JP2000294027A - 自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具 - Google Patents
自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具Info
- Publication number
- JP2000294027A JP2000294027A JP11098874A JP9887499A JP2000294027A JP 2000294027 A JP2000294027 A JP 2000294027A JP 11098874 A JP11098874 A JP 11098874A JP 9887499 A JP9887499 A JP 9887499A JP 2000294027 A JP2000294027 A JP 2000294027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filament
- light
- passing
- bulb
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のこの種の車両用灯具においては、光源
となる自動車用電球の構成から、すれ違い配光としたと
きの光量損失が多く暗くなり、また、走行配光としたと
きも光が拡散して遠方に対する視認性が低いものとなっ
ていた。 【解決手段】 本発明により、すれ違いフィラメント3
はバルブ2の中心線Zよりも下方に配置され、走行フィ
ラメント3はすれ違いフィラメント2よりも後方かつ下
方に配置され、走行フィラメントとすれ違いフィラメン
トとを支持するための導入線5が共通導入線5cを中間
として両フィラメントよりも上方に設けられ、走行フィ
ラメント4とすれ違いフィラメント3とは隣接する側の
端部で共通導入線5cに接続されている自動車用電球1
としたことで、すれ違いフィラメント点灯時の遮光フー
ドで覆われる範囲を格段に減少させて、格段に明るいす
れ違い配光の形成と、明るい走行配光の形成とを可能と
して課題を解決する。
となる自動車用電球の構成から、すれ違い配光としたと
きの光量損失が多く暗くなり、また、走行配光としたと
きも光が拡散して遠方に対する視認性が低いものとなっ
ていた。 【解決手段】 本発明により、すれ違いフィラメント3
はバルブ2の中心線Zよりも下方に配置され、走行フィ
ラメント3はすれ違いフィラメント2よりも後方かつ下
方に配置され、走行フィラメントとすれ違いフィラメン
トとを支持するための導入線5が共通導入線5cを中間
として両フィラメントよりも上方に設けられ、走行フィ
ラメント4とすれ違いフィラメント3とは隣接する側の
端部で共通導入線5cに接続されている自動車用電球1
としたことで、すれ違いフィラメント点灯時の遮光フー
ドで覆われる範囲を格段に減少させて、格段に明るいす
れ違い配光の形成と、明るい走行配光の形成とを可能と
して課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘッドランプなど主
として照明用として用いられる車両用灯具の構成、およ
び、この車両用灯具に最適な配光特性を与える構成とし
た自動車用電球に係るものである。
として照明用として用いられる車両用灯具の構成、およ
び、この車両用灯具に最適な配光特性を与える構成とし
た自動車用電球に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用灯具80に用いら
れる自動車用電球90としては、図10に要部を拡大し
て示すH−4型と呼ばれるのものが一般的である。前記
H−4型自動車用電球90には、すれ違い配光を形成す
るためのすれ違い用フィラメント91と、走行配光を形
成するための走行用フィラメント92とが設けられてい
る。
れる自動車用電球90としては、図10に要部を拡大し
て示すH−4型と呼ばれるのものが一般的である。前記
H−4型自動車用電球90には、すれ違い配光を形成す
るためのすれ違い用フィラメント91と、走行配光を形
成するための走行用フィラメント92とが設けられてい
る。
【0003】このときに、前記すれ違い用フィラメント
91と走行用フィラメント92とはバルブ93の中心線
Z上にすれ違い用フィラメント91を前方にして直線状
に配置され、そして、前記すれ違い用フィラメント91
には、自動車用電球90を正面から見る状態で左側通行
用の場合、195°から360°までの下側165°の
範囲を覆う(図11参照)遮光フード94が設けられて
いる。
91と走行用フィラメント92とはバルブ93の中心線
Z上にすれ違い用フィラメント91を前方にして直線状
に配置され、そして、前記すれ違い用フィラメント91
には、自動車用電球90を正面から見る状態で左側通行
用の場合、195°から360°までの下側165°の
範囲を覆う(図11参照)遮光フード94が設けられて
いる。
【0004】ここで、前記した両フィラメント91、9
