JP2000293630A - 網掛け除去機能付きの文字認識装置および網掛け除去方法 - Google Patents
網掛け除去機能付きの文字認識装置および網掛け除去方法Info
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- JP2000293630A JP2000293630A JP11103165A JP10316599A JP2000293630A JP 2000293630 A JP2000293630 A JP 2000293630A JP 11103165 A JP11103165 A JP 11103165A JP 10316599 A JP10316599 A JP 10316599A JP 2000293630 A JP2000293630 A JP 2000293630A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 網掛け領域に存在する文字を高精度で認識可
能にする。 【解決手段】 フィールド抽出部20で切り出された文
字認識対象領域に網掛け部分が存在する場合、網掛け除
去部30でFFT(高速フーリエ変換)技術を用いてそ
の網掛け部分を除去するとともに、掠れ補正、ノイズ除
去、平滑化を行うことで文字の輪郭の有害な突起を確実
に除去する。そして、網掛け部分が除去された文字に対
して文字認識部40で文字認識を行うようにした。
能にする。 【解決手段】 フィールド抽出部20で切り出された文
字認識対象領域に網掛け部分が存在する場合、網掛け除
去部30でFFT(高速フーリエ変換)技術を用いてそ
の網掛け部分を除去するとともに、掠れ補正、ノイズ除
去、平滑化を行うことで文字の輪郭の有害な突起を確実
に除去する。そして、網掛け部分が除去された文字に対
して文字認識部40で文字認識を行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙面に記入
された文字を光学的に読み取る光学式文字認識装置(Op
tical Character Recognition : OCR装置)におい
て、文字の記入領域に網掛け(紙面に書かれた文字を強
調するために、文字の背景に点、線、図形等を規則正し
く並べた書式)が存在する際に、その網掛けを除去した
後に文字認識を行う網掛け除去機能付きの文字認識装置
に関する。
された文字を光学的に読み取る光学式文字認識装置(Op
tical Character Recognition : OCR装置)におい
て、文字の記入領域に網掛け(紙面に書かれた文字を強
調するために、文字の背景に点、線、図形等を規則正し
く並べた書式)が存在する際に、その網掛けを除去した
後に文字認識を行う網掛け除去機能付きの文字認識装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式文字認識装置において、文字領域
に網掛けが存在すると、文字の認識ができない場合があ
る。また、文字が認識できたとしても、通常は、その認
識率が著しく低下してしまう。そのため、従来より、認
識対象となる文字を含む画像が網掛けを含む画像(以
下、「網掛け画像」)の場合に、その網掛けを除去する
ことが行われている。従来のこの種の網掛け除去技術
は、網掛け画像中の黒画素が繋がった領域、すなわち、
黒点連結領域を特定した後、この黒点連結領域の大き
さ、例えば面積、水平サイズ、垂直サイズ等が閾値以下
のものを除去するというものであった。
に網掛けが存在すると、文字の認識ができない場合があ
る。また、文字が認識できたとしても、通常は、その認
識率が著しく低下してしまう。そのため、従来より、認
識対象となる文字を含む画像が網掛けを含む画像(以
下、「網掛け画像」)の場合に、その網掛けを除去する
ことが行われている。従来のこの種の網掛け除去技術
は、網掛け画像中の黒画素が繋がった領域、すなわち、
黒点連結領域を特定した後、この黒点連結領域の大き
さ、例えば面積、水平サイズ、垂直サイズ等が閾値以下
のものを除去するというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
図13(a)に示すように網掛け要素(黒点や線等の網
掛けを構成する要素:図では黒点で示す)が文字(図で
は数字「4」の場合)に接触した場合、網掛け要素を除
去することができない。このため、図13(b)に示す
ように、文字の輪郭に網掛け要素による突起が生じて文
字の認識が著しく低下してしまう問題があった。また、
上記の従来技術では、線や格子等の黒点連結領域の大き
さが増大するような網掛け部分を除去することができな
い。逆に、カンマ、ピリオド等の黒点連結領域が小さい
文字の場合は、それを誤って除去してしまう可能性が極
めて高かった。
