JP2000298137A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP2000298137A JP11106521A JP10652199A JP2000298137A JP 2000298137 A JP2000298137 A JP 2000298137A JP 11106521 A JP11106521 A JP 11106521A JP 10652199 A JP10652199 A JP 10652199A JP 2000298137 A JP2000298137 A JP 2000298137A
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雅英 田村
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努 澤井
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達也 野末
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    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
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    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Z軸方向にのみ加速度が加わった際に発生す
るX軸方向加速度信号にまたはY軸方向加速度信号を従
来よりも小さくできる加速度センサを得る。 【解決手段】 一対のX軸方向加速度検出用電極及び一
対のY軸方向加速度検出用電極EY1,EY2を、圧電
セラミック基板をダイアフラムに接合する際に発生する
重錘の中心C0とX軸方向仮想線とY軸方向仮想線の交
点C1とのずれ量が最大になったときに、重錘のZ軸方
向の変位により重錘対向領域8A内に応力が発生する領
域33を一対のX軸方向加速度検出用電極及び一対のY
軸方向加速度検出用電極EY1,EY2の内側端部EY
a,EYaが越えるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電セラミックス
を利用して加速度を検出する加速度センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一方の面上に想定するX軸方向仮想線上
に配置された一対のX軸方向加速度検出用電極及びX軸
方向仮想線と直交するY軸方向仮想線上に配置された一
対のY軸方向加速度検出用電極を含む検出用電極パター
ンを形成し、他方の面上に検出用電極パターンと対向す
る対向電極パターンを形成した圧電セラミックス基板に
分極処理を施し、加速度を受けて圧電セラミックス内に
生じる応力により各方向の加速度検出用電極に発生する
自発分極電荷に基づいてX軸方向及びY軸方向の加速度
成分に対応した信号を出力する加速度センサが知られて
いる。この加速センサの基本原理及び基本技術は、国際
公開WO93/02342(PCT/JP92/008
82)に詳しく開示されている。この加速度センサで
は、圧電セラミックス基板の裏面にダイアフラムを介し
て重錘が接合されており、一対のX軸方向加速度検出用
電極及び一対のY軸方向加速度検出用電極は、重錘と対
向する圧電セラミックス基板の重錘対向領域と該重錘対
向領域と外周部との間に位置する中間領域とに跨がり且
つ互いに間隔をあけて重錘対向領域を囲む環状の電極列
を構成するように形成されている。そして、分極処理は
X軸方向及びY軸方向に直交するZ軸方向の加速度が重
錘に作用したときに一対のX軸方向加速度検出用電極の
それぞれの電極または一対のY軸方向加速度検出用電極
のそれぞれの電極に異なる極性の自発分極電荷が発生す
るように施されている。これにより、Z軸方向の加速度
が重錘に作用したときには、一対のX軸方向加速度検出
用電極のそれぞれの電極に発生する自発分極電荷または
一対のY軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極に発
生する自発分極電荷が打ち消し合うため、Z軸方向のみ
の加速度が重錘に作用したときにX軸方向またはY軸方
向に加速度が作用しているかのごとくに誤った検出がな
されることはないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような効果を完全
に得られるには、X軸方向仮想線とY軸方向仮想線との
交点(以下、単に仮想線の交点という)と重錘の中心と
が完全に一致するように圧電セラミック基板をダイアフ
ラムに接合して圧電セラミック基板と重錘との相互の位
置関係を正確に設定した場合である。しかしながら、圧
電セラミック基板を重錘に対して常に正確な位置に固定
するのは、技術的に容易ではなく、また特に加工精度の
誤差からもこの固定位置に誤差が生じる。従来の加速度
センサでは、検出用電極の一対の辺が仮想線の交点から
周囲方向に向って放射状に広がるように形成されている
ため、仮想線の交点と重錘の中心とがずれると、重錘対
向領域と中間領域との境界部に仮想した境界線(以下、
単に領域境界線という)が各検出用電極を横切る長さが
異なっておく。そのため、各検出用電極に現れる自発分
極電荷のピーク値のバラツキが大きくなり、加速度の検
出精度が低下するという問題があった。また、このよう
に仮想線の交点と重錘の中心とがずれた状態でZ軸方向
のみに加速度が加わると、一対のX軸方向加速度検出用
電極または一対のY軸方向加速度検出用電極のそれぞれ
の一方の電極において大きな自発分極電荷が現れ、他方
の電極において小さな自発分極電荷が現れることにな
る。そのため、Z軸方向のみの加速度が発生していると
きでも、X軸方向にまたはY軸方向に加速度が発生して
いることを示すX軸方向加速度信号またはY軸方向加速
度信号が発生するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、圧電セラミック基板の位
置決め誤差による測定精度の低下を抑制できる加速度セ
ンサ及び三軸加速度センサを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、Z軸方向のみに加速
度が加わった際に発生するX軸方向加速度信号またはY
軸方向加速度信号を極力小さくすることができる加速度
センサ及び三軸加速度センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対象とする加速
度センサは、表面上に想定するX軸方向仮想線上に配置
された一対のX軸方向加速度検出用電極とX軸方向仮想
線と直交するY軸方向仮想線上に配置された一対のY軸
方向加速度検出用電極とを含む電極パターンが表面上に
形成され、裏面上に少なくとも各検出用電極と対向する
対向電極パターンが形成され、一対のX軸方向加速度検
出用電極及び一対のY軸方向加速度検出用電極と対向電
極パターンとの間の部分が分極処理されている圧電セラ
ミックス基板と、表面に圧電セラミックス基板の裏面が
