JP2000295631A - 陰極線管ディスプレイ - Google Patents
陰極線管ディスプレイInfo
- Publication number
- JP2000295631A JP2000295631A JP2000070267A JP2000070267A JP2000295631A JP 2000295631 A JP2000295631 A JP 2000295631A JP 2000070267 A JP2000070267 A JP 2000070267A JP 2000070267 A JP2000070267 A JP 2000070267A JP 2000295631 A JP2000295631 A JP 2000295631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- current
- cathode ray
- cathode current
- ray tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カソード電流安定化方式を採る複数個の陰極
線管を含む投写形CRTディスプレイにおいて、各単色
CRT毎のカソード電流が過大になるのを防止し、かつ
カソード電流検出部で発生するスミア妨害を画面上に発
生せず、かつ高速電流検出を可能にする。 【解決手段】 各CRTのカソード電流を個別に検出す
る手段12と、個別に検出された各陰極線管対応のカソ
ード電流の各平均値の中から最大値を検出する手段26
と、前記最大値に依存して、各陰極線管のカソードへ印
加される各陰極線管対応のビデオ信号の増幅利得を並列
に制御する手段を備え、かつ該カソード電流検出手段
は、電圧フォロアと電圧フォロアの入出力端子間に接続
されたキャパシタからなり、該キャパシタの値を500
pF以上に設定した。
線管を含む投写形CRTディスプレイにおいて、各単色
CRT毎のカソード電流が過大になるのを防止し、かつ
カソード電流検出部で発生するスミア妨害を画面上に発
生せず、かつ高速電流検出を可能にする。 【解決手段】 各CRTのカソード電流を個別に検出す
る手段12と、個別に検出された各陰極線管対応のカソ
ード電流の各平均値の中から最大値を検出する手段26
と、前記最大値に依存して、各陰極線管のカソードへ印
加される各陰極線管対応のビデオ信号の増幅利得を並列
に制御する手段を備え、かつ該カソード電流検出手段
は、電圧フォロアと電圧フォロアの入出力端子間に接続
されたキャパシタからなり、該キャパシタの値を500
pF以上に設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の陰極線管を含
む投写形の陰極線管(CRT)ディスプレイに関するも
のであり、更に詳しくは、そのカソード電流を安定化す
るためのカソード電流安定化方式を採る陰極線管を複数
個(例えば赤,緑,青)含む投写形の陰極線管ディスプ
レイに関するものである。
む投写形の陰極線管(CRT)ディスプレイに関するも
のであり、更に詳しくは、そのカソード電流を安定化す
るためのカソード電流安定化方式を採る陰極線管を複数
個(例えば赤,緑,青)含む投写形の陰極線管ディスプ
レイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CRTディスプレイは、周知の通り、通
常、そのカソード電極にビデオ信号電圧を印加し、水
平,垂直の偏向走査に同期してカソード電流の大きさを
制御することにより、CRTの画面(蛍光面)上に画像
を形成する。
常、そのカソード電極にビデオ信号電圧を印加し、水
平,垂直の偏向走査に同期してカソード電流の大きさを
制御することにより、CRTの画面(蛍光面)上に画像
を形成する。
【0003】ところでCRTの電子銃の入力電圧から出
力カソード電流への変換特性は、電極間距離によって決
まる性質のものである。このため、電極部の温度の変動
等により、該変換特性が変化する。すると再生画像の階
調の忠実性が劣化する。
力カソード電流への変換特性は、電極間距離によって決
まる性質のものである。このため、電極部の温度の変動
等により、該変換特性が変化する。すると再生画像の階
調の忠実性が劣化する。
【0004】該劣化を防ぐために、ビデオ信号の垂直帰
線期間中に、検出用黒信号及び検出用白信号を挿入し、
各々に対応するカソード電流を検出し、該各カソード電
流が常に所定の値に合致するように制御することが従来
行われている。この技術を自動黒バランス,自動白バラ
ンスと称する。両者を一括してカソード電流安定化方式
と称する。
線期間中に、検出用黒信号及び検出用白信号を挿入し、
各々に対応するカソード電流を検出し、該各カソード電
流が常に所定の値に合致するように制御することが従来
行われている。この技術を自動黒バランス,自動白バラ
ンスと称する。両者を一括してカソード電流安定化方式
と称する。
【0005】さて、該従来技術は以下の通り未解決課題
を有していた。3本の投写用CRT(赤,緑,青)上の
画像を各投写レンズによって、ひとつのスクリーン上に
合成表示するところのいわゆる投写形ディスプレイへの
カソード電流安定化方式の応用に際して、あるひとつの
色の信号入力が過大である場合において、その色に対応
するCRTのフェース面近傍の温度上昇が過大となり、
甚しい場合には、CRTが損傷するという問題があっ
た。
を有していた。3本の投写用CRT(赤,緑,青)上の
画像を各投写レンズによって、ひとつのスクリーン上に
合成表示するところのいわゆる投写形ディスプレイへの
カソード電流安定化方式の応用に際して、あるひとつの
色の信号入力が過大である場合において、その色に対応
するCRTのフェース面近傍の温度上昇が過大となり、
甚しい場合には、CRTが損傷するという問題があっ
た。
【0006】その根本原因は、従来の装置が3色のCR
Tのアノード(ビーム)電流の合計値のみを検出する方
式であるという、即ち単色毎のビーム電流を検出できて
いないという、ハードウェア上の制約に起因していた。
Tのアノード(ビーム)電流の合計値のみを検出する方
式であるという、即ち単色毎のビーム電流を検出できて
いないという、ハードウェア上の制約に起因していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カソ
ード電流安定化方式を採る陰極線管を複数個(例えば
赤,緑,青)含む投写形の陰極線管ディスプレイにおい
て、あるひとつの色の信号入力が過大である場合におい
て、その色に対応するCRTのフェース面近傍の温度上
昇が過大になる問題を克服することにある。
ード電流安定化方式を採る陰極線管を複数個(例えば
赤,緑,青)含む投写形の陰極線管ディスプレイにおい
て、あるひとつの色の信号入力が過大である場合におい
て、その色に対応するCRTのフェース面近傍の温度上
昇が過大になる問題を克服することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、カソード電流安定化方式を採る陰極線
管を複数個含む投写形CRTディスプレイにおいて、各
単色CRT毎のカソード電流が過大となるのを防ぐため
の過電流抑制手段として、各陰極線管のカソード電流を
