JP2000298963A - 圧電素子駆動装置 - Google Patents

圧電素子駆動装置

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JP2000298963A
JP2000298963A JP11105889A JP10588999A JP2000298963A JP 2000298963 A JP2000298963 A JP 2000298963A JP 11105889 A JP11105889 A JP 11105889A JP 10588999 A JP10588999 A JP 10588999A JP 2000298963 A JP2000298963 A JP 2000298963A
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piezoelectric element
gain
control signal
driving device
signal
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JP11105889A
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English (en)
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Masamichi Shimoda
雅通 下田
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷電制御型圧電素子であっても環境条件や通
電時間によって圧電素子のヒステリシス特性に変化が生
じてしまう。 【解決手段】 圧電素子にかかる電圧を検出し測定信号
と検出信号から調整ゲインを求め、制御信号に調整ゲイ
ンを乗じて出力する補正動作を行う。従って、C/Cp
の比が変化してもその分制御信号が補正されるので、環
境条件や温度係数の違いから発生するループゲイン変動
を防ぐことが出来る。また、磁気ヘッド毎にこの補正動
作を行って磁気ヘッド毎に調整ゲインを与えると、磁気
ヘッド毎のループゲイン変動も防ぐことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子駆動装置
に関し、特に、磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め
回路に使用して好適な圧電素子駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の高記録密度化のため
に、ボイスコイルモータ(以下VCMという)を用いた
粗動アクチュエータと、圧電素子を用いた微動アクチュ
エータによって磁気ヘッドを高精度に位置決めする2段
サーボ方式が検討されている。圧電素子は電界中におか
れると結晶が伸縮する材料であり、かかる効果を利用し
て超精密位置決めが行われる。図5は圧電素子の電圧制
御型駆動回路であり、同図において、演算増幅器901
と抵抗器902,903とによって反転増幅器を構成さ
れており、入力信号に比例した電圧が圧電素子904に
与えられ、圧電素子の変位が制御される。
【0003】上記構成においては圧電素子はその印加電
圧によって制御され、圧電素子は印加電圧によって一般
に図7に示すようなヒステリシス特性を有する。従っ
て、ヘッド位置決めのフィードバック系を組んだとき
に、このヒステリシス特性がループゲインの変動として
現れてしまう。
【0004】これに対し、例えば特開平9−18246
6号公報に記載されているように、圧電素子を電荷で制
御すると、図6のように、ヒステリシス特性が小さくな
ることが知られている。図4は電荷制御型駆動回路の一
例であり、同図においては、圧電素子101に対して電
荷検出コンデンサ102が直列に挿入されて圧電素子1
01と電荷検出コンデンサ102の電荷は等しくなって
いる。
【0005】電荷検出コンデンサ102の両端電圧は、
演算増幅器110と抵抗器111〜114で構成される
差動増幅器によって演算増幅器120に帰還されてお
り、この演算増幅器120の入力信号Vinに比例した
電荷が圧電素子101に供給される。この構成によっ
て、圧電素子においては、図6に示したようなヒステリ
シスの小さい特性が得られるので、ループゲインの変動
が押さえられてヘッドの位置決め精度の悪化を防げる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧電素
