JP2000297879A - 免震建築物用配管構造、及び該配管構造を備えた建物 - Google Patents

免震建築物用配管構造、及び該配管構造を備えた建物

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JP2000297879A
JP2000297879A JP11123682A JP12368299A JP2000297879A JP 2000297879 A JP2000297879 A JP 2000297879A JP 11123682 A JP11123682 A JP 11123682A JP 12368299 A JP12368299 A JP 12368299A JP 2000297879 A JP2000297879 A JP 2000297879A
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building
wire
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piping structure
pipe
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JP11123682A
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Yuzuru Kawazoe
譲 川副
Akimune Kobata
彰宗 木幡
Goro Tominaga
五郎 富永
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Sekisui Chemical Co Ltd
Tokkyokiki Corp
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Tokkyokiki Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きい床下高さや床下平面、搬入スペースを
必要とすることがなく、建築物設計に制約を課すことが
なく、しかも低コストで実施できる免震建築物用配管構
造及び該配管構造を備えた建物を提供する。 【解決手段】 一方を免震建築物2に接続され、他方を
基礎1側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配
管構造であって、免震建築物2の床下部に両端支持状態
でワイヤ7が床下面3に沿って張られ、前記ワイヤ7に
当該ワイヤ7の延在方向に沿って変位可能に係合した懸
架具14が当該ワイヤ7より吊り下げられ、前記懸架具
14により可撓性を有する管材10,11の中間部12
が懸架支持されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、免震建築物用配
管構造及び該配管構造を備えた建物に関し、特に、免震
建築物における給水、冷温水、排水等のための設備配管
の配管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】戸建て住宅等の建築物を積層ゴム支承、
転がり支承、滑り支承等により基礎より相対変位可能に
支承し、地震エネルギが建築物に作用することを阻止、
緩和し、建築物の地震による崩壊を避ける試みは、既に
種々の態様で行われており、このように支承された建築
物を免震建築物(免震建物)と云う。上述のような免震
建築物における給水、冷温水、排水等の設備配管では、
一方を免震建築物に接続され、他方を基礎側に接続され
た管材の配管を、免震建築物に対応できる形態、すなわ
ち、地震によって建築物と基礎とが相対変位しても、そ
れに追従でき、管材に亀裂や破損等の損傷が生じないよ
うに行う必要がある。
【0003】免震建築物用の配管構造としては、ゴム
製、ステンレス鋼製の可撓性を有する免震継手と云われ
るような2本の管材を水平面で見て互いに直交する方向
に配置してこの2本の可撓性管材をエルボ継手により互
いに接続し、エルボ継手を吊り具により建築物床下面よ
り直接に懸垂支持する吊り具方式と云われるものと、ま
た上述のような2本の可撓性管材をL字型配管ユニット
により互いに接続し、L字型配管ユニットを免震ステー
ジ(架台)上に自由状態で載置する架台方式と云われる
ものが知られている(特開平9−303616号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吊り具方式のもので
は、変位吸収は、可撓性管材の変形と、建築物床下面と
の接続点を支点にした吊り具の振り子的変位とで行われ
るから、充分な変位吸収のために比較的長い吊りが必要
になり、大きい設置スペース(床下高さ)が必要にな
