JP2000296427A - 物品組付方法および物品組付装置 - Google Patents

物品組付方法および物品組付装置

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JP2000296427A JP11305157A JP30515799A JP2000296427A JP 2000296427 A JP2000296427 A JP 2000296427A JP 11305157 A JP11305157 A JP 11305157A JP 30515799 A JP30515799 A JP 30515799A JP 2000296427 A JP2000296427 A JP 2000296427A
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桂一郎 前川
Takao Shibayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドアを車体のドア取付開口に組み付
ける際に、ドア側ヒンジを車体側ヒンジに係合させる作
業を簡単かつ確実に行えるようにする。 【解決手段】 自動車の組立ラインのドア組付ステーシ
ョンに、ドアDをクランプして車体Bのドア取付開口O
に組み付けるドア組付用ロボットR1 と、相互に係合し
たドア側ヒンジ24U ,24L および車体側ヒンジ23
U ,23L にヒンジピンを挿入するヒンジピン挿入手段
32および前記ヒンジの位置を検出する非接触式のヒン
ジ位置検出手段42を備えたヒンジピン挿入用ロボット
2 とを設ける。検出した実際のヒンジ位置と予め記憶
した正しいヒンジ位置との偏差に基づいて、予め記憶し
たドア組付用ロボットR1 によるドアDの移動経路を補
正することにより、ドア側ヒンジ24U ,24L を車体
側ヒンジ23U ,23L にスムーズに係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品クランプ手段
にクランプした第1物品を物品組付用ロボットで予め記
憶された移動経路に沿って第2物品に向けて移動させ、
第1物品を第2物品に組み付けるための物品組付方法
と、その方法の実施に直接使用する物品組付装置とに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアを車体のドア取付開口に組
み付けるべく、ドア側ヒンジの位置および車体側ヒンジ
の位置をそれぞれドア用の計測手段および車体用の計測
手段で検出し、それらドア用の計測手段および車体用の
計測手段の検出結果に基づいてドアを搬送するロボット
の移動経路を補正することにより、ドア側ヒンジを車体
側ヒンジに正しく係合させるものが、特許第27358
58号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、ドア側ヒンジの位置および車体側ヒンジの位置を
それぞれドア用の計測手段および車体用の計測手段で検
出するので、2個の計測手段が必要になって設備費が嵩
むだけでなく、2個の計測手段の誤差が累積されるため
にロボットの移動経路を正しく補正することが難しくな
る問題がある。しかも計測手段の構造が、シリンダで移
動する当接部をヒンジに接触させ、そのときの当接部の
位置に基づいてヒンジの位置を検出するようになってい
るので、ヒンジの形状に応じて当接部の形状を変化させ
る必要があり、汎用性に欠ける問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、物品組付用ロボットにより第1物品を第2物品に組
み付ける際に、その位置合わせ作業を簡単かつ確実に行
えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、物品クランプ
手段にクランプした第1物品を物品組付用ロボットによ
り予め記憶された移動経路に沿って第2物品に向けて移
動させ、第1物品を第2物品に組み付ける物品組付方法
において、非接触式検出手段で第1物品の取付部の位置
ずれを検出する工程と、前記非接触式検出手段で第2物
品の取付部の位置ずれを検出する工程と、第1物品の取
付部の位置ずれおよび第2物品の取付部の位置ずれに基
づいて物品組付用ロボットによる第1物品の移動経路を
補正する工程とを含むことを特徴とする物品組付方法が
提案される。
【0006】上記構成によれば、物品組付用ロボットの
物品クランプ手段にクランプした第1物品を第2物品に
向けて移動させ、第1物品を第2物品に組み付ける際
に、共通の非接触式検出手段で第1物品の取付部の位置
ずれおよび第2物品の取付部の位置ずれを検出し、これ
らの位置ずれに基づいて物品組付用ロボットによる第1
物品の移動経路を補正するので、第1物品の取付部ある
いは第2物品の取付部に多少の変形や取付誤差が存在し
ても、それら変形や取付誤差を補償して第1物品および
第2物品の組付作業を短時間で行うことが可能になる。
また共通の非接触式検出手段で第1物品の取付部の位置
ずれおよび第2物品の取付部の位置ずれを検出するの
で、設備費を削減することができるだけでなく、前記位
置ずれが累積するのを防止して第1物品および第2物品
を一層スムーズに組み付けることができる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
物品クランプ手段にクランプした第1物品を物品組付用
ロボットにより予め記憶された移動経路に沿って移動さ
せ、第1物品に設けた第1ヒンジを第2物品に設けた第
2ヒンジに係合させた後、第1ヒンジのピン孔および第
2ヒンジのピン孔にヒンジピンを挿入する物品組付方法
において、非接触式検出手段で第1ヒンジの中心の位置
座標を検出する工程と、検出した第1ヒンジの中心の位
置座標および予め記憶された位置座標間の第1偏差を算
出する工程と、前記非接触式検出手段で第2ヒンジの中
心の位置座標を検出する工程と、検出した第2ヒンジの
中心の位置座標および予め記憶された位置座標間の第2
偏差を算出する工程と、第1偏差および第2偏差に基づ
いて物品組付用ロボットによる第1物品の移動経路を補
正する工程とを含むことを特徴とする物品組付方法が提
案される。
【0008】上記構成によれば、物品組付用ロボットの
物品クランプ手段にクランプした第1物品を第2物品に
向けて移動させ、第1物品に設けた第1ヒンジを第2物
品に設けた第2ヒンジに係合させる際に、共通の非接触
式検出手段で第1ヒンジの中心の位置座標および第2ヒ
ンジの中心の位置座標を検出して前記位置座標と予め記
憶された位置座標との偏差を算出し、この偏差に基づい
て物品組付用ロボットによる第1物品の移動経路を補正
するので、第1ヒンジあるいは第2ヒンジに多少の変形
や取付誤差が存在しても、それら変形や取付誤差を補償
して第1ヒンジを第2ヒンジにスムーズに係合させ、ヒ
ンジの損傷を防止しながら第1物品の組付作業を短時間
で行うことが可能になる。また共通の非接触式検出手段
で第1ヒンジおよび第2ヒンジの中心の位置座標を算出
するので、設備費を削減することができるだけでなく、
前記位置座標の誤差が累積するのを防止して第1ヒンジ
を第2ヒンジに一層スムーズに係合させることができ、
しかも非接触式検出手段を用いたことによりヒンジの形
状の影響を排除して汎用性を高めることができる。
【0009】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、前記非接触式検出手段は、第
1ヒンジの一対のピン孔のエッジ上の複数点の位置座標
から該ピン孔の中心の位置座標を算出するとともに、前
記一対のピン孔の各中心の中間点として前記第1ヒンジ
の中心の位置座標を算出し、かつ第2ヒンジの一対のピ