2および遮光フード94はバルブ93内では3本の導入
線(96a〜96c)により支持されるものであり、こ
の3本の導入線は使用状態で略垂直方向となるように配
置され、多くの車両で接地電位となる共通線96cは下
方に配置され遮光フード94を支持している。
2および遮光フード94はバルブ93内では3本の導入
線(96a〜96c)により支持されるものであり、こ
の3本の導入線は使用状態で略垂直方向となるように配
置され、多くの車両で接地電位となる共通線96cは下
方に配置され遮光フード94を支持している。
【0005】また、前記すれ違い用フィラメント91は
前方の端部で前記遮光フード94に接続され、後方の端
部で上方に配置された走行線96aに接続されている。
更に、前記共通線96cには走行用フィラメント92の
前方の端部が接続され、この走行用フィラメント92の
後方の端部は、走行線96aと共通線96cとの中間に
配置されたすれ違い線96bに接続されている。
前方の端部で前記遮光フード94に接続され、後方の端
部で上方に配置された走行線96aに接続されている。
更に、前記共通線96cには走行用フィラメント92の
前方の端部が接続され、この走行用フィラメント92の
後方の端部は、走行線96aと共通線96cとの中間に
配置されたすれ違い線96bに接続されている。
【0006】一方、前記自動車用電球90が取付けられ
る車両用灯具80は、図11に示すように例えば回転放
物面など放物面系の反射鏡81を備えるものであり、前
記自動車用電球90は前記走行用フィラメント92の略
中心が焦点と一致するように設置されるものとなる。
る車両用灯具80は、図11に示すように例えば回転放
物面など放物面系の反射鏡81を備えるものであり、前
記自動車用電球90は前記走行用フィラメント92の略
中心が焦点と一致するように設置されるものとなる。
【0007】上記の構成の自動車用電球90と車両用灯
具80との組合わせにおいては、前記走行用フィラメン
ト92を点灯するときには、この走行用フィラメント9
2が略焦点の位置にあることから、反射鏡81に達した
後の反射光は略平行光線となり正面方向を照射して遠方
の確認に適する配光特性が得られるものとなる。
具80との組合わせにおいては、前記走行用フィラメン
ト92を点灯するときには、この走行用フィラメント9
2が略焦点の位置にあることから、反射鏡81に達した
後の反射光は略平行光線となり正面方向を照射して遠方
の確認に適する配光特性が得られるものとなる。
【0008】また、前記すれ違い用フィラメント91を
点灯するときには、このすれ違い用フィラメント91が
反射鏡81の焦点よりも前方に位置することで、反射鏡
81の上半部では下向き光を生じ、同じ反射鏡81の下
半部では上向き光を生じるものとなるが、前記すれ違い
用フィラメント91には下半部の大部分を覆う遮光フー
ド94が設けられているので、大部分の反射光が下向き
となり、すれ違い配光に適するものとなる。
点灯するときには、このすれ違い用フィラメント91が
反射鏡81の焦点よりも前方に位置することで、反射鏡
81の上半部では下向き光を生じ、同じ反射鏡81の下
半部では上向き光を生じるものとなるが、前記すれ違い
用フィラメント91には下半部の大部分を覆う遮光フー
ド94が設けられているので、大部分の反射光が下向き
となり、すれ違い配光に適するものとなる。
【0009】尚、上記の説明でも明らかなように遮光フ
ード94は195°から360°までを覆うものである
ので、反射鏡81の下半部の180°から195°まで
の15°の範囲には光が達し、上向き光を生じるものと
なるが、この部分からの光は路肩側に照射され、道路標
識の確認、歩行者の確認などに用いられる。
ード94は195°から360°までを覆うものである
ので、反射鏡81の下半部の180°から195°まで
の15°の範囲には光が達し、上向き光を生じるものと
なるが、この部分からの光は路肩側に照射され、道路標
識の確認、歩行者の確認などに用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成としたこと
で、自動車用電球90において近接するすれ違い用フィ
ラメント91の後方の端部と、走行用フィラメント92
の前方の端部とが異なる電位となり、放電によるリーク
発生の危険性があり、両者を接近して配置するのには限
界があり、車両用灯具80側で要求する寸法まで狭めら
れず、例えば走行配光が拡散過剰となる問題点を生じて
いる。
で、自動車用電球90において近接するすれ違い用フィ
ラメント91の後方の端部と、走行用フィラメント92
の前方の端部とが異なる電位となり、放電によるリーク
発生の危険性があり、両者を接近して配置するのには限
界があり、車両用灯具80側で要求する寸法まで狭めら
れず、例えば走行配光が拡散過剰となる問題点を生じて
いる。
【0011】また、すれ違い用フィラメント91におい
ては、下半部のほぼ全面を遮光フード94で覆われてい
るものであるので、すれ違い用フィラメント91から放
