JP2000294099A - サーマルプロテクタおよびこのサーマルプロテクタを用いた電池パック - Google Patents

サーマルプロテクタおよびこのサーマルプロテクタを用いた電池パック

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JP2000294099A
JP2000294099A JP11103604A JP10360499A JP2000294099A JP 2000294099 A JP2000294099 A JP 2000294099A JP 11103604 A JP11103604 A JP 11103604A JP 10360499 A JP10360499 A JP 10360499A JP 2000294099 A JP2000294099 A JP 2000294099A
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彦治 奥山
Yasutaka Horibe
泰孝 堀部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の高い手動復帰式サーマルプロテクタ
を提供する。 【解決手段】 内面に被係止部11を有する容器1の内
部に、リセットボタン2を兼ねた樹脂ブロック3にプラ
ンジャー4を設ける。プランジャー4の一端部に金属板
5を介して第1および第2のコイルばね6,7を直列配
置し、第2のコイルばね側には被係止部11に係止され
る係止部10を一端に有する板ばね8を配置する。さら
に、一端部が金属板5と板ばね8とに挟まれた湾曲反転
動作によって被係止部11から係止部10を離脱させる
熱応動素子9を設ける。また、金属板5に第1および第
2の可動電極12a,12bを設け、可動電極12a,
12bと対向して第1および第2の固定電極13a,1
3bを容器1の内部の支持体14に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過熱・過電流によ
る電気機器等の焼損を防ぐためのサーマルプロテクタ
と、それを収納した2次電池パックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自己復帰式サーマルプロテクタは、熱に
よって反転動作を行う熱応動素子を有する可動電極と、
この可動電極に対向して設けられ、かつ可動電極と接離
可能に設けられた固定電極とを備えており、機器の異常
温度上昇や、過電流に対し、熱応動素子がその動作温度
以上になると熱応動素子が反転動作して可動電極と固定
電極との接点を開き、給電を遮断して機器を保護する。
そして、電気機器の異常が取り除かれ、熱応動素子の温
度が下がると、熱応動素子は再び反転動作を行い、給電
を再開する。このように自己復帰式サーマルプロテクタ
は取り替え不要で電気機器の異常を検知させることがで
き、ヒューズとは異なる大きな利点を備えた安全素子の
一つとして用いられる。
【0003】図9に示すように従来のサーマルプロテク
タは、容器25内に、樹脂ブロック26に固定された固
定電極支持部27および熱応動素子支持部28と、固定
電極支持部27の一端部に接続された固定電極29と、
熱応動素子支持部28の一端部に接続された熱応動素子
30と、熱応動素子30の一端部に設けられた可動電極
31とを備えている。固定電極支持部27および熱応動
素子支持部28の他端部には、リード線32がそれぞれ
接続され、各々のリード線32は容器25から外部に導
出している。なお、樹脂ブロック26は、充填剤15で
容器25内に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自己
復帰型のサーマルプロテクタは、現在2次電池パックの
分野において携帯電話等の比較的低電流容量の機器向け
に使用されている。一方、電動工具等に代表される大電
流容量の機器の場合、安全性の面から自己復帰型は適さ
ず、一度動作した後は作業者の手動操作による復帰方式
が要求されること、また許容される形状寸法に対して定
格電流が過大であることなどから、これまで2次短絡に
対する好適なサーマルプロテクタが存在せず、安全性の
高いサーマルプロテクタが望まれてきた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、安全性の高い手動復帰方式サーマル
プロテクタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のサーマルプロテクタは、内面に被係止部を有する容器
