JP2000298749A - 硬貨一括投入ユニット - Google Patents

硬貨一括投入ユニット

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JP2000298749A JP11106675A JP10667599A JP2000298749A JP 2000298749 A JP2000298749 A JP 2000298749A JP 11106675 A JP11106675 A JP 11106675A JP 10667599 A JP10667599 A JP 10667599A JP 2000298749 A JP2000298749 A JP 2000298749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨返却口と硬貨投入口とが同等の高さ位置
に配置された硬貨処理装置へ適用できる硬貨一括投入ユ
ニットを提供することを目的とする。 【解決手段】 硬貨投入皿1の下部には硬貨ホッパ部が
配置され、硬貨ホッパ部では、投入口12を介して投入
された硬貨を、回転する円板22に設けられた爪32が
1枚ずつ掻き出して上方へ移動し、頂部付近で爪32か
ら外れて落下した硬貨を、落下通路を横切るように配置
された硬貨レール31が受け止め、硬貨レール31に沿
って外方へ移動させて硬貨メカニズム4へ導く硬貨シュ
ート10へ投入する。硬貨ホッパ部に滞留している硬貨
を円板22の爪32で1枚ずつ係合して分離しているの
で、硬貨メカニズム4への硬貨投入は確実に1枚ずつ行
うことができる。返却受け皿2は硬貨ホッパ部に隣接配
置され、返却時は、硬貨ホッパ部から返却受け皿2へ硬
貨を直接導くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬貨一括投入ユニッ
トに関し、特に自動販売機などにおいて、複数枚の硬貨
を一括して投入することができ、投入された硬貨を選別
・収納する硬貨メカニズムとこの硬貨メカニズムから払
い出された硬貨を一括投入する部分に隣接して設けられ
た返却用の口まで持ち上げる硬貨リフタとを組み合わせ
て使用される硬貨一括投入ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機などでは、通常、硬貨投入口
は、接客面側のパネルに硬貨が1枚分入るだけのスロッ
トによって形成され、そのスロットに硬貨を1枚ずつ挿
入することで硬貨投入を行っている。そのスロットから
投入された硬貨は、硬貨ガイドによって受け入れられ、
硬貨メカニズムへ案内される。硬貨メカニズムでは、投
入された硬貨を鑑別し、これを振り分けて金種ごとに収
納する。釣銭が必要なら、硬貨メカニズムから決められ
た金種の硬貨が決められた枚数分だけ払い出され、硬貨
返却口へ投出される。
【0003】硬貨投入口から投入された硬貨は、硬貨メ
カニズムに自重により落下して収納され、さらに硬貨メ
カニズムから払い出された硬貨は、自重により落下して
硬貨返却口へ投出される。このため、硬貨投入口は高い
位置に、硬貨返却口は硬貨メカニズムがある位置よりも
低い位置に設けられていることになる。この硬貨投入口
および硬貨返却口に高低差があることは、硬貨を投入し
たり取り出したりする人によっては、支障をきたすこと
もある。そこで、硬貨投入口および硬貨返却口を同じ高
さ位置にすることが提案されている。そのため、硬貨メ
カニズムから払い出された硬貨を、硬貨投入口とほぼ等
しい高さ位置に設定された硬貨返却口まで上昇させる硬
貨搬送リフタが提案されており(特許第2827470
号)、この硬貨搬送リフタを硬貨投入口、硬貨返却口お
よび硬貨メカニズムと組み合わせることで、自動販売機
などに適した操作性のよい硬貨処理装置を実現すること
ができる。
【0004】ところで、自動販売機などの硬貨投入口
は、スロットに硬貨を1枚ずつ挿入する必要があり、そ
の場合、硬貨を1枚ずつ摘まんで幅の狭いスロットに正
確に挿入しなければならず、複数枚の硬貨の投入が必要
なときはそれを投入枚数分繰り返して行わなければなら
ない。このような硬貨投入操作は、特に硬貨を摘まむ部
位にハンディキャップのある者にとっては容易ではな
い。これに対して、複数枚の硬貨を一括して投入するこ
とができる硬貨一括投入装置(特開平7−200905
号公報)が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな硬貨一括投入装置は、複数枚一括して投入された硬
貨を1枚ずつ送り出すだけの機能しか備えていないの
で、硬貨返却口を硬貨投入口と同等の高さ位置に配置す
るような硬貨処理装置へ適用することができないという
問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、硬貨返却口と硬貨投入口とが同等の高さ位置
に配置されるような硬貨処理装置への適用が可能であ
り、硬貨詰まりが発生することなく確実に1枚ずつ硬貨
を硬貨メカニズムへ送り出すことができる硬貨一括投入
ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、複数枚の硬貨を一括して投入することが
