JP2000298724A - 画質改善システム - Google Patents

画質改善システム

Info

Publication number
JP2000298724A
JP2000298724A JP11104289A JP10428999A JP2000298724A JP 2000298724 A JP2000298724 A JP 2000298724A JP 11104289 A JP11104289 A JP 11104289A JP 10428999 A JP10428999 A JP 10428999A JP 2000298724 A JP2000298724 A JP 2000298724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image quality
sharpness
granularity
transfer function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11104289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyoshi Miyata
公佳 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11104289A priority Critical patent/JP2000298724A/ja
Publication of JP2000298724A publication Critical patent/JP2000298724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、ノイズを低減したり鮮鋭性を強調す
るが、主観画質を最大とする保証はないという課題があ
った。 【解決手段】 各手段のシステム伝達関数及びノイズ特
性に基き、システム全体の周波数伝達関数及びノイズの
周波数特性を記憶する画像システム記述式記億手段22
と、前記周波数伝達関数及び周波数特性を複数段階に変
化させた主観評価実験で得られた離散的な主観的総合画
質データを記憶する主観的総合画質データ記憶手段23
と、前記周波数伝達関数及び周波数特性に基き鮮鋭度及
び粒状度を計算する客観評価値算出手段24と、離散的
な主観的総合画質データの補間値を予測する主観的総合
画質予測手段25と、前記鮮鋭度及び粒状度と、補間さ
れた主観的総合画質データとの関係から最適なシステム
伝達関数を決定する最適システム伝達関数決定手段26
とを有する。 【効果】 試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像システムを
通して獲得される画像の画質劣化を定式化し、主観画質
を改善する画質改善システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画質改善システムについて図面を
参照しながら説明する。図13は、例えば『長尾真監
訳、ディジタル画像処理(DIGITAL PICTURE PROCESSIN
G)、近代科学社、PP.222−228.1997』
に示された従来の画質改善手法を示す図である。
【0003】図13においては、原画像f(x,y)と補正画
像f'(x,y)との平均2乗誤差e2を算出し、その差を最小
とするように画質を改善している。
【0004】この画質改善手法では、ディジタル値の誤
差を最小にしているが、画像を観察したときの主観的な
画質を最適化するものではない。
【0005】また、画像データが画像システムを通過し
ていく過程が考慮されていないため、画像システムを通
して獲得される画像の画質を最適化することは困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画質改善手法
は、ノイズを低減したり鮮鋭性を強調するが、主観画質
を最大とする保証はないという問題点があった。
【0007】また、従来の画質改善手法は、客観的物理
評価尺度と主観画質との対応が不明確であるという問題
点があった。
【0008】また、従来の画質改善手法は、画質設計へ
のフィードバックが困難であるという問題点があった。
【0009】さらに、従来の画質改善手法は、画像機器
単体での評価は可能であったが、画像システム全体を通
しての画質劣化の定式化および改善は困難であるという
問題点があった。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、画像システムにおける画質劣化を
定式化し、主観画質を改善することができる画質改善シ
ステムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る画質改善システムは、原画像を入力して入力画像を出
力する画像入力手段と、前記入力画像を画像処理を施し
て処理画像を出力する画像処理手段と、前記処理画像を
表示画像として出力する画像出力手段とを備え、前記画
像処理手段が、前記各手段のシステム伝達関数及びノイ
ズ特性を記憶する画像機器特性記億手段と、前記各手段
のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、システム全
体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及びノイズの周
波数特性を記憶する画像システム記述式記億手段と、前
記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を複数段階に
変化させた劣化画像を用いて行われた主観評価実験で得
られた離散的な主観的総合画質データを記憶する主観的
総合画質データ記憶手段と、前記画像システム記述式記
憶手段に記憶されている周波数伝達関数及びノイズの周
波数特性に基き、画像の鮮鋭性を客観的に評価するため
の鮮鋭度及び画像の粒状性を客観的に評価するための粒
状度を計算する客観評価値算出手段と、前記客観評価値
算出手段によリ算出された鮮鋭度及び粒状度に基き、前
記離散的な主観的総合画質データの補間値を予測する主
観的総合画質予測手段と、前記鮮鋭度及び粒状度と、補
間された主観的総合画質データとの関係から最適なシス
テム伝達関数を決定する最適システム伝達関数決定手段
とを有するものである。
【0012】また、この発明の請求項2に係る画質改善
システムは、原画像を入力して入力画像を出力する画像
入力手段と、前記入力画像を画像処理を施して処理画像
を出力する画像処理手段と、前記処理画像を表示画像と
して出力する画像出力手段とを備え、前記画像処理手段
が、前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性を記
憶する画像機器特性記億手段と、前記各手段のシステム
伝達関数及びノイズ特性に基き、システム全体の画像伝
搬を記述した周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を
記憶する画像システム記述式記億手段と、前記周波数伝
達関数及びノイズの周波数特性を複数段階に変化させた
劣化画像を用いて行われた主観評価実験で得られた離散
的な主観的総合画質データを記憶する主観的総合画質デ
ータ記憶手段と、前記画像システム記述式記憶手段に記
憶されている周波数伝達関数及びノイズの周波数特性に
基き、画像の鮮鋭性を客観的に評価するための鮮鋭度及
び画像の粒状性を客観的に評価するための粒状度を計算
する客観評価値算出手段と、前記客観評価値算出手段に
よリ算出された鮮鋭度及び粒状度に基き、前記離散的な
主観的総合画質データの補間値を求める主観的総合画質
データ補間手段と、前記算出された鮮鋭度及び粒状度を
インデックス化するインデックス化手段と、補間された
主観的総合画質データと前記インデックス化された鮮鋭
度及び粒状度とに基きルック・アップ・テーブルを作成
するルック・アップ・テーブル作成手段と、前記作成さ
れたルック・アップ・テーブルを記憶するルック・アッ
プ・テーブル記憶手段と、前記鮮鋭度及び粒状度と、前
記ルック・アップ・テーブルにより求めた主観的総合画
質データとの関係から最適なシステム伝達関数を決定す
る最適システム伝達関数決定手段とを有するものであ
る。
【0013】さらに、この発明の請求項3に係る画質改
善システムは、原画像を入力して入力画像を出力する画
