JP2000296866A - 再封鎖用キャップ付き缶容器 - Google Patents
再封鎖用キャップ付き缶容器Info
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Abstract
で容易に行なうことができて、しかも、缶蓋の開封によ
り開口された注出口の再封鎖をキャップによって密封性
良く行なうことができるようにする。 【解決手段】 キャップ3が、口部14の上端面14a
と密着する部分を有する環状のフランジ部32と、フラ
ンジ部32から下方に延びてその内周面に口部14との
係合部31aが形成された第一円筒部31と、フランジ
部32から上方に延びる第二円筒部33と、第二円筒部
33よりも内方で該円筒部33とは間隔を隔てて同心的
に設けられる円筒台状の押し釦部36と、押し釦部36
の下端近傍から外方且つ上方に延びる栓部35と、栓部
35の上端と第二円筒部33の内周面を連結する薄い環
状円錐板の可動連結部34とを一体成形したものであ
る。
Description
ージーオープンエンド)を備えた金属製の缶容器に対し
て缶蓋に開口された注出口を再封鎖するための樹脂製キ
ャップを予め組み付けた再封鎖用キャップ付きの缶容器
に関し、特に、再封鎖用のキャップが缶蓋を開封(弱化
部を破断して注出口を最初に開口)するときの開封具を
兼ねているような再封鎖用キャップ付きの缶容器に関す
る。
る開口容易缶蓋(イージーオープンエンド)を備えた金
属製の缶容器として、缶胴の上端開口部に周辺が巻締め
固着される缶蓋の中央に、周辺の巻締部よりも上方に突
出するように、中央パネル部により閉鎖された口部が一
体的に成形され、口部の上端面に囲まれて該上端面より
も下方に凹んだ中央パネル部に、ヒンジ部分となる一部
分を除いて破断可能な略円形の弱化部(スコア)が形成
されていると共に、該弱化部が、注出口となる部分に沿
って中央パネル部を三重に折り畳んだ環状の重層部の最
下層に形成され、且つ、缶蓋内面側から樹脂で被覆され
ているような構造のものが従来から公知となっている
(例えば、米国特許第4976368号明細書等参
照)。
中央パネル部の弱化部で囲まれた部分を指で強く押圧す
ることにより、指の押圧作用で弱化部を破断しつつ弱化
部で囲まれた部分を開口片として缶体内に押し下げ、該
開口片をヒンジ部分で折り曲げて缶体内に吊り下げ状態
とすることで、缶蓋を開封(缶蓋の口部の内側の中央パ
ネル部に注出口を最初に開口)しているが、そのような
缶蓋の開封操作に際して、消費者の指が缶体内に入って
内容物である飲料が指に付着する可能性があり、特に、
缶体内に収容されているのが炭酸含有飲料の場合には、
注出口の開口時に飲料が噴き出ることがあるので、飲料
が指に付着し易い。
部で囲まれる開口片の部分が比較的大径であるため、指
の力が弱い人にとっては、指で押圧して缶蓋を開封する
のが容易でないことがあり、指で容易に缶蓋を開封操作
できる人にとっても、開封操作を慎重に行わないと、環
状重層部の形成により注出口の周縁部の側での破断端に
対する安全性が考慮されてはいるものの、開口片の側の
破断端によって指や爪を負傷する可能性がある。
ことで注出口を一旦開口させてしまうと、中身の飲料を
一度に飲みきれずに残したような場合に、開口された注
出口を密封状態に再封鎖することができないため、飲料
を衛生的に保管した状態で持ち運んだりすることができ
ず、特に、飲料が炭酸ガスを含むようなものでは、すぐ
に気が抜けて品質が低下してしまうこととなる。
缶蓋の中央に口部を突出させた開口容易缶蓋を備えた缶
容器に対して、開封後の缶蓋の注出口を密封状態に再封
鎖できるように、樹脂製の再封鎖用キャップを予め缶蓋
の口部に冠着して組み付けておくと共に、この再封鎖用
キャップを、缶蓋を上から押圧して弱化部を破断しつつ
開口片を押し下げるときの開封具として機能するような
構造のものとすることで、指を直接缶蓋に触れることな
く、キャップを介して缶蓋を開封できるようにするとい
うことが既に提案され従来公知となっている(特開平1
0−264931号公報参照)。
報に記載されている従来公知のリシールキャップ付飲料
缶(再封鎖用キャップ付き缶容器)では、リシールキャ
ップ(再封鎖用キャップ)の全体が、飲料缶の頭部(缶
