JP2000298204A - 光反射板並びにそれを用いた反射型液晶表示素子 - Google Patents
光反射板並びにそれを用いた反射型液晶表示素子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は前記課題に鑑み為されたものであり
その目的は輝度が高く、高い視認性をもつ光反射板、そ
れを用いた明るく見やすい表示の反射型液晶表示素子を
提供することにある。 【解決手段】 鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱
性粒子とからなる光拡散層を形成した構造からなる光反
射板において、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒
子を含むことを特徴とする光反射板。
その目的は輝度が高く、高い視認性をもつ光反射板、そ
れを用いた明るく見やすい表示の反射型液晶表示素子を
提供することにある。 【解決手段】 鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱
性粒子とからなる光拡散層を形成した構造からなる光反
射板において、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒
子を含むことを特徴とする光反射板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光反射板並びにそれ
を用いた反射型液晶表示素子、とくに光反射板の輝度お
よび反射型液晶表示素子の視認性の改善に関する。
を用いた反射型液晶表示素子、とくに光反射板の輝度お
よび反射型液晶表示素子の視認性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液晶表示素子は薄型軽量である
ことから、例えば携帯型電話機、電子手帳等のディスプ
レイとして用いられている。これらの液晶表示素子のう
ち、とくに反射型液晶表示素子は消費電力の大部分を占
める照明装置(バックライトユニット)を用いることな
く外部の光を用いることから低コスト、さらなる薄型軽
量化、省電力化が可能であるため多用されている。
ことから、例えば携帯型電話機、電子手帳等のディスプ
レイとして用いられている。これらの液晶表示素子のう
ち、とくに反射型液晶表示素子は消費電力の大部分を占
める照明装置(バックライトユニット)を用いることな
く外部の光を用いることから低コスト、さらなる薄型軽
量化、省電力化が可能であるため多用されている。
【0003】この反射型液晶表示素子は、バックライト
ユニットをもつ透過型液晶表示素子と異なり、それ自体
に光源を持っていないので、外部からの光を取り入れ内
部で反射させて利用し液晶シャッターにより透過/非透
過を制御することにより表示を行う。すなわち、反射型
液晶表示素子は、通常、液晶セルの裏側に光反射板が挿
入されており、液晶板表面側より入光する外部光を光反
射板にて拡散反射して液晶板へ返送し、液晶シャッター
により透過/非透過を制御するのである。従来この光反
射板としては金属蒸着膜、研磨金属板が用いられてい
た。また、アクリル粒子やシリカ粒子等の光散乱性粒子
を鏡面基板の表面に密に塗布したものも用いられてい
た。
ユニットをもつ透過型液晶表示素子と異なり、それ自体
に光源を持っていないので、外部からの光を取り入れ内
部で反射させて利用し液晶シャッターにより透過/非透
過を制御することにより表示を行う。すなわち、反射型
液晶表示素子は、通常、液晶セルの裏側に光反射板が挿
入されており、液晶板表面側より入光する外部光を光反
射板にて拡散反射して液晶板へ返送し、液晶シャッター
により透過/非透過を制御するのである。従来この光反
射板としては金属蒸着膜、研磨金属板が用いられてい
た。また、アクリル粒子やシリカ粒子等の光散乱性粒子
を鏡面基板の表面に密に塗布したものも用いられてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の単なる金属光沢を有する光反射板では、反射される
ときに光の拡散がないため、正反射輝度が高い反面、正
反射角以外では、輝度が極端に低下してしまう、いわゆ
るギタツキを生じる。このような光反射板を液晶表示素
子に用いると視認性が損なわれてしまうことがあった。
その結果、従来のこれらの光反射板を用いた反射型液晶
表示素子は明るく見やすい表示を行うことが困難であっ
た。また、鏡面基板にアクリル粒子やシリカ粒子を塗布
した光反射板は、偏光保持度が低く、結果として輝度や
液晶表示の視認性を落としていた。
来の単なる金属光沢を有する光反射板では、反射される
ときに光の拡散がないため、正反射輝度が高い反面、正