ン孔のエッジ上の複数点の位置座標から該ピン孔の中心
の位置座標を算出するとともに、前記一対のピン孔の各
中心の中間点として前記第2ヒンジの中心の位置座標を
算出することを特徴とする物品組付方法が提案される。
【0010】上記構成によれば、第1ヒンジの一対のピ
ン孔のエッジ上の複数点の位置座標から該ピン孔の中心
の位置座標を算出し、それら一対のピン孔の各中心の中
間点として前記第1ヒンジの中心の位置座標を算出する
ので、第1ヒンジの中心を的確に表す位置座標を得るこ
とができる。また第2ヒンジの一対のピン孔のエッジ上
の複数点の位置座標から該ピン孔の中心の位置座標を算
出し、それら一対のピン孔の各中心の中間点として前記
第2ヒンジの中心の位置座標を算出するので、第2ヒン
ジの中心を的確に表す位置座標を得ることができる。
【0011】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、前記非接触式検出手段は、ピ
ン孔のエッジ上の複数点の位置座標に基づいて該ピン孔
が形成されたヒンジ板に沿う直線または面の傾きを算出
し、算出した傾きが基準値を越えた場合に異常判定を行
うことを特徴とする物品組付方法が提案される。
【0012】上記構成によれば、ピン孔が形成されたヒ
ンジ板に沿う直線または面の傾きが大きい場合に異常判
定を行うので、ヒンジ板の変形等の異常事態に速やかに
対応することができる。
【0013】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、前記非接触式検出手段は、ピ
ン孔のエッジ上の複数点の位置座標から該ピン孔の中心
の位置座標を算出するとともに、対を成すヒンジ板の2
個のピン孔の中心を通る直線の傾きを算出し、算出した
傾きが基準値を越えた場合に異常判定を行うことを特徴
とする物品組付方法が提案される。
【0014】上記構成によれば、ヒンジの対を成すヒン
ジ板の2個のピン孔の中心を通る直線の傾きが大きい場
合に異常判定を行うので、ヒンジの取付角度の不良等の
異常事態に速やかに対応することができる。
【0015】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、前記非接触式検出手段は、第
1、第2物品の一端側に位置する一端側ヒンジのピン孔
のエッジ上の複数点の位置座標から該一端側ヒンジの中
心の位置座標を算出し、かつ第1、第2物品の他端側に
位置する他端側ヒンジのピン孔のエッジ上の複数点の位
置座標から該他端側ヒンジの中心の位置座標を算出する
とともに、一端側ヒンジの中心および他端側ヒンジの中
心を通る直線の傾きを算出し、算出した傾きが基準値を
越えた場合に異常判定を行うことを特徴とする物品組付
方法が提案される。
【0016】上記構成によれば、一端側ヒンジの中心お
よび他端側ヒンジの中心を通る直線の傾きが大きい場合
に異常判定を行うので、ヒンジの取付位置の不良等の異
常事態に速やかに対応することができる。
【0017】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項2〜6の何れかに記載された物品組付方法の実施
に直接使用する物品組付装置であって、第1ヒンジのピ
ン孔および第2ヒンジのピン孔にヒンジピンを挿入する
ヒンジピン挿入手段を備えたヒンジピン挿入用ロボット
に、前記非接触式検出手段を設けたことを特徴とする物
品組付装置が提案される。
【0018】上記構成によれば、ヒンジピン挿入用ロボ
ットがヒンジピン挿入手段および非接触式検出手段の両
方を備えているので、ヒンジピン挿入用ロボットを多目
的に使用して設備費を削減することができる。
【0019】また請求項8に記載された発明によれば、
請求項7の構成に加えて、前記ヒンジピンは軸部にセレ
ーション部を介して連設されたフランジ状の頭部を有し
ており、前記ヒンジピン挿入手段は、前記セレーション
部に嵌合して前記頭部をクランプするU字状の切欠が形
成されたクランプ部材と、このクランプ部材を進退駆動
するクランプ用シリンダとを備えたことを特徴とする物
品組付装置が提案される。
【0020】上記構成によれば、ヒンジピン挿入手段に
設けたU字状の切欠を有するクランプ部材でヒンジピン
のフランジ状の頭部をクランプするので、ヒンジピンの
挿入時に該ヒンジピンが倒れて挿入異常が発生するの防
止することができる。
【0021】また請求項9に記載された発明によれば、
物品クランプ手段にクランプした第1物品を物品組付用
ロボットにより予め記憶された移動経路に沿って第2物
品に向けて移動させ、第1、第2物品の一方に設けた一
対のヒンジを第1、第2物品の他方に設けた一対の取付
部に位置決めした後に、前記一対のヒンジを取付部にボ
ルト止めする物品組付方法において、非接触式検出手段
で一対のヒンジの各中心の中間点の位置座標を検出する
工程と、前記非接触式検出手段で一対の取付部の各中心
の中間点の位置座標を検出する工程と、前記一対のヒン
ジの各中心の中間点の位置座標が前記一対の取付部の各
中心の中間点の位置座標に一致するように物品組付用ロ
ボットで第1物品を移動させる工程と、を含むことを特
徴とする物品組付方法が提案される。
【0022】上記構成によれば、物品組付用ロボットの
物品クランプ手段にクランプした第1物品を第2物品に
向けて移動させ、第1、第2物品の一方に設けた一対の
ヒンジを第1、第2物品の他方に設けた一対の取付部に
位置決めしてボルト止めする際に、共通の非接触式検出
手段で一方の物品の一対のヒンジの各中心の中間点の位
置座標および他方の物品の一対の取付部の各中心の中間
点の位置座標を検出し、これら2つの位置座標が一致す
るように物品組付用ロボットで第1物品を移動させるの
で、ヒンジに多少の変形や取付誤差が存在しても、それ
ら変形や取付誤差を補償して第1物品および第2物品の
組付作業を短時間で行うことが可能になる。また共通の
非接触式検出手段で前記2つの位置座標を検出するの
で、設備費を削減することができるだけでなく、前記位
置座標の誤差が累積するのを防止して第1物品を第2物
品に一層スムーズに組み付けることができ、しかも非接
触式検出手段を用いたことによりヒンジの形状の影響を
排除して汎用性を高めることができる。
【0023】尚、本発明の物品クランプ手段は実施例の
ドアクランプ手段12あるいはボンネットフードクラン
プ手段12′に対応し、本発明の物品組付用ロボットは
実施例のドア組付用ロボットR1 あるいはボンネットフ
ード組付用ロボットR1 ′に対応し、本発明の第1物品
は実施例のドアDあるいはボンネットフードFに対応
し、本発明の第2物品は実施例の車体Bに対応し、本発
明の第1ヒンジは実施例のドア側ヒンジ24U ,24L
に対応し、本発明の第2ヒンジは実施例の車体側ヒンジ
23U ,23L に対応し、本発明の一端側ヒンジは実施
例の上部車体側ヒンジ23U および上部ドア側ヒンジ2
U に対応し、本発明の他端側ヒンジは実施例の下部車
体側ヒンジ23L および下部ドア側ヒンジ24L に対応
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0025】図1〜図13は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は自動車のドア組付ステーションの平面
図、図2は自動車のドア組付ステーションの斜視図、図
3は図2の3方向矢視図、図4は図3の4−4線矢視
図、図5は図2の5方向矢視図、図6は図5の6方向矢
視図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図2の8方
向拡大矢視図、図9は図2の9方向拡大矢視図、図10
はヒンジ位置検出の作用説明図、図11はヒンジ位置検