接合されたダイアフラムと、ダイアフラムの裏面側に突
出するようにダイアフラムに対して固定された円柱状の
重錘と、重錘の変位を許容するようにダイアフラムの外
周部を支持するベースとを具備する。そして、一対のX
軸方向加速度検出用電極及び一対のY軸方向加速度検出
用電極は、重錘と対向する圧電セラミックス基板の重錘
対向領域と該重錘対向領域と外周部との間に位置する中
間領域とに跨がり且つ互いに間隔をあけて重錘対向領域
を囲む環状の電極列を構成するように形成されている。
より具体的には、一対のX軸方向加速度検出用電極のそ
れぞれは、交点を中心として対象的な位置に配置され且
つX軸方向仮想線を中心線として線対象になる形状を有
している。また一対のY軸方向加速度検出用電極のそれ
ぞれは、交点を中心として対象的な位置に配置され且つ
Y軸方向仮想線を中心線として線対象になる形状を有し
ている。
【0007】本発明では、X軸方向加速度検出用電極の
環状の電極列が延びる方向に位置する一対の辺をX軸方
向仮想線の両側にほぼ等しい間隔をあけてX軸方向仮想
線とほぼ平行にし、Y軸方向加速度検出用電極の環状の
電極列が延びる方向に位置する一対の辺をY軸方向仮想
線の両側にほぼ等しい間隔をあけてY軸方向仮想線とほ
ぼ平行にする。このようにすると、重錘対向領域と中間
領域との境界部に仮想した領域境界線が各検出用電極の
平行な一対の辺上を横切ることになる。そのため、圧電
セラミック基板の固定位置が多少ずれても、領域境界線
が各検出用電極を横切る長さは大きく変わることがな
い。そのため、製造上の誤差範囲で圧電セラミック基板
の固定位置がずれても、各検出用電極に現れる自発分極
電荷のピーク値の変動またはバラツキは少なくなり、加
速度の検出精度が低下するのを抑制することができる。
また、圧電セラミック基板の固定位置がずれた状態でX
軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向のみに加速度が
加わっても、一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞ
れの電極または一対のY軸方向加速度検出用電極のそれ
ぞれの電極に現れる極性の異なる自発分極電荷の量はほ
ぼ等しくなる。そのため、Z軸方向のみに加速度が作用
したときに発生するX軸方向加速度信号またはY軸方向
加速度信号は小さくなる。
【0008】しかしながら、各検出用電極をこのように
形成しても、Z軸方向のみに加速度が加わった際に発生
するX軸方向加速度信号またはY軸方向加速度信号を小
さくすることには限界があった。この原因を調べた本発
明者は、加速度が作用して重錘が変位したときに圧電セ
ラミック基板の重錘対向領域内にも応力が発生する領域
(応力発生領域)があることを発見した。この応力発生
領域では、領域境界線から重錘対向領域の中心に向って
応力が徐々に減少する。このような応力発生領域が重錘
対向領域内に存在すると、重錘の中心と仮想線の交点と
がずれた場合に、一対のX軸方向加速度検出用電極また
は一対のY軸方向加速度検出用電極の重錘対向領域内の
応力発生領域上に位置する部分の面積が異なってくる。
例えば、一対の加速度検出用電極の一方の電極の内側端
部が応力発生領域の中央に位置し、他方の電極の内側端
部が応力発生領域を越えて重錘対向領域の中心部側に位
置すると、それぞれの電極が重錘対向領域内の応力発生
領域と対向する面積が異なり、それぞれの電極に発生す
る自発分極電荷または電圧が異なったものになる。その
結果、Z軸方向のみに加速度が作用した場合に、それぞ
れの電極に発生する自発分極電荷が相殺されずに、僅か
なX軸方向加速度信号またはY軸方向加速度信号が出力
される。そこで、本発明では、一対のX軸方向加速度検
出用電極及び一対のY軸方向加速度検出用電極を、圧電
セラミック基板をダイアフラムに接合する際に発生する
重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量が最大になったと
きに、重錘のZ軸方向の変位により重錘対向領域内に応
力が発生する領域を一対のX軸方向加速度検出用電極及
び一対のY軸方向加速度検出用電極の内側端部が越える
ように形成する。言い換えるならば、一対のX軸方向加
速度検出用電極のそれぞれの電極の内側端部及び一対の
Y軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極の内側端部
を、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量が最大になっ
たときの重錘対向領域内の応力発生領域を越えた重錘対
向領域の中心部側に位置させる。このようにすると、重
錘の中心と仮想線の交点とが最大にずれても、一対のX
軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極または一対の
Y軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極は、いずれ
も重錘対向領域内の応力発生領域上に位置することにな
る。そのため、Z軸方向のみの加速度が重錘に作用して
も、一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極
に発生する極性の異なる自発分極電荷または一対のY軸
方向加速度検出用電極のそれぞれの電極に発生する極性
の異なる自発分極電荷がほぼ等しくなり、それぞれの電
極に発生する自発分極電荷はほぼ相殺し合う。その結
果、Z軸方向にのみ加速度が作用したときに発生するX
軸方向加速度信号またはY軸方向加速度信号を従来より
も大幅に小さくすることができ、測定精度を上げること
ができる。
【0009】本発明のように、重錘の中心と仮想線の交
点とのずれ量が最大になった場合においても、重錘対向
領域内の応力発生領域上に一対のX軸方向加速度検出用
電極及び一対のY軸方向加速度検出用電極を位置させる
には、X軸方向仮想線とY軸方向仮想線の交点を中心に
して重錘の半径寸法と同じ半径寸法Rで描いた仮想円を
想定したときに、一対のX軸方向加速度検出用電極の仮
想円を越えて延びる部分の長さを半径寸法Rの25%以
上とし、一対のY軸方向加速度検出用電極の仮想円を越
えて延びる部分の長さを半径寸法Rの25%以上とすれ
ばよい。そして、一対のX軸方向加速度検出用電極と一
対のY軸方向加速度検出用電極とが接触しないようにす
ればよい。
【0010】重錘、ダイアフラム及びベースは、種々の
形状に形成することができるが、これらを金属材料によ
り一体に成形された単体ユニットとして構成することが
できる。この場合、単体ユニットを樹脂射出成形のイン
サートとして用いることができる。また、このように単
体ユニットを用いると、重錘のダイアフラムに対する取
付け位置を一定にすることができ、加速度検出装置の組
立精度が上がるだけでなく、測定精度の低下を抑制する
ことができる。また、このようにすると加速度センサの
部品点数が少なくなり、加速度センサの製造が容易にな
る。
【0011】本発明を適用した三軸加速度センサは、表
面上に想定するX軸方向仮想線上に配置された一対のX
軸方向加速度検出用電極と、X軸方向仮想線と直交する
