JP2000296027A - 横架材の取付構造 - Google Patents

横架材の取付構造

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JP2000296027A
JP2000296027A JP11283605A JP28360599A JP2000296027A JP 2000296027 A JP2000296027 A JP 2000296027A JP 11283605 A JP11283605 A JP 11283605A JP 28360599 A JP28360599 A JP 28360599A JP 2000296027 A JP2000296027 A JP 2000296027A
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陽一 善田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み上がった状態にある支柱の取付面間に梁を
着脱するようにしても、取付面等を傷つける恐れを解消
した取付構造を提供する。 【解決手段】対向位置にそれぞれフック孔25を有する
一対の取付面22B間に対をなすブラケット8を介して
梁1を架設するようにしたものであって、ブラケット8
を、フック孔25に係合可能な下向爪81aを有する第
1のブラケット要素81と、この第1のブラケット要素
81に対して相対移動可能に関連づけられその相対動作
によって下向爪81aと逆向きにフック孔25に係合可
能な上向爪82aを有する第2のブラケット要素82
と、これら両ブラケット要素81、82をそれら各爪8
1a、82aが同時にフック孔25に挿通し得る位置か
ら同時にフック孔25に係合し得る位置に向かって付勢
するねじ部材83とを具備してなるものし、このブラケ
ット8に梁1を取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックやデスクを
構成する側部支持体間に梁を取り付ける場合等に特に有
効となる横架材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、サーバーラックは、左右一対の
側部支持体の間を梁により連結するとともに、それら側
部支持体に天板や棚板等を架設することにより構成され
る。その梁は、ラックとしての自立性を高める役割を果
たすのは勿論であるが、他に中間棚や配線ダクト等のオ
プション部材の取付部を兼ねている事も少なくなく、そ
の取付位置の適正化のため、或いは視界確保のために、
組み上がった状態の側部支持体に対して梁を取付位置変
更可能としている場合がある。
【0003】このような梁の取付構造として、従来は、
梁の長さを一対の側部支持体の内法寸法に略合致する寸
法に設定し、その梁の両端位置にブラケットを固設し
て、このブラケットを側部支持体の内面に対してねじに
より止着しておくようにしているのが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
すると、梁を側部支持体間に挿脱する際に梁の端面と側
部支持体の内面とが擦れ合ってそれらの部位に傷がつい
たり、操作中に梁が傾いて側部支持体間に噛みつき、抜
き差しならない状態になるといった不都合を招き易い。
梁を若干短くしたところで、結局ブラケットは側部支持
体の内面に密接するため事情は全く同様であるばかり
か、強度低下も招き易くなる。その上、ブラケットを逐
一ねじ止めしたのでは、取付位置を変更したときにねじ
孔が側部支持体の多数箇所に開口して見苦しく、また取
付位置の変更作業も容易ならざるものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、取付面間に対をなすブラケットを介
して梁を始めとする各種横架材を架設するに際して、ブ
ラケットや横架材を側部支持体と擦り合うことなく取り
付け得るようにし、しかも取付強度や見栄えを損なうこ
となく取付位置の変更も容易に行えるようにした横架材
の取付構造を提供しようとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】そのために、本発明は、対向位置
にそれぞれフック孔を有する一対の取付面間に対をなす
ブラケットを介して横架材を架設するに際して、ブラケ
ットを、前記フック孔に係合可能な係合爪を有する第1
のブラケット要素と、この第1のブラケット要素に対し
て相対移動可能に関連づけられその相対動作により一部
に設けた規制部をフック孔に挿入して該規制部ともども
前記第1のブラケット要素の係合爪をフック孔に抜脱不
能に係留させる第2のブラケット要素と、これら両ブラ
ケット要素を係合爪及び規制部がフック孔に挿脱し得る
位置から係合爪及び規制部がフック孔に係留し得る位置
に向かって付勢する付勢手段とを具備してなるものに
し、このブラケットに横架材を取り付けるようにしてい
るものである。
【0007】このように構成すれば、ブラケットは横架
材を付帯しない状態で取付面のフック孔に対して簡単に
着脱することができ、また、横架材はその長手寸法を取
付面間の内法寸法よりも若干短寸にしておくことで取付
面と干渉することなくブラケットに取り付けることがで
きる。しかも、本発明は前記ブラケットをフック孔に係
留するようにしているので、取付位置の変更によって取
付面の見栄えが損なれることがなく、また係留状態でブ
ラケットは抜脱不能となるため、このブラケットに横架
材を取り付けることで該横架材の適正な取付状態を確保
することができる。
【0008】取付強度を有効に高めるためには、第2の
ブラケット要素の規制部が、第1のブラケット要素の係
合爪に対して逆向きにフック孔に係合可能な係合爪であ
り、付勢手段が、両ブラケット要素を各係合爪が同時に
フック孔に挿脱し得る位置から各係合爪が同時にフック
孔に係合し得る位置に向かって付勢するものであること
が好ましい。
【0009】横架材の取り付けを平易なものにするため
には、横架材をブラケットに仮保持し、付勢手段による
付勢時に横架材をブラケットに同時に定着させるように
していることが望ましい。簡単な付勢手段としては、横
架材を貫通して第2のブラケット要素に螺着されるねじ
部材を採用し、このねじ部材の螺着操作によって横架材
を足場に第2のブラケット要素を第1のブラケット要素
に対して相対移動させるようにしていることが好適であ
る。
【0010】取扱の便を有効に向上させるためには、第
1のブラケット要素と第2のブラケット要素との間に、
相対移動動作を一定の範囲に規制する係合部を設けてい
ることが好ましい。その係合部の具体的な実施の態様と
しては、第1のブラケット要素若しくは第2のブラケッ
ト要素の何れか一方に設けた孔と他方に設けられその孔
に遊動可能に挿入される軸部とから構成されるものを挙
げることができる。
【0011】前記係合部の配設箇所を1箇所に止どめ、
両ブラケットのスムーズな相対移動動作と操作の簡素化
とを実現するためには、第1のブラケット要素と第2の
ブラケット要素とを支軸を介して枢結し、第1のブラケ
ット要素に対する前記支軸回りの第2のブラケット要素
の回動動作を通じて、両ブラケット要素に、係合爪及び
規制部が同時にフック孔に挿通し得る位置と係合爪及び
規制部が同時にフック孔に係留し得る位置とをとらせる
ようにしていることが好適である。
【0012】横架材をブラケットに簡単に後付けできる
ようにするためには、第1のブラケット要素が一対の対
向壁の間に第2のブラケット要素を内有してなるもので
あり、これら両ブラケット要素をフック孔に係留させた
状態で、第1のブラケット要素を被覆する位置に横架材
を取り付け得るように構成していることが好都合であ
る。
【0013】横架材をブラケットに簡単な操作でガタつ
きなく確実に取り付け得るようにするためには、第1の
ブラケット要素の対向壁若しくは横架材の対応箇所の何
れか一方に軸部を突設するとともに、他方にその軸部を
挿入し得るダルマ孔を設け、付勢手段による付勢後に、
その軸部をダルマ孔の大径部から小径部へ移行した位置
に保持するようにしていることが好ましい。
【0014】本発明の好適な適用例としては、取付面
が、ラックやデスクを構成する側部支持体の内面であ
り、横架材がそれら両側部支持体間を連結する梁である
場合が挙げられる。上述した以外にも、本発明は、対向
位置に配置された一対の取付部材間にブラケットを介し
て横架材を架設するに際して、前記取付部材の対向面と
