JP2000295522A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000295522A
JP2000295522A JP11324423A JP32442399A JP2000295522A JP 2000295522 A JP2000295522 A JP 2000295522A JP 11324423 A JP11324423 A JP 11324423A JP 32442399 A JP32442399 A JP 32442399A JP 2000295522 A JP2000295522 A JP 2000295522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像と静止画像とを同時に並行して撮影記録
する際にストロボ装置の発光動作が動画像データに悪影
響を及ぼさない電子カメラを提供する。 【解決手段】被写体像を光電変換する第1の撮像素子4
6を有する動画用の第1の撮像手段55と、第1の撮像
素子よりも多い画素数からなる第2の撮像素子28を有
する静止画用の第2の撮像手段30と、動画像データを
生成し記録する動画用の第1の記録手段39と、静止画
像データを生成し記録する静止画用の第2の記録手段3
6と、第1の記録手段と第2の記録手段とを制御する記
録制御手段61と、補助光発光装置の発光動作を制御す
る補助光制御手段85とを具備し、補助光制御手段は、
動画像データの記録動作の実行中に補助光発光装置の発
光動作を伴なう静止画像データの記録動作を並行して実
行するときには、第1の撮像素子が非露光期間にあると
きに所定の補助光を発光させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラ、詳
しくは撮影光学系により結像される被写体像を撮像素子
を利用して光電変換し、動画像及び/又は静止画像を表
わす画像データを生成すると共に記録媒体に記録するよ
うに構成された電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影レンズ等の撮影光学系によっ
て結像される被写体像をCCD(Charge Coupled De
vice;電荷結合素子)等からなる撮像素子を利用して電
気信号に光電変換し、これにより得られた電気的な画像
信号をデジタルデータ等の画像データとして記録媒体等
に記録し得るように構成されたデジタルスチルカメラや
デジタルビデオカメラ等(以下、単に電子カメラとい
う)が広く普及している。
【0003】このような従来の電子カメラにおいては、
動画像を表わす画像データを記録媒体に記録し得ると共
に、静止画像を表わす画像データをも記録媒体に記録し
得るように構成したものが、例えば特開平7−2840
05号公報等によって種々の提案がなされて、また実用
化されている。
【0004】上記特開平7−284005号公報によっ
て開示されている電子カメラは、撮影光学系により結像
された被写体像を光電変換する撮像素子を一つ備え、こ
の単一の撮像素子を用いて生成された画像信号に基づい
て動画像を表わす画像データ(以下、動画像データとも
いう)と静止画像を表わす画像データ(以下、静止画像
データともいう)とを同時に生成し、これらの画像デー
タを所定の記録媒体に記録するようにしている。そし
て、動画像データを生成するための画像信号を扱う動画
像専用記録系と、静止画像データを生成するための画像
信号を扱う静止画像専用記録系とをそれぞれ独立させて
設けることにより、動画像データ及び静止画像データと
を同時に記録することができるようにしたものである。
【0005】一方、主に静止画像データを扱う従来の電
子カメラ(デジタルスチルカメラ等)においては、主に
静止画像データを記録する際の撮影環境が低照度である
場合等に補助的な照明光を被写体に向けて照射するため
の補助光発光装置であるいわゆるストロボ装置等を有し
て構成されているものが一般的に実用化されている。
【0006】他方、撮影環境が低照度である等の理由か
ら補助的な照明光が必要となる環境下において動画像デ
ータの撮影記録を行なう場合には、従来では、長時間継
続して安定した照明光を照射することのできる、いわゆ
るビデオライト等を利用するのが普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常のスト
ロボ装置は、電気的に生成した閃光を瞬間的に発光させ
るようにしたものが普通であるので、安定した照明光を
長時間継続して照射させることはできないものである。
【0008】したがって、上記特開平7−284005
号公報等によって開示されているような形態の電子カメ
ラ等、即ち動画像と静止画像とを同一の撮影光学系を利
用して同時に撮影記録し得るように構成したものでは、
動画像データの撮影記録動作を実行中に静止画像データ
の撮影記録動作を並行させて実行するときに、ストロボ
装置による発光動作を伴う場合、その補助光は、同時に
並行して記録動作が実行され記録されるべき動画像デー
タに影響を及ぼす虞がある。
【0009】具体的には、ストロボ装置による補助光が
照射された場合には、その瞬間だけ、補助光の照射範
囲、即ち被写体を含む撮影範囲における露出値やホワイ
トバランス等の情報が大幅に変化してしまうことにな
る。
【0010】このときのストロボ装置による補助光は、
その補助光の発光動作を伴う静止画像データの撮影記録
動作によって得られる静止画像データに最適な光量とな
るような調整がなされている。したがって、これにより
得られる静止画像としては、良好な結果を得ることがで
きることになる。
【0011】しかし、その反面、同時に並行して記録動
作が実行されている動画像データの撮影結果について
は、ストロボ装置による補助光が発光されたその瞬間に
相当する数フレーム分の画像データは、露出や色バラン
スが崩れた画像となってしまうことになる。したがっ
て、このような状況下においては、良好な撮影結果を得
ることができないという問題点がある。
【0012】なお、上述の特開平7ー284005号公
報に開示されている電子カメラでは、撮影記録時にスト
ロボ装置等を利用することについては、何ら考慮されて
おらず、またそれに関する記載もなされていない。
【0013】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、動画像データと
静止画像データとを同時に並行して撮影記録し得るよう
にした電子カメラであって、動画像データの撮影記録動
作を実行中に補助光発光装置による補助光の発光動作を
伴う静止画像データの撮影記録動作を実行する際に、記
録される動画像データに対する補助光発光装置の補助光
の影響を抑止し、より良好な撮影結果を取得することの
できる電子カメラを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子カメラは、被写体像を結像さ
せる撮影光学系を有してなる撮影レンズユニットと、上
記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気的
な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有する動画
用の第1の撮像手段と、上記撮影光学系により結像され
る被写体像を受けて電気的な画像信号に光電変換する撮
像素子であって、上記第1の撮像素子よりも多い画素数
からなる第2の撮像素子を有する静止画用の第2の撮像
手段と、上記第1の撮像手段の出力信号を受けて記録す
るのに最適な形態の動画像データを生成し、記録媒体に
記録する動画用の第1の記録手段と、上記第2の撮像手
段の出力信号を受けて記録するのに最適な形態の静止画
像データを生成し、記録媒体にする静止画用の第2の記
録手段と、上記第1の記録手段と上記第2の記録手段と
をそれぞれ単独に又は同時に制御する記録制御手段と、
被写体に向けて所定の補助光を照射する補助光発光装置
による発光動作を制御する補助光制御手段とを具備し、
上記補助光制御手段は、上記第1の記録手段によって行
なわれる動画像データの記録動作の実行中に、これと並
行して上記第2の記録手段による静止画像データの記録
動作を実行する場合において、補助光発光装置による補
助光の発光動作を伴なうときには、上記第1の撮像素子
が非露光期間にあるときに所定の補助光を発光させるよ
うに制御することを特徴とする。
【0015】第2の発明は、第1の発明による電子カメ
ラにおいて、上記補助光制御手段は、補助光の発光量を
決定するために撮影動作に先立って予め行なわれる予備
発光動作を上記第1の撮像素子が非露光期間にあるとき
に行なうよう上記補助光発光装置を制御することを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2は、本発明の一実施形態
の電子カメラの内部構成を示すブロック構成図であっ
て、図1は前半部を、図2は後半部を示している。
【0017】図1・図2に示すように、本電子カメラ1
は、所望の被写体像を光学的な手段(光学系)で結像さ
せ、これにより結像された被写体像を電気的な信号に光
電変換する撮像系を構成するブロックと、被写体からの
光束(以下、被写体光束という)を受けて焦点検出動作
や測光動作を行なってAF処理やAE処理等を行なうA
F系・AE系を構成するブロックと、光学系及び撮像系
によって得られた画像信号に対して所定の処理を施し
て、記録処理や再生処理等を行なう信号処理系を構成す