出の作用説明図、図12はヒンジピン挿入の作用説明
図、図13はヒンジの取付不良状態の説明図である。
【0026】図1および図2に示すように、自動車の車
体Bを搬送する組立ラインLmに設けられたドア組付ス
テーションSの左右両側に、前記車体Bに組み付ける左
右のドアD,DをパレットPA,PAに搭載して搬送す
る左右のドア搬送ラインLs,Lsが設けられる。ドア
組付ステーションSの左側には、パレットPA上のドア
Dをクランプして車体Bの左側面のドア取付開口Oに組
み付けるドア組付用ロボットR1 と、車体側ヒンジの位
置およびドア側ヒンジの位置を検出するとともに、車体
側ヒンジおよびドア側ヒンジにヒンジピンを挿入するヒ
ンジピン挿入用ロボットR2 とが配置される。またドア
組付ステーションSの右側には、パレットPA上のドア
Dをクランプして車体Bの右側面のドア取付開口Oに組
み付けるドア組付用ロボットR1 と、車体側ヒンジの位
置およびドア側ヒンジの位置を検出するとともに、車体
側ヒンジおよびドア側ヒンジにヒンジピンを挿入するヒ
ンジピン挿入用ロボットR2 とが配置される。左側のド
ア組付用ロボットR1 およびヒンジピン挿入用ロボット
2 、並びに右側のドア組付用ロボットR1 およびヒン
ジピン挿入用ロボットR2 は、組立ラインLmを挟んで
左右対称に配置されていて実質的に同一構造であるた
め、以下、その代表として左側のドア組付用ロボットR
1 およびヒンジピン挿入用ロボットR2 について、その
構造および機能を説明する。
【0027】図2〜図4に示すように、ドア組付用ロボ
ットR1 は多関節型ロボットよりなり、そのロボットア
ーム10の先端にフローティング機構11を介してドア
クランプ手段12がフローティング可能に設けられる。
ドアクランプ手段12の基板13から垂下する一対の支
柱14,14の下端に、ドアDの下縁を支持する受け部
材15,15と、シリンダ16,16で進退して前記受
け部材15,15に支持したドアDの下縁をクランプす
るクランプ部材17,17とが設けられる。また基板1
3から起立する一対の支柱18,18の上端にシリンダ
19,19が設けられており、これらシリンダ19,1
9の出力ロッドの先端にドアガラスGを吸着可能な吸盤
20,20が設けられる。更に、基板13の一端に設け
たシリンダ21により進退するクランプピン22が、ド
アDの後縁に開口する切欠Nに係合可能である。而し
て、ドアクランプ手段12により、ドアDの下縁の2ヵ
所、ドアガラスGの2ヵ所およびドアDの後縁の1ヵ所
が支持される。
【0028】フローティング機構11は、ドアクランプ
手段12およびドアDを併せた重心位置の近傍を支持す
るもので、ロボットアーム10に対してドアクランプ手
段12を固定するロック状態と、ロボットアーム10に
対してドアクランプ手段12が自由に移動できるフロー
ティング状態とを切り換えることが可能である。
【0029】車体Bのドア取付開口Oの前縁には上下一
対の車体側ヒンジ23U ,23L が設けられており、ド
ア組付用ロボットR1 はクランプしたドアDの前縁に設
けた上下一対のドア側ヒンジ24U ,24L を前記車体
側ヒンジ23U ,23L にそれぞれ係合させることによ
り、ドアDをドア取付開口Oに組み付ける。
【0030】図2および図5〜図7に示すように、ヒン
ジピン挿入用ロボットR2 は多関節型ロボットよりな
り、そのロボットアーム31の先端にヒンジピン挿入手
段32が設けられる。ヒンジピン挿入手段32は直方体
状のハウジング33を備えており、その内部に挿入用シ
リンダ34U が上下方向に配置される。挿入用シリンダ
34U から上方に延びる出力ロッド35U の上端に設け
られた挿入アーム36Uがハウジング33の外部に突出
しており、その先端上面に凹部37U が形成される。ヒ
ンジピンPは軸部P1 と、この軸部P1 に連なるセレー
ション部P2 と、このセレーション部P2 に連なるフラ
ンジ状の頭部P3 とを備えており、軸部P 1 を上向きに
した頭部P3 が前記凹部37U に嵌合して支持される。
挿入アーム36U の上面に支持したクランプ用シリンダ
38U の出力ロッドに、先端にU字状の切欠39U を備
えたクランプ部材40U が設けられる。クランプ用シリ
ンダ38U でクランプ部材40U を前進させて切欠39
U をヒンジピンPのセレーション部P2 に係合させる
と、凹部37U およびクランプ部材40U 間にヒンジピ
ンPの頭部P3 がクランプされる。
【0031】上記部材34U 〜40U は、上部車体側ヒ
ンジ23U および上部ドア側ヒンジ24U にヒンジピン
Pを挿入するためのもので、下部車体側ヒンジ23L
よび下部ドア側ヒンジ24L にヒンジピンPを挿入する
ため部材34L 〜40L が、前記部材34U 〜40U
対して実質的に上下対称に配置される。
【0032】図6および図10に示すように、ヒンジピ
ン挿入用ロボットR2 のヒンジピン挿入手段32のハウ
ジング33からステー41が延びており、このステー4
1にレーザーを用いた非接触式検出手段42が設けられ
る。非接触式検出手段42は、レーザーを送光および受
光する上下一対のレーザーヘッド43U ,43L と、レ
ーザーヘッド43U ,43L から送光されたレーザーあ
るいはレーザーヘッド43U ,43L に受光されるレー
ザーを反射する上下一対のミラー44U ,44 L とを備
える。非接触式検出手段42のミラー44U ,44
L は、車体側ヒンジ23U ,23L の上下一対のヒンジ
板47,48(図9参照)間、あるいはドア側ヒンジ2
U ,24L の上下一対のヒンジ板45,46(図8参
照)間に挿入可能である。
【0033】このように、共通のヒンジピン挿入用ロボ
ットR2 にヒンジピン挿入手段32および非接触式検出
手段42の両方を支持したので、それらヒンジピン挿入
手段32および非接触式検出手段42をそれぞれ別個の
ロボットに支持する場合に比べて設備費を大幅に削減す
ることができる。
【0034】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用を説明する。
【0035】ドアD,Dを組み付けるべき車体Bが組立
ラインLm上を搬送されてドア組付ステーションSに停
止するまでの間に、図3および図4に示すように、ドア
組付用ロボットR1 がドア搬送ラインLsにより搬送さ
れたパレットPA上のドアDを受け取ってクランプする
とともに、図6および図7に示すように、ヒンジピン挿
入用ロボットR2 がヒンジピン挿入手段32によって2
本のヒンジピンP,Pをクランプする。
【0036】続いて、図10に示すように、ヒンジピン
挿入用ロボットR2 を移動させて非接触式検出手段42
を上部ドア側ヒンジ24U の2枚のヒンジ板45,46
間に挿入し、そのピン孔451 ,461 の位置を検出す
る。即ち、予めヒンジピン挿入用ロボットR2 にティー
チングした上部ドア側ヒンジ24U の位置に基づいて、
非接触式検出手段42を前記上部ドア側ヒンジ24U
2枚のヒンジ板45,46間に挿入して所定の経路を移
動させながらレーザーヘッド43U ,43L からレーザ
ーを送光すると、ミラー44L ,44R に反射されたレ
ーザーが上下方向に偏向して2枚のヒンジ板45,46
に照射される。
【0037】このときレーザーの照射経路にピン孔45
1 ,461 が存在しなければ、ヒンジ板45,46に反
射されたレーザーが再度ミラー44L ,44R に反射さ
れてレーザーヘッド43U ,43L に受光され、またレ
ーザーの照射経路にピン孔451 ,461 が存在すれば
ヒンジ板45,46からのレーザーの反射光がレーザー
ヘッド43U ,43L に受光されないため、その受光強
度の変化に応じてピン孔451 ,461 のエッジの方向
