JP2000297730A - 自動車用エンジンの起動装置 - Google Patents
自動車用エンジンの起動装置Info
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- JP2000297730A JP2000297730A JP11109111A JP10911199A JP2000297730A JP 2000297730 A JP2000297730 A JP 2000297730A JP 11109111 A JP11109111 A JP 11109111A JP 10911199 A JP10911199 A JP 10911199A JP 2000297730 A JP2000297730 A JP 2000297730A
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- Japan
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- pinion gear
- automobile engine
- gear
- output shaft
- peripheral surface
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイドルストップ車で、エンジン停止後、再
発進する際のタイムラグを少なくして、運転者に与える
違和感をなくす。 【解決手段】 フライホイール11の外周に形成したリ
ングギヤ1とピニオンギヤ2aとを、常時噛み合わせて
おく。このピニオンギヤ2aの内周面と、このピニオン
ギヤ2aを回転駆動する為のモータ3の出力軸12の外
周面との間に、ローラクラッチ13を設ける。このロー
ラクラッチ13は、出力軸12からピニオンギヤ2aに
向けてのみ、回転を伝達する。又、カム面を外輪16の
内周面に形成しているので、上記ピニオンギヤ2aが高
速回転時には、ローラ18、18が外径側に変位して、
これら各ローラ18、18の転動面と上記出力軸12の
外周面との擦れ合い防止を図る。
発進する際のタイムラグを少なくして、運転者に与える
違和感をなくす。 【解決手段】 フライホイール11の外周に形成したリ
ングギヤ1とピニオンギヤ2aとを、常時噛み合わせて
おく。このピニオンギヤ2aの内周面と、このピニオン
ギヤ2aを回転駆動する為のモータ3の出力軸12の外
周面との間に、ローラクラッチ13を設ける。このロー
ラクラッチ13は、出力軸12からピニオンギヤ2aに
向けてのみ、回転を伝達する。又、カム面を外輪16の
内周面に形成しているので、上記ピニオンギヤ2aが高
速回転時には、ローラ18、18が外径側に変位して、
これら各ローラ18、18の転動面と上記出力軸12の
外周面との擦れ合い防止を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る自動車用エン
ジンの起動装置は、自動車の走行用エンジンを起動する
為のもので、特に、自動車が停止した状態でエンジンも
(アイドリングさせずに)停止させる、所謂アイドリン
グストップ車に組み込んで、発進動作を円滑に行なわせ
るものである。
ジンの起動装置は、自動車の走行用エンジンを起動する
為のもので、特に、自動車が停止した状態でエンジンも
(アイドリングさせずに)停止させる、所謂アイドリン
グストップ車に組み込んで、発進動作を円滑に行なわせ
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンの始動は、モータによ
りエンジンのクランクシャフトに固定したフライホイー
ルを回転駆動する事により行なう。図10〜11は、従
来から実際に使用され、各種文献に記載される等により
広く知られている自動車用エンジンの起動装置の1例を
示している。この起動装置は、自動車用エンジンのフラ
イホイールに形成したリングギヤ1と、このリングギヤ
1と係脱自在なピニオンギヤ2と、このピニオンギヤ2
を回転駆動するモータ3とを備える。このモータ3の回
転は、駆動ギヤ4、アイドルギヤ5、アウターギヤ6、
オーバランニングクラッチ7を介して上記ピニオンギヤ
2に伝達自在としている。このピニオンギヤ2を支持し
たドライブシャフト8はスプラインチューブ37の内側
に、捩れスプラインを介して支持している。
りエンジンのクランクシャフトに固定したフライホイー
ルを回転駆動する事により行なう。図10〜11は、従
来から実際に使用され、各種文献に記載される等により
広く知られている自動車用エンジンの起動装置の1例を
示している。この起動装置は、自動車用エンジンのフラ
イホイールに形成したリングギヤ1と、このリングギヤ
1と係脱自在なピニオンギヤ2と、このピニオンギヤ2
を回転駆動するモータ3とを備える。このモータ3の回
転は、駆動ギヤ4、アイドルギヤ5、アウターギヤ6、
オーバランニングクラッチ7を介して上記ピニオンギヤ
2に伝達自在としている。このピニオンギヤ2を支持し
たドライブシャフト8はスプラインチューブ37の内側
に、捩れスプラインを介して支持している。
【0003】自動車用エンジンを起動する際には、上記
ドライブシャフト8を図11の左方に押し、上記ピニオ
ンギヤ2を回転方向に変位させつつ前進させて、上記リ
ングギヤ1と噛合させる。そして、上記モータ3により
上記ピニオンギヤ2を介して上記リングギヤ1を回転駆
動し、エンジンを始動させる。エンジンが始動し、上記
ドライブシャフト8の回転速度が、上記モータ3に基づ
く回転速度よりも速くなると、スプリングクラッチであ
る上記オーバランニングクラッチ7の接続が断たれ、起
動したエンジンの回転が上記モータ3に伝わるのを防止
する。更に、上記電動モータ3への通電停止に伴って、
上記ピニオンギヤ2が上記リングギヤ2から退避する。
ドライブシャフト8を図11の左方に押し、上記ピニオ
ンギヤ2を回転方向に変位させつつ前進させて、上記リ
ングギヤ1と噛合させる。そして、上記モータ3により
上記ピニオンギヤ2を介して上記リングギヤ1を回転駆
