JP2000293326A - プリンタ装置とそのプリント方法 - Google Patents

プリンタ装置とそのプリント方法

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JP2000293326A
JP2000293326A JP11098778A JP9877899A JP2000293326A JP 2000293326 A JP2000293326 A JP 2000293326A JP 11098778 A JP11098778 A JP 11098778A JP 9877899 A JP9877899 A JP 9877899A JP 2000293326 A JP2000293326 A JP 2000293326A
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JP
Japan
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band
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data
printer device
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JP11098778A
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Akiyoshi Takagi
昭良 高木
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NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Software Hokuriku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データのさらなる大規模化や高精細な印
刷出力に応じるため、印刷処理全体として要する時間の
短縮化を実現して、高速な印刷処理を行うことが可能な
プリンタ装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 外部から送信されて来た印刷データを受
信する受信手段と、前記受信された印刷データを編集す
る編集手段と、前記編集されたデータを描画する描画手
段とを有するプリンタ装置において、前記外部から送信
されて来た1バンドごとに区分した印刷データを前記受
信手段で受信し、前記編集手段は該受信に連続して逐次
前記各バンドをさらに編集し、前記描画手段は描画する
一連の処理を前記区分された1バンドごとに並列して実
行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に係
り、特に外部のホストコンピュータ等から送信されて来
た印刷データの受信、編集、描画、画像形成処理を行な
う、あるいはさらにその画像を圧縮処理する、プリンタ
装置及びそのプリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置の技術は、例えば特
開平7−274011号公報に開示されている。このプ
リンタ装置の技術は、従来のプリンタ装置と同様に、ホ
ストコンピュータのような外部の装置で作成された印刷
データを受信し、プリンタ装置として内部で描画を行う
ための中間データを作成し(以下、編集と呼称する)、
その後、画像メモリに描画を行う。そしてさらに、その
画像をメモリ容量確保のために、一旦圧縮するプロセス
を取って、プリントしている。
【0003】また、特開平10−329369号公報
は、CPUが複数個存在して、それぞれで、編集、描画
を並行に行うものである。また、特開平10−3240
29号公報は、描画時間を予測して、プリンタエンジン
への出力と描画を同時並行することにより、処理の高速
化を目的及び構成とするものである。
【0004】このような従来のプリンタ装置の一般的な
動作は、さらに詳細には、図6のフローチャートにその
概要を示す。まず、ホストコンピュータから印刷データ
が送信されて来ると(A20のYES)、そのデータを
プリンタ装置の受信部(図示省略)が受信する(A2
1)。このとき、従来の一般的なプリンタ装置では、外
部から送信されて来る印刷データは、1ページ分のデー
タが一つの塊として次々に送られて来る。
【0005】続いて、バンド分解(A23)を行いなが
ら、受信、編集が繰り返され(A24の判断による)、
1ページの印刷データの処理が終わるまで描画は開始さ
れない。
【0006】そして1ページを構成するすべてのバンド
