JP2000297767A - 回転形流体機械 - Google Patents
回転形流体機械Info
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作用室を区切るシール体を、摩擦抵抗が小さ
くかつ円滑に移動でき、簡単かつ確実にシールができる
ようにする。 【解決手段】 ケーシング2に吸入口3及び吐出口4と
それらと連通する円形状の作用室5とを形成し、この作
用室5内に内周面5A中心から偏心した軸芯6aを有す
る偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ6内に周方向等
間隔でかつその偏心軸芯6aを通る複数の放射溝7を形
成し、この各放射溝7内に作用室内周面5Aと内接転動
するシール転動体8を設け、前記偏心ロータ6内に作用
室内周面5Aと同芯でかつ全シール転動体8と当接する
中心円形体9を設ける。
くかつ円滑に移動でき、簡単かつ確実にシールができる
ようにする。 【解決手段】 ケーシング2に吸入口3及び吐出口4と
それらと連通する円形状の作用室5とを形成し、この作
用室5内に内周面5A中心から偏心した軸芯6aを有す
る偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ6内に周方向等
間隔でかつその偏心軸芯6aを通る複数の放射溝7を形
成し、この各放射溝7内に作用室内周面5Aと内接転動
するシール転動体8を設け、前記偏心ロータ6内に作用
室内周面5Aと同芯でかつ全シール転動体8と当接する
中心円形体9を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ、モータ、
ブロア等の、回転エネルギを気体、液体等の流体のエネ
ルギに変換する回転形流体機械に関する。
ブロア等の、回転エネルギを気体、液体等の流体のエネ
ルギに変換する回転形流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】円形状の作用室を有する回転形流体機械
としては、ベーン形圧縮機が知られている。このベーン
形圧縮機は、偏心ロータをケーシングの作用室内に偏心
的に配置し、この偏心ロータに多数枚の羽根を放射状に
はめ込みかつ移動自在とし、この羽根を回転の遠心力又
はスプリング力で作用室内周面に摺接させ、偏心ロータ
とケーシングと羽根とで区切られる作用室の離心度に応
じた容積変化により、流体を圧送するように構成されて
いる。
としては、ベーン形圧縮機が知られている。このベーン
形圧縮機は、偏心ロータをケーシングの作用室内に偏心
的に配置し、この偏心ロータに多数枚の羽根を放射状に
はめ込みかつ移動自在とし、この羽根を回転の遠心力又
はスプリング力で作用室内周面に摺接させ、偏心ロータ
とケーシングと羽根とで区切られる作用室の離心度に応
じた容積変化により、流体を圧送するように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、偏心ロータの回転に伴い、羽根は先端がケーシング
の作用室内周面と摺接すると共に側面が放射方向移動に
より偏心ロータと摺接するものであるため、摩擦抵抗が
常に大きく、羽根の移動に支障を来したり、焼き付きを
発生したりすることがあり、また、羽根先端のシールが
困難で、特殊なシール手段を施したり、構造も複雑にな
っている。本発明は、前記従来技術の問題点を解決でき
るようにした回転形流体機械を提供することを目的とす
る。
は、偏心ロータの回転に伴い、羽根は先端がケーシング
の作用室内周面と摺接すると共に側面が放射方向移動に
より偏心ロータと摺接するものであるため、摩擦抵抗が
常に大きく、羽根の移動に支障を来したり、焼き付きを
発生したりすることがあり、また、羽根先端のシールが
困難で、特殊なシール手段を施したり、構造も複雑にな
っている。本発明は、前記従来技術の問題点を解決でき
るようにした回転形流体機械を提供することを目的とす
る。
【0004】本発明は、偏心ロータ内の複数の放射溝に
作用室内周面と内接転動するシール転動体を設け、かつ
この全シール転動体と当接する中心円形体を設けること
により、シール転動体の摩擦抵抗が小さくかつ円滑に移
動でき、シールが簡単かつ確実にできるようにした回転
形流体機械を提供することを目的とする。
作用室内周面と内接転動するシール転動体を設け、かつ
この全シール転動体と当接する中心円形体を設けること
により、シール転動体の摩擦抵抗が小さくかつ円滑に移
動でき、シールが簡単かつ確実にできるようにした回転
形流体機械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、ケーシング2に吸入口3