Y軸方向仮想線上に配置された一対のY軸方向加速度検
出用電極と、一対のX軸方向加速度検出用電極及び一対
のY軸方向加速度検出用電極の隣接する2つの電極間に
配置された複数のZ軸方向加速度検出用電極を含む電極
パターンが表面上に形成され、裏面上に少なくとも各検
出用電極と対向する対向電極パターンが形成され、一対
のX軸方向加速度検出用電極、一対のY軸方向加速度検
出用電極及び複数のZ軸方向加速度検出用電極と対向電
極パターンとの間の部分が分極処理されている圧電セラ
ミックス基板と、表面に圧電セラミックス基板の裏面が
接合されたダイアフラムと、ダイアフラムの裏面側に突
出するようにダイアフラムに対して固定された円柱状の
重錘と、重錘の変位を許容するようにダイアフラムの外
周部を支持するベースとを具備している。そして、分極
処理はZ軸方向の加速度が重錘に作用したときに一対の
X軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極または一対
のY軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極に異なる
極性の自発分極電荷が発生するように行われており、一
対のX軸方向加速度検出用電極、一対のY軸方向加速度
検出用電極及び複数のZ軸方向加速度検出用電極が、重
錘と対向する圧電セラミックス基板の円形の重錘対向領
域と該重錘対向領域と外周部との間に位置する中間領域
とに跨がり且つ互いに間隔をあけて重錘対向領域を囲む
環状の電極列を構成するように形成されている。このよ
うな三軸加速度センサでは、X軸方向加速度検出用電極
の環状の電極列が延びる方向に位置する一対の辺をX軸
方向仮想線の両側にほぼ等しい間隔をあけてX軸方向仮
想線とほぼ平行にし、Y軸方向加速度検出用電極の環状
の電極列が延びる方向に位置する一対の辺をY軸方向仮
想線の両側にほぼ等しい間隔をあけてY軸方向仮想線と
ほぼ平行にする。そして、一対のX軸方向加速度検出用
電極及び一対のY軸方向加速度検出用電極は、圧電セラ
ミック基板をダイアフラムに接合する際に発生する重錘
の中心とX軸方向仮想線とY軸方向仮想線の交点とのず
れ量が最大になったときに、重錘にZ軸方向の加速度が
作用した際の一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞ
れの電極または一対のY軸方向加速度検出用電極のそれ
ぞれの電極に発生する異なった極性の自発分極電荷によ
る電圧の和が,複数のZ軸方向加速度検出用電極に現れ
る最大電圧の10%以下になるように形成する。このよ
うに形成すれば、重錘の中心と仮想線の交点とが最大に
ずれても、Z軸方向のみの加速度が重錘に作用しても、
一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極に発
生する極性の異なる自発分極電荷または一対のY軸方向
加速度検出用電極のそれぞれの電極に発生する極性の異
なる自発分極電荷がほぼ等しくなり、それぞれの電極に
発生する自発分極電荷はほぼ相殺し合う。その結果、Z
軸方向にのみ加速度が作用したときに発生するX軸方向
加速度信号またはY軸方向加速度信号を従来よりも大幅
に小さくすることができ、測定精度を上げることができ
る。
【0012】このような構成を具体的に行うには、X軸
方向仮想線とY軸方向仮想線の交点を中心にして重錘の
半径寸法と同じ半径寸法Rで描いた仮想円を想定したと
きに、一対のX軸方向加速度検出用電極の仮想円を越え
て延びる部分の長さを半径寸法Rの25%以上とし、一
対のY軸方向加速度検出用電極の仮想円を越えて延びる
部分の長さを半径寸法Rの25%以上とする。そして、
一対のX軸方向加速度検出用電極と一対のY軸方向加速
度検出用電極と複数のZ軸方向加速度検出用電極とが接
触しないようにすればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、三軸加速度センサに適用
した本発明の実施の形態の加速度センサの概略断面図で
ある。本図に示すように、この三軸加速度センサは、ダ
イアフラム1と、重錘3と、ベース5と、ダイアフラム
1の重錘3が取り付けられた面側とは反対側の面上に固
定されたセンサ素子7とを備えている。なお、本図で
は、理解を容易にするため、センサ素子7の各部の厚み
を誇張して描いている。そして、これらの各部材は、絶
縁樹脂製ケース9に収納されており、この絶縁樹脂製ケ
ース9には、センサ素子7内の出力電極OZ,OE0 …
に接続される端子金具25…を備えた2つの端子ユニッ
ト11,11と、金属製の蓋部材6とが取り付けられて
いる。
【0014】ダイアフラム1,重錘3及びベース5は、
図1,図2(A)及び図2(B)に示すように、真鍮か
らなる金属材料により一体に成形された単体ユニット1
0として構成されている。なお、図2(A)は単体ユニ
ット10の底面図であり、図2(B)は図2(A)のB
−B線断面図である。ダイアフラム1は、円板形状を有
しており、約0.1mmの厚みを有している。重錘3
は、直径40mmの円柱形状を有しており、その軸線の
延長部分がダイアフラム1の中心を通るようにダイアフ
ラム1と一体化されている。ベース5は円筒形状を有し
ており、ダイアフラム1の外周部を支持している。ま
た、ベース5の外周部には、周方向に連続するV字溝5
aが形成されている。本実施例では、真鍮からなる円柱
状金属材料を用意し、この円柱状金属材料に対して重錘
3を削り出すように切削加工を施して環状部分Cの空洞
部を形成し、また外周部に切削加工を施こしてV字溝5
aを形成して単体ユニット10を一体成形した。
【0015】この例では、センサ素子7として、図1及
び図3の平面図に示すように圧電セラミックス基板7a
の表面に三軸加速度の検出用電極パターンE1 が形成さ
れ、裏面に検出用電極パターンE1 の主要部と対向する
環状の対向電極パターンE0が形成されて構成された圧
電型三軸センサ素子を用いている。圧電セラミックス基
板7aの裏面及び対向電極パターンE0 がエポキシ系の
接着剤によりダイアフラム1の表面に接合されて、セン
サ素子7はダイアフラム1に取り付けられている。対向
電極パターンE0 のダイアフラム1側の表面は凹凸を有
しており、この凹凸の凹部とダイアフラム1との間に接
着剤が充填され、凸部がダイアフラム1と接触するよう
に、対向電極パターンE0 は、ダイアフラム1に接合さ
れている。このため、対向電極パターンE0 は、ダイア
フラム1を介してベース5と電気的に接続されることに
なる。圧電セラミックス基板7aは、輪郭形状が四角形
をなしており、内部に応力が加わると自発分極電荷が発
生するように電極に対応した部分に分極処理が施されて
いる。分極処理については後に詳細に説明する。
【0016】図3に示すように、圧電セラミックス基板
7aは、重錘対向領域8Aと第1の応力発生領域8Bと
第2の応力発生領域8Cとを有している。そして、重錘
対向領域8Aと第1の応力発生領域8Bとの間には領域
境界線8Dが形成されている。重錘対向領域8Aは、圧
電セラミックス基板1の中心部において円形の形状を有
している。この重錘対向領域8Aに対応する部分には、