反射角以外では、輝度が極端に低下してしまう、いわゆ
るギタツキを生じる。このような光反射板を液晶表示素
子に用いると視認性が損なわれてしまうことがあった。
その結果、従来のこれらの光反射板を用いた反射型液晶
表示素子は明るく見やすい表示を行うことが困難であっ
た。また、鏡面基板にアクリル粒子やシリカ粒子を塗布
した光反射板は、偏光保持度が低く、結果として輝度や
液晶表示の視認性を落としていた。
【0005】本発明は前記課題に鑑み為されたものであ
りその目的は輝度が高く、高い視認性を得ることができ
る光反射板、それを用いた明るく見やすい表示の反射型
液晶表示素子を提供することにある。
りその目的は輝度が高く、高い視認性を得ることができ
る光反射板、それを用いた明るく見やすい表示の反射型
液晶表示素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決しようと鋭意検討した結果、鏡面基板表面に、光
透過性樹脂と光散乱性粒子とからなる光拡散層を形成し
た構造からなる光反射板において、光散乱性粒子がシリ
コーン系ポリマー粒子を含む光反射板が高輝度で、液晶
表示の視認性にも優れていることを見出し本発明を完成
させるに至った。すなわち、本発明にかかる光反射板
は、鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱性粒子とか
らなる光拡散層を形成した構造からなる光反射板におい
て、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒子を含むこ
とを特徴とする。
を解決しようと鋭意検討した結果、鏡面基板表面に、光
透過性樹脂と光散乱性粒子とからなる光拡散層を形成し
た構造からなる光反射板において、光散乱性粒子がシリ
コーン系ポリマー粒子を含む光反射板が高輝度で、液晶
表示の視認性にも優れていることを見出し本発明を完成
させるに至った。すなわち、本発明にかかる光反射板
は、鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱性粒子とか
らなる光拡散層を形成した構造からなる光反射板におい
て、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒子を含むこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明にかかる光反射板において
は、シリコーン系ポリマー粒子が粒径0.5〜50μm
の球形粒子であることが好適である。また、本発明にか
かる光反射板においては、鏡面基板が金属板、表面に金
属を蒸着した高分子シート、またはプラスチック板であ
ることが好適である。また、本発明にかかる光反射板に
おいては、金属板が偏光反射性を有することが好適であ
る。
は、シリコーン系ポリマー粒子が粒径0.5〜50μm
の球形粒子であることが好適である。また、本発明にか
かる光反射板においては、鏡面基板が金属板、表面に金
属を蒸着した高分子シート、またはプラスチック板であ
ることが好適である。また、本発明にかかる光反射板に
おいては、金属板が偏光反射性を有することが好適であ
る。
【0008】また、本発明にかかる反射型液晶表示素子
は、電気的信号により、光透過/非透過状態が制御可能
な液晶パネルと、光反射板とからなる反射型液晶表示素
子において、該光反射板が、鏡面基板表面に、光透過性
樹脂と光散乱性粒子とからなる光拡散層を形成した構造
からなり、かつ該光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー
粒子を含むことを特徴とする。
は、電気的信号により、光透過/非透過状態が制御可能
な液晶パネルと、光反射板とからなる反射型液晶表示素
子において、該光反射板が、鏡面基板表面に、光透過性
樹脂と光散乱性粒子とからなる光拡散層を形成した構造
からなり、かつ該光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー
粒子を含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて詳細に説明する。本発明にかかる光反射板は図1に
示されるとおりである。すなわち、光反射板18は鏡面
基板12表面に、光透過性樹脂16と光散乱性粒子14
とからなる光拡散層10を形成した構造からなる。した
がって、本発明にかかる光反射板18は外部(図1の上
方)から取り入れられた光を鏡面基板12の表面にて反
射しつつ光散乱性粒子14により良好に拡散することが
できる。
いて詳細に説明する。本発明にかかる光反射板は図1に
示されるとおりである。すなわち、光反射板18は鏡面
基板12表面に、光透過性樹脂16と光散乱性粒子14
