JP2000297620A - 縦型エンジンの潤滑構造 - Google Patents
縦型エンジンの潤滑構造Info
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- JP2000297620A JP2000297620A JP11106945A JP10694599A JP2000297620A JP 2000297620 A JP2000297620 A JP 2000297620A JP 11106945 A JP11106945 A JP 11106945A JP 10694599 A JP10694599 A JP 10694599A JP 2000297620 A JP2000297620 A JP 2000297620A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構造で潤滑オイルの圧送が可能な縦型エ
ンジンの潤滑構造を提供するにある。 【解決手段】エンジンハウジング14内にクランクシャ
フト10を縦置きした縦型エンジン3において、クラン
クシャフト10の側方にカムシャフトを配置し、両シャ
フトをそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギヤ
33,34を介して連結する一方、エンジンハウジング
14の下部にオイルパン19を配置し、エンジンハウジ
ング14とオイルパン19との接合面にカバープレート
38を設けてオイルパン19内に両タイミングギヤ3
3,34を収容する液密のギヤ室37を形成すると共
に、両タイミングギヤ33,34の回転によりギヤ室3
7内で発生する正圧をオイルパン19内に送り込んでこ
のオイルパン19内の潤滑オイルをエンジン3内に圧送
するように構成したものである。
ンジンの潤滑構造を提供するにある。 【解決手段】エンジンハウジング14内にクランクシャ
フト10を縦置きした縦型エンジン3において、クラン
クシャフト10の側方にカムシャフトを配置し、両シャ
フトをそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギヤ
33,34を介して連結する一方、エンジンハウジング
14の下部にオイルパン19を配置し、エンジンハウジ
ング14とオイルパン19との接合面にカバープレート
38を設けてオイルパン19内に両タイミングギヤ3
3,34を収容する液密のギヤ室37を形成すると共
に、両タイミングギヤ33,34の回転によりギヤ室3
7内で発生する正圧をオイルパン19内に送り込んでこ
のオイルパン19内の潤滑オイルをエンジン3内に圧送
するように構成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型エンジンの潤
滑構造に関する。
滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型OHVエンジンの潤滑方法としては
飛沫式が一般的である。飛沫式の潤滑方法は、例えばコ
ンロッドの大端部にスリンガー(羽)等の飛沫部材を設
け、このスリンガーでオイルパンの潤滑オイルを掻き揚
げながらエンジン各部に潤滑オイルを飛ばすものであっ
て、大型のエンジンに用いられるトロコイドポンプ等の
オイルポンプ圧送式潤滑方法に比べ構造が簡単なのでコ
ストがかからない。
飛沫式が一般的である。飛沫式の潤滑方法は、例えばコ
ンロッドの大端部にスリンガー(羽)等の飛沫部材を設
け、このスリンガーでオイルパンの潤滑オイルを掻き揚
げながらエンジン各部に潤滑オイルを飛ばすものであっ
て、大型のエンジンに用いられるトロコイドポンプ等の
オイルポンプ圧送式潤滑方法に比べ構造が簡単なのでコ
ストがかからない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飛沫式
の潤滑方法はクランクシャフトが水平状態である時のみ
有効であって、船外機のようにクランクシャフトが縦に
配置された縦型エンジンの場合は飛沫部材を備える回転
体を別部品にて設ける必要があり、コストや重量の増加
を招く。
の潤滑方法はクランクシャフトが水平状態である時のみ
有効であって、船外機のようにクランクシャフトが縦に
配置された縦型エンジンの場合は飛沫部材を備える回転
体を別部品にて設ける必要があり、コストや重量の増加
を招く。
【0004】また、飛沫式の潤滑方法はエンジンの傾斜
によって影響を受け、加速・減速時にオイルの循環が円
滑に行われないなど、オイルポンプ圧送式の潤滑方法に
比べ潤滑性能が劣る。
によって影響を受け、加速・減速時にオイルの循環が円
滑に行われないなど、オイルポンプ圧送式の潤滑方法に
比べ潤滑性能が劣る。