を検出することができる(図11参照)。また送光から
受光までの時間に基づいていてエッジまでの距離を検出
することができるので、最終的に前記エッジの三次元座
標を検出することができる。
【0038】図8に示すように、上側のレーザーヘッド
43U により上部ドア側ヒンジ24 U の上側のヒンジ板
45のピン孔451 のエッジ上の3点の座標a1
2 ,a 3 を検出し、それらの座標a1 ,a2 ,a3
基づいてピン孔451 の中心の座標Aを算出する。これ
と同時に、下側のレーザーヘッド43L により上部ドア
側ヒンジ24U の下側のヒンジ板46のピン孔461
エッジ上の3点の座標b1,b2 ,b3 を検出し、それ
らの座標b1 ,b2 ,b3 に基づいてピン孔461の中
心の座標Bを算出する。続いて上下のピン孔451 ,4
1 の中心の座標A,Bの中間点の座標XU を算出し、
その中間点の座標XU を上部ドア側ヒンジ24U の中心
を示す代表値とする。
【0039】続いて、下部ドア側ヒンジ24L の中心を
示す代表値となる座標XL の算出を、上述した上部ドア
側ヒンジ24U と同様にして実行する。
【0040】次に、ヒンジピン挿入用ロボットR2 を移
動させて非接触式検出手段42を上部車体側ヒンジ23
U の2枚のヒンジ板47,48間に挿入し、そのピン孔
47 1 ,481 の位置を検出する。即ち、図9に示すよ
うに、予めヒンジピン挿入用ロボットR2 にティーチン
グした上部車体側ヒンジ23U の位置に基づいて、非接
触式検出手段42を前記上部車体側ヒンジ23U の2枚
のヒンジ板47,48間に挿入して所定の経路を移動さ
せながら、上側のレーザーヘッド43U により上部車体
側ヒンジ23U の上側のヒンジ板47のピン孔471
エッジ上の3点の座標c1 ,c2 ,c3 を検出し、それ
らの座標c1 ,c2 ,c3 に基づいてピン孔471 の中
心の座標Cを算出する。これと同時に、下側のレーザー
ヘッド43L により上部車体側ヒンジ23U の下側のヒ
ンジ板48のピン孔481 のエッジ上の3点の座標
1 ,d2 ,d3 を検出し、それらの座標d1 ,d2
3 に基づいてピン孔481 の中心の座標Dを算出す
る。続いて上下のピン孔471 ,481 の中心C,Dの
中間点の座標YU を算出し、その中間点の座標YU を上
部車体側ヒンジ23U の中心を示す代表値とする。
【0041】続いて、下部車体側ヒンジ23L の中心の
代表値としての座標YL の算出を、上述した上部車体側
ヒンジ23U と同様にして実行する。
【0042】以上のようにして上下のドア側ヒンジ24
U ,24L の中心の座標XU ,XLが算出されると、そ
の実際の中心の座標XU ,XL と予め記憶された上下の
ドア側ヒンジ24U ,24L の正しい中心の座標XU0
L0とのずれである第1偏差EDU ,EDL が算出され
る(図8参照)。同様に、上下の車体側ヒンジ23U
23L の実際の中心の座標YU ,YL と、予め記憶され
た上下の車体側ヒンジ23U ,23L の正しい中心の座
標YU0,YL0とのずれである第2偏差EBU ,EBL
算出される(図9参照)。
【0043】以上のように、車体側ヒンジ23U ,23
L の位置およびドア側ヒンジ24U,24L の位置の両
方を共通の非接触式検出手段42で検出するので、車体
側ヒンジ23U ,23L の位置およびドア側ヒンジ24
U ,24L の位置を2台の非接触式検出手段でそれぞれ
別個に検出する場合に比べて設備費を削減することがで
き、しかも2台の非接触式検出手段の検出誤差が累積す
ることがないので検出精度を高めることができる。また
非接触式検出手段42を用いたことにより、ヒンジの形
状に左右されずに検出を行うことが可能となって汎用性
が高められる。
【0044】またドア側ヒンジ24U ,24L では、上
下のヒンジ板45,46のピン孔451 ,461 の中心
を結ぶ直線の中間点の座標XU ,XL をドア側ヒンジ2
U,24L の中心を示す代表値とし、車体側ヒンジ2
U ,23L では、上下のヒンジ板47,48のピン孔
471 ,481 の中心を結ぶ直線の中間点の座標YU
L を車体側ヒンジ23U ,23L の中心を示す代表値
とするので、ドア側ヒンジ24U ,24L および車体側
ヒンジ23U ,23L の中心を的確に表示することがで
きる。
【0045】更に、図13(a)に示すように、上部車
体側ヒンジ23U (下部車体側ヒンジ23L )の上側の
ピン孔471 のエッジ上の3点の座標c1 ,c2 ,c3
に基づいて該ピン孔471 が形成されたヒンジ板47に
沿う直線L1 の傾きを算出し、この直線L1 と予め記憶
された基準となる直線L10との角度差が基準値を越えた
場合に、ヒンジ板47の変形や上部車体側ヒンジ23U
の傾き等の異常が発生したと判断し、警報を発するとと
もにドアDの組付作業を中止する。上部車体側ヒンジ2
U (下部車体側ヒンジ23L )の下側のヒンジ板48
のピン孔481および上下のドア側ヒンジ24U ,24
L の上下のヒンジ板45,46のピン孔451 ,461
に関しても、同様の異常判定を実行する。尚、ヒンジ板
45,46,47,48に沿う直線L1 の傾きを算出す
る代わりに、ヒンジ板45,46,47,48に沿う面
の傾きを算出しても良い。
【0046】また、図13(a)に示すように、上部車
体側ヒンジ23U (下部車体側ヒンジ23L )の2枚の
ヒンジ板47,48のピン孔471 ,481 の中心C,
Dを通る直線L2 の傾きを算出し、この直線L2 と予め
記憶された基準となる直線L 20との角度差が基準値を越
えた場合に、上部車体側ヒンジ23U (下部車体側ヒン
ジ23L )の傾き等の異常が発生したと判断し、警報を
発するとともにドアDの組付作業を中止する。上下のド
ア側ヒンジ24U ,24L に関しても、同様の異常判定
を実行する。
【0047】また図13(b)に示すように、上部車体
側ヒンジ23U の中心の座標YU および下部車体側ヒン
ジ23L の中心座標YL を結ぶ直線L3 の傾きを算出
し、この直線L3 と予め記憶された基準となる直線L30
との角度差が基準値を越えた場合に、上部車体側ヒンジ
23U および下部車体側ヒンジ23L の取付位置の異常
が発生したと判断し、警報を発するとともにドアDの組
付作業を中止する。上下のドア側ヒンジ24U ,24L
に関しても、同様の異常判定を実行する。
【0048】而して、車体側ヒンジ23U ,23L およ
びドア側ヒンジ24U ,24L の取付状態が正常であっ
てドアDの組付に支障がない場合には、予め記憶された
ドア組付用ロボットR1 の移動軌跡を前記偏差EDU
EDL ;EBU ,EBL に基づいて補正することによ
り、ドア側ヒンジ24U ,24L を車体側ヒンジ2
U,23L にスムーズに係合させることができる。こ
れにより、ドア側ヒンジ24 U ,24L に車体側ヒンジ
23U ,23L が衝突して損傷するような事態を確実に
防止することができる。
【0049】これを更に詳述すると、ドア組付用ロボッ
トR1 は、予め記憶されたドア側ヒンジ24U ,24L
の中心の正しい座標XY0,XL0および車体側ヒンジ23
U ,23L の中心の正しい座標YU0,YL0に基づいて、
ドア側ヒンジ24U ,24Lを車体側ヒンジ23U ,2
L に係合させる動きを行うようにティーチングされて
いるが、ドア側ヒンジ24U ,24L の実際の中心の座
標XU ,XL および車体側ヒンジ23U ,23L の実際
の座標YU ,YL に誤差が存在すると、前記ティーチン
グどおりの動きを行うだけではドア側ヒンジ24U ,2
L を車体側ヒンジ23U ,23L にスムーズに係合さ
せることができなくなる。そこで、ドア組付用ロボット