蓋の口部)に嵌合されるキャップ本体と、このキャップ
本体の外周に嵌合される補強リングとからなり、キャッ
プ本体の中心(頂壁の中央部)には、当接片を下端に有
する押圧部が上下動可能に形成されている。
強リングをキャップ本体から外して、キャップ本体の押
圧部の上面を指で強く押圧することにより、押圧部の下
面側の当接片の先端が、スコアによって切り離される蓋
体(缶蓋)の押下げタブ(開口片)の上面に当接してこ
れを押し下げ、それによりスコアが破断され押下げタブ
(開口片)が下方に下がって、蓋体(缶蓋)の注出口が
開口される。その後、キャップ本体と補強リングからな
るリシールキャップ(再封鎖用キャップ)を蓋体(缶
蓋)から取り外して缶容器(飲料缶)の内容液を飲用す
る。
する場合には、飲料缶の頭部(缶蓋の口部)のキャップ
嵌合部にキャップ本体を弾発的に冠着することで、キャ
ップ本体の内面に装着されているパッキンを、飲料缶の
頭部の天面(缶蓋の口部上端面)に圧接させて、注出口
を密閉すると共に、それに加えて、更に、キャップ本体
の外周に補強リングを嵌合させることで、キャップ本体
を堅固に蓋体(缶蓋の口部)の外周に当接させて、それ
によりキャップ本体による注出口のシール性を更に強化
するようにしている。
な従来公知の再封鎖用キャップ付き缶容器(リシールキ
ャップ付飲料缶)では、缶蓋の口部(飲料缶の頭部)に
キャップを取り付ける場合に、先ず、キャップ本体を缶
蓋の口部(飲料缶の頭部)に冠着してから、更に、補強
リングをキャップ本体の上から嵌合する必要があり、ま
た、缶蓋の口部(飲料缶の頭部)からキャップを取り外
す場合にも、先ず、補強リングをキャップ本体から取り
外してから、更に、キャツプ本体を缶蓋の口部(飲料缶
の頭部)から取り外す必要があることから、キャップの
缶容器(飲料缶)に対する着脱操作が面倒なものとなっ
ている。
ことでキャップ本体の頂壁自体が弾性変形し易くなって
いることから、補強リングを嵌合してキャップ本体の外
周を強く締め付けると、その反動でキャップ本体の頂壁
が上方へ持ち上がる傾向があり、そのため、缶蓋の口部
上端面(飲料缶の頭部の天面)とキャップ本体の頂壁内
面との密着状態が緩んでその隙間から飲料が漏れる危険
性があって、キャップ本体の頂壁内面にパッキンを装着
したとしても、缶容器が転倒したりすると缶蓋とキャッ
プ本体の隙間から飲料の漏れる可能性がある。
のための押圧部を形成していることから、該押圧部を強
く押圧してもその上下方向での可動範囲が小さく、しか
も、該押圧部の下面の中央の一点を当接片として、この
当接片により缶蓋の開口片(押下げタブ)の中央の一点
を押し下げるようにしているため、指の押圧力がスコア
を破断しつつ開口片(押下げタブ)を押し下げる力とし
て効果的に働き難くなっており、その結果、キャップ本
体を介することで開封操作に大きな力を要することとな
る。
部を形成していることで、押圧部をできるだけ弾性変形
し易く可動範囲の大きなものにすればする程、キャップ
本体の頂壁内面と缶蓋の口部上端面(飲料缶の頭部の天
面)との密着状態が悪くなって飲料の漏れる可能性が大
きくなり、逆に、キャップ本体の頂壁内面と缶蓋の口部
上端面(飲料缶の頭部の天面)との密着状態をより確実
にしようとすると、キャップ本体の押圧部が弾性変形し
難いものとなって注出口を開口するのに大きな力を要す
ることとなる。
とするものであり、具体的には、開封具と再封鎖具を兼
用するキャップが付設された缶容器について、缶蓋に対
するキャップの着脱が簡単であり、また、キャップを用
いた缶蓋の開封操作を小さな力で容易に行なうことがで
きて、しかも、缶蓋の開封により開口された注出口の再
封鎖をキャップによって密封性良く行なうことができる
ようにすることを課題とするものである。
課題を解決するために、缶胴の上端に巻締め固着される
缶蓋に、上方に突出して中央パネル部により閉鎖された
口部が一体的に成形され、口部の上端面に囲まれて該上
端面よりも下方に凹んだ中央パネル部に、ヒンジ部分と
なる一部分を除いて略環状に破断可能な弱化部が形成さ
れている金属製の缶容器に対して、弱化部を破断しつつ
弱化部で囲まれた部分を缶体内に押し下げることで注出
口を開封すると共に、開口された注出口を再封鎖するた