とからなる光拡散層10を形成した構造からなる。した
がって、本発明にかかる光反射板18は外部(図1の上
方)から取り入れられた光を鏡面基板12の表面にて反
射しつつ光散乱性粒子14により良好に拡散することが
できる。
【0010】鏡面基板 本発明に用いられる鏡面基板の基剤としては、アルミニ
ウム、銀などの金属膜(板)、これら金属を蒸着した高
分子シート(板)が用いられる。金属板を用いるとき
は、金属板加工時に延伸して偏光反射性をもたせてもよ
い。
ウム、銀などの金属膜(板)、これら金属を蒸着した高
分子シート(板)が用いられる。金属板を用いるとき
は、金属板加工時に延伸して偏光反射性をもたせてもよ
い。
【0011】光透過性樹脂 本発明に用いられる光透過性樹脂としては、アクリル樹
脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリエステル、ポリウレタン、トリアセチルセルロ
ース(TAC)、ポリプロピレン(PP)、フッ素含有
ポリマー等が用いられる。
脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリエステル、ポリウレタン、トリアセチルセルロ
ース(TAC)、ポリプロピレン(PP)、フッ素含有
ポリマー等が用いられる。
【0012】光散乱性粒子 本発明に用いられる光散乱性粒子としては、球状のシリ
コーン系ポリマー粒子が挙げられる。シリコーン系ポリ
マー粒子としては通常のシリコーン樹脂を用いることが
できるが、その粒径は0.5〜50μmが好ましく、
0.5〜24μmがより好ましい。0.5μmより小さ
いと偏光保持度が低くなることがあり、50μmより大
きいと輝度に均一性がなくなることがあるので好ましく
はない。
コーン系ポリマー粒子が挙げられる。シリコーン系ポリ
マー粒子としては通常のシリコーン樹脂を用いることが
できるが、その粒径は0.5〜50μmが好ましく、
0.5〜24μmがより好ましい。0.5μmより小さ
いと偏光保持度が低くなることがあり、50μmより大
きいと輝度に均一性がなくなることがあるので好ましく
はない。
【0013】また、光散乱性粒子としてさらに球状のポ
リメチルメタクリレート粒子を混合してもよい。ポリメ
チルメタクリレート粒子の粒径は5〜100μmが好ま
しい。例えば「MR20HG」、綜研化学社製(粒径2
0μm)が挙げられる。また、光散乱性粒子としてさら
に球状のシリカ粒子を混合してもよい。シリカ粒子の粒
径は5〜100μmが用いられる。例えば「L51」、
旭硝子社製が挙げられる。なお、上記光散乱性粒子と光
透過性樹脂とからなる光拡散層の層厚は1〜100μm
が好ましい。
リメチルメタクリレート粒子を混合してもよい。ポリメ
チルメタクリレート粒子の粒径は5〜100μmが好ま
しい。例えば「MR20HG」、綜研化学社製(粒径2
0μm)が挙げられる。また、光散乱性粒子としてさら
に球状のシリカ粒子を混合してもよい。シリカ粒子の粒
径は5〜100μmが用いられる。例えば「L51」、
旭硝子社製が挙げられる。なお、上記光散乱性粒子と光
透過性樹脂とからなる光拡散層の層厚は1〜100μm
が好ましい。
【0014】反射型液晶表示素子 以下、図面に基づき本発明の一実施態様について説明す
る。図2には本発明の実施態様にかかる反射型液晶表示
素子の概略構成が示されている。同図に示す反射型液晶
表示素子22は、ケース24と、LCDパネルの枠とな
るベゼル26と、光反射板18と、偏光板30,32
と、ガラス基板34,36と、透明電極38,40と、
配向膜42,44と、液晶層46とを備えている。
る。図2には本発明の実施態様にかかる反射型液晶表示
素子の概略構成が示されている。同図に示す反射型液晶
表示素子22は、ケース24と、LCDパネルの枠とな
るベゼル26と、光反射板18と、偏光板30,32
と、ガラス基板34,36と、透明電極38,40と、
配向膜42,44と、液晶層46とを備えている。
【0015】光反射板18は、入射した外光を均一に拡
散させて偏光板30方向へ反射する。ここで、光反射板
18は、図1に示されるように鏡面基板12上にシリコ
ーン系ポリマー粒子を含む光散乱性粒子14を含んだ光
透過性樹脂16からなる光拡散層10が形成されてい
る。偏光板30はガラス基板34の図中下面に、偏光板
32はガラス基板36の図中上面にそれぞれ接着剤など
により固定されている。そして、光反射板18からの光
束を所定の振動方向の光束としている。
散させて偏光板30方向へ反射する。ここで、光反射板
18は、図1に示されるように鏡面基板12上にシリコ
ーン系ポリマー粒子を含む光散乱性粒子14を含んだ光
透過性樹脂16からなる光拡散層10が形成されてい
