JP2000292664A - 光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置 - Google Patents

光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置

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JP2000292664A
JP2000292664A JP11104206A JP10420699A JP2000292664A JP 2000292664 A JP2000292664 A JP 2000292664A JP 11104206 A JP11104206 A JP 11104206A JP 10420699 A JP10420699 A JP 10420699A JP 2000292664 A JP2000292664 A JP 2000292664A
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optical fiber
coating
plane
curing
resin
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Hiroyuki Sanada
博之 真田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面性状に優れた光ファイバテープ心線を製
造するための技術を提供する。 【解決手段】 連続的に送出される複数の光ファイバ素
線(2)を平面状に並列に整列させるための整列手段
(5)と、複数の光ファイバ素線(2)を平面状に整列
させた状態で光ファイバ素線(2)の周囲を一括被覆す
るための塗工手段(6)と、塗工手段(6)の直前に配
置され、複数本の光ファイバ素線(2)を整列してなる
平面を重力の作用する方向に一致させるための整列面変
更手段(8)と、被覆用樹脂を硬化させるための硬化手
段(7)とを備える装置を用いて光ファイバテープ心線
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の光ファイ
バ素線を平面状に並列に整列させた状態でその周囲を一
括被覆してなる光ファイバテープ心線の製造方法及び製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信の高密度化や高速化に対応するた
めに、複数本の光ファイバ素線を集束した多芯型の光フ
ァイバケーブルが使用されている。このような多芯型の
光ファイバケーブルの一つに光ファイバテープ心線があ
る。この光ファイバテープ心線1は、図3に断面図とし
て示すように、複数本(図の例では4本)の光ファイバ
素線2を平面状に整列させた状態でその周囲を紫外線硬
化型樹脂からなる被覆用樹脂3で一括被覆したものであ
る。この光ファイバテープ心線1は、図4に示すよう
に、通常、複数本(図の例では4本)の光ファイバ素線
2を連続的に送出し、ファイバガイド4を介してガイド
ローラー5に送り、このガイドローラー5において平面
状に等間隔となるように並列に整列させた後、コーティ
ングダイス6を挿通させてその周囲を紫外線硬化型樹脂
からなる被覆用樹脂で一括被覆し、次いで紫外線硬化ラ
ンプ7にて紫外線を照射して前記被覆用樹脂を硬化させ
る一連の工程を経て製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た装置は、4本の光ファイバ素線2が並列に走行してい
る面に対して紙面手前側から見た上面図である。即ち、
光ファイバ素線2は、ガイドローラー5により、地面に
対して平行な面上に一列に整列させられてコーティング
ダイス6に導入される(以下、光ファイバ素線が配列し
て形成される面を「整列面」と呼ぶ)。一方、コーティ
ングダイス6では、光ファイバ素線2の整列面全面を覆
うように被覆用樹脂を平面状に塗工する。その結果、被
覆用樹脂は硬化までの間に重力の作用を受けて、その平
面に微小な凹凸を生じる。そして、紫外線硬化ランプ7
において、被覆用樹脂はこの凹凸を残したまま硬化し、
得られた光ファイバテープ心線1の平面部1a(図3参
照)にもこの凹凸が残存する。
【0004】光ファイバテープ心線1は、スロットの溝
内に多数枚積層されてケーブル化されるのが一般的であ
るが、光ファイバテープ心線1の平面部1aに凹凸があ
ると、この撚り込み時にマイクロベンディングが発生し
て伝送損失が増加してしまう。特に近年では、スロット
当たりの光ファイバテープ心線1の積層枚数の増加が図
られ、それに伴って光ファイバテープ心線1の厚さも薄
くなってきており、上記したような平面部1aの凹凸が
与える影響はより大きなものとなっている。
【0005】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、表面性状に優れた光ファイバテープ心線を製造