めの樹脂製のキャップが、缶蓋の口部に着脱自在に冠着
されている再封鎖用キャップ付き缶容器において、キャ
ップが、口部の上端面と密着する部分を有する環状のフ
ランジ部と、フランジ部から下方に延びてその内周面に
口部との係合部が形成された第一円筒部と、フランジ部
から上方に延びる第二円筒部と、第二円筒部よりも内方
で該円筒部とは間隔を隔てて同心的に設けられる円筒台
状の押し釦部と、押し釦部の下端近傍から外方且つ上方
に延びる栓部と、栓部の上端と第二円筒部の内周面を連
結する薄い環状円錐板の可動連結部とを一体成形したも
のであり、缶蓋の口部にキャップが冠着されることで固
定される第二円筒部に対して、可動連結部の弾性変形に
よる上下方向での反転により、押し釦部と栓部が上方位
置と下方位置の何れかに一体的に変位するように形成さ
れていて、缶蓋の口部にキャップを冠着したときに、押
し釦部と栓部が上方位置にある状態では、押し釦部の円
筒下端部が、中央パネル部の弱化部で囲まれた部分の上
方に位置し、また、押し釦部と栓部が下方位置にある状
態では、栓部のテーパー状外周面が、開口された注出口
の周縁部と密着するように構成されていることを特徴と
するものである。
によれば、缶蓋の口部とキャップの第一円筒部を係合さ
せたり、その係合を解くだけでキャップを簡単に着脱さ
せることができると共に、缶蓋を開封するに際しては、
そのままの状態で缶蓋の口部に冠着されたキャップの押
し釦部を上方から指で押圧することにより、缶蓋の口部
上端面と密着するフランジ部の剛性が高くても、それと
は関係なく小さな力で可動連結部を弾性変形させて押し
釦部と栓部だけを下方に大きく変位させることができ、
押し釦部の円筒下端部による缶蓋の開封操作を容易に行
なうことができる。
出口をキャップにより再封鎖する際には、缶蓋の口部に
冠着したキャップを、可動連結部を弾性変形により死点
を超えて下方に反転させ、第二円筒部に対して押し釦部
と栓部が下方位置にある状態としておくことで、キャッ
プのフランジ部が缶蓋の口部上端面に確実に密着し、且
つ、開口された注出口の周縁部に栓部のテーパー状外周
面が密着した状態で、栓部が上方に浮き上がることのな
いように固定されることから、注出口のキャップによる
再封鎖が極めて密封性良く行なわれる。
付き缶容器の実施形態について、図面に基づいて詳細に
説明する。
容器の一実施形態について、キャップを付設した状態で
未開封の飲料缶詰の缶容器の上部を断面図により示すも
のである。
缶容器1の缶蓋2の部分に樹脂製のキャップ3を着脱自
在に冠着させたものであって、開封後に開口される注出
口を再封鎖するための再封鎖用キャップ3は、未開封の
缶蓋2の中央部に形成されている開口予定部分を覆うよ
うに、缶蓋2に形成された口部14に対してスナップ係
合により着脱自在に冠着されている。
を備えた缶容器1については、基本的には従来から知ら
れた構造のものであって、底板と缶胴が一体的に成形さ
れた2ピース缶であっても、或いは、円筒状の缶胴の下
端に底蓋が巻締め固着される3ピース缶であっても良い
が、缶胴4の上端に巻締め固着される缶蓋2には、上方
に突出するように口部14が形成されており、この口部
14の内側に開口予定部分が形成されている。
に樹脂塗料または樹脂フィルムによる樹脂製の内面被膜
層が設けられたアルミニウム合金などの金属平板からプ
レス成形されているものであり、円筒状で上部にネック
加工とフランジ加工が施された缶胴4の上端フランジ部
に、缶蓋2の外周に形成されたフランジ部が巻締めによ
り固着されていて、この缶蓋2の巻締部11から半径方
向内方に、断面U字形の外周溝12が巻締部11よりも
下方で環状に形成されている。
央部に向かって、上方に行くにしたがって径が小さくな
るネック部分13が巻締部11よりも上方にまで隆起し
ており、このネック部分13の上端部が環状の口部14
となっていて、口部14の上端は所定幅の環状の平坦面
(上端面)14aとして形成され、口部14の外周面に
はキャップ係合用の凹部14bが形成され、口部14の
内側は、口部上端面よりも下方に凹んだ中央パネル部1
5によって閉鎖されている。
5には、注出口として開口される予定の部分に沿って、
中央パネル部15の金属板を三重に折り畳んだ重層部1