内に、固定電極と、可動電極と、前記固定電極に対して
前記可動電極を接離させるプランジャーと、前記プラン
ジャーの軸方向に配置された弾性体と、前記プランジャ
ーに支持され、かつ前記容器の被係止部に係止される係
止部を一端に有する弾性板と、湾曲反転動作によって前
記容器の被係止部から前記弾性板の係止部を離脱させる
熱応動素子とを備え、前記弾性板の係止部が前記容器の
被係止部から離脱するにともない、前記弾性体の伸長作
用によって前記プランジャーを軸方向に移動させること
により、前記固定電極と前記可動電極との接触状態を解
除して前記固定電極と前記可動電極とを離間させ、この
離間した状態を維持する構成を有している。
【0007】この構成により、機器の温度上昇に伴う熱
応動素子の湾曲反転動作によって、弾性板が押し下げら
れ、弾性板の係止部が容器の被係止部から離脱する。こ
のとき弾性体の伸長によってプランジャーが移動し、固
定電極と可動電極との接触状態を解除して離間させ、回
路を遮断する。
【0008】次に、機器の異常状態を除去した後、リセ
ットボタンを弾性板の係止部と被係止部とが係止する位
置まで押し戻してやれば再び固定電極と可動電極との前
記接点が閉じて給電が可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
サーマルプロテクタにおいて、前記弾性体と前記固定電
極は、それぞれ第1および第2のコイルばねと第1およ
び第2の固定電極からなり、前記第1および第2の固定
電極は支持体内に一定距離をおいて固定され、かつ第1
および第2の固定電極間に前記第1のコイルばねが前記
支持体内に埋設され、前記可動電極は第1および第2の
可動電極からなり、それぞれ一定距離をおいて導電性の
板に固定され、かつ前記第1および第2の固定電極と前
記第1および第2の可動電極とはそれぞれ対を成して対
向した双断型接点の形態をとり、前記第2のコイルばね
は前記導電性の板を介して前記第1のコイルばねと対向
して直列配列され前記プランジャーの一端部で支持され
ている構成を有している。
【0010】この構成により、第1のコイルばねの伸縮
動作によって可動接点を形成した導電性の板の駆動によ
る固定接点と可動接点の接離が可能となり、第2のコイ
ルばねの収縮によって導電性の板に負荷をかけ固定接点
と可動接点間に接圧を発生させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のサーマルプロテクタにおいて、前記プランジ
ャーが凸部を有するブロックに固定されており、前記凸
部は前記容器外に導出され、前記固定電極と前記可動電
極との離間状態を接触状態に復帰させるためのリセット
ボタンになっている構成を有している。
【0012】この構成により、固定電極と可動電極との
接点の離間状態において、容器外に導出されたリセット
ボタンを押し戻すことで再び接点を接触状態に復帰させ
ることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3に記載のサーマルプロテクタにおいて、前記弾性板の
係止部が形成されてない他端部は前記ブロックの一部に
当接して支持されている構成を有している。
【0014】この構成により、前記弾性板の静止状態で
の安定性が増し、ひいては前記固定電極と可動電極との
接点の接圧の安定化が実現できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4記載のサーマルプロテクタにおいて、前記熱応動素子
は、前記固定電極と前記可動電極との接点近傍に設置さ
れた構成を有している。
【0016】この構成により、熱応動素子を固定電極と
可動電極との接点、すなわち通電による発熱部に、より
近い位置に配置することにより機器の過電流による自己
発熱に対する動作感度を向上させることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載のサーマルプロテクタにおいて、前
記弾性板の係止部の端部が湾曲状である構成を有してい
る。
【0018】この構成により、前記被係止部と前記係止
部との摺動による耐摩耗性を向上させることができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載のサーマルプロテクタにおいて、前
記弾性板の係止部と前記容器の被係止部が樹脂または金
属からなる構成を有している。
【0020】この構成により、前記被係止部と前記係止
部との摺動による耐摩耗性を向上させることができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載のサーマルプロテクタにおいて、前