動し、エンジンを始動させる。エンジンが始動し、上記
ドライブシャフト8の回転速度が、上記モータ3に基づ
く回転速度よりも速くなると、スプリングクラッチであ
る上記オーバランニングクラッチ7の接続が断たれ、起
動したエンジンの回転が上記モータ3に伝わるのを防止
する。更に、上記電動モータ3への通電停止に伴って、
上記ピニオンギヤ2が上記リングギヤ2から退避する。
【0004】自動車用エンジンの起動装置の構造及び作
用は、上述の通りであるが、近年、省エネルギ並びに二
酸化炭素の排出抑制を目的として、自動車が停止した状
態でエンジンもアイドリングさせずに停止させる、アイ
ドリングストップを行なう事が考えられ、一部では実際
に使用されている。この様な機能を持ったアイドリング
ストップ車の場合、自動車が停止すると、車速センサが
検出した、車速ゼロの信号に基づいてエンジンを停止さ
せる。
用は、上述の通りであるが、近年、省エネルギ並びに二
酸化炭素の排出抑制を目的として、自動車が停止した状
態でエンジンもアイドリングさせずに停止させる、アイ
ドリングストップを行なう事が考えられ、一部では実際
に使用されている。この様な機能を持ったアイドリング
ストップ車の場合、自動車が停止すると、車速センサが
検出した、車速ゼロの信号に基づいてエンジンを停止さ
せる。
【0005】これに対して、自動車を再発進させる場合
には、クラッチペダルの動きを検知するクラッチセンサ
(手動変速車の場合)或はアクセルペダルの動きを関知
するアクセルセンサ(自動変速車の場合)からの信号に
基づき、図9(B)に示したフローチャートの様にし
て、上記自動車用エンジンを再起動させる。即ち、クラ
ッチペダル(或はアクセルペダル)が踏み込まれた事を
関知したならば、先ずピニオンギヤ2が前進してリング
ギヤ1と噛合する(図10参照)。次いで、モータ3
(図10)を起動し、上記自動車用エンジンを再起動さ
せた後、上記ピニオンギヤ2を後退させる。
には、クラッチペダルの動きを検知するクラッチセンサ
(手動変速車の場合)或はアクセルペダルの動きを関知
するアクセルセンサ(自動変速車の場合)からの信号に
基づき、図9(B)に示したフローチャートの様にし
て、上記自動車用エンジンを再起動させる。即ち、クラ
ッチペダル(或はアクセルペダル)が踏み込まれた事を
関知したならば、先ずピニオンギヤ2が前進してリング
ギヤ1と噛合する(図10参照)。次いで、モータ3
(図10)を起動し、上記自動車用エンジンを再起動さ
せた後、上記ピニオンギヤ2を後退させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアイドルストッ
プ車の場合、自動車を再発進させる為、クラッチペダル
(或はアクセルペダル)を踏み込んでからエンジンを再
起動させるべくモータ3を起動させるまでの間に、ピニ
オンギヤ2を前進させる必要がある。この為、自動車を
再発進させる為の動作を開始してから実際にエンジンが
再起動するまでの間に存在するタイムラグが大きくな
り、運転者に違和感を与える為、好ましくない。本発明
は、この様な事情に鑑みて、自動車を再発進させる為の
動作を開始してから実際にエンジンが再起動するまでの
間に存在するタイムラグを小さくして、運転者が違和感
を感じる事のない自動車用エンジンの起動装置を実現す
るものである。
プ車の場合、自動車を再発進させる為、クラッチペダル
(或はアクセルペダル)を踏み込んでからエンジンを再
起動させるべくモータ3を起動させるまでの間に、ピニ
オンギヤ2を前進させる必要がある。この為、自動車を
再発進させる為の動作を開始してから実際にエンジンが
再起動するまでの間に存在するタイムラグが大きくな
り、運転者に違和感を与える為、好ましくない。本発明
は、この様な事情に鑑みて、自動車を再発進させる為の
動作を開始してから実際にエンジンが再起動するまでの
間に存在するタイムラグを小さくして、運転者が違和感
を感じる事のない自動車用エンジンの起動装置を実現す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用エンジ
ンの起動装置のうち、請求項1に記載した自動車用エン
ジンの起動装置は、自動車用エンジンのフライホイール
に形成したリングギヤと、円筒状に造られてその外周面
に形成した歯をこのリングギヤと噛合させたピニオンギ
ヤと、このピニオンギヤを駆動する為のモータと、この
モータの出力軸とピニオンギヤとの間に設けられた一方
向クラッチとを備える。そして、この一方向クラッチ
は、上記出力軸からピニオンギヤへの回転力を伝達する
が、このピニオンギヤから出力軸への回転力の伝達は行
なわないものである。
ンの起動装置のうち、請求項1に記載した自動車用エン
ジンの起動装置は、自動車用エンジンのフライホイール
に形成したリングギヤと、円筒状に造られてその外周面
に形成した歯をこのリングギヤと噛合させたピニオンギ
ヤと、このピニオンギヤを駆動する為のモータと、この
モータの出力軸とピニオンギヤとの間に設けられた一方
向クラッチとを備える。そして、この一方向クラッチ
は、上記出力軸からピニオンギヤへの回転力を伝達する
が、このピニオンギヤから出力軸への回転力の伝達は行
なわないものである。
【0008】又、請求項3に記載した自動車用エンジン
の起動装置は、従来から知られている自動車用エンジン
の起動装置と同様に、自動車用エンジンのフライホイー
ルに形成したリングギヤと、軸方向に亙る変位自在で、
この自動車用エンジンを起動する為の前進状態で上記リ
ングギヤと噛合し、この自動車用エンジンが運転してい
る際の後退状態でこのリングギヤとの噛合状態が解除さ
れるピニオンギヤと、このピニオンギヤを回転駆動する
モータとを備える。特に、本発明の自動車用エンジンの
起動装置に於いては、上記ピニオンギヤは、上記自動車
用エンジンの停止後直ちに前進し、この自動車用エンジ
ンを起動させる信号が出される以前から上記リングギヤ
と噛合状態となるものである。
の起動装置は、従来から知られている自動車用エンジン
の起動装置と同様に、自動車用エンジンのフライホイー
ルに形成したリングギヤと、軸方向に亙る変位自在で、