【0005】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で潤滑オイルの圧送が可能な縦型エ
ンジンの潤滑構造を提供することを目的とする。
もので、簡単な構造で潤滑オイルの圧送が可能な縦型エ
ンジンの潤滑構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縦型エンジ
ンの潤滑構造は、上述した課題を解決するために、請求
項1に記載したように、エンジンハウジング内にクラン
クシャフトを縦置きしたエンジンにおいて、上記クラン
クシャフトの側方にカムシャフトを配置し、両シャフト
をそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギヤを介
して連結する一方、上記エンジンハウジングの下部にオ
イルパンを配置し、上記エンジンハウジングと上記オイ
ルパンとの接合面にカバープレートを設けて上記オイル
パン内に上記両タイミングギヤを収容する液密のギヤ室
を形成すると共に、上記両タイミングギヤの回転により
上記ギヤ室内で発生する正圧を上記オイルパン内に送り
込んでこのオイルパン内の潤滑オイルを上記エンジン内
に圧送するように構成したものである。
ンの潤滑構造は、上述した課題を解決するために、請求
項1に記載したように、エンジンハウジング内にクラン
クシャフトを縦置きしたエンジンにおいて、上記クラン
クシャフトの側方にカムシャフトを配置し、両シャフト
をそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギヤを介
して連結する一方、上記エンジンハウジングの下部にオ
イルパンを配置し、上記エンジンハウジングと上記オイ
ルパンとの接合面にカバープレートを設けて上記オイル
パン内に上記両タイミングギヤを収容する液密のギヤ室
を形成すると共に、上記両タイミングギヤの回転により
上記ギヤ室内で発生する正圧を上記オイルパン内に送り
込んでこのオイルパン内の潤滑オイルを上記エンジン内
に圧送するように構成したものである。
【0007】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記ギヤ室をオイルポンプ室
とし、上記両タイミングギヤをギヤポンプとして用いて
潤滑オイルの回収および圧送を可能としたものである。
求項2に記載したように、上記ギヤ室をオイルポンプ室
とし、上記両タイミングギヤをギヤポンプとして用いて
潤滑オイルの回収および圧送を可能としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明に係る縦型エンジンを備え
た船外機の一例を示す右側面図である。図1に示すよう
に、この船外機1はその最上部に箱状のエンジンカバー
2を有し、その内部に縦型(バーチカル型)エンジン3
が収納される。エンジンカバー2の前部(図1における
右側)からはステアリングハンドル4が前方に向かって
延び、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリ
ップ5が設けられる。
た船外機の一例を示す右側面図である。図1に示すよう
に、この船外機1はその最上部に箱状のエンジンカバー
2を有し、その内部に縦型(バーチカル型)エンジン3
が収納される。エンジンカバー2の前部(図1における
右側)からはステアリングハンドル4が前方に向かって
延び、その先端にエンジン出力調整用のスロットルグリ
ップ5が設けられる。
【0010】また、エンジンカバー2の下部にはシャフ
トハウジング6が設けられ、このシャフトハウジング6
の下部にギヤケース7が設けられる。ギヤケース7の内
部にはプロペラシャフト8が軸支され、その後端にプロ
ペラ9が設けられる。
トハウジング6が設けられ、このシャフトハウジング6
の下部にギヤケース7が設けられる。ギヤケース7の内
部にはプロペラシャフト8が軸支され、その後端にプロ
ペラ9が設けられる。
【0011】エンジン3内にはクランクシャフト10が
ほぼ鉛直方向を向くよう縦置き(バーチカル)に設けら
れる。また、シャフトハウジング6内にはクランクシャ
フト10下端に連結されたドライブシャフト11が下方
に向かって延び、ドライブシャフト11の下端がベベル
ギヤ12を介してプロペラシャフト8に連結される。エ
ンジン3の出力はドライブシャフト11およびベベルギ
ヤ12を経てプロペラシャフト8に伝達され、プロペラ
9を回転させる。
ほぼ鉛直方向を向くよう縦置き(バーチカル)に設けら
れる。また、シャフトハウジング6内にはクランクシャ
フト10下端に連結されたドライブシャフト11が下方
に向かって延び、ドライブシャフト11の下端がベベル
ギヤ12を介してプロペラシャフト8に連結される。エ
ンジン3の出力はドライブシャフト11およびベベルギ
