JP2000294325A - コネクタおよびコネクタ実装構造 - Google Patents

コネクタおよびコネクタ実装構造

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JP2000294325A
JP2000294325A JP11103167A JP10316799A JP2000294325A JP 2000294325 A JP2000294325 A JP 2000294325A JP 11103167 A JP11103167 A JP 11103167A JP 10316799 A JP10316799 A JP 10316799A JP 2000294325 A JP2000294325 A JP 2000294325A
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hole
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locking
holes
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Fumio Kurotori
文夫 黒鳥
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタに設けられる係止部材をさほど高い
寸法精度や取り付け精度で設けることなく、係止部材が
確実にスルーホールに係止してコネクタを基板に固定す
ることができるコネクタおよびコネクタ実装構造を提供
する。 【解決手段】 コネクタ10は、コネクタ本体10aの
コンタクト12配設方向両端部に一組の係止部材14が
所定の距離L1離間して配設されている。係止部材14
は、直線部14aと舌片状部14bとからなり、導電性
と可撓性とを有する金属材料で形成されている。係止部
材14は接地用のコンタクト15に接続されている。コ
ネクタ10が実装される基板16は、接続電極18配設
方向の両端部に、2つのスルーホール20が所定の距離
L2離間する位置に形成されている。コネクタ10を基
板16に実装する実装工程では、係止部材14が大きく
撓んで対応するスルーホール20に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタおよびコ
ネクタ実装構造に関し、一層詳細には、基板の両端部に
配設されたスルーホールに係止する係止部材の配設され
たコネクタおよびコネクタ実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板等の基板にコネクタを
実装するとき、基板の両端部に配設されたスルーホール
にコネクタの両端部に配設された係止部材(ボードロッ
ク金具)が係止する方法が用いられている。このような
従来のコネクタ実装構造について、図6〜図9を参照し
て、以下に説明する。
【0003】図6に示すコネクタ1は、長手側の一側に
所定のピッチで複数のコンタクト2が配設されており、
このコンタクト2は基板実装面であるコネクタ1の下面
と同一平面上に接続用の平面部2aをもつように屈折し
て延設されている。コンタクト2が配設された長手方向
両端部にはそれぞれ一組の係止部材(ボードロック金
具)3が配設されている。この係止部材3は、例えば、
直線部3aとその直線部の先端に形成される幅広な舌片
状部3bとからなり、導電性と可撓性とを有する金属材
料で形成されている。係止部材3は、直線部3aの端部
がコネクタ本体(コネクタ絶縁部)1aに圧入され、固
定されている。
【0004】コネクタ1が実装される基板4は、その上
面長手方向に上記コンタクト2と対応するピッチで接続
電極(ランド)5が配設されている。なお、この接続電
極5には、はんだ付け用のクリームはんだが印刷されて
いる。基板4の接続電極5配設方向の両端部には、それ
ぞれ1つのスルーホール6が形成されている。コネクタ
1を基板4に実装する実装工程では、まず、コネクタ1
のコンタクト2の平面部2aを基板4の接続電極5に当
接させるとともに、コネクタ1の係止部材3が基板4の
スルーホール6に係止する。すなわち、係止部材3を基
板4に押しつけると、係止部材3は舌片状部3bがスル
ーホール6の壁部6aに当接し、案内されて直線部3b
が撓みながら相手の係止部材3と近接しつつスルーホー
ル6に進入する(図7(a))。そして舌片状部3bが
スルーホール6を挿通すると、直線部3aが原形状に復
帰し、舌片状部3bの肩部3b−1がスルーホール6の
壁部6aの開口端6a―1に係止する(図7(b))。
【0005】ついで、コンタクト3を実装した基板4は
リフロー炉に送られ、コンタクト3と接続電極5の当接