像入力手段と、前記入力画像を画像処理を施して処理画
像を出力する画像処理手段と、前記処理画像を表示画像
として出力する画像出力手段とを備え、前記画像処理手
段が、前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性を
記憶する画像機器特性記億手段と、前記各手段のシステ
ム伝達関数及びノイズ特性に基き、システム全体の画像
伝搬を記述した周波数伝達関数及びノイズの周波数特性
を記憶する画像システム記述式記億手段と、前記周波数
伝達関数及びノイズの周波数特性を複数段階に変化させ
た劣化画像を用いて行われた主観評価実験で得られた離
散的な主観的総合画質データを記憶する主観的総合画質
データ記憶手段と、前記画像システム記述式記憶手段に
記憶されている周波数伝達関数及びノイズの周波数特性
に基き、画像の鮮鋭性を客観的に評価するための鮮鋭度
及び画像の粒状性を客観的に評価するための粒状度を計
算する客観評価値算出手段と、前記主観的総合画質デー
タ記憶手段に記憶された主観的総合画質データと前記鮮
鋭度及び粒状度との対応関係からフィッティングモデル
を決定するフィッティングモデル決定手段と、前記フィ
ッティングモデルの係数を重回帰分析により計算するフ
ィッティング係数算出手段と、前記計算したフィッティ
ング係数に基き、前記鮮鋭度及び粒状度を引数とする近
似関数を作成するフィッティング関数作成手段と、前記
作成された近似関数を記憶するフィッティング関数記憶
手段と、前記鮮鋭度及び粒状度と、前記近似関数により
求めた主観的総合画質データとの関係から最適なシステ
ム伝達関数を決定する最適システム伝達関数決定手段と
を有するものである。
【0014】この発明の請求項4に係る画質改善システ
ムは、前記客観評価値算出手段が、視覚特性を考慮しな
いで鮮鋭度及び粒状度を計算するものである。
【0015】この発明の請求項5に係る画質改善システ
ムは、前記客観評価値算出手段が、視覚特性を記憶する
視覚特性記憶手段を含み、前記視覚特性を考慮して鮮鋭
度及び粒状度を計算するものである。
【0016】この発明の請求項6に係る画質改善システ
ムは、前記客観評価値算出手段が、前記鮮鋭度及び粒状
度を周波数領域で計算するものである。
【0017】この発明の請求項7に係る画質改善システ
ムは、前記客観評価値算出手段が、前記鮮鋭度及び粒状
度を空間領域で計算するものである。
【0018】この発明の請求項8に係る画質改善システ
ムは、前記客観評価値算出手段が、前記鮮鋭度又は粒状
度を周波数領域で計算するとともに、前記粒状度又は鮮
鋭度を空間領域で計算するものである。
【0019】この発明の請求項9に係る画質改善システ
ムは、前記処理画像を伝送する画像伝送手段をさらに備
えたものである。
【0020】この発明の請求項10に係る画質改善シス
テムは、第2の画像出力手段をさらに備え、前記画像処
理手段が、前記画像出力手段の画質を予測し、その予測
結果に基き前記第2の画像出力手段の画質を補正して両
者の画質をマッチングするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る画質改善システムについて図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る
画質改善システムの構成を示す図である。なお、各図
中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0022】図1において、1は例えばスキャナなどの
画像入力手段、2は例えばパソコンなどの画像処理手
段、3は例えばモニタなどの画像出力手段である。
【0023】また、同図において、画像処理手段2は、
画像機器特性記憶手段21と、画像システム記述式記憶
手段22と、主観的総合画質データ記憶手段23と、客
観評価値算出手段24と、主観的総合画質予測手段25
と、最適システム伝達関数決定手段26とから構成され
る。なお、各手段の図示の順序は、処理(動作)の順序
を表すものではない。
【0024】さらに、同図において、100はオリジナ
ル画像データである原画像、200は入力された画像デ
ータである入力画像、300は画像処理の施された画像
データである処理画像、400は表示された画像データ
である表示画像を示す。
【0025】つぎに、この実施の形態1に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0026】原画像100は、画像入力手段1により入
力されて入力画像200となり、続いて画像処理手段2
により画像処理が施されて処理画像300となる。さら
に、この画像処理の施された処理画像300は、画像出
力手段3により表示されて表示画像400となる。
【0027】このとき、画像データが各手段を通過する
際に、各手段のシステム伝達関数と加法ノイズにより劣
化する。
【0028】各手段のシステム伝達関数とノイズ特性
は、予め測定されて画像機器特性記憶手段21に記憶さ
れている。
【0029】空間領域でのシステム伝達関数をh(x,y)で
表し、また空間領域でのノイズをn(x,y)で表し、例えば
画像入力手段1に着目すると、入力画像fi(x,y)は次の
式(1)で表現される。
【0030】 fi(x,y)=hi(x,y)*f(x,y)+ni(x,y) (1)
【0031】ここで、*は畳み込み積分を表し、(x,y)
は着目している画素の位置を表している。
【0032】この式(1)は、空間領域における画像入
力手段1の点像分布関数hi(x,y)により原画像100が
ぼかされ、その後ノイズni(x,y)が加法的に混入される
ことを表している。空間領域における畳み込み積分は、
フーリエ変換により変換される周波数領域では積となる
ので、周波数領域でのシステム伝達関数をH(u,v)で表
し、周波数領域でのノイズをN(u,v)で表すと、例えば
画像入力手段1に着目した場合には周波数領域での入力
画像Fi(u,v)は次の式(2)で表される。
【0033】 Fi(u,v)=Hi(u,v)F(u,v)+Ni(u,v) (2)
【0034】ここで、各大文字の変数は、空間領域での
変数のフーリエ変換を表している。
【0035】上記の式(2)は、画像入力手段1におけ
る画像劣化を表しているが、画像システム全体ではこの
ような劣化が繰り返し発生している。画像システム全体
における画像の伝搬を周波数領域で定式化すると次の式
(3)、式(4)、及び式(5)となる。
【0036】
【数1】
【0037】式(6)に示すHa(u,v)は画像システム全
体の周波数伝達関数、式(7)に示すNa(u,v)は同じく
画像システム全体で発生するノイズの周波数特性を表し
ている。
【0038】この画像システム全体の画像伝搬を上記の
式(6)、式(7)、式(8)により記述された結果
は、画像システム記述式記憶手段22に記憶しておく。
【0039】画像システム記述式である、式(6)と、
式(7)に基づいて、鮮鋭性と粒状性を客観的に評価す
るための尺度S及びGを定義する。次の式(9)は、鮮
鋭度Sと粒状度Gの模式的表現である。
【0040】 鮮鋭性の評価尺度:S=fs{Ha(u,v)} 粒状性の評価尺度:G=fg{Na(u,v)} (9)
【0041】SとGは画像システムの総合的な鮮鋭度と
粒状度を表しており、画像システムの構成要素が変化し
たとしても(例えば、画像入力手段1としてスキャナか
らカメラに変更した場合が該当する。)、計算されるS
とGが同じならば、同じ主観的総合画質を与えることに
なる。
【0042】予め、画像処理手段2において、システム
伝達関数とノイズレベルを複数段階に変化させて鮮鋭性
と粒状性の両方が劣化している劣化画像を作成し、この
劣化画像を用いて主観評価実験を行い、その結果である
主観的総合画質データは主観的総合画質データ記憶手段
23に記憶しておく。
【0043】客観評価値算出手段24において、各劣化
画像の鮮鋭度と粒状度を算出する。図2は、算出された
客観尺度としての鮮鋭度と粒状度と、主観的総合画質と
の関係を示している。この関係図は、主観評価実験に基
く実際の測定値と、後述する主観的総合画質予測手段2
5により実際の測定値を補間して得られる。
【0044】図2において、(a)は人物画像(Por
trait)を基に鮮鋭度(S=0.0〜6.0)と、
粒状度(G=0.0〜9.0)と、主観的総合画質(Q
=1〜5)との関係を示す。例えば、鮮鋭度S=2.
