JP2000295491A - 水平直線性補正回路 - Google Patents

水平直線性補正回路

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JP2000295491A
JP2000295491A JP11102248A JP10224899A JP2000295491A JP 2000295491 A JP2000295491 A JP 2000295491A JP 11102248 A JP11102248 A JP 11102248A JP 10224899 A JP10224899 A JP 10224899A JP 2000295491 A JP2000295491 A JP 2000295491A
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horizontal deflection
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Haruki Fujita
晴喜 藤田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲の水平偏向を行なう水平直線性補正回
路において、水平偏向周波数が変わっても水平直線性歪
補正を最適に行なうことができる。また部品バラツキに
よる水平直線性歪の悪化を個々に補正することができる
水平直線性歪補正回路を提供する。 【解決手段】 水平偏向コイル4には直列に直線性補正
コイル5a、5b及び過飽和リアクタ−10が接続され
ている。過飽和リアクタ−10には水平偏向周波数に応
じてインダクタンス値を可変する制御回路11,12が
接続されている。直線性補正コイル5a、5bに接続さ
れたスイッチ6a、6bのオン・オフによる広範囲のイ
ンダクタンス値変化と、水平偏向周波数に応じて可変す
る過飽和リアクタ−のインダクタンス値の合成によって
連続可変特性とし、広範囲の水平偏向周波数に対して水
平直線性歪補正を最適に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広範囲で多種に渡る
水平偏向周波数に対応するCRTマルチスキャンディス
プレイモニタ−における水平偏向の直線性を補正する水
平直線性補正回路に係わり、取り扱う水平偏向周波数範
囲全域にわたって水平直線性歪補正を最適に保つ事がで
きる水平直線性補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6はマルチスキャンディスプレイにお
いて一般的によく使用されている直線性補整回路を備え
た水平偏向回路の一例を示す回路図である。図6におい
て、1は図示していない前段からの励振パルスHdに応
じてスイッチング動作を行う水平出力トタンジスタ、2
はダンパ−ダイオ−ド、3は帰線共振コンデンサ、4は
水平偏向コイル、5は水平直線性補正コイル、7はS字
補正コンデンサ、8は水平出力トランス、9は水平偏向
周波数に応じて水平偏向出力回路を駆動する直流電圧を
制御する為の電圧制御回路であり、よく知られた水平偏
向出力回路である。
【0003】この様に構成された水平偏向出力回路にお
いて、水平出力トランス8の一次巻線の一端に直流電圧
Ebを加えると、周知の原理により水平偏向コイル4に
は水平偏向周期ののこぎり波電流Idyが流れ、陰極線
管(CRT)の電子ビ−ムを左右に偏向する。
【0004】直流電圧Ebはこの水平偏向回路の駆動電
源として働いており、取り扱う水平偏向周波数が単一で
あればこの電圧Ebは固定でよいが、図6に示す水平偏
向回路をコンピュ−タ−用のディスプレイモニタ−とし
て用いる場合は、多種の水平偏向周波数に対応(マルチ
スキャンディスプレイ)させる為には、電圧Ebの値を
水平偏向周波数に応じて変化させ、水平偏向電流Idy
の値をほぼ一定に保つ様にしなければならない。
【0005】この為、電圧制御回路9は固定の直流電圧
H+bの値を水平偏向周波数に応じた直流電圧Ebに変