るブロックと、電源に関する構成部材等からなる電源系
のブロック等によって構成されており、本電子カメラ1
を構成する全ての電気回路は、制御手段である制御回路
61によって制御されるようになっている。
【0018】本電子カメラ1における光学系及び撮像系
・AF系・AE系等からなる前半部のブロック(図1参
照)は、以下のように構成される。即ち、本電子カメラ
1の前半部は、被写体光束を集光し被写体像を結像させ
得る光学系である撮影光学系及びこの撮影光学系を構成
する各部材を駆動する各種の駆動部材及び駆動手段等か
らなる撮影レンズユニット15と、撮影光学系により結
像される被写体像を光電変換し主に動画像を表わす画像
信号を取得する第1の撮像手段55と、同様に被写体像
を光電変換し主に静止画像を表わす画像信号を取得する
第2の撮像手段30と、撮影光学系により結像される被
写体像の焦点位置を検出し合焦動作等を行なうAF系を
構成するAFユニット54と、撮影光学系を透過した被
写体光束に基づいて所望の被写体について測光動作を行
なうAE系を構成するAEユニット23と、所望の被写
体像を光学的に観察するために例えば対物及び接眼レン
ズ等からなる観察光学系により構成される光学ファイン
ダーユニット73と、撮影光学系を透過した被写体光束
を分割し第1の撮像手段55及び第2の撮像手段30の
双方に導く光束分割手段である第1ミラー16と、この
第1ミラー16により第1の撮像手段55の側へと導か
れた被写体光束の光路を折り曲げてその照射方向を変更
する第2ミラー17と、この第2ミラー17からの被写
体光束の一部をAFユニット54の側へと導くと共に他
の一部を透過させる第3ミラー18と、この第3ミラー
18を透過した被写体光束を分割し第1の撮像手段55
の側とAEユニット23及び光学ファインダーユニット
73の側の双方に導くファインダー光束分割手段である
第4ミラー19と、第2ミラー17及び第3ミラー18
の間にあって被写体光束の光路上に固設され被写体像を
拡大するレンズ等からなる拡大リレー光学系71等の各
構成部材からなり、これらの各構成部材が本電子カメラ
1の内部において、それぞれ所定の位置に配置されてい
る。
【0019】撮影レンズユニット15は、撮影光学系を
構成する各種の光学レンズ、即ち変倍光学系であるズー
ムレンズ群12や合焦光学系(AF光学系)であるAF
レンズ群14等と、撮影光学系により集光される被写体
光束の光量を制限する光量制限手段である絞り部13
と、ズームレンズ群12を撮影光学系の光軸Oに沿う方
向に移動させるズームモータ24と、AFレンズ群14
を撮影光学系の光軸Oに沿う方向に移動させる合焦駆動
手段であるAFモータ26と、絞り部13を駆動する絞
りアクチュエータ25等によって構成されている。
【0020】なお、ズームモータ24・絞りアクチュエ
ータ25・AFモータ26は、制御回路61(図2参
照)からの指令を受けて制御される駆動手段である駆動
回路62によって制御されるようになっている。
【0021】第1ミラー16は、被写体光束の光路上に
おいて、撮影光学系の光軸Oに対して角度略45度の傾
斜を有して固設された半透過ミラー(以下、ハーフミラ
ーという)により形成されている。そして、その反射面
は、被写体光束を第1の撮像手段55の側に向けて被写
体光束の一部を導き得るように配置されている。
【0022】したがって第1ミラー16は、被写体光束
の光路上にあって、撮影光学系を透過した被写体光束を
二分割し、一方の光束を透過させて直進させることによ
り第2の撮像手段30へと導くと同時に、他方の光束を
角度略90度折曲げて第2ミラー17に向けて照射する
ことで第1の撮像手段55の側へと導くようにする光束
分割手段の役目をしている。
【0023】第2ミラー17は、第1ミラー16によっ
て角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路上に配
置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の傾斜を
有するように固設された全反射ミラーにより構成されて
いる。したがって、この第2ミラー17は、第1ミラー
16により角度略90度折り曲げられた被写体光束を、
さらに角度略90度折り曲げて第3ミラー18に向けて
被写体光束を導くようになっている。
【0024】第3ミラー18は、第2ミラー17によっ
てさらに角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路
上に配置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の
傾斜を有するように固設されたハーフミラー等により構
成されている。したがって、この第3ミラー18は、被
写体光束の一部を反射させることで同光束の光路を角度
略90度折り曲げてAFユニット54側へと導くと同時
に、他の一部を透過させて第4ミラー19及びAEユニ
ット23や光学ファインダーユニット73の側へと導く
ように構成されている。
【0025】第4ミラー19は、第3ミラー18を透過
した被写体光束の光路上に配置され、同光束の光軸Oに
対して角度略45度の傾斜を有するように固設されたハ
ーフミラー等により構成されている。したがって、第4
ミラー19は、被写体光束の一部を反射して、その光路
を角略度90度折り曲げて第1の撮像手段55へと導く
と同時に、同光束の他の一部を透過させてAEユニット
23及び光学ファインダーユニット73へと導くように
なっている。
【0026】第4ミラー19と光学ファインダーユニッ
ト73の間における被写体光束の光路上には、光学ファ
インダーユニット73により観察し得る被写体像の合焦
状態を確認し得るようにするためのフォーカシングスク
リーン20が配置されている。このフォーカシングスク
リーン20は、一般的な一眼レフレックスカメラ等に適
用されているものと同様のものであって、例えばすりガ
ラス状のマット面を有する板状の光学部材からなるもの
である。
【0027】一方、第2の撮像手段30は、撮影光学系
及び第1ミラー16を透過した被写体光束によって結像
される被写体像を受けて、これを光電変換処理する光電
変換素子であって、比較的多画素タイプの電荷結合素子
(Charge Coupled Device;CCD)等からなる第2
の撮像素子28と、撮影光学系を透過した被写体光束の
うち第2の撮像素子28が受光する光束から高周波成分
を取り除くローパスフイルター(LPF)82と、同光
束から赤外光成分を取り除くためのIRカットフィルタ
ー83と、第2の撮像素子28の受光面に照射される被
写体光束の光量を制限する機械式のシャッター手段であ
り、例えばフォーカルプレーン方式の機械式シャッター
等からなるメカシャッター27と、制御回路61からの
指令を受けて第2の撮像素子28を駆動させる駆動手段
であると共に、この第2の撮像素子28からの出力信号
を受けて所定の信号処理を施すことにより主に静止画像
を表わす画像信号を生成する信号処理手段である第2の
撮像回路31等によって構成されている。そして、メカ
シャッター27は、制御回路61からの指令を受けて制
御される駆動回路62を介してシャッターアクチュエー
タ29によって駆動制御されるようになっている。
【0028】なお、本実施形態の電子カメラ1において
は、メカシャッター27をフォーカルプレーン方式のシ
ャッター等により構成するものとしている。これは、静
止画像を取得するための第2の撮像素子28の受光面が
受光する被写体光束の光量をより効果的に制限するため
には、撮像素子の受光面近傍にシャッター手段を設ける
ことが望ましいことから、このような構成としているも
のである。
【0029】つまり、一般的な電子カメラ等における静
止画像の撮影記録動作直後には、不必要な被写体光束が
撮像素子の受光面に照射されるのを防ぐために、シャッ
タ手段等を用いて被写体光束の光路を遮蔽するようにし
ている。即ち、シャッター手段を閉状態とすることで被
写体光束の光路を遮蔽し、これによって撮像素子により
取得されるべき画像信号に有害光等により生じるノイズ
成分等が混入するのを防いでいる。
【0030】従来の一般的な電子カメラにおいては、撮
影光学系と観察光学系とがそれぞれ別体となるように構
成されているのが普通である。このような構成のもので
は、撮影レンズユニット15の内部に設けられる絞り手
段をシャッター手段として兼用するようにしたり、絞り
手段の近傍にシャッター手段を設けるようにして、所望
の効果を得るようにしている。
【0031】しかし、この場合には、シャッター手段の
配設されている位置と撮像素子の受光面との間の距離が
長くなることから、効果的に有害光等を遮蔽することが
できない場合がある。そこで、シャッター手段と撮像素
子の受光面との間隔はできる限り短くするように配置す
るのが望ましい。
【0032】このことを考慮して、本実施形態の電子カ
メラ1においては、メカシャッター27を第2の撮像素
子28の受光面近傍に設けている。これによれば、第2
の撮像素子28によって取得される画像信号へのノイズ
成分等の混入をより効果的に抑止することができること
から、同画像信号に基づいて生成される静止画像の画質
をより良好なものとすることが容易にできるという効果
がある。
【0033】さらに、本実施形態の電子カメラ1は、撮
影光学系と観察光学系(ファインダー光学系)とを兼用
するようにしたいわゆる一眼レフレックス方式のもので
ある。したがって、従来の電子カメラのように、シャッ