り、建築物設計に大きい制約を課すことになる。これに
対し、架台方式のものでは、さほど床下高さを必要とし
ないが、免震ステージの設置のために、大きい設置スペ
ース(床下平面)が必要になり、建築物設計に大きい制
約を課すことになる。また、免震ステージを床下に搬入
するための特別なスペースも必要になることがあり、こ
れもまた、建築物設計に大きい制約を課すことになる。
【0005】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、大きい床下高さや床下平面、搬
入スペースを必要とすることがなく、建築物設計に制約
を課すことがなく、しかも低コストで実施できる免震建
築物用配管構造及び該配管構造を備えた建物を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明による免震建築物用配管構
造は、一方を免震建築物に接続され、他方を基礎側に接
続された管材の配管を行う免震建築物用配管構造におい
て、免震建築物の床下部に両端支持状態でワイヤが床下
面に沿って張られ、前記ワイヤに当該ワイヤの延在方向
に沿って変位可能に係合した懸架具が当該ワイヤより吊
り下げられ、前記懸架具により可撓性を有する管材の中
間部が懸架支持されているものである。この構成によれ
ば、変位吸収は、可撓性を有する管材(可撓性管材)の
曲がり変形と、この曲がり変形に追従した懸架具のワイ
ヤ延在方向に沿ったワイヤに対する変位により円滑に行
われる。
【0007】請求項2に記載の発明による免震建築物用
配管構造は、前記管材が水平面で見て互いに直交する方
向に延在する2本の可撓性管材とこの2本の可撓性管材
を互いに接続するエルボ継手によりなり、前記エルボ継
手が前記懸架具によって前記ワイヤより懸架支持されて
いるものである。この構成によれば、水平方向の何れの
方向の相対変位であっても、2本の可撓性管材の何れか
一方あるいは両方が曲がり変形し、その曲がり変形に追
従した懸架具のワイヤに対する変位と相まって、変位吸
収が円滑に行われる。
【0008】請求項3に記載の発明による免震建築物用
配管構造は、前記管材が円弧状に湾曲した可撓性管材で
あるものである。この構成によれば、水平方向の何れの
方向の相対変位であっても、円弧状に湾曲した形状の可
撓性管材が曲がり変形し、その曲がり変形に追従した懸
架具のワイヤに対する変位と相まって、変位吸収が円滑
に行われる。
【0009】請求項4に記載の発明による免震建築物用
配管構造は、一方を免震建築物に接続され、他方を基礎
側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配管構造
において、前記管材が可撓性管材であって、前記可撓性
管材の一端が地中埋設管に直接的に接続されているもの
である。この構成によれば、可撓性管材の一端が地中埋
設管に直接的に接続され、地中埋設管との直接接続にお
いて、変位吸収が円滑に行われる。
【0010】請求項5に記載の発明による免震建築物用
配管構造は、一方を免震建築物に接続され、他方を基礎
側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配管構造
において、前記管材が可撓性管材であって、前記可撓性
管材の端部に建物側あるいは基礎側の配管との接続のた
めのワンタッチ管継手が取り付けられているものであ
る。
【0011】この構成によれば、可撓性管材の一端が地
中埋設管に直接的に接続され、地中埋設管との直接接続
において、変位吸収が円滑に行われる。請求項6に記載
の発明による建物は、請求項1〜5の何れか一項に記載
の免震建築物用配管構造を備えたものである。この構成
によれば、大きい床下高さや床下平面、搬入スペースを
必要とすることがなく、建築物設計に制約を課すことを
なくすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)図1、図2はこの発明による免震建築
物用配管構造の実施の形態1を示している。これらの図
において、1は基礎を、2は基礎1上に図示されていな
い周知の免震支承装置により免震支承された免震建築物
を各々示している。
【0013】免震建築物2の床下面3には、L形鋼やH
形鋼の溶接接合物による長方形状の剛固な支持枠4がボ
ルト等により固定されている。支持枠4の両端部にはワ
イヤ係止用U管5、6が固定装着されており、このワイ
ヤ係止用U管5、6に鋼鉄製のワイヤ7の両端が止め輪
8、9により連結されている。これにより、ワイヤ7
は、免震建築物2の床下部に両端支持状態で、床下面3
に沿って略水平方向に張られる。
【0014】床下部には、水平面で見て互いに直交する
方向(たとえば、東西方向と南北方向)に延在する2本