る。偏光板30はガラス基板34の図中下面に、偏光板
32はガラス基板36の図中上面にそれぞれ接着剤など
により固定されている。そして、光反射板18からの光
束を所定の振動方向の光束としている。
【0016】透明電極38,40は、たとえば、酸化イ
ンジウムを主成分とするITO膜よりなり、目的に応じ
てパターンニングされている。透明電極38はガラス基
板34の図中上面に、透明電極40はガラス基板36の
図中下面に設けられている。電源48による電圧をこれ
ら透明電極38,40に印加して、配向膜42と配向膜
44の間に設けられた液晶層46(液晶分子)の配列を
変えている。
ンジウムを主成分とするITO膜よりなり、目的に応じ
てパターンニングされている。透明電極38はガラス基
板34の図中上面に、透明電極40はガラス基板36の
図中下面に設けられている。電源48による電圧をこれ
ら透明電極38,40に印加して、配向膜42と配向膜
44の間に設けられた液晶層46(液晶分子)の配列を
変えている。
【0017】液晶層46は、たとえば、ネマティック液
晶が約6μmの層厚で設けられている。また、液晶層4
6の厚さを一定間隔に保つため、たとえば、二酸化ケイ
素よりなるビーズ状の微粒子(図示省略)をスペーサ材
として用いている。本発明の実施態様にかかる反射型液
晶表示素子22は概略以上のように構成され、以下にそ
の作用について説明する。外部からの光束(外光)は、
偏光板32、ガラス基板36、透明電極40、配向膜4
4、液晶層46、配向膜42、透明電極38、ガラス基
板34、偏光板30を、この順で介して光反射板18に
入射する。
晶が約6μmの層厚で設けられている。また、液晶層4
6の厚さを一定間隔に保つため、たとえば、二酸化ケイ
素よりなるビーズ状の微粒子(図示省略)をスペーサ材
として用いている。本発明の実施態様にかかる反射型液
晶表示素子22は概略以上のように構成され、以下にそ
の作用について説明する。外部からの光束(外光)は、
偏光板32、ガラス基板36、透明電極40、配向膜4
4、液晶層46、配向膜42、透明電極38、ガラス基
板34、偏光板30を、この順で介して光反射板18に
入射する。
【0018】ここで、光反射板18の光拡散層10は光
散乱性粒子14としてシリコーン系ポリマー粒子を含ん
でいる。したがって、光反射板18で反射した外光は、
良好に拡散され偏光板30に入射する。偏光板30を通
過した光束は、所定の振動方向の直線偏光となる。
散乱性粒子14としてシリコーン系ポリマー粒子を含ん
でいる。したがって、光反射板18で反射した外光は、
良好に拡散され偏光板30に入射する。偏光板30を通
過した光束は、所定の振動方向の直線偏光となる。
【0019】ここで、図3(A)に示すように電圧無印
加時では、液晶層46(液晶分子)が配向膜42,44
の溝により徐々にねじられる。この場合、光束は液晶層
46の液晶分子のねじれに沿ってその振動方向を変化し
て偏光板56を通過するため、使用者には液晶表示素子
22の非表示部が、たとえば白色に見える。
加時では、液晶層46(液晶分子)が配向膜42,44
の溝により徐々にねじられる。この場合、光束は液晶層
46の液晶分子のねじれに沿ってその振動方向を変化し
て偏光板56を通過するため、使用者には液晶表示素子
22の非表示部が、たとえば白色に見える。
【0020】これに対し、同図(B)に示すように、配
向膜42,44の前後の透明電極38,40に電源48
による電圧を印加すると、液晶層46(液晶分子)は長
軸方向に整列してしまう。この場合、液晶層46を通過
する光束の振動方向は変化しないため、光束は偏光板3
2で遮られてしまうので、使用者には液晶表示素子22
の表示部が、たとえば黒く見える。
向膜42,44の前後の透明電極38,40に電源48
による電圧を印加すると、液晶層46(液晶分子)は長
軸方向に整列してしまう。この場合、液晶層46を通過
する光束の振動方向は変化しないため、光束は偏光板3
2で遮られてしまうので、使用者には液晶表示素子22
の表示部が、たとえば黒く見える。
【0021】以上のように、本発明の実施態様にかかる
反射型液晶表示素子22によれば、前述のように、光反
射板18での良好な拡散反射光が得られるように、鏡面
基板上の光拡散層10中の光散乱性粒子14としてシリ
コーン系ポリマー粒子を用いたので、従来のように鏡面
基板のみで反射光を得ていたものと比較して輝度が高く
安定しているので、明るく見やすい液晶表示を得ること
ができる。
反射型液晶表示素子22によれば、前述のように、光反
射板18での良好な拡散反射光が得られるように、鏡面
基板上の光拡散層10中の光散乱性粒子14としてシリ
コーン系ポリマー粒子を用いたので、従来のように鏡面
基板のみで反射光を得ていたものと比較して輝度が高く