換する為のものである。
【0006】図6の回路ににおいて水平直線性補正コイ
ル5が無くて水平偏向コイル4とS字補正コンデンサ7
が直接つながっている場合の水平偏向電流Idyの電流
波形を考えてみると、水平偏向コイル4は理想的にイン
ダクタンス成分Lyだけで成り立つ事はなく、必ず直流
抵抗分Rが存在する。
【0007】時刻0でスイッチ素子としての水平出力ト
ランジスタ1がオン状態になったとして、水平偏向コイ
ル4に流れる水平偏向電流Idyは周知の原理により図
7の破線(Iy)に示すように指数関数カ−ブを描いて
増加していく。
【0008】水平偏向コイル4に全く抵抗分Rがない状
態で、S字補整コンデンサ7が十分大きな値である場合
は、水平偏向電流Idy0の波形は図7の実線に示す様
に一定の勾配で増加していく直線となる。従って、水平
偏向は均一なスピ−ドで偏向される為に画像の水平直線
性の左右非対称性は生じない事になる。
【0009】ところが、現実には偏向コイル4には抵抗
分Rが存在する為に図7の破線で示す様な水平偏向電流
Idyの様な指数関数カ−ブとなり、画像の水平直線性
は左伸び、右縮み傾向になる。
【0010】これを解決する為に実際の機器においては
水平直線性補正コイルを偏向コイル4に直列に挿入し
て、偏向電流方向によるインダクタンス値の変化を利用
して左右非対称性を補正、解決していた。
【0011】もし水平偏向周波数が単一であれば、その
偏向周波数に最適な水平直線性補正コイルのインダクタ
ンスを設定すれば図6に示すような従来の水平直線性補
正回路でも直線性は良好に補正出来るが、前述した様に
コンピュ−タ−ディスプレイモニタ−として多種の水平
偏向周波数に対応する場合は、水平偏向周波数によって
左右非対称性の量が変わるという問題が生じる為、一般
的には図8に示す様に直線性補正コイル5に更に水平直
線性補正コイル5a、5bを直列に接続し、それらを水
平偏向周波数に応じて、切り替えスイッチ6a、6b、
で切り替える様な構成で、それぞれの水平偏向周波数に
可能な限り最適なインダクタンスとなる様な方法で左右
非対称性を補正、解決していた。
【0012】ところが、この構成では図3の(a)に示
す様に水平直線性補正コイルの切り替えが、例えば水平
直線性補正コイル5+5a+5b又は、5+5a又は、
5+5bあるいは、5のみと言う様に切り替え点前後で
は水平直線性補正コイルのインダクタンス変化は急激な
変化(階段状)となり、そのインダクタンス値に整合し
た水平偏向周波数の時は左右非対称性をベストに補正出
来るが、整合しない水平偏向周波数は同一インダクタン
ス値で補正しなければならないので図3の(b)に示す
様に補正不足あるいは過補正状態となり、左右対称性が
悪化してしまう傾向になり、全ての水平偏向周波数領域
において均一な補正が出来ないと言う課題を有してい
た。
【0013】この課題を解決する手段としては、図8に
示すように水平直線性補正コイルを多数用い多段の切り
替え、組み合わせをする事により、全偏向周波数領域に
渡って水平偏向直線性を補正すると言った方法も取られ
ているが、部品点数の増加、これら部品を実装する為の
プリント基板面積の増加、更にはコストアップと言う課
題も有していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】もし水平偏向周波数が
単一のものや、水平偏向周波数範囲の狭いディスプレイ
モニタ−であれば、図6に示す従来の水平直線性補正回
路でも比較的良好に補正されるが、水平偏向周波数範囲
の広い、例えば30KHz〜130KHz対応のマルチ
スキャンディスプレイモニタ−においては全偏向周波数
領域において均一で、しかも高精度の水平直線性の精度
を満足する為には多数個の水平直線性補正コイルを用
い、多段の切り替え回路によって水平偏向周波数に適合
した水平直線性補正コイルのインダクタンス値の組み合
わせによって補正をしなければならず、部品点数の増加
とそれに伴うコストアップと基板面積の増大等、多くの