の受信、編集が終わってから(A24のyes)、バンド
毎に区切られている中間データを読み込み、1バンド毎
に描画を開始する(A25)。ここで、従来のプリンタ
装置に用いられているCPUは、描画が開始されるまで
の受信期間中には受信に関するジョブのみを実行してい
るだけで、実質的には殆ど停止に等しいほどの動作しか
実行しておらず、利用効率の点からして全く無駄である
(この点については後述する)。
【0007】そして1つのバンドの描画が終了すると、
続けて次のバンドの描画を行う。このように描画ばかり
を繰り返して(A26のNo)、1ページを構成するバン
ド数分処理が終わると(A26のYes)、1ページの描
画が完了し、さらにそれを印刷出力するなどして(A2
7)、その1ページ分の印刷処理工程が完了する。そし
て、さらに外部から次のページや、別のページの印刷デ
ータが送信されて来た場合などには(A20のYes)、
そのページの処理を上記の工程と同様に行なう(A21
〜A27)。
【0008】また、図7においては、ステップA25と
ステップA26の間に1バンド分の圧縮行程(A28)
を挿入している以外は、図6と同様であり、同一のプロ
セスについては同一の符号を付して示している。また図
6および図7においては、説明及び図示の簡潔化を図る
ために、一連の印刷処理のプロセス全体としての終了に
ついて表現を省略しており、フローチャートがクローズ
ドループ状のように表現されているが、実際には印刷が
必要なページの印刷処理や描画処理が終了すると、プリ
ンタ装置自体としての動作終了処理を、例えば割り込み
モード等で実行するものであることは言うまでもない。
【0009】そして、さらに上記の処理に加えて、描画
処理した1バンドごとのデータを容量がかさばらないよ
うに記録しておくためには、図7に示すように、さらに
そのデータを圧縮するプロセス(A28)を付加するよ
うにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように印刷処理
プロセスを実行する従来のプリンタ装置では、図8に簡
易なタイミングチャートの形で模式的に示すように、印
刷データの処理をより簡易に短時間で実行できるように
する、ということを意図して、受信データを1バンドご
とに区切って、その一つ一つのバンドごとではさほど大
きくない程度の容量のデータになるように分割してい
る。分割した各バンド毎に編集工程を処理して1ページ
分の編集処理が終了した後に、また各バンド毎に描画工
程を処理して1ページ分の描画処理が終了した後に、プ
リントエンジンによって1ページをプリントアウトする
という工程を示している。このように、1ページ分の全
ての印刷データの受信及び編集を完了した後にそのデー
タの描画を行なっている。
【0011】即ち、従来のプリンタ装置では、1バンド
分の編集が終わっても描画を実行することなく、次のデ
ータの受信、編集を実行して、次々と中間データを作成
し、1ページ分の中間データが作成された後で描画を行
なっている。
【0012】しかしながら、従来のプリンタ装置では、
たとえ印刷データを1バンドごとに区切って、それらの
バンドごとのデータを並列して処理したとしても、受信
処理の継続期間中には、CPU(中央演算装置)の本来
の動作はほとんど行なわれておらず停止に近い状態、つ
まり受信処理の継続期間中に、実際上CPUがほとんど
待ち状態のように遊んでしまっている状態にある。従っ
てCPUとしてどのような高速処理対応可能なものを用
いても、その受信・編集の段階でかなりの時間が必要と
なり、その結果、印刷処理全体として時間がかかってし
まうことになるという問題があった。
【0013】しかも、近年のカラープリンタのように、
受信する印刷データが極めて大きなデータ(いわゆる重
たいデータ)である場合には、上記のような印刷処理全
体の処理時間としては、さらに長い時間がかかってしま
うという問題があった。
【0014】またさらには、近年のコンピュータを使っ
て作成する文書は、より美しく、また表現力のある図表
やグラフや多種類の書体を用いた極めて複雑なものにな
って来ている。そしてそれに伴なって、プリンタに送信
する印刷データの容量も著しく増加しており、その傾向
は今後も一層強くなる傾向にある。
【0015】従って、印刷処理全体にかかる時間のう
ち、特に受信時間は、さらに長い時間がかかることにな
り、印刷処理時間全体のうちのかなりの時間を占めるよ
うになる。
【0016】本発明はこのような問題を解決するために
成されたもので、近年の印刷データのさらなる大規模化
や高精細な印刷出力が要求されることなどに起因して、
受信時間がさらに長い時間を要するとしても、印刷処理
全体として要する時間の短縮化を実現して、高速な印刷