ヤ12を経てプロペラシャフト8に伝達され、プロペラ
9を回転させる。
【0012】シャフトハウジング6の上部はクランプブ
ラケット13の回転支持部13bに回転自在に支持され
ると共に、このクランプブラケット13は図示しない船
舶のトランサムに固定される。すなわち、船外機1は船
舶に対しほぼ360°に亘って回転可能に設けられ、ス
テアリングハンドル4を水平方向に振ることにより船外
機1全体の向きを変えて船舶の操舵を行うことができる
ように構成される。
ラケット13の回転支持部13bに回転自在に支持され
ると共に、このクランプブラケット13は図示しない船
舶のトランサムに固定される。すなわち、船外機1は船
舶に対しほぼ360°に亘って回転可能に設けられ、ス
テアリングハンドル4を水平方向に振ることにより船外
機1全体の向きを変えて船舶の操舵を行うことができる
ように構成される。
【0013】ところで、エンジンカバー2は例えば上下
に分割可能に構成され、エンジン下部に固定されたロア
ーカバー2aと、このロアーカバー2aの上に着脱可能
に被装されるアッパーカバー2bとからなる。なお、ス
テアリングハンドル4はロアーカバー2aに一体的に設
けられる。
に分割可能に構成され、エンジン下部に固定されたロア
ーカバー2aと、このロアーカバー2aの上に着脱可能
に被装されるアッパーカバー2bとからなる。なお、ス
テアリングハンドル4はロアーカバー2aに一体的に設
けられる。
【0014】図2は、図1のII−II線に沿う断面図
であり、図3は図2のIII−III線に沿う断面図で
ある。また、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
あり、図5は図3のV矢視図である。図1〜図3に示す
ように、本実施形態に用いられるエンジン3は例えば4
サイクルOHV形式の動弁機構を備える単気筒エンジン
であり、そのエンジンハウジング14は前側(図におけ
る右側)のクランクケース15と後側(図における左
側)のシリンダブロック16とから構成される。
であり、図3は図2のIII−III線に沿う断面図で
ある。また、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
あり、図5は図3のV矢視図である。図1〜図3に示す
ように、本実施形態に用いられるエンジン3は例えば4
サイクルOHV形式の動弁機構を備える単気筒エンジン
であり、そのエンジンハウジング14は前側(図におけ
る右側)のクランクケース15と後側(図における左
側)のシリンダブロック16とから構成される。
【0015】シリンダブロック16には後方(図におけ
る左側)に向かってクランクシャフト10に直交する方
向に延びる筒状のシリンダ17が一体に形成され、この
シリンダ17の後端にシリンダヘッド18が設けられ
る。そして、クランクケース15およびシリンダブロッ
ク16から構成されるエンジンハウジング14の下部に
は内部に潤滑オイルを貯留したオイルパン19が設けら
れると共に、シリンダヘッド18の上方には燃料タンク
20が配置される。
る左側)に向かってクランクシャフト10に直交する方
向に延びる筒状のシリンダ17が一体に形成され、この
シリンダ17の後端にシリンダヘッド18が設けられ
る。そして、クランクケース15およびシリンダブロッ
ク16から構成されるエンジンハウジング14の下部に
は内部に潤滑オイルを貯留したオイルパン19が設けら
れると共に、シリンダヘッド18の上方には燃料タンク
20が配置される。
【0016】シリンダ17の内側にはシリンダボア17
aが形成されると共に、シリンダヘッド18にはこのシ
リンダボア17aに整合する燃焼室21が形成される。
なお、燃焼室21には外方から点火プラグ22が結合さ
れる。
aが形成されると共に、シリンダヘッド18にはこのシ
リンダボア17aに整合する燃焼室21が形成される。
なお、燃焼室21には外方から点火プラグ22が結合さ
れる。
【0017】クランクシャフト10は、そのほぼ中間部
に一対のウェブ10aが軸方向に離間して形成され、そ
の間にクランクピン10bが偏心して設けられるる。ま
た、クランクシャフト10はウェブ10aの両外側部が
ベアリング23によってエンジンハウジング14に軸支
される。
に一対のウェブ10aが軸方向に離間して形成され、そ
の間にクランクピン10bが偏心して設けられるる。ま
た、クランクシャフト10はウェブ10aの両外側部が
ベアリング23によってエンジンハウジング14に軸支
される。
【0018】一方、シリンダボア17a内にはピストン
24が摺動自在に挿入される。このピストン24のピス
トンピン24aと、クランクシャフト10のクランクピ
ン10とはコンロッド25によって連結され、これによ
りシリンダボア17a内におけるピストン24の往復運