図13(a)に示すように網掛け要素(黒点や線等の網
掛けを構成する要素:図では黒点で示す)が文字(図で
は数字「4」の場合)に接触した場合、網掛け要素を除
去することができない。このため、図13(b)に示す
ように、文字の輪郭に網掛け要素による突起が生じて文
字の認識が著しく低下してしまう問題があった。また、
上記の従来技術では、線や格子等の黒点連結領域の大き
さが増大するような網掛け部分を除去することができな
い。逆に、カンマ、ピリオド等の黒点連結領域が小さい
文字の場合は、それを誤って除去してしまう可能性が極
めて高かった。
【0004】そこで本発明は、網掛け画像に含まれる文
字を高精度で認識することができる文字認識装置を提供
することを、その課題とする。本発明の他の課題は、網
掛け部分を正確に除去することができる網掛け除去方法
を提供することにある。
字を高精度で認識することができる文字認識装置を提供
することを、その課題とする。本発明の他の課題は、網
掛け部分を正確に除去することができる網掛け除去方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の文字認識装置は、認識対象となる文字を含む網掛け
画像にFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ
変換)処理を施して網掛け成分を強調し、強調された網
掛け成分を除去した画像に逆FFT処理を施すとともに
当該画像に所用の補正処理を施して前記文字の画素領域
を整形する画素領域整形手段と、整形された画素領域の
文字の認識処理を行う文字認識手段とを有する、網掛け
除去機能付きの文字認識装置である。
明の文字認識装置は、認識対象となる文字を含む網掛け
画像にFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ
変換)処理を施して網掛け成分を強調し、強調された網
掛け成分を除去した画像に逆FFT処理を施すとともに
当該画像に所用の補正処理を施して前記文字の画素領域
を整形する画素領域整形手段と、整形された画素領域の
文字の認識処理を行う文字認識手段とを有する、網掛け
除去機能付きの文字認識装置である。
【0006】前記画素領域整形手段は、例えば、前記網
掛け画像にFFT処理を施すことで空間周波数スペクト
ルとこの空間周波数スペクトルのパワースペクトルとを
導出する第1の手段と、パワースペクトルに現れている
網掛け成分を検出し、当該網掛け成分に対応する空間周
波数スペクトルを抑制する第2の手段と、抑制された空
間周波数スペクトルに逆FFT処理を施すことで実数画
像を生成するとともにこの実数画像の補正処理を行う第
3の手段とを有するものである。
掛け画像にFFT処理を施すことで空間周波数スペクト
ルとこの空間周波数スペクトルのパワースペクトルとを
導出する第1の手段と、パワースペクトルに現れている
網掛け成分を検出し、当該網掛け成分に対応する空間周
波数スペクトルを抑制する第2の手段と、抑制された空
間周波数スペクトルに逆FFT処理を施すことで実数画
像を生成するとともにこの実数画像の補正処理を行う第
3の手段とを有するものである。
【0007】より具体的には、前記第1の手段は、前記
パワースペクトルの水平方向と垂直方向の投影に基づい
て前記網掛け画像の周期性が現れているスペクトルをも
とに前記網掛け成分を強調するものであり、前記第2の
手段は、前記強調された網掛け成分を除去するものであ
る。第2の手段は、好ましくは、前記網掛け画像が崩れ
ない範囲で前記空間周波数スペクトルの抑制を行う。前
記第3の手段は、例えば、前記実数画像の掠れ成分を補
正する掠れ成分補正部と、前記実数画像のノイズ成分を
除去するノイズ除去部とを含み、補正後の実数画像を平
滑化するものである。掠れ補正部は、前記実数画像の白
点連結領域における白点数が一定閾値以下の部分を黒点
に替えることにより前記掠れ補正を行うように構成さ
れ、ノイズ除去部は、前記実数画像の黒点連結領域にお
ける黒点数が一定閾値以下の部分を白点に替えることに
より前記ノイズ成分を除去するように構成される。
パワースペクトルの水平方向と垂直方向の投影に基づい
て前記網掛け画像の周期性が現れているスペクトルをも
とに前記網掛け成分を強調するものであり、前記第2の
手段は、前記強調された網掛け成分を除去するものであ
る。第2の手段は、好ましくは、前記網掛け画像が崩れ
ない範囲で前記空間周波数スペクトルの抑制を行う。前
記第3の手段は、例えば、前記実数画像の掠れ成分を補
正する掠れ成分補正部と、前記実数画像のノイズ成分を
除去するノイズ除去部とを含み、補正後の実数画像を平
滑化するものである。掠れ補正部は、前記実数画像の白
点連結領域における白点数が一定閾値以下の部分を黒点
に替えることにより前記掠れ補正を行うように構成さ