個別に検出するカソード電流検出手段(12)と、個別
に検出された各陰極線管対応のカソード電流の各平均値
の中から最大値を検出する最大値検出手段(26)と、
前記最大値に依存して、各陰極線管のカソードへ印加さ
れる各陰極線管対応のビデオ信号の増幅利得を並列に制
御する手段(5,6,7)とを備え、かつ該カソード電
流検出手段(12)は、電圧フォロア(12−1)と電
圧フォロアの入出力端子間に接続されたキャパシタ(1
2−4)からなり、電圧フォロアの電流出力端子からカ
ソード電流を検出するように構成され、該キャパシタの
値を500pF以上に設定することとした。
に、本発明では、カソード電流安定化方式を採る陰極線
管を複数個含む投写形CRTディスプレイにおいて、各
単色CRT毎のカソード電流が過大となるのを防ぐため
の過電流抑制手段として、各陰極線管のカソード電流を
個別に検出するカソード電流検出手段(12)と、個別
に検出された各陰極線管対応のカソード電流の各平均値
の中から最大値を検出する最大値検出手段(26)と、
前記最大値に依存して、各陰極線管のカソードへ印加さ
れる各陰極線管対応のビデオ信号の増幅利得を並列に制
御する手段(5,6,7)とを備え、かつ該カソード電
流検出手段(12)は、電圧フォロア(12−1)と電
圧フォロアの入出力端子間に接続されたキャパシタ(1
2−4)からなり、電圧フォロアの電流出力端子からカ
ソード電流を検出するように構成され、該キャパシタの
値を500pF以上に設定することとした。
【0009】
【作用】従来のビーム電流制限回路は、高圧発生回路2
4から、3色のアノード電流の合計値のみを検出する方
式であった。従って、例えば1色のみの明るい画像を再
生する場合において、該1色のCRTの温度上昇が過大
となり、該CRTが損傷する場合があった。本発明で
は、合計アノード電流の代わりに、1色毎のカソード電
流を検出し、各検出出力中の最大値を求め、その結果に
基づいて、3色のビデオ信号の利得を並行的に制御、抑
制することで、CRTの損傷の問題を克服できる。ま
た、該抑制は、3色並行的に行われるため、白バランス
がくずれるという副作用、ひいては再生画像の色調の忠
実度が損なわれるという弊害を防止できる。又、該カソ
ード電流検出手段は、従来技術におけるカソード電流検
出部で発生するスミア妨害を画面上に発生せず、かつ高
速電流検出を可能にした。
4から、3色のアノード電流の合計値のみを検出する方
式であった。従って、例えば1色のみの明るい画像を再
生する場合において、該1色のCRTの温度上昇が過大
となり、該CRTが損傷する場合があった。本発明で
は、合計アノード電流の代わりに、1色毎のカソード電
流を検出し、各検出出力中の最大値を求め、その結果に
基づいて、3色のビデオ信号の利得を並行的に制御、抑
制することで、CRTの損傷の問題を克服できる。ま
た、該抑制は、3色並行的に行われるため、白バランス
がくずれるという副作用、ひいては再生画像の色調の忠
実度が損なわれるという弊害を防止できる。又、該カソ
ード電流検出手段は、従来技術におけるカソード電流検
出部で発生するスミア妨害を画面上に発生せず、かつ高
速電流検出を可能にした。
【0010】
【実施例】本発明の基本実施例を図1に示す。同図は本
発明を3CRT式の投写形ディスプレイに適用する場合
を示す。同図で1はCRTであり、図示しないがCRT
上の画像は別途の投写レンズ手段によってスクリーン上
に拡大投写される。また、他の2色用に更に2個のCR
Tを使用するが、表現の簡潔化のため図示を略してあ
る。
発明を3CRT式の投写形ディスプレイに適用する場合
を示す。同図で1はCRTであり、図示しないがCRT
上の画像は別途の投写レンズ手段によってスクリーン上
に拡大投写される。また、他の2色用に更に2個のCR
Tを使用するが、表現の簡潔化のため図示を略してあ
る。
【0011】2,3,4は3原色ビデオ信号入力端子、
5,6,7は周知の利得制御回路(GC)で、温度補正
処理回路(TC)27からの入力にもとづいて、ビデオ
信号の利得を増減する回路である。6,7の出力は、5
の出力と同様の回路群に本来、接続されるが同図では省
略して示す。利得制御回路5の出力のビデオ信号は、周
知のペデスタルクランプ回路(PC)8に入力され、そ
の直流分が再生される。その出力はアナログスイッチ9
に印加される。
5,6,7は周知の利得制御回路(GC)で、温度補正
処理回路(TC)27からの入力にもとづいて、ビデオ
信号の利得を増減する回路である。6,7の出力は、5
の出力と同様の回路群に本来、接続されるが同図では省
略して示す。利得制御回路5の出力のビデオ信号は、周
知のペデスタルクランプ回路(PC)8に入力され、そ
の直流分が再生される。その出力はアナログスイッチ9
に印加される。
【0012】このスイッチの動作は本発明の要部のひと
つであるため、後で詳述する。その出力は、利得制御回
路(GC)10を経て、ビデオ出力増幅器(OUT)1
1に印加される。その出力はカソード電流検出部(DE
T)12(詳細後述)を経てCRT1のカソード電極へ
印加される。カソード電流検出部12の出力は、3つの
部分に供給される。
つであるため、後で詳述する。その出力は、利得制御回
路(GC)10を経て、ビデオ出力増幅器(OUT)1
1に印加される。その出力はカソード電流検出部(DE
T)12(詳細後述)を経てCRT1のカソード電極へ
印加される。カソード電流検出部12の出力は、3つの
部分に供給される。
【0013】第1に白電流検出用サンプルアンドホール
ド回路13,第2に黒電流検出用サンプルアンドホール
ド回路14,第3に低域濾波器25である。サンプルア
ンドホールド回路13,14は図示の通りサンプリング
用アナログスイッチとホールド用キャパシタからなる。
それらの出力は、積分用演算増幅器15,16に印加さ
れる。
ド回路13,第2に黒電流検出用サンプルアンドホール
ド回路14,第3に低域濾波器25である。サンプルア
ンドホールド回路13,14は図示の通りサンプリング
用アナログスイッチとホールド用キャパシタからなる。
それらの出力は、積分用演算増幅器15,16に印加さ
れる。
【0014】端子17,18には、各々、目標とする白
電流及び黒電流に対応する直流電位が印加される。演算
増幅器15の出力は、既述利得制御回路10の制御端子
に印加され、10の利得を制御する。演算増幅器16の
出力は、増幅器19を経てCRT1の第2グリッドに印
加される。
電流及び黒電流に対応する直流電位が印加される。演算
増幅器15の出力は、既述利得制御回路10の制御端子
に印加され、10の利得を制御する。演算増幅器16の
出力は、増幅器19を経てCRT1の第2グリッドに印
加される。
【0015】ビーム電流検出部12の第3の出力は、低
域濾波回路25を経て最大値検出回路26に印加され
る。最大値検出回路26は、他の2色に対応する別途の
低域濾波器群からも入力を受ける。その出力は、温度補
正処理回路27を経て、既述利得制御回路5,6,7の
利得制御端子群に印加され、5,6,7の利得を並列に
制御する。
域濾波回路25を経て最大値検出回路26に印加され
る。最大値検出回路26は、他の2色に対応する別途の
低域濾波器群からも入力を受ける。その出力は、温度補
