JP2000296912A - 農産物の選別包装装置 - Google Patents

農産物の選別包装装置

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JP2000296912A
JP2000296912A JP11106513A JP10651399A JP2000296912A JP 2000296912 A JP2000296912 A JP 2000296912A JP 11106513 A JP11106513 A JP 11106513A JP 10651399 A JP10651399 A JP 10651399A JP 2000296912 A JP2000296912 A JP 2000296912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選別包装装置の稼動効率を向上させて自動箱
詰装置の能力を十分発揮させ、各選別包装装置が分担・
処理する農産物量を多くできる選別包装装置を提供す
る。 【解決手段】 六条の中から選択した集積コンベア20
1より、農産物Pを一列状態で待機させる二条隣接した
箱詰待機コンベア301,302に各独立に送り出し、
これらの箱詰待機コンベアに各々対応する箱待機位置6
01,602を設けて、箱詰待機コンベアで待機した農
産物を箱待機位置で待機した包装箱620に箱詰するよ
うにし、二条の箱詰待機コンベア301,302を各複
数の集積コンベアに搬出コンベア304,305を介し
て接続して、一方の箱詰待機コンベアからの箱詰作業中
に、他方の箱詰待機コンベア及び箱待機位置において箱
詰開始ができる状態を確保するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物を選別して
箱詰包装し、出荷するために用いられる農産物の選別包
装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】選果場において農産物を箱詰包装するた
めに、自動箱詰装置を含む農産物の選別包装装置は従来
から種々提案され、実施に供されている。これらの装置
のうちで代表的なものは、農産物を所定の等級・階級の
要素で仕分けるように設定した仕分区分毎に一台の箱詰
装置を割当て、この専用化した箱詰装置で各仕分区分に
分別された農産物を箱詰する方式のものであり、この装
置を用いることで、作業人員の確保が難しくなってきて
いるという現状を改善できる利点が得られる。
【0003】なお、選別包装装置は一台の自動箱詰装置
を中心とした単位として構成され、搬送コンベア機構に
機械的に連結されていないフリーな状態の受皿(以下
「フリートレイ」という)に仕分区分の判定された農産
物を載せて搬送する選別コンベアに対して、複数の選別
包装装置が連係することで選果設備を形成するものであ
る。
【0004】しかしこの仕分区分毎に専用化した自動箱
詰装置を設置する方式の選別包装装置には設備投資効率
をあまり高くできないという問題がある。これは、天
然,自然の産物である農産物は、その大きさの大きいも
のから小さいものまで平均的には分布しないのが普通
で、また、熟成の程度等も平均的でないのが普通である
ことが原因している。例えば、大きくてかつ熟成度が良
好で評価の高いものがある一方で、小さくてかつ熟成度
が低いために評価の低いものもあり、またこれらの中間
的な評価のものも種々あって、これらの評価の違うもの
が平均的に分布することはむしろ希である。そして、こ
れらの各仕分区分別に専用の箱詰装置を設置する上記方
式を採用すると、分布の少ない仕分区分用に設置された
自動箱詰装置の稼働率は、分布の多い仕分区分用に設置
された自動箱詰装置の稼働率に比べて大幅に低く、設備
全体としては、一部の箱詰装置の休止が長くなって設備
投資効率が低くなってしまうからである。
【0005】かかる問題を解消して設備投資効率の向上
を図る提案もされており、本出願人も、一つの自動箱詰
装置を特定の仕分区分の農産物包装用に専用化せずに、
複数の仕分区分の農産物を一台の自動箱詰装置で箱詰で
きるようにした新たな方式の提案を既にした(特開平9
−301304号公報)。
【0006】この提案の選別包装装置は、一台の自動箱
詰装置に対して、異なる仕分区分用の集積ライン(集積
コンベア)を複数連係させ、各集積ラインの集積状態を
管理して、集積ラインと自動箱詰装置の連係を切り換え
るようにした特徴的な構成を有するものである。この選
別包装装置によれば、分布の少ない仕分区分と分布の多
い仕分区分の集積ラインを一台の自動箱詰装置に連係さ
せる組み合わせの工夫で、複数の自動箱詰装置の稼働率
(つまり複数の選別包装装置が処理する量)を平均化す
ることができ、選果設備全体としてみれば、特定の自動
箱詰装置が休止する時間が少なくなり、全体の投資効率
の高い設備を提供できるという利点が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な箱詰を行なう際の作業態様を本出願人が検討したとこ
ろ、自動箱詰を行なう機械装置の複数のものについての
稼働率の平均化を図るためには、上述したように仕分区
分の分布大小を考慮して箱詰待機コンベアに送り込む一
群の農産物の送り込み機会を均等化することが有効であ
るが、稼働率の平均化を図りながら更に稼働率を向上さ
せるためには、単に農産物の送り込み機会の均等化だけ
では十分でなく改良すべき余地のあることを知見した。
【0008】これは次のように考えることができる。す
なわち、選果設備において複数設けられる選別包装装置
に対して、分布程度が異なる仕分区分の複数と連係させ
る組み合わせを工夫すれば、複数の選別包装装置のそれ
ぞれに対する農産物の送り込み機会を均等化でき、これ
によって、選果設備全体の中の複数の選別包装装置の稼
働率を平均化させることができる。
【0009】しかし、この複数の選別包装装置の稼働率
の平均化は個々の選別包装装置の稼働率を高くすること
とは必ずしも同じでなく、機械装置としても制御装置と
しても高価になり易い選別包装装置の有効利用のために
は更に工夫することが求められる。具体的には、上述し
た複数の選別包装装置個々の選別包装装置の稼働率を高
めることができれば、選果設備全体の稼働率をより向上
させることができ、そしてこのことは、一台当たりの選
別包装装置が分担する(処理する)箱詰農産物量を多く
できることにつながるので、選果作業の時間短縮、設備
する選別包装装置の台数の削減等々の利益をもたらす。
本発明はかかる観点からなされたものである。
【0010】すなわち本発明者は、選別包装装置の稼働
率の向上を目的として鋭意検討を重ね、装置の休止につ
ながる態様を分析して選別包装装置の稼動効率に優れた
本発明をなすに到ったものである。
【0011】また本発明の別の目的は、かかる選別包装
装置の稼動効率を向上させることができる選果設備に適
したレイアウトを有する選別包装装置を提供するところ
にある。
【0012】更に本発明の別の目的は、選別包装装置の
稼動効率を向上させることで選別包装装置の特に自動箱
詰装置の能力を十分に発揮させ、このことを通じて、一
台の選別包装装置が分担・処理する農産物量を多くし、
該選別包装装置の設置台数の削減、設備の小型化、選果
設備に必要な容積の低減化を実現するところにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的・課題
を解決するためになされた本発明の特徴は、上記特許請
求の範囲の各請求項に記載した発明の構成を有するとこ
ろにある。
【0014】すなわち、本願請求項1の農産物の選別包
装装置の発明は、少なくとも四つの集積コンベアの中か
ら選択した集積コンベアから、箱詰のために農産物を一
列整列状態で待機させる箱詰待機コンベアに送り出し、
この整列待機状態の農産物を箱待機位置に待機させた包
装箱に箱詰する選別包装装置であって、上記箱詰待機コ
ンベアを二条設け、上記集積コンベア群の中から選ばれ
た複数の集積コンベアの各農産物払出し部を第一の搬出
コンベアを介して第一の箱詰待機コンベアに接続すると
共に、上記集積コンベア群の上記とは別の複数の集積コ
ンベアの各農産物払出し部を第二の搬出コンベアを介し
て第二の箱詰待機コンベアに接続し、これら二条の箱詰
待機コンベアはその搬送の横方向に隣接して配置したこ
とを特徴とする。