部位および係止部材3とスルーホール6の係止部位をは
んだ付けされる。この工程において、係止部材3によっ
て、コネクタ1を基板4に確実に固定した状態で取り扱
うことができるとともに、コンタクト2と接続電極5と
は接触した状態が保持されているため確実なはんだ付け
が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコネクタ1の場合、コネクタ本体1aと係止部
材3とを別々に準備し、コネクタ1を構成するとき係止
部材3をコネクタ本体1aに圧入固定する必要があるた
め、コネクタ1を作製するのに工数がかかるという問題
がある。
【0007】また、係止部材3に寸法上ばらつきを生
じ、例えば、図8(a)に示すようにスルーホール6の
深さD1よりも係止部材3の直線部3aの長さD2が短
い場合(図8中、実線で示す。)は、舌片状部3bがス
ルーホール6内に止まり、あるいは、スルーホール6の
深さD1よりも係止部材3の直線部3aの長さD2が長
すぎる場合(図8中、破線で示す。)は、舌片状部3b
の肩部3b−1がスルーホール6の壁部6aの開口端6
a―1を通過し(図8(b)参照。)、いずれの場合
も、係止部材3がスルーホール6の壁部6aに係止せ
ず、コネクタ1が基板に安定して固定されずわずかな外
力によって図8(b)のようにコネクタ1が浮上し、コ
ンタクト2と接続電極5とが離間するという問題があ
る。この場合、図8(c)に示すように適当な冶具を用
いてコネクタ1を押し下げることが考えられるが、工数
の増加につながって好ましくない。
【0008】また、図9(a)に示すようにコネクタ1
に取り付けた係止部材3に傾斜角度θの倒れを生じてい
る場合、図9(b)に示すようにコネクタ1が傾いた状
態で基板4に取り付けられることになり、この場合もコ
ンタクト2と接続電極5とが離間するという問題があ
る。この場合においても、図9(c)に示すように適当
な冶具を用いてコネクタ1を押し下げることが考えられ
るが、上記の場合と同じく工数の増加につながって好ま
しくない。
【0009】また、1 組の係止部材3が1つのスルーホ
ール6に係止しており、いわば、コネクタ1の短尺方向
においてコネクタ1をスルーホール6箇所の1点で支持
している状態であるため、コネクタ1のコンタクト2が
設けられた側と反対側の重みによって、支持箇所(スル
ーホール6)を支点としてその反対の側を下方に移動さ
せるモーメントが生じることによってコンタクト2と接
続電極5とが離間しやすいという問題もある。
【0010】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、コネクタに設けられる係止部材
をさほど高い寸法精度や取り付け精度で設けることな
く、係止部材が確実にスルーホールに係止してコネクタ
を基板に固定することができるコネクタおよびコネクタ
実装構造を提供することにある。また、本発明の他の目
的は、基板の配線状態によってスルーホールの配設位置
がある程度異なったときにも係止部材が確実にスルーホ
ールに係止してコネクタを基板に固定することができる
コネクタおよびコネクタ実装構造を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明のさらに他の目的は、コネク
タに係止部材を取付けるための工数が少なくて済み、か
つ係止部材を能率的に製作することができるコネクタお
よびコネクタ実装構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコネクタ実
装構造は、基板とコネクタとからなり、該基板には表面
に複数配設される接続電極の配設方向両端部にスルーホ
ールが形成され、該コネクタには長手側の一側に複数配
設されるコンタクトの配設方向両端部に該スルーホール
に係止する係止部材が基板実装面に向けて延設され、該
スルーホールに該係止部材が係止して基板にコネクタが
保持される構成を有するコネクタ実装構造において、該
スルーホールは該基板の両端部に所定の距離離間してそ
れぞれ2以上配設され、該係止部材は直線部の先端に幅
広な舌片状の突起が形成された導電性を有する可撓性材
料から形成されるとともに、該コネクタの両端部に該ス
ルーホールの所定の距離とは異なる距離離間して該スル
ーホールの数と対応する数配設され、該スルーホールの
壁部に該係止部材の該突起が案内されて該直線部が撓み
ながら該スルーホールに挿入され、該スルーホールを該
係止部材の該突起が貫通して該直線部が原形状に戻ると
ともに該突起の肩部がスルーホールの壁部の開口端に係
止することによって該スルーホールに該係止部材が係止
して該基板に該コネクタが保持されることを特徴とする
(請求項1に係る発明)。
