JP2000296314A - 電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置 - Google Patents
電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置Info
- Publication number
- JP2000296314A JP2000296314A JP11104166A JP10416699A JP2000296314A JP 2000296314 A JP2000296314 A JP 2000296314A JP 11104166 A JP11104166 A JP 11104166A JP 10416699 A JP10416699 A JP 10416699A JP 2000296314 A JP2000296314 A JP 2000296314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- water
- desalination
- anion
- treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気脱塩装置におけるスケール生成を経済
的、工業的に有利に防止して、長期に亘り安定かつ効率
的な処理を行う。 【解決手段】 脱塩室2と濃縮室3と電極室4とを備え
る電気脱塩装置1に原水を供給して脱塩処理する方法に
おいて、脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極室流入水
のうちのずれか一つの流入水をアニオン交換処理する。
脱塩室2、濃縮室3及び電極室4のうちいずれか一つの
流入水導入配管にアニオンポリッシャー5を設けた電気
脱塩装置1。
的、工業的に有利に防止して、長期に亘り安定かつ効率
的な処理を行う。 【解決手段】 脱塩室2と濃縮室3と電極室4とを備え
る電気脱塩装置1に原水を供給して脱塩処理する方法に
おいて、脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極室流入水
のうちのずれか一つの流入水をアニオン交換処理する。
脱塩室2、濃縮室3及び電極室4のうちいずれか一つの
流入水導入配管にアニオンポリッシャー5を設けた電気
脱塩装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気脱塩装置によ
る脱塩処理方法及び電気脱塩装置に係り、特に、電気脱
塩装置におけるスケール生成による性能低下を防止して
長期に亘り安定かつ効果的な脱塩処理を行うことができ
る電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置に関する。
る脱塩処理方法及び電気脱塩装置に係り、特に、電気脱
塩装置におけるスケール生成による性能低下を防止して
長期に亘り安定かつ効果的な脱塩処理を行うことができ
る電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造工場、液晶製造工場、
製薬工業、食品工業等の各種の産業ないし研究施設等に
おいて使用される純水や超純水の製造手段として、電極
を備える電極室(陽極室と陰極室)の間に複数のアニオ
ン交換膜及びカチオン交換膜を交互に配列して濃縮室と
脱塩室とを交互に形成した電気脱塩装置が用いられるよ
うになってきている。
製薬工業、食品工業等の各種の産業ないし研究施設等に
おいて使用される純水や超純水の製造手段として、電極
を備える電極室(陽極室と陰極室)の間に複数のアニオ
ン交換膜及びカチオン交換膜を交互に配列して濃縮室と
脱塩室とを交互に形成した電気脱塩装置が用いられるよ
うになってきている。
【0003】電気脱塩装置は効率的な脱塩処理が可能で
あり、イオン交換樹脂のような再生を必要とせず、完全
な連続採水が可能で、極めて高純度の水が得られるとい
う優れた効果を奏する。なお、電気脱塩装置には、脱塩
室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂とが混合して
充填されているものと、脱塩室にイオン交換樹脂が充填
されていないものとがあるが、処理水の水質向上の点で
は、脱塩室にイオン交換樹脂が充填されたものの方が効
果的である。
あり、イオン交換樹脂のような再生を必要とせず、完全
な連続採水が可能で、極めて高純度の水が得られるとい
う優れた効果を奏する。なお、電気脱塩装置には、脱塩
室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂とが混合して
充填されているものと、脱塩室にイオン交換樹脂が充填
されていないものとがあるが、処理水の水質向上の点で
は、脱塩室にイオン交換樹脂が充填されたものの方が効
果的である。
【0004】電気脱塩装置では、脱塩室に流入した原水
中のイオンが親和力、濃度及び移動度に基いて電位をか
