JP2000293098A - 振動伝達実験具 - Google Patents
振動伝達実験具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築物等の設計者や施工者に振動の伝達によ
る影響を体験により感覚的に理解させ、防振に対する意
識を向上させることが可能な実験具を提供する。 【解決手段】 振動源(10)と、面振動可能な放射面を有
した面振動体(1)と、面振動体(1)に着脱自在に装着され
る伝達部材(2)を有し、伝達部材(2)は面振動体(1)に装
着中に振動源(10)と接触することにより振動源(10)の振
動を面振動体(1)に伝えることが可能であり、振動体(1)
の底部には防振材(3)が取付可能である。
る影響を体験により感覚的に理解させ、防振に対する意
識を向上させることが可能な実験具を提供する。 【解決手段】 振動源(10)と、面振動可能な放射面を有
した面振動体(1)と、面振動体(1)に着脱自在に装着され
る伝達部材(2)を有し、伝達部材(2)は面振動体(1)に装
着中に振動源(10)と接触することにより振動源(10)の振
動を面振動体(1)に伝えることが可能であり、振動体(1)
の底部には防振材(3)が取付可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動の伝達を感覚的
に理解させるための実験具に関するものである。
に理解させるための実験具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物、特に集合住宅やコンサートホー
ル,図書館等の公共施設では防振,防音機能が重視され
る。そこで、トイレの水を流す音や、人が廊下を歩く音
等が周囲の部屋に伝わりにくいように防振材により振動
の伝達を抑制している。
ル,図書館等の公共施設では防振,防音機能が重視され
る。そこで、トイレの水を流す音や、人が廊下を歩く音
等が周囲の部屋に伝わりにくいように防振材により振動
の伝達を抑制している。
【0003】建築物の場合、完成後になって防振、防音
の不備が問題となっても、簡単に補修することができな
いので、設計段階において振動の伝達を十分に考慮しな
ければならない。
の不備が問題となっても、簡単に補修することができな
いので、設計段階において振動の伝達を十分に考慮しな
ければならない。
【0004】しかしながら、単に図面上で設計している
だけでは防振の重要性が感覚的に理解することが難し
く、防振対策が軽視されることがある。又、防振設計が
正しくなされていても、施工の段階で施工者が防振の重
要性を十分に理解していないために設計者が意図しない
施工が行われ、せっかくの防振性能が発揮できなくなっ
てしまうこともある。
だけでは防振の重要性が感覚的に理解することが難し
く、防振対策が軽視されることがある。又、防振設計が
正しくなされていても、施工の段階で施工者が防振の重
要性を十分に理解していないために設計者が意図しない
施工が行われ、せっかくの防振性能が発揮できなくなっ
てしまうこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は建築
物等の設計者や施工者に振動の伝達による影響を体験に
より感覚的に理解させ、防振に対する意識を向上させる
ことができる実験具を提供することを課題とする。
物等の設計者や施工者に振動の伝達による影響を体験に
より感覚的に理解させ、防振に対する意識を向上させる
ことができる実験具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の振動
伝達実験具は、振動源(10)と、面振動可能な放射面を有
した面振動体(1)と、面振動体(1)に着脱自在に装着され
る伝達部材(2)を有し、伝達部材(2)は面振動体(1)に装
着中に振動源(10)と接触することにより振動源(10)の振
動を面振動体(1)に伝えることが可能であり、振動体(1)
の底部には防振材(3)が取り付け可能であることを特徴
とする。
伝達実験具は、振動源(10)と、面振動可能な放射面を有
した面振動体(1)と、面振動体(1)に着脱自在に装着され
る伝達部材(2)を有し、伝達部材(2)は面振動体(1)に装
着中に振動源(10)と接触することにより振動源(10)の振
動を面振動体(1)に伝えることが可能であり、振動体(1)
の底部には防振材(3)が取り付け可能であることを特徴
とする。
【0007】これによれば、振動源(10)からの振動が伝
達部材(2)を介して面振動体(1)に伝わり、振動音が格段
に大きくなることを体感することができる。そして、伝
達部材(2)の形状や材質、更には防振材(3)の有無による
振動伝達の相違を体感することができる。
達部材(2)を介して面振動体(1)に伝わり、振動音が格段
に大きくなることを体感することができる。そして、伝
達部材(2)の形状や材質、更には防振材(3)の有無による
振動伝達の相違を体感することができる。
【0008】請求項2の振動伝達実験具は請求項1記載