直交して同一方向を向いた一対の取付面にそれぞれフッ
ク孔を設け、そのフック孔に対応するように横架材にフ
ック孔を設けるとともに、ブラケットを、それら両フッ
ク孔に同時に係合可能な係合爪と、少なくともこの係合
爪が両フック孔に係合した状態を保持しブラケットをそ
の位置に定着させる定着手段とを具備してなるものに
し、取付面のフック孔と横架材のフック孔とを一致させ
た位置で前記ブラケットにより取付面に横架材を取り付
けるように構成することもできるものである。
【0015】このように構成すれば、ブラケットを横架
材と取付面との両方のフック孔に対して、横架材を取付
面との間に挟み込むような状態で簡単に着脱することが
できる。また、横架材はその長手寸法を対向面間の内法
寸法よりも若干長尺にすることができ、横架材に、支柱
に対する取り付け代を有効に確保しその取り付け強度を
高めることができる。また、支柱と梁との間に隙間が生
じないので、前方視の外観も向上される。さらに、この
ように横架材を対向面間距離よりも長尺にしても、対向
面と干渉することなくブラケットを介して取付面に取り
付けることができ、横架材の端面が対向面と擦れ合うこ
とがないので、それらの部位が傷ついたり、横架材が傾
いて対向面間に噛みついて抜き差しならなくなるような
こともない。さらに、ブラケットを横架材と取付面の両
方のフック孔に係合するようにしているので、取付位置
の変更によっても取付面の外観が損なわれず、また、係
合状態で止着することによりブラケットが抜脱不能とな
るため、横架材を適正な取付状態に保つことができる。
【0016】このようなブラケットの取付面と横架材と
に対する密着度を容易に高められるようにするために
は、ブラケットを、係合爪から先にフック孔に挿入する
とともにブラケット全体を回動して装着するようにして
いることが好ましい。係合爪とフック孔との適正な取付
状態を実現し、ブラケットを確実に装着し得るようにす
るためには、係合爪を取付面及び横架材のフック孔に係
合させた状態で、取付面の裏側に当接する係合爪の後向
面と横架材に当接するブラケットの第1の当接辺との距
離を、取付面のフック孔及び横架材のフック孔の厚み寸
法に略等しくなるようにしていることが望ましい。
【0017】また、ブラケットを装着した状態で横架材
が取付部材に対して移動し得ないようにするためには、
係合爪とフック孔との係合方向が、横架材の両端部で相
互に相寄る方向又は相反する方向となるようにしている
ことが有効である。取付強度を有効に向上するために
は、定着手段が、横架材を貫通して該横架材に螺着され
るねじ部材であり、ブラケットを足場にしたねじ部材の
螺着操作によって、ブラケットを横架材に定着させると
ともに、横架材を取付面に定着させるようにしているこ
とが望ましい。
【0018】ブラケットの係合爪が、取付面の係合孔に
ガタつきなくより確実に係合し得るようにするために
は、取付面のフック孔が、その端部に向かって開口巾が
漸次狭くなるような形状を有していることが好ましい。
横架材及びブラケットの取付作業をより簡便なものとす
るためには、横架材を取付面に仮保持する仮保持手段を
該横架材に設け、この仮保持手段により横架材を取付面
に仮保持した状態で、ブラケットを前記両フック孔に挿
入するようにすることが好適である。このような仮保持
手段の具体的な実施の態様としては、取付面に向けて突
出し該取付面のフック孔に挿脱し得るように横架材に設
けた突起を挙げることができる。
【0019】さらに、その突起をより簡単に設けるため
には、横架材が、板金素材を遡性変形してなるものであ
って、突起が、横架材の一部を取付面に向けて切り起こ
して形成したものであることが好ましい。特に、そのよ
うな突起は、横架材に矩形のフック孔を開口する際に、
該フック孔の周縁となる辺のうち3辺を切開し、残る1
辺に沿って取付面に向けて切り起こすことによりフック
孔と同時に形成されるものとすることもできる。このよ
うにすることで、この突起とブラケットの係合爪とを、
取付面の共通のフック孔に挿入し得ることとなり、突起
に仮保持手段としての役割を果たさせるとともに、係合
爪と共に取付面に対する本止めとしての役割を付与する
ことができる。
【0020】そのような場合、取付面に取り付けた横架
材の上下方向へのガタつきをより有効に防止し得るよう
にするためには、取付面のフック孔の周縁において、そ
の上縁又は下縁の少なくとも一方にフック孔の開口を拡
開するフック孔拡張部を形成し、このフック孔拡張部に
前記突起を収容することが好都合である。以上のような
本発明の好適な適用例としては、取付部材がラックやデ
スクを構成する側部支持体であり、取付面がその側部支
持体の後向面であって、横架材がそれら両側部支持体間
を連結する梁であるものが挙げられる。
【0021】この場合、横架材の構成を有効に利用し
て、側部支持体を自立させることができるようにし、ラ
ックやデスク等の組み立て作業の簡便化を図るために
は、横架材を、上下2段に並列するように取付面に取り
付けるとともに、両横架材の両端部をそれぞれ縦枠材で
連結し、これら横架材及び縦枠材によって側部支持体を
自立させるための枠体を構成することが望ましい。特
に、ラックやデスク等の強度を有効に高め、天板や棚等
を容易に取り付けられるようにするためには、側部支持
体に、前記梁と枠体との両方を取り付けることが好まし
い。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を、図1〜図10
を参照して説明する。 (第1実施例)図1〜図3は、本実施例を適用したサー
バーラックを示している。このサーバーラックは、枠体
10と横架材たる梁1とを介して自立される左右一対の
側部支持体2の間に、天板3や棚4を取り付け、また必
要に応じて中間棚5や配線ダクト7等を取り付けること
もできるように構成されている。
【0023】具体的に説明すると、側部支持体2は、板
金素材を塑性変形加工してなる支柱22と、この支柱2
2の下端を支持するベース21と、前記支柱22の前端
部より前方に延出して配設されるステー23とを具備し
てなるもので、床上に対をなして対向配置される。その
際に、支柱内面の前端側が対向間距離の狭い取付面22
Aとなり、同後端側が対向間距離の広い取付面22Bと
なるように、その横断面形状を一部屈曲させて形成して
いる。そして、前記取付面22Aにブラケット61、6
2を介して天板3や棚4を取り付け、前記取付面22B
にブラケット8を介して梁1を取り付け得るようにして
いる。
【0024】取付面22Aは、前後2列をなして上下方
向に所定ピッチでフック孔24を開口させてなるもの
で、これら前後のフック孔24に図示しない上向爪を係
合させてブラケット62を仮保持し、これら左右のブラ
ケット62の上向面に棚4を載置して下方からねじ止め
することにより、棚4を左右の取付面22A間に固定す
るようにしている。このブラケット62は、上向爪をフ
ック孔24に挿入して押し下げ方向の回動動作を付与す
ることにより、回動終端位置で上向爪がフック孔24の
上下開口縁に密接に嵌合し、その位置で棚4を載荷して
止着すると、ブラケット62の逆回動が禁止されるもの
である。
【0025】また、天板取付用のブラケット61も、基
本的には上記ブラケット62と同様の原理に基づくもの
であるが、この実施例で天板3はブラケット61よりも
先に前記ステー23に支持され、ブラケット61はその
ステー23の振れ止めを図りつつ、天板3と干渉しない
ようにフック孔24に係合し、天板3を止着するもので
ある点において若干異なる。すなわち、ステー23は、
後端側に図示しない爪を突設してなるもので、このステ
ー23を支柱22の前端面に設けたフック孔21xに掛
止させた上で、左右のステー23上に天板3を載設する
ようにしているものである。この際、天板3の側縁に
は、後端側の巾寸法が前端側の巾寸法よりも若干巾狭と
なるように段部31が形成してあり、その巾狭な部分を
支柱22間に挿入し、段部31を支柱22の前端面に当
接させて配設される。一方、ブラケット61には、前記
ブラケット62とは逆方向に屈曲する図示しない下向爪
が設けてあり、この下向爪を前記フック孔25に挿入し
てブラケット61に持ち上げ方向の回動動作を付与する
ことにより、回動終端位置で上向爪がフック孔25の上
下開口縁に密接に嵌合し、その位置で下方からねじ止め
することにより、該ブラケット61で天板3を支持し、
同時にステー23の左右の振れ止めも図れるようにして
いるものである。
【0026】このような構成において、梁1は、枠体1