処理を行うことが可能なプリンタ装置を提供することを
課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のプリンタ装置は、第1に、外部から送信され
て来た印刷データを受信する受信手段と、前記受信され
た印刷データを編集する編集手段と、前記編集されたデ
ータを描画する描画手段とを有するプリンタ装置におい
て、前記外部から送信されて来た印刷データを1バンド
ごとに区分して逐次受信し、該受信に連続して前記1バ
ンドをさらに編集及び描画する一連の処理を前記区分さ
れた1バンドごとに並列して実行することを特徴として
いる。
【0018】すなわち、本発明によれば、外部から印刷
データが送信されて来ると、その印刷データの1バンド
が受信されるごとに、その1バンドをひとまとまりとし
て取り扱って逐次に編集〜描画処理してしまう。このよ
うにすることで、データ処理を実質的にほとんど停止
(待ち状態)となっている無駄な時間は、その1バンド
のデータ程度のデータ量を受信するために要する程度の
短時間で済ませることができるので、従来のような受信
時間に大きなタイムロスが生じるという問題を効果的に
(ほぼ完全に)解消することができる。つまり本発明に
よれば、理論的に、データを受信するために要する受信
時間に起因したタイムロスとしては、最初の1バンドの
データを受信し終わるまでに要する時間だけであり、そ
れ以降は一方で印刷データを受信しつつ他方で印刷デー
タの編集〜描画等の処理を並列して実行している。即
ち、第2のバンドからはそのデータを受信するに要する
時間はその前の第1のバンドのデータを編集〜描画等処
理する時間として充当しているわけであるから、その受
信に要する時間はタイムロスとなることが全くない(こ
の詳細については下記の実施形態において図1に基づい
て詳述する)。
【0019】第2に、本発明のプリンタ装置は、上記第
1に記載のプリンタ装置において、前記外部から送信さ
れて来た印刷データは、あらかじめ1バンドごとに区分
されている印刷データであることを特徴としている。
【0020】すなわち、本発明のプリンタ装置において
は、上記のように受信時点で既に印刷データを1バンド
ごとに区分するようにしているのであるから、送信され
て来る印刷データがあらかじめ1バンドごとに区分され
ていれば、それが最も好ましいものである。何故なら
ば、送信されて来る印刷データがあらかじめ1バンドご
とに区分されていれば、プリンタ装置側で前記のような
印刷データを各バンドに区分する処理をしなくとも済む
からである。
【0021】しかし、それとは逆に、外部から送信され
て来る印刷データは、本発明に係るプリンタ装置にとっ
て好ましいか否かに関係なく、あらかじめその外部で決
められたフォーマットで本発明に係るプリンタ装置に送
信されて来るのであるから、必ずしも上記のようなあら
かじめ1バンドごとに区分されている印刷データが送信
されて来るとは限らない。従ってそのような印刷データ
にも対応できるようにするためには、あらかじめ1バン
ドごとには区分されていない印刷データを受信した場合
にはその印刷データをプリンタ装置側で新たに1バンド
ごとに区分することが必要となる。
【0022】従って、本発明のプリンタ装置は、第3
に、上記第1に記載のプリンタ装置において、前記外部
から送信されて来た印刷データを、あらかじめ定められ
た規則に基づいて前記1バンドごとに区分することを特
徴としている。
【0023】また、上記第1乃至第3の記載のプリンタ
装置はいずれも、データを受信後に編集乃至描画するま
での処理を行うものであるが、さらに、描画後にデータ
を圧縮して保存するという処理を行うプリンタ装置にお
いても、本発明の技術は適用可能である。
【0024】すなわち、本発明のプリンタ装置は、第4
に、外部から送信されて来た印刷データを受信する受信
手段と、前記受信された印刷データを編集する編集手段
と、前記編集されたデータを描画する描画手段と、前記
描画されたデータを圧縮する圧縮手段とを有するプリン
タ装置において、前記外部から送信されて来た印刷デー
タを1バンドごとに区分して逐次受信し、該受信に連続
して前記1バンドをさらに編集及び描画及び圧縮する一
連の処理を、前記区分された1バンドごとに並列して実
行することを特徴としている。
【0025】また、第5に、上記第4に記載のプリンタ
装置において、前記外部から送信されて来た印刷データ
は、あらかじめ1バンドごとに区分されている印刷デー
タであることを特徴としている。
【0026】すなわち、本発明のプリンタ装置において
は、上記のように受信時点で既に印刷データを1バンド
ごとに区分するようにしているのであるから、送信され
