - Google Patents

レーダー装置及び類似装置

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JP2000292524A
JP2000292524A JP11099849A JP9984999A JP2000292524A JP 2000292524 A JP2000292524 A JP 2000292524A JP 11099849 A JP11099849 A JP 11099849A JP 9984999 A JP9984999 A JP 9984999A JP 2000292524 A JP2000292524 A JP 2000292524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MAX処理やMIN処理の持つ表示の安定性
という利点を取り入れつつ、それらの処理の欠点をなく
すことのできるレーダー装置及び類似装置を提供する。 【解決手段】 受信データを極座標から表示画面上の直
交座標に座標変換する座標変換部4と、表示画面の各画
素に対応する受信データのうち最大値をMAXデータと
して求めるMAX抽出部6と、表示画面の各画素に対応
する受信データのうち最小値をMINデータとして求め
るMIN抽出部9と、MAXデータとMINデータの平
均処理をしてMIXデータとして求めるMIX処理部8
と、MIXデータを画素データとして記憶する画像メモ
リ1と、画像メモリ1の記憶データを表示する表示器7
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダー装置、ソ
ナー装置など、極座標形で受信される探知信号を一旦直
交座標に変換して画像メモリに記憶した後、ラスター走
査方式の表示器に表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】極座標形で受信される探知信号を直交座
標に変換してラスター表示する装置においては、探知信
号は幾何学上中心付近が密で周辺ほど粗となる。したが
って、直交座標(X−Y座標)に座標変換する時、スイ
ープ始点付近の画素になるほど、同一画素に対して多く
の受信データが対応することになる。この場合、1つの
画素に対して単に受信データを順次上書きするだけで
は、常に、最後に書かれたデータのみがその画素のデー
タとなるために、より信号レベルの大きなデータが途中
で受信された場合に、その情報が残らないという不都合
を生じる。また、同じ物標からの受信信号であっても、
受信信号は短時間で微妙に変動するために、アンテナ回
転毎に映像の形が変化したり、同じ物標であっても中心
付近に近づくにつれアンテナ回転毎に表示されたりされ
なかったりする不安定なものとなる。
【0003】上記の不都合を解決するために、例えば、
同一画素に対応するすべての受信データのうち、1番大
きなデータを書き込む処理(以下、この処理をMAX処
理とする。)が従来から実施されている。MAX処理に
ついては、例えば特公平3−11669号や特公平3−
582号公報に示されている。この方法では、画像メモ
リに受信データを書き込む際に、同一画素に対しての初
めてのアクセスを検出する回路(以下、この回路をFI
RST回路という)を設け、FIRST回路がFIRS
Tを検出した場合には今回受信された新データを書き込
み、そうでない場合(2度目以降の場合)には、すでに
書き込まれているデータと今回受信された新データとの
大小を比較し、大きい方のデータを再書き込みする。そ
の結果、同一画素に対応するすべてのデータを常時参照
するから安定したものとなり、最終的に最大値データが
抽出されて記憶されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記MAX処理の場合
には、受信信号は上書き処理の場合よりも確実に安定し
て表示されるが、海面反射、雨、ノイズなどの不要信号
も強調表示され、また、近接した2つの物標が分離して
表示できない場合があるという問題がある。
【0005】そこで、同一画素に対応するすべての受信
データのうち、1番小さなデータを書き込むMIN処理
が考えられる。ところが、このMIN処理についても以
下の不都合が生じる。
【0006】すなわち、MIN処理においても、MAX
処理と同様に同一画素に対応するすべての受信データを
参照する処理であるから、処理結果は安定するという利
点があり、また、海面反射、雨、ノイズなどの不要信号
が強調表示されることはないために、MAX処理のよう