この自動車用エンジンを起動する為の前進状態で上記リ
ングギヤと噛合し、この自動車用エンジンが運転してい
る際の後退状態でこのリングギヤとの噛合状態が解除さ
れるピニオンギヤと、このピニオンギヤを回転駆動する
モータとを備える。特に、本発明の自動車用エンジンの
起動装置に於いては、上記ピニオンギヤは、上記自動車
用エンジンの停止後直ちに前進し、この自動車用エンジ
ンを起動させる信号が出される以前から上記リングギヤ
と噛合状態となるものである。
【0009】
【作用】上述の様に構成する本発明の自動車用エンジン
の起動装置によれば、自動車を再発進させる為、クラッ
チペダル(或はアクセルペダル)を踏み込んでからエン
ジンを再起動させるべくモータを起動させるまでの間
に、ピニオンギヤを前進させる必要がない。この為、自
動車を再発進させる為の動作を開始してから実際にエン
ジンが再起動するまでの間に存在するタイムラグが小さ
くなって、運転者に違和感を与える事がなくなる。
の起動装置によれば、自動車を再発進させる為、クラッ
チペダル(或はアクセルペダル)を踏み込んでからエン
ジンを再起動させるべくモータを起動させるまでの間
に、ピニオンギヤを前進させる必要がない。この為、自
動車を再発進させる為の動作を開始してから実際にエン
ジンが再起動するまでの間に存在するタイムラグが小さ
くなって、運転者に違和感を与える事がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜2は、請求項1〜2に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。エン
ジン9と変速機10との間に設けられ、このエンジン9
のクランクシャフトと共に回転するフライホイール11
の外周縁部に、リングギヤ1を設けている。そして、こ
のリングギヤ1とピニオンギヤ2aとを、常時噛合させ
ている。このピニオンギヤ2aは、全体を円筒状に造ら
れたもので、その外周面に形成した歯を、上記リングギ
ヤ1と噛合させている。
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。エン
ジン9と変速機10との間に設けられ、このエンジン9
のクランクシャフトと共に回転するフライホイール11
の外周縁部に、リングギヤ1を設けている。そして、こ
のリングギヤ1とピニオンギヤ2aとを、常時噛合させ
ている。このピニオンギヤ2aは、全体を円筒状に造ら
れたもので、その外周面に形成した歯を、上記リングギ
ヤ1と噛合させている。
【0011】上記ピニオンギヤ2aの内径側には、この
ピニオンギヤ2aを駆動する為のモータ3の出力軸12
の先端部(図1の左端部)を、このピニオンギヤ2aに
対し同心に挿入している。そして、このピニオンギヤ2
aの内周面と上記出力軸12の外周面との間に、一方向
クラッチであるローラクラッチ13と、それぞれ1対ず
つの、サポート軸受14、14及びシールリング15
a、15bとを設けている。図示の例では、上記ローラ
クラッチ13とサポート軸受14、14とを、同一の外
輪16を共用して構成し、この外輪16を、上記ピニオ
ンギヤ2aに、締り嵌めにより内嵌固定している。
ピニオンギヤ2aを駆動する為のモータ3の出力軸12
の先端部(図1の左端部)を、このピニオンギヤ2aに
対し同心に挿入している。そして、このピニオンギヤ2
aの内周面と上記出力軸12の外周面との間に、一方向
クラッチであるローラクラッチ13と、それぞれ1対ず
つの、サポート軸受14、14及びシールリング15
a、15bとを設けている。図示の例では、上記ローラ
クラッチ13とサポート軸受14、14とを、同一の外
輪16を共用して構成し、この外輪16を、上記ピニオ
ンギヤ2aに、締り嵌めにより内嵌固定している。
【0012】上記ローラクラッチ13を構成する為、上
記外輪16の内周面の軸方向中間部には、それぞれがラ
ンプ部と呼ばれる複数のカム凹部を、円周方向に亙り等
間隔に形成して、上記内周面の軸方向中間部を、カム面
17としている。そして、このカム面17の内径側に、
複数のローラ18、18と、これら各ローラ18、18
を転動並びに円周方向に亙る若干の変位自在に支持する
保持器19とを設けている。この保持器19は、外周縁
部を上記カム面17の一部と係合させて、上記外輪16
に対する相対回転を阻止している。これに対して、上記
保持器19の内周縁と上記出力軸2の外周面との間には
隙間を介在させている。又、上記保持器19と上記各ロ
ーラ18、18との間には、これら各ローラ18、18
を円周方向に関して同方向(上記カム凹部が浅くなる方
向)に押圧する為のばね(図示省略)を設けている。こ
の様なローラクラッチ13の構造及び作用自体は周知で
あるが、本発明の自動車用エンジンの起動装置では、こ
の様なローラクラッチ13を、上記出力軸12から上記
ピニオンギヤ2aへの回転力を伝達するが、このピニオ
ンギヤ2aから出力軸12への回転力の伝達は行なわな
い方向に組み付けている。
記外輪16の内周面の軸方向中間部には、それぞれがラ
ンプ部と呼ばれる複数のカム凹部を、円周方向に亙り等
間隔に形成して、上記内周面の軸方向中間部を、カム面
17としている。そして、このカム面17の内径側に、
複数のローラ18、18と、これら各ローラ18、18
を転動並びに円周方向に亙る若干の変位自在に支持する
保持器19とを設けている。この保持器19は、外周縁
部を上記カム面17の一部と係合させて、上記外輪16
に対する相対回転を阻止している。これに対して、上記
保持器19の内周縁と上記出力軸2の外周面との間には
隙間を介在させている。又、上記保持器19と上記各ロ
ーラ18、18との間には、これら各ローラ18、18
を円周方向に関して同方向(上記カム凹部が浅くなる方
向)に押圧する為のばね(図示省略)を設けている。こ
の様なローラクラッチ13の構造及び作用自体は周知で
あるが、本発明の自動車用エンジンの起動装置では、こ
の様なローラクラッチ13を、上記出力軸12から上記
ピニオンギヤ2aへの回転力を伝達するが、このピニオ