正処理回路27を経て、既述利得制御回路5,6,7の
利得制御端子群に印加され、5,6,7の利得を並列に
制御する。
【0016】20は電子ビームを偏向するための偏向コ
イル、20’は、電子ビームを補助偏向するための補助
偏向コイルである。23は偏向回路(DEF)、21
は、補助偏向回路(SD)(通常、レジストレーション
回路と称する。)である。
イル、20’は、電子ビームを補助偏向するための補助
偏向コイルである。23は偏向回路(DEF)、21
は、補助偏向回路(SD)(通常、レジストレーション
回路と称する。)である。
【0017】22は信号発生部(GEN)であり、その
発生信号波形群について後で詳述する。信号発生部22
の出力群はアナログスイッチ9、サンプルアンドホール
ド回路13,14、補助偏向回路21に印加される。2
4は高圧発生回路(HV)であり、その出力はCRT1
のアノードに印加される。以上で本実施例の構成につい
ての説明を終り、次にその回路動作を説明する。
発生信号波形群について後で詳述する。信号発生部22
の出力群はアナログスイッチ9、サンプルアンドホール
ド回路13,14、補助偏向回路21に印加される。2
4は高圧発生回路(HV)であり、その出力はCRT1
のアノードに印加される。以上で本実施例の構成につい
ての説明を終り、次にその回路動作を説明する。
【0018】図1において本発明の根幹を形成する負帰
還ループ1個を含め、負帰還ループが3個、存在する。
本発明の根幹を形成する負帰還ループは、各色毎カソー
ド電流制限ループ5,8,9,10,11,12,
(1),25,26,27である。仮りに、ビデオ信号
入力端子2,3,4の中の2の端子の入力振幅だけが過
大となったとする。すると、5,8,9,10,11,
12を経て、CRT1に印加されるビデオ信号振幅が過
大となるため、CRTのカソード電流は過大となる。従
って、カソード電流検出部12の検出出力電位は過大と
なる。従って低域濾波器25の出力に得られる平均電位
も過大となる。従って、最大値検出回路26の出力電位
も過大となる。
還ループ1個を含め、負帰還ループが3個、存在する。
本発明の根幹を形成する負帰還ループは、各色毎カソー
ド電流制限ループ5,8,9,10,11,12,
(1),25,26,27である。仮りに、ビデオ信号
入力端子2,3,4の中の2の端子の入力振幅だけが過
大となったとする。すると、5,8,9,10,11,
12を経て、CRT1に印加されるビデオ信号振幅が過
大となるため、CRTのカソード電流は過大となる。従
って、カソード電流検出部12の検出出力電位は過大と
なる。従って低域濾波器25の出力に得られる平均電位
も過大となる。従って、最大値検出回路26の出力電位
も過大となる。
【0019】後述するように、温度補正処理回路27に
はインバータ機能が含まれているために、その出力電位
は減少する。該電位の減少は、利得制御回路5,6,7
の利得を並列して減少させる。従って、平均ビーム電流
が過大となるのを制限するべく負帰還動作をする。
はインバータ機能が含まれているために、その出力電位
は減少する。該電位の減少は、利得制御回路5,6,7
の利得を並列して減少させる。従って、平均ビーム電流
が過大となるのを制限するべく負帰還動作をする。
【0020】従来のビーム電流制限回路は、周知の通
り、図1の高圧発生回路24から、3色のアノード電流
の合計値のみを検出する方式であった。従って、例えば
1色のみの明るい画像を再生する場合において、該1色
のCRTの温度上昇が過大となり、該CRTが損傷する
場合があった。本例では、合計アノード電流の代りに、
1色毎のカソード電流を検出し、各検出出力中の最大値
を求め、その結果に基いて、3色のビデオ信号の利得を
並行的に抑制している。従ってCRTの損傷の問題を克
服できる。かつ、該抑制は、3色並行的に行われるた
め、白バランスがくずれるという副作用、ひいては再生
画像の色調の忠実度が損なわれるという弊害がない。
り、図1の高圧発生回路24から、3色のアノード電流
の合計値のみを検出する方式であった。従って、例えば
1色のみの明るい画像を再生する場合において、該1色
のCRTの温度上昇が過大となり、該CRTが損傷する
場合があった。本例では、合計アノード電流の代りに、
1色毎のカソード電流を検出し、各検出出力中の最大値
を求め、その結果に基いて、3色のビデオ信号の利得を
並行的に抑制している。従ってCRTの損傷の問題を克
服できる。かつ、該抑制は、3色並行的に行われるた
め、白バランスがくずれるという副作用、ひいては再生
画像の色調の忠実度が損なわれるという弊害がない。
【0021】別の第2のループは、白電流安定化ループ
10,11,12,(1),13,15である。仮り
に、CRT1の電子銃の特性が変動したために、検出用
白信号に対応するカソード白電流が過大となったとす
る。すると該過大白電流は、カソード電流検出部12で
検出され、その出力電位を過大とする。該過大電位は、
サンプルアンドホールド回路13でサンプルアンドホー
ルドされ演算増幅器15に印加される。従って15の出
力電位を降下する。
10,11,12,(1),13,15である。仮り
に、CRT1の電子銃の特性が変動したために、検出用
白信号に対応するカソード白電流が過大となったとす
る。すると該過大白電流は、カソード電流検出部12で
検出され、その出力電位を過大とする。該過大電位は、
サンプルアンドホールド回路13でサンプルアンドホー
ルドされ演算増幅器15に印加される。従って15の出
力電位を降下する。
【0022】該電位の降下は、利得制御回路10の利得
を低減する。従ってそのビデオ信号出力は減少し、ビデ
オ出力回路11、カソード電流検出部12を経て、CR
T1に印加されるビデオ出力信号の振幅を減じる。従っ
てCRT1の白カソード電流は減少する。即ち、該ルー
プは白電流を安定化するべく負帰還動作する。
を低減する。従ってそのビデオ信号出力は減少し、ビデ
オ出力回路11、カソード電流検出部12を経て、CR
T1に印加されるビデオ出力信号の振幅を減じる。従っ
てCRT1の白カソード電流は減少する。即ち、該ルー
プは白電流を安定化するべく負帰還動作する。
【0023】別の第3のループは黒電流安定化ループ1
2,14,16,19,1である。仮りに、CRT1の
電子銃の特性が変動したために、検出用黒信号に対応す
る黒電流が過大となったとする。すると該過大黒電流は
カソード電流検出部12で検出されその出力電位を過大
とする。更に14,16を経てその出力電位を低下させ
る。従って増幅器19の出力電位を降下する。該電位の
降下はCRT1の第2グリッド電位を降下させ、従っ
て、黒カソード電流は減少する。即ち該ループは黒電流
を安定化するべく負帰還動作する。
2,14,16,19,1である。仮りに、CRT1の
電子銃の特性が変動したために、検出用黒信号に対応す
る黒電流が過大となったとする。すると該過大黒電流は
カソード電流検出部12で検出されその出力電位を過大
とする。更に14,16を経てその出力電位を低下させ
る。従って増幅器19の出力電位を降下する。該電位の
降下はCRT1の第2グリッド電位を降下させ、従っ
て、黒カソード電流は減少する。即ち該ループは黒電流
を安定化するべく負帰還動作する。