けた電極の方向(被処理水の流れに対して直角方向)に
移動し、更に、脱塩室と濃縮室とを仕切るカチオン交換
膜又はアニオン交換膜を横切って移動し、すべての室に
おいて電荷の中和が保たれるようになる。そして、イオ
ン交換膜の半浸透特性及び電位により、原水中のイオン
は脱塩室では減少し、隣りの濃縮室では濃縮されること
になる。このため、脱塩室から脱塩水が回収される。
中のイオンが親和力、濃度及び移動度に基いて電位をか
けた電極の方向(被処理水の流れに対して直角方向)に
移動し、更に、脱塩室と濃縮室とを仕切るカチオン交換
膜又はアニオン交換膜を横切って移動し、すべての室に
おいて電荷の中和が保たれるようになる。そして、イオ
ン交換膜の半浸透特性及び電位により、原水中のイオン
は脱塩室では減少し、隣りの濃縮室では濃縮されること
になる。このため、脱塩室から脱塩水が回収される。
【0005】一般に、この電気脱塩装置の原水として
は、市水等を活性炭処理した後、逆浸透(RO)膜分離
処理した水が用いられており、また、通常の場合、水回
収率を高めるために、濃縮室の流出水は、その一部のみ
が系外へ排出され、残部は濃縮室の入口側へ循環されて
いる。
は、市水等を活性炭処理した後、逆浸透(RO)膜分離
処理した水が用いられており、また、通常の場合、水回
収率を高めるために、濃縮室の流出水は、その一部のみ
が系外へ排出され、残部は濃縮室の入口側へ循環されて
いる。
【0006】このような電気脱塩装置では、通水を継続
して行うことにより、電気脱塩装置内にスケールが発生
し、性能が低下するという問題があった。「クリーンテ
クノロジー」(1998.10)第62頁〜第65頁に
は、このスケール発生の要因として、アニオン交換膜の
濃縮室側の境界層でのOH-濃度の上昇で濃縮水中の硬
度成分が析出する旨解説されている。即ち、一般に電気
脱塩装置の原水はその前段でRO膜分離処理を行うが、
このRO膜分離処理を行ってもCa2+等の硬度成分を十
分に除去することは困難であり、RO膜分離処理後もな
お残留する硬度成分が電気脱塩装置におけるスケール析
出の要因となる。
して行うことにより、電気脱塩装置内にスケールが発生
し、性能が低下するという問題があった。「クリーンテ
クノロジー」(1998.10)第62頁〜第65頁に
は、このスケール発生の要因として、アニオン交換膜の
濃縮室側の境界層でのOH-濃度の上昇で濃縮水中の硬
度成分が析出する旨解説されている。即ち、一般に電気
脱塩装置の原水はその前段でRO膜分離処理を行うが、
このRO膜分離処理を行ってもCa2+等の硬度成分を十
分に除去することは困難であり、RO膜分離処理後もな
お残留する硬度成分が電気脱塩装置におけるスケール析
出の要因となる。
【0007】特開平7−8948号公報及び同10−2
16749号公報には、電気脱塩装置を組み込んだ超純
水製造システムにおいて、特にTOCの除去を目的とし
て電気脱塩装置の前段でアニオン交換処理を行う構成が
記載されている。
16749号公報には、電気脱塩装置を組み込んだ超純
水製造システムにおいて、特にTOCの除去を目的とし
て電気脱塩装置の前段でアニオン交換処理を行う構成が
記載されている。
【0008】また、特開平11−42498号公報に
は、カチオン交換後に電気脱塩装置に通水して電気脱塩
装置のスケール発生を防止する方法が記載されている。
は、カチオン交換後に電気脱塩装置に通水して電気脱塩
装置のスケール発生を防止する方法が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−8948号
公報や同10−216749号公報にはアニオン交換処
理とスケールとの関係についての記載はないが、これら
の公報に記載される電気脱塩装置の流入水の全量をアニ
オン交換処理する方法では、処理コストが高騰し、ま
た、装置も大型化する上に、メンテナンス頻度も増える
ため、経済的、工業的に不利である。
公報や同10−216749号公報にはアニオン交換処
理とスケールとの関係についての記載はないが、これら
の公報に記載される電気脱塩装置の流入水の全量をアニ
オン交換処理する方法では、処理コストが高騰し、ま
た、装置も大型化する上に、メンテナンス頻度も増える
ため、経済的、工業的に不利である。
【0010】また、特開平11−42498号公報に記
載されるように、カチオン交換後に電気脱塩装置に通水
する方法では、電気脱塩装置で除去し難い炭酸成分が前
段で十分に除去されていない場合には、これにより処理
水質が低下する恐れがあった。
載されるように、カチオン交換後に電気脱塩装置に通水
する方法では、電気脱塩装置で除去し難い炭酸成分が前
段で十分に除去されていない場合には、これにより処理
水質が低下する恐れがあった。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決し、電気
脱塩装置におけるスケール生成を経済的、工業的に有利
に防止して、長期に亘り安定かつ効率的な処理を行うこ