れ、ノイズ除去部は、前記実数画像の黒点連結領域にお
ける黒点数が一定閾値以下の部分を白点に替えることに
より前記ノイズ成分を除去するように構成される。
【0008】上記他の課題を解決する本発明の網掛け除
去方法は、認識対象となる文字を含む網掛け画像を所定
サイズの画像に分割する処理、分割された画像をFFT
演算して空間周波数スペクトルとそのパワースペクトル
とを導出する処理、前記パワースペクトルの水平方向、
垂直方向の投影成分に基づいて当該パワースペクトルに
現れている網掛け成分を強調する処理、前記強調された
網掛け成分を除去するとともに前記空間周波数スペクト
ルの抑制を行い、抑制後の空間周波数スペクトルを逆F
FT処理して実数画像を生成する処理、この実数画像に
対して所用の補正処理を施すことで前記文字の画素領域
を整形する処理、をコンピュータ上で実行することを特
徴とする方法である。
去方法は、認識対象となる文字を含む網掛け画像を所定
サイズの画像に分割する処理、分割された画像をFFT
演算して空間周波数スペクトルとそのパワースペクトル
とを導出する処理、前記パワースペクトルの水平方向、
垂直方向の投影成分に基づいて当該パワースペクトルに
現れている網掛け成分を強調する処理、前記強調された
網掛け成分を除去するとともに前記空間周波数スペクト
ルの抑制を行い、抑制後の空間周波数スペクトルを逆F
FT処理して実数画像を生成する処理、この実数画像に
対して所用の補正処理を施すことで前記文字の画素領域
を整形する処理、をコンピュータ上で実行することを特
徴とする方法である。
【0009】前記補正処理は、例えば、前記実数画像に
おける4方向の白点連結領域に対して白点数が一定閾値
以下の部分を黒点に替えることにより掠れ補正を行い、
さらに掠れ補正後の画像における4方向の黒点連結領域
に対して黒点数が一定閾値以下の部分を白点に替えるこ
とによりノイズ除去を行い、さらに、ノイズ除去後の画
像を平滑化する処理である。
おける4方向の白点連結領域に対して白点数が一定閾値
以下の部分を黒点に替えることにより掠れ補正を行い、
さらに掠れ補正後の画像における4方向の黒点連結領域
に対して黒点数が一定閾値以下の部分を白点に替えるこ
とによりノイズ除去を行い、さらに、ノイズ除去後の画
像を平滑化する処理である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を適用した文字認識
装置のブロック構成図である。この文字認識装置1で
は、紙面に記載された文字が、スキャナやディジタルカ
メラ等の画像入力装置(図示省略)を通じて、例えば2
値のディジタル画像として画像入力部10に入力される
ようになっている。入力された画像はフィールド抽出部
20に入力される。フィールド処理部20は、この画像
に対して画像傾き補正及び罫線抽出等の前処理を施した
後、文字認識対象となる文字領域を切り出す。
に基づいて説明する。図1は本発明を適用した文字認識
装置のブロック構成図である。この文字認識装置1で
は、紙面に記載された文字が、スキャナやディジタルカ
メラ等の画像入力装置(図示省略)を通じて、例えば2
値のディジタル画像として画像入力部10に入力される
ようになっている。入力された画像はフィールド抽出部
20に入力される。フィールド処理部20は、この画像
に対して画像傾き補正及び罫線抽出等の前処理を施した
後、文字認識対象となる文字領域を切り出す。
【0011】網掛け除去部30は、切り出された文字領
域をイメージメモリに格納しておき、この文字領域に網
掛けが存在するかどうかを調べる。網掛けが存在する場
合、つまり、切り出された文字領域の画像が網掛け画像
であった場合は、網掛けを除去して文字の画素領域を整
形する。整形された文字領域は、文字認識部40に入力
される。
域をイメージメモリに格納しておき、この文字領域に網
掛けが存在するかどうかを調べる。網掛けが存在する場
合、つまり、切り出された文字領域の画像が網掛け画像
であった場合は、網掛けを除去して文字の画素領域を整
形する。整形された文字領域は、文字認識部40に入力
される。
【0012】文字認識部40は、当該文字領域から文字
切り出し及び文字認識を行い、認識結果に対して所定の
後処理を行って出力部50から出力する。なお、フィー
ルド抽出部20と網掛け除去部30の処理は逆に行って
も良い。
切り出し及び文字認識を行い、認識結果に対して所定の
後処理を行って出力部50から出力する。なお、フィー
ルド抽出部20と網掛け除去部30の処理は逆に行って
も良い。
【0013】次に、画素領域整形手段として機能する上
記網掛け除去部30について、より詳しく説明する。画
素領域整形には種々の手法を採用できるが、ここでは、
FFT(Fast Fourier Transform)技術に基づく動作例
を示す。
記網掛け除去部30について、より詳しく説明する。画