できる硬貨一括投入ユニットにおいて、複数枚の硬貨を
金種混合で受け入れる硬貨投入皿と、前記硬貨投入皿で
受け入れた硬貨を滞留し、滞留された硬貨を1枚ずつ掻
き出して送り出す硬貨ホッパ部と、前記硬貨ホッパ部に
隣接して配置された返却受け皿と、返却操作時に前記硬
貨ホッパ部に滞留された硬貨を前記返却受け皿へ導くよ
うにする返却レバーと、を備えていることを特徴とする
硬貨一括投入ユニットが提供される。
【0008】このような硬貨一括投入ユニットによれ
ば、硬貨投入皿に複数枚の硬貨が一括投入されると、そ
れらの硬貨は硬貨ホッパ部へ滞留される。その後、硬貨
ホッパ部は中に滞留した硬貨を1枚ずつ掻き出し、外へ
送り出す。投入した硬貨の返却または硬貨ホッパ部に硬
貨詰まりが起きたときは、返却レバーを操作することに
より、硬貨ホッパ部に滞留された硬貨が硬貨ホッパ部に
隣接して配置された返却受け皿へ直接導かれ、返却され
る。この硬貨一括投入ユニットを硬貨メカニズムおよび
硬貨リフタと組み合わせることにより、硬貨返却口と硬
貨投入口とが同等の高さ位置に配置されるような硬貨処
理装置への適用が可能となり、硬貨ホッパ部が硬貨メカ
ニズムへ硬貨を1枚ずつ送り出すことができるので、1
枚ずつ投入する装置と同等の機能を有することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による硬貨一括投入
ユニットの実施の形態を、自動販売機に使用される硬貨
処理装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説
明する。
【0010】図1は硬貨処理装置の概観を示す正面側斜
視図、図2は硬貨処理装置の概観を示す背面側斜視図で
ある。硬貨処理装置は、その上部に硬貨投入皿1および
返却受け皿2を備え、硬貨投入皿1の正面には返却レバ
ー3が備えられている。これら硬貨投入皿1、返却受け
皿2および返却レバー3は硬貨一括投入ユニットとして
一体に構成され、自動販売機の接客面側に設けられた扉
の外側に出ている部分を構成している。硬貨投入皿1の
下部には、その詳細は後述するが、一括投入された複数
の硬貨を1枚ずつ分離して送り出す機構および、返却レ
バー3に連動して投入された硬貨を返却受け皿2へ直接
送り出す機構とを有している。
【0011】硬貨一括投入ユニットの下部には、硬貨メ
カニズム4、硬貨リフタ5および硬貨シュータ6が備え
られ、自動販売機の扉の内側に設置されている部分を構
成している。硬貨メカニズム4は、硬貨投入皿1から送
り出された硬貨を選別して金種ごとに収納したり、釣銭
として収納された硬貨を払い出すことができるもので、
返却レバー3が操作されたときに硬貨投入皿1からの硬
貨を、硬貨メカニズム4を通さずにこの硬貨メカニズム
4の下に配置された硬貨シュータ6までバイパスさせる
スラグ通路7が並設されている。硬貨リフタ5は、搬送
ベルト8を備え、その搬送ベルト8の表面には、所定間
隔を置いて突起9が設けられ、硬貨はその突起9に係合
して上方に搬送される。硬貨リフタ5の上部出口端は、
正面側に湾曲しており、返却受け皿2に対して開口して
いる。
【0012】このような硬貨処理装置において、硬貨投
入皿1に複数枚の硬貨が一括投入されると、硬貨投入皿
1の下部に設けられた機構によって硬貨が1枚ずつ分離
され、この硬貨処理装置の取り付け面に対して直角な方
向に向いた姿勢で送り出される。送り出された硬貨は、
硬貨シュート10に受けられ、ここで自重により落下し
ながら90度回転されて硬貨処理装置の取り付け面と平
行にされ、その姿勢で硬貨メカニズム4に送られる。硬
貨メカニズム4では、受けた硬貨は選別され、金種別に
収納される。商品を購入後、投入された金額に対して釣
銭の必要がある場合には、釣銭に相当する金額の硬貨が
硬貨メカニズム4より払い出され、硬貨シュータ6へ落
下される。硬貨シュータ6は硬貨を1枚ずつ硬貨リフタ
5へ送り出し、硬貨リフタ5はその硬貨を突起9に係合
した状態で搬送ベルト8により上方へ搬送し、上部出口
端より返却受け皿2へ投出する。
【0013】また、返却レバー3が操作されると、硬貨
投入皿1およびその下部に滞留している硬貨について
は、返却受け皿2へ通じる通路が開放され、直接返却受
け皿2へ導かれる。硬貨投入皿1の下部に設けられた機
構によって送り出された硬貨は、返却レバー3に連動し
て動作する硬貨シュート10がスラグ通路7へ連絡する
ことにより、最下位の硬貨シュータ6へ落下され、既に
硬貨メカニズム4に収納された硬貨は、同じく返却レバ
ー3に連動して硬貨メカニズム4が返却動作を開始し、
硬貨メカニズム4より払い出されて、硬貨シュータ6へ
落下される。落下された硬貨は、硬貨シュータ6により
硬貨リフタ5へ送り出され、硬貨リフタ5により搬送さ
れて返却受け皿2に投出される。
【0014】次に、硬貨一括投入ユニットの各部の詳細
について説明する。まず、硬貨を投入する硬貨投入皿に
ついて説明する。図3は硬貨投入皿を示す斜視図、図4
は硬貨投入皿を示す図3のa−a矢視断面図である。硬
貨投入皿1は、多数の硬貨を一括して受け入れることが
できるように上面の硬貨受け入れ口が大きく開口してい
