JP2000297968A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP2000297968A JP11106048A JP10604899A JP2000297968A JP 2000297968 A JP2000297968 A JP 2000297968A JP 11106048 A JP11106048 A JP 11106048A JP 10604899 A JP10604899 A JP 10604899A JP 2000297968 A JP2000297968 A JP 2000297968A
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裕一 糸井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追加の部品などを使用せず、既存の検出手段
を使用し、コストを上げることなく、また信頼性を損な
うことなく圧縮機の圧力保護を迅速に行うことができる
空気調和機の制御装置を得る。 【解決手段】 圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機
の運転周波数の制御に必要な情報を検出する検出手段
と、圧縮機の運転周波数と検出手段で検出される検出情
報との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定データが記
憶される判定データ記憶手段と、圧縮機運転周波数制御
手段の運転周波数情報及び検出手段の検出情報が入力さ
れ、運転周波数情報と検出情報を比較し、その比較結果
と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データに基
づいて、冷媒系の異常を判定する比較判定手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、能力可変手段を備
えた空気調和機の制御装置に関し、特に冷媒系の異常検
出とその保護制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば、特開平6−1376
48号公報に示された従来の空気調和機の構成を示す冷
媒回路図である。図において、41は圧縮機、42は四
方弁、43は室外ファン、44は室外側熱交換器、45
は膨張弁、46は室内ファン、47は室内側熱交換器、
48は冷媒配管、49は圧力センサである。
【0003】次に、この従来例の動作について説明す
る。まず、圧力センサ49では、圧縮機41の吐出圧を
検出しており、この圧力センサ49により検出された吐
出圧が、第1の制限値以上に達したときに、膨張弁45
の開度を拡大する。そして、またこの第1の制限値より
も高い第2の制限値以上に達したときに、圧縮機41の
運転周波数を低減させ、さらに、この第2の制限値より
も高い第3の制限値以上に達したときに、圧縮機41の
運転を停止させ、過圧防止を行っている。
【0004】また、図13は、例えば、特開平2−20
3054号公報に示された別の従来の空気調和機の構成
を示す冷媒回路図である。図において、51は室外機、
52は室内機、53は圧縮機、54は四方弁、55は室
外熱側交換器、56は室内側熱交換器、57は検知器、
58はマイクロコンピュータ等から構成され、圧縮機5
3の回転速度を変える周波数を制御する室外制御器であ
る。
【0005】次に、この従来例の動作について説明す
る。まず、検知器57は暖房運転時室内側熱交換器56
内の冷媒の凝縮温度を検出しており、その検出結果を室
外制御器へ出力している。そして、室外制御器58で
は、検知器57で検出された冷媒の凝縮温度に応じて、
検知器57の検出した冷媒の凝縮温度が54℃未満の範
囲をAゾーン、凝縮温度が54℃以上56℃未満の範囲
をBゾーン、凝縮温度が56℃以上58℃未満の範囲を
Cゾーン、凝縮温度が58℃以上60℃未満の範囲をD
ゾーン、凝縮温度が60℃以上65℃未満の範囲をEゾ
ーン、凝縮温度が65℃以上の範囲をFゾーンとし、こ
れら各ゾーンに対応して室外制御器58は圧縮機53の
回転速度を変える周波数を室内温度が設定値になるよう
に増減制御することにより、圧縮機53の回転速度を変
える周波数を変化させて圧縮機53を制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気調和器の制御装置は、上記のように構成されている
ので、図12に示すような圧力センサ49を用いるもの
では、高価な圧力センサ49を使用しなければならず、
コストが高くなる上、冷媒回路系に追加で部品を取り付
ける形になるため、圧力センサの故障や取り付けた部分
での冷媒配管詰まりの可能性を増大させるなど信頼性の
低下を招いてしまうという問題点があった。
【0007】また、図13に示すような冷媒配管の温度
を利用するものでは、検知する温度の応答速度が遅いた
め、正常時の制御には使用できても、異常時の保護動作
には異常検出速度が間に合わないという問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、追加の部品などを使用せず、既存
の検出手段を使用し、コストを上げることなく、また信
頼性を損なうことなく圧縮機の圧力保護を迅速に行うこ
とができる空気調和機の制御装置を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る空気調
和機の制御装置は、圧縮機と、交流電源電圧が入力さ
れ、圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧縮機駆動手段
と、圧縮機駆動手段を制御し、圧縮機の運転周波数を可
変する圧縮機運転周波数制御手段とを有する空気調和機
の制御装置において、圧縮機運転周波数制御手段による
圧縮機の運転周波数の制御に必要な情報を検出する検出
手段と、圧縮機の運転周波数と検出手段で検出される検
出情報との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定データ
が記憶される判定データ記憶手段と、圧縮機運転周波数
制御手段の運転周波数情報及び検出手段の検出情報が入
力され、運転周波数情報と検出情報を比較し、その比較
結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データ
に基づいて、冷媒系の異常を判定する比較判定手段とを
備えるものである。
【0010】第2の発明に係る空気調和機の制御装置
は、圧縮機と、交流電源電圧が入力され、圧縮機を可変
交流電圧で駆動する圧縮機駆動手段と、圧縮機駆動手段
を運転周波数情報で制御し、圧縮機の運転周波数を可変
する圧縮機運転周波数制御手段とを有する空気調和機の
制御装置において、圧縮機運転周波数制御手段による圧
縮機の運転周波数の制御に必要な交流電源電圧の入力電
流を検出する入力電流検出手段と、圧縮機の運転周波数
と入力電流検出手段で検出される入力電流情報との相関
関係に基づいた冷媒系の異常判定データが記憶される判
定データ記憶手段と、圧縮機運転周波数制御手段の運転