安定しているので、明るく見やすい液晶表示を得ること
ができる。
【0022】なお、本発明にかかる光反射板およびそれ
を用いた反射型液晶表示素子としては、前記構成に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形
が可能である。すなわち、この実施態様にかかる光反射
板を、たとえばTN型液晶表示素子、STN型液晶表示
素子、DSTN型液晶表示素子、F−STN型液晶表示
素子、CSH型液晶表示素子、強誘電性液晶表示素子な
どに用いることができる。また、本発明にかかる光反射
板およびそれを用いた反射型液晶表示素子は照明器具、
電飾看板、前面投影用スクリーン、液晶ディスプレイ等
の用途に利用することができる。
を用いた反射型液晶表示素子としては、前記構成に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形
が可能である。すなわち、この実施態様にかかる光反射
板を、たとえばTN型液晶表示素子、STN型液晶表示
素子、DSTN型液晶表示素子、F−STN型液晶表示
素子、CSH型液晶表示素子、強誘電性液晶表示素子な
どに用いることができる。また、本発明にかかる光反射
板およびそれを用いた反射型液晶表示素子は照明器具、
電飾看板、前面投影用スクリーン、液晶ディスプレイ等
の用途に利用することができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明をより明確にするため実施例を
示す。ただし、本発明はこれら実施例に何等制限を受け
るものではない。実施例に先だって、光反射板の評価に
ついて説明する。輝度の目視評価、視認性の目視評価に
ついては反射型LCDユニットに組み込んで評価を行っ
た。以下評価基準について示す。
示す。ただし、本発明はこれら実施例に何等制限を受け
るものではない。実施例に先だって、光反射板の評価に
ついて説明する。輝度の目視評価、視認性の目視評価に
ついては反射型LCDユニットに組み込んで評価を行っ
た。以下評価基準について示す。
【0024】輝度の目視評価 (正面から見た輝度に関して評価) ○:明るく感じられたもの △:やや明るく感じられたもの ×:暗く感じられたもの視認性の目視評価 (正面から見た液晶表示を評価) ○:見やすくはっきりとした表示が得られたもの △:やや見にくくはっきりとした表示がえられなかった
もの ×:見にくくはっきりとした表示が得られなかったもの
もの ×:見にくくはっきりとした表示が得られなかったもの
【0025】偏光保持度 前述したように、反射型液晶表示においては、光は外部
より偏光板液晶層を介して入射したものを用いるため、
それ自体に偏光特性を有している。この光の偏光を乱し
て光源として用いたのでは、再び偏光板液晶層を介して
出射されるときに、偏光が乱れた分入射時の光量に対し
ての出射時の光量が低下し、適正な表示を行えない可能
性がある。このため入射光の偏光を保持したままの光と
して光源を用いる必要がある。
より偏光板液晶層を介して入射したものを用いるため、
それ自体に偏光特性を有している。この光の偏光を乱し
て光源として用いたのでは、再び偏光板液晶層を介して
出射されるときに、偏光が乱れた分入射時の光量に対し
ての出射時の光量が低下し、適正な表示を行えない可能
性がある。このため入射光の偏光を保持したままの光と
して光源を用いる必要がある。
【0026】本発明において、偏光保持度についてはマ
ルチチャンネル分光光度計(日本分光社製)を用いて測
定を行った。まず光源部に入射面に対して偏光軸が垂直
になるように偏光板を設置し、光反射板面の入射角45
°・反射角45°の550nmの反射光量を測定(I
0)する。つぎに、受光部の偏光板を偏光軸が入射面に
対して垂直になるように設置し、光反射板面の入射角4
5°・反射角45°の550nmの反射光量を測定(I
//)し、下記式により偏光保持度を算出した。 偏光保持度=(I//)/(I0) 本発明者らは、まずシリコーン系ポリマー粒子の粒径の
検討を行なうため、下記表1の組成の光反射板を作成し
た。
ルチチャンネル分光光度計(日本分光社製)を用いて測
定を行った。まず光源部に入射面に対して偏光軸が垂直
になるように偏光板を設置し、光反射板面の入射角45
°・反射角45°の550nmの反射光量を測定(I
0)する。つぎに、受光部の偏光板を偏光軸が入射面に
対して垂直になるように設置し、光反射板面の入射角4
5°・反射角45°の550nmの反射光量を測定(I
//)し、下記式により偏光保持度を算出した。 偏光保持度=(I//)/(I0) 本発明者らは、まずシリコーン系ポリマー粒子の粒径の
検討を行なうため、下記表1の組成の光反射板を作成し
た。
【0027】<光反射板の製造方法>アクリルラッカー