動がクランクシャフト10の回転運動に変換される。な
お、クランクシャフト10の上端には発電用のフライホ
イール・マグネト装置26と、ロープ・リコイル式のエ
ンジン始動装置27が設けられる。
24が摺動自在に挿入される。このピストン24のピス
トンピン24aと、クランクシャフト10のクランクピ
ン10とはコンロッド25によって連結され、これによ
りシリンダボア17a内におけるピストン24の往復運
動がクランクシャフト10の回転運動に変換される。な
お、クランクシャフト10の上端には発電用のフライホ
イール・マグネト装置26と、ロープ・リコイル式のエ
ンジン始動装置27が設けられる。
【0019】シリンダヘッド18内には燃焼室21に繋
がる吸気ポート28と排気ポート29とが形成される。
また、シリンダヘッド18内には両ポート28,29を
開閉する吸気バルブ30および排気バルブ31が配置さ
れる。
がる吸気ポート28と排気ポート29とが形成される。
また、シリンダヘッド18内には両ポート28,29を
開閉する吸気バルブ30および排気バルブ31が配置さ
れる。
【0020】図2および図4に示すように、クランクシ
ャフト10の側方にはカムシャフト32がクランクシャ
フト10と平行に配置される。オイルパン19内のクラ
ンクシャフト10下部にはタイミングドライブギヤ33
がクランクシャフト10と一体または一体的に設けられ
ると共に、オイルパン19内のカムシャフト32下部に
はタイミングドリブンギヤ34がカムシャフト32と一
体または一体的に設けられ、両タイミングギヤ33,3
4が噛合って作動連結されることによりクランクシャフ
ト10の回転力がカムシャフト32に伝達される。
ャフト10の側方にはカムシャフト32がクランクシャ
フト10と平行に配置される。オイルパン19内のクラ
ンクシャフト10下部にはタイミングドライブギヤ33
がクランクシャフト10と一体または一体的に設けられ
ると共に、オイルパン19内のカムシャフト32下部に
はタイミングドリブンギヤ34がカムシャフト32と一
体または一体的に設けられ、両タイミングギヤ33,3
4が噛合って作動連結されることによりクランクシャフ
ト10の回転力がカムシャフト32に伝達される。
【0021】カムシャフト32上にはカム32aが設け
られ、カムシャフト32が回転することによりカム32
aのプロフィールがシリンダ17の側方に配置されたプ
ッシュロッド35をその軸方向に進退させ、図5にも示
すように、シリンダヘッド18内に揺動自在に設けられ
るロッカアーム36を揺動運動させる。そして、このロ
ッカアーム36の揺動運動によってシリンダヘッド18
内の吸・排気バルブ30,31が開閉操作される。
られ、カムシャフト32が回転することによりカム32
aのプロフィールがシリンダ17の側方に配置されたプ
ッシュロッド35をその軸方向に進退させ、図5にも示
すように、シリンダヘッド18内に揺動自在に設けられ
るロッカアーム36を揺動運動させる。そして、このロ
ッカアーム36の揺動運動によってシリンダヘッド18
内の吸・排気バルブ30,31が開閉操作される。
【0022】オイルパン19内には両タイミングギヤ3
3,34を収容するギヤ室37が形成される。また、エ
ンジンハウジング14下面とオイルパン19上面との接
合面には板状のカバープレート38が設けられ、上記ギ
ヤ室37を液密に保ってオイルポンプ室として機能可能
に構成される。
3,34を収容するギヤ室37が形成される。また、エ
ンジンハウジング14下面とオイルパン19上面との接
合面には板状のカバープレート38が設けられ、上記ギ
ヤ室37を液密に保ってオイルポンプ室として機能可能
に構成される。
【0023】ギヤ室37は両タイミングギヤ33,34
の外周に沿った平面形状を有し、両タイミングギヤ3
3,34の噛合い部両側には油室39a,39bが形成
される。これらの油室39a,39bのうち、両タイミ
ングギヤ33,34の中心を結ぶ線40を挟んで一側に
形成される第一油室39a上方のカバープレート38に
はエンジンハウジング14内に形成されるクランク室4
1とこの第一油室39a内とを連通するオイル回収口4
2が形成されると共に、この線40を挟んだ反対側に形
成される第二油室39b側方のギヤ室37壁にはこの第
二油室39b内とオイルパン19内とを連通するオイル
吐出口43が形成される。なお、両油室39a,39b
の位置は、両タイミングギヤ33,34が回転時に負圧
になる部分に第一油室39aが、正圧になる部分に第二
油室39bが配置される。
の外周に沿った平面形状を有し、両タイミングギヤ3
3,34の噛合い部両側には油室39a,39bが形成
される。これらの油室39a,39bのうち、両タイミ
ングギヤ33,34の中心を結ぶ線40を挟んで一側に
