JP2000296873A - パレット包装体 - Google Patents

パレット包装体

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JP2000296873A
JP2000296873A JP11104164A JP10416499A JP2000296873A JP 2000296873 A JP2000296873 A JP 2000296873A JP 11104164 A JP11104164 A JP 11104164A JP 10416499 A JP10416499 A JP 10416499A JP 2000296873 A JP2000296873 A JP 2000296873A
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JP
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pallet
fiber roving
glass fiber
stretch film
film
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JP11104164A
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English (en)
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Hiroshi Kanbayashi
洋 神林
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット2上に複数個の繊維ロービング1を
積重し、パレット2と繊維ロービング1とを外包装フィ
ルムで包装したパレット包装体において、包装時に加熱
作業が不要であり、従って、内包装フィルムと外包装フ
ィルムとの熱融着の問題がなく、容易かつ効率的に包装
作業を行うことができるパレット包装体を提供する。 【解決手段】 パレット2上に、複数個の繊維ロービン
グ1を並列配置したものを複数段積重させ、繊維ロービ
ング1の積重体の外側面に線状体5を巻き付け、さらに
ストレッチフィルム7で包装したことを特徴とするパレ
ット包装体10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパレット包装体に係
り、特にパレット上にガラス繊維等の繊維のロービング
を複数個載置してその上から包装したパレット包装体に
おいて、梱包及び解梱時並びに製品使用時の作業性を高
めたパレット包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維は、通常、円筒状に巻いてロ
ービングとし、図3に示す如くこのロービング11を複
数個連結し、パレット12上に3〜4段積み重ね(図3
においては3段)、この上からフィルム13でシュリン
ク包装してユーザーに供給される。
【0003】実公平4−49048号公報には、このよ
うなパレット・シュリンク包装体のガラス繊維製品を引
き出して使用する際に、カッター等を使用せずに、ま
た、製品に傷をつけることなく、包装体のシュリンクフ
ィルム13を容易に切断することができるように、開裂
用の線状体14を設けることが記載されている。この線
状体14は、ガラス繊維ロービング4の筒状積重体15
の軸方向の中間位置を周回するように設けられ、かつ、
その両端部が相互に軽く結ばれたものであり、この両端
部付近を筒状積重体15から離反する方向に引っ張るこ
とによりシュリンクフィルム13を開裂させることがで
きる。即ち、解梱に際しては、単に、開裂用線状体14
の結び目付近の端部を引っ張れば結び目は自然にほど
け、この開裂線状体14を更に引っ張ることによりシュ
リンクフィルム13を開裂させて解梱することができ
る。しかも、開裂用線状体14はガラス繊維ロービング
11を積み重ねた筒状積重体15の中間位置に設けられ
ているため、この位置でシュリンクフィルム13を切断
し、フィルム13の上部を取り除き、下部をそのまま残
して使用することができ、下部のフィルム13により各
ロービング11の包装フィルム等の不要物をパレット1
2上に包み込んで処理することが可能となるため、ロー
ビング11の取り替え作業の作業性も良好である。
【0004】なお、シュリンクフィルム13(以下「外
包装フィルム」と称す場合がある。)は通常ポリエチレ
ンフィルム、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィル
ムよりなり、また、このようなシュリンクフィルム3で