る。硬貨投入皿1の底面11は、投入された硬貨が投げ
入れられたときの慣性力でスムーズに滑り落ちることが
できるように斜面で構成され、その最下位の位置には、
この硬貨投入皿1の下部に設けられた硬貨ホッパ部へ硬
貨を投入する投入口12が開口している。
【0015】また、この硬貨投入皿1の底面11には、
斜面に沿って投入口12に向かう複数のリブ13が設け
られている。このリブ13は、底面11と硬貨との接触
面積を小さくし、底面に沿って硬貨が滑落する際に、水
に濡れた硬貨が底面11に貼り付かないようにしてい
る。
【0016】さらに、この硬貨投入皿1の底面11に
は、投入された硬貨を投入口12へ導くためのガイド壁
14が設けられている。このガイド壁14は、投入され
た硬貨が投入口12に向かって案内される方向を一方向
に限定するためのものである。すなわち、硬貨が投入口
12に向かって三方から集中して集まってくると、投入
口12に向かって進んできた硬貨が両横から来た硬貨に
挟まれて投入口12の方向に進みにくくなり、さらにそ
の上に硬貨が重なって山ができて、投入口12の手前で
詰まり易くなる傾向がある。そこで、ガイド壁14を設
けることで、横方向から投入口12に向かう硬貨の流れ
が発生しなくなり、硬貨をスムーズに投入口12へ導く
ことができる。仮に、詰まりが発生したとしても、滞留
した硬貨を上から指先で軽く捌くことにより、堆積して
いる硬貨のバランスが崩れ、簡単に投入口12への硬貨
の流れを引き起こすことができる。
【0017】次に、硬貨投入皿1の下部に配置された硬
貨ホッパ部について説明する。図5は硬貨ホッパ部の概
略動作を示す部分破断斜視図、図6は硬貨ホッパ部およ
び返却受け皿を示す図5のb−b矢視断面図である。ま
ず、図6に示したように、硬貨ホッパ部は、傾斜状態に
設けられたホッパベース21と、このホッパベース21
に回動自在に設けられた円板22と、この円板22を駆
動するギアボックス23およびモータ24と、ホッパベ
ース21に対向して斜めに配置された傾斜壁25と、こ
の傾斜壁25の一部を構成するダストフラッパ26とか
ら構成されている。
【0018】ホッパベース21および円板22と傾斜壁
25およびダストフラッパ26とにより、硬貨投入皿1
の投入口12から投入された硬貨を受けるホッパ口を構
成し、また、ホッパベース21の下部は、返却受け皿2
の開口部2aに連絡する硬貨シュート27を構成してい
る。
【0019】ダストフラッパ26は軸28を中心に揺動
自在に設けられ、その軸28にはダストフラッパ26を
ホッパベース21の側へ付勢するばね29が設けられて
いる。このダストフラッパ26は、また、図6の面の下
方向に延びるロッド30を備え、ユニット背面側にて返
却レバー3と係り合っていて、通常の状態では、ばね2
9によって図示の実線で示した位置にあり、返却レバー
3の操作時には、ばね29の付勢力に抗して2点鎖線で
示した位置まで揺動され、ホッパ口の底を開放する。
【0020】ホッパベース21には、さらに、図5に示
したように、円板22の上面に近接配置され、円板22
の回転中心近傍からユニット背面側に向かって斜め下方
に延在する硬貨レール31が固定されている。この硬貨
レール31の下位側端面は、硬貨メカニズム4に硬貨を
投入する硬貨シュート10の受け入れ口に連絡してい
る。また、この硬貨レール31は、その上側端面に硬貨
が2枚以上乗らないように上側の厚みを薄くしてある。
また、円板22の表面には、金属製の二つの爪32が円
板22の半径方向に直線上に設けられている。
【0021】なお、図5において、返却受け皿2の背面
側には、返却受け皿2に連絡された投入口15が開口し
ており、この投入口15に硬貨リフタ5の投出口が連結
される。
【0022】ここで、以上のようにして構成された硬貨
ホッパ部の概略動作を説明する。まず、硬貨投入皿1に
硬貨が投入されると、それらの硬貨は、投入口12を介
して落下し、硬貨ホッパ部のホッパ口に投入されて滞留
する。硬貨投入皿1への硬貨投入が検出されると、モー
タ24が動作し、円板22が回転される。これにより、
ホッパ口に滞留した硬貨の1枚が爪32に係合した状態
で円板22の回転とともに上方に移動していき、硬貨が
頂点を過ぎると、その硬貨は爪32から離脱して自重に
より落下し、その下方に硬貨の落下通路を遮るように配
置された硬貨レール31の上に落ちる。硬貨レール31
の上に落下した硬貨は、硬貨レール31の上辺に沿って
転がり落ちていき、硬貨シュート10の受け入れ口に投
入される。その後、爪32は、硬貨レール31の円板2
2側の面に凹設された溝を潜り抜けて硬貨レール31を
通過していく。
【0023】このようにして、硬貨ホッパ部は、硬貨投
入皿1に投入された硬貨を1枚ずつ拾い上げ、硬貨シュ
ート10に1枚ずつ投出するようにしている。ホッパ口
に硬貨が滞留しているときに、返却レバー3の自由端が
押下されると、返却レバー3に連動するリンク機構がダ
ストフラッパ26に固定されたロッド30を移動させ、
ホッパ口の底部を開放する。これにより、ホッパ口に滞
留していた硬貨は、硬貨シュート27に落下し、開口部
2aを介して返却受け皿2へ返却される。この機構は、
硬貨ホッパ部に異物が侵入した場合にも、返却レバー3
