JP2000295076A - 縦結合二重モードsawフィルタ - Google Patents
縦結合二重モードsawフィルタInfo
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Abstract
重モードSAWフィルタの通過域の近傍の減衰量を改善
する手段を得る。 【解決手段】 圧電基板上に正規型IDT電極からなる
二重モードSAWフィルタと、反射反転型IDT電極か
らなる反射反転型二重モードSAWフィルタとを縦続接
続したフィルタであって、ライン占有率を適切に設定す
るとにより正規型IDT電極及び反射反転型IDT電極
のストップバンド幅をほぼ等しくしたフィルタである。
Description
AWフィルタに関し、特に正規型IDT電極を用いて構
成した縦結合二重モードSAWフィルタ(以下、二重モ
ードSAWフィルタと称す)と、反射反転型IDT電極
を用いて構成した縦結合二重モードSAWフィルタ(以
下、反射反転型二重モードSAWフィルタと称す)とを
縦続接続したSAWフィルタに関する。
広く利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を
有することから特に携帯電話等に多く用いられている。
図9は従来の二重モードSAWフィルタの構成を示す平
面図であって、圧電基板11の主面上に表面波の伝搬方
向に沿ってIDT電極(正規型電極)12、13を近接
配置すると共に、該IDT電極12、13の両側にグレ
ーティング反射器(以下、反射器と称す)14a、14
bを配設して構成した二重モードSAWフィルタであ
る。IDT電極12、13はそれぞれ互いに間挿し合う
複数本の電極指を有する一対のくし形電極により形成さ
れ、IDT電極12の一方のくし形電極は入力端子INに
接続すると共に、他方のくし形電極は接地される。さら
に、IDT電極13の一方のくし形電極は出力端子OUT
に接続されると共に、他方のくし形電極は接地する構成
となっている。
IDT電極12より励起された複数の表面波が反射器1
4a、14b間に閉じ込められて音響的に結合し、ID
T電極12、13により対称1次縦振動モード(S1)
と反対称1次縦振動モード(A1)とが強勢に励振さ
れ、この2つの共振モードを用いた1次−2次縦結合二重
モードSAWフィルタとして動作する。
の対数をそれぞれ31.5対、電極膜厚を1.6%λ(λは励起
される表面波の波長でIDT電極12、13の電極周期
λtとほぼ同じ)、ライン占有率η=0.5(ライン占有率
ηは電極指幅とスペース幅との和に対する電極指幅の
比)として構成した二重モードSAWフィルタを2段縦
続接続したフィルタの濾波特性である。
Wフィルタを製作すると、2段縦続接続してもその減衰
特性は、図10に示した濾波特性からも明らかなよう
に、通過域近傍の高域側の減衰傾度が、低域側の減衰傾
度のように急峻とならず減衰量が一度劣化してから増加
する矢印Pで示す特性、いわゆるダレ特性を呈する。こ
れを解決するため、先行する特許出願(特願平10−0239
18号)にて、正規型IDT電極を用いた二重モードSA
Wフィルタと反射反転型IDT電極を用いた反射反転型
二重モードSAWフィルタとを縦続したSAWフィルタ
を提案した。
する前に、通常の正規型IDT電極の動作原理につい
て、簡単に説明する。図11(a)は圧電基板上に弾性
表面波の伝搬方向に沿って配置された通常の正規型ID
T電極の一構成例を示したものであり、それぞれ互いに
間挿し合う複数本の電極指を有する一対のくし形電極に
より構成されている。ここで記号λは前記IDT電極に
よって励起される表面波の波長であり、該波長λは前記
IDT電極の連続する任意の電極指15の中央から電極
指17の中央までに相当する。図11(b)は同図
(a)のB−B部分の断面図であり、くし形電極間に高
周波電圧を印加して、IDT電極を駆動した場合のある
瞬間の表面電位を破線にて示したものである。正規型I
DT電極は幅の等しい電極指がλ/2周期で並んでお
り、任意のIDT電極指中央を基準とした1対(1基本
単位で電極指2本で構成)あたりの反射係数Γ2(反射
ベクトル)を図12(a)、(b)を用いて説明する。
極の1波長λ分の反射を考えるに当たって、各電極指の
圧電基板に垂直なエッジ面をR1〜R4とする(ここで