【0024】従って、ビデオ出力増幅器の動作バイアス
電圧を変化させる必要がない。従って従来技術における
問題点のひとつであったところのダイナミックレンジの
阻害、ひいては再生画像の色調の忠実度が損なわれると
いうの問題を克服できるものであるが、これは本発明と
は直接関係がない。以上で、図1の3つの負帰還ループ
の動作についての説明を終る。
電圧を変化させる必要がない。従って従来技術における
問題点のひとつであったところのダイナミックレンジの
阻害、ひいては再生画像の色調の忠実度が損なわれると
いうの問題を克服できるものであるが、これは本発明と
は直接関係がない。以上で、図1の3つの負帰還ループ
の動作についての説明を終る。
【0025】次に図1の要部について更に詳述する。図
3に、図1における信号発生部22の詳細及びその周辺
を示す。同図において、図1と同一機能の部分は同一番
号で記してある。(本明細書全体を通して、そうしてあ
る。)
3に、図1における信号発生部22の詳細及びその周辺
を示す。同図において、図1と同一機能の部分は同一番
号で記してある。(本明細書全体を通して、そうしてあ
る。)
【0026】図3において、22−0は、垂直帰線パル
ス入力端子、22−1,22−2,22−3,22−4
はモノステーブルマルチバイブレータ、22−5はOR
ゲート、22−6は混合回路である。各番号のブロック
の出力波形を図3の下方に同一番号で示してある。同図
の数値例は、垂直帰線パルスの幅が約400μsの場合
について記したものである。
ス入力端子、22−1,22−2,22−3,22−4
はモノステーブルマルチバイブレータ、22−5はOR
ゲート、22−6は混合回路である。各番号のブロック
の出力波形を図3の下方に同一番号で示してある。同図
の数値例は、垂直帰線パルスの幅が約400μsの場合
について記したものである。
【0027】検出用挿入信号合成回路22−6は、22
−4からの入力に比べて、22−3からの入力を低レベ
ルで出力させる。従ってその出力波形は、波形22−6
に示す通り、22−3に対応する“B”と記した部分で
は低レベルであり、検出用黒信号として使用される。ま
た22−4に対応する“W”と記した部分では、高レベ
ルであり、検出用白信号として使用される。
−4からの入力に比べて、22−3からの入力を低レベ
ルで出力させる。従ってその出力波形は、波形22−6
に示す通り、22−3に対応する“B”と記した部分で
は低レベルであり、検出用黒信号として使用される。ま
た22−4に対応する“W”と記した部分では、高レベ
ルであり、検出用白信号として使用される。
【0028】該検出用挿入信号は、アナログスイッチ9
の入力端子の片方に印加される。スイッチ9の入力端子
のもう一方には図1で既述した通り、ビデオ信号が印加
される。このアナログスイッチの切替制御端子にはOR
ゲート22−5の出力が印加され、それ(22−5の出
力)が“H”レベルの期間は、アナログスイッチは該検
出用挿入信号側に切り替えられる。
の入力端子の片方に印加される。スイッチ9の入力端子
のもう一方には図1で既述した通り、ビデオ信号が印加
される。このアナログスイッチの切替制御端子にはOR
ゲート22−5の出力が印加され、それ(22−5の出
力)が“H”レベルの期間は、アナログスイッチは該検
出用挿入信号側に切り替えられる。
【0029】モノマルチ22−3の出力は、図3に示す
通り、黒電流検出用サンプルアンドホールド回路14の
制御端子に印加され、検出用黒信号が存在する期間の
み、サンプル用スイッチを閉じる。モノマルチ22−4
の出力は、白信号検出用サンプルアンドホールド回路1
3の制御端子に印加され、検出用白信号が存在する期間
のみ、サンプル用スイッチを閉じる。
通り、黒電流検出用サンプルアンドホールド回路14の
制御端子に印加され、検出用黒信号が存在する期間の
み、サンプル用スイッチを閉じる。モノマルチ22−4
の出力は、白信号検出用サンプルアンドホールド回路1
3の制御端子に印加され、検出用白信号が存在する期間
のみ、サンプル用スイッチを閉じる。
【0030】ORゲート22−5の出力は検出用挿入信
号をオーバスキャンするためのオーバスキャンパルス信
号であり、補助偏向回路21に印加され、少なくとも検
出用挿入信号が存在している期間中、電子ビームを上方
に補助偏向するものであるが、本発明とは直接関係がな
い。
号をオーバスキャンするためのオーバスキャンパルス信
号であり、補助偏向回路21に印加され、少なくとも検
出用挿入信号が存在している期間中、電子ビームを上方
に補助偏向するものであるが、本発明とは直接関係がな
い。
【0031】次に本発明の図1のなかの本発明の根幹を
形成する負帰還ループ、即ちカソード電流制限ループの
要部詳細構成例を図4に示す。図1を併せ参照して理解
されたい。
形成する負帰還ループ、即ちカソード電流制限ループの
要部詳細構成例を図4に示す。図1を併せ参照して理解
されたい。
【0032】図4で、カソード電流検出部12は、PN
Pトランジスタ12−1、電流検出用抵抗12−2、ス
ミア防止用キャパシタ12−4(詳細後述)、電圧フォ
ロア12−5からなる。従ってカソード電流1mAに対
して、本図の参照数値例では3.3 Vが出力される。
Pトランジスタ12−1、電流検出用抵抗12−2、ス
ミア防止用キャパシタ12−4(詳細後述)、電圧フォ
ロア12−5からなる。従ってカソード電流1mAに対
して、本図の参照数値例では3.3 Vが出力される。
【0033】25はLPF(ローパスフィルタ)であ
り、抵抗,キャパシタからなる。26は最大値検出回路
であり、他の2色をも含めた3色中の最大レベルが出さ
れる。27は、温度補正処理回路である。それは、エミ
ッタ接地インバータトランジスタ27−1,ダイオード
27−2,27−3、温度補正電圧発生部27−4〜2
7−9からなる。27−4はオペアンプ、27−5〜2
7−8は抵抗、27−9は温度補正源ダイオードであ
る。
り、抵抗,キャパシタからなる。26は最大値検出回路
であり、他の2色をも含めた3色中の最大レベルが出さ
れる。27は、温度補正処理回路である。それは、エミ
ッタ接地インバータトランジスタ27−1,ダイオード
27−2,27−3、温度補正電圧発生部27−4〜2
7−9からなる。27−4はオペアンプ、27−5〜2
7−8は抵抗、27−9は温度補正源ダイオードであ
る。
【0034】以上で構成全体の説明を終り、次に詳細要
部の説明をする。まず、温度補正電圧発生部27−4〜
27−9について説明する。オペアンプの原理及び重畳
の理によれば、オペアンプ27−4の出力電圧Eは、図
4の記号を用いて次式となる。
部の説明をする。まず、温度補正電圧発生部27−4〜
27−9について説明する。オペアンプの原理及び重畳
の理によれば、オペアンプ27−4の出力電圧Eは、図
4の記号を用いて次式となる。
【0035】 E≒VD {1+(R6 /R5 )}−(R6 /R8 )・12V ≒R6 {(VD /R5 )−(12V/R8 )}………………………(1) 図4に併記した数値例を代入すると、 E≒20VD −6V ………………………(2) ここに、VD はシリコンダイオード27−9の順方向電
圧降下であり、電流Iとの間には、傾斜接合式PNジャ
ンクションの物理から、次式の関係がある。
