JP2000299513A - 圧電体素子およびその製造方法 - Google Patents

圧電体素子およびその製造方法

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JP2000299513A JP10817099A JP10817099A JP2000299513A JP 2000299513 A JP2000299513 A JP 2000299513A JP 10817099 A JP10817099 A JP 10817099A JP 10817099 A JP10817099 A JP 10817099A JP 2000299513 A JP2000299513 A JP 2000299513A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着性がよく信頼性の高い圧電体素子の提
供。 【解決手段】 電極が圧電体前駆体膜の結晶を特定の結
晶(例えば100か111か)に配向させる性能と、圧
電体前駆体膜が有する配向性能(例えば100か111
か)との組み合わせを、同じ配向性能になるように設定
する。例えば圧電体前駆体膜の配向性能/電極の配向性
能を100/100にしたり111/111にしたりす
る。このような条件に設定された圧電体素子では、電極
と圧電体薄膜とが良好に密着するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録ヘッド等に用いられる圧電体素子に係り、特に、電
極と圧電体薄膜との密着性が良い圧電体素子およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電体素子は、下部電極と上部電極との
間に、チタン酸ジルコニウム酸鉛(以下「PZT」とい
う)等を熱処理によって結晶化した圧電体薄膜を備えて
いる。ゾルゲル法といわれる圧電体素子の製造方法は、
金属アルコキシド溶液からなるゾル(前駆体)を下部電
極上に塗布し、これを乾燥・脱脂した後、熱処理をして
結晶化させるものである。圧電体薄膜の結晶は、幾つか
の配向性を持つ。
【0003】従来、この結晶の配向性が圧電体素子の特
性に影響を与えることから、製法と配向性との関係につ
いて様々な研究がされてきている。例えば、T. Tani氏
等による論文(Mater. Res. Soc. Symp. Proc. 310(199
3)269)には、脱脂温度と配向性についての考察が記載
されている。この論文によれば脱脂温度を低温から高温
にするに連れて主たる配向性が<111>配向から<1
00>配向に変化していくと論じられている。また、C.
Kim氏等による論文(Journal of Material Science, 3
2(1997)1213)においても、脱脂温度と配向性の関係に
ついて考察されている。脱脂温度が低いとゾルに有機物
が残留し<111>配向が多くなり、脱脂温度が高いと
有機物が少なく<100>配向が優勢になる旨が記載さ
れている。すなわち脱脂温度を調整することで、圧電体
薄膜の配向性を制御するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして製造された圧電体素子であっても、圧電体薄
膜と下部電極との密着性が悪い場合が生じていた。圧電
体素子を圧電アクチュエータとして長期間使用した場合
には、圧電体薄膜が下部電極から剥離し、装置の信頼性
を低下させていた。
【0005】上記問題点に鑑み本願発明は、圧電体薄膜
と下部電極との密着性が良い圧電体素子を提供すること
を目的とする。また本願発明は、信頼性の高いインクジ
ェット式記録ヘッドおよびプリンタを提供することを他
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記Tani氏の論文にも記
載されているように、圧電体薄膜の配向性は、脱脂温度
以外に電極の配向性能によっても変化する。もしも下部
電極の配向性能と圧電体薄膜の配向性とが一致していな
いと、両者の密着性が悪くなると考えられる。両者の配
向性を一致させるように構成しておくことが圧電体素子
を製造する上で重要であることが判る。
【0007】そのため本発明の圧電体素子は、結晶構造
においてペロブスカイト型結晶の<100>面のX線回
折強度をI100、<110>面のそれをI110、<
111>面のそれをI111とする場合に、 I100/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている圧電体薄膜と、前記圧電
体薄膜側に設けられ白金とチタンとを電極材料として含
み、当該電極材料のX線回折測定における線源としてC
u−Kβを使用した場合の回折角度2θが36°±0.