【0015】上記構成において、選別包装装置は、選別
コンベアに沿って多数接続して用いられる。好ましい実
施態様においては、上記選別コンベアは、その始端部側
の供給部で農産物が載せられたフリートレイ(コンベア
装置に機械的に連結されていない受皿)を搬送しなが
ら、該農産物の選別要素(大きさ,重量等の階級要素、
色,傷,糖度等の等級要素など)をCCDカメラ等を用
いて計測し、コンピュータで画像解析するなどにより仕
分区分を判定する工程を有する。上記により判定された
各農産物は仕分区分別に上記選別コンベアの所定の位置
から、該当する仕分区分が割り当てられている分岐経路
にフリートレイごと排出され、同じ仕分区分の農産物が
載ったフリートレイは、同仕分区分が割り当てられてい
る集積コンベアに所定数が集積・ 貯留するように排出さ
れる。
【0016】箱詰待機コンベアは、自動箱詰装置に対し
て二条または必要に応じてそれ以上設けることもでき
る。このように設けることで、以下の好ましい運用が可
能となる。すなわち、一つの箱詰待機コンベアについて
の箱詰作業を行っている間に、他の箱詰待機コンベアで
次の箱詰作業がただちに開始できるように準備でき、一
つの自動箱詰装置を休止させることなく連続的に稼働さ
せることができる。
【0017】この発明においては箱詰待機コンベアは二
条設けられる必要があり、またこれらの各条の箱詰待機
コンベアが複数の集積コンベアと連係するように、該集
積コンベアは少なくとも四つ設けられる。
【0018】なお、上記集積コンベア,箱詰待機コンベ
アは、ベルト式,コロ式などの搬送コンベアを用いて構
成され、好ましい実施態様においては、農産物を載せた
フリートレイを搬送駆動するコンベア手段と、フリート
レイ上の農産物を搬送先端でこれを停止させるストッパ
手段とを組み合わせて構成される。この集積コンベア,
箱詰待機コンベアは農産物を一列状に搬送,停止させる
ものとすることがよい。
【0019】本発明においては、上記箱詰待機コンベア
に対応して箱待機位置が設けられ、箱詰待機コンベア上
の農産物が該箱待機位置に供給された包装箱に自動箱詰
装置により箱詰される。なお、箱待機位置には、空箱を
供給する手段と農産物を箱詰した後の箱を排出する手段
が連係して設けられる。
【0020】上記構成における自動箱詰手段は、好まし
い実施態様においては、箱詰待機コンベアで一列状に待
機されている複数の農産物をその列状のまま吊り上げて
包装箱に箱詰する動作を必要な回数繰り返して所定個数
の農産物の箱詰包装を行なう吊り上げ移送機構を用いる
ことができる。この吊り上げ移送機構としては、箱詰待
機コンベアの上部から箱待機位置の上部に渡って水平面
内で直交する2軸の方向(x軸,y軸の方向)、あるい
は一軸方向(x軸又はy軸の一方の方向)に移動可能に
設けた移動台に、吸着カップを下端に有する吊上杆を列
状に吊下げると共に、吸着カップを垂直方向(z軸方
向)に昇降できるようにして、箱詰待機コンベアからの
一列状の農産物の吊り上げ−移動−包装箱への吊り下ろ
し、という一連の動作で農産物の箱詰するものを好まし
く用いることができる。箱詰待機コンベアにおける隣接
農産物の離間間隔と、箱詰状態での隣接農産物の離間間
隔が異なる場合には、既知のパンタグラフ機構等を用い
て農産物の吊持状態を変更調節できるようにする機構を
用いればよい。なお本発明の自動箱詰手段は、農産物を
列状に吊り上げ移送する動作を繰り返して行うものに限
定されるものではない。
【0021】以上の構成を有するこの発明によれば、箱
詰待機コンベアが複数の集積コンベアに連係されている
ので、これらの集積コンベアに農産物の仕分区分を適切
に割り当てることで、複数の選別包装装置における稼働
率の平均化を達成でき、しかもこれに加えて、一台の自
動箱詰装置に二条の箱詰待機コンベアが対応しているの
で、一方の箱詰待機コンベア上の農産物を箱詰めしてい
る間に、他方の箱詰待機コンベアに集積コンベアから農
産物を送り込むことができて、該一方の箱詰待機コンベ
ア上の農産物の箱詰が終了した時点で、直ちに他方の箱
詰待機コンベア上の農産物の箱詰作業に自動箱詰の作業
を切替えて、箱詰作業を連続して行なうことができ、個
々の選別包装装置の稼働率を高めて、選果設備全体の稼
働率をより向上させることができる。したがって、一台
当たりの選別包装装置が分担・処理する農産物量を多く
できるので、選果作業の時間の短縮、設備する選別包装
装置の台数の削減、設備の小型化、選果設備に必要な容
積の低減化を実現することができる。
【0022】請求項2の発明は、 上記発明において、上
記二条の搬出コンベアは、搬送経路が実質的に隙間なく
隣接して設けられていることを特徴とする。
【0023】上記構成において、搬出コンベアの「搬送
経路が実質的に隙間なく隣接」するというのは、機械的
に相互に干渉することがない程度の余裕をもって、また
無駄な容積をできるだけ少なくすることができるように
隣接することをいう。なお、搬出コンベアの集積コンベ
アに接続する始端部は、それぞれ対応する集積コンベア
に接続する必要があるためその範囲においては隣接しな
い部分が生ずるが、その他の経路部分では隣接されてお
り、かかる構成のものもこの発明は当然包含する。
【0024】この発明によれば、各二条の箱詰待機コン
ベア及び搬出コンベアを実質的に一つの搬送路として形
成することができるので、コンベアの支持フレーム等の
共用化や、コンベア引き回しのレイアウトが容易になる
利点が得られる。
【0025】請求項3の発明は、上記請求項2の発明に
おいて、二条の搬出コンベアは、複数の集積コンベアか
ら農産物の払出しを受ける始端側経路と、この始端側経
路から直角に搬送方向を転向する終端側経路とを有した
L字形をなし、その終端側経路の終端部から直角に農産
物の搬送方向を転向させるように箱詰待機コンベアを接
続させることで、各二条の搬出コンベア及び箱詰待機コ
ンベアの搬送経路を平面コ字形となし、該コ字形内側の
空間に箱詰部を設けたことを特徴とする。
【0026】上記構成において箱詰部というのは、自動
箱詰装置や箱待機位置への包装箱供給装置、あるいはこ
れに関連した装置等々が配置されていて、農産物の包装
箱への箱詰を行なう場所をいう。
【0027】この発明によれば、箱詰待機コンベア及び
搬出コンベアで囲まれた平面コ字形の空間に箱詰部を形
成することで、自動箱詰装置等の設置と各コンベアの延
設を無駄のないレイアウトで構成できる利点が得られ
る。
【0028】請求項4の発明は、上記請求項3の発明に
おいて、上記平面コ字形搬送経路で形成された平面コ字
形の内側空間に設けた箱詰部は、農産物の箱詰のために
包装箱を待機させる一つの箱詰待機位置と、箱詰可能な
状態の包装箱を上記箱詰待機位置に送り込むために準備
する少なくとも一つの箱準備位置とを有することを特徴
とする。
【0029】上記構成において箱準備位置というのは、
好ましい実施態様においては、農産物の箱詰作業は行な
わないが、空の包装箱に例えば農産物を載置する窪み部
が箱詰個数分だけ設けられている薄肉プラスチック製の
トレイパックを嵌挿する等の作業を行なう位置をいう。
【0030】この発明によれば、一方の箱詰待機コンベ
アから一つの箱待機位置に農産物の箱詰を行なっている
間に、他方の箱詰待機コンベアに農産物を送りんで次の
箱詰のための準備をし、また箱準備位置で次の箱詰を行
なう包装箱にトレイパック等を嵌挿して箱の準備をし、
箱詰終了後の包装箱を排出した直後に該準備した空の包
装箱を箱待機位置に送り込んで、次の農産物の箱詰作業
を開始することができ、自動箱詰装置の休止が殆どない
稼働率に優れた箱詰を行なうことができる。
【0031】請求項5の発明は、上記請求項4の発明に
おいて、箱詰部に、箱詰待機コンベア上の待機農産物を
吊り上げて箱待機位置の包装箱に詰める動作を繰り返す
機械式の自動箱詰装置を設けたことを特徴とする。
【0032】この発明の好ましい実施態様によれば、停
止位置を揃えて隣接並設した二条の箱詰待機コンベアに
対して、その搬送横方向に一つの箱待機位置を設けるこ
とで、自動箱詰装置の農産物吊り上げ手段がその移動ス
トローク(農産物を移し替える移動距離)が若干異なる
だけで一定の軌道上の移動で農産物の箱詰を行なうこと
ができ、自動箱詰装置,移動機構が簡単となり、制御も
容易化する。
【0033】請求項6の発明は、上記請求項3の発明に