0、粒状度G=2.0のとき、主観的総合画質はQ=3
であることを表す。また、(b)は屋外風景画像(Ca
feteria)を基に鮮鋭度(S=0.0〜6.0)
と、粒状度(G=0.0〜9.0)と、主観的総合画質
(Q=1〜5)との関係を示す。
【0045】画像システムの構成が変更されたとして
も、計算される鮮鋭度と粒状度が等しければ同じ画質を
与えると仮定すると、ここで得られた鮮鋭度、粒状度、
主観的総合画質の関係は他の画像システムにおいても成
立する。
【0046】画像の鮮鋭性と粒状性を客観的に評価する
ための尺度S及びGを客観評価値算出手段24において
画像システム全体の周波数伝達関数とノイズレベル(周
波数特性)から算出する。
【0047】与えられた劣化画像に対して、客観評価値
算出手段24によりSおよびGを算出し、この算出した
S及びGに基き主観評価実験により主観的総合画質Qを
求める。この主観評価実験により求めた主観的総合画質
Qは、離散的な値である。例えば、図2(a)におい
て、算出した鮮鋭度がS=2.0で、算出した粒状度が
G=1.0、2.0、3.0、4.0、5.0、6.
0、7.0、8.0、9.0のときには、主観評価実験
により主観的総合画質はそれぞれQ=4、3、3、2、
2、2、2、2、2と判定されている。
【0048】主観評価実験により求めた離散的な主観的
総合画質Qに基づいて、主観的総合画質予測手段25に
より上記離散的な主観的総合画質Qの間の主観的総合画
質Qを予測する。主観的総合画質予測手段25は、図3
に示すように例えば長方形の頂点4点{Q1(S=0.
0、G=5.0)、Q2(S=0.0、G=6.0)、
Q3(S=1.0、G=6.0)、Q4(S=1.0、
G=5.0)}に基く線型補間や、画像の種類により予
測する点の周囲の様子に基づいて予測した補間値を求め
る。図3に示す折れ線グラフQAは、主観的総合画質予
測手段25により予測した補間値(主観的総合画質Q)
の変化軌跡の一例を示す。
【0049】そして、最適システム伝達関数決定手段2
6により、劣化画像の画質を改善するための最適なぼか
し量である鮮鋭度S、すなわちシステム伝達関数は、S
とGとQとの関係から決定する。図4は、図3に示す補
間値(主観的総合画質Q)の変化軌跡について、粒状度
Gを省いて、横軸を鮮鋭度S、縦軸を主観的総合画質Q
で書き換えたグラフである。つまり、図4に示すよう
に、最適システム伝達関数決定手段26は、主観的総合
画質Qが最高値の鮮鋭度S、すなわちシステム伝達関数
を決定する。
【0050】つまり、まず、画像入力手段1により原画
像100が入力される。この時、画像入力手段1の伝達
関数により劣化し、さらに加法ノイズが混入する。
【0051】さらに、この入力画像200が画像処理手
段2へと伝達される。この画像処理手段2では、画像シ
ステムを構成している各手段の伝達関数とノイズ特性
と、予め行われた主観評価実験の結果から得られた劣化
画像の主観的総合画質データが保存されている。
【0052】これらのデータを用いて、画像処理手段2
により入力された画像が画像出力手段3により表示され
た後の主観的総合画質を予測し、さらに主観的総合画質
を最大とするための画像処理手段2における伝達関数と
ノイズ特性を決定する。なお、この伝達関数とノイズ特
性は、それぞれ周波数フィルタとディザ方法などに相当
する。
【0053】以上では画像システム全体、つまり各手段
に加法ノイズが混入する場合について説明したが、ここ
で、異なる画像システムとして、画像入力手段1だけに
加法ノイズが混入するシステムを考える。このシステム
でも、混入されたノイズを画像処理手段2における伝達
関数によりぼかし画質を改善することができる。最適な
ぼかし量、すなわち画像処理手段2における伝達関数
は、前述のQとSとGとの関係から導出する。
【0054】すなわち、画像処理手段2での伝達関数を
変更すると、定義により算出されるSとGの値も変化す
る。そのSとGにおけるQを主観評価実験の結果から求
める。この操作を繰り返しQの最大値を与える伝達関数
を決定する。
【0055】予測された劣化画像の画質を改善するため
の最適なぼかし量、すなわち画像処理手段2におけるシ
ステム伝達関数は、SとGとQとの関係から最適システ
ム伝達関数決定手段26において決定する。
【0056】つづいて、最適システム伝達関数決定手段
26により決定された最適システム伝達関数を使用する
画像システムの動作について説明する。
【0057】画像処理手段2において主観評価値を最大
とするように画像処理の行われた画像データが画像出力
手段3へと伝送され、この画像出力手段3により表示画
像400として表示される。この画像出力手段3におい
ても伝達関数とノイズの混入により画質が劣化するが、
この劣化は予め考慮されて画像処理手段2において画質
改善処理が施されている。
【0058】以上のように、一旦、最適システム伝達関
数を決定した後は、その最適システム伝達関数が、劣化
画像の画質を評価して主観的総合画質を最適に改善する
ようにしたものなので、試行錯誤によらず主観的総合画
質を最適にすることができる。画像システムを通して表
示される画像を客観尺度を用いて評価するようにしてい
るので、主観評価実験を行うことなく画質を評価するこ
とができる。
【0059】また、画質をSとGという2つの尺度で評
価することにより、今までできなかったシャープさとノ
イズの調和点を見い出すなどの評価を行うことが可能と
なる。
【0060】実施の形態2.上記の実施の形態1では、
主観的総合画質Qと客観尺度値S及びGとの関係を実験
結果を逐次補間しながら検索していたが、この実施の形
態2では、総合画質Qと客観尺度S及びGとの関係をル
ック・アップ・テーブル化したものである。
【0061】この発明の実施の形態2に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図5は、
この発明の実施の形態2に係る画質改善システムの一部
の構成を示す図である。なお、他の構成は、上記の実施
の形態1と同様である。
【0062】図5において、23は主観的総合画質デー
タ記憶手段、24は客観評価値算出手段である。また、
画像処理手段2は、主観的総合画質予測手段25に代え
て、主観的総合画質データ補間手段251と、インデッ
クス化手段252と、ルック・アップ・テーブル作成手
段253と、ルック・アップ・テーブル記憶手段254
とを備える。
【0063】つぎに、この実施の形態2に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0064】まず、画像処理手段2は、主観的総合画質
データ記憶手段23に記憶されている主観評価実験の結
果から得られた劣化画像の主観的総合画質データを呼び
出す。
【0065】次に、画像処理手段2は、客観評価値算出
手段24により鮮鋭度Sと粒状度Gを算出し、主観的総
合画質データと対応させる。この対応は、主観評価実験
において用いられた画像の種類の枚数しか得られないの
で離散的である。
【0066】この離散値を主観的総合画質データ補間手
段251においてスプライン補間などの手法を用いて補
間を行い、連続的な対応関係を導出する。
【0067】次に、算出された鮮鋭度Sと粒状度Gは実
数値であるので、インデックス化手段252により整数
化および均等な間隔となるように再計算しインデックス
化する。
【0068】補間された主観的総合画質データと、イン
デックス化された鮮鋭度Sと粒状度Gとの関係をルック
・アップ・テーブル作成手段253によりルック・アッ
プ・テーブル化し、その結果をルック・アップ・テーブ
ル記憶手段254に記憶する。
【0069】以上のように、客観的画質評価尺度と主観