1 が移動する過程で、予め記憶したドア側ヒンジ24
U ,24 L および車体側ヒンジ23U ,23L の中心の
正しい座標XY0,XL0;YU0,Y L0(図8、図9参照)
と、実際に検出したドア側ヒンジ24U ,24L および
車体側ヒンジ23U ,23L の中心の座標XU ,XL
U ,YL との偏差EDU,EDL ;EBU ,EBL
補償する補正を行うことにより、ドア側ヒンジ24 U
24L を車体側ヒンジ23U ,23L にスムーズに係合
させることが可能となる。
【0050】続いてヒンジピン挿入用ロボットR2 が作
動し、相互に係合した上部ドア側ヒンジ24U および上
部車体側ヒンジ23U と、相互に係合した下部ドア側ヒ
ンジ24L および下部車体側ヒンジ23L との間に、ヒ
ンジピン挿入手段32を挿入する。そして一対の挿入用
シリンダ34U ,34L の出力ロッド35U ,35L
共に伸長させ、2本のヒンジピンP,Pをそれぞれ上方
および下方に移動させる。その結果、図12に示すよう
に、上側のヒンジピンPの軸部P1 が相互に係合した上
部ドア側ヒンジ24U および上部車体側ヒンジ23U
ピン孔481 ,461 ,451 ,471 に挿入されると
ともに、下側のヒンジピンPの軸部P1が相互に係合し
た下部ドア側ヒンジ24L および下部車体側ヒンジ23
L のピン孔471 ,451 ,461 ,481 に挿入され
る。
【0051】このとき、ドア組付用ロボットR1 のフロ
ーティング機構11がロック解除され、ドアDおよびド
アクランプ手段12はロボットアーム10に対してフロ
ーティング状態に切り換えられる。その結果、ドア側ヒ
ンジ24U ,24L および車体側ヒンジ23U ,23L
間に若干の位置ずれがあっても、ヒンジピンP,Pから
受ける反力でドアDが移動して前記位置ずれが補償さ
れ、ヒンジピンP,Pの挿入作業が一層スムーズにな
る。
【0052】しかも、各ヒンジピンPの頭部P3 は、挿
入アーム36U ,36L の凹部37 U ,37L に嵌合
し、かつクランプ用シリンダ38U ,38L で前進した
クランプ部材40U ,40L のU字状の切欠39U ,3
L に係合して保持されているため、軸部P1 の傾きを
防止して挿入作業を確実に行うことができる。
【0053】ヒンジピンPの軸部P1 がピン孔451
461 ,471 ,481 を貫通すると、クランプ用シリ
ンダ38U ,38L でクランプ部材40U ,40L を後
退させることにより、U字状の切欠39U ,39L をヒ
ンジピンPのセレーション部P2 から離脱させることが
できる。この状態で挿入用シリンダ34U ,34L を更
に伸長駆動すると、上側のヒンジピンPは、その頭部P
3 が上部車体側ヒンジ23U のヒンジ板48の下面に当
接する位置まで挿入され、下側のヒンジピンPは、その
頭部P3 が下部車体側ヒンジ23L のヒンジ板47の上
面に当接する位置まで挿入される。その後、挿入用シリ
ンダ34U ,34L を収縮駆動して挿入アーム36U
36L を上下のヒンジピンP,Pから離脱させることに
より、ヒンジピン挿入手段32をドア取付開口Oおよび
ドアD間から退避させることができる。
【0054】続いて、ドア組付用ロボットR1 のドアク
ランプ手段12は、そのクランプ部材17,17および
クランプピン22によるクランプを解除し、吸盤20,
20だけでドアDをクランプした状態で該ドアDをドア
取付開口Oを閉塞する位置に揺動させる。そして吸盤2
0,20によるドアDのクランプを解除することによ
り、ドア組付用ロボットR1 をドアDから退避させるこ
とができる。
【0055】図14〜図19は本発明の第2実施例を示
すもので、図14はボンネットフードおよび車体の取付
部の斜視図、図15は図14の15部拡大図、図16は
図15の16−16線断面図、図17は一対のボルト孔
の各中心の中間点の位置座標を算出する作用説明図、図
18および図19は作用を説明するフローチャートであ
る。
【0056】第2実施例は、ボンネットフード組付用ロ
ボットR1 ′に設けたボンネットフードクランプ手段1
2′にクランプしたボンネットフードFを、車体Bのエ
ンジンルームの開口Oに左右一対のヒンジ51,51を
介して組み付けるものである。各ヒンジ51は、ボンネ
ットフードF側に予め2本のボルト52,52で固定さ
れたボンネットフード側ヒンジ53と、このボンネット
フード側ヒンジ53に予めピン54で枢支された車体側
ヒンジ55とから構成される。車体側ヒンジ55の取付
部60に形成された2個の第1ボルト孔56F ,56R
を車体Bの取付部61に形成された2個の第2ボルト孔
57F ,57R に位置決めし、第1ボルト孔56F ,5
R および第2ボルト孔57F ,57R を貫通する2本
のボルト58F ,58R を車体Bの下面に予め溶接した
ウエルドナット59F ,59R に締結することにより、
ボンネットフードFが車体Bに取り付けられる。ボルト
締結用ロボットR2 ′は、第1実施例と同じ非接触式検
出手段42(図示せず)と、前記ボルト58F ,58R
を締結するナットランナーよりなるボルト締結手段(図
示せず)とを備えている。
【0057】図18および図19のフローチャートにお
いて、先ずステップS1で車体側ヒンジ55の2個の第
1ボルト孔56F ,56R の状態と、車体Bの取付部6
1の2個の第2ボルト孔57F ,57R の状態とをラフ
センシングした後、ステップS2でボンネットフード組
付用ロボットR1 ′を移動させ、ステップS3でボンネ
ットフード組付用ロボットR1 ′のボンネットフードク
ランプ手段12′にボンネットフードFをクランプす
る。続くステップS4でヒンジピン挿入用ロボットR2
を移動させ、ステップS5で車体側ヒンジ55の取付部
60に形成された2個の第1ボルト孔56F ,56R
センシングを行い、更にステップS6でセンシング結果
に基づいて左右の車体側ヒンジ55,55の取付部6
0,60の代表座標X′を演算する。
【0058】即ち、図17に示すように、非接触式検出
手段42の上側のレーザーヘッド43U (図16参照)
により車体側ヒンジ55の取付部60の前側の第1ボル
ト孔56F のエッジ上の3点の座標e1 ,e2 ,e3
検出し、それらの座標e1 ,e2 ,e3 に基づいて前側
の第1ボルト孔56F の中心の座標Eを算出する。更に
前記上側のレーザーヘッド43U により車体側ヒンジ5
5の取付部60の後側の第1ボルト56R のエッジ上の
3点の座標f1 ,f2 ,f3 を検出し、それらの座標f
1 ,f2 ,f3 に基づいて後側の第1ボルト孔56R
中心の座標Fを算出する。続いて前後の第1ボルト孔5
F ,56R の中心の座標E,Fの中間点の座標Xを算
出する。そして左右の車体側ヒンジ55,55の前記座
標X,Xの中間点の座標X′(図14参照)を、左右の
車体側ヒンジ55,55の代表座標とする。
【0059】続くステップS7で車体側ヒンジ55の取
付部60の取付角度が正常であるか否か、つまり一対の
第1ボルト孔56F ,56R が前後方向に正しく整列し
ているか否かを、前側の第1ボルト孔56F の中心の座
標Eおよび後側の第1ボルト孔56R の中心の座標Fに
基づいて判定する。判定の結果、一対の第1ボルト孔5
F ,56R が前後方向に正しく整列していなければ、
ステップS8で車体側ヒンジ55の取付部60の取付角
度が異常であると判定して作業を中断する。判定の結果
が正常であれば、ステップS9で、前記ステップS6で
演算した左右の車体側ヒンジ55,55の取付部60,
60の代表座標X′を記憶手段に格納する。
【0060】続くステップS10でヒンジピン挿入用ロ
ボットR2 を移動させ、ステップS11で車体Bの取付