形成される第一油室39a上方のカバープレート38に
はエンジンハウジング14内に形成されるクランク室4
1とこの第一油室39a内とを連通するオイル回収口4
2が形成されると共に、この線40を挟んだ反対側に形
成される第二油室39b側方のギヤ室37壁にはこの第
二油室39b内とオイルパン19内とを連通するオイル
吐出口43が形成される。なお、両油室39a,39b
の位置は、両タイミングギヤ33,34が回転時に負圧
になる部分に第一油室39aが、正圧になる部分に第二
油室39bが配置される。
【0024】オイルパン19の下部側面にはチェックバ
ルブ44が設けられ、このチェックバルブ44から延び
るオイル供給ホース45が例えばクランクシャフト10
の上部を支持するベアリング23に向かって延びるオイ
ル供給通路46に接続される。
ルブ44が設けられ、このチェックバルブ44から延び
るオイル供給ホース45が例えばクランクシャフト10
の上部を支持するベアリング23に向かって延びるオイ
ル供給通路46に接続される。
【0025】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0026】クランクシャフト10が回転するとその回
転力はタイミングドライブギヤ33およびタイミングド
リブンギヤ34を介してカムシャフト32に伝達され
る。これらのタイミングギヤ33,34は、圧送式のオ
イルポンプに用いられる周知のギヤポンプと構造的に同
一である。そこで、両タイミングギヤ33,34が収容
されるギヤ室37をオイルポンプ室とし、このギヤ室3
7にオイル回収口42とオイル吐出口43とを設ければ
これらのタイミングギヤ33,34はギヤポンプとして
の機能も発揮する。
転力はタイミングドライブギヤ33およびタイミングド
リブンギヤ34を介してカムシャフト32に伝達され
る。これらのタイミングギヤ33,34は、圧送式のオ
イルポンプに用いられる周知のギヤポンプと構造的に同
一である。そこで、両タイミングギヤ33,34が収容
されるギヤ室37をオイルポンプ室とし、このギヤ室3
7にオイル回収口42とオイル吐出口43とを設ければ
これらのタイミングギヤ33,34はギヤポンプとして
の機能も発揮する。
【0027】すなわち、両タイミングギヤ33,34が
回転すれば、予め負圧になる様に設定された第一油室3
9a内にクランク室41の潤滑油がオイル回収口42か
ら吸引され、予め正圧になる様に設定された第二油室3
9bを経てオイル吐出口43からオイルパン19内に吐
出される。エンジン3の運転中は両タイミングギヤ3
3,34が常に回転し、オイルパン19内を常時正圧に
保つため、オイルパン19内の潤滑オイルはチェックバ
ルブ44を経てクランクシャフト10上部の支持ベアリ
ング23に導かれ、クランク室41内においてクランク
シャフト10を支持するベアリング23やコンロッド2
5、ピストン24等のエンジン3各部を潤滑する。
回転すれば、予め負圧になる様に設定された第一油室3
9a内にクランク室41の潤滑油がオイル回収口42か
ら吸引され、予め正圧になる様に設定された第二油室3
9bを経てオイル吐出口43からオイルパン19内に吐
出される。エンジン3の運転中は両タイミングギヤ3
3,34が常に回転し、オイルパン19内を常時正圧に
保つため、オイルパン19内の潤滑オイルはチェックバ
ルブ44を経てクランクシャフト10上部の支持ベアリ
ング23に導かれ、クランク室41内においてクランク
シャフト10を支持するベアリング23やコンロッド2
5、ピストン24等のエンジン3各部を潤滑する。
【0028】クランク室41内の潤滑オイルは、その一
部がクランク室41の底に溜まると共に、残りはピスト
ン24の往復運動に伴う一次圧縮作用を利用してシリン
ダヘッド18内に達してロッカアーム36等の動弁系部
品を潤滑した後クランク室41内に戻る。そして、クラ
ンク室41内に戻った潤滑オイルは再びオイル回収口4
2からギヤ室37内に導かれ、エンジン3内を循環す
る。
部がクランク室41の底に溜まると共に、残りはピスト
ン24の往復運動に伴う一次圧縮作用を利用してシリン
ダヘッド18内に達してロッカアーム36等の動弁系部
品を潤滑した後クランク室41内に戻る。そして、クラ
ンク室41内に戻った潤滑オイルは再びオイル回収口4
2からギヤ室37内に導かれ、エンジン3内を循環す
る。
【0029】両タイミングギヤ33,34をギヤポンプ
として機能させることが可能になることにより、部品点
数やコストを増加させることなくエンジン3各部に潤滑
オイルの圧送が可能となり、従来の飛沫式の潤滑方法に
比べて潤滑性能が向上する。
として機能させることが可能になることにより、部品点
数やコストを増加させることなくエンジン3各部に潤滑
オイルの圧送が可能となり、従来の飛沫式の潤滑方法に