とができる電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置を提供す
ることを目的とする。
脱塩装置におけるスケール生成を経済的、工業的に有利
に防止して、長期に亘り安定かつ効率的な処理を行うこ
とができる電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電気脱塩処理方
法は、脱塩室と濃縮室と電極室とを備える電気脱塩装置
に原水を供給して脱塩処理する方法において、該脱塩室
流入水、濃縮室流入水及び電極室流入水のうちのいずれ
か一つの流入水をアニオン交換処理することを特徴とす
る。
法は、脱塩室と濃縮室と電極室とを備える電気脱塩装置
に原水を供給して脱塩処理する方法において、該脱塩室
流入水、濃縮室流入水及び電極室流入水のうちのいずれ
か一つの流入水をアニオン交換処理することを特徴とす
る。
【0013】本発明の電気脱塩装置は、脱塩室と濃縮室
と電極室とを備える電気脱塩装置において、該脱塩室流
入水、濃縮室流入水及び電極流入水のうちのいずれか一
つの流入水の導入配管にアニオンポリッシャーが設けら
れていることを特徴とする。
と電極室とを備える電気脱塩装置において、該脱塩室流
入水、濃縮室流入水及び電極流入水のうちのいずれか一
つの流入水の導入配管にアニオンポリッシャーが設けら
れていることを特徴とする。
【0014】電気脱塩装置の流入水をアニオン交換処理
することにより、スケール生成の主要因である炭酸成分
を予め除去して電気脱塩装置内でのスケール生成を防止
することができる。
することにより、スケール生成の主要因である炭酸成分
を予め除去して電気脱塩装置内でのスケール生成を防止
することができる。
【0015】本発明では、電気脱塩装置の流入水の全量
ではなく、脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極室流入
水のうちのいずれか一つの流入水のみをアニオン交換処
理するため、このアニオン交換処理のための装置設備の
大型化が防止され、またメンテナンスも大幅に軽減され
ると共に、処理コストも低減される。
ではなく、脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極室流入
水のうちのいずれか一つの流入水のみをアニオン交換処
理するため、このアニオン交換処理のための装置設備の
大型化が防止され、またメンテナンスも大幅に軽減され
ると共に、処理コストも低減される。
【0016】このように電気脱塩装置の流入水の一部の
みを処理することで、電気脱塩装置内のスケールの生成
を防止し得ることは、従来全く認識されておらず、本発
明者により始めて解明された技術事項である。本発明で
は、必要最低限のアニオン交換処理水量で電気脱塩装置
でのスケール析出を有効に防止することができ、その工
業的有用性は極めて大きい。
みを処理することで、電気脱塩装置内のスケールの生成
を防止し得ることは、従来全く認識されておらず、本発
明者により始めて解明された技術事項である。本発明で
は、必要最低限のアニオン交換処理水量で電気脱塩装置
でのスケール析出を有効に防止することができ、その工
業的有用性は極めて大きい。
【0017】なお、アニオン交換処理は、特に濃縮室流
入水に対して行うのが好ましく、これにより主に濃縮室
内で生成するスケールの析出をより直接的かつ効果的に
防止することができる。即ち、スケール生成の主要因
は、アニオン交換膜の濃縮室側でOH-やHCO3 -等の
アニオン濃度が上昇し、また、カチオン交換膜の濃縮室
側でCa2+等のカチオン濃度が上昇し、これにより濃縮
室のイオン交換膜面に炭酸カルシウム等のスケールが発
生することによるものであるため、特に、濃縮室流入水
をアニオン交換処理することによりスケールを有効に防
止することができる。
入水に対して行うのが好ましく、これにより主に濃縮室
内で生成するスケールの析出をより直接的かつ効果的に
防止することができる。即ち、スケール生成の主要因
は、アニオン交換膜の濃縮室側でOH-やHCO3 -等の
アニオン濃度が上昇し、また、カチオン交換膜の濃縮室
側でCa2+等のカチオン濃度が上昇し、これにより濃縮
室のイオン交換膜面に炭酸カルシウム等のスケールが発
生することによるものであるため、特に、濃縮室流入水
をアニオン交換処理することによりスケールを有効に防
止することができる。
【0018】また、アニオン交換処理には、アニオン交
換樹脂を充填した非再生型アニオン交換塔(アニオンポ
リッシャー)を用いるのが、メンテナンスの軽減の上で
好ましく、本発明では、特にアニオン交換処理水量が少
ないことから、アニオンポリッシャーを用いた場合、そ
の交換頻度が著しく少なくて済むため、極めて有利であ
る。
換樹脂を充填した非再生型アニオン交換塔(アニオンポ
リッシャー)を用いるのが、メンテナンスの軽減の上で
好ましく、本発明では、特にアニオン交換処理水量が少