及び吐出口4とそれらと連通する円形状の作用室5とを
形成し、この作用室5内に内周面5A中心から偏心した
軸芯6aを有する偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ
6内に周方向等間隔でかつその偏心軸芯6aを通る複数
の放射溝7を形成し、この各放射溝7内に作用室内周面
5Aと内接転動するシール転動体8を設け、前記偏心ロ
ータ6内に作用室内周面5Aと同芯でかつ全シール転動
体8と当接する中心円形体9を設けていることである。
のための第1の具体的手段は、ケーシング2に吸入口3
及び吐出口4とそれらと連通する円形状の作用室5とを
形成し、この作用室5内に内周面5A中心から偏心した
軸芯6aを有する偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ
6内に周方向等間隔でかつその偏心軸芯6aを通る複数
の放射溝7を形成し、この各放射溝7内に作用室内周面
5Aと内接転動するシール転動体8を設け、前記偏心ロ
ータ6内に作用室内周面5Aと同芯でかつ全シール転動
体8と当接する中心円形体9を設けていることである。
【0006】これによって、偏心ロータ6が回転する
と、それに伴ってシール転動体8が作用室内周面5Aに
自転転動しながら公転し、ケーシング2と偏心ロータ6
と2つのシール転動体8とで区切った作用室5を離心度
に応じた容積に変化させ、吸入口3から吸入した流体を
吐出口4側へ圧送する。前記全シール転動体8は作用室
内周面5Aと転動すると同時に中心円形体9とも転動し
ており、全シール転動体8と中心円形体9とは線接触し
て転動するが相対位置関係は普遍であり、偏心ロータ6
に対して放射溝7の壁面に線接触で摺接しかつ偏心軸芯
6a側から放射方向に往復移動する。
と、それに伴ってシール転動体8が作用室内周面5Aに
自転転動しながら公転し、ケーシング2と偏心ロータ6
と2つのシール転動体8とで区切った作用室5を離心度
に応じた容積に変化させ、吸入口3から吸入した流体を
吐出口4側へ圧送する。前記全シール転動体8は作用室
内周面5Aと転動すると同時に中心円形体9とも転動し
ており、全シール転動体8と中心円形体9とは線接触し
て転動するが相対位置関係は普遍であり、偏心ロータ6
に対して放射溝7の壁面に線接触で摺接しかつ偏心軸芯
6a側から放射方向に往復移動する。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記シール転
動体8と中心円形体9の内、少なくともシール転動体8
を円筒体で形成していることである。これによって、シ
ール転動体8と中心円形体9の内、少なくともシール転
動体8を軽量でかつ安価に製作可能になる。本発明にお
ける課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2
の具体的手段に加えて、前記放射溝7を2、3又は4本
形成し、中心円形体9をシール転動体8と略同一径に形
成していることである。
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記シール転
動体8と中心円形体9の内、少なくともシール転動体8
を円筒体で形成していることである。これによって、シ
ール転動体8と中心円形体9の内、少なくともシール転
動体8を軽量でかつ安価に製作可能になる。本発明にお
ける課題解決のための第3の具体的手段は、第1又は2
の具体的手段に加えて、前記放射溝7を2、3又は4本
形成し、中心円形体9をシール転動体8と略同一径に形
成していることである。
【0008】これによって、シール転動体8と中心円形
体9とを略同一径に形成可能になり、シール転動体8は
中心円形体9とも円滑に転がり接触し、摩擦抵抗が小さ
く、より安価に製作可能になる。
体9とを略同一径に形成可能になり、シール転動体8は
中心円形体9とも円滑に転がり接触し、摩擦抵抗が小さ
く、より安価に製作可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、2に示す第1の実施の形態
において、回転形流体機械1Aは、主に液圧ポンプ、液
圧モータとして利用されるものであり、ケーシング2は
据え付け台12によって据え付け可能になっている。ケ
ーシング2は、略円形のケーシング本体2A内に円形の
内周面5Aを有する作用室5を形成し、この作用室5に
連通する吸入口3及び吐出口4を形成し、蓋体13で作
用室5を閉鎖している。この蓋体13はケーシング本体
2Aと共締めで据え付け台2にボルト固定される。
に基づいて説明する。図1、2に示す第1の実施の形態
において、回転形流体機械1Aは、主に液圧ポンプ、液
圧モータとして利用されるものであり、ケーシング2は