課題を有すると同時に、種々部品のバラツキにより悪化
する直線性の微調整は従来回路では困難であった。
【0015】本発明はこの様な問題点に鑑みなされたも
のであり、広範囲の水平偏向周波数を偏向するマルチス
キャンディスプレイにおいて、全ての水平偏向周波数領
域に渡って水平直線性歪補正を最適に保つ事ができ、ま
た、回路部品のバラツキによって生じる左右対称性の悪
化を微調整できる水平直線性補正回路を提供する事を目
的とする。
【0016】
【課題を解決する為の手段】本発明は、上述した従来の
技術の課題を解決する為、多種の水平偏向周期に対応す
る水平偏向出力回路と、この水平出力回路に接続された
水平偏向コイルと、この水平偏向コイルに直列に接続さ
れた水平直線性補正コイルとを有する水平偏向回路にお
ける水平直線性補正回路において、水平偏向周波数に応
じて切り替え手段を有した水平直線性補正コイルと、水
平直線性補正コイルに直列に接続された過飽和リアクタ
−素子と、過飽和リアクタ−素子のインピ−ダンス値を
水平偏向周波数に応じて変化させる手段と、任意に変化
させる制御回路とを備えて構成したことを特徴とする水
平直線性補正回路を提供するものである。
【0017】これにより、コンピュ−タ−ディスプレイ
モニタ−のように多種に渡る水平偏向周波数に対して
も、全ての水平偏向周波数領域において、水平直線性補
正を最適に保つ事ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、多種の水平偏向周期に対応する水平偏向出力回路に
おいて、この水平出力回路に接続された水平偏向コイル
と水平偏向コイルに直列に接続された水平直線性補正コ
イルを有する水平偏向回路における水平直線性補整回路
において、前記水平直線性補正コイルに直列に接続した
過飽和リアクタ−素子と、過飽和リアクタ−素子のイン
ダクタンス値を水平偏向周波数に応じて変化させる手段
を備えて構成され、前記の水平直線性補正コイルの固定
インダクタンス値と可変式過飽和リアクタ−素子のイン
ヅクタンス値の合成値により、水平偏向周波数領域内の
どの水平偏向周波数に対しても最良の直線性補正を可能
にする。
【0019】請求項2に記載の発明は、前記過飽和リア
クタ−を複数個の切り替えスイッチで構成された水平直
線性補正コイルと直列に接続し、水平直線性補正コイル
の切り替え時、階段的に変化するインダクタンス値を水
平偏向周波数に応じて、または任意に可変できる過飽和
リアクタ−で補間して、直線または、指数関数カ−ブ的
に連続可変させることができると同時に、複数個の直線
性補正コイルのインダクタンス値の合成方式によって、
大きなインダクタンス値から小さなインダクタンス値ま
で可変させることが可能となり、広範囲の水平偏向周波
数領域でも最良の直線性補正を可能とする。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記過飽和リア
クタ−素子の被制御巻線のインダクタンス値を連続的に
可変させる手段として、過飽和リアクタ−の制御巻線
に、水平偏向周波数に応じた直流電流を流す手段とし
て、水平偏向出力回路を駆動する直流電圧を利用し、過
飽和リアクタ−のインダクタンス値を偏向周波数に応じ
て、連続的に可変させると同時に、外部より直流電流を
印加させ、任意に過飽和リアクタ−のインダクタンス値
を可変、使用される部品のバラツキによる直線性歪の悪
化を個別に補正可能とし、水平偏向周波数領域のどの周
波数においても最良の直線性補正を可能とする。
【0021】以下、本発明の水平直線性補正回路につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の水平
直線性補正回路の第1実施例を示す回路図、図2は本発
明の水平直線性補正回路の第2実施例を示す回路図、図
3及び図4、図5、図9は本発明の水平直線性補正回路
の動作を説明する為の特性図である。
【0022】図1において、1は図示していない前段か
らの励振パルスHdに応じてスイッチング動作を行う水