重錘3が位置している。なお、本例では第1の応力発生
領域8Bと第2の応力発生領域8Cにより中間領域が形
成されている。
【0017】第1の応力発生領域8Bは、重錘対向領域
8Aを囲む環状の形状を有している。第1の応力発生領
域8Bは、重錘3に対して圧電セラミックス基板7aと
平行な方向(X軸方向またはY軸方向)に加速度が作用
すると、重錘3の重心を中心として点対称に異なった状
態(引っ張り応力が加わった状態と、圧縮応力が加わっ
た状態と)に変形する。また、重錘3に対して圧電セラ
ミックス基板7aと直交する方向(Z軸方向)に加速度
が作用すると、第1の応力発生領域8Bの各部は同じ状
態に変形する。
【0018】第2の応力発生領域8Cは第1の応力発生
領域8Bを囲む環状の形状を有している。重錘3に対し
て圧電セラミックス基板1と直交する方向(Z軸方向)
に加速度が作用すると、第2の応力発生領域8Cの各部
は第1の応力発生領域8Bと異なった状態に変形する。
【0019】圧電セラミックス基板7aの表面及び裏面
に形成された検出用電極パターンE1 及び対向電極パタ
ーンE0 は、いずれもスクリーン印刷により形成されて
いる。重錘3に作用する加速度に基づいてダイアフラム
1が変形すると圧電セラミックス基板7aが撓んで検出
用電極パターンE1 と対向電極パターンE0 との間に発
生する自発分極電荷が変化して、重錘3に加わった三軸
(X軸,Y軸,Z軸)方向の加速度が電流または電圧の
変化として測定される。なお、ここでいうX軸,Y軸,
Z軸は互いに直交する方向に延びる軸である。X軸はX
軸方向仮想線XLの方向に延びており、Y軸はY軸方向
仮想線YLの方向に延びており、Z軸は圧電セラミック
ス基板7aの面方向と直交する方向に延びている。
【0020】検出用電極パターンE1 はX軸方向検知電
極パターン13とY軸方向検知電極パターン15とZ軸
方向検知電極パターン17とを有している。X軸方向検
知電極パターン13は、一対のX軸方向加速度検出用電
極EX1,EX2とX軸出力電極OXとが接続線L1,
L2により直列に接続された構造を有している。一対の
X軸方向加速度検出用電極EX1,EX2は、後に説明
するY軸方向検知電極パターン15の一対のY軸方向加
速度検出用電極EY1,EY2及びZ軸方向検知電極パ
ターン17のZ軸方向加速度検出用電極EZ1〜EZ4
と共に、重錘対向領域8Aを囲む環状の列を形成してい
る。一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞれの電極
EX1,EX2は、X軸方向仮想線XLに対して線対象
になり且つ重錘対向領域8Aと第1の応力発生領域8B
とに跨がる(領域境界線8Dを跨がる)矩形に近い形状
を有している。また、加速度検出用電極EX1,EX2
の環状の検出用電極列が延びる方向に位置する一対の辺
EXa,EXaはそれぞれほぼ平行になっている。な
お、加速度検出用電極EX1,EX2が重錘対向領域8
A内に入り込む寸法については後に詳細に説明する。
【0021】Y軸方向加速度検出用電極パターン15
は、2つのY軸方向加速度検出用電極EY1,EY2と
Y軸出力電極OYとが接続線L3〜L5により直列に接
続された構造を有している。一対のY軸方向加速度検出
用電極のそれぞれの加速度検出用電極EY1,EY2も
X軸方向加速度検出用電極EX1及びEX2と同様な形
状を有しており、Y軸方向仮想線YLに対して線対象に
なり且つ重錘対向領域8Aと第1の応力発生領域8Bと
に跨がる(領域境界線8Dを跨がる)矩形に近い形状を
有している。また、加速度検出用電極EY1,EY2の
環状の検出用電極列が延びる方向に位置する一対の辺E
Ya,EYaはそれぞれほぼ平行になっている。なお、
加速度検出用電極EY1,EY2が重錘対向領域8A内
に入り込む寸法については後に詳細に説明する。Y軸方
向仮想線YLとX軸方向仮想線XLとは互いに直交する
ので、X軸方向加速度検出用電極EX1,Y軸方向加速
度検出用電極EY1,X軸方向加速度検出用電極EX2
及びY軸方向加速度検出用電極EY2はそれぞれ90度
の間隔を隔てて配置されることになる。Y軸出力電極O
YはX軸出力電極OXと同様にほぼ正方形の形状を有し
ており、第2の応力発生領域8Cの外側にある圧電セラ
ミックス基板7aの外周縁部に位置するようにX軸出力
電極OXと並んで形成されている。
【0022】Z軸方向加速度検出用電極パターン17
は、Z軸方向加速度検出用電極EZ1,Z軸方向加速度
検出用電極EZ2,Z軸方向加速度検出用電極EZ3,
Z軸方向加速度検出用電極EZ4,Z軸出力電極OZ
が、これらの順に接続線L6〜L9によって直列に接続
された構造を有している。4つのZ軸方向加速度検出用
電極EZ1〜EZ4は、矩形に近い形状を有している。
Z軸方向加速度検出用電極EZ1〜EZ4もX軸方向加
速度検出用電極EX1及びEX2と同様に重錘対向領域
8Aと第1の応力発生領域8Bとに跨がって形成されて
いる。またZ軸方向加速度検出用電極EZ1〜EZ4
は、X軸方向加速度検出用電極EX2とY軸方向加速度
検出用電極EY1との間,Y軸方向加速度検出用電極E
Y1とX軸方向加速度検出用電極EX1との間,X軸方
向加速度検出用電極EX1とY軸方向加速度検出用電極
EY2との間,Y軸方向加速度検出用電極EY2とX軸
方向加速度検出用電極EX2との間の各中央部にそれぞ
れ配置されている。したがって、Z軸方向加速度検出用
電極EZ1〜EZ4は、それぞれ90度の間隔を隔てて
配置されることになる。Z軸出力電極OZもX軸出力電
極OXと同様にほぼ正方形の形状を有しており、第2の
応力発生領域8Cの外側にある圧電セラミックス基板7
aの外周縁部に位置するようにX軸出力電極OX及びY
軸出力電極OYと並んで形成されている。
【0023】出力電極OX,OY,OZが並ぶ外周縁部
と対称的に位置する圧電セラミックス基板7aの外周縁
部には、3つのアース電極OE0 …が出力電極OX,O
Y,OZと平行をなすように並んで形成されている。ア
ース電極OE0 は、圧電セラミックス基板7aを貫通す
るスルーホール導電部及び接続線(図示せず)を介して
対向電極パターンE0 と接続されている。なお、導電性
接着剤を用いてアース電極OE0 とベース5とを積極的
に接続してもよい。また、このようにセンサ素子7に含
まれる出力電極は、OX,OY,OZとOE0 …の2つ
のグループに分けられて配置されることになる。なお、
この例では、圧電セラミックス基板7aの外周縁部に位
置する3つの電極全てをアース電極OE0 …としたが、
3つの電極の少なくとも1つをアース電極OE0 とし、
残りの電極を端子を接続するためだけのダミー電極とし
ても構わない。
【0024】X軸方向加速度検出用電極EX1,EX2
に対応する圧電セラミックス基板7aの各部分には、重
錘3にZ軸方向の加速度が作用して各部分に同種類の応
力が発生したときに重錘対向領域8Aの一方の側に位置
する加速度検出用電極EX1と他方の側に位置する加速
度検出用電極EX2とにそれぞれ逆極性の自発分極電荷
が現れるように分極処理が施されている。この例では、
X軸方向加速度検出用電極EX1,EX2に対応する圧
電セラミックス基板7aの各部分に引っ張り応力が発生