おいて、箱詰部は、農産物の箱詰のために包装箱を待機
させる箱待機位置を複数有することを特徴とする。
【0034】この発明の好ましい実施態様によれば、箱
詰待機コンベアと箱待機位置の一対一に対応するものを
二対設けることで、一方の箱詰待機コンベアからの箱詰
作業と、他方の箱詰待機コンベアからの箱詰作業を、両
者の作業状態に関係せずに準備し、あるいは箱詰するこ
とができ、次の箱詰作業への切替えを極めて迅速に行な
うことができる。
【0035】請求項7の発明は、上記請求項6の発明に
おいて、箱詰部に、箱詰待機コンベア上の待機農産物を
吊り上げて箱待機位置の包装箱に詰める動作を繰り返す
機械式の自動箱詰装置を設けると共に、この自動箱詰装
置には、上記いずれか一方の箱詰待機コンベア上の農産
物を箱詰する際の上記繰り返し動作の軌道と、上記いず
れか他方の箱詰待機コンベア上の農産物を箱詰する際の
上記繰り返し動作の軌道とを変更する動作軌道変更手段
を設けたことを特徴とする。
【0036】この発明の好ましい実施態様によれば、一
対一の関係に設けられた箱詰待機コンベアと箱待機位置
の二対が、自動箱詰装置の農産物吊り上げ手段の移動方
向が平行となるように配置することで、一方の箱詰待機
コンベアから箱待機位置の包装箱に箱詰している間に、
他方の箱待機位置への包装箱の供給、及び箱詰待機コン
ベアへの一群の農産物の送り込みを行なうことができ、
該一方での箱詰作業が終了した時点で、この作業が終了
した箱待機位置からの包装箱の送り出し、あるいは箱詰
待機コンベアからのフリートレイの送り出しとは無関係
に、他方の箱詰待機コンベアから箱待機位置への農産物
の箱詰作業を開始することができる。しかもこのために
は、自動箱詰装置の農産物吊り上げ手段を上記平行した
移動方向の間で移行させるだけでよいので、次の箱詰作
業への切替えを極めて迅速に行なうことができる。
【0037】請求項8の発明は、上記の各発明におい
て、箱待機位置に種類の異なる包装箱を択一的に供給す
る包装箱供給装置を設けたことを特徴とする。
【0038】この発明によれば、農産物の仕分区分に応
じて適した包装箱を供給することができるので、箱詰の
ための準備が迅速に行なえる。
【0039】請求項9の発明は、上記の各発明におい
て、搬出コンベアは一列状に農産物を搬送するように設
けると共に、該搬出コンベアに接続する複数の集積コン
ベアの農産物払出し部には、払出し農産物を該搬出コン
ベアに一列状に整列して送り込むガイドを設けたことを
特徴とする。
【0040】この発明によれば、集積コンベアから搬出
コンベア、更に箱詰待機コンベアに渡って、農産物を載
せたフリートレイを常に一列状に搬送することができ
て、箱詰待機コンベアへの農産物の送り込みに渋滞を招
くことがなく、確実な連続箱詰作業を実現できる。
【0041】以上説明した本発明の選別包装装置は、例
えば、リンゴ、柿、桃、メロン、柑橘等の果実、トマト
等のそ菜類などを対象として好適に用いられる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施形
態に基づいて説明する。
【0043】実施形態1 図1は、本発明よりなる農産物の選別包装装置を設備し
た選果設備の一部(農産物選別のための計測〜箱詰に至
る経路)を平面図で示したものであり、この選別包装装
置は、大別して、農産物の供給・等階級選別部と、等階
級が判定された農産物を各仕分区分の集積コンベアに排
出する仕分部と、仕分けされた各仕分区分の集積コンベ
アから箱詰待機コンベアに送りだされた一群(包装単位
数)の農産物を箱詰めする箱詰部の三つから構成されて
いる。
【0044】そして本例では、農産物の供給・等階級選
別部では、二条のコンベアを用いて作業者の目視判断等
を要する比較的低い速度で作業ができる状態を確保し、
仕分部では、上記二条の比較的低速で搬送されている受
皿(以下「フリイトレイ」という)を一条のコンベアに
合流させて、高速で搬送して機械的作業で高率よく高速
処理するようにしている。なお、以下の説明では、農産
物入りフリートレイを符号4で示すと共に、農産物を取
り出して空になったフリートレイは符号41で示した。
【0045】上記の農産物の供給・等階級選別部は、合
流リターンコンベア51により戻された空のフリイトレ
イ41を低速搬送コンベアである搬送コンベア52上で
移送させながら、作業者50が、選果場に持ち込まれた
農産物をランダムに搬送する入荷コンベア57の上から
取り上げてフリイトレイ41の上に載せ、この際に、本
例では等級(秀,優,良や、A,B,Cなどの3等級)
を目視判別してフリイトレイ4の位置を搬送コンベア5
2の中央,右側,左側の位置に動かしてトラッキングで
その3等級のいずれかであることを示すようにしてい
る。
【0046】また本例の搬送コンベア52は、搬送方向
に一定間隔で桟が設けられた桟付きコンベアをなしてお
り、リターンコンベア51の終端部に設けた螺旋溝を有
するピッチ付けスクリュー(図示せず)により、桟で区
切られた1マスごとに一つのフリイトレイ41が入って
一定間隔で搬送されるようになっている。
【0047】53はフリイトレイ4の位置状態(トラッ
キング状態)を検出するために設けた光電センサ等のト
ラッキング検出装置であり、農産物の等級をこれを載せ
ているフリイトレイ4のトラッキング位置から検出す
る。
【0048】トラッキングを検出した後のフリイトレイ
4は、本例では不図示のテーパーレールで一列に幅寄せ
して撮像装置54に通される。この撮像装置54おいて
は、カラーカメラやセンサカメラ等を用いて農産物の外
観を撮像し、適宜の演算方法で各農産物の等級あるいは
階級付けを行う。
【0049】55はフリイトレイ4に表示させた一つづ
つ異なる識別標識、例えばバーコードを読み取るバーコ
ードリーダーである。
【0050】以上のようにして、ある特定のフリイトレ
イ4の識別情報(個別化情報)をバーコードで検出し、
また当該特定のフリイトレイ4に載っている農産物の等
級,階級の必要な選別情報、例えばトラッキング検出装
置53や撮像装置54で検出された情報は、電気信号に
変換されて図示しないコンピュータに送られ、特定のフ
リイトレイ4に載っている農産物が等階級のいずれの仕
分区分に属するものかが判定,記録され、あるいは判定
結果の仕分区分情報として記録される。そしてこの記録
情報は、後述する選別コンベア1から集積コンベアにフ
リイトレイ4を排出するための情報として利用される。
【0051】次に、上記計測の行われたフリートレイ4
は、合流機構56により二つの搬送コンベア52上から
高速で搬送する一条の選別コンベア1に合流される。こ
の合流は次のように行なわれる。
【0052】すなわち、上記二条の搬送コンベア52は
その終端側部分において所定の間隔を空けて並走すると
共に、両者の前記桟が搬送方向に1/2ピッチ位相がず
れて駆動(搬送)するように設けられていて、両者搬送
コンベア52の中間に配置されて略2倍の速度で移送す
るように設けられた高速搬送する選別コンベア1に対
し、傾斜レール(図示せず)によりフリイトレイ4を横
方向に幅寄せして合流を行うようになっている。
【0053】以上のようにして二条の各搬送コンベア5
2の上で等階級の仕分区分を判定するための選別要素が
検出された農産物を載せたフリイトレイ4は、搬送コン
ベア52で搬送されながら、傾斜レールに係合して横方
向に幅寄せされ、選別コンベア1に乗り移る。そして両
側の搬送コンベア52の桟の位相が搬送方向に1/2ピ
ッチずれていることで、選別コンベア1上に効率よく等
間隔に整列して合流され、この選別コンベア1の下流側
に設定されている仕分部に高速度で送られる。
【0054】次に本例の選別包装装置について説明する
と、これは、上記選別コンベア1に分岐接続された多数
の集積コンベア201からなる集積コンベア装置2を有
し、かつ上記により等級・階級が判定された農産物Pを
フリートレイごと集積コンベア装置2の選択された集積
コンベア201に排出する仕分排出部と、この仕分排出
部の各集積コンベア201から選択的に送り出される一
群の農産物Pをフリートレイごと受け入れて箱詰のため
に待機させる二以上の箱詰待機コンベア301,302
からなる箱詰待機コンベア装置3を有する箱詰包装部と
を備えており、図2に示した本例の選別包装装置は、上
記仕分排出部から箱詰部に到る範囲の構成として設けら
れる。