ないことから、アニオンポリッシャーを用いた場合、そ
の交換頻度が著しく少なくて済むため、極めて有利であ
る。
【0019】また、前述の如く、水回収率の向上のため
に、濃縮室の流出水は濃縮室の流入側へ循環させること
が好ましく、この場合において、この循環水をアニオン
ポリッシャーの入口側へ循環することにより、スケール
生成成分が濃縮されている循環水を処理することで良好
なスケール防止効果を得ることができる。
に、濃縮室の流出水は濃縮室の流入側へ循環させること
が好ましく、この場合において、この循環水をアニオン
ポリッシャーの入口側へ循環することにより、スケール
生成成分が濃縮されている循環水を処理することで良好
なスケール防止効果を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の電気脱塩処理方法及び電気
脱塩装置の実施の形態を示す系統図である。
脱塩装置の実施の形態を示す系統図である。
【0022】図1において、電気脱塩装置1には、水道
水等の水を活性炭塔の前処理を施した後RO膜分離処理
した水が、原水として、脱塩室2、濃縮室3及び電極室
4にそれぞれ導入され、脱塩室2の流出水は脱塩水(処
理水)として取り出される。濃縮室3の流出水は一部が
系外へ排出され、残部はポンプPにより濃縮室3の入口
側へ循環される。また、電極室4の流出水は系外へ排出
される。
水等の水を活性炭塔の前処理を施した後RO膜分離処理
した水が、原水として、脱塩室2、濃縮室3及び電極室
4にそれぞれ導入され、脱塩室2の流出水は脱塩水(処
理水)として取り出される。濃縮室3の流出水は一部が
系外へ排出され、残部はポンプPにより濃縮室3の入口
側へ循環される。また、電極室4の流出水は系外へ排出
される。
【0023】図1の電気脱塩装置1では、これらの各室
に導入される原水のうち、濃縮室3に流入する原水をア
ニオンポリッシャー5でアニオン交換処理する。循環水
はアニオンポリッシャーの入口側へ戻すことで、循環水
についてもアニオン交換処理を行う。
に導入される原水のうち、濃縮室3に流入する原水をア
ニオンポリッシャー5でアニオン交換処理する。循環水
はアニオンポリッシャーの入口側へ戻すことで、循環水
についてもアニオン交換処理を行う。
【0024】アニオンポリッシャーとしては、強塩基性
アニオン交換樹脂を充填したものが好ましく、通水速度
SV=20〜100m3−水/m3−樹脂・hr程度で処
理するのが好ましい。このようにアニオンポリッシャー
で処理することにより、濃縮室3に流入する水に含まれ
る、スケール生成の主要因である炭酸成分をほぼ完全に
除去することができ、電気脱塩装置1内でのスケール析
出を有効に防止することができる。
アニオン交換樹脂を充填したものが好ましく、通水速度
SV=20〜100m3−水/m3−樹脂・hr程度で処
理するのが好ましい。このようにアニオンポリッシャー
で処理することにより、濃縮室3に流入する水に含まれ
る、スケール生成の主要因である炭酸成分をほぼ完全に
除去することができ、電気脱塩装置1内でのスケール析
出を有効に防止することができる。
【0025】なお、本発明は、電気脱塩装置の各室流入
水のうちの一つをアニオン交換処理するものであり、濃
縮室流入水ではなく、脱塩室流入水又は電極室流入水を
アニオン交換処理しても良い。しかしながら、前述の如
く、スケールは、濃縮室のアニオン交換膜面付近で発生
し易いことから、濃縮室流入水をアニオン交換処理する
のが最も効果的である。
水のうちの一つをアニオン交換処理するものであり、濃
縮室流入水ではなく、脱塩室流入水又は電極室流入水を
アニオン交換処理しても良い。しかしながら、前述の如
く、スケールは、濃縮室のアニオン交換膜面付近で発生
し易いことから、濃縮室流入水をアニオン交換処理する
のが最も効果的である。
【0026】また、アニオン交換処理にはアニオンポリ
ッシャーに限らず、再生型のアニオン交換塔を用いるこ
とも可能であるが、メンテナンスの軽減の面でアニオン
ポリッシャーを用いるのが好ましい。このようにアニオ
ンポリッシャーを用いる場合であっても、本発明では、
電気脱塩装置の流入水の全量ではなく、一部のみをアニ
オン交換処理するため、アニオンポリッシャーを頻繁に
交換する必要はない。
ッシャーに限らず、再生型のアニオン交換塔を用いるこ
とも可能であるが、メンテナンスの軽減の面でアニオン
ポリッシャーを用いるのが好ましい。このようにアニオ
ンポリッシャーを用いる場合であっても、本発明では、
電気脱塩装置の流入水の全量ではなく、一部のみをアニ
オン交換処理するため、アニオンポリッシャーを頻繁に
交換する必要はない。
【0027】なお、濃縮室の流出水の循環は、水回収率
の向上のために行われるが、この循環水量は、濃縮室の
流出水の70〜90%程度とし、電気脱塩装置の水回収
率は0.8〜0.95程度の条件で運転を実施するのが
好ましい。
の向上のために行われるが、この循環水量は、濃縮室の
流出水の70〜90%程度とし、電気脱塩装置の水回収
