JP2000298689A - デジタル著作物の管理方法、管理システム、記録装置および再生装置 - Google Patents

デジタル著作物の管理方法、管理システム、記録装置および再生装置

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JP2000298689A JP10668399A JP10668399A JP2000298689A JP 2000298689 A JP2000298689 A JP 2000298689A JP 10668399 A JP10668399 A JP 10668399A JP 10668399 A JP10668399 A JP 10668399A JP 2000298689 A JP2000298689 A JP 2000298689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信事業者が供給するデジタル著作物が配信
事業者の承諾を得ることなく利用者間で勝手に複製され
利用されるのを防ぐと共に、デジタル著作物の流通経路
(紹介経路、利用経路)を把握することができるように
して、デジタル著作物の適正かつ円滑な流通を可能にす
る。 【解決手段】 利用許諾申請を行った再生装置に対して
権利処理代行センターから送られる鍵を用いてデジタル
著作物を再生装置で利用可能にすると共に、デジタル著
作物にはその利用経路を示す利用経路情報を付してお
き、異なる再生装置に対して鍵を発行する度にこの利用
経路情報を書き換えることにより、デジタル著作物の利
用経路を遡及調査可能にした。利用経路情報はデジタル
著作物に電子透かしにより付加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル化され
た画像や音楽などのデジタル著作物が複製などにより利
用される場合に、その不適切な利用を防ぎ適正かつ円滑
な流通を可能にするためのデジタル著作物の管理方法
と、管理システムと、記録装置と、再生装置とに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年デジタル信号処理技術およびコンピ
ュータ技術の進展に伴って、種々の著作物が低コストで
簡便にデジタル化され、広く利用されるようになってき
た。例えば一般のコンピュータユーザー(利用者)や小
規模な法人などの不特性多数のユーザー(利用者)が、
自らオリジナル・デジタル作品を制作できるようになっ
た。また個人や団体等が所有する膨大な市販レコードな
ど音楽ソフト、映画などの映像ソフト、美術・工芸品や
建築物などの画像ソフト、図書などの出版ソフトなどが
デジタル化されて利用されるようになった。
【0003】このようなデジタル化された著作物(デジ
タル著作物、デジタル・コンテンツなどという)は、パ
ーソナルコンピュータ(PCあるいは単にコンピュータ
などという)やデジタル機器を用いて容易に利用するこ
とができる。特にインターネットなどの情報ネットワー
クを利用することにより、これらのデジタル著作物は個
人的あるいは非常利的利用者にも極めて容易に配信する
ことが可能になる。さらに利用者はこのデジタル著作物
を極めて容易に複製(コピー)しまた改変して利用する
ことも可能になる。
【0004】一方従来の著作権法では著作物の複製によ
りソフト品質が低下する(例えば画像であれば複製によ
り画質が悪くなる)という前提の下に著作権者や制作
者、流通事業者などを保護するものであった。すなわち
権利者(著作者または著作権の譲受者)が複製権を行使
して制作者に複製させ販売させるものであり、レコード
やビデオ、出版などの産業や流通システムを育成し発展
させ、この流通システムを介してこれらのレコード、ビ
デオ、出版物自身が最終ユーザーまで流通させるもので
あった。
【0005】またデジタル著作物の流通業界において
も、従来は著作権の権利者がCD−ROMやDVD(Di
gital Video Disc、デジタル・ビデオ・ディスク、また
はDigital Versatile Disc)などによりデジタル・パッ
ケージメディア(複製)化する権利やネットワーク上で
の複製を認める権利を配信する事業者のサーバーに与え
ている。このためデジタル著作物の利用者(ユーザー)
は、デジタルコンテンツのマスターを蓄積しているサー
バーにアクセスして電子的なデジタル複製物を入手して
いた。
【0006】
【従来の技術の問題点】しかし近年では、一般の個人ユ
ーザーや小規模な法人・団体などが市販のパソコン(P
C)やデコーダなどの製作ツールソフトを容易に購入す
ることが可能になった。このため従来はソフト産業の専
門企業が技術や資金をかけて行っていたコンテンツ製作
(デジタル化、複製化)を、個人ユーザーや小規模法人
・団体で行うことが可能になった。このように個人がデ
ジタル技術を保持し自らの利便のために利用することは
従来の著作権法では侵害とならず、不法行為として法的
処置をとることは不可能である。
【0007】そこでデジタル著作物を配信する事業者
は、自ら配信するデジタル著作物を暗号鍵によって暗号
化し、この暗号化した著作物データにヘッダーやトレー
ラなどの制御情報を付加することによってカプセル化し
てネットワークに送信することが考えられている。この
場合には、配信事業者は著作物の利用者(ユーザー)の
利用申請に対して、このカプセル化した著作物を復号化
するための鍵(復号鍵)を発行して利用者が利用できる
ようにするものである。
【0008】一方デジタル著作物が利用者間に広く普及
する際には利用者同士が互いに紹介し合っていることが
知られている。そこでデジタル著作物の紹介経路(流通
経路)を知ることは同種のデジタル著作物を普及させる
場合に重要な資料となり得る。このような資料は例えば
或るデジタル著作物の紹介を受けた利用者がこの作品の
紹介者に対して紹介料を支払うシステムに利用すること
ができ、この紹介料によってデジタル著作物の普及を促
進させることが可能である。
【0009】
【発明の目的】この発明はこのような事情に鑑みなされ
たものであり、配信事業者が供給するデジタル著作物が
配信事業者の承諾を得ることなく利用者間で勝手に複製