な欠点は生じないが、画素の大きさよりも小さい映像が
表示されなかったり、表示していた物標であっても中心
付近に近づくと表示されなくなる欠点を備えている。こ
のように、表示したい受信信号が表示されない可能性が
非常に高くなるために、MIN処理単独での使用も不適
当である。
【0007】本発明の目的は、上記MAX処理やMIN
処理の持つ表示の安定性という利点を取り入れつつ、そ
れらの処理の欠点をなくすことのできるレーダー装置及
び類似装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明の構成
を示す。なお、ここではレーダー装置を例示している
が、他のソナー装置など、極座標を直交座標に変換して
表示する類似装置でも同様である。
【0009】θn はアンテナ方向のスイープを示し、こ
こではこのスイープを先行スイープという。また、先行
スイープの1つ前のスイープを後行スイープといい、θ
n-1で表す。現在の先行スイープθn の方向が、次回の
後行スイープθn-1 の方向となる。各スイープ上のサン
プル点に対する処理はスイープライン方向に順番にRク
ロック毎に行われていく。同図において、FIRST検
出部5は先行スイープθn 上の任意のサンプル点jがそ
のサンプル点jが対応する画像メモリ1上の画素に最初
にアクセスするかどうかを検出する。この検出は、先行
スイープθn 上のE点について注目すると、同じ先行ス
イープθn 上の上流側の隣接のサンプル点Dと後行スイ
ープθn-1 上のA〜Cのサンプル点との対応画素に対し
てE点の対応画素が一致するかどうかで行う。一致しな
い場合はE点がFIRSTサンプル点と検出し、一致す
る場合はFIRSTサンプル点として検出しない。E点
がFIRSTサンプル点かどうかを検出する場合、この
D点及びA〜C点の4サンプル点とE点との対比判断を
行うことが必要十分な条件となる。すなわち、E点がF
IRSTサンプル点として検出される必要十分条件は、
E点の対応画素がA〜D点の各対応画素のすべてと一致
しない場合である。
【0010】MAX処理部は、このFIRST検出部5
とMAX抽出部6とで構成される。MAX抽出部6は、
1スイープ分の各サンプル点における対応する画素での
最大値データ(以下、MAXデータ)を求めてMAX抽
出メモリ6aに記憶する。アンテナが先行スイープθn
に切り替わると、この抽出メモリ6aには先行スイープ
θn の各サンプル点でのMAXデータが順次記憶されて
いき、それまでに記憶していた後行スイープθn-1 の各
サンプル点のMAXデータが順次出力されていく。な
お、各サンプル点でのMAXデータとは、そのサンプル
点がFIRSTサンプル点の場合は該サンプル点の新た
な受信データがMAXデータであり、また、FIRST
サンプル点でない場合には、該サンプル点の新たな受信
データと、該サンプル点の対応画素と同じ対応画素を持
つ他のサンプル点のMAX抽出メモリ6a上のデータと
を比較して大きい方のデータがMAXデータとされる。
【0011】MIN処理手段は、上記FIRST検出部
5とMIN抽出部9とで構成される。MIN抽出部9は
MIN抽出メモリ9aを備えている。MIN抽出部9
は、先行スイープθn 上の各サンプル点における最小値
データ(MINデータ)を求めてMIN抽出メモリ9a
に記憶する。アンテナが先行スイープθn に切り替わる
と、この抽出メモリ9aには先行スイープθn の各サン
プル点でのMINデータが順次記憶されていき、それま
でに記憶していた後行スイープθn-1 の各サンプル点の
MINデータが順次出力されていく。MIN抽出メモリ
9aも1スイープ分の記憶容量を持つ。また、MIN抽
出メモリ9aは、先行スイープθn 上のサンプル点がF
IRSTサンプル点の場合には、該サンプル点の新たな
受信データをMINデータとして記憶し、FIRSTサ
ンプル点でない場合には、該サンプル点の新たな受信デ
ータと、該サンプル点の対応画素と同じ対応画素を持つ
他のサンプル点のMIN抽出メモリ9a上のデータとを
比較して小さい方のデータを選択して記憶する。
【0012】上記MAX抽出部6で抽出された先行スイ
ープθn 上の各サンプル点におけるMAXデータとMI
N抽出部9で抽出された先行スイープθn 上の各サンプ
ル点におけるMINデータとはそれらのデータの平均処
理を行うMIX処理部8に入力する。平均処理は単純な
平均処理であってもよく、MAXデータまたはMINデ
ータに荷重をつけてもよい。このMIX処理部8では、
各サンプル点毎に上記MAXデータとMINデータとの