的総合画質との関係をルック・アップ・テーブルとして
記憶しているので、画像システムの構成要素が変化した
時に、最適な主観的総合画質を与える客観尺度値を求め
る際に、逐次計算しながら検索する必要がなく、ルック
・アップ・テーブルを用いて容易にその値を求めること
ができる。
【0070】実施の形態3.上記の実施の形態2では、
総合画質QとSとGとの対応をルック・アップ・テーブ
ルにより記憶していたが、この実施の形態3では、この
関係を数式により近似したもので、実施の形態2に比べ
て少ないメモリでも同様の効果を発揮することができ
る。
【0071】この発明の実施の形態3に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図6は、
この発明の実施の形態3に係る画質改善システムの一部
の構成を示す図である。なお、他の構成は、上記の実施
の形態1と同様である。
【0072】図6において、23は主観的総合画質デー
タ記憶手段、24は客観評価値算出手段である。また、
画像処理手段2は、主観的総合画質予測手段25に代え
て、フィッティングモデル決定手段255と、フィッテ
ィング係数算出手段256と、フィッティング関数作成
手段257と、フィッティング関数記憶手段258とを
備える。
【0073】つぎに、この実施の形態3に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0074】以下の式(10)は、SとGを引数とする
総合画質Qを表す式の一例である。
【0075】
【数2】
【0076】上記の式(10)における各係数al
2、b1、b2、b3は、主観評価実験に得られた結果を
用いた最小二乗法などのフィッティング手法により決定
する。
【0077】まず、主観評価実験の結果により鮮鋭度S
と粒状度Gと主観的総合画質Qとの対応関係が得られ
る。その結果からの重回帰分析により各係数を決定す
る。画像システムを構成している画像機器(各手段)が
変化した際には、その画像機器の伝達関数とノイズ特性
から客観尺度値SとGを求め、重回帰分析から求められ
た関数を用いて主観的総合画質を求めることができる。
【0078】前述したように、実施の形態2に示したル
ック・アップ・テーブルによる方法は、鮮鋭度Sと粒状
度Gと主観的総合画質Qとの関係が非常に複雑であった
としても高い精度で対応付けることができるが、ルック
・アップ・テーブルを記憶しておく必要があり、またル
ック・アップ・テーブルでサポートしている範囲におい
てのみ使用可能である。本実施の形態3に示す手法で
は、関数による近似のために、SとGとQとの関係が非
常に複雑であった場合には補間誤差が発生するが、実施
の形態2に比べて少ないメモリで実行でき、また実施の
形態2のルック・アップ・テーブルでサポートしている
範囲の外でも使用可能であり適用範囲を広く取ることが
可能となる。
【0079】また、本実施の形態3に示す手法は、逐次
的な検索を行うことなく、解析的に最適画質を与えるた
めの鮮鋭度と粒状度を導出することができる。
【0080】実施の形態4.上記の実施の形態1では、
視覚特性を考慮しない鮮鋭度と粒状度を用いる場合を示
したが、この実施の形態4では、視覚特性を考慮した鮮
鋭度と粒状度を用いる場合を示す。
【0081】この発明の実施の形態4に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図7は、
この発明の実施の形態4に係る画質改善システムの一部
の構成を示す図である。なお、他の構成は、上記の実施
の形態1と同様である。
【0082】図7において、画像処理手段2は、客観評
価値算出手段24に代えて、視覚特性記憶手段241
と、鮮鋭度算出手段242と、粒状度算出手段243と
を備える。
【0083】つぎに、この実施の形態4に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0084】まず、視覚特性、例えば、感度V(u,v)を
予め視覚特性記憶手段241に記憶しておく。
【0085】画像処理手段2は、画像機器特性記憶手段
4に記憶されていた画像システムの構成要素(各手段)
の伝達関数とノイズ特性を呼び出し、続いて視覚特性記
憶手段241に記憶されていた人間の視覚特性データを
呼び出す。これらのデータを用いて鮮鋭度算出手段24
2により鮮鋭度を算出し、また粒状度算出手段243に
より粒状度を算出する。例えば、鮮鋭度算出手段242
は、式S=fs{Ha(u,v)、V(u,v)}により鮮鋭度を
算出する。なお、実施の形態1においても客観評価値算
出手段24により、鮮鋭度と、粒状度をそれぞれ独立に
算出している。
【0086】以上のように、視覚特性を考慮した鮮鋭度
と粒状度を用いることにより、主観的総合画質の改善の
みならず、人間の観察時における鮮鋭性や粒状性を直接
評価することが可能となる。
【0087】また、画像機器を設計する際に、鮮鋭性は
設計要求を満たしているが粒状性は改善する必要がある
際に、画像を観察したときの粒状性を導出することが可
能である。
【0088】実施の形態5.この実施の形態5では、鮮
鋭度と粒状度を周波数領域で算出する場合を示す。
【0089】この発明の実施の形態5に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図8は、
この発明の実施の形態5に係る画質改善システムの一部
の構成を示す図である。なお、他の構成は、上記の実施
の形態1と同様である。
【0090】図8において、画像処理手段2は、客観評
価値算出手段24に代えて、フーリエ変換手段244
と、四則演算手段245と、積分手段246とを備え
る。
【0091】つぎに、この実施の形態5に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0092】まず、画像処理手段2は、画像機器特性手
段21に記憶している画像システムの構成要素(各手
段)の伝達関数である点像分布関数とノイズ特性を呼び
出した後、フーリエ変換手段244によりそれらの特性
関数をフーリエ変換する。
【0093】次に、各構成要素の伝達関数を四則演算手
段245により四則演算した後に、積分手段246によ
り周波数に関して積分する。次に示す式(11)及び
(12)は、周波数領域における鮮鋭度Sfと粒状度Gf
の一例である。式中、N’は測定されたノイズデータn
(x,y)から平均値を引いた後にフーリエ変換されたこと
を示している。
【0094】
【数3】
【0095】上記の式(11)及び式(12)は、視覚
特性を考慮していない場合の例であり、視覚特性を考慮
した際の例を次の式(13)及び式(14)に示す。
【0096】
【数4】
【0097】以上のように、周波数領域において鮮鋭度
と粒状度を算出しているので、画像評価において重要な
周波数応答や、ノイズの周期構造などを考慮することが
可能となる。
【0098】実施の形態6.この実施の形態6では、鮮
鋭度と粒状度を空間領域で算出する場合を示す。
【0099】この発明の実施の形態6に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図9は、
この発明の実施の形態6に係る画質改善システムの一部
の構成を示す図である。なお、他の構成は、上記の実施
の形態1と同様である。
【0100】図9において、画像処理手段2は、客観評
価値算出手段24に代えて、統計量算出手段247と、
演算手段248とを備える。
【0101】つぎに、この実施の形態6に係る画質改善
システムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0102】まず、画像処理手段2は、画像機器特性記