を操作することにより、異物を返却受け皿2へ排除する
ことができる。
【0024】次に、この硬貨ホッパ部が複数の硬貨を1
枚ずつ分離して硬貨レール31まで運ぶ機構についてさ
らに詳細に説明する。図7は硬貨ホッパ部を示す図5の
c−c矢視断面図である。まず、硬貨投入皿1に硬貨が
投入されたことを検出する硬貨投入検出センサが設けら
れている。この硬貨投入検出センサとして、図示の例で
は、硬貨投入皿1の下面に設けられた磁気センサ35
と、硬貨投入皿1の投入口12の下流側の硬貨が通過す
る通路を挟んで設けられた光センサ36とが示されてい
る。ここでは、磁気センサ35および光センサ36の両
方を示したが、これらの役目は同じなので、実際には、
いずれか一方でよい。磁気センサ35は、投入された硬
貨が近接することによって生じる磁界の変化を検出して
硬貨が投入されたと判断する。光センサ36は、その発
光素子および受光素子間で硬貨により光が遮られたこと
によって硬貨が投入されたと判断する。このようにし
て、硬貨投入皿1への硬貨の投入が検出されることを契
機にしてモータ24が動作し、円板22の回転駆動が開
始される。
【0025】なお、光センサ36は、硬貨投入皿1の投
入口12における硬貨の通貨を検出することができるの
で、硬貨の概略投入枚数をカウントすることができる。
このカウント数を利用することで、円板22を駆動して
いるモータ24の停止時期を予測することができる。通
常は、硬貨が投入されてから所定時間後、あるいは最後
に硬貨が投入されてから所定時間後にモータ24を停止
するようにしているが、停止時期を予測できるため、硬
貨ホッパ部がすべての硬貨を硬貨シュート10に投出し
たであろうと思われる時間よりも確実に短い時間でモー
タ24を停止することができる。
【0026】また、ホッパベース21の横には、マイク
ロスイッチ37が設けられている。このマイクロスイッ
チ37は、通常は、ダストフラッパ26によって付勢さ
れており、ダストフラッパ26が動作したとき、付勢が
解除される。ダストフラッパ26は返却レバー3に連動
して動作するので、このマイクロスイッチ37は返却レ
バー3の動作を電気的に検出することになる。この検出
は、硬貨投入皿1の投入口12を閉止して硬貨一括投入
ユニットへの投入を阻止するための後述するシャッタの
動作制御などに用いられる。
【0027】円板22は、その表面に同心円上に配置さ
れた複数の円弧状のリブ38が形成されている。これら
のリブ38は、ホッパ口に投入された硬貨が水濡れして
いる場合に、そのような硬貨が円板22の表面に貼り付
かないようにするためのものである。
【0028】図8は円板が取り付けられたホッパベース
の部分破断斜視図である。ホッパ口に投入された硬貨
は、円板22が回転することによって円板22に取り付
けられた爪32に係合されて上方へ移動するが、そのと
き、図示のように、爪32に係合された硬貨41が爪3
2と同じ作用をして、硬貨41のエッジに2枚目の硬貨
42が乗った状態で、1枚目の硬貨41とともに運ばれ
る場合がある。このように、2枚の硬貨41,42が連
なって運ばれると、短時間のうちに2枚の硬貨が連続し
て硬貨メカニズム4に投入される、いわゆる連投が生じ
てしまう。連投があると、硬貨メカニズム4の受け口で
詰まりが発生する可能性が高くなる。そこで、硬貨を1
枚1枚送るのを確実にするため、爪32によって運ばれ
る硬貨は必ず1枚となるような硬貨キック機構を円板2
2に備えている。
【0029】この硬貨キック機構は、円板22の爪32
から所定の距離だけ離れた位置に設けられた、図7にお
いて最もよく示される長円の開口部43と、この開口部
43を介して一部が硬貨の滞留する側へ突出することが
できるキックばね44と、円板22の裏側のホッパベー
ス21の表面に凸設されたカム45とから構成される。
爪32および開口部43は、最も大きな硬貨の直径より
も多少長い距離だけ離れた位置関係にある。また、カム
45は、図で示した位置と、キックばね44が示されて
いる位置との2箇所に設けられている。
【0030】円板22が回転して所定の回転位置に来る
と、キックばね44がカム45によって裏側から押し出
されて開口部43から突出する。ここで、爪32に2枚
の硬貨が連なって係合している場合には、2枚目の硬貨
42が突出したキックばね44によって硬貨の滞留する
空間へ蹴り出され、爪32によって運ばれるのは爪32
に係合されている1枚目の硬貨41だけとなり、円板2
2の1回転ごとに硬貨レール31まで運ばれる硬貨は必
ず1枚だけとなる。
【0031】図9は硬貨キック機構の非動作時の状態を
示す図7のd−d矢視断面図、図10は硬貨キック機構
の動作時の状態を示す図7のd−d矢視断面図である。
キックばね44は、その一端が円板22の裏面に固定さ
れている。このとき、このキックばね44の円板22へ
の固定端は、その自由端が自重でホッパベース21に凭
れ掛かって図の上下方向に揺動自在となるよう固定して
もよく、あるいは、自由端がばね作用によってホッパベ
ース21の方へ付勢されるように固定してもよい。
【0032】ここで、硬貨キック機構が非動作のときに
は、図9に示したように、キックばね44は、円板22