て来る印刷データがあらかじめ1バンドごとに区分され
ていれば、それが最も好ましいものである。何故なら
ば、送信されて来る印刷データがあらかじめ1バンドご
とに区分されていれば、プリンタ装置側で前記のような
印刷データを各バンドに区分する処理をしなくとも済む
からである。
【0027】しかし、それとは逆に、外部から送信され
て来る印刷データは、本発明に係るプリンタ装置にとっ
て好ましいか否かに関係なく、あらかじめその外部で決
められたフォーマットで本発明に係るプリンタ装置に送
信されて来るのであるから、必ずしも上記のようなあら
かじめ1バンドごとに区分されている印刷データが送信
されて来るとは限らない。従ってそのような印刷データ
にも対応できるようにするためには、あらかじめ1バン
ドごとには区分されていない印刷データを受信した場合
にはその印刷データをプリンタ装置側で新たに1バンド
ごとに区分することが必要となる。
【0028】そこで、本発明のプリンタ装置は、第6
に、上記第4に記載のプリンタ装置において、前記外部
から送信されて来た印刷データを、あらかじめ定められ
た規則に基づいて前記1バンドごとに区分することを特
徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタ装置
の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】図1は本発明に係るプリンタ装置で実行さ
れる印刷データ処理手法の概要を模式的に示す図であ
る。図2は本発明に係る第1の実施形態のプリンタ装置
の主要部の構成を示す図、図3は本発明に係る第2の実
施形態のプリンタ装置の主要部の構成を示す図である。
【0031】本発明に係るプリンタ装置は、図1に示す
ように、ホストコンピュータ31からの印刷データを受
信部11が受信する。この受信部11では1ページを複
数のバンド(1,2,3…n−1,n)に細かく分け
て、その一つ一つのバンド単位で受信されると、そのバ
ンドごとに順次に後述する編集以降の工程へと送り出
す。
【0032】続いて、描画を行うための中間データ22
を編集部12で作成(以下、これを編集と呼称)する。
【0033】その後、描画部14は画像メモリ23に描
画を行う。
【0034】そしてその画像を、メモリ容量確保のため
に圧縮部15が圧縮する。
【0035】このように、本発明の技術は、印刷データ
を1バンドずつに区切って受信し、その1区切りのデー
タつまり1バンドずつのデータを順次に受信、編集、描
画の処理、あるいはさらに描画、圧縮の処理を、並列的
に実行させることにより、従来は受信のみのために費や
していた受信時間が、ほとんど無駄な待ち時間となって
いたものが、CPU資源を極めて効率的に利用すること
が可能となり、高速な印刷処理を行うことが可能とな
る。
【0036】図1に基づいて本発明に係るプリンタ装置
の概要を説明する。なお、図1においては受信111〜
115と、編集121〜125と、描画131〜135
の3つについて説明している。左の四角枠は1ページの
画像を形成するための印刷データを模式的に示してい
る。
【0037】画像を形成する印刷データは、1ページが
バンドと呼ばれる単位に細かく分けられている。このバ
ンドで区切られている印刷データは、ホストコンピュー
タからプリンタ装置に対して送信される。
【0038】プリンタ装置においては印刷データを順次
受信するが、1バンド分の印刷データを受信しながら、
その1バンド以前に受信した別の1バンド分のデータの
編集を実行する。またこのとき、さらに以前に受信され
た1バンド分のデータの編集を行い、その1バンド分の
データを受け取った時点で、1バンド目の編集を終わ
り、描画を行う。描画を行なっている間にも、次のバン
ドの受信と編集の処理は並列して行われている。
【0039】そして次のバンドの編集が終われば、その
バンドの描画が行われて行き、さらに以上の繰返しによ
り、1ページすべての描画を終了する。
【0040】なお、受信と編集と描画と圧縮の4つの場
合は、上記の処理の描画の後に、圧縮が行われることに
より実現される。
【0041】本発明によれば、受信、編集の処理をバン
ドによって区切ることにより、描画、圧縮など次の段階
へ処理を進め、CPUを効率的に利用することにより、
特にカラー印刷など印刷データが大きなものであって
も、その印刷処理の時間短縮化すなわち印刷処理全体と
しての高速処理化を実現することができる。
【0042】また、図1においては、図示を省略した
が、受信、編集、描画、圧縮の4つを行う場合について
も、上記同様に並行して行うことで、CPUにそれぞれ
の処理を割り振って、さらに効率的な印刷処理を実現す
ることができる。