比べて潤滑性能が向上する。
【0030】また、ギヤ室37内で両タイミングギヤ3
3,34が発生させる負圧によってエンジン3内の潤滑
オイルを回収するようにしたことにより、潤滑オイルの
回収効率が向上するので、潤滑オイルの必要量も最小限
ですむ。その結果、オイルパン19の小型化が可能にな
り、エンジン3全体も小型化、軽量化が可能になる。
3,34が発生させる負圧によってエンジン3内の潤滑
オイルを回収するようにしたことにより、潤滑オイルの
回収効率が向上するので、潤滑オイルの必要量も最小限
ですむ。その結果、オイルパン19の小型化が可能にな
り、エンジン3全体も小型化、軽量化が可能になる。
【0031】さらに、オイルパン19内を常時正圧に保
つことによりオイルパン19に設けられる潤滑オイルの
吐出部(チェックバルブ44)の位置が自由に設定でき
る。
つことによりオイルパン19に設けられる潤滑オイルの
吐出部(チェックバルブ44)の位置が自由に設定でき
る。
【0032】なお、上述した実施形態においてはクラン
クシャフト10の回転力をカムシャフト32に伝達する
タイミングギヤ33,34をギヤポンプとして用いた例
を示したが、バランサを備えたエンジンの場合、詳細に
は図示しないが、一般にバランサシャフトがクランクシ
ャフトの側方に配置され、両シャフトが一対のバランサ
ギヤにて連結されているため、本発明同様このバランサ
ギヤの収納室をオイルポンプ室とし、バランサギヤをギ
ヤポンプとして用いることも可能であり、本発明と同様
の効果を奏するものである。
クシャフト10の回転力をカムシャフト32に伝達する
タイミングギヤ33,34をギヤポンプとして用いた例
を示したが、バランサを備えたエンジンの場合、詳細に
は図示しないが、一般にバランサシャフトがクランクシ
ャフトの側方に配置され、両シャフトが一対のバランサ
ギヤにて連結されているため、本発明同様このバランサ
ギヤの収納室をオイルポンプ室とし、バランサギヤをギ
ヤポンプとして用いることも可能であり、本発明と同様
の効果を奏するものである。
【0033】さらに、上述した実施形態においては船外
機1に用いられるエンジン3について述べたが、エンジ
ン内にクランクシャフトを縦に配置したものであれば、
芝刈り機や発電機用の汎用エンジン等にも適用可能であ
る。
機1に用いられるエンジン3について述べたが、エンジ
ン内にクランクシャフトを縦に配置したものであれば、
芝刈り機や発電機用の汎用エンジン等にも適用可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る縦型
エンジンの潤滑構造によれば、エンジンハウジング内に
クランクシャフトを縦置きしたエンジンにおいて、上記
クランクシャフトの側方にカムシャフトを配置し、両シ
ャフトをそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギ
ヤを介して連結する一方、上記エンジンハウジングの下
部にオイルパンを配置し、上記エンジンハウジングと上
記オイルパンとの接合面にカバープレートを設けて上記
オイルパン内に上記両タイミングギヤを収容する液密の
ギヤ室を形成すると共に、上記両タイミングギヤの回転
により上記ギヤ室内で発生する正圧を上記オイルパン内
に送り込んでこのオイルパン内の潤滑オイルを上記エン
ジン内に圧送するように構成したため、潤滑性能の向上
を図ることができる。
エンジンの潤滑構造によれば、エンジンハウジング内に
クランクシャフトを縦置きしたエンジンにおいて、上記
クランクシャフトの側方にカムシャフトを配置し、両シ
ャフトをそれぞれのシャフトに設けられたタイミングギ
ヤを介して連結する一方、上記エンジンハウジングの下
部にオイルパンを配置し、上記エンジンハウジングと上
記オイルパンとの接合面にカバープレートを設けて上記
オイルパン内に上記両タイミングギヤを収容する液密の
ギヤ室を形成すると共に、上記両タイミングギヤの回転
により上記ギヤ室内で発生する正圧を上記オイルパン内
に送り込んでこのオイルパン内の潤滑オイルを上記エン
ジン内に圧送するように構成したため、潤滑性能の向上
を図ることができる。
【0035】また、上記ギヤ室をオイルポンプ室とし、
上記両タイミングギヤをギヤポンプとして用いて潤滑オ
イルの回収および圧送を可能としたため、潤滑オイルの
必要量が最小限ですみ、オイルパンの小型化が可能にな
る。
上記両タイミングギヤをギヤポンプとして用いて潤滑オ
イルの回収および圧送を可能としたため、潤滑オイルの
必要量が最小限ですみ、オイルパンの小型化が可能にな
る。
【図1】本発明に係る縦型エンジンの潤滑構造の一実施
形態を示す船外機の右側面図。
形態を示す船外機の右側面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV矢視図。