の振動伝達実験具において、面振動体(1)はクリップ部
(4)を有しており、該クリップ部(4)には面振動体の振動
が伝達される振動板(6)を着脱自在に取付可能であるこ
とを特徴とする。
の振動伝達実験具において、面振動体(1)はクリップ部
(4)を有しており、該クリップ部(4)には面振動体の振動
が伝達される振動板(6)を着脱自在に取付可能であるこ
とを特徴とする。
【0009】これによれば、振動板(6)を着脱すること
により振動面積を増減することができ、振動板(6)とし
て材質や大きさ、厚さが異なるものに交換することによ
り、それらの変化による影響を体感することができる。
により振動面積を増減することができ、振動板(6)とし
て材質や大きさ、厚さが異なるものに交換することによ
り、それらの変化による影響を体感することができる。
【0010】又、振動板(6)を撓めることにより音溜ま
りを形成して、材質や面積が同じでも振動面の形状によ
り反響により振動音が強くなることを体感することがで
きる。
りを形成して、材質や面積が同じでも振動面の形状によ
り反響により振動音が強くなることを体感することがで
きる。
【0011】請求項3の振動伝達実験具は、請求項1又
は請求項2記載の振動伝達実験具において、振動源(10)
はオルゴールであることを特徴とする。
は請求項2記載の振動伝達実験具において、振動源(10)
はオルゴールであることを特徴とする。
【0012】これによれば、振動の伝達を明瞭な音で聞
くことができ、しかもその音が音楽であるので聞く者に
与える印象が強くなる。
くことができ、しかもその音が音楽であるので聞く者に
与える印象が強くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。 [実施例]図1は本実施例を示した図であり、(A)は正
面図,(B)は側面図である。図中において(1)は断面形が
コ字形の面振動体であり、開口部が下方となるようにし
ている。面振動体(1)の各面は面振動可能な放射面を形
成している。材質としてはアクリルを用いたが、他の材
質、例えば金属,合成樹脂,木,セラミック,コンクリ
ート等を使用しても良い。
いて説明する。 [実施例]図1は本実施例を示した図であり、(A)は正
面図,(B)は側面図である。図中において(1)は断面形が
コ字形の面振動体であり、開口部が下方となるようにし
ている。面振動体(1)の各面は面振動可能な放射面を形
成している。材質としてはアクリルを用いたが、他の材
質、例えば金属,合成樹脂,木,セラミック,コンクリ
ート等を使用しても良い。
【0014】(2)は棒状の伝達部材であり、面振動体(1)
の上面に設けられた装着孔(1a),(1b)に差し入れること
により面振動体(1)に装着することができる。伝達部材
(2)は面振動体(1)に対して着脱可能とし、長さ,断面
形,径,材質が異なる種々の伝達部材(2)を装着可能に
しておくと良い。断面形,径が異なる伝達部材(2)を装
着するためには形状や径の異なる複数の装着孔を設ける
か、伝達部材(2)をチャッキング可能なバイス(図示せ
ず)を面振動体(1)に取り付けておくと良い。
の上面に設けられた装着孔(1a),(1b)に差し入れること
により面振動体(1)に装着することができる。伝達部材
(2)は面振動体(1)に対して着脱可能とし、長さ,断面
形,径,材質が異なる種々の伝達部材(2)を装着可能に
しておくと良い。断面形,径が異なる伝達部材(2)を装
着するためには形状や径の異なる複数の装着孔を設ける
か、伝達部材(2)をチャッキング可能なバイス(図示せ
ず)を面振動体(1)に取り付けておくと良い。
【0015】(3)は面振動体(1)の底部に取り付け可能な
防振材であり、実施例では防振ゴムを底部の両端部に取
り付けている。
防振材であり、実施例では防振ゴムを底部の両端部に取
り付けている。
【0016】(4)は面振動体(1)の上面に設けられている
クリップ部であり、振動板(6)を着脱可能に取り付ける
ことができる。は面振動体(1)に設けられたスリット(5)
に差し入れて取り付けるようにしても良い。振動板(6)
は合成樹脂板,金属板,紙,ガラス板等が利用できる。
クリップ部であり、振動板(6)を着脱可能に取り付ける
ことができる。は面振動体(1)に設けられたスリット(5)
に差し入れて取り付けるようにしても良い。振動板(6)
は合成樹脂板,金属板,紙,ガラス板等が利用できる。
【0017】(F)は面振動体(1)を設置する床又は机等の
設置面である。
設置面である。
【0018】(10)は振動源である。振動源(10)としては
モーター等を利用することができるが、実施例ではオル
ゴールを使用した。オルゴールの振動は以外と強く、
又、聞き取りやすい高い金属音を発するので音の大きさ
の変化が明確に判断でき、しかも音楽として聞こえてく
るので聞くものに強い印象を与えることができる。
モーター等を利用することができるが、実施例ではオル
ゴールを使用した。オルゴールの振動は以外と強く、