【0043】(実施形態1)図2に示すように、本実施
形態のプリンタ装置の主要構成は、受信部11と、編集
部12と、描画制御部13と、描画部14とを備えてい
る。
【0044】受信部11は、ホストコンピュータ31か
らの印刷データを受信し、受信バッファ21へ格納する
処理を実行する。
【0045】編集部12は、受信バッファ21からの印
刷データを読みとり、解析し、それを描画部14で描画
できるように中間データ22を作成する処理を実行す
る。
【0046】また、描画制御部13に対して1バンド分
の中間データができ上がると、その1バンドの描画を行
わせる。
【0047】描画制御部13は、編集部12からの指令
を受けて描画部14に画像メモリ23に画像を描画させ
る。
【0048】描画部14は、中間データ22を読みと
り、解析し、画像メモリ23に描画する。
【0049】描画制御部13は、編集部12からの指令
を受けて、描画部14に画像メモリ23に画像を描画さ
せる。
【0050】図4は、本発明に係る第1の実施形態のプ
リンタ装置における印刷データの処理工程の主要部を示
すフローチャートである。なお、説明の前提として、各
処理(受信、編集、描画)はマルチタスクにより並列に
動作可能である。
【0051】まずホストコンピュータから印刷データが
送信されて来ると(A30のYes)、これを受信する
(A31)。ただしここで、従来の場合は1ページのデ
ータが一つの塊として送られて来るが、本発明の技術に
おいては、ホストコンピュータ31から送り込まれる印
刷データは、1ページのデータをさらにバンド単位に分
解したデータとして送信されて来る。
【0052】受信されたデータは、それが1バンドごと
に受信が完了すると、直ちに次工程に進められてその1
バンドを1つの単位として編集される(A32)。
【0053】データ編集がその1バンド分のデータにつ
いて完了すると、次に直ちに描画を開始する(A3
3)。
【0054】そして描画開始を行なった後は、次の1バ
ンド分のデータの受信、編集を繰り返す。描画開始は、
単に描画の処理を開始させるのみで、描画開始処理を終
えても独立して並行に描画を行なう。1つのバンドの実
際の処理の終了は、この後、描画が終わった時点とな
る。
【0055】本発明の技術においては、描画の最中に次
のデータの受信、編集が並列に行われる。描画開始(A
33)を行うと描画を始めるが、その間は、並行して編
集処理も行われるため、描画の終了は、描画終了割り込
み(A40)によって認識されて、その後実際に割り込
み処理が実行される。
【0056】そして描画終了割り込み(A40)後の処
理としては、まず描画終了フラグをONにする(A4
1)。このフラグは1ページを構成するバンドの個数分
の個数が存在しており、それらがすべてONになったか
どうかをチェックする(A42)ことで、終了の妥当性
が確認される。
【0057】そのチェックの結果、全てがONであれば
(A42のYes)、1ページ分全てのバンドの描画が
完了したことになる。しかし1ページ分全てのバンドの
描画が完了していないときは(A42のNo)、なにも
せずに終わり次の描画などの処理に制御が移される。こ
うして最終的には全てのバンドが描画され、その後、1
ページ分の情報の印刷出力が行われて(A43)、1ペ
ージの印刷処理が完了する。
【0058】このようにして、本発明に係る技術によれ
ば、効率的に受信、編集、描画の処理を行うことによっ
て印刷処理時間の大幅な短縮化あるいは換言すれば印刷
処理の高速化を実現することができる。
【0059】(実施形態2)図3にその概要を示すよう
に、本実施形態のプリンタ装置の主要構成は、受信部1
1と、編集部12と、描画制御部13と、描画部14
と、圧縮部15とを備えている。
【0060】受信部11は、ホストコンピュータ31か
らの印刷データを受信し、受信バッファ21へ1バンド
ずつ格納する処理を実行する。
【0061】編集部12は、受信バッファ21からの印
刷データの1バンド分を読みとり、解析し、それを描画
部14で1バンド分ずつ描画できるように中間データ2
2を作成する処理を実行する。また、描画制御部13に
対して1バンド分の中間データができ上がると、その1
バンドの描画を行わせる。
【0062】描画制御部13は、編集部12からの1バ
ンド分の編集終了の指令を受けて描画部14に画像メモ
リ23に画像を描画させる。
【0063】描画部14は、1バンド分の中間データ2
2を読みとり、解析し、画像メモリ23に描画する。
【0064】描画制御部13は、編集部12からの指令
を受けて、描画部14に画像メモリ23に画像を描画さ
せる。1バンド分の描画部14が描画を終わると、その
1バンドの画像を圧縮部15に圧縮させて、1バンド分