部61の第2ボルト孔57F ,57R およびウエルドナ
ット59F ,59R をセンシングする。図16に示すよ
うに、車体Bの取付部61の第2ボルト孔57F ,57
R の裏面にはウエルドナット59F ,59R が溶接され
ており、第2ボルト孔57F ,57R の内径D1 よりも
ウエルドナット59F,59R の内径D2 の方が小さく
なっている。尚、溶接の誤差等により、第2ボルト孔5
F ,57R の中心とウエルドナット59F ,59R
中心とは必ずしも一致しない。
【0061】続くステップS12で車体Bの左右の取付
部61,61の代表座標Y′を演算する。即ち、下側の
レーザーヘッド43L (図16参照)により車体Bの取
付部61の前側の第2ボルト孔57F のエッジ上の3点
の座標g1 ,g2 ,g3 を検出し、それらの座標g1
2 ,g3 に基づいて前側の第2ボルト孔57F の中心
の座標Gを算出する。更に前記下側のレーザーヘッド4
L により車体Bの取付部61の後側の第2ボルト57
R のエッジ上の3点の座標h1 ,h2 ,hを検出し、そ
れらの座標h1 ,h2 ,h3 に基づいて後側の第2ボル
ト57R の中心の座標Hを算出する。続いて前後の第2
ボルト孔57F ,57R の中心の座標G,Hの中間点の
座標Yを算出する。そして左右の取付部61,61の前
記座標Y,Yの中間点の座標Y′(図14参照)を、左
右の取付部61,61の代表座標とする。
【0062】続くステップS13で車体Bの取付部61
の角度が正常であるか否か、つまり一対の第2ボルト孔
57F ,57R が前後方向に正しく整列しているか否か
を、前側の第2ボルト孔57F の中心の座標Gおよび後
側の第2ボルト孔57R の中心の座標Hに基づいて判定
する。判定の結果、一対の第2ボルト孔57F ,57 R
が前後方向に正しく整列していなければ、ステップS1
4で車体Bの取付部61の角度が異常であると判定して
作業を中断する。
【0063】続くステップS15で2個のウエルドナッ
ト59F ,59R の各中心の座標を演算する。これら2
個のウエルドナット59F ,59R の各中心の座標は、
前記2個の第2ボルト孔57F ,57R の中心の座標
G,Hと同様にして演算することができる。そしてステ
ップS16で前側の第2ボルト孔57F および前側のウ
エルドナット59F の芯ずれが所定値以下であり、後側
の第2ボルト孔57R および後側のウエルドナット59
R の芯ずれが所定値以下であるか否かを判定し、芯ずれ
が所定値を越えていれば、ステップS17で異常である
と判定して作業を中断する。而して、ステップS18
で、前記ステップS12で演算した左右の取付部61,
61の代表座標Y′を記憶手段に格納する。
【0064】このように、車体側ヒンジ55の取付部6
0の位置および車体Bの取付部61の位置の両方を共通
の非接触式検出手段42で検出するので、車体側ヒンジ
55の取付部60の位置および車体Bの取付部61の位
置を2台の非接触式検出手段でそれぞれ別個に検出する
場合に比べて設備費を削減することができ、しかも2台
の非接触式検出手段の検出誤差が累積することがないの
で検出精度を高めることができる。また非接触式検出手
段42を用いたことにより、ヒンジの形状に左右されず
に検出を行うことが可能となって汎用性が高められる。
【0065】また左右の車体側ヒンジ55,55の中間
点の座標を代表座標X′とし、左右の取付部61,61
の中間点の座標を代表座標Y′とするので、左右の車体
側ヒンジ55,55の位置および左右の取付部61,6
1の位置を的確に表示することができる。
【0066】続くステップS19で左右の車体側ヒンジ
55,55の取付部60,60の代表座標X′と左右の
取付部61,61の代表座標Y′とを比較する。
【0067】続くステップS20で前記代表座標X′,
Y′をボンネットフード組付用ロボットR1 ′に送信
し、ステップS21で予め記憶されたボンネットフード
組付用ロボットR1 ′の移動軌跡を前記代表座標X′,
Y′に基づいて補正することにより、車体側ヒンジ55
の取付部60を車体Bの取付部61にスムーズに位置決
めすることができる。これにより、車体側ヒンジ55が
車体Bに衝突して損傷するような事態を確実に防止する
ことができる。
【0068】これを更に詳述すると、ボンネットフード
組付用ロボットR1 ′は、予め記憶された車体側ヒンジ
55,55の中間点の正しい代表座標X′および車体B
の取付部61,61の中間点の正しい座標Y′に基づい
て、車体側ヒンジ55,55の取付部60,60を車体
Bの取付部61,61に係合させる動きを行うようにテ
ィーチングされているが、前記正しい代表座標X′,
Y′と実際に演算された代表座標X′,Y′との間に誤
差が存在すると、前記ティーチングどおりの動きを行う
だけでは車体側ヒンジ55,55の取付部60,60を
車体Bの取付部61,61ムーズに係合させることがで
きなくなる。そこで、ボンネットフード組付用ロボット
1 ′が移動する過程で、実際に演算された代表座標
X′が実際に演算された代表座標Y′に一致するように
ボンネットフード組付用ロボットR1′の移動軌跡を修
正することにより、車体側ヒンジ55,55の取付部6
0,60を車体Bの取付部61,61にスムーズに係合
させることが可能となる。
【0069】尚、上記ボンネットフード組付用ロボット
1 ′で車体側ヒンジ55,55の取付部60,60を
車体Bの取付部61,61に係合させる際に、左右の車
体側ヒンジ55,55の中心を結ぶ直線(図14の直線
X−X参照)と、左右の取付部61,61の中心を結ぶ
直線(図14の直線Y−Y参照)とが平行でない場合に
は、それら2本の直線が平行になるようにボンネットフ
ード組付用ロボットR 1 ′による補正が施される。
【0070】続くステップS22でボルト挿入用ロボッ
トR2 ′を移動させ、ステップS23で相互に位置決め
された車体側ヒンジ55の前後のボルト孔56F ,56
R および車体Bの前後のボルト孔57F ,57R にボル
ト挿入用ロボットR2 ′で2本のボルト58F ,58R
を位置合わせした後に、ステップS24でボルト5
F ,58R をウエルドナット59F ,59R に締結す
ることにより、車体Bのエンジンルームの開口Oへのボ
ンネットフードFの組み付けを完了する。そして最後
に、ステップS25でボンネットフード組付用ロボット
1 ′およびボルト挿入用ロボットR2 ′を元位置に復
帰させて1サイクルの作業を終了する。
【0071】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0072】例えば、実施例ではドアDおよび車体Bを
ヒンジを介して組み付ける場合と、ボンネットフードF
および車体Bをヒンジを介して組み付ける場合とを例示
したが、本発明は他の任意の物品に対して適用すること
ができる。また第2実施例において、予めボンネットフ
ードF側に設けたヒンジ51,51を車体Bに結合する
代わりに、予め車体B側に設けたヒンジ51,51をボ
ンネットフードFに結合することも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、物品組付用ロボットの物品クランプ手段にク
ランプした第1物品を第2物品に向けて移動させ、第1
物品を第2物品に組み付ける際に、共通の非接触式検出
手段で第1物品の取付部の位置ずれおよび第2物品の取
付部の位置ずれを検出し、これらの位置ずれに基づいて
物品組付用ロボットによる第1物品の移動経路を補正す
るので、第1物品の取付部あるいは第2物品の取付部に
多少の変形や取付誤差が存在しても、それら変形や取付
誤差を補償して第1物品および第2物品の組付作業を短
時間で行うことが可能になる。また共通の非接触式検出