据え付け台12によって据え付け可能になっている。ケ
ーシング2は、略円形のケーシング本体2A内に円形の
内周面5Aを有する作用室5を形成し、この作用室5に
連通する吸入口3及び吐出口4を形成し、蓋体13で作
用室5を閉鎖している。この蓋体13はケーシング本体
2Aと共締めで据え付け台2にボルト固定される。
【0010】前記作用室5内には偏心ロータ6が回転自
在に配置されており、この偏心ロータ6は、内周面5A
の中心Pから距離Lだけ偏心した偏心軸芯6aを有し、
かつ内周面5Aの内径より距離Lの2倍だけ直径が小径
になっている。この偏心ロータ6のロータ軸6Aは偏心
軸芯6aと同芯に位置し、かつケーシング本体2Aに軸
受14を介して回転自在に支持され、外部の電動モータ
等の駆動源と連結される。15は軸シールを示してい
る。偏心ロータ6は、円形体の1側面に偏心軸芯6aを
通る直径方向溝が十字状に形成され、すなわち、偏心軸
芯6aから外周面まで放射状でかつ周方向等間隔の4本
の放射溝7が形成されており、この各放射溝7内にシー
ル転動体8が配置され、4個のシール転動体8の中央に
中心円形体9が配置されている。
在に配置されており、この偏心ロータ6は、内周面5A
の中心Pから距離Lだけ偏心した偏心軸芯6aを有し、
かつ内周面5Aの内径より距離Lの2倍だけ直径が小径
になっている。この偏心ロータ6のロータ軸6Aは偏心
軸芯6aと同芯に位置し、かつケーシング本体2Aに軸
受14を介して回転自在に支持され、外部の電動モータ
等の駆動源と連結される。15は軸シールを示してい
る。偏心ロータ6は、円形体の1側面に偏心軸芯6aを
通る直径方向溝が十字状に形成され、すなわち、偏心軸
芯6aから外周面まで放射状でかつ周方向等間隔の4本
の放射溝7が形成されており、この各放射溝7内にシー
ル転動体8が配置され、4個のシール転動体8の中央に
中心円形体9が配置されている。
【0011】全シール転動体8は同一外径で、円筒体、
例えば、パイプ材を輪切りして形成されており、作用室
5の内周面5Aと当接していて転動可能になっている。
このシール転動体8は円筒体であっても、その軸方向端
面はケーシング本体2A及び蓋体13に摺接しているの
で、円筒体内部に流体が流入することはないが、その端
面を閉鎖しておいてもよい。中心円形体9はシール転動
体8と略同一外径の金属製円筒体又は円形体であり、4
個のシール転動体8と同時に転動可能に当接することに
より、全シール転動体8の中心にあり、その軸芯は内周
面中心Pに位置している。
例えば、パイプ材を輪切りして形成されており、作用室
5の内周面5Aと当接していて転動可能になっている。
このシール転動体8は円筒体であっても、その軸方向端
面はケーシング本体2A及び蓋体13に摺接しているの
で、円筒体内部に流体が流入することはないが、その端
面を閉鎖しておいてもよい。中心円形体9はシール転動
体8と略同一外径の金属製円筒体又は円形体であり、4
個のシール転動体8と同時に転動可能に当接することに
より、全シール転動体8の中心にあり、その軸芯は内周
面中心Pに位置している。
【0012】すなわち、直径方向に位置する2個のシー
ル転動体8と1個の中心円形体9の直径和は内周面5A
の直径に等しく、4個のシール転動体8は放射溝7に案
内されて偏心ロータ6の放射方向(径方向)にのみ移動
自在となっており、中心円形体9はその軸芯が内周面5
Aの中心Pと一致していて径方向には移動せず、偏心ロ
ータ6も偏心軸芯6a回りに回転するだけである。前記
回転形流体機械1Aにおいて、偏心ロータ6を図1で時
計回りに回転すると、4個のシール転動体8は放射溝7
の溝壁と線接触しながら押動されて中心円形体9の回り
を公転し、シール転動体8は内周面5Aに当接している
ことにより転がり接触しながら自転転動し、また、中心
円形体9に当接していることにより転がり接触しながら
中心円形体9を回転させる。
ル転動体8と1個の中心円形体9の直径和は内周面5A
の直径に等しく、4個のシール転動体8は放射溝7に案
内されて偏心ロータ6の放射方向(径方向)にのみ移動
自在となっており、中心円形体9はその軸芯が内周面5
Aの中心Pと一致していて径方向には移動せず、偏心ロ
ータ6も偏心軸芯6a回りに回転するだけである。前記
回転形流体機械1Aにおいて、偏心ロータ6を図1で時
計回りに回転すると、4個のシール転動体8は放射溝7
の溝壁と線接触しながら押動されて中心円形体9の回り
を公転し、シール転動体8は内周面5Aに当接している
ことにより転がり接触しながら自転転動し、また、中心
円形体9に当接していることにより転がり接触しながら
中心円形体9を回転させる。
【0013】4個のシール転動体8は自転方向が同一で
あり、中心円形体9を回転させる方向が同一になるの
