JP2000296584A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2000296584A
JP2000296584A JP11107413A JP10741399A JP2000296584A JP 2000296584 A JP2000296584 A JP 2000296584A JP 11107413 A JP11107413 A JP 11107413A JP 10741399 A JP10741399 A JP 10741399A JP 2000296584 A JP2000296584 A JP 2000296584A
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layer
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JP11107413A
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Seiichi Ishida
誠一 石田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐侯性に優れた、Vカット加工、ラッピング
加工等の2次加工を行っても、化粧シートの割れ、及び
層間での剥離の発生が極めて少なく、また、廃材の処理
手段として焼却処理を利用する際に塩化水素等の有毒ガ
スの発生のない化粧シートを安価に提供することであ
る。 【解決手段】 紙質系基材シート層と、絵柄印刷層と、
接着剤層と、表面保護層が積層された化粧シートであっ
て、前記紙質系基材シート層が樹脂含浸紙からなり、前
記表面保護層がラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤を含有す
る透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイルムからなる化粧
シートとすることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種家具類や建築内
装材等に装飾或いは表面保護の目的で貼着される化粧シ
ートに関し、更に詳しくは意匠性に優れると共に耐侯性
に優れた安価な化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧シートとしては、紙質系薄葉
紙、又は塩化ビニル樹脂フイルムの上に通常の方法で印
刷を施した後、透明性のある塩化ビニル樹脂フイルムを
積層した化粧シート、また立体感を現出させ、意匠性の
改良を図るために、前記化粧シートの透明性のある塩化
ビニル樹脂フイルム面にエンボスを施し、更にエンボス
の凹部にインキを充填して、例えば木目の導管模様等を
表現してなる化粧シートが知られている。塩化ビニル樹
脂フイルムが用いられる理由は、汎用樹脂であり、製造
コストが低いこと、着色の容易さ、ラミネート加工の良
さ、エンボス加工の容易さ、さらに真空成形加工性、V
カット加工性等の2次、3次加工の容易さが他の樹脂と
比較して、良好もしくはバランスが取れていることが理
由である。しかしながら、昨今の環境問題に関連して、
焼却処理に付したときに塩化水素ガスを発生するため、
廃材の処理手段として焼却処理を利用することができな
い点で塩素基を含まない塩化ビニル樹脂以外の化粧シー
トが求められている。
【0003】そこで、塩化ビニル樹脂フイルムが有する
このような欠点を克服する化粧シートとして、基材シー
トに紙質系薄葉紙を用い、表面保護層として透明性のポ
リオレフィン系樹脂フイルムを積層した化粧シートを提
案したが、ポリオレフィン系樹脂フイルムは耐汚染性に
おいては優れるものの耐侯性が悪いという問題、すなわ
ち、屋外からの日光に暴露されると、前記ポリオレフィ
ン系樹脂フイルムが劣化するために、前記ポリオレフィ
ン系樹脂フイルムと隣接する層との層間接着強度が経時
的に低下するという問題があり、表面保護層にポリ塩化
ビニル樹脂フイルムを用いた従来の化粧シートとは見劣
りするものであり、また、Vカット、ラッピング等の2
次加工性においても、化粧シートの割れ、及び層間での
剥離が起こり品質的に劣るものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、耐侯性に優れた、Vカット加工、ラッピング加工等
の2次加工を行っても、化粧シートの割れ、及び層間で
の剥離の発生が極めて少なく、また、廃材の処理手段と
して焼却処理を利用する際に塩化水素等の有毒ガスの発
生のない化粧シートを安価に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、紙質系基材シート層と、絵柄印
刷層と、接着剤層と、表面保護層が積層された化粧シー
トであって、前記紙質系基材シート層が樹脂含浸紙から
なり、前記表面保護層がラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤
を含有する透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイルムから
なることを特徴とする化粧シートとすることである。こ
の構成とすることにより、耐侯性、耐溶剤性、耐汚染性
等の表面物性に優れ、安定した密着性を有し、Vカット
加工、ラッピング加工等の2次加工性に優れた、安価な
化粧シートとすることができる。さらに、樹脂中に塩素
原子を含まない構成となるので、焼却処理に付したとき