するための技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数本の光ファイバ素線を平面状に並
列に整列させた状態でその周囲を被覆用樹脂で一括被覆
し、次いで前記被覆用樹脂を硬化させて光ファイバテー
プ心線を製造する方法において、複数本の光ファイバ素
線を整列してなる平面を重力の作用する方向に一致させ
た状態で被覆用樹脂を塗工し、この整列状態を維持して
硬化炉に送り前記被覆用樹脂を硬化させることを特徴と
する光ファイバテープ心線の製造方法を提供する。ま
た、同様の目的を達成するために、本発明は、複数本の
光ファイバ素線を平面状に並列に整列させた状態でその
周囲を被覆用樹脂で一括被覆し、次いで前記被覆用樹脂
を硬化させて光ファイバテープ心線を製造するための装
置であって、連続的に送出される複数の光ファイバ素線
を平面状に並列に整列させるための整列手段と、複数の
光ファイバ素線を平面状に整列させた状態で該光ファイ
バ素線の周囲を一括被覆するための塗工手段と、塗工手
段の直前に配置され、複数本の光ファイバ素線を整列し
てなる平面を重力の作用する方向に一致させるための整
列面変更手段と、被覆用樹脂を硬化させるための硬化手
段とを備えることを特徴とする光ファイバテープ心線の
製造装置を提供する。
【0007】本発明によれば、光ファイバ素線の整列面
を重力の作用する方向に一致させた状態で被覆用樹脂で
一括被覆し、かつその状態を維持して硬化炉に送出する
ため、従来のように硬化までの間に未硬化の被覆用樹脂
の塗工平面部に重力に起因する凹凸が生じることが無
く、表面性状に優れた光ファイバーテープ心線が得られ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して図面を参照
して詳細に説明する。本発明の光ファイバテープ心線の
製造装置の一例を図1及び図2に示す。尚、図1は図4
に対応して示したものであり、紙面手前側から見た上面
図である。また、図2(A)は図1に示した装置を側面
から見た図であり、図2(B)は本発明で使用される整
列面変更手段であるファイバ回転ガイドの一例を示す拡
大正面図である。
【0009】図示されるように、本製造装置は、連続的
に送出される複数本(図の例では4本)の光ファイバ素
線2を平面状に並列に整列させるための整列手段である
ガイドローラー5と、複数の光ファイバ素線2を平面状
に整列させた状態でその周囲を一括被覆するための塗工
手段であるコーティングダイス6と、コーティングダイ
ス6の直前に配置され、光ファイバ素線2の整列面を重
力の作用する方向に一致させるための整列面変更手段で
あるファイバ回転ガイド8と、被覆用樹脂を硬化させる
ための硬化手段である紫外線硬化ランプ7とを備える。
【0010】上記の製造装置において、各光ファイバ素
線2は紙面、即ち地面と平行に連続して送出され、ファ
イバガイド4を介してガイドローラー5に送られて地面
に対して平行な面上に一列に整列させられる。このガイ
ドローラー5は、例えば回動自在な円筒状の部材であ
り、その表面には光ファイバ素線2の直径よりも若干広
い幅の溝が光ファイバ素線2の本数に対応して等間隔に
形成されている。
【0011】次いで、光ファイバ素線2はファイバ回転
ガイド8により、その整列面を光ファイバ素線2の走行
方向を中心軸として90°回転させられる。このファイ
バ回転ガイド8は、例えば図2(B)に示すように、光
ファイバ素線2の挿通孔を備える円板で構成される。こ
の回転により、図2(A)に示すように、光ファイバ素
線2は地面に対して縦一列に整列されてコーティングダ
イス6に送られる。
【0012】光ファイバ素線2は、この縦配列のままコ
ーティングダイス6に送られる。コーティングダイス6
は光ファイバ素線2を上記の縦配列状態で挿通可能な挿
通孔並びにこの挿通孔に通じる被覆用樹脂供給路を備え
ており、光ファイバ素線2は挿通する間にその周囲を紫
外線硬化型樹脂により一括被覆される。
【0013】次いで、紫外線硬化型樹脂が塗工された光
ファイバ素線2は、そのままの状態で紫外線硬化ランプ
7に送られる。この移送の間に、従来技術では塗工平面
部に重力の作用による凹凸が発生していたが、本発明で
は塗工平面部が地面に対して垂直であるため重力が作用
せず、塗工平面部に凹凸が生じることは無い。
【0014】尚、上記において、厳密には、紫外線硬化
型樹脂が流下して下端部に向かって徐々に厚みが増すテ
ーパ状の断面形状となり、光ファイバテープ心線1とし
た時にも同様の断面形状となる。しかし、マイクロベン
ディングは光ファイバテープ心線1の平面部1a(図3
参照)の平面性状に依存し、その厚さの変化による影響
は実際上無視できる。
【0015】そして、上記の如く塗工平面部の表面性状
を良好に維持したまま紫外線硬化ランプ7に送られ、紫
外線照射により被覆樹脂が硬化して光ファイバテープ心
線1が完成する。得られる光ファイバテープ心線1は、
従来に比べて表面性状が格段に改善されたものとなる。