子駆動装置においては、以下のような課題があった。す
なわち、上記構成において、抵抗器122/抵抗器12
1の比をA、抵抗器113/抵抗器111(=抵抗器1
14/抵抗器112)の比をBとすると、入力信号Vi
nから圧電素子101に加わる電圧Vpまでの交流的な
ゲインはVp/Vin=(C/Cp)×(A/B)と表
せる。Cは電荷検出コンデンサ102の静電容量、Cp
は圧電素子101の静電容量である。
【0007】圧電素子101はHDA内部に位置し、電
荷検出コンデンサ102は基板上に位置しているので、
両者の周りの雰囲気温度は環境条件や通電時間によって
違ってしまう。また、圧電素子101と電荷検出コンデ
ンサ102の温度係数も違うので、これらの原因により
C/Cpの比が変わり、この結果入力電圧から圧電素子
101が発生する電圧までのゲインが変動することにな
る。言い換えれば、図6の傾きが変わることになる。
【0008】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、環境条件や通電時間等の条件が変化した場合で
も、高精度かつ高信頼性である圧電素子駆動装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、圧電素子に対して直列に
電荷検出コンデンサを挿入し、この電荷検出コンデンサ
の両端の電圧をフィードバックすることにより入力信号
に比例した電荷を圧電素子に供給して、この圧電素子を
駆動する圧電素子駆動装置であって、圧電素子を駆動す
るための制御信号を発生させる制御信号発生手段と、こ
の制御信号発生手段からの制御信号によって圧電素子に
発生する電圧を検出する電圧検出手段と、上記制御信号
を入力とし検出電圧を出力とするゲインに対する、上記
圧電素子の静電容量と電荷検出用コンデンサの静電容量
との比の変動に基づく理想値からのずれを減じるための
調整ゲインを算出する調整ゲイン算出手段と、調整ゲイ
ン算出手段の算出した調整ゲインを上記制御信号に乗じ
ることにより上記フィードバック制御のループゲイン変
動を補正するループゲイン補正手段とを具備する構成と
してある。
【0010】すなわち、本発明において圧電素子は直列
に電荷検出コンデンサを挿入されており、この電荷検出
コンデンサの両端の電圧をフィードバックすることによ
り入力信号に比例した電荷を圧電素子に供給する電荷制
御型駆動回路で圧電素子を駆動する。また、制御信号発
生手段は圧電素子を駆動するための制御信号を発生さ
せ、電圧検出手段は圧電素子にて発生している電圧を検
出する。
【0011】調整ゲイン算出手段においては制御信号を
入力として検出電圧を出力とするゲインを考え、このゲ
インにおける圧電素子の静電容量と電荷検出用コンデン
サの静電容量との比の変動に基づく理想値からのずれを
減じるための調整ゲインを算出する。調整ゲイン算出手
段が調整ゲインを算出すると、ループゲイン補正手段は
調整ゲイン算出手段の算出した調整ゲインを上記圧電素
子の駆動を制御するための制御信号に乗じることにより
上記フィードバック制御のループゲイン変動を補正す
る。
【0012】ここで、制御信号発生手段にて発生させる
制御信号は圧電素子を駆動するためのものであって、圧
電素子駆動中においては圧電素子に当該駆動をさせた信
号であり、圧電素子駆動前には圧電素子の発生電圧を測
定可能な所定の信号を発生させるなどすればよい。ま
た、この制御信号は増幅されるなどして、上記直列に接
続された圧電素子及び電荷検出コンデンサに印加するよ
う構成すればよく、この結果、圧電素子にて所望の電圧
が発生する。
【0013】調整ゲイン算出手段にて算出する調整ゲイ
ンは、かかるゲインによって圧電素子の静電容量と電荷
検出用コンデンサの静電容量との比の変動に基づく理想
値からのずれを減じることができればよく、その構成の
具体例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記
載の圧電素子駆動装置において、上記調整ゲイン算出手
段が、入力される検出電圧からmax値−min値を計
算し、理想値との比を求めて、この算出された比を調整
ゲインとする構成としてある。
【0014】すなわち、例えば上述の図4における回路
においては、入力信号Vinから圧電素子101に加わ
る電圧Vpまでの交流的なゲインは、Vp/Vin=
(C/Cp)×(A/B)と表すことができる。しか