記号R1〜R4はそれぞれエッジ面を表すと共にそのエ
ッジ面からの反射ベクトルも表すものとする)。この4
つのエッジ面R1〜R4からの反射ベクトルは、図7
(b)に示すように、エッジ面R1、R3からの反射ベ
クトルR1、R3はそれぞれ等しく、即ち大きさと位相
角が同じとなり、エッジ面R2、R4からの反射ベクト
ルR2、R4はそれぞれ等しくなる。従って、図12
(b)に示すように4つの反射ベクトルR1〜R4を合
成した反射ベクトルが1基本単位(1対)当たりの反射
ベクトルΓ2となり、電極指の中央を基準としたとき−
π/2の位相となっている。
となる位置と定義されているから、各電極指の中央に位
置することになる。このような正規型IDT電極指を多
数ならべた周期構造(SAW共振子、SAW共振型フィ
ルタ等)では、その周期的な反射のためにストップバン
ドが形成されることはよく知られている。その意味する
ところは、前記ストップバンド内の周波数を有する表面
波は伝搬することができず、定在波が形成されることと
なり、この共振状態を利用してSAW共振子やSAWフ
ィルタを構成することができるのである。
析法」(第21回EMシンポジウム、p.87-94、1992)に
示されているように、正規型IDT電極によって形成さ
れるストップバンドの下端(下限)及び上端(上限)の
周波数において、それぞれの定在波の腹(又は節)の位
置がπ/2ずれている。図13は正規型IDT電極のス
トップバンドの両端(下端および上端)におけるそれぞ
れの定在波の分布を示す図である。実線で示すストップ
バンドの下端における定在波は電極指中央位置即ち、反
射中心位置で腹となり、一点鎖線で示すストップバンド
上端における定在波は反射中心位置において節となる。
なお、一点鎖線で示したストップバンド上端の定在波は
無限周期構造では励振されないが、実際のIDT電極構
造のように有限構造となるとストップバンド下端におけ
る定在波よりも弱いものの励振されることになる。
(くし形電極に印加した電圧により機械的な変位を起こ
す力)は、周知のように図11(b)に示した表面電位
分布をフーリエ級数展開したときの最低次成分となる。
計算して求めた駆動力は図13中に破線で示す周期λの
正弦波となる。このように破線で示された正弦波の極値
の位置が励振中心である。図13中に示した□印は反射
中心を示し、○印は励振中心を示している。
反射中心(□印)が重なると、実線で示したストップバ
ンド下端の定在波は破線で示した駆動力分布と同相とな
り、強勢に励振されることになる。このように、正規型
IDTを用いた従来の縦結合多重モードSAWフィルタ
では、強勢に励振されるストップバンド下端の最低次の
共振周波数(f1)と、その縦の高次モードの共振周波
数(fn)とを用いてフィルタを構成している。これら
縦の高次モードは、その最低次がストップバンド下端に
近く、高次モードになるほど低い周波数において励起さ
れることが既に実験的にもシミュレーションでも確認さ
れている通りである。
−023918号にて提案している反射反転型IDT電極は、
図14(a)に示すように、幅員W1の第1の電極指18
と、図中右方に間隙g1をおいて幅員W2の第2の電極
指19と、図中右方に間隙g2をおいて幅員W3の第3
の電極指20と、電極指18と20の両側の(g3)/
2のスペースから成る単位区間、即ち一波長λ当たり3
本の電極指で構成される単位区間を圧電基板上に繰り返
し配列したものである。さらに、第1の電極指18の幅
員W1と第3の電極指20の幅員W3とをW1=W3と
し、第1の電極指18と第2の電極指19との間隙g1
と、第2の電極指19と第3の電極指20との間隙g2
とをg1=g2とする。そして、電極指18と20とを
電極指19と逆相にて駆動する。
る断面図であり、くし形電極に高周波電圧を印加してI
DT電極を駆動した場合のある瞬間の表面電位を示した
ものである。このように一波長λ当たり電極指を3本と
したIDT電極の単位区間当たりの反射係数Γ1(反射
ベクトル)を求める。図15(a)に示すようにIDT
電極の任意の1区間、即ち、電極指18〜20の各両端
の6つのエッジ面E1〜E6からの反射ベクトルE1〜
E6(Ei(i=1〜6)はエッジ面を示すと同時にその
エッジからの反射ベクトルも示すものとする)を求めて
みると、図15(b)に示すように6つの反射ベクトル