で、シール転動体8は内周面5A及び中心円形体9に共
に転がり接触となり、全シール転動体8は中心円形体9
を介して相互駆動する状態になり、内周面5Aとの間の
摩擦抵抗はきわめて少なく、偏心ロータ6の放射溝7と
の接触だけが摺接となる。内周面5Aと偏心ロータ6と
の間に形成される円弧形状の作用室5は2個のシール転
動体8によって区切られ、1個のシール転動体8が、偏
心軸芯6aに最も近い位置から吸入口3を通過して最も
遠い位置まで移動する間に、前記区切られた内周面5A
は離心度が大きくなって容積が拡大変化し、吸入口3か
ら流体を吸引し、シール転動体8が偏心軸芯6aに最も
遠い位置から吐出口4を通過するまで移動する間に、前
記区切られた内周面5Aは離心度が次第に小さくなって
容積が縮小変化し、吐出口4から流体を圧送する。
あり、中心円形体9を回転させる方向が同一になるの
で、シール転動体8は内周面5A及び中心円形体9に共
に転がり接触となり、全シール転動体8は中心円形体9
を介して相互駆動する状態になり、内周面5Aとの間の
摩擦抵抗はきわめて少なく、偏心ロータ6の放射溝7と
の接触だけが摺接となる。内周面5Aと偏心ロータ6と
の間に形成される円弧形状の作用室5は2個のシール転
動体8によって区切られ、1個のシール転動体8が、偏
心軸芯6aに最も近い位置から吸入口3を通過して最も
遠い位置まで移動する間に、前記区切られた内周面5A
は離心度が大きくなって容積が拡大変化し、吸入口3か
ら流体を吸引し、シール転動体8が偏心軸芯6aに最も
遠い位置から吐出口4を通過するまで移動する間に、前
記区切られた内周面5Aは離心度が次第に小さくなって
容積が縮小変化し、吐出口4から流体を圧送する。
【0014】このような回転形流体機械1Aは、内周面
5Aとシール転動体8との間のシールをシール転動体8
の転動で行うことができ、摺接がなくなり耐久性が向上
し、低速回転から高速回転までムラなく運転でき、回転
数で供給流量の制御ができ、高速回転でも構造的に振動
の発生がきわめて少なくなる。なお、前記シール転動体
8及び中心円形体9は、少なくとも一方を薄肉バネ鋼等
で円筒形に形成して、又はそれらの外周面に弾力性材料
をコーティングするかして、弾力性を有するようにして
おき、シール転動体8を内周面5Aに弾圧できるように
構成することが好ましい。
5Aとシール転動体8との間のシールをシール転動体8
の転動で行うことができ、摺接がなくなり耐久性が向上
し、低速回転から高速回転までムラなく運転でき、回転
数で供給流量の制御ができ、高速回転でも構造的に振動
の発生がきわめて少なくなる。なお、前記シール転動体
8及び中心円形体9は、少なくとも一方を薄肉バネ鋼等
で円筒形に形成して、又はそれらの外周面に弾力性材料
をコーティングするかして、弾力性を有するようにして
おき、シール転動体8を内周面5Aに弾圧できるように
構成することが好ましい。
【0015】図1中、符号16は吸入口3に接続された
吸入ホース、17は吐出口4に接続された吐出ホースを
示し、共に金属パイプでもよい。図3、4は第2の実施
の形態を示しており、回転形流体機械1Bはロータリ定
量ポンプ等として利用されるものであり、据え付け台1
2にケーシング2のケーシング本体2Aがボルト固定さ
れ、ケーシング本体2Aに蓋体13がボルト固定されて
いる。偏心ロータ6は、円形体の1側面に偏心軸芯6a
を通る半径方向溝を120度偏位して、すなわち、偏心
軸芯6aから外周面まで放射状でかつ周方向等間隔の3
本の放射溝7が形成されており、この各放射溝7内にシ
ール転動体8が配置され、3個のシール転動体8の中央
に中心円形体9が配置されている。なお、偏心ロータ6
のロータ軸6Aは、電動モータ等の駆動源の出力軸を挿
入連結する構造になっている。
吸入ホース、17は吐出口4に接続された吐出ホースを
示し、共に金属パイプでもよい。図3、4は第2の実施
の形態を示しており、回転形流体機械1Bはロータリ定
量ポンプ等として利用されるものであり、据え付け台1
2にケーシング2のケーシング本体2Aがボルト固定さ
れ、ケーシング本体2Aに蓋体13がボルト固定されて
いる。偏心ロータ6は、円形体の1側面に偏心軸芯6a
を通る半径方向溝を120度偏位して、すなわち、偏心
軸芯6aから外周面まで放射状でかつ周方向等間隔の3
本の放射溝7が形成されており、この各放射溝7内にシ
ール転動体8が配置され、3個のシール転動体8の中央
に中心円形体9が配置されている。なお、偏心ロータ6
のロータ軸6Aは、電動モータ等の駆動源の出力軸を挿
入連結する構造になっている。
【0016】前記全シール転動体8及び中心円形体9は
同一外径で、円筒体で形成されており、互いに転動可能
に線接触していると共に、全シール転動体8は作用室5