の可撓性管材(ホース)10、11と、この2本の可撓
性管材10、11を互いに接続するエルボ継手12によ
りなる支持配管が配置されている。エルボ継手12から
みて基礎1側の管に接続される可撓性管材10は、ワイ
ヤ7の延在方向に略沿った方向に配置され、免震建築物
2側の管に接続される可撓性管材11は、ワイヤ7の延
在方向に略直交する方向に配置されている。
【0015】ワイヤ7には滑車13がワイヤ7の延在方
向(図にて左右方向)に沿って滑動可能に係合してお
り、滑車13に懸架具14の上端が連結されている。懸
架具14の下端にはエルボバンド15が水平旋回可能に
連結されており、エルボバンド15が可撓性管材10,
11の中間部であるエルボ継手12を固定支持してい
る。これにより、エルボ継手12が、ワイヤ7より吊り
下げられた懸架具14を介して、ワイヤ7より懸架支持
されていることになる。なお、排水配管の場合には、支
持配管にも、1/100〜1/50程度の水勾配が付け
られる。
【0016】上述のような構成によれば、地震によって
基礎1と免震建築物2との間で水平方向の相対変位が生
じると、その相対変位方向に応じて可撓性管材10、1
1の両方あるいは片方が曲がり変形し、この曲がり変形
に追従して懸架具14がワイヤ延在方向に沿ってワイヤ
7に対して変位し、相対変位の吸収が行われる。これに
より、従来の吊り具方式のものより、少ない床下スペー
ス(鉛直方向の空間)をもって、±20cm程度におよ
ぶ大地震時の相対変位に対しても、配管に損傷を与える
ことなく吸収することができる。また、架台方式に比し
て大きい平面スペースも必要としない。なお、この場
合、懸架具14のワイヤ7に対する変位は、滑車13の
滑動によって低摩擦抵抗で円滑に行われ、またワイヤ7
等の摩損も軽減される。
【0017】(実施の形態2)図3はこの発明による免
震建築物用配管構造の実施の形態2を示している。な
お、図3において、図2に対応する部分は、図2に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。実
施の形態2では、免震建築物2の床下面3にワイヤ止め
金具17、18がねじ等により直接取り付けられ、この
ワイヤ止め金具17、18にワイヤ7の両端が止め輪
8、9によって連結されている。なお、強度保持のた
め、ワイヤ止め金具17、18の取付位置は、免震建築
物2の根太19や梁の位置に選定される。また、懸架具
14は、滑車13に代えて、ワイヤ7を通されたカラビ
ナ等の輪状部材20によってワイヤ7に変位可能に係合
している。
【0018】この実施の形態2は、実施の形態1の簡易
型であり、この実施の形態2でも、地震によって基礎1
と免震建築物2との間で水平方向の相対変位が生じる
と、その相対変位方向に応じて可撓性管材10、11の
両方あるいは片方が曲がり変形し、この曲がり変形に追
従して懸架具14が輪状部材20の滑りでワイヤ延在方
向に沿ってワイヤ7に対して変位し、相対変位の吸収が
行われる。
【0019】したがって、実施の形態2でも、従来の吊
り具方式のものより、少ない床下スペース(鉛直方向の
空間)をもって、±20cm程度におよぶ大地震時の相
対変位に対しても、配管に損傷を与えることなく吸収す
ることができる。また、架台方式に比して大きい平面ス
ペースも必要としない。
【0020】(実施の形態3)図4、図5はこの発明に
よる免震建築物用配管構造の実施の形態3を示してい
る。なお、図4、5において、図1〜図3に対応する部
分は、図1〜図3に付した符号と同一の符号を付けて、
その説明を省略する。実施の形態3では、支持配管が水
平面で円弧状に湾曲した可撓性管材21よりなり、この
可撓性管材21の中間部が、ワイヤ7より吊り下げられ
た懸架具14の締結バンド22と固定され、懸架具14
によってワイヤ7より懸架支持されている。前記可撓性
管材21の中間部(締結バンド22で固定される部分)
からみて基礎1側の管に接続される部分は、ワイヤ7の
延在方向に略沿った方向に配置され、免震建築物2側の
管に接続される部分は、ワイヤ7の延在方向に略直交す
る方向に配置されている。
【0021】上述のような構成によれば、地震によって
基礎1と免震建築物2との間で水平方向の相対変位が生
じると、その相対変位方向に応じて可撓性管材21が曲
がり変形し、この曲がり変形に追従して懸架具14がワ
イヤ延在方向に沿ってワイヤ7に対して変位し、相対変
位の吸収が行われる。これにより、実施の形態3でも、
従来の吊り具方式のものより、少ない床下スペース(鉛
直方向の空間)をもって、±20cm程度におよぶ大地
震時の相対変位に対しても、配管に損傷を与えることな
く吸収することができる。また、架台方式に比して大き
い平面スペースも必要としない。