【0055】そしてこの選別包装装置は、選別コンベア
1の搬送方向に沿って複数(本例では四つ)設けられて
いる。なお本例では、これらとは別に手詰めのための選
別包装装置25が選別コンベア1のさらに下流側に設け
られているが、これは本発明と直接関係がないので説明
は省略する。
【0056】以上の選別包装装置の各構成部分とその接
続関係を以下順次説明すると、まず農産物は、選別コン
ベア1から集積コンベア装置2の各集積コンベア201
にフリートレイ4ごと仕分排出される。
【0057】本例の上記集積コンベア装置2は、選別コ
ンベア1に対して多数の集積コンベア201が横方向に
略直角に分岐して接続されてなり、これらの各集積コン
ベア201は、仕分区分が固定して割り当てられ、ある
いは一群のフリートレイ4を送り出した後に次に受け入
れる農産物の仕分区分を変更して割り当てできるように
なっている。
【0058】本例では、一台の自動箱詰装置に一つの集
積コンベア装置2(本例では六条の集積コンベアで一
組)がそれぞれ対応して設けられ、選別コンベア1から
排出されたフリートレイ4を一列状に貯溜・集積する集
積コンベア201と、この集積コンベア201から箱詰
包装部に一群のフリートレイ4を送り出す際の連係を切
換えるようにコンベア終端部に設けられた出没式のフリ
ートレイストッパ202とを備えている。また選別コン
ベア1から農産物をフリートレイごと排出する上記の排
出装置101は、例えば特開平6−278848号公報
で開示されている仕分け排出装置を用いて構成すること
ができ、本例では選別コンベア1から分岐された二条の
集積コンベア201に対して一つが対応して設けられ、
したがって六条の集積コンベア201に対して三つの排
出装置101が配置されている。また本例の各排出装置
101は、二条の集積コンベア201にフリートレイ4
を振り分ける機能をもつように構成されている。すなわ
ち、二条の集積コンベア201に対して異なる仕分区分
が割り当てられている場合、例えば一方の集積コンベア
201に大きさの階級がLで等級がAの仕分区分(A−
L)が割り当てられ、他方の集積コンベア201には、
仕分区分(B−M)が割り当てられているとすると、仕
分区分が判定された農産物が選別コンベア上で搬送され
ながらその仕分区分が割り当てられた集積コンベア20
1に連係する排出装置101の位置を通過する際に、コ
ンピュータ等の制御手段(図示せず)からの指令によ
り、排出装置101の回転テーブル上で回転する電磁吸
着部1011が、所定位置に固定配置されている励磁部
1012により励磁されてフリートレイ4はこれに吸着
され、該回転テーブルの回転に従って選別コンベア1上
から横方向に転向し排出されることになる。そして、所
定角度の位置に設けられた励磁解除部1013又は10
14のいずれかで電磁吸着部1011の励磁が解除され
ることで、選別コンベア1から排出されたフリートレイ
4は、回転テーブルから離れて二条並設された集積コン
ベア201のいずれかのレーンに送り込まれることにな
る。
【0059】集積コンベア201に送り込まれた農産物
入りフリートレイ4は、該コンベアの終端部に設けたフ
リートレイストッパ202のストッパ板が通常は搬送面
の上に突出されていることで搬送が停止され、この状態
で同じ仕分区分に分類された農産物を載せたフリートレ
イ4の所定数(通常は箱詰する包装単位の一群)が集積
するまで貯留・ 集積される。
【0060】次に、上記の集積コンベア装置2と、箱詰
待機コンベア301,302の二条からなる箱詰待機コ
ンベア装置3との関係について述べると、六条の集積コ
ンベア201は三条づつの2組に分けられていて、各組
の集積コンベア201はそれぞれ一つの箱詰待機コンベ
ア301,302に対して連係されていて、上記貯留・
集積した一群のフリートレイ4を選択的に送り出すよう
に連係されている。すなわち、図2に示した本例では、
図2の右側三条の集積コンベア201(以下、右側と左
側の組の集積コンベアを区別する場合は右側三条を20
11とし、左側三条を2012とする)は、集積コンベ
ア201の終端から一定長前方に離間した位置において
該集積コンベア201と直交する方向(選別コンベア1
とは平行する方向)に延設された第1の箱詰待機コンベ
ア301に連係され、上記三条の中から選択された集積
コンベア2011の終端のフリートレイストッパ202
による送り出し停止が解除(ストッパ板が搬送面から下
方に没入)されることで、該集積コンベア2011に貯
留・集積した一群のフリートレイ4は該第1の箱詰待機
コンベア301に送り込まれる。
【0061】同様にして、図2の左側三条の集積コンベ
ア2012は、上記第1の箱詰待機コンベア301に対
し隣接しかつ第1の箱詰待機コンベアよりも集積コンベ
アに近い側に並設された第2の箱詰待機コンベア302
に連係され、同様に、三条の中から選択された集積コン
ベア2012の終端のフリートレイストッパ202によ
る送り出し停止が解除(搬送面から下方に没入)される
ことで、該集積コンベア2012に貯留・集積した一群
のフリートレイ4は該第2の箱詰待機コンベア302に
送り込まれる。なお、本例では、第1と第2の箱詰待機
コンベア301,302は、その待機位置が図示のよう
に延設方向にずれて設定されている。これは、後述する
箱待機位置に待機される包装箱620に対する農産物の
自動箱詰時の作業の迅速化に適するようにするためであ
る。
【0062】303は、上記各集積コンベア終端部に設
けられたフリートレイストッパ202と同様の出没式の
箱詰待機コンベア301,302用のフリートレイスト
ッパであり、通常は搬送面上にストッパ板が突出してい
ることで集積コンベア201から送り込まれたフリート
レイ4を停止させ、農産物の吊り上げが終わって空にな
ったフリートレイ41は該ストッパ板の搬送面下方への
没入によりリターンコンベア5に排出される。排出され
たフリートレイ41は、各選別包装装置から排出された
空のフリートレイ41を合流リターンコンベア51で合
流して、選別設備の農産物供給部に戻すようになってい
る。
【0063】304,305は、各三条の集積コンベア
2011,2012から箱詰待機コンベア301,30
2にフリートレイ4を送り込む際の搬出搬送路を形成す
る二条の搬出コンベアであり、本例では集積コンベア2
01の終端部と箱詰待機コンベア301,302の間
に、箱待機位置等を設置するための空間を形成させるこ
とができるように、図2で示した状態では二条が隣接し
て延設されて左側が開いたコ字形をなすように構成され
ている。
【0064】なお、上記した集積コンベア201へのフ
リートレイ4の集積状態の監視、これに関連した排出装
置101によるフリートレイ4の排出制御、各フリート
レイストッパ202,303の停止,停止解除の制御等
は、図示しないMPU(マイクロ プロセッサ ユニッ
ト)を含むコンピュータを用いて行なうことができる。
【0065】次に、包装箱に農産物を詰める箱詰部につ
いて述べると、この箱詰部は、二つの箱待機位置60
1,602が、上記並設された二条の箱詰待機コンベア
301,302に対応するようにこれら箱詰待機コンベ
ア301,302の延設方向に沿って隣接配置されてい
る。
【0066】この箱待機位置601,602を有する箱
詰部の構成は、図2〜図5に示され、各箱待機位置60
1,602にそれぞれ対応して空箱620を供給できる
ように空箱供給装置610が設けられていて、開蓋状態
の空箱620がこの空箱供給装置610内を図示しない
昇降装置により降下されて下方の箱搬送コンベア61
1,612に載せられ、この箱搬送コンベア611,6
12による搬送で、自動箱詰作業用の上記箱待機位置6
01,602下方に搬送され、昇降装置6011,60
21で箱待機位置601,602まで上昇されるように
なっている。603は、各箱詰待機コンベア下方まで搬
送された空箱620を箱搬送コンベア611,612下
方で係止して停止させる箱ストッパであり、通常は搬送
面上にストッパ板が突出して箱の搬送を停止させ、箱待
機位置601,602に上昇して所定の箱詰作業が終了
した箱621が昇降装置6011,6021で箱搬送コ
ンベアまで下降されたときには、その搬送面下方に没入
して停止を解除し、農産物が箱詰めされた該箱621を
搬送下流側に搬送させるようになっている。なお箱搬送
コンベア611,612の終端は、製品搬出コンベア6