の内周面5Aと当接していて転動可能になっている。こ
の第2実施形態でも前記第1実施形態と同様に、偏心ロ
ータ6を図1で時計回りに回転すると、3個のシール転
動体8は放射溝7の溝壁と線接触しながら押動されて中
心円形体9の回りを公転し、シール転動体8は内周面5
Aに当接していることにより転がり接触しながら自転転
動し、また、中心円形体9に当接していることにより転
がり接触しながら中心円形体9を回転させる。
同一外径で、円筒体で形成されており、互いに転動可能
に線接触していると共に、全シール転動体8は作用室5
の内周面5Aと当接していて転動可能になっている。こ
の第2実施形態でも前記第1実施形態と同様に、偏心ロ
ータ6を図1で時計回りに回転すると、3個のシール転
動体8は放射溝7の溝壁と線接触しながら押動されて中
心円形体9の回りを公転し、シール転動体8は内周面5
Aに当接していることにより転がり接触しながら自転転
動し、また、中心円形体9に当接していることにより転
がり接触しながら中心円形体9を回転させる。
【0017】図5は第3の実施の形態を示しており、回
転形流体機械1Cは主にブロアーとして利用されるもの
で、偏心ロータ6の放射溝7間の陸部に抜き孔18を形
成し、作用室5の内周面5Aに吸入口3及び吐出口4と
それぞれ連通するエアーガイド19,20を形成し、シ
ール転動体8及び中心円形体9を薄い肉厚のパイプで形
成している。前記シール転動体8の配置個数、すなわ
ち、偏心ロータ6に形成できる放射溝7は、第1〜3実
施形態のような3本、4本の他に2本、5本も可能であ
り、その範囲内であれば、放射溝7間の陸部を十分にと
って、シール転動体8と中心円形体9とを略同一径に形
成できる。
転形流体機械1Cは主にブロアーとして利用されるもの
で、偏心ロータ6の放射溝7間の陸部に抜き孔18を形
成し、作用室5の内周面5Aに吸入口3及び吐出口4と
それぞれ連通するエアーガイド19,20を形成し、シ
ール転動体8及び中心円形体9を薄い肉厚のパイプで形
成している。前記シール転動体8の配置個数、すなわ
ち、偏心ロータ6に形成できる放射溝7は、第1〜3実
施形態のような3本、4本の他に2本、5本も可能であ
り、その範囲内であれば、放射溝7間の陸部を十分にと
って、シール転動体8と中心円形体9とを略同一径に形
成できる。
【0018】放射溝7を6本以上にする場合は、図6の
第4の実施の形態で示すように、放射溝7の幅を狭くし
てシール転動体8を小径にし、陸部を十分にとる必要が
あり、この場合は、中心円形体9はシール転動体8より
大径となる。シール転動体8の最小径は、偏心寸法Lと
の関係で決まるものであり、放射溝7からのシール転動
体8の突出量が略半分より小さくなくてはならない。シ
ール転動体8の突出量が略半分以上になると、放射溝7
の溝壁との間に隙間を生じるためである。
第4の実施の形態で示すように、放射溝7の幅を狭くし
てシール転動体8を小径にし、陸部を十分にとる必要が
あり、この場合は、中心円形体9はシール転動体8より
大径となる。シール転動体8の最小径は、偏心寸法Lと
の関係で決まるものであり、放射溝7からのシール転動
体8の突出量が略半分より小さくなくてはならない。シ
ール転動体8の突出量が略半分以上になると、放射溝7
の溝壁との間に隙間を生じるためである。
【0019】前記第4実施形態の回転形流体機械1D
は、中心円形体9が大径であるので、その内部に偏心ロ
ータ6の軸6Bを貫通することができ、回転形流体機械
1Dを2連、3連と連結して1台の駆動源で複数連の回
転形流体機械を駆動するように構成することが可能にな
る。なお、本発明は前記実施の形態に限定されるもので
はなく、種々変形することができる。例えば、ケーシン
グ2、偏心ロータ6、シール転動体8及び中心円形体9
は、使用流体、要求される精度及び圧力等に応じて、金
属材料が適宜設定され、また、合成樹脂等の非金属材料
が使用される。また、放射溝7は1面開放の溝である
が、断面四角の孔に形成してもよい。
は、中心円形体9が大径であるので、その内部に偏心ロ
ータ6の軸6Bを貫通することができ、回転形流体機械
1Dを2連、3連と連結して1台の駆動源で複数連の回
転形流体機械を駆動するように構成することが可能にな
る。なお、本発明は前記実施の形態に限定されるもので
はなく、種々変形することができる。例えば、ケーシン
グ2、偏心ロータ6、シール転動体8及び中心円形体9
は、使用流体、要求される精度及び圧力等に応じて、金
属材料が適宜設定され、また、合成樹脂等の非金属材料
が使用される。また、放射溝7は1面開放の溝である
が、断面四角の孔に形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ケーシン