され利用されるのを防ぐと共に、デジタル著作物の流通
経路(紹介経路、利用経路)を把握することができるよ
うにして、デジタル著作物の適正かつ円滑な流通を可能
にするデジタル著作物の管理方法を提供することを第1
の目的とする。
【0010】またこの方法を実施するために直接使用す
る管理システムを提供することを第2の目的とする。さ
らにこの方法の実施に直接使用する記録装置を提供する
ことを第3の目標とする。同時に再生装置を提供するこ
とを第4の目的とする。
【0011】
【発明の構成】この発明によれば前記第1の目的は、利
用許諾申請を行った再生装置に対して権利処理代行セン
ターから送られる鍵を用いてデジタル著作物を前記再生
装置で利用可能にすると共に、前記デジタル著作物には
その利用経路を示す利用経路情報を付しておき、異なる
再生装置に対して前記鍵を発行する度にこの利用経路情
報を書き換えることにより、前記デジタル著作物の利用
経路を遡及調査可能にしたことを特徴とするデジタル著
作物の管理方法、により達成される。ここに利用経路情
報はデジタル著作物に電子透かしにより付加することが
できる。
【0012】同じ目的は、(a) デジタル著作物を権利登
録用データベースに登録しておき;(b) デジタル著作物
をカプセル化しそのテスト利用を許容する利用条件およ
び利用経路情報と共に利用者の再生装置に送って、再生
装置でのテスト利用を許容し;(c) 利用者によるテスト
利用の結果、権利処理代行センターは利用者から送られ
るデジタル著作物の識別コードと利用者の識別コードと
前記工程(b)の利用経路情報とを受理することによりデ
ジタル著作物の利用許諾の申請を受け;(d) 権利処理代
行センターは、この利用許諾の申請を受けて権利登録用
データベースと照合し、利用を許諾する場合にはこの再
生装置に対してこのデジタル著作物の利用を可能にする
ための鍵を利用経路情報と共に送り;(e) 再生装置は、
この鍵を用いてデジタル著作物を復号化し利用可能にす
ると共に新しい利用経路情報をデジタル著作物に付加す
る;以上の工程(a)〜(e)を有することを特徴とするデジ
タル著作物の管理方法、によっても達成される。
【0013】この場合権利処理代行センターは、デジタ
ル著作物に対して再生装置の識別コードが登録されてい
ない時には再生装置から料金納付されるのを確認してか
ら鍵を交付する。またこの料金納付がなされない時はこ
のユーザーに対して警告を送出するのがよい。デジタル
著作物に利用経路情報を付加する方法としては、再生装
置が変わってコピーされる度にコピーした再生装置の識
別コードを遡及して判読可能に追記あるいは並記するこ
とができるが、著作物の品質(画質や音質)を劣化させ
ないためには古い利用経路情報を新しい利用経路情報で
書き換える方法がよい。
【0014】再生装置(の利用者)から支払われる利用
料金は、著作権者に支払う著作権料と、権利処理代行セ
ンター(配信事業者)に支払う手数料とを含む。この場
合に利用料金には紹介者に支払う紹介料を含ませること
ができる。この場合利用経路情報からコピーの元となっ
た再生装置(の利用者)を所定コピー回数まで遡って判
別し、これらの再生装置(の利用者)に対して紹介料を
支払うようにするのがよい。そしてこの紹介料の利用料
金に対する比率はコピー遡及回数の増加に対して漸減さ
せ、所定コピー回数よりも前のコピー元に対しては紹介
料の支払いを止めるようにするのがよい。
【0015】利用条件には、少なくともデモ利用、レン
タル利用、自由利用を含む複数の利用形態を含めること
ができる。この場合には利用者は希望する利用形態を含
めて権利処理代行センターに対して利用承諾の申請を行
い、権利処理代行センターはこの利用形態に対した利用
を許諾する鍵を発行する。
【0016】本発明の第2の目的は、デジタル著作物お
よびその利用者が用いる再生装置を識別コードによって
登録する権利登録データベースと;前記デジタル著作物
を暗号化しカプセル化すると共に、このデジタル著作物
の利用条件および利用経路情報を付加して再生装置に送
出するカプセル化処理部と;利用者の再生装置に設けら
れ、前記再生装置で利用するデジタル著作物の識別コー
ドおよび前記再生装置の識別コードを送出する利用許諾
申請フォーム部と、後記権利処理代行センターが出力す
る鍵および利用経路情報に基づいて前記再生装置で前記
デジタル著作物の利用を可能にすると共にデジタル著作
物に前記再生装置の識別コードを含む利用経路情報を付
加する復元鍵処理部と、を有する利用者側デコーダと;
前記利用許諾申請フォーム部が送出する識別コードに基
づいて前記再生装置で利用するデジタル著作物および前
記再生装置の識別コードを前記権利登録データベースと
照合する申請受付サーバーと、利用許諾する場合にはこ
のデジタル著作物のこの再生装置での利用を可能にする
鍵を発行すると共にこの再生装置の識別コードを含む利
用経路情報を前記復元鍵処理部に対して送付する鍵・経
路情報発行サーバーとを有する権利処理代行センター
と;を備えることを特徴とするデジタル著作物の管理シ
ステム、により達成される。
【0017】再生装置に設けるデコーダは、カプセル化
処理部が送出する情報と共に再生装置に送り込むように
構成することができる。このデコーダは予め再生装置に
設定しておいてもよい。すなわち再生装置内の消去不可
能なメモリに予め記録しておくことができる。
【0018】カプセル化処理部が送出する情報には利用
条件が含まれるが、この利用条件はユーザーに送るデジ
タル著作物の利用料金とテスト利用条件とを含む。ここ
にテスト利用条件は、例えば音楽著作物の場合にはテス
ト利用(試聴)できる時間の長さや回数、絵画や映画な
どの美術・映画の著作物の場合には試写時間や低下させ
る画質の程度などについての情報とすることができる。
【0019】カプセル化処理部が送出する利用条件は、
デモ利用とレンタル利用と自由利用とを含むことができ
る。デモ利用は、或る条件下で(例えば1回だけの再生
利用)で無料利用を許容する利用形態である。レンタル
利用は所定回数あるいは所定期間内までの利用料を設定
し、その回数・期間だけ利用を承諾するものである。自
由利用は例えば期限の制限なしで利用できる対応であ
る。鍵/経路情報発行サーバーが発行する鍵はこのよう
な利用形態の内容を含み、再生装置はこの鍵により異な
る形態による利用を許容する。
【0020】この管理システムにおいて課金システムを
設け、新たな鍵の交付に対しては利用料金の納付を条件
とするのがよい。この場合にはデコーダに支払処理部を
設け、権利処理代行センターには課金サーバーを設け、
さらに課金データベースを設ける。そして申請受付サー
バーは、申請のあったデジタル著作物に対して利用者の
識別コードが登録されていない場合には支払処理部に対
して本申請要求し、支払処理部は課金サーバーに対して
本申請を出すと共に課金システムに対して利用料金を支
払う。すると課金サーバーは交付指令を鍵/経路情報発
行サーバーに送り、この鍵/経路情報発行サーバーが利
用者に送る鍵交付指令に基づいて復号鍵処理部はデジタ
ル著作物を復号化すると共に利用経路情報を付加する。
この場合に処理結果は課金データベースや権利登録デー
タベースに記憶させておく。
【0021】利用者のデジタル著作物再生装置はコンピ
ュータ(パソコン、PC)で形成し、このコンピュータ
はインターネット、WWWなどの情報ネットワーク(コ
ンピュータネットワーク)によって権利処理代行センタ
ーに接続しておくことができる。このように情報ネット
ワークで多数の利用者と権利処理代行センターとを接続
した場合には、権利処理代行センターは適切な利用経路
情報が付されていないデジタル著作物の利用や利用者と
異なる識別コードが付されたデジタル著作物の利用を情
報ネットワークを通して監視することができる。
【0022】例えば公知のサーチエンジンソフト等を用
いて利用者のホームページで用いているデジタル著作物
の利用経路を調べ適正な使用か否かを監視することがで
きる。そして不適切なデジタル著作物の利用に対しては
この情報ネットワークを通して利用者に警告を送ること
ができる。
【0023】第3の目的は、請求項10〜18のいずれ
かのデジタル著作物の管理システムに用いるデジタル著
作物記録装置であって、利用許諾申請フォーム部および
復号鍵処理部を有する利用者側デコーダと、電子透かし
により利用経路情報を付したデジタル著作物を記録する
メモリとを備えることを特徴とするデジタル著作物記録
装置、により達成される。
【0024】第4の目的は、請求項19のデジタル著作
物記録装置と共に用いるデジタル著作物再生装置であっ
て、記録装置の記憶媒体に記録された内容を読取り記憶
するメモリと、このメモリに記録されたデジタル著作物
が前記記録装置から送られる鍵に合致した時に前記デジ
タル著作物の利用を許容する復号鍵処理部を内蔵するデ
コーダとを備えることを特徴とするデジタル著作物再生
装置、により達成される。
【0025】
【実施態様】図1は本発明の基本構成となる実施態様を
示す図、図2は同じく課金システムを付加した実施態様
を示す図、図3は情報ネットワークによる不正利用警告
システムを付加した実施態様を示す図である。
【0026】図1において符号10はデジタル著作物1
2の著作権者(創作者あるいは創作者から権利の譲渡を
受けた者を含む)であり、著作権者10は権利登録デー
タベース(DB)14にこのデジタル著作物12を登録
する(図1、2のステップ)。
【0027】全てのデジタル著作物12にはそれぞれ識
別コードが付され、デジタル著作物12とその識別コー
ドとは常に一体となって配信される。このデジタル著作
物12を権利登録データベース12に登録する時には、
その識別コードと共に著作権者10の識別コード(I
D)とが登録される。
【0028】16はカプセル化処理部であり、デジタル
著作物12を暗号化しこの暗号化した送信データにヘッ
ダーやトレーラなどの制御情報を付ける。ここではこの
デジタル著作物12の利用条件と、利用者のコンピュー
タからなる再生装置18に読込ませるデコーダ20とが
付される。このデコーダ20はソフトウェアで構成され
るのは勿論である。ここに利用条件は、デジタル著作物
の利用料金、テスト利用すなわちデモ利用の条件などを
含む。テスト利用条件は、音楽著作物の場合には試聴す
る時間や回数、絵画や映画などの美術・映画の著作物の
場合には試写時間や回数あるいは画質を下げる程度など
を含む。利用条件はデモ利用、レンタル利用、自由利用
など種々の形態が可能である。
【0029】このデジタル著作物12の利用を希望する
者すなわち利用者A(ユーザー、クライアント)は、コ
ンピュータからなるデジタル著作物再生装置18を持
ち、デジタル著作物12をインターネットなどの情報ネ
ットワークやCD−ROM、DVDなどの記憶媒体など
を介して自分の装置18に複写(コピー)する(ステッ
プ)。
【0030】利用者Aの記録再生装置18はカプセル化
処理部16で付加されたデコーダ20を内蔵するメモリ
に取込む。再生装置18はインターネットなどの情報ネ
ットワークを介して権利処理代行センター(Digital Ri
ghts Center,DRC)22に接続されている。デコーダ
20のソフトウェアはカプセル化処理部16で付加する
代わりに、DRC20から情報ネットワークを介して供
給してもよい。このソフトウェアは別途用意したCD−
ROMなどの記録媒体に記録して利用者Aに供給しても
よい。
【0031】利用者はカプセル処理部16で付加された
利用条件に従ってテスト利用(試聴、試写)をすること
ができる。このテスト利用の結果そのデジタル著作物1
2の利用を希望する利用者Aはデコーダ20を用いてD
RC20に利用許可の申請を行う(ステップ)。この
申請は利用するデジタル著作物12の識別コードと、利
用者Aの識別コードDI(A)と、利用経路情報とをD
RC20に送ることによってなされる。
【0032】ここに利用経路情報は、デジタル著作物1
2がどのような経路を経て利用者Aの再生装置18に読
込まれたものであるかを示す情報である。ここでは著作
物12を配信する配信事業者から利用者Aに伝送された
ことを示す。この利用経路情報は暗号化されたデジタル
著作物に電子透かしの形態で付加され、デジタル著作物
と分離不可能となるように一体化されている。
【0033】DRC20はこの許可申請を受けると、権
利登録データベース14のデータと照合し、このデジタ
ル著作物に対してこの利用者Aが登録されているか否
か、すなわち利用者Aがすでに別途利用料金の支払いな
どの所定の手続を済ませて利用許可を受けているか否か
を確認する(ステップ)。また権利登録DB14内に
またはこれとは独立に設けた利用経路管理DB14Aに
利用経路の確認を行い、利用経路に変化があればここに
記録する(ステップ)。
【0034】すでに利用許可を受けていれば、DRC2
0は利用者Aに対して利用者A用の鍵の交付を指令する
(ステップ)。この鍵交付の指令は、利用者Aに限定
して出されるものであり、この鍵には利用者Aの識別コ
ードID(A)と利用経路情報24とが含まれている。
デコーダ18はこの鍵の交付指令を受けて、デジタル著
作物12を復号化し利用者Aが利用できる状態にすると
共に、利用経路情報24をこの復号化したデジタル著作
物12に電子透かし(digital watermark)によって付
加する(ステップ)。従ってその後利用者Aが利用す
るデジタル著作物12は常にこの利用経路情報24を付
した状態で利用される。なおこの利用経路情報24は利
用者Aに対するものであり、利用者Aを後記するように
識別する機能を持つ。
【0035】ここに用いる電子透かしについては種々の
方法が公知である。例えば音声データに対してはフーリ
エ変換を用いる方法やウェーブレット変換を用いる方法
などが提案されている。また静止画像に対してはウェー
ブレット変換やJPEG(JointoPhotographic Experts
Group)画像圧縮方式を用いる方法が、動画像に対して
はMPEG(Motion Picture image coding Experts Gr
oup)圧縮方式を用いる方法などが提案されている。こ
れらの方法については詳細に説明することは繁雑になる
から、ここではその説明は省き、文献名だけを挙げてお
く。(1)松井甲子雄「画像深層暗号」森北出版、199
3、(2)石塚裕一、酒井康行、桜井幸一「周波数変換に
基づいた電子透かし技術の品質評価に関して」電子情報
通信学会、信学技報、1997−07、(3)岩村恵市、
桜井幸一、今井秀樹「ブラインド電子透かしの提案」電
子情報通信学会、信学技報、1997−09。
【0036】他の利用者Bは利用者Aと同様に再生装置
18Bを持つ。この他の利用者Bは利用者Aから紹介さ
れてこのデジタル著作物12に興味を持った場合に、利
用者Aの再生装置18内のカプセル化処理部16Aでカ
プセル化処理された情報を情報ネットワークなどを通し
て取込む。すなわちコピーする(ステップ)。この情
報は暗号化された著作物のデータと、利用条件と、デコ
ーダと、利用経路情報とを含む。
【0037】利用者Bはこのデジタル著作物12Bのテ
スト利用の結果、これを利用したいと希望する時には、
DRC22に許可申請を行う(ステップ)。この許可
申請は、前記ステップと同様に著作物コード、ID
(B)、利用経路情報(A)を送ることにより行う。D
RC20ではこのデジタル著作物12Bに対して利用者
Bが利用許可されているか否かを権利登録データベース
14のデータと照合し確認する(ステップ)。また利
用経路情報管理DB14Aに対して利用経路の確認・変
更を行う(ステップ)。その結果利用許可する場合に
は、DRC20は利用者Bに対して利用者Bの鍵の交付
指令を送る(ステップ(10))。この鍵には利用者Aから
Bにコピーされたことを示す利用経路情報(A→B)が
付されている。
【0038】デコーダ20Bはこの鍵の交付を受けてデ
ジタル著作物12Bを復号化し、また利用経路情報(A
→B)をデジタル著作物12Bに電子透かしによって付
加する(ステップ(11))。なおこの時デジタル著作部1
2Bには利用者Aの利用経路情報(A)が電子透かしに
よりすでにステップで付加されているから、このステ
ップ(11)で利用経路情報(A→B)を付加する時には書
き換えあるいは追記することになる。
【0039】このように書き換える場合に元のデジタル
著作物12に対する情報の劣化の程度を一定に保つこと
ができれば、コピーを繰り返すことによる画質や音質の
劣化を招くおそれがなく、好ましい。また利用経路情報
は古いものを消すことなく順に重ねて記録することもで
き、この場合にはここに記録された利用経路情報を逆に
遡及して順に読出すことによりコピーの履歴を知ること
ができ、デジタル著作物12の利用状況を把握すること
ができる。
【0040】この実施態様において、デコーダ20は利
用者がカプセル化したデジタル著作物を自分の再生装置
18に読込む時にデジタル著作物12と共に読込まれる
ものとしたが、デコーダ20は再生装置18に予めイン
ストールしておいたり不揮発性メモリによって予め内蔵
させておくことができる。
【0041】
【他の実施態様】次に前記図1の基本構成に課金システ
ムを付加した構成例を図2に基づいて説明する。この実
施態様では利用者Aの再生装置18に用いるデコーダ2
0は申請フォーム部100と、支払処理部102と、復
号鍵処理部104とを持つ。なお申請フォーム部100
と復号鍵処理部104は前記図1で説明した実施態様に
おけるコーダ18が備えるものと同じである。
【0042】またこの図2の実施態様ではDRC20に
申請受付サーバ106と、課金サーバ108と、鍵/経
路情報発行サーバ110とを持つ。なお申請受付サーバ
106と鍵/経路情報発行サーバ110は、前記図1の
実施態様におけるDRC20が備えるものと同じであ
る。さらにこの図2の実施態様では、権利登録データベ
ース14および利用経路情報管理データベース14Aと
共に権利管理データベース112を形成する課金データ
ベース114を持つ。この課金データベース114には
利用者毎の課金情報、例えば利用したデジタル著作物1
2に対する支払金額、支払期日、支払方法等の情報が記
録される。
【0043】116は課金システムである。この課金シ
ステム116は電子マネー決済、キャッシュカード決
済、ISP(Internet Service Provider)決済(IS
Pの接続ID(識別コード)を利用して、ISPが代金
回収を行う方法)のほか種々の公知の決済方法や将来使
用可能となる方式が採用可能である。
【0044】この実施態様では著作者10がデジタル著
作物12を権利登録DB14に登録し(図2のステップ
)、利用者Aがこのデジタル著作物12をコピーする
と(図2のステップ)、デコーダ20の申請フォーム
部100はDRC22の申請受付サーバ106に利用許
可申請を出す(ステップ)。この申請受付サーバ10
6は権利登録DB14を参照して、この利用者Aがこの
デジタル著作物12に対する利用許諾が登録済みか否か
確認する(ステップ)。また利用経路情報DB14A
を参照して利用経路が正しいか否か確認する(ステップ
)。ここまでの動作は前記図1の実施態様と全く同じ
である。
【0045】図2の実施態様では、このステップ、
において利用許諾が未登録(許諾されていない)の場合
には、申請受付サーバ106は利用者Aに利用料金を支
払わせて適正な鍵および利用経路情報を発行させるた
め、次のような処理を行う。すなわちデコーダ20の支
払処理部102に対して適正な許可証の発行を求めるた
めの本申請を行うように要求する(ステップ)。支払
処理部102は利用者Aの指示に基づいて、課金サーバ
108に対し利用者Aの識別コードID(A)を付けて
本申請を行う(ステップ)。この時利用者Aは課金シ
ステム116を用いて利用料金を支払う。
【0046】課金サーバ108は利用者Aからの本申請
と料金納付とを条件として鍵交付指令を許可証発行サー
バ110に送る(ステップ)。この時利用者Aに対し
て鍵が発行されたことが利用情報として権利登録DB1
4に追記され、利用経路情報が利用経路情報管理DB1
4Aに記録される。また利用料金の納付情報が課金サー
バ114に記録される。
【0047】鍵/経路情報発行サーバ110は交付指令
に基づいてデコーダ20の復号鍵処理部104に同様な
交付指令を送出する(ステップ)。復号鍵処理部10
4は、この交付指令に基づきデジタル著作物12を復号
化すると共に、利用者Aの識別コードを含む利用経路情
報24を電子透かしによって著作物12に付加する(ス
テップ(10))。この結果著作物12は適正なものとな
り、利用者Aが自分で適正に利用することが可能にな
る。一方権利情報管理データベース112は、利用者A
から納付された利用料金を管理し、適時にその分配金を
著作権者10に分配する(ステップ(11))。
【0048】課金サーバ108では、利用者から納付さ
れる利用料金を所定の比率で著作権者10とDRC22
と紹介者とに分配する。紹介者に対する分配比率はコピ
ー回数が増えるのにつれて変化する。すなわち紹介料の
比率は、コピーの遡及回数の増加に対して漸減し、所定
回数よりも前のコピー元に対しては紹介料を0にする。
【0049】この紹介料分配方法を図3を用いて説明す
る。この回で配信業者から供給される著作物12を利用
する最初の利用者Aは、例えば利用料の80%を著作権
者10に支払い、DRC22に20%を手数料として支
払う。この利用者Aからコピーして利用する利用者B
は、利用料の10%を利用者A(紹介者)に、70%を
著作権者10に、残りの20%をDRC22に支払う。
利用者Bからコピーして利用する利用者Cは利用料の1
0%を直接の紹介者(利用者B)に、5%をその元にな
った紹介者(利用者A)に、65%を著作権者10に、
20%をDRC22に支払う。
【0050】利用者Cに紹介されて利用する利用者D
は、利用料の10%を直接の紹介者(利用者C)に、5
%をその前の紹介者(利用者B)に、3%をそのさらに
前の紹介者(利用者A)に支払い、62%を著作権者1
0に、20%DRC22に支払う。この利用者Dから紹
介された利用者Eの利用料金は、3人の紹介者まで紹介
料を分配され、それより前の紹介者には分配しないこと
にする。このように紹介料を支払うことにより著作物1
2の普及を支援することができる。
【0051】
【他の実施態様】図4は不正利用を監視するシステムを
付加した他の実施態様を示す図である。この実施態様で
は複数の利用者A、B、C、…、と権利処理代行センタ
ー(DRC)22と、監視センター120とがインター
ネットなどの情報ネットワーク122によって接続され
ている。ここに利用者A、Bは適正な鍵の交付を受けた
デジタル著作物の利用者であり、利用者Cは適正な鍵の
交付を受けずに著作物を不正に利用する利用者であるも
のとする。
【0052】監視センター120は不正利用者に対して
警告を送出すると共に、不正利用者に関する情報を不正
利用情報データベース124に記録させるものである。
この監視センター120が不正利用者を発見する第1の
方法は、DRC22が利用許可申請を受けたにもかかわ
らず利用者が利用料金を納付しないことを監視センター
120に通知した場合である(図4のステップ
(a))。
【0053】第2の方法は監視センター120が情報ネ
ットワーク122を通して不正利用者を探索する場合で
ある。例えば監視センター120は利用者A、B、C、
…、のホームページを適時に開き、そのホームページで
用いているデジタル著作物に電子透かしによって付され
た利用経路情報を解読する。そして解読した利用経路情
報がその著作物の利用者A、B、…、に対する適正なも
のか否かを判定する。不適正な利用経路情報付きのもの
あるいは利用経路情報の付していないものを利用してい
る利用者Cは不正利用者であると判定して、情報ネット
ワーク122を介してあるいは他の適宜の手段によって
警告を発する(ステップ(b))。
【0054】
【他の実施態様】図5は他の実施態様を示し、ここでは
デジタル著作物記録装置と再生装置とに分け、再生装置
だけを携帯可能にしたものである。この図で130はコ
ンピュータからなる記録装置であり、デジタル著作物の
カプセル化したデータを利用条件などと共に読込む。な
おこれらのデータは情報ネットワークを通して読込まれ
たり、CD(Compact Disc)プレーヤやDVDプレーヤ
などから読込んでもよい。
【0055】この記録装置130には利用者Aの再生装
置132Aが接続される。記録装置130は、利用許諾
申請フォーム部および復号鍵処理部を有するデコーダ1
30aと、デジタル著作物などを記録するメモリ130
bとを有する。再生装置132AはICメモリ134A
およびデコーダ(A)136Aを内蔵する。このデコー
ダ(A)136Aは復号鍵処理部を内蔵する。利用者A
が希望するカプセル化したデジタル著作物が、その利用
条件や利用経路情報138Aなどと共にこの記録装置1
30を介して再生装置132Aのメモリ134Aに転送
される(ステップ、)。利用者Aのデコーダ136
Aはこのデジタル著作物に付加された利用経路情報13
8Aから、この利用者Aの再生装置132Aが適正な条
件下で利用を許可されたものか否かを判定し、適正なも
のであればその利用条件下での利用を許可する。
【0056】利用許可を受けていない利用者Bが再生装
置132Bで再生しようとする場合は、この再生装置1
32Bを記録装置130に接続し、カプセル化した希望
するデジタル著作物を利用条件や利用経路情報などと共
にメモリ134Bに記録する(ステップ)。なおこの
再生装置132Bはメモリ134Bおよびデコーダ
(B)136Bを持つ。そしてこの利用条件に従ってデ
モ利用の形態により再生し、デモ利用以上の利用をさら
に希望する場合には、記録装置130または再生装置1
32BからDRC22に利用許可申請を出す(ステップ
)。
【0057】DRC22が利用料金の支払いなどの所定
の条件を満たしたことを確認すると(ステップ)、D
RC22はこの利用者Bに対する鍵発行指令を記録装置
130を介して再生装置132Bに送る(ステップ、
)。再生装置134Bのデコーダ136Bはこの発行
された鍵に基づいて所定の利用条件に基づいて再生利用
を許容する。またこのメモリ134Bにはこの利用者B
を含む利用経路情報138Bが記録される。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、権利処
理代行センター(DRC)が利用申請を受付けて復号用
の鍵を発行し、この利用者が著作物を利用できるように
すると共に、この利用者が用いる再生装置の識別コード
IDを含む利用経路情報をデジタル著作物に付加するも
のであるから、デジタル著作物が不正にコピーされて利
用されるのを防ぐことができる。またデジタル著作物に
付される利用経路情報を調べることによって適正な利用
か否かを監視することができる。このような監視可能な
体制を整えることによりデジタル著作物のコピーや改変
などの不適切な利用を予防し抑制することができる。
【0059】デジタル著作物に付す利用経路情報は電子
透かしによって付すのがよい(請求項2)。また請求項
3の発明によれば請求項1の発明と同様な効果が得られ
る。この場合に利用料金の納付を確認する課金システム
を組み合わせることができる(請求項4)。例えば権利
処理代行センター(DRC)が、デジタル著作物の再生
装置に対する許可情報が登録されていないと判定した時
には、利用者に利用料金の支払いを求め、納付を確認し
てから鍵を交付すればよい。
【0060】デジタル著作物に新しく付加される利用経
路情報は電子透かしとし、古いものの内容も判読できる
ように追記(並記を含む)することができ、この場合に
はデジタル著作物の利用履歴を遡及して調べることが可
能になり便利である(請求項5)。しかしこの場合には
新しい許可証の追加の度に著作物の品質(画質や音質な
ど)の劣化が進むことになる。この品質劣化を防ぐため
には、古い許可証を消して新しい許可証に書き換える方
式を採用するのがよい。
【0061】再生装置から納入される利用料金は、著作
権者に支払う著作権料と、DRCに支払う手数料とを含
むことができ(請求項6)、これらにさらにデジタル著
作物のコピーの元になる紹介者に所定回のコピー元まで
遡って支払うようにしてもよい(請求項7)。この場
合、紹介者はデジタル著作物に付された利用経路情報か
ら識別することができる。この場合には、一定回数のコ
ピー元まで紹介料を支払い、それより前のコピー元まで
は支払わないようにする(請求項8)。このような紹介
料の支払いを行うことにより、デジタル著作物の普及を
促進させることができる。
【0062】利用条件としては、デモ利用、レンタル利
用、自由利用の少なくとも3つの利用形態を含み、利用
者はいずれかの利用形態を選んで利用承諾申請を出す一
方、権利処理代行センターはこの利用形態に対応した鍵
を発行するようにするのがよい(請求項9)。この場合
には複数の利用形態が選択でき利用者が利用するのに便
利である。
【0063】請求項10の発明によれば、本発明の第2
の目的が達成される。すなわち利用者の再生装置にデコ
ーダを設け、このデコーダが出力する著作物識別コード
と、利用者が用いる再生装置の識別コードと、利用経路
情報とを用いて権利処理代行センターが利用許諾済みか
否かを調べ、新たに利用許可を行う場合に鍵を発行する
と共にデジタル著作物に利用経路情報を付加するように
したものである。
【0064】この場合にデコーダはソフトウェアで形成
し、このソフトウェアはカプセル化処理部が送出する情
報に組込んで再生装置に送ることができる(請求項1
1)。このカプセル化処理部の出力情報には利用条件や
テスト利用条件を含ませることができる(請求項1
2)。しかしこのデコーダは、再生装置の不揮発性メモ
リに予め記憶させておいてもよい(請求項14)。利用
条件としては、少なくともデモ利用、レンタル利用、自
由利用の形態を含めることができる(請求項13)。
【0065】課金システムを組合せて、利用料金の納付
を条件として新しい利用者の再生装置に対して鍵を発行
するように構成することができる(請求項15)。請求
項16の発明によればこの課金システムを組合せた具体
的な管理システムが得られる。
【0066】利用者のデジタル著作物記録再生装置はコ
ンピュータ(パーソナルコンピュータ、PCなど)で構
成することができ、この場合には複数の利用者のコンピ
ュータを権利代行処理センタ(DRC)とを情報ネット
ワーク(コンピュータネットワーク)で接続することが
できる(請求項17)。情報ネットワークはインターネ
ットとすることができる(請求項18)。
【0067】請求項19の発明によれば、この管理方法
の実施に直接用いる記録装置が得られる。また請求項2
0の発明によれば、この管理方法の実施に直接用いる再
生装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を説明する図
【図2】課金システムを組合せた実施態様を示す図
【図3】利用料金の分配比率を説明する図
【図4】不正利用監視システムを組合せた実施態様を示
す図
【図5】他の実施態様を示す図
【符号の説明】
10 著作権者(権利者) 12 デジタル著作物 14 権利登録管理データベース 14A 利用経路情報管理データベース 16 カプセル化処理部 18、16B 利用者の再生装置 20、18B デコーダ 22 権利処理代行センター(DRC) 24、24B 利用経路情報 100 申請フォーム部 102 支払処理部 104 復号鍵処理部 106 申請受付サーバ 108 課金サーバ 110 鍵/経路情報発行サーバ 112 権利情報管理データベース 114 課金データベース 120 監視センター 122 情報ネットワーク 124 不正利用情報データベース 130 記録装置 130a デコーダ 130b メモリ 132 再生装置 134 メモリ 136 デコーダ 138 利用経路情報
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/14 320 G06F 12/14 320B 5C053 15/00 330 15/00 330Z 5C064 17/30 H04N 7/173 640A H04N 5/92 G06F 15/21 330 7/167 15/40 320B 7/173 640 H04N 5/92 H 7/167 Z Fターム(参考) 5B017 AA06 AA07 BA05 BA07 BB02 BB07 BB10 CA09 CA16 5B049 AA05 BB60 BB61 EE05 GG02 GG07 5B075 KK07 KK68 ND12 ND14 ND16 UU36 UU37 5B082 AA13 EA12 FA11 GA02 GA15 GC05 HA08 JA11 5B085 AC04 AE04 AE06 AE13 BG07 5C053 FA13 FA28 FA29 GA11 GB05 GB21 HA29 JA21 KA21 KA24 LA06 LA14 5C064 BA01 BB02 BB07 BC07 BC22 BD03 BD08 BD09 CA14 CB06 CC04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用許諾申請を行った再生装置に対して
    権利処理代行センターから送られる鍵を用いてデジタル
    著作物を前記再生装置で利用可能にすると共に、前記デ
    ジタル著作物にはその利用経路を示す利用経路情報を付
    しておき、異なる再生装置に対して前記鍵を発行する度
    にこの利用経路情報を書き換えることにより、前記デジ
    タル著作物の利用経路を遡及調査可能にしたことを特徴
    とするデジタル著作物の管理方法。
  2. 【請求項2】 利用経路情報はデジタル著作物に電子透
    かしにより付加される請求項1のデジタル著作物の管理
    方法。
  3. 【請求項3】 (a) デジタル著作物を権利登録用データ
    ベースに登録しておき; (b) デジタル著作物をカプセル化しそのテスト利用を許
    容する利用条件および利用経路情報と共に利用者の再生
    装置に送って、再生装置でのテスト利用を許容し; (c) 利用者によるテスト利用の結果、権利処理代行セン
    ターは利用者から送られるデジタル著作物の識別コード
    と利用者の識別コードと前記工程(b)の利用経路情報と
    を受理することによりデジタル著作物の利用許諾の申請
    を受け; (d) 権利処理代行センターは、この利用許諾の申請を受
    けて権利登録用データベースと照合し、利用を許諾する
    場合にはこの再生装置に対してこのデジタル著作物の利
    用を可能にするための鍵を利用経路情報と共に送り; (e) 再生装置は、この鍵を用いてデジタル著作物を復号
    化し利用可能にすると共に、新しい利用経路情報をデジ
    タル著作物に付加する; 以上の工程(a)〜(e)を有することを特徴とするデジタル
    著作物の管理方法。
  4. 【請求項4】 権利処理代行センターは、請求項3の工
    程(d)で照合した結果デジタル著作物の識別コードに対
    してこの再生装置に対する利用許可情報が登録されてい
    ない場合には、再生装置からの利用料金の納入を確認し
    てから鍵を発行する請求項3のデジタル著作物の管理方
    法。
  5. 【請求項5】 デジタル著作物への利用経路情報の付加
    は電子透かしにより行われ、同一のデジタル著作物をコ
    ピーする度にコピーした再生装置の識別コードを遡及し
    て解読可能に順に追記してゆく請求項3または4のデジ
    タル著作物の管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、再生装置から納入さ
    れる利用料金は、著作権者に支払う著作権料と、権利処
    理代行センターに支払う手数料とを含むデジタル著作物
    の管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項4において、再生装置から納入さ
    れる利用料金は、著作権者に支払う著作権料と、権利処
    理代行センターに支払う手数料と、利用経路情報からコ
    ピーの元となった再生装置を所定コピー回数まで遡って
    識別しこれらの再生装置に対して支払う紹介料とを含む
    デジタル著作物の管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、利用料金に対する複
    数のコピー元に支払う紹介料の比率は、コピーの遡及回
    数の増加に対して漸減し、所定コピー回数より前のコピ
    ー元に対しては紹介料を0とするデジタル著作物の管理
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項3において、 工程(e)の利用条件はデモ利用、レンタル利用、自由利
    用を含む複数の利用形態を含み;工程(c)で利用者が送
    る利用許諾の申請にはこの利用条件の中から選択したい
    ずれかの利用形態を示す情報を含み;工程(d)では権利
    処理代行センターはこの選択された利用形態による利用
    を許容する鍵を送る;ようにしたデジタル著作物の管理
    方法。
  10. 【請求項10】 デジタル著作物およびその利用者が用
    いる再生装置を識別コードによって登録する権利登録デ
    ータベースと;前記デジタル著作物を暗号化しカプセル
    化すると共に、この暗号化したデジタル著作物にその利
    用条件および利用経路情報を付加して再生装置に送出す
    るカプセル化処理部と;利用者の再生装置に設けられ、
    前記再生装置で利用するデジタル著作物の識別コードお
    よび前記再生装置の識別コードを送出する利用許諾申請
    フォーム部と、後記権利処理代行センターが出力する鍵
    および利用経路情報に基づいて前記再生装置で前記デジ
    タル著作物の利用を可能にすると共にデジタル著作物に
    前記再生装置の識別コードを含む利用経路情報を付加す
    る復号鍵処理部と、を有する利用者側デコーダと;前記
    利用許諾申請フォーム部が送出する識別コードに基づい
    て前記再生装置で利用するデジタル著作物および前記再
    生装置の識別コードを前記権利登録データベースと照合
    する申請受付サーバーと、利用許諾する場合にはこのデ
    ジタル著作物のこの再生装置での利用を可能にする鍵を
    発行すると共にこの再生装置の識別コードを含む利用経
    路情報を前記復号鍵処理部に対して送付する鍵/経路情
    報発行サーバーとを有する権利処理代行センターと;を
    備えることを特徴とするデジタル著作物の管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、再生装置に設け
    るデコーダはソフトウェアで形成され、カプセル化処理
    部が送出する情報と共に再生装置に送られるデジタル著
    作物の管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項10または11において、カプ
    セル化処理部が送出する利用条件は、デジタル著作物の
    利用料金およびテスト利用条件を含むデジタル著作物の
    管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 カプセル化処理部が送出する利用条件は、或る条件下で
    無料利用を許容するデモ利用と、一定期間または一定回
    数の利用を許容するレンタル利用と、無期限の利用を許
    容する自由利用とを含み、 権利処理代行センターの鍵/経路情報発行サーバーは前
    記利用条件の内容によって異なる鍵を発行し、 利用者側デコーダの復号鍵処理部はこの鍵に基づいて利
    用条件の内容に対応する利用を可能にする、ことを特徴
    とするデジタル著作物の管理システム。
  14. 【請求項14】 請求項10において、再生装置に設け
    るデコーダは、再生装置に予め組込まれた不揮発性メモ
    リに記憶されているデジタル著作物の管理システム。
  15. 【請求項15】 請求項10において、さらに課金シス
    テムを備え、この課金システムは、前記申請受付サーバ
    ーがデジタル著作物および利用者が用いる再生装置の識
    別コードを前記権利登録データベースと照合した結果デ
    ジタル著作物の識別コードに対してこの再生装置の識別
    コードが登録されていない場合には利用料金が支払われ
    たことを条件として前記鍵/経路情報発行サーバーに対
    して鍵の交付を指令することを特徴とするデジタル著作
    物の管理システム。
  16. 【請求項16】 デコーダに設けた支払処理部と、権利
    処理代行センターに設けた課金サーバーと、課金データ
    ベースとを備え、 前記申請受付サーバーがデジタル著作物および利用者が
    用いる再生装置の識別コードを前記権利登録データベー
    スと照合した結果デジタル著作物の識別コードに対して
    この再生装置の識別コードが登録されていない場合に前
    記支払処理部に対して本申請要求指令を出力し、この支
    払処理部はこの本申請要求指令に基づいて前記課金サー
    バーに対して本申請を行うと共に前記課金システムを介
    して利用料金の支払処理を行い、前記課金サーバーは本
    申請および利用料金の支払処理の完了を条件として鍵/
    経路情報発行サーバーに対して鍵交付指令を出力すると
    共にその処理結果を前記権利登録データベースに記憶さ
    せかつ課金情報を前記課金データベースに記憶させる請
    求項15のデジタル著作物の管理システム。
  17. 【請求項17】 利用者の再生装置はコンピュータで形
    成され、複数の利用者のコンピュータと権利処理代行セ
    ンターとが情報ネットワークによって結合されている請
    求項10〜16のいずれかのデジタル著作物の管理シス
    テム。
  18. 【請求項18】 情報ネットワークはインターネットで
    ある請求項17のデジタル著作物の管理システム。
  19. 【請求項19】 請求項10〜18のいずれかのデジタ
    ル著作物の管理システムに用いるデジタル著作物記録装
    置であって、利用許諾申請フォーム部および復号鍵処理
    部を有する利用者側デコーダと、電子透かしにより利用
    経路情報を付したデジタル著作物を記録するメモリとを
    備えることを特徴とするデジタル著作物記録装置。
  20. 【請求項20】 請求項19のデジタル著作物記録装置
    と共に用いるデジタル著作物再生装置であって、記録装
    置の記憶媒体に記録された内容を読取り記憶するメモリ
    と、このメモリに記録されたデジタル著作物が前記記録
    装置から送られる鍵に合致した時に前記デジタル著作物
    の利用を許容する復号鍵処理部を内蔵するデコーダとを
    備えることを特徴とするデジタル著作物再生装置。
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