包装される個々のガラス繊維ロービング11もまた、そ
れぞれフィルム(以下「内包装フィルム」と称す場合が
ある。)で包装されている。
【0005】このようなシュリンクフィルムで包装する
ためには、パレットとその上に積み重ねたロービングと
の全体を包むようにシュリンクフィルムを被せて、全体
を加熱してフィルムを熱収縮させる必要がある。
【0006】なお、図3において、16はガラス繊維ロ
ービング11の糸口である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパレット・
シュリンク包装体では、次のような欠点があった。
【0008】 内包装フィルムとしてポリエチレン等
のポリオレフィン系のものを使用すると、内包装フィル
ムと外包装フィルムとが同素材となるため、シュリンク
包装の際の加熱収縮時に内包装フィルムと外包装フィル
ムとが熱融着してしまい、ガラス繊維ロービングの連続
使用ができなくなるなど、使用上不具合が生じる。 上記内包装フィルムと外包装フィルムとの熱融着を
防止するために、これらの間に「合い紙」を介在させる
場合があるが、この場合には、別種の包装材が必要とな
り、材料コストが嵩む上に、包装作業が煩雑となる。 シュリンク包装のための加熱収縮のために、ガスバ
ーナー等による加熱工程を必要とする。また、シュリン
クフィルムを被せて熱収縮させるための簡便な機械も市
販されていないことから、包装作業に多大な手間と時間
を要する。 通常、パレット上にはダンボールシートを敷き、こ
の上にガラス繊維ロービングを積み重ねるが、このダン
ボールシートの大きさをパレットの大きさよりも大きく
することはできないため、パレット下面の隙間から塵
埃、虫類などの異物等が包装体内に侵入する恐れがあ
る。 外包装フィルムをパレット下面にまで回り込ませる
必要があるため、運搬時などにパレットを横滑りさせる
と前記フィルムがめくれ、荷崩れをおこす恐れがある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決し、包
装時に加熱作業が不要であり、従って、内包装フィルム
と外包装フィルムとの熱融着の問題がなく、容易かつ効
率的に包装作業を行うことができるパレット包装体を提
供することを目的とする。
【0010】本発明はまた、パレット下面から塵埃、虫
類等の異物の侵入及び運搬時の荷崩れの恐れのないパレ
ット包装体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のパレット包装体
は、パレット上に、複数個の繊維ロービングを並列配置
したものを複数段積重させ、繊維ロービングの積重体の
外側面に線状体を巻き付け、さらにストレッチフィルム
で包装したことを特徴とする。
【0012】このパレット包装体は、外包装フィルムが
シュリンク包装ではないため、梱包に当り、加熱処理が
全く不要である。このため、各繊維ロービングが内包装
フィルムで包装されている場合でも、この内包装フィル
ムと外包装フィルムのストレッチフィルムとが熱融着す
ることはない。また、合い紙等の熱融着防止のための包
装材も不要である。
【0013】また、ストレッチフィルムは専用の機械で
容易に巻き付けることができるため、包装作業を極めて
簡便に行える。
【0014】本発明において、前記線状体は、その端部
を繊維ロービング群から離反する方向に引っ張ることに
より、前記ストレッチフィルムを開裂させる開裂用線状
体であることが好ましく、このような開裂用線状体を設
けることにより、カッター等を使用せずに、また、製品
に傷をつけることなく、包装体のストレッチフィルムを
容易に切断することができ、解梱を極めて容易に行える
ようになる。
【0015】本発明においては、パレットと最下段の繊
維ロービングとの間に、パレットの上面面積よりも面積
の大きい敷きシートを設けるのが好ましく、これによ
り、ストレッチフィルムと敷きシートとが密着すること
で、パレット下面からの塵埃、虫類等の異物の侵入を防
止することができる。
【0016】また、この敷きシートが発泡樹脂製シート
であれば、パレットよりも大面積の敷きシートであって
も容易にストレッチフィルムで被覆して包装することが
でき、しかも、発泡樹脂シートの弾性でパレット上の釘
や木材本来の厚み差、反り等の凹凸を吸収し、安定な包
装体とすることができる。
【0017】また、並列配置された繊維ロービング群を
固定するためのバンドを該繊維ロービング群を周回する
ように設けることにより、パレット上の繊維ロービング
の積重体が安定し、使用途中の包装体の移動等も容易に
行えるようになる。
【0018】また、本発明では、最上段の繊維ロービン
グの上面にカバーシートが設けられており、ストレッチ