6が環状に形成されており、この環状重層部16の最下
層の下面側に、破断可能な弱化部となるスコア17が、
ヒンジ部分となる一部分を除いた略環状に刻設されてい
て、環状重層部16の外側の折曲部による段部とスコア
17を共に覆うように、缶蓋下面側にプラスチゾル18
が環状に塗布されている。
スコア17とプラスチゾル18の破断によって開口され
る注出口の周縁部になる部分であり、スコア17を下側
から覆うプラスチゾル18は、缶体の内圧の変化によっ
てスコア17が破断することを防ぐと共に、スコア17
を形成することによる内面被膜層の損傷を補修し、缶体
内の内容液が内面被膜層の損傷部分に侵入することによ
る缶蓋の腐食を防ぐためのものである。
にプラスチゾル18を塗布することによって、略環状に
スコア溝として刻設されたスコア17が一部で完全に切
断されていても、内容液の漏洩を防止することができ、
そのため、本実施形態では略環状のスコア17を全線に
わたって残厚部分を有するようにスコア溝として刻設し
ているが、開蓋性を良くするためにスコアの一部を最初
から完全に切断しておくようにして実施することも可能
となる。
出口の開口時にヒンジ部分(スコアの途切れた部分)で
折り曲げられて缶体内に押し下げられる中央パネル部1
5の開口片となる部分には、環状重層部16やスコア1
7に近接して環状の凸部19が形成されていると共に、
該環状凸部19と所定の間隔を隔てて、上方に膨出した
中央膨出部20が形成されており、環状凸部19と中央
膨出部20の間は浅い環状の溝部となっている。
着されるキャップ3については、ポリエチレン樹脂やポ
リプロピレン樹脂等の合成樹脂材を射出成形等により一
体成形したものであり、缶蓋2の口部14の上端面14
aと密着する部分を有する環状のフランジ部32と、フ
ランジ部32から下方に延びる第一円筒部31と、フラ
ンジ部32から上方に延びる第二円筒部33と、第二円
筒部33よりも内方で該円筒部33とは間隔を隔てて同
心的に設けられる円筒台状の押し釦部36と、押し釦部
36の外周面の下端近傍から外方且つ上方に延びる栓部
35と、栓部35の上端と第二円筒部33の内周面を連
結する環状円錐板の可動連結部34とからなるものであ
る。
周面の下端部に、缶蓋2の口部14の外周面に形成され
た凹部14bとスナップ係合するように、半径方向内方
に突出する凸部31aが円周方向に間隔を置いて複数個
形成されており、第一円筒部31の上端に連結されるフ
ランジ部32は、キャップ3と缶蓋2の口部14がスナ
ップ係合した状態で、フランジ部32の下面が缶蓋2の
口部14の上端面14aに密着するようになっていて、
フランジ部32の外縁は、第一円筒部31よりも半径方
向外方にまで延びて、缶蓋2の口部14にキャップ3を
着脱する時に把持するための把持部37となっている。
栓部35は、水平方向からの傾斜角の大きい上方テーパ
ー部分35aと、水平方向からの傾斜角の小さい下方テ
ーパー部分35bとからなり、上方テーパー部分35a
の上端は可動連結部34の内周縁に連結され、下方テー
パー部分35bは押し釦部36の円筒外周面の下端近傍
に連結されていて、上方テーパー部分35aのテーパー
状外周面には、該外周面の軸線方向の中間部で該外周面
の円周方向に沿って、半径方向外方に膨出する突起部3
5cが、円周方向に等間隔で複数個(例えば4個)形成
されている。
部である上方テーパー部分35aの上端付近の外径が、
注出口の周縁部(環状重層部16の内側の折曲部)の内
径より大きく、且つ、上方テーパー部分35aの下端
(下方テーパー部分35bの上端)の外径が、注出口の
周縁部の内径よりも小さくなっている。
35aのテーパー状外周面の外径が注出口の周縁部の内
径よりも僅かに小さい箇所で、円周方向で等間隔に形成
されていて、その箇所のテーパー状外周面から膨出した
突起部35cの最大外径は、注出口の周縁部の内径より
も大きなものとなっている。
bの下端から下方に続く押し釦部36の円筒下端部36
aは、その内径および外径が、缶蓋2の中央パネル部1
5の開口片の部分に形成された環状凸部19と中央膨出
部20の間の浅い環状の溝部内に入るようなものとなっ
ている。
円筒部31は口部14とのスナップ係合に適した弾性と
剛性を有する肉厚に形成され、フランジ部32と第二円