射される光量の略半分が失われるものとなり、結果とし
ては、消費電力ほどにすれ違い配光が暗くなる問題点も
生じている。
ては、下半部のほぼ全面を遮光フード94で覆われてい
るものであるので、すれ違い用フィラメント91から放
射される光量の略半分が失われるものとなり、結果とし
ては、消費電力ほどにすれ違い配光が暗くなる問題点も
生じている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、バルブ中心軸
に巻軸を略平行とした走行フィラメントとすれ違いフィ
ラメントとを前記すれ違いフィラメントを前方とする略
線状として備えた自動車用電球であり、前記すれ違いフ
ィラメントはバルブの中心線よりも下方に配置され、前
記走行フィラメントは前記すれ違いフィラメントよりも
後方かつ下方に配置され、前記走行フィラメントとすれ
違いフィラメントとを支持するための導入線は3本が共
通導入線を中間として略垂直方向に沿い前記両フィラメ
ントよりも上方に設けられると共に、前記走行フィラメ
ントとすれ違いフィラメントとはお互いが隣接する側の
端部で前記共通導入線に接続されていることを特徴とす
る自動車用電球、および、該自動車用電球を光源とする
車両用灯具を提供することで課題を解決するものであ
る。
課題を解決するための具体的手段として、バルブ中心軸
に巻軸を略平行とした走行フィラメントとすれ違いフィ
ラメントとを前記すれ違いフィラメントを前方とする略
線状として備えた自動車用電球であり、前記すれ違いフ
ィラメントはバルブの中心線よりも下方に配置され、前
記走行フィラメントは前記すれ違いフィラメントよりも
後方かつ下方に配置され、前記走行フィラメントとすれ
違いフィラメントとを支持するための導入線は3本が共
通導入線を中間として略垂直方向に沿い前記両フィラメ
ントよりも上方に設けられると共に、前記走行フィラメ
ントとすれ違いフィラメントとはお互いが隣接する側の
端部で前記共通導入線に接続されていることを特徴とす
る自動車用電球、および、該自動車用電球を光源とする
車両用灯具を提供することで課題を解決するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に符号1
で示すものは本発明に係る自動車用電球であり、この自
動車用電球1はバルブ2中にすれ違いフィラメント3と
走行フィラメント4とが3本の導入線5に支持されてバ
ルブ2の中心軸Zに略沿うほぼ直線状として配置される
ものである点は従来例のものと同様である。
態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に符号1
で示すものは本発明に係る自動車用電球であり、この自
動車用電球1はバルブ2中にすれ違いフィラメント3と
走行フィラメント4とが3本の導入線5に支持されてバ
ルブ2の中心軸Zに略沿うほぼ直線状として配置される
ものである点は従来例のものと同様である。
【0014】ここで、本発明では、先ず前記した3本の
導入線5に工夫を凝らすものであり、先ず、第一の構成
要件として図示のように3本の導入線5の全てをバルブ
2の中心軸Zよりも上方に位置させるものとし、第二の
構成要件としては上記の3本の導入線の配置を上方にす
れ違い線5a、中間に共通線5c、下方に走行線5bの
順としている。
導入線5に工夫を凝らすものであり、先ず、第一の構成
要件として図示のように3本の導入線5の全てをバルブ
2の中心軸Zよりも上方に位置させるものとし、第二の
構成要件としては上記の3本の導入線の配置を上方にす
れ違い線5a、中間に共通線5c、下方に走行線5bの
順としている。
【0015】そして、前記すれ違いフィラメント3は前
方の端部をすれ違い線5aに接続され、後方の端部を共
通線5cに接続され、前記走行フィラメント4は前方の
端部を共通線5cに接続され、後方の端部を走行線5b
に接続されている。従って、双方のフィラメント3、4
が最も近接するすれ違いフィラメント3の後方の端部と
走行フィラメント4の前方の端部とは同電位と成ってい
る。
方の端部をすれ違い線5aに接続され、後方の端部を共
通線5cに接続され、前記走行フィラメント4は前方の
端部を共通線5cに接続され、後方の端部を走行線5b
に接続されている。従って、双方のフィラメント3、4
が最も近接するすれ違いフィラメント3の後方の端部と
走行フィラメント4の前方の端部とは同電位と成ってい
る。
【0016】このときに、前記すれ違いフィラメント3
は前記中心線Zよりも全体が下方に位置するようにコイ
ル径の上端を中心線Zに一致させるようにして配置さ
れ、前記走行フィラメント4は、前記すれ違いフィラメ
ント3よりも略1mm下方と成るように配置されている。
また、上記したように、すれ違いフィラメント3の後端
と走行フィラメント4の前端とは同電位であるので放電
の発生の恐れはなく、よって、1.5mm以下と接近する
ものとされている。
は前記中心線Zよりも全体が下方に位置するようにコイ
ル径の上端を中心線Zに一致させるようにして配置さ