記リセットボタンが導出された側の一部に凹部または凸
部が形成されている構成を有している。
【0022】この構成により、前記凹部または凸部を利
用した嵌合によって前記サーマルプロテクタを任意の箇
所に簡単に装着することができる。
【0023】請求項9に記載の電池パックは、複数の2
次電池が収納された電池パック内に、請求項1ないし8
のいずれかに記載のサーマルプロテクタが電池回路に直
列に接続され、前記サーマルプロテクタの前記固定電極
と前記可動電極との離間状態を接触状態とするととも
に、前記電池回路のオフ状態をオン状態とするリセット
ボタンが設置されている構成を有している。
【0024】この構成により、2次電池の2次短絡等の
異常が発生した場合、固定電極と可動電極とが離間状態
となり電池回路を遮断(オフ状態)することができる。
この後リセットボタンを押し戻して固定電極と可動電極
とを接触状態にすることで、電池回路を通電状態(オン
状態)にでき、給電を再開することができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の電池パックにおいて、電池パック内面に凹凸部を形成
し、この凹凸が請求項8記載のサーマルプロテクタの容
器に形成された凹凸部と嵌合することで、前記サーマル
プロテクタが前記電池パック内に保持されている構成を
有している。
【0026】この構成により、電池パック内にワンタッ
チでサーマルプロテクタを装着することができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項9ない
し10に記載の電池パックにおいて、前記固定電極と前
記可動電極とが接触状態では、前記リセットボタンの先
端部が前記電池パックの外表面よりも内側に位置してい
る構成を有している。
【0028】この構成により、電池パックを所定の機器
に装着して使用する場合、サーマルプロテクタのリセッ
トボタンが作業の支障とならないようにすることができ
る。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項9ない
し11のいずれかに記載の電池パックについて、前記貫
通孔に取付けられ、かつ前記リセットボタンを操作可能
としたキャップを有する構成を有している。
【0030】この構成により、電池パックの貫通孔から
侵入する恐れのある水分、ほこり等の電池パック内部の
2次電池およびサーマルプロテクタに悪影響を及ぼす可
能性がある因子から電池パックを保護することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】図1に示すように本発明の第1の
実施の形態であるサーマルプロテクタは、PBT(ポリ
ブチレンテレフタレート)などの樹脂などからなる絶縁
性容器1の内部に、リセットボタン2を兼ねた樹脂ブロ
ック3にアルミニウムなどの金属からなる板状のプラン
ジャー4が、この容器1の中心軸と同方向に設けられて
いる。プランジャー4の一端部には銅などの金属板5を
介して、第1のコイルばね6と第2のコイルばね7とが
容器1の中心軸と同軸方向に直列配置され、第2のコイ
ルばね側には弾性を有する銅などの金属製板ばね8が配
置されている。ここで、前記板ばねとしては弾性板であ
ればよく、板ばねに限定されない。さらに、一端部が金
属板5と板ばね8とに挟まれ、他端部が板ばね8を反転
動作によって矢印A方向へ押し下げる働きをもった導電
性熱応動素子9が設けられている。また、板ばね8の一
端部には、湾曲状に形成された係止部10が設けられ、
この係止部10の一端部は容器1の内面の所定位置に形
成された被係止部11の段差部分に収められ、一方、係
止部が形成されていない他端部は、L字状に延びた樹脂
ブロック3の一端に当接して支持されている。金属板5
の両端部には銀などからなる第1および第2の可動電極
12a,12bがそれぞれ設けられている。また、接点
に銀などを施した第1および第2の固定電極13a,1
3bの一端部は、樹脂などの絶縁性を有する支持体14
に固定され、他端部は容器1外に導出されている。そし
て、支持体14の中心部に設けられた穴には第1のコイ
ルばね6の一端部が埋設されている。第1および第2の
可動電極12a,12bは第1および第2の固定電極1
3a,13bにそれぞれ接触しており、第2のコイルば
ね7のたわみによって第1および第2の可動電極12
a,12bと第1および第2の固定電極13a,13b
との接点間に接触圧が発生し、接点は接触状態を保ち、