(SG700、セイコーアドバンス社製)中に、シリコ
ーン系ポリマー粒子およびポリメチルメタクリレート
(PMMA)粒子を分散させ、バーコータによりアルミ
ニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート(PETルミラ
ーT60、75μm厚、東レ社製)鏡面上に塗布し、乾
燥状態で層厚20μmの光拡散層をもつ光反射板を得
た。ただし、アクリルラッカー(光透過性樹脂)、シリ
コーン系ポリマー粒子の組成、シリコーン系ポリマー粒
子の粒径は表1のとおりである。なお部数はすべて重量
部である。
(SG700、セイコーアドバンス社製)中に、シリコ
ーン系ポリマー粒子およびポリメチルメタクリレート
(PMMA)粒子を分散させ、バーコータによりアルミ
ニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート(PETルミラ
ーT60、75μm厚、東レ社製)鏡面上に塗布し、乾
燥状態で層厚20μmの光拡散層をもつ光反射板を得
た。ただし、アクリルラッカー(光透過性樹脂)、シリ
コーン系ポリマー粒子の組成、シリコーン系ポリマー粒
子の粒径は表1のとおりである。なお部数はすべて重量
部である。
【0028】
【表1】 実施例 光散乱性粒子 光透過性樹脂 鏡面基板 No. (*7) 種類 シリコーン系ホ゜リマー シリコーン系ホ゜リマー 部数 粒子粒径(μm) 粒子部数 1 0.5(*1) 100 100 Al蒸着PET(*8) 2 3(*2) 100 100 Al蒸着PET(*8) 3 4.5(*3) 100 100 Al蒸着PET(*8) 4 6(*4) 100 100 Al蒸着PET(*8) 5 12(*5) 100 100 Al蒸着PET(*8) 6 50(*6) 100 100 Al蒸着PET(*8) *1:トスパール105、東芝シリコーン社製 *2:トスパール130、東芝シリコーン社製 *3:トスパール145、東芝シリコーン社製 *4:トスパール2000B、東芝シリコーン社製 *5:トスパール3120、東芝シリコーン社製 *6:合成品 *7:アクリルラッカー(SG700、セイコーアドバンス) *8:アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート(メタルミー、東レ社製)
【0029】表1で作製した光反射板の評価結果を表2
に示す。
に示す。
【表2】 実施例No. 輝度の目視評価 視認性の目視評価 偏光保持度 1 ○ ○ 0.98 2 ○ ○ 0.98 3 ○ ○ 0.98 4 ○ ○ 0.98 5 ○ ○ 0.98 6 ○ ○ 0.98
【0030】上記結果より、鏡面基板表面に、光散乱性
粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を含む光透過性樹
脂からなる光拡散層を形成した本発明にかかる光反射板
は、輝度が高く、偏光保持度も高いことがわかる。ま
た、液晶表示素子としての視認性にも優れることがわか
る。また、シリコーン系ポリマー粒子の粒径は0.5〜
50μmが好適であることがわかる。つぎに光散乱性粒
子をシリコーン系ポリマー粒子以外のものに代えた比較
例および鏡面基板を用いないときの比較例を示す。な
お、光反射板の作製方法は実施例に準ずる。
粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を含む光透過性樹
脂からなる光拡散層を形成した本発明にかかる光反射板
は、輝度が高く、偏光保持度も高いことがわかる。ま
た、液晶表示素子としての視認性にも優れることがわか
る。また、シリコーン系ポリマー粒子の粒径は0.5〜
50μmが好適であることがわかる。つぎに光散乱性粒
子をシリコーン系ポリマー粒子以外のものに代えた比較
例および鏡面基板を用いないときの比較例を示す。な
お、光反射板の作製方法は実施例に準ずる。
【0031】
【表3】 比較例 光散乱性粒子 光透過性樹脂 基板種類 No. (*5) 種類 部数 部数 1 PMMA(*9) 100 100 Al蒸着PET(*8) 2 シリカ(*10) 100 100 Al蒸着PET(*8) 3 シリコーン系ホ゜リマー(*3) 100 なし 白色PET(*11) 4 なし なし なし Al蒸着PET(*8) *3:平均粒子径4.5μm(トスパール145、東芝シリコーン社製) *7:アクリルラッカー(SG700、セイコーアドバンス社製) *8:アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート(メタルミー、東レ社製) *9:PMMA粒子;平均粒子径20μm(MX20G、綜研科学社製) *10:シリカ粒子;平均粒子径5μm(シルデックスL51、旭硝子社製) *11:白色ポリエチレンテレフタレート(ルミラー100E20、東レ社製) 表3で作製した光反射板の評価結果を表4に示す。