筒部33と押し釦部36とは殆ど弾性変形しない剛性の
高い肉厚(厚肉部)に形成され、栓部35は、突起部3
5cが注出口の周縁部を強制的に乗り越えられる程度に
僅かに変形可能な弾性と剛性を有する肉厚に形成されて
いるのに対して、第二円筒部33の内周面から栓部35
の上端に延びる環状円錐板の可動連結部34は、その形
状を一応は維持でき且つ容易に弾性変形し易いような比
較的薄い肉厚(薄肉部)に形成されている。
釦部36と栓部35を一体的に上下方向に移動させるこ
とで、第二円筒部33の内周面と栓部35の上端を連結
する可動連結部34は、栓部35の上下方向の移動に連
れ、第二円筒部33側の連結部分と栓部35側の連結部
分とが同じ高さとなる位置を死点として、この死点を超
えることで反転して、第二円筒部33の内周面から斜め
上方に延びる山裾状の環状円錐形と、第二円筒部33の
内周面から斜め下方に延びる擂鉢状の環状円錐形との何
れかに形状に変位するようになっている。
二円筒部33の内周面から斜め上方に延び、押し釦部3
6と栓部35が上方位置にある状態において、押し釦部
36と栓部35のそれぞれの上端は、何れも第二円筒部
33の上端よりも低くなっており、第二円筒部33より
も上方に突出しないようになっている。この押し釦部3
6と栓部35の各上端の高さについては、第二円筒部3
3の上端と同じ高さであってもよいが、図示したよう
に、第二円筒部33の上端よりも低くしておくことが望
ましい。
とキャップ3を備えた本実施形態の再封鎖用キャップ付
き缶容器の使用状態を示すものであり、また、図3
(A)(B)は、図2(A)(B)に示した各使用状態
の要部をそれぞれ拡大して示すものであって、何れも、
(A)は開封前(注出口が未開口)の状態を示し、
(B)は開封後(開口された注出口がキャップにより再
封鎖)の状態を示している。
いては、図2(A)および図3(A)に示すように、未
開封の状態の缶蓋2に対して、可動連結部34が第二円
筒部33から斜め上方に延びて押し釦部36と栓部35
が上方位置にある状態とされたキャップ3が、第一円筒
部31の内周面に形成された係合用凸部31aと口部1
4の外周面に形成された凹部14bとのスナップ係合に
より、缶蓋2の口部14に着脱可能に冠着されている。
容器による飲料缶詰に対して、商品として店頭陳列時中
にキャップ3に埃が付着したり、勝手にキャップ3を取
り外したりして悪戯されないように、キャップ3を含む
缶容器の一部または全体を、透明または不透明な熱収縮
性のプラスチツクフィルム等によってシユリンク包装し
ておいても良い。
2の下面が缶蓋2の口部14の上端面に密接するように
なっており、キャップ3の押し釦部36の円筒下端部3
6aは、缶蓋2の口部14の内側で、中央パネル部15
の開口片の部分に形成された環状凸部19と中央膨出部
20の間の浅い環状の溝部の上方に位置して、中央パネ
ル部15の上面に軽く接触している。
缶蓋2を開封して注出口を最初に開口させるには、シユ
リンク包装されている場合には先ずその包装を取り除い
てから、単にそのままキャップ3の押し釦部36を上方
から指で押圧して押し下げるだけで、中央パネル部15
のスコア17で囲まれた開口片の部分が、押し釦部36
の円筒下端部36aにより下方に押し下げられ、図2
(B)および図3(B)に示すように、スコア17が破
断されプラスチゾル18が引きちぎられて、開口片の部
分が缶体内に押し下げられる。
部分を除いて略環状に形成されている(即ち、スコア1
7による環状の一部分にスコア17を形成していない部
分がある)ことから、その一部分がヒンジ部分となって
中央パネル部15から下方に押し下げられた開口片の部
分が、図2(B)に示すように、ヒンジ部分によって缶
体内に吊り下げられた状態になる。
8が破断され、中央パネル部15の開口片の部分が押し
下げ吊り下げられることで、中央パネル部15のスコア
17で囲まれた部分が注出口として開口され、スコア1
7よりも僅かに内側に張り出した環状重層部16の内側
の折曲部が注出口の周縁部となる。
より、可動連結部34が死点を超えて下方に反転し、押
し釦部36と栓部35が下方位置に変位している状態で
は、開口された注出口は、図3(B)に示すように、キ
ャップ3のフランジ部32と口部14の上端面14aと