ター手段を撮影レンズユニットの内部に配設する手段で
は、次に示すような問題が生じる。
【0034】即ち、上述したようにシャッター手段は、
撮像素子による撮影記録動作直後に撮像素子への入射光
(被写体光束)を遮蔽するために閉状態となるものであ
るが、この場合においては、撮影記録動作直後の所定の
時間、シャッター手段の閉動作によって被写体光束の光
路が遮断されることになる。
【0035】このとき、撮影光学系と観察光学系とがそ
れぞれ別体となるように構成されている従来の電子カメ
ラでは、撮影光学系から撮像素子への被写体光束の光路
が遮断されるのみであって、撮影光学系により被写体像
を観察することができる状態は確保されている。
【0036】しかし、本電子カメラ1のような一眼レフ
レックス方式のカメラにおいて、シャッター手段を撮影
レンズユニットの内部に設けた場合には、撮影光学系を
透過した被写体光束は、ここで遮断されてしまうので、
第2の撮像手段30のみならず、光学ファインダーユニ
ット73又は後述する第1の撮像手段55へも到達する
ことができないことになる。したがって、撮影レンズユ
ニット15の内部にシャッター手段を配置した場合に
は、同シャッター手段が閉状態とされている所定の時間
の間は、被写体像の観察を行なう手段が全くないことに
なってしまうという問題がある。
【0037】そこで、本電子カメラ1においては、第2
の撮像素子28の受光面の近傍にメカシャッター27を
配置することによって、このような問題を解消してい
る。これによれば、光学ファインダーユニット73又は
第1の撮像手段55及び表示装置53を利用する電子ビ
ューファインダーを使用することが常に可能となるの
で、静止画像の撮影記録動作の実行中にも常に所望の被
写体像を観察することができるという効果がある。
【0038】さらに、動画像と静止画像とを同時に撮影
記録する場合において、静止画像の撮影記録動作中にメ
カシャッター27が閉状態となったときにも、主に動画
像を扱う第1の撮像手段55側への被写体光束が途切れ
てしまうようなこともないので、何の問題もなく確実に
両画像データの同時記録を実行することができることに
なる。
【0039】他方、第1の撮像手段55は、第2の撮像
素子28よりも少ない画素数からなるCCD等の光電変
換素子である第1の撮像素子46と、制御回路61から
の指令を受けて第1の撮像素子46を駆動させる駆動手
段であると共に、第1の撮像素子46からの出力を受け
て所定の信号処理を施して画像信号を生成する信号処理
手段である第1の撮像回路47と、第4ミラー19によ
って導かれた被写体光束を受けて縮小した被写体像を第
1の撮像素子46の受光面に結像させる縮小光学系45
と、第1の撮像手段55への被写体光束の光路上の開口
部に設けられ、同光束を透過させ得ると共に、第1の撮
像手段55への塵埃や異物等の進入を防ぎ得る防塵手段
である保護ガラス等の透明部材75b等によって構成さ
れている。
【0040】なお、第1の撮像素子46においても、上
述の第2の撮像素子28と同様に、その受光面側にはI
Rカットフイルタやローパスフイルタ等が配設される
が、その図示は省略している。
【0041】第1の撮像素子46としては、CCD等の
ほかに、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS:C
omplementary Metal Oxide Semiconductor)等を用
いることができる。このCMOSは、一般的なCCD等
と同等の役目をするものであるが、CCDと比較すると
より低消費電力で駆動させることができるというもので
ある。そして、CCDよりも安価に製造し得るものであ
るので、第1の撮像素子46に適用するのに好適な光電
変換素子である。
【0042】縮小光学系45は、撮影レンズユニット1
5・第1ミラー16・第2ミラー17・拡大リレー光学
系71・第3ミラー18・第4ミラー19を経て第1の
撮像手段55に到達した被写体光束を集光し、これによ
り第1の撮像素子46の受光面に被写体像を再結像させ
るものである。この縮小光学系45は、第1の撮像素子
46の受光面に結像される被写体像が、撮影光学系を透
過して第2の撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等の像、即ち第2の撮像素子28よりも少ない
画素数からなる第1の撮像素子46の画素数に対応した
被写体像となるように縮小して再結像させるためのもの
である。
【0043】このようにして、第1の撮像手段55によ
り取得される画像信号に基づいて後述する画像表示手段
である表示装置53(図2参照)に表示される画像の画
角(視野角又は撮影範囲)と、第2の撮像手段30によ
り取得される画像信号に基づいて表示され得る画像の画
角(視野角又は撮影範囲)とが略一致するようにしてい
る。したがって、光学ファインダーユニット73とは別
に被写体像を観察するための電子的なファインダーとし
て表示装置53を利用することが問題なくできるように
なっている。
【0044】AFユニット54は、一般的な一眼レフレ
ックスカメラ等に利用されるAF機構であって、いわゆ
るセパレータレンズを利用した位相差検出方式の焦点検
出手段(TTL−AF方式のAF手段)により構成され
ている。
【0045】このAFユニット54の構成を簡単に説明
すると、次のようになる。即ちAFユニット54は、上
述の第2の各撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等であって、拡大リレー光学系71により拡大
された被写体像の空中像を二分割して一対の被写体像を
結像させる瞳分割レンズ(セパレータレンズ)42と、
この瞳分割レンズ42により結像された一対の被写体像
を受光して光電変換するCCD等の撮像素子からなるA
Fセンサ43と、このAFセンサ43の出力を受けて焦
点検出のための所定の信号処理を施すAF回路44等に
よって構成されている。
【0046】AEユニット23も一般的な一眼レフレッ
クスカメラ等に利用される自動露出機構(AE機構)が
用いられており、被写体光束を集光する集光レンズ80
と、受光素子等からなるAEセンサ21と、このAEセ
ンサ21の出力を検出し所定の信号処理を行なうAE回
路22等によって構成されている。
【0047】次に、本電子カメラ1の信号処理系は、次
のような各部材によりに構成されている(図2参照)。
即ち、本電子カメラ1の信号処理系は、第1の撮像回路
47により生成された画像信号(アナログ信号)をデジ
タル信号に変換する第1のA/D変換回路49と、この
第1のA/D変換回路49の出力を受けてデジタル化さ
れた画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等の第
1のDRAM50と、第2の撮像回路31により生成さ
れた画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換す
る第2のA/D変換回路32と、この第2のA/D変換
回路32の出力を受けてデジタル化された画像信号を一
時的に記憶するバッファメモリ等の第2のDRAM33
と、第1の撮像手段55により取得された画像信号に基
づいて生成される画像データ(主に動画像データ)を電
気的に記録する第1の記録媒体48と、第2の撮像手段
30により取得された画像信号に基づいて生成される画
像データ(主に静止画像データ)を電気的に記録する第
2の記録媒体40と、第1のDRAM50に一時的に記
憶されている画像信号を読み出して所定の信号処理(例
えば圧縮処理や符号化処理等)を施し第1の記録再生回
路39(後述する)へと出力すると共に、この第1の記
録再生回路39によって第1の記録媒体48から読み出
された画像データに対して所定の信号処理(例えば復号
化処理や伸長処理等)を施す第1の圧縮伸長回路38
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して所定の信号処理(例えば圧縮処理や符
号化処理等)を施し第2の記録再生回路36(後述す
る)へと出力すると共に、この第2の記録再生回路36
によって第2の記録媒体40から読み出された画像デー
タに対して所定の信号処理(例えば復号化処理や伸長処
理等)を施す第2の圧縮伸長回路35と、第1の圧縮伸
長回路38からの出力を受けて記録するのに最適な画像
データ(動画像データ)を生成し、これを所定の手順で
第1の記録媒体48の所定の領域に記録する第1の記録
手段であると共に、第1の記録媒体48に記録されてい
る画像データを読み出して、これを第1の圧縮伸長回路
38へと出力する第1の記録再生回路39と、第2の圧
縮伸長回路35からの出力を受けて記録するのに最適な
画像データ(静止画像データ)を生成し、これを所定の
手順で第2の記録媒体40の所定の領域に記録する第2
の記録手段であると共に、第2の記録媒体40に記録さ
れている画像データを読み出す第2の記録再生回路36
と、第1のDRAM50に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第1の表示処理回路51
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第2の表示処理回路41
と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなり画像信号か
ら生成される画像を表示させる画像表示手段である表示