れ、前記走行フィラメント4は、前記すれ違いフィラメ
ント3よりも略1mm下方と成るように配置されている。
また、上記したように、すれ違いフィラメント3の後端
と走行フィラメント4の前端とは同電位であるので放電
の発生の恐れはなく、よって、1.5mm以下と接近する
ものとされている。
【0017】尚、この実施形態においては前記すれ違い
線5aからは、すれ違いフィラメント3の下方に到る遮
光フード6が設けられ、図3に示すように遮蔽角αを4
0°〜100°の範囲として、すれ違いフィラメント3
からの下方への光線を遮蔽するものとしているが、この
遮光フード6については後の車両用灯具10の項で説明
するように本発明の自動車用電球1としては必須の構成
要件ではなく、必要に応じて設ければ良いものである。
線5aからは、すれ違いフィラメント3の下方に到る遮
光フード6が設けられ、図3に示すように遮蔽角αを4
0°〜100°の範囲として、すれ違いフィラメント3
からの下方への光線を遮蔽するものとしているが、この
遮光フード6については後の車両用灯具10の項で説明
するように本発明の自動車用電球1としては必須の構成
要件ではなく、必要に応じて設ければ良いものである。
【0018】次いで、上記の構成とした自動車用電球1
と組合わせる車両用灯具10の構成について説明を行
う。図4は前記自動車用電球1と車両用灯具10とを組
合わせたときの実施形態を照射方向側から見る状態での
略示的な正面図であり、図は前記自動車用電球1のすれ
違いフィラメント3と遮光フード6、および、前記車両
用灯具10における反射鏡11のみを示してあり、この
ときに、遮光フード6は遮蔽角αが90°として設定さ
れているものとしてある。
と組合わせる車両用灯具10の構成について説明を行
う。図4は前記自動車用電球1と車両用灯具10とを組
合わせたときの実施形態を照射方向側から見る状態での
略示的な正面図であり、図は前記自動車用電球1のすれ
違いフィラメント3と遮光フード6、および、前記車両
用灯具10における反射鏡11のみを示してあり、この
ときに、遮光フード6は遮蔽角αが90°として設定さ
れているものとしてある。
【0019】よって、すれ違いフィラメント3が点灯さ
れているときには、反射鏡11の前記遮光フード6に覆
われる(遮蔽角α=90°)以外の270°の部分に光
が達するものと成り、この実施形態では反射鏡11の上
記270°の範囲をすれ違い配光形成領域11aとして
設定し、上記90°の範囲を走行配光形成領域11bと
して設定するものである。
れているときには、反射鏡11の前記遮光フード6に覆
われる(遮蔽角α=90°)以外の270°の部分に光
が達するものと成り、この実施形態では反射鏡11の上
記270°の範囲をすれ違い配光形成領域11aとして
設定し、上記90°の範囲を走行配光形成領域11bと
して設定するものである。
【0020】前記すれ違い配光形成領域11aは放物面
系の反射面として形成されるが、従来例で説明したH−
4型自動車用電球のように遮光フードですれ違い配光の
形状を設定するものではないので、例えば上半部はすれ
違いフィラメント3から後方に焦点f1を有する回転放
物面として形成し下向き光を生じるものとした従来通り
の構成方法で良いが、すれ違い配光形成領域11aの下
半部においては、焦点の位置が徐変的に変更された放物
面(通称、自由曲面と称されている)により、すれ違い
配光の形状が得られるものとしている。
系の反射面として形成されるが、従来例で説明したH−
4型自動車用電球のように遮光フードですれ違い配光の
形状を設定するものではないので、例えば上半部はすれ
違いフィラメント3から後方に焦点f1を有する回転放
物面として形成し下向き光を生じるものとした従来通り
の構成方法で良いが、すれ違い配光形成領域11aの下
半部においては、焦点の位置が徐変的に変更された放物
面(通称、自由曲面と称されている)により、すれ違い
配光の形状が得られるものとしている。
【0021】これに対して、前記走行配光形成領域11
bは、走行フィラメント4(図5参照)に焦点f2を有
する例えば回転放物面として形成され、反射光を略水平
方向に生じるものとされている。図5は上記の実施形態
の車両用灯具10の垂直方向に沿う断面図であり、上記
に説明したすれ違い配光形成領域11aにおける主たる
焦点f1と走行配光形成領域11bにおける焦点f2と
を示すものである。
bは、走行フィラメント4(図5参照)に焦点f2を有
する例えば回転放物面として形成され、反射光を略水平
方向に生じるものとされている。図5は上記の実施形態
の車両用灯具10の垂直方向に沿う断面図であり、上記
に説明したすれ違い配光形成領域11aにおける主たる
焦点f1と走行配光形成領域11bにおける焦点f2と
を示すものである。
【0022】ここで、本発明の自動車用電球1を採用し
たときの作用および効果について説明を行うと、まず、
第一には、前記遮光フード6が覆う範囲が従来例の16
5°から90°と減少したので、すれ違いフィラメント
3を点灯したときに有効となるすれ違い配光形成領域1