3°であるX線回折強度をIBEとした場合に、 IBE/I100≦0.05 を満たすように設定されている下部電極と、を備えたこ
とを特徴とする。ここで下部電極材料に関係する36°
のX線回折には、X線回折測定における光源(線源)と
Ptとの相互作用によるピーク、TiOによるピーク
またはPt−Ti合金によるピークの三種類が含まれて
いると考えられる。いずれの原因による回折強度なのか
を判別するのは困難である。
【0008】ここで、下部電極は、チタン層に対する白
金層の厚みが、10以上に設定されていることが好まし
い。また下部電極の白金層は、その結晶粒径が50nm
乃至100nmの範囲に設定されていることが好まし
い。
【0009】また本発明の圧電体素子は、結晶構造にお
いてペロブスカイト型結晶の<100>面のX線回折強
度をI100、<110>面のそれをI110、<11
1>面のそれをI111とする場合に、 I111/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている圧電体薄膜と、前記圧電
体薄膜側に設けられ白金とチタンとを電極材料として含
み、当該電極材料のX線回折測定における線源としてC
u−Kβを使用した場合の回折角度2θが36°±0.
3°であるX線回折強度をIBEとした場合に、 IBE/I111≦0.05 を満たすように設定されている下部電極と、を備えたこ
とを特徴とする。ここで下部電極の白金層は、その結晶
粒径が50nm以下に設定されていることが好ましい。
【0010】本発明は、電極で圧電体薄膜を挟持させた
圧電体素子の製造方法において、圧電体薄膜を結晶化さ
せる前の前駆体膜の結晶を電極が特定の結晶方向に配向
させる性能と前駆体膜における結晶を特定の結晶方向に
配向する性能とが、同じ結晶方向になるように、電極お
よび前駆体膜を組み合わせて結晶化させることを特徴と
する圧電体素子の製造方法である。
【0011】例えば、この製造方法は、圧電体薄膜を結
晶化させる前の前駆体膜を、添加物として有機物を含ま
ないゾルで形成することにより<100>配向が優勢な
圧電体薄膜を製造することを特徴とする。
【0012】例えば、この製造方法は、圧電体薄膜を結
晶化させる前の前駆体膜を、添加物として有機物を0.
2モル/リットル以上含むゾルで形成することにより<
111>配向が優勢な圧電体薄膜を製造することを特徴
とする。
【0013】本発明の圧電体の製造方法は、前駆体膜を
350℃以上の温度で熱分解させる工程を備える。
【0014】また本発明のインクジェット式記録ヘッド
は、本発明の圧電体素子を圧電アクチュエータとして備
えている。本発明のプリンタは、本発明のインクジェッ
ト式記録ヘッドを印字手段として備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図面
を参照して説明する。 (実施形態1)本実施形態は、<100>優先配向の圧
電体薄膜を備えた圧電体素子、その圧電体素子を備えた
インクジェット式記録ヘッドおよびプリンタに関する。
図6は、実施形態1におけるインクジェット式記録ヘッ
ドの圧電体素子部分の拡大断面図である。本実施形態の
圧電体素子40は、図6に示すように、下部電極32と
上部電極42との間に圧電体薄膜層41を挟持して構成
されている。図では、下部電極32をインクジェット式
記録ヘッドの振動板30全体に共通電極として形成して
あるが、圧電体素子40の領域のみに下部電極を形成し
てもよい。
【0016】下部電極32は、圧電体薄膜層41に電圧
を印加するための上部電極42と対になる電極であり、
チタンを含むチタン層321と圧電体薄膜側に設けられ
る白金層322とを備えている。圧電体薄膜側に白金層
を設けるのは、白金を下地として圧電体薄膜の前駆体を
結晶化させると圧電体薄膜が<100>配向になる傾向
が強いからである。
【0017】特に下部電極32は、圧電体薄膜側に設け
られ白金層とチタンとを電極材料として含み、当該電極
材料のX線回折測定における線源としてCu−Kβを使
用した場合の回折角度2θが36°±0.3°であるX
線回折強度をIBEとした場合に、 IBE/I100≦0.05 を満たすように設定されている点に特徴がある。特性X
線にCu−Kα線とCu−Kβ線とを使用した場合の強
度である。