平出力トランジスタ、2はダンパ−ダイオ−ド、3は帰
線共振コンデンサ、4は水平偏向コイル、5a、5bは
水平直線性補正コイル、6a、6bは水平直線性補正コ
イル切り替えの為のスイッチ、7及び7a、7b、7c
はS字補正コンデンサ、8は水平出力トランス、9は水
平出力回路駆動電圧制御回路、10は過飽和リアクタ
−、11は水平偏向周波数検出及び水平直線性補正コイ
ル切り替え制御回路及び、S字補正コンデンサ切り替え
制御回路及び、過飽和リアクタ−素子のインダクタンス
制御回路、11a、及び11b、11cはS字補正コン
デンサ群の切り替えの為のスイッチ、12は過飽和リア
クタ−のインダクタンス値を可変させる為のドライブ回
路、13は外部より過飽和リアクタ−10のインダクタ
ンスを任意の値に可変させる為の直流電流入力端子であ
る。水平出力トランジスタ1から帰線共振コンデンサま
ではよく知られた水平偏向出力回路である。水平出力回
路駆動電圧制御回路9は、固定の直流電圧H+Bの値を
水平偏向周波数によって変化させて直流電圧Ebに変換
する。
【0023】このような構成において、水平出力トラン
ス8の一次巻線8aの一端に直流電圧Ebを加えると周
知の原理により、水平偏向コイル4には水平偏向周期の
のこぎり波電流(水平偏向電流)Idyが流れ、図示し
ていない陰極線管の電子ビ−ムを左右に偏向する。また
同時に、水平出力トランジスタ1のコレクタ端子には水
平帰線パルスVcpが発生し、水平出力トランス8の一
次巻線8aに加わる。二次巻線8bにはこのパルスVc
pが適当な波高値FBPとなって現れ、機器の各部の制
御信号として利用される。
【0024】さらに、本発明の図1においては、過飽和
リアクタ−素子10が水平直線性補正コイル5a、5b
に直列に接続されている。なお水平直線性補正コイル5
a、5bには水平偏向周波数に応じて切り替えが可能な
ようにスイッチ6a、6bが接続されている。スイッチ
は電子的に切り替え可能な電子スイッチ素子、例えばF
ET、リレ−等を使用し、周波数検出制御回路11から
の電気信号によってオン・オフを行う。周波数検出制御
回路11は、水平偏向周波数fHの周波数に比例した制
御信号を生成し、スイッチ6a、6b及び11a、11
b、11cを切り替え制御すると同時に、水平偏向周波
数fHに比例した電圧Ifを生成し、ドライブ回路12
を通して過飽和リアクタ−10の制御巻線10bに直流
電流を流し、過飽和リアクタ−10の非制御巻線10a
のインダクタンス値を可変する。
【0025】以上のような図1の構成において、図3及
び図4、図5を参照しながら従来方式の問題点と比較し
て本発明の動作を説明する。
【0026】まず最初に図8の従来技術のところで述べ
たように水平偏向周波数が低い場合、水平直線性補正コ
イル5a、5bに接続されている切り替えスイッチ6
a,6bはオフ(オ−プン)の状態に設定することによ
り、水平偏向電流Idyの全部が水平直線性補正コイル
に流れ、つまり水平直線性補正コイルのインダクタンス
値は5,5a、5bの合成値となり、水平偏向コイル4
の電流波形に影響を及ぼす効果が大きくなり、補正不足
になるのを防ぐことができ、良好な補正が可能となる。
【0027】一方、水平偏向周波数が高い場合は、スイ
ッチ6a、6bがオン(ショ−ト)されるように設定さ
れている為に、水平偏向電流Idyは直線性補正コイル
5にのみ流れ、水平偏向コイル4の電流波形に及ぼす効
果が少なくなり、水平偏向周波数の高い側で左右非対称
の直線性補正が過補正になるのを防ぎ、良好な直線性を
得る事ができる。同様に中間の水平偏向周波数の場合
は、スイッチ6aをオフ、6bをオンに設定すると、水
平偏向電流は直線性補正コイル5aと直線性補正コイル
5に流れ、中間の水平偏向周波数に対する直線性を補正
する。
【0028】ところが、この方式の場合、直線性補正コ
イル5,5a、5bは固定値である為にスイッチで切り
替えたとしてもインダクタンス値の変化は図3の(a)
に示すように階段状となってしまい、水平偏向周波数と