グ2の作用室5内に内周面5A中心から偏心した軸芯6
aを有する偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ6の複
数の放射溝7内に内周面5Aと内接転動するシール転動
体8を設け、かつ内周面5Aと同芯でかつ全シール転動
体8と当接する中心円形体9を設けているので、シール
転動体8の摩擦抵抗が小さくかつ円滑に移動でき、両者
の間のシールが簡単かつ確実にできる。
グ2の作用室5内に内周面5A中心から偏心した軸芯6
aを有する偏心ロータ6を設け、この偏心ロータ6の複
数の放射溝7内に内周面5Aと内接転動するシール転動
体8を設け、かつ内周面5Aと同芯でかつ全シール転動
体8と当接する中心円形体9を設けているので、シール
転動体8の摩擦抵抗が小さくかつ円滑に移動でき、両者
の間のシールが簡単かつ確実にできる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図2】同一部断面側面図である。
【図3】第2の実施の形態を示す断面図である。
【図4】同一部断面側面図である。
【図5】第3の実施の形態を示す断面図である。
【図6】第4の実施の形態を示す断面図である。
1 回転形流体機械 2 ケーシング 3 吸入口 4 吐出口 5 作用室 5A 内周面 6 偏心ロータ 6A ロータ軸 6a 偏心軸芯 7 放射溝 8 シール転動体 9 中心円形体
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシングに吸入口及び吐出口とそれら
と連通する円形状の作用室とを形成し、この作用室内に
内周面中心から偏心した軸芯を有する偏心ロータを設
け、この偏心ロータ内に周方向等間隔でかつその偏心軸
芯を通る複数の放射溝を形成し、この各放射溝内に作用
室内周面と内接転動するシール転動体を設け、前記偏心
ロータ内に作用室内周面と同芯でかつ全シール転動体と
当接する中心円形体を設けていることを特徴とする回転
形流体機械。 - 【請求項2】 前記シール転動体と中心円形体の内、少
なくともシール転動体を円筒体で形成していることを特
徴とする請求項1に記載の回転形流体機械。 - 【請求項3】 前記放射溝を2、3又は4本形成し、中
心円形体をシール転動体と略同一径に形成していること
を特徴とする請求項1又は2に記載の回転形流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108259A JP2000297767A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転形流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108259A JP2000297767A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転形流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000297767A true JP2000297767A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14480131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108259A Pending JP2000297767A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転形流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000297767A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007177791A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Korea Mach Res Inst | 側流方式lpg用外装型ポンプ |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108259A patent/JP2000297767A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007177791A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Korea Mach Res Inst | 側流方式lpg用外装型ポンプ |
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