0と共に左右の支柱22間を連結してラック全体に自立
性を付与する役割を果たすのは勿論であるが、本実施例
はこの梁1を利用して中間棚5や配線ダクト7等をねじ
止めなど適宜の手段によって取り付けるようにしてい
る。そして、その取付位置を随時変更可能とするため
に、梁1を組み上がった状態の支柱22に対してブラケ
ット8を介して容易かつ適正に挿脱できるようにしてい
る。
【0027】詳述すると、ブラケット8は、図4〜図6
に示すように、フック孔25に係合可能な下向きの係合
爪81aを有する第1のブラケット要素81と、この第
1のブラケット要素81に対して相対移動可能に関連づ
けられその相対動作により一部に設けた規制部たる上向
きの係合爪82aをフック孔25に挿入して該係合爪8
2aともども前記第1のブラケット要素81の係合爪8
1aをフック孔25に抜脱不能に係合させる第2のブラ
ケット要素82と、これら両ブラケット要素81、82
を各係合爪81a、82aが同時にフック孔25に挿通
し得る位置から各係合爪81a、82aが同時にフック
孔25に係合し得る位置に向かって付勢する付勢手段た
るねじ部材83とを具備してなるもので、フック孔25
に係合させた状態でこれら左右のブラケット8に両端を
支持させて梁1を取り付けるようにしている。
【0028】第1のブラケット要素81は、一側縁の上
下2箇所に前記係合爪81aを形成してなる一対の起立
した対向壁81Aを具備し、これら両対向壁81Aの他
側縁側を互いに相寄る方向に屈曲させて当接させ、適宜
部位を溶接等により固設して、その対向壁81A間に所
定距離の隙間を形成してなる。そして、一方の対向壁8
1Aの上端近傍における左右2箇所と、他方の対向壁8
1Aの略中央部分における上下2箇所に、それぞれ挿通
孔81b、81cを形成している。挿通孔81cには軸
部86が挿通、固定される。
【0029】これに対して、第2のブラケット要素82
は、起立壁82bの上に頂壁82cを連設してなる逆L
字形のもので、起立壁82bの一側縁を途中屈曲させ
て、その屈曲端に前記係合爪82aを形成しており、前
記第1のブラケット要素81の対向壁81A間に内有さ
せた位置で、係合爪82aを前記第1のブラケット要素
81の係合爪81aと略同一鉛直面内に配設し得るよう
にしている。また、この第2のブラケット要素82の下
端近傍の左右2箇所には長孔状の挿通孔82d及び丸孔
状の挿通孔82eが設けてあり、頂壁82cにはナット
を固設することによってねじ孔82fが設けてある。そ
して、両ブラケット要素81、82を、図7及び図10
に示すようにその挿通孔81b、82e間に挿通した支
軸84を介して枢結し、第1のブラケット要素81に対
する前記支軸84回りの第2のブラケット要素82の回
動動作を通じて、両ブラケット要素81、82に、係合
爪81a、82aが同時にフック孔25に挿通し得る位
置(図7の状態から若干ブラケット8を持ち上げた位
置)と、係合爪81aがフック孔25の下縁25aに係
合し同時に係合爪82aがフック孔25の上縁25bに
係合する位置(図8に示す位置)とをとらせるようにし
ている。その際、両ブラケット要素81、82間には、
その挿通孔81b、82d間に挿通した軸部85を介し
て係合部80が形成され、この係合部80により両ブラ
ケット81、82の相対回動動作が一定の範囲に規制さ
れており、第2のブラケット要素82が第1のブラケッ
ト要素81に対してその範囲で最下位置にあるときフッ
ク孔25に対して各係合爪81a、82aが同時に挿通
し得るように設定されている。
【0030】一方、梁1は、図3及び図4に示すよう
に、板金素材を塑性変形可能してなる概略チャネル状の
もので、長手寸法は前記支柱22の取付面22B間の内
法寸法よりも若干短く設定され、巾寸法及び厚み寸法は
前記第1のブラケット要素81を第2のブラケット要素
82と共に前方から被覆し得るものに成形されている。
すなわち、この梁1の後方開口部に前記第1のブラケッ
ト要素81を受け入れるようにして該ブラケット要素8
1に前方やや高位置からこの梁1を被せ、その位置より
梁1を下方に落とし込んで、梁1を所定取付位置に配設
するようにしている。その際、この梁1の起立壁1Aに
は、図4、図5及び図9に示すように、前記第1のブラ
ケット要素81の対向壁81Aに設けた挿通孔81cに
対応する位置に下が大径部11a、上が小径部11とな
るダルマ孔11が開口しており、さらに、その上折曲片
11xには、前記第2のブラケット要素82の頂壁82
cに設けたねじ孔82fに対応する位置に挿通孔11c
が設けてある。
【0031】しかして、この梁1の一取付手順は、先
ず、ねじ部材83を螺装していない状態で第1のブラケ
ット要素81及び第2のブラケット要素82の各係合爪
81a、82aを各々対応するフック孔25に挿通し
て、図7に示すように係合爪81aをフック孔25の下
縁25aに係合させる。この位置で、ブラケット要素8
1の上下の係合爪81a間に位置する側縁81zが取付
面22Bに当接するように設定されている。次に、梁1
を前記第1のブラケット要素81を覆うようにして左右
のブラケット8間に前方から被せ、その際に図9に示す
ようにダルマ孔11の大径部11aに前述した軸部86
を受け入れて、この梁1を下方に押し下げ、軸部86を
相対的にダルマ孔11の小径部11bに移行させて、梁
1をブラケット8に対して位置決めする。その後、梁1
の上方からその挿通孔11cに図7に示すねじ部材83
を挿通し、対応位置にある第2のブラケット要素82の
ねじ孔82fに螺着して、梁1を足場に締めつけること
により、第2のブラケット要素82を支軸84を支点に
図8に示す位置まで上動させて、係合爪82aを係合爪
81aとは逆向きに、つまりフック孔25の上縁25b
に係合させる。この際、前記軸部86のダルマ孔小径部
11bへの移行が不十分であっても、係合爪82aがフ
ック孔25の上縁25bに係合した後は、ねじ部材83
に入力する締付力は第2のブラケット要素82を足場に
して梁1を下方へ押し下げる力となるので、最終的に前
記ダルマ孔11における軸部86の移動に伴う梁1の所
定落ち込み量と、各係合爪81a、82aのフック孔2
5への適正な係合状態とは同時に実現されることとな
る。
【0032】以上のようにして、本実施例に係る梁の取
付構造は、対向位置にあってそれぞれフック孔25を有
する一対の取付面22B間に対をなすブラケット8を介
して梁1を架設するに際し、ブラケット8を、前記フッ
ク孔25に係合可能な係合爪81aを有する第1のブラ
ケット要素81と、この第1のブラケット要素81に対
して相対移動可能に関連づけられその相対動作により一
部に設けた規制部たる係合爪82aをフック孔25に挿
入して該係合爪82aともども前記第1のブラケット要
素81の係合爪81aをフック孔25に抜脱不能に係留
させる第2のブラケット要素82と、これら両ブラケッ
ト要素81、82を各係合爪81a、82aが同時にフ
ック孔25に挿通し得る位置から各係合爪81a、82
aが同時にフック孔25に係合し得る位置に向かって付
勢する付勢手段たるねじ部材83とを設け、このブラケ
ット8に梁1を取り付けるようにしているものである。
【0033】このような構成によると、ブラケット8を
取付面22Bのフック孔25に対して簡単に着脱するこ
とができ、また、梁1はその長手寸法を取付面22B間
の内法寸法よりも若干短寸にされていて取付面22Bと
干渉することなくブラケット8に取り付けることができ
るので、取付面22Bが傷つく等といった不都合を有効
に回避することができる。しかも、本実施例は前記ブラ
ケット8をフック孔25に掛止するようにしており、ビ
ス止めを要しないものであるので、取付位置の変更によ
って取付面22Bの見栄えが損なれることがなく、また
係留状態でブラケット8は抜脱不能となるため、このブ
ラケット8に梁1を取り付けることで梁1の適正な取付
状態を確保することができる。
【0034】特に、本実施例は第2のブラケット要素8
2の規制部として前記第1のブラケット要素81の係合
爪81aとは逆向きに屈曲する係合爪82aを採用して
おり、これらブラケット要素81、82の係合爪81
a、82aがフック孔25に逆方向に係合してそれ自身
を取付面22Bに強固に固定するため、このブラケット
8に梁1を取り付ければ、これらブラケット8及び梁1
が一体的な構造体として取付面22B間に密接に介在し
て、側部支持体2の支柱22間の連結強度を有効に高め
ることになる。
【0035】また、梁1をブラケット8に仮保持し、付
勢手段たるねじ部材83による付勢時に梁1をブラケッ