直線性補正コイルのインダクタンス値がマッチングした
点でのみしか最良の補正ができなく、(b)に示すよう
に間の周波数では過補正となったり、補正不足が生じ均
一な補正が困難であった。これを解決する為には、多数
の直線性補正コイル、切り替えスイッチの組み合わせを
行わなければならない欠点があった。
【0029】これら問題点を改善する為、図6の直線性
補正コイル5の代わりに水平偏向周波数に応じてインダ
クタンス値の可変できる過飽和リアクタ−素子とし、水
平偏向周波数に応じて連続的にインダクタンスを可変さ
せ、どの水平偏向周波数に対しても最適な値として左右
非対称となるのを防止する。
【0030】水平偏向周波数範囲が狭い場合は、過飽和
リアクタ−10のみでも補正することができるが、水平
偏向周波数範囲が例えば、30KHz〜130KHzと
言うように広範囲に渡って一つの過飽和リアクタ−の可
変でカバ−する為には、制御巻線10bに流す直流電流
範囲を広くしなければならず、電力的にも問題があるた
め従来方式のように数個の直線性補正コイルとの組み合
わせによって、水平偏向周波数に対して、大きく補正コ
イルのインダクタンス値を変える場合はスイッチ切り替
えによる組み合わせと、切り替え時に生じるインダクタ
ンス値の段差を、水平偏向周波数に比例した直流電流I
fをドライブ回路12を通して過飽和リアクタ−10の
制御巻線に流すことにより、図5に示すようなインダク
タンス特性が得られる。
【0031】この特性と上記の直線性補正コイルのイン
ダクタンス値を加算することで総合的に図4の指数関数
的特性に示すような水平偏向周波数に対して連続可変特
性が可能となり、結果として水平偏向周波数が多岐に渡
っても、どのポイントにおいても水平直線性補正に最適
な補正コイルのインダクタンス値を得ることができ、水
平直線性の左右非対称が現れることを防止することがで
きるようになる。更に、本発明の特徴として外部から過
飽和リアクタ−素子10のインダクタンス値を任意に可
変、設定できる構成としている。
【0032】水平出力回路、直線性補正回路に使用され
ている部品、一例として水平偏向コイル4、直線性補正
コイル5a、5b、S字補正コンデンサ7、更には図示
していない陰極線管(CRT)等には必ず特性のバラツ
キがあり、上記水平偏向周波数に比例したIf電流によ
る過飽和リアクタ−のインダクタンス値制御だけでは、
より高精度の補正ができない場合が生じるため、外部制
御端子13より直流電流で微調整制御可能とし、その値
は個々の機器のメモリ−に記憶させ、より高精度の直線
性補正を行う。
【0033】また、水平偏向周波数が直線性に影響を及
ぼすのは、水平直線性補正コイルの問題だけでなく、S
字補正コンデンサ7の影響も考えられる。これに対して
は、図1中の補助S字コンデンサ群7a、7b、7c…
とスイッチ11a、11b、11c…によってS字補正
コンデンサ7を含めた全体のS字補正コンデンサの容量
を切り替えればよい。
【0034】この方法に関しては従来からよく知られた
方法で直線性補正コイル群5a,5bのスイッチ群6
a、6bの切り替えとS字補正コンデンサ群7a、7
b、7c…及びスイッチ群11a、11b、11c…に
よる全体のS字補正コンデンサの容量の切り替えを同時
に施すことによって、各水平偏向周波数に対して最良の
水平直線性補正がきる。
【0035】図2は本発明の第2の実施例を示す回路図
であり、基本的な動作は第1の実施例と同じであるが、
過飽和リアクタ−素子10のインダクタンス値を水平偏
向周波数に応じて可変させる手段として、図9に示す水
平出力回路駆動電圧制御回路9の水平偏向周波数に対す
る出力電圧Eb特性を利用して、抵抗器R1及びR2で
適当に分圧し、過飽和リアクタ−素子10のドライブ回
路12を通して水平偏向周波数に比例した電流Ifによ
って過飽和リアクタ−素子10のインダクタンス値を図
5のように可変させ、各水平偏向周波数に対して最良の
水平直線性補正を行なう。
【0036】水平直線性補正コイル群及びS字補正コン