の表面より中に入った状態にある。このとき、硬貨4
1,42は、2枚連なった状態で円板22によって移動
することが許容される。円板22が回転していって、そ
の開口部43がホッパベース21のカム45のある位置
まで来ると、図10に示したように、キックばね44は
カム45に乗り上げ、キックばね44の一部が開口部4
3を介して図の上方へ突き出るようになる。これによ
り、開口部43の位置にある2枚目の硬貨42はキック
ばね44によって図の上方へ蹴り出され、爪32によっ
て係合される硬貨は1枚目の硬貨41だけとなる。
【0033】このようにして、開口部43に対するキッ
クばね44の突出・埋設は、ホッパベース21のカム4
5によって周期的に繰り返し実行され、硬貨ホッパ部か
ら投出する硬貨を確実に1枚だけにすることができる。
この硬貨キック機構を、爪32のある位置から最も大き
な硬貨の直径分の長さより多少長い距離の位置に設けた
ことにより、この硬貨ホッパ部へ投入されたものが硬貨
よりも大きな形状を有している場合、爪32に係合され
て硬貨レール31まで運ばれようとしても、硬貨キック
機構により蹴り出されて爪32から落とされるので、硬
貨より大きな異物が硬貨レール31まで運ばれることは
ない。すなわち、この硬貨キック機構は、硬貨の外径選
別機能も有している。
【0034】図11は硬貨キック機構の別に実施の形態
を示すホッパベースの斜視図、図12は硬貨キック機構
の非動作時の状態を示す図11のe−e矢視断面図、図
13は硬貨キック機構の動作時の状態を示す図11のe
−e矢視断面図である。円板22の爪32から所定距離
離れた位置に開口部46が設けられ、その開口部46に
は、キックピン47およびばね48が収容されている。
ばね48はキックピン47を開口部46内に埋設するよ
う図の下方向に付勢している。
【0035】ここで、硬貨キック機構が非動作のときに
は、図12に示したように、キックピン47は、円板2
2の表面より中に入った状態にあり、2枚の硬貨41,
42が連なった状態で円板22によって移動することが
許容される。円板22が回転していって、その開口部4
6がホッパベース21のカム45のある位置まで来る
と、図13に示したように、キックピン47の下端部は
カム45に乗り上げ、キックピン47の上端部が開口部
46を介して図の上方へ突き出てくる。これにより、開
口部46の位置にある2枚目の硬貨42はキックピン4
7によって図の上方へ蹴り出される。
【0036】このようにして、開口部46からのキック
ピン47の突出動作は、ホッパベース21のカム45に
よって周期的に繰り返されることで、硬貨が1枚ずつ硬
貨レールへ導かれ、確実に硬貨を1枚ずつ硬貨ホッパ部
から投出することができるようになる。
【0037】次に、硬貨ホッパ部における硬貨の受け付
け率を改善するための機構について説明する。図14は
硬貨受け付け率を説明するために硬貨投入皿を除いた状
態を示す硬貨一括投入ユニットの平面図、図15は硬貨
受け付け率を改善した硬貨ホッパ部を示す平面図であ
る。硬貨投入皿1から硬貨ホッパ部へ硬貨が落下すると
き、円板22とこれに対向して配置された傾斜壁25お
よびダストフラッパ26との間で構成される空間へ落下
するが、硬貨投入皿1からの硬貨の落下具合によって
は、図14に示すように、硬貨が硬貨レール31と傾斜
壁25とに乗ってブリッジ状態になってしまうことがあ
る。この状態は、外径の大きな硬貨で発生し、外径の小
さな硬貨については、硬貨が硬貨レール31および傾斜
壁25のいずれか一方に乗る場合はあるが、両方に乗る
ことはない。このような場合、硬貨投入によって円板2
2が回転しても、あるいは返却レバー3を操作すること
によってダストフラッパ26が動いたとしても、硬貨レ
ール31および傾斜壁25は動かないので、これらに乗
ってしまった硬貨は硬貨ホッパ部より送り出されること
がない。つまり、投入された硬貨は、硬貨ホッパ部によ
って受け付けられなかったことになる。
【0038】そこで、図15に示したように、硬貨投入
皿1から硬貨が落下してくる位置に硬貨滑り台51を設
けている。この硬貨滑り台51は、硬貨投入皿1から硬
貨ホッパ部への硬貨落下通路を部分的に遮るように配置
され、落下してきた硬貨を硬貨レール31のない位置へ
案内する。また、この硬貨滑り台51は、ホッパ口の中
心部へ向かって下方に傾斜され、さらに、その傾斜方向
の長さは先端部が落下してきた硬貨の重心を受けてそこ
で止まってしまうことがないような寸法に定められてい
る。これにより、硬貨ホッパ部の硬貨落下時に、投入さ
れた硬貨がブリッジ状態になることがなくなり、投入さ
れた硬貨をすべて受け付けることができるようになる。
【0039】次に、返却レバー3の操作に連動した他の
機構について説明する。図16は返却レバーの連動機構
を示す硬貨一括投入ユニットの背面斜視図である。返却
レバー3は、図1に示したように、通常の待機状態では
水平方向に保持されており、操作時は、ストッパ3aに
当接するまで回動することができるように軸支されてい
る。
【0040】その返却レバー3の軸は背面方向に延びる
軸55に連結されている。この軸55には、くの字状に
屈曲されたアーム56が固定されており、そのアーム5