40に接続されている。
【0067】以上により、空箱620が箱待機位置60
1,602に供給され、農産物Pが箱詰された後に該箱
待機位置601,602から排出される、という一連の
動作を行わせる機構が説明され、かかる構成を有する本
例の機構により、農産物箱詰用の空箱620の箱待機位
置601,602への供給、及び箱詰後の包装箱の排出
の動きと、箱詰包装単位の一群の農産物の箱詰待機コン
ベア301,302への供給、及び空になったフリート
レイ41の排出の一連の動きとが適切に行われる。な
お、本例における空箱供給装置610には、種類の異な
る包装箱620を供給するためにそれぞれ独立した箱供
給コンベア631〜634が上部に連係して設けられて
おり、次の箱詰作業に用いる種類の箱が選定されると、
プッシャー6311〜6341の対応のものが作動され
て、該当する種類の箱が昇降装置に送り込まれるように
なっている。図5は、箱供給コンベア634から箱62
0が箱供給装置610に供給されている状態を示してい
る。
【0068】次に自動箱詰装置9,パック集積保持装置
8及びパック取出・嵌挿装置7について説明する。
【0069】上記のように扱われて自動箱詰のために箱
待機位置601,602に待機するようにされた包装箱
620に対して、パック集積保持装置8及びパック取出
・嵌挿装置7によりトレイパックが嵌挿される。
【0070】パック集積保持装置8は、農産物を箱詰す
る際に必要なトレイパック81〜83を、パック保持部
811〜831に積層して準備し、また農産物を段詰み
箱詰するのに用いる緩衝シート84を緩衝シート保持部
に841積層し、これらの準備された各保持部から、適
当なトレイパック81〜83あるいは緩衝シート84を
選択して一枚づつ取り出し、箱待機位置601,602
に待機されている空の包装箱620に、パック取出・嵌
挿装置7により嵌挿するように設けられている(図2等
参照)。
【0071】すなわち、本例ではパック集積保持装置8
のパック保持部811〜831の保持台812〜832
には、薄肉のプラスチック製成形品からなる周知の農産
物載置用のトレイパック81〜83がそれぞれ積層して
保持されており、これらのトレイパック81〜83は例
えば18個詰用,20個詰用,24個詰用の窪み部(凹
部)を有するものである。また緩衝シート84はある程
度のクッション性を有するプラスチック製シートからな
り、保持台842の上に積層されている。
【0072】そして本例においては、これらのパック集
積保持装置8の各保持部811〜841は、図2及び図
5から分かるように、集積コンベア201の終端近傍の
搬出コンベア304,305の上方空間に、箱詰待機コ
ンベア301,302の延設方向に沿って一列に直線的
に配置され、このようにすることで、後述のパック取出
・嵌挿装置7の動作を単純化させている。また、本例の
パック集積保持装置8の各保持部811〜841は、図
5に示しているように、トレイパック81〜83あるい
は緩衝シート84をその最上部から取り出すように構成
していると共に、その取り出しに応じて保持台812〜
842をチェーン回転機構85により上昇させること
で、最上部のトレイパック等の取り出し位置を常に一定
化させるようにしている。851は保持台812〜84
2やチェーン回転機構85を支持するためのフレームで
ある。
【0073】以上のパック集積保持装置8で積層保持さ
れているトレイパック等を一枚づつ取り出して箱待機位
置601又は602に待機されている包装箱620に嵌
挿させる本例のパック取出・嵌挿装置7は、トレイパッ
ク等を吸着吊持するための吸着吊持部701と、この吸
着吊持部701を水平方向及び垂直方向に移動させるこ
とで、トレイパック等の吊り上げ位置、及び箱待機位置
601,602で待機する包装箱620への嵌挿位置に
移動させる直線移動機構710とを有するように構成さ
れ、更に、水平方向の移動のための機構を簡易化するた
めに上記吸着吊持部701と直線移動機構710の間を
連結する平行四辺形型の回転リンク機構720が設けら
れている。
【0074】上記吸着吊持部701は、上部の平行四辺
形型の回転リンク機構720の連結部702から吊杆7
03が吊下されてその下端に吸着ヘッド704が組み付
けられている。この吸着ヘッド704は図2及び図6に
示すように、吸引管706が連結されている吸引室70
5と、この吸引室705の周囲の所定範囲をエアシール
することでトレイパック凹部からのエア抜けを防ぐエア
シールマット707とを有するように構成されている。
【0075】一方、上記直線移動機構710は、パック
集積保持装置8の各保持部811〜841の直線的な配
列方向に沿って延設されたレール711に同方向にスラ
イド可能に組み付けられた水平移動スライダ712と、
この水平移動スライダ712に固定された垂直方向の軸
(垂直軸)713と、この垂直軸713に組み付けられ
て同垂直方向にスライド可能の垂直移動スライダ714
とを有するように設けられていて、このようにすること
で上記垂直移動スライダ714が水平方向の一軸(y
軸)方向の水平移動と、垂直軸(z軸)方向の垂直移動
ができるように構成されている。なおこれらの移動の駆
動手段については図示を省略した。そしてこの垂直移動
スライダ714には、上記吸着吊持部701上部の平行
四辺形型回転リンク機構720の連結部702と連結す
るための連結部715設けられている。
【0076】吸着吊持部701と直線移動機構710の
間を連結するための上記した回転リンク機構720は、
図2及び図6にその詳細が示され、吸着吊持部701の
連結部702、及び直線移動機構710の連結部715
と共に、端部がこれらに回転自在に連結された2本(一
対)の連結杆721,722により平行四辺形型のリン
ク機構を構成するように設けられていて、これらの2本
の連結杆721,722は上下方向に位置をずらして設
けられている。そして、該連結杆の一方721には、直
線移動機構710の垂直移動スライダ714に設けられ
た連結部715に固定の回転駆動モータ723が連結さ
れていて、該連結部715側を回転中心として一対の連
結杆721,722を水平面内で180°回転させるこ
とができるようにしている。
【0077】以上の構成により、本例のパック取出・嵌
挿装置7は、パック集積保持装置8の各パック保持部で
保持されているトレイパック81〜83あるいは緩衝シ
ート84のうちで選択したものに対し、その保持部(8
11〜841のいずれか)の積層最上部の上方に吸着ヘ
ッド704を移動させて密着させ、吸引してその一枚を
吊り上げて若干上昇することで取り出し、回転リンク機
構720を回転駆動モータ723で回転させることで1
80゜水平面内で転回させ(図1参照)、その状態で水
平移動スライダ712をy軸方向に移動させて嵌挿すべ
き包装箱620の上方に移動させた後、垂直移動スライ
ダ714をz軸方向に移動(降下)させて嵌挿作業を終
了することができる。なお平行四辺形型の回転リンク機
構720は一対の連結杆721,722が上下に位置が
ずれて設けられているので、平行四辺形の同180゜の
回転は不都合なく行われる。
【0078】次に、自動箱詰装置9について説明する。
本例のこの自動箱詰装置9は、図4及び図5に詳細に示
されていて、フレームに固定されて箱詰待機コンベア3
01,302に直交する水平方向の一対のx軸レール9
03上を走行移動されるx軸方向移動スライダ902に
両端が支持されたy軸方向レール901と、このy軸方
向レール901上を走行移動されるy軸方向移動スライ
ダ904と、このy軸方向移動スライダ904に、上下
方向の昇降ができるように支持されかつ下端に吸着カッ
プ907を有する一列状の農産物吊杆906を吊持した
吊杆支持体905とを備えるように設けられていて、x
軸方向移動スライダ902によるy軸方向レール901
のx軸方向の移動走行と、y軸方向移動スライダ904
の移動走行とにより、吊杆支持体905を箱詰待機コン
ベア301,302の上方位置から、箱待機位置60
1,602の上方位置の間の水平面内で自由に移動でき
るように構成されている。そして、上記吊杆支持体90
5から上方に延出された垂直軸9051がy軸方向移動
スライダ904に対して、垂直軸(z軸)方向に相対移
動することで、箱詰待機コンベア301,302のいず
れかの上方から吊杆支持体905を降下させて一列状に