に有毒な塩化水素等のガスが発生することのない化粧シ
ートが得られる。
【0006】また、前記ラジカル捕捉剤がヒンダードア
ミン系ラジカル捕捉剤であることを特徴とするものであ
る。そうすることで、耐侯性をさらに向上することがで
き、黄変や劣化を防止することができる。
【0007】また、前記化粧シートにおいて、前記樹脂
含浸紙がアクリル酸エステル系樹脂を含浸しているもの
とすることで、柔軟性を損なわれることなく、紙間強度
が強くなりVカット加工、ラッピング加工等の2次加工
性に適したものとなる。
【0008】また、前記化粧シートにおいて、前記樹脂
含浸紙が秤量35〜70g/m2 であることを特徴とす
るものである。そうすることで、加工性に優れ、安価な
化粧シートとすることができる。
【0009】また、前記接着剤層がラジカル捕捉剤、紫
外線吸収剤を含有するものとすることで、さらに、耐侯
性を増すものとなる。
【0010】また、前記接着剤層が2液硬化型ポリウレ
タン系樹脂よりなることを特徴とする化粧シートとする
ことである。こうすることにより、絵柄印刷層を設けた
紙質系基材シートと表面保護層である透明オレフィン系
熱可塑性樹脂フイルムとの密着性を向上させ層間接着強
度をより一層強いものとすることが出来る。
【0011】さらに、前記表面保護層の上面にエンボス
加工を施してエンボス凹部を形成し、更にワイピングに
より該エンボス凹部に着色インキを充填し、しかるのち
にトップコート層を設けたことを特徴とする化粧シート
である。そうすることにより、より本物に近い意匠、特
に木目模様等が得られることになる。
【0012】
【発明の実施の態様】図1は本発明の化粧シートの第1
実施例の積層構成を示す断面図、図2は本発明の化粧シ
ートの第2実施例の積層構成を示す断面図であつて、
1、1' は化粧シート、2は紙質系基材シート、3は絵
柄印刷層、31はベタ印刷層、32は模様印刷層、4は
接着剤層、5は表面保護層(透明オレフィン系熱可塑性
樹脂フイルム)、6はエンボス凹部、7は着色インキ
層、8は艶調整樹脂層をそれぞれ表す。
【0013】図1は本発明の化粧シートの第1実施例の
積層構成を示したものであり、本発明の化粧シート1
は、紙質系基材シート2の上に絵柄印刷層3を形成し、
前記絵柄印刷層3上にラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤を
含有するオレフィン系熱可塑性樹脂フイルムよりなる表
面保護層5を接着剤層4を介して貼着したものである。
接着剤層4は2液硬化型ポリウレタン系樹脂からなるド
ライラミネート用接着剤からなり、絵柄印刷層3を設け
た紙質系基材シート2と耐侯性に優れる透明オレフィン
系熱可塑性樹脂フイルム5が強固に接着され、その分子
中に塩素基が含まれていない構成からなっている。
【0014】本発明の化粧シート1に用いられる紙質系
基材シート2は、浸漬含浸法により、熱可塑性樹脂を主
体とした含浸剤を基材シート用原紙に含浸して得た樹脂
含浸紙である。前記基材シート用原紙としては、湿式抄
紙法により抄造された紙をベースとする。例えば、薄葉
紙、紙間強化紙、上質紙、純白ロール紙、チタン紙等が
挙げられる。尚、湿式抄紙法により抄造された紙とは、
狭義の紙だけでなく、合成繊維及び/または半合成繊維
との混抄紙、更には湿式抄紙された不織布をも含む。ま
た、前記含浸剤の組成は、熱可塑性樹脂を主体とする。
熱可塑性樹脂としては、アクリル酸エステル、アクリル
系エマルジョン、スチレンアクリル系エマルジョン、酢
酸ビニル系エマルジョン、ウレタン系ディスパージョ
ン、エポキシ系ディスパージョン等によって代表される
合成樹脂エマルジョン、または、合成樹脂ディスパージ
ョン、スチレンブタジエン共重合体、アクリロニトリル
ブタジエン共重合体等によって代表される合成ゴムラテ
ックスが挙げられ、中でもアクリル酸エステル系樹脂が
耐侯性、及び柔軟性を損なうことなく紙間強度を向上さ
せる点から好ましいものである。また必要に応じて熱硬
化性樹脂を添加することが出来るが、熱硬化性樹脂の添
加は、硬さにとっては好ましいが、添加量が多いと、シ
ートの柔軟性が損なわれ加工中に紙切れしやすくなる。
また、含浸方法は、前記の通り浸漬含浸法を用いる。な
お、樹脂含浸紙に占める含浸剤の割合(含浸率)は、1
5重量%以上、好ましくは20重量%以上である。含浸
率が少ないと紙間強度が不十分となり、紙層で剥離しや
すくなる。また、樹脂含浸紙の秤量としては、秤量23
〜150g/m2 、好ましくは35〜70g/m2 のパ
ルプを主体とするパルプシートが好ましく、紙の秤量が
少なすぎると、紙の密度が通常高く、含浸性が低下する
ものであり含浸性を損なわないように、比較的低密度の
ものが好ましい。
【0015】紙質系基材シート2の上面には、ベタ印刷
層31及びオーク、チーク、ウォルナット、杉、檜等の
柾目、板目状の木目模様等を現出する模様印刷層32か
らなる絵柄印刷層3が、イソシアネートとポリオールか
らなるポリウレタン系、アクリル系、ポリエステル系、
セルロース系等のバインダー樹脂を1種ないし2種以上
混合して用いた印刷インキにより、グラビア印刷によっ
て形成されており、木目の「照り」を良く表現できるよ
うにするためには、パール顔料や金属粉などの光輝性顔
料を添加したものが好ましい。
【0016】また、接着剤層4としては、2液硬化型ポ
リウレタン系樹脂を使用してドライラミネーションによ
り積層する方法が適している。中でも主剤としてOH基