フィルムは、少なくとも該カバーシートの周縁部を覆う
ように設けられていることが好ましく、これにより、包
装体の上面からの異物の混入も防止される。
【0019】また、ストレッチフィルムは、積重体及び
パレットの側面と積重体の上面にのみ設け、パレットの
下面側には回り込ませないようにすることにより、運搬
時等のフィルムのめくれ等を防止することができる。
【0020】更に、繊維ロービングの積重体のコーナー
部に沿ってカバーを配置して補強するのが、製品の劣化
防止の面で好ましい。
【0021】このような本発明のパレット包装体は、ガ
ラス繊維ロービングのパレット包装に好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0023】図1は本発明のパレット包装体の実施の形
態を示す斜視図であり、図1(a)はストレッチフィル
ム巻き付け前の状態を示し、図1(b)はストレッチフ
ィルムの巻き付け後の状態を示す。図2は、本発明のパ
レット包装体の他の実施の形態を示すストレッチフィル
ム巻き付け前の状態の斜視図である。この図2におい
て、図1と同一機能を奏する部材には同一符号を付して
ある。
【0024】図1に示すパレット包装体10では、パレ
ット2上にガラス繊維ロービング1が、その軸方向がパ
レット2面と垂直となるように立設され、縦方向に4
個、横方向に4個計16個が縦横に並列配置されたガラ
ス繊維ロービング群1A,1B,1Cが3段に積み重ね
られ、計48個のガラス繊維ロービング1の積重体がパ
レット2上に配置されている。
【0025】このガラス繊維ロービング1の積重体とパ
レット2との間には敷きシート3が設けられている。な
お、図1(a)において、敷きシート3は破線で示して
ある。
【0026】各ガラス繊維ロービング群1A,1B,1
Cには、これらを固定するためのPP(ポリプロピレ
ン)バンド4が設けられ、最上段のPPバンドには開裂
用線状体としての木綿糸5が取り付けられている。この
ガラス繊維ロービング1の積重体の上面にはカバーシー
ト6が被せられ、全体がストレッチフィルム7で包装さ
れている。
【0027】次にこのパレット包装体10を形成する積
重手順及び包装方法について説明する。
【0028】まず、パレット2上に敷きシート3を敷
く。この敷きシート3は、パレット2の面積よりも大面
積のものが好ましく、このように大面積の敷きシート3
を設けることにより、ストレッチフィルム7を巻き付け
る際や、パレット包装体10の運搬ないし、保管時にお
けるパレット2の下面側からのゴミや虫等の異物の侵入
を防止することができる。即ち、パレット2は隙間が大
きいためシートを敷かないと異物侵入の恐れがあるが、
このシートがパレット2と同等の大きさ或いはそれ以下
では、異物侵入を確実に防止し得ない。これに対して、
パレット2の面積よりも大面積の敷きシート3を設ける
ことにより、パレット2の上面からはみ出した敷きシー
ト3の周縁部とストレッチフィルム7とが密着して、異
物の侵入を確実に防止することができる。この敷きシー
ト3はパレット2よりも一辺の長さが20〜200mm
程度大きいものが好ましい。この値が20mmよりも小
さいとパレット2の各辺から均等に敷きシートの縁部を
はみ出させることが困難である。逆にこの値が200m
mよりも大きいとパレット2からはみ出した敷きシート
3の縁部が地面に接触して汚れの原因となる。
【0029】この敷きシート3の材質には特に制限はな
いが、パレット2の上面には釘の突出や、木材本来の厚
み差や反り等による凹凸が存在することから、このよう
な凹凸を吸収することができるような弾性と厚さのある
ものが好ましく、特に厚さ0.5〜10mm程度、より
好ましくは厚さ2〜5mm程度の発泡樹脂製シートを用
いるのが好ましい。
【0030】パレット2上に敷きシート3を敷いた後
は、ガラス繊維ロービング1を積み重ね、各段のガラス
繊維ロービング1A,1B,1CにそれぞれPPバンド
4A,4B,4Cを掛けて、適度な締め付け力で固定す
る。
【0031】なお、ガラス繊維ロービング1は、通常、
個々にポリオレフィン系フィルム等でシュリンク包装さ
れている。このガラス繊維ロービング1の積み重ねに際
しては、必要に応じてガラス繊維ロービング1,1間の
糸繋ぎも行う。
【0032】このPPバンドは、並列配置されたガラス
繊維ロービング1群を適度な締め付け力で固定できるも
のであれば良く、PPバンド以外に、ポリエステル製バ
ンド、PET(ポリエチレンテレフタレート)製バンド
等を用いることができる。
【0033】次に、ガラス繊維ロービング1の積重体の
適当な位置に開裂用線状体を設ける。図1のパレット包