又、聞き取りやすい高い金属音を発するので音の大きさ
の変化が明確に判断でき、しかも音楽として聞こえてく
るので聞くものに強い印象を与えることができる。
【0019】尚、図1(B)では複数の伝達部材(2)と複数
の振動板(6)を全て装着した状態を示しているが、実験
に際しては必要なものだけ装着して用いる。
の振動板(6)を全て装着した状態を示しているが、実験
に際しては必要なものだけ装着して用いる。
【0020】実験に際しては最初に振動源(10)を浮かせ
た状態で作動させ、その振動音を実験者に聞かせる。そ
して、その音の大きさを確認させた後に、振動源(10)を
面振動体(1)に取り付けられた伝達部材(2)の上端部に接
触させる。
た状態で作動させ、その振動音を実験者に聞かせる。そ
して、その音の大きさを確認させた後に、振動源(10)を
面振動体(1)に取り付けられた伝達部材(2)の上端部に接
触させる。
【0021】すると、振動源(10)の振動は伝達部材(2)
を介して面振動体(1)に伝達され、面振動体(1)が面振動
し、各面が放射面として振動音を空中に発する。面振動
体(1)から発される音は、先の振動源(10)単独の場合の
振動音に比べて格段に大きくなるので、実験者はその音
の大きさの変化に驚き、わずかな接触による振動の伝達
も軽視できない問題であると体感的に理解することがで
きる。
を介して面振動体(1)に伝達され、面振動体(1)が面振動
し、各面が放射面として振動音を空中に発する。面振動
体(1)から発される音は、先の振動源(10)単独の場合の
振動音に比べて格段に大きくなるので、実験者はその音
の大きさの変化に驚き、わずかな接触による振動の伝達
も軽視できない問題であると体感的に理解することがで
きる。
【0022】伝達部材(2)を形状,材質等の異なるもの
に変えて同様の実験を行えば、それらの差による音の変
化の差を体感することができる。例えば、伝達部材(2)
として木製の棒を用いた場合、「木材は音を伝えにくい
のではないか」という実験者の予想を裏切って、大きな
音が生じ、木造建築でも防振対策が重要であることを認
識することができる。
に変えて同様の実験を行えば、それらの差による音の変
化の差を体感することができる。例えば、伝達部材(2)
として木製の棒を用いた場合、「木材は音を伝えにくい
のではないか」という実験者の予想を裏切って、大きな
音が生じ、木造建築でも防振対策が重要であることを認
識することができる。
【0023】伝達部材(2)の装着孔(1a)に取り付けた場
合は、伝達部材(2)の下端は防振材の上面に当接する。
したがって、振動源(10)からの振動は面振動体(1)には
伝達されるが、防振材(3)の働きにより接地面(F)にはほ
とんど伝達されない。しかし、装着孔(1b)に取り付けた
場合は、装着孔(1b)の下方には防振材(3)がないので伝
達部材(2)の下端は接地面(F)と当接し、振動源(10)から
の振動は接地面(F)にも直接伝達される。振動が接地面
(F)に伝わると、接地面(F)自体も面振動し振動音を放射
するので、振動音は更に大きくなる。したがって、実験
者は防振材(3)の効果を体感的に理解することができ
る。
合は、伝達部材(2)の下端は防振材の上面に当接する。
したがって、振動源(10)からの振動は面振動体(1)には
伝達されるが、防振材(3)の働きにより接地面(F)にはほ
とんど伝達されない。しかし、装着孔(1b)に取り付けた
場合は、装着孔(1b)の下方には防振材(3)がないので伝
達部材(2)の下端は接地面(F)と当接し、振動源(10)から
の振動は接地面(F)にも直接伝達される。振動が接地面
(F)に伝わると、接地面(F)自体も面振動し振動音を放射
するので、振動音は更に大きくなる。したがって、実験
者は防振材(3)の効果を体感的に理解することができ
る。
【0024】尚、防振材(3)の効果を確認するために
は、本実施例のように底部に部分的に防振材を取り付け
ても良いが、防振材を着脱して各場合について実験して
も良い。
は、本実施例のように底部に部分的に防振材を取り付け
ても良いが、防振材を着脱して各場合について実験して
も良い。
【0025】クリップ部(4)又はスリット(5)に振動板
(6)を取り付けると、クリップ部(4)等を通して面振動体
の振動が伝達され、振動板(6)自身が第2の面振動体と
して振動する。したがって、振動面が広くなるので、振
動音が更に大きくなる。
(6)を取り付けると、クリップ部(4)等を通して面振動体
の振動が伝達され、振動板(6)自身が第2の面振動体と
して振動する。したがって、振動面が広くなるので、振
動音が更に大きくなる。
【0026】又、材質,厚み、大きさ等が異なる振動板
(6)を交換して実験をすれば、これらによる音の変化を
体験することができる。更に、スリット(5)と振動板(6)
との間に防振材を取り付け可能とすれば、ここでも防振
材の効果を確認することができる。
(6)を交換して実験をすれば、これらによる音の変化を
体験することができる。更に、スリット(5)と振動板(6)