憶手段21に記憶されている画像システムの構成要素の
伝達関数である点像分布関数とノイズ特性を呼び出した
後、統計量算出手段247によりそれらの統計量σを算
出する。
【0103】次に、画像システムの構成要素毎に算出さ
れた統計量σに対して演算手段248により演算を行う
ことで鮮鋭度と粒状度を算出する。次に示す式(15)
及び式(16)は、周波数領域における鮮鋭度Ssと粒
状度Gsの一例である。
【0104】
【数5】
【0105】ここで、σhは点像分布関数をガウス関数
で近似したときのσであり、σnは信号の揺らぎの標準
偏差である。
【0106】以上では視覚特性を考慮していないが、次
の式(17)のように、式(15)及び(16)におい
て感度の標準偏差σvを考慮するようにすれば、鮮鋭度
または粒状度の単独で視覚特性を考慮した鮮鋭性または
粒状性の評価を行うことができる。
【0107】 S's=√(σhi 2+σhp 2+σho 2+σhv 2) G's=√(σni 2+σnp 2+σno 2+σnv 2) 式(17)
【0108】実施の形態7.この実施の形態7では、周
波数領域において算出された鮮鋭度または粒状度と、空
間領域において算出された鮮鋭度または粒状度と、さら
に視覚特性を考慮せずに算出された鮮鋭度または粒状度
と、視覚特性を考慮して算出された鮮鋭度または粒状度
とを組み合わせて用いる場合を示す。
【0109】この発明の実施の形態7に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図10
は、この発明の実施の形態7に係る画質改善システムの
各種の鮮鋭度及び粒状度の組合せを示す図である。
【0110】図10において、(a)は各種の鮮鋭度及
び粒状度を示し、(b)は鮮鋭度及び粒状度の組合せの
一例を示す。
【0111】上記の実施の形態4から実施の形態6まで
に示した手順により鮮鋭度と粒状度を算出し、例えば図
10に示す組み合わせにしたがって鮮鋭度と粒状度を使
い分ける。
【0112】以上のように、周波数領域または空間領
域、あるいは視覚特性の有無により鮮鋭度と粒状度を適
宜使い分けることにより、画像システムを多角的に評価
することが可能となる。
【0113】実施の形態8.この実施の形態8では、シ
ステムを構成している画像機器を増減する場合を示す。
【0114】この発明の実施の形態8に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図11
は、この発明の実施の形態8に係る画質改善システムの
構成を示す図である。
【0115】図11において、1は画像入力手段、2は
画像処理手段、4は画像伝送手段、3は画像出力手段で
ある。
【0116】画像入力手段1により入力された画像デー
タは、画像処理手段2へと送られる。次に、画像処理手
段2から画像伝送手段4を経て画像出力手段3において
表示される。
【0117】以上のように、例えば画像伝送手段4のよ
うに、画像システムを構成している機器の数を増やして
も、画像伝送手段4などの新たな画像システムの構成要
素が付加された場合の画質を上記の実施の形態1と同様
に評価することができる。つまり、最初に最適システム
伝達関数を求め、その関数を使用して主観画質を改善す
ることができる。機器の数を減らす場合も同様である。
【0118】実施の形態9.この実施の形態9では、異
なる画像システム間の画質をマッチングさせる場合を示
す。
【0119】この発明の実施の形態9に係る画質改善シ
ステムについて図面を参照しながら説明する。図12
は、この発明の実施の形態9に係る画質改善システムの
構成を示す図である。
【0120】図12において、1は画像入力手段、2は
画像処理手段、3は画像出力手段、3Aは別の画像出力
手段である。
【0121】画像入力手段1により入力された画像デー
タは、画像処理手段2を経て画像出力手段3により表示
される。
【0122】この画像出力手段3により表示された画像
の画質は、画像処理手段2において予測され(27)、
この画質を画像出力手段3Aにおいて実現するために必
要な画質補正が実行(28)された後に、画像出力手段
3Aにより表示される。つまり、画像処理手段2は、画
像出力手段3Aの画質を、画像出力手段3の画質に合わ
せる。
【0123】以上のように、画像出力手段3により表示
された画像の画質を予測し、その画質を画像出力手段3
Aにおいて実現するように補正するので、異なる画像シ
ステム間での画質を一致させることが可能となる。
【0124】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る画質改善シス
テムは、以上説明したとおり、原画像を入力して入力画
像を出力する画像入力手段と、前記入力画像を画像処理
を施して処理画像を出力する画像処理手段と、前記処理
画像を表示画像として出力する画像出力手段とを備え、
前記画像処理手段が、前記各手段のシステム伝達関数及
びノイズ特性を記憶する画像機器特性記億手段と、前記
各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、シス
テム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及びノイ
ズの周波数特性を記憶する画像システム記述式記億手段
と、前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を複数
段階に変化させた劣化画像を用いて行われた主観評価実
験で得られた離散的な主観的総合画質データを記憶する
主観的総合画質データ記憶手段と、前記画像システム記
述式記憶手段に記憶されている周波数伝達関数及びノイ
ズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭性を客観的に評価す
るための鮮鋭度及び画像の粒状性を客観的に評価するた
めの粒状度を計算する客観評価値算出手段と、前記客観
評価値算出手段によリ算出された鮮鋭度及び粒状度に基
き、前記離散的な主観的総合画質データの補間値を予測
する主観的総合画質予測手段と、前記鮮鋭度及び粒状度
と、補間された主観的総合画質データとの関係から最適
なシステム伝達関数を決定する最適システム伝達関数決
定手段とを有するので、試行錯誤によらず主観的総合画
質を最適にすることができるという効果を奏する。
【0125】また、この発明の請求項2に係る画質改善
システムは、以上説明したとおり、原画像を入力して入
力画像を出力する画像入力手段と、前記入力画像を画像
処理を施して処理画像を出力する画像処理手段と、前記
処理画像を表示画像として出力する画像出力手段とを備
え、前記画像処理手段が、前記各手段のシステム伝達関
数及びノイズ特性を記憶する画像機器特性記億手段と、
前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、
システム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及び
ノイズの周波数特性を記憶する画像システム記述式記億
手段と、前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を
複数段階に変化させた劣化画像を用いて行われた主観評
価実験で得られた離散的な主観的総合画質データを記憶
する主観的総合画質データ記憶手段と、前記画像システ
ム記述式記憶手段に記憶されている周波数伝達関数及び
ノイズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭性を客観的に評