し、環境条件によってC/Cpは変動するので、初期の
理想とするC/Cpの値からずれが生ずる。従って、実
際に計測した値と理想値との比を調整ゲインとして、上
記制御信号に乗ずるよう構成すれば、理想的なC/Cp
に近づけるように制御信号に対して補正を行うことがで
きる。
【0015】また、以上の発明を装置として具現化する
には様々な態様が考えられるが、その構成の一例とし
て、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2
に記載の圧電素子駆動装置であって、上記制御信号発生
手段と電圧検出手段と調整ゲイン算出手段とが、CPU
内に備えられる構成としてある。
【0016】すなわち、CPUは様々な制御を行うのに
好適なデバイスであり、制御信号発生手段と電圧検出手
段と調整ゲイン算出手段とをCPU内に構成することに
より、これらの制御を容易に行うことができる。
【0017】上述ように、圧電素子を駆動するための制
御信号に補正を加えることによってより精密に圧電素子
の駆動を制御することが可能となる。かかる精密駆動が
可能な圧電素子は様々な装置に応用可能であるが、その
好適な応用例として、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の圧電素子駆動装置であ
って、本圧電素子駆動装置が、ボイスコイルモータから
なる粗動アクチュエータと圧電素子からなる微動アクチ
ュエータとを備えた2段サーボ方式によって磁気ヘッド
位置を決定する磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め
回路において、この圧電素子を駆動するために使用され
る構成としてある。
【0018】すなわち、本発明にかかる圧電素子駆動装
置によって、より高精度に駆動可能になった圧電素子を
上記微動アクチュエータに使用する。この結果、2段サ
ーボ方式によって磁気ヘッドを高精度に位置決めされ、
磁気ディスク装置の高記録密度化が可能となる。
【0019】また、磁気ディスク装置においては、一般
に磁気ヘッドは複数個であり、かかる複数の磁気ヘッド
全てに本発明を適用することが考えられる。このような
構成の具体例として請求項5にかかる発明は、請求項4
に記載の圧電素子駆動装置であって、上記磁気ヘッド位
置決め回路は複数の磁気ヘッドを制御し、これらの磁気
ヘッド毎に個々の調整ゲインを有する構成としてある。
【0020】すなわち、磁気ヘッド位置決め回路におい
て複数の磁気ヘッドを制御するように構成し、これらの
磁気ヘッド毎に個々の調整ゲインを与えつつ位置決めを
行う。従って、磁気ヘッド毎のループゲイン変動も防ぐ
ことができる。
【0021】さらに、本発明によっては圧電素子と電荷
検出コンデンサとの環境条件による特性の変化に対応す
ることができるが、環境条件は徐々に変化していくもの
である。そこで、環境条件の変化に対応するための構成
の具体例として、請求項6にかかる発明は、請求項1〜
請求項5のいずれかに記載の圧電素子駆動装置であっ
て、上記ループゲイン補正手段が、本圧電素子駆動装置
動作中の一定時間毎に補正を行う構成としてある。
【0022】すなわち、ループゲイン補正手段が本圧電
素子駆動装置動作中の一定時間毎に補正を行うことによ
って、環境条件の変化に補正動作が追従して一定時間経
過後もループゲイン変動が生じなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明にかかる圧電素子
駆動装置を使用した磁気ディスク装置のヘッド位置決め
回路をブロック図によって示している。同図において、
磁気ディスク装置のヘッド位置決め回路は、磁気ヘッド
の位置を決定する位置情報信号に応じて磁気ヘッド位置
を決定する回路である。この磁気ヘッド位置決め回路
は、位置情報信号と圧電素子電圧信号とを入力として各
種のディジタル演算を行って磁気ヘッド位置を制御する
CPU300と、圧電素子101を駆動する電荷制御型
駆動回路100と、VCM201を駆動するVCM駆動
回路200を備えている。
【0024】CPU300は、入力される位置情報信号
301に基づいて磁気ヘッドの粗動を制御するための粗
動制御信号401と、微動を制御するための微動制御信
号411とを出力するようになっており、調整ゲインを
計算するために圧電素子電圧信号422を入力するよう
になっている。VCM駆動回路200は、入力信号に応
じてVCM201を駆動する回路であり、このVCM駆
動回路200の出力信号によって磁気ヘッド位置の粗動
が制御される。
【0025】電荷制御型駆動回路100は、入力信号に
比例した電荷を与えつつ圧電素子101を駆動する回路
であり、この電荷制御型駆動回路100の出力信号によ
って磁気ヘッド位置の微動が制御される。さらに、電荷
制御型駆動回路100は、CPU300の処理によって
調整ゲインを計算するために圧電素子電圧信号421を
出力可能になっている。
【0026】また、CPU300は、制御や処理をディ
ジタル信号に基づいて行うデバイスであり、電荷制御型
駆動回路100とVCM駆動回路200とは、処理をア
ナログ信号に基づいて行う回路である。従って、CPU
300から出力されるディジタル信号である粗動制御信
号401はD/A変換回路400を介してアナログ信号
に変換され、粗動制御信号402としてVCM駆動回路
200に入力されるようになっている。
【0027】同様にディジタル信号である微動制御信号
411はD/A変換回路410を介してアナログ信号に
変換され、微動制御信号412として電荷制御型駆動回
路100に入力されるようになっている。逆に、アナロ
グ信号である圧電素子電圧信号421はA/D変換回路
420を介してディジタル信号に変換され、圧電素子電
圧信号422としてCPU300に入力されるようにな
っている。
【0028】図2はCPU300の内部構成を示すブロ
ック図である。同図において、CPU300は、ディジ
タル補償器310と、ゲイン調整部320と、測定信号
発生器330と、ゲイン測定部340と、スイッチ35
0とを備えている。ディジタル補償器310は、位置情
報信号301を入力として位置決めに必要な補償演算を
行って粗動制御信号401と制御信号311を出力する
ようになっている。
【0029】この粗動制御信号401は上述のVCM2
01を駆動するための制御信号であり、制御信号311
は微動制御信号411の元となる信号であって以下の処
理がなされる。すなわち、測定信号発生器330は圧電
素子101に発生する電圧を測定するための測定信号3
31を発生させ、測定時にスイッチ350によって微動
制御信号411と同経路にて電荷制御型駆動回路100
に入力される。
【0030】ゲイン測定部340は、測定信号331と
圧電素子電圧信号422から調整ゲインを求めるように
なっており、求められたゲイン調整値341はゲイン調
整部320に入力される。ゲイン調整部320にはこの
ゲイン調整値341と制御信号311が入力され、制御
信号311とゲイン調整値341とが乗じられてゲイン
調整信号321として出力される。かかるゲイン調整信
号321は、スイッチ350に切り替えられつつ微動制
御信号411として電荷制御型駆動回路100に入力さ
れる。従って、電荷制御型駆動回路100のループゲイ
ン変動が補正される。
【0031】この意味において、ゲイン調整部320と
測定信号発生器330とが上記制御信号発生手段を構成
し、ゲイン測定部340が電圧検出手段を構成し、ゲイ
ン測定部340が調整ゲイン算出手段を構成し、ゲイン
調整部320がループゲイン補正手段を構成する。
【0032】また、電荷制御型駆動回路100は、上述
の従来例と同様に図4に示す回路で構成される。すなわ
ち、圧電素子101に対し電荷検出コンデンサ102が
直列に挿入され、直列に接続した圧電素子101と電荷
検出コンデンサ102を演算増幅器120が駆動する。
【0033】そして、電荷検出コンデンサ102の両端
電圧は、電圧フォロワ130及び電圧フォロワ131を
介して抵抗器111〜抵抗器114と演算増幅器110
から構成される差動増幅器に送られ、抵抗器122を介
して演算増幅器120にフィードバックされる。入力信
号は微動制御信号411であり、電圧フォロワ131の
出力が圧電素子電圧信号421になる。また、圧電素子
101と電荷検出コンデンサ102にそれぞれ並列に入
っている抵抗器103、104は直流安定化のためであ
る。
【0034】以下、上記構成からなる圧電素子駆動装置
の動作を説明する。本実施形態において上記磁気ヘッド
位置決め回路を使用した磁気ディスク装置は、粗動アク
チュエータ用としてVCM201を持ち、微動アクチュ
エータ用として圧電素子101を持つ2段アクチュエー
タ方式のサーボ機構を有している。磁気ヘッドはVCM
201によって目標トラック近傍へ移動し、そこから圧
電素子101に通電して目標トラックへ高精度に位置決
めを行う。
【0035】これらの動作は上述のようにCPU300
が担っており、目標トラック近傍へのシーク動作の際
は、位置情報信号301をもとに補償演算を行い粗動制
御信号401を出力する。粗動制御信号401はD/A
変換回路400でアナログの粗動制御信号402に変換
され、その後、VCM駆動回路200によって電流に変
換されてVCM201に送られることで、磁気ヘッドが
所望の制御通りに駆動する。
【0036】目標トラック近傍まで磁気ヘッドが来る
と、今度は磁気ヘッドに対して微動制御を行う。このと
き、CPU300は制御信号311をゲイン調整部32
0に対して出力し、ゲイン調整部320が出力するゲイ
ン調整信号321はスイッチ350、D/A変換回路4
10、電荷制御型駆動回路100を介して制御信号31
1に比例した電荷を圧電素子101に与えることで磁気
ヘッドを微少に制御する。
【0037】次に、ループゲインの調整について説明す
る。シーク時などのように圧電素子101に通電してい
ない状態では、スイッチ350の切り替えにより測定信
号331を微動制御信号411としてD/A変換回路4
10へ送る。ここで、測定信号331としては制御帯域
付近の交流信号が望ましいので、数kHz程度の正弦波
信号を測定信号発生器330で生成している。
【0038】ゲイン測定部340では、このとき圧電素
子101に加わっている電圧を圧電素子電圧信号422
として受け取る。その後、ディジタル信号である圧電素
子電圧信号422からmax値−min値を計算し、ノ
ミナル値との比を求めて、その比をゲイン調整値341
としてゲイン調整部320に送る。ゲイン調整部320
は、このゲイン調整値341を制御信号311に乗じて
ゲイン調整信号321として出力する。
【0039】ここで、仮にC/Cp=1として考えた場
合、C/Cp>1になったときは、ゲイン調整部320
で制御信号311は「1」以下のゲイン調整値341を
掛けて出力する。逆に、C/Cp<1になったときは、
ゲイン調整部320で制御信号311は「1」以上のゲ
イン調整値341を掛けて出力する。この動作により、
環境条件の影響などや温度係数の違いによってC/Cp
の比が変わっても、それに応じて制御信号311はゲイ
ン調整部320でゲイン調整されるので、ループゲイン
は一定に保たれる。
【0040】また、この一連の補正動作を磁気ディスク
装置に電源が入ってから一定時間毎に行うことで、環境
条件の変化に補正動作が追従して、ループゲイン変動を
生じなくすることが出来る。さらに、複数の磁気ヘッド
を搭載した磁気ディスクの場合、圧電素子101はヘッ
ド毎に存在しまたヘッド毎にCpの値も違うので、ゲイ
ン調整値341をヘッド毎に持てば、ヘッド毎のバラツ
キにも対応できる。
【0041】このように、上述の実施形態によってC/
Cpの環境条件等の変動に基づく理想値とのずれを相殺
することができるが、ハードウェア構成としては必ずし
も上記のようなものに限ることもない。図3は本発明の
他の実施形態を示すブロック図である。この実施形態が
図1と違う点はA/D変換回路420が比較器425に
なっている点である。
【0042】他の構成は上記図1に示す実施形態と同様
であり、この場合、測定信号発生器330では、測定信
号331の振幅を少しずつ大きくしていき比較器9の出
力が切り替わったときの測定信号331の振幅をゲイン
測定部340で記憶し、その振幅とノミナル値とから調
整ゲインを測定する。この方が安価に装置を構成でき
る。
【0043】このように、本発明においては、圧電素子
にかかる電圧を検出し測定信号と検出信号から調整ゲイ
ンを求め、制御信号に調整ゲインを乗じて出力する補正
動作を行う。従って、C/Cpの比が変化してもその分
制御信号が補正されるので、環境条件や温度係数の違い
から発生するループゲイン変動を防ぐことが出来る。ま
た、磁気ヘッド毎にこの補正動作を行って磁気ヘッド毎
に調整ゲインを与えると、磁気ヘッド毎のループゲイン
変動も防ぐことが出来る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
環境条件や通電時間等の条件が変化した場合でも、高精
度かつ高信頼性である圧電素子駆動装置を提供すること
ができる。また、請求項2における発明によれば、簡易
な構成により調整ゲインを算出することができる。
【0045】さらに、請求項3における発明によれば、
簡易な構成により本発明による制御を行うことができ
る。さらに、請求項4における発明によれば、磁気ディ
スク装置の精度が向上し、高記録密度化を図ることがで
きる。