【0018】図1に示すように、X線回折特性における
ピーク強度(すなわち配向ごとの結晶存在量)の比較に
おいて、<100>配向のピーク強度に対する下部電極
のピーク強度が、低いほど、両者の密着性が高くなるか
らである。大体好適な密着性を確保できる境が0.05
である。
【0019】また、チタン層321に対する白金層32
2の厚みは、10以上に設定される。図2に示すよう
に、白金が多いと電極の結晶成長面の平滑性が高く<1
00>配向になり易いからである。
【0020】さらに白金層322は、その結晶粒径が5
0nm乃至100nmの範囲に設定されていることが好
ましい。このように結晶粒径が大きいと、チタンが圧電
体薄膜層側に拡散しにくく、<100>配向の結晶を発
生し易くなるからである。
【0021】圧電体薄膜層41は、金属アルコキシド溶
液のゾルから形成した圧電性セラミックスの結晶であ
り、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘
電性圧電性材料や、これにニオブ、ニッケル又はマグネ
シウム等の金属を添加したもの等が用いられる。その組
成は圧電体素子の特性、用途等を考慮して適宜選択す
る。具体的には、チタン酸鉛(PbTiO)、チタン
酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O)、ジルコニ
ウム酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ランタン((P
b,La),TiO)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタ
ン((Pb,La)(Zr,Ti)O)又は、マグネ
シウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛(Pb(Zr,
Ti)(Mg,Nb)O)等を用いることができる。
圧電体薄膜層41は、あまりに厚くすると高い駆動電圧
が必要となる。またあまりに薄くすると膜厚を均一にで
きずエッチング後に分離された各圧電体素子の特性がば
らついたり製造工数が多くなって妥当なコストで製造で
きなくなったりする。このため圧電体薄膜層41は、5
00nm〜3000nm程度の厚みが好ましい。
【0022】特に圧電体薄膜層41は、結晶構造におい
てペロブスカイト型結晶の<100>面のX線回折強度
をI100、<110>面のそれをI110、<111
>面のそれをI111とする場合に、 I100/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている。下部電極表面が白金で
あり<100>配向性能を有するため、必然的に圧電体
薄膜層の配向も<100>配向が優勢になるからであ
る。
【0023】この圧電体薄膜の製造方法は、圧電体薄膜
を結晶化させる前の前駆体膜を、添加物として有機物を
含まないゾルで形成することを特徴とするものである。
図3に示すように、脱脂後に有機物を含まない前駆体を
熱処理すると、<100>配向になり易いためである。
【0024】なお上部電極膜42は、圧電体薄膜層に電
圧を印加するための他方の電極となり、導電性を有する
材料、例えば膜厚0.1μmの白金(Pt)で構成され
ている。絶縁膜31は振動板30の主たる材料となるも
のである。絶縁膜31は、導電性のない材料、例えばシ
リコン基板を熱酸化等して形成された二酸化珪素により
構成される。そして圧電体層の体積変化により変形し、
キャビティ21の内部の圧力を瞬間的に高めることが可
能に構成されている。
【0025】次にインクジェット式記録ヘッドの構造を
説明する。本インクジェット式記録ヘッド1は、図8に
示すように、ノズル板10、圧力室基板20、振動板3
0および圧電体素子40を備えている。圧力室基板20
は、キャビティ(圧力室)21、側壁(隔壁)22、リ
ザーバ23および供給口24を備えている。キャビティ
21は、シリコン等の基板をエッチングすることにより
形成される、インクなどを吐出するための貯める空間と
なっている。側壁22はキャビティ21間を仕切るよう
形成されている。リザーバ23は、各キャビティ21に
インクを共通して充たすための流路として形成されてい
る。供給口24は、リザーバ23から各キャビティ21