価するための鮮鋭度及び画像の粒状性を客観的に評価す
るための粒状度を計算する客観評価値算出手段と、前記
客観評価値算出手段によリ算出された鮮鋭度及び粒状度
に基き、前記離散的な主観的総合画質データの補間値を
求める主観的総合画質データ補間手段と、前記算出され
た鮮鋭度及び粒状度をインデックス化するインデックス
化手段と、補間された主観的総合画質データと前記イン
デックス化された鮮鋭度及び粒状度とに基きルック・ア
ップ・テーブルを作成するルック・アップ・テーブル作
成手段と、前記作成されたルック・アップ・テーブルを
記憶するルック・アップ・テーブル記憶手段と、前記鮮
鋭度及び粒状度と、前記ルック・アップ・テーブルによ
り求めた主観的総合画質データとの関係から最適なシス
テム伝達関数を決定する最適システム伝達関数決定手段
とを有するので、試行錯誤によらず主観的総合画質を最
適にすることができるという効果を奏する。
【0126】さらに、この発明の請求項3に係る画質改
善システムは、以上説明したとおり、原画像を入力して
入力画像を出力する画像入力手段と、前記入力画像を画
像処理を施して処理画像を出力する画像処理手段と、前
記処理画像を表示画像として出力する画像出力手段とを
備え、前記画像処理手段が、前記各手段のシステム伝達
関数及びノイズ特性を記憶する画像機器特性記億手段
と、前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基
き、システム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数
及びノイズの周波数特性を記憶する画像システム記述式
記億手段と、前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特
性を複数段階に変化させた劣化画像を用いて行われた主
観評価実験で得られた離散的な主観的総合画質データを
記憶する主観的総合画質データ記憶手段と、前記画像シ
ステム記述式記憶手段に記憶されている周波数伝達関数
及びノイズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭性を客観的
に評価するための鮮鋭度及び画像の粒状性を客観的に評
価するための粒状度を計算する客観評価値算出手段と、
前記主観的総合画質データ記憶手段に記憶された主観的
総合画質データと前記鮮鋭度及び粒状度との対応関係か
らフィッティングモデルを決定するフィッティングモデ
ル決定手段と、前記フィッティングモデルの係数を重回
帰分析により計算するフィッティング係数算出手段と、
前記計算したフィッティング係数に基き、前記鮮鋭度及
び粒状度を引数とする近似関数を作成するフィッティン
グ関数作成手段と、前記作成された近似関数を記憶する
フィッティング関数記憶手段と、前記鮮鋭度及び粒状度
と、前記近似関数により求めた主観的総合画質データと
の関係から最適なシステム伝達関数を決定する最適シス
テム伝達関数決定手段とを有するので、試行錯誤によら
ず主観的総合画質を最適にすることができるという効果
を奏する。
【0127】この発明の請求項4に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記客観評価値算出手段
が、視覚特性を考慮しないで鮮鋭度及び粒状度を計算す
るので、試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にする
ことができるという効果を奏する。
【0128】この発明の請求項5に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記客観評価値算出手段
が、視覚特性を記憶する視覚特性記憶手段を含み、前記
視覚特性を考慮して鮮鋭度及び粒状度を計算するので、
試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にすることがで
きるという効果を奏する。
【0129】この発明の請求項6に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記客観評価値算出手段
が、前記鮮鋭度及び粒状度を周波数領域で計算するの
で、試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にすること
ができるという効果を奏する。
【0130】この発明の請求項7に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記客観評価値算出手段
が、前記鮮鋭度及び粒状度を空間領域で計算するので、
試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にすることがで
きるという効果を奏する。
【0131】この発明の請求項8に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記客観評価値算出手段
が、前記鮮鋭度又は粒状度を周波数領域で計算するとと
もに、前記粒状度又は鮮鋭度を空間領域で計算するの
で、試行錯誤によらず主観的総合画質を最適にすること
ができるという効果を奏する。
【0132】この発明の請求項9に係る画質改善システ
ムは、以上説明したとおり、前記処理画像を伝送する画
像伝送手段をさらに備えたので、試行錯誤によらず主観
的総合画質を最適にすることができるという効果を奏す
る。
【0133】この発明の請求項10に係る画質改善シス
テムは、以上説明したとおり、第2の画像出力手段をさ
らに備え、前記画像処理手段が、前記画像出力手段の画
質を予測し、その予測結果に基き前記第2の画像出力手
段の画質を補正して両者の画質をマッチングするので、
異なる画像システム間での画質を一致させることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る画質改善シス
テムの鮮鋭度と粒状度と主観的総合画質との関係を示す
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る画質改善シス
テムの主観的総合画質の変化軌跡を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る画質改善シス
テムの画像処理手段における伝達関数と主観的総合画質
の関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係る画質改善シス
テムの構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7に係る画質改善シ
ステムの周波数領域で算出された鮮鋭度または粒状度と
空間領域で算出された鮮鋭度または粒状度の組合せを示
す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8に係る画質改善シ
ステムの構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態9に係る画質改善シ
ステムの構成を示す図である。
【図13】 従来の画質改善手法を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段、2 画像処理手段、3 画像出力手
段、4 画像伝送手段、21 画像機器特性記憶手段、
22 画像システム記述式記憶手段、23 主観的総合
画質データ記憶手段、24 客観評価値算出手段、25
主観的総合画質予測手段、26 最適システム伝達関
数決定手段、241 視覚特性記憶手段、242 鮮鋭