の圧縮画像24に格納させる処理である。
【0065】圧縮部15は、描画部14で描画された画
像メモリ23を圧縮し、圧縮画像24として保存する。
【0066】さらに詳細には、第1の実施形態と同様
に、ホストコンピュータ31からの印刷データを受信す
る。そして受信部11により受信したデータは受信バッ
ファ21に格納される。
【0067】こうして受信され一旦格納された印刷デー
タは、1バンドごとに1まとまりとして編集部12が逐
次編集を行なって中間データ22に格納される。この受
信と編集との処理を繰り返し行うことは、1バンド分の
編集が終われば編集部12は、描画圧縮制御部13に描
画を行わせるように指令し、次のデータの受信、編集が
行われる。これも第1の実施例と同様に実行することが
できる。
【0068】そして指令を受けた描画圧縮制御部13
は、並行して描画部14に描画を実行させる。描画部1
4は、中間データ22を解析し、その中の描画コマンド
を実行し、画像メモリ23上に画像を作成する。描画が
終わると、描画圧縮制御部13は、圧縮部を呼び出しそ
のバンドの圧縮を行わせる。
【0069】その間に次々と編集が行われ、それ以降の
バンドの中間データが作成される。それぞれ中間データ
が作成されると、編集部11は、描画制御部13に描画
を行わせるように指令し、描画部14に対し、次々と描
画の指令が発行される。前のバンドの描画が終わってい
ないときは、待ち行列が作成される。
【0070】また、描画が終わると描画制御部13は、
圧縮部15にそのバンドの圧縮を行わせ、圧縮画像24
を作成させる。これも描画同様、次々と描画が終わった
後のバンドの圧縮の指令が発行される。前のバンドの圧
縮が終わっていないときは、圧縮の待ち行列が作成され
る。描画と圧縮については、待ち行列が作成されるが、
描画部14と圧縮部15は延々処理を続け、これを繰り
返すことにより、最終的に1ページ分の描画と圧縮が実
現される。
【0071】従来の場合は、1バンド分の編集が終わっ
ても、描画をすることなく、次のデータの受信、編集を
し、次々と中間データを作成していき、1ページ分の中
間データが作成された後で、編集部12は、描画圧縮制
御部13に描画を行わせるように指令していた。しかし
本発明の技術によれば、描画圧縮制御部13は溜まった
1ページ分の中間データを1バンドの描画と圧縮を描画
部14と圧縮部15にそれぞれ繰り返し行わせることに
より、最終的に1ページ分の描画を実現して終了し、1
ページ分のデータをプリントエンジンに送出し、圧縮さ
れたデータを伸張して1ページ分のプリントを出力す
る。
【0072】次に、第2の実施形態のプリンタ装置の主
要な動作についてフローチャートに基づいて説明する。
図5は、本発明に係る第2の実施形態のプリンタ装置に
おける、印刷データの処理工程の主要部を示すフローチ
ャートである。
【0073】まず、ホストコンピュータから送信されて
来た印刷データを受信する(A60のYes〜A6
1)。
【0074】受信したデータは、1バンドごとに編集部
12によって編集されるが(A62)、1バンド分の編
集を行った後、描画開始を行う(A63)。
【0075】そして描画開始を行なった後は、次の1バ
ンドの受信、編集を行う。そしてこれを1バンドごとに
繰り返す。即ち描画開始は単に描画の処理を開始させる
のみであって、描画開始処理を終えても独立して並行に
描画を行っている。1つのバンドの実質的な処理は、そ
の1バンド分のデータの描画が終わるまで継続され、そ
の1バンド分のデータの描画が完了して終了(1区切
り)ということになる。ここで、従来の処理と比較する
と、従来の技術における編集処理は、1ページ分のデー
タの編集が終了するまで受信、編集のみ繰り返し行われ
ていた(図7のA24)。即ちそれまでは、本発明とは
全く異なり、描画は開始されない。
【0076】本発明の技術においては、描画の最中に次
の1バンド分のデータの受信及び編集が、その前の1バ
ンド分のデータ処理と図1に示すようにタイミングをず
らしながら並列して行なわれる。
【0077】そして本発明によれば描画開始(A63)
から描画を始めるが、その間は並行して編集処理も行わ
れるため、描画の終了は描画終了割り込みによって認識
し、その後割り込み処理が行われる。つまり描画終了割
り込み(A70)の処理としては、まず描画終了フラグ
をONにする(A71)。このフラグの個数は1ページ
を構成するバンド数に対応する個数分あらかじめ用意さ
れており、それらフラグの全てがONとなっていれば1
ページ分すべてのバンドの描画を終了したということに
なる。これは基本的に第1の実施形態の場合と同様であ
る。
【0078】一方、圧縮開始は、描画開始(A63)と
同様に、単に圧縮の処理を開始させるのみであって、1
つのバンドの圧縮開始処理を終えても、それとは独立し
て並行に別のバンドの圧縮を行なっている。従って、1
つのバンドの実際の処理の終了は、上記の受信〜描画の
一連の処理終了の場合と同様に、1ページ分の全てのバ
ンドについて並列的に実行されていた圧縮が、それら全
てについて終了するまでということになる。即ち、描画
同様に、圧縮の終了は、圧縮終了割り込みによって認識
し、その後割り込み処理が行われる。圧縮終了割り込み
(A80)の処理は、圧縮終了フラグをONにする(A
81)。
【0079】このフラグは、1ページを構成するバンド
数分存在し、すべてONであれば、1ページ分すべての
バンドの圧縮を終了したということになる。そしてその
後、描画終了フラグと圧縮終了フラグがすべてONにな
ったかどうかをチェックする(A82)。
【0080】そして全てのバンドを描画、圧縮していな
いときは(A82のNo)、なにもせず終わり、次の描
画などの処理に制御が移される。しかし全てのバンドが
描画〜圧縮を完了された場合には、それら全バンドによ
り構成される1ページの印刷出力が行われて(A8
3)、その1ページの印刷が完了する。
【0081】これと従来の処理とを比較すると、従来の
処理ではバンド分解(A53)を行いながら、受信、編
集が繰り返され(A24の判断による)、1ページの印
刷データの処理が終わるまで、描画は開始されない。そ
して1ページを構成するすべてのバンドの受信、編集が
終わってからバンドごとに区切られている中間データを
読み込み描画を開始する(A25)。このため、描画が
開始されるまでCPUは受信処理速度の向上に殆ど関与
することがないので、装置全体としての動作速度は、そ
の受信に要する時間に引きずられてしまい、極めて非効
率な状態となることが多かった。
【0082】そのような従来の処理と比べて、本発明の
技術によれば、CPUは受信動作中にも描画、圧縮を行
なっているので、受信速度が遅い場合や受信処理時のC
PUが遊んでいる状態の場合(換言すればCPUは殆ど
待ち状態にある場合)には、その従来の受信に浪費され
ていた長い時間を、CPUの能力によって描画や圧縮を
実行させる時間として有効に使うことによって、そのC
PUの能力を無駄に遊ばせておくことなく、有効に(効
率的に)受信、編集、描画、圧縮の処理を行うことがで
き、その結果、プリンタ装置全体としての印刷処理の短
時間化あるいは高速処理化を実現することができる。
【0083】なお、上記実施形態においては、印刷デー
タがあらかじめ1バンドずつに区分されている(バンド
区分情報を付加されている)データである場合の一例を
示したが、送信されて来る(つまりプリンタ装置に入力
される)印刷データとしては、そのようなあらかじめ1
バンドずつに区分されていない場合でも、本発明の技術
を好適に適用可能である。その場合には、あらかじめ定
められた規則性に基づいて受信した印刷データを逐次に
1バンドずつに区分するようにしても良い。例えば、受
信部11が、印刷可能領域の一走査線分にあたるデータ
量を1バンドとしてあらかじめ定めておいた規則性に則
して、受信した印刷データを逐次にその1バンドずつに
区分するようにすれば良い。
【0084】
【発明の効果】以上詳細な説明で明示したように、本発
明によれば、近年の印刷データのさらなる大規模化や高
精細な印刷出力が要求されることなどに起因して受信時
間がさらに長い時間を要するとしても印刷処理全体とし
て要する時間の短縮化を実現して高速な印刷処理を行う
ことが可能なプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置で実行される印刷デ
ータ処理手法の概要を模式的に示す図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態のプリンタ装置の
主要部の構成を示す図である。
【図3】本発明に係る第2の実施形態のプリンタ装置の
主要部の構成を示す図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態のプリンタ装置に
おける印刷データの処理工程の主要部を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明に係る第2の実施形態のプリンタ装置に
おける、印刷データの処理工程の主要部を示すフローチ
ャートである。
【図6】従来のプリンタ装置における、印刷データの処
理工程の主要部を示すフローチャートである。
【図7】従来のプリンタ装置における、データ圧縮工程
を含む印刷データの処理工程の主要部を示すフローチャ
ートである。
【図8】印刷処理プロセスを実行する従来のプリンタ装
置のデータ処理動作の概要を簡易なタイミングチャート
の形で模式的に示す図である。
【符号の説明】
11 受信部 12 編集部 13 描画制御部 14 描画部 21 受信バッファ 22 中間データ 23 画像メモリ 31 ホストコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から送信されて来た印刷データを受
    信する受信手段と、前記受信された印刷データを編集す
    る編集手段と、前記編集されたデータを描画する描画手
    段とを有するプリンタ装置において、 前記外部から送信されて来た1バンドごとに区分した印
    刷データを前記受信手段で受信し、前記編集手段は該受
    信に連続して逐次前記各バンドをさらに編集し、前記描
    画手段は描画する一連の処理を前記区分された1バンド
    ごとに並列して実行することを特徴とするプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタ装置において、 前記外部から送信されて来た印刷データを、あらかじめ
    定められた規則に基づいて前記1バンドごとに区分する
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 外部から送信されて来た印刷データを受
    信する受信手段と、前記受信された印刷データを編集す
    る編集手段と、前記編集されたデータを描画する描画手
    段と、前記描画されたデータを圧縮する圧縮手段とを有
    するプリンタ装置において、 前記外部から送信されて来た印刷データを1バンドごと
    に区分して前記受信手段で逐次受信し、該受信に連続し
    て前記編集手段により前記1バンドをさらに編集し、前
    記描画手段で続けて前記1バンドを描画し、前記圧縮手
    段で続けて前記1バンドを圧縮する一連の処理を、前記
    区分された1バンドごとに並列して実行することを特徴
    とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプリンタ装置において、 前記1バンドごとに並列して実行した結果をそれぞれ記
    憶媒体に格納し、1ページ分を前記記憶媒体から読み出
    してプリントアウトすることを特徴とするプリンタ装
    置。
  5. 【請求項5】 外部から送信されて来た印刷データを受
    信する受信手段と、前記受信された印刷データを編集す
    る編集手段と、前記編集されたデータを描画する描画手
    段と、前記描画されたデータを圧縮する圧縮手段とを有
    するプリンタ装置において、 前記受信手段は前記外部から送信されて来た印刷データ
    を受信して逐次1バンドごとに区分し、該1バンドごと
    に区分に連続して前記編集手段により前記1バンドをさ
    らに編集し、前記描画手段で続けて前記1バンドを描画
    し、前記圧縮手段で続けて前記1バンドを圧縮する一連
    の処理を、前記区分された1バンドごとに並列して実行
    することを特徴とするプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 外部から送信されて来た印刷データを受
    信する受信手段と、前記受信された印刷データを編集す
    る編集手段と、前記編集されたデータを描画する描画手
    段と、前記描画されたデータを圧縮する圧縮手段とを有
    するプリンタ装置のプリント方法において、 前記外部から送信されて来た印刷データを受信して1バ
    ンドごとに区分し、該1バンドごとの区分に連続して前
    記1バンドをさらに編集及び描画及び圧縮する一連の処
    理工程を、前記区分された1バンドごとにそれぞれ並列
    して実行することを特徴とするプリント方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174434A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社リコー 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015174434A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社リコー 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム

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