平均値を求め、この値を座標変換部4で指定される画像
メモリ1上の対応の画素に書き込む。表示器7は、画像
メモリ1に記憶されているレーダー画像を濃淡画像また
はカラー画像で表示する。
【0013】なお、図1において、E点はFIRSTサ
ンプル点かどうかを検出する時に、A〜Dの合計4個の
各サンプル点との対比が必要十分条件である。なぜな
ら、同一スイープ上では各サンプル点の対比が当然にス
イープライン上流方向に行われるから、先行スイープθ
n 上では1つ後ろの近接サンプル点であるF点との対比
を行う必要がなく、またD点よりもさらに上流方向のサ
ンプル点との対比を行う必要がない。D点との対比でそ
れぞれの対応画素が一致していなければ当然にD点より
上流のサンプル点の対応画素とも一致していないからで
ある。また、後行スイープθn-1 上では、A点、C点の
スイープライン上流方向、下流方向のサンプル点との対
比を行う必要がない。C点の対応画素とE点の対応画素
が一致していなければ、C点よりも下流方向のサンプル
点とE点との対応画素が一致しないし、同様にE点とA
点の各対応画素が一致していなければ、A点よりも上流
側のサンプル点とE点の各対応画素も当然に一致しない
からである。このように、E点については先行スイープ
θn 上の上流方向の隣接サンプル点であるD点と、後行
スイープn-1 上のE点と同じサンプル位置のサンプル点
B点及びその前後の2つのサンプル点であるA点とC点
の合計4サンプル点が、E点がFIRSTサンプル点で
あるかどうかを検出する時の必要十分な比較サンプル点
である。
【0014】図1に示す構成では次のように動作する。
【0015】今アンテナ方向がθn (先行スイープ)に
あって、サンプル点がE点にあるとすると、FIRST
検出部5は、先行スイープθn と後行スイープθn-1
A〜Dの各サンプル点とE点のサンプル点との対比判断
を行う。すなわち、各サンプル点の対応画素の一致判断
を行う。E点のサンプル点の対応画素がA〜Dの各サン
プル点の対応画素のすべてと一致しない場合には、この
E点がFIRSTサンプル点である。FIRST検出部
5においてE点がFIRSTサンプル点であることを検
出すると、MAX抽出部6及びMIN抽出部9が、この
E点での受信データをMAX抽出メモリ6a、MIN抽
出メモリ9aにそれぞれそのまま書き込む。E点がFI
RSTサンプル点でない場合には、E点の受信データ
と、A〜D点の中でE点の対応画素と同じ対応画素を持
つ他のサンプル点(例えばA、B、D点)のMAX抽出
メモリ6a上のデータとを比較して、大きい方のデータ
を選択してMAX抽出メモリ6aに再書き込みし、ま
た、E点の受信データと、E点の対応画素と同じ対応画
素を持つ他のサンプル点(例えばA、B、D点)のMI
N抽出メモリ9a上のデータとを比較して、小さい方の
データを選択してMIN抽出メモリ9aに再書き込みす
る。このようにして、MAX抽出メモリ6a、MIN抽
出メモリ9aには、先行スイープθn 上の各サンプル点
のMAXデータ、MINデータが記憶される。
【0016】MAX抽出メモリ6a、MIN抽出メモリ
9aのデータはMIX処理部8に入力し、ここで先行ス
イープθn 上の各サンプル点の平均処理が行われる。平
均処理の典型的な方法は、MAXデータとMINデータ
の単純平均をとる方法である。MIX処理部8でこの平
均処理をしたデータがMIXデータとして画像メモリ1
の所定の位置、すなわち座標変換部4で座標変換された
画素の位置に記憶される。表示器7は、画像メモリ1に
記憶されているレーダー画像を濃淡画像でまたはカラー
画像でラスター表示する。
【0017】上記MIX処理部8においては、MAXデ
ータとMINデータとの平均処理を行うが、この処理
は、同一画素に対応するすべての受信データを参照する
MAX抽出部6及びMIN抽出部9の出力の平均処理で
あるために、この平均処理の結果は、MAX抽出部6の
みを単独に用いた場合やMIN抽出部9を単独に用いた
場合と同様に安定である。また、MAX抽出部6だけを
用いた場合のように不要信号が強調表示されることもな
く、また、MIN抽出部9だけを用いた場合のように表
示したい受信信号が表示されなくなるという不都合も回
避することができる。また、近接した2つの物標の間の
スイープにおいて、データがない場合が1回でもあれ
ば、2つの物標を分離して表示することができる。ま
た、MAX抽出部6だけを用いた場合やMIN抽出部9
だけを用いた場合には、処理結果の良否は入力信号のレ
ベルに大きく依存することになり、状態によっては微妙
なゲイン調整操作を行うことが必要になるが、MIX処