ンギヤ2aから出力軸12への回転力の伝達は行なわな
い方向に組み付けている。
【0013】又、上記各サポート軸受14、14を構成
する為、上記外輪16の軸方向両端部で、上記カム面1
7を軸方向両側から挟む部分は、それぞれ円筒面状の外
輪軌道20、20を形成している。そして、これら各外
輪軌道20、20と上記出力軸12の外周面との間に、
ころ等の転動体21、21を、それぞれ保持器23、2
3により転動自在に保持した状態で複数個ずつ設けて、
それぞれがラジアルころ軸受である、上記各サポート軸
受14、14を構成している。これら各サポート軸受1
4、14は、前記エンジン9の始動時に上記ピニオンギ
ヤ2aに加わるラジアル荷重を支承して、上記ローラク
ラッチ13の破損防止を図る。
する為、上記外輪16の軸方向両端部で、上記カム面1
7を軸方向両側から挟む部分は、それぞれ円筒面状の外
輪軌道20、20を形成している。そして、これら各外
輪軌道20、20と上記出力軸12の外周面との間に、
ころ等の転動体21、21を、それぞれ保持器23、2
3により転動自在に保持した状態で複数個ずつ設けて、
それぞれがラジアルころ軸受である、上記各サポート軸
受14、14を構成している。これら各サポート軸受1
4、14は、前記エンジン9の始動時に上記ピニオンギ
ヤ2aに加わるラジアル荷重を支承して、上記ローラク
ラッチ13の破損防止を図る。
【0014】尚、上記外輪16の両端部には、内向フラ
ンジ状の鍔部22、22を設けて、上記各サポート軸受
14、14の抜け止めを図っている。又、これら各サポ
ート軸受14、14に正のラジアル隙間を設けている。
これら各サポート軸受14、14のラジアル隙間は、上
記ピニオンギヤ2aにラジアル荷重が加わった場合に、
このラジアル荷重を上記ローラクラッチ13に伝達する
事なく支承可能な程度に小さくしている。但し、上記出
力軸12の周囲で上記ピニオンギヤ2aが高速回転し、
上記各転動体21、21が遠心力により上記外輪16の
内周面に押し付けられた場合には、この出力軸12の外
周面と上記各転動体21、21の転動面とが、ラジアル
荷重を支承する部分のみが転がり接触し、他の部分では
擦れ合わない様にしている。
ンジ状の鍔部22、22を設けて、上記各サポート軸受
14、14の抜け止めを図っている。又、これら各サポ
ート軸受14、14に正のラジアル隙間を設けている。
これら各サポート軸受14、14のラジアル隙間は、上
記ピニオンギヤ2aにラジアル荷重が加わった場合に、
このラジアル荷重を上記ローラクラッチ13に伝達する
事なく支承可能な程度に小さくしている。但し、上記出
力軸12の周囲で上記ピニオンギヤ2aが高速回転し、
上記各転動体21、21が遠心力により上記外輪16の
内周面に押し付けられた場合には、この出力軸12の外
周面と上記各転動体21、21の転動面とが、ラジアル
荷重を支承する部分のみが転がり接触し、他の部分では
擦れ合わない様にしている。
【0015】更に、上記ピニオンギヤ2aの両端部内周
面と上記出力軸12の外周面との間には、それぞれシー
ルリング15a、15bを設けて、上記ローラクラッチ
13及び上記各サポート軸受14、14部分に充填した
グリースの漏洩防止を図っている。尚、上記各シールリ
ング15a、15bを装着する上記ピニオンギヤ2aの
両端部のうち、先端部(図1〜2の左端部)は、上記外
輪16の端部を突き当てる為、小径にしている。これに
対して基端部(図1〜2の右端部)は、上記外輪16の
圧入を自在とする為、大径にしている。
面と上記出力軸12の外周面との間には、それぞれシー
ルリング15a、15bを設けて、上記ローラクラッチ
13及び上記各サポート軸受14、14部分に充填した
グリースの漏洩防止を図っている。尚、上記各シールリ
ング15a、15bを装着する上記ピニオンギヤ2aの
両端部のうち、先端部(図1〜2の左端部)は、上記外
輪16の端部を突き当てる為、小径にしている。これに
対して基端部(図1〜2の右端部)は、上記外輪16の
圧入を自在とする為、大径にしている。
【0016】上述の様に構成する本発明の自動車用エン
ジンの起動装置によれば、自動車を再発進させる為、ク
ラッチペダル(或はアクセルペダル)を踏み込んでから
エンジン9を再起動させるべくモータ3を起動させるま
での間に、ピニオンギヤ2aを前進させる必要がない。
即ち、このピニオンギヤ2aは、前記リングギヤ1と常
時噛合したままであるから、自動車を再発進させる動作
に基づいて生じる信号により上記モータ3を起動さえす
れば、上記エンジン9の再起動を行なえる。この為、自
動車を再発進させる為の動作を開始してから実際にエン
ジン9が再始動するまでの間に存在するタイムラグが小
さくなって、運転者に違和感を与える事がなくなる。
ジンの起動装置によれば、自動車を再発進させる為、ク
ラッチペダル(或はアクセルペダル)を踏み込んでから
エンジン9を再起動させるべくモータ3を起動させるま
での間に、ピニオンギヤ2aを前進させる必要がない。
即ち、このピニオンギヤ2aは、前記リングギヤ1と常
時噛合したままであるから、自動車を再発進させる動作
に基づいて生じる信号により上記モータ3を起動さえす
れば、上記エンジン9の再起動を行なえる。この為、自
動車を再発進させる為の動作を開始してから実際にエン
ジン9が再始動するまでの間に存在するタイムラグが小
さくなって、運転者に違和感を与える事がなくなる。
【0017】エンジンが再起動し、上記ピニオンギヤ2
aの回転速度が、前記出力軸12の回転速度よりも速く
なると、前記ローラクラッチ13の接続が断たれ、起動
したエンジンの回転が上記モータ3に伝わるのを防止す
る。更に上記ピニオンギヤ2aの回転速度が上昇する
と、上記ローラクラッチ13を構成する各ローラ18、
18が、遠心力により前記図示しないばねの弾力に抗し
て前記図示しないカム凹部の底部(最深部)に移動す
る。そして、上記各ローラ18、18の転動面と上記出
力軸12の外周面とが離隔し、これら両面同士が互いに
摩擦し合う事を防止する。この結果、上記ピニオンギヤ
2aの高速回転(最大で70000〜80000r.p.m.