装置53と、第1の表示処理回路51及び第2の表示処
理回路41からの出力信号を受けて、これに基づいて表
示装置53における所定の表示形態となるように所定の
処理を施す表示制御手段である選択合成回路52等によ
って構成されている。
【0048】なお、第1・第2の記録媒体48・40と
しては、例えばカード形状やスティック形状等からなる
半導体メモリ等や、フロッピーディスク、小型ハードデ
ィスク、磁気テープ等の磁気記録媒体やMO(Magneto
-Optical)ディスク、MD(Mini Disk)等の光磁気
記録媒体等が適用されるものである。
【0049】そして、本電子カメラ1の電源系は、この
電源系全体を制御する電源回路56と、本電子カメラ1
の全体に電力を供給する蓄電池等の電源電池92と、本
電子カメラ1に供給する電力を外部電源装置等(図示せ
ず)から取得するために本カメラ1と外部電源装置等と
を電気的に接続する接続手段である外部電源端子91
と、供給される電力の状態、例えば電池92の残存容量
等を検出する電池状態検出回路57等によって構成され
ている。
【0050】さらに、制御回路61には、本電子カメラ
1の操作系を構成する各種の操作部材(図示せず)に連
動する各種のスイッチ部材等が電気的に接続されてい
る。このれら各種のスイッチとしては、例えば電源のオ
ン/オフ操作を行なうパワーSW58と、本電子カメラ
1の動作モード、例えば撮影動作を行なう記録モードと
記録媒体に記録されている画像データを読み込んで表示
装置53の再生表示動作を実行させる再生モードとを選
択的に切り換える記録/再生SW(REC/PLAY−
SW)59と、画像再生時の形態(再生モード)を切り
換える再生モード切換SW60と、自動焦点調節動作
(合焦動作又はAF動作ともいう)の形態を切り換える
合焦切換操作手段であるAF切換SW69と、静止画像
の撮影動作を開始するに当ってAE・AF動作の開始
等、静止画像データの撮影記録動作の予備動作を実行さ
せる旨を指示する指令信号(予備動作指示信号)を発生
させる第一段目のスイッチとなるファースト(1s
t.)レリーズSW65と、第2の撮像素子28やメカ
シャッター27・絞り部13等を制御して静止画像のた
めの露光動作、即ち実質的な静止画像の記録動作を実行
させる旨を指示する指令信号(記録実行指示信号)を発
生させる第二段目のスイッチとなるセカンド(2n
d.)レリーズSW66と、表示装置53に表示される
画像の表示形態を選択し指示するための信号を発生させ
るモードSW67と、ズームレンズ群12による撮影倍
率を変更するためのズームSW68と、第1の撮像手段
55を使用して動画像の撮影動作を開始させるための指
令信号を発生させる動画記録SW74等の各種のスイッ
チ類がある。
【0051】上記1st.レリーズSW65及び2n
d.レリーズSW66は、上述のように第一段目と第二
段目との二段階操作によって構成される二段スイッチで
あって、この二段スイッチ(65・66)は、本電子カ
メラ1の外装部材(図示せず)の上面側に向けて一部が
露出するように配設されるレリーズボタン(図示せず)
に連動するようになっている。
【0052】このレリーズボタンは、主に静止画像を表
わす画像信号に基づいて生成される静止画像データを取
得する際に使用される静止画記録操作手段であって、い
わゆる位置復帰型のスイッチ部材からなるものである。
なお、このレリーズボタン及びこれに連動する二段スイ
ッチ(65・66)の具体的な構成は、一般的なカメラ
等によって実用化されているものと同様であり、その作
用も同様である。したがって、その詳細な説明は省略す
る。また、レリーズボタンの近傍には、動画記録SW7
4に連動して動画像の撮影記録動作のオン/オフ状態を
切り換える動画記録操作手段である動画記録ボタン(図
示せず)が設けられている。
【0053】レリーズボタンと動画記録ボタンとは、静
止画像又は動画像の撮影記録動作をそれぞれ開始させ停
止させるための記録操作部材であると共に、記録モード
切換SW(図示せず)にも連動している。つまり、レリ
ーズボタンと動画記録ボタンとを組み合わせて操作する
ことによって、記録モード切換SWが所定のオン/オフ
状態に切り換わることによって、撮影記録時における記
録モードを自動的に切り換え得るようになっている。
【0054】本電子カメラ1における記録モードには、
第1の撮像手段55を使用して動画像記録を実行してい
るときに、特に切り換え操作を行なうことなく任意にレ
リーズ操作を行なうことで、つまり動画記録ボタンとレ
リーズボタンとを同時に操作することで、実行中の動画
像の記録動作を中断させることなく、実行中の動画像の
記録動作に並行させて第2の撮像手段30を使用した静
止画像の記録動作を実行し得る通常記録モードと、第2
の撮像手段30を使用して静止画像のみの記録動作を実
行する静止画像記録モードとがある。
【0055】これについてさらに詳しく説明すると、次
のようになる。即ち、本電子カメラ1の電源状態がオン
状態にされた起動直後の状態等では、記録モードは通常
記録モードに設定される。この場合において、動画像の
みの撮影記録動作を行なう場合には、動画記録ボタンの
みを操作する。このとき動画記録SW74がオン状態と
なり制御回路61に向けて動画像データの記録動作を開
始する旨の指令信号が発生する。これにより電子カメラ
1は通常記録モードで動作を開始する。このときは、動
画像データのみの撮影記録動作が開始することになる。
【0056】また、本電子カメラ1の起動直後の状態
等、電源状態がオン状態にあり、かつ動画像データ及び
静止画像データのいずれの撮影記録動作も実行されてい
ない状態において、レリーズボタンのみを操作すると、
静止画像のみの撮影記録動作が開始される。この場合に
おいては、まずレリーズボタンの第一段目の操作によっ
て1st.レリーズSW65が作動して静止画像の撮影
記録動作の予備動作を実行させる旨の指令信号が生じ、
所定の予備動作を実行する。次いで、レリーズボタンの
第二段目の操作によって2nd.レリーズSW66が動
作して静止画像の実質的な記録動作を実行させる旨の指
令信号が発生し、所定の露光動作が実行される。この一
連の動作によって、本電子カメラ1は静止画像記録モー
ドで動作する。
【0057】一方、動画像データの撮影記録動作を実行
中に静止画像データの撮影記録動作を並行して行なう場
合には、まず動画記録ボタンを操作して、通常記録モー
ドに切り換える。すると、動画像の撮影記録動作が開始
する。その後、この動画像データの撮影記録動作を実行
させながら、所望するときにレリーズボタンを操作す
る。これにより動画像データの撮影記録動作を中断させ
ずに、所望の静止画像データの撮影記録を同時に並行さ
せて実行することができるようになっている。
【0058】また、本電子カメラ1においては、AF切
換SW69に連動する操作部材(図示せず)を操作する
ことによってAF動作の形態を切り換えることができる
ようになっている。このAF切換SW69によって切り
換えることのできるAF動作の形態としては、例えば次
のようなものがある。
【0059】即ち、AF動作を開始させるための指令信
号、例えば1st.レリーズSW65からの信号を受け
て、所定のAF動作を一回だけ行なうと共に、この1s
t.レリーズSW65の信号が生じている間は、その合
焦状態を維持する、いわゆるフォーカスロック状態とな
るように制御がなされる通常AFモードと、1st.レ
リーズSW65からの指令信号を受けて、この指令信号
が生じている間は、一連のAF動作を連続的に繰り返し
実行するようにしたいわゆるコンティニュアスAFモー
ド等がある。
【0060】さらに、本電子カメラ1では、上述したよ
うに静止画像と動画像とをそれぞれ単独で撮影記録する
ことができると共に、両者を同時に並行して撮影記録す
ることができるようになっている。このことから、1s
t.レリーズSW65及び2nd.レリーズSW66に
連動するレリーズボタンと、動画記録SW74に連動す
る動画像記録ボタンと、AF切換SW69に連動する操
作部材とをそれぞれ組み合わせて操作することによっ
て、AF動作の形態がそれぞれの場合において最適なも
のとなるようになっている。
【0061】また、本電子カメラ1においては、主に静
止画像データの撮影記録動作を実行するときに周囲の環
境、即ち撮影環境が低照度であるような場合等に補助的
な照明光を所望の被写体を含む所定の撮影範囲内に向け
て照射する補助光発光手段であるストロボ装置がカメラ
本体と一体的に設けられている。このストロボ装置は、
キセノン(Xe)管等の構成部材からなり、所望の被写
体に向けて所定の補助光を照射する閃光発光部であるス
トロボ発光部84と、このストロボ発光部84による発
光動作等の制御を行なう補助光制御手段であるストロボ
制御回路85等によって構成されている。
【0062】このように構成された本実施形態の電子カ
メラ1の作用を、以下に説明する。まず、パワーSW5
8に連動する操作部材が操作されると同パワーSW58
からは電力供給を開始させる旨の指令信号が制御回路6
1に伝送され、これを受けた制御回路61は、電源回路
56を制御して電池92又は外部電源端子91を介して
接続される外部電源から本電子カメラ1の各回路への電
力の供給を開始させる。これによって本電子カメラ1の
電力供給状態がオン状態にされる。
【0063】この場合において、REC/PLAY−S
W59が所定の記録位置(REC位置)に設定されてい
るときには、本電子カメラ1は記録モードで起動し、R
EC/PLAY−SW59が所定の再生位置(PLAY