手段で第1物品の取付部の位置ずれおよび第2物品の取
付部の位置ずれを検出するので、設備費を削減すること
ができるだけでなく、前記位置ずれが累積するのを防止
して第1物品および第2物品を一層スムーズに組み付け
ることができる。
【0074】また請求項2に記載された発明によれば、
物品組付用ロボットの物品クランプ手段にクランプした
第1物品を第2物品に向けて移動させ、第1物品に設け
た第1ヒンジを第2物品に設けた第2ヒンジに係合させ
る際に、共通の非接触式検出手段で第1ヒンジの中心の
位置座標および第2ヒンジの中心の位置座標を検出して
前記位置座標と予め記憶された位置座標との偏差を算出
し、この偏差に基づいて物品組付用ロボットによる第1
物品の移動経路を補正するので、第1ヒンジあるいは第
2ヒンジに多少の変形や取付誤差が存在しても、それら
変形や取付誤差を補償して第1ヒンジを第2ヒンジにス
ムーズに係合させ、ヒンジの損傷を防止しながら第1物
品の組付作業を短時間で行うことが可能になる。また共
通の非接触式検出手段で第1ヒンジおよび第2ヒンジの
中心の位置座標を算出するので、設備費を削減すること
ができるだけでなく、前記位置座標の誤差が累積するの
を防止して第1ヒンジを第2ヒンジに一層スムーズに係
合させることができ、しかも非接触式検出手段を用いた
ことによりヒンジの形状の影響を排除して汎用性を高め
ることができる。
【0075】また請求項3に記載された発明によれば、
第1ヒンジの一対のピン孔のエッジ上の複数点の位置座
標から該ピン孔の中心の位置座標を算出し、それら一対
のピン孔の各中心の中間点として前記第1ヒンジの中心
の位置座標を算出するので、第1ヒンジの中心を的確に
表す位置座標を得ることができる。また第2ヒンジの一
対のピン孔のエッジ上の複数点の位置座標から該ピン孔
の中心の位置座標を算出し、それら一対のピン孔の各中
心の中間点として前記第2ヒンジの中心の位置座標を算
出するので、第2ヒンジの中心を的確に表す位置座標を
得ることができる。
【0076】また請求項4に記載された発明によれば、
ピン孔が形成されたヒンジ板に沿う直線または面の傾き
が大きい場合に異常判定を行うので、ヒンジ板の変形等
の異常事態に速やかに対応することができる。
【0077】また請求項5に記載された発明によれば、
ヒンジの対を成すヒンジ板の2個のピン孔の中心を通る
直線の傾きが大きい場合に異常判定を行うので、ヒンジ
の取付角度の不良等の異常事態に速やかに対応すること
ができる。
【0078】また請求項6に記載された発明によれば、
一端側ヒンジの中心および他端側ヒンジの中心を通る直
線の傾きが大きい場合に異常判定を行うので、ヒンジの
取付位置の不良等の異常事態に速やかに対応することが
できる。
【0079】また請求項7に記載された発明によれば、
ヒンジピン挿入用ロボットがヒンジピン挿入手段および
非接触式検出手段の両方を備えているので、ヒンジピン
挿入用ロボットを多目的に使用して設備費を削減するこ
とができる。
【0080】また請求項8に記載された発明によれば、
ヒンジピン挿入手段に設けたU字状の切欠を有するクラ
ンプ部材でヒンジピンのフランジ状の頭部をクランプす
るので、ヒンジピンの挿入時に該ヒンジピンが倒れて挿
入異常が発生するの防止することができる。
【0081】また請求項9に記載された発明によれば、
物品組付用ロボットの物品クランプ手段にクランプした
第1物品を第2物品に向けて移動させ、第1、第2物品
の一方に設けた一対のヒンジを第1、第2物品の他方に
設けた一対の取付部に位置決めしてボルト止めする際
に、共通の非接触式検出手段で一方の物品の一対のヒン
ジの各中心の中間点の位置座標および他方の物品の一対
の取付部の各中心の中間点の位置座標を検出し、これら
2つの位置座標が一致するように物品組付用ロボットで
第1物品を移動させるので、ヒンジに多少の変形や取付
誤差が存在しても、それら変形や取付誤差を補償して第
1物品および第2物品の組付作業を短時間で行うことが
可能になる。また共通の非接触式検出手段で前記2つの
位置座標を検出するので、設備費を削減することができ
るだけでなく、前記位置座標の誤差が累積するのを防止
して第1物品を第2物品に一層スムーズに組み付けるこ
とができ、しかも非接触式検出手段を用いたことにより
ヒンジの形状の影響を排除して汎用性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のドア組付ステーションの平面図
【図2】自動車のドア組付ステーションの斜視図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図3の4−4線矢視図
【図5】図2の5方向矢視図
【図6】図5の6方向矢視図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図2の8方向拡大矢視図
【図9】図2の9方向拡大矢視図
【図10】ヒンジ位置検出の作用説明図
【図11】ヒンジ位置検出の作用説明図
【図12】ヒンジピン挿入の作用説明図
【図13】ヒンジの取付不良状態の説明図
【図14】ボンネットフードおよび車体の取付部の斜視
【図15】図14の15部拡大図
【図16】図15の16−16線断面図
【図17】一対のボルト孔の各中心の中間点の位置座標
を算出する作用説明図
【図18】作用を説明するフローチャートの第1分図
【図19】作用を説明するフローチャートの第2分図
【符号の説明】
12 ドアクランプ手段(物品クランプ手段) 12′ ボンネットフードクランプ手段(物品クラ
ンプ手段) 23U 上部車体側ヒンジ(第2ヒンジ、一端側ヒ
ンジ) 23L 下部車体側ヒンジ(第2ヒンジ、他端側ヒ
ンジ) 24U 上部ドア側ヒンジ(第1ヒンジ、一端側ヒ
ンジ) 24L 下部ドア側ヒンジ(第1ヒンジ、他端側ヒ
ンジ) 32 ヒンジピン挿入手段 38U ,38L クランプ用シリンダ 39U ,39L 切欠 40U ,40L クランプ部材 42 非接触式検出手段 451 ,461 ピン孔 471 ,481 ピン孔 51 ヒンジ 61 取付部 B 車体(第2物品) D ドア(第1物品) EDU ,EDL 第1偏差 EBU ,EBL 第2偏差 F ボンネットフード(第1物品) L1 ヒンジ板に沿う直線 L2 対を成すヒンジ板のピン孔の中心を通る直
線 L3 一端側ヒンジの中心および他端側ヒンジの
中心を通る直線 P ヒンジピン P1 軸部 P2 セレーション部 P3 頭部 R1 ドア組付用ロボット(物品組付用ロボッ
ト) R1 ′ ボンネットフード組付用ロボット(物品組
付用ロボット) R2 ヒンジピン挿入用ロボット XU ,XL ドア側ヒンジの中心の位置座標
(第1ヒンジの中心の位置座標) XU0,XL0 予め記憶された位置座標 X′ 一対のヒンジの各中心の中間点
の位置座標 YU ,YL 車体側ヒンジの中心の位置座標
(第2ヒンジの中心の位置座標) YU0,YL0 予め記憶された位置座標 Y′ 一対の取付部の各中心の中間点
の位置座標
フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 BC16 DA01 DA04 DA05 3D114 AA01 BA13 CA09 DA12 FA16 GA12 3F059 AA03 AA13 BA03 BB02 DA02 DC08 DD11 DE03 FB12 FB16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品クランプ手段(12,12′)にク
    ランプした第1物品(D,F)を物品組付用ロボット
    (R1 ,R1 ′)により予め記憶された移動経路に沿っ
    て第2物品(B)に向けて移動させ、第1物品(D,
    F)を第2物品(B)に組み付ける物品組付方法におい