に達する場合もある)に拘らず、上記ローラクラッチ1
3が焼き付く事はない。
aの回転速度が、前記出力軸12の回転速度よりも速く
なると、前記ローラクラッチ13の接続が断たれ、起動
したエンジンの回転が上記モータ3に伝わるのを防止す
る。更に上記ピニオンギヤ2aの回転速度が上昇する
と、上記ローラクラッチ13を構成する各ローラ18、
18が、遠心力により前記図示しないばねの弾力に抗し
て前記図示しないカム凹部の底部(最深部)に移動す
る。そして、上記各ローラ18、18の転動面と上記出
力軸12の外周面とが離隔し、これら両面同士が互いに
摩擦し合う事を防止する。この結果、上記ピニオンギヤ
2aの高速回転(最大で70000〜80000r.p.m.
に達する場合もある)に拘らず、上記ローラクラッチ1
3が焼き付く事はない。
【0018】次に、図3は、請求項1〜2に対応する。
本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合
には、モータ3の出力軸12とピニオンギヤ2aの内径
側に挿入したドライブシャフト8aとの間に、駆動歯車
24とアイドル歯車25と従動歯車26とから成る減速
装置27を設けている。この為、上記出力軸12の回転
力は、(例えば4〜5程度の減速比で)減速されると共
にトルクを増大されてから、上記ドライブシャフト8a
に伝達され、このドライブシャフト8aの周囲に配置し
た上記ピニオンギヤ2aにより、リングギヤ1(図1参
照)を回転駆動する。
本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合
には、モータ3の出力軸12とピニオンギヤ2aの内径
側に挿入したドライブシャフト8aとの間に、駆動歯車
24とアイドル歯車25と従動歯車26とから成る減速
装置27を設けている。この為、上記出力軸12の回転
力は、(例えば4〜5程度の減速比で)減速されると共
にトルクを増大されてから、上記ドライブシャフト8a
に伝達され、このドライブシャフト8aの周囲に配置し
た上記ピニオンギヤ2aにより、リングギヤ1(図1参
照)を回転駆動する。
【0019】この様に、上記出力軸12の回転速度を低
くすると共にトルクを増大してから上記ピニオンギヤ2
aに伝達するので、このピニオン2aと上記リングギヤ
1との間の減速比を、上述した第1例の場合に比べて小
さくできる。この為、エンジンが起動した後、上記リン
グギヤ1がエンジンにより回転駆動される状態での、上
記ピニオンギヤ2aの回転速度を、上述した第1例の場
合に比べて(上記減速比に見合う分だけ)小さくでき
る。尚、上記出力軸12とドライブシャフト8aとの間
に設ける減速機としては、図示の様な構造に限らず、遊
星歯車式等、他の構造のものでも良い。遊星歯車式の減
速機を使用すれば、上記出力軸12とドライブシャフト
8aとを同軸に配置して、自動車用エンジンの起動装置
の小型化を図れる。その他の構成及び作用は、前述した
第1例の場合と同様である。
くすると共にトルクを増大してから上記ピニオンギヤ2
aに伝達するので、このピニオン2aと上記リングギヤ
1との間の減速比を、上述した第1例の場合に比べて小
さくできる。この為、エンジンが起動した後、上記リン
グギヤ1がエンジンにより回転駆動される状態での、上
記ピニオンギヤ2aの回転速度を、上述した第1例の場
合に比べて(上記減速比に見合う分だけ)小さくでき
る。尚、上記出力軸12とドライブシャフト8aとの間
に設ける減速機としては、図示の様な構造に限らず、遊
星歯車式等、他の構造のものでも良い。遊星歯車式の減
速機を使用すれば、上記出力軸12とドライブシャフト
8aとを同軸に配置して、自動車用エンジンの起動装置
の小型化を図れる。その他の構成及び作用は、前述した
第1例の場合と同様である。
【0020】次に、図4は、請求項1〜2に対応する、
本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2bの基端部(図4の右端部)内周
面と出力軸12(或はドライブシャフト8a。以下同
じ。)の中間部外周面との間に、深溝型の玉軸受28を
設けている。この玉軸受28を構成する内輪29は、上
記出力軸12の中間部外周面に係止した1対の止め輪3
0、30により、軸方向に亙る位置決めを図っている。
又、上記玉軸受28を構成する外輪36は、上記ピニオ
ンギヤ2bの内周面基端寄り部分に形成した段部31と
内周面基端部に係止した止め輪32との間で挟持して、
軸方向に亙る位置決めを図っている。従って、上記ピニ
オンギヤ2bは、上記玉軸受28により、軸方向に亙る
位置決めを図られている。その他の構成及び作用は、前
述した第1例或は上述した第2例と同様である。
本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2bの基端部(図4の右端部)内周
面と出力軸12(或はドライブシャフト8a。以下同
じ。)の中間部外周面との間に、深溝型の玉軸受28を
設けている。この玉軸受28を構成する内輪29は、上
記出力軸12の中間部外周面に係止した1対の止め輪3
0、30により、軸方向に亙る位置決めを図っている。
又、上記玉軸受28を構成する外輪36は、上記ピニオ
ンギヤ2bの内周面基端寄り部分に形成した段部31と
内周面基端部に係止した止め輪32との間で挟持して、
軸方向に亙る位置決めを図っている。従って、上記ピニ
オンギヤ2bは、上記玉軸受28により、軸方向に亙る
位置決めを図られている。その他の構成及び作用は、前
述した第1例或は上述した第2例と同様である。
【0021】次に、図5は、請求項1〜2に対応する、
本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2cの先端部(図5の左端部)内周
面と出力軸12の中間部外周面との間に、深溝型の玉軸
受28を設けている。この玉軸受28を構成する内輪2
9は、上記出力軸12の中間部外周面に形成した段部3
3とこの出力軸12の先端部外周面に係止した止め輪3
0との間で挟持して、軸方向に亙る位置決めを図ってい
る。又、上記玉軸受28を構成する外輪36は、上記ピ
ニオンギヤ2cに締り嵌めにより内嵌固定している。従
って、上記ピニオンギヤ2cは、上記玉軸受28によ
り、軸方向に亙る位置決めを図られている。又、本例の
場合には、ローラクラッチ13と上記玉軸受28との間
のサポート軸受は省略し、その分、外輪16aの軸方向