これによって、固定電極13aの外部端部からの電流
は、順に可動電極12a、金属板5、可動電極12bを
通って固定電極13bの外部端部へと流れる電流経路が
形成される。ここで、電流は上記電流経路と逆方向に流
れてもよい。なお、容器1は支持体14と充填剤15と
で密閉されている。
【0032】次に、上記サーマルプロテクタの動作につ
いて説明する。
【0033】いま、過電流あるいは温度の過昇によって
機器(図示せず)の温度が上昇すると、熱応動素子9が
内側に反る湾曲動作をし、これによって板ばね8が、図
1に示す矢印Aのようにプランジャー4側に押し込まれ
ていき、熱応動素子9の動作温度が所定温度に達して熱
応動素子9の押し量が被係止部11の段差幅を上回る
と、板ばね8の係止部10が被係止部11から離脱す
る。この瞬間、図2に示すように、伸長方向に付勢され
ていた第1のコイルばね6および第2のコイルばね7が
伸長し、金属板5とプランジャー4が伸長方向に移動す
るため、金属板5に取り付けられた第1および第2の可
動電極12a,12bが第1および第2の固定電極13
a,13bから離れて離間状態となり、接点を開いて電
流経路を遮断する。その結果、第1のコイルばね6およ
び第2のコイルばね7の伸長距離の和だけ樹脂ブロック
3の端部すなわちリセットボタン2が容器1の外に突出
する。
【0034】そして、サーマルプロテクタが動作した後
は、機器の異常状態が除かれたことを確認し、リセット
ボタン2を係止部10が被係止部11に収まる位置まで
押し戻してやれば、第1の固定電極13aと第1の可動
電極12a、および第2の固定電極13bと第2の可動
電極12bがそれぞれ接触状態となり、接点が再び閉じ
て給電可能となる。
【0035】なお、熱応動素子9の湾曲動作を板ばね8
に効率よく伝達するために、板ばね8に突起を設けても
よい。また、熱応動素子9の湾曲動作は、スナップアク
ションあるいはスローアクションのどちらでも差し支え
ない。さらに、本実施の形態では容器1と支持体14と
は充填剤15で封着した場合について説明したが、超音
波を利用して固着することも可能である。
【0036】図3に示すように本発明の第2の実施の形
態であるサーマルプロテクタは、図1に示したサーマル
プロテクタと同様な構成であるが、異なっているのは、
板ばね8の係止部10が容器1の被係止部11と接触す
る箇所において、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)などの樹脂からなる湾曲状の端部を有することであ
る。
【0037】この第2の実施の形態によれば、係止部1
0と被係止部11との摺動による耐摩耗性を向上させる
ことができる。
【0038】図4に示すように本発明の第3の実施の形
態であるサーマルプロテクタは、図1に示したサーマル
プロテクタと同様な構成であるが、異なっているのは、
容器1の被係止部11およびその周辺の摺動部に金属体
16を配置したことである。
【0039】この第3の実施の形態によれば、係止部1
0と被係止部11との摺動による耐摩耗性を向上させる
ことができる。
【0040】図5に示すように本発明の第4の実施の形
態であるサーマルプロテクタは、図1に示したサーマル
プロテクタと同様な構成であるが、異なっているのは、
容器1の形状であり、容器1のリセットボタンが導出し
た側の容器1の外表面に2個所の凸部17が形成されて
いることである。
【0041】この第4の実施の形態によれば、凸部17
を利用して、被装着部に別に凹部を設け、両者を嵌合す
ることでサーマルプロテクタを被装着部の任意の箇所に
簡単に装着することができる。
【0042】なお、図5では凸部の例を示したが、被装
着部に凸部を形成すればサーマルプロテクタ側には凹部
を形成すればよいことは言うまでもない。また、サーマ
ルプロテクタのリセットボタンを包囲している筒状の容
器凸部外面にねじを切れば(図示せず)、ねじ込み式で
被装着部に装着することも容易に実現できる。
【0043】図6に示すように本発明の第5の実施の形
態である電池パックの構成は、となり合う2次電池18
同士にできる空間に本発明の第1ないし第3の実施の形
態のいずれかに記載のサーマルプロテクタ19を電池回
路に直列に接続し、かつ電池パックの外部からサーマル
プロテクタ19のリセットボタン2が操作できるように
設けられたものである。電池パックのケース20の一部
に貫通孔21が形成され、この貫通孔21にリセットボ
タン2を配置している。
【0044】この第5の実施の形態によれば、電池パッ
クに2次短絡等の異常が発生した場合、装着したサーマ
ルプロテクタ19内の固定電極と可動電極との接点が離