圧降下であり、電流Iとの間には、傾斜接合式PNジャ
ンクションの物理から、次式の関係がある。
【0036】下式でTは絶対温度であり、常温300K
における、かつ、電流Iが1mAの時のVD の値をVD
(通常約 0.6V)としてある。
における、かつ、電流Iが1mAの時のVD の値をVD
(通常約 0.6V)としてある。
【0037】 I/1mA=exp {q(VD −V0 )/(2kT)} ≒exp {(VD − 0.6V)/50mV}………………………(3) ここに、kはボルツマン定数 Tは絶対温度 qは電子の電荷 (2kT)/q≒50mV I∝exp {q(VD −VG )/(2kT)} ………………………(4) ここにVG は電子の束縛障壁電位差で約1.12Vである。
【0038】図4の定数において、ダイオード27−9
に流れる電流は約10μAである。従って前記式(3) か
らVD の値は約0.37Vとなる。また、前記式(4) を電流
I一定の条件のもとに微分して温度特性を表す次式を得
る。Iが一定である理由は、図4においてダイオードに
流れる電流は約10μA(一定)だからである。
に流れる電流は約10μAである。従って前記式(3) か
らVD の値は約0.37Vとなる。また、前記式(4) を電流
I一定の条件のもとに微分して温度特性を表す次式を得
る。Iが一定である理由は、図4においてダイオードに
流れる電流は約10μA(一定)だからである。
【0039】 Δ(VD −VG )/(VD −VG )=ΔT/T ∴ΔVD /ΔT=(VD −VG )/T ≒(0.37V−1.12V)/300K=−2.5 mV/K…………(5) これらの結果を上記式(1) に代入して下式を得る。
【0040】 E≒20{0.37V−(2.5 mV/K)・ΔT}−6V = 1.4V−(50mV/K)・ΔT ………………………(6) この常温での電位 1.4Vは、図4のダイオード27−2
の下側の基準電圧源の値 1.4Vと合っている。
の下側の基準電圧源の値 1.4Vと合っている。
【0041】常温でのこのスレシホルド値 1.4Vは、図
4において、27−3,27−2,26−1の合計電位
降下 1.8Vと合わせると、12−2の抵抗 3.3KΩの電
位差換算 3.2Vとなり、従って約1mAのカソード・ス
レシホルド電流に対応する。
4において、27−3,27−2,26−1の合計電位
降下 1.8Vと合わせると、12−2の抵抗 3.3KΩの電
位差換算 3.2Vとなり、従って約1mAのカソード・ス
レシホルド電流に対応する。
【0042】従って常温及び低温においては、単位カソ
ード当りのカソード電流の平均値は、1mA以下に制限
される(既述の本発明の根幹を形成する負帰還ループの
働きによる)。
ード当りのカソード電流の平均値は、1mA以下に制限
される(既述の本発明の根幹を形成する負帰還ループの
働きによる)。
【0043】高温においては、例えば、330K(i,
e、58℃)においては、前記式(6) のΔTが30K
故、Eの値は、 1.4Vから− 0.1Vに降下する。従っ
て、スレシホルド・カソード電流は1mAから、0.55m
Aに補正される。従ってCRTへ供給される電力が抑制
されその損傷が防止される。ダイオード27−9をCR
Tの近傍に配置することが有効である。また、ダイオー
ドの代りにサーミスタを利用した回路も可能である。
e、58℃)においては、前記式(6) のΔTが30K
故、Eの値は、 1.4Vから− 0.1Vに降下する。従っ
て、スレシホルド・カソード電流は1mAから、0.55m
Aに補正される。従ってCRTへ供給される電力が抑制
されその損傷が防止される。ダイオード27−9をCR
Tの近傍に配置することが有効である。また、ダイオー
ドの代りにサーミスタを利用した回路も可能である。
【0044】以上で温度補正処理回路27の説明を終
り、次にカソード電流検出部12の要点であるところの
スミア防止キャパシタ12−4について説明する。この
部分に対応する従来技術を図2に示す。
り、次にカソード電流検出部12の要点であるところの
スミア防止キャパシタ12−4について説明する。この
部分に対応する従来技術を図2に示す。
【0045】同図において、トランジスタ12−1は、
高周波ビデオ信号に対するエミッタフォロア作用を兼ね
ている。該エミッタフォロアは仮りにCRT1のカソー
ドにストレイキャパシタ28が存在しなかったとすれ
ば、正常に働く。しかしながら現実には少なくも約5p
Fのストレイキャパシタが存在し、該キャパシタがトラ
ンジスタ12−1の単方向導通性との相互作用によりス
ミア妨害を発生する。
高周波ビデオ信号に対するエミッタフォロア作用を兼ね
ている。該エミッタフォロアは仮りにCRT1のカソー
ドにストレイキャパシタ28が存在しなかったとすれ
ば、正常に働く。しかしながら現実には少なくも約5p
Fのストレイキャパシタが存在し、該キャパシタがトラ
ンジスタ12−1の単方向導通性との相互作用によりス
ミア妨害を発生する。
【0046】その理由を図5の波形図に示す。同図で3
4は、図2のトランジスタ12−1の入力波形である。
35は、12−3で示されるダイオードが非存在の場合
の出力波形であり、甚大なスミア妨害を発生する。この
理由は、トランジスタ12−1がカットオフするからで
ある。
4は、図2のトランジスタ12−1の入力波形である。
35は、12−3で示されるダイオードが非存在の場合
の出力波形であり、甚大なスミア妨害を発生する。この
理由は、トランジスタ12−1がカットオフするからで
ある。
【0047】36は、ダイオード12−3が存在する場
合の波形である。しかし、37で示される振幅のスミア
妨害が残存する。該スミア振幅は、約 1.2Vpp である。
該残存スミア妨害が従来技術の欠点であった。
合の波形である。しかし、37で示される振幅のスミア
妨害が残存する。該スミア振幅は、約 1.2Vpp である。
該残存スミア妨害が従来技術の欠点であった。
【0048】また、該ダイオード12−3のもうひとつ
の欠点としては、該ダイオードに流れる周波数電流の正
の半周期分が、負の半周期においてトランジスタ12−
1のコレクタ電流に加わってしまうという点にあった。
このため、検出すべきカソード電流値が、真値の数倍以
上に誤評価されるという欠点があった。
の欠点としては、該ダイオードに流れる周波数電流の正
の半周期分が、負の半周期においてトランジスタ12−
1のコレクタ電流に加わってしまうという点にあった。
このため、検出すべきカソード電流値が、真値の数倍以
上に誤評価されるという欠点があった。
【0049】本発明の一実施例の要部を示している図4
においては、該スミア妨害を消去するために、キャパシ
タ12−4が付加されている。該キャパシタ値Cは、既
述図1における3ケの負帰還ループから発生するニーズ
をも満たすように設定される。
においては、該スミア妨害を消去するために、キャパシ
タ12−4が付加されている。該キャパシタ値Cは、既
述図1における3ケの負帰還ループから発生するニーズ
をも満たすように設定される。
【0050】スミア妨害を抑制するためには、トランジ
スタ12−1を、ビデオ信号の高周波成分に対しては不
働とする必要がある。このためには、トランジスタ12