が密着し、また、栓部35の上方テーパー部分35aの
テーパー状外周面と缶蓋2の環状重層部16の内側折曲
部とが密着していることで、既に再封鎖された状態とな
っており、キャップ3を缶蓋2の口部14から取り外す
ことで、注出口の再封鎖が解除され、消費者は開口され
た注出口を通して缶蓋2の口部14から中身の飲料を飲
むことができる。
態で注出口を再封鎖する場合には、キャップ3をスナッ
プ係合により缶蓋2の口部14に冠着してから、栓部3
5の突起部35cが環状重層部16の内側折曲部を乗り
越えるように、念のために押し釦部36を軽く指で下方
に押圧して、図3(B)に示すように、可動連結部34
が下方に反転し、突起部35cが環状重層部16の内側
折曲部に下側から係合して、押し釦部36と栓部35が
確実に下方位置に変位した状態としておく。
プ付き缶容器によれば、缶蓋2の口部14に対してキャ
ップ3を着脱する場合には、何れの場合でも、缶蓋2の
口部14の外周面に形成された凹部14bとキャップ3
の第一円筒部31の内周面に形成された係合用凸部31
aとによるスナップ係合のみによって、キャップ3の着
脱をワンタッチで簡単に行なうことができる。
口部14に既に冠着されているキャップ3を取り外すこ
となく、そのままの状態でキャップ3の押し釦部36を
上方から指で押圧することにより、押し釦部36の円筒
下端部36aを小さな力で下方に大きく移動させること
ができて、スコア17を破断しつつ開口片を下方に押し
下げる動作をキャップ3を介して容易に行なうことがで
き、中身の飲料で指を汚したり、スコア17の破断端で
指や爪を負傷したりすることなく、缶蓋2を開封して注
出口を開口させることができる。
14からキャップ3を取り外して缶容器1の中身の飲料
を飲む場合には、缶蓋2の口部14が上方に突出したも
のであることから、缶蓋の巻締部よりも下方に注出部が
形成される通常のイージーオープン缶蓋を備えた缶容器
と比べて、缶容器に直接口をつけて飲むときに、飲む人
の鼻が巻締部や蓋板面にぶつかったり飲料をこぼしたり
することなく容易に飲むことができ、また、コップ等に
入れて飲むときにも、飲料をコップ等に注ぎ出す際にこ
ぼすことなく容易に注ぎ出すことができる。
缶蓋2の口部14を再封鎖する場合には、口部14の上
端面とキャップのフランジ部32との密着と、栓部35
(上方テーパー部分35a)のテーパー状外周面と注出
口の周縁部(環状重層部16の内側折曲部)との密着と
によって二重に密封することができ、特に、栓部35や
押し釦部36が上下方向に大きく移動できるように構成
されているにもかかわらずフランジ部32は剛性が高く
弾性変形し難いものとなっていることから、フランジ部
32の変形により飲料が漏れるようなことがなく、フラ
ンジ部32の下面と缶蓋2の口部14の上端面との密着
による密封状態は確実に維持されることとなる。
より栓部35が下方位置に変位していることで、栓部3
5が浮き上がって注出口の周縁部(環状重層部16の内
側折曲部)と栓部35(上方テーパー部分35aのテー
パー状外周面)の密着が緩むようなことが殆どなく、栓
部35のテーパー状外周面と注出口の周縁部との密着に
よる密封状態も確実に維持されるため、フランジ部32
と栓部35の2箇所での二重の密封のそれぞれが確実に
行なわれ、キャップ3による再封鎖を極めて密封性良く
行なうことができる。
ーパー部分35a)のテーパー状外周面に突起部35c
が一体的に形成され、栓部35を下方位置に変位させて
そのテーパー状外周面を缶蓋2の注出口の周縁部(環状
重層部16の内側折曲部)と密着させたときに、該突起
部35cが注出口の周縁部を乗り越えて該周縁部に下側
から係合するようになっていることから、飲み残した飲
料が炭酸ガスを含むようなものであって、再封鎖された
缶容器の缶内圧が高くなったような場合でも、缶内圧に
より栓部35が上方に浮き上がって密着状態が緩むとい
うようなことが確実に防止される。
であるスコア17が、中央パネル部15の環状重層部1
6の最下層に形成され、該重層部16の内側折曲部が、
スコア17よりも内側に張り出して、スコア17の破断
により開口される注出口の周縁部となることから、消費
者の指等が注出口の周縁部に触れても、スコア17の破
断端により負傷することはない。