位置)に設定されているときには、本電子カメラ1は再
生モードで起動する。
【0064】なお、電子カメラ1が起動している状態に
おいては、REC/PLAY−SW59を操作して、そ
の時点において設定されている動作モード(記録モード
又は再生モード)を示す所定の位置から異なる動作モー
ドを示す所定の位置へと切り換えることによって、現在
の動作モードの設定を任意に切り換えることができる。
また、本電子カメラ1においては、記録モードに設定さ
れると、動画像と静止画像とを同時に撮影記録し得る通
常記録モードが設定される。
【0065】このようにして起動した状態の本電子カメ
ラ1において撮影光学系を透過した被写体光束は、まず
第1ミラー16によって二分割され、一部が第1の撮像
手段55の側へ、他の一部が第2の撮像手段30の側へ
と導かれる。つまり、被写体光束の一部は、第1ミラー
16によって角度略90度折り曲げられて第2ミラー1
7へと向かい、この第2ミラー17によってさらに角度
略90度折り曲げられる。次いで同被写体光束は、拡大
リレー光学系71を透過した後、第3ミラー18へと向
かう。
【0066】この第3ミラー18は、上述したようにハ
ーフミラーからなるものであるので、この第3ミラー1
8によって一部の光束がその反射面で反射されてAFユ
ニット54へと導かれる。また被写体光束の他の一部
は、第3ミラー18を透過して第4ミラー19へと向か
う。
【0067】上述のように第3ミラー18によりAFユ
ニット54へと導かれた被写体光束は、まず瞳分割レン
ズ42へと入射される。ここで一対の被写体像が形成さ
れて対応するAFセンサ43の受光面上に結像される。
【0068】AFセンサ43は、例えば1st.レリー
ズSW65(静止画像データの撮影記録時)や動画記録
SW74(動画像データの撮影記録時)等からの指令信
号等によって撮影動作を開始する旨の宣言がなされたと
きに、その受光面に受光されている被写体像を検出し、
これを電気的な信号に光電変換してAF回路44へと出
力する。これを受けてAF回路44は、焦点検出のため
の所定の信号処理を施した後、これを制御回路61へと
出力する。すると、これを受けて制御回路61は、駆動
回路62を介してAFモータ26等を駆動制御し、これ
によりAFレンズ群14を所定量だけ移動させるAF動
作を実行する。
【0069】一方、第3ミラー18を透過した被写体光
束は、第4ミラー19に到達し、この第4ミラー19に
よって被写体光束の一部が第1の撮像手段55へと導か
れる。この第1の撮像手段55へと導かれた被写体光束
は、透明部材75b及び縮小光学系45を透過して、こ
の縮小光学系45により第1の撮像素子46の受光面に
被写体像が再結像される。これを受けて第1の撮像素子
46は、被写体像の光電変換処理を行ない所定の画像信
号を生成して、これを第1の撮像回路47へと出力す
る。
【0070】第1の撮像回路47は、同画像信号に対し
て所定の画像処理を施して第1のA/D変換回路49へ
と出力する。そして、この第1のA/D変換回路49で
デジタル信号に変換された画像信号は、第1のDRAM
50に対して順次出力され、ここに一時的に記憶され
る。
【0071】第1のDRAM50に一時的に記憶された
画像信号は、第1の表示処理回路51に順次出力され
て、ここで表示装置53の表示部(特に図示せず)で表
示するのに最適な形態となるように所定の信号処理が施
された後、選択合成回路52を介して表示装置53に出
力され、その表示部に所定の画像が所定の形態で表示さ
れる。このとき表示装置53の表示部に表示される画像
は、主に観察表示用の動画像である。したがって、表示
装置53は、ファインダーとしての役目をする。
【0072】また、第4ミラー19に到達した被写体光
束のうち他の一部は、直進して第4ミラー19を透過
し、フォーカシングスクリーン20を経て光学ファイン
ダーユニット73及びAEユニット23の側へと向か
う。
【0073】光学ファインダーユニット73において
は、入射された被写体光束に基づいて被写体像が再結像
され、撮影時の撮影範囲や被写体の状態の確認等を行う
ための観察像として視認され得る状態となる。つまり、
光学ファインダーユニット73は、常に被写体像の観察
を行なう光学的なファインダーとしての役目をする。
【0074】AEユニット23においては、被写体光束
が集光レンズ80を透過してAEセンサ21に入射す
る。このAEセンサ21は、例えば1st.レリーズS
W65(静止画像データの撮影記録時)や動画記録SW
74(動画像データの撮影記録時)等からの指令信号を
受けたときに、その時点において受光されている被写体
光束を光電変換し、その信号をAE回路22へと出力す
る。これを受けてAE回路22は、検出した信号に対し
て所定の信号処理を施した後、これを制御回路61へと
出力する。
【0075】これを受けて制御回路61は、駆動回路6
2を介して絞りアクチュエータ25等を駆動制御し、こ
れにより絞り部13を所定の大きさの開口となるように
駆動すると共に、第1の撮像素子46又は第2の撮像素
子28等を駆動させて、その受光面への受光光量を電気
的に調整することで、画像を記録する際のAE動作が実
行されることになる。
【0076】ところで、一般的に電子カメラによって、
動画像データを取得し、これを記録したり、同動画像デ
ータに基づいて対応する動画像を観察し得る形態に表示
するためには、次のような手段が用いられるのが普通で
ある。即ち、撮像素子は、撮影光学系により結像された
被写体像を順次光電変換し、これにより得られる静止画
像を表わす画像信号を順次出力する。この撮像素子から
の出力信号に対して所定の信号処理を施した後、その画
像信号を順次、表示装置へと出力し、その表示部に動画
像として表示させるようにしている。また、撮像素子か
らの出力信号に対して所定の信号処理を施した後、その
一連の画像信号を動画像データとして所定の記録媒体に
記録する。
【0077】このように、通常の電子カメラにおいて扱
われる動画像とは、撮像素子によって取得される静止画
像信号を連続的に処理し、これを順次表示させることで
構成されているものである。
【0078】具体的には、撮像素子によって取得された
動画像データは、これを構成する複数の静止画像データ
を所定のレート(例えば30画像毎秒;fps)によっ
て連続的に表示し得るように所定の信号処理が施されて
表示装置等に出力される。これによって、動画像として
表示することができるようになる。
【0079】本電子カメラ1においては、上述したよう
な手段と同様に取得された動画像データが扱われてい
る。そして、この場合において制御回路61は、動画記
録SW74からの指令信号を受けてAF及びAE動作を
1フレーム毎に、つまり動画像データを生成するための
一連の静止画像を連続的に生成する都度、順次行なって
いる。
【0080】次に、本電子カメラ1を用いて画像の撮影
記録を行なう際の動作について、以下に説明する。ま
ず、本電子カメラ1が通常記録モードで起動している状
態において、動画記録SW74からの指令信号が生じる
と、制御回路61は、第1の撮像手段55等を用いて動
画像データを記録するための動作の制御を開始する。そ
の詳細は、上述した通りである。
【0081】次いで、この動画像データの撮影記録動作
の実行中に、1st.レリーズSW65からの指令信号
(静止画像データの撮影記録動作の開始信号)が生じる
と、これを受けて制御回路61は、AF切換SW69の
出力信号を検出し、その検出結果に応じた静止画像の撮
影記録動作のための予備動作を実行する。
【0082】ここで、例えばAF切換SW69の出力信
号が通常AFモードを指示する指令信号である場合に
は、制御回路61は、実行中の動画像データの撮影記録
動作のために実行している連続的なAF動作を一時的に
所定の時間だけ停止させ、1st.レリーズSW65の
指令信号が発生した時点における合焦状態を維持するフ
ォーカスロック状態となるように駆動回路62を介して
AFモータ26等を制御する。そして、2nd.レリー
ズSW66からの指令信号を待つ。
【0083】このフォーカスロック状態は、1st.レ
リーズSW65からの指令信号が発生している間は、継
続して保持される。これと同時に、制御回路61は、上
述のように所定のAE動作も実行されている。
【0084】また、AF切換SW69の出力信号がコン
ティニュアスAFモードを指示する指令信号である場合
には、制御回路61は、実行中の動画像データの撮影記
録動作のために実行している連続的なAF動作を継続
し、2nd.レリーズSW66からの指令信号が発生す
ると、その時点における合焦状態を所定の時間だけ維持
するように駆動回路62を介してAFモータ26等を制
御する。
【0085】上述のいずれの場合においても、電子カメ
ラ1の内部に入射された被写体光束は、次に示すように
作用する。即ち、被写体光束は、撮影レンズユニット1
5の内部を透過して第1ミラー16によって二分割され
る。そのうちの一部は、所定の光路を辿って第1の撮像
手段55へと導かれ、第1の撮像素子46の受光面に被
写体像を結像させる。また他の一部は、第1ミラー16
を透過して第2の撮像手段30へと導かれ、第2の撮像
素子28の受光面に被写体像を結像させる。
【0086】そして、両撮像素子46・28の受光面に
照射される被写体光束からは、ローパスフイルタ(8
2)によって高周波成分が取り除かれ、IRカットフイ
ルタ(83)によって赤外光成分が取り除かれる。な