素領域整形には種々の手法を採用できるが、ここでは、
FFT(Fast Fourier Transform)技術に基づく動作例
を示す。
【0014】図2は、網掛け除去部30の詳細なブロッ
ク構成図、図3はこの網掛け除去部30による処理手順
図である。以下の説明において、機能ブロックの符号は
図2、処理ステップ番号は図3に基づくものとする。
ク構成図、図3はこの網掛け除去部30による処理手順
図である。以下の説明において、機能ブロックの符号は
図2、処理ステップ番号は図3に基づくものとする。
【0015】<画像分割処理:ステップS101>FF
Tでは、画像の縦寸法および横寸法ともに、2のべき乗
の大きさの画像しか扱うことができない。このため、網
掛け除去部30では、入力された画像を画像分割部30
1で適切なサイズに分割し、これにより得られた分割画
像をイメージメモリ302に蓄積しておく。分割画像
は、例えば図4に示すように網掛け部分が存在する画像
である。この画像をf(i,j)で表す。iは水平方向、j
は垂直方向のブロック座標である。
Tでは、画像の縦寸法および横寸法ともに、2のべき乗
の大きさの画像しか扱うことができない。このため、網
掛け除去部30では、入力された画像を画像分割部30
1で適切なサイズに分割し、これにより得られた分割画
像をイメージメモリ302に蓄積しておく。分割画像
は、例えば図4に示すように網掛け部分が存在する画像
である。この画像をf(i,j)で表す。iは水平方向、j
は垂直方向のブロック座標である。
【0016】<FFT処理:ステップS102>画像f
(i,j)は、イメージメモリ302からFFT演算部30
3に入力され、ここでFFT処理が施される。具体的に
は、FFT演算部303で、画像f(i,j)の空間周波数
スぺクトルF(u,v)(但し、uは水平方向、vは垂直方
向の変数)と、この空間周波数F(u,v)のパワースペク
トルP(u,v)(=log(1+|F(u,v)|))とを計算
し、それぞれの計算結果を、空間周波数スペクトルメモ
リ304、パワースペクトルメモリ305に格納する。
ここでいうパワースペクトルP(u,v)は、例えば図5に
示すようなものである。図示の例は、値の大きい方を
白、小さい方を黒の256階調で表した画像データのも
のであり、画像中心は、P(0,0)である。図5中に網掛
けの周期特性が白いすじ状に現れていることが確認でき
る。これを「網掛け成分」と称する。
(i,j)は、イメージメモリ302からFFT演算部30
3に入力され、ここでFFT処理が施される。具体的に
は、FFT演算部303で、画像f(i,j)の空間周波数
スぺクトルF(u,v)(但し、uは水平方向、vは垂直方
向の変数)と、この空間周波数F(u,v)のパワースペク
トルP(u,v)(=log(1+|F(u,v)|))とを計算
し、それぞれの計算結果を、空間周波数スペクトルメモ
リ304、パワースペクトルメモリ305に格納する。
ここでいうパワースペクトルP(u,v)は、例えば図5に
示すようなものである。図示の例は、値の大きい方を
白、小さい方を黒の256階調で表した画像データのも
のであり、画像中心は、P(0,0)である。図5中に網掛
けの周期特性が白いすじ状に現れていることが確認でき
る。これを「網掛け成分」と称する。
【0017】<網掛け成分強調処理:ステップS103
>網掛け成分強調部306では、パワースペクトルP
(u,v)に現れている網掛け成分を強調するために、パワ
ースペクトルメモリ305からパワースペクトルの水平
軸(u軸)への投影Pv(u)(=ΣP(u,v))と、垂直軸
(v軸)への投影Pu(v)(=ΣP(u,v))とを求める。
これらの値は、パワースペクトルの投影格納メモリ30
7に格納される。図6は、上記投影Pv(u)のスペクト
ルを示したグラフである。
>網掛け成分強調部306では、パワースペクトルP
(u,v)に現れている網掛け成分を強調するために、パワ
ースペクトルメモリ305からパワースペクトルの水平
軸(u軸)への投影Pv(u)(=ΣP(u,v))と、垂直軸
(v軸)への投影Pu(v)(=ΣP(u,v))とを求める。
これらの値は、パワースペクトルの投影格納メモリ30
7に格納される。図6は、上記投影Pv(u)のスペクト
ルを示したグラフである。
【0018】<網掛け成分除去処理:ステップS104
>投影格納メモリ307に格納された各投影Pv(u),
Pu(v)は、網掛け成分除去部308に供給される。網
掛け成分除去部308では、各投影Pv(u),Pu(v)に
基づいて、網掛け成分の検出と、当該網掛け成分に対応
する空間周波数スペクトルの抑制とを行う。
>投影格納メモリ307に格納された各投影Pv(u),
Pu(v)は、網掛け成分除去部308に供給される。網
掛け成分除去部308では、各投影Pv(u),Pu(v)に