E1〜E6が求まる。この場合、図12と比較するため
に、図15(a)に示す第2の電極指19の中央を反射
の基準としている。これら反射ベクトルE1〜E6の合
成ベクトルは、図15(b)に示すように反射ベクトル
Г1となる。
た正規型IDT電極の反射ベクトルГ2とは異なり、電
極指2中央においてπ/2の位相を示している。従っ
て、両者の位相はπだけ異なることなる。この位相差に
よる反射中心の空間的位置は、表面波の位相回転は往復
が寄与するため、電極指19の中央から空間的にλ/4
だけ離れた位置になる。即ち、反射反転型IDT電極で
は、ストップバンドの上端及び下端の周波数におけるそ
れぞれの定在波分布は図16に示すようになる。図16
において、実線はストップバンド下端の周波数における
定在波を示し、一点鎖線はストップバンドの上端の周波
数における定在波を示している。即ち、図13と比べて
明らかなように、反射中心が励振中心に対してλ/4だ
けずれたのに伴い各定在波分布もそれぞれλ/4だけず
れ、結果として駆動分布に対する定在波のそれぞれの腹
と節の位置関係が図13のそれとは入れ替わっている。
一方、図14(b)に示す表面電位分布をフーリエ級数
展開したときの最低次成分が駆動力となることは前述し
た通りであり、これを計算した駆動力分布は図16中に
破線で示した正弦波の曲線になる。図16からも明らか
なように、励振中心(○印)は第2の電極指19の中心
に位置し、反射中心(□印)は第2の電極指19の中央
からλ/4離れた位置になる。
端の周波数における定在波の腹が、励振中心と一致する
ため、ストップバンド上端の周波数が強勢に励振され
る。一方、実線で示すストップバンド下端の周波数にお
ける定在波の節が励振中心と一致し、無限周期構造では
励振されないことを示している。
示すストップバンド下端の定在波は、一点鎖線で示すト
ップバンド上端の定在波に比べて弱いものの励振され
る。即ち、反射反転型IDT電極構成を用いるとストッ
プバンド上端の定在波は強く励振されるが、ストップバ
ンド下端の定在波の励振強度は小さいということにな
る。このストップバンド上端の周波数における縦の高次
モードは、シミュレーションの結果によると次数が高い
ほど高い周波数に現れ、最低次モードと高次モードを複
数個用いて縦結合多重モードSAWフィルタを構成する
ことが出来ることになる。
反射反転型IDT電極と正規型IDT電極とが形成する
ストップバンド幅を同一の電極膜厚で比較すると、反射
反転型IDT電極のストップバンド幅の方が狭くなるの
で、該IDT電極を用いて構成した反射反転型二重モー
ドSAWフィルタの帯域幅は、正規型IDT電極を用い
て構成した二重モードSAWフィルタの帯域幅より狭く
なる。このため反射反転型二重モードSAWフィルタの
帯域幅を二重モードSAWフィルタの帯域幅と同程度に
するには、反射反転型IDT電極の膜厚を厚くしてスト
ップバンド幅を広げることが必要となる。例えば、圧電
基板に45°XカットZ伝搬Li2B4O7基板を用いた場合、電
極膜厚h=1.6%λ(λはIDT電極周期)の正規型IDT
電極が形成するストップバンド幅と同程度のストップバ
ンド幅を形成するためには、反射反転型IDT電極の電
極膜厚hをh=3%λ程度にする必要があることが実験的お
よびシミュレーションによって確認した。このため、反
射反転型二重モードSAWフィルタと、二重モードSA
Wフィルタを同一基板上に形成し、これらを縦続接続し
て高減衰量の二重モードSAWフィルタを実現しようと
しても、電極膜厚が大幅に異なる2つのデバイスを同一
の製造プロセスで作成することは極めて困難となり、製
造工程が複雑化し、コストが上昇するという問題があっ
た。本発明は上記問題を解決するためになされたもので
あって、反射反転型二重モードSAWフィルタの電極膜
厚と二重モードSAWフィルタの電極膜厚を同一膜厚で
構成しても、ほぼ同程度の帯域幅を得られる手段を見出
し、該手段により減衰特性を改善した二重モードSAW
フィルタを提供することを目的とする。
に本発明に係る縦結合二重モードSAWフィルタの請求
項1記載の発明は、圧電基板上に表面波の伝搬方向に沿
って2個以上の正規型IDT電極とその両側に反射器を
備えた正規型縦結合多重モードSAWフィルタと、2個
以上の反射反転型IDT電極とその両側の反射器を備え
た反射反転型縦結合多重モードSAWフィルタとを同一