寸法を短くしている。尚、図示の例では、この玉軸受2
8の両端開口部にそれそれシールリング34a、34b
を装着しているが、この玉軸受28を潤滑するグリース
と、上記ローラクラッチ13及びサポート軸受14を潤
滑するグリースとが同種の場合には、このローラクラッ
チ13側のシールリング34bは省略しても良い。その
他の構成及び作用は、前述した第1例或は第2例と同様
である。
本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2cの先端部(図5の左端部)内周
面と出力軸12の中間部外周面との間に、深溝型の玉軸
受28を設けている。この玉軸受28を構成する内輪2
9は、上記出力軸12の中間部外周面に形成した段部3
3とこの出力軸12の先端部外周面に係止した止め輪3
0との間で挟持して、軸方向に亙る位置決めを図ってい
る。又、上記玉軸受28を構成する外輪36は、上記ピ
ニオンギヤ2cに締り嵌めにより内嵌固定している。従
って、上記ピニオンギヤ2cは、上記玉軸受28によ
り、軸方向に亙る位置決めを図られている。又、本例の
場合には、ローラクラッチ13と上記玉軸受28との間
のサポート軸受は省略し、その分、外輪16aの軸方向
寸法を短くしている。尚、図示の例では、この玉軸受2
8の両端開口部にそれそれシールリング34a、34b
を装着しているが、この玉軸受28を潤滑するグリース
と、上記ローラクラッチ13及びサポート軸受14を潤
滑するグリースとが同種の場合には、このローラクラッ
チ13側のシールリング34bは省略しても良い。その
他の構成及び作用は、前述した第1例或は第2例と同様
である。
【0022】次に、図6は、請求項1〜2に対応する、
本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2dの基端側に設けるシールリング
15cを、外輪16bの内周面と出力軸12の中間部外
周面との間に設けている。その他の構成及び作用は、上
述した第4例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2dの基端側に設けるシールリング
15cを、外輪16bの内周面と出力軸12の中間部外
周面との間に設けている。その他の構成及び作用は、上
述した第4例の場合と同様である。
【0023】次に、図7は、請求項1〜2に対応する、
本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場
合、ピニオンギヤ2eの中間部内周面に内嵌固定した外
輪16cの内径側にはローラクラッチ13のみを設け、
このローラクラッチ13の軸方向両側に設けた1対の玉
軸受28、28を、サポート軸受としている。これら各
玉軸受28、28を構成する各内輪29、29は、出力
軸12の中間部外周面に形成した段部33、33とこの
出力軸12の先端部外周面若しくは中間部に係止した止
め輪30、30との間で挟持して、軸方向に亙る位置決
めを図っている。又、上記各玉軸受28、28を構成す
る外輪36、36は、上記ピニオンギヤ2eに締り嵌め
により内嵌固定している。尚、これら各玉軸受28、2
8の両端開口部に装着したシールリング34a、34b
のうち、上記ローラクラッチ13側のシールリング34
b、34bは省略しても良い。その他の構成及び作用
は、前述した第1例或は第2例と同様である。
本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場
合、ピニオンギヤ2eの中間部内周面に内嵌固定した外
輪16cの内径側にはローラクラッチ13のみを設け、
このローラクラッチ13の軸方向両側に設けた1対の玉
軸受28、28を、サポート軸受としている。これら各
玉軸受28、28を構成する各内輪29、29は、出力
軸12の中間部外周面に形成した段部33、33とこの
出力軸12の先端部外周面若しくは中間部に係止した止
め輪30、30との間で挟持して、軸方向に亙る位置決
めを図っている。又、上記各玉軸受28、28を構成す
る外輪36、36は、上記ピニオンギヤ2eに締り嵌め
により内嵌固定している。尚、これら各玉軸受28、2
8の両端開口部に装着したシールリング34a、34b
のうち、上記ローラクラッチ13側のシールリング34
b、34bは省略しても良い。その他の構成及び作用
は、前述した第1例或は第2例と同様である。
【0024】次に、図8は、請求項1〜2に対応する、
本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2fの内周面中間部と出力軸12の
中間部外周面との間に装着する一方向クラッチとして、
スプラグクラッチ或はカムクラッチ35を使用してい
る。このスプラグクラッチ或はカムクラッチ35とし
て、高速回転時に、スプラグ又はカムが、遠心力に基づ
いて外径側に変位し、これらスプラグ又はカムと上記出
力軸12の外周面とが離隔する、所謂ディスエンゲージ
型のものを使用する。従って、エンジンの起動後、この
エンジンが高速回転した場合に、上記スプラグ又はカム
と上記出力軸12の外周面とが擦れ合う事がなくなる。
本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合
には、ピニオンギヤ2fの内周面中間部と出力軸12の
中間部外周面との間に装着する一方向クラッチとして、
スプラグクラッチ或はカムクラッチ35を使用してい
る。このスプラグクラッチ或はカムクラッチ35とし
て、高速回転時に、スプラグ又はカムが、遠心力に基づ
いて外径側に変位し、これらスプラグ又はカムと上記出
力軸12の外周面とが離隔する、所謂ディスエンゲージ
型のものを使用する。従って、エンジンの起動後、この
エンジンが高速回転した場合に、上記スプラグ又はカム
と上記出力軸12の外周面とが擦れ合う事がなくなる。
【0025】尚、本例を実施する場合に、ピニオンギヤ
2fの内周面中間部と出力軸12の中間部外周面とのう
ちの一方又は双方に、硬質金属製で円筒状のスリーブを
嵌合固定しても良い。但し、図示の例では、上記ピニオ
ンギヤ2fの内周面中間部及び出力軸12の中間部外周
面を高周波焼き入れ、浸炭窒化処理等により(例えばHR
c55以上に)硬化させて、上記スリーブを省略してい
る。その他の構成及び作用は、上述した第6例の場合と
同様である。
2fの内周面中間部と出力軸12の中間部外周面とのう