理部8を設けることによって、信号レベルの大小にそれ
ほど依存することなく、したがってゲイン調整操作を頻
繁に行うことなく最適な表示を得られるようになる。
【0018】なお、図1に示す構成において、MAX処
理部をFIRST検出部5及びMAX抽出部6で構成
し、MIN処理部をFIRST検出部5及びMIN抽出
部9で構成したが、MAX処理部、MIN処理部共、こ
れらの構成に限定されることはない。MAX処理部は、
表示画面の各画素に対応する受信データの中から最大
値、または精度を多少下げてもいいなら最大値付近の値
をMAXデータとして求める機能を持てばよいし、MI
N処理部は、表示画面の各画素に対応する受信データの
中から最小値、または精度を多少下げてもいいなら最小
値付近の値をMINデータとして求める機能を持てばよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施形態であるレ
ーダー装置の制御部のブロック図である。
【0020】アンテナ10からの探知アナログ信号が、
受信回路11、A/D変換器12でデジタル値に変換さ
れ、探知レンジに対応した周期の図示しないサンプル用
クロックでサンプルされる。サンプルされた1スイープ
分のデータは実時間で一次メモリ13に記憶される。こ
の一次メモリ13は、サンプル速度が高速なために設け
られるものであり、一旦、受信データを実時間で記憶
し、その後、Rクロックで同一次メモリ13に記憶した
データを読み出して後段の画像メモリに書き込む。な
お、画像メモリへの描画効率を向上させるため、二次メ
モリ14を設ける場合がある。二次メモリ14により、
一次メモリへ受信データを記憶する間においても、二次
メモリ14から読み出したデータを使用して連続して画
像メモリに描画することができる。
【0021】探知信号は極座標形で得られるが、画像メ
モリは直交座標形であるために、極座標から直交座標
(X−Y座標)に変換するための座標変換回路15が設
けられる。座標変換回路15は、例えば船首方向を基準
とした、その時点のアンテナの角度θと、一次メモリ1
3(または二次メモリ14)の読み出し位置R(Rクロ
ックで決められる)から、直交座標で配列された画像メ
モリの画素を示すアドレスを作成する。具体的には次式
を実現するハードウェアにより構成される。
【0022】X=Xs+R・sinθ Y=Ys+R・cosθ ただし、X、Y:直交座標 Xs、Ys:中心座標 R:中心からの距離 θ:変換座標の角度 FIRST検出回路16は、図1において説明したよう
に、あるサンプル点が対応画素を初めてアクセスしたの
か、2度目以降のアクセスであるのかを検出する回路で
あって、スイープ上のそのサンプル点の位置を表すRク
ロックと、先行スイープθn と、ラッチ回路22から得
られる後行スイープθn-1 とに基づいて検出動作を行
う。
【0023】上記FIRST検出回路16の出力はMA
X抽出回路17(図1のMAX抽出部6に対応)、及び
MIN抽出回路18(図1のMIN抽出部9に対応)に
入力する。MAX抽出回路17では、図1において説明
したように、1スイープ分の容量を持つ各サンプル点で
のMAXデータを記憶するMAX抽出メモリ100を持
ち、毎サイクル毎に各サンプル点でのMAXデータを出
力する。同様にMIN抽出回路18は、1スイープ分の
容量を持つ各サンプル点でのMINデータを記憶するM
IN抽出メモリ200を持ち、毎サイクル毎に各サンプ
ル点でのMINデータを出力する。MIX処理回路19
(図1のMIX処理部8に対応)は、MAX抽出回路1
7の出力とMIN抽出回路18の出力の平均値を求め
る。画像メモリ20(図1の画像メモリ1に対応)は、
1画面分の表示用データを記憶し、これをラスター走査
型の表示器であるCRT21(図1の表示器7に対応)
に表示する。
【0024】図3は、同一画素におけるFIRSTとそ
れ以外の関係を示す。図の画素Iにはサンプル点a、
b、cが対応しているが、スイープ回転方向を図のよう
に時計方向(右回り)とすると、a点がFIRSTサン
プル点として検出され、b点及びc点が2度目以降のサ
ンプル点として検出される。今、各サンプル点のデータ
の大きさが、仮にa=4、b=3、c=6とすると、ア
ンテナがスイープラインθn-1 を向いている時にはa点
がFIRSTとして検出された時、MAX抽出メモリ1
00のa点に対応する位置にはデータ4がまず記憶され
る。また、MIN抽出メモリ200のa点に対応する位
置にもデータ4が記憶される。その1サイクル後には、
b点が同じ画素への2度目以降のアクセスとして検出さ