の電極膜厚にて構成し両者を縦続接続したフィルタであ
って、正規型IDT電極の形成するストップバンド幅
と、反射反転型IDT電極の形成するストップバンド幅
をほぼ等しくすべく、ライン占有率ηをη<0.5ある
いはη>0.5としたことを特徴とする縦結合二重モー
ドSAWフィルタ。である。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る反
射反転型二重モードSAWフィルタ(図中上段)と二重
モードSAWフィルタ(図中下段)とを縦続接続したフ
ィルタの構成を示す平面図である。即ち、圧電基板1上
に表面波の伝搬方向に沿って反射反転型IDT電極2、
3とその両側に反射器4a、4bとを配置して反射反転
型二重モードSAWフィルタを形成すると共に、同一基
板上に前記反射反転型二重モードSAWフィルタと平行
してIDT電極5、6(正規型電極)とその両側に反射
器7a、7bとを配置して二重モードSAWフィルタを
形成し、該二重モードSAWフィルタと前記反射反転型
二重モードSAWフィルタとを縦続接続してフィルタを
構成する。
の単位区間は図14に示すように、幅員W1の第1の電
極指と、図中右方に間隙g1をおいて幅員W2の第2の
電極指と、図中右方に間隙g2をおいて幅員W3の第3
の電極指と、第1の電極指と第3の電極指の両外側の(g
3)/2のスペースから成る単位区間、即ち一波長λ当
たり3本の電極指で構成される単位区間を圧電基板1上
に繰り返し配列したものである。さらに、第1の電極指
の幅員W1と第3の電極指の幅員W3とをW1=W3と
し、第1の電極指と第2の電極指との間隙g1と、第2
の電極指と第3の電極指との間隙g2とをg1=g2と
する。そして、第1の電極指と第3の電極指とを第2の電
極指とは逆相にて駆動する。そして、図中下段に示した
正規型IDT電極の単位区間は、励起する波長λの4分
の1の幅員を有する第1の電極指と、幅員λ/4のスペー
スと、幅員λ/4の第2の電極指と、幅員λ/4のスペース
とから構成され、第1の電極指と第2の電極指とは逆相に
て駆動される。反射反転型IDT電極2、3と反射器4
a、4bとにより反射反転型二重モードSAWフィルタ
が、正規型IDT電極5、6と反射器7a、7bとによ
り二重モードSAWフィルタが構成できることは前述し
た通りである。
域幅はIDT電極対数とIDT電極が形成するストップ
バンドに依存することは周知のことである。通過帯域幅
を広げる一例として、IDT電極対数を少なくする手段
がある。例えば、45°XカットZ伝搬Li2B4O7基板を用い
て中心周波数71MHz、帯域幅帯300kHz程度のGSM用IFフ
ィルタを設計すると、該フィルタを構成するためにはス
トップバンドの比帯域幅(ストップバンドの中心周波数
に対するバンド幅の比)は0.03程度が必要である。そこ
で、このストップバンド幅を実現するのに必要な電極膜
厚hを算出すると、正規型IDT電極5、6を用いた場
合、ライン占有率η=0.5として約h=1.6%λとなる。そこ
で、IDT電極5、6の対数をそれぞれ31.5対、ライン
占有率η=0.5、電極膜厚h=1.6%λとして試作した二重モ
ードSAWフィルタの測定例を図2に示す。一方、反射
反転型IDT電極2、3を用いて上記のストップバンド
を実現するために必要な電極膜厚hはh=3%λと算出され
る。図3はIDT電極2、3の対数をそれぞれ46対、電
極膜厚h=3%λとして試作した反射反転型二重モードSA
Wフィルタの測定例を示したものである。該反射反転型
二重モードSAWフィルタの通過帯域幅及び入出力イン
ピーダンスは前記二重モードSAWフィルタの帯域幅及
び入出力インピーダンスとほぼ等しくなり、縦続接続が
可能である。
極膜厚hの違いを解消すべく、正規型IDT電極5、6
の電極膜厚hをh=3%λとし、IDT電極5、6をそれぞ
れ31.5対、ライン占有率η=0.5にて二重モードSAWフ
ィルタを試作したところ、図4に示すように、帯域幅は
図2に示した帯域幅より狭くなる結果となった。そこ
で、電極膜厚h=3%λとし、図2に示した帯域幅と同程度
のものを実現すべくIDT電極対数を種々変化させて実
験を行ったところ、図5に示すように、IDT電極5、
6の対数がそれぞれ21対の場合に、図2と同程度の帯
域幅を実現することが分かった。
上の実験により電極対数を維持したまま電極膜厚hをh=