ちの一方又は双方に、硬質金属製で円筒状のスリーブを
嵌合固定しても良い。但し、図示の例では、上記ピニオ
ンギヤ2fの内周面中間部及び出力軸12の中間部外周
面を高周波焼き入れ、浸炭窒化処理等により(例えばHR
c55以上に)硬化させて、上記スリーブを省略してい
る。その他の構成及び作用は、上述した第6例の場合と
同様である。
【0026】次に、請求項3に記載した発明に就いて、
図9(A)及び図10〜11を参照しつつ説明する。ア
イドルストップ車が停止すると、車速センサからの信号
に基づき、イグニッションスイッチがONであるにも拘
らず、エンジンが停止する。但し、請求項3に記載した
発明の場合には、上記イグニッションスイッチがONで
ある場合には、エンジンの停止後、直ちにドライブシャ
フト8を図11の左方に押し、ピニオンギヤ2を回転方
向に変位させつつ前進させて、リングギヤ1と噛合さ
せ、そのままの状態で待機させる。
図9(A)及び図10〜11を参照しつつ説明する。ア
イドルストップ車が停止すると、車速センサからの信号
に基づき、イグニッションスイッチがONであるにも拘
らず、エンジンが停止する。但し、請求項3に記載した
発明の場合には、上記イグニッションスイッチがONで
ある場合には、エンジンの停止後、直ちにドライブシャ
フト8を図11の左方に押し、ピニオンギヤ2を回転方
向に変位させつつ前進させて、リングギヤ1と噛合さ
せ、そのままの状態で待機させる。
【0027】そして、クラッチペダルが踏み込まれる、
アクセルペダルが踏み込まれる等の発進動作が行なわれ
た場合には、モータ3を起動して、上記ピニオンギヤ2
を介して上記リングギヤ1を回転駆動し、エンジンを再
起動させる。発進動作を関知してからモータ3を起動す
るまでの間に、上記ピニオンギヤを前進させる等の動作
を行なう事はないので、自動車を再発進させる為の動作
を開始してから実際にエンジンが再起動するまでの間に
存在するタイムラグが小さくなって、運転者に違和感を
与える事がなくなる。この様にしてエンジンが再起動
し、上記ドライブシャフト8の回転速度が、上記モータ
3に基づく回転速度よりも速くなると、オーバランニン
グクラッチ7の接続が断たれ、起動したエンジンの回転
が上記モータ3に伝わるのを防止する。更に、上記電動
モータ3への通電停止に伴って、上記ピニオンギヤ2が
上記リングギヤ1から退避する。
アクセルペダルが踏み込まれる等の発進動作が行なわれ
た場合には、モータ3を起動して、上記ピニオンギヤ2
を介して上記リングギヤ1を回転駆動し、エンジンを再
起動させる。発進動作を関知してからモータ3を起動す
るまでの間に、上記ピニオンギヤを前進させる等の動作
を行なう事はないので、自動車を再発進させる為の動作
を開始してから実際にエンジンが再起動するまでの間に
存在するタイムラグが小さくなって、運転者に違和感を
与える事がなくなる。この様にしてエンジンが再起動
し、上記ドライブシャフト8の回転速度が、上記モータ
3に基づく回転速度よりも速くなると、オーバランニン
グクラッチ7の接続が断たれ、起動したエンジンの回転
が上記モータ3に伝わるのを防止する。更に、上記電動
モータ3への通電停止に伴って、上記ピニオンギヤ2が
上記リングギヤ1から退避する。
【0028】
【発明の効果】本発明の自動車用エンジンの起動装置
は、以上に述べた通り構成され作用するので、例えばア
イドリングストップ車に組み込んで、発進動作を円滑に
行なわせる事ができる。そして、アイドルストップ車の
普及を通じて、大気浄化と二酸化炭素の低減とに貢献で
きる。
は、以上に述べた通り構成され作用するので、例えばア
イドリングストップ車に組み込んで、発進動作を円滑に
行なわせる事ができる。そして、アイドルストップ車の
普及を通じて、大気浄化と二酸化炭素の低減とに貢献で
きる。
【図1】本発明の実施の形態の第1例を、一部を簡略化
して示す部分断面図。
して示す部分断面図。
【図2】図1の中央上部のみを取り出して示す拡大断面
図。
図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例の要部のみを取り
出して示す、部分断面図。
出して示す、部分断面図。
【図4】本発明の実施の形態の第3例を示す、図2と同
様の図。
様の図。
【図5】同第4例を示す、図2と同様の図。
【図6】同第5例を示す、図2と同様の図。
【図7】同第6例を示す、図2と同様の図。
【図8】同第7例を示す、図2と同様の図。
【図9】(A)は請求項3に記載した発明の動作を、
(B)は従来装置の動作を、それぞれ示すフローチャー
ト。
(B)は従来装置の動作を、それぞれ示すフローチャー
ト。
【図10】従来から知られている自動車用エンジンの起
動装置の要部斜視図。
動装置の要部斜視図。
【図11】ピニオンギヤ及びオーバランニングクラッチ
の半部切断面図。
の半部切断面図。
1 リングギヤ 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f ピニオンギ
ヤ 3 モータ 4 駆動ギヤ 5 アイドルギヤ 6 アウターギヤ 7 オーバランニングクラッチ 8、8a ドライブシャフト 9 エンジン 10 変速機 11 フライホール 12 出力軸 13 ローラクラッチ 14 サポート軸受 15a、15b、15c シールリング 16、16a、16b、16c 外輪 17 カム面 18 ローラ 19 保持器 20 外輪軌道 21 転動体 22 鍔部 23 保持器 24 駆動歯車 25 アイドル歯車 26 従動歯車 27 減速装置 28 玉軸受 29 内輪 30 止め輪 31 段部 32 止め輪 33 段部 34a、34b シールリング 35 スプラグクラッチ或はカムクラッチ 36 外輪 37 スプラインチューブ
ヤ 3 モータ 4 駆動ギヤ 5 アイドルギヤ 6 アウターギヤ 7 オーバランニングクラッチ 8、8a ドライブシャフト 9 エンジン 10 変速機 11 フライホール 12 出力軸 13 ローラクラッチ 14 サポート軸受 15a、15b、15c シールリング 16、16a、16b、16c 外輪 17 カム面 18 ローラ 19 保持器 20 外輪軌道 21 転動体 22 鍔部 23 保持器 24 駆動歯車 25 アイドル歯車 26 従動歯車 27 減速装置 28 玉軸受 29 内輪 30 止め輪 31 段部 32 止め輪 33 段部 34a、34b シールリング 35 スプラグクラッチ或はカムクラッチ 36 外輪 37 スプラインチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉場 岳雪 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 岩本 章 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車用エンジンのフライホイールに形