を有するポリオール成分(アクリルポリオール、ポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール、エポキシ
ポリオール等)を用い、これに硬化剤として、トリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
メタキシレンジイソシアネート等のイソシアネート化合
物を添加してなる2液硬化型ポリウレタン系樹脂が好ま
しいものである。接着剤の塗布量としては、5〜20g
/m2 (ドライ)の範囲であり、40〜70℃の温度で
乾燥後積層し、35〜40℃の雰囲気で48〜72時間
養生することにより十分な性能を発揮するものである。
【0017】本発明の表面保護層5は、絵柄印刷層3を
保護するためのものであり、化粧シートとして要求され
る諸物性、すなわち、耐侯性、耐溶剤性、耐汚染性、耐
摩耗性等に優れた化粧シートとするために設けるもの
で、重要なことは、分子中に塩素基が含まれていないこ
とであり、コストが安価で、エンボスの入りの良いもの
である。このようなポリオレフィン系樹脂は、ポリエチ
レン系としてはポリエチレンの単独重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体等
のエチレン系樹脂であり、ポリプロピレン系としては、
ポリプロピレンの単独重合体、プロピレン−エチレン共
重合体、プロピレン−ブテン共重合体等のプロピレン系
樹脂であり、中でも、非結晶性のポリプロピレンと結晶
性のポリプロピレンとの共重合により作製された軟質ポ
リプロピレンフイルムが、剛性範囲が広く、柔軟性に富
み、適度の表面硬度と後加工適性に優れていると共に、
エンボス加工性が良く、コストも安く、燃焼時に有毒ガ
スの発生もなく好ましいものである。また、透明オレフ
ィン系熱可塑性樹脂フイルムの面を印刷インキ、塗料、
接着剤との接着性を良くするために、コロナ処理、オゾ
ン処理等の処理を行いフイルムの表面を活性化しておい
ても良い。また表面保護層5の厚みは50〜100μm
とすることが好ましい。
【0018】また、本発明の表面保護層5に用いるラジ
カル捕捉剤は、前記表面保護層5の耐侯性の向上を目的
として用いられ、特に前記表面保護層5がオレフィン系
熱可塑性樹脂からなる場合には、前記熱可塑性樹脂の太
陽光(紫外線)による経時的劣化を防止するために添加
される。このラジカル捕捉剤としては、ビス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、1、2、2、6、6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル−トリデシル−1、2、3、4−ブタンテトラカルボ
キシレート、テトラギス−(2、2、6、6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−1、2、3、4−ブタンテト
ラカルボキシレート等の他に、例えば、特公平4−82
625号公報に開示されている化合物などのヒンダード
アミン系ラジカル捕捉剤が好適である。この理由として
は、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤は、テトラアル
キルピペリジンを母核に持ち、紫外線で発生するラジカ
ルを捕捉するラジカル捕捉作用がある他に、ヒドロペル
オキシド(ROOH)の不活性作用等の各種作用機構に
より、その効果が発揮されると推定されており、多機能
の安定剤として優れた性能が得られる。このラジカル捕
捉剤の添加量としては、前記オレフィン系熱可塑性樹脂
100重量部に対して0.01〜3.0重量部添加する
のが適当である。
【0019】紫外線吸収剤としては、例えば、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−
メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−アミル−5’
−イソブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’
−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’−プ
ロピルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の
2’−ヒドロキシフェニル−5−クロロベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤類、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール等の2’−ヒドロキシフェ
ニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2,2’−
ジヒドロキシ−4−メトロキシベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトロキシベンゾフ
ェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン等の2,2’−ジヒドロキシベンゾフェノン系
紫外線吸収剤類、2−ヒドロキシ−4−メトロキシベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の
2−ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、サリ
チル酸フェニル、4−tert−ブチル−フェニル−サ