れるから、データ4とデータ3とが比較される。この比
較の結果、データ4が大きいために、MAX抽出メモリ
100のb点の対応位置にはデータ4が記憶され、MI
N抽出メモリのb点の対応位置にはデータ3が記憶され
る。続いて、アンテナがスイープラインθn 上を向いた
時には、c点のデータ6が比較される。MAX抽出メモ
リ100のa点とb点の位置にはデータ4が記憶されて
いるために(MAX抽出メモリ100は1スイープ分の
容量を持ち、c点のデータ6を比較するときには、b点
のデータとa点のデータがシフト回路を経て出力され
る。このうちb点のデータとc点のデータが比較され
る。これについては後述する。)、b点のデータ4とc
点のデータ6が比較され、4よりも6の方が大きいか
ら、MAX抽出メモリのc点に対応する位置に6が記憶
される。また、MIN抽出メモリ200のa点とb点の
位置にはデータ3が記憶されており、この3の方が6よ
りも小さいから、MIN抽出メモリのc点の位置にもデ
ータ3が記憶される。
【0025】この結果、図2のMIX処理回路19で
は、 a点:(4+4)/2=4 b点:(4+3)/2=3.5 c点:(6+3)/2=4.5 となる。
【0026】画像メモリ20の上記a〜c点の対応画素
は同じであるから、同画素には、上記4と3.5と4.
5とが順に上書き処理され、最終的には4.5が書き込
まれる。
【0027】図4は、MAX抽出回路17のブロック図
を示している。MAX抽出メモリ100は、先行スイー
プθn 上の各サンプル点の最大値データを記憶する。図
1のE点がFIRSTサンプル点であることを検出され
た場合には、無条件に一次メモリ13(図2参照)の出
力である新データを記憶し、FIRSTサンプル点でな
い場合には、セレクタ104で選択されたデータと新デ
ータの大きい方を記憶する。比較器105は、セレクタ
104で選択されたデータと一次メモリ13から出力さ
れる新データとを比較し、新データの方が大きければセ
レクタ106に1を出力する。セレクタ106は、比較
器105の出力とFIRSTの論理和が1の時にセレク
タ106のB端子を選択し、そうでない場合にはセレク
タ104の出力が接続されているA端子を選択する。従
って、図1のE点がFIRSTサンプル点であれば新デ
ータがセレクタ106によって選択され、抽出メモリ1
00に出力されるが、E点がFIRSTサンプル点でな
い場合には、比較器105によってセレクタ104の出
力と新データとの比較が行われ、大きい方のデータがセ
レクタ106によって選択されて抽出メモリ100に出
力される。セレクタ106の出力はラッチ107で1サ
イクル分遅延させることにより、ラッチ107の出力は
D点で抽出メモリ100に書き込んだデータ(D点での
最大値)を出力する。このラッチ107の出力はD点で
の最大値データとしてセレクタ104に入力する。
【0028】MAX抽出メモリ100では、1サイクル
の前半で読出を行い、後半でMAXデータの書込を行
う。MAX抽出メモリ100の出力はラッチ101〜1
03でシフトされ、後行スイープθn-1 上のA点、B
点、C点でのMAX値を出力する。これらの値はセレク
タ104に入力される。
【0029】セレクタ104は、A〜D点の各データの
うち1番大きな値のデータを出力するものであって、E
点がFIRSTでない場合のみ有効である。どのデータ
を出力するかは、プライオリティエンコーダ109で決
定される。このプライオリティエンコーダ109は、セ
レクタ104の選択信号を発生させる機能を持つ。今、
E点において、A〜Dのすべてが同一座標になると仮定
すると、E点において、一次メモリ13からの新データ
と、A〜D点の合計5つのデータの中から最大値が決定
される。従って、A〜D点のうち1番大きな値は、常に
最後に決定されたデータである。決定する順番は、サン
プル点の処理の順番であるA、B、C、Dの順番である
から、D点のデータが最後に決定されるデータである。
従って、A〜D点のうち1番大きなデータはD点のデー
タとなる。このことは、比較器105において、新デー
タと他の4つのデータをすべて比較する必要がないこと
を意味する。そこで、FIRST検出部16からの4つ
の一致データを、A、B、C、Dの順にプライオリティ
(D点が1番のプライオリティを持つ)を持たせたプラ
イオリティエンコーダ109によって、A〜D点のうち
E点と同じ画素となる点の中で1番大きなデータを選択
する信号をセレクタ104に与えることができる。な
お、プライオリティエンコーダ109は、FIRSTで