デンサ群の切り替えに関しては、前述したように従来か
らよく知られた方法により行なえばよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の水
平直線性補正回路は、水平直線性補正コイルに直列に接
続された過飽和リアクタ−素子と、この過飽和リアクタ
−素子のインダクタンス値を水平偏向周波数に応じて変
化させる手段とを備え、広い範囲のインダクタンス変化
を連続可変させる事を可能とした事で、水平偏向周波数
が多岐に渡っても、どのポイントにおいても、水平直線
性の左右の非対称性が現れるのを防止できると同時に、
使用されている部品のバラツキによる直線性悪化を微調
整する事も可能となり、より画像の品位向上に役立つも
のである。
【0038】また、水平偏向周波数に応じてインダクタ
ンス値を連続可変できる素子を備えた事で従来方式では
水平直線性の精度を上げる為には、多数の直線性補正コ
イルをスイッチ回路によって組み合わせを行っていた
が、本発明ではその必要性もなくなり、部品点数の削減
と、それら部品を実装するプリント基板面積の削減が可
能となり、コストダウンに寄与すると言った効果を有
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図
【図2】本発明の第2実施例を示す回路図
【図3】従来例の問題点を説明する為の特性図
【図4】本発明の第1、第2実施例の動作を説明する為
の特性図
【図5】本発明の動作を説明する為の特性図
【図6】従来例を示す回路図
【図7】従来例の問題点を説明する為の特性図
【図8】従来の1実施例を示す回路図
【図9】本発明の第2実施例を説明する為の特性図
【符号の説明】
1 水平出力トランジスタ 2 ダンパ−ダイオ−ド 3 帰線共振コンデンサ 4 水平偏向コイル 5 水平直線性補正コイル 5a、5b 水平直線性補正コイル 6a、6b スイッチ 7 S字補正コンデンサ 7a、7b、7c 補助S字補正コンデンサ 8 水平出力トランス 9 電圧制御回路 10 過飽和リアクタ− 10a 被制御巻線 10b 制御巻線 11 周波数検出制御回路 11a、11b、11c スイッチ 12 ドライブ回路 13 外部制御入力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多種の水平偏向周期に対応する水平偏向
    出力回路において、この水平出力回路に接続された水平
    偏向コイルと、この水平偏向コイルに直列に接続された
    水平直線性補正コイルを有する水平偏向回路における水
    平直線性補正回路において、前記水平直線性補正コイル
    に直列に接続された過飽和リアクタ−素子と、過飽和リ
    アクタ−素子のインダクタンス値を水平偏向周波数に応
    じて変化させる手段とを備えて構成したことを特徴とす
    る水平直線性補正回路。
  2. 【請求項2】 前記過飽和リアクタ−は複数個の切り替
    えスイッチで構成された水平直線性補正コイルと直列に
    接続し、水平直線性補正コイル切り替え時、階段的に変
    化するインダクタンス値を水平偏向周波数に応じて、ま
    たは任意に可変できる過飽和リアクタ−で補間して、直
    線または、指数関数カ−ブ的に連続可変ができる事を特
    徴とする請求項1記載の水平直線性補正回路。
  3. 【請求項3】 前記過飽和リアクタ−素子の非制御巻線
    のインダクタンスを可変する手段として、過飽和リアク
    タ−の制御巻線に水平偏向周波数に応じた直流電流を流
    す手段として、水平偏向出力回路を駆動する直流電圧の
    変化を利用し、過飽和リアクタ−のインダクタンスを偏
    向周波数に応じて、連続的に可変させることと、外部よ
    り直流電流を印加させ、任意に過飽和リアクタ−のイン
    ダクタンスを可変できることを特徴とする水平直線性補
    正回路。
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