【0016】上記において、光ファイバ素線2の走行速
度、紫外線硬化型樹脂の種類や塗工条件、硬化条件等の
製造条件は従来技術と同様であり、またファイバ回転ガ
イド8以外の装置も従来品を使用することができる。従
って、大きな費用負担を伴うことなく平面性状に優れた
光ファイバテープ心線1を製造することができる。ま
た、光ファイバ素線2の種類(層構成や外径等)も不問
である。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより明確にす
る。光ファイバ素線を4本用い、本発明及び従来法に従
って紫外線硬化型樹脂で一括被覆して光ファイバテープ
心線を作製した。そして、各光ファイバテープ心線から
長さ5cmのサンプルを切り出し、それぞれについて接
触式の表面粗さ計を用いて1cmの長さにわたり表面粗
さを測定した。測定結果を図4(本発明に従う)及び図
5(従来技術に従う)を示す。両図の比較から、本発明
に従って製造された光ファイバテープ心線は極めて高い
平坦性を有することがわかる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ファイバ素線の整列面を重力の作用する方向に一致さ
せた状態で被覆用樹脂で一括被覆し、かつその状態を維
持して硬化炉に送出するため、従来のように硬化までの
間に未硬化の被覆用樹脂の塗工平面部に重力による凹凸
が生じることが無く、表面性に優れた光ファイバーテー
プ心線が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバテープ心線の製造装置の一
例を示す上面図である。
【図2】同図(A)は図1の装置の側面図であり、同図
(B)はファイバ回転ガイド(8)の拡大正面図であ
る。
【図3】光ファイバテープ心線を示す断面図である。
【図4】従来の光ファイバテープ心線の製造装置の構成
を示す上面図である。
【図5】本発明に従い製造された光ファイバテープ心線
の表面粗さを測定したグラフである。
【図6】従来技術に従い製造された光ファイバテープ心
線の表面粗さを測定したグラフである。
【符号の説明】
1:光ファィバテープ心線 2:光ファイバ素線 3:被覆用樹脂 4:ファイバガイド 5:ガイドローラー(整列手段) 6:コーティングダイス(塗工手段) 7:紫外線硬化ランプ(硬化手段) 8:ファイバ回転ガイド(整列面変更手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線を平面状に並列
    に整列させた状態でその周囲を被覆用樹脂で一括被覆
    し、次いで前記被覆用樹脂を硬化させて光ファイバテー
    プ心線を製造する方法において、 複数本の光ファイバ素線を整列してなる平面を重力の作
    用する方向に一致させた状態で被覆用樹脂を塗工し、こ
    の整列状態を維持して硬化炉に送り前記被覆用樹脂を硬
    化させることを特徴とする光ファイバテープ心線の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 複数本の光ファイバ素線を平面状に並列
    に整列させた状態でその周囲を被覆用樹脂で一括被覆
    し、次いで前記被覆用樹脂を硬化させて光ファイバテー
    プ心線を製造するための装置であって、 連続的に送出される複数の光ファイバ素線を平面状に並
    列に整列させるための整列手段と、 複数の光ファイバ素線を平面状に整列させた状態で該光
    ファイバ素線の周囲を一括被覆するための塗工手段と、 塗工手段の直前に配置され、複数本の光ファイバ素線を
    整列してなる平面を重力の作用する方向に一致させるた
    めの整列面変更手段と、 被覆用樹脂を硬化させるための硬化手段とを備えること
    を特徴とする光ファイバテープ心線の製造装置。
JP11104206A 1999-04-12 1999-04-12 光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置 Pending JP2000292664A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011221163A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線の製造方法
CN121276726A (zh) * 2025-11-19 2026-01-06 安徽牡东通讯光缆有限公司 一种提升光纤带平整度的矩阵紫外固化方法

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RD04 Notification of resignation of power of attorney

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Effective date: 20060324