ない時にのみ有効であって、FIRSTの時には無条件
に新データが最大値として抽出メモリ100に書き込ま
れる 図5は、MIN抽出回路18の構成図を示す。構成にお
いて、図4に示すMAX抽出回路と相違する点は、比較
器105が、A〜D点のデータの中の最も小さなデータ
と新データとを比較して、小さい方のデータを選択して
いる点である。その他は同一である。
【0030】図6は、MIX処理回路19の構成例であ
る。この回路はMAX抽出回路とMIN抽出回路の出力
を2進数で加算して1ビット左にシフトする加算器30
0で構成される。この処理によって、MAXデータとM
INデータの平均値を得ることができる。
【0031】図7以下は、上記の構成による効果を説明
するための図である。
【0032】今、同一画素に対応するサンプル点でのサ
ンプルデータが「ある」場合を1、「ない」場合を0と
表現すると、必ず1、または必ず0の場合には、MAX
処理、MIN処理、MIX処理はどれも同じ結果とな
る。ところが、1と0が混合する場合は、従来の上書き
処理を行うと最後に書いたデータにより決まるため1ま
たは0となり安定しない。MAX処理だけを行った場合
には1となって安定するが、ゲインが大きい場合には不
要信号が強調表示されて画像が見ずらくなってしまう。
また、MIN処理だけの場合には0となって安定する
が、0は表示されないことを意味し、ゲインが小さいと
表示したい受信信号が表示されなくなる。しかしMIX
処理を行う場合には0.5となって、ゲインが大きくて
も強調表示を和らげることができ、また表示したい受信
信号が表示されなくなるということもなくなる。以上の
説明は、データを1または0の場合を例としたが、受信
レベルを複数段階の値で処理する場合にも同様である。
【0033】図7(A)はゲイン小に設定された場合の
信号受信状態の例を示し、同図(B)はゲイン大に設定
された場合を示す。ハッチングは受信信号の存在を示
し、ゲイン小の場合に比べてゲイン大の場合は方位方向
に広がった信号となっている。なお、ここでは信号は
「あり」「なし」の2値としている。また、スイープの
方向は無数にあると仮定する(アンテナ回転速度が低い
場合に相当している)。また、中心から等間隔にある距
離(Rn、Rn+1、....)をサンプル点としてい
る。従ってサンプル点は無数にあるが、図中○印はその
画素を最後にアクセスするサンプル点を意味している。
【0034】図8はMAX処理を行った場合の表示例を
示している。図の網点で示す画素はすべて1を表示する
画素である。MAX処理ではゲイン大に設定されると、
受信信号が存在しなかった領域も強調表示されて画像は
非常に見ずらくなる。
【0035】図9はMIN処理をした場合の表示例であ
る。この場合は、ゲイン小に設定されると表示したい受
信信号が表示されない。
【0036】図10は単に上書き処理を行った場合のあ
る時点の表示例である。上書き処理の場合には表示画素
がスイープ毎に1となったり0となったりして安定しな
い。図11はMIX処理部を設けた場合の表示例であ
る。同図で網点で示す画素は1を表示し、ハッチングで
示す画素は0.5を表示する。この場合は、ゲイン小に
設定されている場合でもゲイン大に設定されている場合
でも表示が安定すると共に、ゲイン小の場合に表示した
い受信信号が表示されなくということがなく、また、ゲ
イン大の場合にも受信信号が存在する部分としない部分
のデータに差があるため受信信号を識別出来る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、MAX処理とMIN処
理は同一画素に対応するすべての受信データを参照する
処理であるから、両者の結果の平均処理(MIX処理)
の結果も安定である。したがって、従来の上書き処理の
ような不安定な表示画像とならない。
【0038】また、MAX処理だけを行う場合には不要
信号が強調表示され、またMIN処理だけを行う場合に
は表示したい受信信号が表示されなくなるが、本発明で
はそのような不都合がない。
【0039】また、近接した2つの物標の間においてデ
ータがない場合が1回でもあれば、2つの物標が分離し
て表示できる可能性が高くなる。また、図8〜図10か
らわかるように、従来の処理方法では処理結果の良否は
入力信号レベルや設定ゲインに依存することになるた
め、状態によっては微妙なゲイン調整操作を行うことが
必要であるが、MIX処理を行う本発明で信号のレベル
の大小や設定ゲインに従来ほどには依存することなく、
したがってゲイン調整操作を頻繁に行わなくても最適な