【0013】ここでスルーホールの所定の距離および係
止部材の所定の距離とは異なる距離は、それぞれ基板お
よびコネクタの設計条件の1つとして適宜設定可能であ
り、以下に述べる本発明の作用効果を奏する限り特定の
数値に限定されない。この発明の構成により、スルーホ
ールの壁部に可撓性材料から形成される係止部材の突起
が案内されて、係止部材の直線部が撓みながらスルーホ
ールに挿入され、スルーホールを係止部材の突起が貫通
して直線部が原形状に戻るとともに突起の肩部がスルー
ホールの壁部の開口端に係止するため、コネクタに設け
られる係止部材をさほど高い寸法精度や取り付け精度で
設けることなく、係止部材が確実にスルーホールに係止
してコネクタを基板に固定することができ、また、基板
の配線状態によってスルーホールの配設位置がある程度
異なったときにも係止部材が確実にスルーホールに係止
してコネクタを基板に固定することができる。
【0014】このようにコネクタを基板に確実に固定で
きると、コネクタのコンタクトと基板の接続電極との確
実な接続状態を保持することができるため、コンタクト
と基板の接続電極との当接部位の確実なはんだ付けが実
現される。また、本発明に係るコネクタ実装構造におい
て、前記コネクタは前記コンタクトが配設されるコネク
タ本体(コネクタ絶縁部)と前記係止部材を有する係止
手段とからなり、該コネクタ本体に形成される孔部に該
係止手段の該係止部材の設けられた側とは反対側の端部
が嵌合することにより、該コネクタに該係止部材が延設
される構成とすると(請求項2に係る発明)、金型を用
いて係止部材を有する係止手段を能率的に製作すること
ができるとともに、コネクタに係止部材をワンタッチで
取付けることができるためコネクタを製作する工数が少
なくて済む。
【0015】また、本発明に係るコネクタ実装構造にお
いて、前記係止部材に接地用のコンタクトが接続され、
これによりコネクタ実装時に該係止部材を介して該コン
タクトが前記スルーホールと電気的に接続されると(請
求項3に係る発明)、容易に接地をとることができて好
適である。また、本発明に係るコネクタは、基板とコネ
クタとからなり、該基板には表面に複数配設される接続
電極の配設方向両端部にスルーホールが形成され、該コ
ネクタには長手方向の一側に複数配設されるコンタクト
の配設方向両端部に該スルーホールに係止する係止部材
が基板実装面に向けて延設され、該スルーホールに該係
止部材が係止して該基板に該コネクタが保持される構成
を有するコネクタ実装構造に使用されるコネクタにおい
て、該基板上に配設される接続電極の両端部に所定の距
離離間してそれぞれ2以上配設されるスルーホールの数
と対応する数の係止部材を有し、該係止部材は直線部の
先端に幅広な舌片状の突起が形成された導電性を有する
可撓性材料から形成されるとともに、スルーホールの所
定の距離とは異なる距離離間して配設され、該スルーホ
ールの壁部に該係止部材の該突起が案内されて該直線部
が歪みながら該スルーホールに挿入され、該スルーホー
ルを該係止部材の該突起が貫通して該直線部が原形状に
戻るとともに該突起の肩部がスルーホールの壁部の開口
端に係止することによって該スルーホールに該係止部材
が係止して該基板に該コネクタが保持されるように設け
られることを特徴とする(請求項4に係る発明)。
【0016】また、本発明に係るコネクタにおいて、前
記コネクタは前記コンタクトが配設されるコネクタ本体
と前記係止部材を有する係止手段とからなり、該コネク
タ本体に形成される孔部に該係止手段の該係止部材の設
けられた側とは反対側の端部が嵌合することにより、該
コネクタに該係止部材が延設されることを特徴とする
(請求項5に係る発明)。
【0017】また、本発明に係るコネクタにおいて、前
記係止部材に接地用のコンタクトが接続され、これによ
りコネクタ実装時に該係止部材を介して該コンタクトが
前記スルーホールと電気的に接続されることを特徴とす
る(請求項6に係る発明)。このようなコネクタは、本
発明に係るコネクタ実装構造に好適に使用することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るコネクタおよびコネ
クタ実装構造の好適な実施の形態(以下、本実施の形態
例という。)について、図を参照して、以下に説明す
る。本実施の形態の第1の例に係るコネクタおよびコネ
クタ実装構造について、図1のコネクタおよび基板の斜
視図と図2のコネクタの係止部材が基板のスルーホール
に係止する状態の説明図とを参照して、説明する。
【0019】コネクタ10は、コネクタ本体(コネクタ
絶縁部)10aの長手側の一側に所定のピッチで複数の
コンタクト12が配設されており、このコンタクト12
は基板16実装面であるコネクタ10の下面と同一平面