1.6%λから3%λと厚くすると、二重モードSAWフィル
タの帯域幅は狭まることになる。この狭まった帯域幅を
元の帯域幅(図2の帯域幅)に戻すには、IDT電極
5、6の対数を31対から21対と減少させなければな
らない。しかし、電極対数を少なくすると二重モードS
AWフィルタの入出力インピーダンスが増大し、反射反
転型二重モードSAWフィルタのインピーダンスと整合
がとれなくなる。
DT電極が形成する比ストップバンド幅を0.03程度にす
ることを検討をした。正規型IDT電極が形成するスト
ップバンド幅は電極膜厚のみならずライン占有率ηの影
響を受ける。そこで、45°XカットZ伝搬Li2B4O7基板を
用い、電極膜厚を一定(図6の例では電極膜厚h=3%λ)
とした場合に、ライン占有率ηと比ストップバンド幅と
の関係を実験的に調べた結果が図6である。図6より同
一電極膜厚であってもIDT電極のライン占有率ηを変
化させれば、比ストップバンド幅を制御することが可能
であることを示している。
設定した場合に、比ストップバンド幅が0.03程度になる
ライン占有率ηを図6より求めると、η=0.28と0.95の
値が得られる。この結果から製造の容易さも勘案して、
ライン占有率η=0.28とした。図7は、45°XカットZ伝
搬Li2B4O7基板上に、ライン占有率η=0.28の正規型ID
T電極、電極膜厚h=3%λ、電極対数をそれぞれ31.5対と
した二重モードSAWフィルタの濾波特性である。この
図からも明らかなように、電極膜厚hによる二重モード
SAWフィルタの帯域幅の変化を、ライン占有率ηを図
6に従って適切に設定すれば、所望の帯域幅に設定でき
ることが分かる。即ち、同一電極膜厚h=3%λで反射反転
型二重モードSAWフィルタと二重モードSAWフィル
タとを製作しても、それそれほぼ同程度の帯域幅を有す
るフィルタが製造可能であり、しかも両者のインピーダ
ンスをほぼ同じにすることが可能となった。
反射反転型二重モードSAWフィルタと二重モードSA
Wフィルタとを縦続接続したフィルタの濾波特性を示す
図である。図8から明らかなように、従来の二重モード
SAWフィルタを2段縦続接続したフィルタの濾波特性
と比較して、通過帯域の低周波側、高周波側の減衰量を
大幅に改善することが可能となった。図8に示す濾波特
性はGSM用IFフィルタの規格である3dB帯域幅160kH
z以上、最小損失3dB以下、帯域内リップル2dB以下、群
遅延時間偏差2μS以下、40dB減衰にて中心周波数±800k
Hz以下等を充分に満たすことが分かった。
7基板上に電極膜厚h=3%λのIDT電極を形成する際に
製造条件の容易性よりライン占有率η=0.28を設定した
が、フィルタの仕様によってはライン占有率ηが0.5以
上の場合でも製作可能な条件が得られる場合もある。ま
た、上記では45°XカットZ伝搬Li2B4O7基板を用いた例
を説明したが、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リ
チウム、ランガサイト等の圧電材料に本発明を適用でき
ることは云うまでもない。また、縦1次−2次モードを
用いた例を挙げたが、縦1次−3次モードを用いて二重
モードSAWフィルタ、あるいは複数のモードを用いて
多重モードSAWフィルタにも適用可能である。
ので、通過帯域の両側の周波帯において大幅な減衰量の
改善が可能となったので、例えば本発明になるSAWフ
ィルタをGSMのIFフィルタに用いれば中間周波帯の品
質を大幅に改善できるという優れた効果を奏す。
と反射反転型二重モードSAWフィルタとを縦続したフ
ィルタの構成を示す平面図である。
T電極をそれぞれ31.5対としたの二重モードSAWフィ
ルタの濾波特性を示すずである。
とした反射反転型二重モードSAWフィルタの濾波特性
を示す図である。
T電極をそれぞれ31.5対としたの二重モードSAWフィ
ルタの濾波特性を示すずである。
T電極をそれぞれ21対とした二重モードSAWフィルタ
の濾波特性を示すずである。
を示す図である。
DT電極をそれぞれ31.5対としたの二重モードSAWフ
ィルタの濾波特性を示すずである。
ードSAWフィルタとを縦続接続したフィルタの濾波特
性を示すずである。
ルタ(二重モードSAWフィルタ)の構成を示す平面図
である。
を示す図である。