【0022】(実施の形態4)図6はこの発明による免
震建築物用配管構造の実施の形態4を示している。な
お、図6において、図1〜図5に対応する部分は、図1
〜図5に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を
省略する。実施の形態4では、懸架具14の下端に締結
バンド22に代えて輪状部材23が取り付けられ、輪状
部材23によって懸架具14が可撓性管材21を当該可
撓性管材21の延在方向に変位可能に支持している。
【0023】この構成によれば、地震によって基礎1と
免震建築物2との間で水平方向の相対変位が生じると、
その相対変位方向に応じて可撓性管材21が曲がり変形
し、この曲がり変形に追従して懸架具14がワイヤ延在
方向に沿ってワイヤ7に対して変位し、また懸架具14
が可撓性管材21に対しても変位し、相対変位の吸収が
行われる。
【0024】これにより、実施の形態4でも、従来の吊
り具方式のものより、少ない床下スペース(鉛直方向の
空間)をもって、±20cm程度におよぶ大地震時の相
対変位に対しても、配管に損傷を与えることなく吸収す
ることができる。また、架台方式に比して大きい平面ス
ペースも必要としない。
【0025】(実施の形態5)図7はこの発明による免
震建築物用配管構造の実施の形態5を示している。な
お、図7において、図1〜図6に対応する部分は、図1
〜図6に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を
省略する。実施の形態5では、基礎1側の可撓性管材1
0がエルボ継手24によって地中埋設エルボ継手25、
地中埋設管26に直接的に接続されている。この場合、
埋設による固定力が不足する場合には、図示されている
ように、パイプサドル27を地中埋設管26に取り付
け、ベグ28を打ち込んで固定力を増すことができる。
【0026】なお、耐腐蝕を考慮して、パイプサドル2
7、ベグ28はステンレス鋼やプラスチックスであるこ
とが好ましい。この構造によれば、従来の吊り具方式の
ものより、少ない床下スペース(鉛直方向の空間)をも
って、±20cm程度におよぶ大地震時の相対変位に対
しても、配管に損傷を与えることなく吸収することがで
き、従来からの戸建住宅の床下配管方式と同じで、高さ
方向の空間がない床下での配管が有利に行えるようにな
り、また低コスト化を図ることもできる。
【0027】(実施の形態6)図8、図9はこの発明に
よる免震建築物用配管構造の実施の形態6を示してい
る。なお、図8、図9において、図1〜図7に対応する
部分は、図1〜図7に付した符号と同一の符号を付け
て、その説明を省略する。実施の形態6では、可摸性管
材21の建物側配管29との接続端部21aと基礎側
(地盤側)配管30との接続端部21bの各々にワンタ
ッチ管継手31が取付けられ、ワンタッチ管継手31に
よって可擁性管材21と建物側配管29との接続と、可
挨性管材21と基礎側配管30との接続がワンタッチで
行われるようになっている。
【0028】図10はワンタッチ管継手31の詳細構造
を示している。ワンタッチ管継手31は、管接続用のね
じ部32を有する継手本体33と、ゴム製のパッキン3
4と、筒状のインコア35と、コレツト36により構成
されている。ワンタッチ管継手31は、ねじ部32にて
可挨性管材21の端部21aあるいは21bにねじ結合
され、図11に示されているように、パッキン34、コ
レツト36とインコア35との間に、建物側配管29あ
るいは基礎側配管30の端部を挿入されることにより、
可摸性管材21と建物側配管29あるいは基礎側配管3
0との液密接続を行う。
【0029】パッキン34は、インコア35により裏当
てされた建物側配管29あるいは基礎側配管30と継手
本体33との間に挟まれて圧縮弾性変形することにより
圧縮シール効果を生じ、内圧がパッキン34のリップ部
34aに作用することによりリップ部34aが継手本体
33に強く押し付けられてセルフシール効果を生じる。
また、ワンタッチ管継手31に対して接続されている配
管(建物側配管29あるいは基礎側配管30)が、図1
1に角度∂で示されているように、傾斜しても、パッキ
ン34の弾性変形によリシール効果が保たれ、継手部に
おける液密性が確保される。
【0030】上述のようなワンタッチ管継手31の適用
は、図8、図9に示されているような給水用の配管系に
限られることはなく、図12、図13に示されているよ
うな排水用の配管系にも同様に通用することができる。
なお、図12、図13において、図1〜図11に対応す
る部分は、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付