上に接続用の平面部12aをもつように屈折して延設さ
れている。コネクタ本体10aのコンタクト12配設方
向両端部にはそれぞれ一組の係止部材(ボードロック金
具)14が所定の距離L1離間して配設されている。こ
の係止部材14は、例えば、直線部14aとその直線部
14aの先端に形成されかつ両側に幅広な突起としての
舌片状部14bとからなり、導電性と可撓性とを有する
金属材料で形成されている。係止部材14は、直線部1
4aの端部がコネクタ本体10aに圧入固定されてい
る。コネクタ本体10aの両端部の係止部材14が設け
られる側と反対側には、接地用のコンタクト15が設け
られており、係止部材14の1つと接続されている。
【0020】コネクタ10が実装される基板16は、そ
の上面長手方向に上記コンタクト10と対応するピッチ
で接続電極(ランド)18が配設されている。この接続
電極18にははんだ付け用のソフトはんだが印刷されて
いる。基板16の接続電極18配設方向の両端部には、
それぞれ2つのスルーホール20が所定の距離L2離間
する位置に形成されている。
【0021】コネクタ10を基板16に実装する実装工
程では、まず、コネクタ10のコンタクト12の平面部
12aを基板16の接続電極18に当接させるととも
に、コネクタ10の係止部材14が基板16のスルーホ
ール20に係止する。すなわち、図2(a)に示すよう
に、この場合、係止部材14の離間する距離L1よりも
スルーホールの離間する距離L2の方が大きいため、係
止部材14を基板16に押しつけると、係止部材14は
大きく撓んで、舌片状部14bがスルーホール20の壁
部20aに当接し、案内されて直線部14aが相手の係
止部材14と離間しつつスルーホール20に進入する
(図2(b))。そして舌片状部14bがスルーホール
20を挿通すると、直線部14aが原形状に復帰し、舌
片状部14bの肩部14b−1がスルーホール20の壁
部20aの開口端20a―1に係止する(図2
(c))。
【0022】ここで、係止部材14の離間する距離L1
よりもスルーホールの離間する距離L2の方が小さい場
合(図3(a))は、係止部材14は大きく撓んで、舌
片状部14bがスルーホール20の壁部20aに当接
し、案内されて直線部14aが相手の係止部材14に近
接しつつスルーホール20に進入する(図3(b))。
そして舌片状部14bがスルーホール20を挿通する
と、直線部14aが原形状に復帰し、舌片状部14bの
肩部14b−1がスルーホール20の壁部20aの開口
端20a―1に係止する(図3(c))。
【0023】ついで、コネクタ10を実装した基板16
はリフロー炉に送られ、コンタクト12と接続電極18
の当接部位および係止部材14とスルーホール20の係
止部位をはんだ付けされる。上記のように構成される本
実施の形態の第1の例に係るコネクタおよびコネクタ実
装構造によれば、スルーホール20の壁部に可撓性材料
から形成される係止部材14の舌片状部(突起)14b
が案内されて、係止部材14の直線部14aが撓みなが
らスルーホール20に挿入され、舌片状部14bの肩部
がスルーホール20の壁部の開口端に係止するため、コ
ネクタ10に設けられる係止部材14をさほど高い寸法
精度や取り付け精度で設けることなく、係止部材14が
確実にスルーホール20に係止してコネクタ10を基板
16に固定することができる。
【0024】また、基板16の配線状態によってスルー
ホール20の配設位置がある程度異なったときにも係止
部材14が撓んで到達しうる範囲で確実にスルーホール
20に係止してコネクタ10を基板16に固定すること
ができる。また、コネクタ10のコンタクト12が設け
られた側と反対側の重みによって、その反対の側を下方
に移動させるモーメントが生じても、1 組の係止部材1
4が別々のスルーホール6に係止しており、いわば、コ
ネクタ10の短尺方向においてコネクタ10をスルーホ
ール20箇所の2点で支持している状態であるため、移
動が阻止され、コンタクト12の平面部12aが接続電
極18から浮いた状態となることが防止される。
【0025】このようにコネクタ10を基板16に確実
に固定できると、コネクタ10のコンタクト12と基板
16の接続電極18との確実な接続状態を保持すること
ができるため、コンタクト12と基板16の接続電極1
8との確実なはんだ付けが実現される。また、係止部材
14に接地用のコンタクト15が接続され、これにより
コネクタ10を基板16に実装したときに係止部材14
を介してコンタクト15を基板16のスルーホール20
と電気的に接続することができる。
【0026】つぎに、本実施の形態の第2の例に係るコ
ネクタおよびコネクタ実装構造について、図4のコネク