したときに、一方のX軸方向加速度検出用電極EX1に
マイナスの自発分極電荷が現れ、他方のX軸方向加速度
検出用電極EX2にプラスの自発分極電荷が現れるよう
に分極処理が施されている。
【0025】また、Y軸方向加速度検出用電極EY1,
EY2に対応する圧電セラミックス基板7aの各部分も
X軸方向加速度検出用電極EX1,EX2に対応する圧
電セラミックス基板7aの各部分と同様に、重錘3にZ
軸方向の加速度が作用して各部分に同種類の応力が発生
したときに重錘対向領域8Aの一方の側に位置するY軸
方向加速度検出用電極EY1と他方の側に位置するY軸
方向加速度検出用電極EY2とにそれぞれ逆極性の自発
分極電荷が現れるように分極処理が施されている。この
例では、Y軸方向加速度検出用電極EY1,EY2に対
応する圧電セラミックス基板7aの各部分に引っ張り応
力が発生したときに、一方のY軸方向加速度検出用電極
EY1にマイナスの自発分極電荷が現れ、他方のY軸方
向加速度検出用電極EY2にプラスの自発分極電荷が現
れるように分極処理が施されている。
【0026】また、Z軸方向加速度検出用電極EZ1〜
EZ4に対応する圧電セラミックス基板7aの各部分
は、重錘3にZ軸方向の加速度が作用して各部分に同種
類の応力が発生したときにすべてのZ軸方向加速度検出
用電極EZ1〜EZ4に同じ極性の自発分極電荷が現れ
るように分極処理が施されている。この例では、Z軸方
向加速度検出用電極EZ1〜EZ4に対応する圧電セラ
ミックス基板7aの部分に引っ張り応力が生じた際にZ
軸方向加速度検出用電極EZ1〜EZ4にプラスの自発
分極電荷が現れるように分極処理が施されている。これ
らの分極処理は、検出用電極パターンE1 及び対向電極
パターンE0 を形成する前の圧電セラミックス基板7a
に直流電圧を印加することにより行った。
【0027】本実施例では、X軸方向加速度検出用電極
EX1,EX2、Y軸方向加速度検出用電極EY1,E
Y2、Z軸方向加速度検出用電極EZ1〜EZ4を銀ペ
ーストを用いてスクリーン印刷により5μmの厚みに形
成した後に接続線L1〜L9を銀ペーストによりスクリ
ーン印刷により形成した。
【0028】図4(A)〜(C)は、ダイアフラム1,
重錘3及びベース5が一体に成形された単体ユニット1
0をインサートとして樹脂射出成形された絶縁樹脂製ケ
ース9の平面図、側面側から見た一部破断断面図、正面
側から見た半部破断断面図である。なお、図4(B)及
び(C)は、蓋部材6を取付けた状態の図を示してお
り、図4(A)は、蓋部材6を取付けない状態の図を示
している。図4(A)から分るように絶縁樹脂製ケース
9の輪郭は、ほぼ角形を呈しており、ダイアフラム1が
位置する側に凹部9aを有している。これにより絶縁樹
脂製ケース9は、凹部9aを囲むように側壁部9jを有
することになる。なお、側壁部9jは、後述する溝部分
19a,19b及び窓部9iの一部からなる切欠き状部
分を有しており、これらの切欠き状部分により分断され
た3つの側壁部分から構成されている。ダイアフラム1
は、この凹部9aの底面9a1 に露出している。凹部9
aの下側に形成される単体ユニット収納部9bの内部に
は、単体ユニット10のベース5の外周部に形成したV
字溝5aに樹脂が入り込んで突起部9b1 が形成されて
いる。また、ダイアフラム1と反対側のベース5の端面
5bと接触するように突起部9b2 が形成されている。
本例では、単体ユニット10をインサートとして射出成
形により絶縁樹脂製ケース9を一体成形しているため、
突起部9b1 及び9b2 は、抜け止めとして機能してい
る。また、凹部9aの底面9a1 には、圧電セラミック
ス基板7aの位置決め部を構成する4つの位置決め用突
起9c…と、5つの蓋部材載置用リブ9d〜9hとが一
体に形成されている。位置決め用突起9c…は、絶縁樹
脂製ケース9の凹部9a内に圧電セラミックス基板7a
を配置する際に、圧電セラミックス基板7aの隣接する
2辺と接触して、ダイアフラム1の中心または重錘の中
心と圧電セラミックス基板7aの中心を一致させる役割
を果している。本例では、圧電セラミックス基板7aの
直交する2つの辺7a1 ,7a1 (図3参照)に位置決
め用突起9cがそれぞれ2つずつ当接するように位置決
め用突起9c…が配置されている。蓋部材載置用リブ9
d〜9hは、底面9a1 から突出する高さ寸法が、位置
決め用突起9c…の底面9a1 から突出する高さ寸法を
上回るように形成されている。そして、蓋部材載置用リ
ブ9d〜9hの底面9a1 と反対側に位置する面上に蓋
部材6が載置される。蓋部材載置用リブ9d〜9hの
内、4つの蓋部材載置用リブ9d〜9gは底面9a1 の
4隅において側壁部9jと底面9a1 とにそれぞれ繋が
るするように形成され、1つの蓋部材載置用リブ9h
は、蓋部材載置用リブ9gと9dとの間において側壁部
9jと底面9a1 とにそれぞれ繋がるように形成されて
いる。また、絶縁樹脂ケース9の底面9a1 側の一部分
及び該一部分に連続する側壁部9jの部分には、ベース
5の外周面の一部(露出部分)5cを露出させる窓部9
iが形成されている。絶縁樹脂ケース9の単体ユニット
10を間に挟んで対向する一対の側壁部には、図1に示
す端子ユニット11,11の端子支持体21,21がそ
れぞれ嵌合されて固定される支持体嵌合溝19,19が
形成されている。そして、端子ユニット11のうち、一
方の端子ユニットの端子金具の端部は、一方のグループ
の出力電極OX,OY,OZとそれぞれ半田導電性接着
により接続され、他方の端子ユニットの端子金具の端部
は、他方のグループのアース電極OEO …とそれぞれ半
田導電性接着により接続される。
【0029】次に加速度検出用電極EX1,EX2,E
Y1,EY2が重錘対向領域8A内に入り込む寸法につ
いて説明する。加速度検出用電極EX1,EX2,EY
1,EY2はいずれも同じ形状を有しており、各加速度
検出用電極の重錘対向領域8A内に入り込む寸法はいず
れも同じなので、加速度検出用電極EY1,EY2を用
いて各加速度検出用電極の説明を行う。図5(A)は、
重錘3の中心C0と仮想線の交点C1とが一致している
場合における加速度検出用電極EY1,EY2の重錘対
向領域8A内に位置する部分の状態を示している。な
お、図5(A)では、理解を容易にするために、圧電セ
ラミックス基板7a及び加速度検出用電極EY1,EY
2を除く各部材は図示を省略している。図5(A)に示
すように、X軸方向仮想線XLとY軸方向仮想線YLの
交点(仮想線の交点)C0を中心にして重錘3の半径寸
法と同じ半径寸法R(本例では2mm)で描いた第1の
仮想円30を想定したときに、一対のY軸方向加速度検
出用電極のそれぞれの加速度検出用電極EY1,EY2
の第1の仮想円30を越えて延びる延長部分の長さS0
は、半径寸法Rの25%以上(本例では29%)にな
る。そして、加速度検出用電極EY1,EY2の幅寸法
は他の加速度検出用電極EX1,EX2,EZ1〜EZ
4と接触しない寸法に設定されている。言い換えるなら
ば、加速度検出用電極EY1,EY2の内側端部EY
b,EYbは、半径寸法Rの25%の径を有する第2の
仮想円31を越えた仮想線の交点C1側に位置してい