周波数情報及び入力電流検出手段の入力電流情報が入力
され、運転周波数情報と入力電流情報を比較し、その比
較結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定デー
タに基づいて、冷媒系の異常を判定する比較判定手段と
を備えるものである。
【0011】第3の発明に係る空気調和機の制御装置
は、誘導電動機を使用した圧縮機と、交流電源電圧が入
力され、圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧縮機駆動手
段と、圧縮機駆動手段を運転周波数情報で制御し、圧縮
機の運転周波数を可変する圧縮機運転周波数制御手段と
を有する空気調和機の制御装置において、圧縮機運転周
波数制御手段による圧縮機の運転周波数の制御に必要な
圧縮機への出力電流の位相を検出する電流位相検出手段
と、圧縮機の運転周波数と電流位相検出手段で検出され
る電流位相から求められる電流位相差情報との相関関係
に基づいた冷媒系の異常判定データが記憶される判定デ
ータ記憶手段と、圧縮機運転周波数制御手段の運転周波
数情報及び電流位相検出手段の電流位相から求められた
電流位相差情報が入力され、運転周波数情報と電流位相
差情報を比較し、その比較結果と判定データ記憶手段に
記憶された異常判定データに基づいて、冷媒系の異常を
判定する比較判定手段とを備えるものである。
【0012】第4の発明に係る空気調和機の制御装置
は、誘導電動機を使用した圧縮機と、交流電源電圧が入
力され、圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧縮機駆動手
段と、圧縮機駆動手段を運転周波数情報で制御し、圧縮
機の運転周波数を可変する圧縮機運転周波数制御手段と
を有する空気調和機の制御装置において、圧縮機運転周
波数制御手段による圧縮機の運転周波数の制御に必要な
交流電源電圧の入力電流を検出する入力電流検出手段
と、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の運転周波
数の制御に必要な圧縮機への出力電流の位相を検出する
電流位相検出手段と、圧縮機の運転周波数と入力電流検
出手段で検出される入力電流情報との相関関係、及び圧
縮機の運転周波数と電流位相検出手段で検出される電流
位相から求められる電流位相差情報との相関関係に基づ
いた冷媒系の異常判定データが記憶される判定データ記
憶手段と、圧縮機運転周波数制御手段の運転周波数情
報、入力電流検出手段の入力電流情報及び電流位相検出
手段の電流位相から求められた電流位相差情報が入力さ
れ、運転周波数情報と入力電流情報及び電流位相差情報
を比較し、その比較結果と判定データ記憶手段に記憶さ
れた異常判定データに基づいて、冷媒系の異常を判定す
る比較判定手段とを備えるものである。
【0013】第5の発明に係る空気調和機の制御装置
は、直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機と、交流電
源電圧が入力され、圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧
縮機駆動手段と、圧縮機駆動手段を出力電圧情報で制御
し、圧縮機の運転周波数を可変する圧縮機運転周波数制
御手段とを有する空気調和機の制御装置において、圧縮
機運転周波数制御手段による圧縮機の運転周波数の制御
に必要な圧縮機のロータの位置を検出する位置検出手段
と、位置検出手段で検出される圧縮機のロータの位置に
基づいた運転周波数と圧縮機への出力電圧との相関関係
に基づいた冷媒系の異常判定データが記憶される判定デ
ータ記憶手段と、位置検出手段で検出される圧縮機のロ
ータの位置に基づいた運転周波数情報及び圧縮機運転周
波数制御手段の出力電圧情報が入力され、運転周波数情
報と出力電圧情報を比較し、その比較結果と判定データ
記憶手段に記憶された異常判定データに基づいて、冷媒
系の異常を判定する比較判定手段とを備えるものであ
る。
【0014】第6の発明に係る空気調和機の制御装置
は、直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機と、交流電
源電圧が入力され、圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧
縮機駆動手段と、圧縮機駆動手段を出力電圧情報で制御
し、圧縮機の運転周波数を可変する圧縮機運転周波数制
御手段とを有する空気調和機の制御装置において、圧縮
機運転周波数制御手段による圧縮機の運転周波数の制御
に必要な交流電源電圧の入力電流を検出する入力電流検
出手段と、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の運
転周波数の制御に必要な圧縮機のロータの位置を検出す
る位置検出手段と、圧縮機の運転周波数と入力電流検出
手段で検出される入力電流情報との相関関係、及び位置
検出手段で検出される圧縮機のロータの位置に基づいた
運転周波数と圧縮機への出力電圧との相関関係に基づい
た冷媒系の異常判定データが記憶される判定データ記憶
手段と、位置検出手段で検出される圧縮機のロータの位
置に基づいた運転周波数情報、入力電流検出手段の入力
電流情報及び圧縮機運転周波数制御手段の出力電圧情報
が入力され、運転周波数情報と入力電流情報及び出力電
圧情報を比較し、その比較結果と判定データ記憶手段に
記憶された異常判定データに基づいて、冷媒系の異常を
判定する比較判定手段とを備えるものである。
【0015】第7の発明に係る空気調和機の制御装置の
比較判定手段は、冷媒系の異常判定のための情報が安定
するまで、冷媒系の異常判定を繰り返すものである。第
8の発明に係る空気調和機の制御装置は、判定データ記
憶手段に、判定レベルの異なる2つの異常判定データを
記憶させ、比較判定手段は、判定データ記憶手段に記憶
された、判定レベルの低い異常判定データにより、冷媒
系の異常を判定した場合に、一度圧縮機の運転周波数を
上げて、冷媒系の異常判定を継続するものである。
【0016】第9の発明に係る空気調和機の制御装置の
比較判定手段は、冷媒系の異常を判定すると、圧縮機を
停止させるものである。第10の発明に係る空気調和機
の制御装置は、比較判定手段により冷媒系の異常が判定
されたとき、比較判定手段からの情報により、その旨の
表示を行う表示手段を備えるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態に係る空気調和機の制御装置を示すブロック
図である。図において、1は交流電源、2は整流手段、
3は平滑手段、4は圧縮機運転周波数生成手段であり、
整流手段2、平滑手段3及び圧縮機運転周波数生成手段
4で圧縮機駆動手段を構成している。5は圧縮機電動
機、6は圧縮機運転周波数制御手段(以下、圧縮機制御
手段という)、7は入力電流検出手段、8は比較判定手
段、9は判定データ記憶手段、10、11、12は各種
データを伝送するためのライン、13は表示手段であ
る。
【0018】ここで、まず、この実施の形態の動作の概