図、(b)はその電極上の表面電位を示した断面図であ
る。
図で、(a)は1波長における4つの反射面R1〜R4
を示す図、(b)は4つの反射面の反射ベクトルR1〜
R4とその合成ベクトルΓ2を示す図である。
の下端における定在波(実線)、上端における定在波
(一点鎖線)、駆動力分布(破線)、励振中心(○印)
及び反射中心(□印)を示す図である。
す平面図、(b)はその電極上の表面電位を示した断面
図である。
6個のエッジ面(E1〜E6)を示す断面図、(b)は前記
6個のエッジ面における反射ベクトルE1〜E6とその
合成ベクトルΓ1を示す。
ンドの下端の周波数(実線)、上端の周波数(一点鎖
線)、駆動力分布曲線(破線)、励振中心(○印)及び
反射中心(□印)を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電基板上に表面波の伝搬方向に沿って
2個以上の正規型IDT電極とその両側に反射器を備え
た正規型縦結合多重モードSAWフィルタと、2個以上
の反射反転型IDT電極とその両側の反射器を備えた反
射反転型縦結合多重モードSAWフィルタとを同一の電
極膜厚にて構成し両者を縦続接続したフィルタであっ
て、正規型IDT電極の形成するストップバンド幅と、
反射反転型IDT電極の形成するストップバンド幅をほ
ぼ等しくすべく、正規型IDTのライン占有率ηをη<
0.5あるいはη>0.5としたことを特徴とする縦結
合二重モードSAWフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101923A JP2000295076A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 縦結合二重モードsawフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11101923A JP2000295076A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 縦結合二重モードsawフィルタ |
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|---|---|
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| JP11101923A Withdrawn JP2000295076A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 縦結合二重モードsawフィルタ |
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| JP (1) | JP2000295076A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2349026C2 (ru) * | 2007-02-12 | 2009-03-10 | Федеральное государственное унитарное предприятие Омский научно-исследовательский институт приборостроения | Электрический фильтр с компенсацией помех в рабочей полосе частот |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11101923A patent/JP2000295076A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2349026C2 (ru) * | 2007-02-12 | 2009-03-10 | Федеральное государственное унитарное предприятие Омский научно-исследовательский институт приборостроения | Электрический фильтр с компенсацией помех в рабочей полосе частот |
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