ト8に同時に定着させるようにしているので、梁1を担
持したままで作業を行う必要がなく、作業の平易化を図
ることが可能となる。加えて、付勢手段がねじ部材83
であり、このねじ部材83の螺着操作によって梁1を足
場に第2のブラケット要素82を第1のブラケット要素
81に対して相対移動させるようにしているため、構造
簡素であり、上記取付作業もより簡単なものにすること
ができ、またねじのセルフロック機能によって移動先の
位置も適正に保持することができる。
【0036】さらに、両ブラケット要素81、82間
に、互いの相対移動動作を一定の範囲に規制する係合部
80を設けているため、両ブラケット要素81、82を
分離することなく一体的に取り扱うことができ、またフ
ック孔25から外れたブラケット8は再度フック孔25
にそのまま挿通させ得る状態にあるため、ブラケット8
の装着に係る取扱の便をより有効に向上させることがで
きる。
【0037】その係合部80も、軸部85及び孔82d
から構成しているだけであるため、構造も簡素なものに
しておくことができる。また、第1のブラケット要素8
1と第2のブラケット要素82とを支軸84を介して枢
結し、第1のブラケット要素81に対する前記支軸84
回りの第2のブラケット要素82の回動動作を通じて、
両ブラケット要素81、82に、各係合爪81a、82
aが同時にフック孔25に挿通し得る位置と各係合爪8
1a、82aが同時にフック孔25に係合し得る位置と
をとらせるようにしているため、前記係合部80を1箇
所のみに設けるに止どめて、両ブラケット要素81、8
2のスムーズな相対移動動作とねじ部材83を1本のみ
とすることによる作業の一層の簡素化も図ることができ
る。
【0038】さらに、第1のブラケット要素81が一対
の対向壁81Aの間に第2のブラケット要素82を内有
してなるものであり、これら両ブラケット要素81、8
2をフック孔25に挿通させた状態で、第1のブラケッ
ト要素81を被覆する位置に梁1を取り付け得るように
しているため、梁1の取付位置の周辺空間をすっきりさ
せて、ブラケット8への後付けを簡単、適正に行うこと
ができる。
【0039】さらにまた、第1のブラケット要素81の
一方の対向壁81Aに軸部86を突設するとともに、梁
1の対応位置に前記第1のブラケット要素81を被覆し
た位置で前記軸部86を挿入し得るダルマ孔11を設
け、ねじ部材83の螺着後に、その軸部86をダルマ孔
11の大径部11aから小径部11bに移行した位置に
保持するようにしているため、梁1をブラケット8の所
定位置に簡単な作業でガタつきなく確実に取り付けるこ
とができ、挿通孔11cとねじ孔82fとの位置決めも
簡単に行うことができる。
【0040】本実施例は、以上のような梁取付構造であ
るから、重量物が載置され高い自立性が要求されるサー
バーラックに適用しても、側部支持体2の支柱22間に
随時簡単かつ適正に梁1を着脱することが可能となる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施例のみに限
定されるものではなく、例えば規制部をフック孔に水平
に差し込まれる舌片状のものにするなど、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0041】次に、本発明の第2実施例について、図1
1〜図21を参照して説明する。 (第2実施例)図11〜図13は、本実施例を適用した
サーバーラックを示している。このサーバーラックも、
前記第1実施例のものと同様に、枠体100と横架材た
る梁110とを介して自立される左右一対の取付部材た
る側部支持体120の間に、天板130や棚140を取
り付け、また、必要に応じて中間棚150や配線ダクト
170等を取り付けることもできるように構成されてい
る。
【0042】具体的に説明すると、側部支持体120
は、板金素材を遡性変形加工してなる支柱122と、前
記第1実施例のものと同様のベース121及びステー1
23とを具備してなるもので、床上に対をなして対向配
置される。その際に、支柱内面が相互に対向する対向面
122Aとなり、対向面122Aの後端側をその対向面
122Aに略直交し且つ相互に離間する方向に延出させ
て後向面を形成し、その後向面が梁110と枠体100
との取付面122Cとなるように、その横断面形状を一
部屈曲させて形成している。そして、その対向面122
Aにブラケット161、162を介して天板130や棚
140を取り付け、取付面122Cに梁110や枠体1
00をブラケット180を用いて取り付け得るようにし
ている。また、この支柱122には、板金素材を前記後
向きの取付面122Cから更に連続して後方及び内方に
屈曲させ、その取付面122Cを含み上下にチャネル状
に延びる配線空間171を形成している。
【0043】なお、本実施例の支柱122には、梁11
0を取り付けるべき基本的な高さ位置においてその一部
を切り欠いて、前記配線空間171を後方及び側方に開
放する開口部126を設け、外側壁にこの開口部126
の側方を開閉し得る蓋部材126aを取り付けている。
この開口部126は、支柱122同士を隣接させてラッ
クを並べたときにそれを通じて配線を引き出し得るよう
にするとともに、この開口部126を通じて支柱122
の後方から梁110を配線空間171内に挿脱して取付
面122Cに対する後方からの着脱を容易にするための
ものである。
【0044】対向面122Aは、その前端側と後端側に
前後2列をなして上下方向に所定ピッチでフック孔12
4を開口させてなる、前記第1実施例の取付面22Aと
略同様の構成のもので、前記第1実施例と同じくブラケ
ット162を介して棚140を左右の取付面122A間
に固定するようにしている。また、天板130及び天板
取付用のブラケット162も、前記第1実施例と略同様
の構成を有するものであり、同様の方法により支柱12
2に取り付け得るようにしたものであるので、説明を省
略する。
【0045】このような構成において、梁110は、図
12及び図13に示すように、枠体100と共に左右の
支柱122間を連結してラック全体に自立性を付与して
いるのは勿論であるが、本実施例でも、この梁110を
利用して中間棚150や配線ダクト170等をねじ止め
など適宜の手段によって取り付けるようにしている。そ
して、その取付位置を必要に応じて随時変更し得るよう
にするために、梁110を組み上がった状態の支柱12
2に対してブラケット180により容易且つ適正に着脱
できるようにしている。
【0046】詳述すると、支柱122の取付面122C
には、図13及び図16〜図18に示すように、横長の
略矩形のフック孔125を上下に連続して所定ピッチで
複数設けている。一方、梁110は、図13、図14及
び図16〜図19に示すように、板金素材を遡性変形し
てなり後方に開口する概略チャネル状のもので、長手寸
法は前記支柱122の対向面122A間の内法寸法より
も若干長く設定され、巾寸法及び厚み寸法は支柱122
に設けたチャネル状の配線空間171に収容され得る程
度に設定されている。この梁110の起立壁111に
は、前記取付面122Cに設けたフック孔125のピッ
チの略2倍のピッチで上下2箇所にフック孔112を設
けている。このフック孔112の開口巾は取付面122
Cのフック孔125と比べて、上下方向は約1/2程度
に、横方向は略同程度にそれぞれ設定している。さら
に、起立壁111の側端部111aからやや内寄りに、
該起立壁111aとの間に横断面視略矩形のナット収容
部を形成するナット取付片113を溶接等適宜の手段に
より後方開口部に望むように取り付け、そのナット取付
片113のナット収容部側にナット114を固設すると
ともにナット114のねじ孔に対応するねじ挿通孔11
3aをナット取付片113に貫通させている。
【0047】また、この梁110には、起立壁111を
取付面122cに当接して取り付ける際に所定位置で梁
110を仮保持するための仮保持手段Kを設けている。
詳述すると、この仮保持手段Kは、図14及び図16〜
図18に示すように、上下のフック孔112の真上及び
真下となる位置2箇所にそれぞれ設けたものである。ま
ず、上側の仮保持手段Kは、起立壁111の上端部の一
部を開口し、その開口に取付面122c側に向かって前
方及び上方に屈曲するクランク状の突起115の上端部
115a側を挿通するとともに下端部115b側を起立
壁111の後向き側の面に溶接等適宜の手段で取り付け
たものである。一方、下側の仮保持手段Kは、起立壁1