待機されているフリートレイ4に載置されている農産物
Pを吸着カップ907で吸着して吊り上げた後、吊杆支
持体905を箱待機位置601又は602の上方に移動
させて、吊り上げた一列状の農産物Pを包装箱620内
に嵌挿させる。なおこの際、箱詰待機コンベア上での農
産物の一列の離間間隔と、箱詰時の同離間間隔が異なる
場合には、上記吊杆支持体905で吊持されている吊杆
906の隣接間隔を、既知のパンタグラフ機構908及
び駆動モータ909等を用いて調節することができる。
なお、上記各スライダ902,904及び吊杆支持体9
05等を駆動させる機構についての図示は省略してい
る。
【0079】以上により、箱詰待機コンベア301,3
02で待機されている農産物Pは、一列状の吊り上げと
包装箱への嵌挿を繰り返して行なうことで、所定の自動
箱詰作業を終了することができる。
【0080】以上のように構成された農産物の選別包装
装置による自動箱詰作業の状態を分かり易く模式的に示
した図7により説明すると、二条の箱詰待機コンベア3
01,302のそれぞれに連係されている各三条の集積
コンベア201には、各集積コンベア201毎に割り当
てられた所定の仕分区分の農産物が選別コンベア1から
順次に排出され、所定の箱詰個数になるまで貯留・ 集積
される。
【0081】そして、所定の個数になった集積コンベア
201については、他の集積コンベアからの送り出しが
行われていないことなどの所定の条件を満足する場合
に、フリートレイストッパ202の停止を解除し、集積
した農産物を載せたフリートレイ4の送り出しが行わ
れ、箱詰待機コンベア301あるいは302に送り込ま
れる。なお上述したように、本例においては、箱詰待機
コンベア301には図7の右側三条の集積コンベア20
11が連係し、他方の箱詰待機コンベア302には図7
左側三条の集積コンベア2012が連係するように構成
されている。
【0082】一方、箱待機位置601,602では、開
蓋状態の空箱620が箱搬送コンベア611又は612
及びこれらに付随した箱ストッパ603及び昇降装置6
011,6021により送り込まれ、その後、パック取
出・ 嵌挿装置7により、上述のように所定の集積コンベ
ア201から送り出された農産物の仕分区分に合致した
トレイパック81〜83のいずれかが空箱620に嵌挿
されて箱詰のための箱が準備される。
【0083】そして、箱620及び農産物Pのそれぞれ
について箱詰の準備が整った状態で、自動箱詰装置9に
よる箱詰待機コンベアから包装箱620への箱詰作業が
行なわれる。なお、本例では箱詰待機コンベア301と
箱待機位置601が対応し、箱詰待機コンベア302と
箱詰待機コンベア602が対応している。
【0084】そして、今仮に、箱詰待機コンベア301
から箱待機位置601の包装箱620への箱詰作業が行
なわれているとすると、この作業の間に、他方の箱詰待
機コンベア302への農産物の送り込み、及び箱詰待機
コンベア602への空箱620の供給、更に該空箱62
0に対するトレイパック81〜83のいずれかの嵌挿が
行われる。
【0085】以上の状態で上記箱詰待機コンベア301
からの箱詰作業が終了すると、その時点では、他方の箱
詰待機コンベア302から箱詰待機コンベア602の包
装箱620への農産物の箱詰作業を直ちに行なう状態を
確保することができ、したがって自動箱詰装置9による
箱詰作業がこの箱詰待機コンベア302上の農産物に対
して直ちに開始することができる。また、上記の自動箱
詰作業が終了した箱詰待機コンベア301では、空のフ
リートレイ41の排出、次の一群の農産物の集積コンベ
ア2011のいずれかからの送り込みが行われる。また
箱待機位置601からの包装済み箱621の排出、次の
空箱620の供給、更に該空箱に対するトレイパック8
1〜83の嵌挿が行われる。
【0086】以上の操作を繰り返すことで、自動箱詰装
置9は実質的に休止することなく、また農産物の箱詰作
業以外の作業を行なうことなく連続的に稼動され、効率
のよい箱詰作業を実施することができる。また、一つの
自動箱詰装置9が分担できる集積コンベアの数は、該装
置の箱詰作業だけを連続稼動させた場合の能力限界まで
多くすることが可能であり、本例装置では自動箱詰の作
業効率が高いのでこれに十分対応することができ、選果
設備全体での自動箱詰装置9の数を少なくできるという
利点が得られる。
【0087】また、本例においては包装箱に農産物を2
段(あるいはそれ以上)に段詰みして箱詰する場合を想
定して、保持部841を緩衝シート84の積層保持部と
しており、好ましい実施態様としては次のような箱詰作
業を行なうことができる。すなわち、いずれか一方の箱
詰待機部に待機されている2段詰みする包装箱620に
対しては、まず一段目の農産物の箱詰を行なう。次に、
その時点で箱詰作業が開始できる状態とされている他方
の箱詰待機コンベアの包装箱620に、これに対応する
他方の箱詰待機コンベアから農産物の箱詰作業を行なう
ように自動箱詰装置9を移動させ、箱詰作業を直ちに開
始する。そしてその作業の間に、既に一段目の農産物が
箱詰された包装箱に対して、二段目の農産物を箱詰する
に先立って、パック取出・嵌挿装置7により緩衝シート
84の嵌挿を行なう。
【0088】以上によって、段詰みする包装箱の2段目
についての箱詰を開始する状態が確保され、他方の包装
箱に対する農産物の箱詰作業が終了した時点で、直ちに
当該二段目の農産物の箱詰作業を開始させることができ
る。
【0089】実施形態2 図8に示した本例は、集積コンベア装置2の各集積コン
ベア201の終端部における農産物払出し部の構成が、
実施形態1とは異なるが、その他の構成は同じであるの
で、実施形態1と共通する部分については同じ符号を付
して説明は省略する。
【0090】本例の特徴は、一つの箱詰待機コンベア3
01(又は302)に搬出コンベア304(又は30
5)を介して連係されている三つの集積コンベア201
1(又は2012)から、一群のフリートレイ4を送り
込む際にその一列状の整列状態を確実に維持できるよう
にしたガイド203,204を有するようにしたところ
にある。
【0091】すなわち、箱詰待機コンベア301に連係
する三条の集積コンベア2011のうちの二条(図8の
右側二条で一つの排出装置101により選別コンベア1
からフリートレイ4が振り分け排出されるようになって
いるもの)は、フリートレイストッパ202の搬送下流
に、搬出コンベア304に一列状にフリートレイ4を排
出するのに適する傾斜ガイド203が設けられ、上記二
条の集積コンベア2011のいずれかからフリートレイ
ストッパ202の停止解除で送り出された一群のフリー
トレイ4は、この傾斜ガイド203により一列状の整列
状態が安定に維持されて搬出コンベア304のL字形の
途中に送り込まれる。なお、該集積コンベア2011の
残りの一条(図8中央二条のうちの右側)の集積コンベ
ア2011は、L字形の搬出コンベア304の始端部に
送り込まれるので特にガイドは必要ない。
【0092】一方、箱詰待機コンベア302に連係する
三条の集積コンベア2012のうちの二条(図8の左側
二条で一つの排出装置101により選別コンベア1から
フリートレイ4が振り分け排出されるようになっている
もの)は、上記と同様の傾斜ガイド204が設けられ、
上記二条の集積コンベア2012のいずれかからフリー
トレイストッパ202の停止解除で送り出された一群の
フリートレイ4は、この傾斜ガイド204により一列状
の整列状態が安定に維持されて搬出コンベア305のL
字形の始端部に送り込まれる。また、該集積コンベア2
012の残りの一条(図8中央二条のうちの左側)の集
積コンベア2012は、L字形の搬出コンベア304の
途中に送り込まれるが、この場合には、送り込みを円滑
に行なわせるためにフリートレイ4の搬送を彎曲転向さ
せる終端ガイド部2041が設けられている。なお上記
搬出コンベア304の途中にフリートレイ4を上記右側
二条の集積コンベア2011から送り込む本例の場合に
は、搬出コンベア304のL字形の直線路に真直ぐに送
り込みを行なうため、該終端ガイド部2041に相当す
るガイドは特に設ける必要がない。
【0093】以上のように集積コンベア装置2の各集積
コンベア終端部の農産物払出し部にフリートレイの搬送
ガイドを設けた本例の構成の選別包装装置によれば、各
集積コンベア201から、農産物Pを載せたフリートレ