1aは195°から270°に拡大し、即ち、略1.3
8倍明るいすれ違い配光が得られるものとなる。
たときの作用および効果について説明を行うと、まず、
第一には、前記遮光フード6が覆う範囲が従来例の16
5°から90°と減少したので、すれ違いフィラメント
3を点灯したときに有効となるすれ違い配光形成領域1
1aは195°から270°に拡大し、即ち、略1.3
8倍明るいすれ違い配光が得られるものとなる。
【0023】また、第二には、3本の導入線5を何れも
すれ違いフィラメント3よりも上方に配置したことで、
このすれ違いフィラメント3を点灯したときに3本の導
入線5に光が反射して輝き疑似光源となるときの投影像
は、何れも水平線よりも下方に生じるものとなる。よっ
て、グレア光も低減できるものとなる。また、すれ違い
フィラメント3と走行フィラメント4とが略直線状とし
て配置されていることで、すれ違いフィラメント3の点
灯時の走行フィラメント4による反射光の発生も最低限
とすることができる。
すれ違いフィラメント3よりも上方に配置したことで、
このすれ違いフィラメント3を点灯したときに3本の導
入線5に光が反射して輝き疑似光源となるときの投影像
は、何れも水平線よりも下方に生じるものとなる。よっ
て、グレア光も低減できるものとなる。また、すれ違い
フィラメント3と走行フィラメント4とが略直線状とし
て配置されていることで、すれ違いフィラメント3の点
灯時の走行フィラメント4による反射光の発生も最低限
とすることができる。
【0024】更に第三には、本発明により、すれ違いフ
ィラメント3と走行フィラメント4とが近接して配置で
きるものとなったことで、図5でも明らかなようにすれ
違い配光形成領域11aの主たる焦点f1と、走行配光
形成領域11bにおける焦点f2とが極めて接近するも
のとなる、
ィラメント3と走行フィラメント4とが近接して配置で
きるものとなったことで、図5でも明らかなようにすれ
違い配光形成領域11aの主たる焦点f1と、走行配光
形成領域11bにおける焦点f2とが極めて接近するも
のとなる、
【0025】このことは、走行フィラメント4を点灯し
たときにすれ違い配光形成領域11aに達する光は、す
れ違い配光形成領域11aの焦点f1からの光に近似す
るものとなり、即ち、平行光線に近い状態として照射方
向に向かい反射されるものとなり、極めて収束度が高い
状態となる。よって、車両の正面前方の遠距離を明るく
照射することが目的である走行配光を形成するのに最適
な状態となり、本発明によれば、上記したすれ違い配光
の性能の向上のみでなく、走行配光も性能が向上する。
たときにすれ違い配光形成領域11aに達する光は、す
れ違い配光形成領域11aの焦点f1からの光に近似す
るものとなり、即ち、平行光線に近い状態として照射方
向に向かい反射されるものとなり、極めて収束度が高い
状態となる。よって、車両の正面前方の遠距離を明るく
照射することが目的である走行配光を形成するのに最適
な状態となり、本発明によれば、上記したすれ違い配光
の性能の向上のみでなく、走行配光も性能が向上する。
【0026】図6は、本発明の別な実施形態であり、前
の実施形態では遮光フード6が設けられている自動車用
電球1を使用する例で説明したが、本発明は遮光フード
6が設けられない状態でも実施が可能である。そして、
このときには前記自動車用電球1のバルブ2の下面に例
えば黒色塗料などで、ブラックストライブ7aを形成す
る。尚、この種の自動車用電球1においては、フィラメ
ント3、4からの直射光を遮断する、いわゆる頭黒処理
7が同様に黒色塗料などで行われるのが通常であるの
で、その処理時に同時に行えば良いものである。
の実施形態では遮光フード6が設けられている自動車用
電球1を使用する例で説明したが、本発明は遮光フード
6が設けられない状態でも実施が可能である。そして、
このときには前記自動車用電球1のバルブ2の下面に例
えば黒色塗料などで、ブラックストライブ7aを形成す
る。尚、この種の自動車用電球1においては、フィラメ
ント3、4からの直射光を遮断する、いわゆる頭黒処理
7が同様に黒色塗料などで行われるのが通常であるの
で、その処理時に同時に行えば良いものである。
【0027】但し、このようにバルブ2にブラックスト
ライブ7aを形成した場合、すれ違いフィラメント3と
の距離が離れるので、図6に示すように、すれ違いフィ
ラメント3を点灯したときに前の実施例で走行配光形成
領域11bとしていた部分の一部にすれ違いフィラメン
ト3からの光が達するのを遮蔽することができないもの
となる。
ライブ7aを形成した場合、すれ違いフィラメント3と
の距離が離れるので、図6に示すように、すれ違いフィ
ラメント3を点灯したときに前の実施例で走行配光形成
領域11bとしていた部分の一部にすれ違いフィラメン
ト3からの光が達するのを遮蔽することができないもの
となる。
【0028】よって、この場合には図7に示すように、
上記したすれ違いフィラメント3からの光が達する部分
をすれ違い配光形成領域11aとして形成すれば良く、