11の下端部の一部を取付面122C側に向かって略水
平に切り起こした舌片状の突起116である。しかし
て、これら上下の突起115、116を、梁110のフ
ック孔112に対応する取付面122Cのフック孔12
5の直上又は直下のフック孔125に対して挿脱し得る
ようにしている。すなわち、上下の突起115、116
とそれらにそれぞれ近い側のフック孔112との距離
は、取付面122Cのフック孔125のピッチに略対応
するものである。
【0048】また、枠体100は、図12、図13及び
図15に示すように、前記梁110と略同様の構成のも
のを横枠材100Aとして上下2段に所定距離だけ離し
て並べ、それら横枠材100Aの左右の側端部をそれぞ
れ板金素材を遡性変形した縦枠材100Bで一体的に連
結したものである。この横枠材100Aの構成上で前記
梁110と異なる点は、上下の仮保持手段Kを上側の横
枠材100Aの上端部と下側の横枠材100Aの下端部
にのみ設けている点である。これら上下の仮保持手段K
は、前記梁の下側の仮保持手段Kたる突起116と同様
にして形成した突起100aである。枠体100のその
他の構成は、梁110と同様であるので説明を省略す
る。
【0049】ブラケット180は、図13及び図16〜
図19に示すように、板金素材を遡性変形加工し、前記
梁110のフック孔112のピッチと略等間隔離れて対
向する上下一対の水平壁182と、これら水平壁182
をその後端側で連続させた起立壁181とを形成したも
のである。水平壁182の前端側には、その外側端側
に、前方及び側方に向けて突出する係合爪183を形成
しており、係合爪183の内方寄りに内側端に亘って前
後方向に階段状をなす第1の当接辺182aと第2の当
接辺182bとを形成している。この第1及び第2の当
接辺182a、182bは、係合爪183を梁110及
び取付面122Cのフック孔112、125に同時に係
合させたときに、それぞれ梁110の起立壁111及び
ナット取付片113に後方から当接するものである。そ
の際、ブラケット180の起立壁181には、ナット1
14のねじ孔及びナット取付片113のねじ挿通孔に対
応する貫通孔181aを設けており、この貫通孔181
a、ねじ挿通孔113a及びナット114に、定着手段
たるねじ部材184を挿入、螺着して、ブラケット18
0の係合爪183が前記両フック孔112、125に挿
脱し得る位置から係留し得る位置に向かって付勢するよ
うにしている。
【0050】しかして、梁110及び枠体100の取り
付け手順は、以下の手順のようにして行われる。但し、
前述したように、枠体100を構成する横枠材100A
は梁110と略同様の構成を有しているので、ここでは
梁110の取付方法についてのみ詳述するものとする。
図12に示すように、先ず、梁110を支柱の後方に設
けた開口部126から配線空間171内に挿入する。そ
して、梁110の上端部側を前方にやや傾け、上側の突
起115を取付面122Cのフック孔125に挿入し、
この突起115を支点に下端部側を前方に回動させて、
下側の突起116を対応する取付面122Cのフック孔
125に挿入することにより、梁110を取付面122
Cに仮保持させる。このとき、梁110の上下のフック
孔112が、取付面122Cの対応するフック孔125
にそれぞれ前後に略一致した状態となる。その状態で、
図19に想像線で示すように、ブラケット180の外方
端側を前方に傾けて、係合爪183を梁110の後方開
口部側から梁110のフック孔112と取付面122C
のフック孔125とに挿入し、ブラケット180が梁1
10と略平行となる位置まで内方端側を前方に回動し、
係合爪183の外向面183aをフック孔112、12
5の開口側縁112a、125aに当接する。また、係
合爪の後向面183bと第1の当接辺182aとの距離
mを、取付面122Cを設けた支柱及び横架材の厚み寸
法と略等しくなるようにしており、ブラケット180が
取付面122C及び梁110に密接に取り付けられるこ
ととなる。さらに、梁110の両端部で、係合爪183
がフック孔112、125に対して相互に相反する方向
に係合しているので、この状態で、梁110が支柱12
2に対して移動しないようにされている。そして、ねじ
部材184をブラケット180の貫通孔181a及び対
応位置にある梁110のねじ挿通孔113aに挿入する
とともに、ナット114に螺着して、ブラケット180
の起立壁181を足場に締め付ける。このねじ部材18
4の締め付け操作により、図17〜図19に示すよう
に、係合爪183の後向面183bが取付面122Cの
裏側に当接した状態で後方に引き寄せられるとともに、
ブラケット180の水平壁182の第1及び第2の当接
辺182a、182bがそれぞれ梁110の起立壁11
1及びナット取付片113に後方から当接して押し付け
られる。すなわち、ブラケット180の起立壁111を
足場にしたねじ部材184の締付操作により、ブラケッ
ト180のフック孔112、125に対する係合状態が
適切に保持されるとともに、ブラケット180が梁11
0及び取付面122Cにより密接に装着されることとな
り、梁110の起立壁111の取付面122Cに対する
密接な取付状態をも実現されることとなる。なお、取付
位置を変更する等の際には、上記の手順を逆に行い、梁
110を取付面122Cから一旦取り外し、配線空間1
71内を上下させて適宜所望の高さ位置において、上記
と同様の手順により再度取付面122Cに取り付けるよ
うにすればよい。
【0051】一方、枠体100の上下の仮保持手段Kた
る突起100aは共に取付面122Cに向けて略水平に
突出しているので、枠体100は、それら突起100a
が対応する取付面122Cのフック孔125に対して略
水平に挿入されるように枠体100全体を略垂直に起立
させた状態で取付面122Cに仮保持し、その状態で、
前記梁110と同様にしてブラケット180により取付
面122Cに取り付けられる。なお、枠体100は、梁
110とは異なり高さ変更などをさほど必要としないも
のであるため、左右の支柱122と共に梁110や棚1
40等を取り付ける前に組み立てるようにしている。
【0052】以上のようにして、本実施例に係る梁11
0の取付構造は、対向位置にある取付部材たる一対の側
部支持体120を構成する支柱122の対向面122A
に直交して後方を向きそれぞれフック孔125を有する
取付面122C間にブラケット180を用いて梁110
を架設するに際し、梁110に取付面122Cのフック
孔125に対応するフック孔112を設け、ブラケット
180に、梁110のフック孔122とそれに対応する
取付面122Cのフック孔125とに同時に係合し得る
係合爪183と、係合爪183が両フック孔112、1
25に係合した状態を保持しブラケット180を梁11
0に定着させる定着手段たるねじ部材184を設け、こ
のブラケット180を用いて梁110を取付面122C
に取り付けるようにしているものである。
【0053】このような構成によると、ブラケット18
0を梁110と取付面122Cのフック孔112、12
5に対して簡単に着脱することができ、また、梁110
はその長手寸法を対向面122A間の内法寸法よりも若
干長く設定することができるので、支柱122に対する
取り付け代を有効に確保しその取り付け強度を高めるこ
とができる。また、支柱122間を梁110で隙間なく
連結することができ、前方からの外観も向上することが
できる。特に、このような梁110は、支柱122の対
向面122Aにではなくそれと直交する後向面に取り付
けるようにしており、対向面122Aにビス止めする必
要がないものであるので、この点でも外観を向上するこ
とができる。さらに、このような取付構造によれば、梁
110を対向面122Aに干渉することなく取付面12
2Cに取り付けることができるので、梁110が対向面
122Aと擦れ合ったり噛みついて抜き差しならなくな
るなどして外部から見え易い対向面122A等の部位が
傷つく等といった不都合を効果的に回避することができ
る。また、梁110を予め組み上がった状態の支柱12
2に対して後付けすることができるので、梁110の着
脱や高さ位置の変更等が極めて簡単である。したがっ
て、梁110の適正な取付状態を実現し得るものとする
ことができる。
【0054】また、ブラケット180を、係合爪183
から先にフック孔112、125に挿入し、係合爪18
3の基端を支点にしてブラケット180全体を回動して
装着しているので、ブラケットをスライドして係合爪と
フック孔とを係合させる場合に比べて、ブラケット18