略について説明する。まず、交流電源1は整流手段2で
直流にされ平滑手段3で平滑されたリップル分のない直
流電圧にされた後、圧縮機運転周波数生成手段4により
三相交流に変換され圧縮機電動機5を駆動している。
【0019】また、入力電流検出手段7で検出した電流
は、ライン10を通して直接圧縮機制御手段6に送られ
る他、比較判定手段8により、判定データ記憶手段9に
記憶されている正常時相関データと圧縮機制御手段6か
らライン11を通して送られる運転周波数データを使用
して冷媒系の異常を判定し結果をライン12を通して圧
縮機制御手段6にフィードバックさせている。また、異
常を判定した場合は、表示手段13を用いて外部に知ら
しめるようにする。
【0020】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図2はこの実施の形態において、異常判定に使用
する圧縮機運転周波数と入力電流の関係を示すグラフで
あり、通常(正常)の運転状態に比較して冷媒系異常運
転時は低周波数でも高い入力電流値となっている。図2
に示すように、圧縮機運転周波数と入力電流値の相関関
係は、圧縮機の運転周波数が高くなるほど仕事量が増え
るために入力電流も大きくなるが、冷媒系に詰まり等の
異常がある場合は、圧縮機の運転周波数が小さい場合で
も入力電流が非常に大きくなる。そこで、図2に示すよ
うな異常判定境界のデータをあらかじめ判定データ記憶
手段9に格納しておき、比較判定手段8により運転周波
数に対する入力電流が、異常判定境界の正常側にあるか
異常側にあるかを判定するようになっている。
【0021】図3はこの実施の形態の異常検出の動作を
示すフローチャートである。まず、元電源である交流電
圧1は整流手段2で直流電圧に整流された後、平滑手段
3でリップル分を除去され圧縮機運転周波数生成手段4
により三相交流信号に変換され圧縮機電動機5を駆動し
ている。また、入力電流検出手段7で検出された運転電
流値は、ライン10を通して直接圧縮機制御手段6に送
られ、圧縮機制御手段6では圧縮機運転周波数生成手段
4を制御し、通常運転時に運転電流が元電源の電流容量
(ブレーカー容量)を越えないように運転周波数を制御
している状態となっている。
【0022】そして、比較判定手段8には圧縮機制御手
段6から運転周波数がライン11を通して入力され、入
力電流検出手段7で検出された運転電流値が入力されて
おり、比較判定手段8では、まず、圧縮機制御手段6か
ら運転周波数がライン11を通して入力された圧縮機運
転周波数を読み込み(S100)、その運転周波数に対
応する入力判定値Is を、判定データ記憶手段9に記憶
された異常判定境界のデータから読み込む(S10
1)。
【0023】そして、入力電流検出手段7で検出された
運転電流値In を検出し(S102)、運転電流値In
が入力判定値Is を越えているか否かを判断し(S10
3)、S103で運転電流値In が入力判定値Is を越
えていないと判断されると、通常制御に入り、S103
で運転電流値In が入力判定値Is を越えていると判断
されると、異常であると判定し、異常である旨を圧縮機
制御手段6にライン12を通して送信し、その異常信号
により圧縮機5の運転を停止させ(S104)、表示手
段13に異常の旨を表示させ異常発生を空気調和機使用
者又は保守点検者に知らせ(S105)、終了する。
【0024】この実施の形態では、圧縮機の運転周波数
を変化させ、その能力を可変させることのできる空気調
和機は、通常ブレーカー容量以内で空気調和機を運転さ
せる制御が必要であるため、入力電流検出手段が設けら
れており、その入力電流検出手段で検出された運転電流
値により、圧縮機の異常を判定するので、コストを上げ
ることなく、また信頼性を損なうことなく圧縮機の圧力
保護を迅速に行うことが可能となる。
【0025】実施の形態2.図4は本発明の他の実施の
形態に係る空気調和機の制御装置を示すブロック図であ
る。この実施の形態は、実施の形態1において、比較判
定手段8で比較する時間を1点ではなく時間を持たせる
ようにしたものである。図において、14はタイマーカ
ウンターであり、比較判定手段8に接続されており、他
の構成は実施の形態1と同様である。
【0026】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図5はこの実施の形態の異常検出の動作を示すフ
ローチャートである。まず、元電源である交流電圧1は
整流手段2で直流電圧に整流された後、平滑手段3でリ
ップル分を除去され圧縮機運転周波数生成手段4により
三相交流信号に変換され圧縮機電動機5を駆動してい
る。また、入力電流検出手段7で検出された運転電流値
は、ライン10を通して直接圧縮機制御手段6に送ら
れ、圧縮機制御手段6では圧縮機運転周波数生成手段4
を制御し、通常運転時に運転電流が元電源の電流容量
(ブレーカー容量)を越えないよう運転周波数を制御し
ている状態となっている。
【0027】そして、比較判定手段8には圧縮機制御手
段6から運転周波数がライン11を通して入力され、入
力電流検出手段7で検出された運転電流値も入力されて
おり、比較判定手段8では、まず、タイマーカウンター
14のカウンタnをクリアし(S110)、圧縮機制御
手段6から運転周波数がライン11を通して入力された
圧縮機運転周波数を読み込み(S111)、その運転周
波数に対応する入力判定値Is を、判定データ記憶手段
9に記憶された異常判定境界のデータから読み込む(S
112)。
【0028】そして、入力電流検出手段7で検出された
運転電流値In を検出し(S113)、運転電流値In
が入力判定値Is を越えているか否かを判断し(S11
4)、S114で運転電流値In が入力判定値Is を越
えていないと判断されると、通常制御に入り、S114
で運転電流値In が入力判定値Is を越えていると判断
されると、異常の可能性があると判定し、タイマーカウ
ンター14のカウンタnをn+1とし(S115)、タ
イマーカウンター14のカウンタnがあらかじめ設定さ
れたm(データが安定するまでの時間定数)以上になる
までS113〜S115を繰り返す(S116)。
【0029】また、タイマーカウンター14のカウンタ
nがあらかじめ設定されたm以上になる前に、S114
で運転電流値In が入力判定値Is を越えていないと判
断されると、通常制御に入り、S116でタイマーカウ
ンター14のカウンタnがあらかじめ設定されたm以上
になると、異常であると判定し、異常である旨を圧縮機
制御手段6にライン12を通して送信し、その異常信号
により圧縮機5の運転を停止させ(S117)、表示手
段13に異常の旨を表示させ異常発生を空気調和機使用
者又は保守点検者に知らせ(S118)、終了する。
【0030】この実施の形態では、タイマーカウンター
14により以上の判断を1回の判断ではなく、時間を持
たせるようにしたので、運転電流値のデータが、気温、
電源などの環境要因の変動により変化する場合であって
も、誤判定することがなく、安定した異常判断を行うこ
とが可能となる。
【0031】実施の形態3.図6は本発明の他の実施の
形態に係る空気調和機の制御装置を示すブロック図であ
る。図において、1は交流電源、2は整流手段、3は平
滑手段、4は圧縮機運転周波数生成手段、13は表示手
段、14はタイマーカウンター、15は誘導電動機を使
用した圧縮機、16は圧縮機制御手段、17は電流位相
検出手段、18は比較判定手段、19は判定データ記憶
手段、20、21、22は各種データを伝送するための
ラインであり、図6の(a)はタイマーカウンタ14が
比較判定手段18に接続されていない構成、図6の
(b)はタイマーカウンタ14が比較判定手段18に接
続されている構成を示している。
【0032】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、交流電源1は整流手段2で直流にされ平滑
手段3で平滑されたリップル分のない直流電圧にされた
後、圧縮機運転周波数生成手段4により誘導電動機を駆
動させるための信号が生成され、誘導電動機を使用した
圧縮機15を駆動している。
【0033】また、電流位相検出手段17で検出した圧
縮機入力電流位相データは、ライン20を通して直接圧
縮機制御手段16に送られ、負荷変動に対応する制御を
行うために使用されている。また、圧縮機制御手段16
では、電流位相検出手段17で検出された圧縮機入力電
流位相データを位相差データに変換し、ライン21を通
して比較判定手段18に運転周波数と共に送っている。
【0034】また、比較判定手段18により、判定デー
タ記憶手段19に記憶されている正常時相関データと圧
縮機制御手段16からライン21を通して送られる運転
周波数データを使用して冷媒系の異常を判定し結果をラ
イン22を通して圧縮機制御手段16にフィードバック
させている。また、異常を判定した場合は、表示手段1
3を用いて外部に知らしめるようにする。
【0035】ここで、この実施の形態の異常判定の動作
について説明する。図7はこの実施の形態において、異
常判定に使用する圧縮機運転周波数と位相差の関係を示
すグラフであり、通常(正常)の運転状態に比較して冷
媒系異常運転時は低周波数でも高い位相差となってい
る。図7に示すように、圧縮機運転周波数と位相差の相
関関係は、圧縮機運転周波数が高くなるほどトルクを稼
ぐために滑りが大きくなり、従って位相差も大きくなる
が、冷媒系に詰まり等の異常がある場合は、圧縮機運転
周波数が低い場合でも位相差が非常に大きくなる。そこ
で、図7に示すような異常判定境界のデータを判定デー
タ記憶手段19に格納しておき、比較判定手段18によ
り運転周波数に対する位相差が、異常判定境界の正常側
にあるか異常側にあるかを判定するようになっている。
【0036】なお、この実施の形態の異常判定の動作
は、実施の形態1、2における入力電流検出手段7で検
出された運転電流値と、あらかじめ判定データ記憶手段
9に記憶された圧縮機運転周波数と入力電流値の相関関
係に基づいた異常判定境界のデータを用いる代わりに、
電流位相検出手段17で検出した圧縮機入力電流位相デ
ータに基づいた位相差データと、あらかじめ判定データ
記憶手段19に記憶された圧縮機運転周波数と位相差の
相関関係に基づいた異常判定境界のデータを用いる他
は、図6の(a)については、実施の形態1の動作と同
様であり、図6の(b)については、実施の形態2の動
作と同様である。
【0037】この実施の形態では、誘導電動機を使用し
た圧縮機の運転周波数を変化させ、その能力を可変させ
ることのできる空気調和機は、圧縮機の運転範囲を広く
し、負荷変動に対応する制御を行うため、位相差検出手
段が設けられており、その位相差検出手段で検出された
圧縮機入力電流位相データに基づいた位相差データによ
り、圧縮機の異常を判定するので、コストを上げること
なく、また信頼性を損なうことなく圧縮機の圧力保護を
迅速に行うことが可能となる。また、タイマーカウンタ
ー14により以上の判断を1回の判断ではなく、時間を
持たせるようにしたので、運転電流値のデータが、気
温、電源などの環境要因の変動により変化する場合であ
っても、誤判定することがなく、安定した異常判断を行
うことが可能となる。
【0038】実施の形態4.図8は本発明の他の実施の
形態に係る空気調和機の制御装置を示すブロック図であ
る。図において、1は交流電源、2は整流手段、3は平
滑手段、4は圧縮機運転周波数生成手段、13は表示手
段、14はタイマーカウンター、25は直流ブラシレス
電動機を使用した圧縮機、26は圧縮機制御手段、27
は運転周波数検出手段、28は比較判定手段、29は判
定データ記憶手段、30、31、32は各種データを伝
送するためのラインであり、図8の(a)はタイマーカ
ウンタ14が比較判定手段28に接続されていない構
成、図8の(b)はタイマーカウンタ14が比較判定手
段28に接続されている構成を示している。
【0039】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、交流電源1は整流手段2で直流にされ平滑
手段3で平滑されたリップル分のない直流電圧にされた
後、圧縮機運転周波数生成手段4により直流ブラシレス
電動機を駆動させるための信号が生成され、直流ブラシ
レス電動機を使用した圧縮機25を駆動している。
【0040】また、運転周波数検出手段27で検出した
周波数データは、ライン30を通して直接圧縮機制御手
段26に送られ、直流ブラシレス電動機を制御するため
に使用されている。また、圧縮機制御手段26では、運
転周波数検出手段27で検出した周波数データに基づい
て、圧縮機運転周波数生成手段4に送る出力電圧データ
を制御すると共に、ライン31を通して比較判定手段2
8に送っている。
【0041】また、比較判定手段28により、判定デー
タ記憶手段29に記憶されている正常時相関データと圧
縮機制御手段26からライン31を通して送られる出力
電圧データを使用して冷媒系の異常を判定し結果をライ
ン32を通して圧縮機制御手段26にフィードバックさ
せている。また、異常を判定した場合は、表示手段13
を用いて外部に知らしめるようにする。
【0042】ここで、この実施の形態の異常判定の動作
について説明する。図9はこの実施の形態において、異
常判定に使用する圧縮機運転周波数と出力電圧の関係を
示すグラフであり、通常(正常)の運転状態に比較して
冷媒系異常運転時は低周波数でも高い出力電圧となって
いる。図9に示すように、圧縮機運転周波数と出力電圧
の相関関係は、圧縮機運転周波数が高くなるほどトルク
を稼ぐために出力電圧を大きくする必要があが、冷媒系
に詰まり等の異常がある場合、圧縮機運転周波数が低い
場合でも出力電圧が非常に大きくなる。そこで、図9に
示すような異常判定境界のデータを判定データ記憶手段
29に格納しておき、比較判定手段28により運転周波
数に対する出力電圧が、異常判定境界の正常側にあるか
異常側にあるかを判定するようになっている。
【0043】なお、この実施の形態の異常判定の動作
は、実施の形態1、2における入力電流検出手段7で検
出された運転電流値と、あらかじめ判定データ記憶手段
9に記憶された圧縮機運転周波数と入力電流値の相関関
係に基づいた異常判定境界のデータを用いる代わりに、
運転周波数検出手段27で検出した周波数データと、あ
らかじめ判定データ記憶手段19に記憶された圧縮機運
転周波数と出力電圧に基づいた異常判定境界のデータを
用いる他は、図8の(a)については、実施の形態1の
動作と同様であり、図8の(b)については、実施の形
態2の動作と同様である。
【0044】この実施の形態では、直流ブラシレス電動
機を使用した圧縮機の運転周波数を変化させ、その能力
を可変させることのできる空気調和機は、その制御上必
ず運転周波数の検出が必要であるため運転周波数検出手
段が設けられており、また、直流ブラシレス電動機を制
御するための出力電圧データは圧縮機制御手段26で生
成しており、特別に検出回路を設けることなく運転周波
数と出力電圧の検出ができ、コストを上げることなく、
また信頼性を損なうことなく圧縮機の圧力保護を迅速に
行うことができるという効果を有する。また、タイマー
カウンター14により以上の判断を1回の判断ではな
く、時間を持たせるようにしたので、運転電流値のデー
タが、気温、電源などの環境要因の変動により変化する
場合であっても、誤判定することがなく、安定した異常
判断を行うことが可能となる。
【0045】なお、この実施の形態では、運転周波数検
出手段27を使用しているが、圧縮機のロータの位置を
検出する位置検出手段を使用し、この位置検出手段で検
出される圧縮機のロータの位置に基づいた運転周波数を
使用するようにしてもよい。
【0046】実施の形態5.この実施の形態は、実施の
形態1において、判定データ記憶手段9に記憶させる異
常判定境界のデータとして、図10に示すように異常停
止判定境界と正常電流判定境界の2つの境界データと
し、中間状態を区分として設け、この異常停止判定境
界:Irと正常電流判定境界:Isの間に電流値が入っ
た場合、一度運転周波数を上げて電流値の挙動を確定さ
せてより確実な判定が行えるようにしたものであり、そ
の他の構成及び、異常判定の動作以外の動作は実施の形
態1と同様である。
【0047】次に、この実施の形態の異常判定の動作に
ついて説明する。図11はこの実施の形態の異常検出の
動作を示すフローチャートである。まず、フラグnをク
リアし(S120)、圧縮機制御手段6から運転周波数
がライン11を通して入力された圧縮機運転周波数を読
み込み(S121)、その運転周波数に対応する正常電
流判定値Is 及び異常停止電流判定値Ir を、判定デー
タ記憶手段9に記憶された異常判定境界のデータから読
み込む(S122)。
【0048】そして、入力電流検出手段7で検出された
運転電流値In を検出し(S123)、正常電流判定値
Is が運転電流値In を越えているか否かを判断し(S
124)、S124で正常電流判定値Is が運転電流値
In を越えていると判断されると、通常制御に入り、S
124で正常電流判定値Is が運転電流値In を越えて
いないと判断されると、運転電流値In が異常停止電流
判定値Ir を越えているか否かを判断し(S125)、
S125で運転電流値In が異常停止電流判定値Ir を
越えていると判断されると、異常であると判定し、異常
である旨を圧縮機制御手段6にライン12を通して送信
し、その異常信号により圧縮機5の運転を停止させ(S
126)、表示手段13に異常の旨を表示させ異常発生
を空気調和機使用者又は保守点検者に知らせ(S12
7)、終了する。
【0049】また、S125で運転電流値In が異常停
止電流判定値Ir を越えていないと判断されると、フラ
グnがクリアであるか否かを判断し(S128)、S1
28でフラグnがクリアであると判断されると、フラグ
nをセットし(S129)、運転周波数を上げて運転さ
せ、S123に戻る。
【0050】そして、S124で正常電流判定値Is が
運転電流値In を越えていると判断されると、通常制御
に入り、S125で運転電流値In が異常停止電流判定
値Ir を越えていると判断されると、異常であると判定
し、異常である旨を圧縮機制御手段6にライン12を通
して送信し、その異常信号により圧縮機5の運転を停止
させ(S126)、表示手段13に異常の旨を表示させ
異常発生を空気調和機使用者又は保守点検者に知らせ
(S127)、終了する。
【0051】また、S124で正常電流判定値Is が運
転電流値In を越えていないと判断され、S125で運
転電流値In が異常停止電流判定値Ir を越えていない
と判断されると、フラグnがセットされているので、S
128でフラグnがクリアでないと判断され、運転周波
数を上昇させても異常判定領域まで運転電流が上昇しな
い場合であり、破壊に繋がるような異常状態ではないと
判断し、周波数を低く抑えて連続運転を継続させる(S
131)。
【0052】この実施の形態では、圧縮機の運転周波数
を変化させ、その能力を可変させることのできる空気調
和機は、通常ブレーカー容量以内で空気調和機を運転さ
せる制御が必要であるため、入力電流検出手段が設けら
れており、その入力電流検出手段で検出された運転電流
値により、圧縮機の異常を判定するので、コストを上げ
ることなく、また信頼性を損なうことなく圧縮機の圧力
保護を迅速に行うことが可能となり、さらに、判定デー
タ記憶手段9に記憶させる異常判定境界のデータとし
て、異常停止判定境界と正常電流判定境界の2つの境界
データとし、中間状態を区分として設けたので、より正
確な異常判断を行うことが可能となる。
【0053】なお、この実施の形態では、実施の形態1
において、判定データ記憶手段9に記憶させる異常判定
境界のデータとして、図10に示すように異常停止判定
境界と正常電流判定境界の2つの境界データとし、中間
状態を区分として設けるようにしたが、実施の形態3、
実施の形態4においても同様に、異常停止判定境界と正
常位相差判定境界、異常停止判定境界と正常出力電圧判
定境界の2つの境界データとし、中間状態を区分として
設けるようにして、異常判断を行うようにしてもよい。
【0054】また、実施の形態1〜4では、それぞれ別
々の異常判定処理を行っているが、実施の形態1〜4を
組み合わせて、異常判定を行うようにしてもよい。この
場合、異常判定の信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0055】また、実施の形態1〜5では、圧縮機の起
動時の異常判断の例で説明したが、起動時だけではな
く、通常運転時にも異常判断を行い、通常運転時に異常
と判断された場合も同様に、圧縮機を停止させるなどの
動作をするようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、検出
手段により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の
運転周波数の制御に必要な情報を検出し、判定データ記
憶手段により、圧縮機の運転周波数と検出手段で検出さ
れる検出情報との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定
データを記憶し、圧縮機運転周波数制御手段の運転周波
数情報及び検出手段の検出情報が入力される比較判定手
段により、運転周波数情報と検出情報を比較し、その比
較結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定デー
タに基づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたの
で、通常運転制御のために予め備えているセンサー等か
らの情報を利用して冷媒系の異常判定を行うことがで
き、装置が安価にでき、また、運転のための電気的デー
タを直接使用するためサーミスタを介した温度を利用し
た保護方法よりも高速に保護が行えるため信頼性をより
高めることができるという効果を有する。
【0057】また、第2の発明によれば、入力電流検出
手段により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の
運転周波数の制御に必要な交流電源電圧の入力電流を検
出し、判定データ記憶手段により、圧縮機の運転周波数
と入力電流検出手段で検出される入力電流情報との相関
関係に基づいた冷媒系の異常判定データを記憶し、圧縮
機運転周波数制御手段の運転周波数情報及び入力電流検
出手段の入力電流情報が入力される比較判定手段によ
り、運転周波数情報と入力電流情報を比較し、その比較
結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データ
に基づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたので、
圧縮機の運転周波数を変化させ、その能力を可変させる
ことのできる空気調和機に設けられている入力電流検出
手段で検出された運転電流値により、圧縮機の異常を判
定するので、コストを上げることなく、また信頼性を損
なうことなく圧縮機の圧力保護を迅速に行うことができ
るという効果を有する。
【0058】また、第3の発明によれば、電流位相検出
手段により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の
運転周波数の制御に必要な圧縮機への出力電流の位相を
検出し、判定データ記憶手段により、圧縮機の運転周波
数と電流位相検出手段で検出される電流位相から求めら
れる電流位相差情報との相関関係に基づいた冷媒系の異
常判定データを記憶し、圧縮機運転周波数制御手段の運
転周波数情報及び電流位相検出手段の電流位相から求め
られた電流位相差情報が入力される比較判定手段によ
り、運転周波数情報と電流位相差情報を比較し、その比
較結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定デー
タに基づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたの
で、誘導電動機を使用した圧縮機の運転周波数を変化さ
せ、その能力を可変させることのできる空気調和機に設
けられている位相差検出手段で検出された圧縮機入力電
流位相データに基づいた位相差データにより、圧縮機の
異常を判定するので、コストを上げることなく、また信
頼性を損なうことなく圧縮機の圧力保護を迅速に行うこ
とができるという効果を有する。
【0059】また、第4の発明によれば、入力電流検出
手段により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の
運転周波数の制御に必要な交流電源電圧の入力電流を検
出し、電流位相検出手段により、圧縮機運転周波数制御
手段による圧縮機の運転周波数の制御に必要な圧縮機へ
の出力電流の位相を検出し、判定データ記憶手段によ
り、圧縮機の運転周波数と入力電流検出手段で検出され
る入力電流情報との相関関係、及び圧縮機の運転周波数
と電流位相検出手段で検出される電流位相から求められ
る電流位相差情報との相関関係に基づいた冷媒系の異常
判定データを記憶し、圧縮機運転周波数制御手段の運転
周波数情報、入力電流検出手段の入力電流情報及び電流
位相検出手段の電流位相から求められた電流位相差情報
が入力される比較判定手段により、運転周波数情報と入
力電流情報及び電流位相差情報を比較し、その比較結果
と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データに基
づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたので、異常
判定の信頼性を向上させることができるという効果を有
する。
【0060】また、第5の発明によれば、位置検出手段
により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の運転
周波数の制御に必要な圧縮機のロータの位置を検出し、
判定データ記憶手段により、位置検出手段で検出される
圧縮機のロータの位置に基づいた運転周波数と圧縮機へ
の出力電圧との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定デ
ータを記憶し、位置検出手段で検出される圧縮機のロー
タの位置に基づいた運転周波数情報及び圧縮機運転周波
数制御手段の出力電圧情報が入力さる比較判定手段によ
り、運転周波数情報と出力電圧情報を比較し、その比較
結果と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データ
に基づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたので、
直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機の運転周波数を
変化させ、その能力を可変させることのできる空気調和
機に設けられている位置検出手段で検出された圧縮機の
ロータの位置に基づいた運転周波数データにより、圧縮
機の異常を判定するので、コストを上げることなく、ま
た信頼性を損なうことなく圧縮機の圧力保護を迅速に行
うことができるという効果を有する。
【0061】また、第6の発明によれば、入力電流検出
手段により、圧縮機運転周波数制御手段による圧縮機の
運転周波数の制御に必要な交流電源電圧の入力電流を検
出し、位置検出手段により、圧縮機運転周波数制御手段
による圧縮機の運転周波数の制御に必要な圧縮機のロー
タの位置を検出し、判定データ記憶手段により、圧縮機
の運転周波数と入力電流検出手段で検出される入力電流
情報との相関関係、及び位置検出手段で検出される圧縮
機のロータの位置に基づいた運転周波数と圧縮機への出
力電圧との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定データ
を記憶し、位置検出手段で検出される圧縮機のロータの
位置に基づいた運転周波数情報、入力電流検出手段の入
力電流情報及び圧縮機運転周波数制御手段の出力電圧情
報が入力される比較判定手段により、運転周波数情報と
入力電流情報及び出力電圧情報を比較し、その比較結果
と判定データ記憶手段に記憶された異常判定データに基
づいて、冷媒系の異常を判定するようにしたので、異常
判定の信頼性を向上させることができるという効果を有
する。
【0062】また、第7の発明によれば、比較判定手段
により、冷媒系の異常判定のための情報が安定するま
で、冷媒系の異常判定を繰り返すようにしたので、検出
された情報が、気温、電源などの環境要因の変動により
変化する場合であっても、誤判定することがなく、安定
した異常判断を行うことができるという効果を有する。
また、第8の発明によれば、判定データ記憶手段に、判
定レベルの異なる2つの異常判定データを記憶させ、比
較判定手段により、判定データ記憶手段に記憶された、
判定レベルの低い異常判定データにより、冷媒系の異常
を判定した場合に、一度圧縮機の運転周波数を上げて、
冷媒系の異常判定を継続するようにしたので、より正確
な異常判断を行うことができるという効果を有する。
【0063】また、第9の発明によれば、比較判定手段
により、冷媒系の異常を判定すると、圧縮機を停止させ
るようにしたので、安全に圧縮機を扱うことができると
いう効果を有する。また、第10の発明によれば、表示
手段により、比較判定手段により冷媒系の異常が判定さ
れたとき、比較判定手段からの情報により、その旨の表
示を行うようにしたので、冷媒系の異常が発生したとき
に、使用者などに異常を知らせることができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る空気調和機の制
御装置を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の異常判定に使用する圧縮機運
転周波数と入力電流の関係を示すグラフである。
【図3】 実施の形態1の異常検出の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係る空気調和機の
制御装置を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態2の異常検出の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】 本発明の他の実施の形態に係る空気調和機の
制御装置を示すブロック図である。
【図7】 実施の形態3の異常判定に使用する圧縮機運
転周波数と位相差の関係を示すグラフである。
【図8】 本発明の他の実施の形態に係る空気調和機の
制御装置を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態4の異常判定に使用する圧縮機運
転周波数と出力電圧の関係を示すグラフである。
【図10】 実施の形態5の異常判定に使用する圧縮機
運転周波数と入力電流の関係を示すグラフである。
【図11】 実施の形態5の異常検出の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】 従来の空気調和機の構成を示す冷媒回路図
である。
【図13】 従来の空気調和機の構成を示す冷媒回路図
である。
【符号の説明】
1 交流電源、2 整流手段、3 平滑手段、4 圧縮
機運転周波数生成手段、5 圧縮機電動機、6 圧縮機
運転周波数制御手段(圧縮機制御手段)、7入力電流検
出手段、8 比較判定手段、9 判定データ記憶手段、
10、11、12 ライン、13 表示手段、14 タ
イマーカウンター、15 誘導電動機を使用した圧縮
機、16 圧縮機運転周波数制御手段(圧縮機制御手
段)、17電流位相検出手段、18 比較判定手段、1
9 判定データ記憶手段、20、21、22 ライン、
25 直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機、26
圧縮機運転周波数制御手段(圧縮機制御手段)、27
運転周波数検出手段、28比較判定手段、29 判定デ
ータ記憶手段、30、31、32 ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 禎夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA02 CC10 CC19 DD01 DD06 EE04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、交流電源電圧が入力され、前
    記圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧縮機駆動手段と、
    前記圧縮機駆動手段を制御し、前記圧縮機の運転周波数
    を可変する圧縮機運転周波数制御手段とを有する空気調
    和機の制御装置において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な情報を検出する検出手段と、 前記圧縮機の運転周波数と前記検出手段で検出される検
    出情報との相関関係に基づいた冷媒系の異常判定データ
    が記憶される判定データ記憶手段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段の運転周波数情報及び前
    記検出手段の検出情報が入力され、前記運転周波数情報
    と検出情報を比較し、その比較結果と前記判定データ記
    憶手段に記憶された異常判定データに基づいて、冷媒系
    の異常を判定する比較判定手段とを備えることを特徴と
    する空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機と、交流電源電圧が入力され、前
    記圧縮機を可変交流電圧で駆動する圧縮機駆動手段と、
    前記圧縮機駆動手段を運転周波数情報で制御し、前記圧
    縮機の運転周波数を可変する圧縮機運転周波数制御手段
    とを有する空気調和機の制御装置において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記交流電源電圧の入力電流を検
    出する入力電流検出手段と、 前記圧縮機の運転周波数と前記入力電流検出手段で検出
    される入力電流情報との相関関係に基づいた冷媒系の異
    常判定データが記憶される判定データ記憶手段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段の運転周波数情報及び前
    記入力電流検出手段の入力電流情報が入力され、前記運
    転周波数情報と入力電流情報を比較し、その比較結果と
    前記判定データ記憶手段に記憶された異常判定データに
    基づいて、冷媒系の異常を判定する比較判定手段とを備
    えることを特徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 誘導電動機を使用した圧縮機と、交流電
    源電圧が入力され、前記圧縮機を可変交流電圧で駆動す
    る圧縮機駆動手段と、前記圧縮機駆動手段を運転周波数
    情報で制御し、前記圧縮機の運転周波数を可変する圧縮
    機運転周波数制御手段とを有する空気調和機の制御装置
    において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記圧縮機への出力電流の位相を
    検出する電流位相検出手段と、 前記圧縮機の運転周波数と前記電流位相検出手段で検出
    される電流位相から求められる電流位相差情報との相関
    関係に基づいた冷媒系の異常判定データが記憶される判
    定データ記憶手段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段の運転周波数情報及び電
    流位相検出手段の電流位相から求められた電流位相差情
    報が入力され、前記運転周波数情報と電流位相差情報を
    比較し、その比較結果と前記判定データ記憶手段に記憶
    された異常判定データに基づいて、冷媒系の異常を判定
    する比較判定手段とを備えることを特徴とする空気調和
    機の制御装置。
  4. 【請求項4】 誘導電動機を使用した圧縮機と、交流電
    源電圧が入力され、前記圧縮機を可変交流電圧で駆動す
    る圧縮機駆動手段と、前記圧縮機駆動手段を運転周波数
    情報で制御し、前記圧縮機の運転周波数を可変する圧縮
    機運転周波数制御手段とを有する空気調和機の制御装置
    において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記交流電源電圧の入力電流を検
    出する入力電流検出手段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記圧縮機への出力電流の位相を
    検出する電流位相検出手段と、 前記圧縮機の運転周波数と前記入力電流検出手段で検出
    される入力電流情報との相関関係、及び前記圧縮機の運
    転周波数と前記電流位相検出手段で検出される電流位相
    から求められる電流位相差情報との相関関係に基づいた
    冷媒系の異常判定データが記憶される判定データ記憶手
    段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段の運転周波数情報、入力
    電流検出手段の入力電流情報及び電流位相検出手段の電
    流位相から求められた電流位相差情報が入力され、前記
    運転周波数情報と入力電流情報及び電流位相差情報を比
    較し、その比較結果と前記判定データ記憶手段に記憶さ
    れた異常判定データに基づいて、冷媒系の異常を判定す
    る比較判定手段とを備えることを特徴とする空気調和機
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機
    と、交流電源電圧が入力され、前記圧縮機を可変交流電
    圧で駆動する圧縮機駆動手段と、前記圧縮機駆動手段を
    出力電圧情報で制御し、前記圧縮機の運転周波数を可変
    する圧縮機運転周波数制御手段とを有する空気調和機の
    制御装置において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記圧縮機のロータの位置を検出
    する位置検出手段と、 前記位置検出手段で検出される圧縮機のロータの位置に
    基づいた運転周波数と前記圧縮機への出力電圧との相関
    関係に基づいた冷媒系の異常判定データが記憶される判
    定データ記憶手段と、 前記位置検出手段で検出される圧縮機のロータの位置に
    基づいた運転周波数情報及び前記圧縮機運転周波数制御
    手段の出力電圧情報が入力され、前記運転周波数情報と
    出力電圧情報を比較し、その比較結果と前記判定データ
    記憶手段に記憶された異常判定データに基づいて、冷媒
    系の異常を判定する比較判定手段とを備えることを特徴
    とする空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 直流ブラシレス電動機を使用した圧縮機
    と、交流電源電圧が入力され、前記圧縮機を可変交流電
    圧で駆動する圧縮機駆動手段と、前記圧縮機駆動手段を
    出力電圧情報で制御し、前記圧縮機の運転周波数を可変
    する圧縮機運転周波数制御手段とを有する空気調和機の
    制御装置において、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記交流電源電圧の入力電流を検
    出する入力電流検出手段と、 前記圧縮機運転周波数制御手段による前記圧縮機の運転
    周波数の制御に必要な前記圧縮機のロータの位置を検出
    する位置検出手段と、 前記圧縮機の運転周波数と前記入力電流検出手段で検出
    される入力電流情報との相関関係、及び前記位置検出手
    段で検出される圧縮機のロータの位置に基づいた運転周
    波数と前記圧縮機への出力電圧との相関関係に基づいた
    冷媒系の異常判定データが記憶される判定データ記憶手
    段と、 前記位置検出手段で検出される圧縮機のロータの位置に
    基づいた運転周波数情報、入力電流検出手段の入力電流
    情報及び前記圧縮機運転周波数制御手段の出力電圧情報
    が入力され、前記運転周波数情報と入力電流情報及び出
    力電圧情報を比較し、その比較結果と前記判定データ記
    憶手段に記憶された異常判定データに基づいて、冷媒系
    の異常を判定する比較判定手段とを備えることを特徴と
    する空気調和機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記比較判定手段は、冷媒系の異常判定
    のための情報が安定するまで、冷媒系の異常判定を繰り
    返すことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6
    記載の空気調和機の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記判定データ記憶手段に、判定レベル
    の異なる2つの異常判定データを記憶させ、 前記比較判定手段は、前記判定データ記憶手段に記憶さ
    れた、判定レベルの低い異常判定データにより、冷媒系
    の異常を判定した場合に、一度前記圧縮機の運転周波数
    を上げて、冷媒系の異常判定を継続することを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の空気調和
    機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記比較判定手段は、冷媒系の異常を判
    定すると、前記圧縮機を停止させることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の空気調和
    機の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記比較判定手段により冷媒系の異常
    が判定されたとき、前記比較判定手段からの情報によ
    り、その旨の表示を行う表示手段を備えることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載
    の空気調和機の制御装置。
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