率は0.8〜0.95程度の条件で運転を実施するのが
好ましい。
【0028】本発明において用いる電気脱塩装置は、陽
極を備える陽極室と陰極を備える陰極室との間に、複数
のアニオン交換膜及びカチオン交換膜を交互に配列して
濃縮室と脱塩室とを交互に形成した一般的なものであ
り、脱塩室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との
混合樹脂が充填されたものであっても、充填されていな
いものであっても良いが、処理水の水質の向上の面から
は、脱塩室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混
合樹脂が充填されているものが好ましい。
極を備える陽極室と陰極を備える陰極室との間に、複数
のアニオン交換膜及びカチオン交換膜を交互に配列して
濃縮室と脱塩室とを交互に形成した一般的なものであ
り、脱塩室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との
混合樹脂が充填されたものであっても、充填されていな
いものであっても良いが、処理水の水質の向上の面から
は、脱塩室にアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混
合樹脂が充填されているものが好ましい。
【0029】また、脱塩室に充填されるイオン交換体
は、上記の樹脂状の組成物以外に繊維状のものも使用で
き、イオン交換機能を持つものであれば、これらに限定
されない。
は、上記の樹脂状の組成物以外に繊維状のものも使用で
き、イオン交換機能を持つものであれば、これらに限定
されない。
【0030】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【0031】なお、実施例及び比較例で用いた電気脱塩
装置は、脱塩室を3セル設けた小型テスト装置であり、
この電気脱塩装置は、脱塩室に強塩基性アニオン交換樹
脂と強酸性カチオン交換樹脂とが35:65(容量比)
で充填されたものである。また、アニオンポリッシャー
としては、強塩基性アニオン交換樹脂を充填したアニオ
ンポリッシャーを用いた。
装置は、脱塩室を3セル設けた小型テスト装置であり、
この電気脱塩装置は、脱塩室に強塩基性アニオン交換樹
脂と強酸性カチオン交換樹脂とが35:65(容量比)
で充填されたものである。また、アニオンポリッシャー
としては、強塩基性アニオン交換樹脂を充填したアニオ
ンポリッシャーを用いた。
【0032】実施例1 水道水を活性炭処理((株)クラレ製「クラレコールK
W10/32」,SV=20hr-1)した後、保安フィ
ルター(目開き25μm)を経てRO膜分離処理(ポリ
アミド製RO膜)して得られた水を原水として、図1に
示す電気脱塩装置で処理した。電気脱塩装置に導入した
原水量は63L/hrであり、そのうちの脱塩室、濃縮
室、電極室へは各々40L/hr、6L/hr(補給
分)、17L/hrを導入し、濃縮室の循環水量は28
L/hrとした。
W10/32」,SV=20hr-1)した後、保安フィ
ルター(目開き25μm)を経てRO膜分離処理(ポリ
アミド製RO膜)して得られた水を原水として、図1に
示す電気脱塩装置で処理した。電気脱塩装置に導入した
原水量は63L/hrであり、そのうちの脱塩室、濃縮
室、電極室へは各々40L/hr、6L/hr(補給
分)、17L/hrを導入し、濃縮室の循環水量は28
L/hrとした。
【0033】濃縮室流入水はアニオンポリッシャーにS
V=20hr-1で通水した。また、脱塩水量と濃縮水排
出量における電気脱塩装置の水回収率は0.87とし
た。
V=20hr-1で通水した。また、脱塩水量と濃縮水排
出量における電気脱塩装置の水回収率は0.87とし
た。
【0034】この条件で3ヶ月間連続通水を行い、3ヶ
月後の処理水の水質を調べ、結果を表1に示した。
月後の処理水の水質を調べ、結果を表1に示した。
【0035】また、電気脱塩装置を解体して内部のスケ
ール付着状況を調べ、結果を表1に示した。
ール付着状況を調べ、結果を表1に示した。
【0036】比較例1 実施例1において、アニオンポリッシャーによる処理を
全く行わなかったこと以外は同様にして3ヶ月連続通水
を行い、処理水の水質と電気脱塩装置内部のスケール付
着状況を調べ、結果を表1に示した。
全く行わなかったこと以外は同様にして3ヶ月連続通水
を行い、処理水の水質と電気脱塩装置内部のスケール付
着状況を調べ、結果を表1に示した。
【0037】比較例2 実施例1において、原水の全量をアニオンポリッシャー
で処理するように、図1に破線で示すように、脱塩室及
び電極室の流入水導入配管にもアニオンポリッシャーを
設けたこと以外は同様にして3ヶ月連続通水を行い、処
理水の水質と電気脱塩装置内部のスケール付着状況を調
べ、結果を表1に示した。
で処理するように、図1に破線で示すように、脱塩室及
び電極室の流入水導入配管にもアニオンポリッシャーを