【0032】
【表4】 比較例 輝度の目視評価 視認性の目視評価 偏光保持度 1 △ △ 0.52 2 △ △ 0.46 3 × × 0.55 4 × × 0.99
【0033】上記結果より、光散乱性粒子としてポリメ
チルメタクリレート(PMMA)粒子のみを用いた比較
例1、シリカ粒子のみを用いた比較例2の光反射板は偏
光保持度が低く、液晶表示における輝度および視認性に
おいても本発明より劣っていることがわかる。また、光
散乱性粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を用いても
鏡面基板を用いなかった比較例3は輝度、視認性および
偏光保持度において本発明には全く及ばない。したがっ
て、光散乱性粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を用
いたとしても鏡面基板を用いないと本発明のような高輝
度、高視認性および高い偏光保持度を得ることはできな
いことがわかる。また、比較例4からわかるように鏡面
基板だけでは偏光保持度に問題はないものの、正反射輝
度が高い反面、正反射角以外では、輝度が極端に低下し
てしまうため、本発明のような高い輝度、高い視認性を
得ることは到底できない。
チルメタクリレート(PMMA)粒子のみを用いた比較
例1、シリカ粒子のみを用いた比較例2の光反射板は偏
光保持度が低く、液晶表示における輝度および視認性に
おいても本発明より劣っていることがわかる。また、光
散乱性粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を用いても
鏡面基板を用いなかった比較例3は輝度、視認性および
偏光保持度において本発明には全く及ばない。したがっ
て、光散乱性粒子としてシリコーン系ポリマー粒子を用
いたとしても鏡面基板を用いないと本発明のような高輝
度、高視認性および高い偏光保持度を得ることはできな
いことがわかる。また、比較例4からわかるように鏡面
基板だけでは偏光保持度に問題はないものの、正反射輝
度が高い反面、正反射角以外では、輝度が極端に低下し
てしまうため、本発明のような高い輝度、高い視認性を
得ることは到底できない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる光
反射板は鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱性粒子
とからなる光拡散層を形成した構造からなる光反射板に
おいて、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒子を含
むので、高輝度で偏光保持度の高い光反射板とすること
ができる。また、本発明にかかる反射型液晶表示素子
は、上記光反射板を用いたので、明るく見やすい液晶表
示をすることができる。
反射板は鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱性粒子
とからなる光拡散層を形成した構造からなる光反射板に
おいて、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒子を含
むので、高輝度で偏光保持度の高い光反射板とすること
ができる。また、本発明にかかる反射型液晶表示素子
は、上記光反射板を用いたので、明るく見やすい液晶表
示をすることができる。
【図1】本発明にかかる光反射板の説明図である。
【図2】本発明の一実施態様にかかる光反射板を用いた
反射型液晶表示素子の説明図である。
反射型液晶表示素子の説明図である。
【図3】本発明の一実施態様にかかる光反射板を用いた
反射型液晶表示素子の説明図である。
反射型液晶表示素子の説明図である。
10 …光拡散層 12 …鏡面基板 14 …光散乱性粒子(シリコーン系ポリマー粒子) 16 …光透過性樹脂 18 …光反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA02 BA15 BA20 DA02 DA04 DA10 DA11 DB08 DC02 DE00 2H091 FA07Z FA08Z FA14Z FB02 FB12 FB13 FC02 FD06 LA16
Claims (5)
- 【請求項1】 鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱
性粒子とからなる光拡散層を形成した構造からなる光反
射板において、光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒
子を含むことを特徴とする光反射板。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光反射板において、シ
リコーン系ポリマー粒子が粒径0.5〜50μmの球形
粒子であることを特徴とする光反射板。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の光反射板にお
いて、鏡面基板が金属板、表面に金属を蒸着した高分子
シート、またはプラスチック板であることを特徴とする
光反射板。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の光反射
板において、金属板が偏光反射性を有することを特徴と
する光反射板。 - 【請求項5】 電気的信号により、光透過/非透過状態
が制御可能な液晶パネルと、光反射板とからなる反射型
液晶表示素子において、 該光反射板が、鏡面基板表面に、光透過性樹脂と光散乱
性粒子とからなる光拡散層を形成した構造からなり、か
つ該光散乱性粒子がシリコーン系ポリマー粒子を含むこ
とを特徴とする反射型液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108201A JP2000298204A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 光反射板並びにそれを用いた反射型液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108201A JP2000298204A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 光反射板並びにそれを用いた反射型液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000298204A true JP2000298204A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14478591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108201A Withdrawn JP2000298204A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 光反射板並びにそれを用いた反射型液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000298204A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003090905A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Clariant (Japan) Kk | 制御された散乱・透過特性を有する光学積層体 |
| KR100466033B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-01-13 | 신화인터텍 주식회사 | 광반사 필름 |
| KR20220083362A (ko) * | 2020-12-11 | 2022-06-20 | 고려대학교 산학협력단 | 나노 입자 기반의 반사 구조체 및 그 제조방법 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108201A patent/JP2000298204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003090905A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Clariant (Japan) Kk | 制御された散乱・透過特性を有する光学積層体 |
| KR100466033B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-01-13 | 신화인터텍 주식회사 | 광반사 필름 |
| KR20220083362A (ko) * | 2020-12-11 | 2022-06-20 | 고려대학교 산학협력단 | 나노 입자 기반의 반사 구조체 및 그 제조방법 |
| KR102613990B1 (ko) * | 2020-12-11 | 2023-12-13 | 고려대학교 산학협력단 | 나노 입자 기반의 반사 구조체 및 그 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |