JP2000298353A - 走査露光方法および走査型露光装置 - Google Patents

走査露光方法および走査型露光装置

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JP2000298353A
JP2000298353A JP2000034182A JP2000034182A JP2000298353A JP 2000298353 A JP2000298353 A JP 2000298353A JP 2000034182 A JP2000034182 A JP 2000034182A JP 2000034182 A JP2000034182 A JP 2000034182A JP 2000298353 A JP2000298353 A JP 2000298353A
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exposure method
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Tadaaki Shinozaki
忠明 篠崎
Masamitsu Yanagihara
政光 柳原
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が大型化およびコスト増加になることな
く、大型の基板に露光する。 【解決手段】 マスクMと基板Pとを同期移動して基板
Pに第1パターン53,55と第2パターン54とをつ
なぎ合わせて露光する。第1パターン53,55の少な
くとも一部と第2パターン54の少なくとも一部とは共
通のパターンであり、マスクMに、第1パターン53,
55と第2パターン54として、共通パターン44と共
通パターン44とは異なる非共通パターン45a,45
bとを形成する。共通パターン44により第1パターン
53,55と第2パターン54とのつなぎ合わせをす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、マスク
と基板とを所定方向に同期移動して、マスクに形成され
たパターンをガラス基板等の基板に走査露光する走査露
光方法および走査型露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやテレビ等の表示素子と
しては、薄型化を可能とする液晶表示パネルが多用され
るようになっている。この種の液晶表示パネルは、平面
視矩形状の感光基板上に透明薄膜電極をフォトリソグラ
フィの手法で所望の形状にパターニングすることにより
製造されている。そして、このフォトリソグラフィの装
置として、マスク(レチクル)上に形成されたパターン
を投影光学系を介して感光基板上のフォトレジスト層に
露光する露光装置が用いられている。
【0003】ところで、上記の液晶表示パネルは、画面
の見やすさから大面積化が進んでいる。この要請に応え
る露光装置としては、例えば、特開平7−57986号
に開示されているように、マスクのパターンを正立像で
基板上に投影する複数の投影光学系を組み合わせ、マス
クとガラス基板とを所定方向に同期移動して、投影光学
系に対して走査することによって、同期移動方向と直交
する方向に大きな露光領域を有する、すなわち、マスク
に形成されたLCD(Liquid Crystal
Display)等のパターンをガラス基板上の露光領
域に順次転写する走査型露光装置が考案されている。
【0004】この際、投影領域が大きくても装置を大型
化させず、且つ良好な結像特性を得る投影光学系とし
て、複数の投影光学系を、隣り合う投影領域が走査方向
で所定量変位するように、且つ隣り合う投影領域の端部
同士が走査方向と直交する方向に重複するように配置さ
れたものが使用されている。この場合、各投影光学系の
視野絞りは台形形状で、走査方向の視野絞りの開口幅の
合計は常に等しくなるように設定されている。そのた
め、上記のような走査型露光装置は、隣り合う投影光学
系の継ぎ部が重複して露光され、投影光学系の光学収差
や露光照度が滑らかに変化するという利点を持ってい
る。
【0005】ところで、近年、液晶表示パネル製造用の
基板として、液晶パネルの多面取りによる生産性向上
や、テレビを目的とした、より大きな表示領域を有する
液晶表示パネルを製造するために、1m□程度の大きな
ガラス基板を使用することが考えられている。
【0006】このように、表示領域が大きな基板サイズ
相当の液晶表示パネルを露光するためには、基板サイズ
と同等の大きさのマスクを使用し一括で走査露光する方
法と、1つの液晶表示パネルのパターンを複数の領域に
分割しパターン合成する方法とが考えられる。前者の方
法では、高速なスループットが得られるが、マスクのコ
ストが膨大となり現実的ではない。
【0007】一方、後者の方法では、パターン継ぎ部に
おいてマスクのパターン描画誤差、投影光学系の光学収
差やガラス基板を移動させるステージの位置決め誤差等
に起因して段差が発生し、デバイスの特性が損なわれた
りする。さらに、パターン合成されたものを多層に重ね
合わせた場合、各層の露光領域の重ね誤差やパターンの
線幅差がパターンの継ぎ目部分で不連続に変化し、液晶
表示パネルを点灯したときに継ぎ目部で色ムラが発生す
る等、デバイスの品質が低下するという問題があった。
【0008】この問題を解消しつつ、大型のガラス基板
に露光するための走査型露光装置としては、例えば、特
開平10−64782が提供されている。これは、マス
クを保持するマスクステージおよびガラス基板を保持す
る基板ステージを同期して駆動して走査露光を行った後
に、マスクステージおよび基板ステージを同期移動と直
交する方向に照明領域の幅分の距離だけステップ移動す
る工程を一回または数回繰り返すことにより、複数の分
割パターンをつなぎ合わせて大きなガラス基板上に転写
するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の走査露光方法および走査型露光装置に
は、以下のような問題が存在する。上記のLCDパター
ンは、複数のピクセルに応じた複数の電極が規則正しく
配列されたパターンで構成される画素部と、画素部の各
電極のパターンとこれら各電極を駆動するドライバ回路
とを導通させるための導通部とを有している。この画素
部は、上記走査型露光装置によりガラス基板でつなぎ合
わされる部分パターンそれぞれに形成されるものであ
る。
【0010】ところが、上記の走査型露光装置では、こ
れらの内容が考慮されておらず、単にマスクのパターン
を分割してガラス基板に転写しているため、マスクがガ
ラス基板と同等、もしくはガラス基板以上の大きさにな
ってしまう。そのため、マスクのコストが膨大になるこ
とに加えて、このマスクを保持するマスクステージもマ
スクの大きさに対応させる必要が生じ、装置の大型化お
よびコストが増加するという問題があった。
【0011】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、装置が大型化およびコスト増加になること
なく、大型の基板に露光することができる走査露光方法
および走査型露光装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図12に対
応付けした以下の構成を採用している。本発明の走査露
光方法は、マスク(M)と基板(P)とを同期移動して
基板(P)に第1パターン(53,55)と第2パター
ン(54)とをつなぎ合わせて露光する走査露光方法に
おいて、第1パターン(53,55)の少なくとも一部
と第2パターン(54)の少なくとも一部とは共通のパ
ターンであり、マスク(M)には、第1パターン(5
3,55)と第2パターン(54)として、共通パター
ン(44)と該共通パターン(44)とは異なる非共通
パターン(45a,45b)とが形成されており、共通
パターン(44)により第1パターン(53,55)と
第2パターン(54)とのつなぎ合わせをすることを特
徴とするものである。
【0013】従って、本発明の走査露光方法では、共通
パターン(44)で基板(P)に第1パターン(53,
55)および第2パターン(54)をつなぎ合わせるの
で、これら第1パターン(53,55)および第2パタ
ーン(54)を連続的に合成することができる。また、
この際、マスク(M)に形成された共通パターン(4
4)を用いて、第1パターン(53,55)および第2
パターン(54)を露光することができるので、第1パ
ターン(53,55)および第2パターン(54)用の
共通パターン(44)をそれぞれ個別にマスク(M)に
形成する必要がなくなり、マスクを小型化できる。これ
に伴って、マスク(M)を保持するためのマスクステー
ジ(4)も小型化が可能になる。また、マスク(M)も
複数枚用いる必要がなくなるので、高スループットを得
ることもできる。
【0014】また、本発明の走査型露光装置は、マスク
(M)を保持するマスクステージ(4)と、基板(P)
を保持する基板ステージ(5)とを備え、マスクステー
ジ(4)と基板ステージ(5)とを光路に対して同期移
動させて基板(P)に第1パターン(53,55)と第
2パターン(54)とをつなぎ合わせて露光する走査型
露光装置(1)において、マスク(M)には、第1パタ
ーン(53,55)の少なくとも一部および第2パター
ン(54)の少なくとも一部に共通する共通パターン
(44)と、該共通パターン(44)とは異なる非共通
パターン(45a,45b)とが形成され、第1パター
ン(53,55)と第2パターン(54)とを共通パタ
ーン(44)によりつなぎ合わせるようにマスクステー
ジ(4)および基板ステージ(5)の移動を制御する制
御装置(17)を備えることを特徴とするものである。
【0015】従って、本発明の走査型露光装置では、制
御装置(17)がマスクステージ(4)および基板ステ
ージ(5)を制御して、共通パターンで基板(P)に第
1パターン(53,55)および第2パターン(54)
をつなぎ合わせるので、これら第1パターン(53,5
5)および第2パターン(54)を連続的に合成するこ
とができる。また、この際、マスク(M)に形成された
共通パターン(44)を用いて、第1パターン(53,
55)および第2パターン(54)を露光することがで
きるので、第1パターン(53,55)および第2パタ
ーン(54)用の共通パターン(44)をそれぞれ個別
にマスク(M)に形成する必要がなくなり、マスクを小
型化できる。これに伴って、マスクステージ(4)も小
型化が可能になる。また、マスク(M)も複数枚用いる
必要がなくなるので、高スループットを得ることもでき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の走査露光方法およ
び走査型露光装置の実施の形態を、図1ないし図14を
参照して説明する。ここでは、五つの投影光学系を使用
し、三回の走査露光により基板上に画面を合成する場合
の例を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明による走査型露光装置1の
概略的な構成を示す斜視図である。走査型露光装置1
は、照明光学系2と、複数の投影系モジュール(光学
系)3a〜3eからなる投影光学系3と、マスク(レチ
クル)Mを保持するマスクステージ4と、ガラス基板
(基板)Pを保持する基板ステージ5とを主体として構
成されている。なお、図1において、投影光学系3の光
軸方向をZ方向とし、Z方向に垂直な方向でマスクMお
よびガラス基板Pの同期移動方向(走査方向)をX方向
とし、Z方向およびX方向に直交する方向(非走査方
向)をY方向とする。
【0018】図2に示すように、照明光学系2は、超高
圧水銀ランプ等の光源から射出された光束(露光光)を
マスクM上に照明するものであって、ダイクロイックミ
ラー7、波長選択フィルタ8、ライトガイド9および投
影系モジュール照明系3a〜3eのそれぞれに対応して
配設された照明系モジュール10a〜10e(ただし図
2においては、便宜上照明光学系10aに対応するもの
のみを示している)とから構成されている。
【0019】そして、光源6から射出した光束は、楕円
鏡6aで集光された後に、ダイクロイックミラー7に入
射する。ダイクロイックミラー7は、露光に必要な波長
の光束を反射し、その他の波長の光束を透過させるもの
である。ダイクロイックミラー7で反射された光束は、
波長選択フィルタ8に入射し、投影光学系3が露光を行
うのに適した波長(通常は、g、h、i線の内、少なく
とも1つの帯域)の光束となり、ライトガイド9に入射
する。ライトガイド9は、入射した光束を5本に分岐し
て、反射ミラー11を介して各照明系モジュール10a
〜10eに入射させるものである。
【0020】各照明系モジュール10a〜10eは、照
明シャッタ12とリレーレンズ13とフライアイレンズ
14とコンデンサレンズ15とから概略構成されてい
る。なお、本実施の形態では、この照明系モジュール1
0aと同じ構成の照明系モジュール10b〜10eが、
X方向とY方向とに一定の間隔をもって配置されてい
る。そして、各照明系モジュール10a〜10eからの
光束は、マスクM上の異なる照明領域を照明する構成に
なっている。
【0021】照明シャッタ12は、ライトガイド9の後
方に、光束の光路に対して進退自在に配置されている。
照明シャッタ12は、光路を遮蔽したときに該光路から
の光束を遮光して、光路を開放したときに光束への遮光
を解除するものである。また、照明シャッタ12には、
該照明シャッタ12を上記光路に対して進退移動させる
シャッタ駆動部16が備えられている。シャッタ駆動部
16は、制御装置17によってその駆動を制御されてい
る。
【0022】一方、各照明系モジュール10a〜10e
には、光量調整機構18が付設されている。光量調整機
構18は、光路毎に光束の照度を設定することによっ
て、各光路の露光量を調整するものであって、ハーフミ
ラー19、ディテクタ20、フィルタ21およびフィル
タ駆動部22から構成されている。ハーフミラー19
は、フィルタ21とリレーレンズ13との間の光路中に
配置され、フィルタ21を透過した光束の一部をディテ
クタ20へ入射させるものである。ディテクタ20は、
入射した光束の照度を検出し、検出した照度信号を制御
装置17へ出力するものである。
【0023】図3に示すように、フィルタ21は、ガラ
ス板21a上にCr等で簾状にパターニングされたもの
であって、透過率がY方向に沿ってある範囲で線形に漸
次変化するように形成されており、各光路中の照明シャ
ッタ12とハーフミラー19との間に配置されている。
これらハーフミラー19、ディテクタ20およびフィル
タ21は、複数の光路毎にそれぞれ配設されている。フ
ィルタ駆動部22は、制御装置17の指示に基づいてフ
ィルタ21をY方向に沿って移動させるものである。
【0024】制御装置17は、ディテクタ20が検出し
た光束の照度に基づいて、該照度が所定値になるように
フィルタ駆動部22を制御することで、各光路毎の光量
を調整するものである。
【0025】光量調整機構18を透過した光束は、リレ
ーレンズ13を介してフライアイレンズ14に達する。
このフライアイレンズ14の射出面側には、二次光源が
形成され、コンデンサレンズ15を介してマスクMの照
明領域を均一な照度で照射することができるようになっ
ている。
【0026】マスクMを透過した光束は、投影系モジュ
ール3a〜3eにそれぞれ入射する。そして、照明領域
のマスクMのパターンは、所定の結像特性をもって、レ
ジストが塗布されたガラス基板P上に転写される。各投
影系モジュール3a〜3eは、図4に示すように、像シ
フト機構23、二組の反射屈折型光学系24,25、視
野絞り26および倍率調整機構27から構成されてい
る。
【0027】マスクMを透過した光束は、像シフト機構
23に入射する。像シフト機構23は、例えば、二枚の
平行平面板ガラスがそれぞれY軸周りもしくはX軸周り
に回転することで、マスクMのパターン像をX方向もし
くはY方向にシフトさせるものである。像シフト機構2
3を透過した光束は、一組目の反射屈折型光学系24に
入射する。
【0028】反射屈折型光学系24は、マスクMのパタ
ーンの中間像を形成するものであって、直角プリズム2
8、レンズ29および凹面鏡30から構成されている。
直角プリズム28は、Z軸周りに回転自在とされ、マス
クMのパターン像を回転させる構成になっている。
【0029】この中間像位置には、視野絞り26が配置
されている。視野絞り26は、ガラス基板P上でのイメ
ージフィールドを設定するものである。視野絞り26を
透過した光束は、二組目の反射屈折型光学系25に入射
する。反射屈折型光学系25は、反射屈折型光学系24
と同様に、直角プリズム31、レンズ32および凹面鏡
33から構成されている。また、直角プリズム31も、
Z軸周りに回転自在とされ、マスクMのパターン像を回
転させる構成になっている。
【0030】反射屈折型光学系25から出射された光束
は、倍率調整機構27を通り、ガラス基板P上にマスク
Mのパターン像を正立等倍で結像する。倍率調整機構2
7は、例えば、平凸レンズ、両凸レンズ、平凹レンズの
三枚のレンズから構成され、平凸レンズと平凹レンズと
の間に位置する両凸レンズをZ軸方向に移動させること
により、マスクMのパターン像の倍率を変化させるよう
になっている。
【0031】図5は、ガラス基板P上での投影系モジュ
ール3a〜3eのイメージフィールド(投影領域)34
a〜34eの平面図である。この図に示すように、各イ
メージフィールド34a〜34eは、台形形状を有して
いる。イメージフィールド34a、34c、34eとイ
メージフィールド34b、34dとは、X方向に対向し
て配置されている。さらに、イメージフィールド34a
〜34eは、隣り合うイメージフィールドの端部同士
(35aと35b、35cと35d、35eと35f、
35gと35h)が二点鎖線で示すように、Y方向に重
複するように並列配置され、X方向のイメージフィール
ドの幅の総計がほぼ等しくなるように設定されている。
すなわち、X方向に走査露光したときの露光量が等しく
なるようになっている。
【0032】このように、各投影系モジュール3a〜3
eによるイメージフィールド34a〜34eが重複する
継ぎ部36a〜36dを設けることにより、継ぎ部36
a〜36dにおける光学収差の変化や照度変化を滑らか
にすることができるようになっている。なお、本実施の
形態のイメージフィールド34a〜34eの形状は、台
形であるが、六角形や菱形、平行四辺形等であっても構
わない。
【0033】マスクステージ4は、マスクMを保持する
ものであって、一次元の走査露光を行うべくX方向に長
いストロークと、走査方向と直交するY方向に数mm程
度の微小量のストロークとを有している。図2に示すよ
うに、マスクステージ4には、該マスクステージ4を上
記方向に駆動するマスクステージ駆動部37が備えられ
ている。このマスクステージ駆動部37は、制御装置1
7によって制御されている。
【0034】図1に示すように、マスクステージ4上の
端縁には、直交する方向に移動鏡38a、38bがそれ
ぞれ設置されている。移動鏡38aには、レーザー干渉
計39aが対向して配置されている。また、移動鏡38
bには、レーザー干渉計39bが対向して配置されてい
る。
【0035】これらレーザー干渉計39a、39bは、
それぞれ移動鏡38a、38bにレーザー光を射出して
当該移動鏡38a、38bとの間の距離を計測すること
により、マスクステージ4のX方向、Y方向の位置、す
なわち、マスクMの位置を高分解能、高精度に検出する
ことが可能になっている。そして、レーザ干渉計39
a、39bの検出結果は、制御装置17に出力される。
【0036】制御装置17は、レーザ干渉計39a、3
9bの出力からマスクステージ4の位置をモニターし、
マスクステージ駆動部37を制御することでマスクステ
ージ4を所望の位置へ移動することができるようになっ
ている。
【0037】基板ステージ5は、ガラス基板Pを保持す
るものであって、マスクステージ4と同様に、一次元の
走査露光を行うべくX方向に長いストロークと、走査方
向と直交するY方向にステップ移動するための長いスト
ロークとを有している。また、基板ステージ5には、該
基板ステージ5を上記方向に駆動する基板ステージ駆動
部40が備えられている。この基板ステージ駆動部40
は、制御装置17によって制御されている。
【0038】さらに、基板ステージ5は、Z方向にも移
動自在になっている。そして、基板ステージ5は、マス
クMのパターン面とガラス基板Pの露光面のZ方向の位
置を計測する計測手段(不図示)を備えており、マスク
Mのパターン面とガラス基板Pの露光面とが常に所定の
間隔になるように位置制御される。また、基板ステージ
5上には、ガラス基板Pの露光面とほぼ同等の高さにデ
ィテクタ(照度センサ)41が配設されている。ディテ
クタ41は、ガラス基板P上の光束の照度を検出し、検
出した照度信号を制御装置17へ出力するものである。
【0039】また、基板ステージ5上の端縁には、直交
する方向に移動鏡42a、42bがそれぞれ設置されて
いる。移動鏡42aには、レーザー干渉計43aが対向
して配置されている。また、移動鏡42bには、レーザ
ー干渉計43bが対向して配置されている。
【0040】これらレーザー干渉計43a、43bは、
それぞれ移動鏡42a、42bにレーザー光を射出して
当該移動鏡42a、42bとの間の距離を計測すること
により、基板ステージ5のX方向、Y方向の位置、すな
わち、ガラス基板Pの位置を高分解能、高精度に検出す
ることが可能になっている。そして、レーザ干渉計43
a、43bの検出結果は、制御装置17に出力される。
【0041】制御装置17は、レーザ干渉計43a、4
3bの出力から基板ステージ5の位置をモニターし、基
板ステージ駆動部40を制御することで基板ステージ5
を所望の位置へ移動することができるようになってい
る。すなわち、制御装置17は、マスクステージ4およ
び基板ステージ5の位置をモニターしながら両駆動部3
7,40を制御することにより、マスクMとガラスプレ
ートPとを投影系モジュール3a〜3eに対して、任意
の走査速度(同期移動速度)でX方向に同期移動させる
ようになっている。
【0042】図6に示すように、マスクMのパターン領
域には、画素パターン(共通パターン)44と、該画素
パターン44のY方向両端に位置する周辺回路パターン
(非共通パターン)45a,45bとが形成されてい
る。画素パターン44には、複数のピクセルに応じた複
数の電極が規則正しく配列されたパターンが形成されて
いる。周辺回路パターン45a,45bには、画素パタ
ーン44の電極を駆動するためのドライバ回路等が形成
されている。
【0043】また、マスクMのパターン領域の周囲に
は、該マスクMの隅部に位置してマスクマーク46a〜
46dが形成されている。マスクマーク46a〜46d
は、マスクMのアライメントの際の各種補正量算出に用
いられるものであって、Cr等により図7に示すような
十字形状に形成されている。
【0044】さらに、マスクMには、X方向に沿った両
側縁中央(すなわち、マスクMのY方向両端の中央)の
近傍に位置してマスクアライメントマーク56a、56
bがそれぞれ形成されている。マスクアライメントマー
クは、ガラス基板Pとの位置決めの際に用いられるもの
であって、上記マスクマーク46a〜46dと同様に、
Cr等により十字形状に形成されている。
【0045】マスクMと同様に、図8に示すように、ガ
ラス基板Pの投影領域の周囲には、該ガラス基板Pの隅
部に位置して基板マーク47a〜47dが形成されてい
る。基板マーク47a〜47dは、ガラス基板Pのアラ
イメントの際の各種補正量算出に用いられるものであっ
て、Cr等により図9に示すような十字形状の透過部4
8が形成されたものである。
【0046】ガラス基板Pにも、X方向に沿った両側縁
中央(すなわち、ガラス基板PのY方向両端の中央)の
近傍に位置して基板アライメントマーク57a、57b
がそれぞれ形成されている。基板アライメントマーク
は、マスクMとの位置決めの際に用いられるものであっ
て、上記基板マーク47a〜47dと同様に、Cr等に
より十字形状の透過部が形成されたものである。
【0047】これらマスクマーク46a〜46d、基板
マーク47a〜47dおよびマスクアライメントマーク
56a、56b、基板アライメントマーク57a、57
bは、図1においてマスクMの上方に設置されたアライ
メント系49a,49bによって検出されるようになっ
ている。アライメント系49a,49bは、X方向に移
動する駆動機構(不図示)を有しており、走査露光時に
は照明領域内から退避する構成になっている。
【0048】まず、上記の構成の走査型露光装置1にお
いて、マスクMのパターンの寸法を設定する方法につい
て以下に説明する。ここで、図5に示した各イメージフ
ィールド34a〜34eは、台形形状の長辺の長さL1
を88mm、短辺の長さL2を72mmとし、隣り合う
イメージフィールドの間隔(イメージフィールドのY方
向のピッチ)L3を80mmとする。また、ガラス基板
Pには、図11に示すように、画素パターン50と該画
素パターン50のY方向両端に位置する周辺回路パター
ン51a、51bとを形成するものとする。
【0049】画素パターン50のサイズは、対角長L4
が32インチ、X方向の長さL5が398.52mm、
Y方向の長さL6が708.48mmとする。また、画
素パターン50は、図12に示すような単位パターン
(部分パターン)52がR・G・Bの各色に対応するよ
うにX方向に(0.123×3)mmのピッチP1で1
080回、Y方向に0.123mmのピッチP2で(1
920×3)回続く繰り返しパターンとする。
【0050】また、図6に示すマスクMの周辺回路パタ
ーン45a,45bは、ガラス基板Pの周辺回路パター
ン51a,51bと同一寸法、同一形状にそれぞれ形成
し、両端外側の投影系モジュール3a、3eで露光され
るようにマスクM上に配置される。マスクMの画素パタ
ーン44は、ガラス基板Pの画素パターン50に対して
X方向の長さが同一で、Y方向の長さが異なっている。
【0051】ここで、マスクMの画素パターン44にお
いて、Y方向の長さをL9とし、両端外側の投影系モジ
ュール3a、3eでのみ露光されるY方向の長さをそれ
ぞれL10、L11としたときに、長さL9を以下のよ
うに決定する。まず、長さL9は、図12に示した単位
パターン52の繰り返しであるから繰り返しピッチP2
=0.123mmの整数倍となる。したがって、次式が
成り立つ。 L9=L10+L11+L3×2+L1=0.123×n1 …(1) さらに、次式の関係がある。 L10+L11+L3×7+88≒(1920×3)×0.123 …(2) 上記の式(1)と式(2)を満たすような整数n1は、
2507と2808のつが考えられるが、ここではn1
=2508とし、L9=308.484mmとする。
【0052】続いて、上記の構成の走査型露光装置1に
よりマスクMのパターンをガラス基板Pに露光する前
に、マスクMとガラス基板Pとを位置決めする手順を説
明する。マスクMおよびガラス基板Pが、マスクステー
ジ4および基板ステージ5にそれぞれ載置、保持される
と、レジストに非感光である波長からなる照明光をアラ
イメント系49aから不図示の反射鏡を介して−Z方向
に射出する。
【0053】射出された照明光は、マスクMのマスクア
ライメントマーク56aに照射されるとともに、マスク
Mを透過して外側に位置する投影系モジュール3aを介
してガラス基板P上の基板アライメントマーク57aに
照射される。基板アライメントマーク57aで反射した
反射光は、投影系モジュール3a、マスクMおよび反射
鏡を介してアライメント系49aに入射する。一方、マ
スクアライメントマーク56aで反射した反射光も、反
射鏡を介してアライメント系49aに入射する。
【0054】アライメント系49aは、マスクMおよび
ガラス基板Pからの反射光に基づいて各アライメントマ
ーク56a、57aの位置を検出する。具体的には、ア
ライメント系49aは、該アライメント系49a中の図
示しない結像光学系を介して二次元CCDの撮像面上に
マスクMおよびガラス基板Pからの反射光を同時に結像
し、図10に示すように、マスクアライメントマーク5
6aが基板アライメントマーク57aの透過部48に重
なった撮像画像を画像処理する。これにより、マスクア
ライメントマーク56aと基板アライメントマーク57
aとの位置ずれ量、すなわち、マスクMとガラス基板P
との位置ずれ量が計測される。
【0055】次に、基板ステージ5をマスクステージ4
に対して−Y方向に移動させる。そして、上記と同様の
手順により、アライメント系49bを用いてマスクアラ
イメントマーク56bおよび基板アライメントマーク5
7bとを計測してマスクMと基板Pとの位置ずれ量を求
める。この結果からマスクステージ4または基板ステー
ジ5を微動させて、マスクMとガラス基板Pとの位置合
わせを行う。なお、このときの照明光は、マスクMのマ
スクアライメントマーク56bに照射されるとともに、
マスクMを透過して外側に位置する投影系モジュール3
eを介してガラス基板P上の基板アライメントマーク5
7bに照射される。
【0056】次に、上記の構成の走査型露光装置1によ
りマスクMのパターンをガラス基板Pに露光する動作を
図13および図14に示すフローチャートに沿って説明
する。なお、以下においては、マスクステージ4、基板
ステージ5の移動は、マスクステージ駆動部37、基板
ステージ駆動部40を介して全て制御装置17の制御に
基づいて行われるものとする。
【0057】また、ここでは、図8に示すように、ガラ
ス基板P上の全体の露光パターンを、Y方向に長さL1
2を有し、周辺回路パターン51aおよび画素パターン
50の一部を含む分割パターン(第1パターン)53
と、Y方向に長さL13を有し、画素パターン50の一
部を有する分割パターン(第2パターン)54と、Y方
向に長さL14を有し、周辺回路パターン51bおよび
画素パターン50の一部を含む分割パターン(第1パタ
ーン)55との三つの領域に分割し、計三回の走査露光
を行うものとする。
【0058】ここで、長さL12は、イメージフィール
ド34aの短辺の+Y方向端点とイメージフィールド3
4dの長辺の−Y方向端点との間のY方向における距離
である。長さL13は、イメージフィールド34bの長
辺の+Y方向端点とイメージフィールド34cの長辺の
−Y方向端点との間のY方向における距離である。長さ
L14は、イメージフィールド34bの長辺の+Y方向
端点とイメージフィールド34eの短辺の−Y方向端点
との間のY方向における距離である。
【0059】また、分割パターン53と分割パターン5
4とは、継ぎ部58aで重複し、分割パターン54と分
割パターン55とは、継ぎ部58bで重複しているもの
とする。また、継ぎ部58a、58bは、イメージフィ
ールド34a〜34eの継ぎ部36a〜36bと同一距
離(すなわち、8mm)それぞれ重複しているものとす
る。
【0060】まず、露光動作が開始されると(ステップ
SP0)、投影系モジュール3a〜3eの継ぎ部35a
〜35hに対応する照度Wa〜Whを順次計測する(ス
テップSP1)。具体的には、まず制御装置17がフィ
ルタ駆動部22へ指示を出し、光源6からの光束が最大
透過率でフィルタ21を透過するようにフィルタ21を
移動させる。フィルタ21が移動すると、光源6から楕
円鏡6aを介して光束が照射される。照射された光束
は、フィルタ21、ハーフミラー19、マスクM、投影
系モジュール3a〜3e等を透過した後、ガラス基板P
上に到達する。このとき、照明領域にパターン等が形成
されていない位置になるようにマスクMを移動しておく
か、もしくはマスクMを取り外しておく。
【0061】そして、イメージフィールド34a〜34
eの内、継ぎ部36a〜36dで重複する端部35a〜
35hにおける光束の照度Wa〜Whをディテクタ41
で順次計測する。同時に、光源6から照射された光束
は、ハーフミラー19によりその一部がディテクタ20
へ入射する。ディテクタ20は、入射した光束の照度を
計測し、検出した照度信号を制御装置17へ出力する。
制御装置17は、ディテクタ20,41で計測した各光
路毎の照度および端部35a〜35hにおける照度Wa
〜Whを記憶する。
【0062】次に、ステップSP2では、制御装置17
の制御によりマスクステージ4と基板ステージ5とをス
テップ移動させながら、上記マスクアライメントマーク
56a、56bおよび基板アライメントマーク57a、
57bの計測と同様の手順により、アライメント系49
a、49bを用いてマスクマーク46a〜46dと基板
マーク47a〜47dとを順次重ね合わせてマスクマー
ク46a〜46dと基板マーク47a〜47bとの位置
ずれ量を計測する。これにより、マスクMとガラス基板
Pとの位置ずれ量が計測される。
【0063】そして、得られた位置ずれ量からマスクM
とガラス基板Pとの相対的なシフト、回転、スケーリン
グ補正量を算出し、走査露光時に、この補正量に基づい
て各投影系モジュール3a〜3eの像シフト機構23、
倍率調整機構27、像回転を行う直角プリズム28,3
1の補正を行う。
【0064】ステップSP3では、ステップSP1にお
いてディテクタ41が計測した端部35a〜35hにお
ける照度Wa〜Whを基準として、該照度Wa〜Whが
略所定値で、且つ照度差(|Wa−Wb|、|Wc−W
d|、|We−Wf|)が最小になるように、各照明系
モジュール10a〜10e毎にディテクタ20で計測し
ながらフィルタ21を駆動させる。これにより、各光路
毎の光束の光量が補正される。
【0065】ステップSP4では、投影系モジュール3
eに対応する照明系モジュール10eの照明シャッタ1
2を、シャッタ駆動部16を介して光路中に挿入し、図
8に示すように、イメージフィールド34eに対する光
路の照明光を遮光する(照明系モジュール10a〜10
dの照明シャッタ12は、各光路を開放する)。これに
より、マスクMには、周辺回路パターン45aと画素パ
ターン44の一部を含むY方向の長さL12の照明領域
が設定される。
【0066】ステップSP5では、マスクMとガラス基
板PとをX方向に同期移動して一回目の走査露光を行
う。これにより、図8に示すように、ガラス基板P上に
は、投影系モジュール3a〜3dで設定された照明領域
に対応する分割パターン53が露光される。
【0067】次に、ステップSP6では、基板ステージ
5を+Y方向に距離PS1ステップ移動させる。この距
離PS1は、イメージフィールドのY方向のピッチL3
の三つ分に相当する。すなわち、距離PS1は次式で決
定される。 PS1=L3×3=80mm×3=240mm
【0068】ステップSP7では、ガラス基板P上のパ
ターン継ぎ部58aにおいて、画素パターン50が連続
するように、マスクステージ4をY方向に距離MS1シ
フトする。この距離MS1は、n2を正の整数とすると
次式で決定される。 MS1=80×3−0.123×n2 …(3) ここで、距離MS1が零に近くなるように考慮すると、
n2=1951のとき、MS1=0.027mm、n2
=1952のとき、MS1=−0.096mmとなる。
そこで、マスクステージ4のシフト量が少ないn2=1
951を選択し、マスクステージ4を介してマスクMを
+Y方向に距離MS1=0.027mm移動させる。
【0069】ステップSP8では、二回目の走査露光を
イメージフィールド34b、34cで行うため、該イメ
ージフィールド34b、34cの照度を補正する。さら
に、一回目の走査露光時にガラス基板Pの継ぎ部58a
を露光したイメージフィールド34dと、二回目の走査
露光時に継ぎ部58aを露光するイメージフィールド3
4bとの照度を補正する。
【0070】具体的には、イメージフィールド34b、
34cの端部35c、35d間の照度差(|Wc−Wd
|)、および一回目の走査露光時のイメージフィールド
34dの端部35gと二回目の走査露光時のイメージフ
ィールド34bの端部35bとの間の照度差(|Wg−
Wb|)が最小になるように、ステップSP3と同様
に、照明系モジュール10b、10c毎にディテクタ2
0で各光路の照度を計測しながらフィルタ21を駆動さ
せる。これにより、各光路の光束の光量が補正される。
【0071】ステップSP9では、投影系モジュール3
a、3d、3eに対応する照明系モジュール10a、1
0d、10eの照明シャッタ12を、シャッタ駆動部1
6を介して光路中に挿入し、イメージフィールド34
a、34d、34eに対する光路の照明光をそれぞれ遮
光する(照明系モジュール10b、10cの照明シャッ
タ12は、各光路を開放する)。これにより、マスクM
には、画素パターン44の一部を含むY方向の長さL1
3の照明領域が設定される。
【0072】ステップSP10では、マスクMとガラス
基板Pとを再度X方向に同期移動して二回目の走査露光
を行う。これにより、図8に示すように、ガラス基板P
上には、投影系モジュール3b、3cのイメージフィー
ルド34b、34cで設定された照明領域に対応する分
割パターン54が、継ぎ部58aにおいて分割パターン
53と重複した状態で露光される。
【0073】次に、ステップSP11では、ステップS
P6と同様に基板ステージ5を+Y方向に距離PS2分
ステップ移動させる。この距離PS2は、イメージフィ
ールドのY方向のピッチL3の二つ分に相当する。すな
わち、距離PS2は次式で決定される。 PS2=L3×2=160mm
【0074】ステップSP12では、ステップSP7と
同様に、ガラス基板P上のパターン継ぎ部58bにおい
て、画素パターン50が連続するように、マスクステー
ジ4を一回目の走査露光時のマスクMの位置に対してY
方向に距離MS2、つまり二回目の走査露光に対しては
距離(MS2−MS1)だけシフトする。この距離MS
2は、n3を正の整数とすると次式で決定される。 MS2=80×3+80×2−0.123×n3 …(4) ここで、距離MS2が零に近くなるように考慮すると、
n3=3252のとき、MS2=0.004mm、n3
=3253のとき、MS2=−0.119mmとなる。
そこで、マスクステージ4のシフト量が少ないn3=3
252を選択し、マスクステージ4を+Y方向に距離M
S2=0.004mmシフトさせる。
【0075】一方、n3=3253を選択し、マスクス
テージ4を距離MS2=−0.119mmシフトさせた
後に走査露光を行うと、ガラス基板P上での継ぎ部58
bは、画素パターン50が連続的になるが、画素パター
ン50全体のY方向の長さL6が708.603mmと
なり1ピッチ分P2=0.123mm長くなってしま
う。つまり、マスクMのシフト距離MS2を考慮する
と、ガラス基板P上でのY方向の露光幅は、次式で表さ
れる。 L5+L6+L3×7+L1−MS2=(1920×3)×0.123 …(5 ) よって、ここでは、マスクMのシフト距離MS2を小さ
くするため、つまりn3=3252を選択し、二回目の
マスクMのシフト距離MS2=0.004mmにするた
めに、マスクM上の長さL6をn1=2508とし、長
さL9=308.484mmとなるように考慮した。
【0076】ステップSP13では、三回目の走査露光
をイメージフィールド34b〜34eで行うため、該イ
メージフィールド34b〜34eの照度を補正する。さ
らに、二回目の走査露光時にガラス基板Pの継ぎ部58
bを露光したイメージフィールド34cと、三回目の走
査露光時に継ぎ部58bを露光するイメージフィールド
34bとの照度を補正する。
【0077】具体的には、イメージフィールド34b〜
34eの端部35c、35d間、端部35e、35f
間、端部35g、35h間の照度差(|Wc−Wd|、
|We−Wf|、|Wg−Wh|)、および二回目の走
査露光時のイメージフィールド34cの端部35eと三
回目の走査露光時のイメージフィールド34bの端部3
5bとの間の照度差(|We−Wb|)が最小になるよ
うに、ステップSP3と同様に、各照明系モジュール1
0b〜10e毎にディテクタ20で各光路の光束の照度
を計測しながらフィルタ21を駆動させる。これによ
り、各光路の光束の光量が補正される。
【0078】ステップSP14では、投影系モジュール
3aに対応する照明系モジュール10aの照明シャッタ
12を、シャッタ駆動部16を介して光路中に挿入し、
図8に示すように、イメージフィールド34aに対する
光路の照明光を遮光する(照明系モジュール10b〜1
0eの照明シャッタ12は、各光路を開放する)。これ
により、マスクMには、周辺回路パターン45bと画素
パターン44の一部を含むY方向の長さL14の照明領
域が設定される。
【0079】ステップSP15では、マスクMとガラス
基板Pとを再度X方向に同期移動して三回目の走査露光
を行う。これにより、図8に示すように、ガラス基板P
上には、投影系モジュール3b〜3eのイメージフィー
ルド34b〜34eで設定された照明領域に対応する分
割パターン55が、継ぎ部58bにおいて分割パターン
54と重複した状態で露光される。かくして、一枚のマ
スクMを用いて、該マスクMよりも大きなガラス基板P
に対するつなぎ合わせ露光が完了する(ステップSP1
6)。
【0080】本実施の形態の走査露光方法および走査露
光方法では、マスクMに形成されたパターンが、走査露
光時に、複数の分割パターン53、54、55で共通し
て用いられる画素パターン44と、この画素パターン4
4とは異なる周辺回路パターン45a、45bとに分け
られているので、走査露光毎に照明領域を調節すること
で複数の分割パターンに応じて、上記パターン44、4
5a、45bの選択を異ならせることで第1、第2パタ
ーンを種々任意に選択して設定することができ、一枚の
マスクMで複数の分割領域53、54、55からなる面
積の大きなガラス基板Pにつなぎ合わせて露光すること
ができるようになる。そのため、マスクMを小型化で
き、マスクMの製造コストを抑制することができる。同
時に、マスクステージ4も小型化できるので、走査型露
光装置1自体の小型化、低価格化も実現することができ
る。
【0081】また、本実施の形態の走査露光方法および
走査型露光装置では、隣接する分割パターン53、5
4、55の一部を重複して露光する場合は、一枚のマス
クM内の共通部分、非共通部分を目的のパターンに合わ
せて繰り返し使用することができる。したがって、特
に、液晶表示デバイスや半導体メモリのように同じパタ
ーンを繰り返し転写する場合は、この繰り返しパターン
を共通パターンとすることで上記効果がより顕著にな
る。
【0082】さらに、本実施の走査露光方法および走査
型露光装置では、分割パターン53、54、55を継ぎ
部58a、58bにおいて重複して走査露光しているの
で、画素パターン50が分割された場合でも、滑らかに
つなぎ合わせることができ、パターンのつなぎ目に段差
が発生してデバイスの特性が損なわれたり、つなぎ目が
不連続に変化して、デバイスの品質が低下することを防
止できるという効果が得られる。
【0083】また、本実施の形態の走査露光方法および
走査型露光装置では、同期移動毎に投影系モジュール3
a〜3eにおける光束の照度を計測、補正しているの
で、同期移動を複数回行う場合でも露光毎に露光量が変
動することを防止できる。そのため、分割パターン5
3、54、55によってパターン線幅が変動することを
防止でき、露光後のデバイスの品質を容易に維持するこ
とができる。
【0084】さらに、本実施の形態の走査露光方法およ
び走査型露光装置では、イメージフィールド34a〜3
4eが重複する端部35a〜35hの照度が略同一にな
るように照度を計測、補正しているので、継ぎ部36a
〜36d、さらには、分割パターン53、54、55に
おける継ぎ部58a、58bにおける照度も他の領域と
同一にでき、画素パターン50全体を均一な露光量で露
光することができ、パターン線幅をパターン全面に亙っ
て均一にできる。そのため、露光後のデバイスの品質が
大幅に向上するという効果も得られる。
【0085】また、本実施の形態の走査露光方法および
走査型露光装置では、走査露光時に使用しない光路を照
明シャッタ12で遮光しているので、走査露光毎に照明
領域を容易に調節することができる。
【0086】また、本実施の形態の走査露光方法および
走査型露光装置では、並列する投影系モジュール3a〜
3eの内、内側に位置する投影系モジュール3b〜3d
を介した露光光により分割パターン53、54、55を
つなぎ合わせているので、外側に位置する投影系モジュ
ールを用いた場合に比較して、投影系モジュールの位置
誤差の影響が少なく、高精度の走査露光を実施すること
ができる。加えて、基板ステージ5のステップ移動距離
も少なくなるので、高速なスループットも実現すること
ができる。
【0087】そして、本実施の形態の走査露光方法およ
び走査型露光装置では、二回目以降の走査露光前に、単
位パターン52の配列間隔に基づいてマスクMを最小の
移動距離でY方向にステップ移動させているので、イメ
ージフィールドのピッチが単位パターンの配列間隔の整
数倍になっていなくても、継ぎ部58a、58bにおい
て、容易且つ確実に画素パターン50を連続させること
ができるとともに、高速なスループットも実現すること
ができる。
【0088】なお、上記実施の形態において、並列する
複数の光路を5ヶ所とし、これに対応して照明系モジュ
ール10a〜10eおよび投影系モジュール3a〜3e
を設ける構成としたが、光路が複数であれば5ヶ所に限
定されるものではなく、例えば4ヶ所や6ヶ所以上とす
る構成であってもよい。
【0089】また、上記実施の形態では、三回の走査露
光によりガラス基板P上に画面を合成する構成とした
が、これに限られるものではなく、例えば四回以上の走
査露光によりガラス基板P上に画面を合成するような構
成であってもよい。さらに、光源6を一つではなく、各
光路毎に設けたり、複数の光源を設け、ライトガイド等
を用いて複数の光源(または一つ)からの光を一つに合
成し、再び各光路毎に光を分岐させる構成であってもよ
い。この場合、光源の光量のバラツキによる悪影響を排
除できるとともに、光源の一つが消えても全体の光量が
低下するだけであり、露光されたデバイスが使用不能に
なってしまうことを防止できる。
【0090】また、投影系モジュール3a〜3eを介す
る光路を照明シャッタ12で遮光する構成としたが、こ
れに限られるものではなく、例えば、フィルタ21に透
過率零の透過不能部を設け、光路を遮光する場合には透
過不能部を光路に位置させるような構成であってもよ
い。
【0091】なお、基板としては、液晶表示デバイス用
のガラス基板Pのみならず、半導体デバイス用の半導体
ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるい
は露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版
(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
【0092】走査型露光装置1の種類としては、上記液
晶表示デバイス製造用のみならず、半導体製造用の露光
装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいは
レチクルRなどを製造するための走査型露光装置などに
も広く適用できる。
【0093】また、照明光学系2の光源6として、超高
圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、
i線(365nm))、KrFエキシマレーザ(248
nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2
ーザ(157nm)、X線などを用いることができる。
また、YAGレーザや半導体レーザ等の高周波などを用
いてもよい。
【0094】投影系モジュール3a〜3eの倍率は、等
倍系のみならず縮小系および拡大系のいずれでもよい。
また、投影系モジュール3a〜3eとしては、エキシマ
レーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や
蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F 2レーザ
を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にす
る。
【0095】基板ステージ5やマスクステージ4にリニ
アモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア
浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用い
た磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステー
ジ4,5は、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、
ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0096】基板ステージ5の移動により発生する反力
は、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。マスクステージ4の移動により発生する反力
は、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。
【0097】複数の光学素子から構成される照明光学系
2および投影系モジュール3a〜3eをそれぞれ露光装
置本体に組み込んでその光学調整をするとともに、多数
の機械部品からなるマスクステージ4や基板ステージ5
を露光装置本体に取り付けて配線や配管を接続し、更に
総合調整(電気調整、動作確認等)をすることにより本
実施の形態の走査型露光装置1を製造することができ
る。なお、走査型露光装置1の製造は、温度およびクリ
ーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ま
しい。
【0098】液晶表示素子や半導体デバイス等のデバイ
スは、各デバイスの機能・性能設計を行うステップ、こ
の設計ステップに基づいたマスクMを製作するステッ
プ、ガラス基板P、ウエハ等を製作するステップ、前述
した実施の形態の走査型露光装置1によりマスクMのパ
ターンをガラス基板P、ウエハに露光するステップ、各
デバイスを組み立てるステップ、検査ステップ等を経て
製造される。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る走
査露光方法は、マスクに、第1パターンと第2パターン
として、共通パターンと非共通パターンとが形成されて
おり、共通パターンにより第1パターンと第2パターン
とをつなぎ合わせて露光する構成となっている。これに
より、この走査露光方法では、走査露光毎に照明領域を
調節することで一枚のマスクで面積の大きな基板につな
ぎ合わせて露光することができるようになるため、マス
クを小型化でき、マスクの製造コストを抑制することが
できると同時に、マスクステージも小型化できるので、
走査型露光装置自体の小型化、低価格化も実現できると
いう効果が得られる。特に、液晶表示デバイスや半導体
メモリのように同じパターンを繰り返し転写する場合
は、この繰り返しパターンを共通パターンとすることで
上記効果がより顕著になる。
【0100】請求項2に係る走査露光方法は、第1パタ
ーンと第2パターンとを共通パターンの一部を重複して
つなぎ合わせる構成となっている。これにより、この走
査露光方法では、共通パターンが分割された場合でも、
滑らかにつなぎ合わせることができ、共通パターンのつ
なぎ目に段差が発生してデバイスの特性が損なわれた
り、つなぎ目が不連続に変化して、デバイスの品質が低
下することを防止できるという効果が得られる。
【0101】請求項3に係る走査露光方法は、同期移動
と直交する方向に並列する複数の光学系により走査露光
が行われる構成となっている。これにより、この走査露
光方法では、大面積の投影領域を有しながら、小型の光
学系を複数用いることで個々を高精度に、且つ低価格で
構成できる、いわゆるマルチレンズ式の走査型露光装置
においても、小型化、低価格化が実現するという優れた
効果が得られる。
【0102】請求項4に係る走査露光方法は、複数の光
学系毎に露光光の照度を計測し、同期移動毎に照度を補
正する構成となっている。これにより、この走査露光方
法では、同期移動を複数回行う場合でも露光毎に露光量
が変動することを防止できるため、第1パターン、第2
パターンによってパターン線幅が変動することを防止で
き、露光後のデバイスの品質を容易に維持できるという
効果が得られる。
【0103】請求項5に係る走査露光方法は、投影領域
が重複する光路の照度が略同一になるように照度を補正
する構成となっている。これにより、この走査露光方法
では、投影領域の継ぎ部、さらには、第1パターン、第
2パターンにおける継ぎ部の照度も他の領域と同一にで
き、基板上のパターン全体を均一な露光量で露光するこ
とができ、パターン線幅をパターン全面に亙って均一に
できる。そのため、露光後のデバイスの品質が大幅に向
上するという効果が得られる。
【0104】請求項6に係る走査露光方法は、所定の光
学系の光路を遮光する構成となっている。これにより、
この走査露光方法では、同期移動毎に照明領域を容易に
調節するできるという効果が得られる。
【0105】請求項7に係る走査露光方法は、内側の光
学系を介した露光光を用いて第1パターンと第2パター
ンとのつなぎ合わせを行う構成となっている。これによ
り、この走査露光方法では、外側に位置する光学系を用
いた場合に比較して、光学系の位置誤差の影響が少な