基づいて、網掛け成分の検出と、当該網掛け成分に対応
する空間周波数スペクトルの抑制とを行う。
【0019】空間周波数スペクトルの抑制に際しては、
予め網掛けの周期性を表すスペクトルFを検出するため
の関数G(m,n)を定義する。例えば、関数G(Pv(k),
k)>0の条件が成り立つとき、kが、この網掛けの周
期性を表すスペクトルであるとする。この関数G(Pv
(k),k)>0となるkに対して、F(k,v)=0(但し、v
は取り得る全ての整数)とする。同様に、関数G(Pu
(k),k)>0となるkに対して、F(u,k)=0(但し、u
は取り得る全ての整数)とする。これにより、網掛け成
分が検出された空間周波数スペクトルが直線状に抑制さ
れ、網掛け成分が除去される。このようにして得られた
空間周波数スペクトルF'(u,v)の値は、空間周波数スペ
クトルメモリ304に再格納される。
予め網掛けの周期性を表すスペクトルFを検出するため
の関数G(m,n)を定義する。例えば、関数G(Pv(k),
k)>0の条件が成り立つとき、kが、この網掛けの周
期性を表すスペクトルであるとする。この関数G(Pv
(k),k)>0となるkに対して、F(k,v)=0(但し、v
は取り得る全ての整数)とする。同様に、関数G(Pu
(k),k)>0となるkに対して、F(u,k)=0(但し、u
は取り得る全ての整数)とする。これにより、網掛け成
分が検出された空間周波数スペクトルが直線状に抑制さ
れ、網掛け成分が除去される。このようにして得られた
空間周波数スペクトルF'(u,v)の値は、空間周波数スペ
クトルメモリ304に再格納される。
【0020】関数G(m,n)として、下記(1)式を用いた例
を図7に示す。 G(m,n)=1 {m>10000,│n│>0} G(m,n)=0 上記以外の場合 (1) 図7は、F'(u,v)のパワースペクトルP'(u,v)である。
を図7に示す。 G(m,n)=1 {m>10000,│n│>0} G(m,n)=0 上記以外の場合 (1) 図7は、F'(u,v)のパワースペクトルP'(u,v)である。
【0021】なお、低周波成分(u=0,v=0)は、
画像全体の特徴を表す。この部分を0にすると、画像全
体が崩れることは良く知られている。そこで、本例で
は、上記(1)式において、│n│>20という条件を加
えた。図6の例では、u=±55,±110付近のピー
クが関数G(Pv(k),k)によって検出される。そし
て、ピークが検出されたkに対して、F(k,v)の縦
一列を抑制する。
画像全体の特徴を表す。この部分を0にすると、画像全
体が崩れることは良く知られている。そこで、本例で
は、上記(1)式において、│n│>20という条件を加
えた。図6の例では、u=±55,±110付近のピー
クが関数G(Pv(k),k)によって検出される。そし
て、ピークが検出されたkに対して、F(k,v)の縦
一列を抑制する。
【0022】<逆FFT処理:ステップS105>空間
周波数スペクトルメモリ304の出力は、逆FFT演算
部309に供給される。逆FFT演算部309は、網掛
け成分除去部308で求めた空間周波数スペクトルを逆
FFTすることにより、実数画像を得る。その後、実数
画像の2値化を行い、これをイメージメモリ302に書
き込む。この画像をf'(i,j)とする。この逆FFT処理
後の画像を図8に示す。図4の画像と比べると、網掛け
成分が完全ではないが、その大部分が除去されているこ
とがわかる。
周波数スペクトルメモリ304の出力は、逆FFT演算
部309に供給される。逆FFT演算部309は、網掛
け成分除去部308で求めた空間周波数スペクトルを逆
FFTすることにより、実数画像を得る。その後、実数
画像の2値化を行い、これをイメージメモリ302に書
き込む。この画像をf'(i,j)とする。この逆FFT処理
後の画像を図8に示す。図4の画像と比べると、網掛け
成分が完全ではないが、その大部分が除去されているこ
とがわかる。
【0023】<掠れ補正処理:ステップS106>イメ
ージメモリ302に書きこまれた画像f'(i,j)は、掠れ
補正部310に読み込まれる。掠れ補正部310、この
画像f'(i,j)における4方向の白点連結領域を求め、各
白点連結領域に対し、白点数が一定閾値以下の部分を黒
点に切り替える。これにより画像f'(i,j)の掠れが補正
される。補正された画像f'(i,j)は、再度、イメージメ
モリ302に書きこまれる。
ージメモリ302に書きこまれた画像f'(i,j)は、掠れ
補正部310に読み込まれる。掠れ補正部310、この
画像f'(i,j)における4方向の白点連結領域を求め、各
白点連結領域に対し、白点数が一定閾値以下の部分を黒
点に切り替える。これにより画像f'(i,j)の掠れが補正
される。補正された画像f'(i,j)は、再度、イメージメ