0と梁110及び取付面122Cとの密着度を容易に向
上することができ、また、ブラケット180の装着も容
易である。
【0055】また、係合爪の後向面183bと第1の当
接辺182aとの距離mを、支柱122及び梁110の
起立壁111の厚み寸法に略等しく設定しているので、
梁110を前後にガタつきなく確実に取り付けることが
できる。さらに、係合爪183をフック孔112、12
5に、梁110の両端部で相互に相反する方向に係合さ
せているので、ブラケット183を装着した状態で、梁
110をその位置から支柱122に対して移動しないよ
うに確実に保持することができる。
【0056】また、定着手段がねじ部材184であり、
このねじ部材184の螺着操作によってブラケット18
0を梁110に定着させると同時に梁110を取付面1
22Cに定着させるようにしているので、梁110の取
付強度を適正且つ容易に高めることができる。また、梁
110に設けた仮保持手段Kにより梁110を支柱12
2に仮保持し、その状態でブラケット180を装着する
ようにしているので、梁110を手等で支えたままで作
業を行う必要がなく、作業の平易化を図ることができ
る。また、このように梁110を仮保持した状態で梁1
10のフック孔112とそれに対応する取付面122C
のフック孔125とが一致するようにしているので、こ
れらフック孔112、125にブラケット180の係合
爪183を極めて容易に挿入することができる。
【0057】特に、このような仮保持手段Kとして、梁
110の上端部及び下端部に取付面122C側に向けて
突出する突起115、116を設けており、これら突起
115、116を取付面122Cのフック孔125に挿
脱し得るようにしているので、梁110を仮保持させる
ための特別な構造を支柱に造り込む必要がなく、係合爪
183を挿脱するためのフック孔125を梁110の仮
保持時にも有効に利用することができる。その際、梁1
10が板金素材を遡性変形したものであって、その一部
を切り起こして下側の突起116を作製しているので、
このような係合手段Kを簡単に形成することができる。
【0058】以上のような梁110の取付構造を、本実
施例ではサーバーラックの側部支持体120を構成する
取付部材たる支柱122に適用し、その支柱122の後
向面を取付面122Cとしているので、支柱122に自
立性を付与することができ、また、梁110に棚140
等を適宜支持させて、ラックを高さ変更が容易な棚14
0を備えたものとすることができる。
【0059】さらに、このような梁110を横枠材10
0Aとして上下2段に並べ、その両端部を縦枠材100
Bで連結した枠体100を構成しているので、このよう
な枠体100を上記のように取り付けが容易で確実な梁
110の取付構造を有効に利用して支柱122の取付面
122Cに取り付けることで、支柱122の自立性とラ
ックの強度をさらに高めることができる。また、本実施
例を適用した支柱122には、梁110と枠体100と
の両方を同様の構造で取り付けるようにしているので、
ラックの強度をさらに有効に高め、また天板130や棚
140等を容易に取り付けられる極めて有用なラックを
構成することができる。
【0060】なお、本発明は、上記第2実施例に限られ
るものでもない。例えば、係合爪は、図20(a)に示
すように、係合爪283の内方側にも突出する部位を形
成し、その後向面283cと外方側に突出する後向面2
83bとを取付面122Cの裏側に当接させるととも
に、内向面283dをフック孔112、125の開口側
縁に当接させるようにすれば、より強固な係合爪283
の係合状態を得ることができる。また、取付面122c
のフック孔は、矩形のものに限らず、図20(b)に示
すように、端部に向かって開口巾が漸次狭くなるような
テーパ形状を有するものであってもよい。このようにす
れば、ブラケットの係合爪が、このフック孔325のテ
ーパー形状の開口縁325bに上下方向のガタつきを規
制されてより確実に係合し得ることとなり、梁を上下方
向にガタつきなくより確実に取り付けることができる。
なお、ここではフック孔325の形成上の便のために、
両側端部に向かってテーパ形状に開口縁325bを開口
しているが、左右の係合爪がそれぞれ係合する方向にの
み開口縁がテーパー形状を有するように、このフック孔
325を略中央で想像線で示すように縦に半分に割った
形状若くはそれに類似する形状のものを左右それぞれに
設けてもよい。また、図20(c)に示すように、横長
の楕円形状のフック孔425であっても、その開口縁4
25bは端部に向かって漸次巾狭となるので、前記テー
パー形状を有するフック孔325と同様の効果を得るこ
とができる。
【0061】また、図21(a)に示すように、梁等に
矩形のフック孔515を開口する際に、そのフック孔5
15の周縁となる辺のうち3辺を切開し、残る1辺51
2bに沿って取付面122c側に向けて切り起こすこと
によりフック孔512と同時に形成される突起515を
仮保持手段Kとして利用するものである場合には、この
突起515とブラケット180の係合爪183とを、取
付面122cの共通のフック孔525に挿入することが
でき、突起515が仮保持手段Kとしての役割を果たす
とともに、係合爪183と共に取付面122cに対する
本止めとしての役割をも果たすこととなる。ここでは、
フック孔512の上縁512bを切り起こし上側の突起
515を形成した場合を説明したが、下側の突起516
も同様にしてフック孔512の下縁を切り起こして形成
すればよい。このような場合には、取付面のフック孔5
25を、その周縁において上縁及び下縁にフック孔52
5の開口を略矩形に拡開するフック孔拡張部525cを
形成するとともに、フック孔525の両端部に向かって
漸次巾狭となるようなテーパ形状を形成しておき、フッ
ク孔拡張部525cに突起515を収容し、テーパ形状
の開口縁525bに係合爪183を係合させるようにし
ておくと、梁の上下方向へのガタつきをより有効に防止
することが可能となる。
【0062】さらに本発明は、ラックの支柱に限らず、
デスク等一対の取付部材を有する種々のものに対して適
用し得るものである。その他、各部の具体的な構成も、
上記実施例に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成であるか
ら、以下に記載される効果が奏される。すなわち、本発
明に係る横架材の取付構造は、ブラケットを、係合爪を
有する第1のブラケット要素及び規制部を有する第2の
ブラケット要素から構成し、それら両ブラケット要素
を、付勢手段を通じて同時にフック孔に挿脱し得る位置
と同時にフック孔に係留し得る位置との間で相対移動さ
せ得るように構成して、このブラケットに対して横架材
を取り付けるようにしたものである。
【0064】このため、取付面に対する横架材の適正な
取付機能を確保した上で、フック孔に対するブラケット
の係脱作業を平易に行うことができ、しかも、横架材の
着脱時に取付面等を傷つけたりビス孔が多数箇所に開口
する恐れをなくして長期に亘り取付面ひいては家具の適
正な外観を維持することができる。特に、第2のブラケ
ット要素の規制部を第1のブラケット要素の係合爪とは
逆向きにフック孔に係合する係合爪とした場合には、ブ
ラケット自体を取付面に強固に固定することができるた
め、このブラケットを介して取り付けられる横架材の取
付強度を有効に向上させることが可能になる。
【0065】また、横架材をブラケットに仮保持し、付
勢手段による付勢時に横架材をブラケットに同時に定着
させるようにすれば、労力を極力少なくして横架材を所
定取付位置に取り付けることができる。付勢手段をねじ
部材とし、このねじ部材の螺着操作を通じて両ブラケッ
ト要素を相対移動させるように構成すれば、構造簡素に
して取付作業も簡便なものにすることができ、また両ブ
ラケット要素を移動先の位置に確実に保持することがで
きる。
【0066】さらに、両ブラケット要素間にその相対移
動動作を一定の範囲に規制する係合部を形成しておけ
ば、一体的な取扱いを可能にし、またフック孔から外れ
た状態にあるブラケットを再度そのままフック孔に挿通
させ得る状態に維持して、取扱いの便を有効に向上させ
ることができ、その係合部を、相対遊動可能な軸部と孔
との係合構造とすれば、簡素な構造とすることができ
る。
【0067】このような係合部を設けるにあたり、第
1、第2のブラケット要素間を支軸を介して枢結し、そ
の回動動作を通じてフック孔への係脱状態が切り替わる