にインクを導入可能に形成されている。
【0026】ノズル板10は、圧力室基板20に設けら
れたキャビティ21の各々に対応する位置にそのノズル
穴11が配置されるよう、圧力室基板20に貼り合わせ
られている。圧力室基板20のノズル板10の反対側に
は、図1に示した圧電体素子40が形成された振動板3
0が貼り合わせられている。各圧電体素子40はキャビ
ティ21に対応する位置に配置されている。
【0027】さらに上記インクジェット式記録ヘッドが
使用されるプリンタの構造を説明する。本形態のプリン
タは、図9に示すように、本体2に、トレイ3および排
出口4が設けられている。本体2の内部には、上記イン
クジェット式記録ヘッド1が図示しない搬送機構によ
り、トレイ3から供給される用紙5を横切って搬送可能
に設けられている。当該インクジェット式記録ヘッド1
には、コンピュータ等から送信される制御信号に対応し
た印字信号が各圧電体素子40に供給されている。
【0028】上記プリンタとインクジェット式記録ヘッ
ドの構成における印字原理を説明する。コンピュータか
ら制御信号が送信されると、それに対応する印字信号が
いずれかのキャビティ21に対応した圧電体素子40の
下部電極32−上部電極42間に供給される。
【0029】圧電体素子40の下部電極32と上部電極
42との間に電圧が印加されていない場合、圧電体薄膜
層41は歪みを生じない。この電圧が印加されていない
圧電体素子40が設けられているキャビティ21には、
圧力変化が生じず、そのノズル穴11からインク滴は吐
出されない。
【0030】一方、圧電体素子40の下部電極32と上
部電極42との間に一定電圧が印加された場合、圧電体
薄膜層41は歪みを生じる。この電圧が印加された圧電
体素子40が設けられているキャビティ21ではその振
動板30が大きくたわむ。このためキャビティ21内の
圧力が瞬間的に高まり、ノズル穴11からインク滴が吐
出される。この結果、用紙5上に制御信号に対応して印
字されることになる。
【0031】次に本発明の圧電体素子の製造方法を説明
する。この製造方法は広義のゾルゲル法を使用したもの
である。
【0032】最初に、圧電体薄膜層の前駆体であるゾル
を作成する。溶質の基本溶媒として、2−n−ブトキシ
エタノール中に、チタニウムテトライソプロポキシド
(Ti(OC)、ペンタエトキシニオブ(N
b(OC)を加えて攪拌しこれらを溶解させ
る。次いでモノエタノールアミンをこの溶液に加えて攪
拌する。モノエタノールアミンの作用としては、これら
金属アルコキシドが加水分解を起さない様に前記2種の
金属アルコキシドを化学的に安定させるキレート剤とし
ての作用である。特に、添加物は加えない。前駆体内に
有機物が残留していると、配向性が<111>優勢とな
るからである。
【0033】さらに酢酸鉛3水和物、ジルコニウムアセ
チルアセトナートおよび酢酸マグネシウム5水和物を混
合する。その混合液を80℃乃至120℃で加熱して溶
解させる。
【0034】ゾルの製造と並行して、圧力室基板20に
絶縁膜31を形成する。シリコン基板20としては、例
えば200μm程度のものを用いる。絶縁膜31は、1
μm程度の厚みに形成する。絶縁膜の製造には公知の熱
酸化法等を用いる。
【0035】次いで、下部電極を形成する。最初にチタ
ン層321を、次いで白金層322を形成する。両者の
厚みの比率は、1:10以上になるように設定する。例
えばチタン層を0.01μm、白金層を0.1μm形成
する。形成方法は直流スパッタ法、蒸着法等を用いる。
【0036】次いで、上記ゾルを用いて下部電極32上
に圧電体薄膜層41を形成する。まずゾルを下部電極上
に一定の厚みに塗布する。例えば公知のスピンコート法
を用いる場合には、毎分500回転で30秒、毎分15
00回転で30秒、最後に毎分500回転で10秒間塗
布する。塗布後、一定温度(例えば180度)で一定時
間(例えば10分程度)乾燥させる。乾燥により溶媒で
あるブトキシエタノールが蒸発する。乾燥後、さらに大
気雰囲気下において所定の高温以上(例えば350度)
で一定時間(30分間)脱脂する。脱脂により金属に配
位している有機の配位子が熱分解され、金属が酸化され
て金属酸化物となる。この過程で有機物がゾル中からほ
ぼ完全に消える。この塗布→乾燥→脱脂の各工程を所定
回数、例えば8回繰り返して8層の薄膜層を積層する。
これらの乾燥や脱脂により、溶液中の金属アルコキシド
と酢酸塩とは配位子の熱分解を経て金属−酸素−金属の
ネットワークが形成される。
【0037】この薄膜層を4層形成した後と8層形成し
た後には、さらに公知の条件で高速熱処理(RTA:Ra
pid Thermal Annealing)をする。焼成処理には通常良
く用いられるランプアニール炉などを用いる。
【0038】以上の焼成処理によりアモルファス状態の
前駆体ゲルからいずれかの結晶構造を備えたペロブスカ
イト結晶構造が形成される。このとき、下部電極32の
白金層322が<100>配向性能を備えており、その
結晶粒径が適正であり、前駆体の結晶条件が<100>
配向を生じさせ易いように調整されているので、<10
0>配向が優勢な圧電体薄膜層41が形成される。
【0039】圧電体薄膜層41が結晶化されたら、その
上に電子ビーム蒸着法、スパッタ法等の技術を用いて、
上部電極42を形成する。上部電極の材料は、白金(P
t)等を用いる。厚みは100nm程度にする。
【0040】以上の工程で圧電体素子の原形が完成す
る。この圧電体素子を適用箇所に適した形状にエッチン
グすることで、本発明の圧電体素子として動作させるこ
とが可能である。圧力室基板20をさらにエッチングし
てノズル板10と貼り合わせ、所定の筐体に収めれば、
本実施形態のインクジェット式記録ヘッドを製造するこ
とが可能である。
【0041】(実施例)上記実施形態により<100>
配向が優勢な圧電体素子を製造した。そのX線回折特性
(2θ)を図4に示す。図4に示すように結晶の配向と
して、<100>配向が非常に多くなっており、全配向
に対する<100>配向の存在比が0.5以上になって
いる。
【0042】表1に、ゾルにポリエチレングリコール
(PEG)を添加せずに製造した実施例1,2と、添加
して製造した比較例とにおける結晶配向の存在比、<1
00>配向に対する電極材料の存在比、圧電体薄膜層お
よび下部電極の配向性能の組み合わせおよび密着性の関
係を示す。
【0043】
【表1】 表1から判るように、ゾルに有機物を添加せずに製造し
た場合には、圧電体薄膜層が<100>配向優勢とな
り、電極を<100>配向性能にした条件では、両者の
密着性が良好になっている。一方、ゾルに有機物を添加
して製造した場合には、圧電体薄膜層が<111>配向
優勢となり、したがって電極を<100>配向性能にし
た条件では、両者の密着性が悪化している。
【0044】(実施形態2)本実施形態は、<111>
配向の圧電体薄膜を備えた圧電体素子、その圧電体素子
に関する。図7は、実施形態2におけるインクジェット
式記録ヘッドの圧電体素子部分の拡大断面図である。本
実施形態の圧電体素子40bは、図7に示すように、下
部電極32bの構造が上記実施形態1と異なる。下部電
極32bをインクジェット式記録ヘッドの振動板30全
体に共通電極として形成してあるが、圧電体素子40b
の領域のみに下部電極を形成してもよい点は、実施形態
1と同様である。
【0045】本実施形態の下部電極32bは、チタンを
含むチタン層321と白金層322と圧電体薄膜側に設
けられるチタンを含むチタン層323とを備えている。
圧電体薄膜側にチタン層が形成され、圧電体素子の結晶
が異なっている点で実施形態1と異なる。チタン層を圧
電体薄膜層側に設けるのは、チタンを下地として圧電体
薄膜の前駆体を結晶化させると圧電体薄膜が<111>
配向になる傾向が強いからである。
【0046】下部電極32bは、圧電体薄膜側に設けら
れ白金層とチタンとを電極材料として含み、当該電極材
料のX線回折測定における線源としてCu−Kβを使用
した場合の回折角度2θが36°±0.3°であるX線
回折強度をIBEとした場合に、 IBE/I111≦0.05 を満たすように設定されている点に特徴がある。特性X
線にCu−Kα線とCu−Kβ線とを使用した場合の強
度である。
【0047】図1に示すように、X線回折特性における
ピーク強度(すなわち配向ごとの結晶存在量)の比較に
おいて、<111>配向のピーク強度に対する白金−チ
タン合金のピーク強度が、低いほど、両者の密着性が高
くなるからである。大体好適な密着性を確保できる境が
0.05である。
【0048】白金層322は、その結晶粒径が50nm
以下に設定されていることが好ましい。この結晶粒径に
なっていると、白金層の粒径を小さくしておくと、チタ
ンが圧電体薄膜側に拡散し易く、<111>配向の結晶
を形成し易くなるからである。
【0049】圧電体薄膜層41は、組成は実施形態1と
同様であるがその結晶配向が異なる。すなわち、圧電体
薄膜層は、ペロブスカイト型結晶の<100>面のX線
回折強度をI100、<110>面のそれをI110
<111>面のそれをI11 とする場合に、 I111/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている。
【0050】その他の層の組成については、上記実施形
態1と同様なので説明を省略する。
【0051】製造方法に関しては、ゾルを形成する際に
添加するPEGなどの有機物の添加量は、脱脂工程にお
ける熱分解温度でこの有機物が完全に蒸発せず、依然と
して前駆体中に残留するような量を添加する点で上記実
施形態1と異なる。
【0052】また下部基板32bを製造後に熱処理(例
えば、800℃で30分程度)を加えることにより、下
部基板の<111>配向性を高めておく点でも異なる。
【0053】(実施例)上記実施形態により<111>
配向が優勢な圧電体素子を製造した。そのX線回折特性
(2θ)を図5に示す。図5に示すように結晶の配向と
して、<111>配向が非常に多くなっており、全配向
に対する<111>配向の存在比が0.5以上になって
いる。
【0054】表2に、ゾルにPEGを添加して製造した
実施例3と、添加せずに製造した比較例とにおける結晶
配向の存在比、<100>配向に対する電極材料の存在
比、圧電体薄膜層および下部電極の配向性能の組み合わ
せおよび密着性の関係を示す。
【0055】
【表2】 表1から判るように、ゾルに有機物を添加してに製造し
た場合には、圧電体薄膜層が<111>配向優勢とな
り、電極を<111>配向性能にした条件では、両者の
密着性が良好になっている。一方、ゾルに有機物を添加
せずに製造した場合には、圧電体薄膜層が<100>配
向優勢となり、したがって電極を<111>配向性能に
した条件では、両者の密着性が悪化している。
【0056】(その他の変形例)本発明は、上記各実施
形態によらず種々に変形して適応することが可能であ
る。例えば、上記実施形態ではゾルゲル法を用いて圧電
体薄膜層を結晶化させていたが、MOD法や共沈法、水
熱法によって有機金属の前駆体から圧電体薄膜層を結晶
化させるものでもよい。また本発明で製造した圧電体素
子は、上記インクジェット式記録ヘッドの圧電体素子の
みならず、不揮発性半導体記憶装置、薄膜コンデンサ、
パイロ電気検出器、センサ、表面弾性波光学導波管、光
学記憶装置、空間光変調器、ダイオードレーザ用周波数
二倍器等のような強誘電体装置、誘電体装置、パイロ電
気装置、圧電装置、および電気光学装置の製造に適応す
ることができる。
【0057】
【発明の効果】本願発明によれば、圧電体薄膜と下部電
極とが同一の配向性能を備えるようになるので、圧電体
薄膜と下部電極との密着性が良い圧電体素子を提供する
ことができる。また本願発明によれば、圧電体薄膜と下
部電極との密着性が良い圧電体素子を備えたので、信頼
性の高いインクジェット式記録ヘッドおよびプリンタを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】<100>配向または<111>配向のピーク
強度に対する電極材料のピーク強度比と密着性の関係図
である。
【図2】チタン層の厚みに対する白金層の厚みの変化に
対応する結晶配向の存在比を示す図である。
【図3】ゾル中の有機物残留量に対する結晶配向の存在
比を示す図である。
【図4】実施形態1の実施例におけるX線回折特性図
(2θ)である。
【図5】実施形態2の実施例におけるX線回折特性図
(2θ)である。
【図6】実施形態1の圧電体素子の積層構造を説明する
断面図である。
【図7】実施形態2の圧電体素子の積層構造を説明する
断面図である。
【図8】実施形態のインクジェット式記録ヘッドの分解
斜視図である。
【図9】実施形態のプリンタの斜視図である。
【符号の説明】
10…ノズル板 20…圧力室基板 30…振動板 31…絶縁膜 32…下部電極 321、323…チタン層 322…白金層 40…圧電体素子 41…圧電体薄膜層 42…上部電極 11…ノズル 21…キャビティ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換機能を有する圧電体薄膜を
    備えた圧電体素子において、 結晶構造においてペロブスカイト型結晶の<100>面
    のX線回折強度をI 00、<110>面のそれをI
    110、<111>面のそれをI111とする場合に、 I100/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている圧電体薄膜と、 前記圧電体薄膜側に設けられ白金とチタンとを電極材料
    として含み、当該電極材料のX線回折測定における線源
    としてCu−Kβを使用した場合の回折角度2θが36
    °±0.3°であるX線回折強度をIBEとした場合
    に、 IBE/I100≦0.05 を満たすように設定されている下部電極と、を備えたこ
    とを特徴とする圧電体素子。
  2. 【請求項2】 前記下部電極は、 チタン層に対する白金層の厚みが、10以上に設定され
    ている請求項1に記載の圧電体素子。
  3. 【請求項3】 前記下部電極の白金層は、 その結晶粒径が50nm乃至100nmの範囲に設定さ
    れている請求項1または請求項2のいずれかに記載の圧
    電体素子。
  4. 【請求項4】 電気機械変換機能を有する圧電体薄膜を
    備えた圧電体素子において、 結晶構造においてペロブスカイト型結晶の<100>面
    のX線回折強度をI 00、<110>面のそれをI
    110、<111>面のそれをI111とする場合に、 I111/(I100+I110+I111)≧0.5 を満たすように設定されている圧電体薄膜と、 前記圧電体薄膜側に設けられチタンと白金とを電極材料
    として含み、当該電極材料のX線回折測定における線源
    としてCu−Kβを使用した場合の回折角度2θが36
    °±0.3°であるX線回折強度をIBEとした場合
    に、 IBE/I111≦0.05 を満たすように設定されている下部電極と、を備えたこ
    とを特徴とする圧電体素子。
  5. 【請求項5】 前記下部電極の白金層は、 その結晶粒径が50nm以下に設定されている請求項4
    に記載の圧電体素子。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の圧電体素子を圧電アクチュエータとして備えたこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインクジェット式記録
    ヘッドを印字手段として備えたことを特徴とするプリン
    タ。
  8. 【請求項8】 電極で圧電体薄膜を挟持させた圧電体素
    子の製造方法において、 圧電体薄膜を結晶化させる前の前駆体膜の結晶を電極が
    特定の結晶方向に配向させる性能と前駆体膜における結
    晶を特定の結晶方向に配向する性能とが、同じ結晶方向
    になるように、前記電極および前記前駆体膜を組み合わ
    せて結晶化させることを特徴とする圧電体素子の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の圧電体素子の製造方法
    であって、 前記前駆体膜を、添加物として有機物を含まないゾルで
    形成することにより<100>配向が優勢な圧電体薄膜
    を製造することを特徴とする圧電体素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の圧電体素子の製造方
    法であって、 前記前駆体膜を、添加物として有機物を0.2モル/リ
    ットル以上含むゾルで形成することにより<111>配
    向が優勢な圧電体薄膜をを特徴とする圧電体素子の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記前駆体膜を350℃以上の温度で
    熱分解させる工程を備える請求項9または請求項10に
    記載の圧電体素子の製造方法。
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