モリ302に書きこまれる。
【0024】<ノイズ除去処理:ステップS107>掠
れが補正された画像f'(i,j)は、イメージメモリ302
からノイズ除去部314に読み込まれる。ノイズ除去部
314は、掠れ補正がなされた画像f'(i,j)における4
方向の黒点領域連結を求め、各黒点連結領域に対し、黒
点数が一定閾値以下の部分を白点に切り替える。これに
より、画像f'(i,j)におけるノイズ成分が除去される。
ノイズ成分が除去された画像f'(i,j)は、再度、イメー
ジメモリ302に書きこまれる。
れが補正された画像f'(i,j)は、イメージメモリ302
からノイズ除去部314に読み込まれる。ノイズ除去部
314は、掠れ補正がなされた画像f'(i,j)における4
方向の黒点領域連結を求め、各黒点連結領域に対し、黒
点数が一定閾値以下の部分を白点に切り替える。これに
より、画像f'(i,j)におけるノイズ成分が除去される。
ノイズ成分が除去された画像f'(i,j)は、再度、イメー
ジメモリ302に書きこまれる。
【0025】上記の逆FFTまでの処理によって既に網
掛けの大部分は削られているため、従来の手法に比較し
て閾値を小さくすることができる。これにより、従来の
手法では除去されていたカンマ、ピリオド等の比較的小
さい文字を確実に残すことができるようになる。
掛けの大部分は削られているため、従来の手法に比較し
て閾値を小さくすることができる。これにより、従来の
手法では除去されていたカンマ、ピリオド等の比較的小
さい文字を確実に残すことができるようになる。
【0026】<平滑化処理:ステップS108>平滑化
部312では、掠れ補正処理及びノイズ除去処理がなさ
れた画像f'(i,j)に対して、例えば3×3程度の移動平
均フィルタリングによる平滑化処理を施した後、再度、
これをイメージメモリ302に書きこむ。上記の一連の
処理によって最終的に得られた画像f’(i,j)を示し
たのが図9である。一方、従来手法により得られた画像
を示したのが図10である。図10の画像では、文字に
多くの網掛け要素が接触しているため、文字の輪郭の突
起が多いが、本実施形態の手法で得られた画像の場合
は、それが著しく少なくなることが、図9の画像から確
認することができる。
部312では、掠れ補正処理及びノイズ除去処理がなさ
れた画像f'(i,j)に対して、例えば3×3程度の移動平
均フィルタリングによる平滑化処理を施した後、再度、
これをイメージメモリ302に書きこむ。上記の一連の
処理によって最終的に得られた画像f’(i,j)を示し
たのが図9である。一方、従来手法により得られた画像
を示したのが図10である。図10の画像では、文字に
多くの網掛け要素が接触しているため、文字の輪郭の突
起が多いが、本実施形態の手法で得られた画像の場合
は、それが著しく少なくなることが、図9の画像から確
認することができる。
【0027】また、斜線や格子のような黒点連結領域が
大きい網掛け画像、例えば図11に示すような画像の場
合も、本実施形態の網掛け除去処理を行うことで、図1
2に示すように、当該黒点連結領域を綺麗に除去するこ
とができる。
大きい網掛け画像、例えば図11に示すような画像の場
合も、本実施形態の網掛け除去処理を行うことで、図1
2に示すように、当該黒点連結領域を綺麗に除去するこ
とができる。
【0028】このように、本実施形態の文字認識装置1
では、多くの網掛け要素が文字に接触している場合であ
っても、文字の輪郭の有害な突起を確実に除去すること
ができるようになる。また、従来手法では不可能であっ
た斜線や格子等のような黒点連結領域の大きい網掛け
が、本実施形態の文字認識装置1では、除去可能にな
る。さらに、従来手法では、カンマ、ピリオド等の黒点
連結領域が小さい文字は殆ど除去されてしまうが、本実
施形態の文字認識装置1では、それらが網掛けの合間に
存在する場合は、かなり小さい文字であっても除去され
ることがなくなる。そのため、文字認識率が従来手法に
比べて著しく向上する。
では、多くの網掛け要素が文字に接触している場合であ
っても、文字の輪郭の有害な突起を確実に除去すること
ができるようになる。また、従来手法では不可能であっ
た斜線や格子等のような黒点連結領域の大きい網掛け
が、本実施形態の文字認識装置1では、除去可能にな
る。さらに、従来手法では、カンマ、ピリオド等の黒点
連結領域が小さい文字は殆ど除去されてしまうが、本実
施形態の文字認識装置1では、それらが網掛けの合間に
存在する場合は、かなり小さい文字であっても除去され
ることがなくなる。そのため、文字認識率が従来手法に
比べて著しく向上する。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、網掛け部分を正確に除去することができるの
で、網掛け部分に存在する文字を高精度で認識可能にす