設けたこと以外は同様にして3ヶ月連続通水を行い、処
理水の水質と電気脱塩装置内部のスケール付着状況を調
べ、結果を表1に示した。
【0038】なお、表1には、実施例1において3ヶ月
間の処理で要したアニオンポリッシャーによるアニオン
交換処理コスト(アニオンポリッシャーの交換頻度から
算出)を100としたときの、本比較例2におけるアニ
オン交換処理コスト指数を求めた結果を併記した。
間の処理で要したアニオンポリッシャーによるアニオン
交換処理コスト(アニオンポリッシャーの交換頻度から
算出)を100としたときの、本比較例2におけるアニ
オン交換処理コスト指数を求めた結果を併記した。
【0039】
【表1】
【0040】表1より明らかなように、本発明によれ
ば、電気脱塩装置内のスケールの発生を防止して長期に
亘り良好な水質の処理水を得ることができることがわか
る。
ば、電気脱塩装置内のスケールの発生を防止して長期に
亘り良好な水質の処理水を得ることができることがわか
る。
【0041】しかも、比較例2と実施例1との対比から
も明らかなように、その効果は、電気脱塩装置流入水の
全量をアニオン交換処理する場合と同等であり、この場
合に対して、アニオン交換処理水量が少ないことから、
アニオン交換処理に要するコストを大幅に低減すること
ができる。
も明らかなように、その効果は、電気脱塩装置流入水の
全量をアニオン交換処理する場合と同等であり、この場
合に対して、アニオン交換処理水量が少ないことから、
アニオン交換処理に要するコストを大幅に低減すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の電気脱塩処
理方法及び電気脱塩装置によれば、装置設備やメンテナ
ンス、更には処理コストの大幅な増大を引き起こすこと
なく、電気脱塩装置におけるスケールの生成を効果的に
防止することができ、長期に亘り安定かつ効率的な脱塩
処理を行うことができる。
理方法及び電気脱塩装置によれば、装置設備やメンテナ
ンス、更には処理コストの大幅な増大を引き起こすこと
なく、電気脱塩装置におけるスケールの生成を効果的に
防止することができ、長期に亘り安定かつ効率的な脱塩
処理を行うことができる。
【図1】本発明の電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置の
実施の形態を示す系統図である。
実施の形態を示す系統図である。
【符号の説明】 1 電気脱塩装置 2 脱塩室 3 濃縮室 4 電極室 5 アニオンポリッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA17 HA42 HA47 JA57A KA02 KA17 KA31 KA41 KA63 KB11 KB12 KB14 KD19 KE02P KE03P KE04P KE30Q MA13 MA14 PA01 PB06 PC02 4D025 AA04 AB16 BA14 BB02 BB07 CA04 CA06 DA03 DA05 DA06 4D061 DA03 DB13 EA09 EB01 EB13 EB37 EB39 FA06 FA08 FA09 FA13 GA21 GC02
Claims (5)
- 【請求項1】 脱塩室と濃縮室と電極室とを備える電気
脱塩装置に原水を供給して脱塩処理する方法において、 該脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極室流入水のうち
のいずれか一つの流入水をアニオン交換処理することを
特徴とする電気脱塩処理方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法において、濃縮室流入水
をアニオン交換処置することを特徴とする電気脱塩処理
方法。 - 【請求項3】 請求項2の方法において、濃縮室流入水
をアニオンポリッシャーでアニオン交換処理する方法で
あって、該濃縮室流出水を該アニオンポリッシャーの入
口側へ循環することを特徴とする電気脱塩処理方法。 - 【請求項4】 脱塩室と濃縮室と電極室とを備える電気
脱塩装置において、 該脱塩室流入水、濃縮室流入水及び電極流入水のうちの
いずれか一つの流入水の導入配管にアニオンポリッシャ
ーが設けられていることを特徴とする電気脱塩装置。 - 【請求項5】 請求項4において、濃縮室流入水の導入
配管にアニオンポリッシャーが設けられていることを特