イ4の一群を、搬出コンベア304又は305に確執に
一列状の整列状態を保って送り出すことができ、搬送途
中でフリートレイ4が渋滞等の搬送不良を生ずることが
なく、自動箱詰装置9の休止を招くことなく、効率よく
装置を稼動させることができる。
【0094】実施形態3 図9〜図13で示した本例は、箱待機位置を二つ設けて
いる上記実施形態1の選別包装装置に比べて、箱詰待機
コンベアを一つ(符号630で示す)とし、この箱待機
位置630に対して二条の箱詰待機コンベア311,3
12から択一的に農産物Pの箱詰を行なうようにすると
共に、該箱待機位置630とは別に、空箱620が供給
されてこの空箱620にトレイパック861〜864の
いずれかを嵌挿させる作業を行ない、所定のタイミング
で箱待機位置630に該トレイパックを嵌挿した空箱6
20を送り込む箱準備位置640を設けた点で異なって
いる。
【0095】本例において採用された上記構成を有する
選別包装装置は上記の点で実施形態1と異なる他、これ
に関連する構成も同様に変更されるが、その他の点は実
施形態1と同じである。
【0096】本例においては、上記構成により行われる
複数の集積コンベア201から二条の箱詰待機コンベア
311,312に一群の農産物Pを送り込む動作は、い
ずれか一方の箱詰待機コンベアから箱待機位置630の
包装箱620への箱詰を行なっている作業中に、他方の
箱詰待機コンベアに農産物を送り込み、これによって次
の箱詰作業を直ちに開始できる状態を確保するようにし
ている点では実施形態1と同じである。ただしこれら隣
接する箱詰待機コンベア311,312の停止位置は、
箱待機位置630が一つであるので実施形態1のように
搬送方向にずらせずに同じ位置とされる。
【0097】これに対して、箱待機位置630が一つで
あるため、箱待機位置630に箱を供給し、かつこの箱
620が箱詰を直ちに開始できる状態を確保する作業に
ついては実施形態1とは大きく異なっている。
【0098】すなわち、これらの動作を模式的に示した
図13により説明すれば、本例では箱準備位置640に
箱供給装置610から空箱620が供給され、パック取
出・嵌挿っ装置7によりトレイパック861〜864の
いずれかが嵌挿される作業は、この箱準備位置640で
行なわれる。
【0099】このような構成の選別包装装置によれば、
一つの包装箱に対する箱詰作業から次の包装箱に対する
箱詰作業を行なう際に、箱準備位置640から箱待機位
置630に包装箱を送り込む時間分だけ休止が生じ得る
が、これは箱の送り込みと自動箱詰装置9の箱詰作業位
置の変更に要する時間の僅かな違いである。
【0100】一方、箱供給装置610や、箱の搬送コン
ベア611,昇降装置6011等は一系列でよいことに
なるため装置の構成が簡単で、部品数を少なくできると
いうり点が得られる。
【0101】また、自動箱詰装置9の吊杆支持体905
は水平面内についてはx軸方向のみの直線移動でよいこ
とになるため、移動機構の構成を簡略化することもでき
るという利点が得られる。なお本例では、上述のように
垂直軸9051はy軸方向レール901に対してy軸方
向に移動不能に設けられるが、箱詰の態様として例えば
図9のトレイパック861,862,864のように千
鳥状に詰める場合と、トレイパック863のようにマト
リックス状に詰める場合が混在することがあり、このた
めには吊杆支持体905をy軸方向に若干移動させる必
要がある。そこで本例においては、図11で示している
ように吊杆支持体905を垂直軸9051下端にy軸方
向の若干の移動ができるように組み付けると共に、エア
シリンダ装置9052によりこの移動を駆動させるよう
に設けている。
【0102】本例の選別包装装置は、図10〜図12か
ら分かるように、特にトマト,梨,メロン等の農産物を
平箱に一段詰めする場合に有効に用いることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本願の農産物の選
別包装装置の発明によれば、一台の自動箱詰装置に二条
の箱詰待機コンベアが対応しているので、一方の箱詰待
機コンベア上の農産物を箱詰めしている間に、他方の箱
詰待機コンベアに集積コンベアから農産物を送り込むこ
とができて、一方の箱詰待機コンベアからの箱詰作業が
終了した時点で、直ちに他方の箱詰待機コンベアからの
農産物の箱詰作業を開始することができ、箱詰作業を連
続して行なうことによって個々の選別包装装置の稼働率
を高め、選果設備全体の稼働率をより向上させることが
できる。しかもこれに加えて、集積コンベアに農産物の
仕分区分を適切に割り当てるようにすることで、複数の
選別包装装置における稼働率の平均化も達成できる。し
たがって一台当たりの選別包装装置が分担・処理する農
産物量を多くでき、選果設備に必要な選別包装装置の
数、自動箱詰装置の台数を少なくできるので、選果作業
の時間の短縮、設備する選別包装装置の台数の削減、設
備の小型化、選果設備に必要な容積の低減化て等々を実
現し、対設備投資費用の最適化を図ることができるとい
う効果がある。
【0104】以上の効果に加えて各請求項の発明により
以下の効果が奏される。
【0105】請求項2の発明によれば、各二条の箱詰待
機コンベア及び搬出コンベアを実質的に一つの搬送路と
して形成して、コンベアの支持フレーム等の共用化や、
コンベア引き回しのレイアウトを容易化できる。
【0106】請求項3の発明によれば、箱詰待機コンベ
ア及び搬出コンベアで囲まれた平面コ字形の空間に箱詰
部を形成できるので、自動箱詰装置等の設置と各コンベ
アの延設を無駄のないレイアウトで構成できる。
【0107】請求項4の発明によれば、箱詰待機コンベ
アから箱待機位置に農産物の箱詰を行なっている間に、
他方の箱詰待機コンベアに農産物を送りんで次の箱詰の
ための準備をし、また箱準備位置において、次の箱詰を
行なうための包装箱の準備、例えばトレイパック等の嵌
挿を行なって箱の準備をし、箱詰作業の終了後にこの準
備した包装箱を、箱詰待機コンベアに直ちに送り込ん
で、次の農産物の箱詰作業を開始することができ、自動
箱詰装置の休止が殆どない稼働率に優れた箱詰を行なう
ことができる。この発明は、特に平箱に一段詰みする農
産物の箱詰に有効である。
【0108】請求項5の発明によれば、一つの箱待機位
置に対して、自動箱詰装置の農産物吊り上げ手段が一定
の軌道上の移動で二つの箱詰待機コンベアからの農産物
の箱詰を行なうことができ、自動箱詰装置,移動機構が
簡単となり、制御も容易化する。
【0109】請求項6の発明によれば、箱詰待機コンベ
アと箱待機位置の一対一に対応するものが二対設けられ
て、一方の箱詰待機コンベアからの箱詰作業と、他方の
箱詰待機コンベアからの箱詰作業を、両者の作業状態に
関係せずに準備し、あるいは箱詰することができ、次の
箱詰作業への切替えを極めて迅速に行なうことができ
る。
【0110】請求項7の発明によれば、箱詰待機コンベ
アと箱待機位置の二対について、自動箱詰装置の農産物
吊り上げ手段の移動軌道を例えば平行に配置すること
で、一方の箱詰待機コンベアから箱待機位置の包装箱に
箱詰している間に、他方の箱待機位置への包装箱の供
給、及び箱詰待機コンベアへの一群の農産物の送り込み
を行なうことができ、一方の箱詰作業が終了した時点
で、自動箱詰装置の農産物吊り上げ手段を平行移動させ
るだけで、この作業が終了した箱待機位置とは無関係
に、他方の箱詰待機コンベアから箱待機位置への農産物
の箱詰作業を開始することができる。
【0111】請求項8の発明によれば、農産物の仕分区
分に応じて適した包装箱を供給することができるので、
箱詰のための準備が迅速に行なえる。
【0112】請求項9の発明によれば、集積コンベアか
ら搬出コンベア、更に箱詰待機コンベアに渡って、農産
物を載せたフリートレイを常に一列状の整列状態で搬送
することができて、箱詰待機コンベアへの農産物の送り
込みに渋滞を招くことがなく、確実な連続箱詰作業を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の選別包装装置を含む選果
設備の概要平面図。
【図2】本発明の農産物の選別包装装置の実施形態1を
平面図で示した図。
【図3】実施形態1の箱詰包装装置を集積コンベア側か
らこれを含む垂直面で縦断した状態の概要で示した図。
【図4】実施形態1の選別包装装置を自動箱詰装置によ