る。なお、この例では、重錘3の中心C0と仮想線の交
点C1とが一致しているので、第1の仮想円30は、図
3に示す領域境界線8Dと重複している。図5(A)に
示した領域境界線8Dと第2の仮想円31との間に位置
する第3の仮想円32と、領域境界線8Dとに挾まれた
円環状部分が、重錘3のZ軸方向の変位により重錘対向
領域8A内に応力が発生する領域(応力発生領域)33
になっている。したがって、加速度検出用電極EY1,
EY2の内側端部EYb,EYbは、いずれもこの応力
発生領域33を越えている。
【0030】これに対して図5(B)は、圧電セラミッ
ク基板7aをダイアフラム1に接合する際に発生する重
錘3の中心C0と仮想線の交点C1とのずれ量が最大に
なったときの状態を示している。なお、この図では、重
錘3の中心C0が加速度検出用電極EY2に向って最大
にずれた例を示している。このようなずれは、絶縁樹脂
製ケース9の位置決め用突起9c…または圧電セラミッ
ク基板7aの寸法精度により生じる。本例のように、加
速度検出用電極EY1,EY2の延長部分の長さを設定
すると、図5(B)に示すように、重錘の中心C0と仮
想線の交点C1とのずれ量が最大になっても、加速度検
出用電極EY1,EY2の内側端部EYb,EYbは、
いずれも応力発生領域33を越えた仮想交点C1側に位
置している。これによって、加速度検出用電極EY1,
EY2は、いずれも重錘対向領域8A内の応力発生領域
33上に位置することになる。そして、Z軸方向のみの
加速度が重錘3に作用したときに加速度検出用電極EY
1,EY2に発生する極性の異なる自発分極電荷がほぼ
等しくなり、それぞれの加速度検出用電極EY1,EY
2に発生する自発分極電荷はほぼ相殺し合うことにな
る。そのため、Z軸方向のみの加速度が重錘に作用した
ときに発生するY軸方向加速度信号を従来よりも大幅に
小さくすることができる。また、同様にしてZ軸方向の
みの加速度が重錘に作用したときに発生するX軸方向加
速度信号を従来よりも大幅に小さくすることができる。
【0031】なお、上記の各図では、延長部分の長さの
半径寸法Rに対する割合が29%の場合の例を示した
が、この割合が25%の場合には、図5(B)に示すよ
うに重錘の中心C0と仮想線の交点C1とがずれると、
加速度検出用電極EY1の内側端部EYbは、第2の仮
想円31(応力発生領域33の端部)と重複することに
なる。
【0032】次に図6に示す試験電極パターンを用いて
電極の寸法を変えた複数種類の試験用三軸加速度センサ
を作成して各種の試験を行った。なお、この試験用三軸
加速度センサは、圧電セラミックス基板47a上の電極
パターンを除いて上記例の三軸加速度センサと同じ構造
を有している。下記の表1には、試験用三軸加速度セン
サ1〜10の各寸法が示されている。表1における各寸
法は図6に対応する各部の寸法である。具体的に説明す
ると、S1は加速度検出用電極Y1と加速度検出用電極
Y2との内側端部間の寸法であり、S2は加速度検出用
電極Y1と加速度検出用電極Y2との外側端部間の寸法
であり、S3はX軸方向仮想線XLと平行な方向に延び
る加速度検出用電極Y1または加速度検出用電極Y2の
幅寸法である。また、表1のS0/Rは仮想線の交点C
1を中心にして重錘の半径寸法と同じ半径寸法R(2m
m)で描いた仮想円40を加速度検出用電極Y1,Y2
が越えて延びる延長部分の長さS0の半径寸法Rに対す
る割合である。
【0033】
【表1】 次に上記試験用三軸加速度センサ1〜10にZ軸方向の
加速度のみを作用させたときのZ軸方向加速度検出用電
極Z1〜Z4から得られる最大電圧Vz に対する加速度
検出用電極Y1及びY2に発生した逆極性の自発分極電
荷による電圧Vy1,Vy2の和の割合[他軸感度(%):
(Vy1+Vy2)/Vz ]と、重錘3の中心C0と仮想線
の交点C1とのずれ量(μm)との関係を調べた。図7
〜16は、試験用三軸加速度センサ1〜10のそれぞれ
のデータを示している。なお、ここでのずれ量は、重錘
の中心C0が加速度検出用電極Y2側にずれた量を正の
ずれ量とし、重錘の中心C0が加速度検出用電極Y1側
にずれた量を負のずれ量としている。図7〜図16よ
り、S0/Rが25%以上の加速度センサ5〜10(図
11〜図16)では、ずれ量に対する他軸感度の変化を
小さくすることができ、他軸感度を0%に近い値にでき
るのが分る。そのため、圧電セラミック基板をダイアフ
ラムに接合する際に発生するずれ量が最大(この例では
−300μm〜300μm)になったときにおいて、他
軸感度の絶対値を10%以下にできるのが分る。特にS
0/Rが42.5%の加速度センサ8〜10(図14〜
図16)では、ずれ量に対する他軸感度の変化を著しく
小さくできるのが分る。
【0034】次に上記試験用三軸加速度センサ1〜10
にZ軸方向の加速度のみを作用させたときの加速度検出
用電極Y1及びY2に発生した逆極性の自発分極電荷に
よる電圧Vy1,Vy2の和[出力差(mV/G):(Vy1
+Vy2)]と、重錘3の中心C0と仮想線の交点C1と
のずれ量(μm)との関係を調べた。図17〜図26
は、試験用三軸加速度センサ1〜10のそれぞれのデー
タを示している。図17〜図26より、S0/Rが25
%以上の加速度センサ5〜10(図21〜図26)で
は、ずれ量に対する出力差の変化を小さくでき、他軸感
度を0%に近い値にできるのが分る。特にS0/Rが4
2.5%の加速度センサ8〜10(図24〜図26)で
は、ずれ量に対する出力差の変化を著しく小さくできる
のが分る。
【0035】次に上記試験用三軸加速度センサ1〜10
にY軸方向の加速度を作用させたときの加速度検出用電
極Y1及びY2に発生した同極性の自発分極電荷による
電圧Vy1,Vy2の和[主軸感度(mV/G):(Vy1+
Vy2)]と、重錘3の中心C0と仮想線の交点C1との
ずれ量(μm)との関係を調べた。図27〜図36は、
試験用三軸加速度センサ1〜10のそれぞれのデータを
示している。図27〜図36より、S0/Rが25%以
上の加速度センサ5〜10(図31〜図36)では、ず
れ量に対する主軸感度のばらつきを小さくできるのが分
る。特にS0/Rが42.5%の加速度センサ8〜10
(図34〜図36)では、ずれ量に対する主軸感度のば
らつきを著しく小さくできるのが分る。
【0036】なお、本例では三軸加速度センサに本発明
を適用した例を示したが、X軸方向及びY軸方向の二軸
の加速度を検出する二軸加速度センサにも本発明を適用
できるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、重錘の中心と仮想線の
交点とが最大にずれても、一対のX軸方向加速度検出用
電極のそれぞれの電極または一対のY軸方向加速度検出
用電極のそれぞれの電極は、いずれも重錘対向領域内の
応力発生領域上に位置することになる。そのため、Z軸
方向のみの加速度が重錘に作用しても、一対のX軸方向
加速度検出用電極のそれぞれの電極に発生する極性の異
なる自発分極電荷または一対のY軸方向加速度検出用電
極のそれぞれの電極に発生する極性の異なる自発分極電
荷がほぼ等しくなり、それぞれの電極に発生する自発分
極電荷はほぼ相殺し合う。その結果、Z軸方向にのみ加