表示を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FIRST検出部とMAX抽出部の動作説明図
【図2】本発明の実施形態であるレーダー装置の構成図
【図3】同一画素におけるFIRST、それ以外の関係
を示す図
【図4】MAX抽出回路の構成図
【図5】MIN抽出回路の構成図
【図6】MIX処理回路の構成図
【図7】(A)(B)ゲイン小とゲイン大の場合の信号
状態を示す図
【図8】(A)(B)MAX処理だけを行う場合のゲイ
ン小、ゲイン大の場合の表示例
【図9】(A)(B)MIN処理だけを行う場合のゲイ
ン小、ゲイン大の場合の表示例
【図10】(A)(B)上書き処理だけを行う場合のゲ
イン小、ゲイン大の場合の表示例
【図11】(A)(B)MIX処理を行う場合のゲイン
小、ゲイン大の場合の表示例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 義弘 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気株 式会社内 Fターム(参考) 5J070 AA14 AC01 AC02 AC11 AH19 AH31 AH50 AJ03 AJ05 AJ14 AK13 AK17 AK19 AK22 AK39 BG02 BG06 BG15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データを極座標から表示画面上の直
    交座標に座標変換する座標変換手段と、表示画面の各画
    素に対応する受信データの略最大値をMAXデータとし
    て求めるMAX処理手段と、表示画面の各画素に対応す
    る受信データの略最小値をMINデータとして求めるM
    IN処理手段と、MAXデータとMINデータの平均処
    理をしてMIXデータとして求めるMIX処理手段と、
    MIXデータを画素データとして記憶する画像メモリ
    と、を備えてなるレーダー装置及び類似装置。
  2. 【請求項2】 前記MAX処理手段は、下記(1)〜
    (3)で構成され、前記MIN処理手段は下記(1)、
    (4)、(5)で構成される、請求項1記載のレーダー
    装置及び類似装置。 (1)先行スイープθn 上の任意のサンプル点jと、先
    行スイープθn 上および後行スイープθn-1 上の複数の
    近接サンプル点との各対応画素の一致判断を行い、サン
    プル点jの対応画素が他のサンプル点の各対応画素の全
    てと一致しない場合に、該サンプル点jをFIRSTサ
    ンプル点として検出するFIRST検出手段 (2)1スイープ分の各サンプル点における最大値デー
    タを記憶する最大値抽出メモリ (3)先行スイープθn 上の任意のサンプル点jがFI
    RSTサンプル点の場合は該サンプル点の受信データを
    書き込み、FIRSTサンプル点でない場合は、該サン
    プル点の対応画素と同じ対応画素を持つ他のサンプル点
    の最大値抽出メモリ上のデータと該サンプル点の受信デ
    ータとを比較して大きい方のデータを選択して最大値抽
    出メモリに書込むことにより、最大値抽出メモリ上の各
    サンプル点のデータをMAXデータとするMAX抽出手
    段 (4)1スイープ分の各サンプル点における最小値デー
    タを記憶する最小値抽出メモリ (5)先行スイープθn 上の任意のサンプル点jがFI
    RSTサンプル点の場合は該サンプル点の受信データを
    書き込み、FIRSTサンプル点でない場合は、該サン
    プル点の対応画素と同じ対応画素を持つ他のサンプル点
    の最小値抽出メモリ上のデータと該サンプル点の受信デ
    ータとを比較して小さい方のデータを選択して最小値抽
    出メモリに書込むことにより、最小値抽出メモリ上の各
    サンプル点のデータをMINデータとするMIN抽出手
  3. 【請求項3】 先行スイープθn および後行スイープθ
    n-1 上の複数の近接サンプル点は次の4つのサンプル点
    である、請求項2記載のレーダー装置及び類似装置。 (1)任意のサンプル点jの前方(スイープライン上流
    方向)の隣接サンプル点 (2)スイープ始点からの距離が、サンプル点jと同じ
    距離となる後行スイープθn-1 上のサンプル点 (3)上記(2)のサンプル点の前後の2つのサンプル
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