−1に最大約60Vpp の高周波入力が印加された場合に
おいて、そのベース,エミッタ間高周波振幅を0.6Vpp以
内(ほゞ許容限に相当する)に抑制する必要がある。こ
のためには、該Cの値はストレイキャパシタ5pFの約
100倍以上即ち500pF以上とする必要がある。
スタ12−1を、ビデオ信号の高周波成分に対しては不
働とする必要がある。このためには、トランジスタ12
−1に最大約60Vpp の高周波入力が印加された場合に
おいて、そのベース,エミッタ間高周波振幅を0.6Vpp以
内(ほゞ許容限に相当する)に抑制する必要がある。こ
のためには、該Cの値はストレイキャパシタ5pFの約
100倍以上即ち500pF以上とする必要がある。
【0051】 C≧500pF …………………………………………………(7) 上式を満たすことによって、特開昭60−130981
号公報(ビーム電流検出回路)及び特開昭60−134
570号公報に記されている複雑な構成のカソード電流
検出手段を大幅に簡素化することができる。
号公報(ビーム電流検出回路)及び特開昭60−134
570号公報に記されている複雑な構成のカソード電流
検出手段を大幅に簡素化することができる。
【0052】一方、既述図1の3ケの負帰還ループの
内、第3のループ即ち黒電流安定化ループからのニーズ
として検出部の速応性が要求される。応答時間で表現す
れば、既述図3のサンプリング期間30μsの約(1/
3)以下、即ち10μs以下であることが必要である。
内、第3のループ即ち黒電流安定化ループからのニーズ
として検出部の速応性が要求される。応答時間で表現す
れば、既述図3のサンプリング期間30μsの約(1/
3)以下、即ち10μs以下であることが必要である。
【0053】検出部の応答時間τは、トランジスタ12
−1をベース接地トランジスタと見なしてそのエミッタ
側入力抵抗Rを求めれば、τ=CRで与えられる。R値
は、傾斜接合の場合、PNジャンクションの一般式であ
る前記式(4) から次の通り求め得る。
−1をベース接地トランジスタと見なしてそのエミッタ
側入力抵抗Rを求めれば、τ=CRで与えられる。R値
は、傾斜接合の場合、PNジャンクションの一般式であ
る前記式(4) から次の通り求め得る。
【0054】 R=(2kT)/(Iq)≒50mV/I ………………………(8) 上式でIは、検出用黒信号に対応するカソード電流であ
り、約50μAである(白信号に対しては約1000μ
A)。これを上述の条件に代入して、 10μs≧RC=1kΩC ∴ C≦0.01μF ………………………(9) 前記式(7)と合わせて 500pF≦C≦0.01μF …………………… (10)
り、約50μAである(白信号に対しては約1000μ
A)。これを上述の条件に代入して、 10μs≧RC=1kΩC ∴ C≦0.01μF ………………………(9) 前記式(7)と合わせて 500pF≦C≦0.01μF …………………… (10)
【0055】従って図4の例では、キャパシタ12−4
は3000pFに選定してある。前記式(10)を満たせ
ば、画面上にスミア妨害を発生せず、かつ、高速黒電流
検出が可能となる。従って前記式(10)は本発明の重要用
件のひとつである。以上で図4の要部詳細の説明を終
る。以上で本発明の図1の基本実施例の構成のすべてが
理解されたと思われるので、その効果を整理して次に記
す。
は3000pFに選定してある。前記式(10)を満たせ
ば、画面上にスミア妨害を発生せず、かつ、高速黒電流
検出が可能となる。従って前記式(10)は本発明の重要用
件のひとつである。以上で図4の要部詳細の説明を終
る。以上で本発明の図1の基本実施例の構成のすべてが
理解されたと思われるので、その効果を整理して次に記
す。
【0056】従来のアノード電流総和検出方式において
は、例えば総電流スレシホルドを1.5 mAとした場合、
平均的な白色信号入力時には、3CRT中の各CRTの
カソード電流を約 0.5mA以下に制限できる。しかし、
例えば強い緑色を主体とした静止画信号入力時には、緑
用CRTだけに 1.5mAものカソード電流が流れる。
は、例えば総電流スレシホルドを1.5 mAとした場合、
平均的な白色信号入力時には、3CRT中の各CRTの
カソード電流を約 0.5mA以下に制限できる。しかし、
例えば強い緑色を主体とした静止画信号入力時には、緑
用CRTだけに 1.5mAものカソード電流が流れる。
【0057】これは、CRTの蛍光面に印加される高圧
電力を高圧30kVの場合、15Wから45Wへと増加
することを意味し、CRTの電子銃,蛍光面及び隣接す
る投写レンズをも熱破壊する場合があった。
電力を高圧30kVの場合、15Wから45Wへと増加
することを意味し、CRTの電子銃,蛍光面及び隣接す
る投写レンズをも熱破壊する場合があった。
【0058】本実施例においては、スレシホルドを1m
Aとした場合、如何なる入力信号に対しても、各CRT
毎のカソード電流を確実に1mA以下に制限でき、従っ
て電力を30W以下に制限でき従って損傷を防止でき
る。
Aとした場合、如何なる入力信号に対しても、各CRT
毎のカソード電流を確実に1mA以下に制限でき、従っ
て電力を30W以下に制限でき従って損傷を防止でき
る。
【0059】また、白色信号入力時には、合計3mAの
総電流を流し得るため、従来に比べて、約2倍の明るい
鮮明な画像を映出できる。更に温度補正処理部を具備す
るため、周囲温度が高温となった場合において、要部の
過熱を防ぐことができる。
総電流を流し得るため、従来に比べて、約2倍の明るい
鮮明な画像を映出できる。更に温度補正処理部を具備す
るため、周囲温度が高温となった場合において、要部の
過熱を防ぐことができる。
【0060】本発明の基本実施例(図1)において、垂
直ブランキング回路及び、水平ブランキング回路はその
図示を略してある。これらは、図1のペデスタルクラン
プ回路8とアナログスイッチ9の間に、挿入することが
できる。そうすると、アナログスイッチ9の作用に基づ
き、検出用挿入信号が存在する期間は、ブランキングが
不働化され、該挿入信号が非存在の期間はブランキング
が正常化される。アナログスイッチより後方に垂直ブラ
ンキングを印加する場合には、検出用挿入信号の期間を
除外するための別途の手段を用いる。
直ブランキング回路及び、水平ブランキング回路はその
図示を略してある。これらは、図1のペデスタルクラン
プ回路8とアナログスイッチ9の間に、挿入することが
できる。そうすると、アナログスイッチ9の作用に基づ
き、検出用挿入信号が存在する期間は、ブランキングが
不働化され、該挿入信号が非存在の期間はブランキング
が正常化される。アナログスイッチより後方に垂直ブラ
ンキングを印加する場合には、検出用挿入信号の期間を
除外するための別途の手段を用いる。
【0061】ディスプレイの形式に依存して、挿入白信
号を水平帰線期間だけブランキングしたい場合があり得
る。その場合には、図3の波形22−3,22−4,2
2−6を、別途のゲート手段によって、水平ブランキン
グ期間のみ“L”レベルとなるように修正しておけば良
い。また、パルス信号発生部22は、必ずしも図3に記
した4ケのマルチバイブレータを使用する必要はない。
即ち、ディジタルカウンタを利用した、周知の波形合成