内面側からプラスチゾル18により被覆されていること
で、缶体の内圧の変化によりスコア17が破断するのを
防止でき、また、スコア17の形成に際して生じた内面
被膜層の損傷が補修されて、缶体内の飲料が内面被膜層
の損傷部分に侵入することによる缶蓋の腐食を防止でき
ると共に、略環状に刻設されたスコア17が一部で完全
に切断されていても、該切断部分から飲料が漏洩するの
を防止することができる。
釦部36と栓部35が上方位置にある状態でも、それら
の上端が第二円筒部33の上端よりも上方に突出しない
高さとなっている(第二円筒部33の上端よりも低くな
っている)ことから、例えば、商品の店頭陳列中等にお
いて未開封の缶容器1の缶蓋2に冠着されたキャップ3
の上から他の缶詰等が不用意に積み重ねられたような場
合でも、第二円筒部33の上端がその荷重を受け止める
ことで押し釦部36や栓部35に直接荷重がかかること
を防止することができ、その結果、意図しない缶蓋2の
開封を防止することができる。
の開口片となる部分に、環状重層部16に近接した略環
状の凸部19と、該環状凸部19と所定の間隔を隔てて
膨出した中央膨出部20とが形成されていることで、開
口片となる部分の剛性が高められ、缶蓋2の開封操作の
際に、押し釦部36の円筒下端部36aによる押圧力を
開口片を囲むスコア17に効果的に伝達して、缶蓋2の
開封時におけるスコア17の切断と開口片の押し下げを
確実に行なうことができる。
器の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の
ような実施形態に限られるものではなく、例えば、キャ
ップの第二円筒部については、フランジ部から上方に延
びていれば、その位置は、第一円筒部の延長線上にあっ
ても、第一円筒部よりも外方であっても良く、また、キ
ャップの第一円筒部と缶蓋の口部の係合についても、上
記の実施形態に示したような口部の凹部とキャップの係
合用凸部とによるスナップ係合に限らず、例えば、口部
の外周面に傾斜した凸条を等間隔で複数個設け、一方、
第一円筒部の内周面には凸部又は傾斜した凸条を設ける
ことで、キャップを缶蓋の口部に載せて回動することで
両者をネジ係合するようにしても良い。
いては、上記の実施形態では全線にわたって残厚部分を
有するようなスコア溝としているが、樹脂(プラスチゾ
ル)等の密封剤を塗布しておくことで、開蓋性を良くす
るためにスコア溝の一部を最初から完全に切断しておく
ようにして実施することも可能であり、更には、ヒンジ
部分となる部分を残して所定形状に金属板を一旦切断し
てから樹脂(プラスチゾル)等の密封剤で切断部分を接
合・封鎖して弱化部を形成することで実施することも可
能である等、適宜設計変更可能なものであることはいう
までもない。
ャップ付き缶容器によれば、缶蓋に対するキャップの着
脱をキャップの第一円筒部内周面と缶蓋の口部外周面と
の係合により簡単に行なうことができ、また、缶蓋を開
封するに際しては、缶蓋に冠着されたキャップの押し釦
部をそのまま上方から指で押圧するだけで、内容液で指
を汚したり開口時の切断端で指や爪を負傷したりするこ
となく、比較的小さな力でキャップを介して容易に開封
操作を行なうことができると共に、注出口が開口された
缶蓋の口部をキャップにより再封鎖するに際しては、缶
蓋の口部上端面とキャップのフランジ部との密着が確実
なものとされ、且つ、缶蓋の注出口とキャップの栓部と
の密着が確実なものとされていることで、極めて密封性
良くキャップによる再封鎖を行なうことができる。
形態について、キャップを取り付けた未開封の缶容器の
上部を示す断面図。
用状態について、(A)使用前で注出口が未開封の状
態、および(B)開封された注出口がキャップにより再
封鎖されている状態をそれぞれ示す断面図。
れについて、要部を部分的に拡大して示す拡大断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 缶胴の上端に巻締め固着される缶蓋に、
上方に突出して中央パネル部により閉鎖された口部が一
体的に成形され、口部の上端面に囲まれて該上端面より
も下方に凹んだ中央パネル部に、ヒンジ部分となる一部
分を除いて略環状に破断可能な弱化部が形成されている