装体10では、最上段のPPバンド4Aの外側表面にセ
ロファンテープを使用して木綿糸5を周方向に1回巻き
付けるように貼り付け、始端部と終端部5AをPPバン
ド4Aに結び付けて固定する。この位置は、パレット包
装体10の解梱作業時に、木綿糸5の取り出しに際して
使用する刃物等でガラス繊維ロービング1が損傷しない
ように、隣接するガラス繊維ロービング1,1間の窪み
部1aとする。
【0034】この開裂用線状体は、パレット包装体10
の解梱時に、これを引っ張ることによりストレッチフィ
ルム7を容易に開裂することができるような強度を有す
るものであれば良く、木綿糸5の他、PP等の化学繊維
の紐等を用いることができる。なお、この開裂用線状体
の設置位置は、最上段のPPバンド4A部分に限らず、
中段のPPバンド4B部分、或いはその他の部分であっ
ても良い。
【0035】次いで、ガラス繊維ロービング1の積重体
の上面にカバーシート6を被せ、ストレッチフィルム7
で包装する。このカバーシート6としては、敷きシート
3と同様のものを用いることができる。
【0036】また、ストレッチフィルム7による包装
は、パレット2側から上方へ向かって機械巻きにて連続
的にストレッチフィルム7にテンションを掛けながら螺
旋状に巻き付けることにより、容易に行うことができ
る。
【0037】本発明において、ストレッチフィルムとし
ては、ストレッチ包装の可能なものであれば良く、その
材質としてはPE(ポリエチレン)、EVA(エチレン
・酢酸ビニル共重合体)等が挙げられ、これらのフィル
ムの一方の面が粘着性処理されたものを用いることがで
きる。このストレッチフィルムの膜厚は、包装の強度と
開裂の容易性の面から10〜50μm程度、特に20〜
25μm程度とするのが好ましい。
【0038】このようなストレッチフィルムによる包装
は、専用の機械を用いて、5〜15kgf程度、好まし
くは12kgf程度のテンションをかけながら、容易に
行うことができる。また、ストレッチフィルム7は、繊
維ロービングの大きさ、重量等により、巻き付け回数が
異なるが、重量20kg程度のガラス繊維ロービングを
4×4×3段の計48個パレットに積載する場合は、あ
る一点において3〜5重になる様に巻き付けられること
が好ましい。
【0039】なお、このストレッチフィルム7の巻き付
けに際しては、ストレッチフィルム7をパレット2の下
面にまで回り込ませないようにし、パレット及び積重体
の側面と上面の周縁部に設けるようにすることにより、
パレット包装体10の運搬時にパレット2を横滑りさせ
ても、ストレッチフィルム7のめくれを防止して包装材
の破損等を防止し、ひいては包装体全体の崩れ等のトラ
ブルを防止することができる。
【0040】このようなパレット包装体10の解梱に当
っては、まず、ストレッチフィルム7のガラス繊維ロー
ビング1と接触しない部分を必要に応じて刃物等を用い
て切断し、開裂用の木綿糸5の先端を取り出してガラス
繊維ロービング1の積重体から離反する方向にこの木綿
糸5を引っ張ることにより、ストレッチフィルム7を開
裂する。これにより、製品のガラス繊維ロービング1を
傷つけるなどの不具合を発生することもなく、円滑に解
梱作業を行うことができる。また、PPバンド4は切断
することなくガラス繊維ロービング1を使用することが
できるため、使用途中でのパレット積重体の移動も安全
かつ簡便に行うことができる。
【0041】なお、図1に示すパレット包装体は、本発
明の実施の形態の一例であって、本発明はその要旨を超
えない限り、何ら図示のものに限定されるものではな
い。
【0042】例えば、ストレッチフィルム7の包装を施
したパレット包装体10の解梱作業性を更に向上させる
目的で、ストレッチフィルム7の外面から、このストレ
ッチフィルム開裂用の木綿糸5の直上を狙って幅広セロ
ファンテープ等の粘着テープでカバーするように貼り付
けても良い。これにより、螺旋状に巻き付けられている
ストレッチフィルムの重なり部が、木綿糸5の直上にき
た場合であっても、木綿糸5を引っ張ることによるスト
レッチフィルムの逃げを防止でき、解梱作業をより一層
容易に行えるようになる。
【0043】また、図2に示す如く、ガラス繊維ロービ
ング1の積重体のコーナー部に予め紙又は樹脂製のカバ
ー8を設けてコーナー部を補強した後、その上から、P
Pバンド4で締束しても良い。ここで、カバー8の形状
にはとくに制限はないが、図2に示すような断面が円弧
形状の湾曲板形状のものなどが有効である。このカバー
材は、積重体の側部のみを覆うものでも良く、図2に示
す如く、積重体のコーナー部の上面も部分的に覆うもの
であっても良い。
【0044】本発明のパレット包装体は、ガラス繊維等