度算出手段、243 粒状度算出手段、244 フーリ
エ変換手段、245 四則演算手段、246 積分手
段、247 統計量算出手段、248 演算手段、25
1 主観的総合画質データ補間手段、252 インデッ
クス化手段、253 ルック・アップ・テーブル作成手
段、254 ルック・アップ・テーブル記憶手段、25
5 フィッティングモデル決定手段、256 フィッテ
ィング係数算出手段、257 フィッティング関数作成
手段、258 フィッティング関数記憶手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を入力して入力画像を出力する画
    像入力手段と、 前記入力画像を画像処理を施して処理画像を出力する画
    像処理手段と、 前記処理画像を表示画像として出力する画像出力手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性を記憶す
    る画像機器特性記億手段と、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、
    システム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及び
    ノイズの周波数特性を記憶する画像システム記述式記億
    手段と、 前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を複数段階
    に変化させた劣化画像を用いて行われた主観評価実験で
    得られた離散的な主観的総合画質データを記憶する主観
    的総合画質データ記憶手段と、 前記画像システム記述式記憶手段に記憶されている周波
    数伝達関数及びノイズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭
    性を客観的に評価するための鮮鋭度及び画像の粒状性を
    客観的に評価するための粒状度を計算する客観評価値算
    出手段と、 前記客観評価値算出手段によリ算出された鮮鋭度及び粒
    状度に基き、前記離散的な主観的総合画質データの補間
    値を予測する主観的総合画質予測手段と、 前記鮮鋭度及び粒状度と、補間された主観的総合画質デ
    ータとの関係から最適なシステム伝達関数を決定する最
    適システム伝達関数決定手段とを有することを特徴とす
    る画質改善システム。
  2. 【請求項2】 原画像を入力して入力画像を出力する画
    像入力手段と、 前記入力画像を画像処理を施して処理画像を出力する画
    像処理手段と、 前記処理画像を表示画像として出力する画像出力手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性を記憶す
    る画像機器特性記億手段と、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、
    システム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及び
    ノイズの周波数特性を記憶する画像システム記述式記億
    手段と、 前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を複数段階
    に変化させた劣化画像を用いて行われた主観評価実験で
    得られた離散的な主観的総合画質データを記憶する主観
    的総合画質データ記憶手段と、 前記画像システム記述式記憶手段に記憶されている周波
    数伝達関数及びノイズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭
    性を客観的に評価するための鮮鋭度及び画像の粒状性を
    客観的に評価するための粒状度を計算する客観評価値算
    出手段と、 前記客観評価値算出手段によリ算出された鮮鋭度及び粒
    状度に基き、前記離散的な主観的総合画質データの補間
    値を求める主観的総合画質データ補間手段と、 前記算出された鮮鋭度及び粒状度をインデックス化する
    インデックス化手段と、 補間された主観的総合画質データと前記インデックス化
    された鮮鋭度及び粒状度とに基きルック・アップ・テー
    ブルを作成するルック・アップ・テーブル作成手段と、 前記作成されたルック・アップ・テーブルを記憶するル
    ック・アップ・テーブル記憶手段と、 前記鮮鋭度及び粒状度と、前記ルック・アップ・テーブ
    ルにより求めた主観的総合画質データとの関係から最適
    なシステム伝達関数を決定する最適システム伝達関数決
    定手段とを有することを特徴とする画質改善システム。
  3. 【請求項3】 原画像を入力して入力画像を出力する画
    像入力手段と、 前記入力画像を画像処理を施して処理画像を出力する画
    像処理手段と、 前記処理画像を表示画像として出力する画像出力手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性を記憶す
    る画像機器特性記億手段と、 前記各手段のシステム伝達関数及びノイズ特性に基き、
    システム全体の画像伝搬を記述した周波数伝達関数及び
    ノイズの周波数特性を記憶する画像システム記述式記億
    手段と、 前記周波数伝達関数及びノイズの周波数特性を複数段階
    に変化させた劣化画像を用いて行われた主観評価実験で
    得られた離散的な主観的総合画質データを記憶する主観
    的総合画質データ記憶手段と、 前記画像システム記述式記憶手段に記憶されている周波
    数伝達関数及びノイズの周波数特性に基き、画像の鮮鋭
    性を客観的に評価するための鮮鋭度及び画像の粒状性を
    客観的に評価するための粒状度を計算する客観評価値算
    出手段と、 前記主観的総合画質データ記憶手段に記憶された主観的
    総合画質データと前記鮮鋭度及び粒状度との対応関係か
    らフィッティングモデルを決定するフィッティングモデ
    ル決定手段と、 前記フィッティングモデルの係数を重回帰分析により計
    算するフィッティング係数算出手段と、 前記計算したフィッティング係数に基き、前記鮮鋭度及
    び粒状度を引数とする近似関数を作成するフィッティン
    グ関数作成手段と、 前記作成された近似関数を記憶するフィッティング関数
    記憶手段と、 前記鮮鋭度及び粒状度と、前記近似関数により求めた主
    観的総合画質データとの関係から最適なシステム伝達関
    数を決定する最適システム伝達関数決定手段とを有する
    ことを特徴とする画質改善システム。
  4. 【請求項4】 前記客観評価値算出手段は、視覚特性を
    考慮しないで鮮鋭度及び粒状度を計算することを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の画質改善システム。
  5. 【請求項5】 前記客観評価値算出手段は、視覚特性を
    記憶する視覚特性記憶手段を含み、前記視覚特性を考慮
    して鮮鋭度及び粒状度を計算することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の画質改善システム。
  6. 【請求項6】 前記客観評価値算出手段は、前記鮮鋭度
    及び粒状度を周波数領域で計算することを特徴とする請
    求項1から請求項5までのいずれかに記載の画質改善シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記客観評価値算出手段は、前記鮮鋭度