お、両撮像素子46・28の受光面に結像される被写体
像は、略同等のものである。この状態において、1s
t.レリーズSW65からの指令信号によりAE・AF
動作が実行される。
【0087】次いで、2nd.レリーズSW66からの
指令信号が発生すると、その信号発生時点におけるAE
動作の演算結果に基づいて制御回路61は、駆動回路6
2を介して絞りアクチュエータ25・シャッターアクチ
ュエータ29等を駆動制御し、絞り部13・メカシャッ
ター27等を駆動させると共に、このときズームSW6
8からのズーム指示信号等が生じていれば、これに基づ
いてズームモータ24等を駆動制御し、ズームレンズ群
12を所定の位置へと移動させて静止画像の記録動作に
おける実質的な撮影記録動作を実行する。
【0088】即ち、第2の撮像手段30の側では、上述
したように第2の撮像素子28の受光面に被写体像が結
像されるが、このときメカシャッター27は、撮影動作
の開始と同時に開放状態となり、所定の露光時間の経過
後に閉状態となる。この動作は、2nd.レリーズSW
66からの指令信号を受けた制御回路61により駆動回
路62を介して駆動制御されるシャッターアクチュエー
タ29の作用によってなされる。これにより不要となる
ノイズ成分等の光成分が、第2の撮像素子28によって
取得されるべき画像信号に混入することを防いでいる。
【0089】このようにして第2の撮像素子28の受光
面に所定の時間照射された被写体像を形成する光成分
は、第2の撮像素子28によって光電変換がなされて画
像信号が生成される。この画像信号は、第2の撮像回路
31に出力されて所定の信号処理が施された後、第2の
A/D変換回路32へと出力され、ここでデジタル信号
に変換される。そして、このデジタル化された画像信号
は、第2のDRAM33へと出力されて、ここに一時的
に記憶される。
【0090】第2のDRAM33に一時的に記憶された
画像信号は、第2の表示処理回路41に出力されて、表
示装置53の表示部(特に図示せず)で表示するのに最
適な所定の形態の信号処理が施された後、選択合成回路
52を介して表示装置53に出力され、ここに所定の画
像(記録用の静止画像と同等の静止画像)が所定の形態
で表示される。
【0091】そして、このときの一連の動画像の撮影記
録動作は、動画記録SW74の指令信号が生じている
間、中断することなく連続的になされている。つまり、
第1の撮像手段55の側では、上述した手順によって被
写体像を表わす画像信号が順次、第1のDRAM50へ
と出力されて、ここに一時的に記憶され、観察表示用の
動画像信号として第1の表示処理回路51へと出力され
ている。これと同時に、第1のDRAM50からは、一
時的に記憶されている画像信号が、記録用の動画像信号
として第1の圧縮伸長回路38へと出力される(詳細は
後述する)。
【0092】したがって、表示装置53には、既に第1
の表示処理回路51からの出力信号が選択合成回路52
を介して順次入力され、その表示部に動画像が表示され
ている状態となっている。この状態で第2の表示処理回
路41からの出力信号が選択合成回路52に入力される
と、この選択合成回路52では、予め設定されたモード
SW67からの指示に基づく所定の表示形態となるよう
に第1・第2の表示処理回路51・41からの各画像信
号に対して合成処理等の所定の画像処理が施される。そ
の後、この画像処理済みの信号を既に表示中の動画像の
みの信号に代えて表示装置53へと出力する。これによ
り表示装置53の表示部には、モードSW67により選
択し指示した所望の表示形態で、動画像及び静止画像が
表示される。
【0093】なお、本電子カメラ1においては、パワー
SW58により電源がオン状態とされ、かつREC/P
LAY−SW59によって動作モードが記録モードに設
定された状態においては、表示装置53の表示部に観察
用の動画像が全表示領域に表示されるようになる。
【0094】この状態にあるときに、例えば表示装置5
3の表示のオン/オフを行なうための操作部材等(図示
せず)を用いて所定の操作を行なうと、同表示装置53
の表示部への画像表示を行なわないようにすることもで
きる。
【0095】このように表示装置53の表示をオフ状態
とした場合には、光学ファインダーユニット73のみに
よって被写体像を観察することになる。この場合におい
ては、表示装置53の表示部には、観察用の画像表示が
なされないのであるが、撮影記録動作が実行されている
状態であれば、動画像データ等の所望の画像データは、
全く同様に所定の記録媒体に記録される。
【0096】上述したように第1のDRAM50及び第
2のDRAM33に一時的に記憶された画像信号は、表
示用の画像信号としてそれぞれ第1・第2の表示処理回
路51・41へと出力されるが、これとは別に、記録用
の画像信号としてそれぞれ第1の圧縮伸長回路38及び
第2の圧縮伸長回路35へも出力される。
【0097】即ち、第1のDRAM50から第1の圧縮
伸長回路38へと、順次出力される記録用の画像信号
は、この第1の圧縮伸長回路38において、所定の信号
処理が施されて一連の動画像データとしてデータ化され
た後、第1の記録再生回路39に出力される。この画像
データを受けて第1の記録再生回路39は、記録するの
に最適な形態の所定の動画像データを生成し、これを第
1の記録媒体48の所定の領域に記録する。
【0098】また、第2のDRAM33から第2の圧縮
伸長回路35へと出力された記録用の画像信号は、この
第2の圧縮伸長回路35において、所定の信号処理が施
されてデータ化された後、第2の記録再生回路36に出
力される。この画像データを受けて第2の記録再生回路
36は、記録するのに最適な形態の所定の静止画像デー
タを生成し、これを第2の記録媒体40の所定の領域に
記録する。
【0099】そして、静止画像データの撮影記録動作が
完了すると、制御回路61は、駆動回路62を介してA
Fモータ26等を制御して、動画像データの撮影記録の
ための連続的なAE及びAF動作を再開する。
【0100】次に、静止画像データのみを単独で撮影記
録する静止画像記録モードにおける動作を、以下に説明
する。本電子カメラ1が通常記録モードで起動している
状態において、レリーズボタンのみを操作すれば静止画
像記録モードに切り換わる。
【0101】即ち、レリーズボタンの第一段目の操作に
より1st.レリーズSW65の指令信号を発生させる
と静止画像記録モードに切り換わる。そして、静止画像
データの撮影記録動作による一連の予備動作(AF及び
AE動作等)が実行される。このとき制御回路61は、
AF切換SW69の出力信号を検出し、その検出結果に
応じて、次に示すようなAF動作の制御を実行する。
【0102】即ち、AF切換SW69の出力信号が通常
AFモードを指示する指令信号である場合には、予備動
作によって設定される合焦状態等は、1st.レリーズ
SW65の指令信号が生じている間、継続して維持され
る。そして、この状態において制御回路61は、2n
d.レリーズSW66の指令信号の待機状態となる。
【0103】静止画像データの撮影記録動作時には、通
常の場合、1st.レリーズSW65の指令信号を受け
て実行される予備動作は一回のみ実行するようにしてお
り、これにより設定された合焦状態等が、1st.レリ
ーズSW65の指令信号が生じている間、継続して維持
され、2nd.レリーズSW66の指令信号を待機する
ことになる。
【0104】この状態でレリーズボタンの第二段目の操
作がなされると2nd.レリーズSW66の指令信号が
発生する。制御回路61は、これを受けて実質的な静止
画像の一連の撮影記録動作を実行する。その後、電子カ
メラ1は初期状態に復帰して、制御回路61は、1s
t.レリーズSW65からの指令信号の待機状態とな
る。
【0105】一方、本電子カメラ1は、上述したように
動画像データの撮影記録動作の実行中、即ち動画記録S
W74の指令信号が生じているときには、所望するとき
にレリーズボタンを操作して1st.レリーズSW65
からの指令信号を発生させると、これを受けて制御回路
61は、動画像データの撮影記録動作を中断させずに、
これと並行させて静止画像データを取得するための所定
の制御動作を開始する。
【0106】この場合において、レリーズボタンの操作
に連動して1st.レリーズSW65からの指令信号が
生じると、制御回路61は、AE及びAF動作等の撮影
予備動作を開始する。
【0107】このとき制御回路61は、AEユニット7
3からの所定の信号に基づいて所定の演算処理を実行
し、その時点における測光結果を算出する。そして、こ
の測光結果が、例えば周囲の撮影環境の輝度情報が所定
の輝度以下である場合には、制御回路61は、実際の撮
影動作(露光動作)を行なうに際してストロボ装置によ
る発光動作を実行することが望ましいと判断する。この
ような場合には、発光動作が必要である旨の表示等が、
電子カメラ1の光学ファインダーユニット73の所定の
表示部(図示せず)や、表示装置53の表示部(図示せ
ず)の所定の位置等に表示される。
【0108】したがって、撮影者は、このような表示が
なされた場合には、ストロボ装置による発光動作を実行
し得るように、例えばストロボ装置の電源状態をオン状
態となるように所定の操作部材等を用いて切り換える。
【0109】なお、このようなストロボ装置の電源状態
を手動によって切り換えるようにする手段とは別に、例
えば露光動作を行なうに際してストロボ装置による発光
動作が必要であるような周囲環境である場合には、スト
ロボ装置の発光動作が可能となる状態に自動的に切り換