リシレート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤類、
2−エチル−ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニ
ルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェ
ニルアクリレート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジ
フェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線
吸収剤類等を用いることができる。しかし、本発明に用
いる紫外線吸収剤としては、非塩素系のベンゾトリアゾ
ール系、ベンゾフェノン系、または、シアノアクリレー
ト系が適当であり、中でも特に非塩素系のベンゾトリア
ゾール系が好適である。また、これら紫外線吸収剤の添
加量は、通常0.1〜10重量%程度である。ここで、
上記のラジカル捕捉剤及び紫外線吸収剤は必要に応じ
て、接着剤層に適量添加してその耐侯性をさらにアップ
させても良い。
【0020】本発明の化粧シートの第2の実施例とし
て、図2に示すように前記透明オレフィン系熱可塑性樹
脂フイルムからなる表面保護層5の表面に設けられたエ
ンボス凹部6に着色インキ7を充填し、しかるのちに艶
調整樹脂層8を設ける構成があり、表面に設けられた凹
凸模様の凹部に着色インキ7を充填することで、化粧シ
ート1の意匠効果をより高めたものである。
【0021】エンボス加工は、紙質系基材シート層2の
絵柄印刷層3面と透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイル
ム5を接着剤層4をにてドライラミネートし、熱間養生
後、前記透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイルム5側か
らエンボス版で凹凸を施した後に冷却することにより、
形成したものである。このエンボス凹部6の加工には周
知の枚葉、あるいは輪転式エンボス機が用いられる。
【0022】透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイルム5
のエンボス凹部6に充填される着色インキ7としては、
塗料ないしインキが用いられる。例えば、ポリエステル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂類をベヒクル
の構成材料とし、ベヒクル中に着色顔料、体質顔料、可
塑剤等を添加してなる塗料又はインキが用いられる。使
用されるベヒクルとしては2液硬化型ポリウレタン系樹
脂のものが好適に用いられる。ワイピング法としては、
ドクターブレード法、ロールコート法等、従来から使用
されているワイピング法のいずれによっても良い。
【0023】艶調整樹脂層8は無色の透明であっても、
あるいは着色透明であっても、更に艶消しの透明であっ
てもよく、化粧シート表面の光沢度を調整するために設
けるものであるが、表面保護の役割もある。艶調整樹脂
層8は適宜のベヒクルを用いた塗料を塗布することによ
って形成され、該ベヒクルとしては、ポリウレタン系樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化
性樹脂の1種又は2種以上の混合樹脂を用いることがで
きる。艶調整樹脂層8を形成する塗料(インキ)には、
通常適量の艶消し剤を分散させて所望の艶消し度を与え
るが、艶消し剤を全く含まないグロス(光沢)タイプの
インキを用いることもある。用いられる艶消し剤として
は、マイカ、シリカ、アルミナ炭酸カルシウム、ケイ砂
等の無機質中空体、或いはアクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、メラミン樹
脂等の樹脂およびこれら樹脂の変性物等から構成されて
なる弾性球状有機樹脂ビーズ等である。上記塗料の塗布
方法としては、グラビアコート、ロールコート、エアナ
イフコート等の方式が用いられる。
【0024】本発明の化粧シート1、1’は紙質系基材
シート層2が紙質系樹脂含浸紙からなるので、合板等の
基板に汎用のポリ酢酸ビニル系エマルジヨンタイプ接着
剤を使用して強固に接着積層することができ、完成した
化粧板は、耐侯性、耐溶剤性、耐汚染性、耐摩耗性等の
物性に優れるので、建築内装材、壁材、間仕切り、ドア
等の表面材用途に使用できると共に、合板にVカツト溝
を形成して折り曲げ加工する用途および異形木材、異形
成形品等のラツピング用途にも使用できる。
【0025】実施例1 秤量50g/m2 の樹脂含浸紙の面上に、グラビア印刷
機で、アクリル−ポリオール系樹脂にイソシアネート硬
化剤を添加したインキを用いて隠蔽ベタインキ層とオー
ク柄の木目模様層とを設けた。一方厚み80μmの紫外
線吸収剤、ラジカル捕捉剤を含有する透明なポリプロピ
レンフイルムに2液硬化型ポリウレタン樹脂よりなる接
着剤をグラビアロールコーターで15g/m2 (ドラ
イ)になるように塗布し、乾燥後、前記印刷された樹脂
含浸紙の木目模様層面とドライラミネートして化粧シー
トを作製した。
【0026】実施例2 実施例1で得られた化粧シートを、ドラム温度110
℃、テフロンロール温度120℃、エンボスシリンダー
温度50℃、ニップ圧力25kg/cm2 、速度10m
/minの条件で加圧しエンボス凹部を有する化粧シー
トを作製した。さらに、前記エンボスによる凹部が表面
に賦形されたポリプロピレンフイルム面に2液硬化型ウ