6の自由端側には長手方向に長い長円の開口部57が穿
設されている。その開口部57には、ダストフラッパ2
6に固定されたロッド30(図6参照)の先端部が遊挿
されている。ここで、返却レバー3の自由端を押し下げ
ると、軸55に固定されたアーム56も同じ方向、すな
わち矢印58で示した図の反時計回りの方向に回動し、
これに連動してロッド30が動かされ、ロッド30に固
定されたダストフラッパ26がその軸28を中心に揺動
されることにより、硬貨ホッパ部の底部が開放される。
これにより、硬貨ホッパ部に滞留された硬貨は、硬貨シ
ュート27を通って返却受け皿2へ投出される。
【0041】また、軸55には、別のアーム59が固定
されている。このアーム59は硬貨メカニズム4の返却
操作レバー60と関連されている。この返却操作レバー
60は、回動自在に硬貨メカニズム4に軸支されてお
り、その軸の周りに設けられたばね61によって図の反
時計回りの方向に付勢されて、硬貨メカニズム4をその
通常動作位置に保持する。このとき、この返却操作レバ
ー60は、アーム59と係合されている。ここで、返却
レバー3の自由端を押し下げると、軸55に固定された
アーム59は、図の反時計回りの方向に回動し、返却操
作レバー60をそのばね61による付勢力に抗して図の
時計回りの方向に回動させる。この返却操作レバー60
の回動により、硬貨メカニズム4の返却機構が作動さ
れ、返却動作を行う。
【0042】このように、返却レバー3は、これが操作
されることにより、硬貨ホッパ部に滞留された硬貨の返
却および硬貨メカニズム4に収納された硬貨の返却を行
う一方、硬貨ホッパ部でダストフラッパ26を閉止させ
ているばね29と、返却操作レバー60を硬貨メカニズ
ム4の通常動作位置に保持しているばね61とによって
アーム56,59がそれぞれ付勢されることにより、待
機状態である水平方向に保持される。
【0043】図17は硬貨投入皿の投入口に設けられた
シャッタ機構の背面斜視図である。シャッタ機構は、硬
貨投入皿1の投入口12に対して閉止・退避するよう上
下動自在に設けられたシャッタ65と、シャッタレバー
66と、シャッタ65をシャッタレバー66を介して上
下方向に駆動するソレノイド67とから構成される。シ
ャッタレバー66は、その一方の端部に開口部68を有
し、他方の端部に切欠き部69を有し、軸70を中心に
回動可能に支持されている。シャッタレバー66の開口
部68には、シャッタ65の突起部71が遊挿され、切
欠き部69には、ソレノイド67のプランジャ72が係
合されている。
【0044】ここで、自動販売機の電源が投入されてい
ない場合には、ソレノイド67は消勢されており、シャ
ッタレバー66は、図に実線で示したように、開口部6
8のある側が下がっていてシャッタ65は降下し、硬貨
投入皿1の投入口12を閉止している。自動販売機の電
源が投入されると、ソレノイド67は励磁され、そのプ
ランジャ72がシャッタレバー66の切欠き部69を吸
引し、これにより、シャッタレバー66の開口部68
が、2点鎖線で示したように、上昇し、これに伴ってシ
ャッタ65が持ち上げられ、硬貨投入皿1の投入口12
が開く。また、このソレノイド67は、返却レバー3が
操作された場合に、ダストフラッパ26が動作し、ダス
トフラッパ26によるマイクロスイッチ37への付勢が
解除されたときにも消勢され、自動販売機の電源が投入
されていない場合と同様に、シャッタ65は降下され、
硬貨投入皿1の投入口12が閉止される。
【0045】このように、シャッタ65は、電源が投入
されているときの待機状態では、常に投入口12を開い
た状態に保持し、停電時あるいは返却動作を行った場合
に、投入口12を閉めて、硬貨一括投入ユニットへ硬貨
を入れることができないようにしている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、硬貨
投入皿によって一括して受け付けた複数の硬貨を硬貨ホ
ッパ部にて、1枚ずつに分離して下部に設けた硬貨メカ
ニズムに投入するように構成した。これにより、バリア
フリーな硬貨一括投入ユニットを提供することができ
る。また、返却受け皿を硬貨ホッパ部に隣接配置したこ
とにより、硬貨一括投入ユニットを硬貨返却口と硬貨投
入口とが同等の高さ位置に配置された硬貨処理装置へ適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬貨処理装置の概観を示す正面側斜視図であ
る。
【図2】硬貨処理装置の概観を示す背面側斜視図であ
る。
【図3】硬貨投入皿を示す斜視図である。
【図4】硬貨投入皿を示す図3のa−a矢視断面図であ
る。
【図5】硬貨ホッパ部の概略動作を示す部分破断斜視図
である。
【図6】硬貨ホッパ部および返却受け皿を示す図5のb
−b矢視断面図である。
【図7】硬貨ホッパ部を示す図5のc−c矢視断面図で
ある。
【図8】円板が取り付けられたホッパベースの部分破断
斜視図である。
【図9】硬貨キック機構の非動作時の状態を示す図7の
d−d矢視断面図である。
【図10】硬貨キック機構の動作時の状態を示す図7の
d−d矢視断面図である。
【図11】硬貨キック機構の別に実施の形態を示すホッ