具体的には、この部分はすれ違いフィラメント3よりも
前方に焦点f3を有する(図6参照)ものなどとして、
下向きの反射光を生じるものとすれば良い。尚、この実
施形態においても上記の実施形態と同様な作用効果が得
られるものであることは言うまでもなく、また、これは
以下に、続けて記載する実施形態においても全くに同様
である。
上記したすれ違いフィラメント3からの光が達する部分
をすれ違い配光形成領域11aとして形成すれば良く、
具体的には、この部分はすれ違いフィラメント3よりも
前方に焦点f3を有する(図6参照)ものなどとして、
下向きの反射光を生じるものとすれば良い。尚、この実
施形態においても上記の実施形態と同様な作用効果が得
られるものであることは言うまでもなく、また、これは
以下に、続けて記載する実施形態においても全くに同様
である。
【0029】図8は更に別の実施形態であり、前記ブラ
ックストライブ7aは前の実施形態のようにバルブ2の
下面に限定されるものでもなく、図8に示す状態でのバ
ルブ2の右側の水平線Hに接する側面下方にブラックス
トライブ7bとして設けても良い。この場合には図9に
示すように上記ブラックストライブ7bの影7Gは、配
光特性Dの右半部の水平線Hに接する上方に表れ、対向
車への眩惑光を遮蔽するものとなる。
ックストライブ7aは前の実施形態のようにバルブ2の
下面に限定されるものでもなく、図8に示す状態でのバ
ルブ2の右側の水平線Hに接する側面下方にブラックス
トライブ7bとして設けても良い。この場合には図9に
示すように上記ブラックストライブ7bの影7Gは、配
光特性Dの右半部の水平線Hに接する上方に表れ、対向
車への眩惑光を遮蔽するものとなる。
【0030】更に言えば、図示は省略するが、前記反射
鏡11の全面をすれ違い配光形成領域11aとして形成
すれば、遮光フード6、ブラックストライブ7a、7b
の何れも不要とすることが可能であり、この場合にはす
れ違いフィラメント3からの光は100%がすれ違い配
光の形成に利用できるものとなり、従来例のH−4型に
較べて約1.85倍の明るさが得られるものとなる。
鏡11の全面をすれ違い配光形成領域11aとして形成
すれば、遮光フード6、ブラックストライブ7a、7b
の何れも不要とすることが可能であり、この場合にはす
れ違いフィラメント3からの光は100%がすれ違い配
光の形成に利用できるものとなり、従来例のH−4型に
較べて約1.85倍の明るさが得られるものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、す
れ違いフィラメントはバルブの中心線よりも下方に配置
され、走行フィラメントはすれ違いフィラメントよりも
後方かつ下方に配置され、走行フィラメントとすれ違い
フィラメントとを支持するための導入線は3本が共通導
入線を中間として略垂直方向に沿い両フィラメントより
も上方に設けられると共に、走行フィラメントとすれ違
いフィラメントとはお互いが隣接する側の端部で共通導
入線に接続されている自動車用電球としたことで、第一
には、すれ違いフィラメント点灯時の遮光フードで覆わ
れる範囲を従来例のH−4型から格段に減少させ、有効
となるすれ違い配光形成領域を拡大して、格段に明るい
すれ違い配光の形成を可能として、視認性を向上させる
など車両用灯具の性能向上に極めて優れた効果を奏する
ものである。
れ違いフィラメントはバルブの中心線よりも下方に配置
され、走行フィラメントはすれ違いフィラメントよりも
後方かつ下方に配置され、走行フィラメントとすれ違い
フィラメントとを支持するための導入線は3本が共通導
入線を中間として略垂直方向に沿い両フィラメントより
も上方に設けられると共に、走行フィラメントとすれ違
いフィラメントとはお互いが隣接する側の端部で共通導
入線に接続されている自動車用電球としたことで、第一
には、すれ違いフィラメント点灯時の遮光フードで覆わ
れる範囲を従来例のH−4型から格段に減少させ、有効
となるすれ違い配光形成領域を拡大して、格段に明るい
すれ違い配光の形成を可能として、視認性を向上させる
など車両用灯具の性能向上に極めて優れた効果を奏する
ものである。
【0032】また、第二には、3本の導入線を何れもす
れ違いフィラメントよりも上方に配置することで、すれ
違いフィラメントを点灯したときに3本の導入線に光が
反射して輝き疑似光源となるときの投影像を、何れも配
光特性上で水平線よりも下方に生じるものとし。グレア
光を低減して、対向車に生じる眩惑をなくするなど、こ
の点でも車両用灯具の性能向上に極めて優れた効果を奏
するものである。
れ違いフィラメントよりも上方に配置することで、すれ
違いフィラメントを点灯したときに3本の導入線に光が
反射して輝き疑似光源となるときの投影像を、何れも配
光特性上で水平線よりも下方に生じるものとし。グレア
光を低減して、対向車に生じる眩惑をなくするなど、こ
の点でも車両用灯具の性能向上に極めて優れた効果を奏
するものである。
【0033】更に第三には、本発明により、すれ違いフ