ることができるという、特有の効果がある。
によれば、網掛け部分を正確に除去することができるの
で、網掛け部分に存在する文字を高精度で認識可能にす
ることができるという、特有の効果がある。
【図1】本発明を適用した文字認識装置のブロック図。
【図2】本実施形態による網掛け除去部の詳細ブロック
図。
図。
【図3】本実施形態による網掛け除去方法の手順説明
図。
図。
【図4】本実施形態による分割画像の説明図。
【図5】パワースペクトルの様子を示す説明図。
【図6】パワースペクトルの水平軸への投影を示す説明
図。
図。
【図7】抑制された空間周波数スペクトルを示す説明
図。
図。
【図8】逆FFT演算後の画像を示す説明図。
【図9】掠れ補正、ノイズ除去、平滑化後の画像を示す
説明図。
説明図。
【図10】従来手法により網掛け除去を行った場合の画
像を示す説明図。
像を示す説明図。
【図11】斜線のような黒点連結領域が大きい網掛け画
像を示す説明図。
像を示す説明図。
【図12】本実施形態により網掛けが除去された画像を
示す説明図。
示す説明図。
【図13】従来手法による網掛け除去の問題点を示す図
であり、(a)は網掛け画像、(b)は網掛け要素を除
去した後の画像である。
であり、(a)は網掛け画像、(b)は網掛け要素を除
去した後の画像である。
1 文字認識装置 10 画像入力部 20 フィールド抽出部 30 網掛け除去部 40 文字認識部 50 出力部 301 画像分割部 302 イメージメモリ 303 FFT演算部 304 空間周波数スペクトルメモリ 305 パワースペクトルメモリ 306 網掛け成分強調部 307 投影格納メモリ 308 網掛け成分除去部 309 逆FFT演算部 310 掠れ補正部 311 ノイズ除去部 312 平滑化部
フロントページの続き (72)発明者 加藤 嘉巳 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5B029 AA01 BB02 CC21 CC29 EE02 EE04 EE12 EE13 EE16 5B057 AA11 BA02 CA06 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CC01 CE02 CE03 CE05 CF04 DB02 5C077 LL05 LL08 LL19 MP10 PP01
Claims (10)
- 【請求項1】 認識対象となる文字を含む網掛け画像に
FFT処理を施して網掛け成分を強調し、強調された網
掛け成分を除去した画像に逆FFT処理を施すとともに
当該画像に所用の補正処理を施して前記文字の画素領域
を整形する画素領域整形手段と、 整形された画素領域の文字の認識処理を行う文字認識手
段とを有する、 網掛け除去機能付きの文字認識装置。 - 【請求項2】 前記画素領域整形手段は、 前記網掛け画像にFFT処理を施すことで空間周波数ス
ペクトルとこの空間周波数スペクトルのパワースペクト
ルとを導出する第1の手段と、 パワースペクトルに現れている網掛け成分を検出し、当
該網掛け成分に対応する空間周波数スペクトルを抑制す
る第2の手段と、 抑制された空間周波数スペクトルに逆FFT処理を施す
ことで実数画像を生成するとともにこの実数画像の補正
処理を行う第3の手段とを有することを特徴とする、 請求項1記載の文字認識装置。 - 【請求項3】 前記第1の手段が、前記パワースペクト
ルの水平方向と垂直方向の投影に基づいて前記網掛け画
像の周期性が現れているスペクトルをもとに前記網掛け
成分を強調するものであり、前記第2の手段は、前記強
調された網掛け成分を除去するものである、 請求項2記載の文字認識装置。 - 【請求項4】 前記第2の手段が、前記網掛け画像が崩
れない範囲で前記空間周波数スペクトルの抑制を行うも
のである、 請求項2記載の文字認識装置。 - 【請求項5】 前記第3の手段が、前記実数画像の掠れ
成分を補正する掠れ成分補正部と、前記実数画像のノイ
ズ成分を除去するノイズ除去部とを含み、補正後の実数
画像を平滑化するものである、 請求項2記載の文字認識装置。 - 【請求項6】 前記掠れ補正部が、前記実数画像の白点
連結領域における白点数が一定閾値以下の部分を黒点に
替えることにより前記掠れ補正を行うように構成され
た、請求項5記載の文字認識装置。 - 【請求項7】 前記ノイズ除去部が、前記実数画像の黒
点連結領域における黒点数が一定閾値以下の部分を白点
に替えることにより前記ノイズ成分を除去するように構
成された、 請求項5記載の文字認識装置。 - 【請求項8】 前記黒点連結領域が、前記掠れ成分の補
正後の黒点連結領域である、 請求項5記載の文字認識装置。 - 【請求項9】 認識対象となる文字を含む網掛け画像を
所定サイズの画像に分割する処理、 分割された画像をFFT演算して空間周波数スペクトル