間状態となり回路を遮断することができる。異常状態が
除かれたことを確認した後、貫通孔21から突出したリ
セットボタン2を押し戻して固定電極と可動電極との接
点を接触状態にしてやることで再び接点が閉じて給電さ
れる。
【0045】また、リセットボタン2の先端部は、サー
マルプロテクタ19内の固定電極と可動電極との接点が
接触状態では図6のように、電池パックの外表面より常
に内側に位置してもよい。
【0046】図7に示すように本発明の第6の実施の形
態である電池パックは、図6に示した電池パックと同様
な構成であるが、図6のものと異なっているのは、サー
マルプロテクタ19のリセットボタン2が導出した側の
容器1の外表面の一部に凸部22が形成され、電池パッ
クのケース20の側に凹部23を形成していることであ
る。
【0047】この第6の実施の形態によれば、凸部22
と凹部23とを嵌合することでサーマルプロテクタ19
を電池パックのケース20に簡単に装着して保持するこ
とができるという作用を有する。
【0048】図8に示すように本発明の第7の実施の形
態である電池パックは、図6に示した電池パックと同様
な構成であるが、図6と異なっているのは、貫通孔21
に取付けられ、かつリセットボタン2を操作可能とした
ゴムなどの弾性をもったキャップ24を有することであ
る。
【0049】この第7の実施の形態によれば、リセット
ボタン2による手動復帰操作に支障をきたすことなく、
作業中に貫通孔21から侵入し、電池パック内の2次電
池およびサーマルプロテクタ19に悪影響を及ぼす恐れ
のある水分、ほこり等から電池パックを保護できるとい
う作用を有する。
【0050】ただし、キャップ24は、ケース20の内
部から取付けているが、ケース20の外表面に取付けて
も問題ない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は過電流に
よって一度動作した後は作業者の手動操作によって復帰
する安全性の高いサーマルプロテクタを得ることがで
き、大電流容量の機器である電動工具等の電池パックに
用いることにより、2次電池の2次短絡等の異常が発生
した場合に手動で給電を再開できるというすぐれた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるサーマルプロ
テクタにおいて固定電極と可動電極とが接触状態にある
断面図
【図2】同じく固定電極と可動電極とが開離状態にある
断面図
【図3】本発明の第2の実施の形態であるサーマルプロ
テクタの要部拡大断面図
【図4】本発明の第3の実施の形態であるサーマルプロ
テクタの要部拡大断面図
【図5】本発明の第4の実施の形態であるサーマルプロ
テクタの要部拡大斜視図
【図6】本発明の第5の実施の形態である電池パックの
要部断面図
【図7】本発明の第6の実施の形態である電池パックの
要部断面図
【図8】本発明の第7の実施の形態である電池パックの
要部断面図
【図9】従来のサーマルプロテクタの断面図
【符号の説明】 1 容器 2 リセットボタン 3 樹脂ブロック 4 プランジャー 5 金属板 6 第1のコイルばね 7 第2のコイルばね 8 板ばね 9 熱応動素子 10 係止部 11 被係止部 12a,12b 可動電極 13a,13b 固定電極 14 支持体 15 充填剤 16 金属体 17 凸部 18 電池 19 サーマルプロテクタ 20 電池パックのケース 21 貫通孔 22 凸部 23 凹部 24 キャップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/48 301 H01M 10/48 301 10/50 10/50 Fターム(参考) 5G041 AA09 BB11 DA02 DB01 DC09 5H020 AA01 AS06 CC06 CC13 EE01 EE06 KK00 5H030 AA03 AA04 AA06 AS12 FF21 FF26 5H031 CC05 EE01 EE04 KK00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に被係止部を有する容器内に、固定
    電極と、可動電極と、前記固定電極に対して前記可動電
    極を接離させるプランジャーと、前記プランジャーの軸
    方向に配置された弾性体と、前記プランジャーに支持さ
    れ、かつ前記容器の被係止部に係止される係止部を一端
    に有する弾性板と、湾曲反転動作によって前記容器の被
    係止部から前記弾性板の係止部を離脱させる熱応動素子