成したリングギヤと、円筒状に造られてその外周面に形
成した歯をこのリングギヤと噛合させたピニオンギヤ
と、このピニオンギヤを駆動する為のモータと、このモ
ータの出力軸とピニオンギヤとの間に設けられた一方向
クラッチとを備え、この一方向クラッチは、上記出力軸
からピニオンギヤへの回転力を伝達するが、このピニオ
ンギヤから出力軸への回転力の伝達は行なわないもので
ある自動車用エンジンの起動装置。 - 【請求項2】 一方向クラッチは、ディスエンゲージ型
のスプラグクラッチ、ディスエンゲージ型のカムクラッ
チ、外輪の内周面にカム面を形成したローラクラッチの
うちから選択される、遠心力が動力の伝達を断つ方向に
作用する構造のものである、請求項1に記載した自動車
用エンジンの起動装置。 - 【請求項3】 自動車用エンジンのフライホイールに形
成したリングギヤと、軸方向に亙る変位自在で、この自
動車用エンジンを起動する為の前進状態で上記リングギ
ヤと噛合し、この自動車用エンジンが運転している際の
後退状態でこのリングギヤとの噛合状態が解除されるピ
ニオンギヤと、このピニオンギヤを回転駆動するモータ
とを備えた自動車用エンジンの起動装置に於いて、上記
ピニオンギヤは、上記自動車用エンジンの停止後直ちに
前進し、この自動車用エンジンを起動させる信号が出さ
れる以前から上記リングギヤと噛合状態となるものであ
る事を特徴とする自動車用エンジンの起動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109111A JP2000297730A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 自動車用エンジンの起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109111A JP2000297730A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 自動車用エンジンの起動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000297730A true JP2000297730A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14501851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109111A Pending JP2000297730A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 自動車用エンジンの起動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000297730A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002090796A1 (fr) * | 2001-04-18 | 2002-11-14 | Nsk Ltd. | Demarreur de moteur |
| JPWO2003067128A1 (ja) * | 2002-01-21 | 2005-06-02 | 日本精工株式会社 | エンジン始動用ローラクラッチ内蔵型回転伝達装置 |
| DE102008003201A1 (de) | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Denso Corp., Kariya | Maschinenstartvorrichtung |
| CN101865064A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 通用汽车环球科技运作公司 | 发动机起动装置 |
| WO2016022810A1 (en) * | 2014-08-07 | 2016-02-11 | Borgwarner Inc. | Flexplate assembly and systems incorporating the same |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109111A patent/JP2000297730A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002090796A1 (fr) * | 2001-04-18 | 2002-11-14 | Nsk Ltd. | Demarreur de moteur |
| JPWO2003067128A1 (ja) * | 2002-01-21 | 2005-06-02 | 日本精工株式会社 | エンジン始動用ローラクラッチ内蔵型回転伝達装置 |
| DE102008003201A1 (de) | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Denso Corp., Kariya | Maschinenstartvorrichtung |
| DE102008003201B4 (de) * | 2007-01-31 | 2015-09-03 | Denso Corporation | Maschinenstartvorrichtung |
| CN101865064A (zh) * | 2009-04-16 | 2010-10-20 | 通用汽车环球科技运作公司 | 发动机起动装置 |
| WO2016022810A1 (en) * | 2014-08-07 | 2016-02-11 | Borgwarner Inc. | Flexplate assembly and systems incorporating the same |
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