【0046】さらに、請求項5における発明によれば、
複数の磁気ヘッドを有する磁気ディスク装置に本発明を
適用することができる。さらに、請求項6における発明
によれば、継続して高精度に圧電素子を駆動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる圧電素子駆動装置を使用した磁
気ディスク装置のヘッド位置決め回路を示すブロック図
である。
【図2】CPUの内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】電荷制御型駆動回路の一例にかかる回路図であ
る。
【図5】電圧制御型駆動回路の一例にかかる回路図であ
る。
【図6】電荷制御型の圧電素子のヒステリシス特性を示
す図である。
【図7】電圧制御型の圧電素子のヒステリシス特性を示
す図である。
【符号の説明】
100 電荷制御型駆動回路 200 VCM駆動回路 300 CPU 301 位置情報信号 310 ディジタル補償器 311 制御信号 320 ゲイン調整部 321 ゲイン調整信号 330 測定信号発生器 331 測定信号 340 ゲイン測定部 341 ゲイン調整値 350 スイッチ 400 D/A変換回路 401 粗動制御信号 410 D/A変換回路 411 微動制御信号 420 A/D変換回路 422 圧電素子電圧信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子に対して直列に電荷検出コンデ
    ンサを挿入し、この電荷検出コンデンサの両端の電圧を
    フィードバックすることにより入力信号に比例した電荷
    を圧電素子に供給して、この圧電素子を駆動する圧電素
    子駆動装置であって、 圧電素子を駆動するための制御信号を発生させる制御信
    号発生手段と、 この制御信号発生手段からの制御信号によって圧電素子
    に発生する電圧を検出する電圧検出手段と、 上記制御信号を入力とし検出電圧を出力とするゲインに
    対する、上記圧電素子の静電容量と電荷検出用コンデン
    サの静電容量との比の変動に基づく理想値からのずれを
    減じるための調整ゲインを算出する調整ゲイン算出手段
    と、 調整ゲイン算出手段の算出した調整ゲインを上記制御信
    号に乗じることにより上記フィードバック制御のループ
    ゲイン変動を補正するループゲイン補正手段とを具備す
    ることを特徴とする圧電素子駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の圧電素子駆動装置
    において、 上記調整ゲイン算出手段は、入力される検出電圧からm
    ax値−min値を計算し、理想値との比を求めて、こ
    の算出された比を調整ゲインとする圧電素子駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の圧
    電素子駆動装置であって、 上記制御信号発生手段と電圧検出手段と調整ゲイン算出
    手段とがCPU内に備えられることを特徴とする圧電素
    子駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の圧電素子駆動装置であって、 本圧電素子駆動装置が、ボイスコイルモータからなる粗
    動アクチュエータと圧電素子からなる微動アクチュエー
    タとを備えた2段サーボ方式によって磁気ヘッド位置を
    決定する磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め回路に
    おいて、この圧電素子を駆動するために使用されること
    を特徴とする圧電素子駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の圧電素子駆動装置
    であって、 上記磁気ヘッド位置決め回路が複数の磁気ヘッドを制御
    し、これらの磁気ヘッド毎に個々の調整ゲインを有する
    ことを特徴とする圧電素子駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の圧電素子駆動装置であって、 上記ループゲイン補正手段が、本圧電素子駆動装置動作
    中の一定時間毎に補正を行うことを特徴とする圧電素子
    駆動装置。
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