ように構成しておけば、係合部の形成箇所を1箇所に抑
えて作動の円滑化を図ることができ、ねじ部材等の操作
箇所も1箇所で済ますことができる。さらに、第1のブ
ラケット要素の対向壁間に第2のブラケット要素を内有
させ、両ブラケット要素をフック孔に挿通させた状態
で、第1のブラケット要素を被覆する位置に横架材を取
り付けるように構成すれば、ブラケットへの横架材の後
付けを簡単、確実ならしめることができる。
【0068】さらにまた、横架材を第1のブラケット要
素に被覆する際に、一方に設けた軸部を他方に設けたダ
ルマ孔の大径部から小径部へ移行させるように構成した
場合には、横架材をブラケットの所定位置に簡単かつ確
実に位置決めすることが可能となる。本発明は、以上の
ような取付構造であるから、適用対象が高い自立性を要
求されるサーバーラックの側部支持体等であっても、横
架材の簡単かつ適正な取付位置の変更を可能にし得るも
のである。
【0069】本発明に係る横架材の取付構造はまた、上
述した以外にも、対向する一対の取付部材の対向面と直
交して同一方向を向く一対の取付面に設けたフック孔に
対応するように横架材にフック孔を設け、それら両フッ
ク孔を一致させた状態で、両フック孔にブラケットの係
合爪を同時に係合可能させるとともに、定着手段により
係合爪がフック孔に係合した状態を保持するようにブラ
ケットを横架材に定着させるように構成し、横架材を取
付部材間に架設するようにしたものである。
【0070】このため、取付面に対する横架材の適正な
取付機能を確保して、ブラケットを横架材と取付面との
両方のフック孔に対して容易に係脱することができる。
しかも、横架材に、取付部材に対する取り付け代を有効
に確保しその取付強度を高めることができ、また、支柱
と梁との間に隙間を生じさせずに前方視の外観も向上す
ることができる。さらに、横架材が対向面と直交する取
付面に取り付けられるので、対向面を傷つけたり、ビス
孔が多数箇所に露出する恐れをなくして、長期に亘り対
向面ならびに家具の適正な外観を維持することも可能と
なる。
【0071】また、ブラケットを回動して係合爪をフッ
ク孔に挿入するようにしてブラケットを装着するように
している場合には、係合爪の基端をフック孔の開口縁部
に係合させてその位置を中心にブラケットを回動すれば
ブラケットの装着が容易となるだけでなく、より密接な
ブラケットの装着状態を得ることができる。さらに、取
付面の裏側に当接する係合爪の後向面と横架材に当接す
るブラケットの第1の当接辺との距離を、係合爪を挿入
した両フック孔の厚み寸法と略等しくなるようにしてい
れば、係合爪の後向面と第1の当接辺とで取付面を設け
た取付部材と横架材とを緊密に挟み込むことができるの
で、さらに密接且つ適正に係合爪を係合させ、横架材も
取付面に適切に取り付けることができる。
【0072】さらにまた、横架材の両端部で、係合爪が
フック孔に対して相互に相寄る方向又は相反する方向に
係合するようにしている場合は、係合爪を係合させた状
態で横架材が取付面に対して移動することができなくな
るので、その位置で横架材を適正に保持することが可能
となる。また、定着手段をねじ部材として、その螺着操
作によってブラケットを横架材に定着させると同時に横
架材を取付面に定着させるようにする場合には、簡素な
構造で取付強度を有効に向上し、横架材の適切な取付状
態を実現することができる。
【0073】さらに、取付面のフック孔を、その端部に
向かって開口巾が漸次狭くなるように開口している場合
には、ブラケットの係合爪がより強固にフック孔と係合
することとなり、係合爪の上下方向へのガタが規制され
るため、横架材をガタつきなくより適正に取り付けるこ
とができる。また、横架材に設けた仮保持手段により横
架材を取付面に仮保持し、その状態で横架材と取付面の
フック孔が一致するようにしてブラケットを装着するよ
うに構成すれば、横架材の取付作業の便を軽減すること
ができる。この場合、そのような仮保持手段が、取付面
に向けて突出し取付面のフック孔に挿脱し得るように横
架材に設けた突起であれば、仮保持用の構造を取付部材
に別途に造り込む必要がなく、取付面のフック孔を仮保
持用と本止め用とに兼用することができる。
【0074】さらに、板金素材からなる横架材の一部を
切り起こした突起を、仮保持手段として用いている場合
には、このような突起を極めて容易に作製することがで
きる。特にこの場合、横架材にフック孔を開口する際そ
の開口縁のうち1辺を切り起こせば、このような突起を
さらに簡単に作製することができる。また、このように
すれば、突起と係合爪とを、取付面の共通のフック孔に
挿入することができるので、突起を仮保持手段としての
機能させるとともに、係合爪と共に取付面に対する本止
めとしても機能させることができる。
【0075】その際、取付面のフック孔の周縁におい
て、その上縁又は下縁の少なくとも一方にフック孔の開
口を拡開するフック孔拡張部を形成し、このフック孔拡
張部に仮保持手段たる突起を収容するようにすれば、突
起をフック孔拡張部に退避させてその周縁に係合させる
とともに、係合爪をフック孔の開口側縁に係合させて、
より強い係合状態を得ることにより、横架材の上下方向
へのガタつきを極めて有効に防止することが可能とな
る。
【0076】以上のような構成の本発明は、適用対象が
ラックやデスクを構成する側部支持体とする場合であれ
ば、横架材たる梁の取付位置の適正な変更が可能とな
る。特に、横架材を上下2段に並列しその両端部を縦枠
材で連結した枠体を取付面に取り付けるようにしている
場合には、上記のように簡便且つ適正な横架材の取付構
造を有効に利用して、側部支持体を自立性をより向上す
ることができる。さらに側部支持体に、前記梁と枠体と
の両方を取り付けるようにすれば、ラックやデスク等の
組み立て作業の簡便化を図り、それらの組み立て後にお
ける梁の位置変更も容易となるばかりでなく、梁や枠体
を利用して、天板や棚等を容易に取り付けることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を適用したサーバーラック
を示す前方斜視図。
【図2】同左側面図。
【図3】同部分後方斜視図。
【図4】同実施例の要部斜視図。
【図5】同実施例を構成する第1のブラケット要素を示
す斜視図。
【図6】同実施例を構成する第2のブラケット要素を示
す斜視図。
【図7】同実施例の梁取付部分を示す断面図。
【図8】同作用説明図。
【図9】同実施例の他の梁取付部分を示す断面図。
【図10】図8におけるX−X線断面図。
【図11】本発明の第2実施例を適用したサーバーラッ
クを示す前方斜視図。
【図12】同左側面図。
【図13】同部分後方斜視図。
【図14】同実施例を構成する梁を示す後方斜視図。
【図15】同実施例を構成する枠体を示す後方斜視図。
【図16】同実施例の要部を拡大、分解して示す後方斜
視図。
【図17】同要部拡大後方斜視図。
【図18】同実施例の要部を拡大して示す縦断面図。
【図19】同横断面図。
【図20】同実施例の変形例を示す図。
【図21】同実施例のその他の変形例を示す図。
【符号の説明】
1、110…横架材(梁) 2、120…側部支持体 8、180…ブラケット 11…ダルマ孔 11a…大径部 11b…小径部 22B、122C…取付面 25、125、325、425、525…フック孔 80…係合部 81…第1のブラケット要素 81A…対向壁 81a…係合爪 82…第2のブラケット要素 82a…規制部(係合爪) 82d…挿通孔 83…付勢手段(ねじ部材) 84…支軸 85…軸部 86…軸部 100…枠体 100B…縦枠材 112…フック孔 115、116、100a、515…突起 122A…対向面 183、283…係合爪 184…定着手段(ねじ部材)

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向位置にそれぞれフック孔を有する一対
    の取付面間に対をなすブラケットを介して横架材を架設
    するようにしたものであって、 ブラケットを、前記フック孔に係合可能な係合爪を有す
    る第1のブラケット要素と、この第1のブラケット要素
    に対して相対移動可能に関連づけられその相対動作によ
    り一部に設けた規制部をフック孔に挿入して該規制部と
    もども前記第1のブラケット要素の係合爪をフック孔に
    抜脱不能に係留させる第2のブラケット要素と、これら
    両ブラケット要素を係合爪及び規制部がフック孔に挿脱
    し得る位置から係合爪及び規制部がフック孔に係留し得