の各種無機繊維の他、各種有機繊維等、あらゆる繊維ロ
ービングのパレット包装体に適用可能である。
【0045】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0046】実施例1 図1に示す本発明のパレット包装体により、個々にポリ
オレフィン系シュリンク包装が施されたガラス繊維ロー
ビング1のパレット包装を行った。1100mm×11
00mmの木製のパレット2上に1200mm×120
0mm×2mm厚みの発泡ポリエチレン製の敷きシート
3を敷き、その上にシュリンク包装された48個のガラ
ス繊維ロービング1を、4個×4個×3段で積み重ね
た。
【0047】各段毎にガラス繊維ロービング1同士を緊
締するために、水平方向に幅19mmのPPバンド4
(4A,4B,4C)を掛け、適度な締め付け力を加え
て固定した。その後、最上段のPPバンド4Aの外側表
面にセロファンテープを使用して開裂用の木綿糸5を周
方向に1回巻き付けるように貼り付けた。この木綿糸5
は、その終端部5Aが外れないようにPPバンドに結び
つけ固定した。この木綿糸5の始端部及び終端部5Aの
位置は、木綿糸取り出し作業時に使用する刃物でガラス
繊維ロービング1を損傷しないように、ガラス繊維ロー
ビング1,1間の窪み1aに位置するようにした。
【0048】この積重体の上面には、1200mm×1
200mm×1mm厚みの発泡ポリエチレン製のカバー
シート6を被せ、シート端部はセロテープで最上段のP
Pバンド4Aに貼り付けた。最後に機械巻きストレッチ
フィルム(材料:PEフィルムの片面に粘着処理をした
もの、厚さ25μm、幅500mm)7を連続的に12
kgfのテンションをかけてある一点で3重となる様螺
旋状に巻き付けた。このときストレッチフィルム7はパ
レット2の下面まで回り込ませず、パレット及び積重体
の側面と上面の周縁部に被せた。
【0049】このようにして包装されたパレット包装体
10は、パレット2上面に敷いた敷きシート3とストレ
ッチフィルム7とが密着するため、保管時等に異物等が
包装体内に侵入することがない。また、内包装フィルム
にポリオレフィン系シュリンク袋を使用しても、ストレ
ッチフィルム7との融着の問題はない。
【0050】しかして、解梱に当っては、ストレッチフ
ィルム7のガラス繊維ロービング1と接触しない部分を
必要に応じて刃物等を用いて切断し、開裂用の木綿糸5
の先端を取り出してガラス繊維ロービング1の積重体か
ら離反する方向にこの木綿糸5を引っ張ることにより、
ストレッチフィルム7を容易に開裂して円滑に解梱作業
を行うことができ、製品のガラス繊維ロービング1を傷
つけるなどの不具合を発生することもなかった。
【0051】また、PPバンド4は切断することなくガ
ラス繊維ロービング1を使用することができるため、使
用途中でのパレットの移動も安全かつ簡便に行うことが
できた。この際、パレットを横滑りさせてもストレッチ
フィルムのめくれ等の問題も発生しなかった。
【0052】比較例1 実施例1において、敷きシートとして発泡ポリエチレン
製のシートの代りに1100mm×1100mmのダン
ボールシートを用い、また、開裂用の木綿糸を取り付け
ず、更にストレッチフィルムの代りに外包装フィルムと
してポリオレフィン系フィルムを用いてシュリンク包装
したこと以外は同様にして包装を行った。
【0053】その結果、外包装フィルムのシュリンク包
装のための加熱により内外包装フィルムが熱融着し、ガ
ラス繊維ロービングの連続使用に障害が発生した。
【0054】また、長期保管後、パレット下面からの侵
入と推定される虫の混入が認められた。
【0055】また、開裂用の木綿糸がないため、解梱時
の作業性が著しく悪く、ナイフ等の刃物を用いてシュリ
ンクフィルムの開裂を行う際に製品の一部を切断してし
まうというトラブルが発生した。
【0056】更に、パレットを横滑りさせた際にシュリ
ンクフィルムの一部がめくれてしまったため、その後の
搬送途上の揺れ等により荷崩れを起こした。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のパレット包
装体によれば、包装時に加熱作業が不要であり、従って
内包装フィルムと外包装フィルムとの熱融着の問題がな
く、このため熱融着防止のための包装材を用いることな
く、一般的な包装設備で容易かつ効率的に包装作業を行
うことができる。
【0058】請求項2のパレット包装体によれば、開裂
用の線状体により、解梱作業を容易に行うことができ
る。
【0059】請求項4のパレット包装体によれば、パレ
ット下面からの異物の侵入を防止して品質維持性能を高
めることができる。
【0060】請求項5のパレット包装体によれば、パレ