パベースの斜視図である。
【図12】硬貨キック機構の非動作時の状態を示す図1
1のe−e矢視断面図である。
【図13】硬貨キック機構の動作時の状態を示す図11
のe−e矢視断面図である。
【図14】硬貨受け付け率を説明するために硬貨投入皿
を除いた状態を示す硬貨一括投入ユニットの平面図であ
る。
【図15】硬貨受け付け率を改善した硬貨ホッパ部を示
す平面図である。
【図16】返却レバーの連動機構を示す硬貨一括投入ユ
ニットの背面斜視図である。
【図17】硬貨投入皿の投入口に設けられたシャッタ機
構の背面斜視図である。
【符号の説明】
1 硬貨投入皿 2 返却受け皿 2a 開口部 3 返却レバー 3a ストッパ 4 硬貨メカニズム 5 硬貨リフタ 6 硬貨シュータ 7 スラグ通路 8 搬送ベルト 9 突起 10 硬貨シュート 11 底面 12 投入口 13 リブ 14 ガイド壁 15 投入口 21 ホッパベース 22 円板 23 ギアボックス 24 モータ 25 傾斜壁 26 ダストフラッパ 27 硬貨シュート 28 軸 29 ばね 30 ロッド 31 硬貨レール 32 爪 35 磁気センサ 36 光センサ 37 マイクロスイッチ 38 リブ 41,42 硬貨 43 開口部 44 キックばね 45 カム 46 開口部 47 キックピン 51 硬貨滑り台 55 軸 56 アーム 57 開口部 58 矢印 59 アーム 60 返却操作レバー 61 ばね 65 シャッタ 66 シャッタレバー 67 ソレノイド 68 開口部 69 切欠き部 70 軸 71 突起部 72 プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 9/00 104 G07F 9/00 104 107 107A (72)発明者 千國 量也 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 飯嶋 茂 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 中沢 拓 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E001 AA06 AA10 AB01 AB02 BA01 CA07 FA01 FA02 FA07 FA10 FA38 FA77 3E044 AA01 BA01 CC06 DA01 DA02 DA04 DD05 DD06 FA01 FA02 FA03 FA05 FA11 FA12 FB14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の硬貨を一括して投入することが
    できる硬貨一括投入ユニットにおいて、 複数枚の硬貨を金種混合で受け入れる硬貨投入皿と、 前記硬貨投入皿で受け入れた硬貨を滞留し、滞留された
    硬貨を1枚ずつ掻き出して送り出す硬貨ホッパ部と、 前記硬貨ホッパ部に隣接して配置された返却受け皿と、 返却操作時に前記硬貨ホッパ部に滞留された硬貨を前記
    返却受け皿へ導くようにする返却レバーと、を備えてい
    ることを特徴とする硬貨一括投入ユニット。
  2. 【請求項2】 前記硬貨投入皿は、斜面で構成された底
    面と、前記底面の最下部に設けられて投入された硬貨を
    前記硬貨ホッパ部へ投入する投入口と、投入された硬貨
    が前記投入口へ向かって滑落する方向を一方向に制限す
    るよう前記底面上に設けられたガイド壁とを有している
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨一括投入ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記硬貨投入皿は、前記斜面に沿って前
    記投入口に向かう方向に延びるリブを前記底面上に有し
    ていることを特徴とする請求項2記載の硬貨一括投入ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 前記硬貨投入皿は、前記投入口に設けら
    れて通電時は前記投入口を開放し、停電または前記返却
    レバーの操作時は前記投入口を閉止するシャッタを有し
    ていることを特徴とする請求項2記載の硬貨一括投入ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記硬貨投入皿への硬貨投入を検出して
    前記硬貨ホッパ部を動作させる硬貨投入検出センサを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の硬貨一括投入
    ユニット。
  6. 【請求項6】 前記硬貨投入検出センサは、前記硬貨投
    入皿の底面を滑落する硬貨を磁気的に検出する磁気セン
    サであることを特徴とする請求項5記載の硬貨一括投入
    ユニット。
  7. 【請求項7】 前記硬貨投入検出センサは、前記硬貨投
    入皿から出された硬貨によって光路が遮られることによ
    り硬貨の通過を検出する光センサであることを特徴とす
    る請求項5記載の硬貨一括投入ユニット。