レタン系着色インキをロールコート法によって塗工した
後、ドクターブレードで凹部以外の部分に付着している
着色インキを除去し、積層シートの表面に形成されてい
るエンボス凹部内に着色インキを充填固化させた。更に
このシート上に2液硬化型ウレタン系トップコート用イ
ンキを版深60μmのグラビアロールにてコートする事
によって、意匠性、加工性に優れた化粧シートを作製し
た。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、基材シー
トとしての紙質系樹脂含浸紙の表面に、表面保護層とし
てラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤を含有する透明オレフ
ィン系熱可塑性樹脂フイルムをドライラミネートにより
積層した構成としたことにより、耐侯性に優れ、接着強
度にバラツキの少ない、安定した密着性を有し、Vカッ
ト、ラッピング等の2次加工性に優れた化粧シートがえ
られ、また、樹脂中に塩素原子を含まない構成となるの
で、焼却処理時に発生するガスに有毒な塩化水素等のガ
スを含有していないために、環境を汚染する等の問題も
なくなり、廃材の処理手段として焼却手段を利用するこ
とが出来るようになる。
【0028】また、表面保護層としての透明オレフィン
系熱可塑性樹脂フイルムの上面にエンボス凹部を形成
し、さらに、ワイピングにより該エンボス凹部が着色さ
れているので、印刷絵柄と組み合わせることにより意匠
性に優れた化粧シートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の化粧シートの積層構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の化粧シートの積層構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 1’ 化粧シート 2 紙質系基材シート 3 絵柄印刷層 31 ベタ印刷層 32 模様印刷層 4 接着剤層 5 表面保護層 6 エンボス凹部 7 着色インキ層 8 艶調整樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/40 B32B 27/40 33/00 33/00 Fターム(参考) 4F100 AH03C AH03G AH03H AK01A AK01D AK03C AK07 AK25A AK51 AK51G AR00B BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CA07C CA07G CA30C CA30G CB00 CB00C CB02 DD09C DG10A EJ82A GB08 GB81 HB01 HB21C HB31B JA13A JB16C JK06 JL00 JL01 JL09 JN01C JN21D YY00A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙質系基材シート層と、絵柄印刷層と、
    接着剤層と、表面保護層が積層された化粧シートであっ
    て、前記紙質系基材シート層が樹脂含浸紙からなり、前
    記表面保護層がラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤を含有す
    る透明オレフィン系熱可塑性樹脂フイルムからなること
    を特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記化粧シートにおいて、前記ラジカル
    捕捉剤がヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であること
    を特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記化粧シートにおいて、前記樹脂含浸
    紙がアクリル酸エステル系樹脂を含浸していることを特
    徴とする請求項1または2に記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】 前記化粧シートにおいて、前記樹脂含浸
    紙が秤量35〜70g/m2 であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】 前記化粧シートにおいて、前記接着剤層
    がラジカル捕捉剤、紫外線吸収剤を含有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
  6. 【請求項6】 前記化粧シートにおいて、前記接着剤層
    が2液硬化型ポリウレタン系樹脂よりなることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
  7. 【請求項7】 前記化粧シートにおいて、前記表面保護
    層の上面にエンボス加工を施してエンボス凹部を形成
    し、更にワイピングにより該エンボス凹部に着色インキ
    を充填し、しかるのちに艶調整樹脂層を設けたことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
JP11107413A 1999-04-15 1999-04-15 化粧シート Withdrawn JP2000296584A (ja)

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