ット上面の凹凸を敷きシートで吸収して安定な包装体と
することができる。
【0061】請求項6のパレット包装体によれば、繊維
ロービングの積重体の安定性が高まり、移動等を容易に
行えるようになる。
【0062】請求項7のパレット包装体によれば、上面
から異物の混入も防止される。
【0063】請求項8のパレット包装体によれば、運搬
作業性に優れたパレット包装体が提供される。
【0064】請求項9のパレット包装体によれば、コー
ナー部が補強され、製品品質を良好に維持することが可
能となる。
【0065】このような本発明のパレット包装体は、ガ
ラス繊維ロービングのパレット包装に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパレット包装体の実施の形態を示す斜
視図であり、図1(a)はストレッチフィルム巻き付け
前の状態を示し、図1(b)はストレッチフィルムの巻
き付け後の状態を示す。
【図2】本発明のパレット包装体の他の実施の形態を示
す斜視図である。
【図3】従来のパレット・シュリンク包装体を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ガラス繊維ロービング 2 パレット 3 敷きシート 4 PPバンド 5 木綿糸 6 カバーシート 7 ストレッチフィルム 8 カバー 10 パレット包装体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に、複数個の繊維ロービング
    を並列配置したものを複数段積重させ、該繊維ロービン
    グの積重体の外側面に線状体を巻き付け、さらにストレ
    ッチフィルムで包装したことを特徴とするパレット包装
    体。
  2. 【請求項2】 該線状体は、その端部を繊維ロービング
    群から離反する方向に引っ張ることにより該ストレッチ
    フィルムを開裂させる開裂用線状体であることを特徴と
    する請求項1に記載のパレット包装体。
  3. 【請求項3】 該繊維ロービングは、各々シュリンク包
    装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    パレット包装体。
  4. 【請求項4】 該パレットと該積重体の最下段の繊維ロ
    ービングとの間に、該パレットの上面面積よりも面積の
    大きい敷きシートが設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載のパレット包装
    体。
  5. 【請求項5】 該敷きシートが発泡樹脂製シートである
    ことを特徴とする請求項4に記載のパレット包装体。
  6. 【請求項6】 該並列配置された繊維ロービング群を固
    定するためのバンドが該繊維ロービング群を周回するよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載のパレット包装体。
  7. 【請求項7】 最上段の繊維ロービングの上面にカバー
    シートが設けられており、前記ストレッチフィルムは、
    少なくとも該カバーシートの周縁部を覆うように設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載のパレット包装体。
  8. 【請求項8】 該ストレッチフィルムは、該積重体及び
    パレットの側面と積重体の上面にのみ設けられているこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    のパレット包装体。
  9. 【請求項9】 該積重体のコーナー部に沿ってカバーを
    配置したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    1項に記載のパレット包装体。
  10. 【請求項10】 該繊維ロービングがガラス繊維ロービ
    ングであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    か1項に記載のパレット包装体。
JP11104164A 1999-04-12 1999-04-12 パレット包装体 Pending JP2000296873A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114104460A (zh) * 2021-12-13 2022-03-01 厦门合兴实业有限公司 一种绿色可回收、可降解的瓦楞纸箱及其生产方法

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