  8. 【請求項8】 前記硬貨ホッパ部は、前記硬貨投入皿か
    ら投入された硬貨を受けるようホッパ口を構成するホッ
    パベースおよび傾斜壁と、前記ホッパベースに回動自在
    に支持され表面に1枚の硬貨を係合する爪を有する円板
    と、前記円板を駆動するモータと、前記傾斜壁の一部を
    構成し前記返却レバーに連動してホッパ口内の硬貨を前
    記返却受け皿へ排出するよう開閉動作するダストフラッ
    パと、前記円板の回転により前記爪に係合されて上方へ
    移動された硬貨が前記爪から外れて落下する硬貨通路を
    横切るように配置され落下された硬貨を受け止めて外へ
    送り出す硬貨レールとを有していることを特徴とする請
    求項1記載の硬貨一括投入ユニット。
  9. 【請求項9】 前記円板は、前記爪から前記円板の回転
    方向に所定距離だけ離れた位置にて前記円板の表面から
    周期的に突出または退避する硬貨キック機構を備えてい
    ることを特徴とする請求項8記載の硬貨一括投入ユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 前記硬貨キック機構は、前記爪から所
    定距離だけ離れた位置の前記円板に穿設された開口部
    と、前記円板の裏面に一端が固定され一部が前記開口部
    を介して前記円板の表面側へ突出することができるキッ
    クばねと、前記円板の裏面側の前記ホッパベースの表面
    に凸設されて前記キックばねの一部を前記開口部を介し
    て前記円板の表面側へ突出させるカムとを有することを
    特徴とする請求項9記載の硬貨一括投入ユニット。
  11. 【請求項11】 前記キックばねは、前記ホッパベース
    に自重で凭れ掛かるように一端が前記円板に固定されて
    いることを特徴とする請求項10記載の硬貨一括投入ユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 前記キックばねは、前記ホッパベース
    に付勢するように一端が前記円板に固定されていること
    を特徴とする請求項10記載の硬貨一括投入ユニット。
  13. 【請求項13】 前記硬貨キック機構は、前記爪から所
    定距離だけ離れた位置の前記円板に穿設された開口部
    と、前記円板の面に対して垂直な方向に往復運動できる
    よう前記開口部の中に設けられたキックピンと、前記キ
    ックピンを前記円板の裏面側の前記ホッパベースへ付勢
    するばねと、前記ホッパベースの表面に凸設されて前記
    キックピンを前記開口部を介して前記円板の表面側へ突
    出させるカムとを有することことを特徴とする請求項9
    記載の硬貨一括投入ユニット。
  14. 【請求項14】 前記円板は、表面に同心円上に配置さ
    れた複数のリブを有することを特徴とする請求項8記載
    の硬貨一括投入ユニット。
  15. 【請求項15】 前記ダストフラッパは、ばねにより前
    記ホッパベースに付勢され、前記ばねの付勢力により前
    記返却レバーを待機状態に保持していることを特徴とす
    る請求項8記載の硬貨一括投入ユニット。
  16. 【請求項16】 前記硬貨ホッパ部は、前記硬貨投入皿
    からの硬貨落下通路を部分的に遮るように配置された硬
    貨滑り台を有していることを特徴とする請求項8記載の
    硬貨一括投入ユニット。
  17. 【請求項17】 複数枚の硬貨を一括して処理すること
    ができる硬貨処理装置において、 複数枚の硬貨を金種混合で受け入れる硬貨投入皿、底部
    を開閉可能にするダストフラッパを有し前記硬貨投入皿
    から導かれた硬貨を1枚ずつ分離して投出する硬貨ホッ
    パ部、前記硬貨ホッパ部に隣接して配置された返却受け
    皿、および返却操作時に前記硬貨ホッパ部のダストフラ
    ッパを開放して前記硬貨ホッパ部に滞留された硬貨を前
    記返却受け皿へ導くようにする返却レバーを有する硬貨
    一括投入ユニットと、 前記硬貨一括投入ユニットの下に配置されて前記硬貨ホ
    ッパ部から1枚ずつ投出された硬貨を受けて選別、収
    納、および収納されている硬貨の払い出しを行う硬貨メ
    カニズムと、 前記硬貨メカニズムから払い出された硬貨を前記返却受
    け皿まで搬送する硬貨リフタと、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。
  18. 【請求項18】 前記硬貨一括投入ユニットの返却レバ
    ーは、前記硬貨ホッパ部のダストフラッパと前記硬貨メ
    カニズムの返却操作レバーとに係合されていて、前記ダ
    ストフラッパを閉止状態に付勢する第1の付勢手段と前
    記返却操作レバーを前記硬貨メカニズムの返却動作位置
    から通常動作位置へ付勢している第2の付勢手段との付
    勢力により待機状態に保持されることを特徴とする請求
    項17記載の硬貨処理装置。
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