ィラメントと走行フィラメントとが近接して配置できる
ものとなったことで、すれ違い配光形成領域の主たる焦
点と、走行配光形成領域における焦点とが接近させるこ
とを可能とし、走行フィラメントを点灯したときのすれ
違い配光形成領域に達する光をすれ違い配光形成領域の
焦点からの光に近似するものとして、平行光線に近い状
態として照射方向に向かい反射させ、極めて収束度が高
い状態として。走行配光を形成するのに最適な状態と
し、すれ違い配光の性能の向上のみでなく、走行配光も
性能を向上させる極めて優れた効果を奏するものであ
る。
ィラメントと走行フィラメントとが近接して配置できる
ものとなったことで、すれ違い配光形成領域の主たる焦
点と、走行配光形成領域における焦点とが接近させるこ
とを可能とし、走行フィラメントを点灯したときのすれ
違い配光形成領域に達する光をすれ違い配光形成領域の
焦点からの光に近似するものとして、平行光線に近い状
態として照射方向に向かい反射させ、極めて収束度が高
い状態として。走行配光を形成するのに最適な状態と
し、すれ違い配光の性能の向上のみでなく、走行配光も
性能を向上させる極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【図1】 本発明に係る自動車用電球の実施形態を要部
で示す斜視図である。
で示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 同じ実施形態の要部の正面図である。
【図4】 同じく本発明に係る車両用灯具の実施形態を
示す略示的な正面図である。
示す略示的な正面図である。
【図5】 図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】 同じく本発明に係る車両用灯具の別の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図7】 同じ別の実施形態の略示的な正面図である。
【図8】 同じく本発明に係る車両用灯具の更に別の実
施形態を示す略示的な正面図である。
施形態を示す略示的な正面図である。
【図9】 更に別の実施形態における作用を示す説明図
である。
である。
【図10】 従来例の自動車用電球を要部で示す断面図
である。
である。
【図11】 従来例の車両用灯具を要部で示す正面図で
ある。
ある。
1……自動車用電球 2……バルブ 3……すれ違いフィラメント 4……走行フィラメント 5……導入線 5a……すれ違い線 5b……走行線 5c……共通線 6……遮光フード 7……頭黒処理 7a、7b……ブラックストライブ 10……車両用灯具 11……反射鏡 11a……すれ違い配光形成領域 11b……走行配光形成領域 f1、f2……焦点 Z……バルブの中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 辰巳 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 (72)発明者 工藤 哲也 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 Fターム(参考) 3K042 AA08 AB01 AC10 BB01 BD05 BD06 BE02 BE04 BE05 BE07 CB19 CB20 CC04
Claims (3)
- 【請求項1】 バルブ中心軸に巻軸を略平行とした走行
フィラメントとすれ違いフィラメントとを前記すれ違い
フィラメントを前方とする略線状として備えた自動車用
電球であり、前記すれ違いフィラメントはバルブの中心
線よりも下方に配置され、前記走行フィラメントは前記
すれ違いフィラメントよりも後方かつ下方に配置され、
前記走行フィラメントとすれ違いフィラメントとを支持
するための導入線は3本が共通導入線を中間として略垂
直方向に沿い前記両フィラメントよりも上方に設けられ
ると共に、前記走行フィラメントとすれ違いフィラメン
トとはお互いが隣接する側の端部で前記共通導入線に接
続されていることを特徴とする自動車用電球。 - 【請求項2】 前記すれ違いフィラメントの下方には遮
光手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載
の自動車用電球。 - 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の自