タの分解斜視図と図5のコネクタ組立図とを参照して、
説明する。ここで、本実施の形態の第2の例に係るコネ
クタおよびコネクタ実装構造の構成要素のうち本実施の
形態の第1の例に係るコネクタおよびコネクタ実装構造
と同一の構成要素には同一の参照符号を付す。
【0027】コネクタ22のコネクタ本体10aにはコ
ンタクト(図示せず)が配設される配設方向両端部には
それぞれ後述する係止手段を取付けるための係止手段の
形状に対応した1組の孔部24a、24bが形成されて
いる(図4には1組の孔部224a、24bのみ図
示。)。この孔部24a、24bはコネクタ本体10a
の長手方向と直交する方向に長尺に形成されている。
【0028】係止手段26は、金型を用いて金属材料よ
り形成される1対の対称形状の部材であり、本実施の形
態の第1の例と同様に所定の距離L1離間して設けられ
ている。それぞれの係止手段26は、2つの係止部材2
8を有する断面形状がL字状の係止部材取付け部30と
ほぼ平板状の接地用のコンタクト32とを有し、この係
止部材取付け部30の係止部材28を有する側の面30
aと平行にコンタクト32が設けられている(1つの係
止手段26のみ図示)。
【0029】ここで、係止部材28は、本実施の形態の
第1の例の係止部材14と同様に、直線部28aとその
直線部28aの先端に形成されかつ両側に幅広な突起と
しての舌片状部28bとから構成されるとともに、直線
部28aの両側には直線部28aの撓みを自在とするた
めのスリット29が形成されている。なお、係止部材2
8の舌片状部28bの形状は両側に幅広なものに限ら
ず、片側にのみ幅広なものであってもよい。
【0030】係止部材28を有する側の面30aとコン
タクト32とはこれらと直交する方向に設けられた凹形
状の接続部材34によって接続されている。係止部材取
付け部30の係止部材28を有する側の面30aと直交
する側の面30bは段差状に形成されており、幅広部に
は突起34が設けられている。また、コンタクト32の
図4中上下の二側には波状の突起36が形成されてい
る。
【0031】コネクタ本体10aに係止手段26を取付
けてコネクタ22を組み立てるには、図4中、矢印Y方
向から係止手段26をコネクタ本体10aの孔部24
a、24bに挿入し、図5に示すように、孔部24aに
コンタクト32を嵌合し、孔部24bに係止部材取付け
部30の係止部材28を有する側と反対側の端部を嵌合
する。このとき、突起36の孔部24aの壁に対する押
圧力によって孔部24aにコンタクト32が確実に係止
し、また、突起34の孔部24bの壁に対する押圧力に
よって孔部24bに係止部材取付け部30が確実に係止
する。
【0032】上記のように構成されるコネクタ22を用
いて前記した本実施の形態の第1の例と同様な手順によ
ってコネクタ22が基板(図示せず)に実装される。本
実施の形態の第2の例に係るコネクタおよびコネクタ実
装構造によれば、前記した本実施の形態の第1の例に係
るコネクタおよびコネクタ実装構造と同様の作用効果を
奏するとともに、特に、金型を用いて係止部材28を有
する係止手段26を能率的に製作することができるとと
もに、コネクタ本体10aに係止部材26をワンタッチ
で取付けることができるためコネクタ22を製作する工
数が少なくて済む。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るコネクタ実装構造によれ
ば、基板とコネクタとからなり、基板には表面に複数配
設される接続電極の配設方向両端部にスルーホールが形
成され、コネクタには長手側の一側に複数配設されるコ
ンタクトの配設方向両端部にスルーホールに係止する係
止部材が基板実装面に向けて延設され、スルーホールに
係止部材が係止して基板にコネクタが保持される構成を
有するコネクタ実装構造において、スルーホールは基板
の両端部に所定の距離離間してそれぞれ2以上配設さ
れ、係止部材は直線部の先端に幅広な舌片状の突起が形
成された導電性を有する可撓性材料から形成されるとと
もに、コネクタの両端部にスルーホールの所定の距離と
は異なる距離離間してスルーホールの数と対応する数配
設され、スルーホールの壁部に係止部材の突起が案内さ
れて直線部が撓みながらスルーホールに挿入され、スル
ーホールを係止部材の突起が貫通して直線部が原形状に
戻るとともに突起の肩部がスルーホールの壁部の開口端
に係止することによってスルーホールに係止部材が係止
して基板にコネクタが保持されるため、コネクタに設け
られる係止部材をさほど高い寸法精度や取り付け精度で
設けることなく、係止部材が確実にスルーホールに係止
してコネクタを基板に固定することができ、また、基板
の配線状態によってスルーホールの配設位置がある程度
異なったときにも係止部材が確実にスルーホールに係止