けて、その説明を省略する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1に記載の発明による免震建築物用配管構造によれば、
一方を免震建築物に接続され、他方を基礎側に接続され
た管材の配管を行う免震建築物用配管構造において、免
震建築物の床下部に両端支持状態でワイヤが床下面に沿
って張られ、ワイヤに当該ワイヤの延在方向に沿って変
位可能に係合した懸架具が当該ワイヤより吊り下げら
れ、懸架具により可撓性を有する管材の中間部が懸架支
持されている構成としたので、変位吸収は、可撓性を有
する管材(可撓性管材)の曲がり変形と、この曲がり変
形に追従した懸架具のワイヤ延在方向に沿ったワイヤに
対する変位により円滑に行われ、従来のものより、少な
い床下スペースをもって大地震時の相対変位に対して
も、配管に損傷を与えることなく吸収することができ、
建築物設計に制約を課すことがない。
【0032】懸架具がワイヤに滑動可能に係合した滑車
によってワイヤに変位可能に係合している構成とする
と、滑車によって懸架具がワイヤに対して滑り、ワイヤ
の方向に沿った懸架具のワイヤに対する変位が低摩擦抵
抗で行われ、同時にワイヤ等の摩損も軽減される。懸架
具がワイヤに変位可能に係合したカラビナ等の輪状部材
によってワイヤに変位可能に係合している構成とする
と、輪状部材にワイヤが通された形態で、懸架具がワイ
ヤに対して変位し、低コストで実施することが可能にな
る。
【0033】請求項2に記載の発明による免震建築物用
配管構造によれば、管材が水平面で見て互いに直交する
方向に延在する2本の可撓性管材とこの2本の可撓性管
材を互いに接続するエルボ継手によりなり、エルボ継手
が懸架具によってワイヤより懸架支持されている構成と
したので、水平方向の何れの方向の相対変位であって
も、2本の可撓性管材の何れか一方あるいは両方が曲が
り変形し、その曲がり変形に追従した懸架具のワイヤに
対する変位と相まって、変位吸収が円滑に行われ、従来
のものより、少ない床下スペースをもって大地震時の相
対変位に対しても、配管に損傷を与えることなく吸収す
ることができ、建築物設計に制約を課すことがない。
【0034】請求項3に記載の発明による免震建築物用
配管構造によれば、管材が円弧状に湾曲した可撓性管材
である構成としたので、水平方向の何れの方向の相対変
位であっても、円弧状に湾曲した形状の可撓性管材が曲
がり変形し、その曲がり変形に追従した懸架具のワイヤ
に対する変位と相まって、変位吸収が円滑に行われ、、
従来のものより、少ない床下スペースをもって大地震時
の相対変位に対しても、配管に損傷を与えることなく吸
収することができ、建築物設計に制約を課すことがな
い。
【0035】懸架具が可撓性管材の中間部を当該管材の
延在方向に変位可能に支持している構成とすると、地震
によって基礎と免震建築物との間で水平方向の相対変位
が生じると、その相対変位方向に応じて可撓性管材が曲
がり変形し、この曲がり変形に追従して懸架具がワイヤ
延在方向に沿ってワイヤに対して変位し、また懸架具が
可撓性管材に対しても変位して変位吸収が円滑に行わ
れ、従来のものより、少ない床下スペースをもって大地
震時の相対変位に対しても、配管に損傷を与えることな
く吸収することができる。
【0036】請求項4に記載の発明による免震建築物用
配管構造によれば、一方を免震建築物に接続され、他方
を基礎側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配
管構造において、前記管材が可撓性管材であって、可撓
性管材の一端が地中埋設管に直接的に接続されている構
成としたので、地中埋設管との直接接続において、変位
吸収が円滑に行われ、従来からの戸建住宅の床下配管方
式と同じで、高さ方向の空間がない床下での配管が有利
に行えるようになり、また低コスト化を図ることもでき
る。
【0037】請求項5に記載の発明による免震建築物用
配管構造によれば、一方を免震建築物に接続され、他方
を基礎側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配
管構造において、前記管材が可撓性管材であって、前記
可撓性管材の端部に建物側あるいは基礎側の配管との接
続のためのワンタッチ管継手が取り付けられている構成
としたので、可撓性管材と建物側あるいは基礎側の配管
との接続がワンタッチ管継手によりワンタッチで確実に
行われ、工数削減を図ることができる。
【0038】また、請求項6に記載の発明による免震建
築物用配管構造を備えた建物によれば、大きい床下高さ
や床下平面、搬入スペースを必要とすることがなく、建
築物設計に制約を課すことをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態1の平面図である。