    及び粒状度を空間領域で計算することを特徴とする請求
    項1から請求項5までのいずれかに記載の画質改善シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記客観評価値算出手段は、前記鮮鋭度
    又は粒状度を周波数領域で計算するとともに、前記粒状
    度又は鮮鋭度を空間領域で計算することを特徴とする請
    求項1から請求項5までのいずれかに記載の画質改善シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記処理画像を伝送する画像伝送手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の画質改善システム。
  10. 【請求項10】 第2の画像出力手段をさらに備え、 前記画像処理手段は、前記画像出力手段の画質を予測
    し、その予測結果に基き前記第2の画像出力手段の画質
    を補正して両者の画質をマッチングすることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の画質改善システム。
JP11104289A 1999-04-12 1999-04-12 画質改善システム Pending JP2000298724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104289A JP2000298724A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画質改善システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104289A JP2000298724A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画質改善システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000298724A true JP2000298724A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14376782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11104289A Pending JP2000298724A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画質改善システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000298724A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774928B2 (en) * 2001-07-03 2004-08-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Mobile for video-conferencing
JP2005310073A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2008287329A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Nikon System:Kk 画像評価装置、および画像評価プログラム
CN116157892A (zh) * 2020-09-29 2023-05-23 株式会社日立高新技术 画质改善系统及画质改善方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774928B2 (en) * 2001-07-03 2004-08-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Mobile for video-conferencing
JP2005310073A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2008287329A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Nikon System:Kk 画像評価装置、および画像評価プログラム
CN116157892A (zh) * 2020-09-29 2023-05-23 株式会社日立高新技术 画质改善系统及画质改善方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6347161B1 (en) Non-linear image filter for filtering noise
US6285801B1 (en) Non-linear adaptive image filter for filtering noise such as blocking artifacts
US7379621B2 (en) Method and system for composing universally focused image from multiple images
EP0348207B1 (en) Image motion vector detecting apparatus
US7177481B2 (en) Multiresolution unsharp image processing apparatus
JP2004357215A (ja) フレーム補間方法及び装置並びに画像表示システム
CN102957844A (zh) 图像处理设备、图像处理方法和图像处理程序
JPWO2011067870A1 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2022130642A (ja) コンピュータビジョンのための適応バイラテラル(bl)フィルタリング
US11381737B2 (en) Arithmetic device and arithmetic method
JPH1013839A (ja) 半画素動き推定装置
KR19990064293A (ko) 모션 벡터 필드 코딩
TW201322769A (zh) 運動向量改善裝置及其影像改善方法
TWI399094B (zh) 自適應移動補償內插法與其裝置
WO2023160426A1 (zh) 视频插帧方法、训练方法、装置和电子设备
US7536090B2 (en) Hand shake blur correcting apparatus
JP2000298724A (ja) 画質改善システム
JP2018120536A (ja) データ補間装置及びその方法、画像処理装置
US20030068092A1 (en) Noise reduction apparatus, noise reduction method, program and medium
US20020080283A1 (en) Method and apparatus for measuring the noise contained in a picture
JPH11331595A (ja) 解像度変換方法及び変換装置
JP3965302B2 (ja) 空間フィルタリング処理方法
KR100732683B1 (ko) 움직임 보상을 수행하는 영상변환장치 및 움직임 보상방법
EP1411472A2 (en) Gradation conversion of an image
CN101073256B (zh) 产生运动补偿图像的方法和设备