る箱詰作業状態を説明するために図1のA−Aに沿って
垂直面で縦断した状態の概要で示した図。
【図5】実施形態1の選別包装装置の側面図。
【図6】実施形態1の選別包装装置のパック取出・嵌挿
装置の動きを説明するための図。
【図7】実施形態1の選別包装装置におけるトレイパッ
クの供給と、農産物の箱詰を行う場合のトレイパック及
び農産物の動きの概要を説明するための図。
【図8】本発明の実施形態2の選別包装装置の一部構成
概要を示した平面図。
【図9】本発明の実施形態3の選別包装装置の構成概要
を示した平面図。
【図10】実施形態3の箱詰包装装置を集積コンベア側
からこれを含む垂直面で縦断した状態の概要で示した
図。
【図11】実施形態3の選別包装装置を自動箱詰装置に
よる箱詰作業状態を説明するために図9のB−Bに沿っ
て垂直面で縦断した状態の概要で示した図。
【図12】実施形態3の選別包装装置の側面図。
【図13】実施形態3の選別包装装置のパック取出・嵌
挿装置の動きを説明するための図。
【符号の説明】 1:選別コンベア 101:排出装置 1011:電磁吸着部 1012:励磁部 1013:励磁解除部 1014:励磁解除部 2:集積コンベア装置 201:集積コンベア 2011,2012:集積コンベア 202:フリートレイストッパ 203,204:傾斜ガイド 2041終端ガイド部 3:箱詰待機コンベア装置 301,302,311,312:箱詰待機コンベア 303:フリートレイストッパ 304,305:搬出コンベア 4:フリートレイ(受皿) 41:空フリートレイ 5:リターンコンベア 51:合流リターンコンベア 601,602:箱待機位置 6011,6021:昇降装置 603:箱ストッパ 610:空箱供給装置 611,612:箱搬送コンベア 620:空箱 621:(箱詰された)箱 631〜634:箱供給コンベア 6311〜6341:プッシャー 630:箱待機位置 640:箱準備位置 7:パック取出・嵌挿装置 701:吸着吊持部 702:連結部 703:吊杆 704:吸着ヘッド 705:吸引室 706:吸引管 707:エアシールマット 710:直線移動機構 711:レール 712:水平移動スライダ 713:垂直軸 714:垂直移動スライダ 715:連結部 720:回転リンク機構 721,722:連結杆 723:回転駆動モータ 8:パック集積保持装置 81〜83:トレイパック 84:緩衝シート 811〜831:パック保持部 841:緩衝シート保持部 812〜832:保持台 85:チエン回転機構 851:フレーム 861〜864:トレイパック 9:自動箱詰装置 901:y軸方向レール 902:x軸方向スライダ 903:x軸レール 904:y軸方向移動スライダ 905吊杆支持体 9051:垂直軸 906:農産物吊杆 907:吸着カップ 908:パンタグラフ機構 909:駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA10 CA08 DC03 DC13 EA02 FA05 FA07 FB01 FE03 GA01 GA07 GB03 GB04 GC03 HA04 HA07 3F015 AA07 KA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも四つの集積コンベアの中から
    選択した集積コンベアから、箱詰のために農産物を一列
    整列状態で待機させる箱詰待機コンベアに送り出し、こ
    の整列待機状態の農産物を箱待機位置に待機させた包装
    箱に箱詰する選別包装装置であって、 前記箱詰待機コンベアを二条設け、前記集積コンベア群
    の中から選ばれた複数の集積コンベアの各農産物払出し
    部を第一の搬出コンベアを介して第一の箱詰待機コンベ
    アに接続すると共に、前記集積コンベア群の前記とは別
    の複数の集積コンベアの各農産物払出し部を第二の搬出
    コンベアを介して第二の箱詰待機コンベアに接続し、こ
    れら前記二条の箱詰待機コンベアはその搬送の横方向に
    隣接して配置したことを特徴とする農産物の選別包装装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記二条の搬出コン
    ベアは、搬送経路が実質的に隙間なく隣接して設けられ
    ていることを特徴とする農産物の選別包装装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記二条の搬出コン
    ベアは、複数の集積コンベアから農産物の払出しを受け
    る始端側経路と、この始端側経路から直角に搬送方向を
    転向する終端側経路とを有したL字形をなし、その終端
    側経路の終端部から直角に農産物の搬送方向を転向させ
    るように箱詰待機コンベアを接続させることで、各二条
    の搬出コンベア及び箱詰待機コンベアの搬送経路を平面
    コ字形となし、該コ字形内側の空間に箱詰部を設けたこ
    とを特徴とする農産物の選別包装装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記平面コ字形搬送
    経路で形成された平面コ字形の内側空間に設けた箱詰部
    は、農産物の箱詰のために包装箱を待機させる一つの箱
    詰待機位置と、箱詰可能な状態の包装箱を前記箱詰待機
    位置に送り込むために準備する少なくとも一つの箱準備
    位置とを有することを特徴とする農産物の選別包装装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、箱詰部に、箱詰待機
    コンベア上の待機農産物を吊り上げて箱待機位置の包装
    箱に詰める動作を繰り返す機械式の自動箱詰装置を設け
    たことを特徴とする農産物の選別包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、箱詰部は、農産物の
    箱詰のために包装箱を待機させる箱待機位置を複数有す
    ることを特徴とする農産物の選別包装装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、箱詰部に、箱詰待機
    コンベア上の待機農産物を吊り上げて箱待機位置の包装
    箱に詰める動作を繰り返す機械式の自動箱詰装置を設け
    ると共に、この自動箱詰装置には、前記いずれか一方の
    箱詰待機コンベア上の農産物を箱詰する際の前記繰り返
    し動作の軌道と、前記いずれか他方の箱詰待機コンベア
    上の農産物を箱詰する際の前記繰り返し動作の軌道とを
    変更する動作軌道変更手段を設けたことを特徴とする農
    産物の選別包装装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    箱待機位置に種類の異なる包装箱を択一的に供給する包
    装箱供給装置を設けたことを特徴とする農産物の選別包
    装装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    搬出コンベアは一列状に農産物を搬送するように設ける
    と共に、該搬出コンベアに接続する複数の集積コンベア
    の農産物払出し部には、払出し農産物を該搬出コンベア
    に一列状に整列して送り込むガイドを設けたことを特徴
    とする農産物の選別包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103043252A (zh) * 2012-12-31 2013-04-17 中银(宁波)电池有限公司 对圆柱形电池进行吊卡式包装的放料装置
CN103043247A (zh) * 2012-12-31 2013-04-17 中银(宁波)电池有限公司 用于圆柱形电池的吊卡式包装的分料及放料装置
CN117902103A (zh) * 2024-02-01 2024-04-19 厦门合南道智能科技有限公司 一种电池码垛定位方法、装置、存储介质及电子设备
CN118465333A (zh) * 2024-07-15 2024-08-09 浙江正泰智能制造装备有限公司 电能表自动生产线及生产方法

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