手段を使用することができる。
号を水平帰線期間だけブランキングしたい場合があり得
る。その場合には、図3の波形22−3,22−4,2
2−6を、別途のゲート手段によって、水平ブランキン
グ期間のみ“L”レベルとなるように修正しておけば良
い。また、パルス信号発生部22は、必ずしも図3に記
した4ケのマルチバイブレータを使用する必要はない。
即ち、ディジタルカウンタを利用した、周知の波形合成
手段を使用することができる。
【0062】次に本発明のカソード電流安定化方式の特
殊な応用例を本発明の他の実施例として図6に示す。本
実施例の目的は、大画面投写形ディスプレイにおいて、
ディスプレイの画面の平均輝度及び色あいに応じて、視
聴者の周囲照明を制御することにより、臨場感を高める
にある。
殊な応用例を本発明の他の実施例として図6に示す。本
実施例の目的は、大画面投写形ディスプレイにおいて、
ディスプレイの画面の平均輝度及び色あいに応じて、視
聴者の周囲照明を制御することにより、臨場感を高める
にある。
【0063】同図で1はCRT、12はカソード電流検
出部、25はLPFで、図1におけるのと同じものであ
る。1は赤CRT、1’は緑CRT、1”は青CRTで
ある。12’,12”,25’,25”も同様である。
87,87’,87”は各々処理増幅器である。88,
88’,88”は、各々赤,緑,青の周囲照明光源で、
その入力により発光強度が制御される。従って、以上の
構成によって、視聴者の周囲環境の照明の強度と色あい
が再生画像に応じて制御される。以上で本実施例の説明
を終る。
出部、25はLPFで、図1におけるのと同じものであ
る。1は赤CRT、1’は緑CRT、1”は青CRTで
ある。12’,12”,25’,25”も同様である。
87,87’,87”は各々処理増幅器である。88,
88’,88”は、各々赤,緑,青の周囲照明光源で、
その入力により発光強度が制御される。従って、以上の
構成によって、視聴者の周囲環境の照明の強度と色あい
が再生画像に応じて制御される。以上で本実施例の説明
を終る。
【0064】既述の本発明の開陳において、各処理回路
は、その動作原理の理解を容易ならしめるためにアナロ
グ回路によって例示した。しかし、一般原理として周知
の原理に基いて、アナログ信号伝送経路の途中に、AD
コンバータ,レジスタ,デジタル処理回路及びDAコン
バータを挿入することが可能である。また、3原色信号
を同時に検出する代りに時分割式に検出しても良い。即
ち、本発明はそのような周知の一般原理に基く局所デジ
タル化変形の如何を問わないものである。
は、その動作原理の理解を容易ならしめるためにアナロ
グ回路によって例示した。しかし、一般原理として周知
の原理に基いて、アナログ信号伝送経路の途中に、AD
コンバータ,レジスタ,デジタル処理回路及びDAコン
バータを挿入することが可能である。また、3原色信号
を同時に検出する代りに時分割式に検出しても良い。即
ち、本発明はそのような周知の一般原理に基く局所デジ
タル化変形の如何を問わないものである。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、カソード電流安定化方
式を採る陰極線管ディスプレイにおいて、従来技術にあ
っては、例えば1色のみの明るい画像を再生する場合に
おいて、該1色のCRTの温度上昇が過大となり、該C
RTが損傷する可能性があるが、1色毎のカソード電流
を検出し、各検出出力中の最大値を求め、その結果に基
づいて、3色のビデオ信号の利得を並行的に抑制してお
り、CRTの損傷の問題を克服できる。かつ、該抑制
は、3色並行的に行われるため、白バランスがくずれる
という副作用、ひいては再生画像の色調の忠実度が損な
われないで済むという利点がある。
式を採る陰極線管ディスプレイにおいて、従来技術にあ
っては、例えば1色のみの明るい画像を再生する場合に
おいて、該1色のCRTの温度上昇が過大となり、該C
RTが損傷する可能性があるが、1色毎のカソード電流
を検出し、各検出出力中の最大値を求め、その結果に基
づいて、3色のビデオ信号の利得を並行的に抑制してお
り、CRTの損傷の問題を克服できる。かつ、該抑制
は、3色並行的に行われるため、白バランスがくずれる
という副作用、ひいては再生画像の色調の忠実度が損な
われないで済むという利点がある。
【0066】また、従来技術におけるカソード電流検出
部で発生するスミア妨害を画面上に発生せず、かつ高速
電流検出を可能とするカソード電流検出手段を備えたC
RTディスプレイを提供できるという利点がある。
部で発生するスミア妨害を画面上に発生せず、かつ高速
電流検出を可能とするカソード電流検出手段を備えたC
RTディスプレイを提供できるという利点がある。
【図1】本発明の基本となる実施例を示す回路図であ
る。
る。
【図2】陰極線管カソード電流検出部の従来例を示す回
路図である。
路図である。
【図3】図1における信号発生部22の詳細及びその周
辺をブロックで示すと共に、その各部信号波形をも示す
図である。
辺をブロックで示すと共に、その各部信号波形をも示す
図である。
【図4】図1におけるカソード電流制限ループの詳細を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図5】図2におけるスミア妨害を示す波形図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す回路図である。
1…陰極線管(CRT)、2,3,4…ビデオ入力端
子、5,6,7…利得制御回路、8…ペデスタルクラン
プ回路、9…アナログスイッチ、10…利得制御回路、
11…ビデオ出力回路、12…カソード電流検出部、1
3,14…サンプルアンドホルダー、15,16…積分
用演算増幅器、17,18…基準電位端子、19…増幅
器、20…偏向コイル、20’…補助偏向コイル、21
…補助偏向回路、22…パルス信号発生部、23…偏向
回路、24…高圧回路、25…LPF、26…最大値検
出回路、27…温度補正処理回路、22−6…検出用挿
入信号合成回路、27−9…温度源ダイオード。
子、5,6,7…利得制御回路、8…ペデスタルクラン
プ回路、9…アナログスイッチ、10…利得制御回路、
11…ビデオ出力回路、12…カソード電流検出部、1
3,14…サンプルアンドホルダー、15,16…積分
用演算増幅器、17,18…基準電位端子、19…増幅
器、20…偏向コイル、20’…補助偏向コイル、21
…補助偏向回路、22…パルス信号発生部、23…偏向
回路、24…高圧回路、25…LPF、26…最大値検
出回路、27…温度補正処理回路、22−6…検出用挿
入信号合成回路、27−9…温度源ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 美幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像工場部内 (72)発明者 藤倉 恒雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像工場部内 (72)発明者 藤原 貴彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像工場部内 (72)発明者 中桐 悦博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像工場部内