とそのパワースペクトルとを導出する処理、 前記パワースペクトルの水平方向、垂直方向の投影成分
に基づいて当該パワースペクトルに現れている網掛け成
分を強調する処理、 前記強調された網掛け成分を除去するとともに前記空間
周波数スペクトルの抑制を行い、抑制後の空間周波数ス
ペクトルを逆FFT処理して実数画像を生成する処理、 この実数画像に対して所用の補正処理を施すことで前記
文字の画素領域を整形する処理、をコンピュータ上で実
行することを特徴とする、 網掛け除去方法。 - 【請求項10】 前記補正処理が、前記実数画像におけ
る4方向の白点連結領域に対して白点数が一定閾値以下
の部分を黒点に替えることにより掠れ補正を行い、さら
に掠れ補正後の画像における4方向の黒点連結領域に対
して黒点数が一定閾値以下の部分を白点に替えることに
よりノイズ除去を行い、さらに、ノイズ除去後の画像を
平滑化する処理であることを特徴とする、 請求項9記載の網掛け除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103165A JP2000293630A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 網掛け除去機能付きの文字認識装置および網掛け除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103165A JP2000293630A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 網掛け除去機能付きの文字認識装置および網掛け除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000293630A true JP2000293630A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14346907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11103165A Pending JP2000293630A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 網掛け除去機能付きの文字認識装置および網掛け除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000293630A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039333A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | テロップ文字画像処理方法、装置及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体 |
| US9047535B2 (en) | 2011-07-19 | 2015-06-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium |
| US11778122B2 (en) | 2020-07-15 | 2023-10-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus, method, and storage medium for removing shading dots |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11103165A patent/JP2000293630A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039333A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | テロップ文字画像処理方法、装置及びプログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体 |
| US9047535B2 (en) | 2011-07-19 | 2015-06-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium |
| US11778122B2 (en) | 2020-07-15 | 2023-10-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus, method, and storage medium for removing shading dots |
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