金属製の缶容器に対して、弱化部を破断しつつ弱化部で
囲まれた部分を缶体内に押し下げることで注出口を開封
すると共に、開口された注出口を再封鎖するための樹脂
製のキャップが、缶蓋の口部に着脱自在に冠着されてい
る再封鎖用キャップ付き缶容器において、 キャップが、口部の上端面と密着する部分を有する環状
のフランジ部と、フランジ部から下方に延びてその内周
面に口部との係合部が形成された第一円筒部と、フラン
ジ部から上方に延びる第二円筒部と、第二円筒部よりも
内方で該円筒部とは間隔を隔てて同心的に設けられる円
筒台状の押し釦部と、押し釦部の下端近傍から外方且つ
上方に延びる栓部と、栓部の上端と第二円筒部の内周面
を連結する薄い環状円錐板の可動連結部とを一体成形し
たものであり、缶蓋の口部にキャップが冠着されること
で固定される第二円筒部に対して、可動連結部の弾性変
形による上下方向での反転により、押し釦部と栓部が上
方位置と下方位置の何れかに一体的に変位するように形
成されていて、 缶蓋の口部にキャップを冠着したときに、押し釦部と栓
部が上方位置にある状態では、押し釦部の円筒下端部
が、中央パネル部の弱化部で囲まれた部分の上方に位置
し、また、押し釦部と栓部が下方位置にある状態では、
栓部のテーパー状外周面が、開口された注出口の周縁部
と密着するように構成されていることを特徴とする再封
鎖用キャップ付き缶容器。 - 【請求項2】 缶蓋の中央パネル部に形成される弱化部
が、注出口となる部分に沿って中央パネル部を三重に折
り畳んだ環状の重層部の最下層に形成されており、且
つ、缶蓋内面側から樹脂で被覆されていて、環状重層部
の内側の折曲部が、弱化部よりも内側に張り出して注出
口の周縁部になることを特徴とする請求項1に記載の再
封鎖用キャップ付き缶容器。 - 【請求項3】 缶蓋の中央パネル部の弱化部で囲まれた
部分に、弱化部に近接した略環状の凸部と、該凸部と所
定の間隔を隔てて膨出する中央膨出部とが形成されてお
り、押し釦部と栓部が上方位置にあるキャップを未開封
の缶蓋の口部に冠着したときに、押し釦部の円筒下端部
が、環状凸部と中央膨出部との間に位置するようになっ
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再封鎖
用キャップ付き缶容器。 - 【請求項4】 キャップの押し釦部と栓部は、それらが
上方位置にある状態でも、それぞれの上端が何れも第二
円筒部の上端よりも上方に突出しないような高さとなっ
ていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の再封鎖
用キャップ付き缶容器。 - 【請求項5】 キャップの栓部のテーパー状外周面に、
該外周面の軸線方向の中間部で該外周面の円周方向に沿
って、外方に膨出する突起部が一体的に形成されてお
り、栓部を下方位置に変位させてそのテーパー状外周面
を注出口の周縁部と密着させたときに、栓部の突起部が
注出口の周縁部を乗り越えて該周縁部に下側から係合す
るようになっていることを特徴とする請求項1乃至4に
記載の再封鎖用キャップ付き缶容器。
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|---|---|---|---|
| JP10519499A JP4172873B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 再封鎖用キャップ付き缶容器 |
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| JP10519499A JP4172873B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 再封鎖用キャップ付き缶容器 |
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-
1999
- 1999-04-13 JP JP10519499A patent/JP4172873B2/ja not_active Expired - Fee Related
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