Claims (1)
- 【請求項1】 カソード電流安定化方式を採る陰極線管
を複数個含む投写形の陰極線管ディスプレイにおいて、
各陰極線管のカソード電流を個別に検出するカソード電
流検出手段(12)と、個別に検出された各陰極線管対
応のカソード電流の各平均値の中から最大値を検出する
最大値検出手段(26)と、前記最大値に依存して、各
陰極線管のカソードへ印加される各陰極線管対応のビデ
オ信号の増幅利得を並列に制御する手段(5,6,7)
とを備え、かつ前記カソード電流検出手段(12)は、
電圧フォロア(12−1)と電圧フォロアの入出力端子
間に接続されたキャパシタ(12−4)を有してなり、
電圧フォロアの電流出力端子からカソード電流を検出す
るように構成され、該キャパシタの値を500pF以上
に設定したことを特徴とする陰極線管ディスプレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000070267A JP3207189B2 (ja) | 1990-12-26 | 2000-03-14 | 陰極線管ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000070267A JP3207189B2 (ja) | 1990-12-26 | 2000-03-14 | 陰極線管ディスプレイ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02417590A Division JP3127963B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 陰極線管ディスプレイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000295631A true JP2000295631A (ja) | 2000-10-20 |
| JP3207189B2 JP3207189B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18589029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000070267A Expired - Fee Related JP3207189B2 (ja) | 1990-12-26 | 2000-03-14 | 陰極線管ディスプレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3207189B2 (ja) |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000070267A patent/JP3207189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3207189B2 (ja) | 2001-09-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3127963B2 (ja) | 陰極線管ディスプレイ | |
| US4599642A (en) | Video signal processor with bias error compensation | |
| JPS6359310B2 (ja) | ||
| JPH09312852A (ja) | 自動ビーム電流制限装置 | |
| KR930004803B1 (ko) | 비데오 신호 처리 시스템 | |
| JP3207189B2 (ja) | 陰極線管ディスプレイ | |
| EP0173539A2 (en) | Digital video signal processor with analog level control | |
| PL118290B1 (en) | System for regulation of blanking level | |
| US4554578A (en) | Error compensated control system in a video signal processor | |
| US3647944A (en) | Kinescope bias arrangement to provide both constant amplitude dc restoration pulses and arc discharge protection | |
| KR100204430B1 (ko) | 자동 키네스코프 바이어스 제어 장치 | |
| US4333105A (en) | Beam-indexing color television receiver | |
| JPH0744667B2 (ja) | 映像信号処理方式 | |
| KR920003724B1 (ko) | 자동 영상관 바이어스 제어장치 | |
| US4489344A (en) | Signal processing unit | |
| KR100689973B1 (ko) | 보충의 키네스코프 귀선 소거 및 스폿 과열 방지 회로를갖는 텔레비전 장치 | |
| EP0976252B1 (en) | Video output stage with self-regulating beam current limiting | |
| US3737563A (en) | Color television receiver | |
| US4190865A (en) | Video image tube highlight suppression circuit | |
| US3637921A (en) | Luminance amplifier with black level stabilization control | |
| US3322895A (en) | Television receiver circuit for stabilizing black level and limiting crt beam current | |
| JP2000284736A (ja) | 陰極線管ディスプレイ | |
| JP2583974B2 (ja) | ホワイトバランス補正回路付ビデオ出力回路 | |
| US5686801A (en) | Cathode current detecting method and detecting circuit capable of correctly detecting cathode current by clamping leak current at 0 V | |
| CA1219353A (en) | Video signal processor with bias error compensation |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070706 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |