JP2000299655A - Cs通信システム,cs追尾方法,cs受信装置 - Google Patents

Cs通信システム,cs追尾方法,cs受信装置

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JP2000299655A
JP2000299655A JP10562799A JP10562799A JP2000299655A JP 2000299655 A JP2000299655 A JP 2000299655A JP 10562799 A JP10562799 A JP 10562799A JP 10562799 A JP10562799 A JP 10562799A JP 2000299655 A JP2000299655 A JP 2000299655A
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tracking
satellite
signal
communication satellite
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Jun Uemura
順 植村
Daisuke Tokunaga
大助 徳永
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体に搭載された受信アンテナによる通信
衛星の追尾を、応答性よく、しかも追尾対象を誤ること
なく確実に行うことができるようにする。 【解決手段】 指定された情報チャネルと同じダウンリ
ンクに属する制御チャネルを選局し(S320)、その伝送デ
ータのC/Nレベルのピークを追尾対象として受信アン
テナ部の向きを制御する(S330)。選局された制御チャネ
ルにより提供される衛星識別情報に基づいた判定の結
果、受信アンテナ部にて受波中の電波が、目的の通信衛
星からのものでなければ(S350-N)、先に追尾対象となっ
たピークとは異なるピークを追尾対象として同様の処理
を繰り返す(S370)。このように、衛星の追尾制御を、制
御情報の伝送のために専用に設けられた制御チャネルを
用いて行っているので、衛星識別情報の抽出、更には通
信衛星の判定を速やかに行うことができ、その結果、目
的の通信衛星を誤ることなく速やかに追尾できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体に搭載され
た受信アンテナの向きを、通信衛星(CS)から電波を
良好に受波できるよう移動体の移動に応じて追尾させる
のに適したCS通信システム,CS追尾方法,CS受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、放送衛星(BS)からの電波
を受波して、映像信号や音声信号を再生するBSチュー
ナーを車両に搭載し、BSチューナが再生した映像や音
声を車両に設けた受像器にて視聴可能とする車載用BS
放送視聴装置が知られている。
【0003】なお、放送衛星を含め、一般に人工衛星か
らの送出電波を受波するときには、受信アンテナの指向
性を目的の人工衛星に正確に向けなければ、映像や音声
の再生を良好に行うことができない。このため、車載用
BS放送視聴装置では、方位角や仰角が可動な受信アン
テナを用い、車両の走行状態(進行方向等)に応じて人
工衛星との相対的な位置関係が変化しても、受信アンテ
ナの指向性が常に目的の人工衛星に正確に向くように受
信アンテナの向きを制御する追尾制御が必要となる。
【0004】具体的には、受信アンテナから得られる受
信信号の受信レベルを監視し、この受信レベルが常に最
良となるよう、即ち、受信レベルがピークとなる方向を
受信アンテナが常に向くように制御される。ところで、
近年では、放送衛星に限らず、通信衛星(CS)を用い
た映像や音声サービスの提供も行われている。特に通信
衛星では、映像や音声に限らず各種デジタル情報を提供
するサービスが考えられており、これらのサービスを車
載用の各種情報機器でも利用可能とすることが望まれて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通信衛星は多
数存在しているため、単に受信信号の受信レベルのみを
用いて衛星の追尾制御を行ったのでは、所望の通信衛星
からの送信電波を受波できるとは限らず、異なる衛星か
らの送信電波を受波するようにロックされてしまう可能
性があるという問題があった。
【0006】これに対して、通信衛星からCS受信装置
に向けて提供されるダウンリンクでは、一般的に、利用
者間の通信情報に、通信情報の内容を表す番組情報等か
らなる制御情報を付加して送信することが行われてお
り、この制御情報には、当該ダウンリンクを提供する衛
星名を表した衛星識別情報等も含まれているため、この
衛星識別情報を、通信衛星からの受信信号を復調してな
る復調データの中から抽出し、この抽出された衛星識別
情報に基づいて、追尾制御によりロックされた衛星が所
望の通信衛星であるか否かを判断することが考えられ
る。
【0007】しかし、通信情報に対して制御情報が占め
る割合は極めて小さく、ダウンリンクにて伝送される膨
大なデータの中から制御情報を抽出するには時間を要し
てしまう。なお、デジタル放送を行う場合には、一つの
ダウンリンクに複数チャネルを設定することが可能であ
るが、各チャネルとも、上述のチャネルを分割しない場
合と同様に処理されるだけで、分割された各チャネルで
も、通信情報に対して制御情報が占める割合が低くいこ
とに変わりがなく、結局、このような衛星識別情報を利
用して追尾制御を行うと、追尾制御の応答性が悪くなっ
てしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために、
移動体に搭載された受信アンテナによる通信衛星の追尾
を、応答性よく、しかも追尾対象を誤ることなく確実に
行うことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた発明である請求項1記載のCS通信システム
では、通信衛星に搭載された各トランスポンダが提供す
るダウンリンクが、予め設定されたメインキャリアを用
いたデータ伝送により、利用者間の通信情報を伝送する
通信チャネルと、メインキャリアとは異なるパイロット
キャリアを用いたデータ伝送により、当該ダウンリンク
の供給元である通信衛星を識別するための衛星識別情報
を少なくとも含んだ制御情報を伝送する制御チャネルと
からなる。
【0010】つまり、本発明では、制御情報のみを提供
する制御チャネルが通信チャネルとは別に設けられてい
る。そして、この請求項1記載のCS通信システムを利
用する請求項3記載のCS追尾方法は、制御チャネルの
伝送データの受信レベルを検出し、該受信レベルのピー
クを追尾対象として、該ピークにて前記通信衛星からの
電波を受波するよう前記受信アンテナの向きを追尾させ
る第1の手順と、制御チャネルの伝送データを復調して
得られる衛星識別情報に基づいて、受信アンテナにて受
波中の電波が、目的の通信衛星からのものであるか否か
を判定し、該判定の結果、目的の通信衛星からの電波で
はない場合に、先に追尾対象とされた受信レベルのピー
クとは異なるピークを新たな追尾対象として第1の手順
を繰り返す第2の手順とからなる。
【0011】つまり、制御チャネルは制御情報のみを伝
送するようにされているため、第2の手順では、衛星識
別情報を短時間で簡単に抽出することができ、更には、
この衛星識別情報を用いた通信衛星の判定を速やかに行
うことができる。このため、本発明のCS追尾方法によ
れば、目的の通信衛星を間違えることなく追尾できるだ
けでなく、目的の通信衛星からの電波を良好に受波でき
る向きに速やかにロックすることができる。
【0012】なお、受信レベルとは、信号成分レベルで
あってもよいし、搬送波成分とノイズ成分との比である
C/Nレベルや、信号成分とノイズ成分との比であるS
/Nレベルであってもよい。また本発明のCS追尾方法
では、制御チャネルを用いて目的の通信衛星を自動追尾
しているため、特に、利用するCS通信システムが、請
求項2記載のように、通信チャネルの使用の有無に関わ
らず、制御チャネルが制御情報の伝送を常時行うよう構
成されていれば、利用しようとする通信チャネルによる
通信情報の提供が休止されていても、所望の通信チャネ
ルを提供する通信衛星を確実に追尾することができ、所
望の通信チャンネルを見つけることができずに無駄な追
尾動作が繰り返されてしまうことを確実に防止できる。
【0013】次に、請求項4記載のCS受信装置は、受
信アンテナが、通信衛星からの電波を受波し、レベル検
出手段が、受信アンテナの受信信号から制御チャネルの
伝送データを抽出して、その伝送データの受信レベルを
検出し、追尾手段が、レベル手段にて検出される受信レ
ベルのピークを追尾対象として、該ピークにて通信衛星
からの電波を受波するよう受信アンテナの向きを追尾さ
せる。
【0014】そして、復調手段が、レベル検出手段が受
信レベルを検出しているものと同じ制御チャネルの伝送
データを復調し、この復調手段での復調により得られる
衛星識別情報に基づいて、判定手段が、受信アンテナに
て受波中の電波が目的の通信衛星からのものであるか否
かを判定する。その結果、受波中の電波が目的の通信衛
星からのものではないと判定された場合には、再起動手
段が、先に追尾対象とされた受信レベルのピークとは異
なるピークを新たな追尾対象として、追尾手段を再起動
する。
【0015】つまり、本発明のCS通信装置は、請求項
3記載のCS追尾方法を実現する装置であり、従って、
本発明の通信装置を用いることにより、請求項3記載の
CS追尾方法と全く同様の効果を得ることができる。な
お、受信アンテナを、目的の通信衛星が存在する仰角方
向からの電波を良好に受波できるよう固定して構成すれ
ば、追尾手段は、水平面内での方位を変化させるだけ
で、受信アンテナの指向性を所望の通信衛星に向けるこ
とができ、受信アンテナの向きを変化させるための構成
を簡易化することができる。
【0016】ところで、受信アンテナからの高周波信号
は、コンバータにて中間周波信号に変換されるが、この
コンバータは、一般的に、受信アンテナと同様に、装置
の他の部分とは切り離され、日射や風雨等にされされる
屋外に設置されることが多い。また、中間周波信号を生
成するために高周波信号と混合されるローカル信号は、
中間周波信号の安定性、ひいては受信品質に影響を与え
るため、安定した周波数で発振することが望まれる。
【0017】しかし、ローカル信号を生成するためにコ
ンバータ内に設けられた発振器は、激しい環境(温度や
湿度)変化の影響を受けるため安定した発振を行うこと
が困難であり、十分な周波数安定性を得ようとすると、
非常に高価かつ大型な発振器を用いなければならない。
このため、一般的には、フィードバック制御により周波
数を一定に保持するAFC(Automatic Frequency Cont
roll)回路を備えることにより、発振周波数の安定化が
図られている。
【0018】ところが、AFC回路は、安定した周波数
に引き込むまでに時間がかかるため、電源投入直後で
は、十分に周波数を安定させることができず、目的の通
信衛星に受信アンテナの向きをロックするまでの応答性
が悪くなってしまったり、受信品質が劣化してしまう等
の問題があった。
【0019】そこで、請求項5記載のCS受信装置で
は、ローノイズコンバータは、中間周波信号の伝送線を
介して、中間周波信号の供給先から周波数の安定した基
準信号の供給を受け、該基準信号に基づいてローカル信
号を生成するようにされている。
【0020】つまり、中間周波信号の供給先とは、チュ
ーナー等の屋内に設置される装置のことであり、このよ
うな環境変化の比較的小さい場所に設置される装置に周
波数の安定した基準信号を生成するための発振器を設け
ることにより、より安価で小型のものを用いて周波数の
安定したローカル信号を生成することができ、しかも、
電源投入直後でも、応答性のよい衛星の自動追尾と高い
受信品質とを実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明が適用された第1実施例
の車載用CS受信装置の全体構成を表すブロック図であ
る。
【0022】但し、車載用CS受信装置は、通信衛星が
提供するサービスを利用するために車両に搭載される装
置であり、所望の通信衛星からの電波を受信アンテナに
て常に良好に受波できるよう車両の移動に応じて衛星の
自動追尾を行うと共に、通信衛星からの電波を受波して
なる受信信号から、通信衛星に設けられた任意の通信チ
ャネルを介して提供されるデジタルデータを再生して、
当該装置に接続される受信設備を介して各種情報機器に
出力するものである。
【0023】また、本実施例の車載用CS受信装置が利
用するCS通信システムの通信衛星は、地上からの放送
電波を中継するトランスポンダを複数備えており、トラ
ンスポンダ毎に提供される各ダウンリンク(通信衛星か
らCS受信装置に向けた回線)には、利用者間の通信情
報を提供するための情報チャネルと、制御情報を提供す
る制御チャネルとが設定されている。そして、制御情報
には、当該ダウンリンクの供給元である衛星名,及びト
ランスポンダ番号の他、衛星位置,送信元ユーザ名,メ
インキャリア伝送諸元(変調方式,誤り訂正符号の符号
化率,システムクロック,中心周波数(受信周波数))
等が含まれている。
【0024】そして、通信衛星のトランスポンダにより
中継される伝送データは、デジタルデータを誤り訂正符
号にて符号化後、この符号化データにより搬送波を位相
変調したものであり、場合によっては、誤り訂正符号に
より符号化されるデータは、スクランブラにかけられた
ものが用いられる。
【0025】但し、情報チャネルでは、制御情報のメイ
ンキャリア伝送諸元に従った方式でデータ伝送が行わ
れ、一方、制御チャネルでは、いずれのダウンリンクで
も、固定された同じ方式にてデータ伝送が行われるよう
にされている。なお、本実施例では、トランスポンダ
は、ダウンリンクの送信電波として、12.251GH
z〜12.731GHz帯の左旋回の円偏波を用いてお
り、更に、図5(a)に示すように、各ダウンリンクは
いずれも36MHzの帯域幅を有し、また情報チャネル
は、メインキャリアを中心に34.5MHzの帯域幅、
制御チャネルは、メインキャリアから35.5MHzだ
け低い周波数のパイロットキャリアを中心に1MHzの
帯域幅を有している。
【0026】また、情報チャネルを用いてエンドツーエ
ンドの利用者間で送受されるデータをトランスポートス
トリーム(TS)データと呼ぶ。そして、本実施例で
は、各情報チャネル上には、複数の論理チャネルを設定
することができ、各論理チャネル毎に独立にパケットデ
ータの伝送が行われるものとする。このため、TSデー
タは、情報チャネル上に設定された全ての論理チャネル
のパケットデータが多重化されたものとなる。
【0027】そして、図1に示すように、本実施例のC
S受信装置1は、上述のCS通信システムの通信衛星か
らの送信電波を受波する受信アンテナ部3と、受信アン
テナ部3を回転駆動するためのステップモータ5と、受
信アンテナ部3からの受信信号を、951MHz〜14
31MHz帯の中間周波(CS−IF)信号に変換する
ローノイズブロックコンバータ(以下、単にコンバータ
という)7と、コンバータ7からの中間周波信号に基づ
き、ステップモータ5を駆動する駆動信号を出力して受
信アンテナ部3の回転位置を制御する自動追尾処理や、
当該装置に接続される情報機器からの指示に従って通信
チャネルを選択し、そのチャネルを介して供給されるデ
ジタルデータを再生,出力する受信処理等を行う屋内装
置9とを備えている。
【0028】このうち、受信アンテナ部3は、図示しな
いが、ステップモータ5のステップ動作と連動して水平
面内で所定角度(例えば、0.1°)ずつ回転するター
ンテーブルと、このターンテーブル上に設置された受信
アンテナとしての平面アンテナとからなる。
【0029】なお、ステップモータ5によりターンテー
ブルの回転角を高精度に制御するため、ステップモータ
5とターンテーブルとは、ギアやベルト等により構成さ
れた周知の減速機構を介して連結されている。具体的に
は、ステップモータ5の回転角に対するターンテーブル
の回転角が1/10となるように設定されており、本実
施例においてステップモータ5は、1°ずつ回転するも
のが用いられている。つまり、減速機構による減速比を
適宜設定することにより、ターンテーブルの回転角の精
度を任意に設定できるように構成されている。
【0030】また、平面アンテナの受信ビーム(指向
性)は、静止衛星軌道上の東経110°の位置にある通
信衛星からの電波を良好に受波できる仰角を有するよう
に設計されており、受信アンテナ部3の水平面内での回
転角度のみを調整することにより、仰角方向の調整を行
うことなく、目的の通信衛星を追尾できるようにされて
いる。
【0031】次に、コンバータ7では、図2に示すよう
に、受信アンテナ部3から供給される高周波信号を増幅
器10が増幅し、この増幅された高周波信号をミキサ1
1が、ローカル信号(周波数11.3GHz)と混合し
て中間周波信号を生成し、更に、この中間周波信号を増
幅器12が増幅して、屋内装置9への伝送ケーブルが接
続される出力端子Tcに供給するように構成されてい
る。
【0032】また、コンバータ7では、増幅器12と出
力端子Tcとの間に設けられた信号通過用フィルタ13
が、増幅器12にて増幅された中間周波信号を出力端子
Tc側のみに通過させると共に、屋内装置9から出力端
子Tcを介して供給される基準信号(周波数22.07
0312MHz)を、増幅器12側に通過させることな
く分離する。そして、発振周波数を制御可能な電圧制御
発振器15にて発生する信号の一部を分岐回路16が分
岐し、この分岐信号と信号通過用フィルタ13にて分離
された基準信号とに基づいて、PLL回路14が電圧制
御発振器15の発振状態を制御する。これにより、電圧
制御発振器15にて発生する信号は、基準信号の128
倍(即ち2.825GHz)の周波数を有し、且つ基準
信号の位相にロックされたものとなる。
【0033】更に、コンバータ7では、このように発振
状態が制御された電圧制御発振器15での発生信号を、
逓倍回路17がその周波数を4倍(即ち11.3GH
z)に逓倍した後、バンドパスフィルタ(BPF)18
が周波数11.3GHzの信号成分のみを抽出すること
によりローカル信号を生成し、この生成されたローカル
信号を増幅器19が増幅してミキサ11に供給する。
【0034】つまり、コンバータ7では、屋内装置9か
ら供給される基準信号を用いて、電圧制御発振器15の
発振周波数を安定化させ、ひいては周波数の安定したロ
ーカル信号を生成しているので、このローカル信号が供
給されるミキサ11にて生成される中間周波信号、即ち
屋内装置9に供給される中間周波信号は、周波数誤差の
少ない受信品質の安定したものとなる。
【0035】次に、屋内装置9では、図1に示すよう
に、コンバータ7からの伝送ケーブルが接続される入力
端子Tiを介して入力される中間周波信号は、分岐回路
22にて2分岐され、一方が選局復調部23に、他方が
追尾制御部27に供給されるよう構成されている。但
し、コンバータ7からの中間周波信号の入力端子と分岐
回路22との間には、信号通過用フィルタ21が設けら
れており、周波数安定性の高い基準信号発振器20にて
発生した基準信号は入力端子Ti側へのみ通過し、入力
端子Tiから入力される中間周波信号は分岐回路22側
へのみ通過するようにされている。
【0036】そして、屋内装置9の選局復調部23で
は、分岐回路22にて分岐された中間周波信号を増幅器
30が増幅し、ダイレクト復調回路31が、この増幅さ
れた中間周波信号から指定された通信チャネルの信号を
互いに直交した一対のベースバンド信号(以下、I,Q
信号という)に変換し、ローパスフィルタ(LPF)3
2が、このI,Q信号から不要な高周波成分を除去す
る。なお、ダイレクト復調回路31は、例えばフィリッ
プス社製のICであるTDA8060TS等を用いて簡
単に構成することができる。
【0037】そして、A/D変換・エラー訂正回路33
が、LPF32を通過したI,Q信号をそれぞれサンプ
リングしてデジタルデータに変換し、そのデジタルI,
Q信号から位相成分を抽出して復調データを生成し、更
に復調データは誤り訂正符号により符号化されているた
めこれを復号化すると共に、復号化されたデータに誤り
が有ればこれを訂正して出力する。なお、このようにし
て選局復調部23から出力されるデータがTSデータで
ある。
【0038】また、選局復調部23の選局制御回路34
は、復調すべき情報チャネル,その情報チャネルにて伝
送されるデータの変調方式,誤り訂正符号の符号化率が
示された「情報チャネル選局信号」に従って、指定され
た情報チャネルの信号がI,Q信号に変換されるよう
に、ダイレクト復調回路31に供給するローカル信号の
周波数を変化させ、また、I,Q信号の帯域が変調方式
に応じて変化するため、指定された変調方式に従ってL
PF32の上限帯域を変化させるように構成されてい
る。更に、A/D変換・エラー訂正回路33は、同じ
「情報チャネル選局信号」により指定された変調方式や
符号化率に応じて、復調や復号(エラー訂正)時の処理
内容を切り替えるように構成されている。
【0039】そして、選局復調部23の出力側には、T
Sデータがスクランブルされている場合に、これを復元
するデスクランブラを着脱するためのコネクタ24が設
けられている。但し、コネクタ24にデスクランブラを
接続しない時には、選局復調部23からのTSデータを
そのままTSデータ処理部25へ通過させるための短絡
用コネクタが接続される。
【0040】次に、TSデータ処理部25では、TSデ
ータ(即ち多重化されたパケットデータ)から、「論理
チャネル選局信号」にて指定された論理チャネルのパケ
ットを抽出,分解し、論理チャネル単位の受信データを
組み立てるパケット抽出回路35と、当該装置1に接続
される受信設備(情報機器)への出力データを所定規格
(本実施例では10Base−T)に適合するよう符号
化してコネクタ26に供給すると共に、受信設備(情報
機器)からコネクタ26を介して入力され、上記所定規
格に適合した符号にて符号化された入力データを復号化
する符号化・復号化器36と、符号化・復号化器36に
て復号化された入力データや、追尾制御部27から通知
される追尾ステータス等に基づき、当該装置各部の動作
を制御する受信処理を実行するマイクロコンピュータ
(以下、受信用MCUという)37と、通常時には、車
載バッテリ(図示せず)からの供給電力によりバックア
ップ用バッテリ38を充電すると共に、何等かの原因に
より車載バッテリからの電源供給が途絶えた場合には、
バックアップ用バッテリ38を放電させ、当該装置各部
への電源供給を行わせるパワーマネージメント回路39
とを備えている。
【0041】なお、受信用MCU37は、CPU,RO
M,RAM,IOポート等を中心に構成された周知のも
のである。そして、受信設備(情報機器)からの入力デ
ータとして、指定した情報チャネル及び論理チャネルで
の受信を要求する「CS受信要求」,受信する情報チャ
ネル及び論理チャネルの切替を要求する「チャネル切替
要求」,受信アンテナ部3による通信衛星の追尾を再度
行わせる「再サーチ要求」等が規定されている他、追尾
制御部27からは、通信衛星の追尾制御状態を表す「追
尾ステータス」が入力され、受信処理は、これら情報機
器からの入力データや追尾制御部27からの「追尾ステ
ータス」に従って処理が進行するようにされている。
【0042】また、受信用MCU37では、選局復調部
23が復調すべき情報チャネルを指定するための「情報
チャネル選局信号」、パケット抽出回路35が受信デー
タの組立を行うべき論理チャネルを指定するための「論
理チャネル選局信号」を生成する他、追尾制御部27を
制御するためのコマンドとして、「CS受信要求」の入
力時に出力する「起動コマンド」や、「チャネル切替要
求」「再サーチ要求」の入力時に出力する「再サーチコ
マンド」が規定されている。
【0043】一方、屋内装置9の追尾制御部27は、分
岐回路22からの中間周波信号に基づき、制御チャネル
選局回路40が、「制御チャネル選局信号」にて指定さ
れた制御チャネルの信号を、60MHz帯の第2中間周
波信号に変換して抽出する。なお、制御チャネル選局回
路40は、「制御チャネル選局信号」に応じて発振周波
数を可変な発振器41と、分岐回路22からの中間周波
信号に発振器41の出力を混合して第2中間周波信号を
生成するミキサ42と、ミキサの出力を増幅する増幅器
43と、増幅器43の出力から第2中間周波信号となる
周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ44と、BP
F44の出力を増幅する増幅器45とを備えた周知のも
のである。
【0044】また、追尾制御部27では、制御チャネル
選局回路40にて生成された第2中間周波信号を、分岐
回路46が2分岐し、分岐された一方の第2中間周波信
号を、復調器47が復調し、エラー訂正回路48が、誤
り訂正符号にて符号化されている復調データを復号化す
ると共に、復号化されたデータに誤りがある場合にはこ
れを訂正する。一方、分岐回路46にて分岐された他方
の第2中間周波信号は増幅器49にて増幅された後、こ
の増幅された第2中間周波信号に基づいて、C/N検出
回路50が搬送波成分とノイズ成分との比に応じた受信
レベル信号を生成し、この受信レベル信号を、A/D変
換器51がデジタル値に変換するように構成されてい
る。
【0045】更に、追尾制御部27は、「モータ駆動信
号」に従ってステップモータ5を駆動するドライバ回路
53と、当該装置が搭載された車両の進行方向の変化に
応じた「方位変位信号」を出力するジャイロユニット5
4と、エラー訂正回路48が出力するデジタルデータ
(即ち制御チャネルにより提供される制御情報)、A/
D変換器51が出力するデジタルデータ(即ち制御チャ
ネルの伝送データの受信レベル)、ジャイロユニットか
らの「方位変位信号」、受信用MCU37からの「コマ
ンド」に基づき、ドライバ回路53を駆動制御すること
により、目的の通信衛星からの電波を良好に受波できる
ように受信アンテナ部3の向きを制御する自動追尾処理
等を実行する追尾制御用MCU52とを備えている。
【0046】なお、追尾制御用MCU52は、CPU,
ROM,RAM,IOポート等を中心に構成された周知
のものであり、受信用MCU37に通知する「追尾ステ
ータス」として、受信アンテナ部3が目的の通信衛星か
らの電波を良好に受波できる状態にある場合には‘ロッ
ク’を、受信アンテナ部3が通信衛星からの電波を良好
に受波できる位置をサーチしている状態にある場合には
‘サーチ’を出力するように構成されている。
【0047】ここで、受信用MCU37が実行する受信
処理、及び追尾制御用MCU52が実行する自動追尾処
理を、図3及び図4に示すフローチャートに沿って説明
する。まず、受信用MCU37の受信処理について説明
する。なお、本処理は、当該装置1の電源が投入される
と起動される。
【0048】そして本処理が起動すると、図3に示すよ
うに、まずS110では、コネクタ26を介して受信設
備(情報機器)から「CS受信要求」を受信したか否か
を判断し、否定判定された場合は同ステップを繰り返し
実行することで待機し、一方、「CS受信要求」を受信
して肯定判定されると、S120に移行する。
【0049】なお、「CS受信要求」には、受信を希望
する通信衛星,情報チャネル,論理チャネル等が指定さ
れており、S130では、この内容に従い、追尾対象と
すべき目的の通信衛星、及び目的の情報チャネルと同じ
ダウンリンクに属する制御チャネル等を示した「サーチ
コマンド」を、追尾制御用MCU52に対して送信す
る。
【0050】続く、S130では、追尾制御用MCU5
2から通知される「追尾ステータス」が、‘ロック’に
設定されているか否かを判断し、否定判定された場合
は、同ステップを繰り返し実行することで待機し、一
方、肯定判定された場合は、目的の通信衛星からの電波
を良好に受波できるような回転位置に受信アンテナ部3
がロックされたものとして、S140に移行する。
【0051】S140では、追尾制御用MCU52が制
御チャネルから獲得した制御情報を追尾制御用MCU5
2から読み込み、読み込んだ制御情報に示されているメ
インキャリア諸元に基づき、目的の情報チャネルの伝送
データの復調,及び目的の論理チャネルの受信データの
再生が可能となるように、「情報チャネル選局信号」及
び「論理チャネル選局信号」を出力して、選局復調部2
3及びパケット抽出回路35にて目的の情報チャネル及
び論理チャネルが選択されるようにすると共に、特に選
局復調部23では変調方法や復号化率の設定等も行う。
【0052】続くS150では、選局復調部23から出
力されるTSデータを有効なもとのして、TSデータ処
理部25でのTSデータに対する処理、即ち、パケット
抽出回路35にて再生された受信データを、符号化・復
号化器36を介して、コネクタ26に接続された受信設
備(情報機器)へ供給する処理を開始させる。
【0053】そして、S160では、追尾制御用MCU
52からの「追尾ステータス」が‘サーチ’に変化した
か否かを監視し、肯定判定された場合には、S170に
移行して、選局復調部23から出力されるTSデータを
無効なものとして、TSデータ処理部25でのTSデー
タに対する処理を中止させた後、S130に戻る。
【0054】一方、先のS160にて否定判定された場
合、即ち「追尾ステータス」が‘ロック’のままである
場合にはS180に移行し、受信設備(情報機器)から
「チャネル切替要求」の入力があったか否かを判断し、
否定判定された場合には、S190に移行して、同じく
受信設備(情報機器)から「再サーチ要求」の入力があ
ったか否かを判断し、これも否定判定された場合には、
S160に戻る。
【0055】一方、受信設備(情報機器)から「チャネ
ル切替要求」又は「再サーチ要求」の入力があり、S1
80又はS190にて肯定判定された場合には、S20
0に移行して、追尾制御用MCU52に「再サーチコマ
ンド」を送信した後、S160に戻る。
【0056】なお、後述するように追尾制御用MCU5
2が「再サーチコマンド」を受信すると、「追尾ステー
タス」を‘サーチ’に変化させるため、S400の実行
後、直ちにS160にて肯定判定され、TSデータ処理
部25でのTSデータの処理が中止(S170)される
ことになる。
【0057】次に、追尾制御用MCU52の自動追尾処
理について説明する。なお本処理は、追尾制御用MCU
が受信用MCU37から「サーチコマンド」(S120
参照)を受信すると起動される。図4に示すように、本
処理が起動されると、まずS310では、受信用MCU
37へ通知する「追尾ステータス」を‘サーチ’に設定
し、続くS320では、「サーチコマンド」或いは後述
する「再サーチコマンド」と共に示された選局すべき制
御チャネルが選局回路40にて選局されるように、「制
御チャネル選局信号」を出力する。
【0058】続くS330では、A/D変換器51を介
して入力されるC/Nレベルを監視し、このC/Nレベ
ルのピークにて受信アンテナ部3が通信衛星からの電波
を受波するよう「モータ駆動信号」を出力してステップ
モータ5を駆動制御することにより、受信アンテナ部3
の回転位置を制御する。なお、この時、受信アンテナ部
3を最初に駆動する際の回転方向は、予め設定された初
期駆動方向に従って行うものとし、初期状態では、いず
れか任意の方向に設定されているものとする。
【0059】続くS340では、エラー訂正回路48か
ら復調データ、即ち選局された制御チャネルが提供する
制御情報を読み込み、続くS350にて、この制御情報
の中の衛星識別情報を参照することにより、受信アンテ
ナ部3にて受波中の電波が、「サーチコマンド」或いは
後述する「再サーチコマンド」に示された目的の通信衛
星からのものであるか否かを判断する。そして、否定判
定された場合、即ち、目的の通信衛星からの電波ではな
い場合に、S360に移行して、「追尾ステータス」を
‘サーチ’に設定後、S370では、A/D変換器51
を介して入力されるC/Nレベルの変化が、減少方向か
ら増加方向に転じるまで、ステップモータ5を駆動し、
S330に戻る。
【0060】つまり、再度C/Nレベルのピークにて受
信アンテナ部3が電波を受波するように自動追尾を行う
のであるが、先に追尾対象となったピークが再び追尾対
象とならないようにするために、S370を行っている
のである。一方、先のS350にて肯定判定された場
合、即ち、受信アンテナ部3にて受波中の電波が目的の
通信衛星からのものである場合には、S380に移行
し、「追尾ステータス」が‘ロック’に設定されている
か否かを判断する。そして、否定判定された場合、即ち
「追尾ステータス」が‘サーチ’に設定されている場合
には、S390に移行して、「追尾ステータス」を‘ロ
ック’に設定した後、S400に移行し、一方、「追尾
ステータス」が既に‘ロック’に設定されている場合に
は、そのままS400に移行する。なお、S390で
は、「追尾ステータス」の設定と共に、エラー訂正回路
48を介して獲得した制御情報の内容を記憶する。この
時記憶された制御情報が、先に説明した受信処理のS1
40にて受信用MCU37に読み込まれる。
【0061】そして、S400では、ジャイロユニット
54から「方位変位信号」を読み込んで当該装置1を搭
載する車両の進行方向の方位角が変化したか否かを判断
し、肯定判定された場合には、S410に移行して、受
信アンテナ部3を回転駆動する際の初期駆動方向を、方
位角の変化を相殺する方向に設定して、S330に戻
る。
【0062】また、先のS400にて否定判定された場
合、即ち、方位角に変化がなければ、S420に移行し
て、受信用MCU37から「再サーチコマンド」を受信
しているか否かを判断し、受信していない場合にはS3
30に移行して、追尾対象となるピークを変更すること
なく追尾制御を継続し、一方、「再サーチコマンド」を
受信していれば、S310に戻って、「再サーチコマン
ド」に示された制御チャネルについて、最初から追尾制
御をやり直す。
【0063】以上説明したように、本実施例のCS受信
装置1が利用するCS通信システムでは、通信衛星が提
供するダウンリンクに、制御情報のみが伝送される制御
チャネルが利用者間の通信情報が伝送される情報チャネ
ルとは別に設けられ、しかも、制御チャネルでの制御情
報の伝送が常時行われるにされている。
【0064】そして、本実施例のCS受信装置1によれ
ば、制御チャネルを用いて通信衛星の自動追尾を行うよ
うにされているので、情報チャネルの使用状態に関わら
ず、その情報チャネルを提供する通信衛星からの電波を
確実に受波でき、情報チャネルが見つからずに無駄に追
尾制御が行われることを確実に防止できる。
【0065】また、本実施例のCS受信装置1によれ
ば、制御情報中の衛星識別情報を用いて目的の通信衛星
であるか否かを判定するようにされているので、衛星識
別情報の抽出、更には、この衛星識別情報を用いた通信
衛星の判定を速やかに行うことができ、目的の通信衛星
からの電波を良好に受波できる向きに、受信アンテナ部
3を速やかにロックすることができる。
【0066】更に、本実施例のCS受信装置1では、コ
ンバータ7は、中間周波信号を伝送する伝送ケーブルを
介して屋内装置9から周波数の安定した基準信号の供給
を受け、PLL回路を用いて安定したローカル信号を生
成するようにされている。従って、基準信号の発生させ
る発振器20を、環境変化の影響を受けにくい屋内装置
9に配置できるため、これをコンバータ9内に設ける場
合と比較して、安価で小型のものを用いることができ、
車載用に好適なコンパクトな装置を構成できるだけでな
く、AFC回路を用いることなく応答性の早いPLL回
路を用いているためローカル信号を速やかに安定させる
ことができ、電源投入直後における追尾制御の応答性及
び受信品質の向上を図ることができる。
【0067】なお、本実施例のCS受信装置1に接続さ
れる情報機器としては、例えば、ディスクトップコンピ
ュータやノート型パーソナルコンピュータ,更には車載
用の専用コンピュータ等を用いることができる。但し、
車載用の専用コンピュータとは、車両内に効率よく設置
でき、且つ車両内でも操作し易いように特別に設計され
たコンピュータのことである。この場合、受信設備とし
て、例えば、PCI規格,或いはPCMCIA規格に対
応したネットワークカードを用いればよい。
【0068】つまり、本実施例のCS受信装置1によれ
ば、ネットワークカードさえ用意すれば各種コンピュー
タを簡単に接続することができる。また、受信設備とし
て、10Base−T規格に対応したインタフェースを
有するハブ装置を接続し、このハブ装置を介して複数の
情報機器を同時接続できるように構成してもよい。
【0069】本実施例において、選局回路40,C/N
検出回路50,A/D変換器51がレベル検出手段、選
局回路40,復調回路47,エラー訂正回路48が復調
手段、S320,S330が追尾手段、S340,S3
50が判定手段、S370が再起動手段に相当し、ま
た、S320,S330が第1の手順、S340,S3
50,S370が第2の手順に相当する。 [第2実施例]次に第2実施例について説明する。
【0070】本実施例のCS受信装置1aは、第1実施
例のCS受信装置1とは、屋内装置9aの構成が一部異
なるだけであるため、同じ構成については同一符号を付
して説明を省略し、構成の相違する部分を中心に説明す
る。即ち、本実施例のCS受信装置1aの屋内装置9a
では、図6に示すように、TSデータ処理部25の代わ
りに、RS−422インタフェースを実現するドライバ
回路35a、及び受信用MCU37a,バックアップ用
バッテリ38,パワーマネージメント回路39を備える
と共に、コネクタ26の代わりにドライバ回路35aの
入出力端子と受信用MCU37aのシリアルデータ入出
力端子とからなる高速データポート26aを備えてい
る。なお、バックアップ用バッテリ38及びパワーマネ
ージメント回路39は、第1実施例のものと全く同様の
ものであり、また、受信用MCU37aは、TSデータ
に対する処理が省略され、高速データポート26aのシ
リアルデータ入出力端子を介して受信設備(情報機器)
からの入力データを取り込む点以外は、第1実施例と全
く同様に構成されている。即ち、本実施例において、受
信用MCU37aが実行する受信処理は、図3に示す受
信処理のS150にて、ドライバ回路35aからの出力
データが有効である旨を表す情報を、S170にて、同
じく出力データが無効である旨を表す情報を、シリアル
データ入出力端子を介して情報機器に対して出力する以
外は、全く同様に構成されている。
【0071】このように構成された本実施例のCS受信
装置1aでは、TSデータ処理部25の代わりに設けら
れたドライバ回路35a及び受信用MCU37a以外の
部分は、第1実施例と全く同様に動作し、制御チャネル
を用いて通信衛星の自動追尾を行い、制御情報中の衛星
識別情報を用いて目的の通信衛星であるか否かを判定
し、また、コンバータ7が、中間周波信号を伝送する伝
送ケーブルを介して屋内装置9から周波数の安定した基
準信号の供給を受け、PLL回路を用いて安定したロー
カル信号を生成するようにされているので、第1実施例
のCS受信装置1aと全く同様の効果を得ることができ
る。
【0072】なお、本実施例のCS受信装置1aでは、
受信設備として、例えば、第1実施例におけるTSデー
タ処理部25に相当する構成を備えたインタフェースカ
ードを用いれば、第1実施例のCS受信装置1と同様
に、ノート型パソコンや車載用専用コンピュータ等に簡
単に接続することができる。
【0073】即ち、図7に示すように、インタフェース
カード60は、高速データポート26aに接続可能なコ
ネクタ66を介してドライバ回路35aからのデータを
受信してTSデータに復号化するレシーバ回路61と、
レシーバ回路61にて復号化されたTSデータから、指
定された論理チャネルのパケットを抽出,分解し、論理
チャネル単位の受信データを組み立てるパケット抽出回
路62と、コネクタ67を介して接続される情報機器へ
の出力データを、所定規格(本実施例ではPCMCI
A)に適合するよう符号化してコネクタ67に供給する
と共に、情報機器からコネクタ67を介して入力され、
上記所定規格に適合した符号にて符号化された入力デー
タを復号化する符号化・復号化器64と、符号化・復号
化器64にて復号化された入力データに基づいて、本実
施例のCS受信装置1aが受信すべき情報チャネルを指
定する「CS受信要求」や「チャネル切替要求」「再サ
ーチ要求」等の指令を生成して、シリアルデータ処理部
65及びコネクタ66を介してCS受信装置1aに出力
したり、同じ入力データに基づいてパケット抽出回路6
2の論理チャネルを指定する信号を生成する制御用MC
U63とにより構成されている。
【0074】なお、符号化・復号化器64に適用される
規格は、PCMCIA規格に限らず、接続する情報機器
に適合する規格を適宜採用すればよい。 [第3実施例]次に第3実施例について説明する。
【0075】本実施例のCS受信装置1bは、第2実施
例のCS受信装置1aとは、屋内装置9bの構成が一部
異なるだけであるため、同じ構成については同一符号を
付して説明を省略し、構成の相違する部分を中心に説明
する。即ち、本実施例のCS受信装置1bの屋内装置9
bは、図8に示すように、CS受信装置1aから、更
に、ドライバ回路35aとスクランブラ接続用のコネク
タ24が省略されており、選局復調部23の出力が出力
端子26bに直接接続されている。また、選局復調部2
3では、A/D変換・エラー訂正回路33の代わりに、
A/D変換・復調回路33aが設けられており、復調さ
れただけのTSデータを、選局復調部23の出力として
出力端子26bに供給するように構成されている。
【0076】また、受信用MCU37aは、RS232
Cインタフェースに適合したコネクタ28を介して受信
設備(情報機器)と制御信号の入出力を行うようにされ
ている。このように構成された本実施例のCS受信装置
1bによれば、A/D変換・復調回路33a以外の部分
は、第2実施例と全く同様に動作し、制御チャネルを用
いて通信衛星の自動追尾を行い、制御情報中の衛星識別
情報を用いて目的の通信衛星であるか否かを判定し、ま
た、コンバータ7が、中間周波信号を伝送する伝送ケー
ブルを介して屋内装置9から周波数の安定した基準信号
の供給を受け、PLL回路を用いて安定したローカル信
号を生成するようにされているので、第1及び2実施例
のCS受信装置1,1aと全く同様の効果を得ることが
できる。
【0077】また、本実施例のCS受信装置1bを用い
た場合、受信設備(情報機器)の利用者は、情報チャネ
ルを介して情報提供を行う提供元との間で、情報チャネ
ルを用いて伝送するデータの符号化方式(誤り訂正符号
や符号化率)を、CS受信装置1bの機能に制限される
ことなく任意に設定することができ、情報チャネルの利
用を図る際に、より様々な方式を採用することができ
る。 [第4実施例]次に第4実施例について説明する。
【0078】本実施例のCS受信装置1cは、第1実施
例のCS受信装置1とは、屋内装置9cの構成が一部異
なるだけであるため、同じ構成については同一符号を付
して説明を省略し、構成の相違する部分を中心に説明す
る。即ち、本実施例のCS受信装置1cの屋内装置9c
は、図9に示すように、第1実施例のCS受信装置1か
ら、選局復調部23,スクランブラ接続用コネクタ2
4,TSデータ処理部25が省略されている。そして、
分岐回路22にて分岐された中間周波信号を増幅する増
幅器30が設けられ、その出力が出力端子26cに接続
されており、即ち、出力端子26bからは中間周波信号
を出力するように構成されている。
【0079】また、追尾制御用MCU52aは、RS2
32Cインタフェースに適合したコネクタ28aを介し
て受信設備(情報機器)と制御信号の入出力を行うよう
にされている。つまり、第1実施例のCS受信装置1か
ら省略された構成により行っていた処理は、全て受信設
備(情報機器)が受け持ち、従って、追尾制御用MCU
52aは、「コマンド」や「追尾ステータス」を、コネ
クタ28aを介して受信設備(情報機器)との間で送受
信するように構成されている。
【0080】このように構成された本実施例のCS受信
装置1cでは、省略された部分以外は第1実施例のCS
受信装置1と全く同様に動作し、制御チャネルを用いて
通信衛星の自動追尾を行い、制御情報中の衛星識別情報
を用いて目的の通信衛星であるか否かを判定し、また、
コンバータ7が、中間周波信号を伝送する伝送ケーブル
を介して屋内装置9から周波数の安定した基準信号の供
給を受け、PLL回路を用いて安定したローカル信号を
生成するようにされているので、第1実施例のCS受信
装置1と全く同様の効果を得ることができる。
【0081】また、本実施例のCS受信装置1cを用い
た場合、受信設備(情報機器)の利用者は、情報チャネ
ルを介して情報提供を行う提供元との間で、情報チャネ
ルを用いたデータ伝送の諸元(変調方式,誤り訂正方式
等)を、CS受信装置1cの機能に制限されることなく
任意に設定することができ、情報チャネルの利用を図る
際に、より一層柔軟に様々な方式を採用することができ
る。
【0082】以上、本発明のいくつかの実施例について
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な
態様にて実施することができる。例えば、上記第1〜第
3実施例では、受信用MCUと追尾制御用MCUとで別
々のMCUを備えているが、MCUの処理能力が高い場
合には、これらを一つのMCUにて実現してもよい。
【0083】また、上記実施例では、一つのダウンリン
クにメインキャリアが一つだけの場合を示したが、図5
(b)に示すように、複数のメインキャリアを備えてい
てもよい。また、上記実施例では、一つのメインキャリ
アに対して一つの情報チャネルが対応している場合を示
したが、一つのメインキャリアに対して複数の情報チャ
ネルが対応するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のCS受信装置の全体構成を表す