    とを備え、前記弾性板の係止部が前記容器の被係止部か
    ら離脱するにともない、前記弾性体の伸長作用によって
    前記プランジャーを軸方向に移動させることにより、前
    記固定電極と前記可動電極との接触状態を解除して前記
    固定電極と前記可動電極とを離間させ、この離間した状
    態を維持するようにしたことを特徴とするサーマルプロ
    テクタ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体と前記固定電極は、それぞれ
    第1および第2のコイルばねと第1および第2の固定電
    極からなり、前記第1および第2の固定電極は支持体内
    に一定距離をおいて固定され、かつ第1および第2の固
    定電極間に前記第1のコイルばねが前記支持体内に埋設
    され、前記可動電極は第1および第2の可動電極からな
    り、それぞれ一定距離をおいて導電性の板に固定され、
    かつ前記第1および第2の固定電極と前記第1および第
    2の可動電極とはそれぞれ対を成して対向した双断型接
    点の形態をとり、前記第2のコイルばねは前記導電性の
    板を介して前記第1のコイルばねと対向して直列配置さ
    れ前記プランジャーの一端部で支持されていることを特
    徴とする請求項1に記載のサーマルプロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記プランジャーは凸部を有するブロッ
    クに固定されており、前記凸部は前記容器外に導出さ
    れ、前記固定電極と前記可動電極との離間状態を接触状
    態に復帰させるためのリセットボタンになっていること
    を特徴とする請求項1または2記載のサーマルプロテク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記弾性板の係止部が形成されてない他
    端部は前記ブロックの一部に当接して支持されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のサ
    ーマルプロテクタ。
  5. 【請求項5】 前記熱応動素子は、前記固定電極と前記
    可動電極との接点近傍に設置されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のサーマルプロテ
    クタ。
  6. 【請求項6】 前記弾性板の係止部の端部が湾曲状であ
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のサーマルプロテクタ。
  7. 【請求項7】 前記弾性板の係止部と前記容器の被係止
    部が樹脂または金属からなることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載のサーマルプロテクタ。
  8. 【請求項8】 前記リセットボタンが導出した側の容器
    の外表面の一部に凹部または凸部が形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のサー
    マルプロテクタ。
  9. 【請求項9】 複数の2次電池が収納された電池パック
    内に、請求項1ないし8のいずれかに記載のサーマルプ
    ロテクタが電池回路に直列に接続され、前記サーマルプ
    ロテクタの前記リセットボタンが前記電池パックの一部
    に形成された貫通孔に配置されていることを特徴とする
    電池パック。
  10. 【請求項10】 電池パック内面に凹部または凸部を形
    成し、この凹部または凸部が請求項8記載のサーマルプ
    ロテクタの容器に形成された凹部または凸部と嵌合され
    て、前記サーマルプロテクタが前記電池パック内に保持
    されていることを特徴とする請求項9記載の電池パッ
    ク。
  11. 【請求項11】 前記固定電極と前記可動電極とが接触
    状態では、前記リセットボタンの先端部が前記電池パッ
    クの外表面よりも内側に位置していることを特徴とする
    請求項9または請求項10に記載の電池パック。
  12. 【請求項12】 前記貫通孔に取付けられ、かつ前記リ
    セットボタンを操作可能としたキャップを有することを
    特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の電池
    パック。
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