わるようにすることもできる。
【0110】この場合における制御回路61は、上述の
場合と同様に、まずAEユニット73からの所定の信号
に基づいて所定の演算処理を実行し、その時点における
測光結果を算出する。そして、この測光結果によって周
囲の撮影環境の輝度情報等が所定の輝度以下であると判
断した場合には、2nd.レリーズSW66の指令信号
を受けて開始される実質的な撮影動作時(露光動作時)
において、所定の時期にストロボ装置による発光動作を
実行するべく、ストロボ装置のストロボ制御回路85を
介してストロボ発光部84を制御するようにすれば良
い。
【0111】次に、本電子カメラ1において動画像デー
タの撮影記録動作が実行されているときに、これと並行
してストロボ装置による発光動作を伴う静止画像データ
の撮影記録動作を実行する場合の発光制御について、以
下に説明する。図3は、第1の撮像素子及び第2の撮像
素子の露光動作時におけるストロボ装置のストロボ発光
部による発光動作のタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【0112】まず、第1の撮像素子46を用いて行なわ
れる動画像データの撮影記録動作(露光動作)は、次の
ように実行される。上述したように動画像データは、一
連の複数の静止画像データによって構成される。この複
数の静止画像データのうち個々の1画像(1フレーム)
分の画像信号は、二回のフィールド露光、即ち第1フィ
ールド露光と第2フィールド露光とによって取得される
画像信号(図3において符号A及び符号Bによって示す
部分参照)により生成される。
【0113】つまり、各フィールド画像信号(A・B)
は、60分の1秒(1/60sec.)毎に交互に順次
読み出され、表示装置53及び第1の圧縮伸長回路38
へと順次出力される。これによって表示装置53の表示
部に動画像として表示されると共に、動画像を表わす所
定の動画像データが生成されて所定の記録媒体(第1の
記録媒体48)の所定の位置に記録されることになる。
【0114】一方、第2の撮像素子28を用いて行なわ
れる静止画像データの撮影記録動作(露光動作)は、次
のように実行される。上述したように1st.レリーズ
SW65からの指令信号を受けて制御回路61は、AE
ユニット73によって測光動作を実行し、その測光結果
を受けて所定の露出値を算出する。その後、これに応じ
た所定のAE動作を実行する。
【0115】この場合においては、まず第2の撮像素子
28への露光量が適切なものとなるように、上述の測光
動作により算出された所定の露出値に対応する絞り及び
露光時間が設定される。
【0116】即ち、まず制御回路61は、駆動回路62
を介して絞りアクチュエータ25等を駆動制御する。こ
れにより絞り部13等は、所定の絞り値に設定される。
これと同時に制御回路61は、所望の被写体光束が第2
の撮像素子28の受光面に所定の時間だけ照射されるよ
うに第2の撮像回路31を駆動制御する。
【0117】このようにして静止画像データは、1画像
(1フレーム)分の画像信号(図3の符号Cで示す部分
参照)を一度の露光で取得するようにしている。なお、
第2の撮像素子28は、第1の撮像素子46よりも多い
画素数からなるものであることから、その読み込み時間
は、図3の符号Cに示すように符号A又は符号Bよりも
長い時間が必要となる。
【0118】そして、所定の露光動作が完了すると制御
回路61は、駆動回路62を介してシャッターアクチュ
エータ29等を駆動制御することによりメカシャッター
27を作動させる。これにより、第2の撮像素子28へ
の入射光が遮断される。したがって、取得される画像デ
ータに対して不要なノイズ信号の混入が防止される。
【0119】これと同時に制御回路61は、第2の撮像
回路31を駆動制御して、直前に取得した画像信号を読
み出して、これを表示装置53及び第2の圧縮伸長回路
35の側へと所定の形態で出力する。これによって表示
装置53の表示部には、対応する静止画像が表示される
と共に、この静止画像を表わす所定の静止画像データが
生成されて所定の記録媒体(第2の記録媒体40)の所
定の位置に記録されることになる。
【0120】なお、動画像データの撮影記録動作の実行
中に、これと並行してストロボ装置の発光動作を伴う静
止画像データの撮影記録動作を実行する場合には、次の
ようなストロボ装置の発光制御がなされる。
【0121】まず、動画像データの撮影記録動作は、上
述したような手順によって継続して実行されているもの
とする。この状態において、1st.レリーズSW65
の指令信号に基づく一連の動作に続いて2nd.レリー
ズSW66の指令信号が生じると、これを受けて制御回
路61は、上述したように駆動回路62を介して絞りア
クチュエータ25を駆動制御して絞り部13等を駆動さ
せるAE動作を実行する。これと同時にストロボ装置の
ストロボ制御回路85を介してストロボ発光部84の発
光タイミングの制御を開始する。
【0122】ストロボ装置による発光動作を伴う静止画
像データの撮影記録動作を行なう場合においては、例え
ば動画像データを構成する個々の静止画像データのフィ
ールド露光動作の実行中、つまり第1の撮像素子46の
露光期間中にストロボ発光部84による補助光の発光動
作がなされると、その発光がなされた時点における動画
像データに影響が及ぶことになる。
【0123】したがって、ストロボ発光部84による発
光動作は、動画像データの個々のフィールド露光動作が
行なわれていない非露光期間、例えば各フィールド露光
動作の終了後であって、その露光動作の直後に行なわれ
る読み出し動作の開始時点等に発光タイミングを合わせ
て実行するように制御すれば良い(図3の符号Sで示す
部分参照)。
【0124】このことから本実施形態においては、スト
ロボ発光部84による発光動作の開始時点(符号S)に
合わせて第2の撮像素子28による静止画像データの実
質的な撮影記録動作(露光動作)を開始させるようにし
ている。
【0125】これによって取得される画像データは、上
述の静止画像データの単独記録時と同様の手順で第2の
撮像素子28により読み出され、表示装置53及び第2
の圧縮伸長回路35の側へと出力される。これによって
表示装置53の表示部には、静止画像が表示されると共
に、静止画像を表わす所定の静止画像データが生成され
て所定の記録媒体(第2の記録媒体40)の所定の位置
に記録される。
【0126】ところで、上述したように本電子カメラ1
における制御回路61は、1st.レリーズSW65か
らの指令信号を受けてAEユニット73を駆動制御し、
これによって測光動作を実行する。そして、その測光結
果を受けて所定の露出値を算出し、これに応じた所定の
AE動作を実行するようにしている。
【0127】その結果、例えばストロボ装置による補助
光が必要であるような撮影環境であると判断された場合
には、制御回路61は、ストロボ制御回路85を介して
ストロボ発光部84を発光させることになる。このとき
のストロボ発光部84による発光量は、制御回路61に
よって制御され、これによって適正な露光量が設定され
るようにしている。
【0128】そのために、実際の静止画像の撮影動作
(露光動作)を行なうのに先立って予め予備発光動作
(いわゆるプリ発光動作)を行なって、適切なストロボ
発光部84による発光量を決定する手段が用いられる。
【0129】図4は、第1の撮像素子及び第2の撮像素
子の露光動作時におけるストロボ装置のストロボ発光部
によるプリ発光動作のタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【0130】図4に示すように、プリ発光動作もまた静
止画像データの記録動作時と同様に、実行中の動画像デ
ータの記録動作に影響が及ばないように第1の撮像素子
46により取得される動画像データの個々のフィールド
露光動作が行なわれていない非露光期間に実行すれば良
い(図4の符号P1・P2・P3参照)。
【0131】プリ発光動作は、ストロボ装置によってな
し得る最大発光量の数分の1程度の少ない光量による発
光動作を複数回実行し、各発光毎に被写体により反射さ
れて本電子カメラ1の側へと戻る反射光の受光量を測光
し、これによって得られる測光結果の平均値を演算する
ことにより、その時点において適正となるべき補助光の
発光量を決定する。ここで、複数回のプリ発光動作を行
なった上で、その平均値を求めるようにしているのは、
複数の測光結果に基づいて平均演算することで、誤差を
少なくして、より正確な発光量の算出を行なうためにな
されるのである。
【0132】また、プリ発光動作は、適正な補助光の発
光量を決定し適切な露光量を設定するために行われるも
のであるので、上述のAE動作と同様にAEユニット2
3を用いてなされることになる。つまり、プリ発光動作
によるストロボ発光部84による補助光の被写体からの
反射光量を、AEユニット23のAEセンサ21によっ
て測光するわけである。
【0133】このAEユニット23のAEセンサ21の
測光領域は、例えば撮影画面全体に対して一部の領域と
なる領域、例えば画面の略中央部近傍に設けられる所定
の測光領域において受光される光量を測定するようにし
ている。したがって、プリ発光動作を行なった際にも、
この所定の測光領域におけるデータのみを読み出すよう
にすれば良い。これにより、図4の符号D1・D2・D
3に示すように、プリ発光動作の際のデータ読み出し
は、通常の撮影動作時に比べてより高速に行なうことが
できるのである。