く、高精度の走査露光を実施することができる。加え
て、基板ステージのステップ移動距離も少なくなるの
で、高速なスループットも実現できるという優れた効果
を奏する。
【0106】請求項8に係る走査露光方法は、第2パタ
ーンを露光する前に、部分パターンの配列間隔に基づい
てマスクを同期移動と直交する方向に移動させる構成と
なっている。これにより、この走査露光方法では、投影
領域のピッチが部分パターンの配列間隔の整数倍になっ
ていなくても、継ぎ部において、容易且つ確実に基板上
のパターンを連続させることができるとともに、高速な
スループットも実現できるという効果が得られる。
【0107】請求項9に係る走査型露光装置は、第1パ
ターンおよび第2パターンに共通する共通パターンと、
この共通パターンとは異なる非共通パターンとがマスク
に形成され、制御装置が、第1パターンと第2パターン
とを共通パターンでつなぎ合わせるようにマスクステー
ジおよび基板ステージの移動を制御する構成となってい
る。これにより、この走査型露光装置では、走査露光毎
に照明領域を調節することで一枚のマスクで面積の大き
な基板につなぎ合わせて露光することができるようにな
るため、マスクを小型化でき、マスクの製造コストを抑
制することができると同時に、マスクステージも小型化
できるので、走査型露光装置自体の小型化、低価格化も
実現できるという効果が得られる。特に、液晶表示デバ
イスや半導体メモリのように同じパターンを繰り返し転
写する場合は、この繰り返しパターンを共通パターンと
することで上記効果がより顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、走
査型露光装置の概略的な構成を示す外観斜視図である。
【図2】 同走査型露光装置の概略構成図である。
【図3】 本発明の走査型露光装置を構成するフィル
タの平面図である。
【図4】 本発明の走査型露光装置を構成する投影系
モジュールの概略構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態を示す図であって、投
影系モジュールで設定されるイメージフィールドの平面
図である。
【図6】 本発明の実施の形態を示す図であって、マ
スクとイメージフィールドとの関係を示す平面図であ
る。
【図7】 同マスクに形成されたマスクマークおよび
マスクアライメントマークの平面図である。
【図8】 本発明の実施の形態を示す図であって、ガ
ラス基板とイメージフィールドとの関係を示す平面図で
ある。
【図9】 同ガラス基板に形成された基板マークおよ
び基板アライメントマークの平面図である。
【図10】 マスクマークと基板マーク、マスクアラ
イメントマークと基板アライメントマークとが重なって
撮像された平面図である。
【図11】 本発明の実施の形態を示す図であって、
ガラス基板に露光されるパターンを示す平面図である。
【図12】 同パターンの内、画素パターンを構成す
る単位パターンの平面図である。
【図13】 本発明の実施の形態を示す図であって、
露光動作のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図14】 本発明の実施の形態を示す図であって、
露光動作のシーケンスを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
M マスク(レチクル) P ガラス基板(基板) 1 走査型露光装置 3a〜3e 投影系モジュール(光学系) 4 マスクステージ 5 基板ステージ 17 制御装置 34a〜34e イメージフィールド(投影領域) 44 画素パターン(共通パターン) 45a,45b 周辺回路パターン(非共通パターン) 52 単位パターン(部分パターン) 53,55 分割パターン(第1パターン) 54 分割パターン(第2パターン)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクと基板とを同期移動して前記基
    板に第1パターンと第2パターンとをつなぎ合わせて露
    光する走査露光方法において、 前記第1パターンの少なくとも一部と第2パターンの少
    なくとも一部とは共通のパターンであり、 前記マスクには、前記第1パターンと前記第2パターン
    として、前記共通パターンと該共通パターンとは異なる
    非共通パターンとが形成されており、 前記共通パターンにより前記第1パターンと前記第2パ
    ターンとの前記つなぎ合わせをすることを特徴とする走
    査露光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走査露光方法におい
    て、 前記第1パターンと前記第2パターンとを、前記共通パ
    ターンの一部を重複してつなぎ合わせることを特徴とす
    る走査露光方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の走査露光方法
    において、 前記露光は、前記同期移動と直交する方向に並列する複
    数の光学系により行われることを特徴とする走査露光方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の走査露光方法におい
    て、 前記複数の光学系毎に露光光の照度を計測し、前記同期
    移動毎に前記照度を補正することを特徴とする走査露光
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の走査露光方法におい
    て、 投影領域が重複する前記光路の照度が略同一になるよう
    に前記照度を補正することを特徴とする走査露光方法。
  6. 【請求項6】 請求項3から5のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記複数の光学系の内、所定の光学系の光路を遮光する
    ことを特徴とする走査露光方法。
  7. 【請求項7】 請求項3から6のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記複数の光学系の内、内側の光学系を介した露光光を
    用いて前記第1パターンと前記第2パターンとの前記つ
    なぎ合わせをすることを特徴とする走査露光方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の走
    査露光方法において、 前記共通パターンは、ほぼ同一の部分パターンを複数有
    し、前記第2パターンを露光する前に、前記マスクを前
    記部分パターンの配列間隔に基づいて前記基板に対して
    前記同期移動と直交する方向に移動させることを特徴と
    する走査露光方法。
  9. 【請求項9】 マスクを保持するマスクステージと、
    基板を保持する基板ステージとを備え、前記マスクステ
    ージと前記基板ステージとを光路に対して同期移動させ
    て前記基板に第1パターンと第2パターンとをつなぎ合
    わせて露光する走査型露光装置において、 前記マスクには、前記第1パターンの少なくとも一部お
    よび前記第2パターンの少なくとも一部に共通する共通
    パターンと、該共通パターンとは異なる非共通パターン
    とが形成され、 前記第1パターンと前記第2パターンとを前記共通パタ
    ーンによりつなぎ合わせるように前記マスクステージお
    よび前記基板ステージの移動を制御する制御装置を備え
    ることを特徴とする走査型露光装置。
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