速度が作用したときに発生するX軸方向加速度信号また
はY軸方向加速度信号を従来よりも大幅に小さくするこ
とができ、測定精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の三軸加速度センサの概略
断面図である。
【図2】(A)は本発明の実施の形態の三軸加速度セン
サに用いる単体ユニットの底面図であり、(B)は図2
(A)のB−B線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の三軸加速度センサに用い
るセンサ素子の平面図である。
【図4】(A)〜(C)は、単体ユニットをインサート
として樹脂射出成形された絶縁樹脂製ケースの平面図、
側面側から見た一部破断断面図、正面側から見た半部破
断断面図である。
【図5】(A)及び(B)は、本発明の実施の形態の三
軸加速度センサの加速度検出用電極の態様を説明するの
に用いる図である。
【図6】試験に用いた三軸加速度センサに用いるセンサ
素子の平面図である。
【図7】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1+
Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ
量との関係を示す図である。
【図8】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1+
Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ
量との関係を示す図である。
【図9】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1+
Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ
量との関係を示す図である。
【図10】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図11】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図12】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図13】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図14】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図15】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図16】試験用三軸加速度センサの他軸感度[(Vy1
+Vy2)/Vz ]と、重錘の中心と仮想線の交点とのず
れ量との関係を示す図である。
【図17】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図18】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図19】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図20】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図21】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図22】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図23】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図24】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図25】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図26】試験用三軸加速度センサの出力差[(Vy1+
Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量との
関係を示す図である。
【図27】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図28】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図29】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図30】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図31】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図32】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図33】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図34】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図35】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【図36】試験用三軸加速度センサの主軸感度[(Vy1
+Vy2)]と、重錘の中心と仮想線の交点とのずれ量と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイアフラム 3 重錘 5 ベース 8A 重錘対向領域 8D 領域境界線 9 絶縁樹脂製ケース 10 単体ユニット C0 重錘の中心 C1 仮想線の交点 30 仮想円 33 重錘対向領域内の応力発生領域 EX1,EX2 一対のX軸方向加速度検出用電極 EY1,EY2 一対のY軸方向加速度検出用電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面上に想定するX軸方向仮想線上に配
    置された一対のX軸方向加速度検出用電極と前記X軸方
    向仮想線と直交するY軸方向仮想線上に配置された一対
    のY軸方向加速度検出用電極とを含む電極パターンが表
    面上に形成され、裏面上に少なくとも前記各検出用電極
    と対向する対向電極パターンが形成され、前記一対のX
    軸方向加速度検出用電極及び前記一対のY軸方向加速度
    検出用電極と前記対向電極パターンとの間の部分が分極
    処理されている圧電セラミックス基板と、 表面に前記圧電セラミックス基板の前記裏面が接合され
    たダイアフラムと、前記ダイアフラムの裏面側に突出す
    るように前記ダイアフラムに対して固定された円柱状の
    重錘と、 前記重錘の変位を許容するように前記ダイアフラムの外
    周部を支持するベースとを具備し、 前記一対のX軸方向加速度検出用電極及び前記一対のY
    軸方向加速度検出用電極が、前記重錘と対向する前記圧
    電セラミックス基板の重錘対向領域と該重錘対向領域と