動車用電球を光源とすることを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098874A JP2000294027A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098874A JP2000294027A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000294027A true JP2000294027A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14231336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11098874A Pending JP2000294027A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000294027A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014103106A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-06-05 | Car Mate Mfg Co Ltd | 自動車前照灯用ハロゲンランプ |
| JP2019520672A (ja) * | 2016-06-03 | 2019-07-18 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 2個のフィラメントを用いた車両用ヘッドライト及びそうしたランプのリフレクタの中での取り付け |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098874A patent/JP2000294027A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014103106A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-06-05 | Car Mate Mfg Co Ltd | 自動車前照灯用ハロゲンランプ |
| JP2019520672A (ja) * | 2016-06-03 | 2019-07-18 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 2個のフィラメントを用いた車両用ヘッドライト及びそうしたランプのリフレクタの中での取り付け |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6402355B1 (en) | Vehicular headlamp having improved low-beam illumination | |
| JP3964089B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
| US6007223A (en) | Projector type lamp | |
| US6416210B1 (en) | Headlamp for a vehicle | |
| JP2004047461A (ja) | 二次的な光源を備える楕円形ヘッドライト | |
| KR970062473A (ko) | 반사기와 램프를 갖는 자동차 헤드라이트 | |
| US7178957B2 (en) | Multiple-filament motor vehicle headlight lamp | |
| US6471383B1 (en) | Headlamp for vehicle | |
| EP1193440A1 (en) | Headlamp for vehicle | |
| JP2002109915A (ja) | 車両用前照灯 | |
| JP3949981B2 (ja) | 車輌用前照灯 | |
| US8956029B2 (en) | Vehicle lighting unit | |
| JP2588658Y2 (ja) | プロジェクタランプ | |
| US20020181246A1 (en) | Vehicular headlamp having improved long-distance visibility | |
| JP2000340010A (ja) | 自動車用の楕円型ヘッドライト | |
| US7281828B2 (en) | Headlights for vehicles | |
| JP7058166B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
| JP2000294027A (ja) | 自動車用電球および該自動車用電球を光源とする車両用灯具 | |
| JP2000100233A (ja) | 前照灯 | |
| EP0884522B1 (en) | Headlight for motor vehicles with double-filament lamp | |
| JP2001006408A (ja) | 車両用前照灯 | |
| JP3508927B2 (ja) | ヘッドランプ | |
| JPH10261302A (ja) | プロジェクタ型ランプ | |
| JP3959587B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
| JP2000100226A (ja) | 前照灯 |