【図2】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態1の正面図である。
【図3】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態2の正面図である。
【図4】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態3の平面図である。
【図5】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態3の斜視図である。
【図6】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態4の斜視図である。
【図7】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態5の斜視図である。
【図8】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態6の平面図である。
【図9】この発明による免震建築物用配管構造の実施の
形態6の正面図である。
【図10】この発明による免震建築物用配管構造の実施
の形態6で使用されるワンタッチ管継手の断面図であ
る。
【図11】この発明による免震建築物用配管構造の実施
の形態6で使用されるワンタッチ管継手の管接続状態を
示す半断面図である。
【図12】この発明による免震建築物用配管構造の実施
の形態6の他の例を示す平面図である。
【図13】この発明による免震建築物用配管構造の実施
の形態6の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 免震建築物 3 床下面 4 支持枠 7 ワイヤ 10、11 可撓性管材 12 エルボ継手 13 滑車 14 懸架具 15 エルボバンド 20 輪状部材 21 可撓性管材 22 締結バンド 23 輪状部材 24 エルボ継手 25 地中埋設エルボ継手 26 地中埋設管 31 ワイタッチ管継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木幡 彰宗 東京都台東区台東2−27−7 日土地御徒 町ビル 特許機器株式会社内 (72)発明者 富永 五郎 埼玉県朝霞市根岸台3−15−1 積水化学 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方を免震建築物に接続され、他方を基
    礎側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配管構
    造において、 前記免震建築物の床下部には、両端支持状態でワイヤが
    床下面に沿って張られ、前記ワイヤに当該ワイヤの延在
    方向に沿って変位可能に係合した懸架具が当該ワイヤよ
    り吊り下げられ、前記懸架具により可撓性を有する管材
    の中間部が懸架支持されていることを特徴とする免震建
    築物用配管構造。
  2. 【請求項2】 前記管材は、水平面で見て互いに直交す
    る方向に延在する2本の可撓性管材と、この2本の可撓
    性管材を互いに接続するエルボ継手によりなり、前記エ
    ルボ継手が前記懸架具によって前記ワイヤより懸架支持
    されていることを特徴とする請求項1に記載の免震建築
    物用配管構造。
  3. 【請求項3】 前記管材は、円弧状に湾曲した可撓性管
    材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の免震
    建築物用配管構造。
  4. 【請求項4】 一方を免震建築物に接続され、他方を基
    礎側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配管構
    造において、前記管材が可撓性管材であって、前記可撓
    性管材の一端が地中埋設管に直接的に接続されているこ
    とを特徴とする免震建築物用配管構造。
  5. 【請求項5】 一方を免震建築物に接続され、他方を基
    礎側に接続された管材の配管を行う免震建築物用配管構
    造において、前記管材が可撓性管材であって、前記可撓
    性管材の端部に建物側あるいは基礎側の配管との接続の
    ためのワンタッチ管継手が取り付けられていることを特
    徴とする免震建築物用配管構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載の免震
    建築物用配管構造を備えた建物。
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