【0134】このようにして制御回路61は、プリ発光
動作を行なうことによって補助光の発光量を算出(決
定)し、これに応じてストロボ制御回路85を介してス
トロボ発光部84の発光制御(本発光。図3・図4の符
号S参照)を行なって実際の静止画像の撮影動作を実行
する。このときの静止画像データは、図3・図4の符号
Cに示すように長い時間を要することになる。
【0135】以上のようにして第1・第2の記録媒体4
8・40に記録された動画像データ及び静止画像データ
は、例えばREC/PLAY−SW59からの指令信号
を受けて本電子カメラ1が再生モードに設定されたとき
に、所定の手順を経て第1・第2の記録再生回路39・
36により読み出されることになる。
【0136】即ち、本電子カメラ1が電源オン状態にあ
るときにREC/PLAY−SW59が操作されて再生
位置に設定されるか、又はREC/PLAY−SW59
が操作されて再生位置に設定された状態で本電子カメラ
1のパワーSW58がオン状態とされることによって、
本電子カメラ1は、再生モードで動作するように設定さ
れる。
【0137】この状態において、再生モード切換SW6
0等によって所望の画像を選択し再生するための所定の
操作がなされたときには、第1・第2の記録再生回路3
9・36によって該当する画像を表わす画像信号を形成
する所定の動画像データ又は静止画像データが第1・第
2の記録媒体48・40の所定の領域より読み出され
る。
【0138】こうして読み出された画像データは、第1
の圧縮伸長回路38又は第2の圧縮伸長回路35に出力
され、ここで所定の信号処理が施された後、第1のDR
AM50又は第2のDRAM33へと出力されて、これ
に一時的に記憶される。
【0139】つまり、本電子カメラ1が再生モードにあ
るときに所望の画像を選択し再生するための所定の操作
がなされると、選択された画像データが記録されている
記録媒体(第1の記録媒体48又は第2の記録媒体40
のいずれか一方)から第1・第2の記録再生回路39・
36へと読み出され、この第1・第2の記録再生回路3
9・36及び第1・第2の圧縮伸長回路38・35にお
いて、その画像データに適した信号処理が施された後、
第1のDRAM50又は第2のDRAM33のいずれか
一方へと出力されることになる。
【0140】上述のようにして第1の表示処理回路51
又は第2の表示処理回路41へと出力された画像信号
は、選択合成回路52へと出力され、ここで所定の表示
形態となるように所定の信号処理が施された後、表示装
置53に出力され、その表示部に所定の画像が表示され
ることになる。
【0141】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、動画像データの撮影記録動作の実行中に、静止画像
データの撮影記録動作を並行して実行する際に、この静
止画像データの撮影記録動作がストロボ装置による発光
動作を伴ったものであっても、そのときのストロボ装置
による補助光の発光が、同時に実行されている動画像デ
ータの撮影記録動作により取得される動画像に対して影
響が及ぶことがない。したがって、常に良質な静止画像
及び動画像を表わす画像データを同時に記録することが
容易にできる。
【0142】なお、本実施形態の電子カメラ1は、いわ
ゆる内蔵ストロボ装置を有して構成される電子カメラを
例に挙げて説明している。つまり、本実施形態の電子カ
メラにおけるストロボ制御回路85は、電子カメラ1の
内部に配設されたストロボ発光部84による発光動作を
制御するようにしているものである。
【0143】しかし、本発明はこれに限るものではな
い。即ち、電子カメラ等によって利用されるストロボ装
置としては、上述のようにカメラ本体に内蔵した内蔵ス
トロボ装置の他に、例えばカメラ本体とは別体に構成さ
れ、カメラ本体の外部に装着するように構成した、いわ
ゆる外部ストロボ装置がある。
【0144】このような外部ストロボ装置は、一般的に
カメラ本体の内部回路との間で電気的な接続手段が確保
されており、カメラ本体の外装部等に装着した状態で使
用されるのが普通である。
【0145】したがって、このような形態の外部ストロ
ボ装置と、電子カメラの内部に配設される補助光制御手
段としてのストロボ制御回路とを電気的に接続するよう
に構成することにより、上記一実施形態の電子カメラと
同様に、カメラ内部のストロボ制御回路が、カメラ本体
の外部に配設される外部ストロボ装置の発光動作を制御
することは、容易に構成することができる。
【0146】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、動画
像データと静止画像データとを同時に並行して撮影記録
し得るようにした電子カメラであって、動画像データの
撮影記録動作を実行中に補助光発光装置による補助光の
発光動作を伴う静止画像データの撮影記録動作を実行す
る際に、記録される動画像データに対する補助光発光装
置の補助光の影響を抑止し、より良好な撮影結果を取得
することのできる電子カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラの前半部の内
部構成を示すブロック構成図。
【図2】本発明の一実施形態の電子カメラの後半部の内
部構成を示すブロック構成図。
【図3】本発明の一実施形態の電子カメラにおける第1
の撮像素子及び第2の撮像素子の露光動作に対するスト
ロボ装置のストロボ発光部による発光動作のタイミング
を示すタイミングチャート。
【図4】本発明の一実施形態の電子カメラにおける第1
の撮像素子及び第2の撮像素子の露光動作時におけるス
トロボ装置のストロボ発光部によるプリ発光動作のタイ
ミングを示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1……電子カメラ 15……撮影レンズユニット 16……第1ミラー(光束分割手段) 23……AEユニット 26……AFモータ(合焦駆動手段) 27……メカシャッター 28……第2の撮像素子(CCD;光電変換素子) 30……第2の撮像手段(静止画用) 31……第2の撮像回路 35……第2の圧縮伸長回路 36……第2の記録再生回路(静止画用の第2の記録手
段) 38……第1の圧縮伸長回路 39……第1の記録再生回路(動画用の第1の記録手
段) 40……第2の記録媒体 41……第2の表示処理回路 46……第1の撮像素子(CCD;光電変換素子) 47……第1の撮像回路 48……第1の記録媒体 51……第1の表示処理回路 52……選択合成回路(表示制御手段) 53……表示装置(画像表示手段) 54……AFユニット 55……第1の撮像手段(動画用) 58……パワーSW 60……再生モード切換SW 61……制御回路(制御手段、合焦制御手段、記録制御
手段) 65……ファーストレリーズSW(第2の記録操作手
段) 66……セカンドレリーズSW(第2の記録操作手段) 67……モードSW 73……光学ファインダーユニット 74……動画像記録SW(第1の記録操作手段) 84……ストロボ発光部(補助光発光部;補助光発光装
置、ストロボ装置) 85……ストロボ制御回路(補助光制御手段;補助光発
光装置、ストロボ装置) 92……電源電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させる撮影光学系を有
    してなる撮影レンズユニットと、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有する動
    画用の第1の撮像手段と、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する撮像素子であって、上記第
    1の撮像素子よりも多い画素数からなる第2の撮像素子
    を有する静止画用の第2の撮像手段と、 上記第1の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の動画像データを生成し、記録媒体に記録する
    動画用の第1の記録手段と、 上記第2の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の静止画像データを生成し、記録媒体にする静
    止画用の第2の記録手段と、 上記第1の記録手段と上記第2の記録手段とをそれぞれ
    単独に又は同時に制御する記録制御手段と、 被写体に向けて所定の補助光を照射する補助光発光装置
    による発光動作を制御する補助光制御手段と、 を具備し、 上記補助光制御手段は、上記第1の記録手段によって行
    なわれる動画像データの記録動作の実行中に、これと並
    行して上記第2の記録手段による静止画像データの記録
    動作を実行する場合において、補助光発光装置による補
    助光の発光動作を伴なうときには、上記第1の撮像素子
    が非露光期間にあるときに所定の補助光を発光させるよ
    うに制御することを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記補助光制御手段は、補助光の発光
    量を決定するために撮影動作に先立って予め行なわれる
    予備発光動作を上記第1の撮像素子が非露光期間にある
    ときに行なうよう上記補助光発光装置を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
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