    て、 非接触式検出手段(42)で第1物品(D,F)の取付
    部の位置ずれを検出する工程と、 前記非接触式検出手段(42)で第2物品(B)の取付
    部の位置ずれを検出する工程と、 第1物品(D,F)の取付部の位置ずれおよび第2物品
    (B)の取付部の位置ずれに基づいて物品組付用ロボッ
    ト(R1 ,R1 ′)による第1物品(D,F)の移動経
    路を補正する工程と、を含むことを特徴とする物品組付
    方法。
  2. 【請求項2】 物品クランプ手段(12)にクランプし
    た第1物品(D)を物品組付用ロボット(R1 )により
    予め記憶された移動経路に沿って移動させ、第1物品
    (D)に設けた第1ヒンジ(24U ,24L )を第2物
    品(B)に設けた第2ヒンジ(23U ,23L )に係合
    させた後、第1ヒンジ(24U ,24L)のピン孔(4
    1 ,461 )および第2ヒンジ(23U ,23L )の
    ピン孔(471 ,481 )にヒンジピン(P)を挿入す
    る物品組付方法において、 非接触式検出手段(42)で第1ヒンジ(24U ,24
    L )の中心の位置座標(XU ,XL )を検出する工程
    と、 検出した第1ヒンジ(24U ,24L )の中心の位置座
    標(XU ,XL )および予め記憶された位置座標
    (XU0,XL0)間の第1偏差(EDU ,EDL )を算出
    する工程と、 前記非接触式検出手段(42)で第2ヒンジ(23U
    23L )の中心の位置座標(YU ,YL )を検出する工
    程と、 検出した第2ヒンジ(23U ,23L )の中心の位置座
    標(YU ,YL )および予め記憶された位置座標
    (YU0,YL0)間の第2偏差(EBU ,EBL )を算出
    する工程と、 第1偏差(EDU ,EDL )および第2偏差(EBU
    EBL )に基づいて物品組付用ロボット(R1 )による
    第1物品(D)の移動経路を補正する工程と、を含むこ
    とを特徴とする物品組付方法。
  3. 【請求項3】 前記非接触式検出手段(42)は、第1
    ヒンジ(24U ,24L )の一対のピン孔(451 ,4
    1 )のエッジ上の複数点の位置座標から該ピン孔(4
    1 ,461 )の中心の位置座標(A,B)を算出する
    とともに、前記一対のピン孔(451 ,461 )の各中
    心の中間点として前記第1ヒンジ(24U ,24L )の
    中心の位置座標(XU ,XL )を算出し、 かつ第2ヒンジ(23U ,23L )の一対のピン孔(4
    1 ,481 )のエッジ上の複数点の位置座標から該ピ
    ン孔(471 ,481 )の中心の位置座標(C,D)を
    算出するとともに、前記一対のピン孔(471 ,4
    1 )の各中心の中間点として前記第2ヒンジ(2
    U ,23L )の中心の位置座標(YU ,YL )を算出
    することを特徴とする、請求項2に記載の物品組付方
    法。
  4. 【請求項4】 前記非接触式検出手段(42)は、ピン
    孔(451 ,461,471 ,481 )のエッジ上の複
    数点の位置座標に基づいて該ピン孔(451,461
    471 ,481 )が形成されたヒンジ板(45,46,
    47,48)に沿う直線(L1 )または面の傾きを算出
    し、算出した傾きが基準値を越えた場合に異常判定を行
    うことを特徴とする、請求項2に記載の物品組付方法。
  5. 【請求項5】 前記非接触式検出手段(42)は、ピン
    孔(451 ,461,471 ,481 )のエッジ上の複
    数点の位置座標から該ピン孔(451 ,46 1 ,4
    1 ,481 )の中心の位置座標(A,B,C,D)を
    算出するとともに、対を成すヒンジ板(45,46,4
    7,48)の2個のピン孔(451 ,46 1 ,471
    481 )の中心を通る直線(L2 )の傾きを算出し、算
    出した傾きが基準値を越えた場合に異常判定を行うこと
    を特徴とする、請求項2に記載の物品組付方法。
  6. 【請求項6】 前記非接触式検出手段(42)は、第
    1、第2物品(D,B)の一端側に位置する一端側ヒン
    ジ(24U ,23U )のピン孔(451 ,46 1 ,47
    1 ,481 )のエッジ上の複数点の位置座標から該一端
    側ヒンジ(24 U ,23U )の中心の位置座標(XU
    U )を算出し、かつ第1、第2物品(D,B)の他端
    側に位置する他端側ヒンジ(24L ,23L )のピン孔
    (451,461 ,471 ,481 )のエッジ上の複数
    点の位置座標から該他端側ヒンジ(24L ,23L )の
    中心の位置座標(XL ,YL )を算出するとともに、一
    端側ヒンジ(24U ,23U )の中心および他端側ヒン
    ジ(24L ,23L )の中心を通る直線(L3 )の傾き
    を算出し、算出した傾きが基準値を越えた場合に異常判
    定を行うことを特徴とする、請求項2に記載の物品組付
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6の何れかに記載された物品
    組付方法の実施に直接使用する物品組付装置であって、 第1ヒンジ(24U ,24L )のピン孔(451 ,46
    1 )および第2ヒンジ(23U ,23L )のピン孔(4
    1 ,481 )にヒンジピン(P)を挿入するヒンジピ
    ン挿入手段(32)を備えたヒンジピン挿入用ロボット
    (R2 )に、前記非接触式検出手段(42)を設けたこ
    とを特徴とする物品組付装置。
  8. 【請求項8】 前記ヒンジピン(P)は軸部(P1 )に
    セレーション部(P 2 )を介して連設されたフランジ状
    の頭部(P3 )を有しており、 前記ヒンジピン挿入手段(32)は、前記セレーション
    部(P2 )に嵌合して前記頭部(P3 )をクランプする
    U字状の切欠(39U ,39L )が形成されたクランプ
    部材(40U ,40L )と、このクランプ部材(4
    U ,40L )を進退駆動するクランプ用シリンダ(3
    U ,38L )とを備えたことを特徴とする、請求項7
    に記載の物品組付装置。
  9. 【請求項9】 物品クランプ手段(12′)にクランプ
    した第1物品(F)を物品組付用ロボット(R1 ′)に
    より予め記憶された移動経路に沿って第2物品(B)に
    向けて移動させ、第1、第2物品(F,B)の一方に設
    けた一対のヒンジ(51)を第1、第2物品(F,B)
    の他方に設けた一対の取付部(61)に位置決めした後
    に、前記一対のヒンジ(51)を取付部(61)にボル
    ト止めする物品組付方法において、 非接触式検出手段(42)で一対のヒンジ(51)の各
    中心の中間点の位置座標(X′)を検出する工程と、 前記非接触式検出手段(42)で一対の取付部(61)
    の各中心の中間点の位置座標(Y′)を検出する工程
    と、 前記一対のヒンジ(51)の各中心の中間点の位置座標
    (X′)が前記一対の取付部(61)の各中心の中間点
    の位置座標(Y′)に一致するように物品組付用ロボッ
    ト(R1 ′)で第1物品(F)を移動させる工程と、を
    含むことを特徴とする物品組付方法。
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