してコネクタを基板に固定することができる。また、コ
ネクタを基板に確実に固定できるため、コネクタのコン
タクトと基板の接続電極との確実な接続状態を保持する
ことができ、コンタクトと基板の接続電極との当接部位
の確実なはんだ付けが実現される。
【0034】また、本発明に係るコネクタ実装構造によ
れば、コネクタはコンタクトが配設されるコネクタ本体
と係止部材を有する係止手段とからなり、コネクタ本体
に形成される孔部に係止手段の係止部材の設けられた側
とは反対側の端部が嵌合することにより、コネクタに係
止部材が延設されるため、金型を用いて係止部材を有す
る係止手段を能率的に製作することができるとともに、
コネクタに係止部材をワンタッチで取付けることができ
るためコネクタを製作する工数が少なくて済む。
【0035】また、本発明に係るコネクタ実装構造によ
れば、係止部材に接地用のコンタクトが接続され、これ
によりコネクタ実装時に該係止部材を介して該コンタク
トがスルーホールと電気的に接続されるため、容易に接
地をとることができる。また、本発明に係るコネクタに
よれば、基板上に配設される接続電極の両端部に所定の
距離離間してそれぞれ2以上配設されるスルーホールの
数と対応する数の係止部材を有し、係止部材は直線部の
先端に幅広な舌片状の突起が形成された導電性を有する
可撓性材料から形成されるとともに、スルーホールの所
定の距離とは異なる距離離間して配設され、スルーホー
ルの壁部に係止部材の突起が案内されて直線部が歪みな
がらスルーホールに挿入され、スルーホールを係止部材
の突起が貫通して直線部が原形状に戻るとともに突起の
肩部がスルーホールの壁部の開口端に係止することによ
ってスルーホールに係止部材が係止して基板にコネクタ
が保持されるように設けられ、また、コネクタはコンタ
クトが配設されるコネクタ本体と係止部材を有する係止
手段とからなり、コネクタ本体に形成される孔部に係止
手段の係止部材の設けられた側とは反対側の端部が嵌合
することにより、コネクタに係止部材が延設され、ま
た、係止部材に接地用のコンタクトが接続され、これに
よりコネクタ実装時に係止部材を介してコンタクトがス
ルーホールと電気的に接続されるため、本発明に係るコ
ネクタ実装構造に好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の第1の例に係るコネクタおよび
基板の斜視図である。
【図2】図1のコネクタの係止部材を基板のスルーホー
ルに係止させる状態の一例を説明するためのものであ
り、(a)は係止直前の状態を示す図であり、(b)は
係止状態を示す図である。
【図3】図1のコネクタの係止部材を基板のスルーホー
ルに係止する状態の他の一例を説明するためのものであ
り、(a)は係止直前の状態を示す図であり、(b)は
係止状態を示す図である。
【図4】本実施の形態の第2の例に係るコネクタの分解
斜視図である。
【図5】図5のコネクタの組立図である。
【図6】従来のコネクタおよび基板の斜視図である。
【図7】図6のコネクタの係止部材が基板のスルーホー
ルに正常に係止する状態を説明するためのものであり、
(a)は係止直前の状態を示す図であり、(b)は係止
状態を示す図である。
【図8】図6のコネクタの係止部材が基板のスルーホー
ルに不具合に係止する状態の一例を説明するためのもの
であり、(a)は係止直前の状態を示す図であり、
(b)は係止状態を示す図である。
【図9】図6のコネクタの係止部材が基板のスルーホー
ルに不具合に係止する状態の他の一例を説明するための
ものであり、(a)は係止直前の状態を示す図であり、
(b)は係止状態を示す図である。
【符号の説明】 10、22 コネクタ 10a コネクタ本体 12、15 コンタクト 14、28 係止部材 14a、28a 直線部 14b、28b 舌片状部 16 基板 18 接続電極 20 スルーホール 26 係止手段 30 係止部材取付け部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板とコネクタとからなり、該基板には
    表面に複数配設される接続電極の配設方向両端部にスル
    ーホールが形成され、該コネクタには長手側の一側に複
    数配設されるコンタクトの配設方向両端部に該スルーホ
    ールに係止する係止部材が基板実装面に向けて延設さ
    れ、該スルーホールに該係止部材が係止して基板にコネ
    クタが保持される構成を有するコネクタ実装構造におい
    て、 該スルーホールは該基板の両端部に所定の距離離間して
    それぞれ2以上配設され、 該係止部材は直線部の先端に幅広な舌片状の突起が形成
    された導電性を有する可撓性材料から形成されるととも