徴とする電気脱塩装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11104166A JP2000296314A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11104166A JP2000296314A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296314A true JP2000296314A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14373473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11104166A Pending JP2000296314A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296314A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007505732A (ja) * | 2003-09-15 | 2007-03-15 | ザ ビーオーシー グループ ピーエルシー | 水溶性化学廃棄物の処理 |
| JP2007511348A (ja) * | 2003-11-13 | 2007-05-10 | ユーエスフィルター・コーポレイション | 水処理システム及び方法 |
| KR101364673B1 (ko) | 2005-09-13 | 2014-02-19 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 반도체디바이스 및 반도체디바이스의 테스팅방법 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11104166A patent/JP2000296314A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007505732A (ja) * | 2003-09-15 | 2007-03-15 | ザ ビーオーシー グループ ピーエルシー | 水溶性化学廃棄物の処理 |
| JP2007511348A (ja) * | 2003-11-13 | 2007-05-10 | ユーエスフィルター・コーポレイション | 水処理システム及び方法 |
| US8377279B2 (en) | 2003-11-13 | 2013-02-19 | Siemens Industry, Inc. | Water treatment system and method |
| KR101364673B1 (ko) | 2005-09-13 | 2014-02-19 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 반도체디바이스 및 반도체디바이스의 테스팅방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1102621B1 (en) | Method for reducing scaling in electrodeionization systems | |
| EP0803474B1 (en) | Electrodeionization apparatus and process for purifying a liquid | |
| JP3800449B2 (ja) | 高濃度の塩類を含有する有機性廃水の処理方法及び装置 | |
| JPH10272495A (ja) | 高濃度の塩類を含有する有機性廃水の処理方法 | |
| JP4710176B2 (ja) | 超純水製造装置 | |
| JP3137831B2 (ja) | 膜処理装置 | |
| JP2001198577A (ja) | 電気脱イオン装置 | |
| JP2000051665A (ja) | 脱塩方法 | |
| JP3656458B2 (ja) | 純水の製造方法 | |
| JP3788318B2 (ja) | 電気脱イオン装置及び電気脱イオン方法 | |
| WO2007132685A1 (ja) | 電気軟化装置、軟化装置、軟水製造方法及び軟化装置の運転方法 | |
| JP2001259644A (ja) | 純水製造装置およびその純水製造方法 | |
| JP2000296314A (ja) | 電気脱塩処理方法及び電気脱塩装置 | |
| JP2001314868A (ja) | 脱イオン水の製造方法 | |
| JP4505965B2 (ja) | 純水の製造方法 | |
| JP3271744B2 (ja) | 電気透析装置による脱塩方法 | |
| JP3700244B2 (ja) | 純水製造装置 | |
| JP2002011476A (ja) | 電気脱イオン装置の運転方法 | |
| JP4250796B2 (ja) | 電気脱イオン装置 | |
| JP3782217B2 (ja) | 脱塩装置 | |
| JPH11244854A (ja) | 純水の製造方法 | |
| JP2002011475A (ja) | 電気脱イオン装置及び純水製造装置 | |
| JP4531213B2 (ja) | 脱塩装置 | |
| JPH11179369A (ja) | 電気式脱イオン水製造装置 | |
| JP4915843B2 (ja) | 電気軟化装置、軟化装置及び軟水製造方法 |