1 船外機 3 縦型エンジン 10 クランクシャフト 14 エンジンハウジング 19 オイルパン 32 カムシャフト 33 タイミングドライブギヤ(タイミングギヤ) 34 タイミングドリブンギヤ(タイミングギヤ) 37 ギヤ室 38 カバープレート 39a 第一油室 39b 第二油室 42 オイル回収口 43 オイル吐出口 44 チェックバルブ
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンハウジング内にクランクシャフ
トを縦置きした縦型エンジンにおいて、上記クランクシ
ャフト10の側方にカムシャフト32を配置し、両シャ
フト10,32をそれぞれのシャフト10,32に設け
られたタイミングギヤ33,34を介して連結する一
方、上記エンジンハウジング14の下部にオイルパン1
9を配置し、上記エンジンハウジング14と上記オイル
パン19との接合面にカバープレート38を設けて上記
オイルパン19内に上記両タイミングギヤ33,34を
収容する液密のギヤ室37を形成すると共に、上記両タ
イミングギヤ33,34の回転により上記ギヤ室37内
で発生する正圧を上記オイルパン19内に送り込んでこ
のオイルパン19内の潤滑オイルを上記エンジン3内に
圧送するように構成したことを特徴とする縦型エンジン
の潤滑構造。 - 【請求項2】 上記ギヤ室37をオイルポンプ室とし、
上記両タイミングギヤ33,34をギヤポンプとして用
いて潤滑オイルの回収および圧送を可能とした請求項1
記載の縦型エンジンの潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106945A JP2000297620A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 縦型エンジンの潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106945A JP2000297620A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 縦型エンジンの潤滑構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000297620A true JP2000297620A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14446523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11106945A Pending JP2000297620A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 縦型エンジンの潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000297620A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9452813B2 (en) | 2014-07-01 | 2016-09-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Outboard motor and oil pan unit for outboard motor |
| CN108223187A (zh) * | 2018-03-19 | 2018-06-29 | 安徽全柴动力股份有限公司 | 一种带油气分离结构的后齿轮室 |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11106945A patent/JP2000297620A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9452813B2 (en) | 2014-07-01 | 2016-09-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Outboard motor and oil pan unit for outboard motor |
| CN108223187A (zh) * | 2018-03-19 | 2018-06-29 | 安徽全柴动力股份有限公司 | 一种带油气分离结构的后齿轮室 |
| CN108223187B (zh) * | 2018-03-19 | 2023-09-26 | 安徽全柴动力股份有限公司 | 一种带油气分离结构的后齿轮室 |
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