    に、該コネクタの両端部に該スルーホールの所定の距離
    とは異なる距離離間して該スルーホールの数と対応する
    数配設され、 該スルーホールの壁部に該係止部材の該突起が案内され
    て該直線部が撓みながら該スルーホールに挿入され、 該スルーホールを該係止部材の該突起が貫通して該直線
    部が原形状に戻るとともに該突起の肩部がスルーホール
    の壁部の開口端に係止することによって該スルーホール
    に該係止部材が係止して該基板に該コネクタが保持され
    ることを特徴とするコネクタ実装構造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタは前記コンタクトが配設さ
    れるコネクタ本体と前記係止部材を有する係止手段とか
    らなり、 該コネクタ本体に形成される孔部に該係止手段の該係止
    部材の設けられた側とは反対側の端部が嵌合することに
    より、該コネクタに該係止部材が延設されることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ実装構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部材に接地用のコンタクトが接
    続され、これによりコネクタ実装時に該係止部材を介し
    て該コンタクトが前記スルーホールと電気的に接続され
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ
    実装構造。
  4. 【請求項4】 基板とコネクタとからなり、該基板には
    表面に複数配設される接続電極の配設方向両端部にスル
    ーホールが形成され、該コネクタには長手方向の一側に
    複数配設されるコンタクトの配設方向両端部に該スルー
    ホールに係止する係止部材が基板実装面に向けて延設さ
    れ、該スルーホールに該係止部材が係止して基板にコネ
    クタが保持される構成を有するコネクタ実装構造に使用
    されるコネクタにおいて、 該基板上に配設される接続電極の両端部に所定の距離離
    間してそれぞれ2以上配設されるスルーホールの数と対
    応する数の係止部材を有し、 該係止部材は直線部の先端に幅広な舌片状の突起が形成
    された導電性を有する可撓性材料から形成されるととも
    に、スルーホールの所定の距離とは異なる距離離間して
    配設され、 該スルーホールの壁部に該係止部材の該突起が案内され
    て該直線部が歪みながら該スルーホールに挿入され、 該スルーホールを該係止部材の該突起が貫通して該直線
    部が原形状に戻るとともに該突起の肩部がスルーホール
    の壁部の開口端に係止することによって該スルーホール
    に該係止部材が係止して該基板に該コネクタが保持され
    るように設けられることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コネクタは前記コンタクトが配設さ
    れるコネクタ本体と前記係止部材を有する係止手段とか
    らなり、 該コネクタ本体に形成される孔部に該係止手段の該係止
    部材の設けられた側とは反対側の端部が嵌合することに
    より、該コネクタに該係止部材が延設されることを特徴
    とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記係止部材に接地用のコンタクトが接
    続され、これによりコネクタ実装時に該係止部材を介し
    て該コンタクトが前記スルーホールと電気的に接続され
    ることを特徴とする請求項4または5に記載のコネク
    タ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7896693B2 (en) 2008-01-17 2011-03-01 Denso Corporation Retaining member electric component and electric device
US8514580B2 (en) 2009-12-22 2013-08-20 Denso Corporation Electronic device having auxiliary member
US10218099B2 (en) 2016-04-12 2019-02-26 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Board connector

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