ブロック図である。
【図2】 コンバータの構成を表すブロック図である。
【図3】 受信処理の内容を表すフローチャートであ
る。
【図4】 自動追尾処理の内容を表すフローチャートで
ある。
【図5】 通信衛星が提供するダウンリンクの構成を表
す説明図である。
【図6】 第2実施例のCS受信装置の全体構成を表す
ブロック図である。
【図7】 第2実施例のCS受信装置用の受信設備の構
成を表すブロック図である。
【図8】 第3実施例のCS受信装置の全体構成を表す
ブロック図である。
【図9】 第4実施例のCS受信装置の全体構成を表す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,1a〜1c…CS受信装置 3…受信アンテナ
部 5…ステップモータ 7…コンバータ 9,9
a〜9c…屋内装置 10,12,19,30,43,45,49…増幅器
11,42…ミキサ 13,21…信号通過用フィルタ 14…PLL回路 15…電圧制御発振器 16,22,46…分岐回路
17…逓倍回路 18,44…バンドパスフィルタ 20…基準信号発
振器 23…選局復調部 24…スクランブラ接続用コネク
タ 25…TSデータ処理部 26,28,28a…コ
ネクタ 26a…高速データポート 26b,26c…出力端
子 27…追尾制御部 31…ダイレクト復調回路 33…A/D変換・エラ
ー訂正回路 33a…A/D変換・復調回路 34…選局制御回
路 35…パケット抽出回路 35a…ドライバ回路
36…符号化・復号化器 37,37a…受信用MCU 38…バックアッ
プ用バッテリ 39…パワーマネージメント回路 40…制御チャネ
ル選局回路 41…発振器 47…復調器 48…エラー訂正
回路 50…C/N検出回路 51,57…A/D変換器
53…ドライバ回路 54…ジャイロユニット 52,52a…追尾制御用
MCU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA21 BA11 DA04 DA07 5C064 DA05 DA08 DA09 5J021 AA01 CA06 DA02 DA04 DA05 DA07 EA04 FA17 FA20 FA21 FA23 FA25 FA26 FA32 FA33 HA03 HA07 JA07 5K072 AA26 BB04 BB13 BB14 BB22 BB26 DD02 DD05 DD11 FF12 GG02 GG06 GG13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信衛星を介してデータ伝送を行うCS
    通信システムにおいて、 前記通信衛星に搭載された各トランスポンダが提供する
    ダウンリンクが、 予め設定されたメインキャリアを用いたデータ伝送によ
    り、利用者間の通信情報を伝送する通信チャネルと、 前記メインキャリアとは異なるパイロットキャリアを用
    いたデータ伝送により、当該ダウンリンクの供給元であ
    る通信衛星を識別するための衛星識別情報を少なくとも
    含んだ制御情報を伝送する制御チャネルとからなること
    を特徴とするCS通信システム。
  2. 【請求項2】 前記制御チャネルは、前記通信チャネル
    の使用の有無に関わらず、前記制御情報の伝送を常時行
    っていることを特徴とする請求項1記載のCS通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のCS通信シ
    ステムにて使用され、移動体に搭載された受信アンテナ
    の向きを、前記通信衛星からの電波を良好に受信できる
    よう前記移動体の移動に応じて追尾させるCS追尾方法
    であって、 前記制御チャネルの伝送データの受信レベルを検出し、
    該受信レベルのピークを追尾対象として、該ピークにて
    前記通信衛星からの電波を受波するよう前記受信アンテ
    ナの向きを追尾させる第1の手順と、 前記制御チャネルの伝送データを復調して得られる前記
    衛星識別情報に基づいて、前記受信アンテナにて受波中
    の電波が、目的の通信衛星からのものであるか否かを判
    定し、該判定の結果、目的の通信衛星からの電波ではな
    い場合に、先に追尾対象とされた受信レベルのピークと
    は異なるピークを新たな追尾対象として前記第1の手順
    を繰り返す第2の手順と、 からなることを特徴とするCS追尾方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のCS通信シ
    ステムにて使用されるCS受信装置であって、 前記通信衛星からの電波を受波する受信アンテナと、 該受信アンテナの受信信号から前記制御チャネルの伝送
    データを抽出して、該伝送データの受信レベルを検出す
    るレベル検出手段と、 該レベル検出手段にて検出される受信レベルのピークを
    追尾対象として、該ピークにて前記通信衛星からの電波
    を受波するよう前記受信アンテナの向きを追尾させる追
    尾手段と、 前記制御チャネルの伝送データを復調する復調手段と、 該復調手段での復調により得られる前記衛星識別情報に
    基づいて、前記受信アンテナにて受波中の電波が目的の
    通信衛星からのものであるか否かを判定する判定手段
    と、 該判定手段により前記受波中の電波が目的の通信衛星か
    らのものではないと判定された場合に、先に追尾対象と
    された前記受信レベルのピークとは異なるピークを新た
    な追尾対象として、前記追尾手段を再起動する再起動手
    段と、 を備えることを特徴とするCS受信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信衛星からの電波を受波すること
    により前記受信アンテナから出力される高周波信号を、
    ローカル信号と混合してより周波数の低い中間周波信号
    に変換するローノイズコンバータを備え、 該ローノイズコンバータは、前記中間周波信号の伝送線
    を介して、該中間周波信号の供給先から周波数の安定し
    た基準信号の供給を受け、該基準信号に基づいて前記ロ
    ーカル信号を生成することを特徴とする請求項4記載の
    CS受信装置。
JP10562799A 1999-04-13 1999-04-13 Cs通信システム,cs追尾方法,cs受信装置 Pending JP2000299655A (ja)

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