    前記外周部との間に位置する中間領域とに跨がり且つ互
    いに間隔をあけて前記重錘対向領域を囲む環状の電極列
    を構成するように形成されている加速度センサにおい
    て、 前記X軸方向加速度検出用電極の前記環状の電極列が延
    びる方向に位置する一対の辺が前記X軸方向仮想線の両
    側にほぼ等しい間隔をあけて前記X軸方向仮想線とほぼ
    平行になっており、 前記Y軸方向加速度検出用電極の前記環状の電極列が延
    びる方向に位置する一対の辺が前記Y軸方向仮想線の両
    側にほぼ等しい間隔をあけて前記Y軸方向仮想線とほぼ
    平行になっており、 前記一対のX軸方向加速度検出用電極及び前記一対のY
    軸方向加速度検出用電極は、前記圧電セラミック基板を
    前記ダイアフラムに接合する際に発生する前記重錘の中
    心と前記X軸方向仮想線と前記Y軸方向仮想線の交点と
    のずれ量が最大になったときに、前記X軸方向仮想線及
    び前記Y軸方向仮想線に直交する前記重錘のZ軸方向の
    変位により前記重錘対向領域内に応力が発生する領域を
    前記一対のX軸方向加速度検出用電極及び前記一対のY
    軸方向加速度検出用電極の内側端部が越えるように形成
    されていることを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記一対のX軸方向加速度検出用電極の
    それぞれは、前記交点を中心として対象的な位置に配置
    され且つ前記X軸方向仮想線を中心線として線対象にな
    る形状を有しており、また前記一対のY軸方向加速度検
    出用電極のそれぞれは、前記交点を中心として対象的な
    位置に配置され且つ前記Y軸方向仮想線を中心線として
    線対象になる形状を有しており、 前記X軸方向仮想線と前記Y軸方向仮想線の交点を中心
    にして前記重錘の半径寸法と同じ半径寸法Rで描いた仮
    想円を想定したときに、前記一対のX軸方向加速度検出
    用電極の前記仮想円を越えて延びる部分の長さは前記半
    径寸法Rの25%以上であり、前記一対のY軸方向加速
    度検出用電極の前記仮想円を越えて延びる部分の長さは
    前記半径寸法Rの25%以上であり、しかも前記一対の
    X軸方向加速度検出用電極と前記一対のY軸方向加速度
    検出用電極とが接触しないことを特徴とする請求項1に
    記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記重錘、前記ダイアフラム及び前記ベ
    ースが金属材料により一体成形された単体ユニットとし
    て構成されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 表面上に想定するX軸方向仮想線上に配
    置された一対のX軸方向加速度検出用電極と、前記X軸
    方向仮想線と直交するY軸方向仮想線上に配置された一
    対のY軸方向加速度検出用電極と、前記一対のX軸方向
    加速度検出用電極及び前記一対のY軸方向加速度検出用
    電極の隣接する2つの電極間に配置された複数のZ軸方
    向加速度検出用電極を含む電極パターンが表面上に形成
    され、裏面上に少なくとも前記各検出用電極と対向する
    対向電極パターンが形成され、前記一対のX軸方向加速
    度検出用電極、前記一対のY軸方向加速度検出用電極及
    び前記複数のZ軸方向加速度検出用電極と前記対向電極
    パターンとの間の部分が分極処理されている圧電セラミ
    ックス基板と、 表面に前記圧電セラミックス基板の前記裏面が接合され
    たダイアフラムと、 前記ダイアフラムの裏面側に突出するように前記ダイア
    フラムに対して固定された円柱状の重錘と、 前記重錘の変位を許容するように前記ダイアフラムの外
    周部を支持するベースとを具備し、 前記一対のX軸方向加速度検出用電極、前記一対のY軸
    方向加速度検出用電極及び前記複数のZ軸方向加速度検
    出用電極が、前記重錘と対向する前記圧電セラミックス
    基板の円形の重錘対向領域と該重錘対向領域と前記外周
    部との間に位置する中間領域とに跨がり且つ互いに間隔
    をあけて前記重錘対向領域を囲む環状の電極列を構成す
    るように形成され、 前記分極処理はZ軸方向の加速度が前記重錘に作用した
    ときに前記一対のX軸方向加速度検出用電極のそれぞれ
    の電極または前記一対のY軸方向加速度検出用電極のそ
    れぞれの電極に異なる極性の自発分極電荷が発生するよ
    うに行われている三軸加速度センサにおいて、 前記X軸方向加速度検出用電極の前記環状の電極列が延
    びる方向に位置する一対の辺が前記X軸方向仮想線の両
    側にほぼ等しい間隔をあけて前記X軸方向仮想線とほぼ
    平行になっており、 前記Y軸方向加速度検出用電極の前記環状の電極列が延
    びる方向に位置する一対の辺が前記Y軸方向仮想線の両
    側にほぼ等しい間隔をあけて前記Y軸方向仮想線とほぼ
    平行になっており、 前記一対のX軸方向加速度検出用電極及び前記一対のY
    軸方向加速度検出用電極は、前記圧電セラミック基板を
    前記ダイアフラムに接合する際に発生する重錘の中心と
    前記X軸方向仮想線と前記Y軸方向仮想線の交点とのず
    れ量が最大になったときに、前記重錘に前記Z軸方向の
    加速度が作用した際の前記一対のX軸方向加速度検出用
    電極のそれぞれの電極及び前記一対のY軸方向加速度検
    出用電極のそれぞれの電極に発生する異なった極性の自
    発分極電荷による電圧の和が,複数の前記Z軸方向加速
    度検出用電極に現れる最大電圧の10%以下になるよう
    に形成されていることを特徴とする三軸加速度線セン
    サ。
  5. 【請求項5】 前記一対のX軸方向加速度検出用電極の
    それぞれは、前記交点を中心として対象的な位置に配置
    され且つ前記X軸方向仮想線を中心線として線対象にな
    る形状を有しており、また前記一対のY軸方向加速度検
    出用電極のそれぞれは、前記交点を中心として対象的な
    位置に配置され且つ前記Y軸方向仮想線を中心線として
    線対象になる形状を有しており、 前記X軸方向仮想線と前記Y軸方向仮想線の交点を中心
    にして前記重錘の半径寸法と同じ半径寸法Rで描いた仮
    想円を想定したときに、前記一対のX軸方向加速度検出
    用電極の前記仮想円を越えて延びる部分の長さは前記半
    径寸法Rの25%以上であり、前記一対のY軸方向加速
    度検出用電極の前記仮想円を越えて延びる部分の長さは
    前記半径寸法Rの25%以上であり、しかも前記一対の
    X軸方向加速度検出用電極と前記一対のY軸方向加速度
    検出用電極と前記複数のZ軸方向加速度検出用電極とが
    接触しないことを特徴とする請求項4に記載の加速度セ
    ンサ。
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