    る位置に向かって付勢する付勢手段とを具備してなるも
    のにし、このブラケットに横架材を取り付けるようにし
    ていることを特徴とする横架材の取付構造。
  2. 【請求項2】第2のブラケット要素の規制部が、第1の
    ブラケット要素の係合爪に対して逆向きにフック孔に係
    合可能な係合爪であり、付勢手段が、両ブラケット要素
    を各係合爪が同時にフック孔に挿脱し得る位置から各係
    合爪が同時にフック孔に係合し得る位置に向かって付勢
    するものであることを特徴とする請求項1記載の横架材
    の取付構造。
  3. 【請求項3】横架材をブラケットに仮保持し、付勢手段
    による付勢時に横架材をブラケットに同時に定着させる
    ようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    横架材の取付構造。
  4. 【請求項4】付勢手段が、横架材を貫通して第2のブラ
    ケット要素に螺着されるねじ部材であり、このねじ部材
    の螺着操作によって横架材を足場に第2のブラケット要
    素を第1のブラケット要素に対して相対移動させるよう
    にしていることを特徴とする請求項3記載の横架材の取
    付構造。
  5. 【請求項5】第1のブラケット要素と第2のブラケット
    要素との間に、相対移動動作を一定の範囲に規制する係
    合部を設けていることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の横架材の取付構造。
  6. 【請求項6】係合部が、第1のブラケット要素若しくは
    第2のブラケット要素の何れか一方に設けた孔と他方に
    設けられその孔に遊動可能に挿入される軸部とからなる
    ことを特徴とする請求項5記載の横架材の取付構造。
  7. 【請求項7】第1のブラケット要素と第2のブラケット
    要素とを支軸を介して枢結し、第1のブラケット要素に
    対する前記支軸回りの第2のブラケット要素の回動動作
    を通じて、両ブラケット要素に、係合爪及び規制部が同
    時にフック孔に挿通し得る位置と係合爪及び規制部が同
    時にフック孔に係留し得る位置とをとらせるようにして
    いることを特徴とする請求項5又は6記載の横架材の取
    付構造。
  8. 【請求項8】第1のブラケット要素が一対の対向壁の間
    に第2のブラケット要素を内有してなるものであり、こ
    れら両ブラケット要素をフック孔に係留させた状態で、
    第1のブラケット要素を被覆する位置に横架材を取り付
    け得るように構成していることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の横架材の取付構造。
  9. 【請求項9】第1のブラケット要素の対向壁若しくは横
    架材の対応箇所の何れか一方に軸部を突設するととも
    に、他方にその軸部を挿入し得るダルマ孔を設け、付勢
    手段による付勢後に、その軸部をダルマ孔の大径部から
    小径部へ移行した位置に保持するようにしていることを
    特徴とする請求項8記載の横架材の取付構造。
  10. 【請求項10】取付面が、ラックやデスクを構成する側
    部支持体の内面であり、横架材がそれら両側部支持体間
    を連結する梁であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8又は9記載の横架材の取付構
    造。
  11. 【請求項11】対向位置に配置された一対の取付部材間
    にブラケットを介して横架材を架設するようにしたもの
    であって、 前記取付部材の対向面と直交して同一方向を向いた一対
    の取付面にそれぞれフック孔を設け、そのフック孔に対
    応するように横架材にフック孔を設けるとともに、ブラ
    ケットを、それら両フック孔に同時に係合可能な係合爪
    と、少なくともこの係合爪が両フック孔に係合した状態
    を保持しブラケットをその位置に定着させる定着手段と
    を具備してなるものにし、取付面のフック孔と横架材の
    フック孔とを一致させた位置で前記ブラケットにより取
    付面に横架材を取り付けるようにしていることを特徴と
    する横架材の取付構造。
  12. 【請求項12】ブラケットを、係合爪から先にフック孔
    に挿入するとともにブラケット全体を回動して装着する
    ようにしていることを特徴とする請求項11記載の横架
    材の取付構造。
  13. 【請求項13】係合爪を取付面及び横架材のフック孔に
    係合させた状態で、取付面の裏側に当接する係合爪の後
    向面と横架材に当接するブラケットの第1の当接辺との
    距離を、取付面のフック孔及び横架材のフック孔の厚み
    寸法に略等しくなるようにしていることを特徴とする請
    求項11又は12記載の横架材の取付構造。
  14. 【請求項14】係合爪とフック孔との係合方向が、横架
    材の両端部で相互に相寄る方向又は相反する方向となる
    ようにしていることを特徴とする請求項11、12又は
    13記載の横架材の取付構造。
  15. 【請求項15】定着手段が、横架材を貫通して該横架材
    に螺着されるねじ部材であり、ブラケットを足場にした
    ねじ部材の螺着操作によって、ブラケットを横架材に定
    着させるとともに、横架材を取付面に定着させるように
    していることを特徴とする請求項11、12、13又は
    14記載の横架材の取付構造。
  16. 【請求項16】取付面のフック孔が、その端部に向かっ
    て開口巾が漸次狭くなるような形状を有していることを
    特徴とする請求項11、12、13、14又は15記載
    の横架材の取付構造。
  17. 【請求項17】横架材を取付面に仮保持する仮保持手段
    を該横架材に設け、この仮保持手段により横架材を取付
    面に仮保持した状態で、ブラケットを前記両フック孔に
    挿入するようにしていることを特徴とする請求項11、
    12、13、14、15又は16記載の横架材の取付構
    造。
  18. 【請求項18】仮保持手段が、取付面に向けて突出し該
    取付面のフック孔に挿脱し得るように横架材に設けた突
    起であることを特徴とする請求項17記載の横架材の取
    付構造。
  19. 【請求項19】横架材が、板金素材を遡性変形してなる
    ものであって、突起が、横架材の一部を取付面に向けて
    切り起こして形成したものであることを特徴とする請求
    項18記載の横架材の取付構造。
  20. 【請求項20】突起が、横架材に矩形のフック孔を開口
    する際に、該フック孔の周縁となる辺のうち3辺を切開
    し、残る1辺に沿って取付面に向けて切り起こすことに
    より該フック孔と同時に形成されるものであり、この突
    起とブラケットの係合爪とを、取付面の共通のフック孔
    に挿入するようにしていることを特徴とする請求項19
    記載の横架材の取付構造。
  21. 【請求項21】取付面のフック孔の周縁において、その
    上縁又は下縁の少なくとも一方にフック孔の開口を拡開
    するフック孔拡張部を形成し、このフック孔拡張部に前
    記突起を収容するようにしていることを特徴とする請求
    項20記載の横架材の取付構造。
  22. 【請求項22】取付部材がラックやデスクを構成する側
    部支持体であり、取付面がその側部支持体の後向面であ
    って、横架材がそれら両側部支持体間を連結する梁であ
    ることを特徴とする請求項11、12、13、14、1
    5、16、17、18、19、20又は21記載の横架
    材の取付構造。
  23. 【請求項23】横架材を、上下2段に並列するように取
    付面に取り付けるとともに、両横架材の両端部をそれぞ
    れ縦枠材で連結し、これら横架材及び縦枠材によって側
    部支持体を自立させるための枠体を構成していることを
    特徴とする請求項22記載の横架材の取付構造。
  24. 【請求項24】側部支持体に、前記梁と枠体との両方を
    取り付けていることを特徴とする請求項23記載の横架
    材の取付構造。
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