との間に防振材を取り付け可能とすれば、ここでも防振
材の効果を確認することができる。
【0027】振動板(6)として紙や薄い合成樹脂板を用
いた場合、これらはフレキシブルであるので、撓めるこ
とにより音溜まりを形成し、更に大きな音を生じさせる
ことができる。したがって面積や材質が同じであっても
建築物等の形状により予想以上に音が大きくなることを
体感させることができる。又、適当な振動板(6)を2枚
装着して振動板(6)相互間の共鳴や反射を体験すること
もできる。
いた場合、これらはフレキシブルであるので、撓めるこ
とにより音溜まりを形成し、更に大きな音を生じさせる
ことができる。したがって面積や材質が同じであっても
建築物等の形状により予想以上に音が大きくなることを
体感させることができる。又、適当な振動板(6)を2枚
装着して振動板(6)相互間の共鳴や反射を体験すること
もできる。
【0028】尚、振動板(6)を有効利用するために、例
えば防振技術についての解説等を振動板(6)の表面に印
刷しておくと、防振についての理解を更に深めさせるこ
とができる。
えば防振技術についての解説等を振動板(6)の表面に印
刷しておくと、防振についての理解を更に深めさせるこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明により、建築物
等の設計者や施工者に振動の伝達による影響を体験によ
り感覚的に理解させ、防振に対する意識を向上させるこ
とができる。
等の設計者や施工者に振動の伝達による影響を体験によ
り感覚的に理解させ、防振に対する意識を向上させるこ
とができる。
【図1】実施例を示した図。
(1) 面振動体 (2) 伝達部材 (3) 防振材 (4) クリップ部 (5) スリット (6) 振動板
Claims (3)
- 【請求項1】 振動源と、面振動可能な放射面を有した
面振動体と、面振動体に着脱自在に装着される伝達部材
を有し、 伝達部材は面振動体に装着中に振動源と接触することに
より振動源の振動を面振動体に伝えることが可能であ
り、 振動体の底部には防振材が取り付け可能であることを特
徴とする振動伝達実験具。 - 【請求項2】 面振動体はクリップ部を有しており、該
クリップ部には面振動体の振動が伝達される振動板を着
脱自在に取付可能であることを特徴とする請求項1記載
の振動伝達実験具。 - 【請求項3】 振動源はオルゴールであることを特徴と
する請求項1又は請求項2記載の振動伝達実験具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11096048A JP2000293098A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 振動伝達実験具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11096048A JP2000293098A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 振動伝達実験具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000293098A true JP2000293098A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14154595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11096048A Pending JP2000293098A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 振動伝達実験具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000293098A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113496644A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-12 | 吉林大学 | 一种便携式振动教学实验台 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP11096048A patent/JP2000293098A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113496644A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-12 | 吉林大学 | 一种便携式振动教学实验台 |
| CN113496644B (zh) * | 2021-07-07 | 2022-10-11 | 吉林大学 | 一种便携式振动教学实验台 |
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